JP2022541054A - ファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムおよびプラズマ処理方法 - Google Patents

ファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムおよびプラズマ処理方法 Download PDF

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Abstract

本発明に係るファラデーシールドを備えるプラズマ処理システムは、反応チャンバーと、誘電体窓と、ファラデーシールド部材と、ガス入口ノズルと、を含み、ファラデーシールド部材は誘電体窓の外側に配置され、ファラデーシールド部材の中央位置にはファラデーシールド部材および誘電体窓を貫通する貫通穴が設けられ、ガス入口ノズルは、中空の導電性接続部材を含み、導電性接続部材の内部チャンバーはそれぞれ、ガス入口ノズルのガス入口側およびガス出口側と連通し、導電性接続部材の外縁は、ファラデーシールド部材に導電接続され、ファラデーシールド部材の高周波電力は、導電性接続部材またはファラデーシールド部材自体を介して加えられる。したがって、本発明に係る静電シールド部材をシールド電源に接続して誘電体窓を洗浄する場合、導電性接続部材と静電シールド部材との導電接続位置の中央領域における電界強度と周囲の電界強度との差がわずかであるため、強力で効果的な電界を形成でき、該領域を徹底的に洗浄する目的を達成できる。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体エッチング技術分野に関し、特にファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムに関する。
現在、Pt、Ru、Ir、NiFeおよびAuなどの不揮発性材料は、主に誘導結合プラズマ(ICP)によってドライエッチングされている。ICPは通常、プラズマ処理チャンバーの外側に配置され、誘電体窓に隣接するコイルによって生成され、チャンバー内のプロセスガスが点火されてプラズマを形成する。不揮発性材料のドライエッチングプロセスにおいて、反応生成物の蒸気圧は低く、真空ポンプによって反応生成物をポンプして排出することは困難である。その結果、反応生成物は誘電体窓や他のプラズマ処理チャンバーの内壁に堆積する。粒子汚染が発生するだけでなく、プロセスは時間の経過とともにドリフトし、プロセスの再現性が低下する。
近年、第三世代メモリ、すなわち磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)の継続的な発展および集積度の向上に伴い、金属ゲート材料(MoやTaなど)およびhigh-kゲート誘電体材料(A1、HfO、ZrOなど)など新しい不揮発性材料のドライエッチングの需要が増え続けている。不揮発性材料のドライエッチングにおいて発生する側壁堆積および粒子汚染を解決するとともに、プラズマ処理チャンバーでの洗浄プロセスの効率を向上させることは非常に必要である。
ファラデーシールドデバイスは、高周波コイルと誘電体窓との間に配置され、高周波電界によって誘導されるイオンによるチャンバーの壁に対する侵食を低減できる。シールドパワーをファラデーシールドデバイスに結合させ、適切な洗浄プロセスを選択すれば、誘電体窓およびチャンバーの内壁を洗浄できるため、反応生成物が誘電体窓およびチャンバーの内壁に堆積されることによる粒子汚染、高周波数の不安定、プロセス窓のドリフトなどの問題を回避できる。ファラデーシールドデバイスには、プロセスガスを反応チャンバーに導入するガス入口ノズルが設けられている。しかしながら、従来技術のファラデーシールドデバイスでは、ガス入口ノズルの周りの誘電体窓に対する洗浄ができないため、局所的な粒子堆積をもたらしてしまう。粒子が脱落してウェーハの表面に落下すると、ウェーハの表面の均一性の低減および欠陥につながり、プラズマ処理システムのライフサイクルを低下させる。
中国特許公開第201610624362.7号には、ICPの誘電体窓を修復に用いられる通電する静電ファラデーシールドが開示されている。該文献によれば、ガス噴射器および接地スリーブを静電シールド部材の中央位置に設ける必要があるため、静電シールド部材の中央位置は導電リングの形状に設けるしかない。一方で、導電リングにおいて渦電流の形成を減らすため(渦電流の生成はウェーハのエッチング効果に影響を与える)には、導電リングの半径方向成分を基板半径の10%以下に制限する必要がある。つまり、静電シールド部材の導電リング内における部分の領域では電気を通すことができない。さらに、関連する部材(たとえば、接地スリーブ、ガス噴射器など)の設置スペース要件と適切なエッチング効果を保証するため、上記領域の直径を無制限に縮小できない。その結果、誘電体窓の通電洗浄中に、上記部分に強力かつ効果的な電界を形成することができず、誘電体窓の導電リングの投影する周囲領域における洗浄効果が悪いことを招いてしまい、上記領域において局所的な粒子堆積をもたらしてしまう。もし、粒子が脱落してウェーハの表面に落下すると、ウェーハの表面の均一性の低減および欠陥につながり、プラズマ処理システムのライフサイクルを低下させる。
一般的なファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムにおいて、エッチングおよび洗浄のプロセスは次のとおりである。まず、スタートし、続いて、基板を反応チャンバー内に配置し、続いて、ファラデーシールドデバイスのTCPコイルに通電し、バイアス電極に通電し、プラズマ処理を実行する。続いて、基板を取り出し、続いて、ファラデーシールドデバイスの静電シールド部材に通電し、バイアス電極に通電して誘電体窓を洗浄する。このようなプロセスに従って誘電体窓を洗浄すると、バイアス電極が非常に損傷されやすくなるとの直接結果を招いてしまう。バイアス電極の損傷原因は、操作手順の問題や電圧、高周波数、ヘリウム裏面冷却などのプロセスパラメータが不適切のことであるが、具体的な原因は1つずつ分析する必要がある。まず、プロセス手順からいえば、反応チャンバーの真空引きは、一般的にチャンバーの底部から行われ、反応チャンバーのポンプ構造がキャリアテーブルの周辺排気であることを考えると、理論的には、洗浄された生成物をキャリアテーブルの周辺からポンプして排出することができ、洗浄された生成物がバイアス電極に落下することはない。このため、エッチングが完了し、ウェーハを取り出した後、すぐに洗浄プロセスをスタートすることは、理論分析上、不適切なことはない。次に、電圧、高周波数、ヘリウム裏面冷却などのプロセスパラメータを1つずつ調べても、異常は見つかっていない。最後に、損傷したバイアス電極の表面について元素組成を分析した結果、バイアス電極の損傷した表面の元素組成が誘電体窓に堆積した元素の元素組成と同じであることを発見したため、バイアス電極の損傷原因は、洗浄する際、バイアス電極が基板で覆われておらず、洗浄過程において副生成物がバイアス電極の表面に落下し、最終的に修復不可能な損傷を引き起こしてしまったと推測された。
本発明は、従来技術における問題点に鑑みてなされ、ファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムを提供する。
本発明の主なる第1の目的は、次のとおりである。静電シールド部材の導電リングの内輪において、特定の構造形態のガス入口ノズル(順番に連通される導電性接続部材および絶縁ノズルを含む)を同軸に設けることにより、ガス入口ノズルが外部ガス源を反応チャンバーに導入する固有機能を維持し、さらに、ガス入口ノズルの中空導電性接続部材を静電シールド部材に導電接続させ、導電性接続部材と静電シールド部材との導電接続される位置での内径をできる限り小さくする(たとえば、反応チャンバーのガス入力要件のみを考慮してよい)ことにより、静電シールド部材が導電性接続部材を介してシールド電源に接続されて誘電体窓を洗浄する際、導電性接続部材と静電シールド部材との導電接続される位置の中央領域の電界強度と、周囲の電界強度との差がわずかに異なるかまたは同じであるようにして、強力かつ効果的な電界を形成し、上記領域を徹底的に洗浄する。
本発明の第2の目的は、次のとおりである。導電性接続部材、絶縁ノズルの連通位置に抗イオン化部材を配置して、導電性接続部材、絶縁ノズルの連通位置の近くの領域、特に絶縁ノズルの内部において、通電する際に、電位の変化によりガスイオン化が発生し、ガス入口ノズルの構造が損傷する問題を解決する。
本発明の第3の目的は次のとおりである。静電シールド部材の導電閉鎖位置と高周波コイルの内径との間の隙間を調整することにより、高周波コイルが高周波電力に接続される場合、静電シールド部材の導電接続位置に対応する導電性接続部材内において発生する渦電流が十分小さいことを確保して、高周波コイルへの影響を低減し、エッチング効果を保証する。
上記目的を達成するための本発明に係るファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムは、反応チャンバーと、誘電体窓と、ファラデーシールド部材と、ガス入口ノズルと、を含み、
前記ファラデーシールド部材は前記誘電体窓の外側に配置され、前記ファラデーシールド部材の中央位置には前記ファラデーシールド部材および前記誘電体窓を貫通する貫通穴が設けられ、
前記ガス入口ノズルのガス入口側は前記貫通孔を通り抜けてガス源と連通し、前記ガス入口ノズルのガス出口側は前記貫通孔を通り抜けて前記反応チャンバーと連通し、
前記ガス入口ノズルは、導電性材料で作られた中空の導電性接続部材を含み、
前記導電性接続部材の内部チャンバーはそれぞれ、前記ガス入口ノズルのガス入口側およびガス出口側と連通し、前記導電性接続部材は、前記ファラデーシールド部材に導電接続され、
前記ファラデーシールド部材の高周波電力は、前記導電性接続部材を介して加えられる。
さらに、前記ガス入口ノズルのガス入口側には、ガス入口コネクタおよび絶縁ガス入口ダクトが設けられ、前記ガス入口ノズルのガス出口側には絶縁ノズルが配置され、
前記絶縁ガス入口ダクトのガス入口端には前記ガス入口コネクタが取り付けられ、前記絶縁ガス入口ダクトのガス出口端は、前記導電性接続部材のガス入口端に固定され、
前記絶縁ノズルのガス入口端は、前記導電性接続部材のガス出口端に固定されている。
さらに、前記導電性接続部材は、高周波導電性ガス入口管であり、
前記高周波導電性ガス入口管は、一端にはガス入口孔が設けられ、前記絶縁ガス入口ダクトを介して前記ガス入口コネクタと連通し、他端には外側フランジaが設けられ、
前記絶縁ノズルは、前記反応チャンバーと連通できるように、一端は円周方向に複数のガス噴出孔が均等に設けられ、他端には外側フランジbが設けられ、
前記外側フランジaと前記外側フランジbは、フランジジョイントによるねじ山付き締結部材によって接続および固定され、前記外側フランジaの外縁は、前記ファラデーシールド部材に導電接続されている、または、前記ファラデーシールド部材と一体的に形成され、
前記絶縁ノズルの外壁は、前記誘電体窓の貫通孔の孔壁に合わせて密封接続されている。
さらに、前記導電性接続部材は、フランジ部品であり、
前記絶縁ノズルは、前記反応チャンバーと連通できるように、一端は円周方向に複数のガス噴出孔が均等に設けられ、他端には外側フランジbが設けられ、
前記絶縁ガス入口ダクトのガス出口端には外側フランジcが設けられ、
前記ガス入口ノズルのフランジ構造は、前記外側フランジcと前記外側フランジbとの間に配置され、さらに、フランジジョイントによるねじ山付き締結部材によって接続および固定され、前記導電性接続部材のフランジ構造の外縁は、前記ファラデーシールド部材に導電接続されている、または、前記ファラデーシールド部材と一体的に形成され、
前記絶縁ノズルの外壁は、前記誘電体窓の貫通孔の孔壁に合わせて密封接続されている。
さらに、前記導電性接続部材と前記絶縁ノズルとの接続位置において、ガスのイオン化を防止する抗イオン化部材が配置されている。
さらに、前記抗イオン化部材は、絶縁多孔質チューブであり、多孔質チューブ本体および前記多孔質チューブ本体を貫通して配置された複数の分流ガス伝導流路を含み、
前記多孔質チューブ本体の外壁は、前記ガス入口ノズルの内壁に接続され、または、前記絶縁ノズルと一体的に設置され、前記多孔質チューブ本体の2つの端部は、それぞれガス入口端とガス出口端であり、前記導電性接続部材と前記絶縁ノズルとの接続位置の両側にそれぞれ配置され、前記多孔質チューブ体のガス入口端は、前記ガス入口ノズルのガス入口側の近くに配置され、前記多孔質チューブ本体のガス出口端は、前記絶縁ノズルのガス噴出孔の近くに配置され、
前記ガス入口ノズルのガス入口側から流れ込むガスは、前記分流ガス伝導流路によって分流された後、前記絶縁ノズルのガス噴出孔を通って、前記反応チャンバーに流れ込む。
さらに、前記導電性接続部材が高周波導電性ガス入口管である場合、前記高周波導電性ガス入口管の内径は、前記絶縁ノズルの内径より小さく、
前記絶縁多孔質チューブは、T字状に配置され、外径が比較的小さい管部aと外径が比較的大きい管部bとを含み、
前記管部aの外壁は、前記高周波伝導性ガス入口管の外壁に適合でき、前記管部aの軸方向の長さは2mm以上であり、前記管部bの外壁は、絶縁ノズルの内壁に適合できる。
さらに、複数の前記分流ガス伝導流路のガス出口はすべて前記多孔質チューブ本体の下面に設けられ、
前記多孔質チューブ本体の下面には、底部溝が設けられ、
前記絶縁ノズルのガス噴出孔は、側壁にあり、
前記多孔質チューブ本体の側壁には、側壁溝が設けられ、
前記側壁溝は、前記底部溝および前記ガス噴出孔と連通し、
複数の前記分流ガス伝導流路のガス出口から流れ出されるガスは、前記底部溝と前記絶縁ノズル底部との間の隙間および前記側壁溝と前記絶縁ノズル内側側壁との間の隙間をそれぞれ通って、前記絶縁ノズルのガス噴出孔に入る。
さらに、複数の前記分流ガス伝導流路のガス出口は、いずれも前記多孔質チューブ本体の側壁に設けられ、
前記絶縁ノズルのガス噴出孔は、前記絶縁ノズルの側壁にあり、
前記多孔質チューブ本体の側壁には、側壁溝が設けられ、
複数の前記分流ガス伝導流路のガス出口は、前記側壁溝と絶縁ノズルハウジングの内側壁との間の隙間を通って、前記絶縁ノズルのガス噴出孔と連通する。
さらに、励起高周波数電源、シールド電源、励起整合ネットワークおよびシールドマッチングネットワークをさらに含み、
前記励起高周波数電源は、前記励起整合ネットワークによって調整され、高周波数コイルに電力を供給し、
前記シールド電源は、前記シールドマッチングネットワークおよび前記導電性接続部材によって前記ファラデーシールド部材に電力を供給する
さらに、高周波数電源、高周波数整合装置およびスイッチングスイッチをさらに含み、
高周波数コイルおよび前記導電性接続部材は、前記高周波数整合装置に並列に接続され、
前記高周波数整合装置と前記高周波数コイルとの間にはコンデンサおよび/またはインダクタが配置され、および/または、前記高周波数整合装置と前記導電性接続部材との間にはインダクタおよび/またはコンデンサが配置され、
前記コンデンサおよび/またはインダクタは、前記高周波数電源が前記高周波数コイルに加えられたときのインピーダンスと前記高周波数電源が前記導電性接続部材に加えられたときのインピーダンスとの間の差を減らし、前記高周波数整合装置の需要調整範囲を小さくし、
前記スイッチングスイッチは、前記高周波数整合装置および前記高周波数コイルが導通されたときに、前記高周波数整合装置および前記導電性接続部材の遮断を制御し、並びに、前記高周波数整合装置および前記導電性接続部材が導通されたときに、前記高周波数整合装置および前記高周波数コイルの遮断を制御する。
さらに、前記ファラデーシールド部材の外側には高周波コイルが設けられ、
前記ファラデーシールド部材の導電閉鎖位置と前記高周波コイルの内径との間の空間隙間は5mm以上である。
上記他の目的を達成するための本発明に係るファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムにおけるプラズマ処理方法は、以下のステップを含む。
プラズマ処理プロセスにおいて、
ウェーハを反応チャンバーに配置し、プラズマ処理プロセスガスを反応チャンバーに導入することと、
オンされた励起高周波数電源を励起整合ネットワークによって調整されてから高周波数コイルに電力供給することと、
誘導結合を介して反応チャンバーにおいてプラズマを生成し、プラズマ処理プロセスを実行することと、
プラズマ処理終了後、励起高周波数電源からの高周波電力の入力を停止することと、
洗浄プロセスにおいて、
基板を反応チャンバーに配置し、洗浄プロセスガスを反応チャンバーに導入することと、
オンされたシールド電源をシールドマッチングネットワークによって調整されてから導電性接続部材を介してファラデーシールド部材に電力供給し、高周波電力をファラデーシールド部材に結合して、反応チャンバーおよび誘電体窓を洗浄することと、
洗浄プロセスが完了すると、シールド電源からの高周波電力の入力を停止することと、
のステップを含む。
上記更なる他の目的を達成するための本発明に係るファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムにおけるプラズマ処理方法は、
プラズマ処理プロセスにおいて、
ウェーハを反応チャンバーに配置し、プラズマ処理プロセスガスを反応チャンバーに導入することと、
スイッチングスイッチを使用して、高周波数整合装置によって高周波数電源を調整して、高周波数コイルに電力供給することと、
誘導結合を介して反応チャンバーにおいてプラズマを生成し、プラズマ処理プロセスを実行することと、
プラズマ処理終了後、高周波数電源からの高周波電力の入力を停止することと、
洗浄プロセスにおいて、
基板を反応チャンバーに配置し、洗浄プロセスガスを反応チャンバーに導入することと、
スイッチングスイッチを使用して、高周波数整合装置によって高周波数電源を調整して、導電性接続部材を介してファラデーシールド部材に電力供給することと、
高周波電力をファラデーシールド部材に結合して、反応チャンバーおよび誘電体窓を洗浄することと、
洗浄プロセスが完了すると、高周波数電源からの高周波電力の入力を停止することと、
のステップを含む。
上述の技術的解決手段によれば、先行技術と比較して、本発明は以下の有益な効果を奏する。
1.本発明に係るガス入口ノズルは、導電性材料で作られた中空の導電性接続部材を含み、導電性接続部材の内部チャンバーはそれぞれ、ガス入口ノズルのガス入口側およびガス出口側と連通し、導電性接続部材は、ファラデーシールド部材に導電接続され、ファラデーシールド部材の高周波電力は、導電性接続部材を介して加えられる。したがって、本発明によれば、中空導電性接続部材を設けることにより、導電性接続部材と静電シールド部材との導電接続される位置での内径をできる限り小さくする(たとえば、反応チャンバーのガス入力要件のみを考慮してよい)ことにより、静電シールド部材が導電性接続部材を介してシールド電源に接続されて誘電体窓を洗浄する際、導電性接続部材と静電シールド部材との導電接続される位置の中央領域の電界強度と、周囲の電界強度との差がわずかに異なるかまたは同じであるようにして、該領域を徹底的に洗浄できる。
2.本発明に係るガス入口ノズルは、ガス出口側に配置された絶縁ノズルと、絶縁ノズルのガス入口端に接続された導電性接続部材とを含む。このため、導電性接続部材、絶縁ノズルの連通位置の近くの領域において、通電する際に、電位の変化によりガスイオン化が発生しやすく、ガス入口ノズルの構造が損傷する。したがって、本発明では、導電性接続部材、絶縁ノズルの連通位置に抗イオン化部材を配置することにより当該問題を解決できる。
3.本発明に係る抗イオン化部材では、複数の分流ガス伝導流路によってプロセスガスを分流することは、単一の直通流路の場合に比べて、複数の分流ガス伝導流路は、ガス入口ノズルに入るガス流を、より小さな面積を有する複数の単位流通空間に分けるため、ガス入口ノズル内おいて、電子が完全に移動するのに十分なスペースが形成されてプラズマが発火することを防げる。さらに、抗イオン化部材は、高周波数導電性ガス入口管内に延在し、高周波数導電性ガス入口管のガス出口端とプロセスガスを絶縁および隔離するため、高周波数導電性ガス入口管が散乱した自由電子に直接接触するのを防ぎ、プラズマの発火を回避できる。
4.本発明に係るファラデーシールド部材および高周波数コイルは、同じ高周波数電源を使用して高周波数電力の入力を実現し、スイッチを使用して、高周波数コイルとファラデーシールド部材との間の高周波数電力との接続を切り替える。高周波数電源が高周波数整合装置によって高周波数コイルに接続される場合、高周波数電力が高周波数コイルに結合されて、プラズマ処理プロセスを実行する。また、高周波電源が高周波数整合装置によってファラデーシールド部材に接続される場合、高周波数電力がファラデーシールド部材に結合されて、誘電体窓およびプラズマ処理チャンバーの内壁の洗浄プロセスを実行する。設備の構造が簡素化され、製造コストが削減される。
5.本発明によれば、ファラデー高周波数電力は、コンデンサ機構を介して、中央ファラデーシールド層から周辺ファラデーシールド層に伝達される。さらに、中央ファラデーシールド層の電圧は周辺ファラデーシールド層の電圧よりも大きいため、反応チャンバーでは、中央ファラデーシールド層の真下の領域の洗浄高周波数電力は、周辺ファラデーシールド層の真下の領域の洗浄高周波数電力よりも大きく、ファラデー高周波数電力についての分布が最適化され、ファラデーシールド部材による反応チャンバーの中央領域の洗浄速度が向上され、ファラデーシールド部材による反応チャンバーの中央領域の洗浄効果が最適化される。
6.本発明において、洗浄中、基板がバイアス電極上に配置されるため、洗浄プロセスにおいて、洗浄による副生成物がバイアス電極の表面に落下し、最終的にバイアス電極に損傷を与えることを回避できる。
本発明の第1実施形態に係るファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムの構造を示す図である。 図1のファラデーシールド部材の平面図である。 主にガス入口ノズル、ファラデーシールド部材および誘電体窓を含む本発明に係るプラズマ処理システムの上部構造を示す図である。 本発明に係るガス入口ノズルの構造を示す図である。 本発明に係るガス入口ノズルの他の構造を示す図である。 図5における抗イオン化部材の構造を示す図である。 本発明に係るガス入口ノズルの更なる他の構造を示す図である。 図7における抗イオン化部材の構造を示す図である。 本発明に係るガス入口ノズルの更なる他の構造を示す図である。 本発明に係るプラズマ処理システムの高周波電源および高周波数整合装置の実施形態を示す図である。 本発明に係るプラズマ処理方法のフローチャートである。 E-rの変化グラフである。 rが比較的大きい場合の電界を示す図である。 図13aに対応する等価電界を示す図である。 rが比較的小さい場合の電界を示す図である。 図14aに対応する等価電界を示す図である。 高周波数整合装置がコイルに接続されている際(高周波数整合装置と高周波数コイルとの間にコンデンサがない)の負荷抵抗の分布図である。 高周波数整合装置がファラデーシールド部材に接続されている際(高周波数整合装置と高周波数コイルとの間にコンデンサがない)の負荷抵抗の分布図である。 高周波数整合装置と高周波数コイルとの間においてコンデンサを追加し、高周波数整合装置を高周波数コイルに接続するように調整する場合の負荷抵抗の分布図である。
以下、本発明の実施形態に係る図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る技術的解決手段について明確かつ完全に説明する。当然でありながら、以下に記載される実施形態は、本発明の一部の実施形態にすぎず、すべての実施形態ではない。少なくとも1つの例示的な実施形態に対する以下の説明は、単なる例示的なものであり、本発明およびその適用または使用に対してなんら制限を与えるものではない。本発明の実施形態に基づいて、いわゆる当業者が創造的な労力なしに得られる他のすべての実施形態は、いずれも本発明の保護範囲に含まれる。特に明記しない限り、以下の実施形態に記載されている構成要素およびステップの相対的な配置、表現および数値は、本発明の範囲を限定するものではない。また、説明を容易にするために、図面に示されている様々な部品の寸法は、実際の縮尺関係にしたがって描かれていないことを理解されたい。関連技術の通常の技術者の既知の技術、方法および装置については、詳細に説明されていないが、適切な場合、これらの技術、方法および装置は、本明細書の一部とみなされるべきである。以下に示され、説明されるすべての例において、任意の特定の値は、例示にすぎず、限定ではないと解釈されるべきである。このため、例示的な実施形態における他の例は、異なる値を有し得る。
本明細書においては、説明を容易にするために、「上」、「上方」、「上表面」、「上面」などのような空間的に相対的な用語を使用して、図において1つのデバイスまたは特徴と他のデバイスまたは特徴との空間位置関係を表している。空間的に相対的な用語は、図に示されているデバイスの方向以外における使用または操作での異なる方向も意図していることに理解されたい。たとえば、図におけるデバイスを上下逆にすれば、「他のデバイスまたは構造の上方」または「他のデバイスまたは構造の上」と記載されているデバイスは、「他のデバイスまたは構造の下方」または「他のデバイスまたは構造の下」として配置される。このため、「上方」という用語は、「上方」および「下方」の両方の向きを含む場合がある。なお、該デバイスは、他の異なる方法によりその位置が定められてもよい(90度回転または他の方向に位置される)。
図1~図10に示されるように、本発明に係るファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムは、反応チャンバー301と、反応チャンバー301の一端に配置される誘電体窓302と、ファラデーシールド部材101と、高周波コイル102と、ガス入口ノズルと、を含む。ファラデーシールド部材101は、誘電体窓302の内壁の外側に配置されている。具体的には、ファラデーシールド部材101は、誘電体窓302の外壁に配置されてもよく、または誘電体窓302がファラデーシールド部材101の外側を覆っていてもよい。ファラデーシールド部材101は、誘電体窓302と一緒に共焼結されてもよい。ガス入口ノズルから噴出されるガスは、誘電体窓302およびファラデーシールド部材101を通過して、反応チャンバー301に導入される。
図2に示されるように、本発明に係るファラデーシールド部材101は、複数の同じ形状の扇形の花弁形状部材101-1を含む。各々の花弁形状部材101-1は、互いに離隔され、垂直軸を中心に回転対称に分布されている。隣接する2つの花弁形状部材101-1の間の隙間は、形状およびサイズが同じである。ファラデーシールド部材101の中央位置には貫通孔が設けられ、導電リング101-2が形成されている。各花弁形状部材101-1と導電リング101-2との接続位置は、ファラデーシールド部材101の導電閉鎖位置である。導電性接続部材202は、貫通孔を通過し、貫通孔の内輪は、導電性接続部材202と導電接続されている。具体的には、貫通孔の内輪と導電性接続部材202の接続方法は、好ましくは一体的に形成されるが、別々に機械加工してからねじで一緒に締めされてもよい。
誘電体窓302の導電リング101-2に対応する位置には、内壁面および外壁面を貫通する貫通孔が設けられている。ファラデーシールド部材101が誘電体窓302の外壁に配置されている場合、ファラデーシールド部材101の導電リング101-2は、貫通孔の外側に配置され、中央位置においてファラデーシールド部材101および誘電体窓302を貫通する貫通孔は、導電リング101-2および貫通孔を含む。一方で、誘電体窓302がファラデーシールド部材101の外側を覆っている場合、導電リング101-2は、ファラデーシールド部材101に対応する位置にある誘電体窓302の貫通孔の一部である。
ガス入口ノズルのガス入口側は貫通孔を通り抜けてガス源60と連通し、ガス出口側は貫通孔を通り抜けて反応チャンバー301と連通するため、反応チャンバー310にガス源60のガスを導入できる。ガス入口ノズルは、導電性材料で作られた中空の導電性接続部材202を含む。導電性接続部材202の内部チャンバーは、ガス入口ノズルのガス入口側およびガス出口側と連通している。導電性接続部材202は、ファラデーシールド部材101に導電接続され、言い換えれば、ファラデーシールド部材101の半径方向の内側端部は、導電性接続部材によってガス入口ノズルの周囲に導電接続されている。ファラデーシールド部材101の高周波電力は、導電性接続部材202を介して加えられる。すなわち、ガス入口ノズルの導電性接続部材は、単一の電気リード線によってファラデーシールド部材101に結合される。また、ファラデーシールド部材101自体を介して直接高周波電力を加えてもよい。この場合、リード線は、ファラデーシールド部材101上に配置されている。
静電シールド部材に導電接続されている位置における導電性接続部材202の内径rと電界強度との関係は、次の式
Figure 2022541054000002
をみたす。ここで、kは定数であり、qは電荷量であり、rは電荷までの距離である。図12に示されるように、rが増加すると、電荷によって形成される電界強度は徐々に減少することがわかる(電荷によって形成される電界強度はrに反比例する)。
以上のことから、図13aおよび図13bに示されるように、導電性接続部材202の内径rが比較的大きい場合、ファラデー層によって形成される等価電界強度は、ガス入口の中央位置で大幅に低減する。これは、この領域を洗浄できないか、わずかに洗浄されることを表している。一方、図14aおよび図14bに示されるように、導電性接続部材202の内径rが小さければ小さいほど、等価電界強度は中心に向かって圧縮され、ガス入口の中央領域の電界強度は、周囲の電界強度とわずかに異なるか同じである。これは、この領域が完全に洗浄されていることを表している。したがって、本発明では、導電性接続部材202と静電シールド部材との導電接続位置における内径をできる限り小さくすることにより(たとえば、反応チャンバー301のガス入力要件のみ考慮できる)、導電性接続部材202によって静電シールド部材をシールド電源105に接続させて誘電体窓302を洗浄する際、導電性接続部材202と静電シールド部材の導電リング101-2の内輪とが導電接続される位置における中央領域の電界強度が、周囲の電界強度とわずかに異なるか同じにすることで、この領域を徹底的に洗浄するとの目的を達成させる。
導電性接続部材202の導電性材料は、Al、Cu、ステンレス鋼のメッキまたは高周波数伝導に用いられることが可能な他の導電性材料であってもよい。
ガス源60は、ガス入口ダクトによって導電性接続部材202に接続されている。電気伝導を避けるため、導電性接続部材202は、ガス入口ダクトに絶縁接続されている。具体的には、絶縁材料で作られたガス入口ダクトを使用でき、または、導電性接続部材202と金属のガス入口ダクトと接続される部分を、絶縁管によって隔離してもよい。導電性接続部材202がガスによって腐食されるのを防ぐために、導電性接続部材202の内壁は、耐食性コーティングでめっきされるか、またはセラミックなどの他の耐食性材料で作られた内管を入れ込む。
プロセスガスが導電性接続部材202の内部でイオン化されてプラズマ103を形成し、プラズマ103の点火を引き起こし、導電性接続部材202の内面に損傷を引き起こして粒子を生成することを回避するために、本実施形態では、導電性接続部材202のガス出口ポートを誘電体窓302の内壁の外側に配置する。導電性接続部材202のガス出口ポートと誘電体窓302の内壁との間の距離を調整することにより、誘電体窓302の導電性接続部材202の投影領域における洗浄速度を調整する。導電性接続部材202のガス出口ポートが誘電体窓302の内壁に近ければ近いほど、導電性接続部材202の投影領域における誘電体窓302に対する洗浄効果がより良い。
ガス入口ノズルのガス入口側には、ガス入口コネクタ201および絶縁ガス入口ダクト204が設けられている。ガス入口コネクタ201および絶縁ガス入口ダクト204は、貫通孔の外側に配置されている。ガス入口ノズルのガス出口側には、絶縁ノズルが配置されている。絶縁ガス入口ダクト204のガス入口端には、ガス入口コネクタ201が取り付けられ、ガス出口端は、導電性接続部材202のガス入口端に固定されている。絶縁ノズルのガス入口端は、導電性接続部材202のガス出口端に固定されている。導電性接続部材202は高周波数に接続され、ガス入口コネクタ201は接地されている。絶縁ガス入口ダクト204を追加する目的は、導電性接続部材202とガス入口コネクタ201との間の発火を排除するためである。絶縁ガス入口ダクト204の材料は、好ましくは、セラミック、SP-1、PEI、PTFEまたは他のクリーン絶縁材料であってよく、粒子の生成を回避しながら、着火防止の役割を果たす。
導電性接続部材202は、高周波導電性ガス入口管であり、その材料は、アルミニウム、銅、タングステン、モリブデンまたは銀のうちの1つまたは複数の合金である。高周波導電性ガス入口管の内壁には、耐食層が配置されている。耐食層は、硬質陽極酸化処理層、コーティングされた耐食性コーティング層または嵌め込まれた耐食性材料のスリーブである。図3、図5および図7に示されるように、高周波導電性ガス入口管は、一端にはガス入口孔が設けられ、絶縁ガス入口ダクト204を介してガス入口コネクタ201と連通している。吸気方法は、バイアス吸気(図3、5、7を参照)または同軸吸気(図9を参照)であってよく、他端には外側フランジaが設けられている。絶縁ノズルは、反応チャンバー301と連通できるように、一端は円周方向に複数のガス噴出孔が均等に設けられ、各ガス噴流孔の軸がガス入口ノズルのガス吸入方向に対して傾斜しており、他端には外側フランジbが設けられている。外側フランジaと外側フランジbは、フランジジョイントによるねじ山付き締結部材によって接続および固定されている。外側フランジaの外縁は、ファラデーシールド部材101に導電接続されている、または、ファラデーシールド部材101と一体的に形成されている。絶縁ノズルの外壁は、誘電体窓302の貫通孔の孔壁に合わせて密封接続されている。
導電性接続部材202は、フランジ部品である。図9に示すように、絶縁ノズルは、導電性接続部材202が高周波導電性ガス入口管である場合と同様の構造を有し、一端は円周方向に複数のガス噴出孔が均等に設けられ、反応チャンバー301と連通し、他端には外側フランジbが設けられている。しかしながら、絶縁ガス入口ダクト204の構造が少し異なり、絶縁ガス入口ダクト204のガス出口端には外側フランジcが設けられている。ガス入口ノズルのフランジ構造は、外側フランジcと外側フランジbとの間に配置され、さらに、フランジジョイントによるねじ山付き締結部材によって接続および固定されている。導電性接続部材202のフランジ構造の外縁は、ファラデーシールド部材101に導電接続されている、または、ファラデーシールド部材101と一体的に形成されている。絶縁ノズルの外壁は、誘電体窓302の貫通孔の孔壁に密封接続されている。
反応チャンバー301の洗浄プロセスにおいて、ファラデーシールド部材101の高周波電力は、導電性接続部材202を介してファラデーシールド部材101に加えられる。ガスの導電空間における等電位(導電性接続部材202)は、絶縁ノズルに入った後に電位変化するため、電位は非等電位になる。この領域でプラズマ103の発生を回避するために、本発明では、導電性接続部材202と絶縁ノズルとの接続位置において、ガスのイオン化を防止するための抗イオン化部材を配置する。抗イオン化部材は、導電性接続部材202と絶縁ノズルとの接続位置における空間を圧縮することにより、導電性接続部材202と絶縁ノズルとの接続位置において電子が完全に移動するのに十分な空間を形成し、プラズマ103の発火を防止している。
具体的には、抗イオン化部材は、絶縁多孔質チューブ205であり、セラミックまたはプラスチック(SP-1、PEI、PTFEまたは他のクリーン絶縁材料)で作られ、多孔質チューブ本体205-1および多孔質チューブ本体205-1を貫通して配置された複数の分流ガス伝導流路205-2を含み、各分流ガス伝導流路205-2の断面積は0.05mm~5mmである。多孔質チューブ本体205-1の外壁は、ガス入口ノズルの内壁に接続されている。多孔質チューブ本体205-1の2つの端部は、それぞれガス入口端とガス出口端であり、導電性接続部材202と絶縁ノズルとの接続位置の両側にそれぞれ配置されている。多孔質チューブ体205-1のガス入口端は、ガス入口ノズルのガス入口側の近くに配置され、多孔質チューブ本体205-1のガス出口端は、絶縁ノズルのガス噴出孔の近くに配置されている。ガス入口ノズルのガス入口側から流れ込むガスは、分流ガス伝導流路205-2によって分流された後、絶縁ノズルのガス噴出孔を通って、反応チャンバー301に流れ込む。複数の分流ガス伝導流路205-2によってプロセスガスを分流することは、単一の直通流路の場合に比べて、複数の分流ガス伝導流路205-2は、ガス入口ノズルに入るガス流を、より小さな面積を有する複数の単位流通空間に分けるため、ガス入口ノズル内おいて、電子が完全に移動するのに十分なスペースが形成されてプラズマが発火することを防げる。多孔質チューブ本体205-1のガス入口端が、導電性接続部材202と絶縁ノズルとの接続位置から伸び出す長さは、2mm以上である。
さらに、導電性接続部材202が高周波導電性ガス入口管である場合、高周波導電性ガス入口管の内径は、絶縁ノズルの内径より小さい。絶縁多孔質チューブ205は、T字状に配置され、外径が比較的小さい管部aと外径が比較的大きい管部bとを含む。管部aの外壁は、高周波伝導性ガス入口管の外壁に適合でき、管部aの軸方向の長さは2mm以上である。管部bの外壁は、絶縁ノズルの内壁に適合できる。
抗イオン化部材は、絶縁ノズルと一体的に製造できる。たとえば、図3に示される絶縁ノズルは堅実な構造を有し、絶縁ノズルには複数の分流ガス伝導流路205-2が設けられ、高周波導電性ガス入口管のガス出口および反応チャンバー301と連通する。しかしながら、このような実施形態において、絶縁ノズルは誘電体窓302と固定接続され、複数の分流ガス伝導流路205-2が詰まって故障した後、修理が不便である。
抗イオン化部材は、絶縁ノズルとは別に配置されることもできる。図5、図7および図9に示すように、絶縁ノズルは円筒形のハウジング構造である。抗イオン化部材は、絶縁ノズルに密閉された状態で取り付けられている。抗イオン化部材は、異なる構造形態を有し得、たとえば、図6に示されるように、複数の分流ガス伝導流路205-2のガス出口はすべて多孔質チューブ本体205-1の下面に設けられている。多孔質チューブ本体205-1の下面には、底部溝205-5が設けられている。絶縁ノズルのガス噴出孔は、側壁にある。多孔質チューブ本体205-1の側壁には、側壁溝205-6が設けられている。側壁溝205-6は、底部溝205-5およびガス噴出孔と連通している。複数の分流ガス伝導流路205-2のガス出口から流れ出されるガスは、底部溝205-5と絶縁ノズル底部との間の隙間および側壁溝205-6と絶縁ノズル内側側壁との間の隙間をそれぞれ通って、絶縁ノズルのガス噴出孔に入る。あるいは、図8に示されるように、複数の分流ガス伝導流路205-2のガス出口は、いずれも多孔質チューブ本体205-1の側壁に設けられ、絶縁ノズルのガス噴出孔は、絶縁ノズルの側壁にあり、多孔質チューブ本体205-1の側壁には、側壁溝205-6が設けられ、複数の分流ガス伝導流路205-2のガス出口は、側壁溝205-6と絶縁ノズルハウジングの内側壁との間の隙間を通って、絶縁ノズルのガス噴出孔と連通する。
図9に示されるように、導電性接続部材202がフランジ構造を有する場合、ノズル内のガスのイオン化および点火を回避するためには、一方では、絶縁ノズル内に抗イオン化部材を組み立てる必要があり、他方では、さらに、絶縁ガス入口ダクトの中央位置にキャピラリー206を均等に配置する必要がある。絶縁ガス入口ダクトには、同軸ガス吸気方式が選択され、すなわち、絶縁ガス入口ダクトの上端にはガス入口コネクタ201が配置されている。キャピラリー206の上端は、ガス入口コネクタ201のガス出口と連通している。キャピラリー206の下端は、延伸可能で、導電性接続部材202と隣接する。絶縁ガス入口ダクトの長さは、5mm以上である。キャピラリー206の構造の設計によれば、絶縁ガス入口ダクトの中央のガス吸入スペースを圧縮することにより、高周波数が導電性接続部材202とガス入口コネクタ201との間において、電子が完全に移動する十分なスペースが形成されて発火を引き起こす可能性を排除する。
反応チャンバー310内ではなく、導電性接続部材202の底部と絶縁ノズルとの間で発火が起こり、ガス入口ノズルの構造に損傷を与え、大量の粒子汚染を発生させ、さらにはウェーハに損傷を与えることを回避するために、導電性接続部材202の底部と絶縁ノズルとの間に抗イオン化部材を配置することにより、余分な空間を充填する必要がある。抗イオン化部材は、セラミックまたはプラスチック(SPT、PEI、PTFEまたは他のクリーン絶縁材料)で作られている。図4、図6に示されるように、抗イオン化部材の上端は、絶縁ガス入口ダクトまで延びて連通できる。抗イオン化部材の縁には、均一に分布された狭いガスチャネルが設けられている。狭いガスチャネルの断面積は0.05mm~5mmである。導電性接続部材202の底部とその下方において、ガスが非等電位であるためので、該構造設計では、導電性接続部材202の底部の空間を圧縮することにより、高周波数が導電性接続部材202の底部において、電子が完全に移動するのに十分な空間が形成されて発火を引き起こす可能性を排除する。
本発明では、高周波数コイル102およびファラデーシールド部材101に対して、別々に電力供給できる。図1に示されるように、本発明は、ファラデーシールド部材101に電力を供給するためのシールド電源105およびシールドマッチングネットワーク107を含む。シールド電源105は、シールドマッチングネットワーク107によって整合された後、導線によって導電性接続部材202に接続され、ファラデーシールド部材101に電力を供給する。このような構造により、シールド電源105は、等電位で複数の花弁形状部材101-1に接続でき、複数の花弁形状部材101-1とプラズマ103との間の容量結合がより均一である。本発明はさらに、高周波数コイル102、励起高周波数電源701104および励起整合ネットワーク106を含む。励起高周波数電源701104は、励起整合ネットワーク106によって調整され、高周波数コイル102に電力を供給する。高周波数コイル102は、誘電体窓302の外壁に配置されている。ファラデーシールド部材101は、高周波数コイル102と誘電体窓302の内壁との間に配置されている。
反応チャンバー301内には、バイアス電極503がさらに配置されている。バイアス高周波数電源701501は、バイアス整合ネットワーク502を介してバイアス電極503に電力を供給する。
シールド電源105、励起高周波数電源701104およびバイアス高周波数電源701501は、たとえば、400KHz、2MHz、13.56MHz、27MHz、60MHz、2.54GHzなど特定の周波数または上述の周波数の組み合わせに設定できる。
ウェーハまたは基板は、バイアス電極503上に配置される。
反応チャンバー310上には、圧力制御弁402および真空ポンプ401がさらに配置され、反応チャンバー310内のガスをポンプで排出して、反応チャンバー310を特定の圧力に維持し、反応チャンバー301の過剰なガスおよび反応副生成物を除去する。
プラズマ処理プロセスにおいて、ウェーハは反応チャンバー301内に配置される。導電性接続部材202は、アルゴン、酸素および三フッ化窒素などの洗浄プロセス反応ガスを反応チャンバー301に導入する。圧力制御弁402および真空ポンプ401は、反応チャンバー301を特定の圧力に維持する。励起高周波数電源701104は、励起整合ネットワーク106によって調整されて、高周波数コイル102に電力を供給する。誘導結合を介して反応チャンバー301においてプラズマ103を生成し、ウェーハに対してプラズマ処理プロセスを実行する。プラズマ処理終了後、高周波電力の入力を停止し、プラズマ処理反応ガスの供給を停止する。
洗浄プロセスが必要な場合、基板を反応チャンバー301に配置する。導電性接続部材202は、アルゴン、酸素、三フッ化窒素など洗浄プロセスガスを反応チャンバー301に導入する。圧力制御バルブ402および真空ポンプ401は、反応チャンバー301を特定の圧力に維持する。励起高周波数電源701104は、励起整合ネットワーク106によって調整されて、高周波数コイル102に電力を供給する。シールド電源105は、シールドマッチングネットワーク107によって調整されて、ファラデーシールド部材101に電力を供給する。高周波数コイル102およびファラデーシールド部材101は、アルゴンイオンなどを生成し、誘電体窓302の内壁にスパッタリングされて、誘電体窓302を洗浄する。導電性接続部材202は、ファラデーシールド部材101に導電接続されているため、導電性接続部材202の投影領域内の洗浄プロセス反応ガスもイオン化され、アルゴンイオンなどが生成され、洗浄プロセス反応ガスは、誘電体窓302の下方の領域全体において容量結合プラズマ103を形成し、誘電体窓302の内壁に対して全方向からの洗浄を実現し、プラズマ処理システムの高勝率を低減する。洗浄プロセスが完了すると、高周波電力の入力を停止し、洗浄プロセス反応ガスの供給を停止する。
高周波数コイル102の結合方法がICP(高周波誘導結合プラズマ)103であるため、ファラデーシールド部材101の結合方法は、導電結合されたプラズマ103である。両者の高周波数の結合方法は異なり、結果として、高周波数整合装置702のマッチング範囲は大きく異なる。したがって、既存のファラデーシールドデバイス技術では、高周波数コイル102は、1組の高周波数整合装置702および高周波数電源701を使用して高周波数電力の入力を実施し、ファラデーシールドデバイスは、他の1組の高周波数整合装置702および高周波数電源701を使用して、高周波数電力の入力を実施する。これだと、設備コストの数万元の増加につながり、また、設備の量が多すぎることにつながり、設置および保守のプロセスも複雑になる。したがって、本発明はその解決策を提供し、すなわち、高周波数コイル102およびファラデーシールド部材101は、同じ1組の高周波数電源701によって電力を供給される。具体的には、1組の高周波数電源701、1組の高周波数整合装置702およびスイッチングスイッチ703をさらに含む。高周波数コイル102および導電性接続部材202は、高周波数整合装置702に並列に接続されている。高周波数整合装置702と高周波数コイル102との間にはコンデンサ704が配置され、および/または、高周波数整合装置702と導電性接続部材202との間にはインダクタが配置される。コンデンサ704および/またはインダクタは、高周波数電源が高周波数コイル102に加えられたときのインピーダンスと高周波数電源が導電性接続部材202に加えられたときのインピーダンスとの間の差を減らし、高周波数整合装置702の需要調整範囲を小さくするように構成される。スイッチングスイッチ703は、高周波数整合装置702および高周波数コイル102が導通されたときに、高周波数整合装置702および導電性接続部材202の遮断を制御し、並びに、高周波数整合装置702および導電性接続部材202が導通されたときに、高周波数整合装置702および高周波数コイル102の遮断を制御する。図10は、コンデンサ704が高周波数整合装置702と高周波数コイル102との間にのみ配置されている実施形態を示している。図15は、高周波数整合装置702がコイルに接続されているとき(高周波数整合装置702と高周波数コイル102との間にはコンデンサがない)の負荷インピーダンスの分布図である。図16は、高周波数整合装置702がファラデーシールド部材101に接続されているとき(高周波数整合装置702と高周波数コイル102との間にはコンデンサがない)の負荷インピーダンスの分布図である。図17は、高周波数整合装置702と高周波数コイル102との間にコンデンサが追加され、高周波数整合装置702が高周波数コイル102に接続されるように調整されたときの負荷インピーダンス(2つの状態の負荷インピーダンスを近くする)を示す図である。このようにすれば、同じ高周波数整合ネットワークを使用するだけで完成できる。
ファラデーシールド部材101による反応チャンバー301の中央領域の洗浄効果をさらに改善するために、ファラデーシールド部材101は、中央ファラデーシールド層101aおよび周辺ファラデーシールド層1010bを含む。周辺ファラデーシールド層1010bは、中央ファラデーシールド層101aの外部領域を覆っている。中央ファラデーシールド層101aの半径方向の内側端部は、高周波導電性ガス入口ダクトの周囲に導電接続されている。中央ファラデーシールド層101aと周辺ファラデーシールド層1010bとは、コンデンサ機構101cによって結合および接続されている。ファラデー高周波数電力は、コンデンサ機構101cを介して、中央ファラデーシールド層101aから周辺ファラデーシールド層1010bに伝達される。さらに、中央ファラデーシールド層101aの電圧は、周辺ファラデーシールド層1010bの電圧よりも大きいため、反応チャンバー301において、中央ファラデーシールド層101aの真下の領域の洗浄高周波数電力は、周辺ファラデーシールド層1010bの真下の領域の洗浄高周波数電力よりも大きい。ファラデー高周波数電力についての分布が最適化され、ファラデーシールド部材101による反応チャンバー310の中央領域の洗浄速度が向上され、ファラデーシールド部材101による反応チャンバー301の中央領域の洗浄効果が最適化されている。
このような電力供給方法によれば、図11に示されるように、本発明に係るプラズマ処理システムのプロセスは、次の手順を含む。
プラズマ処理プロセスにおいて、金属または金属化合物膜層を含むウェーハを反応チャンバー301に配置し、ガス入口ノズルを介してプラズマ処理プロセスガスを反応チャンバー301に導入する。反応チャンバー301に導入されたプラズマ処理プロセスガスは、F含有ガス、O、N、Ar、Kr、Xeおよびアルコールガスのうちの1つまたは複数を含み、F含有ガスはSF6またはCF4を含む。スイッチングスイッチ703を使用して、高周波数整合装置702によって高周波数電源701を励起高周波数電源701104に調整して、高周波数コイル102に電力を供給する。この場合、高周波数電源701の電力範囲は50W~5000Wである。誘導結合を介して反応チャンバー301内においてプラズマ103を生成し、プラズマ処理プロセスを実行する。プラズマ処理プロセスが完了した後、高周波数電源701からの高周波数電力の入力を停止する。
洗浄プロセスにおいて、表面に酸化ケイ素または窒化ケイ素を含む基板をチャンバー内に配置し、ガス入口ノズルを介して洗浄プロセスガスを反応チャンバー301に導入する。反応チャンバー301に導入される洗浄プロセスガスは、F含有ガス、O、N、Ar、Kr、Xeおよびアルコールガスのうちの1つまたは複数を含み、F含有ガスはSF6またはCF4を含む。スイッチングスイッチ703を使用して、高周波数整合装置702によって高周波数電源701をシールド電源105に調整して、導電性接続部材202を介してファラデーシールド部材101に電力を供給する。シールド電源105の電力範囲は50W~5000Wである。高周波数電力をファラデーシールド部材101に結合して、反応チャンバー301および誘電体窓302を洗浄する。洗浄プロセスが完了した後、高周波数電源701からの高周波数電力の入力を停止する。
コイルが高周波数に接続されるとき、導電性接続部材202と絶縁ノズルとの接続位置における導電性接続部材202の内部チャンバーにおいて渦電流が発生することを低減し、高周波数コイル102への影響を低減するため、本発明では、ファラデーシールド部材101の導電閉鎖位置と高周波コイル102の内径との間の空間隙間を5mm以上にして、良好なエッチング効果を維持する。
<実施形態1>
図1に示すように、導電性接続部材202のガス出口ポートには、絶縁材料で作られた絶縁ノズルが連通されている。絶縁ノズルは、誘電体窓302を通過し、複数のガス噴出孔を介して反応チャンバー310と連通している。誘電体窓302の内壁は、導電性接続部材202のガス出口ポートと反応チャンバー301との間に配置されている。絶縁ノズルを使用すると、導電性接続部材202のガス出口ポートは、反応チャンバー内まで伸び出さなくても反応チャンバー301と連通し得る。導電性接続部材202のガス出口ポートの位置は、必要に応じて調整でき、誘電体窓302の内壁と外壁との間に配置されても、誘電体窓302の外壁の外側に配置されてもよい。さらに、ガス噴出孔の詰まりなどの故障が絶縁ノズルで発生した場合、分解および修理が容易になる。
好ましくは、複数のガス噴出孔が、ガス出口ポートの正投影領域の外縁に沿って配置される、または、複数のガス噴出孔が、ガス出口ポートの正投影領域に均一に配置される。
<実施形態2>
導電性接続部材202のガス出口ポートは、誘電体窓302内に組み込まれ、誘電体窓302の内壁と外壁との間に配置されている。誘電体窓302には、ガス出口ポートと反応チャンバー310とを連通する複数の第2ガス入口孔が設けられている。本実施形態では、誘電体窓302に孔を開ける必要があるため、機械加工コストは実施形態1よりも高く、第2ガス入口孔が詰まられるなど障害時の修理が不便である。
<実施形態3>
金属膜層(磁性多層膜)を含むウェーハは、プラズマ103プロセスを使用して処理される。反応チャンバー310にArおよびOを導入し、1000Wの供給源電力を印加して、ウェーハを5分間処理する。反応チャンバー301の誘電体窓302、ガスノズルの周りを含む領域において、ともに堆積が発生する。処理されたウェーハを取り出した後、酸化シリコン基板を送入する。SF6およびOを導入し、1200Wの電力を印加して、誘電体窓302を10分間洗浄する。洗浄後のガスノズル周りの清浄度は要件を満たす。
101 ファラデーシールド部材、
101-1 花弁形状部材、
101-2 導電リング、
101-3 導電閉鎖位置、
101a 中央ファラデーシールド層、
1010b 周辺ファラデーシールド層、
101c コンデンサ機構、
102 高周波数コイル、
103 プラズマ、
104 励起高周波数電源、
105 シールド電源、
106 励起整合ネットワーク、
107 シールドマッチングネットワーク、
201 ガス入口コネクタ、
202 導電性接続部材、
203 絶縁ノズル、
203-1 ガス噴出孔、
204 絶縁ガス入口ダクト、
205 絶縁多孔質チューブ、
205-1 多孔質チューブ本体、
205-2 分流ガス伝導流路、
205-3 多孔質チューブガス入口ジョイント部、
205-4 プロセス溝、
205-5 底部溝、
205-6 側壁溝、
206 キャピラリー、
207 シールリング、
301 反応チャンバー、
302 誘電体窓、
401 真空ポンプ、
402 圧力制御弁、
501 バイアス高周波数電源、
502 バイアス整合ネットワーク、
503 バイアス電極、
60 ガス源、
701 高周波電源、
702 高周波整合装置、
703 スイッチングスイッチ、
704 コンデンサ。

Claims (20)

  1. 反応チャンバーと、誘電体窓と、ファラデーシールド部材と、ガス入口ノズルと、を含み、
    前記ファラデーシールド部材は前記誘電体窓の外側に配置され、前記ファラデーシールド部材の中央位置には前記ファラデーシールド部材および前記誘電体窓を貫通する貫通穴が設けられ、
    前記ガス入口ノズルのガス入口側は前記貫通孔を通り抜けてガス源と連通し、前記ガス入口ノズルのガス出口側は前記貫通孔を通り抜けて前記反応チャンバーと連通し、
    前記ガス入口ノズルは、導電性材料で作られた中空の導電性接続部材を含み、
    前記導電性接続部材の内部チャンバーはそれぞれ、前記ガス入口ノズルのガス入口側およびガス出口側と連通し、前記導電性接続部材は、前記ファラデーシールド部材に導電接続され、
    前記ファラデーシールド部材の高周波電力は、前記導電性接続部材または前記ファラデーシールド部材自体を介して加えられる、ファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  2. 前記ガス入口ノズルのガス入口側には、ガス入口コネクタおよび絶縁ガス入口ダクトが設けられ、前記ガス入口ノズルのガス出口側には絶縁ノズルが配置され、
    前記絶縁ガス入口ダクトのガス入口端には前記ガス入口コネクタが取り付けられ、前記絶縁ガス入口ダクトのガス出口端は、前記導電性接続部材のガス入口端に固定され、
    前記絶縁ノズルのガス入口端は、前記導電性接続部材のガス出口端に固定されている、ことを特徴とする請求項1に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  3. 前記導電性接続部材は、高周波導電性ガス入口管であり、
    前記高周波導電性ガス入口管は、一端にはガス入口孔が設けられ、前記絶縁ガス入口ダクトを介して前記ガス入口コネクタと連通し、他端には外側フランジaが設けられ、
    前記絶縁ノズルは、前記反応チャンバーと連通できるように、一端は円周方向に複数のガス噴出孔が均等に設けられ、他端には外側フランジbが設けられ、
    前記外側フランジaと前記外側フランジbは、フランジジョイントによるねじ山付き締結部材によって接続および固定され、前記外側フランジaの外縁は、前記ファラデーシールド部材に導電接続されている、または、前記ファラデーシールド部材と一体的に形成され、
    前記絶縁ノズルの外壁は、前記誘電体窓の貫通孔の孔壁に合わせて密封接続されている、ことを特徴とする請求項2に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  4. 前記導電性接続部材は、フランジ部品であり、
    前記絶縁ノズルは、前記反応チャンバーと連通できるように、一端は円周方向に複数のガス噴出孔が均等に設けられ、他端には外側フランジbが設けられ、
    前記絶縁ガス入口ダクトのガス出口端には外側フランジcが設けられ、
    前記ガス入口ノズルのフランジ構造は、前記外側フランジcと前記外側フランジbとの間に配置され、さらに、フランジジョイントによるねじ山付き締結部材によって接続および固定され、前記導電性接続部材のフランジ構造の外縁は、前記ファラデーシールド部材に導電接続されている、または、前記ファラデーシールド部材と一体的に形成され、
    前記絶縁ノズルの外壁は、前記誘電体窓の貫通孔の孔壁に合わせて密封接続されている、ことを特徴とする請求項2に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  5. 前記導電性接続部材と前記絶縁ノズルとの接続位置において、ガスのイオン化を防止する抗イオン化部材が配置されている、ことを特徴とする請求項3または4に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  6. 前記抗イオン化部材は、絶縁多孔質チューブであり、多孔質チューブ本体および前記多孔質チューブ本体を貫通して配置された複数の分流ガス伝導流路を含み、
    前記多孔質チューブ本体の外壁は、前記ガス入口ノズルの内壁に接続され、または、前記絶縁ノズルと一体的に設置され、前記多孔質チューブ本体の2つの端部は、それぞれガス入口端とガス出口端であり、前記導電性接続部材と前記絶縁ノズルとの接続位置の両側にそれぞれ配置され、前記多孔質チューブ体のガス入口端は、前記ガス入口ノズルのガス入口側の近くに配置され、前記多孔質チューブ本体のガス出口端は、前記絶縁ノズルのガス噴出孔の近くに配置され、
    前記ガス入口ノズルのガス入口側から流れ込むガスは、前記分流ガス伝導流路によって分流された後、前記絶縁ノズルのガス噴出孔を通って、前記反応チャンバーに流れ込む、ことを特徴とする請求項5に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  7. 前記導電性接続部材が高周波導電性ガス入口管である場合、前記高周波導電性ガス入口管の内径は、前記絶縁ノズルの内径より小さく、
    前記絶縁多孔質チューブは、T字状に配置され、外径が比較的小さい管部aと外径が比較的大きい管部bとを含み、
    前記管部aの外壁は、前記高周波伝導性ガス入口管の外壁に適合でき、前記管部aの軸方向の長さは2mm以上であり、前記管部bの外壁は、絶縁ノズルの内壁に適合できる、ことを特徴とする請求項6に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  8. 複数の前記分流ガス伝導流路のガス出口はすべて前記多孔質チューブ本体の下面に設けられ、
    前記多孔質チューブ本体の下面には、底部溝が設けられ、
    前記絶縁ノズルのガス噴出孔は、側壁にあり、
    前記多孔質チューブ本体の側壁には、側壁溝が設けられ、
    前記側壁溝は、前記底部溝および前記ガス噴出孔と連通し、
    複数の前記分流ガス伝導流路のガス出口から流れ出されるガスは、前記底部溝と前記絶縁ノズル底部との間の隙間および前記側壁溝と前記絶縁ノズル内側側壁との間の隙間をそれぞれ通って、前記絶縁ノズルのガス噴出孔に入る、ことを特徴とする請求項7に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  9. 複数の前記分流ガス伝導流路のガス出口は、いずれも前記多孔質チューブ本体の側壁に設けられ、
    前記絶縁ノズルのガス噴出孔は、前記絶縁ノズルの側壁にあり、
    前記多孔質チューブ本体の側壁には、側壁溝が設けられ、
    複数の前記分流ガス伝導流路のガス出口は、前記側壁溝と絶縁ノズルハウジングの内側壁との間の隙間を通って、前記絶縁ノズルのガス噴出孔と連通する、ことを特徴とする請求項7に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  10. 励起高周波数電源、シールド電源、励起整合ネットワークおよびシールドマッチングネットワークをさらに含み、
    前記励起高周波数電源は、前記励起整合ネットワークによって調整され、高周波数コイルに電力を供給し、
    前記シールド電源は、前記シールドマッチングネットワークおよび前記導電性接続部材によって前記ファラデーシールド部材に電力を供給する、ことを特徴とする請求項1に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  11. 高周波数電源、高周波数整合装置およびスイッチングスイッチをさらに含み、
    高周波数コイルおよび前記導電性接続部材は、前記高周波数整合装置に並列に接続され、
    前記高周波数整合装置と前記高周波数コイルとの間にはコンデンサおよび/またはインダクタが配置され、および/または、前記高周波数整合装置と前記導電性接続部材との間にはインダクタおよび/またはコンデンサが配置され、
    前記コンデンサおよび/またはインダクタは、前記高周波数電源が前記高周波数コイルに加えられたときのインピーダンスと前記高周波数電源が前記導電性接続部材に加えられたときのインピーダンスとの間の差を減らし、前記高周波数整合装置の需要調整範囲を小さくし、
    前記スイッチングスイッチは、前記高周波数整合装置および前記高周波数コイルが導通されたときに、前記高周波数整合装置および前記導電性接続部材の遮断を制御し、並びに、前記高周波数整合装置および前記導電性接続部材が導通されたときに、前記高周波数整合装置および前記高周波数コイルの遮断を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  12. 前記ファラデーシールド部材の外側には高周波コイルが設けられ、
    前記ファラデーシールド部材の導電閉鎖位置と前記高周波コイルの内径との間の空間隙間は5mm以上である、ことを特徴とする請求項1に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  13. 前記ファラデーシールド部材は、複数の同じ形状の扇形の花弁形状部材を含み、各々の花弁形状部材は、互いに離隔され、垂直軸を中心に回転対称に分布され、隣接する2つの花弁形状部材の間の隙間は、形状およびサイズが同じであり、前記ファラデーシールド部材の中央位置には貫通孔が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  14. 前記ファラデーシールド部材は、中央ファラデーシールド層および周辺ファラデーシールド層を含み、
    前記周辺ファラデーシールド層は、前記中央ファラデーシールド層の外部領域を覆っており、
    前記中央ファラデーシールド層の半径方向の内側端部は、高周波導電性ガス入口ダクトの周囲に導電接続され、
    前記中央ファラデーシールド層と前記周辺ファラデーシールド層とは、コンデンサ機構によって結合および接続されている、ことを特徴とする請求項1または13に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システム。
  15. プラズマ処理プロセスにおいて、
    ウェーハを反応チャンバーに配置し、プラズマ処理プロセスガスを反応チャンバーに導入することと、
    オンされた励起高周波数電源を励起整合ネットワークによって調整されてから高周波数コイルに電力供給することと、
    誘導結合を介して反応チャンバーにおいてプラズマを生成し、プラズマ処理プロセスを実行することと、
    プラズマ処理終了後、励起高周波数電源からの高周波電力の入力を停止することと、
    洗浄プロセスにおいて、
    基板を反応チャンバーに配置し、洗浄プロセスガスを反応チャンバーに導入することと、
    オンされたシールド電源をシールドマッチングネットワークによって調整されてから導電性接続部材を介してファラデーシールド部材に電力供給し、高周波電力をファラデーシールド部材に結合して、反応チャンバーおよび誘電体窓を洗浄することと、
    洗浄プロセスが完了すると、シールド電源からの高周波電力の入力を停止することと、
    のステップを含む、ファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムにおけるプラズマ処理方法。
  16. プラズマ処理プロセスにおいて、前記ウェーハは金属または金属化合物膜層を含み、
    ガス入口ノズルを介して反応チャンバーに導入されるプラズマ処理プロセスガスは、F含有ガス、O、N、Ar、Kr、Xeおよびアルコールガスのうちの1つまたは複数を含み、F含有ガスはSF6またはCF4を含み、
    励起高周波数電源の電力範囲は50W~5000Wである、ことを特徴とする請求項15に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムにおけるプラズマ処理方法。
  17. 洗浄プロセスにおいて、前記基板は表面に酸化ケイ素または窒化ケイ素を含み、
    ガス入口ノズルを介して反応チャンバーに導入される洗浄プロセスガスは、F含有ガス、O、N、Ar、Kr、Xeおよびアルコールガスのうちの1つまたは複数を含み、F含有ガスはSF6またはCF4を含み、
    シールド電源の電力範囲は50W~5000Wである、ことを特徴とする請求項15または16に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムにおけるプラズマ処理方法。
  18. プラズマ処理プロセスにおいて、
    ウェーハを反応チャンバーに配置し、プラズマ処理プロセスガスを反応チャンバーに導入することと、
    スイッチングスイッチを使用して、高周波数整合装置によって高周波数電源を調整して、高周波数コイルに電力供給することと、
    誘導結合を介して反応チャンバーにおいてプラズマを生成し、プラズマ処理プロセスを実行することと、
    プラズマ処理終了後、高周波数電源からの高周波電力の入力を停止することと、
    洗浄プロセスにおいて、
    基板を反応チャンバーに配置し、洗浄プロセスガスを反応チャンバーに導入することと、
    スイッチングスイッチを使用して、高周波数整合装置によって高周波数電源を調整して、導電性接続部材を介してファラデーシールド部材に電力供給することと、
    高周波電力をファラデーシールド部材に結合して、反応チャンバーおよび誘電体窓を洗浄することと、
    洗浄プロセスが完了すると、高周波数電源からの高周波電力の入力を停止することと、
    のステップを含む、ファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムにおけるプラズマ処理方法。
  19. プラズマ処理プロセスにおいて、前記ウェーハは金属または金属化合物膜層を含み、
    ガス入口ノズルを介して反応チャンバーに導入されるプラズマ処理プロセスガスは、F含有ガス、O、N、Ar、Kr、Xeおよびアルコールガスのうちの1つまたは複数を含み、F含有ガスはSF6またはCF4を含み、
    励起高周波数電源の電力範囲は50W~5000Wである、ことを特徴とする請求項18に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムにおけるプラズマ処理方法。
  20. 洗浄プロセスにおいて、前記基板は表面に酸化ケイ素または窒化ケイ素を含み、
    ガス入口ノズルを介して反応チャンバーに導入される洗浄プロセスガスは、F含有ガス、O、N、Ar、Kr、Xeおよびアルコールガスのうちの1つまたは複数を含み、F含有ガスはSF6またはCF4を含み、
    シールド電源の電力範囲は50W~5000Wである、ことを特徴とする請求項18または19に記載のファラデーシールドデバイスを備えるプラズマ処理システムにおけるプラズマ処理方法。
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