JP2022537641A - 磁気双極子共振を利用して生体情報を測定するアンテナ装置 - Google Patents

磁気双極子共振を利用して生体情報を測定するアンテナ装置 Download PDF

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Abstract

一実施形態に係るアンテナ装置(antenna device)は、第1平面上の第1領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第1ワイヤと第2ワイヤ、前記第1平面から平行に離隔した第2平面上の第2領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第3ワイヤと第4ワイヤ、前記第2平面から平行に離隔した第3平面上の第3領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第5ワイヤと第6ワイヤ、前記第1ワイヤの第1端(first end)と前記第3ワイヤの第1端を連結する第1連結部、前記第2ワイヤの第1端と前記第4ワイヤの第1端を連結する第2連結部、前記第3ワイヤの第2端(second end)と前記第5ワイヤの第2端を連結する第3連結部、および前記第4ワイヤの第2端と前記第6ワイヤの第2端を連結する第4連結部を含む。【選択図】図5a

Description

本発明は、磁気双極子共振を利用して生体情報を測定するアンテナ装置に関する。
欧米化した現代人の食生活は、糖尿病、高脂血症、血栓患者などのような成人病を引き起こす原因となっている。このような成人病の進行状況を知るための簡単な方法として血液内の生体成分測定が存在する。生体成分測定では、血糖、貧血、血液凝固などのように血液中に含まれた様々な成分量を知ることができ、特定の成分の数値が正常領域であるか非正常領域であるかを、一般人であっても病院に行かずに簡単に判断できるという長所がある。
生体成分測定の簡単な方法の1つとして、指先から採血した血液をテストストリップに注入した後、電気化学的あるいは光度法によって出力信号を定量分析する方法がある。このような方法は、測定器に該当の成分量が表示されるため、専門知識のない一般人に適した方法である。
以下では、採血は行わず、体内に血糖測定センサを挿入し、周波数遷移を観察して体内の血糖を測定するための技術について説明する。
一実施形態に係るアンテナ装置(antenna device)は、第1平面上の第1領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第1ワイヤと第2ワイヤ、前記第1平面から平行に離隔した第2平面上の第2領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第3ワイヤと第4ワイヤ、前記第2平面から平行に離隔した第3平面上の第3領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第5ワイヤと第6ワイヤ、前記第1ワイヤの第1端(first end)と前記第3ワイヤの第1端を連結する第1連結部、前記第2ワイヤの第1端と前記第4ワイヤの第1端を連結する第2連結部、前記第3ワイヤの第2端(second end)と前記第5ワイヤの第2端を連結する第3連結部、および前記第4ワイヤの第2端と前記第6ワイヤの第2端を連結する第4連結部を含んでよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、前記第1ワイヤの第2端と前記第2ワイヤの第2端はアンテナポートと連結し、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤは、前記アンテナポートと前記第1領域の中心点を通過しながら前記第1平面に垂直な仮想の平面を基準として互いに反対側に配置され、前記第3ワイヤと前記第4ワイヤは、前記仮想の平面を基準として互いに反対側に配置され、前記第5ワイヤおよび前記第6ワイヤは、前記仮想の平面を基準として互いに反対側に配置されてよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤが連結するアンテナポート、および前記アンテナポートを介してフィード信号(feed signal)を供給するフィーダ(feeder)をさらに含んでよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、前記第1ワイヤ、前記第2ワイヤ、前記第3ワイヤ、前記第4ワイヤ、前記第5ワイヤ、および前記第6ワイヤのうちの1つまたは2つ以上の組み合わせは、ターゲット周波数(target frequency)に対応する波長の1/4の長さを有してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置の前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域の形態は、多角形および円形のうちの1つであってよい。
一実施形態に係るアンテナ装置の前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域は、前記第1平面の垂直方向からみるとき、同じ大きさおよび同じ形態であってよい。
一実施形態に係るアンテナ装置の前記第1連結部および前記第2連結部は互いに分離(disconnected)し、前記第3連結部および前記第4連結部は互いに分離してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、前記フィーダから前記第1連結部に向かう仮想の直線は、前記仮想の平面に対して閾値以下の角度を形成し、前記フィーダから前記第2連結部に向かう仮想の直線は、前記仮想の平面に対して閾値以下の角度を形成してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、互いに平行に離隔して位置する複数の平面のうちで中心に位置する基準平面上に配置されるワイヤが、フィード信号に応答して、磁気双極子による共振を生成(generate)してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、前記基準平面を基準として一側に位置する1つ以上の平面上に配置されるワイヤが、前記フィード信号に応答して、第1電気双極子による共振を生成し、前記基準平面を基準として他側に位置する1つ以上の平面上に配置されるワイヤが、前記フィード信号に応答して、前記第1電気双極子とは反対の極性を有する第2電気双極子による共振を生成してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置の前記連結部は、ビアホール(via hole)によってワイヤを連結してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、前記第5ワイヤと前記第6ワイヤが互いに電気的に(electrically)連結してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、前記第3平面から平行に離隔した1つ以上の追加の平面上で領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される前記第5ワイヤおよび前記第6ワイヤと電気的に連結する1つ以上の追加のワイヤを含んでよい。
一実施形態に係るアンテナ装置のワイヤは、円柱形態であるプリント回路基板(printed circuit board:PCB)の表面にプリント(printing)されてよい。
一実施形態に係るアンテナ装置の共振周波数は、前記アンテナ装置周辺の対象被分析物の濃度変化に応答して変化してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、前記アンテナ装置の共振周波数の変化程度および測定された散乱パラメータに関する生体関連パラメータデータを外部装置に送信する通信部をさらに含んでよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、前記アンテナ装置にフィード信号が給電されるとき、前記第1ワイヤは前記第3ワイヤと容量性結合を形成し、前記第3ワイヤは前記第5ワイヤと容量性結合を形成し、前記第2ワイヤは前記第4ワイヤと容量性結合を形成し、前記第4ワイヤは前記第6ワイヤと容量性結合を形成してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、第1平面上の第1領域の一部に沿って配置される第1ワイヤ、前記第1平面から平行に離隔する第2平面上の第2領域の一部に沿って配置されて前記第1ワイヤと容量性結合を形成する第2ワイヤ、および前記第2平面から平行に離隔する第3平面上の第3領域の一部に沿って配置されて前記第2ワイヤと容量性結合を形成する第3ワイヤを含み、前記第1ワイヤは、アンテナポートに連結し、前記アンテナポートを基準として遠位端で前記第2ワイヤと連結し、前記第2ワイヤは、前記アンテナポートを基準として近位端で前記第3ワイヤと連結し、前記アンテナポートにフィード信号が給電される場合に応答して、磁気双極子による共振および電気双極子による共振を個別に形成してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置は、互いに平行に離隔する複数の平面のうちの中心に位置する基準平面上に配置されて磁気双極子による共振を生成することが可能な第1ワイヤ、前記基準平面を基準として一側に位置する1つ以上の平面上に配置されて第1電気双極子による共振を生成することが可能な第2ワイヤ、および前記基準平面を基準として他側に位置される1つ以上の平面上に配置されて前記第1電気双極子とは反対の極性を有する第2電気双極子による共振を生成することが可能な第3ワイヤを含んでよい。
ダイポールアンテナの一般的な形状を示した図である。 ループ(loop)形態のアンテナ素子を示した図である。 2つのダイポールアンテナが互いに隣接して配置されるアンテナ素子を示した図である。 アンテナ素子の形態による電磁波に対する周波数応答特性を示した図である。 一実施形態における、アンテナ装置の形状を説明するための図である。 図5bは、一実施形態における、アンテナ装置で流れる電流の方向を説明するための図である。 一実施形態における、アンテナ装置の形状を説明するための図である。 一実施形態における、アンテナ装置を含む円柱型(cylindrical)センサを示した図である。 一実施形態における、アンテナ装置を含む基板型センサを示した図である。 一実施形態における、アンテナ装置を含む体内生体センサの形状を示した図である。 一実施形態における、アンテナ装置を含む体内生体センサの形状を示した図である。 センサの形態による電磁波に対する周波数応答特性を示した図である。 センサの形態による電磁波に対する周波数応答特性を示した図である。 センサの形態による電磁波に対する周波数応答特性を示した図である。 一実施形態における、アンテナ装置周辺の対象被分析物の濃度変化によるアンテナ装置の共振周波数の変化を説明した図である。 比誘電率の変化による共振周波数(resonance frequency)の変化を示した図である。 磁気双極子および電気双極子に対する周波数応答特性を示した図である。 磁気双極子および電気双極子に対する周波数応答特性を示した図である。 磁気双極子および電気双極子に対する周波数応答特性を示した図である。 電磁波に対する周波数応答特性を示した図である。 一実施形態における、血糖測定システムを示したブロック図である。
以下、添付の図面を参照しながら、実施形態について詳しく説明する。しかし、実施形態には多様な変更が加えられてよく、特許出願の権利範囲がこのような実施形態によって制限されたり限定されたりしてはならない。実施形態に対するすべての変更、均等物、あるいは代替物は、権利範囲に含まれるものと理解されなければならない。
実施形態で使用する用語は、説明を目的に使用するものに過ぎず、限定しようとする意図として解釈されてはならない。単数の表現は、文脈上で明らかに異なるように意味しない限り複数の表現も含む。本明細書において「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するためのものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
異なるように定義されない限り、技術的や科学的な用語を含んでここで使用されるすべての用語は、実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者が一般的に理解しているものと同じ意味を含んでいる。一般的に使用される事前に定義されているような用語は、関連技術の文脈上の意味と一致する意味を含んでいると解釈されなければならず、本出願で明らかに定義しない限り、理想的あるいは過度に形式的な意味として解釈されてはならない。
また、添付の図面を参照した説明は、図面符号にかかわらず、同一する構成要素には同一する参照符号を付与したし、これに対する重複する説明は省略することにする。実施形態を説明するにあたり、関連する公知技術に関する具体的な説明が実施形態の要旨を不必要に不明瞭にし得ると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
また、実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することもあるが、このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、このような用語によって該当の構成要素の本質や順番、または順序などが限定されてはならない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」、または「接続」されると記載される場合、その構成要素とその他の構成要素が直接連結したり接続したりする場合もあるが、各構成要素の間に他の構成要素が「連結」、「結合」、または「接続」される場合もあると理解されなければならない。
いずれか1つの実施例に含まれた構成要素と共通する機能を含む構成要素は、他の実施例でも同じ名称を使用して説明する。反対となる記載がない限り、いずれか1つの実施例に記載された説明が他の実施例にも適用されてよく、重複する範囲で具体的な説明は省略する。
一実施形態によると、半永久的に血糖を測定することができる体内生体測定センサに関する技術を提供する。体内生体センサ(in-body bio sensor)は、浸湿型生体センサ、挿入型生体センサ、移植型生体センサのように表現されてもよい。体内生体センサは、電磁波を利用して対象被分析物(target analyte)をセンシングするセンサであって、例えば、体内生体センサは、対象被分析物と関連する生体情報を測定してよい。以下、対象被分析物は、生体(living body)と関連する物質(material)として、生体物質(analyte)と記載したりもする。参考までに、本明細書では、対象被分析物として主に血糖を例に挙げて説明するが、これに限定されてはならない。生体情報は、対象者の生体成分と関連する情報として、例えば、被分析物の濃度や数値などを含んでよい。被分析物が血糖の場合、生体情報は、血糖数値を含んでよい。
体内生体センサは、上述した生体成分と関連する生体パラメータ(以下、「パラメータ」)を測定し、測定したパラメータから生体情報を決定してよい。本明細書において、パラメータは、生体センサおよび/または生体センシングシステムを解釈するために使用される回路網パラメータ(circuit network parameter)を示してよく、以下では、説明の便宜のために、主に散乱パラメータ(scattering parameter)を例に挙げて説明するが、これに限定されてはならない。パラメータとして、例えば、アドミタンスパラメータ、インピーダンスパラメータ、ハイブリッドパラメータ、および送信パラメータなどが使用されてもよい。散乱パラメータの場合、透過係数および反射係数が使用されてよい。参考までに、上述した散乱パラメータから算出される共振周波数は、対象被分析物の濃度と関連してよく、生体センサは、透過係数および/または反射係数の変化を感知することによって血糖を予測してよい。
体内生体センサは、共振器アセンブリ(resonator assembly)(例えば、アンテナ)を含んでよい。以下、共振器アセンブリがアンテナである例について主に説明する。アンテナの共振周波数は、以下の数式(1)のように、キャパシタンス成分およびインダクタンス成分で表現されてよい。
Figure 2022537641000002
Figure 2022537641000003
Figure 2022537641000004
Figure 2022537641000005
一実施形態に係る体内生体センサは、周波数を掃引しながら電磁波を放射し、放射した電磁波による散乱パラメータを測定してよい。体内生体センサは、測定された散乱パラメータから共振周波数を決定し、決定された共振周波数に対応する血糖数値を推定してよい。体内生体センサは皮下層に挿入されてよく、血管から間質液に拡散された血糖を予測してよい。
体内生体センサは、共振周波数(resonance frequency)の周波数の遷移程度を判別することによって生体情報を推定してよい。より正確な共振周波数の測定のために、品質指数(quality factor)が極大化されてよい。以下では、電磁波を利用した生体センサに利用されるアンテナ装置で品質指数を改善したアンテナの構造について説明する。
図1は、ダイポールアンテナの一般的な形状を示した図である。
一般的なダイポールアンテナ100は、フィーダ120と連結する2つの直線ワイヤ(conductive wire)を含んでよい。2つの直線ワイヤは、フィーダ120を介して連結してよい。ダイポールアンテナ100の第1ワイヤ111と第2ワイヤ112は、互いに対向せず、直線型(straight)でフィーダ120と連結してよい。ここで、直線型(straight)とは、ダイポールアンテナ100の第1ワイヤ111と第2ワイヤ112が互いに正反対の方向に延長する(extend)形態を意味してよい。
フィーダ(feeder)120は、ポートを介してダイポールアンテナにフィード信号を供給してよい。フィード信号は、ダイポールアンテナに給電(feed)される信号であって、目標周波数で発振する発振信号(oscillation signal)であってよい。フィーダ120は、直線形態のダイポールアンテナである第1ワイヤ111と第2ワイヤ112に、同じ方向で電流が流れるようにフィード信号を供給してよい。例えば、任意の時点(time point)で、ダイポールアンテナの第1ワイヤ111の電流は方向130に流れてよく、同時に、ダイポールアンテナの第2ワイヤ112の電流も同じ方向130に流れてよい。また、他の時点では、ダイポールアンテナの第1ワイヤ111と第2ワイヤ112に、方向130とは反対方向の電流が同時に流れてもよい。
ダイポールアンテナ100の第1ワイヤ111に流れる電流によって電気双極子(electric dipole)が形成されてよく、同様に、第2ワイヤ112に流れる電流によって電気双極子が形成されてよい。ダイポールアンテナである第1ワイヤと第2ワイヤに流れる電流の方向は等しいため、第1ワイヤと第2ワイヤによって形成される電気双極子の電気双極子モーメント(electric dipole moment)の方向も互いに等しい。
図2は、ループ(loop)形態のアンテナ素子200を示した図である。
アンテナ素子は、閉ループ(closed loop)の形態であってよい。例えば、図2に示すように、アンテナ素子200は互いに連結し、円形態の第1ワイヤ211、第2ワイヤ212、第3ワイヤ213、および第4ワイヤ214を含んでよい。第1ワイヤ211と第4ワイヤ214は、円の中心点270とアンテナポート221を通過する仮想の直線281を基準として互いに反対側に配置され、第2ワイヤ212と第3ワイヤ213は、仮想の直線281を基準として互いに反対側に配置されてよい。また、第1ワイヤ211と第2ワイヤ212は、円の中心点270を通過して仮想の直線281と直交する(orthogonal)仮想の直線282を基準として互いに反対側に配置され、第3ワイヤ213と第4ワイヤ214は、仮想の直線282を基準として互いに反対側に配置されてよい。
また、アンテナ素子200は、ポートを介してアンテナにフィード信号を供給するフィーダ221をさらに含んでよい。フィーダ221は、第1ワイヤ211と第4ワイヤ214の間に配置されてよい。以下では、フィーダ221からアンテナ素子200にフィード信号が供給されるときに各ワイヤに流れる電流の方向について説明する。
例えば、アンテナ素子200で、第1ワイヤ211、第2ワイヤ212、第3ワイヤ213、および第4ワイヤ214の長さは、フィーダ221から供給されるフィード信号の周波数に対応する波長の1/4の長さを有してよい。フィーダ221が正弦波(sinusoidal wave)のフィード信号を給電する間、該当の正弦波で最大強度の電流をフィーダ221が供給する時点(time point)に、フィーダ221から波長の1/4の長さに対応する地点に流れる電流の強度は0であってよい。該当の時点で、第1ワイヤ211では電流が方向231に流れてよく、第4ワイヤ214では電流が方向231に流れてよい。同時に、交流電源がフィーダ221から印加され、各ワイヤの長さが電源に対応する波長の1/4の長さを有する第2ワイヤ212と第3ワイヤ213において、電流は、方向231とは反対の方向である方向232に流れてよい。方向231は半時計回り(counterclockwise)であってよく、方向232は時計回り(clockwise)であってよい。結局、該当の時点では、第1ワイヤと第4ワイヤによって電気双極子が形成され、第2ワイヤと第3ワイヤによって電気双極子が形成されると解釈される。
図3は、2つのダイポールアンテナが互いに隣接して配置されるアンテナ素子300を示した図である。
アンテナ装置300は、第1ダイポールアンテナおよび第2ダイポールアンテナを含んでよい。第1ダイポールアンテナは、第1ワイヤ311と第2ワイヤ312を含んでよく、第2ダイポールアンテナは、第3ワイヤ313と第4ワイヤ314を含んでよい。第1ダイポールアンテナの第1ワイヤ311と第2ダイポールアンテナの第3ワイヤ313は、第1平面381上に配置されてよい。第1ワイヤ311と第3ワイヤ313は、第1平面381に垂直な仮想の平面390を基準として互いに反対側に配置されてよい。仮想の平面390は、第1ダイポールアンテナと第2ダイポールアンテナの間に位置してよい。同様に、第1ダイポールアンテナの第2ワイヤ312と第2ダイポールアンテナの第4ワイヤ314は、第2平面382上に配置されてよい。第2ワイヤ312と第4ワイヤ314は、仮想の平面390を基準として互いに反対側に配置されてよい。
第1ダイポールアンテナと第2ダイポールアンテナはそれぞれ、ターゲット周波数(target frequency)に対応する波長の長さ(length)と同じ長さであってよい。例えば、図3では、閉ループ形状が円形形状である例について説明し、第1ワイヤ311と第2ワイヤ312のそれぞれは、ターゲット周波数に対応する波長の半分に対応する長さを有してよい。同様に、第3ワイヤ313と第4ワイヤ314のそれぞれは、ターゲット周波数に対応する波長の半分に対応する長さを有してよい。
本明細書において、ターゲット周波数(target frequency)は、アンテナ装置を動作させようとする周波数であって、例えば、体内に挿入されたアンテナ装置が生体内に与えられた濃度の対象被分析物に対して生体キャパシタンスを形成するときに該当のアンテナ装置を共振させようとする周波数であってよい。
第1ダイポールアンテナは第1フィーダ321を含み、第2ダイポールアンテナは第2フィーダ322を含んでよい。第1ダイポールアンテナは、図2に示した閉ループ形状をなすアンテナ素子を半分に折り畳んだ(folded)形態であってよい。第2ダイポールアンテナも、閉ループ形状をなすアンテナ素子を半分に折り畳んだ形態であってよい。例えば、第1ダイポールアンテナは、第1フィーダ321から波長の1/4に対応する長さだけ離れたワイヤ上の地点で折り畳まれた(folded)形状であってよい。第1ダイポールアンテナの第1ワイヤ311と第2ワイヤ312は、互いに離隔した平面上で平行をなすように配置され、ビアホール(via hole)を有する連結部によって連結されてよい。例えば、第1ワイヤ311と第2ワイヤ312は、第1平面381と第2平面283の間の仮想の平面を基準として対称をなしてよい。同様に、第2ダイポールアンテナは、第2フィーダ322から波長の1/4に対応する長さだけ離れたワイヤ上の地点で折り畳まれた(folded)形状であってよい。
第1フィーダ321は、第1ダイポールアンテナに電源を供給してよく、第2フィーダ322は、第2ダイポールアンテナに電源を供給してよい。以下では、フィーダ321、322を介してアンテナ素子300にフィード信号が供給されるときに各ワイヤに流れる電流の方向について説明する。
上述したように、図2に示した円形ループでは、フィーダ221が最大強度の電流を供給する時点に、フィーダ221から波長の1/4の長さに対応するワイヤ(conductive wire)上の地点を基準として互いに反対方向の電流が流れると解釈される。したがって、図2に示したループ形態のアンテナ素子が図3に示すように折り畳まれた場合、折り畳まれたループ形態のアンテナ素子は、第1平面381から垂直方向にみるとき、ワイヤに同じ方向に電流が流れるようになる。例えば、第1ダイポールアンテナの第1ワイヤ311と第2ワイヤ312では、電流が第1循環方向331(例えば、図3では反時計回り)に流れてよく、第2ダイポールアンテナの第3ワイヤ313と第4ワイヤ314では、電流が第1循環方向331と同じ循環方向である第2循環方向332(例えば、反時計回り)に流れてよい。
参考までに、本明細書において、電流の循環方向とは、アンテナ素子から平面上の仮想の閉ループおよび/または仮想の閉ループの一部に沿って配置されたワイヤに流れる電流の方向であって、ワイヤが配置される平面を垂直方向にみるときに、時計回り(clockwise)または半時計回り(counterclockwise)に電流が循環する方向を示してよい。時計回りまたは半時計回りの基準は、該当の平面を上から眺める場合、下から眺める場合、および交流電流の極性などによって転換されてよい。参考までに、図3の第1循環方向331および第2循環方向332は、フィーダ321、322が、フィード信号の極性が正(positive)である最大電流の強度を給電する時点では時計回りであってよい。
第1平面381で閉ループ(closed loop)の一部に対応する形態に沿って配置される第1ワイヤ311と第3ワイヤ313から一方向に電流が流れるようになり、第1磁気双極子(magnetic dipole)が形成されてよい。同様に、第2平面382で閉ループの一部に対応する形態に沿って配置される第2ワイヤ312と第4ワイヤ314から一方向に電流が流れるようになり、第2磁気双極子が形成されてよい。第1磁気双極子と第2磁気双極子の磁気双極子モーメント(magnetic dipole moment)の方向は、互いに同じであってよい。第1磁気双極子による電磁波と第2磁気双極子による電磁波は、補強干渉(constructive interference)を発生させてよい。
磁気双極子による共振は、電気双極子による共振に比べて品質因子(quality factor)が高い。品質因子は、以下の数式(3)のように表現されてよい。
Figure 2022537641000006
このとき、Qは品質因子を、Rは損失抵抗の大きさを、Rは放射抵抗の大きさを示してよい。
図4は、アンテナ素子の形態による電磁波に対する周波数応答特性を示した図である。
周波数応答特性400は、アンテナ素子の形態による電磁波に対する周波数応答特性を示している。周波数を掃引しながらパラメータを測定することにより、散乱された電磁波に対する周波数応答特性が得られるようになる。周波数応答特性は、図4に示すように、散乱パラメータのうちの反射係数(reflection coefficient)であってよい。
第1反射係数曲線410は、図1の直線(straight)型のダイポールアンテナに対する周波数応答特性を示している。第2反射係数曲線420は、図2の閉鎖されたループ(closed loop)の形態のアンテナ素子に対する周波数応答特性を示している。第3反射係数曲線430は、図3の磁気双極子(magnetic dipole)を形成するアンテナ素子300による周波数応答特性を示している。磁気双極子(magnetic dipole)を形成するアンテナ素子300の品質係数(quality factor)は、相対的に高く現れるようになる。
図5aは、一実施形態における、アンテナ装置501の形状を説明するための図である。
一実施形態に係るアンテナ装置501は、ワイヤ型センサであってよい。一実施形態に係るアンテナ装置501は、第1平面581上の第1領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第1ワイヤ511と第2ワイヤ512、第1平面581から平行に離隔した第2平面582上の第2領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第3ワイヤ513と第4ワイヤ514、第2平面582から平行に離隔した第3平面583上の第3領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第5ワイヤ515と第6ワイヤ516を含んでよい。アンテナ装置501は、第1ワイヤ511の第1端(first end)と第3ワイヤ513の第1端を連結する第1連結部521、第2ワイヤ512の第1端と第4ワイヤ514の第1端を連結する第2連結部522、第3ワイヤ513の第2端(second end)と第5ワイヤ515の第2端を連結する第3連結部523、および第4ワイヤ514の第2端と第6ワイヤ516の第2端を連結する第4連結部524を含んでよい。このとき、第1端は、アンテナポートを基準として遠位端(distal end)を示してよく、第2端は、アンテナポートを基準として近位端(proximal end)を示してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置501において、第1ワイヤ511の第2端と第2ワイヤ512の第2端は、アンテナポートと連結してよい。第1ワイヤ511と第2ワイヤ512は、アンテナポートと第1領域の中心点570を通過しながら第1平面581に垂直する仮想の平面590を基準として互いに反対側に配置されてよい。第3ワイヤ513と第4ワイヤ514は、仮想の平面590を基準として互いに反対側に配置され、第5ワイヤ515と第6ワイヤ516は、仮想の平面590を基準として互いに反対側に配置されてよい。第5ワイヤ515と第6ワイヤ516は、互いに電気的に連結してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置501は、第1ワイヤ511と第2ワイヤ512が連結するアンテナポート、およびアンテナポートを介してフィード信号(feed signal)を供給するフィーダ(feeder)540をさらに含んでよい。フィーダ540は、アンテナ装置に電力を供給することにより、各ワイヤに電流が流れるようにしてよい。一実施形態に係るアンテナ装置501にフィード信号(feed signal)が給電される場合、第1ワイヤ511は第3ワイヤ513と容量性結合を形成し、第3ワイヤ513は第5ワイヤ515と容量性結合を形成し、第2ワイヤ512は第4ワイヤ514と容量性結合を形成し、第4ワイヤ514は第6ワイヤ516と容量性結合を形成してよい。
まとめると、一実施形態に係るアンテナ装置501は、第1平面581上の第1領域の一部に沿って配置される第1ワイヤ511と第2ワイヤ512、第1平面581から平行に離隔する第2平面582上の第2領域の一部に沿って配置されて第1ワイヤ511および第2ワイヤ512とそれぞれ容量性結合を形成する第3ワイヤ513と第4ワイヤ514、第2平面582から平行に離隔する第3平面583上の第3領域の一部に沿って配置されて第3ワイヤ513および第4ワイヤ514と容量性結合を形成する第5ワイヤ515と第6ワイヤ516を含んでよい。
一実施形態に係るアンテナ装置501において、第1ワイヤ511、第2ワイヤ512、第3ワイヤ513、第4ワイヤ514、第5ワイヤ515、および第6ワイヤ516のうちの1つまたは2つ以上の組み合わせは、ターゲット周波数(target frequency)に対応する波長の1/4の長さを有してよい。例えば、第1ワイヤ511、第2ワイヤ512、第3ワイヤ513、第4ワイヤ514、第5ワイヤ515、および第6ワイヤ516のそれぞれは、波長の1/4の長さを有してよい。
ここで、ターゲット周波数(target frequency)に対応する波長とは、管内波長(guide wavelength)を意味してよい。空気における波長と管内波長は、以下の数式(4)のような関係を有してよい。
Figure 2022537641000007
Figure 2022537641000008
一実施形態に係るアンテナ装置501は、ワイヤ間で容量性結合を形成するため、管内物質の誘電率によってターゲット周波数に対応する波長が変化するようになる。例えば、アンテナ装置501の各ワイヤは、ターゲット周波数に対応する波長の1/4の長さを有するため、管内媒質の誘電率を増加させることによってアンテナ装置のワイヤの長さを縮めることができる。
一実施形態に係るアンテナ装置501において、第1領域、第2領域、および第3領域の形態は、多角形および円形のうちの1つであってよい。例えば、図5aに示すように、第1領域の形態が円形である場合、第1ワイヤ511と第2ワイヤ512は、第1平面581上で円周の一部に対応する形態に沿って配置されてよい。第2領域の形態が円形である場合、第3ワイヤ513と第4ワイヤ514は、第2平面582上で円周の一部に対応する形態に沿って配置されてよい。第3領域の形態が円形である場合、第5ワイヤ515と第6ワイヤ516は、第3平面583上で円周の一部に対応する形態に沿って配置されてよい。他の例として、図5aとは異なり、第1領域の形態が多角形である場合、第1ワイヤ511と第2ワイヤ512は、第1平面581上で多角形の一部に対応する形態に沿って配置されてよい。例えば、第1領域、第2領域、第3領域の半径の長さは2.4mmであり、第1領域と第3領域の間隔は0.6mmであってよいが、これに限定されてはならない。
さらに、第1領域、第2領域、第3領域は、閉ループ(closed loop)の形態を示してよく、各ワイヤは領域に対応する形態に沿って配置されてよい。
他の一実施形態に係るアンテナ装置501によると、第1領域、第2領域、第3領域は、第1平面581から垂直方向にみるとき、同じ大きさおよび同じ形態であってよい。
一実施形態に係るアンテナ装置501は、1つのアンテナポートを使用して各ワイヤに電源を供給してよい。アンテナ装置501は、連結部によって互いに連結した形態のワイヤを含んでよい。1つのポートを使用して各ワイヤに電力が供給されてよい。例えば、アンテナポートの第1端子から第1ワイヤ511、第3ワイヤ513、第5ワイヤ515、第6ワイヤ516、第4ワイヤ514、第2ワイヤ512、およびアンテナポートの第2端子まで順に連結する電気的経路が形成されてよい。
例えば、第1ワイヤ511の第1端と第2ワイヤ512の第1端は、互いに分離してよい。第1ワイヤ511は第1連結部521と連結し、第2ワイヤ512は第2連結部522と連結してよい。第1連結部521と第2連結部522は、互いに分離(disconnected)してもよい。第3連結部523と第4連結部524も互いに分離してよい。フィーダ540から第1連結部521に向かう仮想の直線は、仮想の平面590に対して閾値以下の角度を形成してよい。フィーダ540から第2連結部522に向かう仮想の直線は、仮想の平面590に対して閾値以下の角度を形成してよい。第1連結部521と第2連結部522は、仮想の平面590を基準として対称的に配置されてよい。例えば、フィーダ540から第1連結部521に向かう仮想の直線は、仮想の平面590に対して5度の角度をなし、フィーダ540から第2連結部522に向かう仮想の直線は、仮想の平面590に対して5度の角度をなしてよい。
図5bは、一実施形態における、アンテナ装置で流れる電流の方向を説明するための図である。
図5aに示したアンテナ装置502の第1ワイヤ511、第2ワイヤ512、第3ワイヤ513、第4ワイヤ514、第5ワイヤ515、および第6ワイヤ516は、ターゲット周波数に対応する波長の1/4の長さを有してよい。アンテナ装置のフィーダ540は、アンテナ装置502に電力(例えば、フィード信号)を供給してよい。図5bは、電流方向の解釈のために、図5aに示したアンテナ装置502のワイヤを平面的に広げた(unfold)ものを示している。参考までに、本明細書において、電流の方向および/または循環方向は、電流の極性が反対の場合には反転すると解釈される。
図5bは、フィーダ540から波長の1/8だけ離れた地点で流れる電流の強度が0である時点の電流グラフを示している。以下では、該当の時点に各ワイヤに流れる電流の方向について説明する。フィーダ540から波長の1/8だけ離れた地点(以下、「1/8波長地点」)までのワイヤ区間で、電流は時計回りに流れてよい。1/8波長地点を基準として電流極性が反転するため、循環方向も反転すると解釈される。1/8波長地点から波長の5/8だけ離れた地点(以下、「5/8波長地点」)までのワイヤ区間で、電流は反時計回りに流れてよい。5/8波長地点で再び電流極性が反転するため、循環方向も再び反転すると解釈される。5/8波長地点から波長の3/4だけ離れた地点(以下、「3/4波長地点)までのワイヤ区間で、電流は時計回りに流れてよい。
したがって、第3ワイヤ513および第4ワイヤ514によって定義される第2領域では、電流が一循環方向(図5bでは半時計回り)に流れるため、第3ワイヤ513と第4ワイヤ514に流れる循環電流により、磁気双極子(magnetic dipole)による共振が生成されるようになる。また、第1ワイヤ511と第2ワイヤ512によって定義される第1領域では、電流が1/8波長地点を基準として線対称に電流が流れるため、同じ第1直線方向(例えば、図5bでは下から上に向かう方向)で電流が流れると解釈される。言い換えれば、第1ワイヤ511と第2ワイヤ512はそれぞれ、第1直線方向に電流が流れるダイポールアンテナとして動作することができ、第1電気双極子(electric dipole)による共振を生成することができる。同様に、該当の時点で、第5ワイヤ515および第6ワイヤ516によって定義される第3領域では、電流が5/8波長地点を基準として線対称に電流が流れるため、第1直線方向と反対となる第2直線方向(例えば、図5bでは上から下に向かう方向)に電流が流れると解釈される。言い換えれば、第5ワイヤ515と第6ワイヤ516はそれぞれ、第2直線方向に電流が流れるダイポールアンテナとして動作することができ、第2電気双極子(electric dipole)による共振を生成することができる。第1電気双極子と第2電気双極子は、反対となる極性の電気双極子モーメント(electric dipole moment)を有してよい。
まとめると、一実施形態に係るアンテナ装置は、互いに平行に離隔して位置される複数の平面のうちで中心に位置する基準平面上に配置されるワイヤが、フィード信号に応答して、磁気双極子による共振を生成(generate)することができる。一実施形態に係るアンテナ装置は、基準平面を基準として一側に位置する1つ以上の平面上に配置されるワイヤが、フィード信号に応答して、第1電気双極子による共振を生成し、基準平面を基準として他側に位置される1つ以上の平面上に配置されるワイヤが、フィード信号に応答して、第1電気双極子と反対となる極性を持つ第2電気双極子による共振を生成することができる。
図5aに示すように、第1平面に配置されたワイヤによる第1電気双極子と第3平面に配置されたワイヤによる第2電気双極子の極性は互いに反対となるため、その間に配置された第2平面に配置されたワイヤでは、第1平面および第3平面における電気双極子による共振が互いに相殺される。時間の流れによって正弦波の強度が変化すれば、基準平面に配置されたワイヤは、第1循環方向に沿って流れる電流による磁気双極子強度の増加と減少、第2循環方向に沿って流れる電流による磁気双極子強度の増加と減少を繰り返す。残りの平面に配置されたワイヤは、第1直線方向と第2直線方向に沿って流れる電流による電気双極子強度の増加と減少を繰り返す。このとき、基準平面を基準として互いに反対側に位置する平面では、反対極性の電気双極子が形成されてよい。
したがって、アンテナ装置501は、アンテナポートにフィード信号が給電される場合に応答して、高い品質係数(quality factor)を持つ磁気双極子による共振とともに、第1電気双極子および第2電気双極子による2つの共振を個別に形成することができる。アンテナ装置501は、少なくとも3つの共振周波数を示してよい。
図6は、一実施形態における、アンテナ装置の形状を説明するための図である。
一実施形態によると、第5ワイヤと第6ワイヤは、互いに電気的に(electrically)連結してよい。例えば、アンテナ装置の第5ワイヤの第1端と第6ワイヤの第1端は、互いに連結してよい。上述した図5aでは、アンテナ装置の第5ワイヤの第1端と第6ワイヤの第1端が物理的に直接連結する例について説明したが、図6では追加のワイヤを利用して間接的に連結する例について説明する。
例えば、アンテナ装置600は、図5aのアンテナ装置501に追加のワイヤをさらに含んでよい。アンテナ装置600は、第3平面から平行に離隔した第4平面684上の第4領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第7ワイヤ631と第8ワイヤ632、第4平面から平行に離隔した第5平面685上の5領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第9ワイヤ633と第10ワイヤ634をさらに含んでよい。また、一実施形態に係るアンテナ装置600は、第5ワイヤの第1端(first end)と第7ワイヤの第1端を連結する第5連結部651、第6ワイヤの第1端と第8ワイヤ632の第1端を連結する第6連結部652、第7ワイヤ631の第2端(second endと第9ワイヤ633の第2端を連結する第7連結部653、第8ワイヤ632の第2端と第10ワイヤ634の第2端を連結する第8連結部654をさらに含んでよい。
ただし、これに限定されてはならず、一実施形態に係るアンテナ装置は、アンテナ装置600とともに、第3平面から平行に離隔した1つ以上の追加の平面上で領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置されるワイヤを追加で含んでよい。例えば、アンテナ装置は、磁気双極子(magnetic dipole)による共振周波数を実現するために、互いに平行に離隔する2n+1個の平面上に配置されたワイヤを含んでよい。ここで、nは、1以上の自然数であってよい。このとき、各ワイヤの長さ(length)は、波長の1/4であってよいが、これに限定されてはならない。ワイヤの長さは、波長の1/4と若干(slightly)異なってもよい。
図7は、一実施形態における、アンテナ装置を含む円柱型(cylindrical)センサを示した図である。
円柱型センサ700は、一実施形態に係るアンテナ装置710が円柱の側面の形態を有するプリント回路基板(printed circuit board:PCB)760の表面にプリント(printing)されたセンサであってよい。例えば、アンテナ装置710は、図5aに示したアンテナ装置であってよい。例えば、プリント回路基板760は、内部が空洞の円柱形態であってよい。アンテナ装置710のワイヤ部および連結部がプリント回路基板にプリント(printing)されてよい。連結部もワイヤで構成されてよい。他の例として、アンテナ素子のワイヤおよび連結部が平らなフレキシブルプリント回路基板(Flexible Printed Circuit Board:FPCB)上にプリントされ、アンテナ素子がプリントされたFPCBは、アンテナポートの端子が隣接するように配置されるように円筒状に巻かれる(rolled)ことによって円柱型センサ700が製造されてよい。
図8は、一実施形態における、アンテナ装置を含む基板型センサを示した図である。
図8では、一実施形態に係るアンテナ装置810が多層レイヤからなるプリント回路基板(PCB)870にプリント(printing)される基板型センサ800を示している。例えば、アンテナ装置810は、図5に示したアンテナ装置であってよい。
アンテナ装置の第1ワイヤと第2ワイヤは、基板870の第1面881に配置されてよく、第5ワイヤと第6ワイヤは、第1面881の反対側の第2面882に配置されてよい。また、第3ワイヤと第4ワイヤは、第1面881と第2面882の間の第3面883に配置されてよい。各面はレイヤで構成されてよい。アンテナ装置810の第1連結部、第2連結部、第3連結部、および第4連結部は、ビアホール(via hole)によってワイヤを連結してよい。
一実施形態に係るアンテナ装置810の第1ワイヤと第2ワイヤはそれぞれ、アンテナポートと連結してよい。アンテナポートは、同軸ケーブル890と連結してよい。同軸ケーブル890は、内部導体(inner conductor)891と外部導体(outer conductor)892を含んでよい。例えば、内部導体891は、アンテナ装置810の第1ワイヤの第2端と連結してよく、外部導体892は、アンテナ装置810の第2ワイヤの第2端と連結してよい。同軸ケーブルは、内部導体891と外部導体892を利用してアンテナ装置810に電源を供給してよい。例えば、第1ワイヤの第2端はアンテナポートの入力ポートであり、第2ワイヤの第2端はアンテナポートの出力ポートであってよい。
図9a~9bは、一実施形態における、アンテナ装置を含む体内生体センサの形状を示した図である。
図9aは、一実施形態における、センサの斜視図(perspective view)を示している。図9bは、一実施形態における、センサの正面図(front view)を示している。
一実施形態に係るアンテナ装置を含む基板プリント型センサ900は、体内で電磁波を利用して対象被分析物(target analyte)をセンシングしてよい。図9aおよび図9bでは、テストのために、基板プリント型センサ900の周辺に水を収容するテスト装置901を示している。テスト装置901において、図8の基板プリント型センサ800は、円筒状内部空間992内に収容されてよい。円筒状内部空間992よりも大きい直径の円筒状空間991が円筒状内部空間992を取り囲んでよい。テスト装置901では、温度変化による誘電率の変化を観測することができる。
図10a~10cは、センサの形態による電磁波に対する周波数応答特性を示した図である。
周波数を掃引しながらパラメータを測定することにより、散乱された電磁波に対する周波数応答特性が得られるようになる。周波数応答特性は、散乱パラメータのうちの反射係数(reflection coefficient)であってよい。図10aの周波数応答特性1001は、ワイヤ型センサ501による電磁波に対する周波数応答特性を示してよい。図10bの周波数応答特性1002は、基板型センサ800による電磁波に対する周波数応答特性を示してよい。図10cの周波数応答特性1003は、図9aのセンサ901による電磁波に対する周波数応答特性を示してよい。周波数応答特性によって共振周波数を取得してよく、共振周波数(resonance frequency)は、周辺の周波数よりも反射係数が小さい周波数を意味してよい。
図11aは、一実施形態における、アンテナ装置周辺の対象被分析物の濃度変化によってアンテナ装置の共振周波数が変化を説明するための図である。
一実施形態に係るアンテナ装置は、互いに離隔して配置されるワイヤ1111、1112を含んでよい。例えば、ワイヤ1111は、図5aに示したアンテナ装置501の第1連結部521に対応し、ワイヤ1112は第2連結部522に対応してよい。ただし、これは説明の便宜のための一例に過ぎず、互いに離隔した他の連結部に対しても同じような説明が適用されてよい。
Figure 2022537641000009
図11bは、比誘電率の変化による共振周波数(resonance frequency)の変化を示した図である。
グラフ1110は、磁気双極子(magnetic dipole)による共振周波数を示している。グラフ1110で、アンテナ装置周辺の被分析物の比誘電率の増加よって共振周波数の大きさが減るようになる。グラフ1120は、電気双極子(electric dipole)による共振周波数を示している。グラフ1120でアンテナ装置周辺の被分析物の比誘電率が増加することにより、共振周波数の大きさが減るようになる。しかし、比誘電率の増加により、磁気双極子による共振周波数の遷移(transition)程度と電気双極子による共振周波数の遷移程度は互いに異なる。例えば、被分析物の比誘電率の増加により、磁気双極子による共振周波数と電気双極子の共振周波数の差が減少する。
図12a~12cは、磁気双極子および電気双極子に対する周波数応答特性を示した図である。
一実施形態に係るアンテナ装置を含むセンサは、磁気双極子および電気双極子に対して独立的に共振(resonance)を生成してよい。図12a~12cは、センサの形態による周波数応答特性を示している。周波数を掃引しながら双極子ごとにモーメントを測定することにより、各双極子に対する周波数応答特性が得られるようになる。周波数応答特性は、モーメントの強度(intensity)を示してよい。図12aの周波数応答特性1201は、ワイヤ型センサ501による双極子に対する周波数応答特性を示している。グラフ1211とグラフ1212は電気双極子に対する周波数応答特性を、グラフ1221とグラフ1222は磁気双極子に対する周波数応答特性を示している。図12bの周波数応答特性1202は、基板型センサ800による双極子に対する周波数応答特性を示している。グラフ1213とグラフ1214は電気双極子に対する周波数応答特性を、グラフ1223およびグラフ1224は磁気双極子に対する周波数応答特性を示している。図12cの周波数応答特性1203は、図9aのセンサ901による電磁波に対する周波数応答特性を示している。グラフ1215とグラフ1216は電気双極子に対する周波数応答特性を、グラフ1225とグラフ1226は磁気双極子に対する周波数応答特性を示している。
図13は、電磁波に対する周波数応答特性を示した図である。
周波数応答特性1300は、アンテナ素子の電磁波に対する周波数応答特性を示している。周波数を掃引しながらパラメータを測定することにより、散乱された電磁波に対する周波数応答特性が得られるようになる。周波数応答特性は、図13に示すように、散乱パラメータのうちの反射係数(reflection coefficient)であってよい。第1反射係数曲線1310は、基板型センサ800に対する測定された周波数応答特性を示してよい。例えば、第1反射係数曲線1310では、4.387GHzおよび5.975GHzで共振周波数が発生している。第2反射係数曲線1320は、シミュレーションによって測定された周波数応答特性を示してよい。例えば、第2反射係数曲線1320では、4.281GHzおよび5.996GHzで共振周波数が発生している。
図14は、一実施形態における、血糖測定システムを示したブロック図である。
一実施形態に係る血糖測定システム1400は、体内生体センサ1401と外部装置1430を含んでよい。体内生体センサ1401は、測定部1410と通信部1420を含んでよい。
例えば、図14に示した体内生体センサ1401は対象者の皮下に配置され、外部装置1430は対象者の人体外部に配置されてよい。
測定部1410は、アンテナ素子として、共振器アセンブリ、例えば、共振素子を含んでよい。アンテナ素子および/または共振器アセンブリは、図5aまたは図7に示したアンテナ装置の構造であってよい。体内生体センサ1401の測定部1410は、アンテナ装置に対して生体関連パラメータを測定してよい。対象者の皮下に配置された体内生体センサ1401は、予め指定される周波数帯域内で周波数を掃引することによって信号を生成し、生成された信号を共振素子にフィードしてよい。センサ1401は、周波数が変化する信号が供給される共振素子に対する散乱パラメータを測定してよい。
通信部1420は、測定された散乱パラメータを指示するデータを外部装置1430に送信してよい。また、通信部1420は、測定部1410に供給される信号を生成するための電力を無線電力送信方式によって受信してもよい。通信部1420はコイルを含み、無線で電力を受信したりデータを送信したりしてよい。
外部装置1430は、通信部1431とプロセッサ1432を含んでよい。外部装置1430の通信部1431は、対象被分析物と関連する生体情報によって変化する生体関連パラメータを測定する血糖測定装置から前記生体関連パラメータを受信してよい。例えば、通信部1431は、測定部1410に対して測定された共振素子の生体関連パラメータデータ(例えば、散乱パラメータおよび共振周波数の変化程度)を受信してよい。外部装置1430のプロセッサ1432は、受信した生体関連パラメータデータを利用して生体情報(例えば、血糖数値)を決定してよい。外部装置1430は、生体情報処理装置と表現されてもよい。生体情報として血糖に関する情報を決定する生体情報処理装置を血糖決定装置と表現してよい。例えば、外部装置1430のプロセッサ1432は、生体関連パラメータデータを利用して生体に対する血糖数値を決定してよい。
上述したように、アンテナ素子は、電気双極子および磁気双極子による3つ以上の共振周波数を示してよい。したがって、血糖測定システム1400は、アンテナ素子の3つ以上の共振周波数の個別な変化を追跡することにより、生体情報(例えば、血糖数値および血糖変化程度など)を決定してよい。例えば、血糖数値ごとに3つ以上の共振周波数の周波数値がマッピングされてよい。例えば、血糖数値XXmg/dL<->(共振周波数1GHz、1.25Ghz、1.5Ghz)のようにマッピングされたルックアップテーブルが格納されてよい。血糖測定システム1400は、測定された共振周波数とマッチングする血糖数値をルックアップテーブルから検索してよい。ただし、血糖数値の決定が上述したものに限定されてはならず、設計によって多様な方式が利用されてよい。
体内生体センサ1401が生体関連パラメータを処理せずに外部装置1430に送信する例について主に説明したが、これに限定されてはならない。例えば、体内生体センサ1401が自主的にプロセッサをさらに含み、体内生体センサ1401のプロセッサが血糖数値を決定してもよい。この場合、センサ1401は、決定された血糖数値を通信部から外部装置に送信してもよい。また、プロセッサを含む追加の装置(図示せず)が皮下に配置され、体内生体センサ1401と人体との通信を樹立してもよい。このとき、追加の装置(図示せず)は、測定される生体関連パラメータデータを体内生体センサ1401から直接受信して血糖数値を決定してよい。さらに、追加の装置(図示せず)は、決定された血糖数値を、対象者の人体内部から外部装置1430に送信してよい。
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。

Claims (19)

  1. アンテナ装置(antenna device)であって、
    第1平面上の第1領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第1ワイヤと第2ワイヤ、
    前記第1平面から平行に離隔した第2平面上の第2領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第3ワイヤと第4ワイヤ、
    前記第2平面から平行に離隔した第3平面上の第3領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される第5ワイヤと第6ワイヤ、
    前記第1ワイヤの第1端(first end)と前記第3ワイヤの第1端を連結する第1連結部、
    前記第2ワイヤの第1端と前記第4ワイヤの第1端を連結する第2連結部、
    前記第3ワイヤの第2端(second end)と前記第5ワイヤの第2端を連結する第3連結部、および
    前記第4ワイヤの第2端と前記第6ワイヤの第2端を連結する第4連結部
    を含む、アンテナ装置。
  2. 前記第1ワイヤの第2端と前記第2ワイヤの第2端は、アンテナポートと連結し、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤは、前記アンテナポートと前記第1領域の中心点を通過しながら前記第1平面と垂直な仮想の平面を基準として互いに反対側に配置され、
    前記第3ワイヤと前記第4ワイヤは、前記仮想の平面を基準として互いに反対側に配置され、
    前記第5ワイヤと前記第6ワイヤは、前記仮想の平面を基準として互いに反対側に配置される、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナ装置は、
    前記第1ワイヤと前記第2ワイヤが連結されるアンテナポート、および
    前記アンテナポートを介してフィード信号(feed signal)を供給するフィーダ(feeder)
    をさらに含む、請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1ワイヤ、前記第2ワイヤ、前記第3ワイヤ、前記第4ワイヤ、前記第5ワイヤ、および前記第6ワイヤのうちの1つまたは2つ以上の組み合わせは、ターゲット周波数(target frequency)に対応する波長の1/4の長さを有する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域の形態は、多角形および円形のうちの1つである、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域は、前記第1平面から垂直方向にみるときに同じ大きさおよび同じ形態である、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1連結部と前記第2連結部は互いに分離(disconnected)し、前記第3連結部と前記第4連結部は互いに分離する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  8. 前記フィーダから前記第1連結部に向かう仮想の直線は、前記仮想の平面に対して閾値以下の角度を形成し、
    前記フィーダから前記第2連結部に向かう仮想の直線は、前記仮想の平面に対して閾値以下の角度を形成する、
    請求項3に記載のアンテナ装置。
  9. 互いに平行に離隔して位置する複数の平面のうちで中心に位置する基準平面上に配置されるワイヤが、フィード信号に応答して、磁気双極子による共振を生成(generate)する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  10. 前記基準平面を基準として一側に位置する1つ以上の平面上に配置されるワイヤが、前記フィード信号に応答して、第1電気双極子による共振を生成し、
    前記基準平面を基準として他側に位置する1つ以上の平面上に配置されるワイヤが、前記フィード信号に応答して、前記第1電気双極子と反対となる極性を有する第2電気双極子による共振を生成する、
    請求項9に記載のアンテナ装置。
  11. 前記連結部は、ビアホール(via hole)によってワイヤを連結する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  12. 前記第5ワイヤと前記第6ワイヤは、互いに電気的に(electrically)連結する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  13. 前記第3平面から平行に離隔した1つ以上の追加の平面上で領域の境界の一部に沿って互いに離隔して配置される前記第5ワイヤと前記第6ワイヤに電気的に連結する1つ以上の追加のワイヤ
    を含む、請求項1に記載のアンテナ装置。
  14. 前記アンテナ装置のワイヤは、
    円柱形態のプリント回路基板(printed circuit board:PCB)の表面にプリント(printing)される、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  15. 前記アンテナ装置の共振周波数は、前記アンテナ装置周辺の対象被分析物の濃度変化に応答して変化する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  16. 前記アンテナ装置は、
    前記アンテナ装置の共振周波数の変化程度および測定された散乱パラメータに関する生体関連パラメータデータを外部装置に送信する通信部
    をさらに含む、請求項1に記載のアンテナ装置。
  17. 前記アンテナ装置にフィード信号が給電されるとき、前記第1ワイヤは、前記第3ワイヤと容量性結合を形成し、前記第3ワイヤは前記第5ワイヤと容量性結合を形成し、前記第2ワイヤは前記第4ワイヤと容量性結合を形成し、前記第4ワイヤは前記第6ワイヤと容量性結合を形成する、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  18. アンテナ装置であって、
    第1平面上第1領域の一部に沿って配置される第1ワイヤ、
    前記第1平面から平行に離隔する第2平面上第2領域の一部に沿って配置されて前記第1ワイヤと容量性結合を形成する第2ワイヤ、および
    前記第2平面から平行に離隔する第3平面上第3領域の一部に沿って配置されて前記第2ワイヤと容量性結合を形成する第3ワイヤ
    を含み、
    前記第1ワイヤは、アンテナポートと連結し、前記アンテナポートを基準として遠位端で前記第2ワイヤと連結し、前記第2ワイヤは、前記アンテナポートを基準として近位端で前記第3ワイヤと連結し、
    前記アンテナポートにフィード信号が給電される場合に応答して、磁気双極子による共振および電気双極子による共振を個別に形成する、
    アンテナ装置。
  19. アンテナ装置であって、
    互いに平行に離隔する複数の平面のうちで中心に位置する基準平面上に配置されて磁気双極子による共振を生成することが可能な第1ワイヤ、
    前記基準平面を基準として一側に位置する1つ以上の平面上に配置されて第1電気双極子による共振を生成することが可能な第2ワイヤ、および
    前記基準平面を基準として他側に位置する1つ以上の平面上に配置されて前記第1電気双極子と反対となる極性を有する第2電気双極子による共振を生成することが可能な第3ワイヤ
    を含む、アンテナ装置。
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