JP2022535233A - 衣類及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、衣類及びその製造方法を開示する。前記衣類は、一対のカップ及び一対のフレームを含む。各フレームは、一対のカップのそれぞれ1つのワイヤーに取り付けられ得る底部部材と、下部部材から上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第1延在部と、下部部材から上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第2延在部と、をさらに含む。少なくとも1つの第2延在部は、少なくとも1つの第1延在部より一対のカップのそれぞれ1つの脇下領域に近い。

Description

本開示は、概して衣類に関し、具体的にはフレームを有する衣類に関し、前記フレームは、衣類の少なくとも一部の形状を支持及び保持するために用いられる。
ブラジャーと呼ばれる下着は世界中の女性に一般的に着用されるものである。周知のとおり、ブラジャーは日常生活の中で胸に支持及び快適さを提供する。ブラジャーは、体形補正にも効果的であり、最近、ファッションアイテムとしても使用されている。また、スポーツに参加する女性には、脆弱な乳房組織を、支持不足、過度な運動及びジャンプによる損傷及び引張りから保護するために、適切なスポーツブラジャーが必要である。また、乳房が何らかの運動を阻害したり妨害したりすることを防止することがなお好ましい。また、どんな活動においても着用者に快適さを提供することは重要である。
乳房運動を最大限に減らすことができるブラジャーは市場において多種存在するが、乳房ごとに個別化した支持を提供することができず、特定の着用者に適切な支持を提供することもできない。また、ブラジャーの多くは、異なる活動に適応するように個別化した支持を提供しないタイプである。例えば、スポーツ用に設計された運動ブラジャーは、普段使いに適しない場合がある。
従って、あらゆる種類の活動に対応する衣類の形状を効果的に支持し維持するフレームを有する衣類は必要になる。
一態様において、本開示は、衣類を開示する。前記衣類は一対のカップ及び一対のフレームを含む。各フレームは、前記一対のカップのそれぞれ1つの下部に位置し、上部部材及び下部部材を含む底部部材と、前記下部部材から前記上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第1延在部と、前記下部部材から前記上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第2延在部と、を含む。前記少なくとも1つの第2延在部は、前記少なくとも1つの第1延在部より前記一対のカップのそれぞれ1つの脇下領域に近い。
1つ又は複数の実施例において、前記少なくとも1つの第2延在部の長さは、前記少なくとも1つの第1延在部の長さより長くなる。
1つ又は複数の実施例において、前記上部部材と前記下部部材は、中空の三日月形状に囲むように両端で接続される。
1つ又は複数の実施例において、前記少なくとも1つの第1延在部は、前記上部部材及び前記下部部材のそれぞれに接続され、前記少なくとも1つの第1延在部の一端は前記下部部材に接続され、前記少なくとも1つの第1延在部の他端は前記上部部材を越える。
1つ又は複数の実施例において、前記少なくとも1つの第2延在部は、前記上部部材及び前記下部部材のそれぞれに接続され、前記少なくとも1つの第2延在部の一端は前記下部部材に接続され、前記少なくとも1つの第2延在部の他端は前記一対のカップのそれぞれ1つの頂点に向かって延在する。
1つ又は複数の実施例において、前記少なくとも1つの第1延在部は、第1延在部部分及び第2延在部部分を含み、前記第1延在部部分及び前記第2延在部部分のそれぞれの一端は前記下部部材に接続され、前記第1延在部部分及び前記第2延在部部分のそれぞれの他端は前記上部部材を越えて延在する。
1つ又は複数の実施例において、前記第1延在部部分と前記第2延在部部分は互いに離間している。
1つ又は複数の実施例において、前記第1延在部部分の前記他端と前記第2延在部部分の前記他端は接続される。
1つ又は複数の実施例において、前記少なくとも1つの第2延在部は第1延在部部分及び第2延在部部分を含み、前記第1延在部部分及び前記第2延在部部分のそれぞれの一端は前記下部部材に接続され、前記第1延在部部分の他端は前記第2延在部部分の他端に接続される。
1つ又は複数の実施例において、前記第1延在部部分の前記他端と前記第2延在部部分の前記他端は丸角を形成するように接続される。
1つ又は複数の実施例において、前記フレームは、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性ゴム(TPR)、ポリオキシメチレン(POM)及び熱可塑性エラストマー(TPE)材料のうちの1種又は複数種を含む。
1つ又は複数の実施例において、前記下部部材の、着用者の体に近接する内面及び前記内面に対向する外面は平面状又は凸状である。
1つ又は複数の実施例において、各フレームは中部部材をさらに含み、前記中部部材は、前記上部部材上の、前記一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置して、前記ブラジャーパッドを支持する。
1つ又は複数の実施例において、前記中部部材は波形状である。
1つ又は複数の実施例において、前記中部部材は連続的な複数の円弧を含む。
1つ又は複数の実施例において、前記フレームの前記上部部材、前記第1延在部、前記第2延在部及び前記中部部材からなる構造は、凹状の内面及び凸状の外面を有し、前記一対のカップのそれぞれ1つの形状に適合する3D形状を有する。
1つ又は複数の実施例において、前記第1延在部及び前記第2延在部の外面は前記下部部材の外面に対して90度から180度までの角度を形成する。
1つ又は複数の実施例において、前記フレームは、前記下部部材によって包み込まれるように前記下部部材の内部に配置されるコア部材をさらに含む。
1つ又は複数の実施例において、前記底部部材、前記少なくとも1つの第1延在部、前記少なくとも1つの第2延在部及び前記中部部材の材料硬度は、前記コア部材の材料硬度より小さくなる。
1つ又は複数の実施例において、前記コア部材の断面はL字状である。
1つ又は複数の実施例において、前記コア部材の上方円弧の幅は下方円弧の幅に等しいか又はそれより大きくなる。
1つ又は複数の実施例において、前記フレームは、前記底部部材、前記少なくとも1つの第1延在部、前記少なくとも1つの第2延在部及び前記中部部材を包み込む被覆部材をさらに含む。
1つ又は複数の実施例において、前記被覆部材の材料硬度は、前記底部部材、前記少なくとも1つの第1延在部、前記少なくとも1つの第2延在部及び前記中部部材の材料硬度より小さくなる。
1つ又は複数の実施例において、前記少なくとも1つの第1延在部の、前記上部部材を越えて延在する一端に比べて、前記少なくとも1つの第2延在部の、前記上部部材を越えて延在する一端は、前記一対のカップのそれぞれ1つの頂点まで延在する。
1つ又は複数の実施例において、前記上部部材と前記下部部材は一端で接続され、他端で前記少なくとも1つの第2延在部に接続される。
別の態様において、本開示は、衣類の製造方法を開示する。前記方法は、フレームをモールディングするステップを含む。フレームをモールディングするステップは、第1材料をモールドに注入し、第1構造を形成するステップを含み、前記第1構造は、前記一対のカップのそれぞれ1つの下部に位置し、上部部材及び下部部材を含む底部部材と、前記下部部材から前記上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第1延在部と、前記下部部材から前記上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第2延在部と、を含み、前記少なくとも1つの第2延在部は、前記少なくとも1つの第1延在部より前記一対のカップのそれぞれ1つの脇下領域に近い。前記方法は、一対のカップを含むモールディングされた第1層及び第2層を用意して、前記フレームを前記第1層と前記第2層との間に挟むステップをさらに含む。
1つ又は複数の実施形態において、フレームをモールディングするステップは、第2材料をモールドに注入してコア部材をモールディングするステップをさらに含み、前記コア部材は前記底部部材の前記下部部材内に包み込まれる。
1つ又は複数の実施形態において、フレームをモールディングするステップは、第3材料をモールドに注入して、前記底部部材、前記少なくとも1つの第1延在部、前記少なくとも1つの第2延在部を包み込む被覆部材をモールディングするステップをさらに含む。
1つ又は複数の実施形態において、第1材料をモールドに注入して形成された前記第1構造は中部部材をさらに含み、前記中部部材は、前記上部部材上の、前記一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置して、前記ブラジャーパッドを支持する。
1つ又は複数の実施形態において、前記第1材料の硬度は前記第2材料の硬度より小さくなる。
1つ又は複数の実施形態において、前記第1材料の硬度は前記第3材料の硬度より大きくなる。
1つ又は複数の実施形態において、前記下部部材の、着用者の体に近接する内面及び前記内面に対向する外面は平面状又は凸状である。
1つ又は複数の実施形態において、前記中部部材は波形状である。
1つ又は複数の実施形態において、前記中部部材は連続的な複数の円弧を含む。
1つ又は複数の実施形態において、前記フレームの前記上部部材、前記第1延在部、前記第2延在部及び前記中部部材からなる第2構造は、凹状の内面及び凸状の外面を有し、前記一対のカップのそれぞれ1つの形状に適合する3D形状を有する。
1つ又は複数の実施形態において、前記第1延在部及び前記第2延在部の外面は前記下部部材の外面に対して90度から180度までの角度を形成する。
上記概説は説明するためのものに過ぎず、いかなる方式においても限定することを意図しない。以上に記載した説明的な態様、実施例及び特徴に加えて、さらなる態様、実施例及び特徴は、図面及び以下の詳細な説明を参照することによって明らかになる。
本開示の例示的な実施例をより完全に理解するために、図面と併せて以下の説明を参照する。
本開示の1つ又は複数の実施例に係る衣類10の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る一対のフレーム24を有する一対のカップ14a、14bの模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る単一の第1延在部28を有するフレーム24の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る接続部32を有するフレームの模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る単一の第1延在部28及び単一の第2延在部30を有するフレーム24の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の間に接続ブリッジ34を有する一対のフレーム24の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る単一の第2延在部30を有する一対のフレーム24の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る底部部材26を有する一対のフレーム24の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る複数の接続部36a、36bを有する一対のフレーム24の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る複数の接続部36a、36bを有する一対のフレーム24の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る衣類の製造方法である。 図5A~図5Fは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図である。 図6A~図6Eは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24におけるコア部材38の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る一対の図5Dのフレーム24を有する衣類10の模式図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の立体図である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る衣類の製造方法である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係る衣類の製造方法である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレームの製造方法である。 本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレームの製造方法である。
以下の説明において、説明の目的で、本発明に対する理解を徹底させるように多くの具体的な詳細が記載されている。しかし、当業者にとって、これらの具体的な詳細がない場合にも本開示が実施できることは明らかである。他の実例では、本発明が不明瞭にならないように、装置及び方法はブロック図のみで示されている。
本明細書において、「1つの実施例」又は「実施例」に対する引用は、該実施例に関連して記載された特定の特徴、構造又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。明細書の様々な箇所において使用される「1つの実施例において」という語句は、必ずしも同じ実施例を示しているとは限らず、他の実施例と相互排他的な別個の実施例又は代替実施例を示しているとも限らない。また、本明細書における「1つ」という用語は、数量の制限を意味するのではなく、言及された項目が少なくとも1つ存在することを意味する。また、複数の特徴が記載されるが、これらの特徴は、他の実施例によってではなく、特定の実施例によって示され得る。同様に、複数の要求が記載されるが、これらの要求は、他の実施例に対する要求ではなく、特定の実施例に対する要求であり得る。
ここでは説明の目的で実施例を説明し、これらの実施例は様々な変更が可能である。場合によって形態の変更が示唆又は提供され得るため、様々な省略及び均等置換は想定されるが、本開示の精神又は範囲から逸脱しない限り、これらの変形は本願又本願の実施形態に包含されることが意図されることを理解すべきである。また、本明細書で使用される用語及び技術用語は、説明を目的とするものであり、限定的であると見なされるべきではないことを理解すべきである。本明細書で使用されるあらゆる見出しも、単に便宜上のものであり、法的又は限定的効果を有しない。
図面を参照すると、図1は、本開示の1つ又は複数の実施例に係る衣類10の模式図を示す。衣類10は、着用者が着用する任意の着用可能な衣類であってもよい。図1の例示的な図示において、衣類10はブラジャーとして示される。衣類10は、衣類10の形状を限定する本体構造12を含む。図1の例示的な衣類10において、本体構造12は、第1カップ14a及び第2カップ14bを有する一対のカップを含んでもよい。前中心16は、第1カップ14aと第2カップ14bとの間を延在して第1カップ14a及び第2カップ14bを接続することができる。第1肩紐18a及び第2肩紐18bを含む一対の肩紐は、それぞれ第1カップ14a及び第2カップ14bの周辺に取り付けてもよい。また、第1サイドベルト20a及び第2サイドベルト20bを含む一対のサイドベルトは、それぞれ第1カップ14a及び第2カップ14bの周辺に取り付けてもよい。1つ又は複数の例示的な実施例において、1つ又は複数の係止部分22は、第1サイドベルト20a及び第2サイドベルト20bのうちの1つ又は両方に設置してもよい。一対の肩紐18a及び18bによりブラジャーである衣類10を着用者の肩に支持し、一対のサイドベルト20a及び20bにより衣類10を着用者の胴体周りに支持することが想定され得る。いくつかの例において、一対の肩紐18a及び18bを用意せず、一対のサイドベルト20a及び20bだけで衣類10を着用者の体に支持してもよい。
図2は、本開示の1つ又は複数の実施例に係る一対のフレーム24を有する一対のカップ14a、14bの模式図を示す。図2に示すように、カップ14a、14bのそれぞれ又は少なくとも1つはフレーム24を含む。フレーム24は、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性ゴム(TPR)、ポリオキシメチレン(POM)又は熱可塑性エラストマー(TPE)材料のうちの1種又は複数種から製造できる。本明細書において、熱可塑性エラストマー(TPE)は、熱可塑性材料又は熱可塑性ゴム(TPR)とも呼ばれることがあり、コポリマー又はポリマー(通常はプラスチック及びゴムである)の物理的混合物であり、熱可塑性及び弾性の2つの性質を有する材料からなる。熱可塑性材料は、ゴム材料及びプラスチック材料の典型的な利点を示している。熱可塑性材料を使用する利点は、適度に伸長するように延伸可能であると共に、ほぼ元の形状に回復可能であることで、他の材料よりも長い寿命及びより良い物理的範囲を実現できる点である。市場で広く使用される熱可塑性材料としては、いくつかの例を挙げると、Hytrel、Dryflex、Mediprene、Kraton、Pibiflex、Sofprene、Laprene、Sofprene、Dryflex、Santoprene、Termoton、Solprene等を含むが、これらに限定されない。また、ポリエチレン(PE)は、可変結晶構造を有する熱可塑性ポリマーである。ポリエチレンは、エチレン重合によって製造される軽質汎用合成樹脂である。ポリエチレンは、通常、いくつかの主要化合物のうちの1種として分類され、ここで最も一般的な主要化合物は、LDPE、LLDPE、HDPE及び超高分子量ポリプロピレンを含む。他の変形は、中密度ポリエチレン(MDPE)、超低分子量ポリエチレン(ULMWPE又はPE-WAX)、高分子量ポリエチレン(HMWPE)、高密度架橋ポリエチレン(HDXLPE)、架橋ポリエチレン(PEX又はXLPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)及び塩化ポリエチレン(CPE)を含む。
いくつかの例示的な実施例において、各フレーム24は支持を提供してカップ14a、14bのそれぞれの形状を保持することができる。いくつかの例示的な実施例において、フレーム24は射出成形した熱可塑性材料を含んでもよい。また、フレーム24は、複数のストライプ状の部材を含み、複数のストライプ状の部材は底部部材、接続部、及び1つ又は複数の延在部又は延在部部分を含む。いくつかの例示的な実施例において、フレーム24の各ストライプ状の部材は、2mmから20mmの幅及び1mmから5mmの厚さを有してもよい。いくつかの例示的な実施例において、フレーム24の延在部又は延在部部分の幅を制限することで、最適な軽量フレームが提供されると共に、高い通気性が提供される。
図3Aは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図を示す。フレーム24は底部部材26を含んでもよく、該底部部材26は、カップ14a、14bのそれぞれ1つの下部に位置する。カップ14a、14bの下部は、従来のワイヤーが位置する領域を含む。カップ14a、14bの下部はさらに、従来の引き寄せパッドが位置する領域を含んでもよい。カップ14a、14bの下部はカップの頂点の下方にある。カップの頂点は、通常、肩紐がカップに取り付けられる点又は領域であり、カップのタブ位置とも呼ばれる。底部部材26は、上部部材26a及び下部部材26bを含んでもよい。いくつかの例示的な実施例において、上部部材26a及び下部部材26bは、それらの間が中空の三日月形状26cに閉鎖/画定されるように両端で接続してもよい。本発明のいくつかの実施例において、フレーム24はワイヤーの代わりに設置される。つまり、本発明のいくつかの実施例によれば、カップにはワイヤーがなくてもよい。なぜなら、底部部材26又は少なくとも下部部材26bは従来のワイヤーにより提供される機能を提供できるからである。他の実施例において、底部部材26は、カップ14a、14bのそれぞれ1つのワイヤーに取り付けてもよく、また、カップ内には従来のワイヤーに加えて、フレーム24を別途設置してもよい。
いくつかの例示的な実施例において、図3Aに示すように、フレーム24は少なくとも1つの第1延在部28を含んでもよい。少なくとも1つの第1延在部28は、下部部材26bから上部部材26aを越えて延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、底部部材26の上部部材26aは、カップ14a、14bのそれぞれ1つのブラジャーパッドを支持するように配置されてもよい。いくつかの例示的な実施例において、底部部材26の下部部材26bは、カップ14a、14bのそれぞれ1つの下部、又は少なくとも下部の底部を支持するように配置されてもよい。カップ下部の底部は、通常、従来のワイヤーの位置にある。
いくつかの例示的な実施例において、少なくとも1つの第1延在部28は、上部部材26a及び下部部材26bのそれぞれ又はいずれか1つに接続してもよい。また、図3Aを参照すると、少なくとも1つの第1延在部28の一端28bは下部部材26bに接続してもよく、少なくとも1つの第1延在部28の他端28aは上部部材26aを越えてもよい。いくつかの例示的な実施例において、少なくとも1つの第1延在部28は、カップ14a、14bのそれぞれ1つを支持及び保持するように配置されてもよい。
いくつかの例示的な実施例において、フレーム24は、少なくとも1つの第2延在部30を含んでもよい。少なくとも1つの第2延在部30は、下部部材26bからカップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、図3Aに示すように、少なくとも1つの第2延在部30は、上部部材26a及び下部部材26bのそれぞれ又はいずれか1つに接続してもよい。いくつかの例示的な実施例において、少なくとも1つの第2延在部30の一端30bは、下部部材26bに接続してもよく、少なくとも1つの第2延在部30の他端30aは、カップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよい。少なくとも1つの第2延在部30は、カップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に接続してもよく、又はそれを通って越えて延在するように配置されてもよい。いくつかの例示的な実施例において、少なくとも1つの第2延在部30の長さは、少なくとも1つの第1延在部28の長さより長くなる。また、少なくとも1つの第2延在部30は、カップ14a、14bのそれぞれ1つの上部を支持するように配置されてもよい。
図3Bは、本開示の1つ又は複数の実施例に係る単一の第1延在部28を有するフレーム24の模式図を示す。いくつかの例示的な実施例において、第1延在部28は、下部部材26bから上部部材26aを越えて延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、第1延在部28は、上部部材26a及び下部部材26bのそれぞれに接続してもよい。また、図3Bを参照すると、第1延在部28の一端28bは下部部材26bに接続してもよく、第1延在部28の他端28aは上部部材26aを越えてもよい。いくつかの例示的な実施例において、フレーム24は、少なくとも1つの第2延在部30を含んでもよい。少なくとも1つの第2延在部30は、下部部材26bからカップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、図3Bに示すように、少なくとも1つの第2延在部30は、上部部材26a及び下部部材26bのそれぞれ又はいずれか1つに接続してもよい。いくつかの例示的な実施例において、少なくとも1つの第2延在部30の一端30bは下部部材26bに接続してもよく、少なくとも1つの第2延在部30の他端30aは、カップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよく、及び/又はそれを越えて延在してもよい。
図3Cは、本開示の1つ又は複数の実施例に係る接続部32を有するフレームの模式図を示す。図3Cに示すように、フレーム24は、2つの第1延在部28(i)、28(ii)を含んでもよい。いくつかの例示的な実施例において、第1延在部28は、第1延在部部分28(i)及び第2延在部部分28(ii)を含んでもよい。第1延在部部分28(i)及び第2延在部部分28(ii)のそれぞれの一端は異なる点で下部部材26bに接続され、第1延在部部分28(i)及び第2延在部部分28(ii)のそれぞれの他端は上部部材26aを越えて延在する。
いくつかの例示的な実施例において、第1延在部部分28(i)と第2延在部部分28(ii)は互いに離間している。また、接続部32は、少なくとも1つの第2延在部30、第1延在部部分28(i)及び第2延在部部分28(ii)を接続してもよい。接続部32は、フレーム24にさらなる支持を提供できる。
図3Dは、本開示の1つ又は複数の実施例に係る単一の第1延在部28及び単一の第2延在部30を有するフレームの模式図を示す。いくつかの例示的な実施例において、フレーム24は単一の第1延在部28を含んでもよい。第1延在部28は、下部部材26bから上部部材26aを越えて延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、第1延在部28は、上部部材26a及び下部部材26bのそれぞれ又はいずれか1つに接続してもよい。また、第1延在部28の一端28bは下部部材26bに接続してもよい。第1延在部28の他端28aは上部部材26a上に位置しなくてもよい。
いくつかの例示的な実施例において、フレーム24は単一の第2延在部30を含んでもよい。第2延在部30は、下部部材26bからカップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、図3Dに示すように、第2延在部30は、上部部材26a及び下部部材26bのそれぞれ又はいずれか1つに接続してもよい。いくつかの例示的な実施例において、第2延在部30の一端30bは下部部材26bに接続してもよく、第2延在部30の他端30aは、カップ14a、14bの頂点に向かって延在してもよく、及び/又はカップ14a、14bの頂点を越えて延在してもよい。
図3Eは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレームの間に接続ブリッジ34を有する一対のフレーム24の模式図を示す。いくつかの例示的な実施例において、一対のフレーム24は、2つの第2延在部30(i)、30(ii)を含んでもよい。いくつかの例示的な実施例において、図3Eに示すように、第2延在部30は第1延在部部分30(i)及び第2延在部部分30(ii)を含む。
いくつかの例示的な実施例において、第1延在部部分30(i)及び第2延在部部分30(ii)のそれぞれの一端は、下部部材26bに接続してもよく、第1延在部部分30(i)の他端と第2延在部部分30(ii)の他端は接続され、好ましくは丸角を形成する。また、接続ブリッジ34は、カップ14a、14bのそれぞれ1つの前中心を介して一対のフレーム24を接続してもよい。また、接続ブリッジ34は、各フレーム24に向かい得る、及び/又はカップ上辺の少なくとも一部に沿って延在し得る一対の延在部34a、34bを含んでもよい。
図3Fは、本開示の1つ又は複数の実施例に係る単一の第2延在部30を有する各カップのための一対のフレーム24の模式図を示す。いくつかの例示的な実施例において、一対のフレーム24は単一の第2延在部30を含んでもよい。第2延在部30は、下部部材26bからカップのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよく、及び/又はそれを越えて延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、図3Fに示すように、第2延在部30は、上部部材26a及び下部部材26bのそれぞれ又はいずれか1つに接続してもよい。また、接続ブリッジ34は、カップ14a、14Bのそれぞれ1つの前中心を介して一対のフレーム24を接続してもよい。また、接続ブリッジ34は、各フレーム24に向かう、及び/又はカップ上辺の少なくとも一部に沿って延在し得る一対の延在部34a、34bを含んでもよい。
図3Gは、本開示の1つ又は複数の実施例に係る底部部材26を有する一対のフレーム24の模式図を示す。一対の底部部材26は、一対のフレーム24を接続可能な接続ブリッジ34を含む。図3Gに示すように、一対の底部部材26は、第1延在部28及び第2延在部30を必要とせずに、カップ14a、14bのそれぞれ1つを支持してもよい。一対のフレームは、従来のワイヤーの代わりに機能するか、又は従来のワイヤーとは別に機能することができる。
図3H及び図3Iは、本開示の1つ又は複数の実施例に係る複数の接続部36a、36bを有するフレーム24の模式図を示す。図3Hを参照すると、接続部36aは底部部材26及び第2延在部の底部30bを接続してもよい。該接続は、カップ14a、14bのそれぞれ1つの底部部分にさらなる支持を提供できる。選択的な例示的実施例において、図3Iに示すように、別の接続部36bは、底部部材26、少なくとも1つの第1延在部28及び少なくとも1つの第2延在部30を接続してもよい。図3H及び図3Iに示すように、接続部36a、36bを追加することで、カップ14a、14bのそれぞれ1つに対する支持が強化される。
図3Jは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図を示す。いくつかの例示的な実施例において、図3Jに示すように、フレーム24は、3つの第1延在部28、50、60を含んでもよい。第1延在部28は単一の延在部部分を含んでもよい。第2延在部50は、第1延在部部分50(i)及び第2延在部部分50(ii)を含んでもよい。第1延在部部分50(i)及び第2延在部部分50(ii)のそれぞれの一端は、異なる点で下部部材26bに接続され、第1延在部部分50(i)の他端と第2延在部部分50(ii)の他端は、上部部材26aを越えて延在して接続される。いくつかの例示的な実施例において、第3延在部60は、第1延在部部分60(i)及び第2延在部部分60(ii)を含んでもよい。第1延在部部分60(i)及び第2延在部部分60(ii)のそれぞれの一端は、異なる点で下部部材26bに接続され、第1延在部部分60(i)の他端と第2延在部部分60(ii)の他端は、上部部材26aを越えて延在して接続される。
いくつかの例示的な実施例において、一対のフレーム24は、2つの第2延在部30(i)、30(ii)を含んでもよい。いくつかの例示的な実施例において、図3Jに示すように、第2延在部30は、第1延在部部分30(i)及び第2延在部部分30(ii)を含む。いくつかの例示的な実施例において、第1延在部部分30(i)及び第2延在部部分30(ii)のそれぞれの一端は、下部部材26bに接続してもよく、第1延在部部分30(i)の他端と第2延在部部分30(ii)の他端は接続され、好ましくは丸角を形成する。
図4は、本開示の1つ又は複数の実施例に係る衣類の製造方法を示す。該方法は以下を含む。ステップ42で、モールディングされた第1層を用意し、該第1層は好ましくは外層である。モールディングされた第1層は、単一のカップ又は一対のカップを含んでもよく、また織物層及び積層された発泡体材料を含んでもよい。ステップ44で、第2層を用意し、該第2層は好ましくは内層である。ステップ46で、フレームをモールディングされた第1層(又は外層)と第2層(又は内層)との間に挟む。フレーム24は底部部材26を含んでもよく、該底部部材26は、カップのそれぞれ1つのワイヤーに取り付けてもよい。従来のワイヤーに加えてフレーム24を別途設置してもよく、又は従来のワイヤーの代わりにフレーム24を設置してもよく、後者の場合、カップ内にワイヤーがない。底部部材26は、上部部材及び下部部材をさらに含んでもよい。フレームは、少なくとも1つの第1延在部28をさらに含んでもよい。少なくとも1つの第1延在部28は、下部部材26bから上部部材26aを越えて延在する。また、フレームは少なくとも1つの第2延在部30を含む。少なくとも1つの第2延在部30は、下部部材26bからカップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在し、及び/又はそれを越えて延在する。
前述したいくつかの実施例において、少なくとも1つの第1延在部28は、少なくとも1つの第2延在部30よりブラジャーのカップ上辺及び/又は前中心に近く、ブラジャーが着用されるとき、前中心に加えられる力に対する支持及び抵抗を提供する。少なくとも1つの第2延在部30は、少なくとも1つの第1延在部28よりカップ14a、14bのそれぞれ1つの脇下領域及び/又は頂点に近く、ブラジャーが着用されたとき、頂点及びサイドベルトが取り付けられるカップ側にそれぞれ加えられる力に対する支持及び抵抗を提供する。いくつかの実施例において、少なくとも1つの第1延在部28は、第1延在部部分28(i)及び第2延在部部分28(ii)を含む。第1延在部部分28(i)及び第2延在部部分28(ii)のそれぞれの一端は下部部材に接続され、第1延在部部分28(i)の他端と第2延在部部分28(ii)の他端は接続され、好ましくは鋭角を形成する。いくつかの実施例において、少なくとも1つの第2延在部30は、第1延在部部分30(i)及び第2延在部部分30(ii)を含む。第1延在部部分30(i)及び第2延在部部分30(ii)のそれぞれの一端は下部部材に接続され、第1延在部部分30(i)の他端と第2延在部部分30(ii)の他端は接続され、好ましくは丸角30aを形成する。少なくとも1つの第2延在部30の長さは少なくとも1つの第1延在部28よりも長いため、丸角30aは、フレーム24を覆う織物層への、鋭い角又は鋭角によって引き起こされ得る不意な突き刺しを防止するのに役立つ。
図5Aは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図を示す。フレーム24は、カップ14a、14bのそれぞれ1つの下部に位置する底部部材26を含んでもよい。底部部材26は、上部部材26a及び下部部材26bを含んでもよい。いくつかの例示的な実施例において、上部部材26aの一端と下部部材26bの一端は、対応するカップの前中心に近い位置で接続してもよい。フレーム24の上部部材26a及び下部部材26bは、横方向受力構造を提供して、より良好な支持性及び快適性を提供することができる。
いくつかの例示的な実施例において、フレーム24は第1延在部28を含んでもよい。第1延在部28は、下部部材26bから上部部材26aを越えて延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、底部部材26の上部部材26aは、カップ14a、14bのそれぞれ1つのブラジャーパッドを支持するように配置されてもよい。いくつかの例示的な実施例において、底部部材26の下部部材26bは、カップ14a、14bのそれぞれ1つの下部、又は少なくとも下部の底部を支持するように配置されてもよい。カップ下部の底部は、通常、従来のワイヤーの位置にある。
いくつかの例示的な実施例において、第1延在部28は、上部部材26a及び下部部材26bのそれぞれ又はいずれか1つに接続してもよい。図5Aを参照すると、第1延在部28の一端28bは下部部材26bに接続してもよく、第1延在部28の他端28aは上部部材26aを越えてもよい。いくつかの例示的な実施例において、第1延在部28の他端28aは、カップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点(タブ位置とも呼ばれる)方向に向かって延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、第1延在部28は、カップ14a、14bのそれぞれ1つを支持及び保持するように配置されてもよい。第1延在部28は、縦方向受力構造を提供して、衣類により良好な引き寄せ効果を持たせることができる。
いくつかの例示的な実施例において、フレーム24は第2延在部30を含んでもよい。第2延在部30は、下部部材26bからカップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、第2延在部30は、上部部材26a及び下部部材26bのそれぞれ又はいずれか1つに接続してもよい。いくつかの例示的な実施例において、第2延在部30の一端30bは下部部材26bに接続してもよく、第2延在部30の他端30aは、カップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよい。第2延在部30は、カップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に接続してもよく、又はそれを通って越えて延在するように配置されてもよい。
いくつかの例示的な実施例において、第1延在部28の他端28aと第2延在部30は、図5Aに示されるP点で交差する。図5Aに示すように、交差点Pは第2延在部30の一端30bより高くて第2延在部30の他端30aより低い。つまり、第1延在部28の他端28aは、P点で第2延在部30に接続される。第2延在部30の他端30aは、第1延在部28の他端28aより一対のカップのそれぞれ1つの頂点に近い。第2延在部30の他端30aは、第1延在部28の他端28aより一対のカップのそれぞれ1つの脇下領域に近い。第2延在部30は、カップ14a、14bのそれぞれ1つの上部を支持するように配置されてもよい。フレーム24の第2延在部30は、縦方向受力構造を提供して、衣類により良好な引き寄せ効果を持たせることができる。他の実施例において、フレーム24は、複数の第1延在部28及び複数の第2延在部30を含んでもよい。
上述したフレーム24の底部部材26、複数の第1延在部28のうちの少なくとも1つ、及び複数の第2延在部30のうちの少なくとも1つは一体成形されてもよい。
フレーム24は、熱可塑性エラストマー(SEBS)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性ゴム(TPR)、シリコン樹脂又は熱可塑性エラストマー(TPE)材料のうちの1種又は複数種から製造されてもよい。本発明のいくつかの実施例において、フレーム24は、ワイヤーの代わりに設置される。つまり、本発明のいくつかの実施例によれば、カップにはワイヤーがなくてもよい。なぜなら、底部部材26又は少なくとも下部部材26bは従来のワイヤーにより提供される機能を提供できるからである。他の実施例において、底部部材26はカップ14a、14bのそれぞれ1つのワイヤーに取り付けてもよく、また、カップ内には従来のワイヤーに加えて、フレーム24を別途設置してもよい。
例示的な実施例において、フレーム24は、下部部材26bの内部に配置されるコア部材38をさらに含んでもよい。コア部材38は、下部部材26b内に完全に包み込まれる。コア部材38の長さは、下部部材26bの長さに等しいか又はそれより小さいようにしてもよい。コア部材38は、一般的な金属ワイヤーとしてもよい。
コア部材38は、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性ゴム(TPR)、ポリオキシメチレン(POM)又は熱可塑性エラストマー(TPE)材料のうちの1種又は複数種から製造されてもよい。コア部材38とフレーム24の底部部材26、第1延在部28及び第2延在部30とは、同じ材料から製造されてもよいし、異なる材料から製造されてもよい。しかし、コア部材38とフレーム24の底部部材26、第1延在部28及び第2延在部30とは異なる硬度を有さなければならない。具体的には、フレーム24の底部部材26、第1延在部28及び第2延在部30の硬度は、コア部材38の硬度より低くなければならない。なぜなら、カップの上層はより少ない支持と、より高い快適性及び柔軟性が求められるからである。そして、より大きい硬度を有するコア部材38は、カップ14a、14bのそれぞれ1つの下部により強い支持を提供できる。一方、より大きい硬度を有するコア部材38は、より小さい硬度を有するフレーム24の底部部材26に包み込まれることにより、衣類を繰り返し使用したり洗濯したりする際に、コア部材38が勝手に衣類の織物部分を突き刺すことがない。
例示的な実施例において、乳房をよりよく支持するために、コア部材38の断面形状は、図6Aに示すようなL字状又は適切な角度をなすようにしてもよい(必ず90度とする必要がない)。着用された時、L字状のコア部材38の短脚側38(i)は胸に近接し、長脚側38(ii)は胴体に近接し、これにより、胸をよりよく支持する。例示的な実施例において、図6Bに示すように、コア部材38の上方円弧38(i)の幅は、下方円弧38(ii)の幅より大きくしてもよく、これにより、胸をよりよく支持する。ここで、上方円弧とは、ブラジャーが着用された時に、コア部材38の上向きの(又は着用者の頭部により近い)側を指し、下方円弧とは、ブラジャーが着用された時に、コア部材38の下向きの(又は着用者の足部により近い)、上方円弧に対向する側を指す。例示的な実施例において、図6Cに示すように、コア部材38の上方円弧38(i)の幅は、下方円弧38(ii)の幅に等しくてもよい。
図6D及び図6Eは、フレーム内に配置されるコア部材38を示す。図6Dに示すコア部材38はL字状であり、図6Eに示すコア部材38の上方円弧の幅は下方円弧の幅より大きくなる。
例示的な実施例において、フレーム24はコア部材38を含まなくてもよく、これは限定されない。フレーム24は、三次元(3D)形状であり、カップ14a、14bのそれぞれ1つの形状に適合し、これにより、カップ14a、14bのそれぞれ1つの内部に装着される。
図5Bは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図を示す。図5Bに示すフレーム24は、図5Aのフレーム24に類似している。例示的な実施例において、フレーム24は、カップ14a、14bのそれぞれ1つの下部に位置する底部部材26を含んでもよい。底部部材26は、上部部材26a及び下部部材26bを含んでもよい。例示的な実施例において、下部部材26bの内部に完全に包み込まれるようにコア部材38を設置してもよい。図5Bのコア部材38は、図5Aのコア部材38に類似しており、ここでは説明を省略する。
フレーム24は第1延在部28を含んでもよい。第1延在部28は、下部部材26bから上部部材26aを越えて延在してもよい。第1延在部28の一端28bは下部部材26bに接続してもよく、第1延在部28の他端28aは、上部部材26aを越えてカップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、フレーム24は第2延在部30を含んでもよい。第2延在部30は、下部部材26bからカップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよい。第2延在部30の一端30bは下部部材26bに接続してもよく、第2延在部30の他端30aは、カップ14a、14bのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよい。いくつかの例示的な実施例において、第1延在部28の他端28aと第2延在部30の他端30aは、図5Bに示されるP点で交差し、且つ第1延在部28及び第2延在部30はいずれもP点を上方への延在の終点とする。
図5Cは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図を示す。図5Cに示すフレーム24は、図5A及び図5Bに示すフレーム24に類似している。図5Cに示すフレーム24は、上述した底部部材26、第1延在部28、第2延在部30及びコア部材38に加えて、底部部材26、第1延在部28及び第2延在部30の間で交差して接続される複数の帯状部材をさらに含んでもよい。図5Cのフレーム24の底部部材26、第1延在部28、第2延在部30及び上記複数の帯状部材は一体成形されてもよい。図5Cに示すフレーム24は、「大きいサイズ」のブラジャーに適しており、その肩紐の幅はより大きくなる場合がある。
図5Dは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図を示す。図5Dに示すフレーム24は、図5Aから図5Cに示すフレーム24に類似している。図5Dに示すフレーム24は、上述した底部部材26、第1延在部28、第2延在部30及びコア部材38に加えて、中部部材40をさらに含んでもよい。中部部材40は、上部部材26a上の、一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置してもよく、これにより、前記ブラジャーパッドを支持する。中部部材40は、第1延在部28の上部部材26aを越えて延在する部分上の、一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置してもよく、これにより、前記ブラジャーパッドを支持する。中部部材40は、上部部材26a及び/又は第1延在部28及び/又は第2延在部30に接続してもよい。
例示的な実施例において、中部部材40は波形状であり、これにより、胸への圧力をよりよく解放してより良好な押し上げ効果を達成する。例示的な実施例において、中部部材40は、互いに密接に配列される複数の円弧から構成されてもよい。しかしながら、中部部材40は、複数の他の形状のものから構成されてもよく、本実施例の円弧形に限定されない。中部部材40は、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性ゴム(TPR)、ポリオキシメチレン(POM)又は熱可塑性エラストマー(TPE)材料のうちの1種又は複数種から製造されてもよい。
図5Dのフレーム24の底部部材26、第1延在部28、第2延在部30、コア部材38及び中部部材40は一体成形されてもよい。さらに、フレーム24の底部部材26、第1延在部28、第2延在部30、コア部材38及び中部部材40は、略ストライプ状であってもよく、又はストリップによって形成されてもよく、ストリップの幅は約5mmであり、又は2mmから20mmであり、厚さは約1mmであり、又は0.5mmから3mmである。フレーム24の下部部材26bは、平坦な外面を有さなくてもよく、例えば、コア部材38又は一般的なワイヤーを覆うように凸状の部材であってもよい。
図5Eは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図を示す。図5Eに示すフレーム24は、図5Dに示すフレーム24に類似している。
図5Eに示すフレーム24は、上述した底部部材26、第1延在部28、第2延在部30、コア部材38及び中部部材40に加えて、底部部材26、第1延在部28、第2延在部30、コア部材38及び中部部材40の外層にこれらの部材を包み込む被覆部材70をさらに含んでもよい。以下、説明の便宜上、底部部材26、第1延在部28、第2延在部30、選択的な中部部材40及び選択的なコア部材38からなる構造を被被覆部材と呼ぶ。
例示的な実施例において、被覆部材70は、PU、EVA、TPE、シリコン樹脂等の発泡材料から製造される。被覆部材70の材料硬度は、被被覆部材の材料硬度より小さくなる。被覆部材70は、フレーム24の底部部材26、第1延在部28、第2延在部30、コア部材38及び中部部材40からなる被被覆部材を包み込むための一定の厚さ及び延在性を有する。具体的には、被覆部材70は被被覆部材を完全に被覆してもよい。被覆部材70の外側境界は、被被覆部材の外側境界を少なくとも1ミリメートル超えてもよく、また、被覆部材70の被被覆部材が存在しない外側境界の厚さは、被覆部材70の被被覆部材が存在する位置(外側境界に対して、中間位置とも呼ばれる)の厚さより小さくなる。被覆部材70は、胸への支持面積を増大させ、より低い材料硬度を有するため、胸により良好な支持を提供しながら、衣類着用時の快適性を高めることができる。
本願の他の実施例において、図5A、図5B、図5C及び図5Dのフレーム24の外部には、フレーム24を包み込む被覆部材70(図示せず)を設置してもよい。該被覆部材70の外側境界は、被覆されたフレーム24の外側境界を少なくとも1ミリメートル超えてもよく、また、被覆部材70の、被覆されたフレーム24が存在しない外側境界の厚さは、被覆部材70の、被覆されたフレーム24が存在する位置(外側境界に対して、中間位置とも呼ばれる)の厚さより小さくなる。さらに、該被覆部材70の材料硬度は、その内部の被覆されたフレーム24の材料硬度より小さくなる。
図5Fは、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の模式図を示す。図5Fに示すフレーム24の構造及び材質等の性質について、コア部材を含まない以外は、図5Eに示すフレーム24と一致しており、ここでは説明を省略する。また、別の実施例において、図5A、図5B、図5C及び図5Dのフレーム24は内部のコア部材を含まず、フレーム24を包み込む被覆部材(図示せず)を含むようにしてもよい。
図7は、本開示の1つ又は複数の実施例に係る一対の図5Dのフレーム24を有する衣類10の模式図を示す。
図7に示すように、衣類10は、衣類10の形状を限定する本体構造12をさらに含む。図7の例示的な衣類10において、本体構造12は、第1カップ14a及び第2カップ14bを有する一対のカップを含んでもよい。前中心16は、第1カップ14aと第2カップ14bとの間を延在して第1カップ14a及び第2カップ14bを接続してもよい。第1肩紐18a及び第2肩紐18bを含む一対の肩紐は、それぞれ第1カップ14a及び第2カップ14bの周辺に取り付けてもよい。また、第1サイドベルト20a及び第2サイドベルト20bを含む一対のサイドベルトは、それぞれ第1カップ14a及び第2カップ14bの周辺に取り付けてもよい。1つ又は複数の例示的な実施例において、1つ又は複数の係止部分22は、第1サイドベルト20a及び第2サイドベルト20bのうちの1つ又は両方に設置してもよい。一対の肩紐18a及び18bによりブラジャーである衣類10を着用者の肩に支持し、一対のサイドベルト20a及び20bにより衣類10を着用者の胴体周りに支持することが想定され得る。いくつかの例において、一対の肩紐18a及び18bを用意せず、一対のサイドベルト20a及び20bだけで衣類10を着用者の体に支持してもよい。
図7に示すように、衣類10は、一対のカップ14a及び14b内に位置する図5Dに示すようなフレーム24を含んでもよい。フレーム24を含む衣類10は、胸をよりよく支持することができる。フレーム24は、底部部材26、第1延在部28、第2延在部30、コア部材38及び中部部材40を含んでもよい。図7に示すフレーム24の構造、材質等の性能は、図5Dに示すフレーム24に類似しており、ここでは説明を省略する。
図8は、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレーム24の立体図を示す。
図8に示すように、フレーム24は、カップのそれぞれ1つの下部に位置する底部部材26を含んでもよい。底部部材26は上部部材26a及び下部部材26bを含んでもよい。底部部材26の下部部材26bは円弧形であってもよい。下部部材26bの内面(該内面は着用者の体に近接する面である)及び内面に対向する外面は略平面状又は「凸状」であり、それにより、快適な着心地を着用者に提供する。
フレーム24は、第1延在部28、第2延在部30及び中部部材40をさらに含んでもよい。第1延在部28は、下部部材26bから上部部材26aを越えて延在してもよい。第2延在部30は、下部部材26bからカップのそれぞれ1つの頂点に向かって延在してもよい。中部部材40は、上部部材26a上の、一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置してもよく、これにより、前記ブラジャーパッドを支持する。中部部材40は、第1延在部28の上部部材26aを越えて延在する部分上の、一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置してもよく、これにより、前記ブラジャーパッドを支持する。中部部材40は、上部部材26a及び/又は第1延在部28及び/又は第2延在部30に接続してもよい。フレーム24の底部部材26、第1延在部28、第2延在部30及び中部部材40は一体成形されてもよい。フレーム24の上部部材26a、第1延在部28、第2延在部30及び中部部材40からなる、凹状の内面及び凸状の外面を有する構造は、カップの形状に適合する3D形状を有してもよい。さらに、外側では、第1延在部28及び第2延在部30と下部部材26bとの間で鈍角が形成される。つまり、フレーム24の下部部材26bの内面(着用者の体に近接する面)は平面状又は凸状である。フレーム24の上部部材26a、第1延在部28、第2延在部30及び中部部材40からなる構造の内面は凹状である。フレーム24の上部部材26a、第1延在部28、第2延在部30及び中部部材40から形成される構造の凹状の内面は、着用者の胸形状と略一致する。また、第1延在部28及び第2延在部30の外面は、下部部材26bの外面に対して90度から180度までの角度を形成する。
図9は、本開示の1つ又は複数の実施例に係る衣類の製造方法900を示す。
方法900は以下を含む。ステップ92で、モールディングされた第1層を用意し、該第1層は好ましくは外層である。モールディングされた第1層は、単一のカップ又は一対のカップを含んでもよく、また織物層及び積層された発泡体材料を含んでもよい。ステップ94で、第2層を用意し、該第2層は好ましくは内層である。ステップ96で、フレームをモールディングし、製造されたフレームを前記第1層と前記第2層との間に挟む。モールディングして形成されたフレームは、例えば、図5Aから図5Fを参照して記載されたいずれか1つの実施例におけるフレームであってもよい。
図10は、本開示の1つ又は複数の実施例に係る衣類の製造方法1000を示す。
方法1000は以下を含む。ステップ102で、3D形状のフレーム、例えば、図8に示すフレーム24を形成する。ステップ104で、予め形成された3D形状のフレームをモールドに入れ、モールディング方法によってフレームの周囲にカップ外層及びカップ内層を形成する。ステップ104が完了すると、フレームはカップ外層とカップ内層との間に介在する。他の実施形態において、ステップ104で、3D形状のカップ外層及びカップ内層を予めモールディングして形成してもよく、ここで、カップ外層及びカップ内層の形状はフレームの3D形状に適合してもよい。続いて、製造された3D形状のカップ外層及びカップ内層を、ステップ102で製造された3D形状のフレームと組み合わせて、カップ外層とカップ内層との間に介在するフレームを有する衣類を形成する。
図11は、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレームの製造方法1100を示す。
方法1100は以下を含む。ステップ112で、第1材料をモールドに注入することで、一対のカップのそれぞれ1つの下部に位置し、上部部材及び下部部材を含む底部部材と、下部部材から上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第1延在部と、下部部材から上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第2延在部と、を含む構造を一体的に形成し、ここで少なくとも1つの第2延在部は、少なくとも1つの第1延在部より一対のカップのそれぞれ1つの脇下領域に近い。選択的に、他の実施例において、ステップ112で第1材料をモールドに注入することで、さらに中部部材を形成してもよく、中部部材は、図5Dに示すフレーム24の中部部材40のように、波形状であってもよい。中部部材は、互いに密接に配列される複数の略円弧から構成されてもよく、複数の他の形状のものから構成されてもよい。中部部材は、上部部材上の、一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置してもよく、これにより、前記ブラジャーパッドを支持する。中部部材は、第1延在部の上部部材を越えて延在する部分上の、一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置してもよく、これにより、前記ブラジャーパッドを支持する。中部部材は、上部部材及び/又は第1延在部及び/又は第2延在部に接続してもよい。第1材料は、例えば、PP、PA、TPU、TPR、POM、TPE等の熱可塑性の射出成形プラスチック材料であってもよい。
方法1100はさらに以下を含んでもよい。ステップ114で、ステップ112で製造された底部部材、第1延在部、第2延在部、及び選択的な中部部材を含む構造と、第3材料とをモールドに入れて、底部部材、第1延在部、第2延在部、及び選択的な中部部材を含む構造の外部に、図5Fに示すフレーム24の被覆部材70のような被覆部材を形成する。該実施例において、被覆部材は、第1材料の硬度より小さい硬度を有する第3材料を含む。被覆部材は、底部部材、第1延在部、第2延在部及び/又は中部部材を完全に包み込んでもよい。被覆部材は、胸をより大きな面積で支持し、より高い快適性を提供することができる。第3材料は、例えば、PU、EVA、TPE、シリコン樹脂等の発泡材料であってもよい。
この実施例において、第1材料の硬度は第3材料の硬度より大きくなる。
図12は、本開示の1つ又は複数の実施例に係るフレームのモールディング方法1200を示す。
方法1200は以下を含む。ステップ122で、第2材料をモールドに注入して、図5Aから図5Eに示すコア部材38のようなコア部材を形成する。第2材料は、例えば、PP、PA、TPR、POM、TPE等の熱可塑性材料であってもよい。
ステップ124で、ステップ122で製造されたコア部材及び第1材料をモールドに入れて、底部部材、第1延在部、第2延在部、及び選択的な中部部材を含む、コア部材が包み込まれる図5Aから図5Dに示すような一体構造をモールディングして形成する。底部部材は上部部材及び下部部材を含んでもよい。コア部材は、底部部材の下部部材に包み込まれる。コア部材の長さは、下部部材の長さに等しいか又はそれより小さいようにしてもよい。第1延在部は、下部部材から上部部材を越えて延在する。第2延在部は、下部部材からカップのそれぞれ1つの頂点に向かって延在し、及び/又はそれを越えて延在する。第1延在部と第2延在部は、それらの延在方向に一点で交差してもよい。第2延在部は、第1延在部よりカップのそれぞれ1つの脇下領域及び/又は頂点に近く、ブラジャーが着用されたとき、頂点及びサイドベルトが取り付けられるカップ側にそれぞれ加えられる力に対する支持及び抵抗を提供する。中部部材は波形状であってもよい。中部部材は、上部部材上の、一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置してもよく、これにより、前記ブラジャーパッドを支持する。中部部材は、第1延在部の上部部材を越えて延在する部分上の、一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置してもよく、これにより、前記ブラジャーパッドを支持する。中部部材は、上部部材及び/又は第1延在部及び/又は第2延在部に接続してもよい。選択的に、他の実施例において、中部部材を形成しなくてもよい。第1材料は、例えば、PP、PA、TPU、TPR、POM、TPE等の熱可塑性の射出成形プラスチック材料であってもよい。
ステップ126で、ステップ124で製造された底部部材、第1延在部、第2延在部及び選択的な中部部材を含む構造と、第3材料とをモールドに入れて、底部部材、第1延在部、第2延在部及び選択的な中部部材を含む構造の外部に、図5Eに示すような被覆部材を形成する。被覆部材は、底部部材、第1延在部、第2延在部及び中部部材を完全に包み込んでもよい。被覆部材は、胸をより大きな面積で支持し、より高い快適性を提供することができる。被覆部材は第3材料を含み、第3材料は、例えば、PU、EVA、TPE、シリコン樹脂等の発泡材料であってもよい。該実施例において、第1材料と第2材料は同じ材料であってもよく、第2材料の硬度は第1材料の硬度より大きくなり、第1材料の硬度は第3材料の硬度より大きくなる。
上述した種々の衣類及び方法は、本発明のいくつかの好ましい実施例を実施するための複数の形態を提供する。当然ながら、記載された全ての目的又は利点は、必ずしも本明細書に記載の任意の具体的な実施例によって達成するというわけではないことを理解すべきである。従って、例えば、当業者であれば、本明細書に教示又は示唆される他の目的又は利点を達成することなく、本明細書に教示される1つ又は一群の利点を達成又は最適化するように、製品を製造して方法を実施し得ることが認識される。
また、当業者であれば、異なる実施例からの様々な特徴の互換性が認識される。同様に、上述した様々な構成要素、特徴及びステップ、並びにこのような構成要素、特徴又はステップのそれぞれに用いられる他の既知の同等物は、本明細書に記載の原理に従って製品を製造して方法を実行するために、当業者によって混合及び整合され得る。
本開示の特定の実施例のこれまでの記載は、説明及び記載の目的で提供されるものであり、網羅的なものでありもしくは開示された特定の形態に本開示を限定するというわけではない。また、多くの修正及び変更が上述した教示から可能であることは明らかである。例示的な実施例は、本開示の原理及びその実際の応用を最もよく説明し、それにより当業者が本開示及び様々な修正を含む様々な実施例を意図された特定の用途に適したものとして最も良く利用することを可能とするために、選択及び説明された。

Claims (36)

  1. 一対のカップと、
    一対のフレームと、を含み、各フレームは、
    前記一対のカップのそれぞれ1つの下部に位置し、上部部材及び下部部材を含む底部部材と、
    前記下部部材から前記上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第1延在部と、
    前記下部部材から前記上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第2延在部と、を含み、
    前記少なくとも1つの第2延在部は、前記少なくとも1つの第1延在部より前記一対のカップのそれぞれ1つの脇下領域に近い、衣類。
  2. 前記少なくとも1つの第2延在部の長さは、前記少なくとも1つの第1延在部の長さより長い、請求項1に記載の衣類。
  3. 前記上部部材と前記下部部材は、中空の三日月形状に囲むように両端で接続される、請求項1に記載の衣類。
  4. 前記少なくとも1つの第1延在部は、前記上部部材及び前記下部部材のそれぞれに接続され、
    前記少なくとも1つの第1延在部の一端は前記下部部材に接続され、前記少なくとも1つの第1延在部の他端は前記上部部材を越える、請求項1に記載の衣類。
  5. 前記少なくとも1つの第2延在部は、前記上部部材及び前記下部部材のそれぞれに接続され、
    前記少なくとも1つの第2延在部の一端は前記下部部材に接続され、前記少なくとも1つの第2延在部の他端は前記一対のカップのそれぞれ1つの頂点に向かって延在する、請求項1に記載の衣類。
  6. 前記少なくとも1つの第1延在部は、第1延在部部分及び第2延在部部分を含み、
    前記第1延在部部分及び前記第2延在部部分のそれぞれの一端は前記下部部材に接続され、前記第1延在部部分及び前記第2延在部部分のそれぞれの他端は前記上部部材を越えて延在する、請求項1に記載の衣類。
  7. 前記第1延在部部分と前記第2延在部部分は互いに離間している、請求項6に記載の衣類。
  8. 前記第1延在部部分の前記他端と前記第2延在部部分の前記他端は接続される、請求項6に記載の衣類。
  9. 前記少なくとも1つの第2延在部は第1延在部部分及び第2延在部部分を含み、
    前記第1延在部部分及び前記第2延在部部分のそれぞれの一端は前記下部部材に接続され、前記第1延在部部分の他端は前記第2延在部部分の他端に接続される、請求項1に記載の衣類。
  10. 前記第1延在部部分の前記他端と前記第2延在部部分の前記他端は丸角を形成するように接続される、請求項9に記載の衣類。
  11. 前記フレームは、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性ゴム(TPR)、ポリオキシメチレン(POM)及び熱可塑性エラストマー(TPE)材料のうちの1種又は複数種を含む、請求項1に記載の衣類。
  12. 前記下部部材の、着用者の体に近接する内面及び前記内面に対向する外面は平面状又は凸状である、請求項1に記載の衣類。
  13. 各フレームは中部部材をさらに含み、前記中部部材は、前記上部部材上の、前記一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置して、前記ブラジャーパッドを支持する、請求項1に記載の衣類。
  14. 前記中部部材は波形状である、請求項13に記載の衣類。
  15. 前記中部部材は連続的な複数の円弧を含む、請求項13に記載の衣類。
  16. 前記フレームの前記上部部材、前記第1延在部、前記第2延在部及び前記中部部材からなる構造は、凹状の内面及び凸状の外面を有し、前記一対のカップのそれぞれ1つの形状に適合する3D形状を有する、請求項13に記載の衣類。
  17. 前記第1延在部及び前記第2延在部の外面は前記下部部材の外面に対して90度から180度までの角度を形成する、請求項16に記載の衣類。
  18. 前記フレームは、前記下部部材によって包み込まれるように前記下部部材の内部に配置されるコア部材をさらに含む、請求項1に記載の衣類。
  19. 前記底部部材、前記少なくとも1つの第1延在部、前記少なくとも1つの第2延在部及び前記中部部材の材料硬度は、前記コア部材の材料硬度より小さくなる、請求項18に記載の衣類。
  20. 前記コア部材の断面はL字状である、請求項18に記載の衣類。
  21. 前記コア部材の上方円弧の幅は下方円弧の幅に等しいか又はそれより大きくなる、請求項18に記載の衣類。
  22. 前記フレームは、前記底部部材、前記少なくとも1つの第1延在部、前記少なくとも1つの第2延在部及び前記中部部材を包み込む被覆部材をさらに含む、請求項1に記載の衣類。
  23. 前記被覆部材の材料硬度は、前記底部部材、前記少なくとも1つの第1延在部、前記少なくとも1つの第2延在部及び前記中部部材の材料硬度より小さくなる、請求項22に記載の衣類。
  24. 前記少なくとも1つの第1延在部の、前記上部部材を越えて延在する一端に比べて、前記少なくとも1つの第2延在部の、前記上部部材を越えて延在する一端は、前記一対のカップのそれぞれ1つの頂点まで延在する、請求項13~23のいずれか1項に記載の衣類。
  25. 前記上部部材と前記下部部材は一端で接続され、他端で前記少なくとも1つの第2延在部に接続される、請求項13~23のいずれか1項に記載の衣類。
  26. 第1材料をモールドに注入し、第1構造を形成するステップを含む、フレームをモールディングするステップと、
    一対のカップを含むモールディングされた第1層及び第2層を用意して、前記フレームを前記第1層と前記第2層との間に挟むステップと、を含み、
    前記第1構造は、
    前記一対のカップのそれぞれ1つの下部に位置し、上部部材及び下部部材を含む底部部材と、
    前記下部部材から前記上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第1延在部と、
    前記下部部材から前記上部部材を越えて延在する少なくとも1つの第2延在部と、を含み、前記少なくとも1つの第2延在部は、前記少なくとも1つの第1延在部より前記一対のカップのそれぞれ1つの脇下領域に近い、衣類の製造方法。
  27. フレームをモールディングするステップは、
    第2材料をモールドに注入してコア部材をモールディングするステップをさらに含み、前記コア部材は前記底部部材の前記下部部材内に包み込まれる、請求項26に記載の方法。
  28. フレームをモールディングするステップは、
    第3材料をモールドに注入して、前記底部部材、前記少なくとも1つの第1延在部、前記少なくとも1つの第2延在部を包み込む被覆部材をモールディングするステップをさらに含む、請求項26に記載の方法。
  29. 第1材料をモールドに注入して形成された前記第1構造は中部部材をさらに含み、前記中部部材は、前記上部部材上の、前記一対のカップのそれぞれ1つのブラジャーパッドがある位置に位置して、前記ブラジャーパッドを支持する、請求項26に記載の方法。
  30. 前記第1材料の硬度は前記第2材料の硬度より小さくなる、請求項27に記載の方法。
  31. 前記第1材料の硬度は前記第3材料の硬度より大きくなる、請求項28に記載の方法。
  32. 前記下部部材の、着用者の体に近接する内面及び前記内面に対向する外面は平面状又は凸状である、請求項26に記載の方法。
  33. 前記中部部材は波形状である、請求項29に記載の方法。
  34. 前記中部部材は連続的な複数の円弧を含む、請求項29に記載の方法。
  35. 前記フレームの前記上部部材、前記第1延在部、前記第2延在部及び前記中部部材からなる第2構造は、凹状の内面及び凸状の外面を有し、前記一対のカップのそれぞれ1つの形状に適合する3D形状を有する、請求項29に記載の方法。
  36. 前記第1延在部及び前記第2延在部の外面は前記下部部材の外面に対して90度から180度までの角度を形成する、請求項35に記載の方法。
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