JP2022534815A - 容器の蓋 - Google Patents

Abstract

容器の開放端を覆うための蓋（１０１）が開示されている。蓋の基部（１０２）は、容器のリムと着脱可能かつ密封可能に係合するように適合されている。蓋の隆起部分（１０３）は、基部から上方に突出しており、注ぎ口（１０７）は、蓋頂部から又は蓋頂部に近接して、蓋の基部（１０２）まで又は蓋の基部（１０２）に向かって延び、材料の出口開口部（１０８）は蓋頂部に向かって又は上方に向いている。容器（１２０）に液体を入れて使用する場合、蓋は容器にしっかりとフィットし、ユーザは、液体が容器から逃げるのを実質的に防ぐように閉状態と、材料の出口開口部から材料が出るのを可能にするための開状態との間で移動させることができる。ユーザは、隆起部分（１０３）を圧迫して、注ぎ口（１０３）を閉状態から開状態へと移動させることができる。

Description

本発明は、一般に、容器の蓋に関する。特に、以下に限定するものではないが、本発明は、飲料容器の蓋に関する。

持ち帰り用のコーヒー又はホットチョコレートなどの飲料は、通常、別の蓋が適用されている持ち帰り用のカップ又は容器で販売される。これらの蓋には、通常、開放された飲み口を有する。このため、開口部を通して液体がこぼれる（又は熱い飲み物の場合はけがをする）危険性がある。これらの蓋のもう１つの既知の問題は、熱が飲み口から逃げてしまう可能性、及び、場合によっては、蓋が適用されているカップにしっかりとフィットしないため、蓋が簡単に外れる可能性がある。清涼飲料水又はアイスコーヒーなどの冷たい飲み物であっても、飲用中に開口部から液体がこぼれることは、混乱を引き起こすだけでなく、衣服、カーペットなどを汚してしまう可能性があるため、望ましくない。

様々なタイプの蓋が当技術分野で以前から知られている。

例えば、米国特許第１０４９４１５Ｂ２は、開位置と閉位置の間で移動可能なタブを有する再閉鎖可能なカップ蓋を開示している。従来技術に開示された蓋に関する問題の１つは、蓋が製造上の観点から有利ではない複数の材料片を含むことである。さらに、使用中にタブが誤って外れたり壊れたりする可能性がある。さらに、米国特許第１０４９４１５Ｂ２の蓋には注ぎ口がないため、内容物が開口部から容易にこぼれる可能性があるため、蓋はユーザの観点から便利である。また、開いた構成と閉じた構成との間でタブを移動させることは、特に容器を持ち運ぶのと同じ手でそのような行動を実行しようとする場合、難しい場合がある。

米国特許第５３９０８１０Ａは、圧迫されて開く機能を備えたクロージャ装置を開示している。それは、カップが圧迫されると蓋が開き、圧迫が解除されると閉状態に戻ることを可能にする、蓋の波形を開示している。しかし、このクロージャ装置は、最初の圧迫動作が解除されると閉位置に戻るため、蓋を開いたままにするためには一定の圧迫力を必要とし、不便である。また、注ぎ口が水平方向に向いているため、注ぎ口の開口部を通して、容器から内容物／液体を引き出すためには、容器をより傾ける必要がある。また、水平方向に向いているような開口部を通して、容器の内容物を放出することは、スムージー又はミルクセーキのように中身が濃くて粘性のある液体の場合は、特に困難な可能性がある。

ＵＳ４３３３５８３Ａは、液体容器のための飲用注ぎ口カバーを開示している。注ぎ口は上向きに伸びる注ぎ口であり、開くことはできるが、再閉鎖可能な機能を有していない。注ぎ口の上部カバーは、一度壊れると再び取り付けることができない穿孔接続によって所定の位置に保持されている。

また、蓋の不均一な上面の存在、及び／又は蓋の上面上の注ぎ口の位置及び向きは、上記の先行技術文献に開示された蓋では、使用前の輸送及び保管のために別のカップ／容器を蓋に積み重ねることが容易できない。そのような方法で積み重ねることができないことは、そのような蓋を備えた容器の包装、保管、及び／又は輸送に関して大きな欠点となり得る。

本発明の好ましい態様の目的は、上記の問題の１つ又はいくつかを解決するために少なくとも何らかの方法を取ることである。これは好ましい形態の目的ではあるが、請求項に記載の発明の範囲を限定するものと見なすべきではない。本発明自体の目的は、単に有用な選択肢を公衆に提供することである。

本明細書で使用される場合「及び／又は」という用語は、「及び」又は「又は」、あるいはその両方を意味する。明細書で使用される場合、名詞の後に続く「（複数）」は、その名詞の複数形及び／又は単数形を意味する。本明細書及び特許請求の範囲で使用される「含む」という用語は、「少なくとも一部を構成する」を意味する。本明細書及び特許請求の範囲の記述を解釈する際には、各記述においてその用語で前置された特徴がすべて存在する必要があるが、他の特徴も存在することができる。また、「含む」及び「含まれる」などの関連語は、同様に解釈される。

一態様では、本発明は、流動性材料を収容するように適合された容器の開口部を閉じるための蓋にあるものであって、前記蓋は、前記容器の周囲、内側、又はその両方に係合する、又は係合することができる周辺領域を含む蓋であって、及び
前記周辺領域の内側にある非周辺領域；
前記非周辺領域は、構造体を有し、前記構造体は、
ｉ． 前記非周辺領域の流動性材料の出口開口部を少なくとも実質的に閉じる閉状態にするために、押すことができる、又は既に押されており、及び
ｉｉ． 閉状態から開状態に解放されて、材料の出口開口部を介して容器から材料を排出することができ、
前記構造体は、前記蓋頂部から、又は前記蓋頂部の近位に近接して、蓋の基部まで又は前記蓋の基部に向かって延び、前記材料の出口開口部は蓋頂部に向かって又は上方に向いている。

好ましくは、前記基部は、容器のリムに着脱可能に係合するように適合された環状基部である。

好ましくは、前記蓋は、前記環状基部から上方に突出する隆起壁部分である隆起部分をさらに備える。

好ましくは、前記材料の出口開口部は、前記蓋頂部に向かって又は上方に向いており、周辺外側には向いていない。

好ましくは、前記構造体は注ぎ口である。

好ましくは、前記注ぎ口が前記材料の出口開口部の一部を規定し、蓋の隆起部分に形成されている注ぎ口は、前記隆起部分の第１領域に沿って、基部に対して上方に延びている。

好ましくは、前記構造体は、前記材料の出口開口部の一部を定義する場所を除きライブヒンジ式である。

好ましくは、前記ライブヒンジ（ライブヒンジ付き構造体）は、好ましくはそれによって、周辺領域の内側に構造体の一部を保持できるように、非周辺領域の窪みにある。

好ましくは、前記構造体は、保持されていない場合、周辺領域の上で安定した状態をとる。

好ましくは、前記周辺領域は環状又は実質的に環状である。

好ましくは、前記構造体は開状態に付勢されている。

好ましくは、前記蓋は、前記構造体を閉状態で保持するために、前記構造体の一部を捕捉するように適合されたキャッチを含んでいる。

好ましくは、前記材料の出口開口部は部分的に弧状である。

好ましくは、前記蓋は、前記基部から又は前記基部に対して下方に突出する環状の内部延長部を備え、前記環状の内部延長部は、使用時に少なくとも部分的に容器内にフィットするように構成されている。

好ましくは、前記蓋は、前記構造体の一方の側に形成された第１把持部分と、注ぎ口の他方の側に形成された第２把持部分とをさらに備え、前記第１及び第２の把持部分の少なくとも１つを圧迫すること、又は押すことで、前記構造体が閉状態から開状態に移行するように適合されている。

好ましくは、前記第１及び第２の把持部分のそれぞれは、ユーザの指を使って把持することを容易にするために、テクスチャ加工された形状を含む。

好ましくは、前記周辺領域に向かって前記構造体に力を加えることは、前記構造体を開状態から閉状態に移行させるように適合される。

好ましくは、前記蓋は、流体の流れを改善するための空気循環孔をさらに備える。

好ましくは、前記蓋は、容器を蓋の上に積み重ねることを可能にするために水平面をさらに含む。

好ましくは、前記蓋は、使用時に流動性材料が容器に入った状態で、かつ前記蓋が容器にフィットしている場合、ユーザが、材料が容器から逃げるのを実質的に防ぐように容器の開放端を閉じる閉状態と、ユーザが容器内の材料を注ぐことができる開状態との間で前記注ぎ口を移動することができるように配置及び形成されており、使用時に、前記蓋は、ユーザが容器又は蓋を圧迫することで、注ぎ口が閉状態から開状態に移動できるように適合されている。

好ましくは、前記注ぎ口はヒンジ式である。

好ましくは、前記注ぎ口は、ユーザがタブを引いて前記注ぎ口を開状態に移動させ、又はタブを押して注ぎ口を閉状態に移動させたりできるように適合されたタブを有する。

好ましくは、前記隆起部分は、第１側壁部分における基部からの高さが、径方向に対向する第２側壁部分の基部からの高さよりも高い。

好ましくは、前記第１側壁部分の高さは基部から約１０ｍｍであり、前記第２側壁部分の高さは基部から約８ｍｍである。

好ましくは、前記蓋は、容器の内壁と係合するように適合された内側環状壁を有する。

好ましくは、前記隆起部分（好ましくはその内向きの壁）は、前記注ぎ口が閉状態にあるときに、注ぎ口と解放可能に係合するように適合及び構成されている。

好ましくは、前記蓋は、閉状態にあるときに前記注ぎ口の一部を解放可能に受けるように適合されたキャッチを含む。

好ましくは、前記キャッチは蓋頂部に配置される。

好ましくは、前記キャッチは前記隆起部分に配置される。

好ましくは、前記キャッチは、前記注ぎ口が閉状態にあるときに、前記注ぎ口の一部を解放可能に受けるように適合されており、前記注ぎ口はヒンジによって開状態に付勢されているが、前記注ぎ口が前記キャッチに受けられているときには、開状態に移動することができない。

好ましくは、前記蓋は、生分解性の材料で作られている。

好ましくは、前記蓋は、実質的に生分解性プラスチックで作られている。

好ましくは、前記蓋は容器と一緒に使用されるように適合されている。

好ましくは、前記容器は使い捨てのホット飲料用容器である。

好ましくは、閉状態にあるときに、圧迫によって容器及び／又は蓋に力が加えられると、前記注ぎ口が閉状態から開状態になる。

好ましくは、閉状態にあるときに、前記注ぎ口が前記キャッチと係合及び開放する方向と平行な方向に容器及び／又は蓋に圧迫により力が加えられると、前記注ぎ口が閉状態から開状態に移動する。

好ましくは、閉状態にあるときに、前記隆起部分を押して力を加えると前記注ぎ口は閉状態から開状態に移動する。

好ましくは、環状の基部を押して力を加えると、前記注ぎ口は閉状態から開状態に移動する。

さらなる態様では、本発明は、頂部が開いたカップ又は容器のリムに解放可能に係合するための蓋にあるものであって、前記蓋は：
ａ． 前記容器のリムの周囲、内側、又はその両方に係合する、又は係合することができるリップと、
ｂ． 前記リップに相対して上方に延びる環状壁と、
ｃ． 前記環状壁の頂部にある蓋であって、前記環状壁は、前記環状壁から隆起した注ぎ口の形をした伸長構造体を示し、前記注ぎ口の端部は、前記蓋の頂部、又は蓋の頂部よりも上にあり、前記容器内の材料が出ることができる蓋の頂部に閉鎖可能な開口部を規定し、前記構造体は、環状壁の残りの部分から少なくとも部分的に分離され（好ましくは、ライブヒンジによって）、以下：
ｉ． 前記注ぎ口を（例えば環状壁に向かって）押し下げて、前記注ぎ口の端部を前記蓋頂部に接触させて、それによって閉鎖可能な開口部を閉じること、及び
ｉｉ． 前記環状壁を、前記構造体の伸長方向に対して横方向に圧縮し、前記注ぎ口を前記環状壁から遠ざけるように移動させ、それによって閉鎖可能な開口部を開くことと、
を可能にする。

好ましくは、前記注ぎ口の端部は、蓋頂部のエッジと閉鎖可能な開口部の周縁を規定するエッジを有し、前記注ぎ口のエッジと前記蓋頂部のエッジは、閉鎖可能な開口部が閉じられるときに互いに整合する。

好ましくは、前記構造体は、前記蓋頂部から又は前記蓋頂部に近接して、蓋の基部まで又は前記蓋の基部に向かって延び、閉鎖可能な開口部は、蓋頂部に向かって又は上方に向いている。

さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載されているような蓋と、蓋が固定されたところでリムで規定された開頂部容器とを備える蓋付き容器であるとも言える。

さらなる態様では、本発明は、容器の容器部分の頂部に位置する蓋を備えた容器であって、前記蓋は本明細書に記載される。

好ましくは、前記蓋は容器部分と一体的に形成されている。

好ましくは、前記蓋は容器部分から取り外し可能である。

本発明のこれら及びその他の特徴、目的、利点は、添付の図面及び特許請求の範囲を含む本開示の全体を読むことによって、当業者には容易に明らかになるであろう。

本発明のいくつかの好ましい実施形態を、例として添付の写真及び図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態である蓋の正面図である。 図１の蓋の背面図である。 図１の蓋の上面図であって、注ぎ口が開いた構成である。 図１の蓋の側面図であって、注ぎ口が開いた構成である。 図１の蓋の斜視図であって、注ぎ口が開いた構成であり、蓋が容器に取り付けられている。 図５の蓋と容器の側面図であって、注ぎ口が開いた構成を示す。 図５の蓋と容器の側面図であって、注ぎ口が閉じた構成を示す。 図５の蓋と容器の部分的な斜視図であって、注ぎ口が開いた構成を示す。 図５の蓋と容器の部分的な斜視図であって、注ぎ口を開いた構成から閉じた構成へと移動するために加えられる力の方向を示す。 図５の蓋と容器の部分的な斜視図であって、図９に示す方向に力を加えたときの閉じた構成の注ぎ口を示す。 図１の蓋の部分的な斜視図であって、注ぎ口が開いた構成から閉じた構成に移動するために、ユーザの指で加えられる力の方向を示す。 図１の蓋の部分的な斜視図であって、ユーザの指を使って図１０に示す方向に力を加えると、注ぎ口が開いた構成から閉じた構成に移動することを示す。 図５の蓋と容器の部分的な斜視図であって、注ぎ口を閉じた構成から開いた構成へと移動するために加えられる力の方向を示す。 図５の蓋と容器の部分的な斜視図であって、図１２に示す方向に力を加えたときの開いた構成の注ぎ口を示す。 開いた構成の図１の蓋の注ぎ口の側面概略図である。 閉じた構成の図１の蓋の注ぎ口の側面概略図である。 図１の蓋の上面図であって、空気循環孔を示す１図の蓋の上面図である。

詳細な説明
図１～１７に示すように、蓋１０１は、使用時に好ましくは容器１２０の飲用エッジの周囲について実質的に密封可能にフィットするように容器１２０の頂部の外側と解放可能に係合するように適合された環状リムを備えた環状基部１０２を有する。環状リムは、好ましくはスナップフィット配置として容器１２０の飲用エッジの周囲で容器１２０の頂部の外側と解放可能に係合するように適合されてよい。蓋１０１の直径は、容器１２０の大きさに応じて製造されることができる。基部１０２から上方に突出するのは環状の隆起部分１０３であり、図４に見られるように、隆起部分１０３の一方の第１領域１０４は、他方の第２領域１０５よりも高さが高い。隆起部分１０３の第１領域１０４は、好ましくは基部１０２からの高さが約１０ｍｍであるのに対し、第２領域１０５は、好ましくは基部１０２からの高さが約８ｍｍである。図には示されていないが、環状の内部延長部は、使用時に容器１２０の内部にフィットして、容器１２０への適用を補助し、容器１２０への蓋１０１の取り付けをより安定させるために、任意に基部１０２から下方に突出してもよい。

好ましくは、蓋１０１は、水平面１１７を含む。そのような水平面１１７は、蓋１０１の上にカップ／容器を積み重ねることを可能にし得る。

好ましくは、蓋頂部は、ユーザが容器内の液体を快適に飲むことができるように形成されたテーパ面又は表面を含んでよい。形状は、使用中に蓋頂部１１９に接触する可能性のあるユーザの顔又は顔の一部に合うように構成されてよい。

図１～図１７に示すように、蓋１０１はまた、開いた構成と閉じた構成との間で移動可能な注ぎ口１０７を有する。開いた構成は、図３、４、５、６、８、９、１１、１４、１５及び１７に示され、閉じた構成は、図７、１０、１２、１３及び１６に示されている。

例えば図３及び図９に見られるように、蓋１０１は、液体がそこから流れることができる開口部１０８を有する。開口部１０８は、ユーザが容器１２０の内容物を飲むことを可能にするための飲用開口部と考えることができる。ユーザは、開口部１０８を囲む蓋に唇を置き、カップ／容器１２０の内容物を開口部１０８を通じてユーザの口内に注ぐことができる。注ぎ口１０７の開口部における開口部１０８の幅は、好ましくは約２６ｍｍである。飲用構成（開いた構成）にあるときの注ぎ口１０７の開口の最大延長部は、好ましくは約７ｍｍであるが、容器及び／又は注ぎ口１０７のサイズに応じて４ｍｍ～３０ｍｍの間であってよい。注ぎ口１０７及び開口部１０８は、注ぎ口の開状態での使用時に、例えばユーザの典型的な口サイズ、逃げる液体の体積、及びユーザの口に注がれる液体の快適な角度に基づいた寸法により、液体の自然な流れを提供し得るように適合されている。蓋１０１の２つの領域１０４、１０５、の間の高さの差は、使用時に容器１２０の液体がユーザの口の中にさらに流れ込むことを可能にし得るピッチをつくる。

以上の説明と図１～１７から、本実施形態の蓋１０１における注ぎ口１０７は、蓋頂部１１９の間で、好ましくは蓋頂部１１９から基部１０２まで又は基部１０２に向かって垂直に又は実質的に垂直に延びることが理解できる。注ぎ口１０７は、隆起環状部分１０３上に形成されている。これは、ストローのような追加の物品を必要とせずに、その出口開口部１０８を通してスムージーやミルクセーキのような内容物、特に濃厚でより粘性のある液体を容易に放出することができるので有利であり得る。このような、注ぎ口１０７の垂直又は実質的に垂直な向きは、ストローのような物品の機能を提供することができる。注ぎ口１０７は、基部１０２のリップ又はリムに相対して上方に延びる環状壁の構成である隆起部分１０３の第１領域１０４に沿って延びている。開口部１０８は、蓋１０１の頂部に面している。

注ぎ口１０７の向き及び位置とは別に、注ぎ口２０７の構造及び／又は形状は、ＰＣＴ出願番号ＰＣＴ／ＩＢ２０１７／０５７３９７に記載の注ぎ口の構造及び／又は形状と同じであってよく、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

同様に、注ぎ口の周縁における注ぎ口１０７のヒンジ配置も、ＰＣＴ出願番号ＰＣＴ／ＩＢ２０１７／０５７３９７に記載されているように、注ぎ口のヒンジ配置と同じであるか、又は少なくとも類似していてもよく、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

図１に示すように、第１把持部分１５１ａは、注ぎ口１０７の一方の側の隆起環状部分１０３上に形成され、同様に第２把持部分１５１ｂは、注ぎ口１０７の他方の側の隆起環状部分１０３上に形成されている。これらの把持部分１５１ａ、１５１ｂは、図１３及び図１４に示すように、ユーザの指を使用して把持及び押圧又は圧迫を容易にすることができる。

注ぎ口１０７が閉じた構成にあるとき、開口部１０８は閉じられている。好ましくは、閉じた開口部１０８は、液体が開口部１０８から出るのを防ぐのに役立つのに十分な密閉を作り出す。閉じた構成は、図９に示すように、注ぎ口１０７の端部１１２に矢印１６０の方向に力を加えることによって達成され得る。密閉は、注ぎ口１０７の端部１１２と隆起部分１０３との間に、例えば隆起部分１０３の頂部１１３において作り出される。その方向（矢印１６０で示す方向）に力が加わると、図１０に示すように、開口部１０８が閉じられる。開口部１０８を閉じる力は、図１１及び図１２に示すように、ユーザの指（例えば親指）を用いて注ぎ口１０７の端部１１２に加えられてよい。

注ぎ口１０７は、キャッチ１１１によってその閉状態に保持されてよい。注ぎ口１０７が閉じた構成にあるとき、注ぎ口１０７は、概略図１６に示すように、キャッチ１１１と係合していてよい。キャッチ１１１の製造方法は、いくつかの手段によることができるが、好ましい実施形態では、キャッチ１１１は、例えば、隆起部分１０３の頂部部分１１３において隆起部分１０３に形成されたアンダーカットである。注ぎ口１０７の端部１１２は、注ぎ口１０７が閉状態にあるとき、アンダーカットの下に留まることができる。注ぎ口１０７がキャッチ１１１によって保持されていない場合、注ぎ口１０７はその開状態に戻ることができる。他の実施形態では、キャッチは、可撓性フック、バーブ、締まりばめ、又は多くの他の同様の要素又は装置又は特徴であってよい。

注ぎ口１０７が開いた構成にあるとき、開口部１０８は開いている。開いた構成は、図３、４、５、６、８、９、１１、１４及び１５に示されている。図１３に示されるように矢印１６５ａ、１６５ｂの方向に向かって力を加えるか、又は蓋を圧迫すると、注ぎ口１０７は、閉じた構成（図１３に示す）から図１４に示すように開いた構成に移動する。端部１１２は、蓋の残りの部分に対して、隆起部分１０３から離れる方向（すなわち、蓋／容器の外側方向に向かって）に移動して、開口部１０８の形態の開口部を作り出す。本発明のいくつかの実施形態では、矢印１６５ａ、１６５ｂのいずれか一方の方向に向かって力を加えるか、又は蓋を圧迫することにより、注ぎ口１０７が開いた構成から閉じた構成に移動することになり得る。したがって、本発明のいくつかの実施形態では、注ぎ口１０７は、蓋１０１の１点又は２点のいずれかにおける力を用いて、閉じた構成から開いた構成に移動させることができる。

環状基部１０２、又は蓋１０１、又は容器１２０を、注ぎ口１０７の方向と直交する方向に、環状基部１０２の中心に向かって圧迫するという好ましい動作は、キャッチ１１１を注ぎ口１０７の端部１１２から遠ざける効果を有するであろう。容器１２０が円形リムカップである、一実施形態では、容器１２０をより楕円形に圧迫する効果は、注ぎ口１０７から解放するようにキャッチ１１１を端部１１２から遠ざけることになる。次いで、注ぎ口１０７は、その開いた構成に移動するか、又は移動させられることができる。注ぎ口１０７がキャッチ１１１から解放されると、注ぎ口１０７は、開いた構成になることができる。

図１３及び図１４に示すように、開口部１０８を開く好ましい方法は、ユーザの指を用いて把持部分１５１ａ、１５１ｂに力を加えることである。言い換えれば、ユーザは、自分の指を使って、把持部分１５１ａ、１５１ｂで蓋１０７を圧迫し、それによって、注ぎ口１０７を閉じた構成から開いた構成に移行させる力を蓋１０１に加えることができる。この力は、環状基部１０２の中心に向かって加えられる必要がある。本発明のいくつかの実施形態において、開口部１０８を開く好ましい方法は、ユーザの指を用いて把持部分１５１ａ、１５１ｂのいずれか一方に力を加えることである。言い換えれば、ユーザは、自分の指を使って、把持部分１５１ａ、１５１ｂのいずれか一方で蓋１０７を圧迫し、それによって、注ぎ口１０７を閉じた構成から開いた構成に移行させる力を蓋１０１に加えることができる。図示のように、把持部分１５１ａ、１５１ｂは、ユーザの指を使用して把持することを容易にするために、テクスチャ加工された形状（ハッチングされた特徴、好ましくは、クロスハッチングされた特徴）を含んでよい。把持部分の外面上のそのようなテクスチャ加工された形状はまた、把持部分１５１ａ、１５１ｂの位置に関する視覚的指示をユーザに提供する。このような視覚的指示は、蓋１０７の不正確な部分における力の適用による、容器１２０内部の内容物の損傷又は偶発的な流出のリスクを最小化するのに役立つ。

注ぎ口１０７を解放する別の方法は、キャッチ１１１を端部１１２から引き離すことである。注ぎ口１０７を解放するさらなる方法は、注ぎ口１０７を引っ張ることであり、注ぎ口１０７の引っ張りを容易にするために、端部１１２はタブ（図示せず）を含んでよい。タブは、その全体が参照により本明細書に組み込まれるＰＣＴ出願番号ＰＣＴ／ＩＢ２０１７／０５７３９７に記載されるようなタブと同様であってよい。注ぎ口１０７のタブを引っ張る効果は、キャッチ１１１の下から出ることができるように注ぎ口１０７を単に曲げるだけである。

注ぎ口１０７及び開口部１０８は、開いて使用するときに液体の自然な流れを提供するのに役立つように適合させることができる。注ぎ口１０７及び開口部１０８の寸法は、（ａ）ユーザの典型的な口の大きさ（ｂ）逃がす液体の体積、及び（ｃ）ユーザの口に注ぐための液体の快適な角度の少なくとも１つに基づくことができる。

図１７に示すように、蓋１０１は、任意に、蓋頂部に空気循環孔１７０を備えてよい。このような空気循環孔１７０は、液体の流れを改善するのに役立ち得る。空気循環孔１７０は、圧力調整を補助することができる。空気循環孔は、換気を提供することもできる。

使用中、ユーザは、基部１０２の環状リムを容器１２０の飲用エッジに配置する。内側環状壁が存在する場合、そのような内側環状壁は、確実にフィットするように容器の内側に存在する。次に、ユーザは、収容される液体を移送し、液体の温度を維持するのを助けるために注ぎ口１０７を閉じたままにするか、又は注ぎ口１０７を開けるか、又は注ぎ口１０７が飲み口又は開いた構成に移動する結果となる容器１２０の内部の方向に向かって把持部分１５１ａ、１５１ｂに力を加えることにより、注ぎ口１０７を開けるかを決定することができる。注ぎ口１０７が開けられ又は飲用構成になると、ユーザは開口部１０８を介して容器内に含まれる液体を飲用することができる。注ぎ口１０７は開閉可能であるため、ユーザは、すべての液体を飲み終えることも、注ぎ口１０７を閉じて残りの液体を後の時点で飲むこともできる。

したがって、蓋１０１は、少なくとも実質的に流動性材料の出口開口部（すなわち開口部１０８）を閉じる状態まで、押圧することができる、又は既に押圧されている非周辺領域の構造体を含んでいることが理解されるであろう。構造体は、材料の出口開口部１０８を介して容器から材料が出られるように、その状態から解放される。構造体は、注ぎ口１０７であってよい。

蓋１０１及びその様々な部品は、様々な大きさで製造できることが理解されよう。蓋１０１、は、射出成形、真空成形、圧縮成形、圧力成形、及びハイドロ成形等のような多くの異なる方法で製造することができることが理解されよう。蓋１０１は、多くの異なる材料から作られることができるが、最も好ましくは、蓋はプラスチックから作られ、最も好ましくは生分解性プラスチックである。

好ましい一実施形態では、蓋１０１は、堆肥化可能なポリマーであるＣＰＬＡ（結晶化ポリ乳酸）から実質的に作られる。別の好ましい実施形態において、蓋１０１は、実質的にＰＰ（ポリプロピレン）から作られる。別の好ましい実施形態では、蓋１０１は、実質的に０．５ｍｍゲージのＰＰ（ポリプロピレン）から作られている。別の好ましい実施形態では、蓋１０１は、ポリエチレン（ＰＥＴ）から作られる。

注ぎ口１０７の開口部は、多くのサイズであってよい。最も好ましい形態では、流路面積は約１．２ｃｍ^２である。典型的な範囲は、０．８ｃｍ^２～１．５ｃｍ^２であり得る。

蓋１０１の２つの直径は、例えば、それぞれ８０ｍｍ及び９０ｍｍである「レギュラー（Ｒｅｇｕｌａｒ）」及び「ラージ（Ｌａｒｇｅ）」であってよい。

蓋１０１は、既知の蓋と比較して多くの利点と優位性を有する。それは、ユーザによって開閉され、偶発的なこぼれを最小限に抑えることができる。注ぎ口を閉じると、容器内の液体の温度をより長く維持するのに役立つ。蓋は、使いやすく、注ぎ口が開いているときには、より人間工学的な方法で液体を逃がすことができるので、ユーザーフレンドリーである。蓋１０１は、蓋１０１と容器との接続を公知の蓋よりも確実にする内壁１０６を含むことができる。図には示されていないが、基部１０２から又は基部１０２に対して下方に突出するのは、使用時に容器内に適合する環状の内部延長部であってよい。延長部は、容器１２０への蓋１０２の適用を補助し、容器１２０への蓋１０２の取り付けをより安定させるように構成される。延長部は、好ましくは、容器の内壁の内側に止まりばめを有している。延長部は、延長部と容器１２０の内壁との間にさらなる密閉を形成することによって、容器１２０と蓋１０２との間から液体が漏れ出すことを防止することをさらに支援し得る。延長部は、ＰＣＴ出願番号ＰＣＴ／ＩＢ２０１７／０５７３９７に記載されたものと同様であってよく、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

注ぎ口１０７がその開いた構成に移動／遷移することを可能にする単純な圧迫態様は、本発明の少なくともいくつかの実施形態の重要な態様である。単純な圧迫態様は、片手で行うことができ、同じ手で、容器を運ぶこともできる。

上記の説明及び図から、本発明の一態様は、流動性材料を収容するように適合されている容器１２０の開口部を閉じるための蓋１０１に存在し得ることが理解されよう。蓋１２０は、周辺領域と非周辺領域とを含む。周辺領域は、容器１２０の周囲、内部、又は周囲と内部の両方に係合する、又は係合することができ、非周辺領域は、周辺領域の内側に位置する。

非周辺領域は、構造体（好ましくは、注ぎ口１０７）を有する。構造体１０７は、非周辺領域の流動性材料の出口開口部１０８を少なくとも実質的に閉じる閉状態に押されることができ、又は既に押されている。同様に、構造体１０７は、閉状態から開状態に解放されて、材料の出口開口部１０８を介して容器からの材料が出ること可能にすることができる。周辺領域は、環状又は実質的に環状であってもよい。構造体１０７は、蓋頂部から又は蓋頂部に近接して、蓋の基部まで又は蓋の基部に向かって延び、材料の出口開口部１０８は蓋頂部に向かって又は上方に向いている。

図に示されるように、材料の出口開口部１０８は、蓋頂部に向かって又は上方に向いていてもよく、周辺外側に向かなくてよい。

基部１０２は、容器１２０のリムに着脱可能に係合するように適合された環状基部であってもよい。蓋は、図に示すように、環状基部１０２から上方に突出する隆起壁部である隆起部分１０３をさらに備えてよい。注ぎ口１０７は、材料の出口開口部１０８の一部を画定してもよい。図示のように、注ぎ口１０７は、蓋１０２の隆起部分１０３に形成されてもよく、注ぎ口１０７は、隆起部分１０３の第１領域１０４に沿って、基部１０２に対して上方に延びている。構造体は、開状態に付勢されていてよい。蓋は、構造体をその閉状態で保持するために、構造体の一部を捕捉するように適合されたキャッチ１１１を含んでよい。キャッチ１１１は、閉状態にあるときに注ぎ口１０７の一部を解放可能に受けるように適合されてよい。キャッチ１１１は、蓋頂部に配置されてもよい。キャッチ１１１は、注ぎ口１０７が閉状態にあるとき、注ぎ口１０７の一部を解放可能に受けるように適合されてよい。注ぎ口１０７は、ヒンジによって開状態に付勢されていてもよいが、注ぎ口がキャッチ１１１によって受けられると、開状態への移動が阻止される。

材料の出口開口部１０８は、図示のように、一部が弧状であってもよい。図１１及び図１２に示すように、周辺領域に向かって構造体に力を加えることは、構造体を開状態から閉状態に移行させるように適合させることができる。蓋１０１は、構造体１０７の一方の側に形成された第１把持部分１５１ａと、構造体１０７の他方の側に形成された第２把持部分１５１ｂとをさらに備えてよい。第１及び第２の把持部分１５１ａ、１５１ｂの少なくとも一方を圧迫すること又は押すことは、構造体１０７を閉状態から開状態に移行させるように適合されてよい。第１及び第２の把持部分１５１ａ、１５１ｂは、ユーザの指（複数可）を用いて把持することを容易にするために、テクスチャ加工された形状を含んでいてよい。隆起部分１０３を圧迫することによる力の適用は、閉状態にあるとき、注ぎ口１０７が閉状態から開状態へ移動することをもたらすことができる。蓋１０１は、蓋１０２の上に容器を積み重ねることを可能にするために、水平面１１７をさらに備えてよい。

蓋１０１は、使用時に、流動性材料を含む容器１２０と、蓋１０１が容器１２０にフィットされている状態で、ユーザが、材料が容器１２０から逃げるのを実質的に防止するように容器１２０の開放端を閉じる閉状態と、ユーザが、容器１２０内に含まれる材料を注ぐことができる開状態の間で注ぎ口１０７を移動することができるように配置及び形成されていてよい。使用時に、ユーザが容器１２０又は蓋１１０を圧迫することで、注ぎ口１０７が閉状態から開状態に移動する。蓋１０１は、流体の流れを改善するための空気循環孔１７０をさらに含んでいてよい。

隆起部分１０３は、第１側壁部分（すなわち第１領域１０４）において、径方向に対向する第２側壁部分（すなわち第２領域１０５）よりも基部１０２の上の高さが高くてよい。第１の側壁部分（すなわち第１領域１０４）の基部上の高さは約１０ｍｍであってよく、第２の側壁部分（すなわち第１領域１０４）の基部上の高さは約８ｍｍであってよい。隆起部分１０３は、注ぎ口１０７が閉状態にあるときに注ぎ口１０７と解放可能に係合するように適合かつ構成されてよい。

蓋１０１は、生分解性である／生分解性である材料（複数可）から作られることができる。蓋１０７は、実質的に生分解性プラスチックから作られてよい。蓋１０７は、容器と共に使用されるように適合されてよい。容器は、使い捨てのホット飲料容器であってよい。

上記の説明から、一態様において、本発明は、頂部が開かれたカップ又は容器１２０のリムに解放可能に係合するための蓋１０１にあることができることが理解される。蓋１０１は、容器１２０のリムの周囲、内側、又はその両方に係合する、又は係合することができるリップを含んでよい。蓋はまた、リップに対して上方に延びる環状壁（すなわち、隆起部分１０３）を含んでよい。蓋１０１はまた、環状壁の頂部にある蓋頂部１１９を含んでよい。環状壁（すなわち隆起部分１０３）は、注ぎ口１０７の形態で伸長構造体を呈していてもよい。注ぎ口１０７の端部は、蓋頂部で、又は蓋頂部の上方で隆起し（例えば図６、１５、１６を参照）、容器１２０内の材料が出ることができる蓋頂部と共に、および蓋頂部で閉鎖可能な開口部（すなわち、材料出口開口１０８）を画定する。構造体は、環状壁の残りの部分から少なくとも部分的に分離され（好ましくは、ライブヒンジによって）、以下：
ｉ． 注ぎ口１０７を、例えば環状壁（すなわち隆起部分１０３）に向かって、押し下げて、注ぎ口１０７の端部を蓋頂部に接触させて、それによって閉鎖可能な開口部（すなわち、材料の出口開口部１０８）を閉じること、及び
ｉｉ． 環状壁を、構造体の伸長方向に対して横方向に圧縮し、注ぎ口１０７を環状壁（すなわち隆起部分１０３）から遠ざけるように移動させ、それによって閉鎖可能な開口部を開くことと、を可能にする。図示されているように、構造体１０７は、蓋頂部から又は蓋頂部に近接して、蓋の基部１０２まで又は蓋の基部１０２に向かって延び、閉鎖可能な開口部（すなわち、材料の出口開口部１０８）は、蓋頂部に向かって又は上方に向いている。

注ぎ口１０７の端部は、蓋頂部のエッジと閉鎖可能な開口部（すなわち、材料出口開口部１０８）の周縁を規定するエッジを有してよい。注ぎ口１０７のエッジと蓋頂部（すなわち、材料出口開口部１０８）のエッジは、閉鎖可能な開口部（すなわち、材料出口開口部１０８）が閉じられるときに互いに整合する。

好ましい実施形態では、蓋１０１は容器用であるが、当業者には、蓋１０１は他のアイテム、例えば、蓋１０１は、液体または粒状の固体（例えば、砂糖）またはペーストまたはソースなどの流動性材料が注ぎ出される開口頂部を有する任意のタイプの容器に使用できることが理解されよう。

図面に示されるような特定の形状／構造の注ぎ口１０７および開口部１０８を有することは、そのような三角形および凸形の形状／構造は、角氷が開口部１０８からの液体の流れを完全に遮断できないため、有利であることが理解されよう。さらに、このような形状／構造は、スムージーまたはミルクセーキのような、より厚いまたはより粘性のある液体を飲むのに適している。さらに、注ぎ口１０７は、蓋頂部から又は蓋頂部に近接して、蓋の基部まで又は蓋の基部に向かって延び、材料出口開口１０８が蓋頂部に向いている（すなわち、垂直または実質的に垂直で水平ではない方向に向いている）ため、容器は、注ぎ口１０７の開口部を通して容器から内容物／液体を引き出すために、過度に傾ける必要はない。また、このような注ぎ口１０７の向きは、ストロー又は同様のものなどを追加物を必要とすることなく、出口開口部１０８を通して容器１２０から内容物を放出することを容易にする。したがって、図に示すように、また上述したように、蓋１０１の注ぎ口１０７は、ストローと同様の機能性を提供することができ、その出口開口部１０８を通して、スムージーまたはミルクセーキのような、より粘性のある液体を容易に放出するために使用することができる。

本発明の様々な実施形態の多数の特徴および利点が、本発明の様々な実施形態の構造および機能の詳細と共に、前述の説明に記載されているが、本開示は例示に過ぎず、本発明の機能が悪影響を受けない限り、変更を詳細に行うことができることを理解されたい。例えば、基部１０２、内壁１０６の隆起部分１０３、注ぎ口１０７及びタブのような蓋１０１の特定の要素は、本発明の精神及び範囲を変えることなく使用される特定の用途に応じて変化し得る。

前述の説明において、既知の等価物を有する要素又は整数が参照されている場合、そのような等価物は、それらが個別に記載されているかのように含まれる。本発明は、例示として、特定の実施形態を参照して説明されてきたが、本発明の範囲又は精神から逸脱することなく、変更及び／又は改良がなされ得ることを理解されたい。

Claims (28)

1. 流動可能な材料を収容するように適合された容器を開閉する蓋であって、前記蓋は前記容器の周囲に、内部に又は周囲と内部の両方に係合する又は係合可能な周辺領域と、前記周辺領域の内側の非周辺領域とを有し、
   前記非周辺領域は、構造体を有し、前記構造体は、
   ｉ． 前記非周辺領域の流動可能材料の出口開口部を閉じる閉状態に押されることができ、又はすでに押されており、及び
   ｉｉ． 前記閉状態から、材料が前記材料出口開口部を通って前記容器から出ることができる開状態に解放されることができ、
   前記構造体は蓋頂部から又は蓋頂部の近位部から前記蓋の基部へ又は前記蓋の基部に向かって延び、前記材料出口開口部は前記蓋頂部に向かって又は上方に開いている、蓋。
2. 前記構造体は注ぎ口である、請求項１に記載の蓋。
3. 前記基部は前記容器のリムに着脱可能に係合するように適合された環状基部である、請求項２に記載の蓋。
4. 前記蓋は前記環状基部から上方に突出する隆起壁部分である隆起部分をさらに有している、請求項３に記載の蓋。
5. 前記注ぎ口は前記材料出口開口部の部分を画成し、前記注ぎ口は前記蓋の前記隆起部分に形成され、前記注ぎ口は前記隆起部分の第１領域に沿って、前記基部に関して上方に延びている、請求項４に記載の蓋。
6. 前記周辺領域は環状、又は実質的に環状である、請求項１～５のいずれか１項に記載の蓋。
7. 前記構造体は前記開状態に付勢されている、請求項１～６のいずれか１項に記載の蓋。
8. 前記蓋は、前記構造体を閉状態に保持するために前記構造体の部分を補足するように適合されたキャッチを有している、請求項１～７のいずれか１項に記載の蓋。
9. 前記材料出口開口部は部分的に弧状である、請求項１～８のいずれか１項に記載の蓋。
10. 前記蓋は、前記構造体の一方の側に形成された第１把持部分と、前記構造体の他方の側に形成された第２把持部分とをさらに備え、前記第１及び第２把持部分の少なくとも１つを圧迫すること、又は押すことが、前記構造体を前記閉状態から前記開状態に移行させるように適合されている、請求項１～９のいずれか１項に記載の蓋。
11. 前記第１及び第２把持部分のそれぞれは、ユーザの指を使って把持することを容易にするテクスチャ加工された形状を有している、請求項１０に記載の蓋。
12. 前記周辺領域に向かって前記構造体に力を加えることが、前記構造体を前記開状態から前記閉状態に移行させるように適合されている、請求項１～１１のいずれか１項に記載の蓋。
13. 前記蓋は、流体の流れを改善するための空気循環孔をさらに備えている、請求項１～１２のいずれか１項に記載の蓋。
14. 前記蓋は、前記容器を前記蓋の上に積み重ねることを可能にする水平面をさらに含む、請求項１～１３のいずれか１項に記載の蓋。
15. 前記蓋は、使用において容器が流動可能材料を収容し、前記蓋が前記容器にフィットしている場合に、ユーザが、前記材料が前記容器から漏れることを実質的に防止するように前記容器の開放端が閉じている閉状態と、前記容器内に収容された材料をユーザが注ぐことができる開状態との間で、前記注ぎ口を移動させることができるように構成及び形成され、及び、使用において、前記蓋は、ユーザが前記容器又は前記蓋を圧迫し、その結果前記注ぎ口が前記閉状態から前記開状態に移動するように適合されている、請求項２、又は請求項２に係る時の請求項３～１４のいずれか１項に記載の蓋。
16. 前記隆起部分は、第１側壁部分における基部からの高さが、径方向に対向する第２側壁部分の基部からの高さよりも高い、請求項４に記載の蓋。
17. 前記第１側壁部分の高さは前記基部から約１０ｍｍであり、前記第２側壁部分の高さは前記基部から約８ｍｍである、請求項１６に記載の蓋。
18. 前記蓋は、容器の内壁と係合するように適合された内側環状壁を有する、請求項１～１７のいずれか１項に記載の蓋。
19. 前記隆起部は、前記注ぎ口が閉状態にあるときに、前記注ぎ口と解放可能に係合するように適合及び構成されている、請求項４に記載の蓋。
20. 前記蓋は、前記注ぎ口が閉状態にあるときに、前記注ぎ口の部分を解放可能に受けるように適合されたキャッチを有している、請求項１～７のいずれか１項、又は請求項１～７のいずれか１項に係る時の請求項９～１９のいずれか１項に記載の１に記載の蓋。
21. 前記キャッチは前記蓋頂部に配置されている、請求項２０に記載の蓋。
22. 前記キャッチは、前記注ぎ口が前記閉状態にあるときに、前記注ぎ口の部分を解放可能に受けるように適合されており、前記注ぎ口はヒンジによって前記開状態に付勢されているが、前記注ぎ口が前記キャッチに受けられているときには、前記開状態に移動することを防止されている、請求項２０又は２１に記載の蓋。
23. 前記蓋は、生分解性の材料で作られている、請求項１～２２のいずれか１項に記載の蓋。
24. 前記蓋は、実質的に生分解性プラスチックで作られている、請求項１～２３のいずれか１項に記載の蓋。
25. 前記蓋は前記容器と一緒に使用されるように適合されている、請求項１～２４のいずれか１項に記載の蓋。
26. 前記容器は使い捨てのホット飲料用容器である、請求項２５に記載の蓋。
27. 前記閉状態にあるときに、前記隆起部分を圧迫するによって力を加えることにより、前記注ぎ口が前記閉状態から前記開状態に移動する、請求項１に記載の蓋。
28. 開口上部のカップ又は容器のリムと解放可能に係合する蓋であって、前記蓋は、
    ａ． 前記容器のリムの周囲、内側、又は周囲と内側の両方に係合する、又は係合可能なリップと、
    ｂ． 前記リップに相対して上方に延びる環状壁と、
    ｃ． 前記環状壁の頂部にある蓋頂部であって、前記環状壁は、前記環状壁から隆起した伸長された注ぎ口形状の構造体を呈し、前記注ぎ口の端部は、前記蓋頂部にまたは前記蓋頂部の上方に位置し、前記蓋頂部と共に又は蓋頂部において、前記容器中の材料が通って出ることができる閉鎖可能な開口部を画成し、前記構造体は前記環状壁の残りの部分から少なくとも部分的に分離されて：
    ｉ． 前記注ぎ口が前記環状壁に向かって圧されて、前記注ぎ口の端部が前記蓋頂部に接触して前記閉鎖可能な開口部を閉じること、及び
    ｉｉ． 前記環状壁が、前記構造体の伸長方向に対して横方向に圧縮されて、前記注ぎ口を前記環状壁から遠ざけるように移動させ、それによって閉鎖可能な開口部を開くことと、
    を可能にする、蓋。

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