JP2022534296A - 凝塊回収 - Google Patents

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Abstract

凝塊回収装置が開示される。いくつかの実施形態では、装置は、画像化を改善するための増強された放射線不透過性、内部張力付与部材、より大きな凝塊と係合するのに有用な複数の接続された構成要素、及び/又は凝塊保持を強化するために設計された遠位端形状を利用する。【選択図】図1A

Description

(関連出願)
本出願は、2019年5月31日出願の物質除去システムと題された米国仮出願第62/855,510号、2019年6月3日出願の物質除去システムと題された米国仮出願第62/856,664号、2019年7月12日出願の物質除去システムと題された米国仮出願第62/873,529号、の優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
血管系に血栓(thrombus)が形成されると、時間の経過とともに凝塊が形成され、患者は虚血性脳卒中のリスクにさらされる。凝塊を除去する技術には、吸引や機械的血栓除去など、様々なものがある。後者の技術では、機械的装置を用いて凝塊を把持して吸引する。これらの機械的装置は、血栓回収装置又はステントリーバーと呼ばれることが多いが、装置が当初、凝塊回収目的のために再構成されたステントとして解釈されていたため、後者の用語が使用されることが多い。多くの凝塊回収装置又はステントリーバー装置は、(例えばステントのように)遠位開放型の形状を有し、装置が血管系から凝塊を把持して除去することを可能にする。
従来の機械的血栓除去装置の使用には複数の問題がある。血栓除去装置の可視化は、凝塊を捕捉するために装置が凝塊に対して適切に位置決めされることを保証するために重要である。しかし、放射線不透過性材料は操作が困難であることが多いため、十分に画像化可能な放射線不透過性血栓除去装置を設計することは困難である。
血栓除去装置を適切に開くことも、特に脳のより小さな血管系領域では困難である。血栓除去装置は、典型的には、形状記憶材料を使用し、この形状記憶特性は、送達カテーテルからの解放時に装置を拡張する役割を果たす。しかし、(例えば、より大きな凝塊を捕捉するために)装置がより大きいか、又はより長いサイズであり、及び/又は装置がより小さな血管内で使用され、それによって血管壁からの抵抗が増大する時には、血栓除去装置を完全に拡張させることが困難であり、それによって凝塊捕捉能力に悪影響を及ぼす可能性がある。
さらに、多くの血栓除去装置又はステントリーバーの従来の開放遠位端の設計は、回収過程の間に血栓又は凝塊が剥離し、遠位で血流に投げ込まれる結果となり得る。これにより、血管系の他の領域に凝塊又は血栓が形成され得る。
これら及び他の欠点に対処する血栓除去装置が必要である。
機械的凝塊又は血栓回収装置が記載される。回収装置は血栓除去装置又はステントリーバーとみなすことができる。
いくつかの実施形態では、強化された開口特性を有する回収装置が記載される。一実施形態では、コイル又はばね要素は、回収装置の内部長さ領域に沿って使用され、回収装置の適切な開口又は拡張を保証するのに役立つ。一実施形態では、コイル又はばね要素は、回収装置の内部長さ領域に沿って使用され、回収装置の適切な圧潰を保証するのに役立つ。一実施形態では、コイル又はばね要素は、装置の視覚化を助けるために放射線不透過性である。
いくつかの実施形態では、閉鎖遠位形状を有する回収装置が記載される。一実施形態では、回収装置は、閉鎖端形状を有する1つ以上の管状又は円筒状要素を利用する。
いくつかの実施形態において、回収装置を製造する方法が記載される。一実施形態では、閉鎖端形状を有する管状又は円筒形状の要素が製造される。これらの構成要素の1つ以上は、回収装置を製造するために互いに接続される。
いくつかの実施形態では、少なくとも部分的に閉鎖した遠位形状を有する回収装置が記載される。凝塊回収装置の遠位端は、複数の半径方向セグメントを含み、半径方向セグメントの少なくとも一部は、血栓を捕捉するのに有用な遠位半径方向狭窄を形成するために内向きに配向される。
一実施形態では、凝塊回収装置の製造方法が記載される。管状又は円筒状の要素は、開口した遠位端形状及び複数の半径方向セグメントを有して形成される。次いで、これらの半径方向セグメントの少なくとも一部は、遠位半径方向狭窄を形成するために半径方向内向きに配向される。
いくつかの実施形態において、装置の画像化に有用な放射線不透過性を有する回収装置が記載される。一実施形態では、放射線不透過性ばね要素が、回収装置の内部長さ領域に沿って使用される。放射線不透過性ばね要素は、装置の適切な開口及び/又は圧潰を保証するのを助けるなどのさらなる利点を有し得る。一実施形態では、放射線不透過性めっき又はマーカー構成要素が、回収装置の選択領域に添加される。一実施形態では、管状スパイラル放射線不透過性要素が、回収装置の選択領域上で使用される。一実施形態では、放射線不透過性コイル状要素が、回収装置の選択領域上で使用される。一実施形態では、回収装置は、放射線不透過性要素で充填された1つ以上のコイニング穴を有する。
いくつかの実施形態では、回収装置を製造する方法が記載される。一実施形態では、めっき又はマーカー構成要素は、回収装置の選択領域上に配置される。一実施形態では、管状スパイラル放射線不透過性要素が、回収装置の選択領域上に配置される。一実施形態では、回収装置は、1つ以上のコイニング穴で製造され、放射線不透過性材料がコイニング穴に充填される。一実施形態では、ばね構成要素は、回収装置の内部領域内に配置される。一実施形態では、ばね構成要素は放射線不透過性である。
本発明の実施形態が可能であるこれら及び他の態様、特徴及び利点は、以下の本発明の実施形態の説明から明らかにされ、解明されるであろう。
図1Aは、一実施形態による、コイル又はばね要素を利用する凝塊回収装置を示す。
図1Bは、一実施形態による、半径方向に圧潰され、長手方向に拡張された状態の、図1Aの凝塊回収装置を示す。
図1Cは、別の実施形態による、コイル又はばね要素を利用する凝塊回収装置を示す。
図1Dは、一実施形態による、半径方向に圧潰され、長手方向に拡張された状態の、図1Aの凝塊回収装置を示す。
図2Aは、別の実施形態による、コイル又はばね要素を利用する凝塊回収装置を示す。
図2Bは、一実施形態による、半径方向に圧潰され、長手方向に拡張された状態の、図2Aの凝塊回収装置を示す。
図3Aは、一実施形態による、凝塊回収装置の端領域を示す。
図3Bは、一実施形態による、凝塊回収装置の端領域を示す。
図4は、一実施形態による、複数の接続された構成要素を有する凝塊回収装置を示す。
図5は、一実施形態による、各構成要素の端領域が可視である図4の凝塊回収装置を示す。
図6は、一実施形態による、凝塊回収装置の平坦化された形状を示す。
図7は、一実施形態による、組み立てられた状態の図6の凝塊回収装置を示す。
図8は、一実施形態による、図6及び図7の凝塊回収装置の遠位端領域を示す。
図9は、一実施形態による、凝塊回収装置のストラット要素を示す。
図10は、一実施形態による、凝塊回収装置のストラット要素上で使用される放射線不透過性コイルを示す。
図11は、一実施形態による、凝塊回収装置のストラット要素上で使用される放射線不透過性プレートを示す。
図12は、一実施形態による、凝塊回収装置のストラット要素上で使用される放射線不透過性プレートを示す。
図13は、一実施形態による、コイニング穴を利用する凝塊回収装置のストラット要素を示す。
機械的回収、血栓除去、及びステントリーバー装置は、上記の背景のセクションで議論されており、物理的に凝塊又は血栓を把持し、血管系から引き出すのに有用である。本明細書の目的のためには、除去装置、回収装置、血栓除去装置、及びステントリーバーは、交換可能に使用され、一般に、血管系から凝塊又は血栓を把持及び除去するために使用される機械的回収装置の同じ概念を指すものとする。凝塊と血栓も交換可能に使用される。
本明細書に記載される装置の実施形態は、凝塊、血栓、並びに異物を捕捉及び/又は回収するために使用することができる。異物には、医療装置などの血管系空間には本来ない要素が含まれる。1つの例は、動脈瘤を閉塞するために使用され得る塞栓コイルであるが、動脈瘤から血管系の別の領域に移動し得て、それによって凝塊リスクを生じ得る。
これらの装置の技術の現状は、複数の欠点に悩まされている。1つの問題は、装置の適切な視覚化である。放射線不透過性構成要素を使用して、処置中に装置を見えるようにすることができ、装置がその捕捉を可能にするために凝塊又は血栓に対して十分に位置決めされていることを保証するために、血栓除去装置の大部分又は全体の長さを可視化することが望ましい。しかし、装置の全部又は大部分に沿って十分に放射線不透過性である(したがって、画像化可能である)回収装置を作製することは困難であり得る。1つの方法は、金属の放射線不透過性物質(例えば、タンタル、パラジウム、プラチナ、又は金)で装置全体を作製することであろう。しかし、これらの放射線不透過性材料は、不十分な形状記憶特性を示し、良好な形状記憶特性は、カテーテル内で装置が適切にその送達状態に圧潰し、カテーテルから解放されたときにその自然な拡張状態に拡張することを保証するために必要である。また、これらの放射線不透過性材料は一般に高価であり、費用対効果の高い回収装置の開発において経済的な課題をもたらす。
血栓除去装置が適切に開くことを保証することは、装置が完全に開き、任意の凝塊又は血栓を捕捉することを保証するために重要である。形状記憶材料(例えば、ニチノール)を用いて血栓除去装置を作製することができるが、血管系の曲がりくねった部分に沿って、又はより小さな血管(例えば、神経血管系の血管)内のような特定の条件下で、装置を十分に拡張させることは依然として困難であり得る。特に、神経血管系の血管は非常に小さく蛇行していることがあり、これらの領域では凝塊除去が困難である。血管のサイズ、装置設計(例えば、血管と比較した大きさの調整、装置の厚さ、材料の選択)を含むがこれらに限定されない他の特徴は、血管系内で十分に拡張する血栓除去装置の困難さに寄与し得る。
以下の実施形態は、より使用しやすい血栓除去装置を作製するために、拡張された開口及び/又は閉鎖特性を有する放射線不透過性の画像化可能な装置を提供することによって、これらの問題に対処する。
図1aは、コイル又はばね要素106を利用する一実施形態による装置100を示す。装置100は、装置の全部又は一部に沿って延びる複数の構造ストラット102を含む。これらのストラット102は、装置100の外周を画定し、凝塊又は血栓は、凝塊回収過程の間、最初にストラット102に接触し、その後、回収過程の間、ストラット102の領域内に部分的又は完全に封入され得る。ストラット102は、それらの集合体において、装置100の一端から他端まで延び、従って、装置の全長に亘るが、ストラット102は、それらの集合体において装置100の全体に亘る装置の様々な長さに亘る様々なストラットセグメントから構成することができる。一実施形態では、装置100(ストラット102を含む)は、ニチノール又はステンレス鋼などの形状記憶金属材料から構成される。
装置100は、近位及び遠位末端領域108a、108bを含む。近位末端領域(例えば、108a)は、伸長送達プッシャ(図示せず)に接続され、このプッシャは、送達カテーテルを介して接続された血栓除去装置100をナビゲートし、送達カテーテルから血管治療位置に装置100を押し出すために、使用者によって把持され、押される。
図1aは、半径方向に拡張され且つ長手方向に短縮された形状の装置100を示し、これは送達カテーテル内に制約されていない場合に採用される。これは、送達カテーテルから解放されたときに装置100が拡張性形状を採用することを可能にするために装置100に組み込まれたヒートセットの拡張性形状記憶に起因する。図1bは、半径方向に制約されかつ長手方向に伸長された形状の同じ装置100を示し、これは送達カテーテル(図示せず)内で採用される。
一実施形態では、末端領域108a、108bは、装置100の端を視覚化するのに有用な管状放射線不透過性マーカーバンド(例えば、タンタル、白金、パラジウム、金、又は白金-イリジウムのような複合材料)である。別の実施形態では、末端領域108a、108bは、装置100の残りの部分と同様の材料(例えば、形状記憶金属材料)を利用する厚くなった円筒領域である。末端領域108a、108bは、貫通管腔が存在しないように中実であり得、或いは、各々が内部穴又は貫通管腔を含み得る。
図1a及び図1b(及びこれらの要素を詳述する特に図1b)から理解されるように、血栓除去装置100は、円筒形又は管状の中間部110と、中間部110に接続されたテーパ状の近位端部分112a及び遠位端部分112bとを含む装置本体を有する。円筒状又は管状の中間部110は、装置100のより大きな直径の部分を表し、一方でテーパ状端部112a及び112bは、装置100のより小さな直径の端領域又は部分を表す。テーパ状端112a、112bは、末端領域108a、108bに接続されている。
図1a~図1bに示す一実施形態では、コイル又はばね要素106を装置100のストラット102に取り付けるために、コイル又はばね要素106をストラット102に沿った1つ以上の位置に沿って構造ストラット102に直接接続する(注記:これらの取り付け点は図に明示的に示されていない)。この取り付けは、溶接、接着、又は機械的保持要素(例えば、相互接続を提供する巻線コイル、クリップ、又は管状バンド)などの様々な方法で行われ得る。一例では、コイル又はばね要素106は、主に装置100の中央領域に沿って保持を提供するように、装置100の中間部又は中央部に沿って又はその近傍でストラット102に取り付けられる。別の例では、コイル又はばね要素106は、主に装置100の両端に沿って保持を提供するように、装置100の近位端及び遠位端(例えば、テーパ状端部112a、112bに沿って)の近くでストラット102に取り付けられる。別の実施形態では、コイル又はばね要素106は、装置100の相当な長さに沿った保持を提供するように、装置100の近位部、中間部、及び遠位部に沿って配置されたストラット102に沿って取り付けられる。
コイル又はばね106は、好ましくは、図1a及び図1bに示されるように、装置100の長さの全体又は大部分に及ぶ。好ましい一実施形態では、コイル又はばね106は放射線不透過性であるため、放射線画像技術によって可視化され、凝塊回収過程の間、関連する血栓除去装置100の長さ及び直径(すなわち、放射線不透過性コイル/ばね106に関連する血栓除去装置の長さ)を可視化することができる。タンタル、金、白金、パラジウムなどの放射線不透過性材料、又は放射線不透過性コア及びニチノールジャケットを有する延伸充填チューブなどの複合材料を使用して、コイル又はばね106を形成することができる。別の例では、ニチノール又はステンレス鋼などの良好な形状記憶材料を放射線不透過性材料(上述の放射線不透過性材料など)でコーティングして、同様に強い形状記憶特性を有する放射線不透過性コイル/ばね106を形成する。コイル又はばね106が放射線不透過性であり、装置全体の大部分に沿って延在する場合、これは装置100の長さ全体の大部分を視覚化するのに役立ち、凝塊に対して血栓除去装置の適切な配置を確認するのに重要である。一例では、コイル又はばね106は、少なくとも装置100の管状部分を通って(例えば、必ずしもテーパ近位領域及び遠位領域112a、112b(これらのテーパ端領域は図1bに示されている)を通ってではなく)延び、その結果、装置のより大きな直径の領域を含む装置の少なくとも管状部分が見える。コイル又はばね106は、装置100の内部領域に及ぶので、それは、半径方向に拡張されかつ長手方向に短縮された形状(例えば、図1a)及び長手方向に拡張されかつ半径方向に圧縮された形状(例えば、図1b)である装置100の内部要素又は内部伸長要素とみなすことができる。
コイル又はばね106は、複数の方法で製造することができる。一例では、ワイヤが円筒形マンドレルの周りに巻かれ、複数の隣接する巻線を形成する。次いで、この形状を任意に熱処理して、拡張した形状記憶コイル状又はばね状の形状を確立する。このようにして、コイル又はばねは、形状記憶によりインプリントされたこの形状を有し、これは、装置100が送達カテーテルから送達されるときに、コイル又はばね106がその公称又は拡張性の非伸長形状を採用するのをさらに助ける。しかし、そのような熱処理が行われない場合であっても、コイル又はばね106は、対象物がその形状の変形に抵抗するという自然な傾向のために、装置100がその伸長された、図1bの形状(例えば、送達カテーテルにおいて)にあるときに、ある程度の蓄積された潜在的エネルギーを有する。したがって、装置100が送達カテーテルから解放されると、この蓄積されたエネルギーが解放され、コイル又はばね106がそのより拡張性の形状を採用するようになり、ひいては装置100を図1aのその拡張性の形状に推進させるのに役立つ。この関係はまた、装置100の内蔵形状記憶が、送達カテーテルから解放されたときに(例えば、図1bの形状)、その拡張形状(例えば、図1a)に拡張することを可能にするので、相互に関連する。コイル又はばね106は装置に接続されているので、装置100がその拡張形状を採用する時に、その拡張形状を採用する。
コイル又はばね106は、図1a~図1bに関連して理解することができるように、装置100がその半径方向に拡張されかつ長手方向に短縮された形状である場合には、半径方向に拡張されかつ長手方向に短縮された形状であり、装置100がその半径方向に縮小されかつ長手方向に伸長された形状である場合には、半径方向に縮小されかつ長手方向に伸長された形状である。これは、少なくとも、コイル又はばね106が装置100の一つ以上のストラット部分102に接続されるために生じるが、後述するように、コイル又はばね106は、様々な実施形態において、様々な方法で装置100に接続することができる。
一実施形態では、図1aに示されているものと同様に、装置100がその拡張形状であるとき、コイル又はばね106はストラット102の内面と近接しているか、又は実質的に同一面上である(例えば、装置100の拡張形状の直径と同様の直径)。この形状の一つのそのような利点は、コイル又はばね106の放射線不透過性により、また、コイル又はばね106が、装置100の周囲を画定するストラット102に実質的に近接しているため、装置100の全幅又は全直径にわたる画像化が可能であることである。
一実施形態では、コイル又はばね要素106は、血栓除去装置がその拡張形状に(すなわち、装置100のストラット102の近傍又は隣接して、装置100の内周全体の周りに)あるときに、血栓除去装置100の内周全体の周りに延在する。このような形状は、凝塊又は血栓の保持のために装置100内において半径方向に明確な通路を提供するという点で、いくつかの利点を提供し得る。いくつかの実施形態では、コイル又はばね要素106は、突出構成要素(例えば、バーブ)、又は化学結合剤(例えば、保持コーティング)を利用して、コイル又はばね要素106に接触する任意の凝塊が、コイル又はばね要素によって保持され、装置の凝塊保持を増大させるように保証することに役立てることができる。同様に、ストラット102は、これらの保持要素を利用して、凝塊保持を増大させることに役立てることもできる。
一実施形態では、コイル又はばね106は、その伸長形状にあるときに(血栓除去装置100がその伸長半径方向に圧潰した形状にあるときを意味する)、実質的に平坦又は線形の形状である。このような形状では、コイル又はばね106の巻線は、疎に間隔をあけられ、直径が(例えば、拡張したものである図1aの形状と比較して)それほど目立たないように制限される。別の実施形態(例えば、図1bに示す)では、コイル又はばね106は、その伸長形状において、完全に実質的に平坦又は線形ではなく、延伸又は伸長された場合であっても、依然として、顕著な巻線を有する従来のコイル又はばね状の形状をより多く有する。
別の実施形態では、コイル又はばね要素106は、装置100が拡張状態にあるとき、半径方向にあまり拡張しない形状をとる-コイル又はばね要素106は、圧潰したとき、図1bの伸長形状であり、半径方向に拡張した形状は、伸長形状と実質的に異ならない。この形状は、拡張/半径方向に圧潰/送達形状(例えば、送達カテーテル内にある場合のその形状)と比較して拡張形状である場合に、かなりの程度まで半径方向に拡張しない、比較的半径方向に小さい血栓除去装置100に対してある程度の有用性を有する。
コイル又はばね106のワイヤ直径(すなわち、コイル又はばね106の形状を形成するように巻かれたワイヤ自体の直径)は、所望の性能特性に応じて変化し得る。より太いワイヤ直径とより細いワイヤ直径とは、(コイル又はばね106が拡張形状においてストラット102に接触させるように構成される実施形態において)ストラット102に加えられる力に影響する。また、より太いワイヤ直径とより細いワイヤ直径とは、例えば、コイル又はばね106が装置100に取り付けられる方法及び場所、及び引張コイル又はばね要素106がその伸長形状(例えば、図1b)にあるときの程度などの他の特性に応じて、装置100がその拡張形状を採用するときに、拡張に抵抗する可能性があるか又は拡張を増大させる可能性があるかのいずれかである。
図1a及び図1bの血栓除去装置100は、閉鎖状であり、ファネル状であり、又はテーパ状である近位及び遠位端形状を有する(例えば、前述したような、セクション112a、112b)。従来の又は先行技術のステントリーバーは、一般に、前述したように、開いた遠位端形状を有する。この開いた遠位端形状にはいくつかの欠点があり、それは主に、回収過程の間に、凝塊が装置の遠位端から外れて逃げるのが比較的容易であることである。これにより、血管系のさらに下流のどこかに凝塊が移動するリスクが生じ、ただ凝塊はある場所から別の場所に送られるだけである。本実施形態の1つの利点は、この問題を防止するのに役立つ閉じた遠位端形状である。実際には、ストラットは、一方の末端領域108a(例えば、装置100の近位端)から出て、もう一方の末端領域108b(例えば、装置100の遠位端)で終わる。装置100はその側面図から例示的に示されているが、複数のストラットが構造を形成するように構成される。したがって、例えば、複数のストラット(例えば、2、4、6、8、10、又は12個)が要素108aから放射状に突出する。これらのストラットは、図3aに示すように、円形の周囲に等間隔で接続することができ、4つのストラット102a~102dが末端領域108aから出ている。この形状は、図3bにおいて異なる観点から示されており、ストラット102a~102dは、末端領域108aから延びる。同様の数のストラットが対向する末端領域108bで終端する。2つの末端領域108a、108bの間で、ストラットは、結合して凝縮した数のストラットを形成するか(例えば、一対のストラットは、装置100の長さに沿って一つのストラットに凝縮する)、又は分岐してより多くのストラットを形成する(例えば、一対のストラットは、4つのストラットに分岐し、次いで、末端領域108bにおけるそれらの末端近くで二つのストラットに凝縮する)ことができる。これは、ストラットが装置の長さに沿って凝縮し、分岐する図3bにより詳細に示されている。これは、特に凝塊又は血栓と接触する可能性が最も高い装置の部分である血栓除去装置の中間において、複雑で多様なストラット形状を形成するのに有用であり得る。装置ストラット102との係合又は接触は、装置100が凝塊又は血栓と係合することを助けることができ、このようにして、より大きなストラット表面被覆を有することは、凝塊の係合及び回収において潜在的利益を提供することができる。
図1c及び図1dに示される別の実施形態は、各端において、凝塊回収装置100の末端領域108a及び108bに(例えば、溶接、接着剤を介して、又はねじ界面を介して機械的に)直接取り付けられたコイル又はばね106を利用する。コイル又はばね106は、装置100の末端に直接接続されているので、コイル又はばね106は、装置100が伸長され圧縮された状態(例えば、送達カテーテルにおいて)にあるときは自動的に伸長形状を採用し、装置100が拡張された形状(例えば、送達カテーテルから放出される時)にあるときは、短縮され半径方向に拡張された形状を採用する。任意に、コイル又はばね106を装置100のストラット102に沿った一つ以上の位置に取り付けて(前述の図1a及び図1bの実施形態に関して同様である)、コイル又はばね106と装置100との間の取り付け強度をさらに強化することもできる。これらの付加的な取り付け位置はまた、装置の機械的特性に影響を与えることができ(例えば、拡張に対する抵抗の増大、又は拡張のさらなる増大)、したがって、装置100の所望の機械的特性をさらに変更するために使用することができる。
コイル又はばね106は、末端領域108a、108b(これらの末端領域が内部穴又は貫通管腔を利用する)の穴又は貫通管腔位置に固定することができる。あるいは、末端領域108a、108bが中実(すなわち、そのような穴又は貫通管腔を有しない)である場合、コイル又はばね106を中実末端領域108a、108bに直接取り付けることができる。
図2a~図2bは、第1伸長端要素104aが末端領域108aに接続され、第2伸長端要素104bが末端領域108bに接続される別の実施形態を示す。伸長端要素104a、104bは、ワイヤ構造又は管状構造のいずれかであり得る。コイル又はばね106は、各伸長端要素104a、104bに(例えば、各端要素104a、104bの最も内側に面した位置、又は各端要素104a、104bに沿ったどこかにおいて)接続される。このようにして、コイル又はばね106は、装置100の各端に間接的に接続され、このようにして、コイル又はばね106は、装置100が拡張するとともに拡張し、装置100が伸長する/圧縮形状をとるとともに伸長する。任意に、コイル又はばね106は、装置100に沿って一つ以上のストラット位置102に接続され得る。
端要素104a、104bは、末端領域108a、108b(これらの末端領域が内部穴又は貫通管腔を利用する)の穴又は貫通管腔位置に固定することができる。あるいは、これらの末端領域108a、108bが中実(すなわち、そのような穴又は貫通管腔を有しない)である場合、伸長端要素104a、104bを中実末端領域108a、108bに直接取り付けることができる。
他の同様の実施形態(図示せず)は、装置100の長さにわたって延び、各末端領域108a、108bに接続された伸縮伸長要素を利用することができる。伸長要素の伸縮性により、凝塊回収装置がそれぞれ伸長及び拡張するときに、伸長及び収縮が可能となる。一実施形態では、伸縮要素は放射線不透過性であり、装置の長さを視覚化することができる。一実施形態では、放射線不透過性コイル又はばね106は、画像化を提供又は増大させるために、伸縮要素に沿った一つ以上の位置に接続される。放射線不透過コイル又はばね106は、この伸縮伸長要素に単独で接続することができ、又は装置100のストラット102に接続することができ、又は伸縮伸長要素と装置100のストラット102の両方に接続することができる。
上記の図1a~図1bの実施形態に記載されたコイル又はばね106の形状及び説明ならびに異なる実施例及び実施形態は、コイル又はばね106と装置100との間の取り付け機構のみが異なるので、一般に、図1c~図1d、図2a~図2bの実施形態にも同様に適用される。したがって、コイル又はばね106は、少なくとも装置への取り付け(例えば、ストラット102に取り付けられるかどうか)、拡張対圧潰形状における半径方向拡張及び/又は長手方向伸長の程度、コイル又はばねが張力を受ける程度、又は形状記憶装置を利用して装置100の拡張及び/又は収縮に影響を及ぼす程度などに関して、様々な方法で構成することができる。
要素106のコイル又はばねの形状に対する一つの利点は、伸長されたときに、半径方向により圧潰した/引き伸ばされた形状を採用することができることである(例えば、図1b、1d、2bを参照)。コイル又はばね106は、この伸張された形状においてエネルギーを蓄積するか、又は張力を受ける傾向がある。引張り又は伸長されたときのコイル又はばね形状に沿った内蔵された潜在的エネルギーはまた、装置100が送達カテーテルから解放されたときに、装置100をその拡張された形状に推進する助けとなり得る(例えば、図1a、1c、2aを参照)。これは、例えば、装置100が、曲がりくねった構造を介して、又は装置100を取り囲む多くの圧縮力がある小血管(例えば、神経血管系において)を介して展開されている場合に、装置の適切な開放を促進する利点を提供する。コイル/ばね106の剛性又はk係数、コイル又はばね要素106の長さ、及びコイル又はばね要素106に沿った巻線の数はすべて、血栓除去装置100の機械的特性をカスタマイズするために微調整することができる変数である。K係数は、ばねを圧縮又は伸張するのに必要な力と圧縮距離とを関連付ける、式F=kxにおいて文字「k」として表される、フックの法則の構成要素である。K係数(ばね剛性に関連する)は、コイル又はばね106を作成するために使用されるワイヤの幅及び長さと同様に、使用される材料の特性である。前述の好ましい一実施例では、コイル又はばね106は、放射線不透過性材料(前述した具体例)から構成されるが、他の実施例は、ニチノール又はステンレス鋼などの従来の形状記憶材料を利用することができ、これらの材料はすべて異なるk値又は剛性値を有し、したがって、材料は、所望のk値又は剛性プロファイルを生成するように具体的に選択することができる。同様に、コイル又はばね106を形成する際に使用されるワイヤの長さ及び/又は直径は、コイル又はばねの剛性特性に(したがってk因子に)影響を及ぼすように調整することができる。これらの特性はまた、もしあれば、抵抗コイル又はばね106が、(例えば、送達カテーテルへの留置時に血栓除去装置が圧潰している場合に)どれだけ伸張を提供するかに影響を及ぼすことができる。これらの特性はまた、コイル又はばね106がどの程度半径方向に拡張した形状への拡張を促すか、又はそのような拡張に抵抗するかのいずれかを助けるかに影響を及ぼすことができる。コイル又はばね106と装置100の残りの部分との間の取り付け点及び取り付け位置の数は(例えば、どこにどのように取り付けるか、ストラット102に沿って取り付けるか、どこに取り付けるか等)、装置100が半径方向に拡大又は長手方向に伸長する時に、コイル又はばね106が装置100に及ぼす影響にも影響を及ぼし得る。
拡張状態でコイル/ばね106がストラット102の実質的に近く又は隣接して配置される形状(ストラット102に直接取り付けられているかどうかにかかわらず)の1つの利点は、特に、コイル/ばね106が張力を受け、したがって展開時に解放されるその圧縮及び伸長状態においてある程度の付与された潜在的エネルギーを有する場合において、装置100がその拡張形状を採用するときに、コイル/ばね106がストラット102を開くのを助けるためにストラットに外向きの力を加えるために使用され得ることである。つまり、送達カテーテルからの解放時に、コイル/ばね106に一体化された力/張力と共に装置の内蔵形状記憶は、コイル/ばね106を拡張し、次いで、装置100全体の拡張を補助する。このように、いくつかの実施形態では、コイル又はばね106は、引張り部材とみなすことができる。引張りコイル/ばね106が装置100の拡張を増大させる方法と同様に、コイル又はばね106に形状記憶を付与することは、同様の利点を提供し得る。
これまでに提示された様々な実施形態は、コイル又はばね要素106と装置100との間の異なる取り付け機構を利用することができ、これは、コイル/ばね要素106が装置100に及ぼす影響に影響を与えることができる。例えば、図1a~図1bに関連して、コイル又はばね106は、装置100の1つ以上のストラット102に直接取り付けられる。この例では、送達後のストラット102の半径方向拡張は、次に、コイル又はばね106の半径方向拡張に影響を及ぼす。しかし、コイル又はばね106は、引張されるか、又はそうでない場合は、その圧潰した状態(例えば、図1bの形状において)でエネルギーを蓄積する可能性が高いため、コイル又はばね106は、拡張中にストラット102に対しても力を及ぼす。同様に、コイル又はばね106に形状記憶が付与されている場合、この形状記憶は、コイル又はばね106がそれ自体のヒートセット拡張性形状を採用するときに、コイル又はばね106にストラット102に対する力を作用させる。
コイル又はばね106が、少なくとも装置100の各端に取り付けられている図1c~図1dに関連して、装置100のヒートセット拡張により、コイル又はばね106は、それ自体の拡張した形状(例えば、図1cを参照)を採用する。しかし、コイル又はばね106は、その伸長された、図1dの形状において自然に張力を受け、又はそうでない場合は(例えば、付与された形状記憶により)エネルギーを貯蔵するので、拡張時のこのエネルギーの解放は、装置100の形状にも影響を与え、図1cの半径方向に拡張する形状を採用するのに役立ち得る。この関係は、コイル又はばね106が伸長端要素104a、104bとの結合を介して装置100の両端に取り付けられている、図2a~図2bの状況と同様である。装置100のストラット要素102へのコイル又はばね106の付加的な取り付けは、コイル又はばね106と装置100の残りの部分との間の物理的接続及び関連する相互作用を高めるのみである。
図1a~図2bに関して、及び本明細書に示され、説明される実施形態は、追加の特徴を利用することができる。例えば、上記に示され説明された取り付けパラメータの一つ以上を利用する複数のコイル又はばね106を利用することができる。さらに、別の形状では、コイル又はばね106自体を、その長さに沿って互いに接続された一連の接続されたコイル又はばねから構成して、完全なコイル又はばね構造を形成することができる。
血栓除去装置は、一般的には、凝塊を係合するために使用される単一の要素(例えば、単一の管状要素)として構成される。これは、より小さな凝塊に適し得るが、単一の管状要素の長さを超えて広がり得る、より大きな又はより長い凝塊に係合するためにそのような設計を使用することは困難であり得る。以下の実施形態は、複数の凝塊係合要素を利用することによってこの問題に対処し、それによりより大きな凝塊を回収する利点を提供することができる。
図4は、複数の血栓除去構成要素120a~120cを利用する、一実施形態による血栓除去装置120を示す。例示的に3つの構成要素120a~120cが示されるが、他の実施形態では、より少ない構成要素(例えば、2つ)又はより多い構成要素(例えば、4~10個)を装置120に沿って使用することができる。各血栓除去構成要素120a、120b、120cは、それ自体の機械的捕捉対象として構成され、これらの構成要素は、構成要素対象120a~120cよりも長い伸長装置120を形成するために接続される。各血栓除去構成要素120a~120cは、それ自体の装置本体として考えることができ、それによって、装置120は、複数の接続された装置本体を有する。
血栓除去構成要素120a~120cは、様々な方法で互いに接続することができる。二つの分離された構成要素120a、120bを図5に示す。各構成要素は、構成要素のいずれかの端に近位末端領域及び遠位末端領域を有し、これらの末端領域は、図1~3bの実施形態で説明した末端領域と同様に構成される。このようにして、構成要素120aは、近位末端領域108a1及び遠位末端領域108b1を有し、構成要素120bは、近位末端領域108a2及び遠位末端領域108b2を有する。
図4及び図5の関連において、図の「左」側は装置120の近位部分を表し、図の「右」側は装置120の遠位部分を表すと考えることができる。このようにして、右側(例えば、右端の構成要素120c)が血管系に最初に配置される。一つの血栓除去構成要素120aの端領域は、構成要素が結合して伸長装置120を形成するように、次の血栓除去構成要素の隣接する端領域に連結される。図5に関連して、末端領域108b1は、隣接する末端領域108a2に連結される。(図4に示すように)より多くの構成要素が追加される場合、この連結は装置120の長さに沿って継続する。
一例では、血栓除去構成要素の一方の端領域が、隣接する血栓除去構成要素の隣接する端領域に溶接されて、装置120のすべての血栓除去構成要素120a~120cを互いに連結する。別の例では、フレア状端を有する連結ロッド又はピンが、2つの隣接する末端領域(例えば、要素108b1及び108a2)の半径内に配置され、それによって2つの血栓除去構成要素が連結される。この連結ロッド又はピンは、端領域の内径よりも小さい(すなわち、末端領域108b1及び108a2を通過する内部通路よりも小さい)管状中間部を含むが、このロッド又はピンの端は、内部通路の直径よりも大きく、2つの血栓除去構成要素の間に連結/ピンを保持する(例えば、構成要素120aと120bとの間の連結ピンと、構成要素120bと120cとの間の別の連結ピン)。この設計は、他の血栓除去装置の実施形態と同様に、米国特許第9,211,132号においてより詳細に議論されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。連結ピンを使用するには、連結の通過を可能にするために内部穴又は貫通管腔をそれぞれ利用する末端領域(例えば、要素108b1、108a2)を使用する必要がある。
血栓除去構成要素間の取り付け方法は、血栓除去/凝塊回収装置120の設計及び機能性に影響し得る。例えば、端同士を溶接することは、ある構成要素(例えば、構成要素120a)が別の構成要素(例えば、構成要素120b)に対して独立して回転することを妨げるような方法で構成要素120a~120cを取り付ける。しかし、前述のような連結ピンの概念は、各構成要素120a~120cの独立した回転を可能にする。これは、互いに直接取り付けされるのではなく、構成要素が連結ピンを介してペアで個別に連結されるためである。これは特定の操作状況において利点を提供する。例えば、凝塊が血管系の曲がりくねった湾曲に沿って位置している場合、各構成要素の独立した回転は、装置が凝塊を血管系壁から剪断してその捕捉を助けることを可能にする。
他の実施形態では、様々な取り付け方法又は技術を組み合わせることができる。例えば、いくつかの血栓除去構成要素は、連結ピン概念を介して連結することができ、他の血栓除去構成要素は、溶接又は他の直接取り付けを介して連結することができる。例えば、構成要素120b及び120cは、構成要素120cが構成要素120bから独立して回転することを可能にする連結ピン概念を介して互いに連結することができる。次いで、構成要素120b及び120aは、これらの構成要素が互いに独立して回転することができないように、互いに直接取り付ける(例えば溶接する)ことができる。この設計では、構成要素120cのみが、他の構成要素120a、120bとは独立して回転することができる。これは単なる例示であり、より多くの構成要素(例えば、3つ以上)を利用する設計は、取り付けの様々な組み合わせを利用して1つ以上の構成要素の選択的な回転を可能にすることができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の遠位に配置された構成要素に沿って独立した回転を有することがより望ましい場合があり、これにより、これらの構成要素が、回収過程を支援するために、凝塊との確実な係合を促すことができる。
別の実施形態では、複数の血栓除去構成要素(例えば、120a~120c)を含む血栓除去装置は、複数の別個の構成要素を一緒に連結するのではなく、異なる方法で作成される。代わりに、複数の形状(例えば、構成要素120a~120c)から構成される一つの連続する伸長装置120が作成される。しかし、構成要素が別々に連結される代わりに、完全な装置自体が、一連の管状部分及びその間にテーパ状部分を有する管状マンドレル上に形成され、その長さに沿って可変プロファイルを有する単一の伸長要素が形成される。この構成には、個別の要素を連結する必要がないため、連続した構造を持つという利点を提供し得る。
これまでに説明し示され、図1~5に示す実施形態は、様々な方法で作成することができる。一例では、形状記憶金属材料(例えば、ニチノール又はステンレス鋼)の平坦シートをレーザ切断して、複数のストラットと、種々のストラット間のギャップ又は開口領域とを含む平坦シートを形成する。次いで、この形状は、円筒形マンドレル上にヒートセットされて、一般的に管状形状を採用する。ファネル状又はテーパ状の近位端形状及び遠位端形状は、これらの特定の部分がその上に配置される同様のファネル状又はテーパ状のマンドレル形状を利用することによって作成することができる。あるいは、管状シート材料をレーザ切断して血栓除去装置で使用されるストラットパターン全体を形成する。このようにして、血栓除去装置は、レーザ切断工程の前に、既にその管状形状にある。
これまでに示された実施形態は、一般的に、既存のステントリーバーに共通の典型的な開放端遠位形状とは対照的に、閉鎖遠位端設計を利用する。図6は、概して閉鎖遠位端設計を利用するが、異なる方法でこの構成に達成する別の実施形態を開示する。図6は、レーザ切断され、複数のストラット102となる平坦シート血栓除去装置130を示す。他の実施形態と同様に、先に説明した他の実施形態と同様に構成された第1末端領域118aがある。この平坦シートは、管状マンドレルの周りに配置され、後に管状インプラント装置形状を付与し、この管状最終形状の一部は図7に一般的に示される。装置130は複数の端構成要素122を含んでおり、図6には6つの端構成要素122が示されているが、より少ない又はより多い場合もあり得る。例えば、4~24つの端構成要素を使用することができる。各端構成要素122は、一般に放物線型の形状を有するが、異なる実施形態において他の形状を使用することもできる。図7~図8に示すように、これらの端構成要素122のうちのいくつかは、半径方向外側にすぼめられ、いくつかの端構成要素122は、半径方向内側にすぼめられる。これは、形状設定過程の間に、把持ツール(プライヤー等)によってこれらの端構成要素122を機械的に把持し、いくつかは半径方向内側に、いくつかは半径方向外側に曲げることによって行うことができる。これは、図8に最もよく示されており、ここで、端構成要素122a~122bは、半径方向外側にすぼめられ、端構成要素122c~122dは、半径方向内側にすぼめられる。
これらの端構成要素のいくつかを半径方向内側に配置することの1つの利点は、装置130の遠位端に沿って自然な収縮があり、装置130内に凝塊/血栓を捕捉又は保持するのを助けることである。つまり、装置の遠位端に沿って完全な開口は存在しない。端構成要素の様々な組み合わせを半径方向内側又は半径方向外側に配置して、遠位端部プロファイルに影響を及ぼすことができる(例えば、より半径方向内側の端構成要素は、より閉じた遠位端形状を形成するであろう)。さらに、1つ以上の端構成要素は、半径方向外側又は半径方向内側にすぼまるのではなく、管状血栓除去装置130の外側部分と実質的に同一面上であり、このようにして実質的に平坦な平面を占めるので、単純に通常の管状構成を採用することができる。この設計の1つの利点は、血栓を保持するのを助けるために遠位狭窄を作るために内側に配向される端構成要素の量を制御することにより装置を任意の状況にカスタマイズできることである。
本明細書に記載されるいくつかの実施形態は、血栓回収装置の視覚化を助けるための放射線不透過性要素(例えば、図1~2の放射線不透過性コイル又はばね106)の使用を開示している。以下の実施形態は、血栓回収装置に沿って放射線不透過性を増大させる他のアプローチを提供する。これらの実施形態は、放射線不透過性をさらに増大させるために、図1~2に示され、前述された放射線不透過性コイル/ばね概念と組み合わせることもでき、又は、前述の放射線不透過性コイル/ばね概念をそのように含めることなく、独立した概念として使用することもできる。
図9は、一実施形態による、複数のストラット102を含む血栓除去装置140を示し、複数のストラットは、装置140の長さに沿って1つ以上のより長く構成されたストラット142と、1つ以上のより短く構成されたストラット141とを含む。血栓除去装置140は、形状がより長くなるように構成することができ(例えば、図1~5に示されているものに近い)、様々なストラット形状構成を使用することができる。これらのより長く構成されたストラット142は、ストラット142が装置140の実質的な長さを占めるので、装置の放射線不透過性を高めることができる良好な位置を表す。
図10は、各ストラットの一つ以上の位置に沿って一つ以上のストラット142に加えることができる放射線不透過性要素144を示す。一例では、放射線不透過性要素は、ストラット142の一つ以上の領域上に配置されたコイル又はばねである。一例では、放射線不透過性のコイル又はばねは、領域の周りにワイヤを巻き付けて複数の巻線(例えば、2つ以上の巻線)を形成してコイル又はばね形状を形成することによって形成され、その一例では、2~3つの巻線が使用される。任意の放射線不透過性金属材料(例えば、タンタル、白金、パラジウム、金、タングステン、又は放射線不透過性コア及びニチノールジャケットを有する延伸充填管)を使用して、放射線不透過性要素を生成することができる。一例では、放射線不透過性要素144は、少なくともストラット142の近位端領域及び遠位端領域に沿って配置され得て、これらの端領域が視覚化を増強する。
一実施形態では、放射線不透過性要素144は螺旋状切断管である。螺旋状切断管は、複数の入れ子状螺旋要素を作成するために、管状要素を取り、チューブの長さに沿って螺旋状切断パターンを作成することによって作成することができる。螺旋状切断管では、巻線はコイル又はばねよりも厚く、(例えば、管の外観を与えるために)より厚い巻線が互いに実質的に同一面上になるような大きさである。螺旋状切断管の概念は、コイル又はばね部材106の代わりに螺旋状切断管を使用することができる図1~図2に関して前述した実施形態でも使用することができる。
図11は、コイル又は螺旋状切断管の代わりに放射線不透過性めっき要素146を利用する別の実施形態を示す。めっき要素146は、切抜き領域148を有する。この切抜き領域148は、突出面150(例えば、切抜き又は除去されないめっき要素146の部分)を画定する助けとなり、突出面150がストラット構成要素142の上に延び、めっき要素の残りの部分がストラット構成要素142の下に延びるように構成される。このようにして、ストラットは、めっき要素146の二つの部分の間に配置されるか、又はそれらの間に挟まれる。めっき要素は、突出面150に沿った位置156で溶接され、めっき面をストラットに固定する。
図12は、同様のめっき概念を示しているが、1つのみではなく、2つの突出面152、154と2つの取り付け位置158、160を利用した別の構成を利用している。
めっき要素146を使用することの一つの利点は、単純にストラットに加えるプレートとして構成されているので、血栓除去装置の形成及び組み立ての後、血栓除去装置上に容易に組み立てることができることである。めっき要素146は、様々な長さに構成することができ、ストラット構成要素142に沿った一つ以上の位置に沿って配置することができる。
別の実施形態では、放射線不透過性管状要素(マーカーバンドと呼ぶことができる)を、一つ以上の伸長されたストラット領域142に沿った一つ以上の位置でストラット領域142上に配置することができる。
図13に示す別の実施形態では、ストラット領域142は、一つ以上のコイニング穴又はスロット162を含む。コイニング穴又はスロットは、ストラット領域に沿って形成された空の空間であり、例えば、ストラット領域142の選択的部分に沿って穿刺針又はドリルのような穴形成装置を利用することによって形成することができる。一実施形態では、穴又はスロット162は、放射線不透過性組成物が充填する完全な穴を形成するためのストラットの幅を完全に貫通して配置される。別の実施形態では、穴又はスロット162は、ストラットの幅に沿った表面的な凹部の形をとるが、ストラットを完全に貫通して延びないような部分的なものにすぎない。次いで、コイニング穴又はスロット162は金属放射線不透過性組成物(例えば、タンタル、白金、パラジウム又は金)で充填される。一例において、金属放射線不透過性材料は、前記コイニング穴内にぴったりと適合するようにコイニング穴と同様のサイズに機械加工され、次いで、接着剤、溶接、又は他の機械的技術を使用してそれを固定することができる穴内に配置される。別の例では、金属放射線不透過性材料は、液体又はゲル状の状態に溶融され、注入されるか、又はスロット/穴162内に配置され、その後、固化するために放置される。コイニング穴/スロット162は、血栓除去装置のより長いストラット領域142に沿った一つ以上の領域に配置することができ、又はより短いストラット領域141を含む装置の任意のストラット要素102に沿って配置することができる。この技術の1つの利点は、放射線不透過性を高めるためにストラット領域に何も追加されないか、又は物理的にストラット領域上に何も追加されないので、装置の全体の厚さが影響を受けないことである。
図10~図13に示される放射線不透過性を増強する実施形態は、血栓除去装置140のかなりの長さに沿って延在する、より長いストラット要素142への取り付け又は追加のために構成されるように記述されることがあるが、それらはまた、より短いストラット要素141を含む、装置の任意のストラット要素102に沿って使用され得る。さらに、これらの実施形態は、血栓除去装置の可視化をさらに増大させるために、先に説明した及び本明細書で説明した他の血栓除去装置の実施形態(複数の接続された血栓除去構成要素を利用するものを含む)に沿って使用することができる。


Claims (20)

  1. 凝塊回収装置であって、
    管状の中間部とテーパ状の近位端及び遠位端とを有する装置本体と、
    前記装置本体内に配置されたコイルと、を備える凝塊回収装置。
  2. 前記コイルは放射線不透過性である、請求項1に記載の凝塊回収装置。
  3. 前記コイルは、白金、パラジウム、金又はタンタルからなる、請求項2に記載の凝塊回収装置。
  4. 前記装置本体内に配置され、前記装置本体の前記テーパ状の近位端及び遠位端のうちの少なくとも1つに及ぶ少なくとも1つの伸長要素をさらに備え、前記コイルは前記伸長要素に接続される、請求項1に記載の凝塊回収装置。
  5. 前記伸長要素はワイヤである、請求項4に記載の凝塊回収装置。
  6. 前記伸長要素は管である、請求項4に記載の凝塊回収装置。
  7. 前記コイルは、前記凝塊回収装置が伸長形状である場合は伸長形状であり、前記凝塊回収装置が半径方向に拡張された形状である場合は半径方向に拡張された形状である、請求項1に記載の凝塊回収装置。
  8. 前記テーパ状の近位端及び遠位端は、閉鎖端を形成する、請求項1に記載の凝塊回収装置。
  9. 凝塊回収装置であって、
    管状の中間部とテーパ状の近位端及び遠位端とを有する装置本体と、
    前記装置本体内に配置されたばねと、を備える凝塊回収装置。
  10. 前記ばねは放射線不透過性である、請求項9に記載の凝塊回収装置。
  11. 前記ばねは白金、パラジウム、金又はタンタルからなる、請求項10に記載の凝塊回収装置。
  12. 前記装置本体内に配置され、前記装置本体の前記テーパ状の近位端及び遠位端のうちの少なくとも1つに及ぶ少なくとも1つの伸長要素をさらに備え、前記コイルは前記伸長要素に接続される、請求項9に記載の凝塊回収装置。
  13. 前記伸長要素はワイヤである、請求項12に記載の凝塊回収装置。
  14. 前記伸長要素は管である、請求項12に記載の凝塊回収装置。
  15. 前記ばねは、前記凝塊回収装置が伸長形状である場合は伸長形状であり、前記ばねが半径方向に拡張された形状である場合は半径方向に拡張された形状である、請求項9に記載の凝塊回収装置。
  16. 複数の接続された装置本体をさらに備える、請求項9に記載の凝塊回収装置。
  17. 前記テーパ状の近位端及び遠位端は、閉鎖端を形成する、請求項9に記載の凝塊回収装置。
  18. 凝塊回収装置であって、
    管状の中間部とテーパ状の近位端及び遠位端を有し、送達カテーテル内では伸長形状であり、前記送達カテーテル外では半径方向に拡張した形状である装置本体と、
    前記装置本体内に配置された内部要素と、を備え、
    前記内部要素は、前記装置本体が伸長形状にあるときに第1伸長形状であり、前記装置本体が半径方向に拡張した形状にあるときに第2半径方向拡張形状である、凝塊回収装置。
  19. 前記内部要素は、コイル又はばねである、請求項3に記載の凝塊回収装置。
  20. 前記内部要素は、前記装置本体が伸長形状にあるとき、実質的に線形のプロファイルである、請求項19に記載の凝塊回収装置。



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