JP2022531276A - ランダムアクセスプリアンブル送信方法及び通信装置 - Google Patents

ランダムアクセスプリアンブル送信方法及び通信装置 Download PDF

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Abstract

この出願の実施形態は、通信技術の分野に関し、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために端末デバイスにより占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために他の端末デバイスにより占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間に衝突が存在し、その結果、ネットワークデバイスがランダムアクセスプリアンブル及びアップリンクデータを通常通り受信できないという問題を解決するための、ランダムアクセスプリアンブル送信方法及び通信装置を開示する。当該方法は以下を含む。端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信し、構成情報は、PRACH時間周波数リソースセットの構成情報及びPUSCH時間周波数リソースセットの構成情報を含む。端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定する。端末デバイスは、決定されたPRACH時間周波数リソースでランダムアクセスプリアンブルを送信する。

Description

[関連出願への相互参照]
この出願は、2019年4月30日に中国国家知識産権局に出願された「RANDOM ACCESS PREAMBLE SENDING METHOD AND COMMUNICATION APPARATU」という名称の中国特許出願第201910363256.1号に対する優先権を主張し、その全内容を参照により援用する。
[技術分野]
この出願の実施形態は、通信技術の分野に関し、特に、ランダムアクセスプリアンブル送信方法及び通信装置に関する。
端末デバイスのランダムアクセス(random access, RA)はまた、ランダムアクセスチャネル(random access channel, RACH)とも呼ばれることがある。ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)及び新無線(new radio, NR)のようなシステムでは、端末デバイスは、ネットワークデバイスと様々なベアラを設定してネットワークデバイスと更に通信するために、ランダムアクセスプロセスを使用することにより、無線リソース制御(radio resource control, RRC)アイドルモード又は非アクティブ(inactive)モードからRRC接続モードに入る必要がある。既存のランダムアクセスは、4ステップのランダムアクセス及び2ステップのランダムアクセスに分類される。端末デバイスが異なるステップを使用することによりランダムアクセスプリアンブル及びアップリンクデータをネットワークデバイスに送信する4ステップのランダムアクセスとは異なり、2ステップのランダムアクセスでは、端末デバイスは、遅延及びシグナリングオーバヘッドを低減するために、同じステップを使用することによりランダムアクセスプリアンブル及びアップリンクデータをネットワークデバイスに同時に送信する。
しかし、2ステップのランダムアクセスでは、ランダムアクセスプリアンブルを搬送するために使用される物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel, PRACH)時間周波数リソースと、アップリンクデータを搬送するために使用される物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel, PUSCH)時間周波数リソースとが、同じスロットに構成され周波数領域において重複する場合、問題が発生することがあり、当該問題は、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために端末デバイスにより占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために他の端末デバイスにより占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間に衝突が存在し、その結果、ネットワークデバイスがランダムアクセスプリアンブル及びアップリンクデータを通常通り受信できないことである。
この出願の実施形態は、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために端末デバイスにより占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために他の端末デバイスにより占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間に衝突が存在し、その結果、ネットワークデバイスがランダムアクセスプリアンブル及びアップリンクデータを通常通り受信できないという問題を解決するための、ランダムアクセスプリアンブル送信方法及び通信装置を提供する。
第1の態様によれば、この出願の実施形態は、以下を含むランダムアクセスプリアンブル送信方法を提供する。端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信し、構成情報は、PRACH時間周波数リソースセットの構成情報及びPUSCH時間周波数リソースセットの構成情報を含む。端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定する。端末デバイスは、決定されたPRACH時間周波数リソースでランダムアクセスプリアンブルを送信する。この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために、PRACH時間周波数リソースセット内で、PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定する。これは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために端末デバイスにより占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために他の端末デバイスにより占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間に衝突が存在するという問題を回避し、ネットワークデバイスがランダムアクセスプリアンブル及びアップリンクデータを通常通り受信することを確保する。
可能な設計では、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定するために、以下の方式のうち1つを使用する。端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定するか、或いは、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定する。上記の設計では、PRACH時間周波数リソースセット内で決定され且つランダムアクセスプリアンブルを送信するために使用されるPRACH時間周波数リソースは時間領域又は周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットセットと重複しない。これは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために端末デバイスにより占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために他の端末デバイスにより占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間の、時間領域及び周波数領域における重複により引き起こされる衝突を回避する。
可能な設計では、端末デバイスが、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定することは、以下を含む。端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するPRACH時間周波数を決定する。及び/又は、端末デバイスが、PRACH時間周波数リソースセット内で、周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定することは、以下を含む。端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数を決定する。上記の設計では、PRACH時間周波数リソースセット内で決定され且つランダムアクセスプリアンブルを送信するために使用されるPRACH時間周波数リソースは時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するか、或いは時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複する。これは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間の、時間領域におけるPRACH時間周波数リソースとPUSCH時間周波数リソースとの間の過度に小さい間隔により引き起こされる衝突を回避する。
可能な設計では、端末デバイスが、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するPRACH時間周波数を決定すること、又は端末デバイスが、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数を決定することの前に、当該方法は、以下を更に含む。端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔がPUSCH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔と異なると決定する。上記の設計では、PRACH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔とPUSCH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔とが同じであるか或いは異なるとき、PRACH時間周波数リソースセットからランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースを選択するために異なる条件が使用され、それにより、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースの選択は、異なる条件の下で実現されてもよい。これは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために端末デバイスにより占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために他の端末デバイスにより占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間の衝突を回避する。
第2の態様によれば、この出願の実施形態は、以下を含むランダムアクセスプリアンブル送信方法を提供する。端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信し、構成情報は、PRACH時間周波数リソースセットの構成情報を含む。端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信された指示情報を受信し、指示情報は、PRACH時間周波数リソースセット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースを示すために使用される。端末デバイスは、有効なPRACH時間周波数リソースのうち1つでランダムアクセスプリアンブルを送信する。この出願では、端末デバイスは、ネットワークデバイスにより示されるPRACH時間周波数リソースセット内の有効なPRACH時間周波数リソースのうち1つでランダムアクセスプリアンブルを送信する。これは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために端末デバイスにより占有されるPRACH時間周波数リソースと、ネットワークデバイスの他のサービスとの間の衝突を回避する。
可能な設計では、指示情報は、第1のビットマップ、インデックス番号又はパラメータNを含み、第1のビットマップは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースの時間領域分布を示すために使用され、パラメータNは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内で、時間領域において最初のN個又は最後のN個のPRACH時間周波数リソースが有効又は無効であることを示すために使用され、インデックス番号は、PRACH時間周波数リソーステーブル内のエントリを示すために使用され、PRACH時間周波数リソーステーブル内のいずれかのエントリは、時間領域において有効であり且つPRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内にあるPRACH時間周波数リソースを定義するために使用される。上記の設計では、指示情報の実現方式が豊かになり、それにより、対応する情報を含む指示情報は、PRACH時間周波数リソースセット内の有効なPRACH時間周波数リソースを示すように、通信システム及び通信条件に基づいて選択される。
可能な設計では、指示情報は、第2のビットマップ又はパラメータKを含み、第2のビットマップは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上の有効なPRACHスロットの時間領域分布を示すために使用され、パラメータKは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上のPRACHスロット内で、時間領域において最初のK個又は最後のK個のPRACHスロットが有効又は無効であることを示すために使用される。上記の設計では、指示情報の実現方式が豊かになり、それにより、対応する情報を含む指示情報は、PRACH時間周波数リソースセット内の有効なPRACH時間周波数リソースを示すように、通信システム及び通信条件に基づいて選択される。
第3の態様によれば、この出願の実施形態は、通信装置を提供する。当該装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つにおける方法を実現する機能、又は第2の態様又は第2の態様の可能な設計のうちいずれか1つにおける方法を実行する機能を有する。当該機能は、ハードウェアにより実現されてもよく、或いは、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
可能な設計では、当該装置はチップ又は集積回路でもよい。
可能な設計では、当該装置は、メモリ及びプロセッサを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラムを記憶するように構成される。プログラムがプロセッサにより実行されたとき、当該装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つによる方法を実行してもよく、或いは、第2の態様又は第2の態様の可能な設計のうちいずれか1つによる方法を実行してもよい。
可能な設計では、当該装置は端末デバイスでもよい。
第4の態様によれば、この出願の実施形態は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供し、記憶媒体はコンピュータ命令を記憶し、コンピュータ命令が端末デバイスにより実行されたとき、端末デバイスは、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のうちいずれかの1つにおける方法を実行すること、又は第2の態様若しくは第2の態様の可能な設計のうちいずれかの1つにおける方法を実行することが可能になる。
第5の態様によれば、この出願の実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品が端末デバイスで動作するとき、端末デバイスは、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のうちいずれか1つにおける方法を実行すること、又は第2の態様若しくは第2の態様の可能な設計のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
この出願の実施形態による通信アーキテクチャの概略図である。 この出願の実施形態によるランダムアクセスプロセスの第1の概略フローチャートである。 この出願の実施形態によるランダムアクセスプロセスの第2の概略フローチャートである。 この出願の実施形態によるランダムアクセスプリアンブル送信プロセスの第1の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース及びPUSCH時間周波数リソースの分布の第1の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース及びPUSCH時間周波数リソースの分布の第2の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース及びPUSCH時間周波数リソースの分布の第3の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース及びPUSCH時間周波数リソースの分布の第4の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース及びPUSCH時間周波数リソースの分布の第5の概略図である。 この出願の実施形態によるランダムアクセスプリアンブル送信プロセスの第2の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース分布の第1の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース分布の第2の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース分布の第3の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース分布の第4の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース分布の第5の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース分布の第6の概略図である。 この出願の実施形態によるPRACH時間周波数リソース分布の第7の概略図である。 この出願の実施形態による通信装置の概略構造図である。 この出願の実施形態による端末デバイスの概略構造図である。
以下に、添付の図面を参照して、この出願の実施形態について詳細に説明する。
この出願の実施形態における技術的解決策は、5Gシステム、NRシステム、LTEシステム、及びロングタームエボリューション・アドバンスト(long term evolution-advanced, LTE-A)システムのような様々な通信システムにおいて使用されてもよく、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity, Wi-Fi)システム、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access, wimax)、3GPPシステムのような関連するセルラーシステム、及び6Gシステムのような将来の通信システムにおいて更に使用されてもよい。具体的には、この出願の実施形態において使用される通信システムのアーキテクチャが図1に示されてもよく、ネットワークデバイス及び複数の端末デバイスを含む。図1では、3つの端末デバイスが例として使用される。端末デバイス1~端末デバイス3は、別々に或いは同時にデータをネットワークデバイスに送信してもよい。図1に示す通信システムにおける端末デバイスの数及びネットワークデバイスの数は、この出願の実施形態では限定されない点に留意すべきである。
さらに、この出願の実施形態における「例えば」という用語は、例、例示又は説明を与えることを表すために使用される点に留意すべきである。この出願において「例」として記載されるいずれかの実施形態又は設計方式は、他の実施形態又は設計方式より好ましいこと又はより多くの利点を有するものとして説明されるべきではない。正確には、「例えば」は、概念を具体的な方式で提示するために使用される。
この出願の実施形態、特許請求の範囲及び添付の図面における「含む(include)/含む(comprise)」及び「有する」という用語は、排他的なものではない。例えば、一連のステップ又はモジュールを含むプロセス、方法、システム、製品又はデバイスは、列挙されたステップ又はモジュールに限定されず、列挙されていないステップ又はモジュールを更に含んでもよい。「システム」及び「ネットワーク」という用語は、この明細書において互換的に使用されてもよい。この明細書における「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトを記載するための関連付け関係のみを記述し、3つの関連付けが存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは3つの場合、すなわち、Aのみが存在すること、A及びBの双方が存在すること、及びBのみが存在することを表してもよい。さらに、この明細書における「/」という文字は、通常では、関連するオブジェクトの間の「又は」の関係を示す。この出願の実施形態では、「Aに対応するB」は、BがAに関連することを示し、BがAに従って決定されてもよいことが理解されるべきである。しかし、Aに従ってBを決定することは、BがAのみに従って決定されることを意味するのではなく、すなわち、BがまたA及び/又は他の情報に従って決定されてもよいことが更に理解されるべきである。さらに、特に言及のない限り、この出願の実施形態では、「第1の」及び「第2の」のような順序番号が複数のオブジェクトを区別するために使用され、複数のオブジェクトの順序、時系列、優先度又は重要性を限定することを意図しない。さらに、この出願の実施形態、特許請求の範囲及び添付の図面における「含む(include)/含む(comprise)」及び「有する」という用語は、排他的なものではない。例えば、一連のステップ又はモジュールを含むプロセス、方法、システム、製品又はデバイス、列挙されたステップ又はモジュールに限定されず、列挙されていないステップ又はモジュールを更に含んでもよい。この出願における「複数」は、2つ以上を意味する。
さらに、この出願の実施形態は、情報(information)、信号(signal)、メッセージ(message)、及びチャネル(channel)が、場合によっては互換的に使用されてもよい。差異が強調されないとき、用語により表現される意味は一貫している点に留意すべきである。「の(of)」、「関連する(relevant)」及び「対応する(corresponding)」は、場合によっては互換的に使用されてもよい。用語の間で差異が強調されないとき、用語により表現される意味は一貫している点に留意すべきである。
この出願の実施形態について説明する前に、当業者がより良い理解を得るのを助けるために、この出願におけるいくつかの用語について、まず説明する。
(1)端末デバイスは、音声及び/又はデータ接続をユーザに提供するデバイスを含み、例えば、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続された処理デバイスを含んでもよい。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)を通じてコアネットワークと通信し、RANと音声及び/又はデータを交換してもよい。端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment, UE)、無線端末デバイス、移動端末デバイス、デバイス対デバイス通信(device-to-device, D2D)端末デバイス、V2X端末デバイス、マシン対マシン/マシンタイプ通信(machine-to-machine/machine type communication, M2M/MTC)端末デバイス、モノのインターネット(internet of things, IoT)端末デバイス、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、遠隔局(remote station)、アクセスポイント(access point, AP)、遠隔端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)等を含んでもよい。例えば、端末デバイスは、携帯電話(或いは「セルラ」電話とも呼ばれる)、携帯端末デバイスを有するコンピュータ、携帯可能、ポケットサイズ、ハンドヘルド又はコンピュータ内蔵の移動装置等を含んでもよい。例えば、端末は、パーソナル通信サービス(personal communications service, PCS)電話、コードレス電話セット、セッションイニシエーションプロトコル(session initiation protocol, SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop, WLL)局又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant, PDA)である。端末デバイスは、限られたデバイス、例えば、比較的低電力消費を有するデバイス、限られた記憶能力を有するデバイス、又は限られた計算能力を有するデバイスを更に含む。例えば、端末デバイスは、バーコード、無線周波数タグ(radio frequency identification, RFID)、センサ、全地球測位システム(global positioning system, GPS)又はレーザスキャナのような情報感知デバイスを含む。
限定ではなく例示として、この出願の実施形態における端末デバイスは、代替として、ウェアラブルデバイスでもよい。ウェアラブルデバイスはまた、ウェアラブルインテリジェントデバイス、インテリジェントウェアラブルデバイス等とも呼ばれてもよく、日常装着、例えば、眼鏡、手袋、時計、衣類、靴等においてインテリジェント設計を実行するためにウェアラブル技術を使用することにより開発されたウェアラブルデバイスの総称である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接装着されるか或いはユーザの衣類又はアクセサリに統合されるポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスはハードウェアデバイスであるだけでなく、ソフトウェアサポート、データ交換及びクラウド相互作用を通じて強力な機能を実現するために使用される。広い意味で、ウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートフォンに依存することなく全部又は一部の機能を実現できる全機能型及び大型のデバイス、例えば、スマートウォッチ又はスマートグラスと、1つのタイプのアプリケーション機能のみに着目してスマートフォンのような他のデバイスと共に動作する必要があるデバイス、例えば、身体的徴候を監視するための様々なスマートバンド、スマートヘルメット又はスマートジュエリーとを含む。
しかし、上記の様々な端末デバイスが車両に位置する場合(例えば、車内に配置される場合、或いは車両に搭載される場合)、端末デバイスは、車載端末デバイスと考えられてもよい。例えば、車載端末デバイスはまた、オンボードユニット(on board unit, OBU)とも呼ばれる。
この出願の実施形態では、端末デバイスは、中継器(relay)を更に含んでもよい。代替として、基地局とのデータ通信を実行できるいずれかのデバイスは、端末デバイスと考えられてもよいことが理解され得る。
(2)ネットワークデバイスは、アクセスネットワーク内にあり且つ1つ以上のセルを通じてエアインタフェースで無線端末デバイスと通信するデバイスでもよい。ネットワークデバイスは、無線アクセスネットワーク内のノードでもよく、また、基地局とも呼ばれてもよく、或いは、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)ノード(又はデバイス)と呼ばれてもよい。現在、ネットワークデバイスのいくつかの例は、gNB、送受信ポイント(transmission reception point, TRP)、進化型ノードB(evolved NodeB, eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller, RNC)、ノードB(NodeB, NB)、基地局コントローラ(base station controller, BSC)、基地送受信局(base transceiver station, BTS)、ホーム基地局(例えば、home evolved NodeB又はhome NodeB, HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit, BBU)、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity, Wi-Fi)アクセスポイント(access point, AP)等である。さらに、ネットワーク構造において、ネットワークデバイスは、集約ユニット(centralized unit, CU)ノード及び分散ユニット(distributed unit, DU)ノードを含んでもよい。この構造では、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システムにおけるeNBのプロトコル層は分割され、いくつかのプロトコル層の機能はCUにより中央で制御され、残りのプロトコル層の一部又は全部の機能はDUに分散され、CUはDUを中央で制御する。
(3)PRACHオケージョン(PRACH Occasion, RO)とも呼ばれるPRACH時間周波数リソースは、ランダムアクセスプリアンブル(random access preamble)を送信するために使用される時間周波数リソースユニットである。ランダムアクセスプリアンブルはまた、この出願の以下の説明における略称のpreambleでもよい。現在、13個のタイプのpreambleフォーマットが存在し、これらは、長さに基づいて2つのカテゴリ、すなわち、3GPP標準文書3GPP TS 38.211 V15.3.0における表(table)6.3.3.1-1及び表6.3.3.1-2に示す839及び139に分類される。formatは、preambleタイプを表し、LRAはpreamble系列長を表し、ΔfRAはPRACH時間周波数リソースサブキャリア間隔を表し、Nu及びNCP RAはそれぞれpreambleの時間領域長及びサイクリックプレフィックス(cyclic prefix, CP)の時間領域長である。preambleは、長さがTcpであるCPと、長さがTseqである系列(Sequence)とを含む。
表6.3.3.1-1:preamble系列長タイプが839であり、PRACH時間周波数リソースサブキャリア間隔が22.5kHz又は5kHzであるpreambleタイプ(PRACH preamble formats for LRA=839 and ΔfRA∈{1.25,5}kHz)
Figure 2022531276000002
表6.3.3.1-2:preamble系列長タイプが139であり、PRACH時間周波数リソースサブキャリア間隔が15・2μkHzであり、μ∈{0,1,2,3}であるpreambleタイプ
Figure 2022531276000003
PRACHオケージョンの時間領域リソース構成は、パラメータ、すなわち、ネットワークデバイスにより構成されたPRACH構成インデックス(Configuration Index)及び3GPP標準文書3GPP TS 38.211 V15.3.0における表6.3.3.2-2~6.3.3.2-4に基づいて決定される。キャリア周波数及びデュプレックスモードに基づく3つの表が存在し、各表は256個の構成を有する。表の一部のみがここでの説明に使用される。
表6.3.3.2-2:対応する周波数帯域がFR1であるときのアップリンクランダムアクセス構成(Random access configurations for FR1 and paired spectrum/supplementary uplink)
Figure 2022531276000004
表6.3.3.2-2を参照すると、ネットワークデバイスにより構成されたPRACH Configuration Indexが87であるとき、対応して、フレーム番号の各mod 16が0の余り(mod 16=0)を生成する全ての無線フレームのサブフレーム4及び9において、シンボル0から始めて、1つのサブフレーム内に1つのPRACHスロットのみが存在し、各PRACHスロットは6つの連続したPRACHオケージョンを有し、各PRACHオケージョンは2つのシンボルを占有する。
(4)5G NRフレーム構造では、5G NRは複数のタイプのサブキャリア間隔をサポートする。しかし、異なるサブキャリア間隔構成では、無線フレームの長さ及びサブフレームの長さは同じである。無線フレームの長さは10msであり、サブフレームの長さは1msである。
各サブフレーム内のスロット長は、サブキャリア間隔によって変化する。一般的に、スロット長は、サブキャリア間隔が増加するにつれて減少する。したがって、サブフレームは異なる数のスロットを含む。通常サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix, CP)の場合、スロットは同じ数のシンボルを含み、各スロットは14個のシンボルを含む。
例えば、サブキャリア間隔が15kHz(通常CP)に設定されたとき、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含み、各サブフレームは1つのスロットのみを含む。したがって、無線フレームは10個のスロットを含む。言い換えると、サブフレームのシーケンス番号はスロットのシーケンス番号と同じであり、サブフレーム及びスロットは互いに置き換えられてもよい。各スロットは14個のOFDMシンボルを含む(各スロット内のOFDMシンボルのシーケンス番号はそれぞれ#0~#13である)。
この出願における全てのシーケンス番号はまた、番号又はインデックスとして理解されてもよい点に留意すべきである。
他の例では、サブキャリア間隔が30kHz(通常CP)に設定されたとき、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含み、各サブフレームは2つのスロットのみを含む。したがって、無線フレームは20個のスロットを含む。各スロットは14個のOFDMシンボルを含む(各スロット内のOFDMシンボルのシーケンス番号はそれぞれ#0~#13である)。さらに、この出願と矛盾しないとき、この出願における全てのシンボルはOFDMシンボルとして示されることが理解されるべきである。
PRACHスロットは、PRACH時間周波数リソースを含むスロットである。スペクトル範囲がFR1(Frequency range 1)であるとき、PRACHスロットは、サブキャリア間隔が15kHzであるという仮定に基づく分割を通じて取得される。言い換えると、1つのサブフレームは1つのPRACHスロットである。スペクトル範囲がFR2であるとき、PRACHスロットは、サブキャリア間隔が60kHzであるという仮定に基づく分割を通じて取得される。言い換えると、サブキャリア間隔が60kHzである1つのスロットは1つのPRACHスロットである。
(5)ランダムアクセス(RA)は4ステップのランダムアクセス及び2ステップのランダムアクセスに分類される。図2は、4ステップのランダムアクセスプロセスの概略図である。端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信し、構成情報に基づいてPRACH時間周波数リソースを決定する。ステップ1:端末デバイスは、決定されたPRACH時間周波数リソースでランダムアクセスプリアンブルをネットワークデバイスに送信する。ステップ2:ランダムアクセスプリアンブルを受信した後に、ネットワークデバイスは、ランダムアクセス応答(random access response, RAR)を端末デバイスに送信し、ランダムアクセス応答は、ランダムアクセスプリアンブル、アップリンクデータのタイミングアドバンス、アップリンクデータを送信するために使用されるアップリンクリソースの構成情報、及び一時セル無線ネットワーク一時識別子(cell radio network temporary identifier, C-RNTI)のようなパラメータを含んでもよい。ステップ3:端末デバイスはランダムアクセス応答を受信し、ランダムアクセス応答内のランダムアクセスプリアンブルのシーケンス番号により示されるランダムアクセスプリアンブルが、ステップ1において端末デバイスによりネットワークデバイスに送信されたランダムアクセスプリアンブルと同じである場合、端末デバイスは、ランダムアクセス応答が端末デバイスのためのものであると決定し、端末デバイスは、ランダムアクセス応答の指示に基づいてアップリンクデータをネットワークデバイスに送信し、例えば、PUSCH時間周波数リソースでアップリンクデータを送信する。ステップ4:ネットワークデバイスは、端末デバイスにより送信されたアップリンクデータを受信し、衝突解決メッセージ(競合解決メッセージとも呼ばれてもよい)を端末デバイスに送信する。ネットワークデバイスは、アクセスが成功した端末デバイスを指定するために、衝突解決メッセージに固有の識別子を含め、アクセスが失敗した他の端末デバイスは、ランダムアクセスを再び開始する。
図3は、2ステップのランダムアクセスプロセスの概略図である。端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信し、構成情報に基づいてPRACH時間周波数リソース及びPUSCH時間周波数リソースを決定する。ステップ1:端末デバイスは、メッセージA(MsgA)をネットワークデバイスに送信し、MsgAは、ランダムアクセスプリアンブル及びアップリンクデータを含み、ランダムアクセスプリアンブルは、決定されたPRACH時間周波数リソースで伝送され、アップリンクデータは、決定されたPUSCH時間周波数リソースで伝送される。実施形態では、このステップは、4ステップのランダムアクセスプロセスにおけるステップ1及びステップ3と同等である。端末デバイスにより送信されたMsgAを受信した後に、ネットワークデバイスはMsgBを端末デバイスに送信し、MsgBは、ランダムアクセス応答及び/又は衝突解決に使用される情報を送信するために使用される。このステップは、4ステップのランダムアクセスにおけるステップ2及びステップ4と同等である。
4ステップのランダムアクセスについて、アイドルモード又はinactiveモードの端末デバイスは、ネットワークデバイスと通信するためにRRC接続モードに入るための少なくとも4回のシグナリング相互作用を完了する必要がある。超高信頼性及び低遅延通信(ultra-reliable and low-latency communications, URLLC)サービスでは、4回のシグナリング相互作用は比較的高い遅延を引き起こし、これはURLLCの低遅延要件にとって有利ではない。大量マシンタイプ通信(massive machine-type communications, mMTC)サービスでは、ほとんどのサービスは散発的な小型パケットであるので、端末デバイスは、RRC接続モードに入るために、完全な4ステップのランダムアクセスを1回実行した後に、1回のみデータを送信でき、次いで、端末デバイスは再びアイドルモード又はinactiveモードに戻る。これは、比較的高い遅延を生じるだけでなく、比較的高いシグナリングオーバヘッドを引き起こす。2ステップのランダムアクセスに必要とされるシグナリング相互作用の回数は低減され、それにより、シグナリングオーバヘッド及び遅延を低減する。これは、低遅延要件を有する適用シナリオに適用可能である。
しかし、2ステップのランダムアクセスでは、PRACH時間周波数リソース及びPUSCH時間周波数リソースが同じスロットに位置する場合、問題が発生する可能性があり、当該問題は、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために端末デバイスにより占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために他の端末デバイスにより占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間に衝突が存在し、その結果、ネットワークデバイスがランダムアクセスプリアンブル及びアップリンクデータを受信できないことである。この出願は、PRACH時間周波数リソース及びPUSCH時間周波数リソースが同じスロットに位置し、その結果、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために端末デバイスにより占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために他の端末デバイスにより占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間に衝突が存在するという問題を回避するために、既存の2ステップのランダムアクセスの間にランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースをどのように構成するかの問題を解決することを意図する。
以下に、添付の図面を参照して、この出願の実施形態について詳細に説明する。
[実施形態1]
図4は、この出願の実施形態によるランダムアクセスプリアンブル送信プロセスの概略図である。当該プロセスは以下のステップを含む。
S401:端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信し、構成情報は、PRACH時間周波数リソースセットの構成情報及びPUSCH時間周波数リソースセットの構成情報を含む。
PRACH時間周波数リソースセットは、少なくとも1つのPRACH時間周波数リソースを含み、PUSCH時間周波数リソースは、少なくとも1つのPUSCH時間周波数リソースを含む。
この出願の実施形態では、PRACH時間周波数リソースはまた、PRACHオケージョン(PRACH occasion, RO)とも呼ばれてもよく、PUSCH時間周波数リソースはまた、PUSCHオケージョン(PUSCH occasion, PO)とも呼ばれもよい。PRACH時間周波数リソースセットは、1つ以上のPRACH時間周波数リソースを含むセットである。PUSCH時間周波数リソースセットは、1つ以上のPUSCH時間周波数リソースを含むセットである。
例えば、ネットワークデバイスは、ブロードキャスト又はマルチキャストメッセージ、RRCメッセージ等を使用することにより、構成情報を端末デバイスに送信してもよい。ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信した後に、端末デバイスは、構成情報に基づいて、PRACH時間周波数リソースセット及びPUSCH時間周波数リソースセットを構成する。
具体的には、PRACH時間周波数リソースセットの構成情報は、PRACH時間周波数リソースの時間領域分布情報及びPRACH時間周波数リソースの周波数領域分布情報を含んでもよく、PUSCH時間周波数リソースセットの構成情報はまた、PUSCH時間周波数リソースの時間領域分布情報及びPUSCH時間周波数リソースの周波数領域分布情報を含んでもよい。PRACH時間周波数リソースの時間領域分布情報が例として使用される。PRACH時間周波数リソースの時間領域分布情報は、PRACH Configuration Indexの値でもよい。PRACH Configuration Indexの値が87である場合、端末デバイスは表6.3.3.2-2を検索し、PRACH時間周波数リソースの時間領域分布が、フレーム番号のmod 16が0の余りを生成する無線フレームのサブフレーム4及び9において、シンボル0から始めて、1つのサブフレーム内に1つのPRACHスロットが存在し、各PRACHスロットが6つの連続するPRACH時間周波数リソースを有し、各PRACH時間周波数リソースが2つのシンボルを占有すると決定する。PRACH時間周波数リソースの時間領域分布及びPRACH時間周波数リソースの周波数領域分布に基づいて、端末デバイスは、2つの次元、すなわち、時間領域及び周波数領域からPRACH時間周波数リソースセット内のPRACH時間周波数リソースを決定してもよい。同様に、PUSCH時間周波数リソースの時間領域分布及びPUSCH時間周波数リソースの周波数領域分布に基づいて、端末デバイスはまた、2つの次元、すなわち、時間領域及び周波数領域からPUSCH時間周波数リソースセット内のPUSCH時間周波数リソースを決定してもよい。
明らかに、PUSCH時間周波数リソースセットの構成情報は、代替として、PUSCH時間周波数リソースセット内の各PUSCH時間周波数リソースの時間領域情報及び周波数領域情報を含んでもよい。各PUSCH時間周波数リソースの時間領域情報及び周波数領域情報に基づいて、端末デバイスは、2つの次元、すなわち、時間周波数及び周波数領域からPUSCH時間周波数リソースセット内のPUSCH時間周波数リソースを決定してもよい。
この出願の実施形態では、端末デバイスがPRACH時間周波数リソースセット内のPRACH時間周波数リソース及びPUSCH時間周波数リソースセット内のPUSCH時間周波数リソースを決定するように指示されることができる限り、PRACH時間周波数リソースセットの構成情報の内容及びPUSCH時間周波数リソースセットの構成情報の内容は限定されない。
S402:端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定する。
S403:端末デバイスは、決定されたPRACH時間周波数リソースでランダムアクセスプリアンブルを送信する。
PRACH時間周波数リソース及びPUSCH時間周波数リソースの双方は、2つの次元、すなわち、時間領域及び周波数領域を含む。PRACH時間周波数リソースが時間領域及び周波数領域のいずれにおいてもPUSCH時間周波数リソースと衝突しない場合、PRACH時間周波数リソースはPUSCH時間周波数リソースと衝突しない。
(実現方式1)
したがって、実現方式では、端末デバイスは、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信(搬送)するためのPRACH時間周波数リソースとして選択してもよく、或いは、周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして選択してもよい。以下に、2つの次元、すなわち、時間領域及び周波数領域を参照して説明を提供する。
時間領域次元:
端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用する。
PRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないことは、PRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセット内のいずれのPUSCH時間周波数リソースとも重複しないことを意味する点に留意すべきである。例えば、図5に示すように、PRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースと重複しないことは、以下の2つの場合を含む。PRACH時間周波数リソースは、時間領域及び周波数領域(例えば、RO#0及びPO#0)の双方においてPUSCH時間周波数リソースと重複しない。PRACH時間周波数リソースは時間領域においてPUSCH時間周波数リソースと重複せず、周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースと重複する(例えば、RO#1及びPO#0)。PRACH時間周波数リソースが周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースと重複することは、PRACH時間周波数リソースが周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースと完全に重複すること及び部分的に重複することを含む。
可能な実現方式では、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセットからPRACH時間周波数リソースを選択し、選択されたPRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複するか否かを決定してもよく、そうでない場合、選択されたPRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定するか、或いは、そうである場合、選択されたPRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しなくなるまで、PRACH時間周波数リソースセット内の未選択のPRACH時間周波数リソースからPRACH時間周波数リソースを再選択し、選択されたPRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複するか否かを決定するステップに戻り、端末は、選択されたPRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定する。
端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセットからPRACH時間周波数リソースをランダムに選択してもよく、或いは、特定のポリシーに従ってPRACH時間周波数リソースを選択してもよい。例えば、端末デバイスの現在時刻からの最小の時間間隔を有するPRACH時間間隔リソースが優先されるポリシーに従って、端末デバイスは、PRACH時間間隔リソースセットから、端末デバイスの現在時刻から最小の時間間隔を有するPRACH時間間隔リソースを選択する。
他の可能な実現方式では、端末デバイスは、まず、PRACH時間周波数リソースセット内にあり且つ時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しない全てのPRACH時間周波数リソースを決定し、次いで、PRACH時間周波数リソースセット内にあり且つ時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しない全ての決定されたPRACH時間周波数リソースからPRACH時間周波数リソースを選択し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。
例えば、1つのPRACHスロット内でネットワークデバイスにより構成された6つのPRACH時間周波数リソースがPRACH時間周波数リソースセットを形成し、ネットワークデバイスにより構成された1つのPUSCH時間周波数リソースがPUSCH時間周波数リソースを形成する例を使用することにより、説明が提供される。図6に示すように、6つのPRACH時間周波数リソースは、それぞれ、RO#0~RO#5であり、1つのPUSCH時間周波数リソースは、PO#0である。RO#4とRO#5は、時間領域においてPO#0と重複し、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定できない。時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用するとき、端末デバイスは、RO#0~RO#5からRO#1のようなPRACH時間周波数リソースを選択し、RO#0は時間領域においてPO#0と重複せず、RO#0を、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。代替として、端末デバイスは、まず、RO#0~RO#5において、時間領域においてPO#0と重複しないPRACH時間周波数リソース、すなわち、RO#0~RO#3を決定し、次いで、RO#0~RO#3からPRACH時間周波数リソースを選択し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。
周波数領域次元:
端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用する。
PRACH時間周波数リソースが周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないことは、PRACH時間周波数リソースが周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセット内のいずれのPUSCH時間周波数リソースとも重複しないことを意味する点に留意すべきである。PRACH時間周波数リソースが周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースと重複しないことは、以下の2つの場合を含む。PRACH時間周波数リソースは、周波数領域及び時間領域の双方においてPUSCH時間周波数リソースと重複しない。PRACH時間周波数リソースは周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースと重複せず、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースと重複する。PRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースと重複することは、時間領域における完全な重複及び時間領域における部分的な重複を含む。
可能な実現方式では、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセットからPRACH時間周波数リソースを選択し、選択されたPRACH時間周波数リソースが周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複するか否かを決定してもよく、そうでない場合、選択されたPRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定するか、或いは、そうである場合、選択されたPRACH時間周波数リソースが周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しなくなるまで、PRACH時間周波数リソースセット内の未選択のPRACH時間周波数リソースからPRACH時間周波数リソースを再選択し、選択されたPRACH時間周波数リソースが周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複するか否かを決定するステップに戻り、端末は、選択されたPRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定する。端末デバイスがPRACH時間周波数リソースセットからPRACH時間周波数リソースを選択する方式については、時間領域次元における関連する説明を参照する。詳細は、再び記載しない。
他の可能な実現方式では、端末デバイスは、まず、PRACH時間周波数リソースセット内にあり且つ周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しない全てのPRACH時間周波数リソースを決定し、次いで、PRACH時間周波数リソースセット内にあり且つ周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しない全ての決定されたPRACH時間周波数リソースからPRACH時間周波数リソースを選択し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。
例えば、1つのPRACHスロット内でネットワークデバイスにより構成された6つのPRACH時間周波数リソースがPRACH時間周波数リソースセットを形成し、ネットワークデバイスにより構成された1つのPUSCH時間周波数リソースがPUSCH時間周波数リソースを形成する例を使用することにより、説明が提供される。図7に示すように、6つのPRACH時間周波数リソースは、それぞれ、RO#0~RO#5であり、1つのPUSCH時間周波数リソースは、PO#0である。RO#0~RO#5のいずれも、周波数領域においてPO#0と重複せず、RO#0~RO#5の全ては、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定できる。周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用するとき、端末デバイスは、RO#0~RO#5からRO#3のようなPRACH時間周波数リソースを選択し、RO#3は周波数領域においてPO#0と重複せず、RO3を、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。代替として、端末デバイスは、まず、RO#0~RO#5において、周波数領域においてPO#0と重複しないPRACH時間周波数リソース、すなわち、RO#0~RO#5を決定し、次いで、RO#0~RO#3からPRACH時間周波数リソースを選択し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。
時間領域次元及び周波数領域次元
明らかに、端末デバイスは、代替として、時間領域次元及び周波数領域次元の双方において、PRACH時間周波数リソースセット内のPRACH時間周波数リソースを決定し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用してもよい。
具体的には、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域及び周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセット内のいずれのPUSCH時間周波数リソースとも同時に重複しないPRACH時間周波数リソースを決定し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用してもよい。図7が依然として例として使用される。RO#4は時間領域においてPO#0と重複するが、RO#4は周波数領域においてPO#0と重複せず、RO#4は依然としてランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定されてもよい。
図1及び図6を参照すると、端末デバイスにより構成されたPRACH時間周波数リソースセット及びPUSCH時間周波数リソースセットが図6に示すものであると仮定する。この出願において提供されるランダムアクセスプリアンブル送信方法によれば、端末デバイス1、端末デバイス2及び端末デバイス3のいずれも、時間領域及び周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセット(PO#0)とそれぞれ重複するRO#4及びRO#5を、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定せず、RO#4及びRO#5でランダムアクセスプリアンブルを送信しない。これは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために端末デバイスにより占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために他の端末デバイスにより占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間に衝突が存在するという問題を回避する。
さらに、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間の間隔が時間領域において過度に小さい場合、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために占有されるPRACH時間周波数リソースと、アップリンクデータを送信するために占有されるPUSCH時間周波数リソースとの間に衝突が存在するという問題も引き起こされる可能性がある。
(実現方式2)
したがって、他の実現方式では、端末デバイスは、PUSCH時間周波数リソースセットから、時間領域において第1の閾値以上の間隔を有するPRACH時間周波数リソースを選択してもよく、或いは、PUSCH時間周波数リソースセットから、時間領域において第2の閾値以上の間隔を有し且つ周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを選択してもよく、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用してもよい。
第1の閾値及び第2の閾値は同じでもよく或いは異なっていてもよい。第1の閾値及び第2の閾値は、端末デバイス内で予め定義されてもよく、或いは、ブロードキャストメッセージ又はマルチキャストメッセージのような、ネットワークデバイスにより送信され且つ第1の閾値及び/又は第2の閾値を含むメッセージに基づいて端末デバイスにより構成されてもよい。
時間領域次元:
端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するPRACH時間周波数を決定する。
可能な実現方式では、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセットからPRACH時間周波数リソースを選択し、選択されたPRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するか否かを決定してもよく、そうである場合、選択されたPRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定し、そうでない場合、選択されたPRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するまで、PRACH時間周波数リソースセット内の未選択のPRACH時間周波数リソースからPRACH時間周波数リソースを再選択し、選択されたPRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するか否かを決定するステップに戻り、端末デバイスは、選択されたPRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定する。
他の可能な実現方式では、端末デバイスは、まず、PRACH時間周波数リソースセット内にあり且つ時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔をそれぞれ有する全てのPRACH時間周波数リソースを決定し、次いで、PRACH時間周波数リソースセット内にあり且つ時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔をそれぞれ有する全ての決定されたPRACH時間周波数リソースからPRACH時間周波数リソースを選択し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。
例えば、1つのPRACHスロット内でネットワークデバイスにより構成された6つのPRACH時間周波数リソースがPRACH時間周波数リソースセットを形成し、ネットワークデバイスにより構成された1つのPUSCH時間周波数リソースがPUSCH時間周波数リソースを形成する例を使用することにより、説明が提供される。図8に示すように、6つのPRACH時間周波数リソースは、それぞれ、RO#0~RO#5であり、1つのPUSCH時間周波数リソースは、PO#0である。RO#3、RO#4及びRO#5のそれぞれとPO#0との間の間隔は時間領域において第1の閾値(T1)よりも大きくなく、RO#3、RO#4及びRO#5は、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定できない。時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するPRACH時間周波数リソースを決定し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用するとき、端末デバイスは、RO#0~RO#5からRO#0のようなPRACH時間周波数リソースを選択してもよく、RO#0は時間領域においてPO#0から第1の閾値よりも大きい間隔を有し、RO#0を、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。代替として、端末デバイスは、まず、RO#0~RO#5において、時間領域においてPO#0から第1の閾値よりも大きい間隔をそれぞれ有するPRACH時間周波数リソース、すなわち、RO#0~RO#2を決定し、次いで、RO#0~RO#2からPRACH時間周波数リソースを選択し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。
時間領域次元及び周波数領域次元:
端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域においてPUSCH時間領域リソースセットと重複しないPRACH時間周波数を決定する。
可能な実現方式では、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセットからPRACH時間周波数リソースを選択し、選択されたPRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域においてPUSCH時間領域リソースセットと重複しないか否かを決定してもよく、そうである場合、選択されたPRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定し、そうでない場合、選択されたPRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域においてPUSCH時間領域リソースセットと重複しなくなるまで、PRACH時間周波数リソースセット内の未選択のPRACH時間周波数リソースからPRACH時間周波数リソースを再選択し、選択されたPRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域においてPUSCH時間領域リソースセットと重複しないか否かを決定するステップに戻り、端末デバイスは、選択されたPRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定する。
他の可能な実現方式では、端末デバイスは、まず、PRACH時間周波数リソースセット内にあり且つ時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔をそれぞれ有し且つ周波数領域においてPUSCH時間領域リソースセットと重複しない全てのPRACH時間周波数リソースを決定し、次いで、PRACH時間周波数リソースセット内にあり且つ時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔をそれぞれ有し且つ周波数領域においてPUSCH時間領域リソースセットと重複しない全ての決定されたPRACH時間周波数リソースからPRACH時間周波数リソースを選択し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。
例えば、1つのPRACHスロット内でネットワークデバイスにより構成された6つのPRACH時間周波数リソースがPRACH時間周波数リソースセットを形成し、ネットワークデバイスにより構成された1つのPUSCH時間周波数リソースがPUSCH時間周波数リソースを形成する例を使用することにより、説明が提供される。図9に示すように、6つのPRACH時間周波数リソースは、それぞれ、RO#0~RO#5であり、1つのPUSCH時間周波数リソースは、PO#0である。RO#0~RO#2のいずれも周波数領域においてPO#0と重複せず、RO#0~RO#2は時間領域においてPO#0から第2閾値(T2)よりも大きい間隔をそれぞれ有し、RO#0~RO#2は全てランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定できる。時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用するとき、端末デバイスは、RO#0~RO#5から、RO#3のようなPRACH時間周波数リソースを選択してもよく、RO#3は周波数領域においてPO#0と重複しないが、時間領域においてPO#0から第2の閾値よりも大きくない間隔を有し、端末デバイスは、RO#0、RO#1、RO#2、RO#4及びRO#5から、RO#1のようなPRACH時間周波数リソースを再選択し、RO#1は周波数領域においてPO#0と重複せず、時間領域においてPO#から第2の閾値よりも大きい間隔を有し、RO#1を、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定する。代替として、端末デバイスは、まず、RO#0~RO#5において、時間領域においてPO#0から第2の閾値よりも大きい間隔をそれぞれ有し且つ周波数領域においてPO#0とそれぞれ重複しないPRACH時間周波数リソース、すなわち、RO#0~RO#2を決定し、次いで、RO#0~RO#2からPRACH時間周波数リソースを選択し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして決定してもよい。
さらに、一般的に、PRACH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔がPUSCH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔と異なるとき、すなわち、PRACH時間周波数リソースセット内のPRACH時間周波数リソースのサブキャリア間隔がPUSCH時間周波数リソースセット内のPUSCH時間周波数リソースのサブキャリア間隔と異なるとき、ネットワークデバイスは、受信パラメータ等を調整するための時間を必要とすることがある。したがって、PRACH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔がPUSCH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔と同じであるとき、PRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから閾値よりも大きい間隔を有するか否かを考慮することなく、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用するために、実現方式1における方法を使用してもよい。PRACH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔がPUSCH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔と異なるとき、PRACH時間周波数リソースが時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから閾値よりも大きい間隔を有するか否かを考慮して、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で、PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定し、当該PRACH時間周波数リソースを、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースとして使用するために、実現方式2における方法を使用してもよい。PRACH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔に関する情報及びPUSCH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔に関する情報は、PRACH時間周波数リソースセットの構成情報及びPUSCH時間周波数リソースセットの構成情報で搬送され、端末デバイスによりPRACH時間周波数リソースセットの構成情報及びPUSCH時間周波数リソースセットの構成情報から取得されてもよい。
[実施形態2]
図10は、この出願の実施形態によるランダムアクセスプリアンブル送信プロセスの概略図である。当該プロセスは以下のステップを含む。
S1001:端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信し、構成情報は、PRACH時間周波数リソースセットの構成情報を含む。PRACH時間周波数リソースセットは、少なくとも1つのPRACH時間周波数リソースを含む。
S1002:端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信された指示情報を受信し、指示情報は、PRACH時間周波数リソースセット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースを示すために使用される。
この出願のこの実施形態におけるS1001及びS1002の順序は、ネットワークデバイスにより構成情報を送信して指示情報を送信する順序を限定しないことが理解されるべきである。ネットワークデバイスは、構成情報及び指示情報を同時に送信してもよく、或いは、まず構成情報を送信し、次いで指示情報を送信してもよく、或いは、まず指示情報を送信し、次いで構成情報を送信してもよい。
S1003:端末デバイスは、有効なPRACH時間周波数リソースのうち1つでランダムアクセスプリアンブルを送信する。
この出願のこの実施形態では、PRACH時間周波数リソースセットの構成情報については、実施形態1における説明を参照する。繰り返しの説明は再び提供されない。
ランダムアクセスプリアンブルの受信がネットワークデバイスの他のサービスに影響しないこと、例えば、PUSCH時間周波数リソースを使用することにより送信(搬送)されるアップリンクデータの受信に影響しないことを確保するために、ネットワークデバイスは、有効であるとして示されるPRACH時間周波数リソースでのみランダムアクセスプリアンブルを送信するように端末デバイスに指示するために、PRACH時間周波数リソースセット内の有効なPRACH時間周波数リソースを示すために使用される指示情報を端末デバイスに更に送信する。
例えば、ネットワークデバイスは、ブロードキャスト又はマルチキャストメッセージ、RRCメッセージ等を使用することにより、指示情報を端末デバイスに送信してもよい。ネットワークデバイスにより送信された指示情報を受信した後に、端末デバイスは、指示情報に基づいて、構成情報に基づいて構成されたPRACH時間周波数リソースセット内の有効なPRACH時間周波数リソースを決定する。
この出願のこの実施形態では、PRACH時間周波数リソースセット内の有効なPRACH時間周波数リソースが示されることができる限り、指示情報は、第1のビットマップ、インデックス番号又はパラメータNを含んでもよく、或いは、第2のビットマップ又はパラメータKを含んでもよい。以下に、具体的な実現方式を参照して説明を提供する。
方式1:指示情報は、第1のビットマップ、インデックス番号又はパラメータNを含み、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースを決定するように端末デバイスに指示するために使用される。
(1)指示情報は第1のビットマップを含み、第1のビットマップは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースの時間領域分布を示すために使用される。
可能な実現方式では、第1のビットマップの長さは、1つのPRACHスロット内の時間領域におけるPRACH時間周波数リソースの最大数未満ではない。第1のビットマップの第1ビットは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1番目のPRACH時間周波数リソースが有効であるか否かを示し、第1のビットマップの第2ビットは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の2番目のPRACH時間周波数リソースが有効であるか否かを示す等である。具体的には、1は、1に対応するPRACH時間周波数リソースが有効であることを示すために使用されてもよく、0は、0に対応するPRACH時間周波数リソースが無効であることを示すために使用されてもよい。端末デバイスは、有効なPRACH時間周波数リソースでのみランダムアクセスプリアンブルを送信できる。例えば、ネットワークデバイスにより送信された構成情報において、6つのPRACH時間周波数リソースが各PRACHスロットに構成され、すなわち、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内に6つのPRACH時間周波数リソースが存在する。図11に示すように、同じPRACHスロットに、順にRO#0~RO#5である6つのPRACH時間周波数リソースが存在し、ネットワークデバイスにより構成された指示情報に含まれる第1のビットマップは101010である。この場合、端末デバイスは、スロットにおいて、RO#0、RO#2及びRO#4が有効なPRACH時間周波数リソースであり、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために使用されてもよいと決定する。
(2)指示情報はパラメータNを含み、パラメータNは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内で、時間領域において最初のN個又は最後のN個のPRACH時間周波数リソースが有効又は無効であることを示すために使用される。
可能な実現方式では、パラメータNは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内のPRACH時間周波数リソース内で、時間領域において最初のN個のPRACH時間周波数リソース又は最後のN個のPRACH時間周波数リソースが有効であることを示すために使用される。例えば、パラメータNは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内のPRACH時間周波数リソース内で、時間領域において最初のN個のPRACH時間周波数リソースが有効であることを示すために使用される。N=4であり、PRACH時間周波数リソースセット内のPRACHスロット内に6つのPRACH時間周波数リソースが存在する。図12を参照すると、同じPRACHスロット内の6つのPRACH時間周波数リソースは、順にRO#0~RO#5である。端末デバイスは、PRACHスロット内で、最初の4つのPRACH時間周波数リソースが有効であると決定する。言い換えると、端末デバイスは、RO#0~RO#3が有効なPRACH時間周波数リソースであり、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために使用されてもよいと決定する。
可能な実現方式では、パラメータNは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内のPRACH時間周波数リソース内で、時間領域において最初のN個のPRACH時間周波数リソース又は最後のN個のPRACH時間周波数リソースが無効であることを示すために使用される。この場合、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内で無効として示されないPRACH時間周波数リソースが有効であるとデフォルトで考える。例えば、パラメータNは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内のPRACH時間周波数リソース内で、時間領域において最後のN個のPRACH時間周波数リソースが無効であることを示すために使用される。N=3であり、図13を参照すると、同じPRACHスロット内の6つのPRACH時間周波数リソースは、順にRO#0~RO#5である。端末デバイスは、PRACHスロット内で、最後の3つのPRACH時間周波数リソースが無効であると決定し、PRACHスロット内のRO#0~RO#2が有効なPRACH時間周波数リソースであり、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために使用されてもよいと決定する。
(3)指示情報はインデックス番号を含み、インデックス番号は、PRACH時間周波数リソーステーブル内のエントリを示すために使用され、PRACH時間周波数リソーステーブル内のいずれかのエントリは、時間領域において有効であり且つPRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内にあるPRACH時間周波数リソースを定義するために使用される。
可能な実現方式では、PRACH時間周波数リソーステーブルは、ネットワークデバイス及び端末デバイスにおいて予め定義されるか、或いは、PRACH時間周波数リソーステーブルは、ネットワークデバイスにより構成され、ブロードキャスト又はマルチキャストメッセージのようなメッセージを使用することにより端末デバイスに送信される。PRACH時間周波数リソーステーブル内の各エントリは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内の時間領域における有効なPRACH時間周波数リソースのために使用される。各エントリは、1つの固有のインデックス番号に対応する。PRACHスロット内で構成されたPRACH時間周波数リソースの最大数が6である例が使用される。PRACH時間周波数リソーステーブルは、以下のように示される。
Figure 2022531276000005
PRACH時間周波数リソーステーブルを参照すると、指示情報に含まれるインデックス番号が0である場合、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソース内の同じPRACHスロット内のPRACH時間周波数リソース内で、時間領域において、1番目のPRACH時間周波数リソースが有効であり、2番目のPRACH時間周波数リソースが無効であり、3番目のPRACH時間周波数リソースが有効であり、4番目のPRACH時間周波数リソースが無効であり、5番目のPRACH時間周波数リソースが有効であり、6番目のPRACH時間周波数リソースが無効であると決定する。PRACHスロット内に実際に構成されたPRACH時間周波数リソースの数が、PRACH時間周波数リソーステーブルで構成されたPRACH時間周波数リソースの数未満である場合、PRACH時間周波数リソーステーブルで構成された最初のM個のPRACH時間周波数リソースが有効であるか否かを示す構成のみが使用され、Mは、PRACHスロット内に実際に構成されたPRACH時間周波数リソースの数と等しい。
さらに、上記では、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の有効なPRACH時間周波数リソースを決定するために、第1のビットマップ、インデックス番号又はパラメータNを使用することにより指示され、指示は全て時間領域において実行される。したがって、PRACH時間周波数リソースの周波数分割多重が構成されるとき、すなわち、2つ以上のPRACH時間周波数リソースが同じ時間領域リソースに現れてもよいとき、この出願のこの実施形態では、指示情報は、同じ時間領域リソースを有する周波数分割多重についての全てのPRACH時間周波数リソースに使用されてもよい。言い換えると、PRACH時間周波数リソースの周波数分割多重が構成されるとき、指示情報は、同じPRACHスロット内の有効なPRACH時間領域リソースと、PRACH時間周波数リソース上の全てのPRACH時間周波数リソースとを示す。PRACHスロットが例として使用される。図14に示すように、PRACHスロット内で、PRACH時間周波数リソースの周波数分割多重が存在する。時間領域リソースにおいて、1番目のPRACH時間領域リソースに2つのPRACH時間周波数リソース(RO#00及びRO#01)が存在し、2番目のPRACH時間周波数リソースに2つのPRACH時間周波数リソース(RO#10及びRO#11)が存在する等のとき、第1のビットマップが101010である場合、これは、同じPRACHスロット内のPRACH時間周波数リソースについて、時間領域において1番目のPRACH時間周波数リソースが有効であること(RO#00及びRO#01)、2番目のPRACH時間周波数リソースが無効であること(RO#10及びRO#11)等を示す。
図15に示すように、PRACHスロット内で、PRACH時間周波数リソースの周波数分割多重が存在し、時間領域リソースにおいて、1番目のPRACH時間領域リソースに2つのPRACH時間周波数リソース(RO#00及びRO#01)が存在し、2番目のPRACH時間領域リソースに2つのPRACH時間周波数リソース(RO#10及びRO#11)が存在する等のとき、パラメータN=3であり、Nが、同じPRACHスロット内のPRACH時間周波数リソース内で最初のN個のPRACH時間領域リソースが有効であることを示す場合、これは、同じPRACHスロット内のPRACH時間周波数リソースについて、時間領域において1番目のPRACH時間領域リソース上のPRACH時間周波数リソースが有効であることを示し(RO#00及びRO#01)、時間領域において2番目のPRACH時間領域リソース上のPRACH時間周波数リソースが有効であり(RO#10及びRO#11)、時間領域において3番目のPRACH時間領域リソース上のPRACH時間周波数リソースが有効であり(RO#20及びRO#21)、時間領域において4番目のPRACH時間領域リソース上のPRACH時間周波数リソースが無効であり(RO#30及びRO#31)、時間領域において5番目のPRACH時間領域リソース上のPRACH時間周波数リソースが無効であり(RO#40及びRO#41)、時間領域において6番目のPRACH時間領域リソース上のPRACH時間周波数リソースが無効である(RO#50及びRO#51)ことを示す。
他の可能な実現方式では、パラメータNは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内のPRACH時間周波数リソース内で、時間周波数領域において最初のN個のPRACH時間周波数リソース又は最後のN個のPRACH時間周波数リソースが有効であることを示すために使用される。例えば、パラメータNは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内のPRACH時間周波数リソース内で、時間周波数領域において最初のN個のPRACH時間周波数リソースが有効であることを示すために使用される。N=3であり、図16に示すように、PRACHスロット内で、PRACH時間周波数リソースの周波数分割多重が存在する。時間領域リソースにおいて、1番目のPRACH時間領域リソースに2つのPRACH時間周波数リソース(RO#00及びRO#01)が存在し、2番目のPRACH時間周波数リソースに2つのPRACH時間周波数リソース(RO#10及びRO#11)が存在する等のとき、PRACH時間周波数リソースRO#00、RO#01及びRO#10は有効であり、他のPRACH時間周波数リソースは無効である。
明らかに、PRACH時間周波数リソースの周波数分割多重が構成されるとき、すなわち、2つ以上のPRACH時間周波数リソースが同じ時間領域リソースに現れてもよいとき、PRACH時間周波数リソース指示情報は、PRACH時間周波数リソース内の1つ以上の周波数帯域内のPRACH時間周波数リソースにのみ使用されてもよい。周波数領域における指示情報の適用範囲は、予め定義されてもよい。例えば、指示情報は、最低周波数帯域内のPRACH時間周波数リソースにのみ適用可能である。代替として、周波数領域における指示情報の適用範囲は、ネットワークデバイスにより構成される。例えば、ネットワークデバイスは、他のシグナリングを使用することにより、周波数領域における指示情報の適用範囲を示してもよい。端末デバイスは、指示されていない他のPRACH時間周波数リソースが有効であるか或いは無効であるとデフォルトで考えてもよい。図17に示すように、指示情報は、RO#00~RO#50にのみ適用可能である。端末デバイスは、指示されていないRO#01~RO#51が有効であるとデフォルトで考えてもよい。
方式2:指示情報は、第2のビットマップ又はパラメータKを含み、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上の有効なPRACHスロットを決定するように端末デバイスに指示するために使用される。
(1)指示情報は第2のビットマップを含み、第2のビットマップは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上の有効なPRACHスロットの時間領域分布を示すために使用される。
可能な実現方式では、第1のビットマップの長さは、1つの無線フレーム内のPRACHスロットの最大数未満ではない。第2のビットマップの第1ビットは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内のPRACH時間周波数リソースにより占有される1番目のPRACHスロットが有効であるか否かを示し、第2のビットマップの第2ビットは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内のPRACH時間周波数リソースにより占有される2番目のPRACHスロットが有効であるか否かを示す等である。具体的には、1は、1に対応するPRACHスロットが有効であることを示すために使用されてもよく、0は、0に対応するPRACHスロットが無効であることを示すために使用されてもよい。端末デバイスは、有効として示されたPRACHスロットでのみ、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースを決定できる。例えば、端末デバイスは、有効であると示されたPRACHスロット内の全てのPRACH時間周波数リソースが有効であり、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために使用されてもよいとデフォルトで考えてもよい。
(2)指示情報はパラメータKを含み、パラメータKは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上のPRACHスロット内で、時間領域において最初のK個又は最後のK個のPRACHスロットが有効又は無効であることを示すために使用される。
可能な実現方式では、パラメータKは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内のPRACH時間周波数リソースにより占有されるPRACHスロット内で、時間領域において最初のK個又は最後のK個のPRACHスロットが有効であることを示すために使用される。端末デバイスは、有効として示されたPRACHスロットでのみ、ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースを決定できる。
他の可能な実現方式では、パラメータKは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内のPRACH時間周波数リソースにより占有されるPRACHスロット内で、時間領域において最初のK個又は最後のK個のPRACHスロットが無効であることを示すために使用される。端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内のPRACH時間周波数リソースにより占有されるPRACHスロット内で、時間領域において無効として示されないPRACHスロットが有効なPRACHスロットであるとデフォルトで考える。ランダムアクセスプリアンブルを送信するためのPRACH時間周波数リソースは、有効なPRACHスロットでのみ決定できる。
方式2に基づいて、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内のPRACH時間周波数リソースにより占有される有効なPRACHスロットを決定してもよく、端末デバイスは、PRACH時間周波数リソースセット内の有効なPRACHスロット内の全てのPRACHリソースを有効なPRACH時間周波数リソースとして直接決定してもよい。
任意選択で、ネットワークデバイスにより送信される構成情報は、第2のビットマップ又はパラメータKを含み、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内のPRACH時間周波数リソースにより占有されるPRACHスロット内の有効なPRACHスロットを決定するように端末デバイスに指示するために使用される(方式2)。さらに、構成情報は、第1のビットマップ、インデックス番号又はパラメータNを更に含み、PRACH時間周波数リソースセット内で有効であるとして示されるPRACHスロット内の有効なPRACH時間周波数リソースを決定するように端末デバイスに指示するために使用される。端末デバイスは、有効なPRACHスロット内の有効なPRACH時間周波数リソースでのみランダムアクセスプリアンブルを送信できる。
任意選択で、ネットワークデバイスにより送信される構成情報は、第2のビットマップ又はパラメータKを含み、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内のPRACH時間周波数リソースにより占有されるPRACHスロット内の有効なPRACHスロットを決定するように端末デバイスに指示するために使用される(方式2)。端末デバイスは、有効であるとして示されたPRACHスロット内の全てのPRACH時間周波数リソースが有効であるとデフォルトで考えてもよい。さらに、構成情報は、第1のビットマップ、インデックス番号又はパラメータNを更に含み、PRACH時間周波数リソースセット内で有効であるとして示されていないPRACHスロット内の有効なPRACH時間周波数リソースを決定するように端末デバイスに指示するために使用され、それにより、端末デバイスは、有効なPRACH時間周波数リソースでランダムアクセスプリアンブルを送信する。
[実施形態3]
上記のランダムアクセスプリアンブル送信方法と同じ概念に基づいて、図18に示すように、この出願の実施形態は、通信装置1800を更に提供する。通信装置1800は、トランシーバユニット1801及び処理ユニット1802を含んでもよい。
可能な実施形態では、通信装置は、図4に対応する第1のランダムアクセスプリアンブル送信方法において端末デバイスにより実行されるステップを実行するように構成される。
具体的には、トランシーバユニット1801は、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信するように構成され、構成情報は、物理ランダムアクセスチャネルPRACH時間周波数リソースセットの構成情報及び物理アップリンク共有チャネルPUSCH時間周波数リソースセットの構成情報を含む。
処理ユニット1802は、PRACH時間周波数リソースセット内で、PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定するように構成される。
トランシーバユニット1801は、処理ユニット182により決定されたPRACH時間周波数リソースでランダムアクセスプリアンブルを送信するように更に構成される。
可能な設計では、処理ユニット1802は、PRACH時間周波数リソースセット内で、PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定するために、以下の方式、すなわち、
PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定すること、又は
PRACH時間周波数リソースセット内で、周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定すること
のうち1つを使用する。
可能な設計では、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定するとき、処理ユニット1802は、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するPRACH時間周波数を決定するように具体的に構成され、及び/又は
PRACH時間周波数リソースセット内で、周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定するとき、処理ユニット1802は、PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域においてPUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域においてPUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数を決定するように具体的に構成される。
可能な設計では、処理ユニット1802は、PRACH時間周波数リソースセット内でPRACH時間周波数リソースを決定する前に、PRACH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔がPUSCH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔と異なると決定するように更に構成される。
可能な設計では、通信装置は、図10に対応する第1のランダムアクセスプリアンブル送信方法において端末デバイスにより実行されるステップを実行するように構成される。
具体的には、トランシーバユニット1801は、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信するように構成され、構成情報は、物理ランダムアクセスチャネルPRACH時間周波数リソースセットの構成情報を含み、指示情報は、PRACH時間周波数リソースセット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースを示すために使用される。
処理ユニット1802は、PRACH時間周波数リソースセット内の有効なPRACH時間周波数リソース内のPRACH時間周波数リソースを決定するように構成される。
トランシーバユニット1801は、処理ユニット1802により決定されたPRACH時間周波数リソースでランダムアクセスプリアンブルを送信するように更に構成される。
可能な設計では、指示情報は、第1のビットマップ、インデックス番号又はパラメータNを含み、
第1のビットマップは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースの時間領域分布を示すために使用され、
パラメータNは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内で、時間領域において最初のN個又は最後のN個のPRACH時間周波数リソースが有効又は無効であることを示すために使用され、
インデックス番号は、PRACH時間周波数リソーステーブル内のエントリを示すために使用され、PRACH時間周波数リソーステーブル内のいずれかのエントリは、時間領域において有効であり且つPRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内にあるPRACH時間周波数リソースを定義するために使用される。
可能な設計では、指示情報は、第2のビットマップ又はパラメータKを含み、
第2のビットマップは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上の有効なPRACHスロットの時間領域分布を示すために使用され、
パラメータKは、PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上のPRACHスロット内で、時間領域において最初のK個又は最後のK個のPRACHスロットが有効又は無効であることを示すために使用される。
上記のランダムアクセスプリアンブル送信方法と同じ概念に基づいて、この出願の実施形態は、端末デバイスを更に提供する。図19に示すように、端末デバイスは、上記の方法の実施形態における端末デバイスの機能を実行するために、図1に示すシステムに適用可能である。説明を容易にするために、図19は、端末デバイスの主要なコンポーネントのみを示す。図19に示すように、端末デバイス190は、プロセッサ、メモリ、制御回路、アンテナ及び入力/出力装置を含む。プロセッサは、主に、通信プロトコル及び通信データを処理し、全体の端末デバイスを制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成される。例えば、プロセッサは、上記の方法の実施形態において説明した動作を実行する際に、例えば、参照信号指示情報に基づいてアップリンクデータを送信する際に、端末デバイスをサポートするように構成される。メモリは、主に、ソフトウェアプログラム及びデータを記憶するように、例えば、上記の実施形態において説明した指示情報と組み合わせ情報との間の対応関係を記憶するように構成される。制御回路は、主に、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成される。制御回路とアンテナとの組み合わせは、トランシーバと呼ばれ、主に、電磁波の形式で無線周波数信号を送信及び受信するように構成されてもよい。タッチスクリーン、ディスプレイ又はキーボードのような入力/出力装置は、主に、ユーザにより入力されたデータを受信し、データをユーザに出力するように構成される。
端末デバイスが電源オンになった後に、プロセッサは、記憶ユニット内のソフトウェアプログラムを読み取り、ソフトウェアプログラムの命令を説明して実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理してもよい。データが無線方式で送信される必要があるとき、プロセッサは、送信対象のデータに対してベースバンド処理を実行し、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行した後に、無線周波数回路は、アンテナを使用することにより電磁波の形式で無線周波数信号を外部に送信する。データが端末デバイスに送信されたとき、無線周波数回路は、アンテナを通じて無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
当業者は、説明を容易にするために、図19が1つのメモリのみ及び1つのプロセッサのみを示すことを理解し得る。実際の端末デバイスでは、複数のプロセッサ及び複数のメモリが存在してもよい。メモリはまた、記憶媒体、記憶デバイス等とも呼ばれてもよい。これは、この出願の実施形態では限定されない。
任意選択の実現方式では、プロセッサは、ベースバンドプロセッサ及び/又は中央処理装置を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、主に、通信プロトコル及び通信データを処理するように構成される。中央処理装置は、主に、全体の端末デバイスを制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成されている。ベースバンドプロセッサ及び中央処理装置の機能は、図19におけるプロセッサに統合されてもよい。当業者は、ベースバンドプロセッサ及び中央処理装置が代替として互いに独立したプロセッサでもよく、バスのような技術を使用することにより相互接続されることを理解し得る。当業者は、端末デバイスが異なるネットワーク標準に適合するように複数のベースバンドプロセッサを含んでもよく、端末デバイスが端末デバイスの処理能力を改善するために複数の中央処理装置を含んでもよく、端末デバイスのコンポーネントが様々なバスを使用することにより接続されてもよいことを理解し得る。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド処理回路又はベースバンド処理チップとして表現されてもよい。中央処理装置はまた、中央処理回路又は中央処理チップとして表現されてもよい。通信プロトコル及び通信データを処理する機能は、プロセッサ内に構築されてもよく、或いは、ソフトウェアプログラムの形式で記憶ユニット内に記憶されてもよい。プロセッサは、ベースバンド処理機能を実現するためにソフトウェアプログラムを実行する。
この出願のこの実施形態では、受信機能及び送信機能を有するアンテナ及び制御回路は、例えば、受信機能及び送信機能を実行する際に端末デバイスをサポートするための、端末デバイス190のトランシーバユニット1901として考えられてもよい。処理機能を有するプロセッサは、端末デバイス190の処理ユニと1902と考えられる。図19に示すように、端末デバイス190は、トランシーバユニット1901及び処理ユニット1902を含む。トランシーバユニットはまた、トランシーバ、トランシーバ機、トランシーバ装置等とも呼ばれてもよい。任意選択で、トランシーバユニット1901において受信機能を実現するように構成されたデバイスは、受信ユニットとして考えられてもよく、トランシーバユニット1901において送信機能を実現するように構成されたデバイスは、送信ユニットとして考えられてもよい。言い換えると、トランシーバユニット1901は、受信ユニット及び送信ユニットを含む。受信ユニットはまた、受信機、入力ポート、受信回路等とも呼ばれてもよい。送信ユニットは、送信機、送信器、送信回路等と呼ばれてもよい。
プロセッサ1902は、メモリに記憶された命令を実行し、信号を受信するように及び/又は信号を送信するようにトランシーバユニット1901を制御し、上記の方法の実施形態における端末デバイスの機能を完了するように構成されてもよい。実現方式では、トランシーバユニット1901の機能は、トランシーバ回路又はトランシーバ専用チップを使用することにより実現されると考えられてもよい。
上記のランダムアクセスプリアンブル送信方法と同じ概念に基づいて、この出願の実施形態は、コンピュータ読み取り可能媒体を更に提供する。記憶媒体は、コンピュータ命令を記憶し、コンピュータ命令が端末デバイスにより実行されたとき、端末デバイスは、上記の方法の実施形態のいずれか1つにおけるランダムアクセスプリアンブル送信方法を実現することが可能になる。
上記のランダムアクセスプリアンブル送信方法と同じ概念に基づいて、この出願の実施形態は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ命令を含み、コンピュータ命令が端末デバイスにより実行されたとき、端末デバイスは、上記の方法の実施形態のいずれか1つにおけるランダムアクセスプリアンブル送信方法を実現することが可能になる。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実現するために使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形式で全体的又は部分的に実現されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータ上でロードされて実行されたとき、この出願の実施形態による手順又は機能が、全部又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよく、或いは、1つのコンピュータ読み取り可能記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(Digital Subscriber Line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線及びマイクロ波)方式で、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに伝送されてもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセスできるいずれかの使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ又はデータセンタのようなデータ記憶デバイスでもよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(Digital Video Disc, DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(Solid-State Drive, SSD))等でもよい。
当業者は、この明細書に開示の実施形態を参照して記載された例におけるユニット、アルゴリズム及びステップが電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現できることを認識し得る。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に記載するために、上記は、一般的に、機能に基づいて例の組成及びステップを記載している。機能がハードウェアにより実行されるかソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計制約条件に依存する。当業者は、特定の用途毎に、記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えるものであると考えられるべきではない。
当業者は、便宜上及び簡単な説明の目的で、上記のシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスについて、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照し、詳細はここでは再び説明しないことを明確に理解し得る。
この出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示のシステム、装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、上記に記載の装置の実施形態は、単なる例である。例えば、ユニットの分割は、一種の論理的な機能の分割のみであり、実際の実現方式の中では他の分割方式でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは結合されてもよく或いは他のシステムに統合されてもよく、或いは、いくつかの特徴は無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。さらに、表示又は議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェース、装置又はユニットを使用した間接結合又は通信接続でもよく、電気的形式、機械的形式又は他の形式の接続でもよい。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に分離してもよく或いは分離しなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的ユニットでもよく物理的ユニットでなくてもよく、1つの場所に位置してもよく、或いは、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、この出願の実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に従って選択されてもよい。
さらに、この出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、或いは、ユニットのそれぞれは、物理的に単独で存在してもよく、或いは、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いは、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
上記の実現方式の説明によって、当業者は、この出願がハードウェア、ファームウェア又はこれらの組み合わせを使用することにより実現されてもよいことを明確に理解し得る。この出願がソフトウェアを使用することにより実現されるとき、上記の機能は、コンピュータ読み取り可能媒体に記憶されてもよく、或いは、コンピュータ読み取り可能媒体内の1つ以上の命令又はコードとして伝送されてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、通信媒体は、1つの場所から他の場所へのコンピュータプログラムの伝送を容易にするいずれかの媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによりアクセスできるいずれかの利用可能な媒体でもよい。以下に、例を提供するが、限定を課すものではない。コンピュータ読み取り可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM若しくは他のコンパクトディスクストレージ、磁気ディスク記憶媒体若しくは他の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形式で予期されるプログラムコードを搬送若しくは記憶でき、コンピュータによりアクセスできるいずれいかの他の媒体を含んでもよい。さらに、いずれかの接続は、コンピュータ読み取り可能媒体として適切に定義されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバ/ケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、又は赤外線、無線及びマイクロ波のような無線技術を使用することによりウェブサイト、サーバ又は他のリモートソースから伝送される場合、同軸ケーブル、光ファイバ/ケーブル、ツイストペア、DSL、又は赤外線、無線及びマイクロ波のような無線技術は、これらが属する媒体の定義に含まれる。この出願において使用されるディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク及びブルーレイディスクを含む。ディスク(disk)は、通常では磁気方式でデータをコピーするが、ディスク(disc)はレーザを通じてデータを光学的にコピーする。上記の組合せもまた、コンピュータ読み取り可能媒体の保護範囲にも含まれるものとする。
結論として、上記の説明は、この出願における技術的解決策の単なる例示的な実施形態であるが、この出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。この出願の真意及び原理から逸脱することなく行われるいずれかの修正、等価置換又は改良は、この出願の保護範囲内に入るものとする。

Claims (17)

  1. ランダムアクセスプリアンブル送信方法であって、
    端末デバイスにより、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信するステップであり、前記構成情報は、物理ランダムアクセスチャネルPRACH時間周波数リソースセットの構成情報を含む、ステップと、
    前記端末デバイスにより、前記ネットワークデバイスにより送信された指示情報を受信するステップであり、前記指示情報は、前記PRACH時間周波数リソースセット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースを示すために使用される、ステップと、
    前記端末デバイスにより、前記有効なPRACH時間周波数リソースのうち1つでランダムアクセスプリアンブルを送信するステップと
    を含む方法。
  2. 前記指示情報は、第1のビットマップ、インデックス番号又はパラメータNを含み、
    前記第1のビットマップは、前記PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースの時間領域分布を示すために使用され、
    前記パラメータNは、前記PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内で、時間領域において最初のN個又は最後のN個のPRACH時間周波数リソースが有効又は無効であることを示すために使用され、
    前記インデックス番号は、PRACH時間周波数リソーステーブル内のエントリを示すために使用され、前記PRACH時間周波数リソーステーブル内のいずれかのエントリは、時間領域において有効であり且つ前記PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内にあるPRACH時間周波数リソースを定義するために使用される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記指示情報は、第2のビットマップ又はパラメータKを含み、
    前記第2のビットマップは、前記PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上の有効なPRACHスロットの時間領域分布を示すために使用され、
    前記パラメータKは、前記PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上のPRACHスロット内で、時間領域において最初のK個又は最後のK個のPRACHスロットが有効又は無効であることを示すために使用される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. ランダムアクセスプリアンブル送信方法であって、
    端末デバイスにより、ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信するステップであり、前記構成情報は、物理ランダムアクセスチャネルPRACH時間周波数リソースセットの構成情報及び物理アップリンク共有チャネルPUSCH時間周波数リソースセットの構成情報を含む、ステップと、
    前記端末デバイスにより、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、前記PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定するステップと、
    前記端末デバイスにより、前記決定されたPRACH時間周波数リソースでランダムアクセスプリアンブルを送信するステップと
    を含む方法。
  5. 前記端末デバイスは、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、前記PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定するために、以下の方式、すなわち、
    前記端末デバイスにより、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定すること、又は
    前記端末デバイスにより、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、周波数領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定すること
    のうち1つを使用する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記端末デバイスにより、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定することは、
    前記端末デバイスにより、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するPRACH時間周波数を決定することを含み、及び/又は
    前記端末デバイスにより、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、周波数領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定することは、
    前記端末デバイスにより、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数を決定することを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記端末デバイスが、前記PRACH時間周波数リソースセット内で前記PRACH時間周波数を決定する前に、当該方法は、
    前記端末デバイスにより、前記PRACH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔が前記PUSCH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔と異なると決定するステップを更に含む、請求項6に記載の方法。
  8. 通信装置であって、
    ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信し、前記ネットワークデバイスにより送信された指示情報を受信するように構成されたトランシーバユニットであり、前記構成情報は、物理ランダムアクセスチャネルPRACH時間周波数リソースセットの構成情報を含み、前記指示情報は、前記PRACH時間周波数リソースセット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースを示すために使用される、トランシーバユニットと、
    前記PRACH時間周波数リソースセット内の前記有効なPRACH時間周波数リソース内でPRACH時間周波数リソースを決定するように構成された処理ユニットと
    を含み、
    前記トランシーバユニットは、前記処理ユニットにより決定された前記PRACH時間周波数リソースでランダムアクセスプリアンブルを送信するように更に構成される、通信装置。
  9. 前記指示情報は、第1のビットマップ、インデックス番号又はパラメータNを含み、
    前記第1のビットマップは、前記PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上の有効なPRACH時間周波数リソースの時間領域分布を示すために使用され、
    前記パラメータNは、前記PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内で、時間領域において最初のN個又は最後のN個のPRACH時間周波数リソースが有効又は無効であることを示すために使用され、
    前記インデックス番号は、PRACH時間周波数リソーステーブル内のエントリを示すために使用され、前記PRACH時間周波数リソーステーブル内のいずれかのエントリは、時間領域において有効であり且つ前記PRACH時間周波数リソースセット内の同じPRACHスロット内の1つ以上のPRACH時間周波数リソース内にあるPRACH時間周波数リソースを定義するために使用される、請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記指示情報は、第2のビットマップ又はパラメータKを含み、
    前記第2のビットマップは、前記PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上の有効なPRACHスロットの時間領域分布を示すために使用され、
    前記パラメータKは、前記PRACH時間周波数リソースセット内の同じ無線フレーム内の1つ以上のPRACH時間周波数リソースにより占有される1つ以上のPRACHスロット内で、時間領域において最初のK個又は最後のK個のPRACHスロットが有効又は無効であることを示すために使用される、請求項8又は9に記載の通信装置。
  11. 通信装置であって、
    ネットワークデバイスにより送信された構成情報を受信するように構成されたトランシーバユニットであり、前記構成情報は、物理ランダムアクセスチャネルPRACH時間周波数リソースセットの構成情報及び物理アップリンク共有チャネルPUSCH時間周波数リソースセットの構成情報を含む、トランシーバユニットと、
    前記PRACH時間周波数リソースセット内で、前記PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定するように構成された処理ユニットと
    を含み、
    前記トランシーバユニットは、前記処理ユニットにより決定された前記PRACH時間周波数リソースでランダムアクセスプリアンブルを送信するように更に構成される、通信装置。
  12. 前記処理ユニットは、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、前記PUSCH時間周波数リソースセットと衝突しないPRACH時間周波数リソースを決定するために、以下の方式、すなわち、
    前記PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定すること、又は
    前記PRACH時間周波数リソースセット内で、周波数領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定すること
    のうち1つを使用する、請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定するとき、前記処理ユニットは、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットから第1の閾値よりも大きい間隔を有するPRACH時間周波数を決定するように具体的に構成され、及び/又は
    前記PRACH時間周波数リソースセット内で、周波数領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数リソースを決定するとき、前記処理ユニットは、前記PRACH時間周波数リソースセット内で、時間領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットから第2の閾値よりも大きい間隔を有し且つ周波数領域において前記PUSCH時間周波数リソースセットと重複しないPRACH時間周波数を決定するように具体的に構成される、請求項12に記載の通信装置。
  14. 前記処理ユニットは、前記PRACH時間周波数リソースセット内で前記PRACH時間周波数を決定する前に、前記PRACH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔が前記PUSCH時間周波数リソースセットのサブキャリア間隔と異なると決定するように更に構成される、請求項13に記載の通信装置。
  15. メモリ及びプロセッサを含む端末デバイスであって、
    前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行し、当該端末デバイスが請求項1乃至3又は請求項4乃至7のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にするように構成される、端末デバイス。
  16. コンピュータ読み取り記憶媒体であって、
    当該記憶媒体はコンピュータ命令を記憶し、前記コンピュータ命令が端末デバイスにより実行されたとき、前記端末デバイスは、請求項1乃至3又は請求項4乃至7のうちいずれか1項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ読み取り記憶媒体。
  17. コンピュータプログラム製品であって、
    当該コンピュータプログラム製品はコンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令が端末デバイスにより実行されたとき、前記端末デバイスは、請求項1乃至3又は請求項4乃至7のうちいずれか1項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータプログラム製品。
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