JP2022528931A - 常時表示制御方法および端末装置 - Google Patents

Abstract

本出願の実施形態は、常時表示制御方法および端末装置を開示する。制御方法は、ディスプレイを有する端末装置に適用される。まず、端末装置は、現在の周期における対象地域の気象情報を取得する。次に、端末装置は、取得された気象情報に基づいて、対応する表示されるべき情報を決定し、表示されるべき情報に基づいて、対象物の表示属性をさらに決定し、ここで、表示されるべき情報は、気象情報を反映するために使用され、対象物の表示属性は、色および／または明るさを含み、対象物は、常時表示状態にある端末装置によってディスプレイに表示される情報を含む。最後に、端末装置は、常時表示状態にあるディスプレイに、表示属性が決定された対象物を表示する。

Description

本出願は、2019年4月10日に中国国家知識産権局に提出され、「ALWAYS ON DISPLAY CONTROL METHOD AND TERMINAL DEVICE」という名称の中国特許出願第201910285707．4号に対する優先権を主張し、その全体は、参照により本明細書に組み込まれる。

本出願は、通信分野に関し、特に、常時表示制御方法および端末装置に関する。

電子技術の急速な発展に伴い、スマートフォンやタブレットコンピュータなどの端末装置は、人々の生活および仕事において不可欠なツールとなっている。一例として、携帯電話が使用されている。統計によれば、人々は1日に150回携帯電話を見る。しかしながら、ほとんどのユーザは、携帯電話の画面をつけて、時刻や通知などの情報を見るだけである。これに基づいて、端末装置の常時表示（always on display、AOD）機能が登場する。具体的には、時刻、日付、および通知などの情報を表示するために、画面の一部の画素のみが点灯され、画面のその他の画素が常に（例えば、黒に）消灯される結果、ユーザは端末装置の画面全体を点灯することなく前述の情報を便利に見ることができる。

現在、端末装置の常時表示機能の表示形態は比較的単純である。ユーザが端末装置で常時表示機能を有効にした後、常時表示状態にある端末装置によって表示される前述の情報は、単色（例えば、白）のみである。この色が常に表示されており、変更することはできず、非常に単調である。

本出願の実施形態の第1の態様によれば、常時表示制御方法が提供され、具体的には、次のステップを含む。

まず、端末装置は、現在の周期における対象地域の気象情報を取得する。次に、端末装置は、取得された気象情報に基づいて、対応する表示されるべき情報を決定し、表示されるべき情報に基づいて、対象物の表示属性をさらに決定する。表示されるべき情報は、テキスト、コード、またはパターンなどの複数の表現形態であってもよく、気象情報を反映するために主に使用され、これについては、本明細書では特に限定されない。対象物の表示属性は、色および／または明るさを含み、対象物は、常時表示状態にある端末装置によってディスプレイに表示される情報を含む。最後に、端末装置は、常時表示状態にあるディスプレイに、表示属性が決定された対象物を表示する。本出願の本実施形態で説明される現在の周期は、気象情報を更新するための周期であることに留意されたい。本出願の本実施形態で説明される端末装置は、ディスプレイを有する端末装置であり、携帯電話、タブレットコンピュータ、またはスマートウォッチなどのインテリジェント端末であってもよいことにさらに留意されたい。端末装置は、本明細書では特に限定されない。

本出願の前述の実装形態では、端末装置は、表示されるべき情報を使用することによって、現在の周期における対象地域の気象情報を、対象物の表示属性（色および／または明るさを含む）に関連付ける。常時表示状態にある端末装置によって表示される情報が、常に単色で表示されることはなくなるが、異なる視覚効果を提示するために、異なる周期の異なる気象情報に基づいて、異なる表示属性が提示されてもよい。

本出願の実施形態の第1の態様を参照すると、本出願の実施形態の第1の態様の第1の実装形態では、表示されるべき情報は、N個の背景パターンを含み、ここで、Nは正の整数である。端末装置が、気象情報に基づいて、対応する表示されるべき情報を決定し、表示されるべき情報に基づいて、対象物の表示属性を決定することは、次のステップを含んでもよい。

端末装置は、気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを決定し、ここで、対象背景パターンは、N個の背景パターンのうちの1つである。次に、端末装置は、対象背景パターンの表示属性（例えば、色および／または明るさ）をさらに決定し、対象背景パターンの表示属性に基づいて、対象物の表示属性を決定する。本出願の本実施形態における背景パターンは、ランダムに選択されてもよいし、または事前設定規則に従って選択されてもよいことに留意されたい。これについては、本明細書では特に限定されない。また、背景パターンの色は、複数の色であってもよいし、単色であってもよいし、またはグラデーション色であってもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。

本出願の前述の実装形態では、表示されるべき情報がN個の背景パターンである場合に、どのようにして、端末装置が、N個の背景パターンに基づいて、対象物の表示属性を決定し、背景パターンの表示属性に基づいて、対象物の表示属性を決定するかが説明される。これは、実装がより容易であり、より直感的である。

本出願の実施形態の第1の態様、および本出願の実施形態の第1の態様の第1の実装形態を参照すると、本出願の実施形態の第1の態様の第2の実装形態では、気象情報が日の出の時点および日没の時点を含む場合、表示されるべき情報は、日の出の時点から日没の時点までの時間間隔における、空にある太陽の位置の変化を反映するために使用されてもよい。1日のうちの日の出後の異なる時点で、太陽は異なる位置にある（すなわち、太陽高度は時間とともに変化する）ので、空は異なる色を提示する。これに基づいて、表示されるべき情報に対応する対象物の表示属性は、1日の異なる時点での太陽高度の変化によって引き起こされる空の色および／または明るさの変化を模倣するために使用されるグラデーション色および／またはグラデーションの明るさを含んでもよい。

本出願の前述の実装形態では、気象情報は、具体的には、日の出の時点および日没の時点であり、対象物の表示属性が指定され、より関連性がある。

本出願の実施形態の第1の態様、および本出願の実施形態の第1の態様の第1の実装形態を参照すると、本出願の実施形態の第1の態様の第3の実装形態では、気象情報が天候状態（例えば、晴れている、曇っている、およびほこりっぽい）を含む場合、対象物の表示属性は、単色（例えば、晴れの日には青、ほこりっぽい日にはカーキ、曇りの日にはグレー）および／またはグラデーションの明るさ（例えば、晴れの日には100％の明るさ、ほこりの日には70％の明るさ、曇りの日には40％の明るさ）を含んでもよい。

本出願の前述の実装形態では、気象情報は、さらに具体的には天候状態であってもよく、対応する対象物の表示属性が指定され、複数の選択肢がある。

本出願の実施形態の第1の態様、および本出願の実施形態の第1の態様の第1の実装形態を参照すると、本出願の実施形態の第1の態様の第4の実装形態では、気象情報が日没後の時点、極夜、または白夜を含む場合、対象物の表示属性は、指定された色（例えば、日没後の時点の、指定された色はグレーであり、極夜の、指定された色は黒であり、白夜の、指定された色は赤である）および／または指定された明るさ（例えば、日没後の時点の、指定された明るさは15％であり、極夜の、指定された明るさは5％であり、白夜の、指定された明るさは100％である）を含んでもよい。

本出願の前述の実装形態では、その他の気象情報（例えば、日没後の時点）、または極端な気象情報（例えば、極夜または白夜）が発生した場合に、どのようにして、端末装置が対象物の表示属性を決定するかが説明される。これは、より包括的である。

本出願の実施形態の第1の態様、および本出願の実施形態の第1の態様の第4の実装形態を参照すると、本出願の実施形態の第1の態様の第5の実装形態では、指定された色は、指定された単色または指定されたグラデーション色であってもよい。本出願の本実装形態は、指定された色に対してより多くの選択肢を提供し、これは柔軟である。

本出願の実施形態の第1の態様の第2の実装形態を参照すると、本出願の実施形態の第1の態様の第6の実装形態では、気象情報が日の出の時点および日没の時点を含む場合、端末装置が、気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを決定することは、端末装置が、日の出の時点と日没の時点との間の時間長Xを決定し、また、日の出の時点と日没の時点との間の時間間隔Pをさらに決定してもよく、その後、すべての背景パターンの数Nを決定してもよい、ということを含んでもよい。さらに、端末装置は、時間長Xおよび数Nに基づいて、間隔時間長Y（ここで、Y＝X／N）を決定してもよく、間隔時間長Yに従って時間間隔Pを均等に分割することによって、N個の時間間隔Qを取得してもよい。最後に、端末装置は、事前設定規則に従って、各時間間隔に対応する対象背景パターンを決定してもよい。

本出願の前述の実装形態では、気象情報が日の出の時点および日没の時点であり、表示されるべき情報が背景パターンである場合に、どのようにして、端末装置が、気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを決定するかが説明される。決定方法は、簡単で実装が容易である。

本出願の実施形態の第1の態様の第3の実装形態を参照すると、本出願の実施形態の第1の態様の第7の実装形態では、気象情報が天候状態を含む場合、端末装置が、気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを決定することは、端末装置が、マッピング関係に基づいて、天候状態に対応する対象背景パターンを決定する、ということを含んでもよい。

本出願の前述の実装形態では、気象情報が天候状態であり、表示されるべき情報が背景パターンである場合に、どのようにして、端末装置が、気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを決定するかが説明される。決定方法は、直接的で簡単である。

本出願の実施形態の第1の態様、本出願の実施形態の第1の態様の第1の実装形態から本出願の実施形態の第1の態様の第7の実装形態を参照すると、本出願の実施形態の第1の態様の第8の実装形態では、端末装置が対象背景パターンの表示属性を決定することは、最初に、端末装置が、端末装置が位置する環境の周囲光の明るさを取得し、周囲光の明るさに基づいて、対象背景パターンの明るさをさらに決定する、ということを含んでもよい。

本出願の前述の実装形態では、どのようにして、端末装置が対象背景パターンの明るさを決定するかが説明され、端末装置は、リアルタイムで明るさを決定する。

本出願の実施形態の第1の態様の第1の実装形態から本出願の実施形態の第1の態様の第8の実装形態を参照すると、本出願の実施形態の第1の態様の第9の実装形態では、N個の背景パターンは、現在の周期で、リアルタイムでネットワークから端末装置によって取得されてもよいし、または、N個の背景パターンは、端末装置に予め内蔵されていてもよい。

本出願の前述の実装形態では、複数の背景パターン取得方法が説明され、より多くの選択肢が提供される。

本出願の実施形態の第1の態様、本出願の実施形態の第1の態様の第1の実装形態から本出願の実施形態の第1の態様の第9の実装形態を参照すると、本出願の実施形態の第1の態様の第10の実装形態では、端末装置は、端末装置にインストールされた関連アプリケーション（例えば、天候アプリケーション）を使用することによって、現在の周期における対象地域の気象情報を取得してもよいし、または端末装置に内蔵された関連センサ装置を使用することによって、現在の周期における対象地域の気象情報を取得してもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。対象地域は、端末装置が位置する地域であってもよいし、または端末装置にユーザによって既に設定されている地域であってもよいことに留意されたい。

本出願の前述の実装形態では、端末装置が、現在の周期における対象地域の気象情報を取得してもよい複数の方法が説明され、より多くの選択肢が提供される。

本出願の実施形態の第2の態様によれば、ディスプレイを有する端末装置が提供され、端末装置は、第1の態様、または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実施されてもよいし、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。

本出願の実施形態の第3の態様によれば、端末装置がさらに提供され、ディスプレイ、メモリ、トランシーバ、プロセッサ、およびバスシステムを含んでもよい。メモリ、トランシーバ、およびプロセッサは、バスシステムを介して接続される。ディスプレイは、対象物を表示するように構成される。メモリは、プログラムおよび命令を記憶するように構成される。トランシーバは、プロセッサの制御下で情報を受信または送信するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶された命令を呼び出して、本出願の実施形態の第1の態様、および第1の態様の実装形態のいずれか1つにおける制御方法を実施するように構成される。

本出願の実施形態の第4の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶する。命令がコンピュータ上で動作させられるとき、コンピュータは、第1の態様、および第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる制御方法を実施することが可能になる。

本出願の実施形態の第5の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作させられるとき、コンピュータは、第1の態様、および第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる制御方法を実施することが可能になる。

前述の技術的解決策から、本出願の実施形態が以下の利点を有することが分かる。

端末装置は、表示されるべき情報を使用することによって、現在の周期における対象地域の気象情報を、対象物の表示属性（色および／または明るさを含む）に関連付ける。常時表示状態にある端末装置によって表示される情報が、常に単色で表示されることはなくなるが、異なる視覚効果を提示するために、異なる周期の異なる気象情報に基づいて、異なる表示属性が提示されてもよい。

本出願による、常時表示制御方法の一実施形態の概略図である。 本出願の一実施形態による、日の出の時点および日没の時点に基づいて、対応する対象背景パターンを決定するステップの概略図である。 本出願の一実施形態による、背景パターンの表示規則の概略図である。 本出願の一実施形態による、天候状態と背景パターンの表示属性との間の対応関係の概略図である。 本出願の一実施形態による、天候状態と背景パターンの表示属性との間の対応関係の概略図である。 本出願の一実施形態による、天候状態と背景パターンの表示属性との間の対応関係の概略図である。 本出願の一実施形態による、天候状態と背景パターンの表示属性との間の対応関係の概略図である。 本出願の一実施形態による、ユーザが背景パターンを設定する具体的な動作プロセスの概略図である。 本出願の一実施形態による、ユーザが背景パターンを設定する具体的な動作プロセスの概略図である。 本出願の一実施形態による、ユーザが背景パターンを設定する具体的な動作プロセスの概略図である。 本出願の一実施形態による、ユーザが背景パターンを設定する具体的な動作プロセスの概略図である。 本出願の一実施形態による、周囲光の明るさの変化に伴う対象背景パターンの変化の概略図である。 本出願の一実施形態による、常時表示状態にある携帯電話のディスプレイ上の対象物の表示効果図である。 本出願の一実施形態による、常時表示状態にある携帯電話のディスプレイ上の対象物の別の表示効果図である。 本出願の一実施形態による、常時表示状態にある携帯電話のディスプレイ上の対象物の別の表示効果図である。 本出願の一実施形態による、常時表示状態にある携帯電話のディスプレイ上の対象物の別の表示効果図である。 本出願の一実施形態による、常時表示状態にある携帯電話のディスプレイ上の対象物の別の表示効果図である。 本出願の一実施形態による、対象物の表示属性を修正する概略図である。 本出願の一実施形態による、対象物が二重の時計である場合の対象物の表示属性の概略図である。 本出願の一実施形態による、常時表示状態にある対象物の表示効果図である。 本出願の一実施形態による、常時表示状態にある対象物の別の表示効果図である。 本出願の一実施形態による、常時表示状態にある対象物の別の表示効果図である。 本出願の一実施形態による、端末装置の概略図である。 本出願の一実施形態による、端末装置の別の概略図である。 本出願の一実施形態による、端末装置の別の概略図である。

本出願の実施形態は、常時表示制御方法を提供し、その結果、常時表示状態において、端末装置は、現在の周期における対象地域の気象情報に基づいて、対応する表示されるべき情報を決定することができ、表示されるべき情報に基づいて、対象物の表示属性を決定し、表示属性が決定された対象物を表示することができる。本出願で説明される端末装置は、ディスプレイを有する端末装置であり、携帯電話、タブレットコンピュータ、またはスマートウォッチなどのインテリジェント端末であってもよいことに留意されたい。端末装置は、本明細書では特に限定されない。説明を容易にするために、端末装置が携帯電話である一例が、後続の実施形態で使用される。実施形態が説明される前に、本出願の実施形態における携帯電話のディスプレイの関連構造、および本出願の実施形態に現れる場合のあるいくつかの概念が、最初に説明される。携帯電話のディスプレイの関連構造は、本出願の実施形態に関連する部分の一例にすぎず、以下の、携帯電話のディスプレイの関連構造の説明、および関連概念の解釈は、本出願の実施形態の特定の状況に起因して限定される場合があることを理解されたい。しかしながら、これは、本出願が特定の状況のみに限定されることを意味するものではない。異なる実施形態の特定の状況が、異なる場合もまたある。これについては、本明細書では特に限定されない。

現在、市場で一般的に使用されている携帯電話のディスプレイには、液晶ディスプレイ（liquid crystal display、LCD）ディスプレイおよび有機発光ダイオード（organic light－emitting diode、OLED）ディスプレイが含まれる。LCDディスプレイの構造では、2枚の平行なガラス基板の間に液晶セルが配置され、下側のガラス基板に薄膜トランジスタ（thin film transistor、TFT）が配置され、上側のガラス基板にカラーフィルタが配置されている。ディスプレイ上の各画素がディスプレイに偏光を射出するか否かを制御するために、液晶分子の回転方向が、TFT上の信号や電圧を変化させることによって制御される。OLEDディスプレイは、有機材料（有機発光層とも呼ばれる）、およびガラス基板の非常に薄いコーティングを使用し、電流が有機材料を通過するときに有機材料が発光する。2種類のディスプレイを使用する両方の携帯電話が、AODモードをサポートする。AODモード（AOD状態とも呼ばれる）では、時刻、日付、および通知などの情報が、携帯電話のディスプレイ上のいくつかの領域に表示されてもよい。情報は、様々な異なる提示方法で携帯電話のディスプレイ上に提示されてもよい。例えば、時刻の提示形態は、時計文字盤形態、またはアラビア数字形態であってもよく、通知の提示形態は、アプリケーションの小さいアイコン、またはテキストであってもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。LCDディスプレイを有する携帯電話、およびOLEDディスプレイを有する携帯電話の両方がAODモードをサポートするが、2種類の携帯電話によってAOD機能を実装する方法が異なることに留意されたい。OLEDディスプレイの特徴は、OLEDディスプレイ上の各画素が独立して発光できることである。OLEDディスプレイのAOD原理は、時刻、日付、および通知などの情報を表示するために、OLEDディスプレイ上の一部の画素のみが点灯されるということである。LCDディスプレイには、ディスプレイ全体に小さな領域がマーキングされている。小領域以外の領域が、純黒で表示されている一方、小領域には、時刻、日付、および通知などの情報が表示される。本出願の実施形態では、タッチパネルが、携帯電話のディスプレイをさらに覆ってもよく、タッチパネルを使用することによって、情報が入力および出力される。いくつかのベゼルレス携帯電話では、携帯電話は、画面内指紋センサ（例えば、光学式指紋センサ、または超音波式指紋センサ）をさらに含んでもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。図1を参照されたい。具体的な実装形態は以下のとおりである。

101：現在の周期における対象地域の気象情報を取得する。

現在の周期における対象地域の気象情報は、携帯電話にインストールされた関連アプリケーション（例えば、天候アプリケーション）を使用することによって取得されてもよいし、現在の周期における対象地域の気象情報は、携帯電話に内蔵された関連センサ装置を使用することによって取得されてもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。対象地域は、携帯電話が位置する地域（例えば、携帯電話を携帯するユーザが深セン市に位置する場合、対象地域は深セン市である）、または携帯電話にユーザによって既に設定されている地域（例えば、携帯電話を携帯するユーザは深セン市に位置するが、そのユーザは以前長沙市に居住しており、長沙市が携帯電話に対象地域として設定されている）であってもよいことに留意されたい。本出願の本実施形態における気象情報は、日の出の時点、および日没の時点（例えば、2019年3月5日、深セン市の日の出の時点が6：40であり、日没の時点が18：20である）であってもよく、あるいは天候状態（例えば、晴れ、曇り、または雨）であってもよいことにさらに留意されたい。気象情報は、本明細書では特に限定されない。また、本出願の本実施形態で説明される現在の周期は、気象情報を更新するための周期である。例えば、気象情報が、日の出の時点および日没の時点である場合、携帯電話は、事前設定された周期が終了したときに、日の出の時点および日没の時点を1回取得してもよい（例えば、次の日の日の出の時点と日没の時点が毎晩23：00に取得される場合、現在の周期は24時間である）。気象情報が天候状態である場合であっても、携帯電話は、事前設定された周期が終了したときに、天候状態を1回取得するように、設定されてもよい（例えば、天候状態が毎日6：00、12：00、18：00、および24：00に取得される場合、現在の周期は6時間である）。現在の周期は、ユーザの使用習慣または実際の要望に従って、ユーザによって決定されてもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。

102：気象情報に基づいて、対応する表示されるべき情報を決定し、表示されるべき情報に基づいて、対象物の表示属性を決定する。

現在の周期における対象地域の気象情報を取得した後、携帯電話は、取得された気象情報に基づいて、取得された気象情報に対応する、表示されるべき情報を決定する。表示されるべき情報は、テキスト、コード、またはパターンなどの複数の形態であってもよく、主に、気象情報を反映するために使用される。例えば、気象情報が天候状態である（例えば、晴れの日で、晴れの日は空が青い）と仮定すると、表示されるべき情報は、青に直接的もしくは間接的に関連するコード、記号、テキストなど、または青の背景パターンであってもよい。これらは、気象情報を直接的または間接的に反映し得る。これについては、本明細書では特に限定されない。次に、端末装置は、表示されるべき情報に基づいて、対象物の表示属性を決定してもよい。表示属性は、色（例えば、異なる色、またはグラデーション色の変化）、または明るさであってもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、表示されるべき情報は、N個の背景パターンを含み、ここで、Nは正の整数である。説明を容易にするために、以下では、説明のために、表示されるべき情報が背景パターンである例を使用する。

現在の周期における対象地域の気象情報を取得した後、携帯電話は、取得された気象情報に基づいて、取得された気象情報に対応する対象背景パターンを決定する。対象背景パターンは、N個の背景パターンのうちの1つであり、N個の背景パターンは、携帯電話に予め内蔵されていてもよいし、または現在の周期で、リアルタイムでネットワークから携帯電話によって取得されてもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。本出願の本実施形態における背景パターンは、ランダムに選択されてもよいし、または事前設定規則に従って選択されてもよいことに留意されたい。例えば、背景パターンと干支情報との間に対応関係があってもよい。例えば、1日のうちで時間の経過とともに、干支の絵（干支に関連する12個の背景パターンが携帯電話に予め内蔵されている）に基づいて、背景パターンが切り替わる。背景パターンは、2時間ごとに変化する。ユーザは、背景パターンを見ると時刻が分かる。別の例として、背景パターンと気象情報との間に対応関係があってもよく、ユーザは、AOD状態にある携帯電話のディスプレイに提示された背景パターンに基づいて、対応する気象情報が分かる。背景パターンの色は、複数の色であってもよいし、またはグラデーション色であってもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。好ましくは、本出願の本実施形態における背景パターンに含まれる情報は、対応する気象情報を直接的または間接的に反映してもよい。

任意選択で、携帯電話は、以下の方法で、気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを決定してもよい。

（1）気象情報が、日の出の時点および日没の時点である場合に使用される方法。

対象地域の日の出の時点および日没の時点を取得した後、携帯電話は、取得した日の出の時点および日没の時点に基づいて、日の出の時点と日没の時点との間の時間長Xを決定してもよく、日の出の時点と日没の時点との間の時間間隔Pをさらに決定してもよい。背景パターンは、予め取得されている（例えば、携帯電話が、ネットワークから背景パターンを取得するか、または背景パターンが、携帯電話に予め内蔵されている。）。したがって、携帯電話は、すべての背景パターンの数Nを決定する場合もまたある。さらに、端末装置は、時間長Xおよび数Nに基づいて、間隔時間長Y（ここで、Y＝X／N）を決定してもよく、間隔時間長Yに従って時間間隔Pを均等に分割することによって、N個の時間間隔Qを取得してもよい。最後に、端末装置は、事前設定規則に従って、各時間間隔に対応する対象背景パターンを決定してもよい。理解を容易にするために、本明細書では、例として図2が使用される。12個の背景パターン（図1の「a、b、c、．．．k、およびl」）が、予め、携帯電話に内蔵されている。携帯電話を使用するユーザAが、都市1に位置する場合（例えば、携帯電話が位置する地域に対象地域が設定されている）、携帯電話は、都市1の日の出の時点が6：00であり、都市1の日没の時点が当日の18：00であることを、前夜の23：00の時点で、知っている。この場合、携帯電話は、都市1の日の出の時点と日没の時点との間の時間長X1が12時間であり、日の出の時点と日没の時点との間の時間間隔P1が6：00－18：00であると決定してもよい。背景パターンが携帯電話に予め内蔵されているので、携帯電話は、背景パターンの数N1が12であると決定する場合もまたある。次に、携帯電話は、間隔時間長Y1＝X1／N1＝1時間を取得してもよく、さらに、携帯電話は、間隔時間長1時間に従って、時間間隔P1（すなわち、6：00－18：00）を均等に分割することによって、同じ時間長を有する12個の時間間隔Q1を取得してもよい。12個の時間間隔Q1は、それぞれ、6：00－7：00、7：00－8：00、8：00－9：00、．．．、16：00－17：00、および17：00－18：00である。各時間間隔Q1は、1つの背景パターンに対応し（例えば、対応関係が、マッピング方法で携帯電話に内蔵されていてもよい）、携
帯電話は、対応関係に基づいて、各時間間隔Q1に対応する背景パターンを決定してもよい。同様に、携帯電話を持ち歩くユーザAが都市2に位置する場合、携帯電話は、都市2の日の出の時点が5：00であり、都市2の日没の時点が当日の18：30であることを知る。この場合、携帯電話は、都市2の日の出の時点と日没の時点との間の時間長X2が13．5時間であり、日の出の時点と日没の時点との間の時間間隔P2が5：00から18：30であると決定してもよい。背景パターンが携帯電話に予め内蔵されているので、背景パターンの数N2は変化しないままである（すなわち、N2＝N1＝12）。次に、携帯電話は、間隔時間長Y2＝X2／N2＝1．125時間を取得してもよく、さらに、携帯電話は、間隔時間長1．125時間に従って、時間間隔P2を均等に分割することによって、同じ時間長を有する12個の時間間隔Q2を取得してもよい。同様に、各時間間隔Q2は、1つの背景パターンに対応し、携帯電話は、対応関係に基づいて、各時間間隔Q2に対応する背景パターンを決定してもよい。

好ましくは、本出願の本実施形態における背景パターンに含まれる情報は、日の出の時点から日没の時点までの時間間隔における、空にある太陽の位置の変化を反映してもよい。例えば、図3に示されるように、1日のうちの日の出後の異なる時点で、太陽は異なる位置にある（すなわち、太陽高度は時間とともに変化する）ので、空は異なる色を提示する。これに基づいて、N個の背景パターンは、グラデーション色であってもよく、1日のうちの異なる時点での太陽高度の変化によって引き起こされる空の色の変化を模倣するために使用される。図3に示されるように、太陽がちょうど昇ったとき（すなわち、時点1：日の出の時点）、太陽は地平線にある。この場合、背景パターンは、太陽が海面から昇るときに、空によって提示される色を模倣する。太陽は空の下部にあり、太陽がまさに昇るところなので、太陽の色はライトイエローである。空は、明け方にはライトブルーであるため、時点1に対応する背景パターン1、は円弧状のグラデーション色であってもよく、下から上への色の変化（つまり、太陽がまさに昇るところの状況が模倣される）は、ライトイエローからライトブルーへと連続的になっている。太陽が中空に昇ると（すなわち、時点2：朝）、背景パターンは、太陽が東の中空にあるときの空によって提示される色を模倣する。この場合、太陽の色は、太陽がまさに昇るときに提示される色よりも明るくなり、太陽の下で、空の色もまた、より明るくなる。したがって、時点2に対応する背景パターン2は、円弧状のグラデーション色であってもよく、左上45°から右下45°の方向の色の変化（すなわち、太陽が東の中空にある状況が模倣される）は、ライトイエローからフレッシュピンクへ、そしてレイクブルーまでである。太陽が空の真上に昇ると（すなわち、時点3：正午）、背景パターンは、太陽が空の真上に昇るときの空によって提示される色を模倣する。この場合、太陽の色は、朝の太陽の色よりも眩しく、空の色もまたわずかに変化する。したがって、時点3に対応する背景パターン3は、円弧状のグラデーション色であってもよく、上から下への色の変化（すなわち、太陽が空の真上にある状況）は、ラベンダーからレイクブルーへと連続的になっている。太陽が中空に沈むと（すなわち、時点4：午後）、背景パターンは、太陽が西の中空にあるときの空によって提示される色を模倣する。この場合、太陽の色は、正午の太陽の色よりも穏やかであり、空の色もまた暗くなる。したがって、時点4に対応する背景パターン4は、円弧状のグラデーション色であってもよく、右上45°から左下45°への方向の色の変化（すなわち、太陽が西の中空にある状況が模倣される）は、オレンジからピンクへ、そしてダークブルーまでである。太陽が沈むと（すなわち、時点5：日没の時点）、背景パターンは、太陽がまさに地平線の下に沈もうとしているときの空によって提示される色を模倣する。太陽は空の下部にあり、太陽の色は、典型的な日没の色であり、太陽の下で、空の色もまた、少し暗くなる。したがって、時点5に対応する背景パターン5は、円弧状のグラデーション色であってもよく、下から上への色の変化（すなわち、太陽が地平線の下に沈もうとしている状況が模倣される）は、赤みがかったオレンジからパープルへ、そしてダークブルーまでである。図3では、背景パターン1から背景パターン5が、例示のためだけに提供されており、1日のうちで、太陽が空の異なる高度にあるときに提示される色の変化を模倣するために使用されていることに留意されたい。したがって、図3を例として使用した背景パターンのグラデーション色の、前述の詳細な説明は単なる例であり、理解を容易にするためのものにすぎず、本出願の本実施形態における背景パターンを制限するものと見なされることはできない。例えば、経度や緯度が異なる対象地域では、日中、太陽が空の同じ高度にあっても、太陽の色が異なる場合がある。したがって、本出願のいくつかの実装形態では、ユーザは、実際の要望または個人の好みに従って、背景パターンの色を自発的に設定してもよい。例えば、ユーザは、背景パターン1（すなわち、時点1に対応する背景パターン）の円弧状のグラデーション色をライトイエローからライトブルーとして選択せず、円弧状のグラデーション色を別のグラデーション色（例えば、オレンジからグレーブルー、または赤みがかったオレンジからパープルブルー）に自発的に設定してもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。本出願のいくつかの実装形態では、ユーザが背景パターンの色変化を設定した後、ユーザは、リアルタイムで色変化をさらにプレビューしてもよいことにさらに留意されたい。例えば、事前設定された時間長（例えば、4秒）以内で、携帯電話は、ユーザによって背景パターンに合わせられた色を表示する。すなわち、ユーザ経験を向上させるために、日の出から日没までの期間に、空によって提示される色が表示される。

本出願の本実施形態における気象情報が、日没の時点の後および日の出の時点の前の時間間隔、または対象地域（例えば、北極または南極）における極端な気象情報（例えば極夜または白夜）である場合、または携帯電話が現在の周期における日の出の時点または日没の時点に関する情報を取得することができない場合、この場合における気象情報に対応する対象背景パターンは、予めN個の背景パターンに指定された背景パターン（例えば、日没の時点の後で日の出の時点の前の時間間隔では、その時間間隔に対応する対象背景パターンが図3における背景パターン1であることが指定される）であってもよいし、またはN個の背景パターンに属さない別の指定されたパターン（例えば、図3における指定されたパターンAで、指定されたパターンAはN個の背景パターンにはない）であってもよいことにさらに留意されたい。

（2）気象情報が、天候状態である場合に使用される方法。

対象地域の天候状態を取得した後、携帯電話は、マッピング関係を使用することによって、天候状態に対応する対象背景パターンを求めてN個の背景パターンを探索し、マッピング関係に基づいて、天候状態に対応する対象背景パターンを決定してもよい。好ましくは、本出願の本実施形態における背景パターンに含まれる情報は、天候状態を反映してもよい。例えば、天候状態は、1色の背景パターンに対応する。例えば、図4Aから図4Dに示されるように、晴れの日は青の背景パターンに対応してもよく、ほこりっぽい日はカーキの背景パターンに対応してもよく、曇った日はグレーの背景パターンに対応してもよく、霧がかかった日はライトグリーンの背景パターンに対応してもよい。

携帯電話が現在の周期における天候状態を取得することができない場合、または携帯電話によって取得された天候状態がマッピング関係を有しない場合、対応する対象背景パターンは、予めN個の背景パターンに指定された背景パターン（例えば、現在の周期における天候状態が取得されることができない場合に使用される、対応する背景パターンとして、カーキの背景パターンが指定される）であってもよいし、またはN個の背景パターンに属さない別の指定されたパターンであってもよいことに留意されたい。これについては、本明細書では特に限定されない。

本出願のいくつかの実装形態では、1つの種類の気象情報は、背景パターンの複数のグループに対応してもよく、異なる種類の気象情報は、異なるタイプの背景パターンに対応してもよいことにさらに留意されたい。例えば、気象情報が日の出の時点および日没の時点である場合、気象情報は、N個のグループの背景パターン（これらは、例えば、グループ1、グループ2、グループ3、．．．、グループNとラベル付けされてもよい）に対応してもよく、背景パターンの各グループは、P個の背景パターンを含み、ここで、Nは1以上の正の整数であり、Pは1より大きい正の整数である。同様に、気象情報が天候状態である場合、気象情報は、M個の背景パターンのグループ（これらは、例えば、グループ1、グループ2、グループ3、．．．、グループMとラベル付けされてもよい）に対応してもよく、背景パターンの各グループは、Q個の背景パターンを含む場合もまたあり、ここで、Mは1以上の正の整数であり、Qは1より大きい正の整数である。類推によって、前述の方法で内蔵された背景パターンの種類およびグループの数は、気象情報の種類の数に基づいて、設定されてもよい。背景パターンが設定された後、ユーザは、個人の好みまたは実際の要望に従って、対応する気象情報を表示するために使用されるべき種類の、背景パターンのグループを選択してもよい。理解を容易にするために、図5Aから図5Dは、ユーザが背景パターンを設定する特定の動作プロセスを示すための例として使用される。

ユーザは、携帯電話のホーム画面にある「設定」アイコンをタップして下位レベルのインターフェースに入り、下位レベルのインターフェース内の「AODモード」を見つける。ユーザが「AODモード」をタップし、携帯電話が「AODモード」に入った後、ユーザは、携帯電話のディスプレイ上で、様々な異なる気象情報、および気象情報に対応する、記憶された複数の背景パターンのグループを見てもよい。図5Aから図5Dの右上の図は、気象情報、すなわち日の出の時点および日没の時点、ならびに対応するN個の背景パターングループと、気象情報、すなわち天候状態、および対応するM個の背景パターングループと、．．．、気象情報、すなわち気象情報X、および対応するK個の背景パターングループとを示す。ユーザは、ユーザの個人の好みまたは実際の要望に従って、特定の種類の気象情報および気象情報に対応する背景パターンのグループを選択してもよい。図5Aから図5Dでは、ユーザは、日の出の時点および日没の時点の選択肢、および対応する背景パターン2を選択する。その後、ユーザは「背景パターンを決定する」を直接タップして、対応するAODモードの設定を完了してもよい。あるいは、ユーザは、「背景パターンをプレビューする」をタップすることを選択してもよく、その結果、携帯電話は、事前設定された時間長（例えば、3秒）で、背景パターングループ2内のすべての背景パターンを最初に連続して提示してもよく、ユーザは、プレビューされた背景パターンの効果に基づいて、この背景パターングループを選択するか否かを決定してもよい。

図5Aから図5D、および対応する説明は、例であることに留意されたい。本出願の本実施形態における、背景パターンと気象情報との間の対応関係、および設定手順を説明するために、携帯電話のディスプレイに提示される内容が簡単に説明される。実際の適用においては、携帯電話のディスプレイは、より多くのコンテンツを含んでもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。図5Aから図5Dに対応する実施形態では、携帯電話のAODモードの設定は、「設定」の下位レベルのページにあることにさらに留意されたい。実際には、AODモードの設定は、代替的に、別のアプリケーションの下位レベルのページにあってもよい。図5Aから図5Dは単に例示のために使用されており、これについては、本明細書では特に限定されない。

気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを決定した後、携帯電話は、対象背景パターンに基づいて、対象背景パターンの表示属性を決定してもよい。表示属性は、色属性であってもよいし、明るさであってもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。例えば、気象情報が日の出の時点および日没の時点である場合、対象背景パターンの表示属性は、色属性であってもよい（例えば、図3の背景パターン1から背景パターン5で説明されたグラデーション色は、太陽が異なる高度にあるときの空によって提示される色の変化に対応する）。気象情報が天候状態である場合、対象背景パターンの表示属性は、色属性（例えば、（ほこりっぽい日に相当する）カーキ、（曇りの日に相当する）グレー、または（晴れの日に相当する）青）のままであってもよいし、明るさであってもよい（例えば、いずれも背景パターンが青の場合、曇りの日には30％の背景パターンの明るさで、晴れの日には70％の背景パターンの明るさ）。

本出願のいくつかの実装形態では、対象背景パターンの表示属性は、代替的に、色属性および明るさであってもよいことに留意されたい。この場合、携帯電話が対象背景パターンの表示属性を決定することは、携帯電話が、携帯電話が位置する環境の周囲光の明るさを最初に取得し、周囲光の明るさに基づいて、対象背景パターンの明るさを決定することであってもよい。例えば、図6に示されるように、携帯電話が位置する環境の周囲光は、暗から明に変化し、対応する対象背景パターンもまた暗から明に変化する。

対象背景パターンの表示属性を決定した後、携帯電話は、対象背景パターンの表示属性に基づいて、対象物の表示属性を決定する。対象物は、AODモードにある携帯電話のディスプレイに表示される情報であり、AODモードにある携帯電話のディスプレイに表示されるすべての情報（例えば、図7に示されるように、AODモードにある携帯電話のディスプレイに表示されるすべての情報が、時刻、日付、および通知メッセージを含む）であってもよいし、一部の情報（例えば、図8に示されるように、時刻）であってもよい。これについては、本明細書では特に限定されない。図7および図8において、AODモードにある携帯電話によって表示されるすべてまたは一部の情報は、単なる例であることにさらに留意されたい。実際の適用においては、ユーザは、AODモードで表示される必要がある情報を、ユーザの実際の要望または個人の好みに従って、自発的に設定してもよい。図9は、携帯電話のAODモードで、ユーザによって自発的に設定された、別の表示方法を示し、表示される必要がある情報は、時刻、対象都市、日付、リアルタイムの天候などを含む。通知メッセージは、複数の方法で表示される場合もまたあることにさらに留意されたい。図7は、2つの通知メッセージを示す。AODモードで表示される必要がある特定の通知メッセージは、ユーザによって自発的に設定されてもよい。本明細書では、詳細は説明されない。AODモードにある携帯電話のディスプレイに表示される情報は、複数の提示形態を有してもよいことにさらに留意されたい。これについては、本明細書では特に限定されない。例えば、図7に対応する表示内容は、図10に示される提示形態をさらに有してもよい。図8に対応する表示内容は、図11に示される提示形態をさらに有してもよい。

携帯電話は、複数の方法で、対象背景パターンの表示属性に基づいて、対象物の表示属性を決定してもよいことにさらに留意されたい。例えば、対象物の表示属性が対象背景パターンの表示属性と一致する場合、携帯電話が対象背景パターンの表示属性を決定した後、携帯電話は、対象物の元の表示属性を維持してもよい。対象物の表示属性が対象背景パターンの表示属性と一致しない場合、携帯電話は、対象背景パターンの表示属性に基づいて、対象物の表示属性を修正してもよい。本明細書では、携帯電話は、複数の方法で、対象背景パターンの表示属性に基づいて、対象物の表示属性を修正することに留意されたい。これについては、本明細書では特に限定されない。例えば、図12に示されるように、対象物が一部の情報（例えば、デジタル時計）である例が使用される。携帯電話は、計算されたテンプレートに従って、AODモードで表示されたすべての情報に対して合成着色を最初に実施してもよい（例えば、デジタル時計、日付、および通知メッセージが、すべて黒に着色される）。そして、携帯電話は、取得された対象背景パターンの表示属性（例えば、対象背景パターンのグラデーション色）に基づいて、対応するテンプレートを計算し、再度テンプレートに従って、対象物（すなわち、デジタル時計で、単一の時計が使用される場合には、対象物は4つの数字であり、二重の時計が使用される場合には、対象物は8つの数字である）に対して合成着色を実施する。すなわち、最初は黒に着色されていたデジタル時計は、対象背景パターンに一致したグラデーション色に着色される。最後に、2回の合成着色後に取得された情報は、Sensorhubによって結合され、その後、ディスプレイに表示される。図12で修正された対象物は、単一時計のデジタル時計であることに留意されたい。デジタル時計が二重の時計である場合、対象物は、8つの数字である。図13に示されるように、各時計は対象背景パターンに対応する。例えば、図13では、第一の時計07：30が、対象背景パターンaの色と一致するグラデーション色に対応し、第二の時計09：30が、対象背景パターンbの色と一致するグラデーション色に対応する。

好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、AODモードにある携帯電話によって提示されるすべての情報は、異なる対象背景パターンに従って異なる表示属性を提示してもよい。例えば、時刻、日付、および通知メッセージはすべて、異なる対象背景パターンに従って、異なる表示属性（例えば、グラデーション色の変化）を提示する。あるいは、AODモードにある携帯電話によって提示される情報の中にある時刻などのいくつかの情報（AODモードにある携帯電話は、時刻、日付、および通知メッセージを表示するものと仮定される）は、異なる対象背景パターンに従って、異なる表示属性（例えば、グラデーション色の変化）を提示してもよい。常時表示AODモードで表示されるその他の情報（例えば、日付および通知メッセージ）は、対象背景パターンとは無関係な別の表示属性（例えば、常に黒のみ）を提示する。携帯電話上の指紋表示は、異なる対象背景パターンに従って、異なる表示属性を提示する場合もまたあり、または固定された表示属性を提示してもよいことに留意されたい。これについては、本明細書では特に限定されない。

103：表示属性が決定された対象物を常時表示状態にあるディスプレイに表示する。

表示されるべき情報（例えば、対象背景パターン）に基づいて、対象物の表示属性を決定した後、携帯電話は、AODモードにあるディスプレイに、表示属性が決定された対象物を表示してもよい。例えば、表示属性が色属性を含む場合、図14は、図3に対応する実装形態において、AODモードにある携帯電話によってディスプレイに情報を表示する効果である。図15に示されるように、極端な気象情報（例えば極夜および白夜）が携帯電話の対象地域（例えば、北極および南極）で発生するか、または携帯電話が現在の周期における日の出の時点および日没の時点に関する情報を取得できない場合、図3の指定されたパターンAが夜間に（日没時または極夜の日に）表示されることが指定され、図3の背景パターン1が、ネットワークがないとき、または白夜の日に表示されることが指定される。気象情報が天候状態である場合、実装形態は同様であり、本明細書では、詳細は重ねて説明されない。表示属性が明るさを含む場合、図16は、図6に対応する実装形態において、AODモードにある携帯電話によってディスプレイに情報を表示する効果である。

本出願の実施形態において、端末装置は、前述した制御方法の例に基づいて、機能モジュールに分割されてもよい。例えば、各機能モジュールは、各機能に基づいて、分割によって取得されてもよく、または2つ以上の機能は、1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。本出願の実施形態におけるモジュール分割は一例であり、論理的な機能分割にすぎないことに留意されたい。実際の実装の間は、別の分割方法が使用されてもよい。

例えば、図17は、端末装置の概略図である。本出願の本実施形態で提供される端末装置は、
現在の周期における対象地域の気象情報を取得するように構成される、取得ユニット1701と、
気象情報に基づいて、対応する表示されるべき情報を決定し、表示されるべき情報に基づいて、対象物の表示属性を決定するように構成される、決定ユニット1702であって、表示されるべき情報が、気象情報を反映するために使用され、対象物の表示属性が、色および／または明るさを含み、対象物が、AODモードで端末装置によってディスプレイに表示される情報である、決定ユニットと、
表示属性が決定された対象物をAODモードにあるディスプレイに表示するように構成される、表示ユニット1703とを含んでもよい。

好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、取得ユニット1701は、端末装置にインストールされた天候アプリケーション、または端末装置に内蔵されたセンサ装置を使用することによって、現在の周期における対象地域の気象情報を取得するように具体的に構成されてもよく、ここで、対象地域は、端末装置が現在位置している地域、または端末装置によって設定された地域を含む。

本出願の本実施形態では、取得ユニット1701が、現在の周期における気象情報を取得した後、決定ユニット1702は、表示されるべき情報を使用することによって、現在の周期における対象地域の気象情報を、対象物の表示属性（色および／または明るさを含む）に関連付ける。また、表示ユニット1703は、AODモードで対象物を表示し、その結果、表示される情報が、常に単色で表示されることはなくなるが、異なる視覚効果を提示するために、異なる周期の異なる気象情報に基づいて、異なる表示属性が提示されてもよい。

好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、決定ユニット1702は、より多くの機能を実装するために、より多くのサブユニットをさらに含んでもよい。図18は、本出願の一実施形態による、端末装置の別の概略図である。端末装置は、取得ユニット1801、決定ユニット1802、および表示ユニット1803を具体的に含む。取得ユニット1801、決定ユニット1802、および表示ユニット1803によって実装される機能は、図17の取得ユニット1701、決定ユニット1702、および表示ユニット1703によって実装される機能と同様であり、本明細書では、詳細は説明されない。本出願の本実施形態では、表示されるべき情報は、N個の背景パターンを含み、ここで、Nは正の整数である。したがって、決定ユニット1802は、
気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを決定するように構成される、第1の決定サブユニット18021であって、対象背景パターンが、N個の背景パターンのうちの1つである、第1の決定サブユニットと、
対象背景パターンの表示属性を決定するように構成される、第2の決定サブユニット18022と、
対象背景パターンの表示属性に基づいて、対象物の表示属性を決定するように構成される、第3の決定サブユニット18023とをさらに含んでもよい。

好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、気象情報が日の出の時点および日没の時点を含む場合、対象物の表示属性は、グラデーション色および／またはグラデーションの明るさを含む。

好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、気象情報が天候状態を含む場合、対象物の表示属性は、単色および／またはグラデーションの明るさを含む。

好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、気象情報が日没後の時点、極夜、または白夜を含む場合、対象物の表示属性は、指定された色および／または指定された明るさを含む。

好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、指定された色は、指定された単色または指定されたグラデーション色を含んでもよい。

好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、第1の決定サブユニット18021は、
日の出の時点と日没の時点との間の時間長Xを決定し、日の出の時点と日没の時点との間の時間間隔Pを決定し、
背景パターンの数Nを決定し、間隔時間長Yを取得し、ここで、Y＝X／Nであり、
N個の時間間隔Qを決定し、ここで、時間間隔Qは、間隔時間長Yに従って時間間隔Pを均等に分割することによって得られ、
事前設定規則に従って、各時間間隔Qに対応する対象背景パターンを決定するように具体的に構成されてもよい。

好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、第1の決定サブユニット18021は、
マッピング関係に基づいて、天候状態に対応する対象背景パターンを決定するように具体的にさらに構成されてもよい。好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、第2の決定サブユニット18022は、
端末が位置する環境の周囲光の明るさを取得し、
周囲光の明るさに基づいて、対象背景パターンの明るさを決定するように具体的に構成されてもよい。

好ましくは、本出願のいくつかの実装形態では、N個の背景パターンは、現在の周期で、リアルタイムでネットワークから端末装置によって取得されるか、またはN個の背景パターンは、端末装置に内蔵されている。

図17および図18に対応する実施形態における端末装置の特定の機能および構造は、図1から図16の端末装置によって実施される処理ステップを実装するために使用される。本明細書では、詳細は説明されない。

図19は、本出願の一実施形態による、端末装置の別の概略図である。説明を容易にするために、本出願の本実施形態に関連した部分のみが示されている。開示されていない技術的詳細については、本出願の実施形態における方法を参照されたい。端末装置は、携帯電話、タブレットコンピュータ、スマートウォッチ、パーソナルコンピュータなどであってもよい。説明のために、端末装置が携帯電話である一例が使用される。

携帯電話は、無線周波数（radio frequency、RF）回路1910、メモリ1920、入力ユニット1930、表示ユニット1940、センサ1950、オーディオ回路1960、WiFiモジュール1970、プロセッサ1980、電源1990などの構成要素を含む。当業者は、図19に示された携帯電話の構造が携帯電話に対する制限となるものではなく、携帯電話が、図に示されたものより多くの、もしくは少ない構成要素を含んでもよいこと、または一部の構成要素が組み合わされてもよいこと、または異なる構成要素配置が使用されてもよいことを理解することができる。

以下では、図19を参照して、携帯電話を構成する構成要素について詳細に説明する。

RF回路1910は、情報を受信および送信するように、または通話中に、信号を受信および送信するように構成されてもよい。特に、（5Gの新しい無線基地局を含む）基地局のダウンリンク情報を受信した後、RF回路1910は、処理のためにダウンリンク情報をプロセッサ1980に送信する。また、無線周波数回路1910は、関連するアップリンクデータを基地局に送信する。通常、RF回路1910は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器（low noise amplifier、LNA）、およびデュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。また、RF回路1910は、無線通信を介してネットワークおよび別の装置とさらに通信してもよい。任意の通信規格またはプロトコルは、無線通信に使用されてもよく、汎欧州デジタル移動電話方式（global system of mobile communication、GSM）、汎用パケット無線サービス（general packet radio service、GPRS）、符号分割多元接続（code division multiple access、CDMA）、広帯域符号分割多元接続（wideband code division multiple access、WCDMA（登録商標））、ロングタームエボリューション（long term evolution、LTE）、電子メール、ショートメッセージサービス（short message service、SMS）などを含むが、これらに限定されない。

メモリ1920は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成されてもよい。プロセッサ1980は、メモリ1920に記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを動作させることによって、携帯電話の様々な機能アプリケーション（例えば、本出願の実施形態における天候アプリケーション）を実行し、データを処理（例えば、ネットワークから背景パターンを取得、または端末装置から内蔵背景パターンを取得）する。メモリ1920は、プログラム記憶領域およびデータ記憶領域を主に含んでもよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能（音声再生機能および画像再生機能など）によって必要とされるアプリケーションプログラム、などを記憶してもよい。データ記憶領域は、携帯電話の用途に基づいて作成された（オーディオデータやアドレス帳などの）データなどを記憶することができる。また、メモリ1920は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ、または別の揮発性ソリッドステート記憶装置をさらに含んでもよい。

入力ユニット1930は、入力されたデジタル情報または文字情報を受信し、携帯電話のユーザ設定および機能制御に関連したキー信号入力を生成するように構成されてもよい。具体的には、入力ユニット1930は、タッチパネル1931、画面内指紋センサ1932、および別の入力装置1933を含んでもよい。タッチパネル1931は、タッチスクリーンとも呼ばれ、タッチパネル1931上または近傍でユーザによって実施されたタッチ操作（例えば、指やスタイラスなどの任意の適切な物体またはアクセサリを使用することによって、タッチパネル1931上またはタッチパネル1931の近傍でユーザによって実施された操作）を収集し、事前設定プログラムに従って対応する接続装置を駆動してもよい。任意選択で、タッチパネル1931は、2つの部分、すなわち、タッチ検出装置およびタッチコントローラを含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方向およびタッチ位置を検出し、タッチ操作によってもたらされる信号を検出し、この信号をタッチコントローラに送信する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチ点座標に変換し、その後、タッチ点座標をプロセッサ1980に送信し、プロセッサ1980によって送信されたコマンドを受信して実行する。また、タッチパネル1931は、抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式、および表面弾性波方式などの複数の種類を使用することによって実装されてもよい。タッチパネル1931に加えて、入力ユニット1930は、別の入力装置1133をさらに含んでもよい。具体的には、別の入力装置1133は、1つ以上の物理キーボード、機能ボタン（音量調節ボタンまたは電源ボタンなど）、トラックボール、マウス、およびジョイスティックなどを含んでもよいが、これらに限定されない。一部のベゼルレス画面の携帯電話では、タッチパネル1931に加えて、入力ユニット1930は、画面内指紋センサ1932（例えば、光学式指紋センサまたは超音波式指紋センサ）をさらに含んでもよいことに留意されたい。これについては、本明細書では特に限定されない。

表示ユニット1940は、ユーザによって入力される情報またはユーザに提供される情報と、携帯電話の様々なメニューとを表示するように構成されてもよい。表示ユニット1940は、ディスプレイ1941（ディスプレイパネル1941とも呼ばれてもよい）を含む場合もある。任意選択で、本出願の本実施形態では、携帯電話の表示ユニット1940は、LCDディスプレイ、OLEDディスプレイなどの形態で構成される。さらに、タッチパネル1931は、ディスプレイ1941を覆っていてもよい。タッチパネル1931上または近傍でタッチ操作を検出すると、タッチパネル1931は、タッチ操作をプロセッサ1980に送信してタッチイベントの種類を決定し、その後、プロセッサ1980は、タッチイベントの種類に基づいて、ディスプレイ1941上に、対応する視覚的出力を提供する。図19では、タッチパネル1931およびディスプレイ1941は、携帯電話の入出力機能を実装するために、2つの独立した構成要素として使用されているが、一部の実施形態では、タッチパネル1931およびディスプレイ1941は、携帯電話の入出力機能を実装するために、一体化されてもよい。

携帯電話は、光センサ、動きセンサ、および別のセンサなどの少なくとも1つのセンサ1950をさらに含んでもよい。具体的には、光センサは、周囲光センサおよび近接センサを含んでもよい。周囲光センサは、周囲光の明るさに基づいて、ディスプレイ1941の明るさを調整してもよい。本出願の実施形態では、対象背景パターンの表示属性が明るさである場合、携帯電話は、光センサを使用することによって、携帯電話が位置する環境の周囲光の明るさを取得し、周囲光の明るさに基づいて、対象背景パターンの明るさをさらに決定してもよい。携帯電話が耳に移動したとき、近接センサは、ディスプレイ1941および／またはバックライトをオフにしてもよい。動きセンサの一種として、加速度センサは、各方向（通常は3軸）の加速度の値を検出してもよいし、静止状態で重力の値と方向を検出してもよいし、携帯電話の姿勢を識別するためのアプリケーション（横長モードと縦長モードとの間の画面切り替え、関連ゲーム、磁力計の姿勢較正など）、振動識別に関連する機能（歩数計またはノックなど）、などに使用されてもよい。ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、または赤外線センサなどのその他のセンサが、携帯電話にさらに構成されてもよい。本明細書では、詳細は重ねて説明されない。

オーディオ回路1960、スピーカ1961、およびマイクロフォン1962は、ユーザと携帯電話との間のオーディオインターフェースを提供してもよい。オーディオ回路1960は、受信されたオーディオデータを電気信号に変換し、その後、電気信号をスピーカ1961に送信してもよく、スピーカ1961は、出力のために電気信号を音響信号に変換する。また、マイクロフォン1962は、収集された音響信号を電気信号に変換する。オーディオ回路1960は、電気信号を受信し、電気信号をオーディオデータに変換し、その後、処理のためにオーディオデータをプロセッサ1980に出力する。プロセッサ1980は、オーディオデータを、RF回路1910を使用することによって、例えば別の携帯電話に送信する、またはさらなる処理のためにオーディオデータをメモリ1920に出力する。

WiFiは、近距離無線伝送技術である。WiFiモジュール1970を用いて、携帯電話は、ユーザが電子メールを送受信すること、ウェブページを閲覧すること、ストリーミングメディアにアクセスすることなどを助けてもよい。WiFiモジュール1970は、ユーザにブロードバンドインターネットへの無線アクセスを提供する。図19は、WiFiモジュール1970を示しているが、WiFiモジュール1970は、携帯電話の必須の構成要素ではなく、本発明の本質を変えることなく、要望に基づいて省略されてもよいことを理解されたい。

プロセッサ1980は、携帯電話の制御センタであり、様々なインターフェースおよび回線を介して携帯電話全体の様々な構成要素を接続し、メモリ1920に記憶されたソフトウェアプログラムおよび／またはモジュールを動作させること、もしくは実行することと、メモリ1920に記憶されたデータを呼び出すこととによって、携帯電話の様々な機能およびデータを実行し、携帯電話の全体的な監視を実施する。任意選択で、プロセッサ1980は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、アプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサは、プロセッサ1980に統合されてもよい。アプリケーションプロセッサは、オペレーティングシステム、ユーザインターフェース、アプリケーションなどを主に処理する。モデムプロセッサは、無線通信を主に処理する。前述のモデムプロセッサは、プロセッサ1980に統合されなくてもよいことを理解されたい。

携帯電話は、各構成要素に電力を供給する電源1990（電池など）をさらに含む。好ましくは、電源は、電力管理システムを使用することによって、充電、放電、および電力消費管理などの機能を実装するために、電力管理システムを使用することによって、プロセッサ1980に論理的に接続されてもよい。

図示されていないが、携帯電話は、カメラ、ブルートゥースモジュールなどをさらに含んでもよい。本明細書では、詳細は重ねて説明されない。

図1から図16に対応する実施形態における端末装置の構造は、図19に示された構造に基づいてもよい。図19に示された構造は、図1から図16の方法実施形態におけるステップを対応するように実施してもよい。本明細書では、詳細は重ねて説明されない。

前述の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装されてもよい。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用される場合、実装形態のすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装されてもよい。

コンピュータプログラム製品は1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上でロードされて実行されると、本出願の実施形態によるすべてまたは一部の手順、もしくは機能が生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、またはその他のプログラム可能な装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよいし、あるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線（例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線）、または無線（例えば、赤外線、電波、またはマイクロ波）方式で送信されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、またはサーバまたはデータセンタなどの、1つ以上の使用可能な媒体を統合するデータ記憶装置であってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体（例えば、フロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスク、または磁気テープ）、光学媒体（例えばDVD）、半導体媒体（例えば、ソリッドステートドライブ）などであってもよい。

1133 別の入力装置
1701 取得ユニット
1702 決定ユニット
1703 表示ユニット
1801 取得ユニット
1802 決定ユニット
1803 表示ユニット
18021 第1の決定サブユニット
18022 第2の決定サブユニット
18023 第3の決定サブユニット
1910 無線周波数回路（RF回路）
1920 メモリ
1930 入力ユニット
1931 タッチパネル
1932 画面内指紋センサ
1933 別の入力装置
1940 表示ユニット
1941 ディスプレイ（ディスプレイパネル）
1950 センサ
1960 オーディオ回路
1961 スピーカ
1962 マイクロフォン
1970 WiFiモジュール
1980 プロセッサ
1900 電源

Claims (25)

1. ディスプレイを有する端末装置に適用される常時表示制御方法であって、
   現在の周期における対象地域の気象情報を前記端末装置によって取得するステップと、
   前記気象情報に基づいて、対応する表示されるべき情報を前記端末装置によって決定し、前記表示されるべき情報に基づいて、対象物の表示属性を決定するステップであって、前記表示されるべき情報が、前記気象情報を反映するために使用され、前記対象物の前記表示属性が、色および／または明るさを含み、前記対象物が、常時表示状態にある前記端末装置によって前記ディスプレイに表示される情報である、ステップと、
   前記端末装置によって、表示属性が決定された前記対象物を前記常時表示状態にある前記ディスプレイに表示するステップと
   を含む方法。
2. 前記表示されるべき情報が、N個の背景パターンを含み、Nが正の整数であり、
   前記気象情報に基づいて、対応する表示されるべき情報を前記端末装置によって決定し、前記表示されるべき情報に基づいて、対象物の表示属性を決定する前記ステップが、
   前記気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを前記端末装置によって決定するステップであって、前記対象背景パターンが前記N個の背景パターンのうちの1つである、ステップと、
   前記対象背景パターンの表示属性を前記端末装置によって決定するステップと、
   前記対象背景パターンの前記表示属性に基づいて前記対象物の前記表示属性を前記端末装置によって決定するステップと
   を含む、請求項1に記載の制御方法。
3. 前記気象情報が、日の出の時点および日没の時点を含む場合、前記対象物の前記表示属性が、グラデーション色および／またはグラデーションの明るさを含む、請求項1または2に記載の制御方法。
4. 前記気象情報が、天候状態を含む場合、前記対象物の前記表示属性が、単色および／またはグラデーションの明るさを含む、請求項1または2に記載の制御方法。
5. 前記気象情報が、日没後の時点、極夜、または白夜を含む場合、前記対象物の前記表示属性が、指定された色および／または指定された明るさを含む、請求項1または2に記載の制御方法。
6. 前記指定された色が、
   指定された単色または指定されたグラデーション色を含む、請求項5に記載の制御方法。
7. 前記気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを前記端末装置によって決定する前記ステップが、
   前記日の出の時点と前記日没の時点との間の時間長Xを前記端末装置によって決定し、前記日の出の時点と前記日没の時点との間の時間間隔Pを決定するステップと、
   背景パターンの数Nを前記端末装置によって決定するステップと、
   間隔時間長Yを前記端末装置によって取得するステップであって、Y＝X／Nである、ステップと、
   N個の時間間隔Qを前記端末装置によって決定するステップであって、前記時間間隔Qが、前記間隔時間長Yに従って前記時間間隔Pを均等に分割することによって取得される、ステップと、
   各時間間隔Qに対応する対象背景パターンを事前設定規則に従って前記端末装置によって決定するステップと
   を含む、請求項3に記載の制御方法。
8. 前記気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを前記端末装置によって決定する前記ステップが、
   前記天候状態に対応する前記対象背景パターンを、マッピング関係に基づいて、前記端末装置によって決定するステップを含む、請求項4に記載の制御方法。
9. 前記対象背景パターンの表示属性を前記端末装置によって決定する前記ステップが、
   前記端末が位置する環境の周囲光の明るさを前記端末装置によって取得するステップと、
   前記周囲光の明るさに基づいて、前記対象背景パターンの明るさを前記端末装置によって決定するステップと
   を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の制御方法。
10. 前記N個の背景パターンが、前記現在の周期で、リアルタイムでネットワークから前記端末装置によって取得される、
    または前記N個の背景パターンが、前記端末装置に内蔵されている、
    請求項2から9のいずれか一項に記載の制御方法。
11. 現在の周期における対象地域の気象情報を前記端末装置によって取得する前記ステップが、
    前記端末装置にインストールされた天候アプリケーション、または前記端末装置に内蔵されたセンサ装置を使用することによって、前記現在の周期における前記対象地域の前記気象情報を前記端末装置によって取得するステップであって、前記対象地域が、前記端末装置が現在位置している地域、または前記端末装置によって設定された地域を含む、ステップを含む請求項1から10のいずれか一項に記載の制御方法。
12. ディスプレイ、メモリ、トランシーバ、プロセッサ、およびバスシステムを備える端末装置であって、
    前記ディスプレイが、前記端末装置が常時表示状態にある場合に対象物を表示するように構成され、
    前記メモリが、プログラムおよび命令を記憶するように構成され、
    前記トランシーバが、前記プロセッサの制御下で情報を受信または送信するように構成され、
    前記プロセッサが、前記メモリ内の前記プログラムを実行するように構成され、
    前記バスシステムが、前記メモリ、前記トランシーバ、および前記プロセッサを互いに通信可能にするために、前記メモリ、前記トランシーバ、および前記プロセッサを接続し、
    前記プロセッサが、前記メモリ内の前記プログラム命令を呼び出し、
    現在の周期における対象地域の気象情報を取得するステップと、
    前記気象情報に基づいて、対応する表示されるべき情報を決定し、前記表示されるべき情報に基づいて、前記対象物の表示属性を決定するステップであって、前記表示されるべき情報が、前記気象情報を反映するために使用され、前記対象物の前記表示属性が、色および／または明るさを含む、ステップと、
    前記常時表示状態にある前記ディスプレイ上に、表示属性が決定されている前記対象物を表示するステップと
    を実施するように構成される、端末装置。
13. 前記表示されるべき情報が、N個の背景パターンを含み、Nが正の整数であり、
    前記プロセッサが、
    前記気象情報に基づいて、対応する対象背景パターンを決定するステップであって、前記対象背景パターンが前記N個の背景パターンのうちの1つである、ステップと、
    前記対象背景パターンの表示属性を決定するステップと、
    前記対象背景パターンの前記表示属性に基づいて前記対象物の前記表示属性を決定するステップと
    を実施するようにさらに構成される、請求項12に記載の端末装置。
14. 前記気象情報が、日の出の時点および日没の時点を含む場合、前記対象物の前記表示属性が、グラデーション色および／またはグラデーションの明るさを含む、請求項12または13に記載の端末装置。
15. 前記気象情報が、天候状態を含む場合、前記対象物の前記表示属性が、単色および／またはグラデーションの明るさを含む、請求項12または13に記載の端末装置。
16. 前記気象情報が、日没後の時点、極夜、または白夜を含む場合、前記対象物の前記表示属性が、指定された色および／または指定された明るさを含む、請求項12または13に記載の端末装置。
17. 前記指定された色が、
    指定された単色または指定されたグラデーション色を含む、請求項16に記載の端末装置。
18. 前記プロセッサが、
    前記日の出の時点と前記日没の時点との間の時間長Xを決定し、前記日の出の時点と前記日没の時点との間の時間間隔Pを決定するステップと、
    背景パターンの数Nを決定するステップと、
    間隔時間長Yを取得するステップであって、Y＝X／Nである、ステップと、
    N個の時間間隔Qを決定するステップであって、前記時間間隔Qが、前記間隔時間長Yに従って前記時間間隔Pを均等に分割することによって取得される、ステップと、
    各時間間隔Qに対応する対象背景パターンを事前設定規則に従って決定するステップと
    を実施するようにさらに構成される、請求項14に記載の端末装置。
19. 前記プロセッサが、次のステップ、すなわち
    マッピング関係に基づいて、前記天候状態に対応する対象背景パターンを決定するステップを実施するようにさら構成される、請求項15に記載の端末装置。
20. 前記プロセッサが、
    前記端末が位置する環境の周囲光の明るさを取得するステップと、
    前記周囲光の明るさに基づいて、前記対象背景パターンの明るさを決定するステップと
    を実施するようにさらに構成される、請求項12から19のいずれか一項に記載の端末装置。
21. 前記N個の背景パターンが、前記現在の周期で、リアルタイムでネットワークから前記端末装置によって取得される、
    または前記N個の背景パターンが前記端末装置に内蔵されている、
    請求項13から20のいずれか一項に記載の端末装置。
22. 前記プロセッサが、次のステップ、すなわち
    前記端末装置にインストールされた天候アプリケーション、または前記端末装置に内蔵されたセンサ装置を使用することによって、前記現在の周期における前記対象地域の前記気象情報を取得するステップであって、前記対象地域が、前記端末装置が現在位置している地域、または前記端末装置によって設定された地域を含む、ステップを実施するようにさらに構成される、請求項12から21のいずれか一項に記載の端末装置。
23. ディスプレイを有する端末装置であって、
    前記端末装置が、ハードウェアを用いて、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアを用いて、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実装し、前記ハードウェア、または前記ソフトウェアが、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法に対応する1つ以上のモジュールを含む、端末装置。
24. 命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令がコンピュータ上で動作させられるとき、前記コンピュータが、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実施することが可能である、コンピュータ可読記憶媒体。
25. 命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作させられるとき、前記コンピュータが、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実施することが可能である、コンピュータプログラム製品。

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