JP2022525796A - Ｂｍｕ部品の損傷防止構造を備えるバッテリーパック - Google Patents

Abstract

本発明は、バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ：Ｂａｔｔｅｒｙ Ｍａｎａｇａｍｅｎｔ Ｕｎｉｔ）の構成部品の損傷を防ぐ構造を備えるバッテリーパックに係り、さらに詳しくは、外部の振動や力により生じる応力がＢＭＵ取付け部に取り付けられたＢＭＵに集中することを緩和し、前記ＢＭＵの組付けを行い易くする他、組み付けられたその位置に安定的に固定してＢＭＵの構成部品の損傷を防止できる構造を備えるバッテリーパックに関する。

Description

本発明は、バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ：Ｂａｔｔｅｒｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｕｎｉｔ）の構成部品の損傷を防ぐ構造を備えるバッテリーパックに関する。

充電可能な二次バッテリーは、スマートフォン、ノート型パソコン、タブレットパソコンなどの小型先端電子機器の分野だけではなく、電気自動車、エネルギー貯蔵システム（ＥＳＳ）に至るまで多種多様な分野において広く用いられている。

この種のバッテリーは、適用されるデバイス内において所望の容量特性を発揮できるように、多数のバッテリーセルがフレーム部材に取り付けられて直列又は並列に接続され、前記バッテリーセルの全体的な動作を制御するＢＭＵ（Ｂａｔｔｅｒｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｕｎｉｔ）を備えるバッテリーパックの形で用いられたりもする。

図１は、従来のバッテリーパックをなすフレーム部材の構造を概略的に示す図である。

図１を参照すると、バッテリーパック１００は、一つのフレーム部材１４０に二つのバッテリーセル１１０、１２０及び一つのＢＭＵ（Ｂａｔｔｅｒｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｕｎｉｔ）１３０が搭載された構造を有する。

前記フレーム部材１４０は、バッテリーセル１１０、１２０及びＢＭＵ１３０の外周辺を全体的に包み込む構造であり、前記フレーム部材１４０の両側にはバッテリーセル１１０、１２０が取り付けられる二つのセル取付け部１４１、１４２がそれぞれ形成されており、セル取付け部１４１、１４２の間にはＢＭＵ１３０が取り付けられるＢＭＵ取付け部１４３が形成されており、セル取付け部１４１、１４２とＢＭＵ取付け部１４３とは隔壁により仕切られている。

このとき、ＢＭＵ取付け部１４３の両隔壁は、その底面と直角をなしながら全体的に一定の高さを持つ構造を有する。したがって、前記ＢＭＵ１３０は、ＢＭＵ取付け部１４３の一方の側から対角線向きに嵌まり込みながらその内部に取り付けられ、前記ＢＭＵ取付け部１４３の両隔壁の一方の終端にそれぞれ配備されているフック（図示せず）により固定される。

ところが、上述したようなＢＭＵ取付け部１４３の両隔壁の構造は、前記フレーム部材１４０に対して外部の力が加えられる場合、前記ＢＭＵ取付け部１４３に取り付けられているＢＭＵ１３０に応力が集中してしまう構造である。これにより、前記フレーム部材１４０にバッテリーセル１１０、１２０及びＢＭＵ１３０を取り付けた状態でその信頼性の検査のために外部の振動を与えるなどの実験を行うとき、その過程においてＢＭＵ１３０の構成部品が損傷、破損されるという問題が生じてしまう

また、ＢＭＵ取付け部１４３に取り付けられたＢＭＵ１３０がフック（図示せず）によってのみ固定される構造であるため、低い固定力により前記実験過程によるＢＭＵ１３０の頻繁な動きやＢＭＵ取付け部１４３からの抜脱などといった状況が生じてしまう。そこで、ＢＭＵ１３０の構成部品が損傷、破損されるという問題が生じる。

韓国特許出願公開第１０－２０１６－０１４２９７５号明細書

本発明は、上述した問題を解決するために案出されたものであって、その目的は、ＢＭＵの構成部品の損傷を防止できる構造を備えるバッテリーパックを提供することにある。

本発明に係るバッテリーパックは、正極端子及び負極端子が一方の側の外周辺から突出した二つ以上のバッテリーセルと、前記バッテリーセルの正極端子及び負極端子に電気的に接続されて、前記バッテリーセルの動作を制御するバッテリー管理ユニット（ＢＭＵ：Ｂａｔｔｅｒｙ Ｍａｎａｇａｍｅｎｔ Ｕｎｉｔ）と、前記バッテリーセル及びＢＭＵがそれぞれ取り付けられるフレーム部材と、を備えてなり、前記フレーム部材は、前記バッテリーセルが取り付けられるセル取付け部と、前記ＢＭＵが取り付けられるＢＭＵ取付け部と、前記セル取付け部とＢＭＵ取付け部とを仕切る隔壁と、を備えることを特徴とする。

ここで、前記セル取付け部は、上面及び下面が開かれた枠状の構造を呈し、前記バッテリーセルを収めるように前記フレーム部材の両端に形成され、前記ＢＭＵ取付け部は、上面が開かれた構造を有し、前記ＢＭＵを挿入して収め、前記セル取付け部同士の間に形成され、前記隔壁は、ＢＭＵ取付け部の底面から互いに異なる高さを有する二つ以上の領域を含むことを特徴とする。

具体的に、前記隔壁は、前記ＢＭＵ取付け部の底面から所定の第１の高さを有するように形成された領域である第１の隔壁と、前記第１の隔壁の上端の一部の領域から所定の第２の高さに見合う分だけ上向きに延設された領域である第２の隔壁と、を備えることを特徴とする。

このとき、前記第２の隔壁は、前記第１の隔壁の上端の両側に所定の間隔をあけて少なくとも二つ以上形成されることを特徴とする。

一方、前記バッテリーパックは、前記ＢＭＵ取付け部に取り付けられるＢＭＵを固定する固定部をさらに備え、前記固定部は、前記第２の隔壁のＢＭＵ取付け部を向く内側壁に形成されることを特徴とする。

具体的に、前記固定部は、前記第２の隔壁からＢＭＵ取付け部の内側の向きに所定の長さに見合う分だけ突設されて、前記ＢＭＵ取付け部に取り付けられたＢＭＵの抜脱を防ぐ突出部と、前記突出部の両側面から第２の隔壁の内側面に向かって曲線状に所定の長さに見合う分だけ延設されて、前記第２の隔壁と突出部との連結を支持する連結支持部と、を備えることを特徴とする。

一方、前記第１の隔壁及び第２の隔壁からなる隔壁は、前記セル取付け部の向きに所定の角度（θ）に見合う分だけ傾いた勾配を有するように形成されることを特徴とする。

一方、前記隔壁は、前記ＢＭＵ取付け部の底面に対して全体的に一定の高さを有するように形成されるが、その下部領域に孔が形成されたことを特徴とする。

ここで、前記孔は、前記隔壁の長手方向に、所定の間隔をあけて少なくとも二つ以上形成されることを特徴とする。

一方、このように構成されるバッテリーパックは、携帯電話、ノート型パソコン、タブレットパソコンなどをはじめとするデバイスに適用可能である。

本発明のバッテリーパックは、ＢＭＵ部品の損傷を防ぐ構造が適用されて、たとえＢＭＵがフレーム部材に取り付けられた状態で外部の振動や力が加えられるとしても、前記構造によりＢＭＵへの応力が分散され、取付け位置に安定的に固定される。

したがって、ＢＭＵの構成部品が損傷されることを効果的に防ぐことができ、さらに、既存の工程に比べてバッテリーパックの生産性を向上させることができる。

従来のバッテリーパックをなすフレーム部材の全体的な構造を概略的に示す図である。 本発明の実施形態に係るバッテリーパックをなすフレーム部材の全体的な構造を概略的に示す図である。 本発明の実施形態に係る隔壁の内側の一部を示す図である。 本発明の実施形態に係る隔壁構造の原理を概略的に示す図である。 本発明の他の実施形態に係る隔壁構造の一部を概略的に示す図である。 一方の隔壁を正面から眺めた状態を概略的に示す図である。 本発明の実施形態に係る固定部を示す図である。

以下では、添付図面に基づいて、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施形態について詳しく説明する。しかしながら、本発明は、種々の異なる形態に具体化可能であり、ここで説明する実施形態に何ら限定されるものではない。なお、図中、本発明について明確に説明するために、説明とは無関係な部分は省略し、明細書の全般に亘って、類似の部分には類似の図面符号を付している。

以下、添付図面に基づいて、本発明について詳しく説明する。

図２は、本発明の実施形態に係るバッテリーパックを概略的に示す図であって、これを参照すると、本発明に係るバッテリーパック２００は、一つのフレーム部材２４０に二つのバッテリーセル２１０、２２０及び一つのＢＭＵ（Ｂａｔｔｅｒｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｕｎｉｔ）２３０が搭載された構造を呈している。

１．バッテリーセル２１０、２２０
本発明に係るバッテリーパック２００は、正極端子及び負極端子が少なくとも一方の側の外周辺から突出した構造を有するバッテリーセルを一つ以上備えていてもよい。バッテリーセル２１０、２２０は、後述するフレーム部材２４０に備配されたセル取付け部２４１、２４２にそれぞれ取り付けられてもよい。

２．ＢＭＵ（Ｂａｔｔｅｒｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｕｎｉｔ）２３０
ＢＭＵ２３０は、前記バッテリーセル２１０、２２０の充／放電、冷却などを制御するための構成部品（図示せず）を備えており、バッテリーセル２１０、２２０の正極端子及び負極端子と電気的に接続されてバッテリーセル２１０、２２０の全体的な動作を制御する公知の構成要素である。

前記ＢＭＵ２３０は、ワイヤー２３１により連結された外部入出力端子２３２がフレーム部材２４０の外周辺から外向きに突出した状態で、後述するフレーム部材２４０のＢＭＵ取付け部２４３に取り付けられてもよい。

３．フレーム部材２４０
フレーム部材２４０は、図２及び図３に示すように、バッテリーセル２１０、２２０及びＢＭＵ２３０の外周辺を全体的に包み込む構造を呈しており、バッテリーセル２１０、２２０の上面及び下面がそれぞれ開かれる構造を呈している。

３．１．セル取付け部２４１、２４２
セル取付け部２４１、２４２は、バッテリーセル２１０、２２０がそれぞれ取り付けられる構成要素である。セル取付け部２４１、２４２は、フレーム部材２４０の両側にそれぞれ形成されており、上面及び下面が開かれた枠状の構造を呈している。そのため、前記セル取付け部２４１、２４２に取り付けられるバッテリーセル２１０、２２０は、その外周辺のみが包み込まれる形状に取り付けられる。

３．２．ＢＭＵ取付け部２４３
ＢＭＵ取付け部２４３は、ＢＭＵ２３０が取り付けられる構成要素である。ＢＭＵ取付け部２４３は、前記セル取付け部２４１、２４２の間に形成され、ＢＭＵ２３０取付け部の底面に対向する面であるＢＭＵ取付け部２４３の上面が開かれた構造を呈している。これにより、その上面からＢＭＵ取付け部２４３の底面の向きにＢＭＵ２３０を取り付けることができる。

３．３．隔壁２４４
隔壁２４４は、前記セル取付け部２４１、２４２とＢＭＵ取付け部２４３とを仕切り、前記ＢＭＵ取付け部２４３に取り付けられるＢＭＵ２３０を安定的に固定し且つ支持する構造を呈している。

＜応力集中緩和構造の実施形態１＞
具体的に、図３は、隔壁の一部を示す図である。図３を参照すると、本発明に係る隔壁２４４は、ＢＭＵ取付け部２４３の底面から所定の第１の高さを有するように形成された領域である第１の隔壁２４４ａ及び前記第１の隔壁２４４ａの上端の一部から所定の第２の高さに見合う分だけ上向きに延設された領域である第２の隔壁２４４ｂからなる構造である。

より分かりやすく説明すると、隔壁２４４は、互いに異なる高さを有する二つの領域からなるものであって、これらの領域をそれぞれ第１の隔壁２４４ａ及び第２の隔壁２４４ｂと区別して称する。

このように、互いに異なる高さを有する第１の隔壁２４４ａ及び第２の隔壁２４４ｂからなる隔壁２４４は、ＢＭＵ取付け部２４３にＢＭＵ２３０が取り付けられた状態で、外部から加えられる振動や力により生じる応力がＢＭＵ２３０に集中することを防ぐことができる。

図４は、本発明に係る隔壁構造の原理を概略的に示す図である。図４（ａ）に示すように、従来の隔壁は、全体的に一定の高さを有するようになっている。したがって、これは、外部の振動や力が加えられる場合、ＢＭＵ取付け部に取り付けられたＢＭＵに応力が集中するため、ＢＭＵの構成部品が損傷されたり破損されたりするという問題を有する。

これを改善するために、図４（ｂ）に示すように、本発明の隔壁は、互いに異なる高さを有する領域である第１の隔壁２４４ａ及び第２の隔壁２４４ｂにより構成する。第１の隔壁２４４ａと第２の隔壁２４４ｂとの高さの差により形成された第２の隔壁２４４ｂの左右の空き領域により、外部の振動や力により生じる応力が分散されてＢＭＵ２３０に集中することを緩和するという効果を発揮することができる。

すなわち、本発明に係る互いに異なる高さを有する第１の隔壁２４４ａ及び第２の隔壁２４４ｂからなる隔壁２４４は、外部の振動や力により生じる応力がＢＭＵ２３０に集中することを緩和する構造となっている。このような構造によりバッテリーパックの信頼性の検査のために外部の振動を与えるなどの実験を行う場合、その過程においてＢＭＵ２３０の構成部品が損傷、破損されるという問題が生じることを低減できるという効果がある。さらに、既存の工程に比べて生産性を向上させるという結果をもたらすことができる。

また、互いに異なる高さを有する第１の隔壁２４４ａ及び第２の隔壁２４４ｂからなる隔壁２４４の構造により、フレーム部材２４０の材質が有する弾性力の特性が効果的に発揮される。これにより、ＢＭＵ取付け部２４３の前面方向にＢＭＵ２３０を取り付けるとき、隔壁２４４が押されながらＢＭＵ２３０が挿入されて取り付けられて、ＢＭＵの取付けをより一層行い易くするという効果もまた奏される。

＜応力集中緩和構造の実施形態２＞
ＢＭＵへの応力の集中を緩和するための他の実施形態として、図５に示すように、隔壁２４４が全体的にその底面から一定の高さを有するように形成されるが、その下部領域に孔２４４ｃが形成された構造が挙げられる。

孔２４４ｃを形成する場合、前記孔２４４ｃが外部の振動や力により生じる応力を分散させて、従来に比べてＢＭＵに応力が集中することが緩和されてＢＭＵの構成部品が損傷、破損されるという問題を低減させることができる。

ここで、隔壁２４４に孔２４４ｃが形成される場合であっても、実施形態１の第２の隔壁２４４ｂのように、前記孔２４４ｃもまた一定の間隔をあけて少なくとも二つ以上形成されてもよい。

一方、上述したように構成される隔壁２４４は、図２に示す矢印の方向に勾配ａを有する形状であって、具体的に、セル取付け部２４１、２４２の向きにそれぞれ所定の角度（θ）に見合う分だけ傾くように形成されてもよい。

図６は、両隔壁のうち一方の隔壁を正面から眺めたときの様子を概略的に示す断面図である。これを参照すると、従来では、点線にて示すように、隔壁がその底面と直角をなしていたのに対し、本発明に係る隔壁２４４は、セル取付け部の向きに所定の角度（θ）に見合う分だけ傾いた構造を呈している。

その理由は、ＢＭＵ２３０の組付けに際して、隔壁２４４を互いに異なる高さを有する第１の隔壁２４４ａ及び第２の隔壁２４４ｂにより構成することにより、例えば、加圧治具を用いて前記ＢＭＵ２３０をＢＭＵ取付け部２４３の前面方向に押し付けて取り付ける方式で組み付けることができる。このとき、本発明のように、隔壁２４４を垂直ではなく、セル取付け部２４１、２４２の向きにそれぞれ所定の角度（θ）に見合う分だけ傾くように形成すると、前記傾いた隔壁２４４がＢＭＵ２３０をＢＭＵ取付け部２４３の前面
に容易に位置付ける機能をする。したがって、ＢＭＵ取付け部２４３へのＢＭＵ２３０の組付け性を向上させるという効果が奏される。

換言すれば、セル取付け部２４１、２４２の向きに所定の角度（θ）に見合う分だけ傾いた隔壁２４４は、ＢＭＵ取付け部２４３へのＢＭＵ２３０の取付け位置の公差を吸収する構造を呈する構造であって、ＢＭＵ２３０の組付け性を向上させるという効果を発揮するのである。

ここで、所定の角度（θ）は、隔壁２４４が上述した機能を効果的に発揮できる範囲内において設定可能である。

一方、第１の隔壁２４４ａから所定の第２の高さに見合う分だけ上向きに延設される第２の隔壁２４４ｂは、一つの隔壁に少なくとも二つ以上が構成されてもよい。ＢＭＵ２３０への応力の集中の緩和効果が最も効果的に発揮できるように、例えば、一定の間隔をあけて二つの第２の隔壁２４４ｂを形成することが好ましい。

すなわち、ＢＭＵ取付け部２４３を基準としたとき、左側方向のセル取付け部２４１とＢＭＵ取付け部２４３とを仕切る隔壁２４４に一定の間隔をあけて二つの第２の隔壁２４４ｂが構成され、右側方向のセル取付け部２４２とＢＭＵ取付け部２４３とを仕切る隔壁２４４にも一定の間隔をあけて二つの第２の隔壁２４４ｂが構成されることが好ましい。

このように、本発明は、隔壁２４４を互いに異なる高さを有する第１の隔壁２４４ａ及び第２の隔壁２４４ｂにより構成し、第２の隔壁２４４ｂを一定の間隔をあけて一方の側あたりに少なくとも二つ以上形成する。また、前記隔壁２４４をセル取付け部２４１、２４２の向きに所定の角度（θ）に見合う分だけ傾いた構造に設計する。このような構造により前記外部の振動や力による応力がＢＭＵに集中することを緩和してＢＭＵの構成部品の破損、損傷を防ぐことができる。なお、ＢＭＵの組付け性を向上させて既存の工程に比べて生産性を向上させるという効果が奏される。

３．４．固定部２４５
固定部２４５は、ＢＭＵ取付け部２４３に取り付けられたＢＭＵ２３０がその位置に安定的に固定できるようにする構成要素であって、図５に示すように、第２の隔壁２４４ｂのＢＭＵ取付け部２４３を向く内側壁に配備されてもよい。

具体的に、図３において固定部を拡大したＡ部分を参照すると、固定部２４５は、前記第２の隔壁２４４ｂからＢＭＵ取付け部２４３の内側の向きに所定の長さに見合う分だけ突設されて、前記ＢＭＵ取付け部２４３に取り付けられたＢＭＵ２３０がその外部に抜脱されないように固定する突出部２４５ａと、前記突出部２４５ａの両側面から第２の隔壁２４４ｂの面に向かって曲線状に所定の長さに見合う分だけ延設されて前記突出部２４５ａが第２の隔壁２４４ｂに安定的に連結できるように支持する連結支持部２４５ｂと、を備える構造を呈していてもよい。

ここで、前記突出部２４５ａの第２の隔壁２４４ｂからＢＭＵ取付け部２４３の内側の向きに突出する長さＬは、ＢＭＵ取付け部２４３に取り付けられたＢＭＵ２３０をその位置に安定的に固定できる度合いを考慮して設定可能である。例えば、０.５ｍｍに設定されてもよい。

また、前記連結支持部２４５ｂが突出部２４５ａの両側面から第２の隔壁２４４ｂの面の向きに延びる曲線状の長さＲは、前記突出部２４５ａを第２の隔壁２４４ｂに安定的に固定できる度合いを考慮して設定可能である。例えば、０.５ｍｍに設定可能である。

図７（ｂ）に示すように、従来の固定部の構造を示す図７（ａ）とは異なり、突出部２４５ａの両側面には連結支持部２４５ｂをさらに構成して、突出部２４５ａが第２の隔壁２４４ｂにより一層安定的に連結されるようにして突出部２４５ａの剛性を強化させることができる。したがって、突出部２４５ａは、ＢＭＵ２３０をＢＭＵ取付け部２４３に固定する機能をさらに効果的に発揮することができる。

一方、本発明の技術的思想は、前記実施形態に基づいて具体的に記述されたが、前記実施形態はその説明のためのものであり、その制限のためのものではないということに留意すべきである。なお、本発明の技術分野における当業者であれば、本発明の技術思想の範囲内において種々の実施形態が実施可能であるということが理解できる筈である。

１００、２００：バッテリーパック
１１０、１２０、２１０、２２０：バッテリーセル
１３０、２３０：ＢＭＵ
２３１：ワイヤー
２３２：外部入出力端子
１４０、２４０：フレーム部材
１４１、１４２、２４１、２４２：セル取付け部
１４３、２４３：ＢＭＵ取付け部
２４４：隔壁
２４４ａ：第１の隔壁
２４４ｂ：第２の隔壁
２４４ｃ：孔
２４５：固定部
２４５ａ：突出部
２４５ｂ：連結支持部

Claims (10)

1. 正極端子及び負極端子が一方の側の外周辺から突出した二つ以上のバッテリーセルと、
   前記バッテリーセルの正極端子及び負極端子に電気的に接続されて、前記バッテリーセルの動作を制御するバッテリー管理ユニット（ＢＭＵ：Ｂａｔｔｅｒｙ Ｍａｎａｇａｍｅｎｔ Ｕｎｉｔ）と、
   前記バッテリーセル及びバッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）がそれぞれ取り付けられるフレーム部材と、
   を備え、
   前記フレーム部材は、
   前記バッテリーセルが取り付けられるセル取付け部と、
   前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）が取り付けられるバッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）取付け部と、
   前記セル取付け部と前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）取付け部とを仕切る隔壁と、
   を備えることを特徴とするバッテリーパック。
2. 前記セル取付け部は、
   上面及び下面が開かれた枠状の構造を呈し、前記バッテリーセルを収めるように前記フレーム部材の両端に形成され、
   前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）取付け部は、
   上面が開かれた構造を有し、前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）を挿入して収め、前記セル取付け部同士の間に形成され、
   前記隔壁は、前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）取付け部の底面から互いに異なる高さを有する二つ以上の領域を含むことを特徴とする請求項１に記載のバッテリーパック。
3. 前記隔壁は、
   前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）取付け部の底面から所定の第１の高さを有するように形成された領域である第１の隔壁と、
   前記第１の隔壁の上端の一部の領域から所定の第２の高さに見合う分だけ上向きに延設された領域である第２の隔壁と、
   を備えることを特徴とする請求項２に記載のバッテリーパック。
4. 前記第２の隔壁は、前記第１の隔壁の上端の両側に所定の間隔をあけて少なくとも二つ以上形成されることを特徴とする請求項３に記載のバッテリーパック。
5. 前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）取付け部に取り付けられる前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）を固定する固定部をさらに備え、
   前記固定部は、前記第２の隔壁の前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）取付け部を向く内側壁に形成されていることを特徴とする請求項３に記載のバッテリーパック。
6. 前記固定部は、
   前記第２の隔壁から前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）取付け部の内側の向きに所定の長さに見合う分だけ突設されて、前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）取付け部に取り付けられた前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）の抜脱を防ぐ突出部と、
   前記突出部の両側面から前記第２の隔壁の内側面に向かって曲線状に所定の長さに見合う分だけ延設されて、前記第２の隔壁と前記突出部との連結を支持する連結支持部と、
   を備えることを特徴とする請求項５に記載のバッテリーパック。
7. 前記第１の隔壁及び前記第２の隔壁からなる隔壁は、
   前記セル取付け部の向きに所定の角度（θ）に見合う分だけ傾いた勾配を有するように形成されていることを特徴とする請求項３に記載のバッテリーパック。
8. 前記隔壁は、
   前記バッテリー管理ユニット（ＢＭＵ）取付け部の底面に対して全体的に一定の高さを有するように形成されているが、その下部領域に孔が形成されていることを特徴とする請求項１に記載のバッテリーパック。
9. 前記孔は、
   前記隔壁の長手方向に、所定の間隔をあけて少なくとも二つ以上形成されていることを特徴とする請求項８に記載のバッテリーパック。
10. 請求項１から９のいずれか一項に記載のバッテリーパックを備えるデバイス。

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