JP2022524678A - ガレクチンのα-D-ガラクトシド阻害剤 - Google Patents

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Abstract

本発明は、一般式(1)の化合物に関する。式(1)の化合物は、哺乳動物、例えばヒトにおけるガレクチン、例えばガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法に使用するのに適している。さらに、本発明は、哺乳動物、例えばヒトにおけるガレクチン、例えばガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法に関する。

Description

本発明は、新規な化合物、医薬品としての、ならびに哺乳動物の炎症;線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん;自己免疫疾患;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生;眼疾患;アテローム性動脈硬化症;代謝性疾患;喘息および他の間質性肺疾患;および肝障害を治療するための医薬品を製造するための前記化合物の使用に関する。本発明はまた、前記新規な化合物を含む医薬組成物に関する。
ガレクチンは、特徴的な炭水化物認識ドメイン(CRD)を有するタンパク質である(Lefflerら、2004)。これは、約130アミノ酸(約15kDa)のしっかりと折り畳まれたβサンドイッチであり、1)β-ガラクトース結合部位、および2)その大部分(約6残基)がβ-ガラクトース結合部位を構成する、約7アミノ酸の配列モチーフの十分な類似性という2つの明確な特徴を有する。しかしながら、β-ガラクトース部位に隣接する部位が、天然糖類の密な結合に必要であり、これらの異なる選択性(prefernce)が、ガレクチンに天然糖類に対するきめ細かな異なる特異性を与える。
ヒト、マウスおよびラットのゲノム配列の近年の完成により、1つの哺乳動物ゲノム中に約15個のガレクチンおよびガレクチン様タンパク質があり、種間でわずかな変動を有することが明らかになった(Lefflerら、2004)。
ガレクチンサブユニットは、単一ペプチド鎖内に1つまたは2つのCRDを含有することができる。第1のカテゴリーであるモノCRDガレクチンは、脊椎動物において単量体または二量体(2つのタイプ)として存在し得る。ずば抜けて最もよく研究されているガレクチンは、二量体ガレクチン-1、および溶液中でモノマーであるが、リガンドと遭遇すると凝集して多量体になり得るガレクチン-3である(Lepurら、2012)。これらは最初に発見されたガレクチンであり、多くの組織に豊富である。
現在、PubMedにはガレクチンに関する5700を超える刊行物があり、大部分は、上述のように、ガレクチン-1(1400超)およびガレクチン-3(2800超)に関するものである。強力な証拠が、例えば炎症およびがん、ならびに発達におけるガレクチンの役割を示唆している(Blidnerら、2015、Ebrahimら、2014)。
ガレクチンは、遊離リボソーム上でシグナルペプチドなしでサイトゾルタンパク質として合成される。そのN末端がアセチル化(サイトゾルタンパク質の典型的な修飾)されており、ガレクチンは長期間サイトゾルに存在する(分泌タンパク質に典型的ではない)。そこから、ガレクチンは、まだ知られていないが、おそらく例えばIL-1の輸送と同様に、核、特定のサイトゾル部位に標的化され得るか、または非古典的(非ER-ゴルジ)経路によって分泌され得る(誘導または構成的に)(Lefflerら、2004;Arthurら、2015)。ガレクチンはまた、これら全てのコンパートメントで機能することができる;ガレクチン-3については、十分に評価されている学術雑誌に公開された動かぬ証拠が、核におけるRNAスプライシング、サイトゾルにおけるアポトーシスの阻害、破壊された小胞の周りの蓄積、繊毛の微小管形成中心との会合、ならびに細胞シグナル伝達および接着に対する様々な細胞外効果における役割を裏付けている(Elolaら、2015、Funasakaら、2014、Aitsら、2015、Clareら、2014)。他のガレクチンもまた、ある特定の細胞においてアポトーシスを増強し、細胞周期および分化を調節することによってサイトゾルで作用し得る。ほとんどのガレクチンはまた、糖タンパク質(例えば、ラミニン、インテグリンおよびIgE受容体)を架橋して、おそらく超分子秩序アレイ(Elolaら、2015)を形成することによって細胞外で作用し、それによって細胞接着を調節し、細胞内シグナルを誘導し得る。これに関連して、近年、同様に糖タンパク質受容体の細胞内輸送および細胞表面提示に影響を及ぼす、膜内のマイクロドメイン(格子)の形成を含むこれらのガレクチン機能の分子機序の出現が分かっている(Elolaら、2015)。これは、細胞培養物、ヌル変異マウス、およびガレクチンまたはガレクチン阻害剤で処置した動物において実証されている。
ガレクチン-3阻害剤の潜在的な治療的使用
ガレクチン-3は多様な現象に関与しており、したがって、阻害剤は複数の用途を有し得る(Blanchardら、2014)。これを特異性の欠如または科学的焦点の欠如として認識することは容易である。したがって、アスピリンおよびシクロオキシゲナーゼ(COX-IおよびCOX-II)との類似性が有用である。COXは、多種多様なプロスタグランジンの前駆体を産生し、したがって、多様な生物学的機序に関与している。それらの阻害剤であるアスピリンおよび他のNSAID(非ステロイド系抗炎症薬)もまた、広範で多様な効果を有する。これにもかかわらず、これらの阻害剤は医学的に非常に有用であり、いくつかの異なる特定の有用性を有する。
したがって、ガレクチンが、COXのように、(まだ知られていないが)何らかの基本的な生物学的調節機序の一部である場合、これらが様々な状況で様々な目的のために「自然に使用される」可能性が高い。ガレクチン阻害剤は、NSAIDのように、系全体を壊滅させるのではなく、バランスを少し傾けることが期待される。
炎症の阻害
ガレクチン-3の炎症促進性の役割は、炎症部位の細胞におけるその誘導、免疫細胞に対する様々な効果(例えば、好中球における酸化バーストおよび単球における走化性)、ならびにヌル変異マウスの主に好中球およびマクロファージにおける炎症反応の減少によって示される(Blidnerら、2015、Arthurら、2015)。重要なことに、最近の研究により、ガレクチン-3が、線維症の発症に影響を及ぼすマクロファージM2分化および筋線維芽細胞活性化における重要な律速因子として同定されている(Mackinnonら、2008;Mackinnonら、2012、Liら、2014)。
炎症は、侵入する生物および組織損傷に対する身体の防御反応である。しかしながら、炎症は、均衡がとれていない場合、しばしば破壊的でもあり、多くの疾患の病態の一部として発生する。このため、炎症の薬理学的調節に大きな医学的関心がある。ガレクチン-3阻害剤は、これ対処し得る手段に重要な追加を提供すると予想される。
線維症関連状態の治療
線維症におけるガレクチン-3の可能な役割の考えは、マクロファージ分化に関する細胞およびエキソビボ研究(Mackinnonら、2008)、ならびにマクロファージ分化および筋線維芽細胞活性化に関するインビボ研究(Mackinnonら、2012)から来ている。簡潔には、仮説は以下の通りである:ガレクチン-3は、細胞表面滞留を延長し、したがってある特定の受容体(Elolaら、2015)、例えばTGF-β受容体(MacKinnon、2012)の応答性を高め、これが次にM2マクロファージへの代替マクロファージ分化および筋線維芽細胞活性化を調節することが示されている。
したがって、ガレクチン-3は、TGF-βシグナル伝達および代替マクロファージ分化および筋線維芽細胞活性化の内因性エンハンサーであるための優れた候補であるため、ガレクチン-3阻害剤は、線維症および有害な組織リモデリングの治療に非常に有用となり得る。
がんの治療
多数の免疫組織化学的研究により、がんにおけるある特定のガレクチンの発現の変化が示されており(Thijssenら、2015;Ebrahimら、2014)、例えば、ガレクチン-3は現在、甲状腺がんの確立された組織化学的マーカーである。がんにおけるガレクチン-3の役割についての直接的な証拠は、主にマウスモデルから来ている。対になった腫瘍細胞株(ガレクチン-3の発現の減少または増加を伴う)では、ガレクチン-3の誘導はより多くの腫瘍および転移を与え、ガレクチン-3の抑制はより少ない腫瘍および転移を与える。ガレクチン-3は、抗アポトーシス性であることによって腫瘍増殖を増強する、血管新生を促進する、または細胞接着に影響を及ぼすことによって転移を促進することが提示されている。さらに、近年の証拠は、ガレクチン-3が腫瘍微小環境において重要な役割を果たすことを示している(Ruvolo、2015)。ガレクチン-3はまた、腫瘍細胞とTリンパ球(T細胞)などの免疫細胞との間の相互作用を調節すると考えられており、ガレクチン-3の阻害がT細胞活性を回復させることが示されている(Demotteら、2010、Kouoら、2015、Meneroら、2015)。上記から、ガレクチン-3の阻害剤が有益な抗がん効果を有し得ることが明らかである。実際、特許請求されているがガレクチン-3を阻害することが証明されていない糖類が、抗がん効果を有することが報告されている。本発明者ら自身の研究では、CRDを含有するガレクチン-3の断片が、ドミナントネガティブ阻害剤として作用することによってマウスモデルにおいて乳がんを阻害した(Johnら、2003)。より最近になって、小分子によるガレクチン-3の阻害が、細胞アッセイおよびエキソビボにおいて、放射線および標準的なアポトーシス促進性薬物に対する腫瘍細胞感受性を実際に大いに増強することが実証された(Blanchardら、2015)。
他のガレクチンも、低分化がん細胞で頻繁に過剰発現される、または特定のがん型で誘導される(Thijssenら、2015;Ebrahimら、2014)。ガレクチン-1は、活性化T細胞においてアポトーシスを誘導し、インビボで自己免疫疾患に対して顕著な免疫抑制効果を有する(Blidnerら、2015)。したがって、がんにおけるこれらのガレクチンの過剰発現は、腫瘍が宿主によって引き起こされるT細胞応答から自身を防御するのを助ける可能性がある。
ガレクチン-1、-3、-7および-9のヌル変異マウスが確立されており、これらは健康であり、動物飼育条件で明らかに正常に繁殖する。しかしながら、さらなる研究により、主に免疫細胞の機能(Blidnerら、2015)において、さらには、他の細胞型(Viguierら、2014)においても、様々な種類の曝露下での微妙な表現型が明らかになった。発現部位、特異性および他の特性の違いにより、異なるガレクチンが機能的に互いに取って代わることができる可能性は低くなる。ヌル変異マウスにおける知見は、ガレクチンが、正常な動物飼育条件で観察され得るように、基本的な生命維持機能に必須ではないことを示しているだろう。代わりに、ガレクチンは、正常な機能の最適化因子(optimizer)であり得る、および/または動物飼育条件では見られないストレス条件において必須であり得る。ヌル変異マウスにおける強い効果の欠如は、ガレクチン阻害剤を薬物としてより有利にし得る。ガレクチン活性が、上で示唆されたように、病的状態に寄与するが、正常状態にはあまり寄与しないのであれば、ガレクチンの阻害には望ましくない副作用がほとんどないことになる。
血管新生の治療
VEGF受容体-2(VEGFR-2)を介した血管内皮増殖因子(VEGF)シグナル伝達は、主要な血管新生経路である。ガレクチン-1(Gal-1)とガレクチン-3(Gal-3)の両方がVEGF/VEGFR-2シグナル伝達経路の重要なモジュレーターであることを実証する研究が公開されている(Crociら、2014)。ガレクチン阻害剤であるTDXが病理学的血管新生に対する有効性を有すると予想されることも公開されている(Chen、2012)。
公知の阻害剤
天然リガンド
固相結合アッセイおよび阻害アッセイにより、ガレクチンに結合する能力を有するいくつかの糖類および複合糖質が同定されている(Leffler、2001およびLefflerら、2004により概説)。全てのガレクチンは、0.5~1mMのKでラクトースに結合する。D-ガラクトースの親和性は50~100倍低い。N-アセチルラクトサミンおよび関連する二糖は、ラクトースと同じくらい結合するが、ある特定のガレクチンについては、より悪いまたは最大で10倍良く結合することができる。ガレクチン-3に最良な小糖類リガンドは、ラクトースまたはLacNAc残基に結合した血液型A決定因子を有するものであり、ラクトースよりも最大で約50倍良く結合することが分かった。ガレクチン-1は、これらの糖類に対する選好を示さない。
ポリラクトサミン型のより大きな糖類が、ガレクチンの好ましいリガンドとして提案されている。溶液中で、ポリラクトサミンを有する糖ペプチドを使用すると、ガレクチン-3についてはこの証拠があったが、ガレクチン-1についてはなかった(LefflerおよびBarondes、1986)。改変植物ペクチン多糖類が、ガレクチン-3に結合することが報告されている(Pientaら、1995)。
ガレクチン-3リガンドとして同定されている上記の天然糖類は、胃内での酸性加水分解および酵素分解を受けやすいため、医薬組成物中の活性成分としての使用に適していない。さらに、天然糖類は本質的に親水性であり、経口投与後に消化管から容易に吸収されない。
ガレクチン特異性
上記の小天然糖類による阻害を使用したガレクチン特異性の研究は、全てのガレクチンがラクトース、LacNAcおよび関連する二糖に結合するが、ガレクチン-3がある特定のより長い糖類にはるかに良く結合することを示した(LefflerおよびBarondes、1986)。これらのより長い糖類は、伸長した結合溝に結合したガラクトース(例えば、ラクトースまたはLacNAc中)のC-3位に追加の糖残基が付加されていることを特徴としていた。この溝の形状はガレクチン間で異なり、同じ伸長が異なるガレクチンによって等しく結合されないことを示唆している。
合成阻害剤
抗がん活性を有するアミノ酸に結合した糖類は、最初に血清中の天然化合物として同定されたが、その後、合成類似体が調製された(Glinskyら、1996)。これらのうち、ラクトースまたはガラクトースがアミノ酸に結合しているものは、ガレクチンを阻害するが、対応する非誘導体化糖とほぼ同じ効力しか有さない。ガレクチン-3を阻害する化学修飾型のシトラスペクチン(PlattおよびRaz、1992)は、インビボで抗腫瘍活性を示す(Pientaら、1995;Nangia-Makkerら、2002)。
最大4つのラクトース部分を有するクラスター分子は、ガレクチン-3に結合する場合、強い多価効果を示したが、ガレクチン-1およびガレクチン-5では示さなかった(Vrasidasら、2003)。7つのガラクトース、ラクトース、またはN-アセチルラクトサミン残基を有するシクロデキストリン系糖クラスター(glycocluster)も、ガレクチン-3に対して強い多価効果を示したが、ガレクチン-1および-7に対してはそれほどではなかった(Andreら、2004)。ラクトース残基で多価にされたスターバースト型デンドリマー(Andreら、1999)および糖ポリマー(Pohlら、1999;Davidら、2004)は、ラクトースと比較してわずかに改善された効力を有するガレクチン-3阻害剤として記載されている。ガレクチン-3リガンドとして同定された前記合成化合物は、本質的に親水性であり、経口投与後に消化管から容易に吸収されないため、医薬組成物中の活性成分としての使用に適していない。
上記の天然オリゴ糖、糖クラスター、糖デンドリマーおよび糖ポリマーは、極性が高すぎ、大きすぎて吸収されず、場合によっては患者に免疫応答を生じさせるのに十分に大きい。さらに、これらは、胃内での酸性加水分解および酵素加水分解を受けやすい。したがって、合成小分子が必要とされている。
チオジガラクトシドは、合成で加水分解的に安定であるが極性の阻害剤であり、N-アセチルラクトサミンとほぼ同程度に効率的であることが知られている(LefflerおよびBarondes、1986)。C-3’に芳香族アミドまたは置換ベンジルエーテルを有するN-アセチルラクトサミン誘導体は、ガレクチン-3の非常に効率的な阻害剤であることが実証されており、4.8μMという前例のない低いIC50値を有し、これは天然N-アセチルラクトサミン二糖と比較して20倍の改善である(Sormeら、2002;Sormeら、2003b)。これらの誘導体は、芳香族アミド部分の存在により、全体的に極性が低く、したがって、インビボでガレクチンを阻害するための薬剤としてより適している。さらに、C3-トリアゾリルガラクトシドは、いくつかのガレクチンの対応するC3-アミドと同様に強力な阻害剤であることが実証されている。したがって、任意の適切に構造化されたガラクトースC3置換基は、増強されたガレクチン親和性を付与することができる。
しかしながら、C3-アミド-およびC3-トリアゾリル-誘導体化化合物は、ガラクトースおよびN-アセチルラクトサミン糖部分にグリコシド結合が存在するため、依然としてインビボで加水分解を受けやすく、ガレクチン-3の強力な小分子阻害剤であるが、さらに改善された親和性および安定性が望ましい。したがって、O-グリコシド加水分解的および酵素的不安定結合を欠く、チオジガラクトシドの3,3’-ジアミド-または3,3’-ジトリアゾリル誘導体化に基づく阻害剤が開発されている(Cumpsteyら、2005b;Cumpsteyら、2008;Salamehら、2010;国際公開第2005/113569号パンフレットおよび米国特許出願公開第2007185041号明細書;国際公開第2005/113568号パンフレット、米国特許第7,638,623号明細書、T.Delaine、2016、ChemBioChem 10.1002/cbic.201600285)。これらの阻害剤はまた、いくつかのガレクチンに対する優れた親和性を示した(低nM範囲のKdまで)。それにもかかわらず、3,3’-誘導体化チオジガラクトシドは、ガレクチンに対する高い親和性を示すが、3-N-誘導体化ガラクトース構成要素に到達するための二重反転反応を含むそれらの多段階合成における欠点を依然として含む。さらに、チオジガラクトシド中の1つのガラクトース環のシクロヘキサン置換は、ガラクトース環を模倣し、したがってジアミド-およびジトリアゾリル-チオジガラクトシド誘導体の効率に近い効率のガレクチン-1および-3阻害剤を提供することが証明されている(国際公開第2010/126435号パンフレット)。D-ガラクトピラノース単位を置換シクロヘキサンで置換すると、極性が低下し、おそらく代謝感受性も低下し、したがって薬物様特性が改善される。
いくつかの前に記載された化合物は、以下の一般式を有する
国際公開第2005/113568号パンフレットに記載される
Figure 2022524678000001

および
国際公開第2005/113569号パンフレットに記載される
Figure 2022524678000002

(式中、RはD-ガラクトースであり得る)。
最近公開された米国特許出願公開第20140099319号明細書、国際公開第2014067986号パンフレットおよび(T.Delaine、2016、ChemBioChem 10.1002/cbic.201600285)には、
トリアゾール環に対して両フェニル環上のメタ位にフッ素(F)を有する、式
Figure 2022524678000003

の化合物が開示されている。この化合物は、肺線維症の有望な薬物候補であることが示されており、特に高親和性でガレクチン-3に対して非常に選択的である。
ガレクチン-3および1に対する親和性を示す一連の小さなC1またはC1およびC3置換ガラクトピラノシドが開示されている。β-D-ガラクトピラノシドは、ラクトースと同じ範囲またはそれ未満の親和性を有すると報告されており、ガレクチン-3に対して約91μM、ガレクチン-1に対して190μMのKdを有する。(Giguere,Dら、2011、2008、2006)。
Figure 2022524678000004
ラクトースよりも良好なガレクチン-3またはガレクチン-1に対する親和性を有する、対応するα-アノマーについては、開示も言及もされていない。
本発明の化合物は、予想外にもガレクチン-3に対する非常に高い親和性を示し、新規な強力な薬物候補と考えられる新規なα-D-ガラクトピラノース化合物である。これらの化合物のいくつかは、例えば、経口投与のための非常に良好なPK特性、例えば、低いクリアランスおよび高いバイオアベイラビリティを有する。さらに、式(1)の化合物などのガラクトシド2-OHへの直鎖および/または鎖状アルキルなどの小さなアルキル置換基の導入は、高い取り込みと組み合わせて流出を低くする、または全くなくする。
広範な態様では、本発明は、式(1)のD-ガラクトピラノース化合物
Figure 2022524678000005

(式中、
ピラノース環はα-D-ガラクトピラノースであり、
は、
Figure 2022524678000006

から選択され、
Hetは、場合によりBr;F;Cl;I;CN;NR1920(式中、R19およびR20は、H、C1~3アルキル、シクロプロピル、イソプロピル、-C(=O)-R21から独立に選択され、R21は、HおよびC1~3アルキルから選択される);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;および場合によりFで置換されたSC1~3アルキルから選択される基で置換された5員または6員複素芳香環から選択され;
~Rは、H、CN、NH、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたSCHおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択され;
は、場合によりハロゲンで置換されたC1~6アルキル、分岐C3~6アルキルおよびC3~7シクロアルキルから選択され;
は、場合によりBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換された5員または6員複素芳香環、ならびに場合によりBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換されたフェニルから選択され;
~R12は、H、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択され;
13は、場合によりH、OH、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換された5員もしくは6員複素芳香環、または場合によりH、OH、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換されたアリール、例えばフェニルもしくはナフチルであり;
は、S、SO、SO、O、C=OおよびCRから選択され、RおよびRは、水素、OHまたはハロゲンから独立に選択され;
27は、C1~6アルキル、分岐C3~6アルキル、C1~6アルコキシおよび分岐C3~6アルコキシから選択され;
は、a)CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR14-CONH-(式中、R14はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換された5員もしくは6員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルもしくは分岐C3~6アルキル;または場合によりCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR15-CONH-(式中、R15はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換されたフェニルで置換されたC1~6アルキル;b)ハロゲン;CN;-COOH;-CONR2223(式中、R22およびR23は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR22およびR23は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR2829(式中、R28およびR29は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;およびR16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチル;c)ハロゲン、CN、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR17-CONH-(式中、R17はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換されたC5~7シクロアルキル;ならびにd)ハロゲン;スピロ複素環、例えばN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;CN;-COOH;-CONR2425(式中、R24およびR25は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR24およびR25は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR3031(式中、R30およびR31は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;R18-CONH-(式中、R18はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される);場合によりCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR71-CONH-(式中、R71はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換されたピリミジニル;場合によりCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR72-CONH-(式中、R72はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換されたピリジニル;場合によりCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR73-CONH-(式中、R73はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換されたテトラヒドロピリジニル;場合によりCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR74-CONH-(式中、R74はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換されたピロリニル;場合によりCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR75-CONH-(式中、R75はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換されたオキサゾリル;場合によりCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR76-CONH-(式中、R76はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換されたチアゾリル;およびC2~4アルキニルから選択される基で置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル;e)C1~6アルキルまたは分岐C3~6アルキルから選択され;
50は、a)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR51、NR5253およびCONH(式中、R51は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR54-CONH-(式中、R54はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R52は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR55-CONH-(式中、R55はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R53は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR56-CONH-(式中、R56はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で置換されたC1~6アルキル、b)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR57、NR5859およびCONH(式中、R57は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR60-CONH-(式中、R60はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R58は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR61-CONH-(式中、R61はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R59は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR62-CONH-(式中、R62はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で置換された分岐C3~6アルキル、ならびにc)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR63、NR6465およびCONH(式中、R63は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR66-CONH-(式中、R66はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R64は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR67-CONH-(式中、R67はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R65は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR68-CONH-(式中、R68はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で置換された環状C3~6アルキルからなる群から選択される)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に関する。
一実施形態では、本発明は、式(1)のD-ガラクトピラノース化合物
Figure 2022524678000007

(式中、
ピラノース環はα-D-ガラクトピラノースであり、
は、
Figure 2022524678000008

から選択され、
Hetは、場合によりBr;F;Cl;I;CN;NR1920(式中、R19およびR20は、H、C1~3アルキル、シクロプロピル、イソプロピル、-C(=O)-R21(式中、R21はHおよびC1~3アルキルから選択される)から独立に選択される);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;および場合によりFで置換されたSC1~3アルキルから選択される基で置換された5員または6員複素芳香環から選択され;
~Rは、H、CN、NH、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたSCHおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択され;
は、場合によりハロゲンで置換されたC1~6アルキル、分岐C3~6アルキルおよびC3~7シクロアルキルから選択され;
は、場合によりBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換された5員または6員複素芳香環、ならびに場合によりBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換されたフェニルから選択され;
~R12は、H、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択され;
13は、場合によりH、OH、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換された5員もしくは6員複素芳香環、または場合によりH、OH、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換されたアリール、例えばフェニルもしくはナフチルであり;
は、S、SO、SO、O、C=OおよびCR(式中、RおよびRは、水素、OHまたはハロゲンから独立に選択される)から選択され;
27は、C1~6アルキル、分岐C3~6アルキル、C1~6アルコキシおよび分岐C3~6アルコキシから選択され;
は、a)CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR14-CONH-(式中、R14はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換された5員もしくは6員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルもしくは分岐C3~6アルキル;または場合によりCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR15-CONH-(式中、R15はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換された、フェニルで置換されたC1~6アルキル;b)ハロゲン;CN;-COOH;-CONR2223(式中、R22およびR23は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR22およびR23は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR2829(式中、R28およびR29は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;およびR16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチル;c)ハロゲン、CN、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR17-CONH-(式中、R17はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたC5~7シクロアルキル;ならびにd)ハロゲン;スピロ複素環、例えばN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;CN;-COOH;-CONR2425(式中、R24およびR25は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR3031(式中、R30およびR31は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;およびR18-CONH-(式中、R18はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル;e)C1~6アルキルまたは分岐C3~6アルキルから選択され;
50は、a)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR51、NR5253およびCONH(式中、R51は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR54-CONH-(式中、R54はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R52は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR55-CONH-(式中、R55はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R53は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR56-CONH-(式中、R56はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換されたC1~6アルキル、b)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR57、NR5859およびCONH(式中、R57は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR60-CONH-(式中、R60はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R58は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR61-CONH-(式中、R61はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R59は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR62-CONH-(式中、R62はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された分岐C3~6アルキル、ならびにc)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR63、NR6465およびCONH(式中、R63は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR66-CONH-(式中、R66はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R64は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR67-CONH-(式中、R67はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R65は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR68-CONH-(式中、R68はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された環状C3~6アルキルからなる群から選択される)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に関する。
本発明の一実施形態では、A1は式2から選択され、R~Rは、H、Cl、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択される。
本発明の別の実施形態では、A1は式2から選択され、RおよびRはHから選択され、R~RはFから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式2から選択され、RおよびRはHから選択され、R~Rは1つまたは複数のH、F、Clおよびメチル、例えば3F、1F、1Hおよび1つのメチル、2Fおよび1Cl、2Fおよび1つのメチルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式2から選択され、RおよびRはFであり、R、RおよびRはHである、またはRおよびRはFであり、R、RおよびRはHである、またはRはFであり、R、R~RはHである、またはRおよびRはFであり、RはOCHであり、RおよびRはHである。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式2から選択され、R~RはHおよびFから独立に選択され、但し、R~Rの少なくとも1つはFである。好ましくは、R~Rの1~5つ、例えば3つまたは5つはFから独立に選択される。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式2から選択され、RおよびRはHから選択され、R~RはF、Clおよびメチルからなる群の1つまたは複数から独立に選択される。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式2から選択され、R、RおよびRはHから選択され、R~RはF、Clおよびメチルからなる群の1つまたは2つから独立に選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、A1は式3から選択され、Hetは、場合によりBr、FおよびClから選択される基で置換された6員複素芳香環から選択される。典型的には、Hetは、F、例えば3Fで置換されたピリジニルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式3から選択され、Hetは、場合によりH、CN、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCHおよび場合によりFで置換されたSCHから選択される基で置換されたピリジニル;または場合によりH、CN、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCHおよび場合によりFで置換されたSCHから選択される基で置換されたピリミジルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式4から選択され、RはC1~6アルキルおよび分岐C3~6アルキルから選択される。典型的には、RはC1~6アルキル、例えばCH、CHCH、CHCHCHおよびイソプロピル、例えばCHまたはイソプロピルである。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式4から選択され、Rは、ハロゲン、例えば1つ、2つまたは3つのFで置換されたC1~6アルキル、例えばCHCFから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、A1は式5から選択され、Rは、場合によりBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換されたフェニルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式5から選択され、Rは、Clで置換されたフェニルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、Aは式6から選択され、R~R12は、HおよびFから独立に選択される。典型的には、R~R12は全てHである、またはR10~R11はFであり、R、RおよびR12はHである。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式7から選択され、R13は、場合によりFから選択される基で置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチルである。典型的には、R13は、場合により1つ、2つまたは3つのFで置換されたフェニルである。
本発明のさらなる実施形態では、A1は式8から選択され、R27は、C1~6アルキル、分岐C3~6アルキル、C1~6アルコキシおよび分岐C3~6アルコキシから選択される。典型的には、R27はC1~6アルキルおよびC1~6アルコキシから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、X1は、S、SO、SOおよびOから選択される。好ましくは、Xは、S、SOおよびSOから選択される。さらなる実施形態では、X1は、SおよびSO、例えばSから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、場合によりBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換されたフェニルで置換されたC1~6アルキルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、フェニルで置換されたC1~6アルキル、例えばベンジルまたはCH-CH-フェニルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、Clから選択される基で置換されたフェニルで置換されたC1~6アルキル、例えば1つもしくは2つのClで置換されたベンジル、または1つのClで置換された-CH-CH-フェニルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1はC1~6アルキルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、場合によりハロゲン(例えば、Cl、F、Br、I)、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OH、およびR16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される1つまたは複数の置換基で置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、場合によりI、COOHおよびCONHから選択される1つまたは複数の置換基で置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、場合によりNR2829(式中、R28およびR29は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される)から選択される1つまたは複数の置換基で置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、場合によりCNから選択される1つまたは複数の置換基で置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、場合によりCl;Br;CN;-CONR2223(式中、R22およびR23は、HおよびC1~3アルキルから独立に選択される、またはR22およびR23は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る)から選択される基で置換されたアリールから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は非置換フェニルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は非置換ナフチルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、Cl、F、Br、CN、メチル、OH、CF3、OCHCH、OCH、OCF、R16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキル、例えばメチルから選択される)から選択される1つ、2つまたは3つの置換基で置換されたフェニルから選択される。例えば、Cl、F、Br、CNから選択される2つの置換基で置換されたフェニル。例えば、Cl、FおよびCNから選択される3つの置換基で置換されたフェニル。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、Cl、F、Br、I、CN、メチル、OH、CF3、OCHCH、OCH、OCF、COOH、CONHおよびR16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキル、例えばメチルから選択される)から選択される1つ、2つまたは3つの置換基で置換されたフェニルから選択される。例えば、I、COOHおよびCONHから選択される1つの置換基で置換されたフェニル。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、Cl、Br、CN、-CONR2223(式中、R22およびR23は、HおよびC1~3アルキルから独立に選択される、またはR22およびR23は窒素と一緒になって、ヘテロシクロブチルまたはヘテロシクロヘキシルを形成し得る)から選択される1つ、2つまたは3つの置換基で置換されたフェニルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、場合によりハロゲン(例えば、Cl、F、Br、I);場合によりFで置換されたメチル;場合によりFで置換されたOCH;場合によりFで置換されたOCHCH;CONH;OH;NR3031(式中、R30およびR31は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);およびR18-CONH-(式中、R18はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される1つまたは複数の置換基で置換された複素環、例えばへテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、場合によりハロゲン(例えば、Cl、F、Br、I);場合によりFで置換されたメチル;場合によりFで置換されたOCH;場合によりFで置換されたOCHCH;OH;およびR18-CONH-(式中、R18はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される1つまたは複数の置換基で置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、場合によりCONH;OH;Cl;Br;およびCFから選択される1つまたは複数の置換基で置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、場合によりCNから選択される1つまたは複数の置換基で置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、場合によりCONH;OH;CN;Cl;Br;およびCFから選択される1~3つの置換基で置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は非置換ピリジニルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、Cl、Br、メチル、CF、OCH、N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、OH、NH、CONH、-CONR2425(式中、R24およびR25は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る)、CN、エチニル、ピリミジニル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピロリジニル、オキサゾリル、チアゾリルから独立に選択される基で置換されたピリジニルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、Cl、Br、CFおよびCNから選択される1~3つ、例えば2つの置換基で置換されたピリジニルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、CONHおよびOHから選択される1~3つ、例えば1つまたは2つの置換基で置換されたピリジニルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、NR3031(式中、R30およびR31は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される)から選択される1~3つ、例えば1つの置換基で置換されたピリジニルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、Cl、OH、OCHおよびCNから選択される1~3つ、例えば2つの置換基で置換されたピリダジニルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、ハロゲン、例えばClから選択される1~3つ、例えば1つの置換基で置換されたチオフェニルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1は、場合によりハロゲン(例えば、Cl、F、Br、I)、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OH、およびR17-CONH-(式中、R17はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される1つまたは複数の置換基で置換されたC5~7シクロアルキルから選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、場合によりハロゲンから選択される1つまたは複数の置換基で置換されたシクロヘキシルである。
本発明のさらなる実施形態では、B1はシクロヘキシルである。
本発明のなおさらなる実施形態では、B1は、ハロゲン、例えば2Fから選択される1つまたは2つの置換基で置換されたシクロヘキシルである。
本発明のさらなる実施形態では、R50は、a)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR51、NR5253およびCONH(式中、R51は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR54-CONH-(式中、R54はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R52は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR55-CONH-(式中、R55はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R53は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR56-CONH-(式中、R56はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換されたC1~6アルキル、b)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR57、NR5859およびCONH(式中、R57は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR60-CONH-(式中、R60はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R58は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR61-CONH-(式中、R61はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R59は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR62-CONH-(式中、R62はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された分岐C3~6アルキルからなる群から選択される。
本発明のなおさらなる実施形態では、R50は、a)ハロゲン、NR5253(式中、R52およびR53は、HおよびC1~4アルキル、例えばメチルからなる群から独立に選択される)、およびOR51(式中、R51はHおよびメチルからなる群から選択される)からなる群の少なくとも1つで場合により置換されたC1~4アルキル、またはb)ハロゲン、OR57(式中、R57はHおよびメチルからなる群から選択される)からなる群の少なくとも1つで場合により置換された分岐C3~4アルキルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、化合物は以下からなる群から選択される:
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-ブロモ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-ブロモ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-(1,1,1-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロパ-3-イル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-ピペリジニル-カルボニル)-5-クロロ-フェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-トリフルオロメチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-デオキシ-2-O-トリフルオロメチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチル-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-フェニル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-2,2,2-トリフルオロエチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロ-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロ-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-(2-フルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-[2-(メチルアミノ)エチル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(2-ヒドロキシエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(3-ピロリン-3-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2,5-ビス(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(6-フルオロ-5-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-6-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、および
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド;またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
本発明のなおさらなる実施形態では、化合物は以下からなる群から選択される:
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノ-6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、および
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド;またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
さらなる態様では、本発明は、医薬品として使用するための式(1)の化合物に関する。
なおさらなる態様では、本発明は、前記請求項のいずれか一項の化合物と、場合により薬学的に許容される添加剤、例えば担体および/または賦形剤とを含む医薬組成物に関する。
さらなる態様では、本発明は、ヒトなどの哺乳動物におけるガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法に使用するための本発明の式(1)の化合物に関する。さらなる実施形態では、障害は、炎症;線維症、例えば肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症、ならびに皮膚および心臓の線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば癌腫、肉腫、白血病およびリンパ腫、例えばT細胞リンパ腫;転移がん;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えば、がんに関連する血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝性疾患、例えば糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;拡張期HF;喘息およびヘルマンスキー・パドラック症候群、中皮腫を含む他の間質性肺疾患;肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患からなる群から選択される。
なおさらなる態様では、本発明は、哺乳動物、例えばヒトにおけるガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法であって、治療上有効量の少なくとも1種の本発明の式(1)の化合物を、前記治療を必要とする哺乳動物に投与する方法に関する。本発明のさらなる実施形態では、障害は、炎症;線維症、例えば肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症、ならびに皮膚および心臓の線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば癌腫、肉腫、白血病およびリンパ腫、例えばT細胞リンパ腫;転移がん;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えば、がんに関連する血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝性疾患、例えば糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;拡張期HF;喘息およびヘルマンスキー・パドラック症候群、中皮腫を含む他の間質性肺疾患;肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患からなる群から選択される。
本発明の別の態様は、本発明の式(1)の化合物を、式(1)の化合物と異なる治療活性化合物(「異なる治療活性化合物」と互換的)と共に投与することを含む併用療法に関する。一実施形態では、本発明は、哺乳動物におけるガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害の治療に使用するための、式(1)の化合物と、異なる治療活性化合物との組合せに関する。このような障害を以下に開示する。
本発明の一実施形態では、治療上有効量の少なくとも1種の本発明の式(1)の化合物を、異なる治療活性化合物と組み合わせて、それを必要とする哺乳動物に投与する。さらなる実施形態では、式(1)の化合物と、異なる治療活性化合物との前記組合せは、炎症;線維症、例えば肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症、ならびに皮膚および心臓の線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば癌腫、肉腫、白血病およびリンパ腫、例えばT細胞リンパ腫;転移がん;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えば、がんに関連する血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝性疾患、例えば糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;拡張期HF;喘息およびヘルマンスキー・パドラック症候群、中皮腫を含む他の間質性肺疾患;肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患からなる群から選択される障害を患っている哺乳動物に投与される。
異なる治療活性化合物と組み合わせた式(1)の化合物の投与によって治療、管理および/または予防され得るがんの例として挙げられるがんの非限定的な群は、結腸癌、乳がん、膵臓がん、卵巣がん、前立腺がん、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨原性肉腫、脊索腫、血管肉腫、内皮肉腫、リンパ管肉腫(lymphangeosarcoma)、リンパ管内皮肉腫(lymphangeoendothelia sarcoma)、滑膜腫、中皮腫、ユーイング肉腫、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌、脂腺癌、乳頭癌、乳頭腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原性癌、腎細胞癌、ヘパトーマ、胆管癌、絨毛癌、セミノーマ、胚性癌腫、ウィルムス腫瘍、子宮頸がん、精巣腫瘍、肺癌、小細胞肺癌、膀胱癌、上皮癌、神経膠芽腫、神経腫、頭蓋咽頭腫、シュワン腫、神経膠腫、星状細胞腫、髄芽細胞腫、頭蓋咽頭腫、上衣腫、松果体腫、血管芽腫、聴神経腫、乏突起膠腫、髄膜腫、黒色腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、白血病およびリンパ腫、急性リンパ性白血病および急性骨髄球性真性赤血球増加症、多発性骨髄腫、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、および重鎖病、急性非リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、直腸がん、泌尿器がん、子宮がん、口腔がん、皮膚がん、胃がん、脳腫瘍、肝臓がん、喉頭がん、食道がん、乳腺腫瘍、小児期ヌル急性リンパ性白血病(ALL)、胸腺ALL、B細胞ALL、急性骨髄性白血病、骨髄単球性白血病、急性巨核球性白血病、バーキットリンパ腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、およびT細胞白血病、小および大非小細胞肺癌、急性顆粒球性白血病、生殖細胞腫瘍、子宮内膜がん、胃がん、頭頸部がん、慢性リンパ性白血病、有毛細胞白血病および甲状腺がんから選択される。
本発明のいくつかの態様では、少なくとも1種の本発明の式(1)の化合物および少なくとも1種のさらなる治療薬の投与は、治療相乗効果を示す。本発明の方法のいくつかの態様では、少なくとも1種の本発明の式(1)の化合物とさらなる治療薬の両方を投与した後に観察される治療に対する応答の測定値は、少なくとも1種の本発明の式(1)の化合物またはさらなる治療薬のいずれかを単独で投与した後に観察される治療に対する応答の同じ測定値よりも改善される。
本発明のさらなる態様は、本発明の式(1)の化合物を、式(1)の化合物と異なる抗線維化化合物と共に、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む併用療法に関する。さらなる実施形態では、このような抗線維化化合物は、抗線維化化合物の以下の非限定的な群から選択され得る:ピルフェニドン、ニンテダニブ、シンツズマブ(GS-6624、AB0024)、BG00011(STX100)、PRM-151、PRM-167、PEG-FGF21、BMS-986020、FG-3019、MN-001、IW001、SAR156597、GSK2126458、PAT-1251およびPBI-4050。
本発明のなおさらなる態様は、式(1)の化合物を、化学療法もしくは放射線療法、または免疫刺激物質による治療、遺伝子療法、抗体による治療および樹状細胞を使用する治療などのさらなる従来のがん治療と組み合わせて、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む併用療法に関する。
一実施形態では、式(1)の化合物は、抗新生物化学療法剤から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と共に投与される。さらなる実施形態では、抗新生物化学療法剤は、全トランス型レチノイン酸、アクチミド、アザシチジン、アザチオプリン、ブレオマイシン、カルボプラチン、カペシタビン、シスプラチン、クロラムブシル、シクロホスファミド、シタラビン、ダウノルビシン、ドセタキセル、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、エピルビシン、エトポシド、フルダラビン、フルオロウラシル、ゲムシタビン、ヒドロキシウレア、イダルビシン、イリノテカン、レナリドマイド、ロイコボリン、メクロレタミン、メルファラン、メルカプトプリン、メトトレキサート、ミトキサントロン、オキサリプラチン、パクリタキセル、ペメトレキセド、レブリミド、テモゾロミド、テニポシド、チオグアニン、バルルビシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシンおよびビノレルビンから選択される。一実施形態では、本薬剤の組合せに使用するための化学療法剤は、それ自体、異なる化学療法剤の組合せであってもよい。適切な組合せとしては、FOLFOXおよびIFLが挙げられる。FOLFOXは、5-フルオロウラシル(5-FU)、ロイコボリンおよびオキサリプラチンを含む組合せである。IFL治療には、イリノテカン、5-FUおよびロイコボリンが含まれる。
本発明のさらなる実施形態では、さらなる従来のがん治療は放射線療法を含む。いくつかの実施形態では、放射線療法は、腫瘍に送達される局所放射線療法を含む。いくつかの実施形態では、放射線療法は全身照射を含む。
本発明の他の実施形態では、さらなるがん治療は、免疫刺激物質、例えばサイトカインおよび抗体の群から選択される。このようなサイトカインは、以下からなる群から選択され得るが、これらに限定されない:GM-CSF、I型IFN、インターロイキン21、インターロイキン2、インターロイキン12およびインターロイキン15。抗体は、好ましくは、免疫刺激抗体、例えば抗CD40抗体または抗CTLA-4抗体である。免疫刺激物質はまた、免疫抑制性細胞(例えば制御性T細胞)または因子を枯渇させることができる物質であり得、前記物質は、例えば、E3ユビキチンリガーゼであり得る。E3ユビキチンリガーゼ(HECT、RINGおよびUボックスタンパク質)は、免疫細胞機能の重要な分子調節因子として現れ、それぞれ、タンパク質分解破壊のための特異的阻害分子を標的とすることによって感染中の免疫応答の調節に関与し得る。いくつかのHECTおよびRING E3タンパク質はまた、現在、免疫自己寛容の誘導および維持にも関連付けられている:c-Cbl、Cbl-b、GRAIL、ItchおよびNedd4はそれぞれ、T細胞増殖因子の産生および増殖を負に調節する。
本発明のいくつかの実施形態では、式(1)の化合物は、チェックポイント阻害剤から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と共に投与される。本発明のいくつかの実施形態では、チェックポイント阻害剤は、以下の非限定的な標的群の1つまたは複数に作用している:CEACAM1、ガレクチン-9、TIM3、CD80、CTLA4、PD-1、PD-L1、HVEM、BTLA、CD160、VISTA、B7-H4、B7-2、CD155、CD226、TIGIT、CD96、LAG3、GITF、OX40、CD137、CD40、IDOおよびTDO。これらは公知の標的であり、これらの標的のいくつかはMeleroら、Nature Reviews Cancer(2015)に記載されている。式(1)の化合物と共に投与されるチェックポイント阻害剤の例は、抗PD-1:ニボルマブ、ペンブロリズマブ、セミプリマブ、抗PD-L1:アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブおよび1つの抗CTLA-4:イピリムマブである。これらのチェックポイント阻害剤の各々を、式(1)の化合物のいずれか1つと組み合わせて実施形態の主題とすることができる。
本発明のいくつかの実施形態では、式(1)の化合物は、インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO)の阻害剤から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と共に投与される。
本発明のいくつかの実施形態では、式(1)の化合物は、CTLA4経路の1種または複数の阻害剤から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と共に投与される。いくつかの実施形態では、CTLA4経路の阻害剤は、CTLA4に対する1種または複数の抗体から選択される。
本発明のいくつかの実施形態では、式(1)の化合物は、PD-1/PD-L経路の1種または複数の阻害剤から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と共に投与される。いくつかの実施形態では、PD-1/PD-L経路の1種または複数の阻害剤は、PD-1、PD-L1および/またはPD-L2に対する1種または複数の抗体から選択される。
なおさらなる態様では、本発明は、式1の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa1~a3)を含むステップを含む方法に関する:
Figure 2022524678000009

a1)保護基を使用して構造Iの化合物を保護して、
式IIの化合物(式中、4位および6位のOHはYおよびYで示される保護基によって保護されている)を形成するステップ。一例は、Iをp-トルエンスルホン酸などの酸の存在下でベンズアルデヒドジメチルアセタールと反応させて、式IIの化合物(式中、YおよびYはベンジリデンとして定義される)を得ることであり得る。
a2)式IIの化合物を、塩基の存在下でR50-L(式中、Lはハロゲン化物またはスルホナートなどの脱離基である)と反応させて、式IIIの化合物を得るステップ。一例は、式IIの化合物をNaHの存在下でヨウ化メチルと反応させることであり得る。
a3)式IIIの化合物を、保護基を除去する化学物質と反応させて、式1の化合物を得るステップ。一例は、式IIIの化合物(式中、Y1およびY2はベンジリデン(bensylidene)である)をトリフルオロ酢酸などの酸と反応させて式(1)の化合物を得る場合であり得る。
式(1)の本化合物は、特にピラノース環がα-D-ガラクトピラノースであること、およびC2炭素に、その位置の極性を低下させる可能性を有する、場合により置換されたアルコキシが結合していることにおいて、先行技術の化合物とは異なる。極性の低下は、一般に、良好な取り込みと相関する。αアノマーおよびβアノマーは非常に異なる異性体であり、両方のアノマーの同じまたは類似の活性を予想することが当業者に自明であるとは決して考えられないことを強調することが重要である。結果として、αアノマーおよびβアノマーは一般に同じ活性を有さず、これが当業者に一般的な知識である。一般に、式(1)の化合物は、対応するβ-アノマーと比較して、ガレクチン-3親和性に関して10倍超優れていると考えられる。
広範な態様では、本発明は、式(1)のD-ガラクトピラノース化合物
Figure 2022524678000010

(式中、
ピラノース環はα-D-ガラクトピラノースであり、
は、
Figure 2022524678000011

から選択され、
Hetは、Br;F;Cl;I;CN;NR1920(式中、R19およびR20は、H、C1~3アルキル、シクロプロピル、イソプロピル、-C(=O)-R21から独立に選択され、R21は、HおよびC1~3アルキルから選択される);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;および場合によりFで置換されたSC1~3アルキルから選択される基で場合により置換された5員または6員複素芳香環から選択され;
~Rは、H、CN、NH、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたSCHおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択され;
は、場合によりハロゲンで置換されたC1~6アルキル、分岐C3~6アルキルおよびC3~7シクロアルキルから選択され;
は、Br、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で場合により置換された5員または6員複素芳香環、ならびにBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択され;
~R12は、H、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択され;
13は、H、OH、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で場合により置換された5員もしくは6員複素芳香環、またはH、OH、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で場合により置換されたアリール、例えばフェニルもしくはナフチルであり;
は、S、SO、SO、O、C=OおよびCRから選択され、RおよびRは、水素、OHまたはハロゲンから独立に選択され;
27は、C1~6アルキル、分岐C3~6アルキル、C1~6アルコキシおよび分岐C3~6アルコキシから選択され;
は、a)CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR14-CONH-(式中、R14はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換された、5員もしくは6員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルもしくは分岐C3~6アルキル;またはCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR15-CONH-(式中、R15はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換された、フェニルで置換されたC1~6アルキル;b)ハロゲン;CN;-COOH;-CONR2223(式中、R22およびR23は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR22およびR23は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR2829(式中、R28およびR29は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;およびR16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチル;c)ハロゲン、CN、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR17-CONH-(式中、R17はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたC5~7シクロアルキル;ならびにd)ハロゲン;CN;-COOH;-CONR2425(式中、R24およびR25は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR3031(式中、R30およびR31は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;およびR18-CONH-(式中、R18はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル;e)C1~6アルキルまたは分岐C3~6アルキルから選択され;
50は、a)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR51、NR5253およびCONH(式中、R51は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR54-CONH-(式中、R54はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R52は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR55-CONH-(式中、R55はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R53は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR56-CONH-(式中、R56はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換されたC1~6アルキル、b)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR57、NR5859およびCONH(式中、R57は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR60-CONH-(式中、R60はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R58は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR61-CONH-(式中、R61はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R59は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR62-CONH-(式中、R62はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された分岐C3~6アルキル、ならびにc)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR63、NR6465およびCONH(式中、R63は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR66-CONH-(式中、R66はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R64は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR67-CONH-(式中、R67はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R65は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR68-CONH-(式中、R68はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された環状C3~6アルキルからなる群から選択される)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に関する。
一実施形態では、A1は式2から選択され、R~Rは、H、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択される。さらなる実施形態では、A1は式2から選択され、RおよびRはHから選択され、R~RはFから選択される、またはR~Rは全てFである、またはRおよびRはFであり、R、RおよびRはHである、またはRおよびRはFであり、R、RおよびRはHである、またはRはFであり、R、R~RはHである、またはRおよびRはFであり、RはOCHであり、RおよびRはHである。さらなる実施形態では、A1は式2から選択され、RおよびRはHであり、R~Rは、メチル、ClおよびFから独立に選択される、例えばRおよびRはFであり、Rはメチルである、またはRおよびRはFであり、RはClである。さらなる実施形態では、A1は式2から選択され、R、RおよびRはHであり、RおよびRは、メチル、FおよびClから独立に選択される、例えばRはFであり、RはClである、またはRはFであり、Rはメチルである、またはRはメチルであり、RはClである。
別の実施形態では、A1は式3から選択され、Hetは、CN、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCHおよび場合によりFで置換されたSCHから選択される基で場合により置換された6員複素芳香環から選択される。さらなる実施形態では、A1は式3から選択され、Hetは、CN、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCHおよび場合によりFで置換されたSCHから選択される基で場合により置換されたピリジニルから選択される。さらなる実施形態では、A1は式3から選択され、Hetは、F、Clおよびメチルから独立に選択される基で置換されたピリジニル、例えばF、Clおよびメチルから選択される2つの基で置換されたピリジニルから選択される。なおさらなる実施形態では、A1は式3から選択され、Hetは、CN、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCHおよび場合によりFで置換されたSCHから選択される基で場合により置換されたピリミジルから選択される。
なおさらなる実施形態では、X1は、S、SO、SOおよびO、例えばS、SOおよびSO、好ましくはSから選択される。
さらなる実施形態では、B1は、ハロゲン;CN;場合によりFで置換されたメチル;場合によりFで置換されたOCH;場合によりFで置換されたOCHCH;OH;CONH;NR3031(式中、R30およびR31は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);およびR18-CONH-(式中、R18はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換された複素環、例えばへテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される。好ましい実施形態では、B1は、Cl、Br、CF、OCH、OH、NH、CONHおよびCNから選択される基で場合により置換されたピリジニルから選択される。一例では、B1は、CFおよびCHから独立に選択される基、例えば1つのCFおよび1つのCHで置換されたピリジニルから選択される。別の例では、B1は、CFおよびCNから独立に選択される基、例えば1つのCFおよび1つのCNで置換されたピリジニルから選択される。より好ましい実施形態では、B1は、ハロゲン、例えばBrまたはCl、特に1つのBrまたは1つのClで置換されたピリジニルである。好ましい実施形態では、B1は、アルキニル、例えばC2~4アルキニル、好ましくは1つのエチニルで置換されたピリジニルである。本発明のさらなる実施形態では、B1は、Cl、CNおよびN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニルから独立に選択される基、例えば1つのCl、1つのCNおよび1つのN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニルで置換されたピリジニルから選択される。別の実施形態では、B1は、1つのClおよび1つのCNから選択される2つの基で置換されたピリジニルから選択される。本発明のさらなる実施形態では、B1は、メチルおよびCNから独立に選択される基、例えば1つのメチルおよび1つのCNで置換されたピリジニルから選択される。別の実施形態では、B1は、1つのBrおよび1つのCNから選択される2つの基で置換されたピリジニルから選択される。なおさらなる実施形態では、B1は、Cl、ピリミジニル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピロリジニル、オキサゾリルおよびチアゾリルから独立に選択される基、例えばCl、ピリミジニル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピロリジニル、オキサゾリルおよびチアゾリルから独立に選択される2つの置換基で置換されたピリジニルから選択される;典型的には、一方の置換基はClであり、他方はピリミジニル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピロリジニル、オキサゾリルおよびチアゾリルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、1つまたは2つのチアゾリル、例えば2つのチアゾリルで置換されたピリジニルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、Cl、Brおよび-CONR2425(式中、R24およびR25は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する)から独立に選択される基で置換されたピリジニルから選択される。なおさらなる実施形態では、B1は、Cl、Brおよび-CONR2425(式中、R24およびR25は窒素と一緒になって、ヘテロシクロブチルを形成する)から独立に選択される2つの基で置換されたピリジニルから選択される。典型的には、B1は、1つのClおよび1つの-CONR2425(式中、R24およびR25は窒素と一緒になって、ヘテロシクロブチルを形成する)から選択される2つの基で置換されたピリジニルから選択される、またはB1は、1つのBrおよび1つの-CONR2425(式中、R24およびR25は窒素と一緒になって、ヘテロシクロブチルを形成する)から選択される2つの基で置換されたピリジニルから選択される。好ましい実施形態では、B1は、CNおよびC2~4アルキニルから独立に選択される基、例えば1つのCNおよび1つのエチニルで置換されたピリジニルである。本発明のさらなる実施形態では、B1は、CN、例えば1つのCNで置換されたピリジニルから選択される。
さらなる実施形態では、B1は、ハロゲンから独立に選択される基、例えばCl、典型的には2つのClで置換されたフェニルから選択される。なおさらなる実施形態では、B1は、ハロゲンおよび-CONR2223(式中、R22およびR23は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR22およびR23は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る)から独立に選択される基で置換されたフェニル、例えばCl、Brおよび-CONR2223(式中、R22およびR23は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキル、例えばへテロシクロブチルまたはヘテロシクロヘキシルを形成し得る)から独立に選択される基で置換されたフェニルから選択される。典型的には、B1は、1つのClおよび1つのヘテロシクロアルキル、例えばヘテロシクロブチルもしくはヘテロシクロヘキシルで置換されたフェニルから選択される、またはB1は、1つのBrおよび1つのヘテロシクロアルキル、例えばヘテロシクロブチルもしくはヘテロシクロヘキシルで置換されたフェニルから選択される。
さらなる実施形態では、R50は、ハロゲンおよびOR51(式中、R51は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR54-CONH-(式中、R54はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)からなる群の少なくとも1つで場合により置換されたC1~4アルキルまたは分岐C3~6アルキルから選択される。一実施形態では、R50は、分岐C3~6アルキル、例えばイソプロピルから選択される。
なおさらなる実施形態では、R50は、C1~4アルキル、ハロゲンおよびOR51(式中、R51は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR54-CONH-(式中、R54はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)からなる群の少なくとも1つで置換されたC1~4アルキルから選択される。一実施形態では、R50は、C1~4アルキル、例えばメチルまたはエチルから選択される。別の実施形態では、R50は、ハロゲン、NR5253(式中、R52およびR53は、Hおよびメチルからなる群から独立に選択される)、およびOHからなる群の少なくとも1つ、例えば3Fおよび1つのOHで置換されたC1~4アルキルから選択される。なおさらなる実施形態では、R50は、ハロゲン、例えば1つのFで置換されたC1~4アルキル、例えばエチルから選択される。さらなる実施形態では、R50は、OH、例えば1つのOHで置換されたC1~4アルキル、例えばエチルから選択される。なおさらなる実施形態では、R50は、NH、NHCHまたはN(CH、例えばNHCHで置換されたC1~4アルキル、例えばエチルから選択される。さらなる実施形態では、R50は、ハロゲン、例えばFで置換されたC1~4アルキル、例えばメチルから選択される。
さらなる実施形態では、式(1)の化合物は以下からなる群から選択される:
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-ブロモ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-ブロモ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-(1,1,1-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロパ-3-イル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-ピペリジニル-カルボニル)-5-クロロ-フェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-トリフルオロメチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-デオキシ-2-O-トリフルオロメチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチル-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-フェニル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-2,2,2-トリフルオロエチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロ-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロ-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-(2-フルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-[2-(メチルアミノ)エチル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(2-ヒドロキシエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(3-ピロリン-3-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2,5-ビス(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(6-フルオロ-5-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-6-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、および
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド;またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。典型的には、式(1)の化合物は以下からなる群から選択される:
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-ブロモ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-ブロモ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-(1,1,1-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロパ-3-イル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-ピペリジニル-カルボニル)-5-クロロ-フェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-トリフルオロメチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-デオキシ-2-O-トリフルオロメチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチル-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-フェニル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-2,2,2-トリフルオロエチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロ-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロ-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-(2-フルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-[2-(メチルアミノ)エチル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(2-ヒドロキシエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(3-ピロリン-3-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2,5-ビス(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(6-フルオロ-5-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-6-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノ-6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、および
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド。
さらなる実施形態では、A1は式(2)から選択され、R~Rは、H、CN、NH、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択される。さらなる実施形態では、Rは、H、CN、NH、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCH、例えばH、CN、NH、F、メチル、CF、OCHおよびOCFから選択される。さらなる実施形態では、RはHおよびFから選択される。さらなる実施形態では、Rは、H、CN、NH、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCH、例えばH、CN、NH、F、メチル、CF、OCHおよびOCFから選択される。さらなる実施形態では、RはFから選択される。さらなる実施形態では、Rは、H、CN、NH、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCH、例えばH、CN、NH、F、メチル、CF、OCHおよびOCFから選択される。さらなる実施形態では、RはH、OCHおよびFから選択される。さらなる実施形態では、Rは、H、CN、NH、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCH、例えばH、CN、NH、F、メチル、CF、OCHおよびOCFから選択される。さらなる実施形態では、RはHおよびFから選択される。さらなる実施形態では、Rは、H、CN、NH、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCH、例えばH、CN、NH、F、メチル、CF、OCHおよびOCFから選択される。さらなる実施形態では、RはHおよびFから選択される。
別の実施形態では、A1は式(3)から選択され、Hetは、場合によりBr;F;Cl;CN;NR1920(式中、R19およびR20は、H、C1~3アルキル、シクロプロピル、イソプロピル、-C(=O)-R21(式中、R21はHおよびC1~3アルキルから選択される)から独立に選択される);場合によりFで置換されたメチル;および場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換された5員または6員複素芳香環から選択される。さらなる実施形態では、Aは式(3)から選択され、Hetは、場合によりBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換された5員または6員複素芳香環から選択される。さらなる実施形態では、Hetは5員複素芳香環から選択される。さらなる実施形態では、Hetは、Br、F、Cl、メチル、CF、OCHおよびOCFから選択される基で置換された5員複素芳香環から選択される。
さらなる実施形態では、Hetは6員複素芳香環から選択される。
さらなる実施形態では、Hetは、Br、F、Cl、メチル、CF、OCHおよびOCFから選択される基で置換された6員複素芳香環から選択される。さらなる実施形態では、Hetは、Br、FおよびClから選択される基で置換された6員複素芳香環から選択される。
さらなる実施形態では、Hetは、場合によりBr、F、Cl、メチル、CF、OCHおよびOCFから選択される基で置換されたピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジル、オキサゾイル、チアゾイル、チアジアゾリル(thiadiazoly)、オキサジアゾイル、チオフェニルおよびイミダゾリルから選択される。さらなる実施形態では、Hetは、Br、FおよびClから選択される基で置換されたピリジニルから選択される。さらなる実施形態では、Hetは、Fから選択される基、例えば1つ、2つまたは3つのF、典型的には3Fで置換されたピリジニルから選択される。
さらなる実施形態では、A1は式(4)から選択され、RはC1~6アルキル、分岐C3~6アルキルおよびC3~7シクロアルキルから選択される。一実施形態では、Rは、C1~6アルキル、例えばメチルまたはエチルである。別の実施形態では、Rは、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
さらなる実施形態では、A1は式(4)から選択され、Rはハロゲンで置換されたC1~6アルキルから選択される。さらなる実施形態では、Rは、1つ、2つまたは3つのハロゲン、例えば1つ、2つまたは3つのFで置換されたC1~3アルキル、例えばCHCFである。
さらなる実施形態では、A1は式(5)から選択され、Rは、場合によりBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換された5員または6員複素芳香環、ならびに場合によりBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換されたフェニルから選択される。さらなる実施形態では、Rは5員複素芳香環から選択される。さらなる実施形態では、Rは、Br、F、Cl、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される基で置換された5員複素芳香環から選択される。さらなる実施形態では、Rは6員複素芳香環から選択される。さらなる実施形態では、Rは、Br、F、Cl、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される基、例えばBr、F、Cl、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される1つ、2つまたは3つで置換された6員複素芳香環から選択される。さらなる実施形態では、Rはフェニルから選択される。さらなる実施形態では、Rは、Br、F、Cl、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される基、例えばBr、F、Cl、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される1つ、2つまたは3つで置換されたフェニルから選択される。さらなる実施形態では、Rは、Clから選択される基で置換されたフェニルから選択される。
さらなる実施形態では、A1は式(6)から選択され、R~R12は、H、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択される。さらなる実施形態では、R~R12は、HおよびFから独立に選択される。さらなる実施形態では、R~R12はHである。さらなる実施形態では、R~R12は、HおよびFから独立に選択され、但し、R~R12の少なくとも2つはFである。さらなる実施形態では、R10~R11はFであり、R、RおよびR12はHである。さらなる実施形態では、Rは、H、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCH、例えばH、F、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される。さらなる実施形態では、Rは、H、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCH、例えばH、F、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される。さらなる実施形態では、R10は、H、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCH、例えばH、F、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される。さらなる実施形態では、R11は、H、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCH、例えばH、F、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される。さらなる実施形態では、R12は、H、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCH、例えばH、F、メチル、CF、OCFおよびOCH、典型的にはHまたはメチルから選択される。
さらなる実施形態では、A1は式(7)から選択され、R13は、場合によりH、OH、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換された5員もしくは6員複素芳香環、または場合によりH、OH、F、場合によりフッ素(F)で置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で置換されたアリール、例えばフェニルもしくはナフチルである。一実施形態では、R13は5員複素芳香環である。別の実施形態では、R13は、H、OH、F、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される基、例えばOH、F、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される1つ、2つまたは3つで置換された5員複素芳香環である。一実施形態では、R13は6員複素芳香環である。一実施形態では、R13は、H、OH、F、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される基、例えばOH、F、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される1つ、2つまたは3つで置換された6員複素芳香環である。さらなる実施形態では、R13はフェニルまたはナフチルである。さらなる実施形態では、R13は、H、OH、F、CF、OCFおよびOCHから選択される基、例えばOH、F、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される1つ、2つまたは3つで置換されたフェニルである。さらなる実施形態では、R13は、Fから選択される基、例えば1つ、2つまたは3つのFで置換されたフェニルである。さらなる実施形態では、R13は、H、OH、F、CF、OCFおよびOCHから選択される基、例えばOH、F、メチル、CF、OCFおよびOCHから選択される1つ、2つまたは3つで置換されたナフチルである。
さらなる実施形態では、A1は式(8)から選択され、R27は、C1~6アルキル、分岐C3~6アルキル、C1~6アルコキシおよび分岐C3~6アルコキシから選択される。さらなる実施形態では、R27は、C1~6アルキル、例えばC1~4アルキル、例えばメチル、エチル、プロピルから選択される。さらなる実施形態では、R27は、C1~6アルコキシ、例えばC1~4アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシから選択される。
なおさらなる実施形態では、X1は、S、SO、SO、O、C=OおよびCR(式中、RおよびRは、水素、OHまたはハロゲン(例えば、F、Cl、Br)から独立に選択される)から選択される。さらなる実施形態では、X1はSから選択される。さらなる実施形態では、X1はSOから選択される。さらなる実施形態では、X1はSOから選択される。さらなる実施形態では、X1はOから選択される。さらなる実施形態では、X1はC=Oから選択される。さらなる実施形態では、X1はCR(式中、RおよびRは、水素、OH、F、ClおよびBrから独立に選択される)、例えばCH、CHF、CHCl、CHBr、CHOH、CF、CClおよびCBrから選択される。
なおさらなる実施形態では、B1は、場合によりハロゲン(例えば、Cl、F、Br、I)、CN、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR14-CONH-(式中、R14はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換された5員または6員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルまたは分岐C3~6アルキルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、5員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、5員複素芳香環で置換された分岐C3~6アルキルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、CN、Cl、F、Br、I、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR14-CONH-(式中、R14はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換された5員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、CN、Cl、F、Br、I、メチル、CF、OCH、OCF、OCHCH、OCFCF、OHおよびR14-CONH-(式中、R14はメチルから選択される)から選択される置換基で置換された5員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、CN、Cl、F、Br、I、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR14-CONH-(式中、R14はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で置換された5員複素芳香環で置換された分岐C3~6アルキルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、CN、Cl、F、Br、I、メチル、CF、OCH、OCF、OCHCH、OCFCF、OHおよびR14-CONH-(式中、R14はメチルから選択される)から選択される置換基、例えば1つ、2つまたは3つで置換された5員複素芳香環で置換された分岐C3~6アルキルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、フェニルで置換されたC1~6アルキル、例えばベンジルまたはCHCH-フェニルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、CN、Cl、F、Br、I、メチル、CF、OCH、OCF、OCHCH、OCFCF、OHおよびR15-CONH-(式中、R15はメチルから選択される)から選択される置換基、例えば1つ、2つまたは3つで置換されたフェニルで置換されたC1~6アルキルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、Cl、F、Br、メチル、CF、OCH、OCFから選択される基で置換されたフェニル、例えば1つもしくは2つのClで置換されたベンジル、または1つのClで置換されたCHCH-フェニルで置換されたC1~6アルキルから選択される。なおさらなる実施形態では、B1はフェニルから選択される。さらなる実施形態では、B1はナフチルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、NR2829(式中、R28およびR29は、HおよびC1~3アルキルから独立に選択される)から選択される基で置換されたナフチルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、NR2829(式中、R28およびR29は、HおよびCHから独立に選択される)から選択される基で置換されたナフチルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、NR2829(式中、R28およびR29はCHから選択される)から選択される基で置換されたナフチルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、Cl、F、Br、I、メチル、CF、OCH、OCF、OCHCH、OCFCF、OHおよびR16-CONH-(式中、R16はメチルから選択される)から選択される基、例えば1つ、2つまたは3つで置換されたフェニルから選択される。なおさらなる実施形態では、B1は、Cl、F、Br、I、CN、メチル、CF、OCH、OCF、OCHCH、OCFCF、OHおよびR16-CONH-(式中、R16はメチルから選択される)から選択される基、例えば1つ、2つまたは3つで置換されたフェニルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、COOHおよびCONHから選択される基、例えば1つ、2つまたは3つで置換されたフェニルから選択される。なおさらなる実施形態では、B1は、Cl、F、Br、I、メチル、CF、OCH、OCF、OCHCH、OCFCF、OHおよびR16-CONH-(式中、R16はメチルから選択される)から選択される基、例えば1つ、2つまたは3つで置換されたナフチルから選択される。さらなる実施形態では、B1はナフチルから選択される。なおさらなる実施形態では、B1は、NR2829(式中、R28およびR29は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される)で置換されたナフチル、例えばN(CHで置換されたナフチルから選択される。
さらなる実施形態では、B1は、C5~7シクロアルキル、例えばシクロペンチルまたはシクロヘキシルから選択される。さらなる実施形態では、B1はシクロヘキシルから選択される。なおさらなる実施形態では、B1は、CN、Cl、F、Br、I、メチル、CF、OCH、OCF、OCHCH、OCFCF、OHおよびR17-CONH-(式中、R17はメチルから選択される)から選択される基、例えば1つ、2つまたは3つで置換されたC5~7シクロアルキル、例えばシクロヘキシルから選択される。なおさらなる実施形態では、B1は、ハロゲン、例えば1つまたは2つのハロゲン、典型的にはFで置換されたシクロヘキシルから選択される。
本発明のさらなる実施形態では、B1はC1~4アルキルから選択される。典型的には、B1は、エチル、プロピルおよびブチルから選択される。
なおさらなる実施形態では、B1は、複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される。なおさらなる実施形態では、B1は、Cl、F、Br、I、メチル、CF、OCH、OCF、OCHCH、OCFCF、OHおよびR18-CONH-(式中、R18はメチルから選択される)から選択される基、例えば1つ、2つまたは3つで置換されたヘテロアリールから選択される。さらなる実施形態では、B1は、Cl、F、Br、I、CN、メチル、CF、OCH、OCF、OCHCH、OCFCF、OHおよびR18-CONH-(式中、R18はメチルから選択される)から選択される基、例えば1つ、2つまたは3つで置換されたヘテロアリールから選択される。なおさらなる実施形態では、B1は、Cl、F、Br、I、メチル、CF、OCH、OCF、OCHCH、OCFCF、OHおよびR18-CONH-(式中、R18はメチルから選択される)から選択される基、例えば1つ、2つまたは3つで置換されたヘテロシクロアルキルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、NR3031(式中、R30およびR31は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される)から選択される基、例えば1つ、2つまたは3つで置換されたヘテロアリールから選択される。典型的には、B1は、NHから選択される基、例えば1つ、2つまたは3つ、例えば1つのNHで置換されたピリジニルから選択される。別の実施形態では、B1は、ハロゲン、例えば1つのClで置換されたチオフェニルから選択される。さらなる実施形態では、B1はピリダジニルから選択される。さらなる実施形態では、B1は、OCH、CN、OHおよびClから選択される1つ、2つまたは3つの置換基で置換されたピリダジニルから選択される。
さらなる態様では、本発明は、医薬品として使用するための本発明の式(1)の化合物に関する。
なおさらなる態様では、本発明は、本発明の式(1)の化合物と、場合により薬学的に許容される添加剤、例えば担体および/または賦形剤とを含む医薬組成物に関する。
さらなる態様では、本発明は、ヒトなどの哺乳動物におけるガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法に使用するための本発明の式(1)の化合物に関する。一実施形態では、障害は、炎症;線維症、例えば肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症、ならびに皮膚および心臓の線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば癌腫、肉腫、白血病およびリンパ腫、例えばT細胞リンパ腫;転移がん;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えば、がんに関連する血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝性疾患、例えば糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;拡張期HF;喘息およびヘルマンスキー・パドラック症候群、中皮腫を含む他の間質性肺疾患;肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患からなる群から選択される。
式(1)の化合物の投与によって治療、管理および/または予防され得るがんの例として挙げられるがんの非限定的な群は、結腸癌、乳がん、膵臓がん、卵巣がん、前立腺がん、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨原性肉腫、脊索腫、血管肉腫、内皮肉腫、リンパ管肉腫、リンパ管内皮肉腫、滑膜腫、中皮腫、ユーイング肉腫、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌、脂腺癌、乳頭癌、乳頭腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原性癌、腎細胞癌、ヘパトーマ、胆管癌、絨毛癌、セミノーマ、胚性癌腫、ウィルムス腫瘍、子宮頸がん、精巣腫瘍、肺癌、小細胞肺癌、膀胱癌、上皮癌、神経膠芽腫、神経腫、頭蓋咽頭腫、シュワン腫、神経膠腫、星状細胞腫、髄芽細胞腫、頭蓋咽頭腫、上衣腫、松果体腫、血管芽腫、聴神経腫、乏突起膠腫、髄膜腫、黒色腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、白血病およびリンパ腫、急性リンパ性白血病および急性骨髄球性真性赤血球増加症、多発性骨髄腫、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、および重鎖病、急性非リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、直腸がん、泌尿器がん、子宮がん、口腔がん、皮膚がん、胃がん、脳腫瘍、肝臓がん、喉頭がん、食道がん、乳腺腫瘍、小児期ヌル急性リンパ性白血病(ALL)、胸腺ALL、B細胞ALL、急性骨髄性白血病、骨髄単球性白血病、急性巨核球性白血病、バーキットリンパ腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、およびT細胞白血病、小および大非小細胞肺癌、急性顆粒球性白血病、生殖細胞腫瘍、子宮内膜がん、胃がん、頭頸部がん、慢性リンパ性白血病、有毛細胞白血病および甲状腺がんを含む。これらの障害の各々は、単一の実施形態とみなされ、このような疾患または障害に特異的に請求項の主題とすることができる。
なおさらなる態様では、本発明は、哺乳動物、例えばヒトにおけるガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法であって、治療上有効量の少なくとも1種の本発明の式(1)の化合物を、前記治療を必要とする哺乳動物に投与する方法に関する。一実施形態では、障害は、炎症;線維症、例えば肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症、ならびに皮膚および心臓の線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば癌腫、肉腫、白血病およびリンパ腫、例えばT細胞リンパ腫;転移がん;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えば、がんに関連する血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝性疾患、例えば糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;拡張期HF;喘息およびヘルマンスキー・パドラック症候群、中皮腫を含む他の間質性肺疾患;肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患からなる群から選択される。
これらの障害の各々は、単一の実施形態とみなされ、このような疾患または障害に特異的に請求項の主題とすることができる。
当業者であれば、方法a1~a3におけるステップの順序を調整または変更することが必要であり得、このような順序の変更が、反応スキームおよび方法ステップの付随する説明において上記の方法の態様に包含されることを理解するだろう。
さらに、当業者であれば、上記および下記の方法で中間体化合物の官能基を保護基で保護する必要があり得ることを理解するだろう。
保護することが望ましい官能基には、ヒドロキシ、アミノおよびカルボン酸が含まれる。ヒドロキシのための適切な保護基には、場合により置換されたおよび/または不飽和アルキル基(例えば、メチル、アリル、ベンジルまたはtert-ブチル)、トリアルキルシリルまたはジアリールアルキルシリル基(例えば、t-ブチルジメチルシリル、t-ブチルジフェニルシリルまたはトリメチルシリル)、AcO(アセトキシ)、TBS(t-ブチルジメチルシリル)、TMS(トリメチルシリル)、PMB(p-メトキシベンジル)およびテトラヒドロピラニルが含まれる。カルボン酸のための適切な保護基には、(C1~6)-アルキルまたはベンジルエステルが含まれる。アミノのための適切な保護基には、t-ブチルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、2-(トリメチルシリル)-エトキシ-メチルまたは2-トリメチルシリルエトキシカルボニル(Teoc)が含まれる。Sのための適切な保護基には、S-C(=N)NH、TIPSが含まれる。
官能基の保護および脱保護は、上述の方法における反応の前または後に行うことができる。
さらに、当業者であれば、本発明の化合物を、代替的に、および場合によっては、より都合のよい様式で得るために、前記の個々の方法ステップを異なる順序で行うことができる、および/または個々の反応を経路全体において異なる段階で行うことができる(すなわち、特定の反応に関連して前記とは異なる中間体に、置換基を付加する、および/または化学変換を行うことができる)ことを認識するだろう。これにより、保護基の必要性が否定されたり、必要になったりし得る。
なおさらなる実施形態では、化合物(1)が遊離形態である。本明細書で使用される「遊離形態で」は、置換基に応じた、酸形態もしくは塩基形態、または中性化合物としての式(1)の化合物を意味する。遊離形態は、酸性塩または塩基性塩をさらに有さない。一実施形態では、遊離形態が無水物である。別の実施形態では、遊離形態が溶媒和物(例えば、水和物)である。
さらなる実施形態では、化合物(1)が結晶形である。当業者は、多形体を見出すために試験を行うことができ、このような多形体は、本明細書で使用される「結晶形」という用語に包含されることが意図される。
本明細書中に開示される化合物および医薬組成物が上記治療に使用される場合、治療上有効量の少なくとも1種の化合物が前記治療を必要とする哺乳動物に投与される。
本明細書で使用される「C1~xアルキル」という用語は、1~x個の炭素原子を含有するアルキル基、例えばC1~5またはC1~6、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルまたはヘキシルを意味する。
本明細書で使用される「分岐C3~6アルキル」という用語は、3~6個の炭素原子を含有する分岐アルキル基、例えばイソプロピル、イソブチル、tert-ブチル、イソペンチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、n-ヘキシル、2-メチルペンチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチルを意味する。
本明細書で使用される「C3~7シクロアルキル」という用語は、3~7個の炭素原子を含有する環状アルキル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよび1-メチルシクロプロピルを意味する。
本明細書で使用される「C5~7シクロアルキル」という用語は、5~7個の炭素原子を含有する環状アルキル基、例えばシクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルを意味する。
本明細書で使用される「C2~4アルキニル」という用語は、2~4個の炭素原子を含有し、1つの三重結合を有するアルキニル基、例えばエチニル、プロピニル、ブチニルを意味する。
本明細書で使用される「オキソ」という用語は、二重結合を有する酸素原子を意味し、=Oとしても示される。
本明細書で使用される「CN」という用語は、ニトリルを意味する。
本明細書で使用される「5員または6員複素芳香環」という用語は、1つの5員複素芳香環または1つの6員複素芳香環を意味する。5員複素芳香環は5個の環原子を含み、そのうち1~4個がN、OおよびSから選択されるヘテロ原子である。6員複素芳香環は6個の環原子を含み、そのうち1~5個がN、OおよびSから選択されるヘテロ原子である。例としては、チオフェン、フラン、ピラン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジンおよびピリダジンが挙げられる。このような複素芳香環が置換基である場合、これらはチオフェニル、フラニル、ピラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルと呼ばれる。オキサゾイル、チアゾイル、チアジアゾリル(thiadiazoly)、オキサジアゾイルおよびピリドニルも含まれる。
本明細書で使用される「複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル」という用語は、1つまたは複数のヘテロ原子を含有する1つまたは複数の3~7員環系からなる複素環を意味し、このような環系は場合により芳香族であってもよい。本明細書で使用される「ヘテロアリール」という用語は、それだけに限らないが、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チオフェニル、チアジアゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリドニル、ピリミドニル、キノリニル、アザキノリニル(azaquionolyl)、イソキノリニル、アザイソキノリル、キナゾリニル、アザキナゾリニル、ベンゾキサゾイル(bensozazoyl)、アザベンゾキサゾイル、ベンゾチアゾイルまたはアザベンゾチアゾイルを含む、O、S、およびNから選択される1~10個、例えば1~6個などの1個または複数のヘテロ原子を含有する単環式または二環式芳香環系を意味する。本明細書で使用される「ヘテロシクロアルキル」という用語は、それだけに限らないが、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル(tetrahydrothipyranyl)、またはピペリドニルを含む、O、S、およびNから選択される1~7個、例えば1~5個などの1個または複数のヘテロ原子を含有する単環式または二環式3~7員脂肪族複素環を意味する。
本明細書で使用される「スピロ複素環」という用語は、共通の炭素原子によって接続されており、2~11個が炭素原子であり、少なくとも1個がヘテロ原子、例えば1個または複数のN、S、Oから選択されるヘテロ原子である5~12個の環員を含有する二環系を意味する;一例は、N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニルである。
本明細書で使用される「治療」および「治療する」という用語は、疾患または障害などの状態に対抗する目的での患者の管理およびケアを意味する。この用語は、患者が苦しんでいる所与の状態のための全範囲の治療、例えば症状もしくは合併症を緩和するため、疾患、障害もしくは状態の進行を遅延させるため、症状および合併症を緩和もしくは軽減するため、および/または疾患、障害もしくは状態を治癒もしくは排除するため、ならびに状態を予防するための活性化合物の投与を含み、予防とは、疾患、状態または障害に対抗する目的での患者の管理およびケアとして理解されるべきであり、症状または合併症の開始を防止するための活性化合物の投与を含む。治療は、急性または慢性のいずれかで行うことができる。治療すべき患者は、好ましくは哺乳動物、特にヒトであるが、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジおよびブタなどの動物も含まれ得る。
本明細書で使用される本発明の式(1)の化合物の「治療上有効量」という用語は、所与の疾患およびその合併症の臨床症状を治癒、緩和または部分的に阻止するのに十分な量を意味する。これを達成するのに十分な量が「治療上有効量」として定義される。各目的のための有効量は、疾患または傷害の重症度ならびに対象の体重および全身状態に依存する。適切な投与量の決定は、慣用的な実験を用いて、値のマトリクスを構築し、マトリクス中の異なる点を試験することによって達成することができ、これは全て訓練された医師または獣医師の通常の技能の範囲内である。
なおさらなる態様では、本発明は、式(1)の化合物と、場合により薬学的に許容される添加剤、例えば担体または賦形剤とを含む医薬組成物に関する。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される添加剤」は、限定されないが、医薬組成物を製造するために本発明の化合物を製剤化する際に当業者が使用を考える担体、賦形剤、希釈剤、補助剤、着色剤、芳香剤、保存剤等を意図している。
本発明の組成物に使用され得る補助剤、希釈剤、賦形剤および/または担体は、式(1)の化合物および医薬組成物の他の成分と適合性であり、そのレシピエントに有害でないという意味において薬学的に許容されるものでなければならない。好ましくは、組成物は、アレルギー反応などの有害反応を引き起こす可能性のある物質を含有すべきでない。本発明の医薬組成物に使用され得る補助剤、希釈剤、賦形剤および担体は、当業者に周知である。
上記のように、本明細書に開示される組成物、特に医薬組成物は、本明細書に開示される化合物に加えて、少なくとも1種の薬学的に許容される補助剤、希釈剤、賦形剤および/または担体をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、医薬組成物が、1~99重量%の前記少なくとも1種の薬学的に許容される補助剤、希釈剤、賦形剤および/または担体と、1~99重量%の本明細書に開示される化合物とを含む。有効成分と薬学的に許容される補助剤、希釈剤、賦形剤および/または担体の合計量が、組成物、特に医薬組成物の100重量%超を構成することはできない。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるただ1種の化合物が、上記の目的のために使用される。
いくつかの実施形態では、本明細書中に開示される化合物の2種以上が、上記の目的のために組み合わせて使用される。
本明細書に示される化合物を含む組成物、特に医薬組成物は、経口、静脈内、局所、腹腔内、経鼻、頬側、舌下もしくは皮下投与、または例えばエアゾールもしくは空気懸濁微粉末の形態での気道を介した投与に適合させることができる。したがって、医薬組成物は、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、ナノ粒子、結晶、非晶質物質、溶液、経皮パッチまたは坐剤の形態であってもよい。
この方法のさらなる実施形態は、本明細書の実験節に記載されており、各個々の方法および各出発材料は、実施形態の一部を形成し得る実施形態を構成する。
上記の実施形態は、実施形態が本発明の1つまたは複数の特定の態様に関することが指定されていない限り、本明細書に記載される態様のいずれか1つ(例えば、「治療する方法」、「医薬組成物」、「医薬品としての使用するための化合物」、または「方法に使用するための化合物」など)ならびに本明細書に記載される実施形態のいずれか1つを指すとみなされるべきである。
本明細書に引用された刊行物、特許出願および特許を含む全ての参考文献は、あたかも各参考文献が個別的にかつ具体的に参照により組み込まれることが示され、その全体が本明細書に示されていると同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。
全ての見出しおよび小見出しは、本明細書において便宜上使用されているにすぎず、決して本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
本明細書中で他に指示されない限り、また文脈と明らかに矛盾しない限り、その全ての可能な変形における上記要素の任意の組合せが本発明に包含される。
本発明を説明する文脈において使用される「a」および「an」および「the」という用語ならびに同様の指示対象は、本明細書中で他に指示されない限り、また文脈と明らかに矛盾しない限り、単数と複数の両方を包含すると解釈されるべきである。
本明細書における値の範囲の列挙は、本明細書中で他に指示されない限り、範囲内に入る各別個の値に個別に言及する簡易法として役立つことを単に意図しており、各別個の値はあたかも本明細書に個別に列挙されているかのように本明細書に組み込まれる。特に明記しない限り、本明細書で提供される全ての正確な値は、対応する近似値を表す(例えば、特定の因子または測定に関して提供される全ての正確な例示的な値は、適宜、「約」によって修飾された対応する近似測定値も提供するとみなすことができる)。
本明細書中に記載される全ての方法は、本明細書中で他に指示されない限り、また文脈と明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で行うことができる。
本明細書で提供される任意のおよび全ての例、または例示的な言語(例えば、「など」)の使用は、単に本発明をよりよく示すことを意図しており、特に指示しない限り本発明の範囲を限定するものではない。明細書中のいかなる言語も、明示的に述べられていない限り、要素が本発明の実施に必須であることを示すものと解釈されるべきではない。
本明細書における特許書類の引用および組み込みは、便宜上のためにすぎず、このような特許書類の有効性、特許性および/または実施可能性についてのいかなる見解も反映していない。
1つまたは複数の要素に関連して、「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」または「含有する(containing)」などの用語を使用する本発明の任意の態様または実施形態の本明細書の記載は、特に明記しない限り、また文脈と明らかに矛盾しない限り、1つまたは複数の特定の要素「からなる」、「から本質的になる」または「を実質的に含む」本発明の類似の態様または実施形態の支持を提供することを意図している(例えば、特定の要素を含むとして本明細書に記載される組成物は、特に明記しない限り、また文脈と明らかに矛盾しない限り、その要素からなる組成物も記載するものと理解されるべきである)。本発明は、適用法によって許容される最大範囲まで、本明細書に提示される態様または請求項に列挙される主題の全ての改変および均等物を含む。
本発明を以下の例によってさらに説明するが、これらの例は保護の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。前記説明および以下の例に開示される特徴は、個別およびそれらの任意の組み合わせの両方で、その多様な形態で本発明を実現するための材料となり得る。
実験手順
Figure 2022524678000012

Figure 2022524678000013

Figure 2022524678000014

Figure 2022524678000015

Figure 2022524678000016

Figure 2022524678000017

Figure 2022524678000018

Figure 2022524678000019

Figure 2022524678000020

Figure 2022524678000021

Figure 2022524678000022

Figure 2022524678000023

Figure 2022524678000024

Figure 2022524678000025

Figure 2022524678000026

Figure 2022524678000027
Kd値の評価
ガレクチンに対する例1~71の親和性を、Sorme,P.、Kahl-Knutsson,B.、Huflejt,M.、Nilsson,U.J.およびLeffler H.(2004)Fluorescence polarization as an analytical tool to evaluate galectin-ligand interactions.Anal.Biochem.334:36~47、(Sormeら、2004)およびMonovalent interactions of Galectin-1 Salomonsson,Emma;Larumbe,Amaia;Tejler,Johan;Tullberg,Erik;Rydberg,Hanna;Sundin,Anders;Khabut,Areej;Frejd,Torbjorn;Lobsanov,Yuri D.;Rini,James M.ら、Biochemistry(2010)、49(44)、9518~9532,(Salomonssonら、2010)に記載されるように、化合物をガレクチンとフルオレセインタグ付き糖プローブとの間の相互作用の阻害剤として使用する蛍光異方性アッセイによって決定した。このアッセイはまた、ガレクチン-3に対する高親和性を有するように構築された以下のプローブを使用することによって、ガレクチン-3に対する化合物の高親和性を測定することができるように適合され、これにより、低濃度のガレクチン-3(50nM)を使用することが可能になった。このような低濃度のガレクチンでのタンパク質損失を防ぐために、100nMのアルブミンを担体として含めた。
Figure 2022524678000028
CACO2単層上での式1の化合物の取り込み。
Papp(10^-6cm/s)として測定されるCACO-2細胞の単層上での取り込みを測定して、腸での薬物の取り込みを予測することができる。(Shah,P.;Jogani,V.;Bagchi,T.;Misra,A.Role of Caco-2 Cell Monolayers in Prediction of Intestinal Drug Absorption.Biotechnol.Prog.2006、22(1)、186~198)。一般に、2-OH基が非置換である参照1および2などの化合物は、CACO2膜の基底側から頂端側への流出に起因して、低(Papp<5 10^-6cm/s)~中(Papp=5-10 10^-6cm/s)程度の取り込みを有する。小さいアルキル置換基をガラクトシド2-OHに導入することにより、例えば式(1)の化合物は、細胞の頂端側から基底側へのCACO-2細胞上での高い取り込み(Papp>10 10^-6cm/s)と組み合わせて、流出が低いまたは全くない。
Figure 2022524678000029
参考文献
例および中間体の合成
一般的な実験:
核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、400MHz Bruker AVANCE III 500機器または400MHzのVarian機器または500MHzのBruker Avance Neo 500機器で、25℃において記録した。
化学シフトは、残留溶媒を内部標準として使用してppm(d)で報告する。ピーク多重度は以下のように表される:s、一重項;d、二重項;dd、二重項の二重項;t、三重項;dt、三重項の二重項;q、四重項;p、五重項;m、多重項;br s、ブロードな一重項。アノマー混合物の場合、個々のアノマーのシフトを別々に報告し、アノマーピークの積分に基づいてα/β比を計算した。
LC-MSは、ES(+)イオン化モードで動作するAgilent MSD質量分析計と連結したAgilent 1200 HPLCで取得した。カラム:XBridge C 18(4.6×50mm、3.5μm)またはSunFire C18(4.6×50mm、3.5μm)。溶媒A水+0.1%TFAおよび溶媒Bアセトニトリル+0.1%TFAまたは溶媒A水(10mM炭酸水素アンモニウム)および溶媒Bアセトニトリル。波長:254nM。あるいは、LC-MSは、ES(+)イオン化モードで動作するAgilent MSD質量分析計と連結したAgilent 1100 HPLCで取得した。カラム:Waters symmetry 2.1×30mm C18またはChromolith RP-18 2×50mm。溶媒A水+0.1%TFAおよび溶媒Bアセトニトリル+0.1%TFA。波長254nm。
GC-MSは、Shimadzu GCMS-QP 2010 Ultraで取得した。Column:DB-5ms:0.25mm*30m*0.25μm.注入温度:150℃;分割比:99:1;He(1.5ml/分);本方法:50℃(1分)/15℃/分/260℃(1分);イオン源温度:200℃;界面温度:250℃。
分取HPLCはGilson 281で実施した。流量:2mL/分カラム:X-Select 10μm 19×250mmカラム。波長:254nmまたは214nm。溶媒A水(10mM炭酸水素アンモニウム)および溶媒Bアセトニトリル(方法A)。あるいは、分取HPLCはGilsonシステムで取得した。流量:12ml/分カラム:kromasil 100-5-C18カラム。波長:220nm。溶媒A水+0.1% TFAおよび溶媒Bアセトニトリル(方法B)。
以下の略語を使用する
aq:水性
Calcd:計算値
DCM:ジクロロメタン
DIEA:N,N-ジイソプロピルエチルアミン
DMAP:4-ジメチルアミノピリジン
DMF:N,N-ジメチルホルムアミド
ESI-MS:エレクトロスプレーイオン化質量分析
EtN:トリエチルアミン
EtOAc:酢酸エチル
h:時間
HATU:1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート
HPLC:高速液体クロマトグラフィー
MeCN:アセトニトリル
min:分
prep.分取
PE:石油エーテル
rt:室温
SFC:超臨界流体クロマトグラフィー
TBS:tert-ブチルジメチルシリル
TBAF:テトラブチルアンモニウムフルオリド
TFA:トリフルオロ酢酸
THF:テトラヒドロフラン
TMS:トリメチルシリル
UV:紫外線
それぞれの中間体1~71からの例1~71の合成。
例1
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000030

5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.24mmol)およびNaH(油中60%、19mg、0.48mmol)をDMF(3mL)中で10分間攪拌した後、ヨードメタン(22.5μL、0.36mmol)を添加した。混合物を40℃で2時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、水で2回洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、残渣を80%TFA水溶液(2mL)中で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。分取HPLC(方法B)によるさらなる精製によって、標記化合物(50mg、38%)が白色粉末として得られた。
Figure 2022524678000031
例2
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
例3
4-クロロ-N,N-ジメチルベンズアミド-2-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000032

4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(190mg、0.34mmol)、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(207μL、1.36mmol)およびp-トルエンスルホン酸一水和物(5mg、0.026mmol)のMeCN(3.0mL)中溶液をrtで2時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcと水に分配し、有機相を回収し、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)に供し、得られた物質をDMF(2.0mL)に溶解した。ヨードメタン(45μL、0.72mmol)、引き続いてNaH(油中60%、15mg、0.36mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物を氷およびHCl(0.2M)に注ぎ入れ、沈殿を濾過によって単離した。沈殿を80%TFA水溶液(2.0mL)に溶解し、rtで1時間撹拌した後、水およびNaOH(20mL、2M)に注ぎ入れた。沈殿を濾過によって単離し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、標記化合物(24mg、12%)を得た。
Figure 2022524678000033
例4
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000034

4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(34mg、0.059mmol)をMeCN(2.0mL)に溶解し、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(36μL、0.24mmol)、引き続いてp-トルエンスルホン酸一水和物(5mg、0.023mmol)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌し、引き続いて溶媒を蒸発させた。残渣をDMF(1.5mL)に溶解し、ヨードメタン(15μL、0.24mmol)、引き続いてNaH(油中60%、5.0mg、0.12mmol)を添加した。混合物をrtで2.5時間撹拌し、次いで、氷およびHCl(0.2M)に注ぎ入れた。沈殿を濾過によって単離し、乾燥させた。この物質を80%TFA水溶液(1.5mL)に溶解し、rtで2時間撹拌した後、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製し、分取HPLC(方法B)によってさらに精製して、標記化合物(6.0mg、17%)を得た。
Figure 2022524678000035
例5
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-(1,1,1-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロパ-3-イル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000036

5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.00g、1.6mmol)およびNaH(油中60%、77mg、1.92mmol)をDMF(10mL)中で20分間撹拌した後、1,2-エポキシ-3,3,3-トリフルオロプロパン(0.211mL、THF中1.91M溶液、1.76mmol)を添加した。混合物をrtで1時間撹拌し、次いで、水(20mL)を添加した。固体を濾過によって単離し、この物質をMeOH(10mL)中で加熱し、次いでrtに冷却した。固体を濾別し、濾液を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。生成物を80%TFA水溶液(3.0mL)中で2時間処理し、次いで、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。分取HPLC(方法B)によるさらなる精製によって、標記化合物(30mg、3%)が得られた。
Figure 2022524678000037
例6
2-(N-ピペリジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000038

2-(N-ピペリジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(25mg、0.04mmol)をMeCN(2.0mL)に溶解し、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(24μL、0.16mmol)、引き続いてp-トルエンスルホン酸一水和物(5mg、0.023mmol)を添加した。混合物をrtで2.5時間撹拌し、引き続いて溶媒を蒸発させた。残渣をDMF(1.5mL)に溶解し、ヨードメタン(10μL、0.16mmol)、引き続いてNaH(油中60%、5.0mg、0.12mmol)を添加した。混合物をrtで1時間撹拌し、次いで、氷およびHCl(0.2M)に注ぎ入れた。沈殿を濾過によって単離し、乾燥させた。この物質を80%TFA水溶液(1.2mL)に溶解し、rtで2時間撹拌した後、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製し、分取HPLC(方法B)によってさらに精製して、標記化合物(16mg、78%)を得た。
Figure 2022524678000039
例7
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-トリフルオロメチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
例8
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-デオキシ-2-O-トリフルオロメチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
例9
5-クロロ-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
例10
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000040

MeCN(2.5mL)に溶解した2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(75mg、0.13mmol)、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタンシュウ酸(149mg、0.52mmol)およびDIEA(0.33mL、1.93mmol)をマイクロ波バイアルに密封し、マイクロ波反応器中130℃で6時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(方法B)によって精製して、標記化合物(24mg、31%)を得た。
Figure 2022524678000041
例11
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000042

5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(115mg、0.16mmol)をDCM/TFA(10mL、19:1)に溶解し、rtで1時間攪拌した。混合物をEtNで中和し、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(55.4mg、55%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000043
例12
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000044

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80.0mg、0.13mmol)をDCM/TFA(10mL、19:1)に溶解し、rtで1時間攪拌した。混合物をEtNで中和し、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(36.2mg、53%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000045
例13
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000046

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(35.0mg、0.059mmol)をDCM/TFA(10mL、19:1)に溶解した。混合物をrtで1時間撹拌し、EtNで中和した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(16.7mg、56%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000047
例14
5-クロロ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000048

5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(56.0mg、0.092mmol)のMeOH(3mL)中溶液に、EtN(2mL)および水(1mL)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(31.0mg、64%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000049
例15
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
例16
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000050

2-ブロモ-5-クロロ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(10mg、0.017mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド(0.5mL)中窒素パージ溶液を、Zn(0.5mg、0.0084mmol)、Zn(CN)(2.0mg、0.017mmol)、Pd(ジベンジリデンアセトン)(0.8mg、0.0013mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.8mg、0.0013mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド(0.5mL)中窒素パージ溶液に添加し、得られた混合物を100℃で23時間撹拌した。混合物を分取HPLC(方法B)によって精製して、標記化合物(1.8mg、20%)を得た。
Figure 2022524678000051
例17
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000052

5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.31mmol)をDMF(3.0mL)中で撹拌し、NaH(油中60%、25mg、0.61mmol)、引き続いてヨウ化エチル(52μL、0.61mmol)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌し、次いで、EtOAcと水に分配し、有機相を回収し、蒸発させた。残渣を80%TFA水溶液(3.0mL)中で1時間撹拌した。混合物を約1mL体積に濃縮し、次いで、水とEtOAcに分配した。NaOH(1M)をpH約10まで添加し、有機相を回収し、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、標記化合物(159mg、92%)を得た。
Figure 2022524678000053
例18
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000054

5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.31mmol)、CsCO(200mg、0.6mmol)およびヨウ化イソプロピル(91μL、0.9mmol)をDMF(2.0mL)中90℃で17時間撹拌した。混合物を冷水に注ぎ入れ、沈殿を回収し、次いで、80%TFA水溶液(3.0mL)中rtで2時間撹拌した。混合物をEtOAcとNaOH(0.5M)に分配し、有機相を回収し、蒸発させた。残渣を分取HPLC(方法B)によって精製して、標記化合物(15mg、8%)を得た。
Figure 2022524678000055
例19
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-(2-フルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000056

5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.31mmol)をDMF(3.0mL)中で撹拌し、1-フルオロ-2-ヨード-エタン(82μL、0.92mmol)、引き続いてNaH(油中60%、50mg、1.23mmol)を添加した。混合物をrtで3時間撹拌し、次いで、氷冷水(30mL)およびHCl(1M、5mL)に注ぎ入れた。固体を濾過によって単離し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。粗生成物を80%TFA水溶液(4.0mL)中で1時間撹拌した。混合物を氷およびNaOH(1M)に注ぎ入れ、沈殿を濾過によって回収し、分取HPLC(方法B)によって精製して、標記生成物(63mg.35%)を得た。
Figure 2022524678000057
例20
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-[2-(メチルアミノ)エチル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000058

2-[(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル4-メチルベンゼンスルホナート(238mg、0.72mmol)および5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(155mg、0.25mmol)をDMF(3.0mL)中で撹拌し、NaH(油中60%、40mg、1.0mmol)を添加した。混合物をrtで5時間撹拌し、次いで、氷に注ぎ入れた。固体を濾過によって単離し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。粗生成物を80%TFA水溶液(3.0mL)中で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、氷およびNaOH(1M、pH10超)に注ぎ入れた。沈殿を濾過によって回収し、分取HPLC(方法B)によって精製して、標記生成物をTFA塩(57mg、32%)として得た。
Figure 2022524678000059
例21
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(2-ヒドロキシエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000060

3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-カルボキシメチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(50mg、0.081mmol)のTHF(0.5mL)中溶液に、ボランTHF錯体溶液(0.5mL、THF中1M、0.5mmol)を添加した。混合物をrtで40分間撹拌し、次いで、冷HCl(1M)でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し、溶媒を除去し、残渣を分取HPLC(方法B)によって精製して、標記化合物(33mg、67%)を得た。
Figure 2022524678000061
例22
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000062

5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(58.0mg、0.080mmol)のMeOH(3mL)、EtN(2mL)および水(1mL)中溶液を、窒素雰囲気下、rtで4時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(17.6mg、34%)を得た。
Figure 2022524678000063
例23
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000064

5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(54.0mg、0.076mmol)のMeOH(3mL)中溶液に、EtN(2mL)および水(1mL)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(26.5mg、56%)を得た。
Figure 2022524678000065
例24
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000066

5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90.0mg、0.14mmol)をDCM/TFA(10mL、19:1)に溶解し、rtで1時間攪拌した。混合物をEtNで中和し、次いで、濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(52.5mg、67%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000067
例25
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000068

5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(30.0mg、0.045mmol)をDCM/TFA(10mL、19:1)に溶解し、rtで1時間攪拌した。混合物をEtNで中和し、次いで、濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(16.3mg、63%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000069
例26
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000070

5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(50mg、0.075mmol)のDCM(3mL)中溶液に、TFA(0.29mL)および水(0.5mL)を添加し、混合物をrtで12時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、次いで、濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(31mg、70%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000071
例27
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000072

5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(50mg、0.075mmol)のDCM(5.0mL)中溶液に、TFA(0.5mL)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物をEtN(1mL)で中和し、次いで、濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(17mg、39%)を得た。
Figure 2022524678000073
例28
5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000074

5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(60.0mg、0.12mmol)のDMF(2mL)中溶液に、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(23.5mg、0.10mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(18.5mg、0.094mmol)、硫酸銅(II)五水和物(23.3mg、0.094mmol)およびCsF(21.3mg、0.14mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を濾過し、濾液を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(7.8mg、14%)を得た。
Figure 2022524678000075
例29
5-クロロ-2-(3-ピロリン-3-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000076

5-クロロ-2-[1-(N-tert-ブトキシカルボニル)-3-ピロリン-3-イル]ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(50mg、0.066mmol)のDCM(6mL)中溶液に、TFA(0.49mL、6.59mmol)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌し、TEA(1mL)を添加した。混合物を濃縮し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(13mg、37%)を得た。
Figure 2022524678000077
例30
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000078

5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.11mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(618mg、5.42mmol)およびHO(0.5mL)を添加した。混合物をrtで12時間撹拌した後、EtN(1.5mL)を0℃で滴加した。溶媒を蒸発によって除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(31mg、50%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000079
例31
5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000080

5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(85mg、0.12mmol)のDCM(6mL)中溶液に、TFA(0.43mL)およびHO(0.5mL)を添加した。混合物をrtで12時間撹拌し、EtN(1.5mL)を0℃で滴加した。溶媒を蒸発によって除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(11mg、16%)を得た。
Figure 2022524678000081
例32
2,5-ビス(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000082

2,5-ビス(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(125mg、53%、0.091mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.34mL)およびHO(0.5mL)を添加した。混合物をrtで12時間撹拌し、EtN(1.5mL)を0℃で滴加した。溶媒を蒸発によって除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(23mg、40%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000083
例33および例34
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000084

5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000085

5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドと5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドの混合物(115mg)、トリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(101mg、0.42mmol)およびCuI(6.3mg、0.033mmol)をMeCN(3mL)に溶解した。DIEA(0.11mL、0.66mmol)を添加し、混合物を50℃で16時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、分取HPLC(方法B)によって精製して、2つの標記化合物(クロロ類似体65mgおよびブロモ類似体31mg)を得た。
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド

Figure 2022524678000086

5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000087
例35および例36
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000088

5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000089

5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドと5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドの混合物(115mg)、トリメチル-[2-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)エチニル]シラン(86mg、0.42mmol)およびCuI(6.3mg、0.033mmol)をMeCN(3mL)に溶解した。DIEA(0.11mL、0.66mmol)を添加し、混合物を50℃で26時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。分取HPLC(方法B)によるさらなる精製によって、2つの標記化合物(クロロ類似体25mgおよびブロモ類似体12mg)を得た。
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド

Figure 2022524678000090

5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド

Figure 2022524678000091
例37および例38
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000092

5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000093

5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドと5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドの混合物(115mg)、トリメチル-[2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)エチニル]シラン(94mg、0.42mmol)およびCuI(6.3mg、0.033mmol)をMeCN(3mL)に溶解した。DIEA(0.11mL、0.66mmol)を添加し、混合物を50℃で26時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。分取HPLC(方法B)によるさらなる精製によって、2つの標記化合物(クロロ類似体36mgおよびブロモ類似体14mg)を得た。
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド

Figure 2022524678000094

5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000095
例39
6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000096

6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(190mg、0.27mmol)をDCM/TFA(20mL、19:1)溶液に溶解し、混合物をrtで6時間攪拌した。EtNを添加してTFAを中和した。溶媒を蒸発によって除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(111mg、73%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000097
例40
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000098

2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.17mmol)、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(53μL、0.35mmol)およびp-トルエンスルホン酸一水和物(触媒量)をMeCN(1.5mL)中rtで20時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、水を添加し、沈殿を濾過によって回収した。沈殿をDMF(2mL)に溶解し、ヨードメタン(30μL、0.46mmol)、引き続いてNaH(油中60%、20mg、0.46mmol)を添加した。混合物をrtで4時間撹拌し、次いで、氷/水に注ぎ入れた。沈殿を濾過によって単離し、乾燥させた。この物質を80%TFA水溶液(2.0mL)に溶解し、rtで1時間撹拌し、氷/水に注ぎ入れた。沈殿を回収し、分取HPLC(方法B)によって精製して、標記化合物(40mg、39%)を得た。
Figure 2022524678000099
例41
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000100

2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(125mg、0.19mmol)のDCM(4mL)中溶液に、TFA(0.70mL、9.60mmol)を添加した。混合物をrtで24時間撹拌した後、EtN(2mL)を0℃で添加した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(40.4mg、37%)を得た。
Figure 2022524678000101
例42
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000102

5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.17mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(0.63mL、8.46mmol)を0℃で添加した。混合物をrtで2時間撹拌し、次いで、EtN(2mL)を0℃で添加した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(47mg、55%)を得た。
Figure 2022524678000103
例43
5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(6-フルオロ-5-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000104

5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(6-フルオロ-5-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.18mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.70mL、9.60mmol)を添加した。混合物をrtで24時間撹拌した後、EtNを0℃で添加した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(34.3mg、41%)を得た。
Figure 2022524678000105
例44
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-6-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000106

TBAF(15μL、THF中1M、15μmol)およびDIEA(51.4μL、300μmol)を、MeCN(2mL)中5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(52.0mg、150μmol)、3-クロロ-2-メチル-6-[2-(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン(40.0mg、0.187μmol)およびCuI(2.9mg、15μmol)に添加した。混合物をrtで1時間撹拌し、次いで、50℃に加熱した。さらに1時間後、混合物をrtに冷却し、さらなるTBAF(150μL、1M、THF中、150μmol)を添加した。混合物を1時間撹拌した後、濃縮した。水(10mL)を添加し、混合物をEtOAc(10mL)で2回抽出した。有機相を乾燥させ、濃縮した。分取HPLC(方法B)による精製によって、標記化合物(36.0mg、48%)が白色固体として得られた。
Figure 2022524678000107
例45
3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000108

5-クロロ-6-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(25.0mg、0.041mmol)のMeOH(3mL)中溶液に、EtN(2mL)および水(1mL)を添加した。混合物をrtで3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(10.5mg、49%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000109
例46
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000110

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(75mg、0.13mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド(1mL)中窒素パージ溶液を、Zn(4.2mg、0.065mmol)、Zn(CN)(15mg、0.13mmol)、Pd(ジベンジリデンアセトン)(5.9mg、0.010mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(5.8mg、0.010mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド(0.5mL)中窒素パージ溶液に添加し、得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。混合物を分取HPLC(方法B)によって精製して、標記化合物(14mg、21%)を得た。
Figure 2022524678000111
例47
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000112

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.16mmol)をDCM/TFA(10mL、19:1)に溶解した。混合物をrtで6時間撹拌した後、EtNを添加した。溶媒を蒸発によって除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(71.0mg、83%)を得た。
Figure 2022524678000113
例48
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000114

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(97.0mg、0.16mmol)をDCM/TFA混合溶液(10mL、19:1)に溶解し、rtで1時間攪拌した。混合物をEtNで中和し、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(47.2mg、57%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000115
例49
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000116

2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.13mmol)をDCM/TFA混合溶液(10mL、19:1)に溶解し、rtで1時間攪拌した。混合物をEtNで中和し、次いで、蒸発させた。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(31.6mg、46%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000117
例50
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000118

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(45.0mg、0.067mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.247mL、3.32mmol)を0℃で添加した。混合物をrtで2時間撹拌した後、EtN(2mL)を0℃で添加した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(15.0mg、38%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000119
例51
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000120

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(45.0mg、0.068mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.203mL、2.73mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで2時間撹拌した。EtN(1mL)を0℃で添加した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(21.0mg、54%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000121
例52
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000122

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(22.5mg、0.052mmol)、トリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(19.2mg、0.079mmol)およびCuI(12.5mg、0.065mmol)のMeCN(1.5mL)中溶液に、DIEA(0.027mL、0.16mmol)を添加した。混合物を50℃で5時間撹拌した。混合物を分取HPLC(方法B)によって精製して、標記化合物(8.0mg、25%)を得た。
Figure 2022524678000123
例53
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000124

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(22.5mg、0.052mmol)、トリメチル-[2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)エチニル]シラン(19.2mg、0.079mmol)およびCuI(12.5mg、0.065mmol)のMeCN(1.5mL)中溶液に、DIEA(0.027mL、0.16mmol)を添加した。混合物を50℃で5時間撹拌した。混合物を分取HPLC(方法B)によって精製して、標記化合物(6.6mg、22%)を得た。
Figure 2022524678000125
例54
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000126

5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(140mg、0.24mmol)を、THF(2.0mL)およびTBAF(1.0mL、THF中1M、1.0mmol)中で90分間攪拌した。混合物をEtOAc、水およびNaOH(6mL、1M)に分配した。有機相を分離し、乾燥させ、蒸発させ、残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、標記化合物(108mg、88%)を得た。
Figure 2022524678000127
例55
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000128

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(5-クロロ-6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(125mg、0.20mmol)をDCM/TFA混合溶液(10mL、19:1)に溶解し、rtで1時間攪拌した。混合物をEtNで中和し、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(48.3mg、45%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000129
例56
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000130

2-シアノ-5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(85.0mg、123μmol)をMeOH(1.23mL)に溶解し、NaOMe(1M、61.6μL、61.6μmol)を添加した。10分後、反応物をAcOH(30μL)でクエンチし、濃縮した。分取HPLC(方法B)による精製によって、標記化合物が白色固体(29.0mg、44%)として得られた。
Figure 2022524678000131
例57
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000132

2-シアノ-5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(92.0mg、137μmol)をMeOH(1.37mL)に溶解し、NaOMe(1M、13.7μL、13.7μmol)を添加した。10分後、反応物をAcOH(20μL)でクエンチし、濃縮した。分取HPLC(方法B)による精製によって、標記化合物が白色固体(41.0mg、58%)として得られた。
Figure 2022524678000133
例58
5-シアノ-6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000134

DIEA(44.8μL、262μmol)を、MeCN(4.64mL)中5-シアノ-6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(53.0mg、131μmol)、トリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(48.0mg、196μmol)およびCuI(2.5mg、13.1mmol)に添加した。rtで1時間後、混合物を50℃に加熱し、18時間撹拌した後、rtに冷却し、celiteプラグを通して濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、標記化合物が白色固体(25.9mg、34%)として得られた。
Figure 2022524678000135
例59
5-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000136

5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80.0mg、0.14mmol)をDCM(9.5mL)およびTFA(0.5mL)に溶解し、rtで3時間攪拌した。混合物をEtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(33.7mg、50%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000137
例60
5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000138

(5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80.0mg、0.13mmol)のDCM(6mL)中溶液に、TFA(0.199mL、2.68mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。次いで、EtN(0.5mL)を0℃で添加した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(21.0mg、31%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000139
例61
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000140

5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(60.0mg、0.084mmol)のDCM(4mL)中溶液に、TFA(0.205mL、2.76mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を0℃で、EtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(32.6mg、62%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000141
例62
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000142

5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(95.0mg、0.13mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.304mL、4.10mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を0℃で、EtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(37mg、44%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000143
例63
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000144

5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90.0mg、0.123mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.302mL、4.06mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を0℃で、EtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(32.9mg、42%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000145
例64
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000146

2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.17mmol)をDCM/TFA混合物(9.5mL/0.5mL)に溶解し、rtで一晩攪拌した。混合物をEtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(60.3mg、57%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000147
例65
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000148

2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.16mmol)をDCM/TFA混合物(9.5mL/0.5mL)に溶解し、rtで一晩攪拌した。混合物をEtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(64.9mg、62%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000149
例66
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000150

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.14mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(0.5mL、6.73mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を0℃で、EtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(30.0mg、38%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000151
例67
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000152

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(160mg、0.22mmol)のDCM(16mL)中溶液に、TFA(0.82mL、11.0mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を0℃で、EtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(83.0mg、63%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000153
例68
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000154

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(145mg、0.21mmol)のDCM(15mL)中溶液に、TFA(0.76mL、10.2mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を0℃で、EtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(79.0mg、64%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000155
例69
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000156

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.14mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(0.51mL、6.88mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を0℃で、EtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(54.0mg、64%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000157
例70
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000158

2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(101mg、0.15mmol)のDCM(8mL)中溶液に、TFA(0.4mL)を添加し、混合物をrtで16時間攪拌した。混合物をEtNで中和し、次いで、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(20mg、23%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000159
例71
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000160

3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80.0mg、0.14mmol)を80%AcOH水溶液(5mL)に溶解し、85℃で4時間攪拌した。溶媒を蒸発によって除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、標記化合物(47.4mg、48%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000161
中間体1
5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000162

5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(国際公開第2016120403号パンフレット)(5.0g、9.37mmol)、MeCN(100mL)およびベンズアルデヒドジメチルアセタール(2.88mL、19mmol)を40℃で撹拌し、p-トルエンスルホン酸一水和物(100mg、0.53mmol)を添加した。混合物をrtで4時間撹拌し、次いで、0℃に冷却し、沈殿を濾過によって回収し、冷MeCNで洗浄し、乾燥させて、生成物(5.3g、91%)を得た。
Figure 2022524678000163
中間体3
4-クロロ-N,N-ジメチルベンズアミド-2-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000164

5-クロロ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000165

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(9.6g、27.3mmol)、4-クロロ-2-スルファニルベンゾニトリル(5.1g、30.1mmol)、CsCO(17.8g、54.7mmol)およびDMF(40mL)をrtで20時間攪拌した。混合物をジエチルエーテル/EtOAc/HCl水溶液/水に分配し、有機相を分離し、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)に供して、生成物(5.63g、42%)を得た。
Figure 2022524678000166
5-クロロ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000167

5-クロロ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(454mg、0.94mmol)、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(429mg、1.88mmol)およびKCO(1.30g、9.41mmol)をガラスフラスコに秤量し、窒素でパージした。MeOH(5.0mL)およびTHF(5.0mL)を添加し、引き続いて硫酸銅(II)五水和物(40mg、0.16mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(70mg、0.35mmol)の水(2.5mL)中溶液を添加した。混合物を60℃で8時間撹拌し、次いで、硫酸銅(II)五水和物(40mg、0.16mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(70mg、0.35mmol)を添加した。撹拌を60℃で4時間続けた。混合物を、シリカパッドを通して濾過し、EtOAcで溶出し、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して残渣を得て、これを最初にEtOAc/ヘキサンから、次いで、EtOHおよび水から再結晶して、生成物(248mg、51%)を得た。
Figure 2022524678000168
2-カルボキシ-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000169

5-クロロ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(717mg、1.39mmol)を、EtOH(36mL)とNaOH(18mL、3M)の混合物中、窒素下80℃で5時間攪拌した。混合物を約25mLに濃縮し、HCl(5M)で約pH1に酸性化した。沈殿を濾過によって単離し、生成物(702mg、95%)を得た。
Figure 2022524678000170
4-クロロ-N,N-ジメチルベンズアミド-2-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000171

2-カルボキシ-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(473mg、0.82mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(195mg、1.23mmol)およびN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(243mg、1.23mmol)をDMF(3mL)中で撹拌し、ジメチルアミン(0.82mL、THF中2M溶液、1.64mmol)を添加し、引き続いてDIEA(0.14mL、0.82mmol)を添加した。混合物をrtで6時間撹拌し、次いで、水(20mL)を添加し、デカントした。残渣をEtOH(5mL)およびNaOH(1.0mL、2M)中、rtで1時間攪拌し、次いで、氷/水およびHClに注ぎ入れた。沈殿を濾過によって回収し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(268mg、58%)を得た。
Figure 2022524678000172
中間体4
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000173

トリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン
Figure 2022524678000174

ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.54g、2.15mmol)およびCuI(836mg、4.39mmol)をガラスフラスコに秤量し、窒素でパージした。THF(50mL)、5-ブロモ-2-クロロ-1,3-ジフルオロ-ベンゼン(10.0g、43.1mmol)、トリメチルシリルアセチレン(7.42mL、52.1mmol)およびDIEA(8.28mL、47.4mmol)を添加し、混合物を50℃で16時間撹拌した。混合物をHCl(0.5M)とEtOAcに分配した。有機相を分離し、蒸発させ、残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(10.91g、収率100%)を固体として得た。
Figure 2022524678000175
5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000176

5-クロロ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.02g、2.1mmol)、トリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(870mg、3.2mmol)およびKCO(2.95g、21.4mmol)をガラスフラスコに秤量し、窒素でパージした。MeOH(10.0mL)およびTHF(5.0mL)を添加し、引き続いて硫酸銅(II)五水和物(53mg、0.21mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(83mg、0.42mmol)の水(5.0mL)中溶液を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌し、次いで、硫酸銅(II)五水和物(53mg、0.21mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(83mg、0.42mmol)を添加した。撹拌を60℃で4時間続けた。混合物を水とEtOAcに分割し、HClを用いてpHを約7に調整した。混合物を、celiteを通して濾過し、有機相を蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(SiO、EtOAc/MeOH)によって精製して、残渣を得て、これを熱EtOHおよび水から再結晶して、生成物(992mg、89%)を得た。
Figure 2022524678000177
2-カルボキシ-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000178

5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(3.53g、6.67mmol)のEtOH(180mL)およびNaOH(90mL、3M)中溶液を、窒素下、80℃で5時間撹拌した。混合物を冷却し、約90mLに濃縮し、HCl(5M)で約pH1に酸性化した。沈殿を濾過によって単離し、33%MeOH水溶液で洗浄し、乾燥させて生成物(3.19g、87%)を得た。
Figure 2022524678000179
4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000180

2-カルボキシ-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(450mg、0.82mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(195mg、1.23mmol)およびN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(243mg、1.23mmol)をDMF(3mL)中で攪拌し、ジメチルアミン(0.82mL、THF中2M溶液、1.64mmol)を添加し、引き続いてDIEA(0.14mL、0.82mmol)を添加した。混合物をrtで18時間撹拌し、次いで、水(8mL)を添加し、デカントした。残渣をEtOH(3mL)およびNaOH(0.5mL、2M)中、rtで1時間攪拌し、次いで、HCl(0.5mL、2M)で中和し、水に注ぎ入れた。沈殿を濾過によって回収し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(328mg、70%)を得た。
Figure 2022524678000181
中間体6
2-(N-ピペリジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000182

2-カルボキシ-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.27mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(62mg、0.39mmol)およびN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(77mg、0.39mmol)をDMF(1mL)中で撹拌し、ピペリジン(39μL、0.39mmol)を添加し、引き続いてEtN(73μL、0.52mmol)を添加した。混合物をrtで3時間撹拌し、次いで、水およびHCl(1M)を添加した。沈殿を濾別し、EtOH/水から再結晶した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によるさらなる精製によって、生成物(106mg、66%)が得られた。
Figure 2022524678000183
中間体10
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000184

中間体10
2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド
Figure 2022524678000185

1,2,4,6-テトラ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシド(12.0g、32.1mmol)、PCl(7.5g、36.0mmol)および三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(50μL、0.41mmol)をDCM(150mL)中で1時間撹拌し、次いで、飽和NaHCO水溶液とDCMに分配した。有機相を乾燥させ、濃縮し、残渣をジエチルエーテル/PE中でトリチュレーションして、生成物を結晶性固体(10.2g、91%)として得た。
Figure 2022524678000186
アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000187

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(4.0g、11.4mmol)およびカリウムチオアセタート(2.02g、17.1mmol)をDMF(25mL)中、40℃で1時間撹拌した。暗色混合物をEtOAcと飽和NaHCO水溶液に分配し、有機相を分離し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(2.90g、52%)を得た。
Figure 2022524678000188
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000189

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(国際公開第2016120403号パンフレット)(2.46g、5.05mmol)および2-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロピリジン(1.74g、8.0mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ジエチルアミン(1.60mL、15.5mmol)を添加した。混合物をrtで1時間撹拌し、水およびHCl(5.0mL、5M、25mmolを添加し、溶媒をデカントし、粘着性残渣をDCMと水に分配した。有機相を蒸発させ、残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(1.36g、50%)を得た。
Figure 2022524678000190
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000191

硫酸銅(II)五水和物(63mg、0.25mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(100mg、0.50mmol)の水(5mL)中溶液を、2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.35g、2.51mmol)、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(860mg、3.77mmol)およびKCO(3.47g、25.1mmol)のMeOH/THF(80mL)中溶液に添加した。混合物を50℃で24時間撹拌し、濃縮し、EtOAcと水に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(1.03g、収率72%)を得た。
Figure 2022524678000192
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000193

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.04g、3.59mmol)をMeCN(25mL)中で撹拌し、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(0.76mL、5.04mmol)、引き続いてp-トルエンスルホン酸一水和物(5mg、0.023mmol)を添加した。混合物をrtで18時間攪拌し、EtN(15μL、0.26mmol)、引き続いて水(15mL)を添加した。固体を濾別し、最初に33%MeOH水溶液、次いでPEで洗浄した。固体を乾燥させて、生成物(1.99g、85%)を得た。
Figure 2022524678000194
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000195

ヨードメタン(133μL、2.13mmol)を、2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(700mg、1.07mmol)およびAgO(495mg、2.13mmol)のDMF(8mL)中溶液に添加した。rtで48時間撹拌した後、混合物をEtOAcで希釈し、水で2回洗浄し、有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣をTFA/水(8mL、4:1)に溶解し、rtで3時間攪拌した後、EtOAcとNaOH水溶液(1M)に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(314mg、50%)を得た。
Figure 2022524678000196
中間体11
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000197

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000198

2-ブロモ-5-クロロ-3-ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(770mg、1.43mmol)のMeOH(5.0mL)中溶液に、触媒量のナトリウムメタノラート(pH=9~10)を添加した。反応物を20分間撹拌し、酸性イオン樹脂で中和し、濾過した。濾液を濃縮して粗生成物(350mg、78%)を得た。
Figure 2022524678000199
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000200

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(350mg、0.66mmol)のDMF(5mL)中撹拌溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(404mg、2.65mmol)を添加し、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(30.8mg、0.13mmol)を添加した。混合物を、ウォーターポンプを使用して真空下、50℃で4時間撹拌した。rtに冷却した後、反応物を水(15mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を真空中で濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(300mg、91%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000201
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000202

2-ブロモ-5-クロロ-3-ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.60mmol)をDMF(8.0mL)に溶解し、AgO(696mg、3.00mmol)を添加し、引き続いてヨードメタン(426mg、3.00mmol)を添加した。反応物をrtで48時間攪拌し、濾過した。濾液を真空中で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(240mg、78%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000203
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000204

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.78mmol)および2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン;シュウ酸(736mg、3.89mmol)のDMF(5mL)中溶液に、DIEA(1.33mL、7.79mmol)を添加した。混合物をマイクロ波反応器中130℃で4時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~2/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(190mg、46%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000205
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000206

5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.244mmol)およびトリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(60.0%、120mg、0.29mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(72.6mg、0.37mmol)および硫酸銅(II)五水和物(30.5mg、0.12mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(115mg、67%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000207
中間体12
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000208

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000209

2-ブロモ-5-クロロ-3-ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(230mg、0.45mmol)のDMF(4.0mL)中溶液に、Zn(14.6mg、0.22mmol)、Zn(CN)(52.6mg、0.45mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(20.2mg、0.036mmol)およびPd(ジベンジリデンアセトン)(32.8mg、0.036mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、100℃で3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(105mg、51%)を得た。
Figure 2022524678000210
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000211

2-ブロモ-5-クロロ-3-ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.22mmol)およびトリメチル-[2-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)エチニル]シラン(70.0%、58.5mg、0.18mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(64.6mg、0.33mmol)および硫酸銅(II)五水和物(27.1mg、0.11mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(80.0mg、60%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000212
中間体13
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000213

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(110mg、0.24mmol)およびトリメチル-[2-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)エチニル]シラン(98.7mg、0.48mmol)のDMF(5mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(94.8mg、0.48mmol)および硫酸銅(II)五水和物(29.9mg、0.12mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(35mg、25%)を得た。
Figure 2022524678000214
中間体14
5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000215

3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-D-ガラクトピラノース
Figure 2022524678000216

3-アジド-3-デオキシ-D-ガラクトピラノース(Lowary,T.L.;Hindsgaul,O.Recognition of Synthetic O-Methyl,Epimeric,and Amino Analogues of the Acceptor Α-L-Fucp-(1→2)-Β-D-Galp-or Glycosyltransferases.Carbohydrate Research 1994、251、33~67)(16.4g、79.9mmol)のDMF(120mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(18.2g、120mmol)を添加し、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(3.71g、16.0mmol)を添加した。混合物を50℃で4時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液(200mL)に滴加した。混合物を濾過し、白色固体を水で洗浄し、真空中で乾燥させて、生成物(15.0g,64%、α/β=1:1)を得た。
3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-α-D-ガラクトピラノース
Figure 2022524678000217

3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノース
Figure 2022524678000218
メチル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000219

3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-D-ガラクトピラノース(5.00g、17.0mmol)のDMF(40mL)中溶液に、NaH(油中60%、1.96g、51.1mmol)を窒素雰囲気下、0℃で添加し、混合物を20分間撹拌した。ヨードメタン(3.18mL、51.1mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。水(50mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(5.10g,93%、α/β=0.5:1)を得た。
メチル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000220

メチル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-β-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000221
アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000222

メチル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド(5.10g、15.9mmol)の無水酢酸(40.0mL)および酢酸(20mL)中溶液に、濃HSOの液滴を0℃で添加した。混合物を0℃で4時間撹拌し、引き続いて飽和NaHCO水溶液に滴加した。混合物をDCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製した。得られた物質をEtOAc(4.00mL)に懸濁した。混合物を60℃に加熱し、次いで、25℃に冷却し、撹拌しながらn-ヘプタン(20.0mL)を添加した。混合物を0℃に冷却し、1時間撹拌し、濾過し、n-ヘプタン/EtOAc(4:1、10mL)で洗浄して、生成物(1.2g)を白色固体として得て、次のステップにそのまま使用した。
Figure 2022524678000223
アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000224

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド(1.17g、3.39mmol)のDCM(15mL)中溶液に、PCl(1.06g、5.08mmol)を添加し、引き続いて三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(0.209mL、1.69mmolを窒素雰囲気下30℃で添加した。混合物を30℃で30分間撹拌し、引き続いて飽和NaHCO水溶液に滴加した。混合物をDCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をDMF(4.0mL)に溶解し、カリウムチオアセタート(731mg、6.4mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。水(50mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 20g、18mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(1.15g,75%、α/β=0.23:1)を得た。
アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-2-O-メチル-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000225

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-2-O-メチル-3-デオキシ-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000226
5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000227

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.83mmol)および4-クロロ-2-フルオロ-ベンゾニトリル(250mg、1.61mmol)のDMF(5.0mL)中溶液に、ジエチルアミン(121mg、1.66mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(180mg,62%、α/β=0.44/1)を得た。
Figure 2022524678000228

5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000229

5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000230
5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000231

5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(260mg、0.57mmol)およびトリメチル-[2-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)エチニル]シラン(247mg、1.10mmol)のDMF(6mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(71.4mg、0.29mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(113mg、0.57mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで3時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物のアノマー混合物を得た。混合物を分取-SFCによって精製して、生成物(56.0mg、16%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000232
中間体16
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000233

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(202mg、0.31mmol)およびNaH(油中60%、24mg、0.62mmol)をDMF(3mL)に溶解し、10分間攪拌した後、ヨードエタン(37μL、0.46mmol)を添加した。rtで3時間撹拌した後、混合物をEtOAcで希釈し、水で2回洗浄し、有機相を乾燥させ、蒸発させた。別のバッチを並行して調製した。2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(202mg、0.31mmol)およびAgO(143mg、0.62mmol)をDMF(3mL)に溶解し、5分間攪拌した後、ヨードエタン(49μL、0.62mmol)を添加した。50℃で20時間撹拌した後、混合物をEtOAcで希釈し、水で2回洗浄し、有機相を乾燥させ、蒸発させた。2つのバッチからの粗生成物をプールし、TFA/水(4mL、4:1)に溶解した。混合物をrtで3時間撹拌した後、EtOAcとNaOH水溶液(1M)に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、分取HPLC(方法B)によって精製して、生成物(10mg、3%)を白色粉末として得た。
Figure 2022524678000234
中間体21
3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-カルボキシメチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000235

3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000236

硫酸銅(II)五水和物(127mg、0.5mmol)を熱水(5.0mL)に溶解し、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(198mg、1.0mmol)に添加した。得られた褐色がかった分散液を、MeOH(20mL)およびTHF(20mL)中3,4-ジクロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.33g、4.7mmol)、KCO(6.5g、47mmol)およびトリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(1.40g、5.68mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を50℃で20時間撹拌し、celiteを添加し、混合物を濾過し、濾過ケークをEtOAc/MeOHで洗浄した。濾液をEtOAcとHCl水溶液(0.5M)に分配し、有機相を濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製し、粗生成物をMeCN(30mL)中でトリチュレーションして、生成物(1.73g、68%)を得た。
Figure 2022524678000237
3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000238

3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.73g、3.2mmol)のMeCN(40mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(0.974mL、6.46mmol)、引き続いてp-トルエンスルホン酸一水和物(50mg、0.26mmol)を添加した。懸濁液をrtで72時間撹拌し、次いで、0℃に冷却し、濾過して生成物(1.876g、93%)を得た。
Figure 2022524678000239
3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(メトキシカルボニル)メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000240

3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(800mg、1.28mmol)およびNaH(油中60%、77mg、1.91mmol)をDMF(3.0mL)中で5分間撹拌した後、メチル2-ブロモアセタート(0.16mL、1.66mmol)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌し、次いで、氷冷水(30mL)およびHCl(4mL、1M)に注ぎ入れた。固体を濾過によって単離し、EtOAc/PEから再結晶して生成物(746mg、84%)を得た。
Figure 2022524678000241
3,4-ジクロロフェニル4,6-O 3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-カルボキシメチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000242

-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(メトキシカルボニル)メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(721mg、1.103mmol)を80%TFA水溶液(10mL)中で30分間撹拌し、混合物を濃縮し、水を添加したところ、沈殿が得られた。沈殿を濾過によって回収し、次いで、EtOH(5.0mL)およびNaOH(3.0mL、2M)中で2時間撹拌した。混合物をHCl(1M)で中和し、濃縮し、水を添加し、HCl(1M)でpHを約1に調整した。沈殿を回収し、次いで、MeOH/水中でトリチュレーションし、固体を回収し、粗MeOH(3.0mL)および28%アンモニア(0.20mL)に添加した。混合物を濃縮乾固し、次いで、EtO中でトリチュレーションし、沈殿を回収し、生成物をアンモニウム塩(381mg、60%)として得た。
Figure 2022524678000243
中間体22
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000244

5-ブロモ-3-クロロ-2-シアノ-ピリジン-N-オキシド
Figure 2022524678000245

5-ブロモ-3-クロロ-2-シアノ-ピリジン(1.50g、6.90mmol)のTFA(10mL)中溶液に、H(35.0%、1.01g、10.3mmol)をゆっくり添加した。混合物を70℃に加熱し、3時間撹拌し続けた。溶媒を減圧下で慎重に除去した。残渣をEtOAcに溶解し、水、ブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、生成物(1.30g、81%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2022524678000246
5-ブロモ-3,6-ジクロロ-2-シアノ-ピリジン
Figure 2022524678000247

5-ブロモ-3-クロロ-2-シアノ-ピリジン-N-オキシド(700mg、3.00mmol)のトルエン(7mL)中撹拌溶液に、POCl(0.823mL、9.00mmol)を添加した。混合物を100℃で3時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、激しく撹拌しながら氷水に注ぎ入れた。溶液をEtOAcで抽出し、有機層を水、飽和NaHCO水溶液、ブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(400mg、53%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2022524678000248
5-ブロモ-3-クロロ-2-シアノ-6-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン
Figure 2022524678000249

5-ブロモ-3,6-ジクロロ-2-シアノ-ピリジン(50.0mg、0.20mmol)および2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(21.6mg、0.22mmol)のMeCN(2mL)中溶液に、KCO(41.1mg、0.30mmol)を添加した。混合物を60℃で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcに溶解し、水、ブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(33.0mg、53%)を淡黄色固体として得た。
Figure 2022524678000250
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000251

4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(950mg、2.63mmol)および5-ブロモ-3-クロロ-2-シアノ-6-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン(992mg、3.15mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ジエチルアミン(385mg、5.26mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(280mg,74%、α/β=0.44:1)を得た。
Figure 2022524678000252

5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000253

5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000254
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000255

5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.72mmol)およびトリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(215mg、0.94mmol)のDMF(6mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(90.3mg、0.362mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(143mg、0.72mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで3時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(10mL)で3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物のアノマー混合物を得た。混合物を分取-SFCによって分離して、生成物(58.0mg、11%)を得た。
Figure 2022524678000256
中間体23
5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000257

5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.72mmol)およびトリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(215mg、0.94mmol)のDMF(6mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(90.3mg、0.362mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(143mg、0.72mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで3時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(10mL)で3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物のアノマー混合物を得た。混合物を分取-SFCによって分離して、生成物(54.0mg、11%)を得た。
Figure 2022524678000258
中間体24
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000259

5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000260

マイクロ波管内の2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(350mg、0.68mmol)および5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(281mg、1.36mmol)の1,4-ジオキサン/水(3.3mL、10:1)中溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(47.8mg、0.068mmol)およびKCO(282mg、2.04mmol)を添加した。アルゴンを溶液に通気することによって混合物を脱気し、次いで、これをマイクロ波反応器中100℃で1時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~1/1、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(260mg、74%)を得た。
Figure 2022524678000261
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000262

5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.25mmol)およびトリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(69.4mg、0.30mmol)のDMF(3mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(100mg、0.51mmol)および硫酸銅(II)五水和物(31.6mg、0.13mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(90.0mg、53%)を得た。
Figure 2022524678000263
中間体25
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000264

5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000265

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.39mmol)およびトリブチル(2-ピリジル)スタナン(143mg、0.39mmol)のDMF(3mL)中溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(27.3mg、0.039mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、110℃で6時間撹拌した。rtに冷却した後、混合物を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(25.0mg、13%)を得た。
Figure 2022524678000266
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000267

5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(50.0mg、0.098mmol)およびトリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(24.5mg、0.11mmol)のDMF(3mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(38.7mg、0.20mmol)および硫酸銅(II)五水和物(12.2mg、0.049mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌し、次いで、分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(30.0mg、46%)を得た。
Figure 2022524678000268
中間体26
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000269

5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000270

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(320mg、0.62mmol)のDMF(5mL)中溶液に、3-ピリジルボロン酸(153mg、1.25mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(91mg、0.013mmol)およびKCO(172mg、1.25mmol)を添加した。混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=10/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(150mg、47%)を得た。
Figure 2022524678000271
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000272

5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(72mg、0.14mmol)のDMF(3mL)中溶液に、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(48mg、0.21mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(28mg、0.14mmol)および硫酸銅(II)五水和物(35mg、0.14mmol)を添加した。混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を濃縮し、次いで、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=10/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(59.0mg、63%)を得た。
Figure 2022524678000273
中間体27
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000274

5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000275

2-ブロモ-5-クロロ-3-ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.35mmol)の1,4-ジオキサン(4.0mL)中溶液に、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(144mg、0.70mmol)、KCO(145mg、1.05mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(12.3mg、0.018mmol)およびHO(0.5mL)を添加した。混合物をマイクロ波反応器中100℃で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で濃縮した。残渣をEtOAc(100mL)に溶解し、水(80mL)、ブライン(80mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~2/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(130mg、73%)を得た。
Figure 2022524678000276
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000277

5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(60.0mg、0.12mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(53.5mg、0.23mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(23.2mg、0.12mmol)、硫酸銅(II)五水和物(29.3mg、0.12mmol)およびCsF(17.8mg、0.12mmol)を添加した。混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(20mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×10mL)で抽出した。有機層を水(25mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(50.0mg、64%)を得た。
Figure 2022524678000278
中間体28
5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000279

5-クロロ-2-[1-(N-tert-ブトキシカルボニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル]ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000280

2-ブロモ-5-クロロ-3-ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.78mmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中溶液に、tert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシラート(361mg、1.17mmol)、KCO(215mg、1.56mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(546mg、0.78mmol)およびHO(1mL)を添加した。混合物をマイクロ波反応器中100℃で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で濃縮した。残渣をEtOAc(100mL)に溶解し、水(80mL)、ブライン(80mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(220mg、46%)を得た。
Figure 2022524678000281
5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000282

5-クロロ-2-[1-(N-tert-ブトキシカルボニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル]ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.65mmol)のDCM(15mL)中溶液に、TFA(2.41mL、32.5mmol)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌し、EtN(4mL)を0℃で添加し、引き続いて混合物を濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(97mg、35%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000283
中間体29
5-クロロ-2-[1-(N-tert-ブトキシカルボニル)-3-ピロリン-3-イル]ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000284

5-クロロ-2-[1-(N-tert-ブトキシカルボニル)-3-ピロリン-3-イル]ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000285

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.20mmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中溶液に、tert-ブチル3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2,5-ジヒドロピロール-1-カルボキシラート(91.9mg、0.31mmol)、KCO(53.8mg、0.39mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(10.9mg、0.016mmol)の水(1mL)中溶液を添加した。混合物をマイクロ波反応器中100℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をEtOAc(100mL)に溶解し、水およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(90mg、77%)を得た。
Figure 2022524678000286
5-クロロ-2-[1-(N-tert-ブトキシカルボニル)-3-ピロリン-3-イル]ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000287

5-クロロ-2-[1-(N-tert-ブトキシカルボニル)-3-ピロリン-3-イル]ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90mg、0.15mmol)のDMF(2mL)中溶液に、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(37.5mg、0.16mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(29.6mg、0.15mmol)、硫酸銅(II)五水和物(37.3mg、0.15mmol)およびCsF(34.1mg、0.22mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を濾過し、濾液を逆相カラム[CHCN/水(0.01% TFA)=0~65%、C18 40g、50mL/分、UV 254]によって精製して、生成物(50mg、44%)を得た。
Figure 2022524678000288
中間体30
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000289

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000290

2-ブロモ-5-クロロ-3-ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(185mg、0.36mmol)のDMF(3mL)中溶液に、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(123mg、0.54mmol)、硫酸銅(II)五水和物(45.0mg、0.18mmol)およびL-アスコルビン酸(+)ナトリウム(36mg、0.18mmol)を添加した。混合物をrtで3時間撹拌し、水(50mL)およびDCM(50mL)を添加し、水相をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(210mg、85%)を得た。
Figure 2022524678000291
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000292

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.26mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリブチル(オキサゾール-2-イル)スタナン(283mg、0.79mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(37mg、0.053mmol)およびCsF(80mg、0.53mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、60℃で16時間撹拌した。溶媒を蒸発によって除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~5/7、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(72mg、37%)を得た。
Figure 2022524678000293
中間体31
5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000294

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.30mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリブチル(チアゾール-2-イル)スタナン(223mg、0.6mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(63mg、0.09mmol)およびCsF(91mg、0.9mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、100℃で3時間撹拌した後、溶媒を蒸発によって除去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(85mg、39%)を得た。
Figure 2022524678000295
中間体32
2,5-ビス(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000296

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.27mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリブチル(チアゾール-2-イル)スタナン(302mg、0.81mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(57mg、0.08mmol)およびCsF(122mg、0.81mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、100℃で3時間撹拌した後、溶媒を蒸発によって除去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(125mg、34%)を得た。
Figure 2022524678000297
中間体33および中間体34
5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドおよび5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(混合物)
Figure 2022524678000298

5-クロロピリジン-3-チオールおよび5-ブロモピリジン-3-チオール(混合物)
Figure 2022524678000299

3-ブロモ-5-クロロピリジン(4.52g、23.5mmol)およびNaH(油中60%、0.90g、23.5mmol)のDMF(40mL)中溶液に、ベンジルメルカプタン(2.51mL、21.3mmol)を滴加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcで希釈し、水で2回洗浄し、有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣をトルエン(15mL)に溶解し、0℃に冷却した。形成された懸濁液に、AlCl(4.83g、36.2mmol)のトルエン(55mL)中溶液を添加し、混合物を30分でrtに到達させ、次いで、rtで2時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、水の添加によってクエンチした。相を分離し、有機相を水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物の混合物(3.05g)を得た。
5-クロロピリジン-3-チオール
Figure 2022524678000300

5-ブロモピリジン-3-チオール
Figure 2022524678000301
5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドおよび5-ブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(混合物)
Figure 2022524678000302

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(1.72g、4.91mmol)と共にDMF(20mL)に溶解した5-クロロピリジン-3-チオールおよび5-ブロモピリジン-3-チオールの混合物(650mg)に、NaH(油中60%、428mg、11.2mmol)を添加した。混合物をrtで3時間撹拌した後、EtOAcで希釈し、水で2回およびブラインで1回洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物の混合物(1.17g)を得た。
5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000303

5-ブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000304
5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドおよび5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(混合物)
Figure 2022524678000305

5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドおよび5-ブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシドの混合物(1.17g)をMeOH(20mL)およびNaOMe(1mL、1M)に溶解し、rtで2時間攪拌した。AcOH(0.2mL)を添加し、混合物を濃縮し、残渣をEtOAcとNaOH(水溶液、1M)に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、残渣をp-トルエンスルホン酸一水和物(146mg、0.77mmol)と共にMeCN(100mL)に溶解した。ベンズアルデヒドジメチルアセタール(0.77mL、5.10mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌したところ、沈殿が観察された。固体を濾別し、濾液を蒸発させ、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣および固体物質をNaH(油中60%、164mg、4.28mmol)と共にDMF(10mL)に溶解した。混合物を5分間撹拌した後、ヨードメタン(0.2mL、3.21mmol)を添加した。rtで2時間撹拌した後、混合物をEtOAcで希釈し、水で2回洗浄し、有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣を、TFA/水(7.5mL、4:1)中、rtで30分間撹拌した。混合物をその体積の3分の1に濃縮し、EtOAcとNaOH(水溶液、1M)に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物の混合物(380mg)を得た。
5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000306

5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000307
中間体39
6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000308

5-フルオロ-3-メチル-2-(トリフルオロメチル)ピリジン
Figure 2022524678000309

2-ブロモ-5-フルオロ-3-メチルピリジン(3.8g、20mmol)のDMF(20mL)中溶液に、CuI(6.0g、31.5mmol)およびメチル2,2-ジフルオロ-2-フルオロスルホニル-アセタート(11.5g、60mmol)を添加した。混合物をマイクロ波反応器中100℃で5時間撹拌した。水(100mL)を添加し、次いで、ジエチルエーテル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×100mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮して、生成物(2.5g,63%)を得た。
Figure 2022524678000310
5-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-チオール
Figure 2022524678000311

5-フルオロ-3-メチル-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(2.5g、12.6mmol)のDMF(20mL)中溶液に、NaS(1.96g、25.1mmol)を添加した。混合物をrtで一晩撹拌した。溶媒を除去して、生成物(2.0g、82%)を得た。
Figure 2022524678000312
6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000313

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(3.50g、10.0mmol)および5-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-チオール(2.0g、10.4mmol)のDMF(50mL)中溶液に、CsCO(6.52g、20.0mmol)を添加した。混合物をrtで6時間撹拌した後、水(200mL)を添加した。混合物をEtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×100mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 40g、40mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(2.6g、51%)を得た。
Figure 2022524678000314
6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000315

6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.6g、5.13mmol)のMeOH(50mL)中溶液に、NaOMe(0.03g、0.51mmol)を添加した。混合物をrtで6時間撹拌した後、溶媒を蒸発によって除去した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(1.90g、93%)を得た。
Figure 2022524678000316
6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000317

6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.90g、4.8mmol)のDMF(15mL)中撹拌溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(2.19g、14.4mmol)を添加し、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(334mg、1.44mmol)を添加した。混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物をNaHCO水溶液(200mL)に滴加し、次いで、濾過した。白色固体を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(1.10g、47%)を得た。
Figure 2022524678000318
6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000319

6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.82mmol)のDMF(8mL)中溶液に、CsCO(0.534g、1.64mmol)およびヨードメタン(0.349g、2.46mmol)を添加した。混合物をrtで6時間撹拌した。水(100mL)を添加し、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層をブライン(3×50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(350mg、82%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000320
6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000321

6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.39mmol)のDMF(6mL)中溶液に、トリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(236mg、60%、0.58mol)、硫酸銅(II)五水和物(48.2mg、0.19mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(38.2mg、0.19mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで3時間撹拌した。水(50mL)およびDCM(50mL)を添加した。水相をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を水(50mL)およびブライン(3×50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(200mg、73%)を得た。
Figure 2022524678000322
中間体40
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000323

2-カルボキシ-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.27mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(65mg、0.41mmol)およびN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(81mg、0.41mmol)をDMF(2.0mL)中で撹拌し、アゼチジン(39μL、0.55mmol)を添加し、引き続いてEtN(39μL、0.27mmol)を添加した。混合物をrtで5時間撹拌し、次いで、水(8.0mL)を添加し、デカントした。残渣をEtOH(3mL)およびNaOH(0.5mL、2M)中、rtで1時間攪拌し、次いで、HCl(0.5mL、2M)で中和し、水に注ぎ入れた。沈殿を濾過によって回収し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によってさらに精製して、生成物(93mg、58%)を得た。
Figure 2022524678000324
中間体41
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000325

5-クロロ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000326

5-クロロ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.33g、2.75mmol)のMeOH(5.0mL)中溶液に、触媒量のNaOMe(pH=9~10)を添加した。混合物を20分間撹拌した後、酸性イオン樹脂で中和し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をDMF(10mL)に溶解した。溶液に、D(+)-10-カンファースルホン酸(195mg、0.84mmol)およびベンズアルデヒドジメチルアセタール(1.28g、8.41mmol)を添加し、混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=2/1~1/1、Silica-CS 12g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(768mg、62%)を得た。
Figure 2022524678000327
2-シアノ-5-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000328

5-クロロ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(768mg、1.73mmol)のDMF(2mL)中溶液に、ヨードメタン(490mg、3.45mmol)およびCsCO(1.69g、5.18mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで16時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=25/1~6/1、Silica-CS 12g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(407mg、51%)を得た。
Figure 2022524678000329
2-シアノ-5-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000330

2-シアノ-5-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(338mg、0.74mmol)およびトリメチル-[2-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)エチニル]シラン(0.304g、1.47mmol)のDMF(5mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(72.9mg、0.37mmol)および硫酸銅(II)五水和物(92.1mg、0.37mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~4/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(260mg、60%)を得た。
Figure 2022524678000331
2-カルボキシ-5-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000332

エタノール(20mL)およびNaOH(11.4mL、3M)中2-シアノ-5-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(250mg、0.42mmol)の混合物を80℃で5時間撹拌した。rtに冷却した後、混合物を約12mLの体積に濃縮し、次いで、HCl(5M)でpH約1に酸性化した。沈殿を濾過によって回収し、33%MeOH水溶液で洗浄し、乾燥させて生成物(200mg、78%)を得た。
Figure 2022524678000333
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000334

DMF(3mL)中2-カルボキシ-5-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.33mmol)、アゼチジン塩酸塩(0.122g、1.31mmol)およびEtN(0.198g、1.96mmol)の攪拌混合物に、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート(0.373g、0.98mol)を小分けで添加した。混合物をrtで一晩撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/2、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(127mg、60%)を得た。
Figure 2022524678000335
中間体42
5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000336

5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000337

5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(国際公開第2016120403号パンフレット)(2.80g、6.10mmol)のMeOH(30mL)中溶液に、NaOMe(330mg、6.10mmol)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌し、次いで、AcOHを添加してpHを7に調整した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/1~0/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(1.50g、74%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000338
5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000339

5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.50g、4.51mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(2.06g、13.5mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(314mg、1.35mmol)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌し、次いで、rtに冷却し、EtN(1mL)を添加した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/1~1/3、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(1.00g、53%)を得た。
Figure 2022524678000340
5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000341

5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.00g、2.38mmol)のDMF(10mL)中溶液に、0℃でNaH(油中60%、190mg、4.75mmol)を添加した。2分後、ヨードメタン(0.296mL、4.75mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、rtで30分間撹拌した。混合物を水(20mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×50mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=2/1~1/2、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(420mg、41%)を得た。
Figure 2022524678000342
5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000343

5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.230mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(78.7mg、0.35mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(45.6mg、0.23mmol)、硫酸銅(II)五水和物(57.4mg、0.23mmol)およびCsF(34.9mg、0.23mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(20mL)に注ぎ入れ、EtOAc(50mL)で2回抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(100mg、74%)を得た。
Figure 2022524678000344
中間体43
5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(6-フルオロ-5-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000345

6-ブロモ-2-フルオロ-3-メチルピリジン
Figure 2022524678000346

リチウムジイソプロピルアミド(6.25mL、THF中2M、12.5mmol)の溶液を、THF(6mL)中2-ブロモ-6-フルオロ-ピリジン(2.0g、11.4mmol)に-78℃で滴加し、次いで、30分間撹拌した。ヨードメタン(1.77g、12.5mmol)をゆっくり添加し、次いで、-78℃で3時間撹拌し続けた。混合物をゆっくりrtに到達させ、次いで、1時間撹拌した。反応物をEtOAc/水(50mL/100mL)でクエンチし、1時間維持した。層を分離し、有機層を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=20/1~10/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(1.00g、46%)を得た。
Figure 2022524678000347
2-フルオロ-3-メチル-6-[2-(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン
Figure 2022524678000348

6-ブロモ-2-フルオロ-3-メチルピリジン(1.00g、5.26mmol)およびトリメチルシリルアセチレン(1.03g、10.5mmol)のDMF(5mL)中溶液に、CuI(50.1mg、0.26mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(185mg、0.26mol)およびEtN(1.47mL、10.5mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、50℃で2時間撹拌した。溶媒を除去して、生成物(300mg、28%)を得た。
Figure 2022524678000349
5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(6-フルオロ-5-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000350

5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(114mg、0.26mmol)および2-フルオロ-3-メチル-6-[2-(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン(81.6mg、0.39mmol)のDMF(2mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(25.0mg、0.13mmol)および硫酸銅(II)五水和物(33.0mg、0.13mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで3時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~4/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(100mg、67%)を得た。
Figure 2022524678000351
中間体44
3-クロロ-2-メチル-6-[2-(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン
Figure 2022524678000352

6-ブロモ-3-クロロ-2-メチル-ピリジン(413mg、2mmol)およびトリメチルシリルアセチレン(416μl、3mmol)を、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(73.0mg、0.10mmol)、CuI(38.1mg、0.20mmol)およびEtN(1.36mL、10mmol)のTHF(4mL、脱気)中溶液に添加した。混合物をrtで1時間撹拌した後、PE(7mL)で希釈し、-20℃に冷却した。懸濁液をceliteプラグを通して濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、生成物(400mg、89%)が得られた。
Figure 2022524678000353
5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000354

NaOMe(2.18mL、1M、2.18mmol)を、MeOH(40mL)中5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.00g、4.36mmol)に添加した。20分後、反応物をAcOH(200μL)でクエンチし、濃縮した。NaOH(100mL、1M)を添加し、混合物をEtOAc(2×100mL)で抽出した。有機相を乾燥させ、濃縮した。粗生成物をMeCN(200mL)に懸濁した。ベンズアルデヒドジメチルアセタール(1.31mL、8.72mmol)およびp-トルエンスルホン酸一水和物(249mg、1.31mmol)を添加した。2時間後、さらなるベンズアルデヒドジメチルアセタール(1.31mL、8.72mmol)を添加し、混合物を45分間撹拌した後、濃縮した。粗生成物をMeCN(200mL)に懸濁し、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(1.31ml、8.72mmol)を添加した。混合物を一晩撹拌し、次いで、濃縮した。EtOAc(200mL)を添加し、混合物を飽和NaHCO水溶液(100mL)および水(100ml)で洗浄した。有機相を濃縮した。トルエンを添加し、混合物をもう一度濃縮した。粗生成物をDMF(20mL)に溶解し、NaH(油中60%、334mg、8.72mmol)を添加した。5分後、ヨードメタン(0.407mL、6.54mmol)を添加し、混合物をさらに45分間撹拌した。混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、水(5×200mL)で洗浄し、濃縮した。水/TFA(15mL、1:4)を添加した。30分後、混合物を水(25mL)で希釈し、TFAを減圧下で除去した。NaOH(50mL、1M)を添加し、NaOH(50%)を使用して混合物を塩基性にした。混合物をEtOAc(2×50mL)で抽出した。有機相を乾燥させ、濃縮した。EtOAc:PEからの再結晶によって、生成物(1.10g)を得た。母液を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(501mg)を得た。
Figure 2022524678000355
中間体45
3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000356

3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000357

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-2-メチル-3-デオキシ-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(280mg、0.78mmol)および3-クロロ-5-フルオロ-ピリジン-2-カルボニトリル(146mg、0.93mmol)のDMF(5.00mL)中溶液に、0℃でジエチルアミン(113mg、1.55mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、0℃で8時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(260mg,74%、α/β=0.25:1)を得た。
Figure 2022524678000358

3-クロロ-2-シアノ-ピリジン-5-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000359

3-クロロ-2-シアノ-ピリジン-5-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000360
3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000361

3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.40mmol)およびトリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(135mg、0.59mmol)のDMF(3.00mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(49.3mg、0.20mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(78.2mg、0.40mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで3時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物のアノマー混合物を得た。混合物を分取TLC(PE/EtOAc=1/1)によって分離して、生成物(25.0mg、10%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000362
中間体47
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000363

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.20mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(122mg、60%、0.3mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(40mg、0.20mmol)および硫酸銅(II)五水和物(50mg、0.20mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで3時間撹拌した。水(50mL)およびDCM(50mL)を添加した。水相をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を水(50mL)およびブライン(3×50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(100mg、79%)を得た。
Figure 2022524678000364
中間体48
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000365

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.26mmol)およびトリメチル-[2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)エチニル]シラン(101mg、70%、0.31mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(77.5mg、0.39mmol)および硫酸銅(II)五水和物(32.6mg、0.13mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(97.0mg、61%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000366
中間体49
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000367

2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000368

2-ブロモ-3-フルオロ-5-メチルピリジン(300mg、1.58mmol)のDMF(10mL)中溶液に、NaS(246mg、3.16mmol)を添加した。混合物をマイクロ波反応器中100℃で1時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(300mg、0.858mmol)およびCsCO(559mg、1.72mmol)を添加した。混合物をrtで一晩撹拌した。混合物をEtOAc(30mL)で抽出し、ブラインで洗浄した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、粗生成物を得た。
Figure 2022524678000369
2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000370

2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、56%、0.325mmol)をMeOH/EtN/HO混合溶液(9mL、5:3:1)に溶解した。混合物をrtで一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(65.0mg)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000371
2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000372

2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.77mmol)のDMF(6mL)中撹拌溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(350mg、2.30mmol)を添加し、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(35.6mg、0.15mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、50℃で3時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~3/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(250mg、68%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000373
2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000374

2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(250mg、0.52mmol)およびヨードメタン(370mg、2.61mmol)のDMF(5mL)中溶液に、CsCO(510mg、1.56mmol)を添加した。混合物をrtで4時間撹拌し、次いで、EtOAc(30mL)で抽出した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~2/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(180mg、70%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000375
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000376

2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.37mmol)のDMF(10.0mL)中溶液に、Zn(23.9mg、0.37mmol)、Pd(ジベンジリデンアセトン)、(26.7mg、0.029mmol)、Zn(CN)(129mg、1.09mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(16.5mg、0.029mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、100℃で2.5時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(100mg、62%)を得た。
Figure 2022524678000377
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000378

2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.23mmol)およびトリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(60.0%、111mg、0.27mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(67.6mg、0.34mmol)および硫酸銅(II)五水和物(28.4mg、0.11mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間攪拌した後、分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(80mg、57%)を白色固体として得た。612.1.
Figure 2022524678000379
中間体50
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000380

2,5-ジブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000381

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(3g、7.70mmol)のDMF(30mL)中溶液に、0℃で2,5-ジブロモ-3-フルオロピリジン(2.16g、8.47mmol)およびジエチルアミン(1.13g、15.4mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 40g、50mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(2.6g、58%)を得た。
Figure 2022524678000382
2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000383

2,5-ジブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.60g、4.47mmol)のMeOH(30mL)中溶液に、EtN(2mL)およびHO(1mL)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をDCM(50mL)に懸濁した。固体を回収し、DCMおよびEtOによって洗浄した。生成物(1.10g、54%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000384
2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000385

2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.10g、2.41mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(1.1g、7.24mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(112mg、0.48mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、50℃で2時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、EtN(1mL)を添加した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/1~1/3、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(1.05g、80%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000386
2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000387

2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.05g、1.93mmol)のDMF(10mL)中溶液に、CsCO(1.86g、5.79mmol)およびヨードメタン(0.601mL、9.65mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、沈殿を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(900mg、84%)を得た。
Figure 2022524678000388
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000389

2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.72mmol)のDMSO(15mL)中溶液に、シアン化銅(I)(77.0mg、0.86mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、マイクロ波反応器中120℃で2時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×50mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(140mg、39%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000390
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000391

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(60.0mg、0.12mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(58.2mg、0.24mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(23.6mg、0.12mmol)、硫酸銅(II)五水和物(29.7mg、0.12mmol)およびCsF(18.1mg、0.12mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×80mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(40.0mg、50%)を得た。
Figure 2022524678000392
中間体51
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000393

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(60.0mg、0.12mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリメチル-[2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)エチニル]シラン(40.5mg、0.18mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(23.6mg、0.12mmol)、硫酸銅(II)五水和物(29.7mg、0.12mmol)およびCsF(18.1mg、0.12mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(40mg、51%)を得た。
Figure 2022524678000394
中間体52
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000395

2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-3-ブロモ-5-クロロピリジン
Figure 2022524678000396

アゼチジン(171μL、2.54mmol)を、3-ブロモ-5-クロロピリジン-2-カルボン酸(500mg、2.11mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(389mg、2.54mmol)およびN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(486mg、2.54mmol)のDMF(8ml)およびEtN(0.35mL、2.54mmol)中溶液に添加した。rtで26時間撹拌した後、混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。水相をEtOAcで抽出し、合わせた有機相を乾燥させ、蒸発させた。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による残渣の精製によって、生成物(264mg、収率45%)が得られた。
Figure 2022524678000397
2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-3-[(2,4-ジメトキシフェニル)メチルスルファニル]-5-クロロピリジン
Figure 2022524678000398

2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-3-ブロモ-5-クロロピリジン(277mg、1.01mmol)、Pd(ジベンジリデンアセトン)(35mg、0.060mmol)および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(29mg、0.050mmol)の1,4-ジオキサン(1mL)中窒素パージ溶液に、2,4-ジメトキシベンジルチオール(278mg、1.51mmol)およびDIEA(0.34mL、2.00mmol)の1,4-ジオキサン(2mL)中溶液を添加し、混合物を100℃で4時間撹拌した。混合物をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(359mg、94%)を得た。
Figure 2022524678000399
2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-5-クロロピリジン-3-チオール
Figure 2022524678000400

TFA(1.5mL)を、2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-3-[(2,4-ジメトキシフェニル)メチルスルファニル]-5-クロロピリジン(359mg、0.95mmol)のDCM(2mL)およびトリエチルシラン(1.5mL)中溶液に添加し、混合物をrtで20時間撹拌した。混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(199mg、92%)を得た。
Figure 2022524678000401
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000402

NaH(油中60%、70mg、1.81mmol)を、2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-5-クロロピリジン-3-チオール(166mg、0.73mmol)および2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(317mg、0.91mmol)のDMF(6mL)中溶液に添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水で2回およびブラインで1回洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(315mg、収率67%)を得た。
Figure 2022524678000403
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000404

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(275mg、0.51mmol)をMeOH(10mL)、EtN(1.5mL)および水(0.5mL)に溶解し、rtで24時間攪拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(方法B)によって精製して、生成物(206mg、98%)を得た。
Figure 2022524678000405
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000406

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.48mmol)をMeCN(20mL)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(92mg、0.48mmol)、引き続いてベンズアルデヒドジメチルアセタール(0.15mL、0.96mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。EtN(0.1mL、0.72mmol)を添加し、混合物を濃縮した。残渣をEtOAcと飽和NaHCO水溶液に分配した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。残渣およびNaH(油中60%、37mg、0.96mmol)をDMF(3mL)に溶解し、5分間撹拌した後、ヨードメタン(45μL、0.72mmol)を添加した。rtで2時間撹拌した後、混合物をEtOAcで希釈し、水で2回洗浄し、有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣をTFA/水(2.5mL、4:1)中、rtで1時間撹拌した。混合物を分取HPLC(方法B)によって精製して、生成物(45mg、22%)を得た。
Figure 2022524678000407
中間体54
5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000408

5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(174mg、0.30mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(22mg、0.03mmol)およびCuI(6.0mg、0.03mmol)を排気し、窒素でパージした。THF(3.0mL)、引き続いてトリメチルシリルアセチレン(65μL、0.45mmol)およびDIEA(79μL、0.45mmol)を添加し、混合物を50℃で18時間撹拌した。濃縮およびクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、生成物(150mg、86%)が得られた。
Figure 2022524678000409
中間体55
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(5-クロロ-6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000410

3-クロロ-2-フルオロ-6-[2-(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン
Figure 2022524678000411

6-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-ピリジン(200mg、0.95mmol)およびトリメチルシリルアセチレン(140mg、1.43mmol)のDMF(4mL)中溶液に、CuI(9.05mg、0.048mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(33.4mg、0.048mmol)およびDIEA(0.325mL、1.90mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=20/1)によって精製して、生成物(165mg、76%)を得た。
Figure 2022524678000412
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(5-クロロ-6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000413

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.26mmol)、3-クロロ-2-フルオロ-6-[2-(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン(71.3mg、0.31mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(77.5mg、0.39mmol)および硫酸銅(II)五水和物(32.6mg、0.13mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(125mg、78%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000414
中間体56
2-シアノ-5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000415

4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノース
Figure 2022524678000416

三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(0.96mL、7.78mmol)を、DCM(18mL)中アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド(895mg、2.59mmol)に添加し、混合物をHS(1atm)に供した。混合物を21時間激しく撹拌した。水(100mL)を添加し、混合物をDCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、生成物(324mg、39%)が得られた。
Figure 2022524678000417
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000418

DIEA(261μL、1.52mmol)を、DMF(4mL)中5-ブロモ-3-フルオロピリジン-2-カルボニトリル(245mg、1.22mmol)および4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノース(324mg、1.01mmol)に添加した。混合物をrtで30分間撹拌した後、EtOAc(40mL)で希釈し、HCl(1M、40mL)、水(3×40mL)およびブライン(40mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、生成物(465mg、92%)が得られた。
Figure 2022524678000419
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000420

DIEA(79.4μL、464μmol)を、MeCN(4.64mL)中5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(232mg、464μmol)、トリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(96.0mg、556μmol)およびCuI(8.8mg、46.4mmol)に添加した。40℃で19時間後、混合物をceliteプラグを通して濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、生成物(277mg、89%)が得られた。
Figure 2022524678000421
2-シアノ-5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000422

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(85mg、126μmol)およびトリメチルシリルアセチレン(52.5μL、379μmol)を、THF(0.50mL)およびEtN(83.1μL、632μmol)中ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(4.6mg、6.3μmol)およびCuI(2.4mg、12.6μmol)に添加した。1.5時間後、混合物を濃縮した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、生成物(72.0mg、83%)が得られた。
Figure 2022524678000423
中間体57
2-シアノ-5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000424

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000425

DIEA(79.4μL、464μmol)を、MeCN(4.64mL)中5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(232mg、464μmol)、トリメチル-[2-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)エチニル]シラン(84.7mg、556μmol)およびCuI(8.8mg、46.4mmol)に添加した。rtで25時間後、混合物をceliteプラグを通して濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、生成物(259mg、86%)が得られた。
Figure 2022524678000426
2-シアノ-5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)-ピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000427

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、153μmol)およびトリメチルシリルアセチレン(63.7μL、460μmol)を、THF(0.50mL)およびEtN(105μL、766μmol)中ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(5.6mg、7.7μmol)およびCuI(2.9mg、15.3μmol)に添加した。1時間後、混合物を濃縮した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、生成物(93.0mg、91%)が得られた。
Figure 2022524678000428
中間体58
5-シアノ-6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル3-アジド3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000429

5-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル
Figure 2022524678000430

CuCN(91.8mg、1.02mmol)を、DMSO(0.80mL)中3-ブロモ-5-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(200mg、0.82mmol)に添加し、混合物を150℃に加熱した。2時間後、混合物をrtに冷却した。EtOAc(20mL)および水(20mL)を添加し、得られた懸濁液を濾過した。有機相を乾燥させ、濃縮して、生成物(147mg、94%)を得た。
Figure 2022524678000431
5-シアノ-6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000432

EtNH(198μL、191mmol)を、アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(350mg、0.76mmol)および5-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル(145mg、0.76mmol)のDMF(3mL)中溶液に0℃で添加した。混合物をrtに到達させ、次いで、30分間撹拌した後、EtOAc(30mL)で希釈し、HCl(0.2M、30mL)、水(3×30mL)およびブライン(30mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、生成物(241mg、61%)が得られた。
Figure 2022524678000433
5-シアノ-6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル3-アジド3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000434

5-シアノ-6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(242mg、0.47mmol)をMeOH(20mL)に溶解し、NaOMe(1M、234μL)を添加した。45分後、反応物をAcOH(50μL)でクエンチし、濃縮した。水(10mL)を添加し、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。粗生成物をMeCN(25mL)に溶解した。ベンズアルデヒドジメチルアセタール(140μL、0.94mmol)およびp-トルエンスルホン酸一水和物(26.7mg、0.14mmol)を添加した。1.5時間後、反応物をEtN(50μL)でクエンチし、濃縮した。この物質をEtOAc(25mL)に溶解し、飽和NaHCO水溶液(25mL)およびブライン(25mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。得られた物質をDCM(3mL)に溶解した。プロトンスポンジ(301mg、1.40mmol)およびトリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(138mg、0.94mmol)を添加した。反応物をrtで18時間攪拌した後、MeOHでクエンチし、濃縮した。HCl(1M、20mL)を添加し、混合物をEtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。TFA(3.35mL)および水(0.75mL)を添加した。1時間後、混合物をその体積の約1/3に濃縮し、NaOH(1M、10mL)を添加した。混合物を、NaOH(5M)を使用して塩基性化し、EtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)による精製によって、生成物(107mg、56%)が得られた。
Figure 2022524678000435
中間体59
5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000436

5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000437

5-ブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.2g、2.38mmol)のMeOH(20mL)中溶液に、EtN(1.99mL、14.3mmol)および水(1mL)を添加した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をDCM(20mL)で洗浄して生成物(700mg、78%)を得た。
Figure 2022524678000438
5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000439

5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(0.700g、1.86mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(847mg、5.57mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(129mg、0.557mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、50℃で2時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、水に注ぎ入れた。固体を回収し、真空中で乾燥させて生成物(650mg、75%)を得た。
Figure 2022524678000440
5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000441

5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.86mmol)のDMF(10mL)中溶液に、水素化ナトリウム(油中60%、68.8mg、1.72mmol)を0℃で添加した。20分後、ヨードメタン(0.214mL、3.44mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで30分間撹拌した。混合物を水(20mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=3/1~1/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(350mg、85%)を得た。
Figure 2022524678000442
5-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000443

5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(500mg、1.04mmol)のDMF(10mL)中溶液に、Zn(68.2mg、1.04mmol)、Zn(CN)(368mg、3.13mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(58.9mg、0.10mmol)およびPd(ジベンジリデンアセトン)(95.4mg、0.104mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、100℃で2.5時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~2/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(200mg、45%)を得た。
Figure 2022524678000444
5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000445

5-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80.0mg、0.19mmol)およびトリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(51.5mg、0.23mmol)のDMF(4.0mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(55.9mg、0.28mmol)および硫酸銅(II)五水和物(23.5mg、0.094mmol)。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣を分取HPLC(方法A)によって精製して、生成物(80.0mg、73%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000446
中間体60
5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000447

5-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80.0mg、0.19mmol)およびトリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(69.0mg、0.28mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(55.9mg、0.28mmol)および硫酸銅(II)五水和物(23.5mg、0.094mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(80.0mg、71%)を得た。
Figure 2022524678000448
中間体61
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000449

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000450

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(4.00g、10.3mmol)のDMF(30mL)中溶液に、5-ブロモ-3-フルオロ-ピリジン-2-カルボニトリル(4.13g、20.5mmol)およびN-エチルエタンアミン(1.50g、20.5mmol)を0℃で添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(150mL)に注ぎ入れ、EtOAc(200mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 40g、50mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(3.0g、55%)を得た。
Figure 2022524678000451
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000452

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(3.00g、5.68mmol)のMeOH(50mL)中溶液に、EtN(3.96mL、28.4mmol)および水(2mL)を添加した。混合物をrtで16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、得られた残渣をDCM(20mL)によって洗浄した。固体を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(1.80g、79%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000453
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000454

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.80g、4.48mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(2.04g、13.4mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(312mg、1.34mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、50℃で2時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、水に注ぎ入れた。固体を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(2.0g、91%)を得た。
Figure 2022524678000455
5-ブロモ-2-カルボキシピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000456

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.00g、4.08mmol)のEtOH(80mL)および水(40mL)中溶液に、NaOH(2.45mg、61.2mmol)を添加した。混合物を80℃で一晩撹拌し続けた。次いで、EtOHを減圧下で除去した。混合物を1M HClによってpH=6に酸性化した。混合物を濾過し、固体を真空中で乾燥させて生成物(1.20g、58%)を得た。
Figure 2022524678000457
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000458

5-ブロモ-2-カルボキシピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.00g、1.96mmol)のDMF(10mL)中溶液に、アゼチジン塩酸塩(367mg、3.93mmol)、DIEA(1.68mL、9.82mmol)およびHATU(1344mg、3.53mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/1~0/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(620mg、58%)を得た。
Figure 2022524678000459
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000460

5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(440mg、0.80mmol)のDMF(5mL)中溶液に、CsCO(523mg、1.60mmol)およびヨードメタン(0.321mL、4.41mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(250mg、55%)を得た。
Figure 2022524678000461
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000462

5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(110mg、0.20mmol)のDMF(4mL)中溶液に、トリメチル-[2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)エチニル]シラン(66.5mg、0.29mmol)、硫酸銅(II)五水和物(47.6mg、0.19mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(37.8mg、0.19mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(60mg、43%)を得た。
Figure 2022524678000463
中間体62
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000464

5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(110mg、0.20mmol)のDMF(4mL)中溶液に、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(66.5mg、0.29mmol)、硫酸銅(II)五水和物(47.6mg、0.19mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(37.8mg、0.19mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(95mg、68%)を得た。
Figure 2022524678000465
中間体63
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000466

5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000467

5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.37mmol)のDMF(5mL)中溶液に、CsCO(238mg、0.73mmol)およびヨードエタン(0.146mL、1.82mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(120mg、57%)を得た。
Figure 2022524678000468
5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000469

5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(110mg、0.19mmol)のDMF(4mL)中溶液に、トリメチル-[2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)エチニル]シラン(64.9mg、0.29mmol)、硫酸銅(II)五水和物(47.6mg、0.19mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(37.8mg、0.19mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(90mg、65%)を得た。
Figure 2022524678000470
中間体64
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000471

5-ブロモ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000472

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(3.70g、10.6mmol)、4-ブロモ-2-スルファニルベンゾニトリル(4.13g、20.5mmol)のDMF(25mL)中溶液に、CsCO(6.89g、21.2mmol)を添加した。混合物をrtで一晩撹拌した。水(100mL)を添加し、混合物をEtOAc(150mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 40g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(2.50g、45%)を得た。
Figure 2022524678000473
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000474

5-ブロモ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.30g、2.47mmol)をMeOH/EtN/HO混合溶液(18mL、v/v/v=5/3/1)に溶解した。混合物をrtで一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、得られた固体をDCMで洗浄して、生成物(850mg、86%)を得た。
Figure 2022524678000475
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000476

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(850mg、2.12mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(967mg、6.36mmol)を添加し、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(98.4mg、0.42mmol)を添加した。混合物を減圧下、50℃で3時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~3/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(900mg、87%)を得た。
Figure 2022524678000477
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000478

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(450mg、0.92mmol)のDMF(10mL)中溶液に、CsCO(599mg、1.84mmol)を添加し、引き続いてヨードメタン(653mg、4.60mmol)を添加した。混合物をrtで一晩撹拌し、次いで、水とEtOAcに分配した。有機相をブラインで洗浄し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~5/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(226mg、49%)を得た。
Figure 2022524678000479
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000480

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(226mg、0.45mmol)のエタノール(18mL)およびHO(6mL)中溶液に、NaOH(269mg、6.73mmol)を添加した。混合物を80℃で一晩撹拌した。エタノールを減圧下で除去し、溶液のpHを1M HClで5~6に調整し、次いで、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濃縮した。得られた物質をアゼチジン塩酸塩(108mg、1.15mmol)と共にDMF(5mL)に溶解した。溶液にHATU(335mg、0.88mmol)を添加し、引き続いてDIEA(0.377mL、2.20mmol)を添加した。反応物をrtで2時間撹拌し、次いで、水とEtOAcに分配した。有機層を無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~1/2、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(130mg、52%)を得た。
Figure 2022524678000481
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000482

2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.23mmol)およびトリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(63.4mg、0.28mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(68.8mg、0.35mmol)および硫酸銅(II)五水和物(28.9mg、0.12mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=2/1~1/2、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(120mg、72%)を得た。
Figure 2022524678000483
中間体65
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000484

5-ブロモ-2-カルボキシフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000485

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.82mmol)のエタノール(18mL)およびHO(6mL)中溶液に、NaOH(490mg、12.3mmol)を添加した。混合物を80℃で一晩撹拌した。エタノールを減圧下で除去し、溶液のpHを1M HClで5~6に調整し、次いで、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(MeCN/HO=1/20~3/1、C-18カラム、20mL/分、UV 254)によって精製して、生成物(300mg、60%)を得た。
Figure 2022524678000486
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000487

5-ブロモ-2-カルボキシフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.59mmol)およびアゼチジン塩酸塩(144mg、1.54mmol)のDMF(5mL)中溶液に、HATU(449mg、1.18mmol)を添加し、引き続いてDIEA(0.505mL、2.95mmol)を添加した。混合物をrtで一晩撹拌し、次いで、水とEtOAcに分配した。有機層を乾燥させ、濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~1/2、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(240mg、74%)を得た。
Figure 2022524678000488
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000489

2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(240mg、0.44mmol)のDMF(5mL)中溶液に、CsCO(429mg、1.32mmol)を添加し、引き続いてヨードエタン(342mg、2.19mmol)を添加した。混合物をrtで一晩撹拌し、EtOAc(30mL)で希釈し、水(3×30mL)で洗浄した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~1/2、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(110mg、44%)を得た。
Figure 2022524678000490
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000491

2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(110mg、0.19mmol)およびトリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(52.4mg、0.23mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(56.8mg、0.29mmol)および硫酸銅(II)五水和物(23.9mg、0.096mmol)。混合物を窒素雰囲気下、rtで4時間攪拌した後、水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=2/1~1/2、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(120mg、86%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000492
中間体66
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000493

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000494

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(4.50g、11.5mmol)のDMF(30mL)中溶液に、5-クロロ-3-フルオロ-ピリジン-2-カルボニトリル(1.81g、11.5mmol)およびN-エチルエタンアミン(1.69g、23.0mmol)を0℃で添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(150mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×200mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 40g、50mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(3.30g、59%)を得た。
Figure 2022524678000495
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000496

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(3.30g、6.83mmol)のMeOH(30mL)中溶液に、EtN(12mL、86.2mmol)および水(3mL)を添加した。混合物をrtで一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、得られた残渣をDCM(20mL)によって洗浄した。固体を回収して、生成物(2.20g、90%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000497
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000498

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.20g、6.15mmol)のDMF(15mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(2.81g、18.4mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(429mg、1.84mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、50℃で2時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、水に注ぎ入れた。固体を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(2.0g、70%)を得た。
Figure 2022524678000499
5-クロロ-2-カルボキシピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000500

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.00g、4.33mmol)のEtOH(50mL)および水(20mL)中溶液に、NaOH(2.6mg、64.9mmol)を添加した。混合物を80℃で一晩撹拌し続けた。次いで、EtOHを減圧下で除去した。混合物を1M HClによってpH=6に酸性化した。混合物を濾過し、固体を真空中で乾燥させて生成物(1.80g、90%)を得た。
Figure 2022524678000501
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000502

5-クロロ-2-カルボキシピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.80g、3.87mmol)のDMF(20mL)中溶液に、アゼチジン塩酸塩(2.21g、5.81mmol)、EtN(2.70mL、19.4mmol)およびHATU(724mg、7.74mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/1~0/1、Silica-CS 80g、50mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(1.20g、55%)を得た。
Figure 2022524678000503
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル-3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000504

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.36mmol)のDMF(8mL)中溶液に、CsCO(348mg、1.07mmol)およびヨードメタン(0.111mL、1.78mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(120mg、60%)を得た。
Figure 2022524678000505
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000506

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.22mmol)のDMF(8mL)中溶液に、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(73.5mg、0.32mmol)、硫酸銅(II)五水和物(26.8mg、0.11mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(21.2mg、0.11mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(100mg、63%)を得た。
Figure 2022524678000507
中間体67
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000508

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000509

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(880mg、1.56mmol)のDMF(16mL)中溶液に、CsCO(1.02g、3.13mmol)およびヨードエタン(732mg、4.69mmolを添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 40g、35mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(620mg、71%)を得た。
Figure 2022524678000510
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000511

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.36mmol)のDMF(8mL)中溶液に、トリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(122mg、0.54mmol)、硫酸銅(II)五水和物(44.6mg、0.18mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(35.4mg、0.18mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(160mg、62%)を得た。
Figure 2022524678000512
中間体68
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000513

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.36mmol)のDMF(8mL)中溶液に、トリメチル-[2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)エチニル]シラン(121mg、0.54mmol)、硫酸銅(II)五水和物(44.6mg、0.18mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(35.4mg、0.18mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(145mg、57%)を得た。
Figure 2022524678000514
中間体69
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000515

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.36mmol)のDMF(8mL)中溶液に、トリメチル-[2-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)エチニル]シラン(131mg、0.54mmol)、硫酸銅(II)五水和物(44.6mg、0.18mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(35.4mg、0.18mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(100mg、40%)を得た。
Figure 2022524678000516
中間体70
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000517

5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000518

5-クロロ-2-シアノフェニル3-アジド-4、6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(220mg、0.53mmol)およびトリメチル-[2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エチニル]シラン(179mg、0.78mmol)のDMF(4mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(65.4mg、0.26mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(51.8mg、0.26mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで6時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(220mg、68%)を得た。
Figure 2022524678000519
2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000520

5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(220mg、0.36mmol)のエタノール(10mL)およびNaOH(3M水溶液、4mL)中溶液を80℃で16時間攪拌した。rtに冷却した後、混合物を約10mLに濃縮し、次いで、HCl(3M)でpH約3に酸性化した。固体沈殿を濾過によって回収し、33%MeOH水溶液で洗浄し、乾燥させた。得られた物質、HATU(204mg、0.54mmol)およびEtN(109mg、1.07mmol)のDMF(3mL)中溶液に、アゼチジン塩酸塩(122mg、1.31mmol)を添加した。rtで一晩撹拌し、次いで濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~1/2、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(101mg、42%)を得た。
Figure 2022524678000521
中間体71
3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022524678000522

3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(140mg、0.22mmol)のDMF(2mL)中攪拌溶液に、NaH(油中60%、24.0mg、0.63mmol)を窒素雰囲気下0℃で添加した。混合物を0℃で10分間撹拌し、次いで、ヨードメタン(0.0278mL、0.45mmol)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~4/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(114mg、80%)を白色固体として得た。
Figure 2022524678000523
引用文献
Figure 2022524678000524

Figure 2022524678000525

Figure 2022524678000526

Figure 2022524678000527

Figure 2022524678000528

Figure 2022524678000529

Figure 2022524678000530

Claims (20)

  1. 式(1)のD-ガラクトピラノース化合物
    Figure 2022524678000531

    (式中、
    ピラノース環はα-D-ガラクトピラノースであり、
    は、
    Figure 2022524678000532

    から選択され、
    Hetは、Br;F;Cl;I;CN;NR1920(式中、R19およびR20は、H、C1~3アルキル、シクロプロピル、イソプロピル、-C(=O)-R21から独立に選択され、R21は、HおよびC1~3アルキルから選択される);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;および場合によりFで置換されたSC1~3アルキルから選択される基で場合により置換された5員または6員複素芳香環から選択され;
    ~Rは、H、CN、NH、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたSCHおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択され;
    は、場合によりハロゲンで置換されたC1~6アルキル、分岐C3~6アルキルおよびC3~7シクロアルキルから選択され;
    は、Br、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で場合により置換された5員または6員複素芳香環、ならびにBr、F、Cl、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択され;
    ~R12は、H、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択され;
    13は、H、OH、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で場合により置換された5員もしくは6員複素芳香環、またはH、OH、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから選択される基で場合により置換されたアリール、例えばフェニルもしくはナフチルであり;
    Xは、S、SO、SO、O、C=OおよびCRから選択され、RおよびRは、水素、OHまたはハロゲンから独立に選択され;
    27は、C1~6アルキル、分岐C3~6アルキル、C1~6アルコキシおよび分岐C3~6アルコキシから選択され;
    は、a)CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR14-CONH-(式中、R14はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換された、5員もしくは6員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルもしくは分岐C3~6アルキル;またはCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR15-CONH-(式中、R15はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換された、フェニルで置換されたC1~6アルキル;b)ハロゲン;CN;-COOH;-CONR2223(式中、R22およびR23は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR22およびR23は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR2829(式中、R28およびR29は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;およびR16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチル;c)ハロゲン、CN、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR17-CONH-(式中、R17はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたC5~7シクロアルキル;ならびにd)ハロゲン;スピロ複素環、例えばN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;CN;-COOH;-CONR2425(式中、R24およびR25は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR24およびR25は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR3031(式中、R30およびR31は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;R18-CONH-(式中、R18はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される);CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR71-CONH-(式中、R71はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたピリミジニル;CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR72-CONH-(式中、R72はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたピリジニル;CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR73-CONH-(式中、R73はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたテトラヒドロピリジニル;CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR74-CONH-(式中、R74はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたピロリニル;CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR75-CONH-(式中、R75はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたオキサゾリル;CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR76-CONH-(式中、R76はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたチアゾリル;およびC2~4アルキニルから選択される基で場合により置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル;e)C1~6アルキルまたは分岐C3~6アルキルから選択され;
    50は、a)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR51、NR5253およびCONH(式中、R51は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR54-CONH-(式中、R54はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R52は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR55-CONH-(式中、R55はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R53は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR56-CONH-(式中、R56はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換されたC1~6アルキル、b)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR57、NR5859およびCONH(式中、R57は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR60-CONH-(式中、R60はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R58は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR61-CONH-(式中、R61はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R59は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR62-CONH-(式中、R62はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された分岐C3~6アルキル、ならびにc)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR63、NR6465およびCONH(式中、R63は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR66-CONH-(式中、R66はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R64は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR67-CONH-(式中、R67はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R65は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR68-CONH-(式中、R68はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された環状C3~6アルキルからなる群から選択される)
    またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  2. が式2から選択され、R~Rが、H、Cl、F、場合によりFで置換されたメチルおよび場合によりFで置換されたOCHから独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. が式2から選択され、RおよびRがHであり、R~RがF、Clおよびメチルからなる群の1つまたは複数から独立に選択される、請求項1または2に記載の化合物。
  4. が式2から選択され、R、RおよびRがHであり、R~RがF、Clおよびメチルからなる群の1つまたは2つから独立に選択される、請求項1または2に記載の化合物。
  5. が式2から選択され、RおよびRがHであり、R~RがFである、またはR~Rが全てFである、またはRおよびRがFであり、R、RおよびRがHである、またはRおよびRがFであり、R、RおよびRがHである、またはRがFであり、R、R~RがHである、またはRおよびRがFであり、RがOCHであり、RおよびRがHである、請求項1または2に記載の化合物。
  6. が式3から選択され、Hetが、H、CN、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCHおよび場合によりFで置換されたSCHから独立に選択される基で場合により置換された6員複素芳香環から選択される、請求項1に記載の化合物。
  7. が式3から選択され、Hetが、H、CN、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCHおよび場合によりFで置換されたSCHから独立に選択される基で場合により置換されたピリジニル;またはH、CN、Br、Cl、I、F、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCHおよび場合によりFで置換されたSCHから選択される基で場合により置換されたピリミジルから選択される、請求項1または6に記載の化合物。
  8. が、S、SO、SOおよびO、例えばS、SOおよびSO、好ましくはSから選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. が、ハロゲン;N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;CN;場合によりFで置換されたメチル;場合によりFで置換されたOCH;場合によりFで置換されたOCHCH;OH;CONH;NR3031(式中、R30およびR31は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);およびR18-CONH-(式中、R18はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から独立に選択される基で場合により置換された複素環、例えばへテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
  10. が、Cl、Br、メチル、CF、OCH、N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル、OH、NH、CONH、-CONR2425(式中、R24およびR25は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る)、CN、エチニル、ピリミジニル、ピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピロリジニル、オキサゾリル、チアゾリルから独立に選択される基で場合により置換されたピリジニルから選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. が、Cl;Br;CN;-CONR2223(式中、R22およびR23は、HおよびC1~3アルキルから独立に選択される、またはR22およびR23は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成し得る)から独立に選択される基で場合により置換されたアリールから選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  12. が、Cl、Br、CN、-CONR2223(式中、R22およびR23は、HおよびC1~3アルキルから独立に選択される、またはR22およびR23は窒素と一緒になって、ヘテロシクロブチルまたはヘテロシクロヘキシルを形成し得る)から独立に選択される1つ、2つまたは3つの置換基で置換されたフェニルから選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  13. 50が、a)ハロゲン、NR5253(式中、R52およびR53は、HおよびC1~4アルキル、例えばメチルからなる群から独立に選択される)、およびOR51(式中、R51はHおよびメチルからなる群から選択される)からなる群の少なくとも1つで場合により置換されたC1~4アルキル、またはb)ハロゲン、OR57(式中、R57はHおよびメチルからなる群から選択される)からなる群の少なくとも1つで場合により置換された分岐C3~4アルキルから選択される、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
  14. 以下からなる群から選択される、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物:
    5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    4-ブロモ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    4-ブロモ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-(1,1,1-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロパ-3-イル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-(N-ピペリジニル-カルボニル)-5-クロロ-フェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-トリフルオロメチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    4-クロロ-N,N-ジメチル-ベンズアミド-2-イル3-デオキシ-2-O-トリフルオロメチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1 2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチル-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノ-フェニル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-2,2,2-トリフルオロエチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロ-フェニル)-1H-1 2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノ-ピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(3,4,5-トリフルオロ-フェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-(2-フルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-[2-(メチルアミノ)エチル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(2-ヒドロキシエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-6-シアノ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(3-ピロリン-3-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2,5-ビス(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    6-トリフルオロメチル-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(6-フルオロ-5-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-6-メチルピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-6-フルオロピリジン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,5-ジフルオロ-4-メチルフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-シアノ-6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-ブロモフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-(N-アゼチジニル-カルボニル)-5-クロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、および
    3,4-ジクロロフェニル3-[4-(4-クロロ-3,5-ジフルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド;またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  15. 医薬品として使用するための、請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物と、場合により薬学的に許容される添加剤、例えば担体または賦形剤とを含む医薬組成物。
  17. 哺乳動物、例えばヒトにおけるガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法に使用するための、請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
  18. 前記障害が、炎症;線維症、例えば肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症、ならびに皮膚および心臓の線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば癌腫、肉腫、白血病およびリンパ腫、例えばT細胞リンパ腫;転移がん;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えば、がんに関連する血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝性疾患、例えば糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;拡張期HF;喘息およびヘルマンスキー・パドラック症候群、中皮腫を含む他の間質性肺疾患;肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患からなる群から選択される、請求項17に記載の使用するための化合物。
  19. 哺乳動物、例えばヒトにおけるガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法であって、治療上有効量の少なくとも1種の請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物を、前記治療を必要とする哺乳動物に投与する方法。
  20. 前記障害が、炎症;線維症、例えば肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症、ならびに皮膚および心臓の線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば癌腫、肉腫、白血病およびリンパ腫、例えばT細胞リンパ腫;転移がん;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えば、がんに関連する血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝性疾患、例えば糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;拡張期(HF)心不全;喘息およびヘルマンスキー・パドラック症候群、中皮腫を含む他の間質性肺疾患;肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
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