JP2022521005A - 植物の健康への効果を改善するためのピログルタミン酸とウレアーゼ阻害剤との組み合わせ - Google Patents

植物の健康への効果を改善するためのピログルタミン酸とウレアーゼ阻害剤との組み合わせ Download PDF

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Abstract

本明細書に記載の主題は、一般に、粗タンパク質収量および植物組織中の増加する窒素パーセントなどの、植物の健康特徴を改善するための、ピログルタミン酸とNBPTとの組み合わせを使用する組成物および製剤ならびに方法に関する。【選択図】なし

Description

本明細書に記載の主題は、一般に、植物の成長、健康および収量を改善するため、かつ選択されたストレス条件から植物を保護するため、かつ病害防除のための、ピログルタミン酸(PGA)およびウレアーゼ阻害剤N-(n-ブチル)チオリン酸トリアミド(NBPT)との組み合わせを使用する組成物および方法に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、2019年2月22日に出願された米国特許出願第62/809,026号の利益を主張し、その開示は、あらゆる目的のためにそれらの全体の参照により本明細書に組み込まれる。
急速な植物の成長および収量の最大化は、野菜、漿果、およびバナナなどの高付加価値の作物を栽培する多くの農業ビジネス、ならびに温室および養苗ビジネスにとって経済的に重要な目標であり続ける。急速な植物の成長および収量の最大化は、時期、収穫、および生産コストにおける重要な要因であるため、目標である。そのため、高付加価値の作物を育てる多くの農業ビジネスにとって、急速な植物の成長および収量の最大化は、経済的に重要な目標である。
窒素の施用は、園芸および農芸作物の生産における実質的なコストである。したがって、農業研究の主要な分野は、土壌中の窒素可給性を操作することである。過去数十年間、アグリケミカルの使用は農業生産性および収量を大きく増強したが、改善された作物生産技術の重要性は、増加し続けている。これらの作物生産技術は、進化を続け、植物代謝の理解を深めることによって情報を得るであろう。
光合成生物における窒素利用効率ならびに炭素および窒素の代謝は、植物資源およびエネルギーの効率的な利用を保証するために組織的な様式で調節されなければならない。光合成生物では、炭素代謝は、C-3およびC-4代謝と呼ばれる2つの主要なプロセスを含むCO固定から始まる。C-3代謝を有する植物では、酵素リブロース二リン酸カルボキシラーゼ(RuBisCo)は、COのリブロース二リン酸との組み合わせを触媒して、植物が炭素含有化合物を合成するために使用する3炭素化合物(C-3)である3-ホスホグリセリン酸を生産する。C-4代謝を有する植物では、COは、酵素ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼによって触媒される反応において、ホスホエノールピルビン酸と組み合わされて、4つの炭素(C-4)を含有する酸を形成する。酸は、維管束鞘細胞に輸送され、そこで脱炭酸されてCOを放出し、次いでC-3植物によって用いられるのと同じ反応においてリブロース二リン酸と組み合わされる。光合成生物では、窒素は、アンモニアのグルタメートとの組み合わせを触媒してグルタミンを形成する酵素グルタミン合成酵素の作用によって同化される。窒素は、同化されると、グルタメート生合成中にクロロフィルおよびアミノ酸の前駆体に組み込まれる。したがって、窒素同化を増加させることは、植物における成長および収量を増強できる。
生産性は改善され得るものの、植物に添加され得、かつ環境に安全に吸収され得る栄養素およびアグリケミカルの量には限界があることが、明らかになっている。農業生産性に対する増加した需要は、環境的および経済的要求事項を生み出す。これは、コストおよび安全性のために、アグリケミカルの使用に関して特に当てはまる。したがって、関連コスト、ならびに環境およびヒトと動物との健康に与え得るアグリケミカルの影響のために、アグリケミカルの有効性は、特に重要である。そのため、施用されるアグリケミカルの量の低減に対する願望があるが、増加し続ける生産に対する必要性は、残存する。
したがって、植物の成長、健康、および収量の改善が必要とされており、本明細書に記載の主題によって対処される。
一態様において、本明細書に記載の主題は、ピログルタミン酸(PGA)およびN-(n-ブチル)-チオリン酸トリアミド(NBPT)を含む組成物を対象とし、ピログルタミン酸およびNBPTは、相乗的有効量で存在する。
別の態様において、本明細書に記載の主題は、ピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を植物または植物周辺の土壌と接触させることによって、植物の成長、収量、および健康を改善し、病害を減少させる方法を対象とする。
別の態様において、本明細書に記載の主題は、農業において使用するのに好適な製剤を対象とし、製剤は、ピログルタミン酸、NBPT、および農学的に許容される賦形剤を含む。
別の態様において、本明細書に記載の主題は、組成物および製剤を調製する方法を対象とする。
これらおよび他の態様を、以下に詳しく記載する。
次に、本開示の主題を、これ以降より詳細に記載する。しかしながら、前述の記載に提示される教示の恩恵を受ける本開示の主題が関連する技術分野の当業者は、本明細書に記載される本開示の主題の多くの変更例および他の実施形態に想到するであろう。したがって、本開示の主題は、開示される特定の実施形態に限定されるものではなく、変更例および他の実施形態は、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。換言すると、本明細書に記載の主題は、全ての代替例、変更例、および等価物を包含する。限定されないが、定義された用語、用語の使用、記載された技術等を含む、組み込まれた文献、特許、および類似する資料のうちの1つ以上が、本出願と異なるかまたは矛盾する場合は、本出願が優先される。別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本分野の当業者の1人によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で言及される全ての刊行物、特許出願、特許、および他の参考文献は、参照によりその全体が組み込まれる。
窒素投入は、世界中の園芸および農芸作物の生産コストの実質的割合を表す。農業システムでは、植物が利用可能な窒素の喪失は、土壌微生物および遊離酵素による窒素の分解または不動化、大気への揮発、ならびに流出または水域への溶出を含む、いくつかの方法で起こる。農学的実践の変化は、過去数十年間にわたって土壌中の窒素可給性を改善してきたが、食料に対する現在および将来の需要は、作物窒素効率におけるさらなる革新を必要とする。
窒素効率は、土壌中の窒素の植物不安定形態の供給、同様に植物代謝に対する固有の生化学的制限の両方によって制限される。相当な量の窒素が、遍在する土壌酵素ウレアーゼによる分解を通じて失われる。ウレアーゼ酵素阻害剤N-(n-ブチル)チオリン酸トリアミド(NBPT)は、大気中への窒素の揮発を低減する尿素肥料添加剤であり、それにより、窒素のより多くが根圏で可給性のままであることを可能にする。植物に取り込まれると、窒素は、次いで、グルタメート生合成中にクロロフィルの前駆体および様々なアミノ酸に組み込まれる。ピログルタミン酸(PGA)の施用は、グルタメート生合成経路における窒素同化を増加させることによって作物植物における成長および収量を改善することが、示されている。
本明細書に記載されるように、PGAとNBPTとの組み合わせは、窒素利用効率を含むいくつかの有利な効果に対する相乗作用を実証する。理論に拘束されることなく、相乗作用は、植物可給性窒素投入を可能にして土壌に長期間持続させること、および窒素が植物によって得られ重要な生化学的エレメント(例えば、クロロフィル、酵素、DNA、および膜に埋め込まれたイオントランスポーター)に組み込まれる割合を増加させることから生じることが、考えられる。そのため、本明細書に記載の主題は、植物窒素利用の2倍の問題に対処する:1)土壌中の可給性の持続期間、および2)植物への窒素同化の割合。結果は、本明細書に示されるように、子実中のより大きな粗タンパク質含有量である。子実中のより高い粗タンパク質は、成長期の間の増加した窒素取り込みの証拠である。本明細書に開示されるように、フィールド試験および温室データは、ピログルタミン酸とNBPTの組み合わせが植物の健康に対する少なくとも1つの相乗的効果をもたらすことを立証する。ある特定の態様において、PGAおよびNBPTの組み合わせは、トウモロコシなどの作物に使用される。
I.定義
本明細書で使用される場合、「植物」および「作物植物」は、穀物(コムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、タカキビ/キビおよびカラスムギなど)、トウモロコシ、ダイズ、イネ、ジャガイモ、ワタ、アブラナ、果実種(リンゴ、ナシ、柑橘果実およびブドウを含む果実を有する)、ヒマワリ、マメ、コーヒー、ビート(例えば、テンサイおよび飼料用ビート)、ピーナッツ、ケシ、オリーブ、ココナッツ、ココア、サトウキビ、タバコ、野菜(トマト、キュウリ、タマネギおよびレタスなど)、芝生および観葉植物を含む。該当する植物は、限定されないが、家畜栄養の技術分野で既知の様々な草本およびマメ科の植物を含む、家畜栄養を提供する目的で栽培される植物種を含む。そのような植物は、当該技術分野で既知の様々な方法で収穫され、その後、家畜栄養のために使用されるか、または植物は、植物がまだ成長している間に、もしくはそれらがまだ土壌に接している間に、動物によって(全部または一部が)摂取されるかのいずれかであり得る。該当する植物は、これらの植物が本明細書に記載の組成物の恩恵を受けるため、これらの植物は、生産性の高い農業に使用され、かつ窒素栄養素供給を必要としている任意の植物も含む。トランスジェニック植物も含まれる。
「植物の健康」という用語は、例えば、限定されないが、窒素利用効率、粗タンパク質パーセンテージ収量、より良好な出芽、増加した作物収量、より好ましいタンパク質および/もしくは含有量、より好ましいアミノ酸および/もしくは油組成、より発達した根系(改善された根成長)、分げつの増加、草丈の増加、より大きな葉身、より少ない枯れた根出葉、より頑丈な分げつ、緑色のより濃い葉、色素含有量、光合成活性、より少ない必要な肥料、より少ない必要な種子、より多くの生産的分げつ、より早期の開花、早期の子実成熟、より少ない植物の転倒(倒伏)、増加したシュート成長、増強した草勢、増加した植物数もしくは早期発芽を含む、改善された作物特徴などの有利な形質、または上記効果のうちの少なくとも2つ以上の組み合わせ、あるいは当業者に周知の任意の他の利点を記載する。改善された植物の健康は、対照と比較して、上記の特徴のうちの1つ以上の増加によって決定され得る。増加は、約5%超、約10%超、約15%超、約20%超、約25%超、約30%超、約35%超、約40%超、約45%超、もしくは約50%超であり得るか、または改善は、約5%~約50%、もしくは約5%~約35%、もしくは約5%~約25%、もしくは約5%~約15%、もしくは約7%~約11%、もしくは約8%~約10%であり得る。具体的には、改善は、相乗的効果の結果であり得る。
「相乗的効果」という用語は、少なくとも1つの効果に関連する植物の発達の改善が、相加的効果によってもたらされるものを上回る程度まで増加することを意味する。相加的効果は、個々に作用する各活性化合物に起因する予想される効果である。相乗的効果は、相加的効果よりも著しく大きな程度で生じる。2つの活性化合物の所与の組み合わせについて予想される活性は、以下のように算出され得る(Colby,S.R.,“Calculating Synergistic and Antagonistic Responses of Herbicide Combinations”,Weeds 15,pages 20-22,1967を参照のこと)。実施形態に従って使用される活性成分組み合わせの相乗的効果は、同じ効果を達成するための物質の総施用割合が低減されることを可能にする。
本明細書で使用される場合、「窒素利用効率」という用語は、消費される窒素の単位当たりの農業産物の質量を指し、経済的には、消費される窒素の単位当たりの生産された生成物の価値を指し、取り込みおよび利用効率を反映する。
「接触させる」または「接触させること」という用語によって、組成物および製剤は、植物に隣接しているかまたはその近傍の土壌などの植物またはその周辺環境と物理的に相互作用できるようにすることが、意図される。接触させることは、任意の従来の手段によるものであり得る。
さらなる定義が本明細書において後述される。
II.組み合わせ生成物
実施形態において、本明細書に記載の主題は、ピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を対象とする。ピログルタミン酸およびNBPTは、相乗的量で存在し得る。理論に拘束されることなく、組み合わせ組成物の実施形態は、植物による窒素利用効率および/または窒素取り込みに驚くべき増加を提供できる。
ピログルタミン酸(ピログルタメート)は、以下の立体化学構造を有する。
Figure 2022521005000001
ピログルタミン酸は、DおよびL立体異性体である2つの形態で存在する。そのため、ピログルタミン酸は、DもしくはLとしてまたはD:Lの比として組み合わせ生成物中に存在し得る。組成物の実施形態は、ピログルタミン酸が立体化学的に増強または精製されるものを含む。細菌発酵プロセスによって合成される市販のピログルタメートは、約60:40のL異性体対D異性体の立体化学比を有する。実施形態において、本明細書に記載の組成物は、様々な比のピログルタメートのLおよびD異性体を含有し、植物の成長および収量、ならびにストレスに対する抵抗性を促進する上でそのような組成物の有効性に寄与する。ピログルタミン酸は、米国特許第6,593,275号、第6,831,040号、第8,802,595号、および第8,551,917号に記載される形態であり得、これらの各々は、その全体の参照により本明細書に組み込まれる。
ある特定の実施形態において、ピログルタミン酸は、L-ピログルタミン酸である。ある特定の実施形態において、ピログルタミン酸は、L-ピログルタミン酸とD-ピログルタミン酸との混合物である。これらの実施形態において、L対Dの比は、約80:20~約97:3である。ある特定の実施形態において、総ピログルタミン酸は、3~4.5:1(D:D/L)などのL対D/Lの混合物の比として供給される。ピログルタミン酸の誘導体は、その塩を含む。中性塩が、好ましい誘導体である。ある特定の実施形態において、PGAは、ニートで施用され得るか、またはTAKE-OFF(商標)、例えば、TAKE OFF BOOSTER(商標)として知られる生成物として施用され得、1倍の割合は、ヘクタール当たり施用される250gのPGAに相当する。
N-(n-ブチル)-チオリン酸トリアミド(NBPT)は、ホスホラミドウレアーゼ阻害剤である。それは、以下の化学構造を有する。
Figure 2022521005000002
ある特定の実施形態において、NBPTは、ニートで施用され得るか、またはAGROTAIN ULTRA(商標)として既知の生産物として施用され得、0.1%v/vのAIとしての1倍の割合は、約1000ppmであり、以下のように計算される。AGROTAIN ULTRA(商標)フィールド割合:3.0クォートAgrotain/トン顆粒状尿素=2.84L/907kg。AGROTAIN ULTRA(商標)中のNBPT A.I.:濃度:26.7%w/w、密度:1.06kg/L。標準フィールド割合で施用されたNBPT A.I.:2.839L*1.06kg/L=トン当たりで施用された3.01kgのAGROTAIN ULTRA(商標)(1トン=907kg)。施用されたAGROTAIN ULTRA(商標)パーセント:3.01kg AGROTAIN ULTRA(商標)/907kg尿素=0.332% AGROTAIN ULTRA(商標)。活性含有量の量:NBPT=886ppmとして0.332*0.267=0.0886%、0.1%(すなわち、1000ppm)まで切り上げた。
実施形態において、組成物は、組成物の約12%w/w~約36%w/w、または組成物の約15%w/w~約33%w/w、または組成物の約18%w/w~約30%w/w、または組成物の約20%w/w~約28%w/wの量でピログルタミン酸を含む。いくつかの実施形態において、組成物は、組成物の約40%未満、約35%未満、約30%未満、約25%未満、約20%未満、または約15%w/w未満の量でピログルタミン酸を含む。いくつかの実施形態において、組成物は、組成物の少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、または少なくとも約35%w/wの量でピログルタミン酸を含む。
実施形態において、組成物は、組成物の約13%w/w~約40%w/w、または組成物の約15%w/w~約35%w/w、または組成物の約18%w/w~約34%w/w、または組成物の約20%w/w~約30%w/wの量でNBPTを含む。いくつかの実施形態において、組成物は、組成物の約45%未満、約40%未満、約35%未満、約30%未満、約25%未満、約20%未満、または約15%w/w未満の量でNBPTを含む。いくつかの実施形態において、組成物は、組成物の少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、または少なくとも約40%w/wの量でNBPTを含む。
ピログルタミン酸(PGA)対NBPTの有用な比は、1(PGA):1(NBPT)、1(PGA):2(NBPT)、1(PGA):3(NBPT)を含む。ある特定の実施形態において、PGA対NBPTの比は、約1~3(PGA):1(NBPT)である。ある特定の実施形態において、PGA対NBPTの比は、約1.5~2.5(PGA):1(NBPT)である。ある特定の実施形態において、PGA対NBPTの比は、約1.5~1.8(PGA):1(NBPT)である。ある特定の実施形態において、PGA対NBPTの比は、約1.6(PGA):1(NBPT)である。ある特定の実施形態において、NBPT対PGAの比は、約1~15(NBPT):1(PGA)である。例えば、有用な比は、1(NBPT):1(PGA)、または2(NBPT):1(PGA)、または3(NBPT):1(PGA)、または4(NBPT):1(PGA)、または5(NBPT):1(PGA)、または6(NBPT):1(PGA)、または7(NBPT):1(PGA)、または8(NBPT):1(PGA)、または9(NBPT):1(PGA)、または10(NBPT):1(PGA)、または11(NBPT):1(PGA)、または12(NBPT):1(PGA)、または13(NBPT):1(PGA)、または14(NBPT):1(PGA)、または15(NBPT):1(PGA)を含む。
組成物は、溶媒および染料などのさらなる添加剤を含有できる。例えば、AGROTAIN ULTRA(商標)は、約26.7%のNBPTと、N-メチル-2-ピロリドンおよび1,2-プロパンジオールなどの73.3%の不活性成分と、を含む。ある特定の実施形態において、水酸化カリウムなどの塩基が、存在するであろう。ある特定の実施形態において、N-P-K比は、0-0-6である。
実施形態において、組成物は、亜リン酸塩をさらに含む。亜リン酸塩の量は、約0.1%~約20%w/w、例えば、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、または約20%であり得る。いくつかの実施形態において、亜リン酸塩の量は、少なくとも約0.1%、少なくとも約0.5%、少なくとも約1%、少なくとも約5%、少なくとも約10%、または少なくとも約15%である。いくつかの実施形態において、亜リン酸塩の量は、約20%未満、約15%未満、約10%未満、約5%未満、約1%未満、または約0.5%未満である。
実施形態において、組成物は、キレート剤をさらに含む。キレート剤は、鉄キレート剤、マンガンキレート剤、および亜鉛キレート剤からなる群から選択される。キレート剤の量は、約0.1%~約20%w/w、例えば、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、または約20%であり得る。いくつかの実施形態において、キレート剤の量は、少なくとも約0.1%、少なくとも約0.5%、少なくとも約1%、少なくとも約5%、少なくとも約10%、または少なくとも約15%である。いくつかの実施形態において、キレート剤の量は、約20%未満、約15%未満、約10%未満、約5%未満、約1%未満、または約0.5%未満である。
実施形態において、組成物は、ジメチルスルホンをさらに含む。ジメチルスルホンは、約1%~約12%w/w、例えば、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、または約12%で存在し得る。いくつかの実施形態において、ジメチルスルホンの量は、少なくとも約1%、少なくとも約5%、または少なくとも約10%である。いくつかの実施形態において、ジメチルスルホンの量は、約12%未満、約10%未満、約5%未満、または約2%未満である。
本明細書に記載の組成物は、任意の有用な製剤に製剤化され得る。
III.製剤
ピログルタミン酸およびNBPTを含む製剤は、任意の有用な形態であり得る。それらの所望される物理的および/または化学的形質に応じて、製剤は、液体、固体、エアロゾル、カプセル懸濁液、常温煙霧剤、温煙霧剤、カプセル化粒剤、細粒剤、フロアブル濃縮物、即時使用可能な溶液、散粉性粉剤、乳化可能な濃縮物、水中油型エマルション、油中水型エマルション、大型粒剤、微粒剤、油分散性粉剤、油混和性フロアブル濃縮物、油混和性液剤、ガス(圧力下)、ガス発生物、泡沫剤、ペースト剤、懸濁濃縮物、可溶性濃縮物、懸濁液、水和剤、可溶性粉剤、散粉および粒剤、水溶性および水分散性の粒剤または錠剤、水溶性および水分散性の粉剤、ポリマー物質中またはコーティング物質中にマイクロカプセル化された形態であり得る。本開示の目的のために、「即時使用可能」は、濃縮形態ではなく、生成物中の成分の相対量を変化させることなく施用され得る組成物を指す。実施形態において、組成物および製剤は、最終用途向けにタンクミックスするための濃縮物として提供される。
実施形態において、ピログルタミン酸およびNBPTを含む製剤は、乳化可能な濃縮物、可溶性濃縮物、水中油型エマルション、マイクロエマルション、油性懸濁濃縮物、懸濁濃縮物、および分散濃縮物からなる群から選択される種類である。実施形態において、製剤は、乳化可能な濃縮物または可溶性濃縮物である。
組成物は、即時使用可能であり、かつ好適な装置を用いて植物に施用できるもの、またさらには市販の濃縮物を含み、これは、例えばタンクミックスで使用前に水で希釈しなくてはならない。通常の施用は、例えば、水中での希釈およびそれに続く得られた噴霧液の噴霧、油中での希釈後の施用、または希釈なしの直接施用である。
製剤は、溶媒を含むことができる。好適な有機溶媒は、通常、製剤化目的で用いられる全ての極性および非極性の有機溶媒を含む。好ましくは、溶媒は、ケトン、例えば、メチル-イソブチル-ケトンおよびシクロヘキサノン、アミド、例えば、ジメチルホルムアミド、およびアルカンカルボン酸アミド、例えば、N,N-ジメチルデカンアミドおよびN,N-ジメチルオクタンアミド、さらには環式溶媒、例えば、N-メチル-ピロリドン、N-オクチル-ピロリドン、N-ドデシルピロリドン、N-オクチル-カプロラクタム、N-ドデシル-カプロラクタムおよびブチロラクトン、さらには強極性溶媒、例えば、ジメチルスルホキシド、および芳香族炭化水素、例えば、キシロール、SOLVESSO(商標)、鉱油、例えば、ホワイトスピリット、石油、アルキルベンゼンおよびスピンドル油、さらにエステル、例えば、プロピレングリコール-モノメチルエーテルアセタート、アジピン酸ブチルエステル、酢酸ヘキシルエステル、酢酸ヘプチルエステル、クエン酸トリ-n-ブチルエステルおよびフタル酸ジ-n-ブチルエステル、またさらにはアルコール、例えば、ベンジルアルコールおよび1-メトキシ-2-プロパノールから選択される。有用な液体溶媒は、本質的に、芳香族化合物、例えば、キシレン、トルエン、またはアルキルナフタレン、塩素化方向化合物および塩素化脂肪族炭化水素、例えば、クロロベンゼン、クロロエチレンまたはジクロロメタン、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサンまたはパラフィン、例えば、鉱油留分、鉱油および植物油、アルコール、例えば、ブタノールまたはグリコールならびにそれらのエーテルおよびエステル、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド、またさらには水である。溶媒は、約1%~99%w/w、例えば、約5%~75%、約15%~70%、約25%~65%、約35%~60%、約40%~55%、または約45%~50%の量で存在し得る。いくつかの実施形態において、溶媒は、水である。
製剤は、担体および充填剤を含むことができる。担体は、より良好な施用性のために、特に植物または植物の部位に施用するために、組成物と混合または組み合わせるための、天然または合成の、有機または無機の物質である。固体または液体であり得る担体は、一般に不活性であり、農業における使用に好適であるべきである。有用な固体または液体担体は、例えば、アンモニウム塩および天然岩粉、例えば、カオリン、粘土、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイトまたは珪藻土、および合成岩粉、例えば、微粉化シリカ、アルミナおよび天然または合成のケイ酸塩、樹脂、ワックス、固形肥料、水、アルコール、特にブタノール、有機溶媒、鉱油および植物油、ならびにそれらの誘導体を含む。そのような担体の混合物も、同様に使用することができる。
好適な固体充填剤および担体は、無機粒子、例えば、0.005~20μm、好ましくは0.02~10μmの平均粒径を有する炭酸塩、ケイ酸塩、硫酸塩および酸化物、例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、尿素、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、いわゆる微粒子シリカ、シリカゲル、天然または合成のケイ酸塩、ならびにアルモシリケートおよび穀粉のような植物生産物、木粉/おがくずおよびセルロース粉を含む。
有用な固体担体は、例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、ドロマイト、ならびに無機および有機ミールの合成顆粒などの破砕および分別された天然岩石、またさらには、おがくず、ヤシ殻、トウモロコシ穂軸ならびにタバコ茎などの有機材料の顆粒を含む。
有用な液化ガス増量剤または担体は、標準温度および標準圧下では気体である液体、例えば、エアロゾル噴射剤、例えばハロ炭化水素、またさらにはブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素である。
製剤は、他の追加の成分、例えば、保護コロイド、結合剤、増量剤、接着剤、粘着付与剤、増粘剤、チキソトロピー物質、浸透剤、安定剤、捕捉剤、界面活性剤、錯体形成剤等を含むことができる。一般に、組成物は、製剤化目的で一般的に使用される任意の固体または液体添加剤と組み合わせることができる。
製剤中には、カルボキシメチルセルロースなどの粘着付与剤、ならびに粉末、顆粒または格子状物質の形態の天然および合成のポリマー、例えば、アラビアガム、ポリビニルアルコールおよびポリ酢酸ビニル、または天然リン脂質、例えば、セファリンおよびレシチン、ならびに合成リン脂質を使用することができる。さらなる添加剤は、鉱油および植物油であってもよい。使用される増量剤が水である場合、補助溶媒として有機溶媒を用いることも可能である。
製剤は、界面活性剤を追加的に含んでもよい。有用な界面活性剤は、乳化剤および/または発泡剤、分散剤またはイオン性もしくは非イオン性を有する湿展剤、あるいはこれらの界面活性剤の混合物である。これらの例は、ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸またはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキシドと脂肪族アルコールもしくは脂肪酸もしくは脂肪族アミンとの重縮合物、置換フェノール(好ましくはアルキルフェノールまたはアリールフェノール)、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(好ましくはタウリン酸アルキル)、ポリエトキシル化アルコールまたはフェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪酸エステル、および硫酸塩、スルホン酸塩およびリン酸塩を含有する化合物の誘導体、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、スルホン酸アルキル、硫酸アルキル、スルホン酸アリール、タンパク質加水分解物、リグノ亜硫酸塩廃液およびメチルセルロースである。活性成分のうちの1つおよび/または不活性担体のうちの1つが水に不溶性であり、施用が水中で行われる場合、界面活性剤の存在が必要になる。界面活性剤の割合は、組成物の約5重量%~約40重量%である。いくつかの実施形態において、界面活性剤の割合は、組成物の約10重量%~約30重量%、または約15重量%~約25重量%である。いくつかの実施形態において、界面活性剤の割合は、組成物の約40重量%未満、約30重量%未満、約25重量%未満、約20重量%未満、約10重量%未満、または約5重量%未満である。いくつかの実施形態において、界面活性剤の割合は、組成物の約5重量%超、約10重量%超、約20重量%超、約25重量%超、または約30重量%超である。
好適な界面活性剤(アジュバント、乳化剤、分散剤、保護コロイド、湿展剤および接着剤)は、全ての一般的なイオン性および非イオン性物質、例えば、エトキシル化ノニルフェノール、直鎖または分岐アルコールのポリアルキレングリコールエーテル、アルキルフェノールとエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの反応生成物、脂肪酸アミンとエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの反応生成物、脂肪酸エステル、スルホン酸アルキル、硫酸アルキル、アルキルエーテルホスフェート、アリールサルフェート、エトキシル化アリールアルキルフェノール(例えば、トリスチリル-フェノール-エトキシレート、硫酸化またはリン酸化アリールアルキルフェノール-エトキシルフェノールならびに-エトキシおよび-プロポキシレートのようなエトキシル化およびプロポキシル化アリールアルキルフェノール)を含む。さらなる例は、天然および合成の水溶性ポリマー、例えばリグノスルホン酸塩、ゼラチン、アラビアガム、リン脂質、デンプン、疎水性化工デンプンおよびセルロース誘導体、特にセルロースエステルおよびセルロースエーテル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸および(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸エステルのコポリマー、ならびにアルカリ金属水酸化物で中和したメタクリル酸およびメタクリル酸エステルのコポリマー、またさらには任意選択的に置換されたナフタレンスルホン酸塩とホルムアルデヒドとの縮合生成物である。
製剤は、着色料および染料を含んでもよい。染料は、無機顔料、例えば、酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー、ならびにアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料などの有機染料、鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩などの微量栄養素を含む。
製剤中に存在し得る消泡剤は、例えば、シリコーンエマルション、長鎖アルコール、脂肪酸およびそれらの塩ならびにフルオロ有機物質およびそれらの混合物を含む。
増粘剤は、多糖類、例えば、キサンタンガムまたはビーガム(veegum)、ケイ酸塩、例えば、アタパルジャイト、ベントナイト、および微粒子シリカを含む。
組成物および製剤中の活性成分の量は、一般に、0.05~99重量%、0.01~98重量%、0.1~95重量%、0.5~90重量%、10~70重量%、20~60%、または25~50重量%である。いくつかの実施形態において、活性成分の量は、好ましくは、0.1~95重量%、より好ましくは、0.5~90重量%、かつ最も好ましくは、10~70重量%である。製剤および所望の施用経路に応じて、当業者は活性成分および添加剤の適切な量を決定することができ、製剤中の活性成分および添加剤の量は広い範囲内で変動し得る。施用形態中の活性成分の濃度は、一般に、活性成分の0.000001~95重量%、0.0001~20重量%、0.0001~10重量%、0.0001~2重量%、0.001~2重量%、0.01~1.5重量%、または0.1~1重量%である。代替的には、製剤は、1モル/リットル~約10,000モル/リットル、または約2モル/リットル~約5,000モル/リットル、または約3モル/リットル~約3,000モル/リットル、または約4モル/リットル~約2,000モル/リットル、または約5モル/リットル~約500モル/リットル、または約5モル/リットル~約200モル/リットル、または約5モル/リットル~約100モル/リットル、または約5モル/リットル~約50モル/リットル、または約5モル/リットル~約15モル/リットル、または約5モル/リットル~約10モル/リットルの濃度で活性成分を含有できる。
言及される製剤は、既知の様式で、例えば、活性成分を少なくとも1つの通常の増量剤、溶媒もしくは希釈剤、アジュバント、乳化剤、分散剤、および/または結合剤もしくは固定剤、湿展剤、撥水剤、必要であれば乾燥剤およびUV安定剤、ならびに必要であれば色素および顔料、消泡剤、保存剤、約0.04%の量のそのようなブロノポール、無機および有機の増粘剤、接着剤、ジベレリン、さらなる加工助剤、またさらには水と混合することにより調製することができる。調製される製剤の種類に応じて、さらなる加工ステップ、例えば湿式粉砕、乾式粉砕、および造粒が必要である。
製剤は、他の既知の活性成分、例えば、殺虫剤、誘引剤、滅菌剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、成長調節剤、除草剤、肥料等を含むことができる。
IV.方法
実施形態において、方法は、未処理の植物と比較して植物の粗タンパク質収量を増加させることを含み、方法は、ピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を植物に施用することを含み、実施形態において、ピログルタミン酸およびNBPTは、相乗的量で存在する。
実施形態において、方法は、未処理の植物と比較して植物の窒素利用効率を改善することを含み、方法は、ピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を植物に施用することを含み、実施形態において、ピログルタミン酸およびNBPTは、相乗的量で存在する。
実施形態において、方法は、未処理の植物と比較して、植物組織の窒素%を増加させることを含み、方法は、ピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を植物に施用することを含み、実施形態において、ピログルタミン酸およびNBPTは、相乗的量で存在する。
実施形態において、方法は、未処理の植物と比較して、植物組織のリン%を増加させることを含み、方法は、ピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を植物に施用することを含み、実施形態において、ピログルタミン酸およびNBPTは、相乗的量で存在する。
ある特定の実施形態において、PGAは、約75~500gm ai/ha(gm ai/haは、1ヘクタール当たりの活性成分のグラムである)、または約100~400gm ai/haで施用され得る。ある特定の実施形態において、PGAは、約125~300gm ai/haで施用され得る。ある特定の実施形態において、PGAは、約75、100、125、150、175、200、225、250、275、300、325、350、375、400、425、450、475、または約500gm ai/haで施用され得る。有利には、量は、相乗的効果を伴わず使用される量よりも少ないことがあり得る。本明細書で使用される場合、別段の記載がない限り、1ヘクタール当たりのグラムおよび同義用語は、1ヘクタール当たりのグラムまたは活性成分を指す。
ある特定の実施形態において、NBPTは、約300~2270g/ha、または約300~1135g/haで施用され得る。有利には、量は、相乗的効果を伴わず使用される量よりも少ないことがあり得る。ある特定の実施形態において、NBPTは、約300g/haで施用され得る。
実施形態において、活性剤は、1ヘクタール当たり約75g~約300gの量のPGA、および1ヘクタール当たり約300g~約2270gの量のNBPTを含む割合で施用され得る。実施形態において、活性剤は、1ヘクタール当たり約125g~約300gの量のPGA、および1ヘクタール当たり約300g~約1135gの量のNBPTを含む割合で施用され得る。実施形態において、活性剤は、1ヘクタール当たり約300gの量のPGA、および1ヘクタール当たり約300gの量のNBPTを含む割合で施用され得る。実施形態において、活性剤は、1ヘクタール当たり約250gの量のPGA、および1ヘクタール当たり約300gの量のNBPTを含む割合で施用され得る。
ピログルタミン酸がTAKE OFF BOOSTER(商標)として施用される場合、施用される量は、標識割合のパーセンテージ、または完全な標識割合であり得る。例えば、割合は、標識割合の25%、標識割合の50%、標識割合の75%、標識割合の100%、すなわち、完全な標識割合または1倍、または標識割合の125%、または標識割合の150%、または標識割合の175%、または標識割合の200%、すなわち、2倍であり得る。NBPTがAGROTAIN ULTRA(商標)として施用される場合、施用される量は、標識割合のパーセンテージ、または完全な標識割合であり得る。例えば、割合は、標識割合の25%、標識割合の50%、標識割合の75%、標識割合の100%、すなわち、完全な標識割合または1倍、または標識割合の125%、または標識割合の150%、または標識割合の175%、または標識割合の200%、すなわち、2倍であり得る。
本明細書に記載の方法は、任意の通常の処理方法による、例えば、側条施肥、葉領域との接触、浸漬、噴霧、霧化、灌漑、蒸発、散粉、煙霧、散播、起泡、塗布、散水(灌注)、点滴灌漑、および繁殖体の場合のスラリー処理、皮膜形成、1つ以上のコートによるコーティング等による、直接的な、またはそれらの周辺環境への作用による、組成物または製剤による、植物および植物の部位の処理を含む。また、超微量法によって組成物もしくは製剤を活用すること、または組成物もしくは製剤を土壌に注入することも可能である。具体的には、方法は、側条施肥、配置、滴下、拡散、噴霧、散播、深層または表層配置、局所配置、接触、バンド、ヒル、および行配置、ナイフイン等、ならびに任意の他の方法によって土壌に対して使用され得る。繁殖台木の植物地上部および土壌の処理もまた企図される。土壌は、作物などの該当する植物の付近のまたはそれに隣接した、すなわち近傍の領域にあってもよい。本明細書で使用される場合、「葉領域」という用語は、主に植物の葉を指す。
したがって、いくつかの実施形態において、現在開示されている組成物および/または製剤は、植物が出芽した後に土壌に施用される。例えば、いくつかの実施形態において、現在開示されている組成物および/または製剤は、植物の少なくとも約1%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、または約少なくとも95%の出芽後に土壌に施用される。いくつかの実施形態において、現在開示されている組成物および/または製剤は、植物の出芽前に土壌に施用される。いくつかの実施形態において、現在開示されている組成物および/または製剤は、植栽後1~3日間、5~7日間、または6~10日間(または1、2、3、4、5、6、7、8、9、10日間)施用される。
実施形態において、組成物、製剤および方法は、持続可能な農業を提供し、これは、栄養素利用効率、特に、窒素(N)利用効率、リン(P)利用効率、水利用効率、蒸散、呼吸および/またはCO同化速度の改善、より良好な根粒形成、Ca代謝の改善などを含む。
方法は、有利には、植物の健康、例えば、限定されないが、窒素利用効率、粗タンパク質パーセンテージ収量、より良好な出芽、増加した作物収量、より好ましいタンパク質および/もしくは含有量、より好ましいアミノ酸および/もしくは油組成、より発達した根系(改善された根成長)、分げつの増加、草丈の増加、より大きな葉身、より少ない枯れた根出葉、より頑丈な分げつ、緑色のより濃い葉、色素含有量、光合成活性、より少ない必要な肥料、より少ない必要な種子、より多くの生産的分げつ、より早期の開花、早期の子実成熟、より少ない植物の転倒(倒伏)、増加したシュート成長、増強した草勢、増加した植物数もしくは早期発芽を含む、作物特徴、または上記効果のうちの少なくとも2つ以上の組み合わせ、あるいは当業者に周知の任意の他の利点を改善できる。改善は、対照と比較して、上記の特徴のうちの1つ以上の増加によって決定され得る。いくつかの実施形態において、対照は、ピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物で処理されない植物および/または作物である。増加は、約5%超、約10%超、約15%超、約20%超、約25%超、約30%超、約35%超、約40%超、約45%超、もしくは約50%超であり得るか、または改善は、約5%~約50%、もしくは約5%~約35%、もしくは約5%~約25%、もしくは約5%~約15%、もしくは約7%~約11%、もしくは約8%~約10%であり得る。いくつかの実施形態において、増加は、対照植物と比較して、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、または少なくとも95%の増加を含むことができる。具体的には、改善は、相乗的効果の結果であり得る。
いくつかの実施形態において、改善は、ピログルタミン酸またはNBPTでのみ処理された植物および/または作物と比較して、上記の特徴のうちの1つ以上の増加によって決定され得る。増加は、ピログルタミン酸またはNBPTのいずれかで処理された植物および/または作物と比較して、約1~約20%、約2%~約15%、約3%~約12%、約4%~約10%、または約5%~約8%であり得る。いくつかの実施形態において、増加は、ピログルタミン酸またはNBPTのいずれかで処理された植物および/または作物と比較して、約1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、または15%の増加を含むことができる。具体的には、改善は、相乗的効果の結果であり得る。
いくつかの実施形態において、開示される方法は、前述の効果、または当業者が精通する任意の他の利点のうちの少なくとも2つ以上の組み合わせを改善し、前述の効果のうちの1つ以上の全ては、相乗的効果の結果ではない。例えば、いくつかの実施形態において、開示される方法は、上述の効果のうちの2つ(例えば、作物収量およびタンパク質含有量)を改善するが、効果のうちの1つ(例えば、およびタンパク質含有量の増加)のみが相乗的効果に起因するのに対し、他の観察される効果(例えば、作物収量の増加)はそうでない。
効果は、当該技術分野において既知のアッセイによって決定され得る。効果は、出芽後の日数(DAE)などの、ある特定の時点にあり得る。いくつかの実施形態において、効果は、約1~7日、約3~7日、約5~10日、約8~15日、約14~約21日、または約21~28日の範囲のDAEにある。ある特定の実施形態において、効果は、DAE 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20もしくは21、またはそれ以上にある。
方法は、作物植物の収量を増加させることを含む。粗タンパク質収量パーセンテージは、子実中のタンパク質含有量を指し、成長期の間の窒素取り込みの尺度である。対照に対する子実中のより高い粗タンパク質は、成長期の間の増加した窒素取り込みの証拠である。収量の増加はまた、1ヘクタール当たりの総バイオマス、1ヘクタール当たりの収量、穀粒/果実重量、種子サイズおよび/またはヘクトリットル重量、ならびに生産物の品質向上を含むことができ、サイズ分布(穀粒、果実等)、均一な成熟、子実水分、より良好な粉砕、より良好な醸造、果汁収量の増加、収穫性、消化性、沈降価、フォーリングナンバー、さや安定性、保存安定性、繊維の長さ/強度/均一性の改善、サイレージ給餌動物の乳および/または肉の品質の向上に関する加工性の向上を含み、果実/子実の品質向上、サイズ分布(穀粒、果実等)、保存/貯蔵期間の延長、硬さ/柔らかさ、味(香り、食感等)、等級(サイズ、形状、漿果数等)、房当たりの漿果数/果実数、歯ごたえ、鮮度、ワックスによる被覆、生理的障害の頻度、色等に関する市場性の改善をさらに含み、タンパク質含有量、脂肪酸、油分含有量、油分の品質、アミノ酸組成、糖含有量、酸含有量(pH)、糖/酸比(Brix)、ポリフェノール、デンプン含有量、栄養品質、グルテン含有量/指数、エネルギー含有量、味等の所望の成分の増加をさらに含み、マイコトキシンの低減、アフラトキシンの低減、ゲオスミンレベル、フェノール性芳香族、ラッカーゼ、ポリフェノールオキシダーゼおよびペルオキシダーゼ、硝酸含有量等の望ましくない成分の減少をさらに含む。
実施形態において、本明細書に開示される主題は、未処理作物と比較して作物の粗タンパク質収量パーセンテージを増加させる方法であって、植物または植物の近傍の土壌にピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を施用することを含み、粗タンパク質収量の増加は、約3%~約25%、または約3%~約20%、または約4%~約15%、または約4%~約13%、または約7%~約13%、または約4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、または13%である、方法を対象とする。いくつかの実施形態において、ピログルタミン酸およびNBPTは、相乗的量で存在する。
実施形態において、方法は、未処理の植物と比較して植物の窒素利用効率を改善することを含み、方法は、ピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を植物に施用することを含み、実施形態において、ピログルタミン酸およびNBPTは、相乗的量で存在する。実施形態において、窒素利用効率は、約1%~約20%、約2%~約8%、約2%~約5%、約5%~約15%、約8%~約12%、または約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、または約15%改善される。
実施形態において、方法は、未処理の植物と比較して、植物組織の窒素%を増加させることを含み、方法は、ピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を植物に施用することを含み、実施形態において、ピログルタミン酸およびNBPTは、相乗的量で存在する。実施形態において、窒素%は、約1%~約20%、約2%~約8%、約2%~約5%、約5%~約15%、約8%~約12%、または約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、または約15%増加する。
実施形態において、方法は、未処理の植物と比較して、植物組織のリン%を増加させることを含み、方法は、ピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を植物に施用することを含み、実施形態において、ピログルタミン酸およびNBPTは、相乗的量で存在する。実施形態において、リン%は、約4%~約35%、約20%~約35%、約25%~約35%、約4%~約20%、約5%~約15%、もしくは約8%~約13%、または約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、もしくは約35%増加する。
いくつかの実施形態において、開示される方法は、未処理の植物と比較して、植物組織の窒素%およびリン%を増加させることを含む。いくつかの実施形態において、ピログルタミン酸およびNBPTは、植物組織のそのような窒素%およびリン%を増加させるための相乗的量で存在する。
方法はまた、植物強化、ストレス耐性、草勢、老化遅延、より発達した根系、水利用効率、色、緑色化、および光合成効率などの、他の有益な植物効果を増加または改善できる。
実施形態において、方法は、植物強化効果を提供できる。したがって、それらは、望ましくない微生物による攻撃に対する植物の防御を動員するために使用され得る。植物強化(抵抗性誘導)物質は、本発明の文脈において、処理された植物が後に望ましくない微生物を接種されたときに、それらの微生物に対して高度の抵抗性を発現するように植物の防御系を刺激することができるそれらの物質を意味すると理解されたい。
実施形態において、方法は、温度耐性、乾燥性および乾燥ストレス後の回復、水利用効率(水消費の減少と相関する)、冠水耐性、オゾンストレスおよびUV耐性、ならびに重金属、塩、農薬等のような化学物質に対する耐性、ならびに真菌耐性の増加と線虫、ウイルス、および細菌に対する抵抗性の増加とを含む生物的ストレス耐性を増加できる。本開示の文脈において、生物的ストレス耐性は、好ましくは真菌抵抗性の増加を含む。
実施形態において、方法は、植物の品質、立ち枯れの低減、外観の改善、回復力の増大、緑色化効果の改善および光合成効率の改善を含む、増加した草勢を提供できる。有益な効果はまた、より早期の発芽、より良好な出芽、より発達した根系および/または改善された根成長、分げつ能力の向上、より多くの有効分げつ、より早期の開花、草丈および/またはバイオマスの増加、茎の短縮、シュート成長、穀粒/穂の数、穂数/m、走根数および/花数の改善、収穫指数の増大、より大きな葉、枯れた根出葉の減少、葉序の改善、より早期の成熟/より早期の果実の仕上がり、均一な成熟、登熟期間の増大、より良好な果実の仕上がり、より大きな果実/野菜のサイズ、発芽抵抗性および倒伏低減を含むことができる。
実施形態において、改善は、老化遅延の形態であってもよく、これは、植物生理の改善、より長期間の植物の緑色呈色を含み、したがって、色(緑色化)、含水量、乾燥等を含む。これによって、より柔軟性のある収穫時期という利点を有することができる。
実施形態において、改善は、より発達した根系の形態にあり得る。「より発達した根系」または「改善された根成長」という用語は、より長い根系、より深い根成長、より迅速な根成長、より大きな根の乾燥/新鮮重量、より大きな根体積、より大きな根表面積、より大きな根径、より高い根安定性、より多くの根分岐、より多くの根毛数、および/またはより多くの根端を指し、好適な方法および分析を用いて根構造を解析することによって測定することができる。
実施形態において、改善は、水利用の形態にあり得る。「作物水利用効率」という用語は、技術的には、消費される水の単位当たりの農業産物の質量を指し、経済的には、消費される水の単位当たりの生産物の価値を指し、例えば、ヘクタール(ha)当たりの収量、植物のバイオマス、千粒質量、およびm当たりの穂数の面から測定され得る。
緑色化の改善/色の改善および光合成効率の改善ならびに老化の遅延は、Handy PEAシステム(Hansatech)、純光合成速度(Pn)、例えば、ZieglerおよびEhleの色素抽出法によるクロロフィル含有量の測定、光化学的効率(Fv/Fm比)の測定、シュート成長と最終根および/または樹冠バイオマスとの決定、ならびに根の死亡率と同様に分げつ密度の決定などの周知の技法によって測定され得る。
処理の方法は、接触させること、すなわち、同時、別個または逐次的様式での化合物の使用または施用を提供する。単一の活性成分が逐次的様式で、すなわち異なる時点に施用される場合、それらは、数時間または数日などの妥当な短期間内に次々に施用される。
実施形態において、植物は、本明細書の他の箇所に記載されるような作物である。実施形態において、作物は、穀物(コムギ、オオムギ、カラスムギ、ライコムギ、ライムギ、およびイネ)、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、野菜、ピーナッツ、ワタ、アブラナおよび果実植物からなる群から選択される。実施形態において、作物は、トウモロコシである。
実施形態において、方法は、ピログルタミン酸をL-ピログルタミン酸の形態で施用することを含む。実施形態において、方法は、ピログルタミン酸をL対Dの比が約80:20~約97:3のL-ピログルタミン酸とD-ピログルタミン酸との混合物として施用することを含む。
本明細書に記載の方法は、植物および所望の効果に応じて、栄養成長、出芽、受粉および生殖段階を含む植物の発生中の任意の成長段階で使用され得る。しかしながら、実施形態において、ある特定の段階は、組成物および製剤を接触させて特異的効果を促進するために標的とされる。段階は、当業者に既知であるように、成長度単位(GDU)として認識される。例えば、トウモロコシの場合、方法は、栄養成長段階にある作物に、有利に使用され得る。一般に、発芽と開花との間の成長期は、植物発生の栄養成長相として知られる。トウモロコシでは、栄養成長段階は、VE、V1、V2、V4、V6、V10、V12、V14およびVTを含む。ある特定の態様において、作物は、タッセリング(tasseling)の前の段階にある。ある特定の態様において、作物は、V4、V6またはV10段階にある。ある特定の態様において、作物は、V6段階にある。
V.製品
別の態様において、本明細書に記載されるのは、製品、例えば、ピログルタミン酸およびNBPTを含む「キット」である。キットは、ピログルタミン酸を含む容物を含む。キットは、NBPTを含む別個の容物をさらに含むことができる。例えば、エンドユーザが、水などの溶媒中でキットの内容物を組み合わせることによってタンクミックスを容易に調製することができるように、キットは、有利には、予め測定された量、例えば、本発明の他の箇所に記載される量の各成分を含むことができる。キットは、容物上にまたは容物に関連付けて、標示または添付文書をさらに含んでもよい。「添付文書」という用語は、農業パッケージに通常含まれる説明書を指して使用され、成分の使用に関する使用法、施用量、および警告を含み得る。キットに含まれるのに好適な容物は、例えば、瓶、バイアル、シリンジ、ブリスターパック等を含む。容物は、ガラスまたはプラスチックなどの多様な材料から形成され得る。
本明細書に記載の主題の特定の実施形態は以下を含む。
1.ピログルタミン酸およびN-(n-ブチル)-チオリン酸トリアミド(NBPT)を含む組成物であって、ピログルタミン酸およびNBPTが、相乗的有効量で存在する、組成物。
2.ピログルタミン酸が、組成物の約12%w/w~約36%w/wの量で存在する、実施形態1に記載の組成物。
3.ピログルタミン酸が、組成物の約15%w/w~約33%w/wの量で存在する、任意の上述の実施形態に記載の組成物。
4.ピログルタミン酸が、組成物の約20%w/w~約28%w/wの量で存在する、任意の上述の実施形態に記載の組成物。
5.NBPTが、組成物の約13%w/w~40%w/wの量で存在する、任意の上述の実施形態に記載の組成物。
6.NBPTが、組成物の約15%w/w~35%w/wの量で存在する、任意の上述の実施形態に記載の組成物。
7.NBPTが、組成物の約20%w/w~30%w/wの量で存在する、任意の上述の実施形態に記載の組成物。
8.ピログルタミン酸が、L-ピログルタミン酸である、任意の上述の実施形態に記載の組成物。
9.ピログルタミン酸が、L対Dの比が約80:20~約97:3のL-ピログルタミン酸とD-ピログルタミン酸との混合物である、任意の上述の実施形態に記載の組成物。
10.約6%の可溶性炭酸カリウム(soluble potash)およびブロノポールなどの保存剤をさらに含む、任意の上述の実施形態に記載の組成物。
11.N-メチル-2-ピロリドン、水酸化カリウムなどの塩基、および/または1,2-プロパンジオールをさらに含む、任意の上述の実施形態に記載の組成物。
12.植物の子実粗タンパク質(%)を増加させる方法であって、植物または植物に隣接する領域に、任意の上述の実施形態に記載の組成物などのピログルタミン酸およびNBPTを施用することを含む、方法。
13.ピログルタミン酸およびNBPTが順次施用される、実施形態12に記載の方法。
14.ピログルタミン酸およびNBPTが順次施用される、実施形態12または13に記載の方法。
15.ピログルタミン酸およびNBPTが、単一の組成物として施用される、実施形態12または14に記載の方法。
16.ピログルタミン酸およびNBPTが、相乗的有効量で存在する、実施形態12、13、14または15に記載の方法。
17.施用することが、約75g/ha~約300g/haの割合のPGAと、約300g/ha~約2270g/haの割合のNBPTと、を接触させることを含む、実施形態12、13、14、15または16に記載の方法。
18.施用することが、約125g/ha~約300g/haの割合の約PGAと、300g/ha~約1135g/haの割合のNBPTと、をおよそ接触させる割合で接触させることを含む、実施形態12、13、14、15、16または17に記載の方法。
19.施用することが、約300g/haの割合のPGAと、約300g/haの割合のNBPTと、をおよそ接触させる割合で接触させることを含む、実施形態12、13、14、15、16、17または18に記載の方法。
20.施用することが、側条施肥を含む、実施形態12、13、14、15、16、17、18または19に記載の方法。
21.植物が、栄養成長段階にある、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、または20に記載の方法。
22.植物が、タッセリングの前の段階にある、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、20または21に記載の方法。
23.該植物が、穀物、コムギ、オオムギ、カラスムギ、ライコムギ、ライムギ、イネ、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、野菜、ピーナッツ、ワタ、アブラナおよび果実植物からなる群から選択される、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、20、21または22に記載の方法。
24.該植物が、トウモロコシである、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22または23の方法。
25.粗タンパク質収量が、未処理の植物と比較して約3%から約25%まで増加する、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23または24に記載の方法。
26.粗タンパク質収量が、未処理の植物と比較して約4%から約15%まで増加する、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24または25に記載の方法。
27.粗タンパク質収量が、未処理の植物と比較して約7%増加する、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25または26に記載の方法。
28.組成物が、水酸化カリウムなどの塩基、約6%の可溶性炭酸カリウム、およびブロノポールなどの保存剤を含む、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26または27に記載の方法。
29.ピログルタミン酸が、L-ピログルタミン酸である、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27または28に記載の方法。
30.ピログルタミン酸が、L対Dの比が約80:20~約97:3のL-ピログルタミン酸とD-ピログルタミン酸との混合物である、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28または29に記載の方法。
31.ピログルタミン酸は、約12%w/w~約36%w/w、例えば、約24%の量で存在し、NBPTは、約15%w/w~約35%w/w、例えば、約27%の量で存在する、実施形態12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29または30に記載の方法。
32.未処理の植物と比較して、植物組織の窒素パーセントを増加させる方法であって、任意の上述の実施形態に記載の組成物などのピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を、植物または植物に隣接する領域に施用することを含む、方法。
33.該ピログルタミン酸および該NBPTが、相乗的量で存在する、実施形態32に記載の方法。
34.該窒素パーセントが、約2%から約8%まで増加する、実施形態32または33に記載の方法。
35.該窒素パーセントが約5%増加する、実施形態32、33または34に記載の方法。
36.ピログルタミン酸、NBPTおよび農業的に許容される賦形剤を含む、製剤。
37.製剤が、乳化可能な濃縮物、可溶性濃縮物、水中油型エマルション、マイクロエマルション、油性懸濁濃縮物、懸濁濃縮物、および分散濃縮物からなる群から選択される種類である、実施形態36に記載の製剤。
38.任意の上述の実施形態に記載の組成物を調製する方法であって、容器内でピログルタミン酸をNBPTと接触させることと、容器内でピログルタミン酸とNBPTとを混合させることと、を含み、組成物が調製される、方法。
39.該接触させることが、農業的に許容される賦形剤を含む、実施形態38に記載の方法。
以下の実施例は例示のために提供されるのであって、限定するためのものではない。ある特定のデータは、相乗作用を示すためのコルビー法による分析において使用するのに適している。コルビーの式:
期待値(E)=(X*Y)/100であり、
式中、XおよびYは、単独で施用される活性剤の効果である(防除の%として表される)。効果について決定された実測値を期待値と比較する。期待値を上回る場合=相乗作用、期待値未満の場合=拮抗作用、期待値と等しい場合=相加作用
実施例1:組成物の調製
例示的な組成物を以下のように調製した:24%PGA w/wを含有する溶液および26.7%NBPT w/wを含有する別個の溶液を、植物への施用前に、UANと一緒に混合した。
実施例2:提案されたフィールド研究-PGA+NBPTトウモロコシ収量(kg/ha)
研究目的
トウモロコシに対する側条施肥窒素と共にVLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))およびVLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))の施用で得られた効率を決定する。
種子選択
サイトについて最も高い収量ポテンシャルを有する適切な成熟度と、選択されたサイトについての適切な病害および害虫形質の一般的に使用されるハイブリッド。種子は、実生疾患および害虫圧力を最小限に抑えるであろう殺真菌剤/殺虫剤の種子処理で処理されるべきである。
-使用されたハイブリッド-DSR 9303RA
-施用された任意の追加の処理の前の、種子に対するMaxim Quatro/Poncho 500のベース種子処理
農学的実践
一般的に許容可能な生産慣行を採用する:選択されたサイトについての耕作、肥沃性、植栽、雑草、昆虫、および病害対策。異常な害虫または病害の侵襲などの、成長期の間に任意の異常な状態が発生した場合、作物への影響を最小限に抑えるために適切に処理し、最終報告書に注記する。
以下の情報を提供する:
-耕作(従来の、最小限または耕作なし)-植栽のために肥料を組み込みフィールドを平坦化するための、秋のチゼルプラウおよび春のフィールド耕耘
-植栽集団=35000個の種子/A
-植栽日-(0日目)
-収穫日-
Figure 2022521005000003
実験デザイン
4反復を有するランダム化完全ブロック(RCB)デザインで配置された10’×50’長(4条)のプロットサイズ。
処理
●測定値および単位が異なる場合があるため、種子に混合または施用する前に、各処理についての指示を完全にかつ注意深く読む。
●全ての液体成分を混合および施用する前によく振盪する。
●全ての処理は、同じスターター肥料パッケージおよび同じ初期肥料を受けるべきである。
●施用された総肥料は、収量目標のために推奨されるNの80%となるべきである。
●40~50ガロンのUANは交渉可能であり、Nが限定されていることを確認する。
●1エーカー当たり6oz.のUANでVLS 3000-01を混合し、激しく混合する。
●側条施肥の施用は、V-6~V-8で可能な限り茎に近い場合が好まれる。
●処理1:未処理対照
○側条施肥でのUAN
●処理2:対照
○1エーカー当たり50galの割合で側条施肥を施用した
●処理3:UAN+VLS 3000-01
○1エーカー当たり50galの割合で側条施肥を施用した
○VLS 3000-01を6oz/エーカーの割合でUANに添加した
■125g ai/ha
●処理4:UAN+VLS 8300-02
○1エーカー当たり50galの割合で側条施肥を施用した
○VLS 8300-02は1.5qt/182galの割合でUANに添加される
●処理5:UAN+VLS 3000-01+VLS 8300-02
○1エーカー当たり50galの割合で側条施肥を施用した
○VLS 3000-01を6oz/エーカーの割合でUANに添加した
■125g ai/ha
○VLS 8300-02は1.5qt/182galの割合でUANに添加される
Figure 2022521005000004
データ収集
●収量
●収量-15%の水分に調整された
●試験重量
●水分%
●子実試料
実施例3:温室研究-PGA+NBPT トウモロコシ収量(kg/ha)
研究目的
トウモロコシ実生にVLS 3000-01およびVLS 8300-02を一緒に施用することの相乗的利益があるかどうかを決定する(PGA+NBPT)。
サイト選択
温室試験
種子選択
-試験に使用されるハイブリッド:Pfister 2565 RASS
農学的実践
種子を、2/ポットで植栽し、出芽後に1/ポットに間引いた。
植物に、必要に応じて潅水した
フィールド土壌を、使用した。
試験植物は試験の持続期間の間自然光を受けた
植栽日-0日目
7 DAEでの処理タイミング(出芽後の日数)
14 DAEでの処理タイミング
実験を完了し、組織を28 DAEで採取した
実験デザイン
Reps:5反復/処理
試験デザイン:ランダム化完全ブロック(RCB)デザイン
処理は7 DAEまたは14 DAEを施用した
処理
●処理を準備する場合、撹拌しその後にVLS 3000-01、次いでVLS 8300-02が添加されたUAN。沈降を防ぐように撹拌した。
7 DAEを施用された処理1~9:
●処理1:UAN 28(対照)
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
●処理2:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00034mL/ポット
■1/2標識割合(UANに対して0.75クォート/トン)
●処理3:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00068mL/ポット
■標識割合(UANに対して1.5クォート/トン)
●処理4:UAN 28+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 3000-01体積=0.001mL/ポット
■125g ai/ha
●処理5:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00034mL/ポット
■1/2標識割合(UANに対して0.75クォート/トン)
○施用されたVLS 3000-01体積=0.001mL/ポット
■125g ai/ha
●処理6:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00068mL/ポット
■標識割合(UANに対して1.5クォート/トン)
○施用されたVLS 3000-01体積=0.001mL/ポット
■125g ai/ha
●処理7:UAN 28+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 3000-01体積=0.002mL/ポット
■250g ai/ha
●処理8:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00034mL/ポット
■1/2標識割合(UANに対して0.75クォート/トン)
○施用されたVLS 3000-01体積=0.002mL/ポット
■250g ai/ha
●処理9:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00068mL/ポット
■標識割合(UANに対して1.5クォート/トン)
○施用されたVLS 3000-01体積=0.002mL/ポット
■250g ai/ha
処理10~18は、14 DAEを施用した:
●処理10:UAN 28(対照)
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
●処理11:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00034mL/ポット
■1/2標識割合(UANに対して0.75クォート/トン)
●処理12:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00068mL/ポット
■標識割合(UANに対して1.5クォート/トン)
●処理13:UAN 28+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 3000-01体積=0.001mL/ポット
■125g ai/ha
●処理14:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00034mL/ポット
■1/2標識割合(UANに対して0.75クォート/トン)
○施用されたVLS 3000-01体積=0.001mL/ポット
■125g ai/ha
●処理15:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00068mL/ポット
■標識割合(UANに対して1.5クォート/トン)
○施用されたVLS 3000-01体積=0.001mL/ポット
■125g ai/ha
●処理16:UAN 28+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 3000-01体積=0.002mL/ポット
■250g ai/ha
●処理17:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00034mL/ポット
■1/2標識割合(UANに対して0.75クォート/トン)
○施用されたVLS 3000-01体積=0.002mL/ポット
■250g ai/ha
●処理18:UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標))+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標))
○施用されたUAN 28(28% N)体積=0.34mL/ポット
○施用されたVLS 8300-02体積=0.00068mL/ポット
■標識割合(UANに対して1.5クォート/トン)
○施用されたVLS 3000-01体積=0.002mL/ポット
■250g ai/ha
処理19:未処理検査
●処理19:未処理検査
処理リスト(7 DAEまたは14 DAEを施用した)
Figure 2022521005000005
収集されたデータ
●SPADによって測定された14 DAE、21 DAE、28 DAEでのクロロフィル含有量
●14 DAE、21 DAE、28 DAEでの草丈
●上位新鮮重量28 DAE
●28 DAEで植物組織中の窒素(燃焼方法によって決定される総窒素)、P、S、K、Mg、CaおよびNaの%ならびにB、Zn、Mn、Fe Cu、およびAlのPPM。分析をA&L Great Lake Laboratoriesにより行った。
データ分析
TukeyのHSD検定を使用して分析されたクロロフィル含有量、草丈、および新鮮重量。窒素、P、S、K、Mg、CaおよびNaの%、ならびにB、Zn、Mn、Fe Cu、およびAlのPPMについての試料を、プールし、1つの試料/処理を残した。相乗作用に対する評価に使用された相乗的効果のためのコルビー分析。観測値が期待値よりも大きい場合、相乗作用が存在する。相乗作用計算のための対照の%に変換された値。
結果
クロロフィル、新鮮重量、および草丈
処理タイミング7 DAE-クロロフィル、新鮮重量、または草丈について、対照と処理との間に有意差はない(p≦0.20)。相乗作用は検出されなかった。
処理タイミング14 DAE-クロロフィル、新鮮重量、または草丈について、対照と処理との間に有意差はない(p≦0.20)。相乗作用は検出されなかった。
S、K、Mg、CaおよびNaの%ならびにB、Zn、Mn、Fe Cu、およびAlのPPM
処理タイミング7 DAE-相乗作用は、S、K、Mg、Ca、Na、B、Zn、Mn、Fe Cu、またはAlについて試験された割合のうちのいずれにおいても検出されなかった。
処理タイミング14 DAE-相乗作用は、S、K、Mg、Ca、Na、B、Zn、Mn、Fe Cu、またはAlについて試験された割合のうちのいずれにおいても検出されなかった。
N%およびP%
処理タイミング7 DAE-相乗作用は、N%およびP%について、高い割合(UAN 28+VLS 8300-02(AGROTAIN ULTRA(商標)-標識割合)+VLS 3000-01(TAKE OFF BOOSTER(商標)-250g ai/ha))で検出された(表8および9)。
処理タイミング14 DAE-% 相乗作用は、NまたはP%について試験された割合のうちのいずれにおいても検出されなかった。
Figure 2022521005000006

Figure 2022521005000007
相乗作用のためのコルビー分析:
予想された値は、値を対照のパーセントに変換し、単一処理に対する値を乗算し、100で除算することによって計算される。次いで、これは、併用処理と比較される。
相乗作用のためのコルビー分析:
●観察された(O)>期待された(E)相乗作用の場合
●O=Eの場合、添加剤
●O<Eの場合、拮抗作用
Figure 2022521005000008
TAKE OFF BOOSTER(商標)として施用されたPGA。1倍の割合は、1ヘクタール当たりに施用される250gのPGAに相当する。AGROTAIN ULTRA(商標)として施用されるNBPT。0.1%v/vのAI(約1000ppm)としての1倍の割合。以下のように計算される:AGROTAIN ULTRA(商標)フィールド割合:3.0クォートAgrotain/トン顆粒状尿素=2.84L/907kg。AGROTAIN ULTRA(商標)中のNBPT A.I.:濃度:26.7%w/w、密度:1.06kg/L。標準フィールド割合で施用されたNBPT A.I.:2.839L*1.06kg/L=トン当たりで施用された3.01kgのAgrotain(1トン=907kg)。施用されたAGROTAIN ULTRA(商標)パーセント:3.01kg AGROTAIN ULTRA(商標)/907kg尿素=0.332% Agrotain。活性含有量の量:NBPT=886ppmとして0.332*0.267=0.0886%、0.1%(すなわち、1000ppm)まで切り上げた。
実施例4:フィールド試験プロトコル
研究目的:
トウモロコシに対する側条施肥窒素と共にVLS 8300-02およびVLS 3000-01の施用で得られた効率を決定する。
サイト選択
領域について典型的な作物輪作を伴うこの試験のためのサイトを選択する。
種子選択
サイトについて最も高い収量ポテンシャルを有する適切な成熟度の一般的に使用されるハイブリッドを選択する。特異的特徴または遺伝子形質は必要とされず、したがって、選択されたサイトについて適切な病害および害虫形質を有するハイブリッドを選択する。種子は、実生疾患および害虫圧力を最小限に抑えるであろう殺真菌剤/殺虫剤の種子処理で処理されるべきである。
選択された変種について以下の情報を提供する。
-種子企業
-ハイブリッド
-成熟度
-形質パッケージ
-施用された任意の追加の処理の前の、種子に対するベース種子処理
農学的実践
一般的に許容可能な生産慣行を使用する:選択されたサイトについての耕作、肥沃性、植栽、雑草、昆虫、および病害対策。異常な害虫または病害の侵襲などの、成長期の間に任意の異常な状態が発生した場合、作物への影響を最小限に抑えるために適切に処理し、最終報告書に注記する。
以下の情報を提供する:
-耕作(従来の、最小限または耕作なし)
-植栽日
-収穫日
-非処理関連肥料施用のための製品、タイミング、および割合
-農薬施用のための製品、タイミング、および割合
-任意の異常な発生/状態の報告
実験デザイン
少なくとも5反復を有するランダム化完全ブロック(RCB)デザインで配置された4条×50’長の最小プロットサイズの使用(収量データのための収穫中心2条)。
処理の詳細
供給される処理は全て無害であり、作物破壊を必要としない。収穫された穀物は、種子内の形質に基づいて許容されるように処分され得る。全ての液体材料を施用のために混合する前に完全に振盪する。追加の取扱説明書については、材料と共に出荷されるMSDSを参照されたい。
処理
●測定値および単位が異なる場合があるため、種子に混合または施用する前に、各処理についての指示を完全にかつ注意深く読む。
●全ての液体成分を混合および施用する前によく振盪する。
●全ての処理は、同じスターター肥料パッケージおよび同じ初期肥料を受けるべきである。
●施用された総肥料は、収量目標のために推奨されるNの80%となるべきである。
●40~50ガロンのUANは交渉可能であり、Nが限定されていることを確認されたい。
●VLS 8300-02を0.5%v/vまたは100ガロン当たり2クォートの割合でUANと混合し、激しく混合する。
●1エーカー当たり6、12、または24oz.のUANでVLS 3000-01を混合し、激しく混合する。
●組み合わせた処理を行う場合、VLS 8300-02およびVLS 3000-01を混合せず、まずUANが均質になるまでVLS 8300-02を混合し、次いでVLS 3000-01を添加する。
●側条施肥の施用は、V-6~V-8で可能な限り茎に近い場合が好まれる。
●処理1:未処理対照
○側条施肥でのUAN
●処理2:対照
○UANのみ
○1エーカー当たり50gal相当の割合で施用された側条施肥
●処理3:UAN+VLS 8300-02
○1エーカー当たり50gal相当の割合で施用された側条施肥
○VLS 8300-02は、0.5%v/vまたは100ガロン当たり2クォートの割合でUANに添加される。
●処理4:UAN+VLS 3000-01
○1エーカー当たり50gal相当の割合で施用された側条施肥
○VLS 3000-01を6oz/エーカーの割合でUANに添加した
●処理5:UAN+VLS 3000-01
○1エーカー当たり50gal相当の割合で施用された側条施肥
○VLS 3000-01を12oz/エーカーの割合でUANに添加した
●処理6:UAN+VLS 3000-01
○1エーカー当たり50gal相当の割合で施用された側条施肥
○VLS 3000-01を24oz/エーカーの割合でUANに添加した
●処理7:UAN+VLS 3000-01+VLS 8300-02
○1エーカー当たり50gal相当の割合で施用された側条施肥
○VLS 3000-01を6oz/エーカーの割合でUANに添加した
○VLS 8300-02は、0.5%v/vまたは100ガロン当たり2クォートの割合でUANに添加される。
●処理8:UAN+VLS 3000-01+VLS 8300-02
○1エーカー当たり50gal相当の割合で施用された側条施肥
○VLS 3000-01を12oz/エーカーの割合でUANに添加した
○VLS 8300-02は、0.5%v/vまたは100ガロン当たり2クォートの割合でUANに添加される。
●処理9:UAN+VLS 3000-01+VLS 8300-02
○1エーカー当たり50gal相当の割合で施用された側条施肥
○VLS 3000-01を24oz/エーカーの割合でUANに添加した
○VLS 8300-02は、0.5%v/vまたは100ガロン当たり2クォートの割合でUANに添加される。
収集するデータ
●任意の視覚的差異の写真
●収量
●試験重量
●水分%
●子実試料
プロット内の任意の異常な状態の写真を撮影する。治験または個々の処理の状態に関する任意の他の観察を、タイムリーな様式で記録する。
子実採取
子実試料は、収穫時に、好ましくはコンバインから採取される。コンバインがグラブ試料用に装備されていない場合、手剥きされた試料が許容される。
本明細書で使用される全ての技術および科学用語は、同じ意味を有する。使用される数字に関して正確性を保証するよう努力した(例えば、量、温度等)が、いくらかの実験誤差および偏差も考慮されるべきである。
本明細書および特許請求の範囲を通して、「含む(comprise)」、「含む(comprises)」、および「含む(comprising)」という語句は、文脈上そうではない必要がある場合を除いて、非限定的な意味で使用される。本明細書に記載の実施形態は、実施形態「からなる」および/または「から本質的になる」を含むことを理解されたい。
本明細書で使用される場合、「約」という用語は、値に言及する場合、いくつかの実施形態において±5%、いくつかの実施形態において±1%、いくつかの実施形態において±0.5%、およびいくつかの実施形態において±0.1%の所定の量からの変動を包含することを意味し、そのような変動は、開示される方法を行うか、または開示される組成物を用いるのに適切である。
ある値の範囲が提示される場合、その範囲の上限と下限との間の、文脈上そうではないという明確な指示のない限り、下限の単位の10分の1までの各中間値、またはその記載される範囲内の介在値も包含される。任意の明確に除外された限界値が記載される範囲内にある限り、より小さい範囲に独立して含まれ得るこれらの小さい範囲の上限および加減も包含される。記載される範囲が限界値の一方または両方を含む場合、それらの含まれる限界値のいずれかまたは両方を除外する範囲もまた本発明に含まれる。
前述の記載および関連する図に提示される教示の恩恵を受ける本主題が関連する技術分野の当業者は、多くの変更例および本明細書に記載される他の実施形態に想到するであろう。したがって、本主題は開示される特定の実施形態に限定されるものではなく、変更例および他の実施形態は、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。本明細書において特定の用語が用いられているが、一般的かつ説明的な意味で使用されているのであり、限定を目的とするものではない。

Claims (23)

  1. ピログルタミン酸およびN-(n-ブチル)-チオリン酸トリアミド(NBPT)を含む組成物であって、前記ピログルタミン酸およびNBPTが、相乗的有効量で存在する、組成物。
  2. 前記ピログルタミン酸が、前記組成物の約12%w/w~約36%w/wの量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記NBPTが、前記組成物の約13%w/w~約40%w/wの量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記ピログルタミン酸が、L-ピログルタミン酸である、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記ピログルタミン酸が、L対Dの比が約80:20~約97:3のL-ピログルタミン酸とD-ピログルタミン酸との混合物である、請求項1に記載の組成物。
  6. 可溶性炭酸カリウムおよび保存剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  7. N-メチル-2-ピロリドン、水酸化カリウムおよび/または1,2-プロパンジオールをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  8. 植物の子実粗タンパク質(%)を増加させる方法であって、前記植物または前記植物に隣接する領域にピログルタミン酸およびNBPTを施用することを含む、方法。
  9. 前記ピログルタミン酸および前記NBPTが、順次または同時に施用される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ピログルタミン酸および前記NBPTが、単一の組成物として同時に施用される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ピログルタミン酸および前記NBPTが、相乗的有効量で存在する、請求項8に記載の方法。
  12. 前記施用することが、約75g/ha~約300g/haの割合のPGAと、約300g/ha~約2270g/haの割合のNBPTと、を接触させることを含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記植物が、穀物、コムギ、オオムギ、カラスムギ、ライコムギ、ライムギ、イネ、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、野菜、ピーナッツ、ワタ、アブラナおよび果実植物からなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
  14. 粗タンパク質収量が、未処理の植物と比較して約3%から約25%まで増加する、請求項8に記載の方法。
  15. 前記ピログルタミン酸および前記NBPTが、組成物中にあり、前記組成物が、水酸化カリウム、可溶性炭酸カリウムおよび保存剤をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  16. 前記ピログルタミン酸が、L-ピログルタミン酸である、請求項8に記載の方法。
  17. 前記ピログルタミン酸が、L対Dの比が約80:20~約97:3のL-ピログルタミン酸とD-ピログルタミン酸との混合物である、請求項8に記載の方法。
  18. 前記ピログルタミン酸が、約12%w/w~36%w/wの量で存在し、前記NBPTが、約15%w/w~35%w/wの量で存在する、請求項10に記載の方法。
  19. 未処理の植物と比較して植物組織の窒素パーセントを増加させる方法であって、植物にピログルタミン酸およびNBPTを含む組成物を施用することを含む、方法。
  20. 前記ピログルタミン酸および前記NBPTが、相乗的量で存在する、請求項19に記載の方法。
  21. 前記窒素パーセントが、約2%から約8%まで増加する、請求項20に記載の方法。
  22. ピログルタミン酸、NBPTおよび農業的に許容される賦形剤を含む、製剤。
  23. 前記製剤が、乳化可能な濃縮物、可溶性濃縮物、水中油型エマルション、マイクロエマルション、油性懸濁濃縮物、懸濁濃縮物、および分散濃縮物からなる群から選択される種類である、請求項22に記載の製剤。
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