JP2022520770A - 端末測定の処理方法及び端末 - Google Patents

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Abstract

本開示は、端末測定の処理方法及び端末を提供する。この処理方法は、第１の指示を受信することと、第１の指示に基づいて、第１の操作を実行することとを含み、第１の操作は、第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定する場合、測定を行わないこと、第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、のうちの一つを含む。【選択図】図２

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０１９年２月１４日に中国で提出された中国特許出願番号Ｎｏ．２０１９１０１１５１５９．０の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示の実施例は、無線通信技術分野に関し、特に端末測定の処理方法及び端末に関する。
現在、５Ｇネットワークの配備において、端末は、セルを測定する必要がある時、複数の周波数点のセル（例えば３．５ＧＨｚの周波数点と２．６ＧＨｚの周波数点）を測定してから、異なる周波数点のセルの測定結果に基づいて、関連操作、例えばセルの選択又は再選択を行う可能性がある。毎回、各周波数点のセルを測定する必要があると、必ず端末の消費電力を増加させてしまう。
本開示の実施例は、測定を行うたびに、各周波数点のセルを測定する必要があり、端末の消費電力が高いという問題を解決するための端末測定の処理方法及び端末を提供する。
上記技術課題を解決するために、本開示は以下のように実現される。
第１の方面によれば、本開示の実施例は、端末測定の処理方法を提供する。この端末測定の処理方法は、
第１の指示を受信することと、
前記第１の指示に基づいて、第１の操作を実行することとを含み、前記第１の操作は、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定する場合、測定を行わないこと、
前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、のうちの一つを含む。
第２の方面によれば、本開示の実施例は、端末を提供する。この端末は、
第１の指示を受信するための受信モジュールと、
前記第１の指示に基づいて、第１の操作を実行するための処理モジュールとを含み、前記第１の操作は、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定する場合、測定を行わないこと、
前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、のうちの一つを含む。
第３の方面によれば、本開示の実施例は、端末を提供する。この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上記端末測定の処理方法のステップを実現させる。
第４の方面によれば、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末測定の処理方法のステップを実現させる。
本開示の実施例では、受信した第１の指示に基づいて、測定を行う必要があるか否かを決定し、測定を行う必要がない時、測定を行わないことによって、端末の消費電力を節約するか、又は、第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、全ての周波数点に対して測定を行うものではなく、決定された測定ターゲットのみに対して測定を行うことによって、端末の消費電力を節約する。
以下の好ましい実施の形態の詳細な記述を読むことによって、当業者にとって、様々な他の利点及び有益点が明らかになる。添付図面は、好ましい実施の形態を示すためにのみ用いられ、本開示に対する制限ではないと考えられる。そして、添付図面全体において、同じ部品は、同じ参照記号で表されている。添付図面において、
本開示の実施例による無線通信システムのアーキテクチャー概略図である。 本開示の実施例１の端末測定の処理方法のプロー概略図である。 本開示の実施例２の端末測定の処理方法のプロー概略図である。 本開示の実施例３の端末測定の処理方法のプロー概略図である。 本開示の実施例４の端末測定の処理方法のプロー概略図である。 本開示の一実施例の端末の構造概略図である。 本開示の別の実施例の端末の構造概略図である。 本開示のさらに別の実施例の端末の構造概略図である。
以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての別の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「含む」及びその任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明瞭にリストされているそれらのステップ又はユニットに限らず、明瞭にリストされていない又はそれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。なお、明細書と特許請求の範囲において使用された「及び／又は」は、接続された対象の少なくともそのうちの一つを表し、例えばＡ及び／又はＢは、単独のＡ、単独のＢ、及びＡとＢとの組み合わせの３つのケースを含むことを表す。
本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明として表すために用いられる。本開示の実施例において、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、別の実施例又は設計方案より好ましく、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連する概念を具体的な方式で提示することを意図する。
以下では、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例の実施例を紹介する。本開示の実施例による端末測定の処理方法及び端末は、無線通信システムに用いることができる。この無線通信システムは、５Ｇシステム又は進化型長期的進化（Ｅｖｏｌｖｅｄ Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ｅＬＴＥ）システム又は後続の進化通信システムを採用することができる。
図１は、本開示の実施例による無線通信システムのアーキテクチャー概略図である。図１に示すように、この無線通信システムは、ネットワーク側機器１１と端末１２を含んでもよい。端末１２は、ネットワーク側機器１１に接続されてもよい。実際の応用では、上記各機器間の接続は、無線接続であってもよく、各機器間の接続関係を直感的に示すことを容易にするために、図１では実線で示されている。
説明すべきことは、上記通信システムは、複数の端末１２を含んでもよく、ネットワーク側機器１１は、複数の端末１２と通信する（シグナリングを伝送するか、又はデータを伝送する）ことができることである。
本開示の実施例によるネットワーク側機器１１は、基地局であってもよく、この基地局は、一般的に使用される基地局であってもよく、進化型基地局（ｅｖｏｌｖｅｄ ｎｏｄｅ ｂａｓｅ ｓｔａｔｉｏｎ、ｅＮＢ）であってもよく、５Ｇシステムにおけるネットワーク側機器（例えば、次世代基地局（ｎｅｘｔ ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ ｎｏｄｅ ｂａｓｅ ｓｔａｔｉｏｎ、ｇＮＢ）又は送受信ポイント（ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ ａｎｄ ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ ｐｏｉｎｔ、ＴＲＰ））又はセルｃｅｌｌなどの機器であってもよい。又は後続の進化通信システムにおけるネットワーク側機器であってもよい。
本開示の実施例による端末１２は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ（Ｕｌｔｒａ－Ｍｏｂｉｌｅ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ、ＵＭＰＣ）、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）などであってもよい。
図２は、本開示の実施例１の端末測定の処理方法のプロー概略図である。この処理方法は端末に用いられ、以下のステップを含む。
ステップ２１：第１の指示を受信する。
本開示の実施例では、端末は、ネットワーク側機器によって送信される第１の指示を受信する。前記ネットワーク側機器は、図１に示す実施例におけるネットワーク側機器であってもよい。
ステップ２２：前記第１の指示に基づいて、第１の操作を実行する。前記第１の操作は、
１）前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
２）前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定する場合、測定を行わないこと、
３）前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
４）前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、のうちの一つを含む。
本開示の実施例では、選択的に、前記端末がアイドル状態（ｉｄｌｅ）又は非アクティブ状態（ｉｎａｃｔｉｖｅ）にある時、前記第１の指示に基づいて、前記第１の操作を実行する。
即ち、いくつかの実施例では、前記端末がアイドル状態又は非アクティブ状態にある時、前記第１の指示に基づいて、前記第１の操作を実行することは、前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、測定ターゲットを測定して測定結果を得ることを含む。
いくつかの実施例では、前記端末がアイドル状態又は非アクティブ状態にある時、前記第１の指示に基づいて、前記第１の操作を実行することは、前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定する場合、測定を行わないことを含む。
いくつかの実施例では、前記端末がアイドル状態又は非アクティブ状態にある時、前記第１の指示に基づいて、前記第１の操作を実行することは、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ることを含む。
いくつかの実施例では、前記端末がアイドル状態又は非アクティブ状態にある時、前記第１の指示に基づいて、前記第１の操作を実行することは、前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ることを含む。
測定ターゲットを測定して測定結果を得ることの後、前記方法は、測定結果に基づいて、セルに対して選択又は再選択などの操作を行ってもよい。
図３は、本開示の実施例２の端末測定の処理方法のプロー概略図である。この処理方法は、以下のステップを含む。
ステップ３１：第１の指示を受信する。
本開示の実施例では、端末は、ネットワーク側機器によって送信される第１の指示を受信する。前記ネットワーク側機器は、図１に示す実施例におけるネットワーク側機器であってもよい。
ステップ３３：前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があるか否かを決定し、ＹＥＳであれば、ステップ３３に進み、そうでなければ、ステップ３４に進む。
ステップ３３：測定ターゲットを測定し、測定結果を得る。
ステップ３４：測定を行わない。
本開示の実施例では、受信した第１の指示に基づいて、測定を行う必要があるか否かを決定し、測定を行う必要がない時、測定を行わないことによって、端末の消費電力を節約する。
図４は、本開示の実施例３の端末測定の処理方法のプロー概略図である。この処理方法は、以下のステップを含む。
ステップ４１：第１の指示を受信する。
本開示の実施例では、端末は、ネットワーク側機器によって送信された第１の指示を受信する。前記ネットワーク側機器は、図１に示す実施例におけるネットワーク側機器であってもよい。
ステップ４２：前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があるか否かを決定し、ＹＥＳであれば、ステップ４３に進み、そうでなければ、ステップ４４に進む。
ステップ４３：前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得る。
ステップ４４：測定を行わない。
本開示の実施例では、受信した第１の指示に基づいて、測定を行う必要があるか否かを決定し、測定を行う必要がない時は、測定を行わないことによって、端末の消費電力を節約し、測定を行う必要がある時は、第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、全ての周波数点に対して測定を行うものではなく、決定された測定ターゲットのみに対して測定を行うことによって、端末の消費電力を節約する。
図５は、本開示の実施例４の端末測定の処理方法のプロー概略図である。この処理方法は、以下のステップを含む。
ステップ５１：第１の指示を受信する。
本開示の実施例では、端末は、ネットワーク側機器によって送信される第１の指示を受信する。前記ネットワーク側機器は、図１に示す実施例におけるネットワーク側機器であってもよい。
ステップ５２：前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得る。
本開示の実施例では、第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、全ての周波数点に対して測定を行うものではなく、決定された測定ターゲットのみに対して測定を行うことによって、端末の消費電力を節約する。
本開示の図２、図３及び図４に示す実施例では、前記第１の指示は閾値を含んでもよく、前記閾値は、
第１の閾値、
第２の閾値、
第３の閾値、
第４の閾値、のうちの少なくとも一つを含む。
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定することは、以下の条件のうちの少なくとも一つを満たすと、測定を行う必要があると決定することを含み、前記条件は、
滞在セル（ｃｅｌｌ）の測定性能が前記第１の閾値よりも小さいこと、
滞在セルが位置するキャリア（ｃａｒｒｉｅｒ）の測定性能が前記第２の閾値よりも小さいこと、
滞在セルが位置するバンド（ｂａｎｄ）の測定性能が前記第３の閾値よりも小さいこと、
現在の帯域幅部分（Ｂａｎｄｗｉｄｔｈ Ｐａｒｔ、ＢＷＰ）の測定性能が前記第４の閾値よりも小さいことである。
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定することは、以下の条件のうちの少なくとも一つを満たすと、測定を行う必要がないと決定することを含み、前記条件は、
滞在セルの測定性能が前記第１の閾値よりも大きいこと、
滞在セルが位置するキャリアの測定性能が前記第２の閾値よりも大きいこと、
滞在セルが位置するバンドの測定性能が前記第３の閾値よりも大きいこと、
現在のＢＷＰの測定性能が前記第４の閾値よりも大きいことである。
上記内容において、滞在セルの測定性能とは、滞在セルのリファレンス信号の測定性能を意味し、
滞在セルが位置するキャリアの測定性能とは、滞在セルが位置するキャリアのリファレンス信号の測定性能を意味し、
滞在セルが位置するバンドの測定性能とは、滞在セルが位置するバンドのリファレンス信号の測定性能を意味し、
現在のＢＷＰの測定性能とは、現在のＢＷＰのリファレンス信号の測定性能を意味する。
上記内容において、現在のＢＷＰとは、端末がページング（ｐａｇｉｎｇ）又はシステム情報（ＳＩ）を受信するＢＷＰを意味する。現在のＢＷＰは、初期のＢＷＰ（ｉｎｉｔｉａｌ ＢＷＰ）、デフォルトのＢＷＰ（ｄｅｆａｕｌｔ ＢＷＰ）、一番目にアクティブ化されるＢＷＰ（ｆｉｒｓｔ ａｃｔｉｖｅ ＢＷＰ）であってもよい。
上記第１の閾値、第２の閾値、第３の閾値及び第４の閾値は、すべてが同じであってもよく、一部が同じであってもよく、又はいずれも異なってもよい。
本開示の実施例では、前記測定性能は、
リファレンス信号受信パワー（Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ Ｓｉｇｎａｌ Ｒｅｃｅｉｖｅｄ Ｐｏｗｅｒ、ＲＳＲＰ）、
リファレンス信号受信品質（Ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ Ｓｉｇｎａｌ Ｒｅｃｅｉｖｅｄ Ｑｕａｌｉｔｙ、ＲＳＲＱ）、
信号対干渉及び雑音比（Ｓｉｇｎａｌ ｔｏ Ｉｎｔｅｒｆｅｒｅｎｃｅ ｐｌｕｓ Ｎｏｉｓｅ Ｒａｔｉｏ、ＳＩＮＲ）、
チャネル状態情報（Ｃｈａｎｎｅｌ Ｓｔａｔｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ＣＳＩ）、
チャネル品質指示（Ｃｈａｎｎｅｌ ｑｕａｌｉｔｙ ｉｎｄｉｃａｔｏｒ、ＣＱＩ）、
レイヤ１測定結果（Ｌ１ ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ ｒｅｓｕｌｔｓ）、
レイヤ２測定結果（Ｌ２ ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ ｒｅｓｕｌｔｓ）、
レイヤ３測定結果（Ｌ３ ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ ｒｅｓｕｌｔｓ）、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
そのうち、レイヤ１測定結果は、ＲＳＲＰ、ＲＳＲＱ、ＳＩＮＲ、ＣＳＩ及び／又はＣＱＩのレイヤ１測定結果であってもよく、
レイヤ２測定結果は、ＲＳＲＰ、ＲＳＲＱ、ＳＩＮＲ、ＣＳＩ及び／又はＣＱＩのレイヤ２測定結果であってもよく、
レイヤ３測定結果は、ＲＳＲＰ、ＲＳＲＱ、ＳＩＮＲ、ＣＳＩ及び／又はＣＱＩのレイヤ３測定結果であってもよい。
本開示の実施例では、滞在セル、滞在セルが位置するキャリア、滞在セルが位置するバンド及び現在のＢＷＰの測定性能は同じであってもよく、異なってもよい。
本開示の図２と図３に示す実施例では、前記測定ターゲットは、
予め設定又は配置される、滞在セル以外の他のセル、
予め設定又は配置される、滞在セルが位置するキャリア以外の他のキャリア、
予め設定又は配置される、滞在セルが位置するバンド以外の他のバンド、
予め設定又は配置される、現在のＢＷＰ以外の他のＢＷＰ、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
即ち、図２と図３に示す実施例では、第１の指示には閾値が含まれてもよく、端末は、前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があるか否かを決定してもよく、ＹＥＳであれば、上記測定ターゲットを測定して測定結果が得られ、そうでなければ、測定を行わない。
本開示の図４と図５に示す実施例では、前記第１の指示は、測定ターゲットを決定するための指示情報を含んでもよく、前記指示情報は、
前記測定ターゲットとしてのバンド、
前記測定ターゲットとしてのキャリア、
前記測定ターゲットとしてのセル、
前記測定ターゲットとしてのリファレンス信号、
前記測定ターゲットとしてのＢＷＰ、
周波数的優先度、のうちの少なくとも一つを含む。
そのうち、前記リファレンス信号は、バンド上のリファレンス信号、キャリア上のリファレンス信号、セル上のリファレンス信号、ＢＷＰ上のリファレンス信号のうちの少なくとも一つであってもよい。
選択的に、前記指示情報は、以下の少なくとも一つを含む。
ターゲットバンドである。
ターゲットバンド内のターゲットキャリアである。前記ターゲットキャリア内のセルの測定結果は、前記ターゲットバンドの測定結果を代表することができ、即ちターゲットバンドに対してターゲットキャリアのみを測定する。
ターゲットキャリア内のターゲットセルである。前記ターゲットセルの測定結果は、前記ターゲットキャリアの測定結果を代表することができ、即ちターゲットキャリアに対してターゲットセルのみを測定する。
ターゲットセルのターゲットリファレンス信号である。前記ターゲットリファレンス信号の測定結果は、前記ターゲットセルの測定結果を代表することができ、即ちターゲットセルに対してターゲットリファレンス信号のみを測定する。
ターゲットＢＷＰである。
周波数点の優先度である。
指示情報においてターゲットバンドを指示する場合、ターゲットバンドを測定ターゲットとすることができる。
指示情報においてターゲットバンド内のターゲットキャリアを指示する場合、ターゲットキャリアを測定ターゲットとすることができ、このターゲットキャリアの測定結果は、ターゲットバンドの測定結果を代表することができる。
指示情報においてターゲットキャリア内のターゲットセルを指示する場合、ターゲットセルを測定ターゲットとすることができ、前記ターゲットセルの測定結果は、前記ターゲットキャリアの測定結果を代表することができる。
指示情報においてターゲットセルのターゲットリファレンス信号を指示する場合、ターゲットリファレンス信号を測定ターゲットとすることができ、前記ターゲットリファレンス信号の測定結果は、前記ターゲットセルの測定結果を代表することができる。
指示情報においてターゲットＢＷＰを指示する場合、ターゲットＢＷＰを測定ターゲットとすることができる。
指示情報において周波数点の優先度を指示する場合、端末は周波数点の優先度に基づいて測定ターゲットを決定し、例えば、高い優先度の周波数を測定ターゲットとすることができる。
即ち、図１と図４に示す実施例では、第１の指示には、閾値と、測定ターゲットを決定するための指示情報が含まれてもよく、端末は、まず、第１の指示における閾値に基づいて、測定を行う必要があるか否かを決定し、測定を行う必要があると決定する場合、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得る。
図５に示す実施例では、第１の指示には、測定ターゲットを決定するための指示情報が含まれ、端末は、直接、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得る。
異なる周波数点がコロケーション（Ｃｏ－ｌｏｃａｔｉｏｎ）又は疑似コロケーション（Ｑｕａｓｉ Ｃｏ－Ｌｏｃａｔｉｏｎ、ＱＣＬ）で配備される時、異なる周波数点の測定結果が類似する可能性があるため、本開示の実施例では、指示情報によって、測定ターゲットとしてのバンド、キャリア、セル、リファレンス信号及び／又はＢＷＰを指示することができ、すべての周波数点に対して測定を行うものではなく、指示情報によって指示された測定ターゲットのみに対して測定を行うことによって、端末の消費電力を節約する。
本開示の実施例では、前記測定ターゲットとしてのＢＷＰは、
一番目にアクティブ化されるＢＷＰ、
初期のＢＷＰ、
デフォルトのＢＷＰ、のうちの少なくとも一つを含む。
上記実施例では、測定ターゲットを測定することを言及したが、測定がどの測定を含むかについて以下で説明する。
本開示の上記各実施例では、測定ターゲットを測定して測定結果を得ることは、前記測定ターゲットに対して以下の少なくとも一つの測定操作を行うことを含んでもよく、前記測定操作は、
レイヤ１の測定、
レイヤ２の測定、
レイヤ３の測定、
レイヤ３のフィルタリングである。
レイヤ１の測定とレイヤ２の測定はいずれも、一つの測定値を得ることができる。しかし、レイヤ３の測定とレイヤ３のフィルタリングは同じ意味に属し、得られた測定結果は、一つのウィンドウ内のレイヤ１又はレイヤ２の測定値の平均値である。
本開示の上記実施例では、測定ターゲットを測定して測定結果を得た後、前記方法は、前記測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うことを含んでもよい。つまり、得られた測定結果は、セルの選択又は再選択に用いられ、もちろん、本開示の他のいくつかの実施例では、得られた測定結果は、他のシーンに用いられてもよい。以下では、ニューラジオ（ＮＲ）システムにおけるセルの選択と再選択について簡単に説明する。
１、初期のセルの選択プロセス（端末は、事前にどの無線周波数チャンネル（ＲＦ ｃｈａｎｎｅｌ）がＮＲのキャリアであるかを知らない）
端末は、自身の能力に応じて、全ての無線周波数チャンネルを一つずつスキャン（ｓｃａｎ）し、適切（ｓｕｉｔａｂｌｅ）なＮＲセルを探し、スキャンされたキャリア周波数ごとに、端末は、信号品質が最も強いセルのみをサーチする必要があり、一旦、一つの適切なセルを見つけると、このセルを選択して滞在する。また、初期のセルの選択プロセスを停止し、即ちスキャンされていない無線周波数チャンネルをスキャンする必要がなくなる。
いわゆる適切なセルは、少なくとも以下の全ての条件を満たし、前記条件は、
１）セルの信号品質は予め設定される条件を満たし、前記信号品質はＲＳＲＰ及び／又はＲＳＲＱを含むこと、
２）端末は必要となるシステム情報を取得することができ、少なくともマスタ情報ブロック（Ｍａｓｔｅｒ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｂｌｏｃｋ、ＭＩＢ）とシステム情報ブロック１（Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｂｌｏｃｋ １、ＳＩＢ１）を含むこと、
３）システム情報におけるｃｅｌｌｂａｒ ＩＥ（その値は、ｂａｒｒｅｄ（禁止される）とｎｏｔＢａｒｒｅｄ（禁止されていない）であってもよい）は、ｎｏｔＢａｒｒｅｄに設置され、即ちセルは付着又はアクセスが禁止されていないことである。
２、セルの再選択プロセス
端末は、ネットワークによって提供される周波数点の優先度の順序に基づいて、高い優先度周波数点から、順次に各周波数点が適切な再選択ターゲットセルを有するか否かを評価し、適切なセル（ｓｕｉｔａｂｌｅ ｃｅｌｌ）のみが再選択のターゲットセルとすることができる。
異なる周波数点は、同じ又は異なる周波数点の優先度に配置されることができる。具体的には、
端末がサービスセルに滞在する場合、一定期間（ＴｒｅｓｅｌｅｃｔｉｏｎＲＡＴ）内において、セルの信号品質（Ｓｑｕａｌ）＞閾値ＴｈｒｅｓｈＸ、ＨｉｇｈＰであることを満たす、より高い優先度のＮＲ又は長期的進化（ＬＴＥ）の周波数点上のセルが存在する場合、又は、
一定期間（ＴｒｅｓｅｌｅｃｔｉｏｎＲＡＴ）内において、信号強度（Ｓｒｘｌｅｖ）＞閾値ＴｈｒｅｓｈＸ、ＨｉｇｈＰであることを満たす、より高い優先度のＮＲ又は他の無線アクセス技術（Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ、ＲＡＴ）の周波数点上のセルが存在し、且つ端末が現在のサービスセルにおいて一秒を超えて滞在した場合、
より高い優先度のＮＲ又は他のＲＡＴの周波数点上のセルに対する再選択プロセスを開始する。
３、適切なセル（ｓｕｉｔａｂｌｅ ｃｅｌｌ）
適切なセルとは、端末が滞在し、且つ正常サービスを得ることができるセルを意味する。端末は、有効なユニバーサル加入者識別モジュール（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ Ｍｏｄｕｌｅ、ＵＳＩＭ）を有する必要があり、且つ上記適切なセルは、少なくとも以下の特徴を満たし、前記特徴は、
１）このセルは、端末登録パブリックランドモバイルネットワーク（Ｐｕｂｌｉｃ Ｌａｎｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＰＬＭＮ）に属すること、
２）端末によって選択されたＰＬＭＮ（Ｓｅｌｅｃｔｅｄ ＰＬＭＮ）又は登録されたＰＬＭＮ（Ｒｅｇｉｓｔｅｒｅｄ ＰＬＭＮ）、又は等価ＰＬＭＮリスト（Ｅｑｕｉｖａｌｅｎｔ ＰＬＭＮ ｌｉｓｔ）のうちの一つのＰＬＭＮ、
３）セルは、セル選択基準、即ちＲ基準（セル選択基準）とＳ基準（セルの再選択基準）を満たすこと、
４）セルは付着されることが禁止されていないこと（ｂａｒ）、
５）セルのブロードキャストのトラッキングエリア（Ｔｒａｃｋｉｎｇ Ａｒｅａ、ＴＡ）情報が、禁止されるＴＡエリア（ｌｉｓｔ ｏｆ 「Ｆｏｒｂｉｄｄｅｎ Ｔｒａｃｋｉｎｇ Ａｒｅａｓ」）に属さないことである。
上記内容では、得られた測定結果がセルの選択又は再選択に用いることができることを言及した。以下は、どのように測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うかについて説明する。説明すべきことは、本開示の実施例では、セルの選択又は再選択を行う時、測定結果に基づいてセルの選択又は再選択を行う以外、セルの選択又は再選択は、さらに、セルの選択基準、即ちＲ基準又はＳ基準に従う必要があることである。
本開示の実施例では、前記測定結果に基づいてセルの選択又は再選択を行うことは、
１）バンドを選択し、選択したバンドからキャリアを選択し、選択したキャリア内のターゲットセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、
２）各キャリア内の、前記第１の指示によって指示されるセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、
３）端末識別子に基づいて一つのキャリアを選択し、選択したキャリア内のターゲットセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、のうちの一つを含んでもよい。
上記方法１）について、本開示の実施例では、バンドを選択することは、以下の一つを含んでもよい。
１１Ａ）各バンドの測定結果に基づいて、測定結果が最もよいバンドを選択することである。
いわゆる、測定結果が最もよいバンドとは、測定性能が最も大きいバンドを意味する。
つまり、測定結果が最もよいバンドからキャリアを選択し、選択したキャリア内のターゲットセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うことにより、端末が測定結果が比較的によいセルを選択又は再選択できるようになる。
１２Ａ）端末識別子に基づいてバンドを選択することである。
つまり、端末識別子に基づいてバンドを選択し、選択したバンドからキャリアを選択し、選択したキャリア内のターゲットセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うことにより、端末が測定結果が比較的によいセルを選択又は再選択できるようになる。
端末識別子に基づいてバンドを選択することは、全ての端末のいずれも測定結果に基づいて、測定結果が最もよいバンドを選択することを回避することができ、それによってこのバンドロードのアンバランスを回避し、各バンドロードのバランス（ｌｏａｄ ｂａｌａｎｃｅ）の目的を達成し、できる限りランダムアクセスチャネル（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｈａｎｎｅｌ、ＲＡＣＨ）を開始する衝突を減少させる。
上記方法１）について、本開示の実施例では、選択したバンドからキャリアを選択することは、
１１Ｂ）選択したバンドから、ランダムに一つのキャリアを選択すること、
１２Ｂ）選択したバンドから、端末識別子に基づいて一つのキャリアを選択すること、のうちの一つを含んでもよい。
端末識別子に基づいてキャリアを選択すること又はランダムにキャリアを選択することのいずれも、キャリアロードのアンバランスを回避することができ、各キャリアロードのバランスの目的を達成し、できる限りランダムアクセスチャネルを開始する衝突を減少させる。
上記方法１）と３）について、本開示の実施例では、前記ターゲットセルは、選択したキャリア内の各セルと、選択したキャリア内の前記第１の指示によって指示されるセル、のうちの一つを含んでもよい。
本開示の上記実施例では、前記端末識別子は、以下の識別子のうちの一部のビット又はすべてのビットであってもよく、前記識別子は、
国際モバイル機器識別コード（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ、ＩＭＥＩ）、
国際モバイル加入者識別コード（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ、ＩＭＳＩ）、
５Ｇ Ｓ－一時モバイルサブスクリプション識別子（５Ｇ Ｓ－Ｔｅｍｐｏｒａｒｙ Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｕｂｓｃｒｉｐｔｉｏｎ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ、５Ｇ－Ｓ－ＴＭＳＩ）である。
上記１２Ａ）では、端末識別子に基づいてバンドを選択することは、ＵＥ＿ＩＤ ｍｏｄ Ｎを計算し、選択したバンドの番号を得ることを含んでもよく、そのうち、ＵＥ＿ＩＤは前記端末識別子であり、ｍｏｄは剰余関数であり、Ｎはバンドの数である。
上記実施例では、端末識別子に基づいて一つのキャリアを選択することは、ＵＥ＿ＩＤ ｍｏｄ Ｍを計算し、選択したキャリアの番号を得ることを含んでもよく、そのうち、ＵＥ＿ＩＤは前記端末識別子であり、ｍｏｄは剰余関数であり、Ｍはキャリアの数である。いわゆる、キャリアの数は、一つのバンド内のキャリアの数であってもよく、全てのバンドの総キャリアの数であってもよい。
本開示のいくつかの実施例では、前記第１の指示には、周波数点に対応する測定補償値が含まれてもよく、この時、前記測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うことは、前記測定補償値と前記測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択行うことを含む。
例えば、セル１の測定結果が３デシベル（ｄｂ）であり、セル２の測定結果が４ｄｂであり、セル１の周波数点に対応する測定補償値が２デシベルであり、セル２の周波数点に対応する測定補償値が０デシベルである場合、セル１とセル２の測定結果を比較する時、セルの測定結果と測定補償値を加算する必要があり、補償された測定結果が得られ、即ち補償された後、セル１の測定結果が５ｄｂであり、セル２の測定結果が４ｄｂである。したがって、セル１を選択され又は再選択されるセルとして選択することができる。
同じ発明思想によれば、図６を参照して、本開示の実施例は、端末６０をさらに提供する。この端末６０は、
第１の指示を受信するための受信モジュール６１と、
前記第１の指示に基づいて、第１の操作を実行するための処理モジュール６２とを含み、前記第１の操作は、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定する場合、測定を行わないこと、
前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、のうちの一つを含む。
選択的に、前記端末５０は、
前記測定結果に基づいてセルの選択又は再選択を行うための選択又は再選択モジュールをさらに含む。
選択的に、前記第１の指示は閾値を含み、前記閾値は、
第１の閾値、
第２の閾値、
第３の閾値、
第４の閾値、のうちの少なくとも一つを含み、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定することは、以下の条件のうちの少なくとも一つを満たすと、測定を行う必要があると決定することを含み、前記条件は、
滞在セルの測定性能が前記第１の閾値よりも小さいこと、
滞在セルが位置するキャリアの測定性能が前記第２の閾値よりも小さいこと、
滞在セルが位置するバンドの測定性能が前記第３の閾値よりも小さいこと、
現在のＢＷＰの測定性能が前記第４の閾値よりも小さいことである。
選択的に、前記第１の指示は閾値を含み、前記閾値は、
第１の閾値、
第２の閾値、
第３の閾値、
第４の閾値、のうちの少なくとも一つを含み、
前記第１の指示に基づいて測定を行う必要がないと決定することは、以下の条件のうちの少なくとも一つを満たすと、測定を行う必要がないと決定することを含み、前記条件は、
滞在セルの測定性能が前記第１の閾値よりも大きいこと、
滞在セルが位置するキャリアの測定性能が前記第２の閾値よりも大きいこと、
滞在セルが位置するバンドの測定性能が前記第３の閾値よりも大きいこと、
現在のＢＷＰの測定性能が前記第４の閾値よりも大きいことである。
選択的に、前記測定性能は、
リファレンス信号受信パワー、
リファレンス信号受信品質、
信号対干渉及び雑音比、
チャネル状態情報、
チャネル品質指示、
レイヤ１測定結果、
レイヤ２測定結果、
レイヤ３測定結果、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記測定ターゲットは、
予め設定又は配置される、滞在セル以外の他のセル、
予め設定又は配置される、滞在セルが位置するキャリア以外の他のキャリア、
予め設定又は配置される、滞在セルが位置するバンド以外の他のバンド、
予め設定又は配置される、現在のＢＷＰ以外の他のＢＷＰ、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記第１の指示は、測定ターゲットを決定するための指示情報を含み、前記指示情報は、
前記測定ターゲットとしてのバンド、
前記測定ターゲットとしてのキャリア、
前記測定ターゲットとしてのセル、
前記測定ターゲットとしてのリファレンス信号、
前記測定ターゲットとしてのＢＷＰ、
周波数点の優先度、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記指示情報は、
ターゲットバンド、
ターゲットバンド内のターゲットキャリアであって、前記ターゲットキャリア内のセルの測定結果が前記ターゲットバンドの測定結果を代表することができるターゲットキャリア、
ターゲットキャリア内のターゲットセルであって、前記ターゲットセルの測定結果が前記ターゲットキャリアの測定結果を代表することができるターゲットセル、
ターゲットセルのターゲットリファレンス信号であって、前記ターゲットリファレンス信号の測定結果が前記ターゲットセルの測定結果を代表することができるターゲットリファレンス信号、
ターゲットＢＷＰ、
周波数点の優先度、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記測定ターゲットとしてのＢＷＰは、
一番目にアクティブ化されるＢＷＰ、
初期のＢＷＰ、
デフォルトのＢＷＰ、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記処理モジュール５２は、前記測定ターゲットに対して以下の少なくとも一つの測定操作を行うために用いられ、前記測定操作は、
レイヤ１の測定、
レイヤ２の測定、
レイヤ３の測定、
レイヤ３のフィルタリングである。
選択的に、前記選択又は再選択モジュールは、
バンドを選択し、選択したバンドからキャリアを選択し、選択したキャリア内のターゲットセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、
各キャリア内の前記第１の指示によって指示されるセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、
端末識別子に基づいて一つのキャリアを選択し、選択したキャリア内のターゲットセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、のうちの一つを実行するために用いられる。
選択的に、前記選択又は再選択モジュールは、
端末識別子に基づいてバンドを選択すること、
各バンドの測定結果に基づいて、測定結果が最もよいバンドを選択すること、のうちの一つを実行するために用いられる。
選択的に、前記選択又は再選択モジュールは、
選択したバンドから、ランダムに一つのキャリアを選択すること、
選択したバンドから、端末識別子に基づいて一つのキャリアを選択すること、のうちの一つを実行するために用いられる。
選択的に、前記ターゲットセルは、
選択したキャリア内の各セル、
選択したキャリア内の前記第１の指示によって指示されるセル、のうちの一つを含む。
選択的に、前記端末識別子は、以下の識別子のうちの一部のビット又はすべてのビットであり、前記識別子は、
国際モバイル機器識別コード、
国際モバイル加入者識別コード、
５Ｇ Ｓ－一時モバイルサブスクリプション識別子である。
選択的に、前記選択又は再選択モジュールは、ＵＥ＿ＩＤ ｍｏｄ Ｎを計算し、選択したバンドの番号を得るために用いられ、そのうち、ＵＥ＿ＩＤは前記端末識別子であり、ｍｏｄは剰余関数であり、Ｎはバンドの数である。
選択的に、前記選択又は再選択モジュールは、ＵＥ＿ＩＤ ｍｏｄ Ｍを計算し、選択したキャリアの番号を得るために用いられ、そのうち、ＵＥ＿ＩＤは前記端末識別子であり、ｍｏｄは剰余関数であり、Ｍはキャリアの数である。
選択的に、前記第１の指示には、周波数点に対応する測定補償値がさらに含まれ、前記選択又は再選択モジュールは、前記測定補償値と前記測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うために用いられる。
本開示の実施例による端末は、図２～図５の方法の実施例において端末によって実現される各プロセスを実現することができ、説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
図７は、本開示の別の実施例の端末の構造概略図である。この端末７０は、無線周波数ユニット７１、ネットワークモジュール７２、オーディオ出力ユニット７３、入力ユニット７４、センサ７５、表示ユニット７６、ユーザ入力ユニット７７、インターフェースユニット７８、メモリ７９、プロセッサ７１０、及び電源７１１などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図７に示す端末構成は、端末に対する限定を構成せず、端末には、図示された部材の数よりも多い又は少ない部材、又は何らかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置が含まれてもよい。本開示の実施例では、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
そのうち、無線周波数ユニット７１は、第１の指示を受信するために用いられ、
プロセッサ７１０は、前記第１の指示に基づいて、第１の操作を実行するために用いられ、前記第１の操作は、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定する場合、測定を行わないこと、
前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、のうちの一つを含む。
本開示の実施例では、受信した第１の指示に基づいて、測定を行う必要があるか否かを決定し、測定を行う必要がない時、測定を行わないことによって、端末の消費電力を節約するか、又は、第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、全ての周波数点に対して測定を行うものではなく、決定された測定ターゲットのみに対して測定を行うことによって、端末の消費電力を節約する。
理解すべきことは、本開示の実施例では、無線周波数ユニット７１は、情報の送受信または通話中の信号の送受信に用いられてもよいことである。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ７１０に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット７１は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット７１は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
端末は、ネットワークモジュール７２によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
オーディオ出力ユニット７３は、無線周波数ユニット７１またはネットワークモジュール７２によって受信し、またはメモリ７９に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換するとともに、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット７３はさらに、端末７０によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力（例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など）を提供することができる。オーディオ出力ユニット７３は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
入力ユニット７４は、オーディオまたはビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット７４は、グラフィックスプロセッサ（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ、ＧＰＵ）７４１とマイクロホン７４２を含んでもよい。グラフィックスプロセッサ７４１は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置（例えば、カメラ）によって得られた静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット７６に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ７４１によって処理された画像フレームは、メモリ７９（または他の記憶媒体）に記憶されてもよく、または無線周波数ユニット７１またはネットワークモジュール７２を介して送信されてもよい。マイクロホン７４２は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット７１を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
端末７０はさらに、少なくとも一つのセンサ７５、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサを含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル７６１の輝度を調整することができ、接近センサは、端末７０が耳元に移動した時、表示パネル７６１及び／又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向（一般的には、三軸）における加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末姿勢（例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正）の識別、振動識別関連機能（例えば、歩数計、タップ）などに用いられてもよい。センサ７５はさらに、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを含んでもよい。ここでは説明を省略する。
表示ユニット７６は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット７６は、表示パネル７６１を含んでもよく、液晶ディスプレイ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ、ＬＣＤ）、有機発光ダイオード（Ｏｒｇａｎｉｃ Ｌｉｇｈｔ－Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ、ＯＬＥＤ）などの形式で表示パネル７６１を配置してもよい。
ユーザ入力ユニット７７は、入力された数字または文字情報の受信、端末のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット７７は、タッチパネル７７１および他の入力機器７７２を含む。タッチパネル７７１は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上または付近でのユーザによるタッチ操作（例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体または付属品を使用してタッチパネル７７１上またはタッチパネル７７１付近で行う操作）を収集することができる。タッチパネル７７１は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ７１０に送信し、プロセッサ７１０から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル７７１を実現してもよい。タッチパネル７７１以外、ユーザ入力ユニット７７は、他の入力機器７７２を含んでもよい。具体的には、他の入力機器７７２は、物理的なキーボード、機能キー（例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど）、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここでは説明を省略する。
さらに、タッチパネル７７１は、表示パネル７６１上に覆われてもよい。タッチパネル７７１は、その上または付近でのタッチ操作を検出した場合、プロセッサ７１０に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ７１０は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル７６１で相応な視覚出力を提供する。図７では、タッチパネル７７１と表示パネル７６１は、二つの独立した部材として端末の入力と出力機能を実現するものであるが、何らかの実施例では、タッチパネル７７１と表示パネル７６１を集積して端末の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。
インターフェースユニット７８は、外部装置と端末７０との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線または無線ヘッドフォンポート、外部電源（または電池充電器）ポート、有線または無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力／出力（Ｉ／Ｏ）ポート、ビデオＩ／Ｏポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット７８は、外部装置からの入力（例えば、データ情報、電力など）を受信するとともに、受信した入力を端末７０内の一つまたは複数の素子に伝送するために用いられてもよく、または端末７０と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
メモリ７９は、ソフトウェアプログラムおよび様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ７９は、主に記憶プログラム領域および記憶データ領域を含んでもよい。そのうち、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム（例えば、音声再生機能、画像再生機能など）などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ（例えば、オーディオデータ、電話帳など）などを記憶することができる。なお、メモリ７９は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
プロセッサ７１０は、端末の制御センターであり、各種のインターフェースと線路によって端末全体の各部分を接続し、メモリ７９内に記憶されたソフトウェアプログラム及び／又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ７９内に記憶されたデータを呼び出すことにより、端末の各種の機能を実行し、データを処理して、端末全体をモニタリングする。プロセッサ７１０は、一つまたは複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ７１０は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェースおよびアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解すべきことは、上記モデムプロセッサは、プロセッサ７１０に集積されなくてもよいことである。
端末７０はさらに、各部材に電力を供給する電源７１１（例えば、電池）を含んでもよい。選択的に、電源７１１は、電源管理システムによってプロセッサ７１０にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
また、端末７０は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここでは説明を省略する。
図８は、本開示のさらに別の実施例の端末の構造概略図である。この端末８０は、プロセッサ８１とメモリ８２を含む。本開示の実施例では、端末８０は、メモリ８２に記憶されており、且つプロセッサ８１上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行され時、以下のステップを実現させる。
第１の指示を受信し、
前記第１の指示に基づいて、第１の操作を実行し、前記第１の操作は、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定する場合、測定を行わないこと、
前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、のうちの一つを含む。
プロセッサ８１は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ８２は、プロセッサ８１の操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行される時、以下のステップを実現させてもよい。
測定ターゲットを測定して測定結果を得た後、前記方法は、
前記測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うことをさらに含む。
選択的に、前記第１の指示は閾値を含み、前記閾値は、
第１の閾値、
第２の閾値、
第３の閾値、
第４の閾値、のうちの少なくとも一つを含む。
コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行される時、以下のステップを実現させてもよい。
前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定することは、以下の条件のうちの少なくとも一つを満たすと、測定を行う必要があると決定することを含み、前記条件は、
滞在セルの測定性能が前記第１の閾値よりも小さいこと、
滞在セルが位置するキャリアの測定性能が前記第２の閾値よりも小さいこと、
滞在セルが位置するバンドの測定性能が前記第３の閾値よりも小さいこと、
現在のＢＷＰの測定性能が前記第４の閾値よりも小さいことである。
選択的に、前記第１の指示は閾値を含み、前記閾値は、
第１の閾値、
第２の閾値、
第３の閾値、
第４の閾値、のうちの少なくとも一つを含む。
コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行される時、以下のステップを実現させてもよい。
前記第１の指示に基づいて測定を行う必要がないと決定することは、以下の条件のうちの少なくとも一つを満たすと、測定を行う必要がないと決定することを含み、前記条件は、
滞在セルの測定性能が前記第１の閾値よりも大きいこと、
滞在セルが位置するキャリアの測定性能が前記第２の閾値よりも大きいこと、
滞在セルが位置するバンドの測定性能が前記第３の閾値よりも大きいこと、
現在のＢＷＰの測定性能が前記第４の閾値よりも大きいことである。
選択的に、前記測定性能は、
リファレンス信号受信パワー、
リファレンス信号受信品質、
信号対干渉及び雑音比、
チャネル状態情報、
チャネル品質指示、
レイヤ１測定結果、
レイヤ２測定結果、
レイヤ３測定結果、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記測定ターゲットは、
予め設定又は配置される、滞在セル以外の他のセル、
予め設定又は配置される、滞在セルが位置するキャリア以外の他のキャリア、
予め設定又は配置される、滞在セルが位置するバンド以外の他のバンド、
予め設定又は配置される、現在のＢＷＰ以外の他のＢＷＰ、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記第１の指示は、測定ターゲットを決定するための指示情報を含み、前記指示情報は、
前記測定ターゲットとしてのバンド、
前記測定ターゲットとしてのキャリア、
前記測定ターゲットとしてのセル、
前記測定ターゲットとしてのリファレンス信号、
前記測定ターゲットとしてのＢＷＰ、
周波数点の優先度、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記指示情報は、
ターゲットバンド、
ターゲットバンド内のターゲットキャリアであって、前記ターゲットキャリア内のセルの測定結果は前記ターゲットバンドの測定結果を代表することができるターゲットキャリア、
ターゲットキャリア内のターゲットセルであって、前記ターゲットセルの測定結果が前記ターゲットキャリアの測定結果を代表することができるターゲットセル、
ターゲットセルのターゲットリファレンス信号であって、前記ターゲットリファレンス信号の測定結果が前記ターゲットセルの測定結果を代表することができるターゲットリファレンス信号、
ターゲットＢＷＰ、
周波数的優先度、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記測定ターゲットとしてのＢＷＰは、
一番目にアクティブ化されるＢＷＰ、
初期のＢＷＰ、
デフォルトのＢＷＰ、のうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行される時、以下のステップを実現させてもよい。
測定ターゲットを測定して測定結果を得ることは、
前記測定ターゲットに対して以下の少なくとも一つの測定操作を行うことを含む。前記測定操作は、
レイヤ１の測定、
レイヤ２の測定、
レイヤ３の測定、
レイヤ３のフィルタリングである。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行される時、以下のステップを実現させてもよい。
前記測定結果に基づいてセルの選択又は再選択を行うことは、
バンドを選択し、選択したバンドからキャリアを選択し、選択したキャリア内のターゲットセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、
各キャリア内の前記第１の指示によって指示されるセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、
端末識別子に基づいて一つのキャリアを選択し、選択したキャリア内のターゲットセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、のうちの一つを含む。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行される時、以下のステップを実現させてもよい。
バンドを選択することは、
端末識別子に基づいて、バンドを選択すること、
各バンドの測定結果に基づいて、測定結果が最もよいバンドを選択すること、のうちの一つを含む。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行される時、以下のステップを実現させてもよい。
選択したバンドからキャリアを選択することは、
選択したバンドから、ランダムに一つのキャリアを選択すること、
選択したバンドから、端末識別子に基づいて一つのキャリアを選択すること、のうちの一つを含む。
選択的に、前記ターゲットセルは、
選択したキャリア内の各セル、
選択したキャリア内の前記第１の指示によって指示されるセル、のうちの一つを含む。
選択的に、前記端末識別子は、以下の識別子のうちの一部のビット又はすべてのビットであり、前記識別子は、
国際モバイル機器識別コード、
国際モバイル加入者識別コード、
５Ｇ Ｓ－一時モバイルサブスクリプション識別子である。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行される時、以下のステップを実現させてもよい。
端末識別子に基づいてバンドを選択することは、
ＵＥ＿ＩＤ ｍｏｄ Ｎを計算し、選択したバンドの番号を得ることを含み、そのうち、ＵＥ＿ＩＤは前記端末識別子であり、ｍｏｄは剰余関数であり、Ｎはバンドの数である。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行される時、以下のステップを実現させてもよい。
端末識別子に基づいて、一つのキャリアを選択することは、
ＵＥ＿ＩＤ ｍｏｄ Ｍを計算し、選択したキャリアの番号を得ることを含み、そのうち、ＵＥ＿ＩＤは前記端末識別子であり、ｍｏｄは剰余関数であり、Ｍはキャリアの数である。
選択的に、前記第１の指示には、周波数点に対応する測定補償値がさらに含まれ、コンピュータプログラムがプロセッサ８１によって実行される時、以下のステップを実現させてもよい。前記測定結果に基づいてセルの選択又は再選択を行うことは、前記測定補償値と前記測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うことを含む。
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末測定の処理方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。そのうち、上記したコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
説明すべきことは、本明細書において、「含む」、「包含」という用語またはその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであることで、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストされていない他の要素も含み、またはこのようなプロセス、方法、物品または装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・を１つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品または装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者が、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質的にはまたは関連技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体（例えばＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）に記憶され、一台の端末（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、またはネットワーク機器などであってもよい）に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
以上では、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述していたが、本開示は、上記した具体的な実施の形態に限らず、上記した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。
ステップ３２：前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があるか否かを決定し、ＹＥＳであれば、ステップ３３に進み、そうでなければ、ステップ３４に進む。
２、セルの再選択プロセス
端末は、ネットワークによって提供される周波数点の優先度の順序に基づいて、最も高い優先度周波数点から、順次に各周波数点が適切な再選択ターゲットセルを有するか否かを評価し、適切なセル（ｓｕｉｔａｂｌｅ ｃｅｌｌ）のみが再選択のターゲットセルとすることができる。
３、適切なセル（ｓｕｉｔａｂｌｅ ｃｅｌｌ）
適切なセルとは、端末が滞在し、且つ正常サービスを得ることができるセルを意味する。端末は、有効なユニバーサル加入者識別モジュール（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ Ｍｏｄｕｌｅ、ＵＳＩＭ）を有する必要があり、且つ上記適切なセルは、少なくとも以下の特徴を満たし、前記特徴は、
１）このセルは、端末登録パブリックランドモバイルネットワーク（Ｐｕｂｌｉｃ Ｌａｎｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＰＬＭＮ）に属すること、
２）端末によって選択されたＰＬＭＮ（Ｓｅｌｅｃｔｅｄ ＰＬＭＮ）又は登録されたＰＬＭＮ（Ｒｅｇｉｓｔｅｒｅｄ ＰＬＭＮ）、又は等価ＰＬＭＮリスト（Ｅｑｕｉｖａｌｅｎｔ ＰＬＭＮ ｌｉｓｔ）のうちの一つのＰＬＭＮ、
３）セルは、セル選択基準、即ちＲ基準（セル選択基準）とＳ基準（セルの再選択基準）を満たすこと、
４）セルは滞在されることが禁止されていないこと（ｂａｒ）、
５）セルのブロードキャストのトラッキングエリア（Ｔｒａｃｋｉｎｇ Ａｒｅａ、ＴＡ）情報が、禁止されるＴＡエリア（ｌｉｓｔ ｏｆ 「Ｆｏｒｂｉｄｄｅｎ Ｔｒａｃｋｉｎｇ Ａｒｅａｓ」）に属さないことである。
選択的に、前記処理モジュール６２は、前記測定ターゲットに対して以下の少なくとも一つの測定操作を行うために用いられ、前記測定操作は、
レイヤ１の測定、
レイヤ２の測定、
レイヤ３の測定、
レイヤ３のフィルタリングである。
インターフェースユニット７８は、外部装置と端末７０との接続のためのインターフェースである。例えば、インターフェースユニット７８は、有線または無線ヘッドフォンポート、外部電源（または電池充電器）ポート、有線または無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力／出力（Ｉ／Ｏ）ポート、ビデオＩ／Ｏポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット７８は、外部装置からの入力（例えば、データ情報、電力など）を受信するとともに、受信した入力を端末７０内の一つまたは複数の素子に伝送するために用いられてもよく、または端末７０と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。

Claims (21)

  1. 端末測定の処理方法であって、
    第１の指示を受信することと、
    前記第１の指示に基づいて、第１の操作を実行することとを含み、前記第１の操作は、
    前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
    前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定する場合、測定を行わないこと、
    前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
    前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、のうちの一つを含む、端末測定の処理方法。
  2. 測定ターゲットを測定して測定結果を得ることの後、前記端末測定の処理方法は、
    前記測定結果に基づいてセルの選択又は再選択を行うことをさらに含む、請求項１に記載の端末測定の処理方法。
  3. 前記第１の指示は閾値を含み、前記閾値は、
    第１の閾値、
    第２の閾値、
    第３の閾値、
    第４の閾値、のうちの少なくとも一つを含み、
    前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定することは、以下の条件のうちの少なくとも一つを満たすと、測定を行う必要があると決定することを含み、前記条件は、
    滞在セルの測定性能が前記第１の閾値よりも小さいこと、
    滞在セルが位置するキャリアの測定性能が前記第２の閾値よりも小さいこと、
    滞在セルが位置するバンドの測定性能が前記第３の閾値よりも小さいこと、
    現在のＢＷＰの測定性能が前記第４の閾値よりも小さいことである、請求項１に記載の端末測定の処理方法。
  4. 前記第１の指示は閾値を含み、前記閾値は、
    第１の閾値、
    第２の閾値、
    第３の閾値、
    第４の閾値、のうちの少なくとも一つを含み、
    前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定することは、以下の条件のうちの少なくとも一つを満たすと、測定を行う必要がないと決定することを含み、前記条件は、
    滞在セルの測定性能が前記第１の閾値よりも大きいこと、
    滞在セルが位置するキャリアの測定性能が前記第２の閾値よりも大きいこと、
    滞在セルが位置するバンドの測定性能が前記第３の閾値よりも大きいこと、
    現在のＢＷＰの測定性能が前記第４の閾値よりも大きいことである、請求項１に記載の端末測定の処理方法。
  5. 前記測定性能は、
    リファレンス信号受信パワー、
    リファレンス信号受信品質、
    信号対干渉及び雑音比、
    チャネル状態情報、
    チャネル品質指示、
    レイヤ１測定結果、
    レイヤ２測定結果、
    レイヤ３測定結果、のうちの少なくとも一つを含む、請求項３又は４に記載の端末測定の処理方法。
  6. 前記測定ターゲットは、
    予め設定又は配置される、滞在セル以外の他のセル、
    予め設定又は配置される、滞在セルが位置するキャリア以外の他のキャリア、
    予め設定又は配置される、滞在セルが位置するバンド以外の他のバンド、
    予め設定又は配置される、現在のＢＷＰ以外の他のＢＷＰ、のうちの少なくとも一つを含む、請求項３に記載の端末測定の処理方法。
  7. 前記第１の指示は、測定ターゲットを決定するための指示情報を含み、前記指示情報は、
    前記測定ターゲットとしてのバンド、
    前記測定ターゲットとしてのキャリア、
    前記測定ターゲットとしてのセル、
    前記測定ターゲットとしてのリファレンス信号、
    前記測定ターゲットとしてのＢＷＰ、
    周波数点の優先度、のうちの少なくとも一つを含む、請求項１又は３に記載の端末測定の処理方法。
  8. 前記指示情報は、
    ターゲットバンド、
    ターゲットバンド内のターゲットキャリアであって、前記ターゲットキャリア内のセルの測定結果が前記ターゲットバンドの測定結果を代表することができるターゲットキャリア、
    ターゲットキャリア内のターゲットセルであって、前記ターゲットセルの測定結果が前記ターゲットキャリアの測定結果を代表することができるターゲットセル、
    ターゲットセルのターゲットリファレンス信号であって、前記ターゲットリファレンス信号の測定結果が前記ターゲットセルの測定結果を代表することができるターゲットリファレンス信号、
    ターゲットＢＷＰ、
    周波数点の優先度、のうちの少なくとも一つを含む、請求項７に記載の端末測定の処理方法。
  9. 前記測定ターゲットとしてのＢＷＰは、
    一番目にアクティブ化されるＢＷＰ、
    初期のＢＷＰ、
    デフォルトのＢＷＰ、のうちの少なくとも一つを含む、請求項７に記載の端末測定の処理方法。
  10. 測定ターゲットを測定して測定結果を得ることは、前記測定ターゲットに対して以下の少なくとも一つの測定操作を行うことを含み、前記測定操作は、
    レイヤ１の測定、
    レイヤ２の測定、
    レイヤ３の測定、
    レイヤ３のフィルタリングである、請求項１に記載の端末測定の処理方法。
  11. 前記測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うことは、
    バンドを選択し、選択したバンドからキャリアを選択し、選択したキャリア内のターゲットセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、
    各キャリア内の前記第１の指示によって指示されるセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、
    端末識別子に基づいて一つのキャリアを選択し、選択したキャリア内のターゲットセルの測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うこと、のうちの一つを含む、請求項２に記載の端末測定の処理方法。
  12. バンドを選択することは、
    端末識別子に基づいてバンドを選択すること、
    各バンドの測定結果に基づいて、測定結果が最もよいバンドを選択すること、のうちの一つを含む、請求項１１に記載の端末測定の処理方法。
  13. 選択したバンドからキャリアを選択することは、
    選択したバンドから、ランダムに一つのキャリアを選択すること、
    選択したバンドから、端末識別子に基づいて一つのキャリアを選択すること、のうちの一つを含む、請求項１１に記載の端末測定の処理方法。
  14. 前記ターゲットセルは、
    選択したキャリア内の各セル、
    選択したキャリア内の前記第１の指示によって指示されるセル、のうちの一つを含む、請求項１１に記載の端末測定の処理方法。
  15. 前記端末識別子は、以下の識別子のうちの一部のビット又はすべてのビットであり、前記識別子は、
    国際モバイル機器識別コード、
    国際モバイル加入者識別コード、
    ５Ｇ Ｓ－一時モバイルサブスクリプション識別子である、請求項１１又は１２に記載の端末測定の処理方法。
  16. 端末識別子に基づいてバンドを選択することは、
    ＵＥ＿ＩＤ ｍｏｄ Ｎを計算し、選択したバンドの番号を得ることを含み、そのうち、ＵＥ＿ＩＤは前記端末識別子であり、ｍｏｄは剰余関数であり、Ｎはバンドの数である、請求項１２に記載の端末測定の処理方法。
  17. 端末識別子に基づいて一つのキャリアを選択することは、
    ＵＥ＿ＩＤ ｍｏｄ Ｍを計算し、選択したキャリアの番号を得ることを含み、そのうち、ＵＥ＿ＩＤは前記端末識別子であり、ｍｏｄは剰余関数であり、Ｍはキャリアの数である、請求項１２又は１３に記載の端末測定の処理方法。
  18. 前記第１の指示には、周波数点に対応する測定補償値がさらに含まれ、
    前記測定結果に基づいてセルの選択又は再選択を行うことは、
    前記測定補償値と前記測定結果に基づいて、セルの選択又は再選択を行うことを含む、請求項２又は１１に記載の端末測定の処理方法。
  19. 第１の指示を受信するための受信モジュールと、
    前記第１の指示に基づいて、第１の操作を実行するための処理モジュールとを含み、前記第１の操作は、
    前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
    前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要がないと決定する場合、測定を行わないこと、
    前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、
    前記第１の指示に基づいて、測定を行う必要があると決定する場合、前記第１の指示に基づいて測定ターゲットを決定し、測定ターゲットを測定して測定結果を得ること、のうちの一つを含む、端末。
  20. プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項１～１８のいずれか１項に記載の端末測定の処理方法のステップを実現させる、端末。
  21. コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項１～１８のいずれか１項に記載の端末測定の処理方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
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