JP2022517373A - 偏心を低減した絶縁性クヌーセン効果カテーテル - Google Patents

偏心を低減した絶縁性クヌーセン効果カテーテル Download PDF

Info

Publication number
JP2022517373A
JP2022517373A JP2021541073A JP2021541073A JP2022517373A JP 2022517373 A JP2022517373 A JP 2022517373A JP 2021541073 A JP2021541073 A JP 2021541073A JP 2021541073 A JP2021541073 A JP 2021541073A JP 2022517373 A JP2022517373 A JP 2022517373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lumen
catheter according
catheter
inner lumen
ribs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021541073A
Other languages
English (en)
Inventor
ミッチェル、ジェニファー、イー.
リクウィンコ、ジョセフ、アール.
メリル、トーマス、エル.
Original Assignee
フォーカルクール エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US16/250,544 external-priority patent/US11806484B2/en
Application filed by フォーカルクール エルエルシー filed Critical フォーカルクール エルエルシー
Publication of JP2022517373A publication Critical patent/JP2022517373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F7/00Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
    • A61F7/12Devices for heating or cooling internal body cavities
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F7/00Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
    • A61F2007/0001Body part
    • A61F2007/0002Head or parts thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F7/00Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
    • A61F2007/0059Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with an open fluid circuit
    • A61F2007/0063Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with an open fluid circuit for cooling
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F7/00Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
    • A61F2007/0086Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with a thermostat
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F7/00Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
    • A61F2007/0093Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body programmed
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F7/00Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
    • A61F2007/0095Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with a temperature indicator
    • A61F2007/0096Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with a temperature indicator with a thermometer
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F7/00Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
    • A61F7/12Devices for heating or cooling internal body cavities
    • A61F2007/126Devices for heating or cooling internal body cavities for invasive application, e.g. for introducing into blood vessels

Abstract

カテーテルは、遠位端及び近位端を有する管腔本体を有する。ハブは近位端に接続される。ハブは、ルアー接続と真空ポート・アセンブリとを含む。

Description

本出願は、2019年1月17日付けの米国特許出願第16/250,544号による優先権を主張し、その全体を参照により本明細書に組み込む。
政府所有権の記述
本発明は、アメリカ国立衛生研究所によって授与された助成金第IR43NS095573-01A1号に基づいて連邦政府の支援を受けて成されたものである。連邦政府は本発明について一定の権利を有する。
本発明は、自然に、外傷を通して、又は手術によって起こる、虚血による組織損傷を低減するのに使用される、医療用デバイスに関する。本発明はまた、血管形成術、ステント留置術、及び頭蓋内血栓除去術などの補助療法の適用を可能にする。
人体内の組織は、約37℃の一定温度で調節されている。この調節の主要部分は体液の適切な灌流によって達成される。血液灌流は、熱交換、つまり組織の酸素添加に加えて、多くの機能を実施する。血液灌流が、またしたがって酸素送達がなければ、組織は虚血する。これは、脳卒中、心臓発作、臓器移植、脊椎損傷などの急性虚血性傷害の間に、又は外傷後の脳腫脹などの初期障害の過程で、又は閉塞した冠動脈/脳動脈の再灌流の過程で起こる場合がある。
組織温度を低減することによって虚血の影響を低減できるという実験的証拠が示されている。他のメカニズムの中でも特に、低体温は、組織代謝を減少させ、有毒な代謝副産物の濃度を減少させ、虚血性組織損傷後の炎症反応を抑制する。開始の時間に応じて、低体温は虚血中、虚血後、又は両方であることができる。低体温による虚血保護は、組織代謝の速度を遅らせることができる場合は予防的であり、二次的な組織損傷を寛解することによって、又は虚血性浮腫形成を減少することによって、回復を増強することができる。代謝低下は摂氏1度当たり10%未満なので、20~25℃を標的にした超低体温のみが、代謝速度低下による適切な組織保護を提供すると考えられる。二次的な組織損傷は、主に酵素活性によって引き起こされると考えられるが、32~35℃を標的にした軽度から中程度の低体温によって大きく減少する。虚血の発生から早くて24時間後、二次的な組織損傷が、生存可能な周囲組織に対する有害な影響を伴う質量効果を始める場合がある。遅い虚血後低体温によって浮腫形成が減少し、したがってリスクがある組織を救うことができる。
低体温の治療的価値を利用するため、これまでは全身性体表面又は脈管冷却が主に注目され、局所性の組織特異的な又は脳脊髄液冷却に着手する概念はわずかしかなかった。全身性冷却には、その固有の非選択性に関連する特定の制限及び欠点がある。例えば、全身性又は全身冷却は、心拍出量の低減及び心室細動、感染症リスクの増加、並びに血液化学の変動など、心血管の変則性につながることがあることを、研究は示している。局所冷却の方策は、小動脈血管向けの小型熱交換器の開発に関連する、技術的課題によって制限されてきた。これらの脈管内径は6mm以下である。
低体温技術が進行してきた一方で、脈管内神経学的介入の技術分野も成長してきた。今日の治療デバイスとしては、ステント留置術、血管形成術、直接血栓溶解注入、及び頭蓋内血栓除去術として知られる、血餅除去用の機械的デバイスが挙げられる。これらの治療環境それぞれにおいて、虚血-再灌流のダメージが焦点である。ブート・ストラップ的な局所動脈に基づく冷却は、これら他の新たな技術と併せて、患者に最適な医療ケアを提供するであろう。しかしながら、これを遂行するには、効率的に冷却するだけでなく、上述した追加の脈管内ツールを通すこともできる、独自の冷却カテーテル・システムを要する。
最も関連がある脈管内冷却カテーテルの特許は、固定の若しくは静的な冷却カテーテルが停滞又は移動している体液内に配置される、外部の受動的な運搬増強技法を用いる。受動的技法は、関心の流体系に混合エネルギーを追加しない運搬増強の方策である。それらは、流体給送力が限定されない場合、又はコストが法外でない場合に特に効率的である。方策には、表面積を追加すること、及び/又は有効交換表面積に隣接して乱流を引き起こすことが関与する。これらの方策は、流体給送力又は水圧エネルギーを簡単に調節することができる、暖房及び空調業界全体で使用されている。しかしながら、これは、生理学的な制約によって水圧エネルギー又は流体給送力が当然限定される、人体の場合とは異なる。ひいては、特に、小血管、脳、脊髄、又は腎臓のような個々の臓器につながる血管における、積極的な受動的増強技法は、実質的な側方血流抵抗につながる可能性が高く、それが心拍出量及び/又は臓器灌流に影響を及ぼす可能性が高い。
従来技術の脈管内冷却技法は、以下の不利な点の1つ又は複数を有する。
a)これらの技法は、臓器特有の動脈ではなく、大静脈用のサイズのデバイスを使用する。
b)これらの技法は、専用の補助療法経路を有さない。デバイス設計は静脈用途向けに構築されているので、補助療法は可能性が低いか一般的でない。結果として、これらの設計は、臓器動脈向けの既存の脈管内ツールと良好に統合されず、又は補助療法のための経路を提供しない。
c)これらの技法は、慎重に選ばれた絶縁技法及び経路を介して全身性冷却を最小化することによって、特定の臓器を標的にしない。
これらの制限を解決する冷却カテーテルを提供することが有益であろう。
本概要は、詳細な説明において更に後述する、一連の概念を単純化した形で紹介するために提供される。本概要は、特許請求される主題の重要な特徴又は必須の特徴を特定しようとするものではなく、また特許請求される主題の範囲を限定するのに使用しようとするものでもない。
本発明は、偏心を最小限に抑えた絶縁性クヌーセン効果(Knudsen-Effect)カテーテルのいくつかの実施例を提供する。各実施例は、デバイスを外部制御コンソールに接続するのに使用される後方外部ハブと、ハブ・ストレイン・レリーフと、絶縁性シャフトと、可撓性、無外傷性、及び放射線不透過性の遠位区画とを備える。内側管腔は、マイクロカテーテル、ガイドワイヤ、及び類似の介入ツール、並びに治療薬剤を通すようにサイズ決めされる。外側管腔は、他の介入ツールのためのガイド・カテーテルとして作用するか、又は既存のガイド・カテーテル内を通るようにサイズ決めされる。緊急血管形成術及び頭蓋内血栓除去術という、2つの特定の介入が対象である。それに加えて、体内への深い侵入を要し、温度制御によって増強されてもよい、任意の処置が本発明に適している。実施例は全て、絶縁性の又は伝熱を最小限に抑える環状空間を伴う、偏心経路構成を有する。
したがって、本発明は、血液灌流の大幅な低減又は血管壁損傷を伴わずに、迅速で局所化された深冷却を虚血性臓器に提供する。「深冷却」は、全身冷却が安全ではなくなると一般にみなされる、32℃未満と考えられる。
更に、本発明は、遠位端と近位端とを有する管腔本体を有するカテーテルを提供する。ハブは近位端に接続される。ハブは、ルアー接続と真空ポート・アセンブリとを含む。
本明細書に組み込まれその一部を構成する添付図面は、本発明の現在の好ましい実施例を例証し、上述した一般的記載及び後述する詳細な記載と共に、本発明の特徴を説明する役割を果たす。
頸動脈及び頭蓋血管を示す側面図である。 図1から取った頸動脈及び頭蓋血管の拡大図である。 心臓及び心臓の冠動脈を示す前面図である。 本発明の例示的実施例による絶縁カテーテルを示す斜視図である。 図4のカテーテルの近位端を示す横立面図である。 図4の線6-6に沿って取った図4のカテーテルの遠位端を示す断面図である。 外側管腔内に挿入される内側管腔の第1の例示的実施例を示す斜視図である。 外側管腔内で中央に位置する図7の内側管腔を示す、図4のカテーテルの遠位側立面図である。 外側管腔内の第1の偏心位置にある図7の内側管腔を示す、図4のカテーテルの遠位側立面図である。 外側管腔内の第2の偏心位置にある図7の内側管腔を示す、図4のカテーテルの遠位側立面図である。 外側管腔内に挿入される内側管腔の第2の例示的実施例を示す斜視図である。 図11の内側管腔の横立面図である。 内側管腔の第3の例示的実施例が外側管腔内に挿入された、図4のカテーテルの遠位端を示す斜視図である。 外側管腔内で中央に位置する図13の内側管腔を示す、図13のカテーテルの遠位側立面図である。 外側管腔内に挿入される内側管腔の第4の例示的実施例を示す斜視図である。 図15の内側管腔の遠位側立面図である。 外側管腔内に挿入される内側管腔の第5の例示的実施例を示す斜視図である。 図17の内側管腔の遠位側立面図である。 外側管腔内に挿入される内側管腔の第6の例示的実施例を示す遠位側立面図である。 図19の内側管腔の断面を示す横立面図である。 本発明のカテーテル・アセンブリの絶縁品質対圧力を示すグラフである。 生理食塩水送達温度対流量及び絶縁を示すプロットである。 生理食塩水送達温度対流量及びカテーテル・タイプを示すプロットである。 本発明のクヌーセン効果カテーテルの組織温度対時間を示すプロットである。
図面中、全体を通して同様の番号は同様の要素を示す。特定の専門用語は、本明細書では単に便宜上使用され、本発明に対する限定と解釈されるべきではない。専門用語は、具体的に言及される単語、それらの派生形、及び類似の意味の単語を含む。本明細書で使用するとき、「近位」という用語は本発明のカテーテルのユーザに近い方向を意味するものとし、「遠位」という用語は本発明のカテーテルのユーザから遠い方向を意味するものとする。
以下に例証する実施例は、排他的であることを意図するものではなく、又は本発明を、開示される正確な形態に限定しようとするものではない。これらの実施例は、本発明の原理並びに本発明の用途及び実用的用途を最も良く説明し、他の当業者が本発明を最も良く利用できるようにするために選ばれ記載される。
本明細書における「一実施例」又は「ある実施例」に対する言及は、実施例と関連して記載される特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施例に含まれ得ることを意味する。本明細書の様々な箇所における「一実施例」という語句の出現は、必ずしも全て同じ実施例に言及するものではなく、別個の若しくは代替の実施例が必ずしも他の実施例と相互に排他的であるわけではない。同じことが「実現例」という用語に当てはまる。
本出願で使用するとき、「例示的」という単語は、本明細書では、実例、例、又は例示としての役割を果たすことを意味するのに使用される。本明細書において「例示的」として記載されるあらゆる態様又は設計は、必ずしも他の態様又は設計よりも好ましいか或いは有利なものとして解釈されるものではない。それよりもむしろ、例示的という単語の使用は、具体的な形で概念を提示するものとする。
それに加えて、「又は」という用語は、排他的な「又は」ではなく包括的な「又は」を意味するものとする。つまり、別段の指定があるか又は文脈から明らかでない限り、「XはA又はBを用いる」は、自然な包括的置換のいずれかを意味するものとする。つまり、XがAを用いるか、XがBを用いるか、又はXがA及びBの両方を用いる場合、「XはA又はBを用いる」は、上述の例のいずれかにおいて満たされる。それに加えて、冠詞「a」及び「an」は、本出願及び添付の特許請求の範囲で使用するとき、一般に、単数形を対象とするものと別段の指定があるか又は文脈から明らかでない限り、「1つ又は複数」を意味するものと解釈されるべきである。
図面に示されるように、一実施例では、本発明は、冷却流体などの注入液を、頭蓋又は心臓動脈などの小動脈に提供するのに使用される、絶縁カテーテルである。注入液は、動脈瘤、脳卒中、心筋梗塞、又は他の外傷性イベントが起こった範囲の細胞を冷却し、それによって罹患範囲内及び周辺の身体代謝を遅らせ、治癒不可能な損傷が起こる前に医療従事者が罹患範囲を治療する追加時間を提供するのに使用される。
図1~図3は、本発明によるカテーテルを使用することができる生理学的景観を示している。図1は、大動脈50を示しており、血流(矢印によって示される)は外頸動脈52及び次に頭蓋動脈54に入る。総頸動脈52の内径は6~8mmの範囲であり、その長さは8~12cmの範囲である。図2は、内頸動脈53を含む頸動脈及び頭蓋動脈の拡大図である。図3に示される冠動脈56はかなり小さく、近位側の内径は2~3.5mmの範囲、長さは2~4cmの範囲である。本発明のカテーテルの遠位端は、これらの動脈のより大きい方を通してこれらの動脈のより小さい方へと前進させて、注入液を送達することができる必要がある。
次に図4及び図5を参照すると、本発明の例示的実施例によるカテーテル・アセンブリ100が示されている。カテーテル・アセンブリ100は、長手方向軸線102に沿って延在し、近位端から遠位端へ、接続ハブ110と、ハブ110から遠位側に延在する細長い本体140と、本体140の遠位端にある遠位先端160とを含む。
接続ハブ110は、カテーテル・アセンブリ100を、注入液をカテーテル・アセンブリ100に送り込みそこから送り出すのに使用される、冷却コンソール(図示なし)などの外部システム、並びに拡張用カテーテル及びステント(図示なし)などの既存の介入ツールに接続する。接続ハブ110は、長手方向軸線102に沿って延在する貫通路113を有するハブ基部112を含む。ハブ基部112の近位端114は、標準的なルアー取付具を取外し可能に接続するためのルアー接続116を含むことができる。
本体140は、ハブ110の遠位端に接続され、注入液をハブ110から遠位先端160まで運搬して血管内へと放出する。ストレイン・レリーフ141は、ハブ110と本体140との間の固い接続を提供する。例示的実施例では、本体140は長さ約80~150センチメートルであることができるが、当業者であれば、本体140は他の長さでもあり得ることを認識するであろう。本体140は、注入液が本体140を通って流れる際の、カテーテル100の外部と注入液との間の伝熱量を低減するように絶縁される。
図6~図10を参照すると、本体140の管腔設計の第1の実施例が示されている。本体140は、外側管腔又は外被142と内側管腔144とを含む。外側管腔142は、断面がほぼ管状であり、補強用のコイル又は編組146が中に成形され、本体140の長さに延在する。補強用コイル146は、血管を通してカテーテル100を前進させる際の本体140の屈曲を低減するのに使用される。内側ライナ147は外側管腔142の内周を規定する。例示的実施例では、外側管腔142はポリエーテル・ブロック・アミド又はPebax(登録商標)から構築されるが、当業者であれば、他の材料を使用できることを認識するであろう。内側ライナ147は、ポリテトラフルオロエチレン(「PTFE」)から構築することができる。
内側管腔144は、断面がほぼ管状であり、断面が円形の内容積と、管腔144を通る注入液の流れを増強する平滑な壁とを有する。内容積は、ルアー接続116と流体連通しているので、ルアー接続116を介してカテーテル・アセンブリ100に提供される流体は、内容積を通って流れて遠位先端160から放出される。
外側管腔142と内側管腔144との間の伝熱を最小限に抑えるため、外側管腔142と内側管腔144との間の接触を排除するか又は少なくとも低減することが望ましい。これを遂行するため、外側管腔142と内側管腔144との間の空間148に絶縁体150が提供される。絶縁体150は、約37℃の温度であり得る患者の体液と接触している外側管腔142と、-2℃の低温であり得る内側管腔144内の注入液との間の熱障壁として作用する。
例示的な絶縁体150は、マサチューセッツ州ビレリカ(Billerica, Massachusetts)所在のキャボット・コーポレーション(Cabot Corp)製のEnova(登録商標)エアロゲルであることができる。エアロゲルは、粉末の形態で提供することができ、約1ミクロン~約120ミクロンの粒径範囲を有し、孔径は約20nmであり、熱伝導率は25℃で約0.012W/m°Kである。絶縁体150の絶縁性を更に増強するため、空間148は、圧力約300絶対mbar未満の真空である。
内側管腔144は、外側管腔142の内径に対して十分に小さい外径を有するので、内側管腔144は外側管腔142内で「浮遊」することができる。理想的には、内側管腔144は、体液又は組織と注入液との間の伝熱を最小限に抑えるため、空間148内で心出しされる。しかしながら、実際には、内側管腔144は、外側管腔142の内側ライナ147を係合する可能性が高く、少なくともある程度の伝導伝熱が管腔142、144の間にもたらされる。接触面積量を最小限に抑えるため、内側管腔144は、内側管腔144から径方向外側に延在する複数の隆起したリブ152を含むことができる。リブ152はほぼ長方形の断面を有する。図7に示されるように、リブ152は内側管腔144の全長に延在することができる。或いは、リブ152は、リブ152がない内側管腔144の長さに沿った距離を有して、内側管腔144の長さに沿ってより小さい区画に延在することができる。例示的実施例では、3つのリブ152が提供され、約120度で均等に離隔されているので、図8及び図9に示されるように、内側管腔144が外側管腔142内で偏心して配置された場合、最大2つのリブ152の角部のみが外側管腔142の内壁に線形的に接触して係合し、それによって内側管腔144と外側管腔142との間の接触面積が最小限に抑えられ、外側管腔142から内側管腔144への伝熱が最小限に抑えられる。
図10は、単一のリブ152のみが外側管腔142の内壁を係合して、やはり内側管腔144と外側管腔142との間の小さい接触面積を提供している、外側管腔142内における内側管腔144の代替の偏心構成を示している。
内側管腔に関するリブ設計の代替実施例が図11~図20に示されている。図11及び図12は、三角形の断面のリブ252を有する内側管腔244を示している。内側管腔144と同様に、内側管腔244は、外側管腔142の内径に対して十分に小さい外径を有するので、内側管腔244は外側管腔142内で「浮遊」することができる。内側管腔244が外側管腔142内で偏心して配置されたとき、リブ252は線形的に接触して外側管腔142の内壁のみを係合する。
カテーテル本体340の別の代替実施例が図13及び図14に示されている。カテーテル本体340は、補強用コイル346と内側ライナ347とを有する外側管腔342を含む。この実施例により、内側管腔344は、内側管腔344の長さに延在する単一のリブ352を介して、外側管腔342に物理的に接続される。外側管腔342から内側管腔344への熱伝導がリブ352を介して認められるが、リブ352は、空間348内における内側管腔344のほぼ一定した心出し位置を維持し、それによって外側管腔342と内側管腔344との間の直接の更なる熱伝導経路を排除する。
内側管腔444の更に別の代替実施例が図15及び図16に示されている。内側管腔444は、内側管腔444から斜めに離れる方向に延在する接続端454と、内側管腔444とアーム456との間に間隙458を残して接続端454から約90°の円弧にわたって径方向に延在するアーム456とを有する、一対の対角線方向に離隔されたアーム・アセンブリ452を含む。
外側管腔(図示なし)から内側管腔444への熱伝導がアーム456を介して認められるが、アーム456は、内側管腔444を外側管腔から離れる方向に付勢し、それによって外側管腔142内における内側管腔444のほぼ一定した心出し位置を維持し、外側管腔142と内側管腔444との間の直接の更なる他の起こり得る熱伝導経路を排除する。
内側管腔544の更に別の代替実施例が図17及び図18に提供されている。内側管腔144と同様に、内側管腔544は、外側管腔142(図17及び図18には図示なし)の内径に対して十分に小さい外径を有するので、内側管腔544は外側管腔142内で「浮遊」することができる。理想的には、伝熱を最小限に抑えるため、内側管腔544は外側管腔142内で心出しされる。しかしながら、実際には、内側管腔544は、外側管腔142の内壁を係合する可能性が高く、少なくともある程度の伝導伝熱が管腔142、544の間にもたらされる。接触面積量を最小限に抑えるため、内側管腔544は、内側管腔544から径方向外側に延在する複数のタング552を含むことができる。
タング552はそれぞれ、内側管腔544から斜めに離れる方向に延在する、図18に示される接続端554と、接続端554から径方向に延在するアーム556とを有する。各アーム556は角部558で終わる。図17に示されるように、タング552は内側管腔544の全長に延在することができる。或いは、タング552は、タング552がない内側管腔544の長さに沿った距離を有して、内側管腔544の長さに沿ってより小さい区画に延在することができる。例示的実施例では、3つのタング552が提供され、約120度で均等に離隔されているので、内側管腔544が外側管腔142内で偏心して配置された場合、最大でも2つのタング552の角部558のみが外側管腔142の内壁を係合し、それによって内側管腔544と外側管腔142との間の接触面積が最小限に抑えられ、外側管腔142から内側管腔544への伝熱が最小限に抑えられる。
図19及び図20は、三角形の断面を有する対角線方向に対向するリブ652を有する内側管腔644を示している。リブ652はほぼ三角形の断面を有する。内側管腔644及びリブ652は、リブ652が外側管腔142を係合し、それによって内側管腔644を空間148内でほぼ心出しするようにサイズ決めされる。図20に示されるように、リブ652はセグメント化され、内側管腔644のどちらかの側で隣接するリブ652の間に空間654を有して、外側管腔142との接触面積を低減し、それによって外側管腔142と内側管腔644との間の伝導伝熱を低減する。
上述した内側管腔144~644の実施例の全てに関して、内側管腔144~644の遠位端は、内側管腔144~644の内部が先端160と流体連通するようにして、遠位先端160に取り付けられる。
更に、内側管腔144~644から外側に延在するリブ、アーム、及び他の構造が示されるが、当業者であれば、内側管腔をそれらそれぞれの外側管腔内で心出しするための他の構造を使用できることを認識するであろう。更に、かかる構造は、内側管腔から外側に延在する構造の代わりに、又はそれに加えて、外側管腔142から内側に延在することができる。
図4及び図5に戻ると、任意に、少なくとも部分真空を空間148に引き寄せるために真空ポート・アセンブリ120が使用されて、内側管腔144~644への伝熱が更に低減され、カテーテル・アセンブリ100のクヌーセン効果が更に増強される。エアロゲル内部のガスの熱伝導はクヌーセン数Knに逆依存する。この数Knは、平均自由行程対平均孔径の比として定義される。真空が事実上任意のレベルで適用されると、平均自由行程が増加し、Knが増加し、エアロゲル粒子内部のガス及び粒子周囲の空気の熱伝導が減少する。真空ポート・アセンブリ120は中央長手方向軸線122を含み、通路124が、軸線122に沿って近位端121から延在し、本体140の空間148と流体連通している。通路124は、ハブ接合部126で空間148と交差する。
フィルタ130は、軸線122に沿ってハブ接合部126の近位側に配置される。フィルタ130は、真空プロセスの間、絶縁体、つまりエアロゲルが空間148から引き出されるのを防ぐのに十分に微細なフィルタ媒体を含む。逆止弁132は、空気が大気から通路124を通って流れ、空間148に入るのを防ぐため、フィルタ130の近位側に配置される。
任意の絶縁性の方策が真空を利用するが、ポリマーは、中真空(25~0.001絶対mmHg)のためには良くない選択である。外側管腔の壁を通る真空損失を低減するため、カテーテルの空気に晒される区画に薄い金属コーティングを塗布して、空気がポリマーに浸透するのを低減することができる。金属をポリマーに塗布する例示の方法は、ProPlateによるMetaPoly(商標)プロセスであり、ポリマー基板と電気めっき金属との間の結合が金属間の原子電気めっき結合に匹敵し、代替の方法を利用した場合に生じる接着の問題が排除される。医療用デバイス用途は無限であるが、Meta-Poly(商標)プロセスはカテーテル用途に対して特に絶好である。例えば、ProPlate(登録商標)は、放射線不透過性マーカー及び電流導入経路をポリマーに選択的に付加することができる。Meta-Poly(商標)は、金属表面へのめっきと同じ利益を提供し、変位のリスクを排除し、低プロファイルを維持し、コスト低減を提供し、設計のカスタム化に関して無限の可能性を提供する。
図21は、エアロゲルの熱伝導が周囲圧力に伴ってどのように変化するかを示しており、真空圧力は0.001mbar~1000mbar又は1気圧の範囲である。約0.001mbar~約10mbarでは、熱伝導はわずかに約3×10-3W/(m-K)~約4×10-3W/(m-K)である。エアロゲルの熱絶縁性はエアロゲルが粉末のときに増加し、それによって接触抵抗が増加し、エアロゲルは低圧であり(接触面積が低下し、平均自由行程が増加する)、エアロゲルは小さい孔径を有するので、クヌーセン数は大きくなり、ガス相成分は少なくなる。任意に、赤外線乳白剤をエアロゲルに追加して、放射性伝熱を低減することができる。乳白化又はドープされたエアロゲルは、光子の平均自由行程を制限することによって、放射性伝熱を低減する。
図22は、生理食塩水送達温度対流量及び絶縁のプロットである。このプロットは、流量の関数としての冷却能力全体に対する絶縁タイプの影響を明らかにする。全ての絶縁タイプに関して、より低速の送達流量は、伝熱のための時間が多くなるので最低の冷却をもたらし、結果として送達温度が上昇する。逆に、より高速の流量はより大きい冷却能力を送達する。これまでの人間での研究のほとんどは、10~30ml/分の生理食塩水流量を使用してきた。流量が高くなると、生理食塩水が酸素を運搬する赤血球と置き換わる、血液希釈に関する安全上の懸念が生じる。本発明のクヌーセン効果カテーテルは最も低い生理食塩水送達温度を提供する。
図23は、生理食塩水送達温度対流量及びカテーテル・タイプのプロットである。このプロットは、本発明のクヌーセン効果カテーテルの冷却能力が、全ての流量において標準的なカテーテルよりも優れていることを示している。
図24は、本発明のクヌーセン効果カテーテルの組織温度対時間のプロットである。このプロットは、時間の関数としての組織温度応答を示している。6つの脳プローブを使用して、温度が脳内でどのように変動するかを示している。冷却は、13:01:55に始まり、送達流量は5分間隔の間に0から35ml/分に変動している。およそ13:07:00に、再灌流が起こり、流量は22ml/分に低減されている。冷却は、22ml/分で約20分間維持され、次に5分の間に冷却流量が傾斜して低減されている(22ml/分から0ml/分)。
エアロゲルの伝熱が局所温度勾配に依存する場合、有効合計熱伝導率λeffは、次式で計算されるような、固体の背骨の固体の熱伝導率λと、ガス相の有効熱伝導率λと、最後に放射性伝導率λとの合計として表すことができる。
λeff(T,p)=λ(T)+λ(T,p)+λ(T)
カテーテル・アセンブリ100の遠位先端160は、冷却され、臓器組織温度を低減する準備ができた注入液が出てくるところである。例示的実施例では、遠位先端160は、BaSO(放射線不透過性のために添加される)を20%含む25Dなどの低ジュロメータ(超可撓性)のPebax(登録商標)であることができる。遠位先端160は、注入液又は他のデバイスがカテーテル・アセンブリ100から出ることを可能にする、内側管腔144を通る通路162(図4に図示)を含む。外側管腔142は、絶縁性材料を内側管腔144と外側管腔142との間の空間148内で保持するため、閉じた遠位端を有する。
心筋梗塞治療の場合、先端160を心臓の小孔に、又は小冠動脈56内に配置することができる。先端160は放射線不透過性であって、放射線撮影手段を介して先端160の位置を可視化することが可能である。脳冷却の場合、先端160は、頸動脈、内頸動脈、又は中大脳動脈内に配置することができる。
カテーテル・アセンブリ100を使用するには、カテーテル・アセンブリ100が、知られている方法にしたがって患者の血管に挿入され、冷却が望ましい/必要な範囲まで前進させられる。放射線不透過性先端160によって、先端160が患者の体内のどこに配置されているかを介入者が見ることが可能になる。注入液供給は、ハブ110の近位端114に接続され、カテーテル本体140を通して遠位先端160に至り、遠位先端160を出て、患者の体内の所望の位置まで給送される。
任意に、カテーテル・アセンブリ100を通して患者の体内の治療位置に注入液を注入する前に、注射器又は真空ポンプ(図示なし)を近位端121で真空ポート・アセンブリ120に接続することによって、真空を空間148に引き寄せることができる。
上述した実施例の広範な本発明の概念から逸脱することなく、実施例に対して変更を行うことができることが、当業者には認識されるであろう。したがって、本発明は開示する特定の実施例に限定されず、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨及び範囲内にある修正を網羅するものであることが理解される。

Claims (20)

  1. 遠位端及び近位端を有する管腔本体と、
    前記近位端に接続されたハブと、を備え、前記ハブが、
    ルアー接続と、
    真空ポート・アセンブリと、を備える、カテーテル。
  2. 前記管腔本体が、
    外側管腔と、
    前記外側管腔内に配設された、長さを有する内側管腔と、
    前記内側管腔と前記外側管腔との間の空間と、を備える、請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記空間内に配設された絶縁体材料を更に備える、請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記絶縁体材料がエアロゲル粉末を含む、請求項3に記載のカテーテル。
  5. 前記絶縁体材料が、約1ミクロンから約120ミクロンの間の粒径範囲を有する、請求項3に記載のカテーテル。
  6. 前記絶縁体材料が少なくとも部分真空内にある、請求項3に記載のカテーテル。
  7. 前記内側管腔が外側に延在する複数のリブを備える、請求項2に記載のカテーテル。
  8. 前記複数のリブが前記内側管腔の前記長さに延在する、請求項7に記載のカテーテル。
  9. 前記複数のリブがそれぞれ、前記内側管腔の前記長さに沿って部分的にのみ延在する、請求項7に記載のカテーテル。
  10. 前記リブが線形的に接触して前記外側管腔を係合する、請求項7に記載のカテーテル。
  11. 前記複数のリブが2つのリブから成る、請求項7に記載のカテーテル。
  12. 2つ以下のリブが前記外側管腔を係合する、請求項7に記載のカテーテル。
  13. 前記空間内に少なくとも部分真空を更に含む、請求項2に記載のカテーテル。
  14. 前記内側管腔が前記外側管腔内で浮遊する、請求項2に記載のカテーテル。
  15. 前記真空ポート・アセンブリ内に配設された逆止弁を更に備える、請求項2に記載のカテーテル。
  16. 前記逆止弁の近位側に配設されたフィルタを更に備える、請求項15に記載のカテーテル。
  17. 前記逆止弁が前記空間と流体連通している、請求項14に記載のカテーテル。
  18. 前記外側管腔が閉じた遠位端を有する、請求項2に記載のカテーテル。
  19. 前記内側管腔と前記外側管腔を接続する単一のリブを更に備える、請求項2に記載のカテーテル。
  20. 前記ルアー接続が前記内側管腔と流体連通している、請求項2に記載のカテーテル。
JP2021541073A 2019-01-17 2019-06-05 偏心を低減した絶縁性クヌーセン効果カテーテル Pending JP2022517373A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/250,544 US11806484B2 (en) 2018-01-19 2019-01-17 Catheter with heat transfer minimizing annular space
US16/250,544 2019-01-17
PCT/US2019/035484 WO2020149873A1 (en) 2019-01-17 2019-06-05 Insulative knudsen-effect catheter with reduced eccentricity

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022517373A true JP2022517373A (ja) 2022-03-08

Family

ID=71614451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021541073A Pending JP2022517373A (ja) 2019-01-17 2019-06-05 偏心を低減した絶縁性クヌーセン効果カテーテル

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2022517373A (ja)
CN (1) CN113382764A (ja)
WO (1) WO2020149873A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11342196A (ja) * 1998-06-04 1999-12-14 Nippon Zeon Co Ltd バルーンカテーテルおよびカテーテル補助具
US6042559A (en) * 1998-02-24 2000-03-28 Innercool Therapies, Inc. Insulated catheter for selective organ perfusion
JP2000291881A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Matsushita Refrig Co Ltd 減圧断熱体とその製造方法
JP2002542892A (ja) * 1999-05-05 2002-12-17 オルシウス・コーポレイション 熱交換膜を備えた中心静脈カテーテル
JP2014521462A (ja) * 2011-08-05 2014-08-28 シルク・ロード・メディカル・インコーポレイテッド 急性虚血性脳卒中を治療するための方法及びシステム
US20170311789A1 (en) * 2016-04-27 2017-11-02 Csa Medical, Inc. Vision preservation system for medical devices

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05506174A (ja) * 1990-09-14 1993-09-16 アメリカン・メディカル・システムズ・インコーポレーテッド 組み合わせた高熱療法及び拡張カテーテル
US7001378B2 (en) * 1998-03-31 2006-02-21 Innercool Therapies, Inc. Method and device for performing cooling or cryo-therapies, for, e.g., angioplasty with reduced restenosis or pulmonary vein cell necrosis to inhibit atrial fibrillation employing tissue protection
JP4689984B2 (ja) * 2004-07-20 2011-06-01 株式会社ワイ・ワイ・エル 直流超伝導送電ケーブル及び送電システム
JP4826996B2 (ja) * 2004-07-29 2011-11-30 住友電気工業株式会社 超電導ケーブル線路
GB2481253A (en) * 2010-06-18 2011-12-21 Spirax Sarco Ltd A steam pipeline
US9737686B2 (en) * 2012-03-12 2017-08-22 Becton, Dickinson And Company Catheter adapter port valve
CN108289702A (zh) * 2015-10-06 2018-07-17 米奈特朗尼克斯有限公司 用于向大脑和脊髓提供局灶性冷却的装置和方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6042559A (en) * 1998-02-24 2000-03-28 Innercool Therapies, Inc. Insulated catheter for selective organ perfusion
JPH11342196A (ja) * 1998-06-04 1999-12-14 Nippon Zeon Co Ltd バルーンカテーテルおよびカテーテル補助具
JP2000291881A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Matsushita Refrig Co Ltd 減圧断熱体とその製造方法
JP2002542892A (ja) * 1999-05-05 2002-12-17 オルシウス・コーポレイション 熱交換膜を備えた中心静脈カテーテル
JP2014521462A (ja) * 2011-08-05 2014-08-28 シルク・ロード・メディカル・インコーポレイテッド 急性虚血性脳卒中を治療するための方法及びシステム
US20170311789A1 (en) * 2016-04-27 2017-11-02 Csa Medical, Inc. Vision preservation system for medical devices

Also Published As

Publication number Publication date
CN113382764A (zh) 2021-09-10
WO2020149873A1 (en) 2020-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6786218B2 (en) Medical procedure
US7189254B2 (en) Method and device for patient temperature control employing optimized rewarming
US7951183B2 (en) Medical procedure
US6869440B2 (en) Method and apparatus for patient temperature control employing administration of anti-shivering agents
US6589271B1 (en) Indwelling heat exchange catheter
US8353942B2 (en) Cooling guide catheter and associated method of use
US6245095B1 (en) Method and apparatus for location and temperature specific drug action such as thrombolysis
US7914564B2 (en) System and method for patient temperature control employing temperature projection algorithm
US8109894B2 (en) Indwelling heat exchange catheter and method of using same
US9180236B2 (en) Intra-aortic balloon counterpulsation with concurrent hypothermia
US20020007179A1 (en) Method and apparatus for cell necrosis
US20060136023A1 (en) Method and apparatus for patient temperature control employing administration of anti-shivering agents
JP2002518138A (ja) 選択的臓器冷却を行う方法及び装置
US7422600B2 (en) Method and apparatus for patient temperature control employing administration of anti-shivering agents
WO2002028300A9 (en) Indwelling heat exchange heat pipe catheter and method of using same
AU2003248190A1 (en) Circulatory support system and method of use for isolated segmental perfusion
US7850723B1 (en) Method and apparatus for patient temperature control employing titration of therapy using EEG signals
CA2454607C (en) System and method for patient temperature control employing temperature projection algorithm
US11806484B2 (en) Catheter with heat transfer minimizing annular space
JP2022517373A (ja) 偏心を低減した絶縁性クヌーセン効果カテーテル
US20030028137A1 (en) Novel hypothermic modalities and direct application of protective agents to neural structures or into CSF
WO2001078580A2 (en) A method combining inducing hypothermia and administering a therapeutic agent
WO2022132204A1 (en) Therapeutic cooling system
CN116421810A (zh) 一种用于自体血体外循环降温的低温治疗导管
WO2003013344A2 (en) Method and device for patient temperature control employing optimized rewarming

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230526

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231215