本出願は、通信分野に関し、より詳細には、リソース構成方法および装置に関する。
モバイル通信技術が絶え間なく発達するにつれて、スペクトルリソースがますます不足するようになっている。スペクトル利用を改善するために、基地局は、将来ではより高密度に展開されるだろう。加えて、高密度展開はカバレージホールを回避することができる。従来のセルラーネットワークアーキテクチャでは、基地局は、光ファイバーを使用することによってコアネットワークに接続される。しかしながら、ファイバー展開は多くのシナリオにおいてコストがかかる。ワイヤレスリレーノード(relay node、RN)が、ワイヤレスバックホールリンクを使用することによってコアネットワークに接続されて、光ファイバー展開コストが部分的に低減されることが可能となる。
通常、リレーノードは、1つまたは複数の親ノードへのワイヤレスバックホールリンクを確立し、親ノードを通してコアネットワークにアクセスする。親ノードは、複数のタイプのシグナリングを使用することによってリレーノードに対して制御(たとえば、データスケジューリング、タイミング変調、および電力制御)を実施し得る。加えて、リレーノードは、複数の子ノードにサービスを提供し得る。リレーノードの親ノードは、基地局または別のリレーノードであり得る。リレーノードの子ノードは、端末または別のリレーノードであり得る。将来のワイヤレスネットワークの高帯域幅を考慮すると、さらに展開コストを低減し展開フレキシビリティを改善するために、統合アクセスおよびバックホール(integrated access and backhaul、IAB)解決策が5G新無線(new radio、NR)に導入されると考えられる。したがって、統合アクセスおよびバックホールリレー、すなわち、IABノードが導入される。
IABノードは、モバイル端末(mobile terminal、MT)および分散ユニット(Distributed unit、DU)という機能ユニットの2つの部分を含み得る。MTは、IABノードによって親ノードと通信するために使用され、DUは、IABノードによって子ノードと通信するために使用される。複数のアンテナパネル(panel)またはセルをもつシナリオでは、IABノードにおいてMTリソースおよびDUリソースを構成するための解決策がない。
この点を考慮して、本出願は、リソース構成方法および装置を提供する。第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間の多重化タイプが、IABノードに示され、それにより、IABノードは、多重化タイプに基づいてMTのリソース構成またはDUのリソース構成を取得する。これは、複数のアンテナパネルの場合においてIABノード中にリソース構成を実装するのを助ける。
第1の態様によれば、リソース構成方法が提供され、本方法は、第1のノードが、第2のノードによって送られた第1のインジケーション情報を受信することを含む。第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用される。第1のノードは、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース上でデータを送信する。第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースタイプは、リソース多重化タイプに基づいて決定される。したがって、リソース多重化タイプを取得した後に、第1のノードは、第1の機能ユニットのリソース構成を参照して第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定し、それにより、複数のアンテナパネルの場合においてIABノード中にリソース構成を実装することができる。
可能な実装では、本方法は、第1のノードが、第2のノードからリソース構成情報を受信することをさらに含む。リソース構成情報は、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを示すために使用される。第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースは、リソース多重化タイプ、第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース、およびプリセット関係に基づいて決定される。プリセット関係は、異なるリソース多重化タイプの場合における、第1のノード中の第1の機能ユニットのリソース構成と第2の機能ユニットのリソース構成との間の対応を含む。したがって、第1のノードは、第2のノードから第1の機能ユニットのリソース構成をさらに取得し、次いで、第1の機能ユニットのリソース構成を使用することによって第2の機能ユニットのリソース構成についてプリセット関係を探索し得る。
可能な実装では、本方法は、第1のノードが、第2のインジケーション情報を第2のノードに送ることをさらに含む。第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの各アンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用される。代替として、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第1のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第1のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向と方向が同じであるアンテナパネルを表す。代替として、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第2のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第2のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向とは方向が異なるアンテナパネルを表す。したがって、第1のノードは、サポートされるリソース多重化タイプを第2のノードに報告し得、それにより、第2のノードは、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプを参照して第1のノードのリソース多重化タイプを構成することができる。
任意選択で、第1の機能ユニットはモバイル端末MTであり、第2の機能ユニットは分散ユニットDUである。代替として、第1の機能ユニットは分散ユニットDUであり、第2の機能ユニットはモバイル端末MTである。
可能な実装では、DUのリソース構成が決定されたとき、本方法は、第1のノードのDUまたはMT中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードが、DUのリソース構成中のリソースを調整することをさらに含む。送信されるべき信号に対応するリソースは、第1タイプのリソースである。したがって、いくつかの特殊な送信されるべき信号の場合、これらの送信されるべき信号の送信の成功を保証するために、第1のノードは、DUのリソース構成中のリソースを調整し得る。「調整」は、ソフトリソースもしくは利用不可能なリソースをハードリソースに調整すること、またはハードリソースをソフトリソースもしくは利用不可能なリソースに調整することとして解釈され得る。
任意選択で、送信されるべき信号は、同期信号ブロックSSBおよびランダムアクセスチャネルRACH信号という信号のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1のノードのDU中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードがDUのリソース構成を調整することは、第1のノードが、DUのリソース構成中の第1のリソースが第2タイプのリソースであると決定した場合、第1のノードは、第1のリソースを第1タイプのリソースに調整することを含む。第1のリソースは、送信されるべき信号を送信するために第1のノードのDUによって使用されるリソースである。DUにおける送信されるべき信号の送信の成功を保証するために、送信されるべき信号を送信するために使用され、DUのリソース構成中にあるリソースが、ハードリソースであることが保証される必要がある。したがって、DUのリソース構成中の第1のリソースがソフトリソースまたは利用不可能なリソースである場合、第1のリソースは、ハードリソースに変換される。
任意選択で、第1のノードのMT中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードがDUのリソース構成を調整することは、第1のノードが、DUのリソース構成中の第2のリソースが第1タイプのリソースであると決定した場合、第1のノードが、第2のリソースを第2タイプのリソースに調整することを含む。第2のリソースは、時間領域において、第1のノードのMT中で、送信されるべき信号を送信するために使用されるリソースと重複するリソースである。MTにおける送信されるべき信号の送信の成功を保証するために、送信されるべき信号を送信するために使用され、MTのリソース構成中にあるリソースが、ハードリソースであることが保証される必要がある。したがって、第2のリソースは、MTにおける送信されるべき信号の送信の成功を保証するために、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースに変換され得る。
第2の態様によれば、リソース構成方法が提供され、本方法は、第2のノードが第1のインジケーション情報を決定することを含む。第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用される。リソース多重化タイプは、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定するために第1のノードによって使用される。第2のノードは、第1のインジケーション情報を第1のノードに送る。したがって、第2のノードは、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを第1のノードに送り、それにより、第1のノードは、リソース多重化タイプに基づいて、および第1の機能ユニットのリソース構成を参照して第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定し、それにより、複数のアンテナパネルの場合においてIABノード中のリソース構成を実装する。
可能な実装では、本方法は、第2のノードがリソース構成情報を第1のノードに送ることをさらに含む。リソース構成情報は、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを示すために使用される。したがって、第2のノードは、第1の機能ユニットのリソース構成を第1のノードに送り、それにより、第1のノードは、第1の機能ユニットのリソース構成を使用することによって第2の機能ユニットのリソース構成についてプリセット関係を探索する。
可能な実装では、本方法は、第2のノードが、第1のノードによって送られた第2のインジケーション情報を受信することをさらに含む。第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの各アンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用される。代替として、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第1のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第1のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向と方向が同じであるアンテナパネルを表す。代替として、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第2のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第2のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向とは方向が異なるアンテナパネルを表す。第2のノードが第1のインジケーション情報を決定することは、第2のノードが、第2のインジケーション情報に基づいて第1のインジケーション情報を決定することを含む。したがって、第2のノードは、第1のノードによってサポートされ、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプを受信し、それにより、第2のノードは、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプを参照して第1のノードのリソース多重化タイプを構成することができる。
任意選択で、第1の機能ユニットはモバイル端末MTであり、第2の機能ユニットは分散ユニットDUである。代替として、第1の機能ユニットは分散ユニットDUであり、第2の機能ユニットはモバイル端末MTである。
第3の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実施するように構成されたモジュールを含む。
第4の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実施するように構成されたモジュールを含む。
第5の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、上記の方法設計における第1のノード(たとえば、IABノードもしくは端末デバイス)であり得るか、または第1のノード中に配設されたチップであり得る。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサは、メモリに結合され、メモリ中の命令を実行して、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つにおける第1のノードによって実施される方法を実装するように構成され得る。任意選択で、通信装置はメモリをさらに含む。任意選択で、通信装置は通信インターフェースをさらに含む。プロセッサは通信インターフェースに結合される。
通信装置が第1のノードであるとき、通信インターフェースは、トランシーバまたは入出力インターフェースであり得る。
通信装置が、第1のノード中に配設されたチップであるとき、通信インターフェースは入出力インターフェースであり得る。
任意選択で、トランシーバはトランシーバ回路であり得る。任意選択で、入出力インターフェースは入出力回路であり得る。
第6の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、上記の方法設計における第2のノード(たとえば、ドナー基地局)であり得るか、または第2ノード中に配設されたチップであり得る。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサは、メモリに結合され、メモリ中の命令を実行して、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つにおける第2のノードによって実施される方法を実装するように構成され得る。任意選択で、通信装置はメモリをさらに含む。任意選択で、通信装置は通信インターフェースをさらに含む。プロセッサは通信インターフェースに結合される。
通信装置が第2のノードであるとき、通信インターフェースは、トランシーバまたは入出力インターフェースであり得る。
通信装置が、第2のノード中に配設されたチップであるとき、通信インターフェースは入出力インターフェースであり得る。
任意選択で、トランシーバはトランシーバ回路であり得る。任意選択で、入出力インターフェースは入出力回路であり得る。
第7の態様によれば、プログラムが提供される。プロセッサによって実行されたとき、プログラムは、第1の態様もしくは第2の態様または第1の態様もしくは第2の態様の可能な実装におけるいずれかの方法を実施するように構成される。
第8の態様によれば、プログラム製品が提供される。プログラム製品はプログラムコードを含む。プログラムコードが、通信装置(たとえば、第1のノード)の通信ユニット、処理ユニット、トランシーバ、またはプロセッサによって実行されたとき、通信デバイスは、第1の態様または第1の態様の可能な実装におけるいずれかの方法を実施することを可能にされる。
第9の態様によれば、プログラム製品が提供される。プログラム製品はプログラムコードを含む。プログラムコードが、通信装置(たとえば、第2のノード)の通信ユニット、処理ユニット、トランシーバ、またはプロセッサによって実行されたとき、通信デバイスは、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実施することを可能にされる。
第10の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを記憶する。プログラムは、通信装置(たとえば、第1のノード)が、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実施することを可能にする。
第11の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを記憶する。プログラムは、通信装置(たとえば、第2のノード)が、第2の態様または第2の態様の可能な実装におけるいずれかの方法を実施することを可能にする。
本出願の実施形態が適用可能である通信システムの概略構造図である。
複数のアンテナパネルをもつシナリオの例の概略図である。
本出願の実施形態によるリソース構成方法の概略相互作用図である。
異なるリソース多重化タイプの場合における、DUの1つのアンテナパネルのリソース構成とMTのリソース構成との間の対応の概略図である。
MTの1つのアンテナパネルとDUの2つのアンテナパネルとの間の多重化タイプの概略図である。
MTの1つのアンテナパネルとDUの2つのアンテナパネルとのリソース構成の概略図である。
DUの複数のアンテナパネルとMTの複数のアンテナパネルとの例の概略図である。
本出願の実施形態によるリソース構成を調整する例の概略図である。
本出願の実施形態によるリソース構成を調整する例の概略図である。
本出願の実施形態によるリソース構成装置の概略ブロック図である。
本出願の実施形態によるリソース構成装置の概略構造図である。
本出願の別の実施形態によるリソース構成装置の概略ブロック図である。
本出願の別の実施形態によるリソース構成装置の概略構造図である。
以下で、添付の図面を参照しながら本出願の技術的解決策について説明する。
本出願の実施形態の説明では、特に明記されない限り、「複数」または「複数の」は、2または2よりも大きいことを意味する。加えて、「少なくとも1つ」は、「1つまたは複数」と交換され得る。
本出願におけるすべてのノードおよびメッセージの名前は、本出願において説明しやすくするための名前セットにすぎず、実際のネットワークでは異なる名前であり得ることを理解されたい。様々なノードおよびメッセージの名前が本出願において限定されると理解されるべきではない。反対に、本出願において使用されるノードまたはメッセージのものと同じまたは同様の機能を有するどんな名前も、本出願における方法または等価な交換と見なされ、本出願の保護範囲内にある。詳細について以下で説明されない。
将来のワイヤレスネットワークの高帯域幅を考慮すると、さらに展開コストを低減し展開フレキシビリティを改善するために、統合アクセスおよびバックホール(integrated access and backhaul、IAB)解決策が第5世代(5th generation、5G)新無線(new radio、NR)に導入されると考えられ、したがって、統合アクセスおよびバックホールリレーが導入される。本出願では、統合アクセスおよびバックホールをサポートするリレーノードは、IABノード(IAB node)と呼ばれ、したがって、リレーノードは、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)リレーとは区別される。IABノードを含むシステムは、リレーシステムとも呼ばれる。
本出願の実施形態において開示されるリソース構成方法および装置をより良く理解するために、以下で、最初に、本発明の実施形態において使用されるネットワークアーキテクチャについて説明する。図1は、本出願の実施形態が適用可能である通信システムの概略構造図である。
本出願の実施形態において述べられた通信システムは、限定されないが、狭帯域のモノのインターネット(narrow band-internet of things、NB-IoT)システム、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local access network、WLAN)システム、LTEシステム、NRまたは5G後の通信システムなどの次世代5Gモバイル通信システム、およびデバイス間(device to device、D2D)通信システムを含むことに留意されたい。
図1に示されている通信システムでは、統合アクセスおよびバックホールIABシステムが提供される。1つのIABシステムは、少なくとも1つの基地局100、基地局100によってサービスされる1つまたは複数の端末デバイス(端末)101、1つまたは複数のリレーノードIABノード、およびIABノード110によってサービスされる1つまたは複数の端末デバイス111を含む。通常、基地局100は、ドナー基地局(ドナー次世代ノードB、DgNB)と呼ばれ、IABノード110は、ワイヤレスバックホールリンク113を使用することによって基地局100に接続される。本出願では、ドナー基地局は、ドナーノード、すなわち、donor nodeとも呼ばれる。基地局は、限定はされないが、発展型ノードB(evolved node base、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、ノードB(node B、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(たとえば、ホーム発展型ノードB、またはホームノードB、HNB)、ベースバンドユニット(baseband Unit、BBU)、eLTE(発展型LTE、eLTE)基地局、NR基地局(次世代ノードB、gNB)などを含む。端末デバイスは、限定はされないが、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、およびワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local access network、WLAN)中にある局(station、ST)、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車載型デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク中の移動局、将来の発展型パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)中の端末デバイスなどのいずれか1つを含む。IABノードは、リレーノードの特定の名前であり、本出願の実施形態における解決策に対する限定とはならない。IABノードは、フォワーディング機能を有する上記の基地局もしくは端末デバイスのうちの1つであり得るか、または独立したデバイス形態であり得る。
統合アクセスおよびバックホールシステムは、複数の他のIABノード、たとえば、IABノード120およびIABノード130をさらに含み得る。IABノード120は、ネットワークにアクセスするために、ワイヤレスバックホールリンク123を使用することによってIABノード110に接続される。IABノード130は、ネットワークにアクセスするために、ワイヤレスバックホールリンク133を使用することによってIABノード110に接続される。IABノード120は、1つまたは複数の端末デバイス121をサービスする。IABノード130は、1つまたは複数の端末デバイス131をサービスする。図1では、IABノード110とIABノード120の両方が、ワイヤレスバックホールリンクを使用することによってネットワークに接続される。本出願では、ワイヤレスバックホールリンクはリレーノードの観点から見られる。たとえば、ワイヤレスバックホールリンク113は、IABノード110のバックホールリンクであり、ワイヤレスバックホールリンク123は、IABノード120のバックホールリンクである。図1に示されているように、IABノード120など、1つのIABノードは、ネットワークにアクセスするために、ワイヤレスバックホールリンク123などのワイヤレスバックホールリンクを使用することによって別のIABノード110に接続され得る。加えて、リレーノードは、ワイヤレスリレーノードの複数のレベルを使用することによってネットワークに接続され得る。本出願では、IABノードは、説明の目的のために使用されるにすぎず、本出願の解決策がNRシナリオにおいてのみ使用されることを示さないことを理解されたい。本出願では、IABノードは、リレー機能を有する任意のノードまたはデバイスであり得る。本出願におけるIABノードの使用およびリレーノードの使用は、同じ意味を有することを理解されたい。
説明しやすいように、以下で、本出願の実施形態において使用される基本的用語または概念を定義する。
親ノード:IABノード110など、ワイヤレスバックホールリンクリソースを提供するノードは、IABノード120の親ノードと呼ばれる。親ノードは、IABノード、ドナー基地局(たとえば、ドナーノード)、ネットワークデバイスなどであり得ることを理解されたい。これは限定されない。
子ノード:バックホールリンクリソース上でネットワークにデータを送信するかまたはネットワークからデータを受信するノードは、子ノードと呼ばれ、たとえば、IABノード120は、リレーノード110の子ノードと呼ばれ、端末デバイス131は、リレーノード130の子ノードと呼ばれることがあり、ネットワークは、コアネットワーク、またはインターネットもしくは専用ネットワークなどの別のアクセスネットワーク上のネットワークである。
アクセスリンク:アクセスリンクは、ノードの子ノードと通信するためにノードによって使用されるワイヤレスリンクであり、アップリンク送信リンクおよびダウンリンク送信リンクを含む。アクセスリンク上で、アップリンク送信は、アクセスリンク上のアップリンク送信とも呼ばれ、ダウンリンク送信は、アクセスリンク上のダウンリンク送信とも呼ばれる。ノードは、限定はされないが、上記のIABノードを含む。
バックホールリンク:バックホールリンクは、ノードの親ノードと通信するためにノードによって使用されるワイヤレスリンクであり、アップリンク送信リンクおよびダウンリンク送信リンクを含む。バックホールリンク上で、アップリンク送信は、バックホールリンク上のアップリンク送信とも呼ばれ、ダウンリンク送信は、バックホールリンク上のダウンリンク送信とも呼ばれる。ノードは、限定はされないが、上記のIABノードを含む。
別の説明では、IABノードは、2つの部分、すなわち、モバイル端末(mobile terminal、MT)および分散ユニット(distributed unit、DU)に分割され得る。MTは、IABノードによって親ノードと通信するために使用され、DUは、IABノードによって子ノードと通信するために使用される。IABノード中のMTと親ノードとの間のリンクは、親BHリンク(parent BH link)と呼ばれ、IABノード中のDUと子IABノードとの間のリンクは、子BHリンク(child BH link)と呼ばれる。しかしながら、IABノード中のDUと下位UEとの間のリンクは、アクセスリンク(access link)と呼ばれる。しかしながら、本出願では、説明しやすいように、IABノードと親ノードとの間のリンクは、バックホールリンクと呼ばれ、IABノードと子IABノードおよび/またはUEとの間のリンクは、まとめてアクセスリンクと呼ばれる。
通常、子ノードは、親ノードの端末デバイスと見なされ得る。図1に示されている統合アクセスおよびバックホールシステムでは、1つのIABノードが1つの親ノードに接続されることを理解されたい。しかしながら、将来のリレーシステムでは、ワイヤレスバックホールリンクの信頼性を改善するために、IABノード120などの1つのIABノードは、IABノードを同時にサービスする複数の親ノードを有し得る。たとえば、図中のIABノード130は、さらに、バックホールリンク134を使用することによってIABノード120に接続され得る。言い換えれば、IABノード110とIABノード120の両方は、IABノード130の親ノードである。IABノード110、120、および130の名前は、IABノード110、120、および130が展開されるシナリオまたはネットワークを限定せず、リレーおよびRNなど、任意の他の名前であり得る。本出願では、IABノードは、説明しやすくするためにのみ使用される。
図1において、ワイヤレスリンク102、112、122、132、113、123、133、および134は、アップリンクおよびダウンリンク送信リンクを含む、双方向リンクであり得る。特に、ワイヤレスバックホールリンク113、123、133、および134は、子ノードにサービスを提供するために親ノードによって使用され得る。たとえば、親ノード100は、子ノード110にワイヤレスバックホールサービスを提供する。バックホールリンクのアップリンクおよびダウンリンクは分離され得る、すなわち、送信は、アップリンクおよびダウンリンク上で同じノードを使用することによって実施されないことを理解されたい。ダウンリンク送信は、ノード100などの親ノードによってノード110などの子ノードに情報またはデータを送信することを指す。アップリンク送信は、ノード110などの子ノードによってノード100などの親ノードに情報またはデータを送信することを指す。ノードは、ネットワークノードまたは端末デバイスに限定されない。たとえば、D2Dシナリオでは、端末デバイスは、別の端末デバイスにサービスを提供するためにリレーノードとして働き得る。いくつかのシナリオでは、ワイヤレスバックホールリンクは、代替としてアクセスリンクであり得る。たとえば、バックホールリンク123は、代替として、ノード110のためのアクセスリンクと見なされることがあり、バックホールリンク113は、代替として、ノード100のためのアクセスリンクである。親ノードは、基地局であり得るか、またはリレーノードであり得、子ノードは、リレーノードであり得るか、またはリレー機能を有する端末デバイスであり得ることを理解されたい。たとえば、D2Dシナリオでは、子ノードは、代替として端末デバイスであり得る。
リレーノード110、120、または130など、図1に示されているリレーノードは、2つの形態で存在し得る。1つの形態は、リレーノードが、独立したアクセスノードとして存在することであり、リレーノードにアクセスする端末デバイスを独立して管理し得る。この場合、リレーノードは、通常、独立した物理セル識別子(physical cell identifier、PCI)を有する。この形態のリレーは、通常、完全なプロトコルスタック機能、たとえば、無線リソース制御(radio resource control、RRC)機能を有する必要がある。このタイプのリレーは、通常、レイヤ3リレーと呼ばれる。しかしながら、別の形態のリレーノード、およびドナーeNBまたはドナーgNBなどのドナーノードは、同じセルに属し、ユーザは、ドナーノードなどのドナー基地局によって管理される。このタイプのリレーは、通常、レイヤ2リレーと呼ばれる。レイヤ2リレーは、通常、NRの中央ユニットおよび分散ユニット(central unit and Distributed unit、CU-DU)アーキテクチャにおける基地局DgNBのDUとして存在し、F1アプリケーションプロトコル(F1 application protocol、F1-AP)インターフェースを通して、またはトンネリングプロトコルを使用することによってCUと通信する。トンネリングプロトコルは、たとえば、汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル(general packet radio service tunneling protocol、GTP)プロトコルであり得る。詳細について再び説明されない。ドナーノードは、コアネットワークにアクセスするために使用され得るノードであるか、または無線アクセスネットワーク中のアンカー基地局であり、アンカー基地局は、ネットワークにアクセスするために使用され得る。アンカー基地局は、コアネットワークからデータを受信し、データをリレーノードにフォワーディングすること、またはリレーノードからデータを受信し、データをコアネットワークにフォワーディングすることを担当する。通常、リレーシステム中のドナーノードは、IABドナー、すなわち、ドナーノードと呼ばれる。本出願では、これらの2つの名詞が互い違いに使用されることがある。IABドナーおよびドナーノードは、異なる機能を有するエンティティまたはネットワーク要素として理解されるべきではないことを理解されたい。
本出願の実施形態では、リレーノード(たとえば、IABノード)、端末デバイス、またはネットワークデバイスは、ハードウェアレイヤ、ハードウェアレイヤ上で動作するオペレーティングシステムレイヤ、およびオペレーティングシステムレイヤ上で動作するアプリケーションレイヤを含む。ハードウェアレイヤは、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、メモリ管理ユニット(memory management unit、MMU)、およびメモリ(メインメモリとも呼ばれる)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、処理(process)を使用することによってサービス処理を実装するいずれか1つまたは複数のコンピュータオペレーティングシステム、たとえば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、またはWindowsオペレーティングシステムであり得る。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、アドレス帳、ワードプロセシングソフトウェア、およびインスタント通信ソフトウェアなどのアプリケーションを含む。加えて、本出願の実施形態において提供される方法の実行本体の特定の構造は、本出願の実施形態において提供される方法のコードを記録するプログラムが、本出願の実施形態において提供される方法に従って通信を実施するように実行されることが可能であるとすれば、本出願の実施形態において特に限定されない。たとえば、本出願の実施形態において提供される方法の実行本体は、端末デバイスもしくはネットワークデバイス、または端末デバイスもしくはネットワークデバイスにおいてプログラムを呼び出し実行することができる機能モジュールであり得る。
加えて、本出願の態様または特徴は、標準のプログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用する方法、装置、または製品として実装され得る。本出願において使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読構成要素、キャリア、または媒体からアクセスされることが可能なコンピュータプログラムをカバーする。たとえば、コンピュータ可読媒体は、限定はされないが、磁気記憶構成要素(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、または磁気テープ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(compact disc、CD)またはデジタル多用途ディスク(digital versatile disc、DVD))、ならびにスマートカードおよびフラッシュメモリ構成要素(たとえば、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、カード、スティック、またはキードライブ)を含み得る。加えて、本明細書で説明される様々な記憶媒体は、情報を記憶するように構成された1つまたは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を示し得る。「機械可読媒体」という用語は、限定はされないが、命令および/またはデータを記憶、含有、および/または搬送することができる無線チャネル、および様々な他の媒体を含み得る。
理解しやすいように、本出願の実施形態におけるいくつかの用語または概念について、本明細書で説明される。
MTリソース:MTリソースは、IABノードのMT機能によって使用されるリソースである。MTリソースは、アップリンク(uplink、U)リソース、ダウンリンク(downlink、D)リソース、またはフレキシブル(flexible、F)リソースとして構成され得る。
加えて、MTリソースは、以下の2つのタイプのリソースにさらに分類され得る。
利用可能なリソースは、親ノードによってスケジュールされ得るリソースである。
利用不可能な(ヌル、N)リソースは、親ノードによってスケジュールされないリソースである。当業者は、実際の使用では、利用不可能なリソースが、「ヌル」として示されることもあることを理解されたい。これは、本出願の実施形態に対して限定を課さない。
本出願の実施形態では、MTの利用可能なリソースおよび利用不可能なリソースは、上位レイヤシグナリング(たとえば、RRCシグナリング)を使用することによって親ノードによって明示的に構成され得るか、またはDUリソースタイプを使用することによってIABノードによって暗黙的に導出され得る。MTの利用可能なリソースおよび利用不可能なリソースが取得される方式は、本出願の実施形態において限定されない。
DUリソース:DUリソースは、IABノードのDU機能によって使用されるリソースである。DUリソースは、アップリンク(uplink、U)リソース、ダウンリンク(downlink、D)リソース、フレキシブル(flexible、F)リソース、または利用不可能な(ヌル、N)リソースとして構成され得る。さらに、DUのアップリンクリソースは、ソフト(soft、S)リソースおよびハード(hard、H)リソースに分類され得る。DUのダウンリンクリソースは、ソフトリソースおよびハードリソースに分類され得る。DUのフレキシブルリソースは、ソフトリソースおよびハードリソースに分類され得る。
ソフトリソース:リソースがDUによって使用されることが可能かどうかは、親ノードのインジケーションに依存する。
ハードリソース:ハードリソースは、DUによって常に使用されることが可能なリソースである。
本出願では、DUのソフトリソースおよびハードリソースは、上位レイヤシグナリング(たとえば、RRCシグナリング)もしくはインターフェースメッセージ(たとえば、F1-APインターフェースメッセージもしくは拡張F1-APインターフェースメッセージ)を使用することによって親ノードによって明示的に構成され得るか、またはMTのリソース構成を使用することによってIABノードによって暗黙的に導出され得る。DUのソフトリソースおよびハードリソースが取得される方式は、本出願において限定されない。
IABノード中のMTリソースとDUリソースとの間で異なるリソース多重化タイプ、たとえば、時分割多重化(time-division multiplexing、TDM)、静的空間分割多重化(space division multiplexing、SDM)、動的SDM、または全二重多重化があり得る。異なるリソース多重化タイプの場合、MTリソースのリソース構成とDUリソースのリソース構成との間の異なる対応があり得る。たとえば、リソース多重化タイプがTDMである場合、IABノードのMTおよびDUは、送信を同時に実施することができない。リソース多重化タイプがSDMである場合、MTおよびDUは、受信することまたは送ることを同時に実施することができる。リソース多重化タイプが全二重である場合、MTおよびDUは、送信を同時に実施することができ、同時送信は、同時に受信することまたは同時に送ることに限定されない。
図2は、複数のアンテナパネルをもつシナリオの例の概略図である。図2に示されているように、IABノードは、複数のアンテナパネル(たとえば、3つのアンテナパネル:アンテナパネル0、アンテナパネル1、およびアンテナパネル2)を有する。IABノードは、複数のアンテナパネルを使用することによって親ノード、子ノードと通信し得るか、またはUEにアクセスし得る。IABノードのアンテナパネルの量は、本出願のこの実施形態において限定されないことを理解されたい。図2では、説明のための例のみとして、3つのアンテナパネルが使用される。
図3は、本出願の実施形態によるリソース構成方法200の概略相互作用図である。図3に示されているように、方法200は以下のステップを含む。
S210。第2のノードが、第1のインジケーション情報を第1のノードに送り、第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用される。対応して、第1のノードは、第1のインジケーション情報を受信する。
第1のノードは、リレーノード、たとえば、IABノードであり得る。
第2のノードは、第1のノードの親ノードであり得る。親ノードの説明については、上記の説明を参照されたく、詳細について本明細書で再び説明されない。本明細書では、第2のノードがIABノードであるとき、IABノードによって第1のノードに送られるシグナリングは、第2のノードの親ノード(たとえば、ドナーノード)によって生成され、第2のノードに送られ得る。第1のノードによって第2のノードに送られるシグナリングも、第2のノードによって第2のノードの親ノードに送られ得る。
第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプは、第2のノードによって第1のノードのために構成される。リソース多重化タイプは、時分割多重化TDM、静的空間分割多重化SDM、動的SDM、または全二重多重化であり得る。
本明細書では、第1の機能ユニットはモバイル端末MTであり得る。対応して、第2の機能ユニットは分散ユニットDUである。代替として、第1の機能ユニットは分散ユニットDUであり得、第2の機能ユニットはモバイル端末MTである。
説明しやすいように、アンテナパネルは、本出願のこの実施形態における説明のための例として使用されることを理解されたい。しかしながら、これは、本出願のこの実施形態の保護範囲に対する限定とはならない。本出願のこの実施形態における技術的解決策は、異なるアンテナパネルに適用可能であるだけでなく、異なるセルにも適用可能であり、異なるサブユニットにも適用可能であり得る。すなわち、異なるアンテナパネルは、異なるセルと交換され得る。代替として、異なるアンテナパネルは、異なるサブユニットと交換される。たとえば、IABノードのDUが複数のサブユニットを有するか、またはIABノードのMTが複数のサブユニットを有する。MTでは、サブユニットは、セル、セルグループ、キャリア、キャリアグループ、または帯域幅パート(Bandwidth part、BWP)によって表され得る。たとえば、MTがキャリアアグリゲーション送信を使用するとき、MTは、複数のセルまたは複数のキャリアを有し、複数のセルまたは複数のキャリアは、MTのサブユニットである。MTがマルチ接続送信を使用するとき、MTは、複数のセルグループまたはキャリアグループを有し、複数のセルグループまたはキャリアグループは、MTのサブユニットである。DUでは、サブユニットは、セル、セルグループ、キャリア、キャリアグループ、またはアンテナパネルによって表され得る。たとえば、DUは、異なる方向に面している複数のパネルを有することがあり、各アンテナパネルは1つのセルに対応する。したがって、サブユニットは、アンテナパネルまたはセルによって表され得る。別の例では、DUは、複数のキャリアを有することがあり、各キャリアは1つのセルに対応する。したがって、サブユニットは、キャリアまたはセルによって表され得る。
第1の機能ユニットがDUであり、第2の機能ユニットがMTであることが、例として使用される。第2のノードは、DUのアンテナパネルが、異なるリソース構成を有し、アンテナパネルおよびMTリソースに対応するリソース構成間のリソース多重化タイプが異なることを示し得る。代替として、第2のノードは、DUのセルのリソースが、異なるリソース構成を有し、セルおよびMTリソースに対応するリソース構成間のリソース多重化タイプが異なることを示し得る。代替として、第2のノードは、DUのサブユニットのリソースが、異なるリソース構成を有し、サブユニットとMTリソースとの間のリソース多重化タイプが異なることを示し得る。本明細書では、当業者は、DUリソースおよびMTリソースのリソース多重化が、各アンテナパネル/各セル/各サブユニットに対応するリソース上で信号が送信されるときに実施されるリソース多重化として理解され得ることを理解されたい。
任意選択で、異なるアンテナパネルは、異なるセル識別子(identifier、ID)に対応し得るか、または同じセルIDに対応し得る。これは限定されない。
たとえば、可能な実装では、IABノードが子ノードまたはUEにサービスを提供するとき、DUは、複数のセルの動作をサポートし得、複数のセルは、異なるセルIDを有する。任意選択で、異なるセルは、異なるアンテナパネルを使用し、第2のノードは、第1のノード中のDUおよびMTの異なるセル間のリソース多重化タイプを構成し得る。別の可能な実装では、IABノードのMTは、複数の親ノードへの接続を確立し、すなわち、MTは、様々なセルと通信し得る。
第2のノードによって第1のノードのためにリソース多重化タイプを構成することについては、第1のノードによってサポートされ、第1のノードによって報告されるリソース多重化タイプを参照されたいことを理解されたい。代替として、第2のノードは、それ自体によってリソース多重化タイプを構成し得る。これは限定されない。
第1のノードが、第1のノードによってサポートされるリソース多重化タイプを報告しない場合、または第1のノードが、第1のノードによってサポートされるリソース多重化タイプを報告した場合でも、第2のノードは、MTとDUのすべてのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプがTDMになるように構成し得るか、または第2のノードは、MTおよびDUが同じアンテナパネルを使用するとき、MTとDUとの間のリソース多重化タイプがTDMになるように構成し得、MTおよびDUが異なるアンテナパネルを使用するとき、MTとDUとの間のリソース多重化タイプが半静的SDMまたは動的SDMになるように構成し得る。
「同じアンテナパネル」は、MTおよびDUが同じアンテナパネルを使用すること、または、MTによって使用されるアンテナパネル、およびDUによって使用されるアンテナパネルが、同じ送信方向に面することを意味する。「異なるアンテナパネル」は、MTおよびDUが異なるアンテナパネルを使用すること、または、MTによって使用されるアンテナパネル、およびDUによって使用されるアンテナパネルが、異なる方向に面することを意味する。
本出願のこの実施形態では、「同じアンテナパネル」は、別の概念または用語、たとえば、コロケーション、擬似コロケーション、同方向、強い相関、または相互影響を使用することによって表され得る。これについて本明細書では中心に説明され、詳細について以下で説明されない。別の可能な実装では、第2のノードが第1のノードのためにリソース多重化タイプを明示的に構成する前に、デフォルトのリソース多重化タイプが、第1のノード中のMTとDUとの間で使用される。デフォルトのリソース多重化タイプは、以下の場合を含む。MTとDUのすべてのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプがTDMであるか、またはMTおよびDUが同じアンテナパネルを使用するとき、MTとDUとの間のリソース多重化タイプがTDMであり、MTおよびDUが異なるアンテナパネルを使用するとき、MTとDUとの間のリソース多重化タイプが半静的SDMまたは動的SDMである。
第1のノードが、第1のノードによってサポートされるリソース多重化タイプを第2のノードに報告する場合、任意選択で、方法200は以下のステップをさらに含む。
S220。第1のノードが、第2のインジケーション情報を第2のノードに送り、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの各アンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用されるか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第1のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第1のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向と方向が同じであるアンテナパネルを表すか、もしくは第1のアンテナパネルは、第1の機能ユニットおよび第2の機能ユニットによって使用される同じアンテナパネルであるか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第2のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第2のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向とは方向が異なるアンテナパネルを表す。言い換えれば、第1のノードは、MTによって使用されるアンテナパネルとDUのアンテナパネルとの間のコロケーション関係を第2のノードに報告し得る(コロケーション関係は、MTによって使用されるアンテナパネルがDUのアンテナパネルと同じであるかどうかを示すために使用される)。
第1の機能ユニットがDUであり、第2の機能ユニットがMTであることが、例として使用される。第1のノードは、第2のインジケーション情報を使用することによって、第1のノード中のDUおよびMTのアンテナパネル間でサポートされるリソース多重化タイプを第2のノードに報告し得、リソース多重化タイプは、特に、MTと、DUの異なるアンテナパネルとの間にあり、MTが1つまたは複数のアンテナパネルを使用することによって送信を実施するときに使用される、リソース多重化タイプである。対応して、第2のノードは、DUおよびMTのアンテナパネル間でサポートされ、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプに基づいて、MTおよびDUが同じアンテナパネルを使用するかどうかを決定し得る。
代替として、たとえば、第1のノードは、第2のインジケーション情報を使用することによって、DUの第1のアンテナパネルとMTとの間でサポートされるリソース多重化タイプ、またはDUの第2のアンテナパネルとMTとの間でサポートされるリソース多重化タイプを第2のノードに報告し得る。さらに、第2のインジケーション情報は、第1のアンテナパネルの識別子をさらに含み得る。
任意選択で、第2のインジケーション情報は、第1のアンテナパネルの識別子または第2のアンテナパネルの識別子をさらに示し得る。アンテナパネルの識別子は、パネルIDまたはセルIDであり得ることを理解されたい。代替として、アンテナパネルは、参照信号の識別子または参照信号リソース識別子、たとえば、同期信号ブロック(synchronization signal block、SSB)の識別子、チャネル状態情報参照信号(channel state information-reference signal、CSI-RS)の識別子、CSI-RSリソースの識別子、サウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)リソースの識別子などを使用することによって識別され得る。これは本明細書では限定されない。
特に、第1のノードおよび/または第2のノードは、参照信号識別子を使用することによって異なるアンテナパネル間で区別し得る。たとえば、ダウンリンク参照信号セット0およびダウンリンク参照信号セット1の場合、各ダウンリンク参照信号セットは、少なくとも1つのダウンリンク参照信号を含む。MTは、ダウンリンク参照信号セット0を受信するかまたは送るためにアンテナパネル0を使用し、ダウンリンク参照信号セット1を受信するかまたは送るためにアンテナパネル1を使用する。したがって、第1のノードは、MTとDUとの間のリソース多重化タイプまたはMTとDUのアンテナパネルとの間のコロケーション関係を報告すべきであり、リソース多重化タイプまたはコロケーション関係は、MTがダウンリンク参照信号セット0およびダウンリンク参照信号セット1を受信するかまたは送るときに使用される。たとえば、IABノードは、IABノードのMTがダウンリンク参照信号セットを受信したときにMTによって使用されるアンテナパネルが、DUのアンテナパネルとコロケートされることを報告し得る。本明細書では、MTによって受信され送られる残りの信号(たとえば、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink share channel、PUSCH)および物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink share channel、PDSCH))、ならびに少なくとも1つのダウンリンク参照信号セットは、空間擬似コロケート(quasi co-located、QCL)関係を有するか、または同じアンテナパネルを使用すると仮定されることに留意されたい。
たとえば、第2のノードは、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプを参照して第1のノードのリソース多重化タイプを構成し得る。たとえば、
第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプが全二重多重化であるとき(本明細書では、第1のノードが全二重多重化をサポートする場合、第1のノードは、デフォルトで、すべての残りのリソース多重化タイプをもサポートしていると見なされ得る)、第2のノードは、TDM、動的SDM、半静的SDM、または全二重を構成し得る。
第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプが半静的SDMであるとき、第2のノードは、TDM、動的SDM、または半静的SDMを構成し得る。
第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプが動的SDMであるとき、第2のノードは、TDMまたは動的SDMを構成し得る。
第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプがTDMであるとき、第2のノードは、TDMを構成し得る。可能な実装では、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプを受信した後に、第2のノードは、第1のノードによって報告されたコンテンツを参照することなしに別の方式で第1のノードのリソース多重化タイプを構成し得る。これは限定されない。
任意選択で、上記のリソース多重化タイプは、様々な能力要件を有する。「能力」は、受信/送信分離、アンテナ分離、干渉抑制能力などというコンテンツのうちの1つまたは複数を含む。通常、IABノードは、以下のシーケンスで、異なるリソース多重化タイプの場合における以下の能力要件を有する:TDM<動的SDM<静的SDM<全二重。具体的には、全二重は、高い受信/送信分離(または比較的高いアンテナ分離、もしくは比較的高い干渉抑制能力)を必要とし、TDMは、比較的低い受信/送信分離(または比較的低いアンテナ分離、もしくは比較的低い干渉抑制能力)を必要とする。第1のノードが、サポート可能なリソース多重化タイプを第2のノードに報告した後に、第2のノードによって第1のノードのために構成されたリソース多重化タイプは、同じまたはより低い能力要件を有するべきである。たとえば、第1のノードが、MTと第1のノード中のDUの1つまたは複数のアンテナパネルとの間でサポートされることが可能なリソース多重化タイプが静的SDMであることを報告した後に、第2のノードによって第1のノードのために構成されるリソース多重化タイプは、静的SDM、動的SDM、またはTDMであり得るが、全二重であることは可能でない。
任意選択で、第2のノードは、第1のノードのために、特殊なソフトリソースのタイプを構成し得る。第1のノードが切替えまたは再アクセスを実施するとき、第1のノードは、特殊なソフトリソースを使用して、対応するMTリソース上で親ノードと通信し、たとえば、ランダムアクセス応答メッセージ(random access response、RAR)を搬送するために使用されるPDSCHまたは物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信し得る。
S230。第1のノードが、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース上でデータを送信し、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースタイプは、リソース多重化タイプに基づいて決定される。
本出願のこの実施形態では、第2のノードは、第1のインジケーション情報を使用することによってリソース多重化タイプを第1のノードに送る。リソース多重化タイプは、第1の機能ユニットの複数のアンテナパネルの各々と第2の機能ユニットとの間の異なるリソース多重化タイプを指す。リソース多重化タイプを取得した後に、第1のノードは、第1の機能ユニットのリソース構成を参照して第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定し、最終的に、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース上でデータを送信し、それにより、複数のアンテナパネルまたはセルの場合においてIABノード中にリソース構成を実装し得る。
実装では、第1のノードのDUは、すべてのアンテナパネルを使用し得、MTは、1つのアンテナパネルを使用し得る。MTとDUの異なるアンテナパネルとの間で異なるリソース多重化タイプがあり得る。たとえば、MTのアンテナパネルがDUのアンテナパネルと同じであるとき、MTとDUのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプは、TDMまたは動的SDMであり得る。別の例では、MTのアンテナパネルがDUのアンテナパネルとは異なるとき、MTとDUのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプは、半静的SDMまたは全二重であり得る。図3において説明されるシナリオが例として使用される。アンテナパネル0およびアンテナパネル1について、アンテナパネル0は、MTおよびDUによって共有され、MTとDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプは、時分割多重化TDMである。しかしながら、アンテナパネル1は、DUのみによって使用される。したがって、MTとDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプは、TDMであり得るか、または半静的SDMであり得る。
上記は、MTが1つのアンテナパネルを使用する例を使用することによって説明されているにすぎず、本出願のこの実施形態に対する限定とはならないことを理解されたい。言い換えれば、MTは、代替として、異なるアンテナパネルを使用することによって受信することまたは送ることを実施し得る。たとえば、MTは、複数のアンテナパネルを使用することによってデータを受信することをサポートするか、またはMTは、複数のアンテナパネルを使用してモビリティ測定、ビームトレーニングなどを実施する。
任意選択で、第2のノードは、さらに、第1の機能ユニットのリソース構成情報を第1のノードに送ってよく、それにより、第1のノードは、第1の機能ユニットのリソース構成情報に基づいて第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース構成を決定し得る。第1のノードが第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース構成を決定する前に、方法200は、以下のステップをさらに含む。
S240。第2のノードが、リソース構成情報を第1のノードに送り、リソース構成情報は、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを示すために使用される。対応して、第1のノードは、リソース構成情報を受信する。
第1のノードは、第1のインジケーション情報中に示されるリソース多重化タイプ、第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース、およびプリセット関係に基づいて、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定する。
特に、第2のノードは、半静的シグナリング(たとえば、RRCシグナリング)またはインターフェースメッセージ(たとえば、F1-APインターフェースメッセージもしくは拡張F1-APインターフェースメッセージ)を使用することによって、リソース構成情報を第1のノードに送り得る。第1のノードは、リソース構成情報を使用することによって、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを学習し得る。次いで、第1のノードは、第1のインジケーション情報中に示されるリソース多重化タイプ、第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース、およびプリセット関係に基づいて、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定する。
プリセット関係は、異なるリソース多重化タイプの場合における、第1のノード中の第1の機能ユニットのリソース構成と第2の機能ユニットのリソース構成との間の対応を含む。本明細書では、異なるリソース多重化タイプでは、DUのリソース構成とMTのリソース構成との間の異なる対応がある。
本出願で説明される実施形態はまた、MTとDUの両方が複数のサブユニットを有する場合に適用され得る。
MTの複数のサブユニットおよびDUの複数のサブユニットは、異なる多重化タイプを有し得、多重化タイプについては、上記の実施形態において説明された。多重化タイプは、第1のノードによって第2のノードに報告され得るか、または第2のノードによって第1のノードのために構成され得る。
たとえば、可能な実装では、第2のノードは、第1のノードのMTの各サブユニットのためにリソースタイプを構成する。MTリソースタイプは、利用可能および利用不可能のうちの少なくとも1つを含む。第1のノードおよび/または第1のノードの親ノードは、MTサブユニットとDUサブユニットとの間の多重化関係に基づいてDUの各サブユニットのリソースタイプを導出し、DUのリソースタイプは、ハードリソース、ソフトリソース、および利用不可能なリソースのうちの少なくとも1つを含む。
別の可能な実装では、第2のノードは、第1のノードのDUの各サブユニットのためにハードリソースまたはソフトリソースとしてリソースタイプを構成し、第1のノードおよび/または第1のノードの親ノードは、MTサブユニットとDUサブユニットとの間の多重化関係に基づいてMTの各サブユニットの各リソースの利用可能性を導出する。
第2のノードによって第1のノードのMTおよびDUサブユニットのために構成されたリソースタイプは、送信方向をさらに含むことがあり、送信方向は、ダウンリンク(downlink、Dによって表される)、アップリンク(uplink、Uによって表される)、およびフレキシブル(flexible、Fによって表される)を含むことを理解されたい。
図4は、異なるリソース多重化タイプの場合における、DUの1つのアンテナパネルのリソース構成とMTのリソース構成との間の対応の概略図である。以下で、図4における特定の例に関してプリセット関係について説明する。
場合1:リソース多重化タイプがTDMである。
この場合、DUの1つのアンテナパネルのリソース構成とMTのリソース構成との間の対応は、次のように反映される。DUのハードリソースの場合、MTの対応するリソースは、利用不可能なリソースであり、具体的には、MTは、リソース上で親ノードと通信しない。代替として、MTの利用不可能なリソースの場合、DUの対応するリソースは、ハードリソースである。図4に示されている10個のスロットについて、TDMでは、スロット1(D-H)、スロット3(D-H)、スロット4(D-H)、スロット5(F-H)、スロット6(F-H)、スロット7(U-H)、およびスロット8(U-H)中のDUに対応するリソースは、ハードリソースであり、これらのスロット中のMTに対応するMTリソースは、利用不可能なリソースである。スロット0(DU中のリソースが利用不可能な(ヌル)リソースである)、スロット2(DU中のリソースがダウンリンクソフトリソースD-Sである)、およびスロット9(DU中のリソースがアップリンクソフトリソースU-Sである)について、これらのスロット中のMTに対応するMTリソースは、利用可能なリソースである。
図4のTDMにおけるDUの1つのアンテナパネルのリソース構成およびMTのリソース構成は、いくつかの例にすぎないことを理解されたい。以下で、TDMシナリオにおける第1のノード中のDUの1つのアンテナパネルのリソース構成およびMTのリソース構成のすべての可能な組合せ方式を提供する。詳細については、表1を参照されたい。
表1において、「MT:Tx」は、MTが、スケジュールされた後に送信を実施すべきであることを示す。「DU:Tx」は、DUが送信を実施し得ることを示す。「MT:Rx」は、MTが(受信されるべき何らかの信号がある場合)信号を受信する能力を有することを示す。「DU:Rx」は、DUが、アップリンク送信を実施するように子ノードをスケジュールし得ることを示す。「MT:Tx/Rx」は、MTが、スケジュールされた後に送信または受信を実施すべきであるが、送信および受信が同時に行われないことを示す。「DU:Tx/Rx」は、DUが、送信を実施するかまたは子ノードからの送信を受信し得るが、送信および受信が同時に行われないことを示す。「IA」は、DUリソースが、利用可能として明示的または暗黙的に示されることを示す。「INA」は、DUリソースが、利用不可能として明示的または暗黙的に示されることを示す。「MT:ヌル」は、MTが送ることを実施せず、MTが受信能力を有する必要がないことを示す。「DU:ヌル」は、DUが送ることを実施せず、子ノードからの送信を受信しないことを示す。
場合2:リソース多重化タイプが静的SDMである。
この場合、DUの1つのアンテナパネルのリソース構成とMTのリソース構成との間の対応は、次のように反映される。DUおよびMTが同じ送信方向を有するとき、DUのハードリソースの場合、MTの対応するリソースは、利用不可能なリソースであり、言い換えれば、MTは、リソース上で親ノードと通信しない。DUおよびMTが反対の送信方向を有するとき、DUのハードリソースの場合、MTの対応するリソースは、利用可能なリソースである。代替として、DUおよびMTが同じ送信方向を有するとき、MTの利用不可能なリソースの場合、DUの対応するリソースは、ハードリソースである。DUおよびMTが反対の送信方向を有するとき、MTの利用可能なリソースの場合、DUの対応するリソースは、ハードリソースであり得る。図4に示されているように、静的SDMでは、スロット1(D-H)、スロット3(D-H)、スロット4(D-H)、スロット5(F-H)、スロット6(F-H)、スロット7(U-H)、およびスロット8(U-H)中のDUに対応するリソースは、ハードリソースであり、DUのそれと同じ送信方向におけるスロット中の、またはフレキシブルリソースに対応するスロット(スロット1、スロット3、スロット5、スロット6、およびスロット8を含み、これらのスロットでは、DUに対応するリソースもフレキシブルリソースである)中のMTに対応するMTリソースは、利用不可能なリソースである。しかしながら、スロット0(DU中のリソースが利用不可能な(ヌル)リソースである)、スロット2(DU中のリソースがダウンリンクソフトリソースD-Sである)、スロット4(DU中のリソースがダウンリンクハードリソースD-Hである)、スロット7(DU中のリソースがアップリンクソフトリソースU-Sである)、およびスロット9(DU中のリソースがアップリンクソフトリソースU-Sである)について、これらのスロット中のMTに対応するMTリソースは、利用可能なリソースである。DUのそれと反対の送信方向を有する(スロット4を含む)スロット中のMTに対応するMTリソースは、利用可能なリソースである。スロット4について、異なるリソース多重化タイプの場合において、DUのリソース構成は異なり、MTのリソース構成は異なることがわかる。
図4のSDMシナリオにおけるDUの1つのアンテナパネルのリソース構成およびMTのリソース構成は、いくつかの例にすぎないことを理解されたい。以下で、表2に示されているように、SDMシナリオにおける第1のノード中のDUの1つのアンテナパネルのリソース構成およびMTのリソース構成のすべての可能な組合せ方式を提供する。
表2における用語の解説または概念については、表1における説明を参照されたい。簡潔のために、詳細について本明細書で再び説明されない。
たとえば、DUのリソースタイプがFであるとき、表2によれば、親ノードは、空間多重化送信を実施すべきかどうかを決定するために、事前にDUの特定の送信方向を知る必要がある。この目的を達成するために、IABノードは、親ノードのDUがスケジューリングを実施するように、事前にDUにおけるFリソースの送信方向を報告し得る。
代替として、別の可能な実装では、IABノードが、DUのFリソースの実際の方向を報告するように構成されないとき、DUのFリソースがハードリソースとして(明示的または暗黙的に)構成された場合、空間多重化送信は実施されず、Fリソースがソフトリソースである場合、動的SDMは実施され、すなわち、動的SDMのみがDUのFリソースのために可能にされる。
場合3:リソース多重化タイプが全二重である。
この場合、MTおよびDUを受信することおよび送ることは、互いに影響を及ぼさないことがあり、すなわち、MTのリソース構成およびDUのリソース構成は、互いに影響を及ぼさない。図4に示されているように、全二重の場合、各スロット中のDUのリソースは、ハードリソースであり得、各スロット中のMTのリソースは、利用可能なリソースであり得る。
場合4:リソース多重化タイプが動的SDMである。
動的SDMと静的SDMとの間の差異は、DUおよびMTがSDMを実施するかどうかが第2のノードのスケジューリングまたはインジケーションに依存する、すなわち、空間多重化が、MTの利用可能なリソースとDUのソフトリソースとの間でのみ実施される、ということにある。図4に示されているように、動的SDMでは、スロット1(D-H)、スロット3(D-H)、スロット5(F-H)、スロット6(F-H)、スロット7(U-H)、およびスロット8(U-H)中のDUに対応するリソースは、ハードリソースであり、DUのそれと同じ送信方向におけるスロット中の、またはフレキシブルリソースに対応するスロット(スロット1、スロット3、スロット5、スロット6、およびスロット8を含み、これらのスロットでは、DUに対応するリソースもフレキシブルリソースである)中のMTに対応するMTリソースは、利用不可能なリソースである。しかしながら、スロット0(DU中のリソースが利用不可能な(ヌル)リソースである)、スロット2(DU中のリソースがダウンリンクソフトリソースD-Sである)、スロット4(DU中のリソースがダウンリンクソフトリソースD-Sある)、スロット7(DU中のリソースがアップリンクソフトリソースU-Sである)、およびスロット9(DU中のリソースがアップリンクソフトリソースU-Sである)について、これらのスロット中のMTに対応するMTリソースは、利用可能なリソースである。動的SDMにおけるDUのリソース構成と静的SDMにおけるDUのリソース構成との間の差異は、動的SDMでは、スロット4中のDUのリソースがソフトリソースである、ということにある。
可能な実装では、DUリソースがFであるとき、動的SDMのみが実施され得る。具体的には、IABノードは、最初に、対応するMTリソースの送信方向を決定し、次いで、DUリソースをスケジュールする。IABノードによって決定されたDUリソース上の送信は、DUおよびMTが送ることを同時に実施すること、またはDUおよびMTが受信することを同時に実施することを可能にし得る。図4のスロットは、本明細書における説明のための例として使用されているにすぎず、本出願の実施形態に対する限定とはならないことを理解されたい。実際には、スロットは、別の時間領域リソース、たとえば、フレーム、サブフレーム、ミニスロット、またはシンボルと交換されてよい。
本出願の実施形態における技術的解決策は、上記の4つの場合に限定されなくてよく、別のリソース多重化タイプ、たとえば、FDM(静的FDMおよび動的FDMを含み、静的FDMにおけるリソース構成は、静的SDMにおけるそれと同じであり、動的FDMにおけるリソース構成は、動的SDMにおけるそれと同じである)にも適用可能であり得ることをさらに理解されたい。これは限定されない。
複数のアンテナパネルをもつシナリオでは、上記のプリセット関係がある。第1のノードが第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを受信した後に、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースは、リソース多重化タイプに対応するプリセット関係を使用することによって決定され得る(たとえば、リソース多重化タイプがTDMである場合、表1が探索されるか、またはリソース多重化タイプがSDMである場合、表2が探索される)。特に、第1の機能ユニットがDUであり、第2の機能ユニットがMTであり、第2のノードが、DUの一部または全部のアンテナパネルのリソース構成を第1のノードに送った場合、第1のノードは、MTとDUのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプを取得し、次いで、リソース多重化タイプに対応するプリセット関係を使用することによって探索を実施して、MTのリソース構成を決定する。代替として、第1の機能ユニットがMTであり、第2の機能ユニットがDUであり、第2のノードが、MTの一部または全部のアンテナパネルのリソース構成を第1のノードに送った場合、第1のノードは、DUとMTのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプを取得し、次いで、リソース多重化タイプに対応するプリセット関係を使用することによって探索を実施して、DUのリソース構成を決定する。
たとえば、第1の機能ユニットはDUであり、第2の機能ユニットはMTである。DUは、すべてのアンテナパネルを使用することができ、MTは、複数のアンテナパネルのうちのただ1つを使用することができると仮定する。この場合、第1のインジケーション情報は、MTとDUの複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用されることが可能である。MTとDUの異なるアンテナパネルとの間で異なるリソース多重化タイプがあり得る。第1のノードは、第1のインジケーション情報中に示されるリソース多重化タイプおよびDUのリソース構成に基づいてMTのリソース構成を決定し得る。たとえば、第1のインジケーション情報は、MTとDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプがTDMであることを示し、第1のノードは、表1を探索することによってMTのリソース構成を取得し得る。代替として、第1のインジケーション情報は、MTとDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプがSDMであることを示し、第1のノードは、表2を探索することによってMTのリソース構成を取得し得る。たとえば、MTとDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプがTDMであるとき、DUのアンテナパネル0のリソース中のスロットがDL-Hである場合、表1から、MTリソースがヌルであることがわかる。
たとえば、第1の機能ユニットはMTであり、第2の機能ユニットはDUである。DUは、すべてのアンテナパネルを使用し得、MTは、複数のアンテナパネルのうちのただ1つを使用し得ると仮定する。この場合、第1のインジケーション情報は、MTのアンテナパネルとDUの各アンテナパネルとの間の対応するリソース多重化タイプを示すために使用され得る。第1のノードは、第1のインジケーション情報中に示されるリソース多重化タイプおよびMTのリソース構成に基づいてDUのリソース構成を決定し得る。たとえば、第1のインジケーション情報は、MTとDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプがTDMであることを示し、第1のノードは、表1を探索することによってDUのリソース構成を取得し得る。代替として、第1のインジケーション情報は、MTとDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプがSDMであることを示し、第1のノードは、表2を探索することによってDUのリソース構成を取得し得る。図5は、MTの1つのアンテナパネルとDUの2つのアンテナパネルとの間の多重化タイプの概略図である。図5に示されているように、MTのアンテナパネルとDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプは、多重化タイプ0であり、MTのアンテナパネルとDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプは、多重化タイプ1である。図5では、MTのリソースは、リソース多重化タイプ0に基づいて導出された結果、およびリソース多重化タイプ1に基づいて導出された結果に基づいて一緒に決定される必要がある。たとえば、第1のノードが、リソース多重化タイプ0およびDUのアンテナパネル0のリソースに基づいて、MTのリソースが利用可能なリソースであると決定し、リソース多重化タイプ1およびDUのアンテナパネル1のリソースに基づいて、MTのリソースが利用不可能なリソースであると決定した場合、リソースは、最終的に、利用可能なリソースとして決定されるべきである。第1のノードが、DUのアンテナパネル0のリソースおよびリソース多重化タイプ0に基づいて、結果が利用不可能なリソースであると決定し、DUのアンテナパネル1のリソースおよびリソース多重化タイプ1に基づいて、結果が利用不可能なリソースであると決定した場合、MTのリソースは、利用不可能なリソースである。
図6は、図5のシナリオにおける例を示す。図6に示されているように、MTのリソースとDUのアンテナパネル0のリソースとの間のリソース多重化タイプ0は、TDMである。MTのリソースとDUのアンテナパネル1のリソースとの間のリソース多重化タイプ1は、SDMである。スロット0、スロット1、スロット2、スロット3、スロット4、およびスロット5において、MTのリソースは、それぞれ、D、D、D、U、U、およびUであり、DUのアンテナパネル0のリソースは、それぞれ、D-S、D-H、U-S、U-S、U-H、およびD-Sであり、DUのアンテナパネル1のリソースは、それぞれ、D-S、D-H、U-H、U-S、U-H、およびD-Hである。
第2のノードは、第1のノードのDUのすべての異なるアンテナパネルのためにリソースを構成し得る。たとえば、リソースタイプは、D-S、D-H、U-S、U-H、F-H、F-S、およびNAを含み得る。加えて、MTのリソースは、DUの複数のアンテナパネルのリソース構成に基づいて第1のノードによって一緒に導出され得る。同じリソースについて、DUの異なるアンテナパネルは、異なるリソース構成を有し得る。図6では、DUの(スロット2に対応する)同じアップリンクリソースについて、アップリンクリソースは、アンテナパネル0上ではソフトリソースであり、アンテナパネル1上ではハードリソースであり、MTの対応するリソースは、ダウンリンクリソースである(ステータスは利用可能なリソースである)。MTの利用可能なリソースは、DUのアンテナパネル0およびアンテナパネル1のリソース構成に基づいて一緒に導出される。言い換えれば、スロット2中のMTに対応する利用可能なリソースは、DUのアンテナパネル0に基づいて導出されたMTの利用可能なリソースと、DUのアンテナパネル1に基づいて導出されたMTの利用可能なリソースとの交差に基づいて取得される。
代替として、第2のノードは、第1のノードのDUのいくつかのアンテナパネルのためにリソースを構成し得る。たとえば、リソースタイプは、D-S、D-H、U-S、U-H、F-H、F-S、およびNAを含み得る。たとえば、第2のノードは、第1のノードのDUのために、MTのアンテナパネルと同じアンテナパネルのリソースを構成し得、それにより、第1のノードは、プリセット関係およびリソース多重化タイプに基づいてMTのリソースを導出することができる。別のアンテナパネルのリソースについて、第1のノードは、リソース多重化タイプおよびMTのリソースに基づいてリソースを導出し得る。本明細書では、第1のノードの導出方式は、導出結果が、異なるリソース多重化タイプの場合においてプリセット関係を満たすとすれば、限定されなくてよい。図6では、第2のノードがDUのアンテナパネル0のリソースを構成した場合、第1のノードは、リソース多重化タイプ(TDM)およびプリセット関係に基づいてMTのリソース構成を導出し得る。さらに、DUのアンテナパネル1のリソースは、MTのリソース(リソースが利用可能であるかどうか)、リソース多重化タイプ(SDM)、およびプリセット関係に基づいて導出され得る。
代替として、第2のノードは、第1のノードのためにMTのリソースを構成し得る。第1のノードは、MTのリソース構成に基づいて、および、MTと、MTのアンテナパネルと同じアンテナパネルを使用するDUとの間のリソース多重化タイプを参照して、MTのアンテナパネルとアンテナパネルが同じであるDUのリソース構成を取得し得るか、またはMTのリソース構成に基づいて、および、MTと、MTのアンテナパネルとは異なるアンテナパネルを使用するDUとの間のリソース多重化タイプを参照して、MTのアンテナパネルとは異なるアンテナパネルを使用するDUのリソース構成を取得し得る。
したがって、第2のノードによって第1のノードのために最初に構成されたリソースがMTリソースであるかDUリソースであるかにかかわらず、第1のノードは、プリセット関係およびリソース多重化タイプに基づいて、対応するリソース構成を導出し得る。
上記は、第2のノードが第1のノードのためにDUリソースを構成したときにMTリソースが導出されるか、または第1のノードのためにMTリソースが構成されたときにDUリソースが導出される例について説明している。実際には、第2のノードは、完全な構成方式で第1のノードのリソースをさらに構成し得る。具体的には、第2のノードは、第1のノードのために、(利用可能なリソースおよび利用不可能なリソースを含む)MTリソースと、(ソフトリソースおよびハードリソースを含む)DUリソースとを同時に構成する。本明細書では、第1のノードは、上記のプリセット関係に基づいてリソースを導出する必要がない。しかしながら、第2のノードによって構成される、MTのいずれかのアンテナパネルのリソース構成、およびDUのいずれかのアンテナパネルのリソース構成は、対応するリソース多重化タイプの場合においてリソース構成制約(すなわち、上記のプリセット関係)を満たさなければならない。
上記の例(たとえば、図5または図6)は、第1のノード中のDUの複数のアンテナパネルとMTの1つのアンテナパネルとの実施形態について説明している。任意選択で、MTは、代替として、複数のアンテナパネルを使用し得る。以下で、DUの複数のアンテナパネルとMTの複数のアンテナパネルとの実施形態について説明する。以下の実施形態におけるリソース多重化タイプおよびプリセット関係などの用語または概念については、上記の説明を参照することを理解されたい。詳細について以下で再び説明されない。
第2のノードが、最初に、第1のノードのためにMTの各アンテナパネルのリソースを構成した場合、第1のノードは、MTの各アンテナパネルのリソースおよびプリセット関係に基づいてDUの各アンテナパネルのリソースを決定し得る。利用可能なリソースセットが、MTのアンテナパネルごとに独立して構成され得る。MTの異なるアンテナパネルの利用可能なリソースは、時間領域もしくは空間領域において直交であり得るか、または時間領域もしくは空間領域において重複し得る。これは限定されない。対応して、第1のノードは、MTの異なるアンテナパネルのリソース構成に基づいて、DUの1つのアンテナパネルのリソース構成のリソース構成結果が異なり得ると決定し得る。任意選択で、第1のノードは、以下の原理に従ってDUリソースを決定し得る。1つのDUリソース(たとえば、1つのスロットまたは1つのシンボル)について、MTの異なるアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果がそれぞれ、ハードリソースである場合、DUリソースは、ハードリソースである。MTの1つのアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果がソフトリソースである場合、すなわち、DUリソースの結果が、MTの複数のアンテナパネルのうちのただ1つのためにさえソフトリソースとして導出された場合、DUリソースは、ソフトリソースである。言い換えれば、DUのソフトリソースは、MTの異なるアンテナパネルに基づいて決定されたソフトリソースの和集合である。
同様に、第2のノードが、最初に、第1のノードのためにDUの各アンテナパネルのリソースを構成した場合、第1のノードは、DUの各アンテナパネルのリソースおよびプリセット関係に基づいてMTの各アンテナパネルのリソースを決定し得る。もちろん、MTの各アンテナパネルのリソースが、利用可能なリソースであるかどうかは、DUの複数のアンテナパネルの導出結果に基づいて決定され得る。
任意選択で、第1のノードは、以下の原理に従ってMTリソースを決定し得る。1つのMTリソースについて、DUの異なるアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果がそれぞれ、利用不可能なリソースである場合、MTリソースは、利用不可能なリソースである。DUの1つのアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果が、利用可能なリソースである場合、すなわち、MTリソースの結果が、DUの複数のアンテナパネルのうちのただ1つのためにさえ利用可能なリソースとして導出された場合、MTリソースは、利用可能なリソースである。言い換えれば、MTの利用可能なリソースは、DUの異なるアンテナパネルに基づいて決定された利用可能なリソースの和集合である。
任意選択で、第1のノードは、代替として、以下の原理に従ってMTリソースを決定し得る。1つのMTリソースについて、DUの異なるアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果がそれぞれ、利用可能なリソースである場合、MTリソースは、利用可能なリソースである。DUの1つのアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果が、利用不可能なリソースである場合、すなわち、MTリソースの結果が、DUの複数のアンテナパネルまたはセルのうちのただ1つのためにさえ利用不可能なリソースとして導出された場合、MTリソースは、利用不可能なリソースである。言い換えれば、MTの利用不可能なリソースは、DUの異なるアンテナパネルに基づいて決定された利用不可能なリソースの和集合である。
図7は、DUの複数のアンテナパネルとMTの複数のアンテナパネルとの例の概略図である。図7に示されているように、MTのアンテナパネル0とDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプは、00であり、MTのアンテナパネル0とDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプは、01であり、MTのアンテナパネル1とDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプは、10であり、MTのアンテナパネル1とDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプは、11である。図7のリソース多重化タイプは、異なるアンテナパネル間の可能な組合せ関係について説明するための例にすぎない。もちろん、特定のリソース多重化タイプ、たとえば、静的SDM、動的SDM、TDM、または全二重については、上記の説明を参照されたい。詳細について本明細書で再び説明されない。図7では、DUのアンテナパネル0のリソースは、リソース多重化タイプ00に基づいて導出された結果、およびリソース多重化タイプ10に基づいて導出された結果に基づいて一緒に決定される必要がある。たとえば、第1のノードが、リソース多重化タイプ00に基づいて、DUのアンテナパネル0のリソースaがソフトリソースであると決定し、リソース多重化タイプ10に基づいて、DUのアンテナパネル0のリソースaがハードリソースであると決定した場合、リソースaは、最終的に、DUリソースを決定する上記の原理に従ってソフトリソースとして決定されるべきである。DUのアンテナパネル1のリソースは、リソース多重化タイプ01に基づいて導出された結果、およびリソース多重化タイプ11に基づいて導出された結果に基づいて一緒に決定される必要がある。たとえば、第1のノードが、リソース多重化タイプ01に基づいて、DUのアンテナパネル1のリソースbがハードリソースであると決定し、リソース多重化タイプ11に基づいて、DUのアンテナパネル0のリソースbがハードリソースであると決定した場合、リソースbは、最終的に、DUリソースを決定する上記の原理に従ってハードリソースとして決定されるべきである。
図7の例は、当業者が理解しやすくするためのものであり、本出願の実施形態の保護範囲に関する限定を構成すべきでないことを理解されたい。
上記の実施形態は、第1のノードによって、MTリソース構成に基づいてDUリソースタイプを導出するための方法、および第1のノードによって、DUリソース構成に基づいてMTリソースタイプを導出するための方法について説明している。任意選択で、導出方法は、第1のノードの親ノードまたはドナーノードにも適用可能である。たとえば、親ノードまたはドナーノードは、上記の導出方法を使用することによって第1のノードのMTリソース構成に基づいてDUリソースタイプを導出するか、または第1のノードのDUリソース構成に基づいてMTリソースタイプを導出する。
本出願のこの実施形態では、特定の物理的信号(たとえば、ブロードキャスト同期信号ブロックまたは参照信号)の送信または受信の成功を保証するために、DUまたはMTのリソース構成が調整され得る。したがって、IABのリソース構成はよりフレキシブルである。以下で、詳細な説明を提供する。もちろん、調整は、複数のアンテナパネルをもつシナリオに限定されず、すなわち、調整は、単一のアンテナパネルをもつシナリオにも適用可能である。
任意選択で、方法200は、
第1のノードのDUまたはMT中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードによって、DUのリソース構成中のリソースを調整することをさらに含む。送信されるべき信号に対応するリソースは、第1タイプのリソースである。第1タイプのリソースは、ハードリソースである。DUのリソース構成が決定される場合が、説明のための例として使用される。
送信されるべき信号は、同期信号(synchronization signal、SS)/物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel、PBCH)ブロック(block)(もしくは同期信号ブロックSSBと呼ばれる)であり得るか、またはランダムアクセスチャネル(random access channel、RACH)であり得る。SSBは、UEにアクセスするためにIABノードによって送信されるSSBセットを含み得るか、またはIABノード間の相互発見のために使用されるSSBセットを含み得ることを理解されたい。これは限定されない。同様に、RACHチャネルは、UEまたは残りのIABノードによってIABノードに送信されるRACHを含み得る。
本明細書において、DUのリソース構成中のリソースを調整する目的は、送信されるべき信号を受信することおよび送信することが常に実現可能であることを保証することである。具体的には、MT中に、送信されるべき信号があり、DU中の対応するリソースがこの場合はハードリソースである場合、DU中の対応するリソース(すなわち、ハードリソース)は、MTにおける送信されるべき信号の送信または受信の成功を保証するために調整され得る。DU中に、送信されるべき信号があり、DU中の対応するリソースが、この場合はソフトリソースまたは利用不可能なリソースである場合、DU中の対応するリソースは、DUにおける送信されるべき信号の送信または受信の成功を保証するために、ハードリソースに調整され得る。
リソース調整の粒度は、本出願のこの実施形態では特に限定されず、スロットレベル変換、シンボルレベル変換などであり得ることを理解されたい。たとえば、スロットレベル変換は、信号を含むスロット全体に対応するリソースがハードリソースに変換されることを意味する。シンボルレベル変換は、信号を含むシンボルに対応するリソースのみがハードリソースに変換されることを意味する。
任意選択で、DU中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードによって、DUのリソース構成を調整することは、
第1のノードが、DUのリソース構成中の第1のリソースが第2タイプのリソースであると決定した場合、第1のノードによって、第1のリソースを第1タイプのリソースに調整することを含む。第1のリソースは、送信されるべき信号を送信するために第1のノードのDUによって使用されるリソースである。第2タイプのリソースは、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースである。
本明細書における「調整」は、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースをハードリソースに変換することを指す。本明細書における「調整」は、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースが以前に構成されたが、実際の通信ではハードリソースとして直接使用されること、として理解されてよい、ということを理解されたい。言い換えれば、第1のリソースがソフトリソースであるか利用不可能なリソースであるかにかかわらず、DUは、第1のリソース上で、送信されるべき信号を送信する必要がある。本明細書における「調整」では、リソースを調整するための別個の構成情報がなくてよいが、代わりに、「調整された」リソースが、実際の使用中に上記のプリセット関係(たとえば、表1または表2のプレゼント関係)によって制約されるルールを突破することがあり、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースがハードリソースとして使用されることを理解されたい。
言い換えれば、第1のノードにおけるDU中に、送信されるべき信号があるが、送信されるべき信号を送信するために使用される第1のリソースが、時間領域においてソフトリソースまたは利用不可能なリソースである場合、DUにおいて送信されるべき信号を送信することまたは受信することに影響を及ぼすのを回避するために、第1のリソースはハードリソースに変換され得る。
任意選択で、第1のノードにおけるDU中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードによって、DUのリソース構成を調整することは、
第1のノードが、DUのリソース構成中の第2のリソースが第1タイプのリソースであると決定した場合、第1のノードによって、第2のリソースを第2タイプのリソースに調整することを含む。第2のリソースは、時間領域において、第1のノードのMT中で、送信されるべき信号を送信するために使用されるリソースと重複するリソースである。第2のリソースは、DU中のリソースである。本明細書における重複することは、時間領域において重複することであり、必ずしも周波数領域では発生しないことを理解されたい。
本明細書における「調整」は、ハードリソースをソフトリソースまたは利用不可能なリソースに変換することを指す。本明細書における「調整」は、ハードリソースが以前に構成されたが、実際の通信ではソフトリソースまたは利用不可能なリソースとして直接使用されること、として理解されてよい、ということを理解されたい。具体的には、時間領域において第2のリソースと重複するリソースが、ハードリソースであるかソフトリソース(または利用不可能なリソース)であるかにかかわらず、MTは、第2のリソース上で、送信されるべき信号を送信する必要がある。本明細書における「調整」では、リソースを調整するための別個の構成情報がなくてよいが、代わりに、「調整された」リソースロケーションが、実際の使用中に上記のプリセット関係(たとえば、表1または表2のプレゼント関係)によって制約されるルールを突破することがあり、ハードリソースがソフトリソースまたは利用不可能なリソースとして使用されることを理解されたい。
言い換えれば、第1のノードにおけるMT中に、送信されるべき信号があるが、時間領域において、送信されるべき信号を送信するために使用されるリソースに対応し、DU中にある第2のリソースが、ハードリソースである場合、MTにおいて送信されるべき信号を送信することまたは受信することに影響を及ぼさないことを目的として、第2のリソースは、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースに変換されてよく、すなわち、第2のリソース上でのDUの信号送信は、停止される必要がある。
理解しやすいように、以下で、図8Aおよび図8Bの例を参照しながら説明を提供する。図8Aおよび図8Bに示されているように、図8Aおよび図8Bの上側部分の図は、DUにおける、調整の前のリソース構成、および調整されたリソース構成を示す。図8Aおよび図8Bの下側部分は、MTにおける、調整の前のリソース構成、および調整されたリソース構成を示す。図8Aおよび図8B中のRは、信号、たとえば、SSBまたはRACHを表す。DUのリソース構成を調整することが、説明のための例として使用される。DUのリソース構成の周期性は、(ハードリソースに対応する5つのリソースユニット、およびソフトリソースに対応する5つのリソースユニットを含む)10個のリソースユニットであり、信号の送信の周期性は、40個のリソースユニットであることがわかる。信号が受信されるかまたは送信されたとき、複数の信号リソースが、時間領域においてDUのソフトリソースと重複し得る。DUにおいて周期的に送信されるかまたは受信される信号が、構成を通して時間領域においてハードリソースと完全に重複する必要がある場合、DUの(ソフトリソースおよびハードリソースを含む)リソース構成の構成周期性は、信号の送信周期性と等価である必要がある。たとえば、信号はSSBであり、SSBの周期性は160ミリ秒(ms)であり得、(サブキャリア間隔が60kHzである)640個のスロットがその中に含まれ得ると仮定する。DUのリソース構成の周期性が増加された場合、シグナリングオーバーヘッドは大幅に増加される。
オーバーヘッドの増加を回避するために、DU中のリソースが調整され得る。図8Aおよび図8Bは、DUの調整されたリソース構成を示している。時間領域において複数の信号リソースと重複するDU中のソフトリソースは、DUにおける周期信号の送信の成功を保証するために、ハードリソースに調整されて、それにより、シグナリングオーバーヘッドが増加することが回避される。たとえば、SSBを送信するためにDUによって使用されるリソース、またはRACHを受信するためにDUによって使用されるリソースは、DUのソフトリソースと重複する(たとえば、時間領域において重複する)ことがあり、DUのソフトリソースはハードリソースに調整され得る。代替として、SSBを受信するためにMTによって使用されるリソース、またはRACHを送信するためにMTによって使用されるリソースは、MTの利用不可能なリソースと重複する(たとえば、時間領域において重複する)ことがあり、MTの利用不可能なリソースは、利用可能なリソースに調整され得る。
上記で、図8Aおよび図8BにおけるDUのリソース構成を調整する方式について説明した。MTのリソース構成については、上記の方式を参照されたく、利用不可能なリソースは利用可能なリソースに調整されることを理解されたい。簡潔のために、どのようにMTのリソース構成を調整すべきかについて、本明細書では説明されない。MTのリソース構成の周期性がDUのリソース構成の周期性と同じである例が、図8Aおよび図8Bにおける説明のために使用されることをさらに理解されたい。しかしながら、DUのリソース構成の周期性がMTのリソース構成の周期性と同じであるかどうかは、本出願のこの実施形態では限定されず、DUのリソース構成およびMTのリソース構成の周期性は、同じであり得るかまたは異なり得る。
言い換えれば、SSBを送信するために使用されるリソース(たとえば、DUリソース)は、本質的にハードリソースであるべきである。代替として、RACHを受信するために使用されるリソース(DUリソース)は、本質的にハードリソースであるべきである。別の可能な場合では、MTリソース中にあり、SSBを受信するために(またはRACHを送信するために)使用されるリソースが、時間領域において、DUリソース中にあり、SSBを送信するために(またはRACHを受信するために)使用されるリソースと重複する場合、MTリソース上でSSBを受信すること(またはRACHを送信すること)が、優先的に実施されてよい。すなわち、DUの対応するリソース中にあり、SSBを送信するために(またはRACHを受信するために)使用されるリソースは、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースと見なされる。
上記で、DUのリソース構成が調整される必要がある場合について説明した。周期的に送信されるかまたは受信される別の信号、たとえば、IABノードが構成することを親ノードに要求するCSI-RS信号などの参照信号について、上記で決定されたリソース構成は、対応する送信することまたは受信することのために使用されてよく、DUのリソース構成を調整する必要はないことを理解されたい。
上記は、DUのリソース構成が調整される必要がある場合について説明していることをさらに理解されたい。可能な実装では、MTのリソース構成が代替として調整され得る。たとえば、比較的高い優先度をもつ信号が、DUにおいて送信される必要があり、信号が、時間領域において、MTのリソース構成に対応するリソース(利用可能なリソース)と重複する場合、MTの対応するリソースは、DUにおける信号の送信の成功を保証するために、利用不可能なリソースに調整され得る。たとえば、SSBを送信するかまたはRACHを受信するためにDUによって使用されるリソースは、時間領域においてMTの利用可能なリソースと重複することがある。この場合、MTの利用可能なリソースは、利用不可能なリソースに調整されてよく、すなわち、親ノードは、対応するロケーションにおいて、PDSCHまたはPUSCHなどの信号を送信するようにIABノードのMTをスケジュールしない。
図4から図8Aおよび図8Bにおける例は、当業者が本出願の実施形態を理解するのを助けるために提供されているにすぎず、本出願の実施形態を、例に示されている特定のシナリオに限定することを意図されていないことを理解されたい。当業者は、図4から図8Aおよび図8Bに示されている例に従って様々な等価な修正または変更を明らかに行うことができ、そのような修正または変更も、本出願の実施形態の範囲内に入る。
本出願の実施形態における解決策は、使用のために適切に組み合わされてよく、実施形態における用語の解説または説明は、実施形態において相互に参照または解説され得ることをさらに理解されたい。これは限定されない。
上記の処理のシーケンス番号は、本出願の様々な実施形態における実行シーケンスを意味しないことをさらに理解されたい。処理の実行シーケンスは、処理の機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装処理に対するいかなる限定としても解釈されるべきではない。
上記は、図1から図8Aおよび図8Bを参照しながら本出願の実施形態によるリソース構成方法について詳細に説明している。以下で、図9から図12を参照しながら本出願の実施形態によるリソース構成装置について説明する。方法実施形態において説明される技術的特徴は、以下の装置実施形態にも適用可能であることを理解されたい。
図9は、本出願の実施形態によるリソース構成装置900の概略ブロック図である。装置900は、上記の方法実施形態において第1のノードによって実施される方法を実施するように構成される。任意選択で、装置900の特定の形態は、リレーノードまたはリレーノード中のチップであり得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。装置900は、
第2のノードによって送信された第1のインジケーション情報を受信するように構成された、トランシーバモジュール910であって、第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用される、トランシーバモジュール910を含み、
トランシーバモジュール910は、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース上でデータを送信するようにさらに構成され、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースタイプは、リソース多重化タイプに基づいて決定される。
任意選択の実装では、トランシーバモジュール910は、第2のノードからリソース構成情報を受信するようにさらに構成され、リソース構成情報は、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを示すために使用され、
第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースは、リソース多重化タイプ、第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース、およびプリセット関係に基づいて決定され、プリセット関係は、異なるリソース多重化タイプの場合における、第1のノード中の第1の機能ユニットのリソース構成と第2の機能ユニットのリソース構成との間の対応を含む。
任意選択の実装では、トランシーバモジュール910は、第2のインジケーション情報を第2のノードに送信するようにさらに構成され、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの各アンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用されるか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第1のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第1のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向と方向が同じであるアンテナパネルを表すか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第2のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第2のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向とは方向が異なるアンテナパネルを表す。
任意選択で、第1の機能ユニットはモバイル端末MT機能ユニットであり、第2の機能ユニットは分散ユニットDUである。代替として、第1の機能ユニットは分散ユニットDUであり、第2の機能ユニットはモバイル端末MT機能ユニットである。
任意選択の実装では、DUのリソース構成が決定されたとき、本装置は、
第1のノードのDUまたはMT中に、送信されるべき信号がある場合、DUのリソース構成中のリソースを調整するように構成された、処理モジュール920をさらに含み、送信されるべき信号に対応するリソースが、第1タイプのリソースである。
任意選択の実装では、本装置のDU中に、送信されるべき信号がある場合、処理モジュール920が、DUのリソース構成を調整するように構成されることは、
DUのリソース構成中の第1のリソースが第2タイプのリソースであると決定された場合、第1のリソースを第1タイプのリソースに調整することであって、第1のリソースは、送信されるべき信号を送信するために第1のノードのDUによって使用されるリソースである、ことを特に含む。
任意選択の実装では、本装置のMT中に、送信されるべき信号がある場合、処理モジュール920が、DUのリソース構成を調整するように構成されることは、
DUのリソース構成中の第2のリソースが第1タイプのリソースであると決定された場合、第2のリソースを第2タイプのリソースに調整することであって、第2のリソースは、時間領域において、第1のノードのMT中で、送信されるべき信号を送信するために使用されるリソースと重複するリソースである、ことを特に含む。
任意選択で、送信されるべき信号は、同期信号ブロックSSBおよびランダムアクセスチャネルRACH信号という信号のうちの1つまたは複数を含む。
本出願のこの実施形態によるデータ送信装置900は、上記の方法実施形態における第1のノードの方法、たとえば、図3の方法に対応し得ることを理解されたい。加えて、装置900中のモジュールの上記および他の管理動作および/または機能は、上記の方法実施形態における第1のノードの方法の対応するステップを実装するためにそれぞれ使用される。したがって、上記の方法実施形態における有益な効果も実装され得る。簡潔のために、詳細について本明細書で再び説明されない。
装置900中のモジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの形態で実装され得ることをさらに理解されたい。これは特に限定されない。言い換えれば、装置900は、機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、特定用途向け集積回路ASIC、回路、1つもしくは複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、および/または上記の機能を提供することができる別の構成要素であり得る。任意選択で、単純な実施形態では、当業者は、装置900が図10に示されている形態であり得ると理解されよう。処理モジュール920は、図10に示されているプロセッサ1001を使用することによって実装され得る。トランシーバモジュール910は、図10に示されているトランシーバ1003を使用することによって実装され得る。特に、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実装される。任意選択で、装置900がチップであるとき、トランシーバモジュール910の機能および/または実装処理は、代替として、ピン、回路などによって実装され得る。任意選択で、メモリは、チップ中の記憶ユニット、たとえば、レジスタまたはバッファである。記憶ユニットは、代替として、コンピュータデバイス中にあり、チップの外部に位置する記憶ユニット、たとえば、図10に示されているメモリ1002であり得る。
図10は、本出願の実施形態によるリソース構成装置1000の概略構造図である。図10に示されているように、装置1000は、プロセッサ1001を含む。
可能な実装では、プロセッサ1001は、以下の行為、即ち、第2のノードによって送信された第1のインジケーション情報を受信することであって、第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用される、ことと、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース上でデータを送信することであって、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースタイプは、リソース多重化タイプに基づいて決定される、こととを実施するためのインターフェースを呼び出すように構成される。
プロセッサ1001は、上記の受信することと送信することとの行為を実施するためのインターフェースを呼び出し得ることを理解されたい。呼び出されるインターフェースは、論理インターフェースまたは物理インターフェースであり得る。これは限定されない。任意選択で、物理インターフェースは、トランシーバを使用することによって実装され得る。任意選択で、装置1000は、トランシーバ1003をさらに含む。
任意選択で、装置1000は、メモリ1002をさらに含む。メモリ1002は、上記の方法実施形態におけるプログラムコードを記憶してよく、それにより、プロセッサ1001は、プログラムコードを呼び出す。
特に、装置1000が、プロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003を含む場合、プロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003は、内部接続経路を使用することによって互いに通信して、制御信号および/またはデータ信号を転送する。可能な設計では、プロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003は、チップを使用することによって実装されてよく、プロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003は、同じチップ中で実装され得るか、または異なるチップ中で別々に実装され得るか、またはプロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003のいずれか2つの機能が1つのチップ中で実装される。メモリ1002は、プログラムコードを記憶し得、プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶されたプログラムコードを呼び出して、装置1000の対応する機能を実装する。
装置1000は、上記の実施形態において第1のノード側上で別のステップおよび/または動作を実施するようにさらに構成され得ることを理解されたい。簡潔のために、詳細について本明細書で再び説明されない。
図11は、本出願の実施形態によるリソース構成装置1100の概略ブロック図である。装置1100は、上記の方法実施形態において第2のノードによって実施される方法を実施するように構成される。第2のノードは、第1のノードの親ノードである。任意選択で、装置1100の特定の形態は、リレーノードもしくはリレーノード中のチップであり得るか、またはドナー基地局もしくはドナー基地局中のチップであり得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。装置1100は、
第1のインジケーション情報を決定するように構成された、処理モジュール1110であって、第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用され、リソース多重化タイプは、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定するために第1のノードによって使用される、処理モジュール1110と、
第1のインジケーション情報を第1のノードに送信するように構成された、トランシーバモジュール1120とを含む。
任意選択の実装では、トランシーバモジュール1120は、
リソース構成情報を第1のノードに送信するようにさらに構成され、リソース構成情報は、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを示すために使用される。
任意選択の実装では、トランシーバモジュール1120は、第1のノードによって送信された第2のインジケーション情報を受信するようにさらに構成され、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの各アンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用されるか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第1のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第1のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向と方向が同じであるアンテナパネルを表すか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第2のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第2のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向とは方向が異なるアンテナパネルを表す。
処理モジュール1110が、第1のインジケーション情報を決定するように構成されることは、
第2のノードによって、第2のインジケーション情報に基づいて第1のインジケーション情報を決定することを含む。
任意選択で、第1の機能ユニットはモバイル端末MT機能ユニットであり、第2の機能ユニットは分散ユニットDUである。代替として、第1の機能ユニットは分散ユニットDUであり、第2の機能ユニットはモバイル端末MT機能ユニットである。
本出願のこの実施形態によるデータ送信装置1100は、上記の方法実施形態における第2のノードの方法、たとえば、図11の方法に対応し得ることを理解されたい。加えて、装置1100中のモジュールの上記および他の管理動作および/または機能は、上記の方法実施形態における第2のノードの方法の対応するステップを実装するためにそれぞれ使用される。したがって、上記の方法実施形態における有益な効果も実装され得る。簡潔のために、詳細について本明細書で再び説明されない。
装置1100中のモジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの形態で実装され得ることをさらに理解されたい。これは特に限定されない。言い換えれば、装置1100は、機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、特定用途向け集積回路ASIC、回路、1つもしくは複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、および/または上記の機能を提供することができる別の構成要素であり得る。任意選択で、単純な実施形態では、当業者は、装置1100が図12に示されている形態であり得ると理解されよう。処理モジュール1110は、図12に示されているプロセッサ1201を使用することによって実装され得る。トランシーバモジュール1120は、図12に示されているトランシーバ1203を使用することによって実装され得る。特に、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実装される。任意選択で、装置1100がチップであるとき、トランシーバモジュール1120の機能および/または実装処理は、代替として、ピン、回路などによって実装され得る。任意選択で、メモリは、チップ中の記憶ユニット、たとえば、レジスタまたはバッファである。記憶ユニットは、代替として、コンピュータデバイス中にあり、チップの外部に位置する記憶ユニット、たとえば、図12に示されているメモリ1202であり得る。
図12は、本出願の実施形態によるリソース構成装置1200の概略構造図である。図12に示されているように、装置1200は、プロセッサ1201を含む。
可能な実装では、プロセッサ1201は、第1のインジケーション情報を決定するように構成され、第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用され、リソース多重化タイプは、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定するために第1のノードによって使用され、プロセッサ1201は、以下の行為、即ち、第1のインジケーション情報を第1のノードに送信すること、を実施するためのインターフェースを呼び出すようにさらに構成される。
プロセッサ1201は、上記の受信することと送信することとの行為を実施するためのインターフェースを呼び出し得ることを理解されたい。呼び出されるインターフェースは、論理インターフェースまたは物理インターフェースであり得る。これは限定されない。任意選択で、物理インターフェースは、トランシーバを使用することによって実装され得る。任意選択で、装置1200は、トランシーバ1203をさらに含む。
任意選択で、装置1200は、メモリ1202をさらに含む。メモリ1202は、上記の方法実施形態におけるプログラムコードを記憶してよく、それにより、プロセッサ1201は、プログラムコードを呼び出す。
特に、装置1200が、プロセッサ1201、メモリ1202、およびトランシーバ1203を含む場合、プロセッサ1201、メモリ1202、およびトランシーバ1203は、内部接続経路を使用することによって互いに通信して、制御信号および/またはデータ信号を転送する。可能な設計では、プロセッサ1201、メモリ1202、およびトランシーバ1203は、チップを使用することによって実装されてよく、プロセッサ1201、メモリ1202、およびトランシーバ1203は、同じチップ中で実装され得るか、または異なるチップ中で別々に実装され得るか、またはプロセッサ1201、メモリ1202、およびトランシーバ1203のいずれか2つの機能が1つのチップ中で実装される。メモリ1202は、プログラムコードを記憶し得、プロセッサ1201は、メモリ1202に記憶されたプログラムコードを呼び出して、装置1200の対応する機能を実装する。
装置1200は、上記の実施形態において第2のノード側上で別のステップおよび/または動作を実施するようにさらに構成され得ることを理解されたい。簡潔のために、詳細について本明細書で再び説明されない。
本出願の実施形態において開示される方法は、プロセッサに適用され得るか、またはプロセッサによって実装され得る。プロセッサは集積回路チップであり得、信号処理能力を有する。実装処理において、上記の方法実施形態におけるステップは、プロセッサ中のハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装されることが可能である。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート、トランジスタ論理デバイス、個別ハードウェア構成要素、システムオンチップ(system on chip、SoC)、中央処理ユニット(central processor unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号処理回路(digital signal processor、DSP)、マイクロコントローラユニット(micro controller unit、MCU)、プログラマブルコントローラ(programmable logic device、PLD)、または別の集積チップであり得る。プロセッサは、本出願の実施形態において開示される方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実施し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本出願の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサを使用することによって直接実行され、達成され得るか、または復号プロセッサにおいてハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行され、達成され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野における成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体はメモリ中に位置し、プロセッサは、メモリ中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法におけるステップを完了する。
本出願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであり得るか、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含み得ることが理解されよう。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(プログラマブルROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(消去可能PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(電気的EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用される、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であり得る。限定的ではなく例示的な説明を通して、RAMの多くの形態が使用されてよく、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(スタティックRAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(ダイナミックRAM、DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(シンクロナスDRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ダブルデータレートSDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(拡張SDRAM、ESDRAM)、シンクロナスリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(シンクリンクDRAM、SLDRAM)、およびダイレクトラムバスダイナミックランダムアクセスメモリ(ダイレクトラムバスRAM、DR RAM)が使用され得る。本明細書で説明されるシステムおよび方法のメモリは、これらのメモリおよび別の適切なタイプの任意のメモリを含むが、それらに限定されないことに留意されたい。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、図3から図8Aおよび図8Bに示されている実施形態のいずれか1つにおける方法を実施することを可能にされる。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、コンピュータ可読媒体をさらに提供する。コンピュータ可読媒体はプログラムコードを記憶する。プログラムコードがコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、図3から図8Aおよび図8Bに示されている実施形態のいずれか1つにおける方法を実施することを可能にされる。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、上記の第1のノードおよび第2のノードを含む、システムをさらに提供する。
本出願の実施形態において、「第1」、「第2」などの数は、異なる対象物の間で区別するために、たとえば、異なるノードまたはインジケーション情報の間で区別するために使用されているにすぎず、本出願の実施形態の範囲に関する限定を構成しないことを理解されたい。本出願の実施形態はそれに限定されない。
本明細書における「および/または」という用語は、関連する対象物について説明するための関連付け関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表すことをさらに理解されたい。たとえば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、およびBのみが存在するという、3つの場合を表し得る。加えて、本明細書における「/」という文字は、関連する対象物の間の「または」関係を概して示す。
当業者は、本明細書で開示される実施形態において説明される例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実装され得ることに気づき得る。機能がハードウェアによって実施されるかソフトウェアによって実施されるかは、特定の適用例および技術的解決策の設計制約に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに、説明される機能を実装するために異なる方法を使用してよいが、実装が本出願の範囲を越えると考えられるべきではない。
便宜的で簡単な説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業処理については、上記の方法実施形態における対応する処理を参照し、詳細について本明細書で再び説明されないことが当業者には明確に理解され得る。
本出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方式で実装され得ることを理解されたい。たとえば、説明された装置実施形態は例にすぎない。たとえば、ユニット分割は、論理的な機能分割にすぎず、実際の実装では他の分割であってよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素が別のシステムへと組み合わされ、もしくは統合されることがあり、または、いくつかの特徴は無視され、もしくは実施されないことがある。加えて、表示もしくは議論された相互結合もしくは直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装され得る。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、または他の形態で実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であることもそうでないこともあり、ユニットとして表示された部分は、物理ユニットであることもそうでないこともあり、1つの位置に位置し得るか、または複数のネットワークユニット上に分散され得る。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択され得る。
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットが1つの処理ユニットへと統合されることがあり、またはユニットの各々が物理的に単独で存在することがあり、または2つ以上のユニットが1つのユニットへと統合される。
機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態において説明される方法のステップの全部または一部を実施するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
上記の説明は、本出願の特定の実装にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図されていない。本出願において開示される技術範囲内で当業者によって容易に想到されるいかなる変形または置換も、本出願の保護範囲内に入るものである。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従わなければならないものである。
本出願は、通信分野に関し、より詳細には、リソース構成方法および装置に関する。
モバイル通信技術が絶え間なく発達するにつれて、スペクトルリソースがますます不足するようになっている。スペクトル利用を改善するために、基地局は、将来ではより高密度に展開されるだろう。加えて、高密度展開はカバレージホールを回避することができる。従来のセルラーネットワークアーキテクチャでは、基地局は、光ファイバーを使用することによってコアネットワークに接続される。しかしながら、ファイバー展開は多くのシナリオにおいてコストがかかる。ワイヤレスリレーノード(relay node、RN)が、ワイヤレスバックホールリンクを使用することによってコアネットワークに接続されて、光ファイバー展開コストが部分的に低減されることが可能となる。
通常、リレーノードは、1つまたは複数の親ノードへのワイヤレスバックホールリンクを確立し、親ノードを通してコアネットワークにアクセスする。親ノードは、複数のタイプのシグナリングを使用することによってリレーノードに対して制御(たとえば、データスケジューリング、タイミング変調、および電力制御)を実施し得る。加えて、リレーノードは、複数の子ノードにサービスを提供し得る。リレーノードの親ノードは、基地局または別のリレーノードであり得る。リレーノードの子ノードは、端末または別のリレーノードであり得る。将来のワイヤレスネットワークの高帯域幅を考慮すると、さらに展開コストを低減し展開フレキシビリティを改善するために、統合アクセスおよびバックホール(integrated access and backhaul、IAB)解決策が5G新無線(new radio、NR)に導入されると考えられる。したがって、統合アクセスおよびバックホールリレー、すなわち、IABノードが導入される。
IABノードは、モバイル端末(mobile terminal、MT)および分散ユニット(Distributed unit、DU)という機能ユニットの2つの部分を含み得る。MTは、IABノードによって親ノードと通信するために使用され、DUは、IABノードによって子ノードと通信するために使用される。複数のアンテナパネル(panel)またはセルをもつシナリオでは、IABノードにおいてMTリソースおよびDUリソースを構成するための解決策がない。
この点を考慮して、本出願は、リソース構成方法および装置を提供する。第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間の多重化タイプが、IABノードに示され、それにより、IABノードは、多重化タイプに基づいてMTのリソース構成またはDUのリソース構成を取得する。これは、複数のアンテナパネルの場合においてIABノード中にリソース構成を実装するのを助ける。
第1の態様によれば、リソース構成方法が提供され、本方法は、第1のノードが、第2のノードによって送られた第1のインジケーション情報を受信することを含む。第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用される。第1のノードは、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース上でデータを送信する。第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースタイプは、リソース多重化タイプに基づいて決定される。したがって、リソース多重化タイプを取得した後に、第1のノードは、第1の機能ユニットのリソース構成を参照して第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定し、それにより、複数のアンテナパネルの場合においてIABノード中にリソース構成を実装することができる。
可能な実装では、本方法は、第1のノードが、第2のノードからリソース構成情報を受信することをさらに含む。リソース構成情報は、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを示すために使用される。第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースは、リソース多重化タイプ、第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース、およびプリセット関係に基づいて決定される。プリセット関係は、異なるリソース多重化タイプの場合における、第1のノード中の第1の機能ユニットのリソース構成と第2の機能ユニットのリソース構成との間の対応を含む。したがって、第1のノードは、第2のノードから第1の機能ユニットのリソース構成をさらに取得し、次いで、第1の機能ユニットのリソース構成を使用することによって第2の機能ユニットのリソース構成についてプリセット関係を探索し得る。
可能な実装では、本方法は、第1のノードが、第2のインジケーション情報を第2のノードに送ることをさらに含む。第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの各アンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用される。代替として、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第1のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第1のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向と方向が同じであるアンテナパネルを表す。代替として、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第2のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第2のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向とは方向が異なるアンテナパネルを表す。したがって、第1のノードは、サポートされるリソース多重化タイプを第2のノードに報告し得、それにより、第2のノードは、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプを参照して第1のノードのリソース多重化タイプを構成することができる。
任意選択で、第1の機能ユニットはモバイル端末MTであり、第2の機能ユニットは分散ユニットDUである。代替として、第1の機能ユニットは分散ユニットDUであり、第2の機能ユニットはモバイル端末MTである。
可能な実装では、DUのリソース構成が決定されたとき、本方法は、第1のノードのDUまたはMT中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードが、DUのリソース構成中のリソースを調整することをさらに含む。送信されるべき信号に対応するリソースは、第1タイプのリソースである。したがって、いくつかの特殊な送信されるべき信号の場合、これらの送信されるべき信号の送信の成功を保証するために、第1のノードは、DUのリソース構成中のリソースを調整し得る。「調整」は、ソフトリソースもしくは利用不可能なリソースをハードリソースに調整すること、またはハードリソースをソフトリソースもしくは利用不可能なリソースに調整することとして解釈され得る。
任意選択で、送信されるべき信号は、同期信号ブロックSSBおよびランダムアクセスチャネルRACH信号という信号のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1のノードのDU中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードがDUのリソース構成を調整することは、第1のノードが、DUのリソース構成中の第1のリソースが第2タイプのリソースであると決定した場合、第1のノードは、第1のリソースを第1タイプのリソースに調整することを含む。第1のリソースは、送信されるべき信号を送信するために第1のノードのDUによって使用されるリソースである。DUにおける送信されるべき信号の送信の成功を保証するために、送信されるべき信号を送信するために使用され、DUのリソース構成中にあるリソースが、ハードリソースであることが保証される必要がある。したがって、DUのリソース構成中の第1のリソースがソフトリソースまたは利用不可能なリソースである場合、第1のリソースは、ハードリソースに変換される。
任意選択で、第1のノードのMT中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードがDUのリソース構成を調整することは、第1のノードが、DUのリソース構成中の第2のリソースが第1タイプのリソースであると決定した場合、第1のノードが、第2のリソースを第2タイプのリソースに調整することを含む。第2のリソースは、時間領域において、第1のノードのMT中で、送信されるべき信号を送信するために使用されるリソースと重複するリソースである。MTにおける送信されるべき信号の送信の成功を保証するために、送信されるべき信号を送信するために使用され、MTのリソース構成中にあるリソースが、ハードリソースであることが保証される必要がある。したがって、第2のリソースは、MTにおける送信されるべき信号の送信の成功を保証するために、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースに変換され得る。
第2の態様によれば、リソース構成方法が提供され、本方法は、第2のノードが第1のインジケーション情報を決定することを含む。第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用される。リソース多重化タイプは、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定するために第1のノードによって使用される。第2のノードは、第1のインジケーション情報を第1のノードに送る。したがって、第2のノードは、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを第1のノードに送り、それにより、第1のノードは、リソース多重化タイプに基づいて、および第1の機能ユニットのリソース構成を参照して第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定し、それにより、複数のアンテナパネルの場合においてIABノード中のリソース構成を実装する。
可能な実装では、本方法は、第2のノードがリソース構成情報を第1のノードに送ることをさらに含む。リソース構成情報は、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを示すために使用される。したがって、第2のノードは、第1の機能ユニットのリソース構成を第1のノードに送り、それにより、第1のノードは、第1の機能ユニットのリソース構成を使用することによって第2の機能ユニットのリソース構成についてプリセット関係を探索する。
可能な実装では、本方法は、第2のノードが、第1のノードによって送られた第2のインジケーション情報を受信することをさらに含む。第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの各アンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用される。代替として、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第1のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第1のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向と方向が同じであるアンテナパネルを表す。代替として、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第2のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第2のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向とは方向が異なるアンテナパネルを表す。第2のノードが第1のインジケーション情報を決定することは、第2のノードが、第2のインジケーション情報に基づいて第1のインジケーション情報を決定することを含む。したがって、第2のノードは、第1のノードによってサポートされ、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプを受信し、それにより、第2のノードは、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプを参照して第1のノードのリソース多重化タイプを構成することができる。
任意選択で、第1の機能ユニットはモバイル端末MTであり、第2の機能ユニットは分散ユニットDUである。代替として、第1の機能ユニットは分散ユニットDUであり、第2の機能ユニットはモバイル端末MTである。
第3の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実施するように構成されたモジュールを含む。
第4の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実施するように構成されたモジュールを含む。
第5の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、上記の方法設計における第1のノード(たとえば、IABノードもしくは端末デバイス)であり得るか、または第1のノード中に配設されたチップであり得る。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサは、メモリに結合され、メモリ中の命令を実行して、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つにおける第1のノードによって実施される方法を実装するように構成され得る。任意選択で、通信装置はメモリをさらに含む。任意選択で、通信装置は通信インターフェースをさらに含む。プロセッサは通信インターフェースに結合される。
通信装置が第1のノードであるとき、通信インターフェースは、トランシーバまたは入出力インターフェースであり得る。
通信装置が、第1のノード中に配設されたチップであるとき、通信インターフェースは入出力インターフェースであり得る。
任意選択で、トランシーバはトランシーバ回路であり得る。任意選択で、入出力インターフェースは入出力回路であり得る。
第6の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、上記の方法設計における第2のノード(たとえば、ドナー基地局)であり得るか、または第2ノード中に配設されたチップであり得る。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサは、メモリに結合され、メモリ中の命令を実行して、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つにおける第2のノードによって実施される方法を実装するように構成され得る。任意選択で、通信装置はメモリをさらに含む。任意選択で、通信装置は通信インターフェースをさらに含む。プロセッサは通信インターフェースに結合される。
通信装置が第2のノードであるとき、通信インターフェースは、トランシーバまたは入出力インターフェースであり得る。
通信装置が、第2のノード中に配設されたチップであるとき、通信インターフェースは入出力インターフェースであり得る。
任意選択で、トランシーバはトランシーバ回路であり得る。任意選択で、入出力インターフェースは入出力回路であり得る。
第7の態様によれば、プログラムが提供される。プロセッサによって実行されたとき、プログラムは、第1の態様もしくは第2の態様または第1の態様もしくは第2の態様の可能な実装におけるいずれかの方法を実施するように構成される。
第8の態様によれば、プログラム製品が提供される。プログラム製品はプログラムコードを含む。プログラムコードが、通信装置(たとえば、第1のノード)の通信ユニット、処理ユニット、トランシーバ、またはプロセッサによって実行されたとき、通信デバイスは、第1の態様または第1の態様の可能な実装におけるいずれかの方法を実施することを可能にされる。
第9の態様によれば、プログラム製品が提供される。プログラム製品はプログラムコードを含む。プログラムコードが、通信装置(たとえば、第2のノード)の通信ユニット、処理ユニット、トランシーバ、またはプロセッサによって実行されたとき、通信デバイスは、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実施することを可能にされる。
第10の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを記憶する。プログラムは、通信装置(たとえば、第1のノード)が、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実施することを可能にする。
第11の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを記憶する。プログラムは、通信装置(たとえば、第2のノード)が、第2の態様または第2の態様の可能な実装におけるいずれかの方法を実施することを可能にする。
本出願の実施形態が適用可能である通信システムの概略構造図である。
複数のアンテナパネルをもつシナリオの例の概略図である。
本出願の実施形態によるリソース構成方法の概略相互作用図である。
異なるリソース多重化タイプの場合における、DUの1つのアンテナパネルのリソース構成とMTのリソース構成との間の対応の概略図である。
MTの1つのアンテナパネルとDUの2つのアンテナパネルとの間の多重化タイプの概略図である。
MTの1つのアンテナパネルとDUの2つのアンテナパネルとのリソース構成の概略図である。
DUの複数のアンテナパネルとMTの複数のアンテナパネルとの例の概略図である。
本出願の実施形態によるリソース構成を調整する例の概略図である。
本出願の実施形態によるリソース構成を調整する例の概略図である。
本出願の実施形態によるリソース構成装置の概略ブロック図である。
本出願の実施形態によるリソース構成装置の概略構造図である。
本出願の別の実施形態によるリソース構成装置の概略ブロック図である。
本出願の別の実施形態によるリソース構成装置の概略構造図である。
以下で、添付の図面を参照しながら本出願の技術的解決策について説明する。
本出願の実施形態の説明では、特に明記されない限り、「複数」または「複数の」は、2または2よりも大きいことを意味する。加えて、「少なくとも1つ」は、「1つまたは複数」と交換され得る。
本出願におけるすべてのノードおよびメッセージの名前は、本出願において説明しやすくするための名前セットにすぎず、実際のネットワークでは異なる名前であり得ることを理解されたい。様々なノードおよびメッセージの名前が本出願において限定されると理解されるべきではない。反対に、本出願において使用されるノードまたはメッセージのものと同じまたは同様の機能を有するどんな名前も、本出願における方法または等価な交換と見なされ、本出願の保護範囲内にある。詳細について以下で説明されない。
将来のワイヤレスネットワークの高帯域幅を考慮すると、さらに展開コストを低減し展開フレキシビリティを改善するために、統合アクセスおよびバックホール(integrated access and backhaul、IAB)解決策が第5世代(5th generation、5G)新無線(new radio、NR)に導入されると考えられ、したがって、統合アクセスおよびバックホールリレーが導入される。本出願では、統合アクセスおよびバックホールをサポートするリレーノードは、IABノード(IAB node)と呼ばれ、したがって、リレーノードは、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)リレーとは区別される。IABノードを含むシステムは、リレーシステムとも呼ばれる。
本出願の実施形態において開示されるリソース構成方法および装置をより良く理解するために、以下で、最初に、本発明の実施形態において使用されるネットワークアーキテクチャについて説明する。図1は、本出願の実施形態が適用可能である通信システムの概略構造図である。
本出願の実施形態において述べられた通信システムは、限定されないが、狭帯域のモノのインターネット(narrowband internet of things、NB-IoT)システム、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)システム、LTEシステム、NRまたは5G後の通信システムなどの次世代5Gモバイル通信システム、およびデバイス間(device to device、D2D)通信システムを含むことに留意されたい。
図1に示されている通信システムでは、統合アクセスおよびバックホールIABシステムが提供される。1つのIABシステムは、少なくとも1つの基地局100、基地局100によってサービスされる1つまたは複数の端末デバイス(端末)101、1つまたは複数のリレーノードIABノード、およびIABノード110によってサービスされる1つまたは複数の端末デバイス111を含む。通常、基地局100は、ドナー基地局(ドナー次世代ノードB、DgNB)と呼ばれ、IABノード110は、ワイヤレスバックホールリンク113を使用することによって基地局100に接続される。本出願では、ドナー基地局は、ドナーノード、すなわち、donor nodeとも呼ばれる。基地局は、限定はされないが、発展型ノードB(evolved NodeB、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、ノードB(node B、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(たとえば、ホーム発展型ノードB、またはホームノードB、HNB)、ベースバンドユニット(baseband Unit、BBU)、eLTE(発展型LTE、eLTE)基地局、NR基地局(次世代ノードB、gNB)などを含む。端末デバイスは、限定はされないが、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、およびワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local access network、WLAN)中にある局(station、ST)、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車載型デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワーク中の移動局、将来の発展型パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)中の端末デバイスなどのいずれか1つを含む。IABノードは、リレーノードの特定の名前であり、本出願の実施形態における解決策に対する限定とはならない。IABノードは、フォワーディング機能を有する上記の基地局もしくは端末デバイスのうちの1つであり得るか、または独立したデバイス形態であり得る。
統合アクセスおよびバックホールシステムは、複数の他のIABノード、たとえば、IABノード120およびIABノード130をさらに含み得る。IABノード120は、ネットワークにアクセスするために、ワイヤレスバックホールリンク123を使用することによってIABノード110に接続される。IABノード130は、ネットワークにアクセスするために、ワイヤレスバックホールリンク133を使用することによってIABノード110に接続される。IABノード120は、1つまたは複数の端末デバイス121をサービスする。IABノード130は、1つまたは複数の端末デバイス131をサービスする。図1では、IABノード110とIABノード120の両方が、ワイヤレスバックホールリンクを使用することによってネットワークに接続される。本出願では、ワイヤレスバックホールリンクはリレーノードの観点から見られる。たとえば、ワイヤレスバックホールリンク113は、IABノード110のバックホールリンクであり、ワイヤレスバックホールリンク123は、IABノード120のバックホールリンクである。図1に示されているように、IABノード120など、1つのIABノードは、ネットワークにアクセスするために、ワイヤレスバックホールリンク123などのワイヤレスバックホールリンクを使用することによって別のIABノード110に接続され得る。加えて、リレーノードは、ワイヤレスリレーノードの複数のレベルを使用することによってネットワークに接続され得る。本出願では、IABノードは、説明の目的のために使用されるにすぎず、本出願の解決策がNRシナリオにおいてのみ使用されることを示さないことを理解されたい。本出願では、IABノードは、リレー機能を有する任意のノードまたはデバイスであり得る。本出願におけるIABノードの使用およびリレーノードの使用は、同じ意味を有することを理解されたい。
説明しやすいように、以下で、本出願の実施形態において使用される基本的用語または概念を定義する。
親ノード:IABノード110など、ワイヤレスバックホールリンクリソースを提供するノードは、IABノード120の親ノードと呼ばれる。親ノードは、IABノード、ドナー基地局(たとえば、ドナーノード)、ネットワークデバイスなどであり得ることを理解されたい。これは限定されない。
子ノード:バックホールリンクリソース上でネットワークにデータを送信するかまたはネットワークからデータを受信するノードは、子ノードと呼ばれ、たとえば、IABノード120は、リレーノード110の子ノードと呼ばれ、端末デバイス131は、リレーノード130の子ノードと呼ばれることがあり、ネットワークは、コアネットワーク、またはインターネットもしくは専用ネットワークなどの別のアクセスネットワーク上のネットワークである。
アクセスリンク:アクセスリンクは、ノードの子ノードと通信するためにノードによって使用されるワイヤレスリンクであり、アップリンク送信リンクおよびダウンリンク送信リンクを含む。アクセスリンク上で、アップリンク送信は、アクセスリンク上のアップリンク送信とも呼ばれ、ダウンリンク送信は、アクセスリンク上のダウンリンク送信とも呼ばれる。ノードは、限定はされないが、上記のIABノードを含む。
バックホールリンク:バックホールリンクは、ノードの親ノードと通信するためにノードによって使用されるワイヤレスリンクであり、アップリンク送信リンクおよびダウンリンク送信リンクを含む。バックホールリンク上で、アップリンク送信は、バックホールリンク上のアップリンク送信とも呼ばれ、ダウンリンク送信は、バックホールリンク上のダウンリンク送信とも呼ばれる。ノードは、限定はされないが、上記のIABノードを含む。
別の説明では、IABノードは、2つの部分、すなわち、モバイル端末(mobile terminal、MT)および分散ユニット(distributed unit、DU)に分割され得る。MTは、IABノードによって親ノードと通信するために使用され、DUは、IABノードによって子ノードと通信するために使用される。IABノード中のMTと親ノードとの間のリンクは、親BHリンク(parent BH link)と呼ばれ、IABノード中のDUと子IABノードとの間のリンクは、子BHリンク(child BH link)と呼ばれる。しかしながら、IABノード中のDUと下位UEとの間のリンクは、アクセスリンク(access link)と呼ばれる。しかしながら、本出願では、説明しやすいように、IABノードと親ノードとの間のリンクは、バックホールリンクと呼ばれ、IABノードと子IABノードおよび/またはUEとの間のリンクは、まとめてアクセスリンクと呼ばれる。
通常、子ノードは、親ノードの端末デバイスと見なされ得る。図1に示されている統合アクセスおよびバックホールシステムでは、1つのIABノードが1つの親ノードに接続されることを理解されたい。しかしながら、将来のリレーシステムでは、ワイヤレスバックホールリンクの信頼性を改善するために、IABノード120などの1つのIABノードは、IABノードを同時にサービスする複数の親ノードを有し得る。たとえば、図中のIABノード130は、さらに、バックホールリンク134を使用することによってIABノード120に接続され得る。言い換えれば、IABノード110とIABノード120の両方は、IABノード130の親ノードである。IABノード110、120、および130の名前は、IABノード110、120、および130が展開されるシナリオまたはネットワークを限定せず、リレーおよびRNなど、任意の他の名前であり得る。本出願では、IABノードは、説明しやすくするためにのみ使用される。
図1において、ワイヤレスリンク102、112、122、132、113、123、133、および134は、アップリンクおよびダウンリンク送信リンクを含む、双方向リンクであり得る。特に、ワイヤレスバックホールリンク113、123、133、および134は、子ノードにサービスを提供するために親ノードによって使用され得る。たとえば、親ノード100は、子ノード110にワイヤレスバックホールサービスを提供する。バックホールリンクのアップリンクおよびダウンリンクは分離され得る、すなわち、送信は、アップリンクおよびダウンリンク上で同じノードを使用することによって実施されないことを理解されたい。ダウンリンク送信は、ノード100などの親ノードによってノード110などの子ノードに情報またはデータを送信することを指す。アップリンク送信は、ノード110などの子ノードによってノード100などの親ノードに情報またはデータを送信することを指す。ノードは、ネットワークノードまたは端末デバイスに限定されない。たとえば、D2Dシナリオでは、端末デバイスは、別の端末デバイスにサービスを提供するためにリレーノードとして働き得る。いくつかのシナリオでは、ワイヤレスバックホールリンクは、代替としてアクセスリンクであり得る。たとえば、バックホールリンク123は、代替として、ノード110のためのアクセスリンクと見なされることがあり、バックホールリンク113は、代替として、ノード100のためのアクセスリンクである。親ノードは、基地局であり得るか、またはリレーノードであり得、子ノードは、リレーノードであり得るか、またはリレー機能を有する端末デバイスであり得ることを理解されたい。たとえば、D2Dシナリオでは、子ノードは、代替として端末デバイスであり得る。
リレーノード110、120、または130など、図1に示されているリレーノードは、2つの形態で存在し得る。1つの形態は、リレーノードが、独立したアクセスノードとして存在することであり、リレーノードにアクセスする端末デバイスを独立して管理し得る。この場合、リレーノードは、通常、独立した物理セル識別子(physical cell identifier、PCI)を有する。この形態のリレーは、通常、完全なプロトコルスタック機能、たとえば、無線リソース制御(radio resource control、RRC)機能を有する必要がある。このタイプのリレーは、通常、レイヤ3リレーと呼ばれる。しかしながら、別の形態のリレーノード、およびドナーeNBまたはドナーgNBなどのドナーノードは、同じセルに属し、ユーザは、ドナーノードなどのドナー基地局によって管理される。このタイプのリレーは、通常、レイヤ2リレーと呼ばれる。レイヤ2リレーは、通常、NRの中央ユニットおよび分散ユニット(central unit and Distributed unit、CU-DU)アーキテクチャにおける基地局DgNBのDUとして存在し、F1アプリケーションプロトコル(F1 application protocol、F1-AP)インターフェースを通して、またはトンネリングプロトコルを使用することによってCUと通信する。トンネリングプロトコルは、たとえば、汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル(general packet radio service tunneling protocol、GTP)であり得る。詳細について再び説明されない。ドナーノードは、コアネットワークにアクセスするために使用され得るノードであるか、または無線アクセスネットワーク中のアンカー基地局であり、アンカー基地局は、ネットワークにアクセスするために使用され得る。アンカー基地局は、コアネットワークからデータを受信し、データをリレーノードにフォワーディングすること、またはリレーノードからデータを受信し、データをコアネットワークにフォワーディングすることを担当する。通常、リレーシステム中のドナーノードは、IABドナー、すなわち、ドナーノードと呼ばれる。本出願では、これらの2つの名詞が互い違いに使用されることがある。IABドナーおよびドナーノードは、異なる機能を有するエンティティまたはネットワーク要素として理解されるべきではないことを理解されたい。
本出願の実施形態では、リレーノード(たとえば、IABノード)、端末デバイス、またはネットワークデバイスは、ハードウェアレイヤ、ハードウェアレイヤ上で動作するオペレーティングシステムレイヤ、およびオペレーティングシステムレイヤ上で動作するアプリケーションレイヤを含む。ハードウェアレイヤは、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、メモリ管理ユニット(memory management unit、MMU)、およびメモリ(メインメモリとも呼ばれる)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、処理(process)を使用することによってサービス処理を実装するいずれか1つまたは複数のコンピュータオペレーティングシステム、たとえば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、またはWindowsオペレーティングシステムであり得る。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、アドレス帳、ワードプロセシングソフトウェア、およびインスタント通信ソフトウェアなどのアプリケーションを含む。加えて、本出願の実施形態において提供される方法の実行本体の特定の構造は、本出願の実施形態において提供される方法のコードを記録するプログラムが、本出願の実施形態において提供される方法に従って通信を実施するように実行されることが可能であるとすれば、本出願の実施形態において特に限定されない。たとえば、本出願の実施形態において提供される方法の実行本体は、端末デバイスもしくはネットワークデバイス、または端末デバイスもしくはネットワークデバイスにおいてプログラムを呼び出し実行することができる機能モジュールであり得る。
加えて、本出願の態様または特徴は、標準のプログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用する方法、装置、または製品として実装され得る。本出願において使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読構成要素、キャリア、または媒体からアクセスされることが可能なコンピュータプログラムをカバーする。たとえば、コンピュータ可読媒体は、限定はされないが、磁気記憶構成要素(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、または磁気テープ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(compact disc、CD)またはデジタル多用途ディスク(digital versatile disc、DVD))、ならびにスマートカードおよびフラッシュメモリ構成要素(たとえば、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、カード、スティック、またはキードライブ)を含み得る。加えて、本明細書で説明される様々な記憶媒体は、情報を記憶するように構成された1つまたは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を示し得る。「機械可読媒体」という用語は、限定はされないが、命令および/またはデータを記憶、含有、および/または搬送することができる無線チャネル、および様々な他の媒体を含み得る。
理解しやすいように、本出願の実施形態におけるいくつかの用語または概念について、本明細書で説明される。
MTリソース:MTリソースは、IABノードのMT機能によって使用されるリソースである。MTリソースは、アップリンク(uplink、U)リソース、ダウンリンク(downlink、D)リソース、またはフレキシブル(flexible、F)リソースとして構成され得る。
加えて、MTリソースは、以下の2つのタイプのリソースにさらに分類され得る。
利用可能なリソースは、親ノードによってスケジュールされ得るリソースである。
利用不可能な(ヌル、N)リソースは、親ノードによってスケジュールされないリソースである。当業者は、実際の使用では、利用不可能なリソースが、「ヌル」として示されることもあることを理解されたい。これは、本出願の実施形態に対して限定を課さない。
本出願の実施形態では、MTの利用可能なリソースおよび利用不可能なリソースは、上位レイヤシグナリング(たとえば、RRCシグナリング)を使用することによって親ノードによって明示的に構成され得るか、またはDUリソースタイプを使用することによってIABノードによって暗黙的に導出され得る。MTの利用可能なリソースおよび利用不可能なリソースが取得される方式は、本出願の実施形態において限定されない。
DUリソース:DUリソースは、IABノードのDU機能によって使用されるリソースである。DUリソースは、アップリンク(uplink、U)リソース、ダウンリンク(downlink、D)リソース、フレキシブル(flexible、F)リソース、または利用不可能な(ヌル、N)リソースとして構成され得る。さらに、DUのアップリンクリソースは、ソフト(soft、S)リソースおよびハード(hard、H)リソースに分類され得る。DUのダウンリンクリソースは、ソフトリソースおよびハードリソースに分類され得る。DUのフレキシブルリソースは、ソフトリソースおよびハードリソースに分類され得る。
ソフトリソース:リソースがDUによって使用されることが可能かどうかは、親ノードのインジケーションに依存する。
ハードリソース:ハードリソースは、DUによって常に使用されることが可能なリソースである。
本出願では、DUのソフトリソースおよびハードリソースは、上位レイヤシグナリング(たとえば、RRCシグナリング)もしくはインターフェースメッセージ(たとえば、F1-APインターフェースメッセージもしくは拡張F1-APインターフェースメッセージ)を使用することによって親ノードによって明示的に構成され得るか、またはMTのリソース構成を使用することによってIABノードによって暗黙的に導出され得る。DUのソフトリソースおよびハードリソースが取得される方式は、本出願において限定されない。
IABノード中のMTリソースとDUリソースとの間で異なるリソース多重化タイプ、たとえば、時分割多重化(time division multiplexing、TDM)、静的空間分割多重化(space division multiplexing、SDM)、動的SDM、または全二重多重化があり得る。異なるリソース多重化タイプの場合、MTリソースのリソース構成とDUリソースのリソース構成との間の異なる対応があり得る。たとえば、リソース多重化タイプがTDMである場合、IABノードのMTおよびDUは、送信を同時に実施することができない。リソース多重化タイプがSDMである場合、MTおよびDUは、受信することまたは送ることを同時に実施することができる。リソース多重化タイプが全二重である場合、MTおよびDUは、送信を同時に実施することができ、同時送信は、同時に受信することまたは同時に送ることに限定されない。
図2は、複数のアンテナパネルをもつシナリオの例の概略図である。図2に示されているように、IABノードは、複数のアンテナパネル(たとえば、3つのアンテナパネル:アンテナパネル0、アンテナパネル1、およびアンテナパネル2)を有する。IABノードは、複数のアンテナパネルを使用することによって親ノード、子ノードと通信し得るか、またはUEにアクセスし得る。IABノードのアンテナパネルの量は、本出願のこの実施形態において限定されないことを理解されたい。図2では、説明のための例のみとして、3つのアンテナパネルが使用される。
図3は、本出願の実施形態によるリソース構成方法200の概略相互作用図である。図3に示されているように、方法200は以下のステップを含む。
S210。第2のノードが、第1のインジケーション情報を第1のノードに送り、第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用される。対応して、第1のノードは、第1のインジケーション情報を受信する。
第1のノードは、リレーノード、たとえば、IABノードであり得る。
第2のノードは、第1のノードの親ノードであり得る。親ノードの説明については、上記の説明を参照されたく、詳細について本明細書で再び説明されない。本明細書では、第2のノードがIABノードであるとき、IABノードによって第1のノードに送られるシグナリングは、第2のノードの親ノード(たとえば、ドナーノード)によって生成され、第2のノードに送られ得る。第1のノードによって第2のノードに送られるシグナリングも、第2のノードによって第2のノードの親ノードに送られ得る。
第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプは、第2のノードによって第1のノードのために構成される。リソース多重化タイプは、時分割多重化TDM、静的空間分割多重化SDM、動的SDM、または全二重多重化であり得る。
本明細書では、第1の機能ユニットはモバイル端末MTであり得る。対応して、第2の機能ユニットは分散ユニットDUである。代替として、第1の機能ユニットは分散ユニットDUであり得、第2の機能ユニットはモバイル端末MTである。
説明しやすいように、アンテナパネルは、本出願のこの実施形態における説明のための例として使用されることを理解されたい。しかしながら、これは、本出願のこの実施形態の保護範囲に対する限定とはならない。本出願のこの実施形態における技術的解決策は、異なるアンテナパネルに適用可能であるだけでなく、異なるセルにも適用可能であり、異なるサブユニットにも適用可能であり得る。すなわち、異なるアンテナパネルは、異なるセルと交換され得る。代替として、異なるアンテナパネルは、異なるサブユニットと交換される。たとえば、IABノードのDUが複数のサブユニットを有するか、またはIABノードのMTが複数のサブユニットを有する。MTでは、サブユニットは、セル、セルグループ、キャリア、キャリアグループ、または帯域幅パート(Bandwidth part、BWP)によって表され得る。たとえば、MTがキャリアアグリゲーション送信を使用するとき、MTは、複数のセルまたは複数のキャリアを有し、複数のセルまたは複数のキャリアは、MTのサブユニットである。MTがマルチ接続送信を使用するとき、MTは、複数のセルグループまたはキャリアグループを有し、複数のセルグループまたはキャリアグループは、MTのサブユニットである。DUでは、サブユニットは、セル、セルグループ、キャリア、キャリアグループ、またはアンテナパネルによって表され得る。たとえば、DUは、異なる方向に面している複数のパネルを有することがあり、各アンテナパネルは1つのセルに対応する。したがって、サブユニットは、アンテナパネルまたはセルによって表され得る。別の例では、DUは、複数のキャリアを有することがあり、各キャリアは1つのセルに対応する。したがって、サブユニットは、キャリアまたはセルによって表され得る。
第1の機能ユニットがDUであり、第2の機能ユニットがMTであることが、例として使用される。第2のノードは、DUのアンテナパネルが、異なるリソース構成を有し、アンテナパネルおよびMTリソースに対応するリソース構成間のリソース多重化タイプが異なることを示し得る。代替として、第2のノードは、DUのセルのリソースが、異なるリソース構成を有し、セルおよびMTリソースに対応するリソース構成間のリソース多重化タイプが異なることを示し得る。代替として、第2のノードは、DUのサブユニットのリソースが、異なるリソース構成を有し、サブユニットとMTリソースとの間のリソース多重化タイプが異なることを示し得る。本明細書では、当業者は、DUリソースおよびMTリソースのリソース多重化が、各アンテナパネル/各セル/各サブユニットに対応するリソース上で信号が送信されるときに実施されるリソース多重化として理解され得ることを理解されたい。
任意選択で、異なるアンテナパネルは、異なるセル識別子(identifier、ID)に対応し得るか、または同じセルIDに対応し得る。これは限定されない。
たとえば、可能な実装では、IABノードが子ノードまたはUEにサービスを提供するとき、DUは、複数のセルの動作をサポートし得、複数のセルは、異なるセルIDを有する。任意選択で、異なるセルは、異なるアンテナパネルを使用し、第2のノードは、第1のノード中のDUおよびMTの異なるセル間のリソース多重化タイプを構成し得る。別の可能な実装では、IABノードのMTは、複数の親ノードへの接続を確立し、すなわち、MTは、様々なセルと通信し得る。
第2のノードによって第1のノードのためにリソース多重化タイプを構成することについては、第1のノードによってサポートされ、第1のノードによって報告されるリソース多重化タイプを参照されたいことを理解されたい。代替として、第2のノードは、それ自体によってリソース多重化タイプを構成し得る。これは限定されない。
第1のノードが、第1のノードによってサポートされるリソース多重化タイプを報告しない場合、または第1のノードが、第1のノードによってサポートされるリソース多重化タイプを報告した場合でも、第2のノードは、MTとDUのすべてのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプがTDMになるように構成し得るか、または第2のノードは、MTおよびDUが同じアンテナパネルを使用するとき、MTとDUとの間のリソース多重化タイプがTDMになるように構成し得、MTおよびDUが異なるアンテナパネルを使用するとき、MTとDUとの間のリソース多重化タイプが半静的SDMまたは動的SDMになるように構成し得る。
「同じアンテナパネル」は、MTおよびDUが同じアンテナパネルを使用すること、または、MTによって使用されるアンテナパネル、およびDUによって使用されるアンテナパネルが、同じ送信方向に面することを意味する。「異なるアンテナパネル」は、MTおよびDUが異なるアンテナパネルを使用すること、または、MTによって使用されるアンテナパネル、およびDUによって使用されるアンテナパネルが、異なる方向に面することを意味する。
本出願のこの実施形態では、「同じアンテナパネル」は、別の概念または用語、たとえば、コロケーション、擬似コロケーション、同方向、強い相関、または相互影響を使用することによって表され得る。これについて本明細書では中心に説明され、詳細について以下で説明されない。別の可能な実装では、第2のノードが第1のノードのためにリソース多重化タイプを明示的に構成する前に、デフォルトのリソース多重化タイプが、第1のノード中のMTとDUとの間で使用される。デフォルトのリソース多重化タイプは、以下の場合を含む。MTとDUのすべてのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプがTDMであるか、またはMTおよびDUが同じアンテナパネルを使用するとき、MTとDUとの間のリソース多重化タイプがTDMであり、MTおよびDUが異なるアンテナパネルを使用するとき、MTとDUとの間のリソース多重化タイプが半静的SDMまたは動的SDMである。
第1のノードが、第1のノードによってサポートされるリソース多重化タイプを第2のノードに報告する場合、任意選択で、方法200は以下のステップをさらに含む。
S220。第1のノードが、第2のインジケーション情報を第2のノードに送り、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの各アンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用されるか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第1のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第1のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向と方向が同じであるアンテナパネルを表すか、もしくは第1のアンテナパネルは、第1の機能ユニットおよび第2の機能ユニットによって使用される同じアンテナパネルであるか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第2のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第2のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向とは方向が異なるアンテナパネルを表す。言い換えれば、第1のノードは、MTによって使用されるアンテナパネルとDUのアンテナパネルとの間のコロケーション関係を第2のノードに報告し得る(コロケーション関係は、MTによって使用されるアンテナパネルがDUのアンテナパネルと同じであるかどうかを示すために使用される)。
第1の機能ユニットがDUであり、第2の機能ユニットがMTであることが、例として使用される。第1のノードは、第2のインジケーション情報を使用することによって、第1のノード中のDUおよびMTのアンテナパネル間でサポートされるリソース多重化タイプを第2のノードに報告し得、リソース多重化タイプは、特に、MTと、DUの異なるアンテナパネルとの間にあり、MTが1つまたは複数のアンテナパネルを使用することによって送信を実施するときに使用される、リソース多重化タイプである。対応して、第2のノードは、DUおよびMTのアンテナパネル間でサポートされ、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプに基づいて、MTおよびDUが同じアンテナパネルを使用するかどうかを決定し得る。
代替として、たとえば、第1のノードは、第2のインジケーション情報を使用することによって、DUの第1のアンテナパネルとMTとの間でサポートされるリソース多重化タイプ、またはDUの第2のアンテナパネルとMTとの間でサポートされるリソース多重化タイプを第2のノードに報告し得る。さらに、第2のインジケーション情報は、第1のアンテナパネルの識別子をさらに含み得る。
任意選択で、第2のインジケーション情報は、第1のアンテナパネルの識別子または第2のアンテナパネルの識別子をさらに示し得る。アンテナパネルの識別子は、パネルIDまたはセルIDであり得ることを理解されたい。代替として、アンテナパネルは、参照信号の識別子または参照信号リソース識別子、たとえば、同期信号ブロック(synchronization signal block、SSB)の識別子、チャネル状態情報参照信号(channel state information-reference signal、CSI-RS)の識別子、CSI-RSリソースの識別子、サウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)リソースの識別子などを使用することによって識別され得る。これは本明細書では限定されない。
特に、第1のノードおよび/または第2のノードは、参照信号識別子を使用することによって異なるアンテナパネル間で区別し得る。たとえば、ダウンリンク参照信号セット0およびダウンリンク参照信号セット1の場合、各ダウンリンク参照信号セットは、少なくとも1つのダウンリンク参照信号を含む。MTは、ダウンリンク参照信号セット0を受信するかまたは送るためにアンテナパネル0を使用し、ダウンリンク参照信号セット1を受信するかまたは送るためにアンテナパネル1を使用する。したがって、第1のノードは、MTとDUとの間のリソース多重化タイプまたはMTとDUのアンテナパネルとの間のコロケーション関係を報告すべきであり、リソース多重化タイプまたはコロケーション関係は、MTがダウンリンク参照信号セット0およびダウンリンク参照信号セット1を受信するかまたは送るときに使用される。たとえば、IABノードは、IABノードのMTがダウンリンク参照信号セットを受信したときにMTによって使用されるアンテナパネルが、DUのアンテナパネルとコロケートされることを報告し得る。本明細書では、MTによって受信され送られる残りの信号(たとえば、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)および物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH))、ならびに少なくとも1つのダウンリンク参照信号セットは、空間擬似コロケート(quasi co-located、QCL)関係を有するか、または同じアンテナパネルを使用すると仮定されることに留意されたい。
たとえば、第2のノードは、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプを参照して第1のノードのリソース多重化タイプを構成し得る。たとえば、
第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプが全二重多重化であるとき(本明細書では、第1のノードが全二重多重化をサポートする場合、第1のノードは、デフォルトで、すべての残りのリソース多重化タイプをもサポートしていると見なされ得る)、第2のノードは、TDM、動的SDM、半静的SDM、または全二重を構成し得る。
第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプが半静的SDMであるとき、第2のノードは、TDM、動的SDM、または半静的SDMを構成し得る。
第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプが動的SDMであるとき、第2のノードは、TDMまたは動的SDMを構成し得る。
第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプがTDMであるとき、第2のノードは、TDMを構成し得る。可能な実装では、第1のノードによって報告されたリソース多重化タイプを受信した後に、第2のノードは、第1のノードによって報告されたコンテンツを参照することなしに別の方式で第1のノードのリソース多重化タイプを構成し得る。これは限定されない。
任意選択で、上記のリソース多重化タイプは、様々な能力要件を有する。「能力」は、受信/送信分離、アンテナ分離、干渉抑制能力などというコンテンツのうちの1つまたは複数を含む。通常、IABノードは、以下のシーケンスで、異なるリソース多重化タイプの場合における以下の能力要件を有する:TDM<動的SDM<静的SDM<全二重。具体的には、全二重は、高い受信/送信分離(または比較的高いアンテナ分離、もしくは比較的高い干渉抑制能力)を必要とし、TDMは、比較的低い受信/送信分離(または比較的低いアンテナ分離、もしくは比較的低い干渉抑制能力)を必要とする。第1のノードが、サポート可能なリソース多重化タイプを第2のノードに報告した後に、第2のノードによって第1のノードのために構成されたリソース多重化タイプは、同じまたはより低い能力要件を有するべきである。たとえば、第1のノードが、MTと第1のノード中のDUの1つまたは複数のアンテナパネルとの間でサポートされることが可能なリソース多重化タイプが静的SDMであることを報告した後に、第2のノードによって第1のノードのために構成されるリソース多重化タイプは、静的SDM、動的SDM、またはTDMであり得るが、全二重であることは可能でない。
任意選択で、第2のノードは、第1のノードのために、特殊なソフトリソースのタイプを構成し得る。第1のノードが切替えまたは再アクセスを実施するとき、第1のノードは、特殊なソフトリソースを使用して、対応するMTリソース上で親ノードと通信し、たとえば、ランダムアクセス応答メッセージ(random access response、RAR)を搬送するために使用されるPDSCHまたは物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信し得る。
S230。第1のノードが、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース上でデータを送信し、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースタイプは、リソース多重化タイプに基づいて決定される。
本出願のこの実施形態では、第2のノードは、第1のインジケーション情報を使用することによってリソース多重化タイプを第1のノードに送る。リソース多重化タイプは、第1の機能ユニットの複数のアンテナパネルの各々と第2の機能ユニットとの間の異なるリソース多重化タイプを指す。リソース多重化タイプを取得した後に、第1のノードは、第1の機能ユニットのリソース構成を参照して第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定し、最終的に、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース上でデータを送信し、それにより、複数のアンテナパネルまたはセルの場合においてIABノード中にリソース構成を実装し得る。
実装では、第1のノードのDUは、すべてのアンテナパネルを使用し得、MTは、1つのアンテナパネルを使用し得る。MTとDUの異なるアンテナパネルとの間で異なるリソース多重化タイプがあり得る。たとえば、MTのアンテナパネルがDUのアンテナパネルと同じであるとき、MTとDUのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプは、TDMまたは動的SDMであり得る。別の例では、MTのアンテナパネルがDUのアンテナパネルとは異なるとき、MTとDUのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプは、半静的SDMまたは全二重であり得る。図3において説明されるシナリオが例として使用される。アンテナパネル0およびアンテナパネル1について、アンテナパネル0は、MTおよびDUによって共有され、MTとDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプは、時分割多重化TDMである。しかしながら、アンテナパネル1は、DUのみによって使用される。したがって、MTとDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプは、TDMであり得るか、または半静的SDMであり得る。
上記は、MTが1つのアンテナパネルを使用する例を使用することによって説明されているにすぎず、本出願のこの実施形態に対する限定とはならないことを理解されたい。言い換えれば、MTは、代替として、異なるアンテナパネルを使用することによって受信することまたは送ることを実施し得る。たとえば、MTは、複数のアンテナパネルを使用することによってデータを受信することをサポートするか、またはMTは、複数のアンテナパネルを使用してモビリティ測定、ビームトレーニングなどを実施する。
任意選択で、第2のノードは、さらに、第1の機能ユニットのリソース構成情報を第1のノードに送ってよく、それにより、第1のノードは、第1の機能ユニットのリソース構成情報に基づいて第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース構成を決定し得る。第1のノードが第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース構成を決定する前に、方法200は、以下のステップをさらに含む。
S240。第2のノードが、リソース構成情報を第1のノードに送り、リソース構成情報は、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを示すために使用される。対応して、第1のノードは、リソース構成情報を受信する。
第1のノードは、第1のインジケーション情報中に示されるリソース多重化タイプ、第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース、およびプリセット関係に基づいて、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定する。
特に、第2のノードは、半静的シグナリング(たとえば、RRCシグナリング)またはインターフェースメッセージ(たとえば、F1-APインターフェースメッセージもしくは拡張F1-APインターフェースメッセージ)を使用することによって、リソース構成情報を第1のノードに送り得る。第1のノードは、リソース構成情報を使用することによって、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを学習し得る。次いで、第1のノードは、第1のインジケーション情報中に示されるリソース多重化タイプ、第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース、およびプリセット関係に基づいて、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定する。
プリセット関係は、異なるリソース多重化タイプの場合における、第1のノード中の第1の機能ユニットのリソース構成と第2の機能ユニットのリソース構成との間の対応を含む。本明細書では、異なるリソース多重化タイプでは、DUのリソース構成とMTのリソース構成との間の異なる対応がある。
本出願で説明される実施形態はまた、MTとDUの両方が複数のサブユニットを有する場合に適用され得る。
MTの複数のサブユニットおよびDUの複数のサブユニットは、異なる多重化タイプを有し得、多重化タイプについては、上記の実施形態において説明された。多重化タイプは、第1のノードによって第2のノードに報告され得るか、または第2のノードによって第1のノードのために構成され得る。
たとえば、可能な実装では、第2のノードは、第1のノードのMTの各サブユニットのためにリソースタイプを構成する。MTリソースタイプは、利用可能および利用不可能のうちの少なくとも1つを含む。第1のノードおよび/または第1のノードの親ノードは、MTサブユニットとDUサブユニットとの間の多重化関係に基づいてDUの各サブユニットのリソースタイプを導出し、DUのリソースタイプは、ハードリソース、ソフトリソース、および利用不可能なリソースのうちの少なくとも1つを含む。
別の可能な実装では、第2のノードは、第1のノードのDUの各サブユニットのためにハードリソースまたはソフトリソースとしてリソースタイプを構成し、第1のノードおよび/または第1のノードの親ノードは、MTサブユニットとDUサブユニットとの間の多重化関係に基づいてMTの各サブユニットの各リソースの利用可能性を導出する。
第2のノードによって第1のノードのMTおよびDUサブユニットのために構成されたリソースタイプは、送信方向をさらに含むことがあり、送信方向は、ダウンリンク(downlink、Dによって表される)、アップリンク(uplink、Uによって表される)、およびフレキシブル(flexible、Fによって表される)を含むことを理解されたい。
図4は、異なるリソース多重化タイプの場合における、DUの1つのアンテナパネルのリソース構成とMTのリソース構成との間の対応の概略図である。以下で、図4における特定の例に関してプリセット関係について説明する。
場合1:リソース多重化タイプがTDMである。
この場合、DUの1つのアンテナパネルのリソース構成とMTのリソース構成との間の対応は、次のように反映される。DUのハードリソースの場合、MTの対応するリソースは、利用不可能なリソースであり、具体的には、MTは、リソース上で親ノードと通信しない。代替として、MTの利用不可能なリソースの場合、DUの対応するリソースは、ハードリソースである。図4に示されている10個のスロットについて、TDMでは、スロット1(D-H)、スロット3(D-H)、スロット4(D-H)、スロット5(F-H)、スロット6(F-H)、スロット7(U-H)、およびスロット8(U-H)中のDUに対応するリソースは、ハードリソースであり、これらのスロット中のMTに対応するMTリソースは、利用不可能なリソースである。スロット0(DU中のリソースが利用不可能な(ヌル)リソースである)、スロット2(DU中のリソースがダウンリンクソフトリソースD-Sである)、およびスロット9(DU中のリソースがアップリンクソフトリソースU-Sである)について、これらのスロット中のMTに対応するMTリソースは、利用可能なリソースである。
図4のTDMにおけるDUの1つのアンテナパネルのリソース構成およびMTのリソース構成は、いくつかの例にすぎないことを理解されたい。以下で、TDMシナリオにおける第1のノード中のDUの1つのアンテナパネルのリソース構成およびMTのリソース構成のすべての可能な組合せ方式を提供する。詳細については、表1を参照されたい。
表1において、「MT:Tx」は、MTが、スケジュールされた後に送信を実施すべきであることを示す。「DU:Tx」は、DUが送信を実施し得ることを示す。「MT:Rx」は、MTが(受信されるべき何らかの信号がある場合)信号を受信する能力を有することを示す。「DU:Rx」は、DUが、アップリンク送信を実施するように子ノードをスケジュールし得ることを示す。「MT:Tx/Rx」は、MTが、スケジュールされた後に送信または受信を実施すべきであるが、送信および受信が同時に行われないことを示す。「DU:Tx/Rx」は、DUが、送信を実施するかまたは子ノードからの送信を受信し得るが、送信および受信が同時に行われないことを示す。「IA」は、DUリソースが、利用可能として明示的または暗黙的に示されることを示す。「INA」は、DUリソースが、利用不可能として明示的または暗黙的に示されることを示す。「MT:ヌル」は、MTが送ることを実施せず、MTが受信能力を有する必要がないことを示す。「DU:ヌル」は、DUが送ることを実施せず、子ノードからの送信を受信しないことを示す。
場合2:リソース多重化タイプが静的SDMである。
この場合、DUの1つのアンテナパネルのリソース構成とMTのリソース構成との間の対応は、次のように反映される。DUおよびMTが同じ送信方向を有するとき、DUのハードリソースの場合、MTの対応するリソースは、利用不可能なリソースであり、言い換えれば、MTは、リソース上で親ノードと通信しない。DUおよびMTが反対の送信方向を有するとき、DUのハードリソースの場合、MTの対応するリソースは、利用可能なリソースである。代替として、DUおよびMTが同じ送信方向を有するとき、MTの利用不可能なリソースの場合、DUの対応するリソースは、ハードリソースである。DUおよびMTが反対の送信方向を有するとき、MTの利用可能なリソースの場合、DUの対応するリソースは、ハードリソースであり得る。図4に示されているように、静的SDMでは、スロット1(D-H)、スロット3(D-H)、スロット4(D-H)、スロット5(F-H)、スロット6(F-H)、スロット7(U-H)、およびスロット8(U-H)中のDUに対応するリソースは、ハードリソースであり、DUのそれと同じ送信方向におけるスロット中の、またはフレキシブルリソースに対応するスロット(スロット1、スロット3、スロット5、スロット6、およびスロット8を含み、これらのスロットでは、DUに対応するリソースもフレキシブルリソースである)中のMTに対応するMTリソースは、利用不可能なリソースである。しかしながら、スロット0(DU中のリソースが利用不可能な(ヌル)リソースである)、スロット2(DU中のリソースがダウンリンクソフトリソースD-Sである)、スロット4(DU中のリソースがダウンリンクハードリソースD-Hである)、スロット7(DU中のリソースがアップリンクソフトリソースU-Sである)、およびスロット9(DU中のリソースがアップリンクソフトリソースU-Sである)について、これらのスロット中のMTに対応するMTリソースは、利用可能なリソースである。DUのそれと反対の送信方向を有する(スロット4を含む)スロット中のMTに対応するMTリソースは、利用可能なリソースである。スロット4について、異なるリソース多重化タイプの場合において、DUのリソース構成は異なり、MTのリソース構成は異なることがわかる。
図4のSDMシナリオにおけるDUの1つのアンテナパネルのリソース構成およびMTのリソース構成は、いくつかの例にすぎないことを理解されたい。以下で、表2に示されているように、SDMシナリオにおける第1のノード中のDUの1つのアンテナパネルのリソース構成およびMTのリソース構成のすべての可能な組合せ方式を提供する。
表2における用語の解説または概念については、表1における説明を参照されたい。簡潔のために、詳細について本明細書で再び説明されない。
たとえば、DUのリソースタイプがFであるとき、表2によれば、親ノードは、空間多重化送信を実施すべきかどうかを決定するために、事前にDUの特定の送信方向を知る必要がある。この目的を達成するために、IABノードは、親ノードのDUがスケジューリングを実施するように、事前にDUにおけるFリソースの送信方向を報告し得る。
代替として、別の可能な実装では、IABノードが、DUのFリソースの実際の方向を報告するように構成されないとき、DUのFリソースがハードリソースとして(明示的または暗黙的に)構成された場合、空間多重化送信は実施されず、Fリソースがソフトリソースである場合、動的SDMは実施され、すなわち、動的SDMのみがDUのFリソースのために可能にされる。
場合3:リソース多重化タイプが全二重である。
この場合、MTおよびDUを受信することおよび送ることは、互いに影響を及ぼさないことがあり、すなわち、MTのリソース構成およびDUのリソース構成は、互いに影響を及ぼさない。図4に示されているように、全二重の場合、各スロット中のDUのリソースは、ハードリソースであり得、各スロット中のMTのリソースは、利用可能なリソースであり得る。
場合4:リソース多重化タイプが動的SDMである。
動的SDMと静的SDMとの間の差異は、DUおよびMTがSDMを実施するかどうかが第2のノードのスケジューリングまたはインジケーションに依存する、すなわち、空間多重化が、MTの利用可能なリソースとDUのソフトリソースとの間でのみ実施される、ということにある。図4に示されているように、動的SDMでは、スロット1(D-H)、スロット3(D-H)、スロット5(F-H)、スロット6(F-H)、スロット7(U-H)、およびスロット8(U-H)中のDUに対応するリソースは、ハードリソースであり、DUのそれと同じ送信方向におけるスロット中の、またはフレキシブルリソースに対応するスロット(スロット1、スロット3、スロット5、スロット6、およびスロット8を含み、これらのスロットでは、DUに対応するリソースもフレキシブルリソースである)中のMTに対応するMTリソースは、利用不可能なリソースである。しかしながら、スロット0(DU中のリソースが利用不可能な(ヌル)リソースである)、スロット2(DU中のリソースがダウンリンクソフトリソースD-Sである)、スロット4(DU中のリソースがダウンリンクソフトリソースD-Sある)、スロット7(DU中のリソースがアップリンクソフトリソースU-Sである)、およびスロット9(DU中のリソースがアップリンクソフトリソースU-Sである)について、これらのスロット中のMTに対応するMTリソースは、利用可能なリソースである。動的SDMにおけるDUのリソース構成と静的SDMにおけるDUのリソース構成との間の差異は、動的SDMでは、スロット4中のDUのリソースがソフトリソースである、ということにある。
可能な実装では、DUリソースがFであるとき、動的SDMのみが実施され得る。具体的には、IABノードは、最初に、対応するMTリソースの送信方向を決定し、次いで、DUリソースをスケジュールする。IABノードによって決定されたDUリソース上の送信は、DUおよびMTが送ることを同時に実施すること、またはDUおよびMTが受信することを同時に実施することを可能にし得る。図4のスロットは、本明細書における説明のための例として使用されているにすぎず、本出願の実施形態に対する限定とはならないことを理解されたい。実際には、スロットは、別の時間領域リソース、たとえば、フレーム、サブフレーム、ミニスロット、またはシンボルと交換されてよい。
本出願の実施形態における技術的解決策は、上記の4つの場合に限定されなくてよく、別のリソース多重化タイプ、たとえば、FDM(静的FDMおよび動的FDMを含み、静的FDMにおけるリソース構成は、静的SDMにおけるそれと同じであり、動的FDMにおけるリソース構成は、動的SDMにおけるそれと同じである)にも適用可能であり得ることをさらに理解されたい。これは限定されない。
複数のアンテナパネルをもつシナリオでは、上記のプリセット関係がある。第1のノードが第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを受信した後に、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースは、リソース多重化タイプに対応するプリセット関係を使用することによって決定され得る(たとえば、リソース多重化タイプがTDMである場合、表1が探索されるか、またはリソース多重化タイプがSDMである場合、表2が探索される)。特に、第1の機能ユニットがDUであり、第2の機能ユニットがMTであり、第2のノードが、DUの一部または全部のアンテナパネルのリソース構成を第1のノードに送った場合、第1のノードは、MTとDUのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプを取得し、次いで、リソース多重化タイプに対応するプリセット関係を使用することによって探索を実施して、MTのリソース構成を決定する。代替として、第1の機能ユニットがMTであり、第2の機能ユニットがDUであり、第2のノードが、MTの一部または全部のアンテナパネルのリソース構成を第1のノードに送った場合、第1のノードは、DUとMTのアンテナパネルとの間のリソース多重化タイプを取得し、次いで、リソース多重化タイプに対応するプリセット関係を使用することによって探索を実施して、DUのリソース構成を決定する。
たとえば、第1の機能ユニットはDUであり、第2の機能ユニットはMTである。DUは、すべてのアンテナパネルを使用することができ、MTは、複数のアンテナパネルのうちのただ1つを使用することができると仮定する。この場合、第1のインジケーション情報は、MTとDUの複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用されることが可能である。MTとDUの異なるアンテナパネルとの間で異なるリソース多重化タイプがあり得る。第1のノードは、第1のインジケーション情報中に示されるリソース多重化タイプおよびDUのリソース構成に基づいてMTのリソース構成を決定し得る。たとえば、第1のインジケーション情報は、MTとDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプがTDMであることを示し、第1のノードは、表1を探索することによってMTのリソース構成を取得し得る。代替として、第1のインジケーション情報は、MTとDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプがSDMであることを示し、第1のノードは、表2を探索することによってMTのリソース構成を取得し得る。たとえば、MTとDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプがTDMであるとき、DUのアンテナパネル0のリソース中のスロットがDL-Hである場合、表1から、MTリソースがヌルであることがわかる。
たとえば、第1の機能ユニットはMTであり、第2の機能ユニットはDUである。DUは、すべてのアンテナパネルを使用し得、MTは、複数のアンテナパネルのうちのただ1つを使用し得ると仮定する。この場合、第1のインジケーション情報は、MTのアンテナパネルとDUの各アンテナパネルとの間の対応するリソース多重化タイプを示すために使用され得る。第1のノードは、第1のインジケーション情報中に示されるリソース多重化タイプおよびMTのリソース構成に基づいてDUのリソース構成を決定し得る。たとえば、第1のインジケーション情報は、MTとDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプがTDMであることを示し、第1のノードは、表1を探索することによってDUのリソース構成を取得し得る。代替として、第1のインジケーション情報は、MTとDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプがSDMであることを示し、第1のノードは、表2を探索することによってDUのリソース構成を取得し得る。図5は、MTの1つのアンテナパネルとDUの2つのアンテナパネルとの間の多重化タイプの概略図である。図5に示されているように、MTのアンテナパネルとDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプは、多重化タイプ0であり、MTのアンテナパネルとDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプは、多重化タイプ1である。図5では、MTのリソースは、リソース多重化タイプ0に基づいて導出された結果、およびリソース多重化タイプ1に基づいて導出された結果に基づいて一緒に決定される必要がある。たとえば、第1のノードが、リソース多重化タイプ0およびDUのアンテナパネル0のリソースに基づいて、MTのリソースが利用可能なリソースであると決定し、リソース多重化タイプ1およびDUのアンテナパネル1のリソースに基づいて、MTのリソースが利用不可能なリソースであると決定した場合、リソースは、最終的に、利用可能なリソースとして決定されるべきである。第1のノードが、DUのアンテナパネル0のリソースおよびリソース多重化タイプ0に基づいて、結果が利用不可能なリソースであると決定し、DUのアンテナパネル1のリソースおよびリソース多重化タイプ1に基づいて、結果が利用不可能なリソースであると決定した場合、MTのリソースは、利用不可能なリソースである。
図6は、図5のシナリオにおける例を示す。図6に示されているように、MTのリソースとDUのアンテナパネル0のリソースとの間のリソース多重化タイプ0は、TDMである。MTのリソースとDUのアンテナパネル1のリソースとの間のリソース多重化タイプ1は、SDMである。スロット0、スロット1、スロット2、スロット3、スロット4、およびスロット5において、MTのリソースは、それぞれ、D、D、D、U、U、およびUであり、DUのアンテナパネル0のリソースは、それぞれ、D-S、D-H、U-S、U-S、U-H、およびD-Sであり、DUのアンテナパネル1のリソースは、それぞれ、D-S、D-H、U-H、U-S、U-H、およびD-Hである。
第2のノードは、第1のノードのDUのすべての異なるアンテナパネルのためにリソースを構成し得る。たとえば、リソースタイプは、D-S、D-H、U-S、U-H、F-H、F-S、およびNAを含み得る。加えて、MTのリソースは、DUの複数のアンテナパネルのリソース構成に基づいて第1のノードによって一緒に導出され得る。同じリソースについて、DUの異なるアンテナパネルは、異なるリソース構成を有し得る。図6では、DUの(スロット2に対応する)同じアップリンクリソースについて、アップリンクリソースは、アンテナパネル0上ではソフトリソースであり、アンテナパネル1上ではハードリソースであり、MTの対応するリソースは、ダウンリンクリソースである(ステータスは利用可能なリソースである)。MTの利用可能なリソースは、DUのアンテナパネル0およびアンテナパネル1のリソース構成に基づいて一緒に導出される。言い換えれば、スロット2中のMTに対応する利用可能なリソースは、DUのアンテナパネル0に基づいて導出されたMTの利用可能なリソースと、DUのアンテナパネル1に基づいて導出されたMTの利用可能なリソースとの交差に基づいて取得される。
代替として、第2のノードは、第1のノードのDUのいくつかのアンテナパネルのためにリソースを構成し得る。たとえば、リソースタイプは、D-S、D-H、U-S、U-H、F-H、F-S、およびNAを含み得る。たとえば、第2のノードは、第1のノードのDUのために、MTのアンテナパネルと同じアンテナパネルのリソースを構成し得、それにより、第1のノードは、プリセット関係およびリソース多重化タイプに基づいてMTのリソースを導出することができる。別のアンテナパネルのリソースについて、第1のノードは、リソース多重化タイプおよびMTのリソースに基づいてリソースを導出し得る。本明細書では、第1のノードの導出方式は、導出結果が、異なるリソース多重化タイプの場合においてプリセット関係を満たすとすれば、限定されなくてよい。図6では、第2のノードがDUのアンテナパネル0のリソースを構成した場合、第1のノードは、リソース多重化タイプ(TDM)およびプリセット関係に基づいてMTのリソース構成を導出し得る。さらに、DUのアンテナパネル1のリソースは、MTのリソース(リソースが利用可能であるかどうか)、リソース多重化タイプ(SDM)、およびプリセット関係に基づいて導出され得る。
代替として、第2のノードは、第1のノードのためにMTのリソースを構成し得る。第1のノードは、MTのリソース構成に基づいて、および、MTと、MTのアンテナパネルと同じアンテナパネルを使用するDUとの間のリソース多重化タイプを参照して、MTのアンテナパネルとアンテナパネルが同じであるDUのリソース構成を取得し得るか、またはMTのリソース構成に基づいて、および、MTと、MTのアンテナパネルとは異なるアンテナパネルを使用するDUとの間のリソース多重化タイプを参照して、MTのアンテナパネルとは異なるアンテナパネルを使用するDUのリソース構成を取得し得る。
したがって、第2のノードによって第1のノードのために最初に構成されたリソースがMTリソースであるかDUリソースであるかにかかわらず、第1のノードは、プリセット関係およびリソース多重化タイプに基づいて、対応するリソース構成を導出し得る。
上記は、第2のノードが第1のノードのためにDUリソースを構成したときにMTリソースが導出されるか、または第1のノードのためにMTリソースが構成されたときにDUリソースが導出される例について説明している。実際には、第2のノードは、完全な構成方式で第1のノードのリソースをさらに構成し得る。具体的には、第2のノードは、第1のノードのために、(利用可能なリソースおよび利用不可能なリソースを含む)MTリソースと、(ソフトリソースおよびハードリソースを含む)DUリソースとを同時に構成する。本明細書では、第1のノードは、上記のプリセット関係に基づいてリソースを導出する必要がない。しかしながら、第2のノードによって構成される、MTのいずれかのアンテナパネルのリソース構成、およびDUのいずれかのアンテナパネルのリソース構成は、対応するリソース多重化タイプの場合においてリソース構成制約(すなわち、上記のプリセット関係)を満たさなければならない。
上記の例(たとえば、図5または図6)は、第1のノード中のDUの複数のアンテナパネルとMTの1つのアンテナパネルとの実施形態について説明している。任意選択で、MTは、代替として、複数のアンテナパネルを使用し得る。以下で、DUの複数のアンテナパネルとMTの複数のアンテナパネルとの実施形態について説明する。以下の実施形態におけるリソース多重化タイプおよびプリセット関係などの用語または概念については、上記の説明を参照することを理解されたい。詳細について以下で再び説明されない。
第2のノードが、最初に、第1のノードのためにMTの各アンテナパネルのリソースを構成した場合、第1のノードは、MTの各アンテナパネルのリソースおよびプリセット関係に基づいてDUの各アンテナパネルのリソースを決定し得る。利用可能なリソースセットが、MTのアンテナパネルごとに独立して構成され得る。MTの異なるアンテナパネルの利用可能なリソースは、時間領域もしくは空間領域において直交であり得るか、または時間領域もしくは空間領域において重複し得る。これは限定されない。対応して、第1のノードは、MTの異なるアンテナパネルのリソース構成に基づいて、DUの1つのアンテナパネルのリソース構成のリソース構成結果が異なり得ると決定し得る。任意選択で、第1のノードは、以下の原理に従ってDUリソースを決定し得る。1つのDUリソース(たとえば、1つのスロットまたは1つのシンボル)について、MTの異なるアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果がそれぞれ、ハードリソースである場合、DUリソースは、ハードリソースである。MTの1つのアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果がソフトリソースである場合、すなわち、DUリソースの結果が、MTの複数のアンテナパネルのうちのただ1つのためにさえソフトリソースとして導出された場合、DUリソースは、ソフトリソースである。言い換えれば、DUのソフトリソースは、MTの異なるアンテナパネルに基づいて決定されたソフトリソースの和集合である。
同様に、第2のノードが、最初に、第1のノードのためにDUの各アンテナパネルのリソースを構成した場合、第1のノードは、DUの各アンテナパネルのリソースおよびプリセット関係に基づいてMTの各アンテナパネルのリソースを決定し得る。もちろん、MTの各アンテナパネルのリソースが、利用可能なリソースであるかどうかは、DUの複数のアンテナパネルの導出結果に基づいて決定され得る。
任意選択で、第1のノードは、以下の原理に従ってMTリソースを決定し得る。1つのMTリソースについて、DUの異なるアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果がそれぞれ、利用不可能なリソースである場合、MTリソースは、利用不可能なリソースである。DUの1つのアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果が、利用可能なリソースである場合、すなわち、MTリソースの結果が、DUの複数のアンテナパネルのうちのただ1つのためにさえ利用可能なリソースとして導出された場合、MTリソースは、利用可能なリソースである。言い換えれば、MTの利用可能なリソースは、DUの異なるアンテナパネルに基づいて決定された利用可能なリソースの和集合である。
任意選択で、第1のノードは、代替として、以下の原理に従ってMTリソースを決定し得る。1つのMTリソースについて、DUの異なるアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果がそれぞれ、利用可能なリソースである場合、MTリソースは、利用可能なリソースである。DUの1つのアンテナパネルのリソースおよびリソース多重化タイプに基づいて第1のノードによって決定された結果が、利用不可能なリソースである場合、すなわち、MTリソースの結果が、DUの複数のアンテナパネルまたはセルのうちのただ1つのためにさえ利用不可能なリソースとして導出された場合、MTリソースは、利用不可能なリソースである。言い換えれば、MTの利用不可能なリソースは、DUの異なるアンテナパネルに基づいて決定された利用不可能なリソースの和集合である。
図7は、DUの複数のアンテナパネルとMTの複数のアンテナパネルとの例の概略図である。図7に示されているように、MTのアンテナパネル0とDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプは、00であり、MTのアンテナパネル0とDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプは、01であり、MTのアンテナパネル1とDUのアンテナパネル0との間のリソース多重化タイプは、10であり、MTのアンテナパネル1とDUのアンテナパネル1との間のリソース多重化タイプは、11である。図7のリソース多重化タイプは、異なるアンテナパネル間の可能な組合せ関係について説明するための例にすぎない。もちろん、特定のリソース多重化タイプ、たとえば、静的SDM、動的SDM、TDM、または全二重については、上記の説明を参照されたい。詳細について本明細書で再び説明されない。図7では、DUのアンテナパネル0のリソースは、リソース多重化タイプ00に基づいて導出された結果、およびリソース多重化タイプ10に基づいて導出された結果に基づいて一緒に決定される必要がある。たとえば、第1のノードが、リソース多重化タイプ00に基づいて、DUのアンテナパネル0のリソースaがソフトリソースであると決定し、リソース多重化タイプ10に基づいて、DUのアンテナパネル0のリソースaがハードリソースであると決定した場合、リソースaは、最終的に、DUリソースを決定する上記の原理に従ってソフトリソースとして決定されるべきである。DUのアンテナパネル1のリソースは、リソース多重化タイプ01に基づいて導出された結果、およびリソース多重化タイプ11に基づいて導出された結果に基づいて一緒に決定される必要がある。たとえば、第1のノードが、リソース多重化タイプ01に基づいて、DUのアンテナパネル1のリソースbがハードリソースであると決定し、リソース多重化タイプ11に基づいて、DUのアンテナパネル0のリソースbがハードリソースであると決定した場合、リソースbは、最終的に、DUリソースを決定する上記の原理に従ってハードリソースとして決定されるべきである。
図7の例は、当業者が理解しやすくするためのものであり、本出願の実施形態の保護範囲に関する限定を構成すべきでないことを理解されたい。
上記の実施形態は、第1のノードによって、MTリソース構成に基づいてDUリソースタイプを導出するための方法、および第1のノードによって、DUリソース構成に基づいてMTリソースタイプを導出するための方法について説明している。任意選択で、導出方法は、第1のノードの親ノードまたはドナーノードにも適用可能である。たとえば、親ノードまたはドナーノードは、上記の導出方法を使用することによって第1のノードのMTリソース構成に基づいてDUリソースタイプを導出するか、または第1のノードのDUリソース構成に基づいてMTリソースタイプを導出する。
本出願のこの実施形態では、特定の物理的信号(たとえば、ブロードキャスト同期信号ブロックまたは参照信号)の送信または受信の成功を保証するために、DUまたはMTのリソース構成が調整され得る。したがって、IABのリソース構成はよりフレキシブルである。以下で、詳細な説明を提供する。もちろん、調整は、複数のアンテナパネルをもつシナリオに限定されず、すなわち、調整は、単一のアンテナパネルをもつシナリオにも適用可能である。
任意選択で、方法200は、
第1のノードのDUまたはMT中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードによって、DUのリソース構成中のリソースを調整することをさらに含む。送信されるべき信号に対応するリソースは、第1タイプのリソースである。第1タイプのリソースは、ハードリソースである。DUのリソース構成が決定される場合が、説明のための例として使用される。
送信されるべき信号は、同期信号(synchronization signal、SS)/物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel、PBCH)ブロック(block)(もしくは同期信号ブロックSSBと呼ばれる)であり得るか、またはランダムアクセスチャネル(random access channel、RACH)であり得る。SSBは、UEにアクセスするためにIABノードによって送信されるSSBセットを含み得るか、またはIABノード間の相互発見のために使用されるSSBセットを含み得ることを理解されたい。これは限定されない。同様に、RACHチャネルは、UEまたは残りのIABノードによってIABノードに送信されるRACHを含み得る。
本明細書において、DUのリソース構成中のリソースを調整する目的は、送信されるべき信号を受信することおよび送信することが常に実現可能であることを保証することである。具体的には、MT中に、送信されるべき信号があり、DU中の対応するリソースがこの場合はハードリソースである場合、DU中の対応するリソース(すなわち、ハードリソース)は、MTにおける送信されるべき信号の送信または受信の成功を保証するために調整され得る。DU中に、送信されるべき信号があり、DU中の対応するリソースが、この場合はソフトリソースまたは利用不可能なリソースである場合、DU中の対応するリソースは、DUにおける送信されるべき信号の送信または受信の成功を保証するために、ハードリソースに調整され得る。
リソース調整の粒度は、本出願のこの実施形態では特に限定されず、スロットレベル変換、シンボルレベル変換などであり得ることを理解されたい。たとえば、スロットレベル変換は、信号を含むスロット全体に対応するリソースがハードリソースに変換されることを意味する。シンボルレベル変換は、信号を含むシンボルに対応するリソースのみがハードリソースに変換されることを意味する。
任意選択で、DU中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードによって、DUのリソース構成を調整することは、
第1のノードが、DUのリソース構成中の第1のリソースが第2タイプのリソースであると決定した場合、第1のノードによって、第1のリソースを第1タイプのリソースに調整することを含む。第1のリソースは、送信されるべき信号を送信するために第1のノードのDUによって使用されるリソースである。第2タイプのリソースは、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースである。
本明細書における「調整」は、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースをハードリソースに変換することを指す。本明細書における「調整」は、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースが以前に構成されたが、実際の通信ではハードリソースとして直接使用されること、として理解されてよい、ということを理解されたい。言い換えれば、第1のリソースがソフトリソースであるか利用不可能なリソースであるかにかかわらず、DUは、第1のリソース上で、送信されるべき信号を送信する必要がある。本明細書における「調整」では、リソースを調整するための別個の構成情報がなくてよいが、代わりに、「調整された」リソースが、実際の使用中に上記のプリセット関係(たとえば、表1または表2のプリセット関係)によって制約されるルールを突破することがあり、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースがハードリソースとして使用されることを理解されたい。
言い換えれば、第1のノードにおけるDU中に、送信されるべき信号があるが、送信されるべき信号を送信するために使用される第1のリソースが、時間領域においてソフトリソースまたは利用不可能なリソースである場合、DUにおいて送信されるべき信号を送信することまたは受信することに影響を及ぼすのを回避するために、第1のリソースはハードリソースに変換され得る。
任意選択で、第1のノードにおけるDU中に、送信されるべき信号がある場合、第1のノードによって、DUのリソース構成を調整することは、
第1のノードが、DUのリソース構成中の第2のリソースが第1タイプのリソースであると決定した場合、第1のノードによって、第2のリソースを第2タイプのリソースに調整することを含む。第2のリソースは、時間領域において、第1のノードのMT中で、送信されるべき信号を送信するために使用されるリソースと重複するリソースである。第2のリソースは、DU中のリソースである。本明細書における重複することは、時間領域において重複することであり、必ずしも周波数領域では発生しないことを理解されたい。
本明細書における「調整」は、ハードリソースをソフトリソースまたは利用不可能なリソースに変換することを指す。本明細書における「調整」は、ハードリソースが以前に構成されたが、実際の通信ではソフトリソースまたは利用不可能なリソースとして直接使用されること、として理解されてよい、ということを理解されたい。具体的には、時間領域において第2のリソースと重複するリソースが、ハードリソースであるかソフトリソース(または利用不可能なリソース)であるかにかかわらず、MTは、第2のリソース上で、送信されるべき信号を送信する必要がある。本明細書における「調整」では、リソースを調整するための別個の構成情報がなくてよいが、代わりに、「調整された」リソースロケーションが、実際の使用中に上記のプリセット関係(たとえば、表1または表2のプリセット関係)によって制約されるルールを突破することがあり、ハードリソースがソフトリソースまたは利用不可能なリソースとして使用されることを理解されたい。
言い換えれば、第1のノードにおけるMT中に、送信されるべき信号があるが、時間領域において、送信されるべき信号を送信するために使用されるリソースに対応し、DU中にある第2のリソースが、ハードリソースである場合、MTにおいて送信されるべき信号を送信することまたは受信することに影響を及ぼさないことを目的として、第2のリソースは、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースに変換されてよく、すなわち、第2のリソース上でのDUの信号送信は、停止される必要がある。
理解しやすいように、以下で、図8Aおよび図8Bの例を参照しながら説明を提供する。図8Aおよび図8Bに示されているように、図8Aおよび図8Bの上側部分の図は、DUにおける、調整の前のリソース構成、および調整されたリソース構成を示す。図8Aおよび図8Bの下側部分は、MTにおける、調整の前のリソース構成、および調整されたリソース構成を示す。図8Aおよび図8B中のRは、信号、たとえば、SSBまたはRACHを表す。DUのリソース構成を調整することが、説明のための例として使用される。DUのリソース構成の周期性は、(ハードリソースに対応する5つのリソースユニット、およびソフトリソースに対応する5つのリソースユニットを含む)10個のリソースユニットであり、信号の送信の周期性は、40個のリソースユニットであることがわかる。信号が受信されるかまたは送信されたとき、複数の信号リソースが、時間領域においてDUのソフトリソースと重複し得る。DUにおいて周期的に送信されるかまたは受信される信号が、構成を通して時間領域においてハードリソースと完全に重複する必要がある場合、DUの(ソフトリソースおよびハードリソースを含む)リソース構成の構成周期性は、信号の送信周期性と等価である必要がある。たとえば、信号はSSBであり、SSBの周期性は160ミリ秒(ms)であり得、(サブキャリア間隔が60kHzである)640個のスロットがその中に含まれ得ると仮定する。DUのリソース構成の周期性が増加された場合、シグナリングオーバーヘッドは大幅に増加される。
オーバーヘッドの増加を回避するために、DU中のリソースが調整され得る。図8Aおよび図8Bは、DUの調整されたリソース構成を示している。時間領域において複数の信号リソースと重複するDU中のソフトリソースは、DUにおける周期信号の送信の成功を保証するために、ハードリソースに調整されて、それにより、シグナリングオーバーヘッドが増加することが回避される。たとえば、SSBを送信するためにDUによって使用されるリソース、またはRACHを受信するためにDUによって使用されるリソースは、DUのソフトリソースと重複する(たとえば、時間領域において重複する)ことがあり、DUのソフトリソースはハードリソースに調整され得る。代替として、SSBを受信するためにMTによって使用されるリソース、またはRACHを送信するためにMTによって使用されるリソースは、MTの利用不可能なリソースと重複する(たとえば、時間領域において重複する)ことがあり、MTの利用不可能なリソースは、利用可能なリソースに調整され得る。
上記で、図8Aおよび図8BにおけるDUのリソース構成を調整する方式について説明した。MTのリソース構成については、上記の方式を参照されたく、利用不可能なリソースは利用可能なリソースに調整されることを理解されたい。簡潔のために、どのようにMTのリソース構成を調整すべきかについて、本明細書では説明されない。MTのリソース構成の周期性がDUのリソース構成の周期性と同じである例が、図8Aおよび図8Bにおける説明のために使用されることをさらに理解されたい。しかしながら、DUのリソース構成の周期性がMTのリソース構成の周期性と同じであるかどうかは、本出願のこの実施形態では限定されず、DUのリソース構成の周期性およびMTのリソース構成の周期性は、同じであり得るかまたは異なり得る。
言い換えれば、SSBを送信するために使用されるリソース(たとえば、DUリソース)は、本質的にハードリソースであるべきである。代替として、RACHを受信するために使用されるリソース(DUリソース)は、本質的にハードリソースであるべきである。別の可能な場合では、MTリソース中にあり、SSBを受信するために(またはRACHを送信するために)使用されるリソースが、時間領域において、DUリソース中にあり、SSBを送信するために(またはRACHを受信するために)使用されるリソースと重複する場合、MTリソース上でSSBを受信すること(またはRACHを送信すること)が、優先的に実施されてよい。すなわち、DUの対応するリソース中にあり、SSBを送信するために(またはRACHを受信するために)使用されるリソースは、ソフトリソースまたは利用不可能なリソースと見なされる。
上記で、DUのリソース構成が調整される必要がある場合について説明した。周期的に送信されるかまたは受信される別の信号、たとえば、IABノードが構成することを親ノードに要求するCSI-RS信号などの参照信号について、上記で決定されたリソース構成は、対応する送信することまたは受信することのために使用されてよく、DUのリソース構成を調整する必要はないことを理解されたい。
上記は、DUのリソース構成が調整される必要がある場合について説明していることをさらに理解されたい。可能な実装では、MTのリソース構成が代替として調整され得る。たとえば、比較的高い優先度をもつ信号が、DUにおいて送信される必要があり、信号が、時間領域において、MTのリソース構成に対応するリソース(利用可能なリソース)と重複する場合、MTの対応するリソースは、DUにおける信号の送信の成功を保証するために、利用不可能なリソースに調整され得る。たとえば、SSBを送信するかまたはRACHを受信するためにDUによって使用されるリソースは、時間領域においてMTの利用可能なリソースと重複することがある。この場合、MTの利用可能なリソースは、利用不可能なリソースに調整されてよく、すなわち、親ノードは、対応するロケーションにおいて、PDSCHまたはPUSCHなどの信号を送信するようにIABノードのMTをスケジュールしない。
図4から図8Aおよび図8Bにおける例は、当業者が本出願の実施形態を理解するのを助けるために提供されているにすぎず、本出願の実施形態を、例に示されている特定のシナリオに限定することを意図されていないことを理解されたい。当業者は、図4から図8Aおよび図8Bに示されている例に従って様々な等価な修正または変更を行うことができ、そのような修正または変更も、本出願の実施形態の範囲内に入る。
本出願の実施形態における解決策は、使用のために適切に組み合わされてよく、実施形態における用語の解説または説明は、実施形態において相互に参照または解説され得ることをさらに理解されたい。これは限定されない。
上記の処理のシーケンス番号は、本出願の様々な実施形態における実行シーケンスを意味しないことをさらに理解されたい。処理の実行シーケンスは、処理の機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装処理に対するいかなる限定としても解釈されるべきではない。
上記は、図1から図8Aおよび図8Bを参照しながら本出願の実施形態によるリソース構成方法について詳細に説明している。以下で、図9から図12を参照しながら本出願の実施形態によるリソース構成装置について説明する。方法実施形態において説明される技術的特徴は、以下の装置実施形態にも適用可能であることを理解されたい。
図9は、本出願の実施形態によるリソース構成装置900の概略ブロック図である。装置900は、上記の方法実施形態において第1のノードによって実施される方法を実施するように構成される。任意選択で、装置900の特定の形態は、リレーノードまたはリレーノード中のチップであり得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。装置900は、
第2のノードによって送信された第1のインジケーション情報を受信するように構成された、トランシーバモジュール910であって、第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用される、トランシーバモジュール910を含み、
トランシーバモジュール910は、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース上でデータを送信するようにさらに構成され、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースタイプは、リソース多重化タイプに基づいて決定される。
任意選択の実装では、トランシーバモジュール910は、第2のノードからリソース構成情報を受信するようにさらに構成され、リソース構成情報は、装置900中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを示すために使用され、
第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースは、リソース多重化タイプ、第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース、およびプリセット関係に基づいて決定され、プリセット関係は、異なるリソース多重化タイプの場合における、第1のノード中の第1の機能ユニットのリソース構成と第2の機能ユニットのリソース構成との間の対応を含む。
任意選択の実装では、トランシーバモジュール910は、第2のインジケーション情報を第2のノードに送信するようにさらに構成され、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの各アンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用されるか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第1のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第1のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向と方向が同じであるアンテナパネルを表すか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第2のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第2のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向とは方向が異なるアンテナパネルを表す。
任意選択で、第1の機能ユニットはモバイル端末MT機能ユニットであり、第2の機能ユニットは分散ユニットDUである。代替として、第1の機能ユニットは分散ユニットDUであり、第2の機能ユニットはモバイル端末MT機能ユニットである。
任意選択の実装では、DUのリソース構成が決定されたとき、本装置は、
第1のノードのDUまたはMT中に、送信されるべき信号がある場合、DUのリソース構成中のリソースを調整するように構成された、処理モジュール920をさらに含み、送信されるべき信号に対応するリソースが、第1タイプのリソースである。
任意選択の実装では、本装置のDU中に、送信されるべき信号がある場合、処理モジュール920が、DUのリソース構成を調整するように構成されることは、
DUのリソース構成中の第1のリソースが第2タイプのリソースであると決定された場合、第1のリソースを第1タイプのリソースに調整することであって、第1のリソースは、送信されるべき信号を送信するために第1のノードのDUによって使用されるリソースである、ことを特に含む。
任意選択の実装では、本装置のMT中に、送信されるべき信号がある場合、処理モジュール920が、DUのリソース構成を調整するように構成されることは、
DUのリソース構成中の第2のリソースが第1タイプのリソースであると決定された場合、第2のリソースを第2タイプのリソースに調整することであって、第2のリソースは、時間領域において、第1のノードのMT中で、送信されるべき信号を送信するために使用されるリソースと重複するリソースである、ことを特に含む。
任意選択で、送信されるべき信号は、同期信号ブロックSSBおよびランダムアクセスチャネルRACH信号という信号のうちの1つまたは複数を含む。
本出願のこの実施形態によるリソース構成装置900は、上記の方法実施形態における第1のノードの方法、たとえば、図3の方法に対応し得ることを理解されたい。加えて、装置900中のモジュールの上記および他の管理動作および/または機能は、上記の方法実施形態における第1のノードの方法の対応するステップを実装するためにそれぞれ使用される。したがって、上記の方法実施形態における有益な効果も実装され得る。簡潔のために、詳細について本明細書で再び説明されない。
装置900中のモジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの形態で実装され得ることをさらに理解されたい。これは特に限定されない。言い換えれば、装置900は、機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、特定用途向け集積回路ASIC、回路、1つもしくは複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、および/または上記の機能を提供することができる別の構成要素であり得る。任意選択で、単純な実施形態では、当業者は、装置900が図10に示されている形態であり得ると理解されよう。処理モジュール920は、図10に示されているプロセッサ1001を使用することによって実装され得る。トランシーバモジュール910は、図10に示されているトランシーバ1003を使用することによって実装され得る。特に、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実装される。任意選択で、装置900がチップであるとき、トランシーバモジュール910の機能および/または実装処理は、代替として、ピン、回路などによって実装され得る。任意選択で、メモリは、チップ中の記憶ユニット、たとえば、レジスタまたはバッファである。記憶ユニットは、代替として、コンピュータデバイス中にあり、チップの外部に位置する記憶ユニット、たとえば、図10に示されているメモリ1002であり得る。
図10は、本出願の実施形態によるリソース構成装置1000の概略構造図である。図10に示されているように、装置1000は、プロセッサ1001を含む。
可能な実装では、プロセッサ1001は、以下の行為、即ち、第2のノードによって送信された第1のインジケーション情報を受信することであって、第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用される、ことと、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソース上でデータを送信することであって、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースタイプは、リソース多重化タイプに基づいて決定される、こととを実施するためのインターフェースを呼び出すように構成される。
プロセッサ1001は、上記の受信することと送信することとの行為を実施するためのインターフェースを呼び出し得ることを理解されたい。呼び出されるインターフェースは、論理インターフェースまたは物理インターフェースであり得る。これは限定されない。任意選択で、物理インターフェースは、トランシーバを使用することによって実装され得る。任意選択で、装置1000は、トランシーバ1003をさらに含む。
任意選択で、装置1000は、メモリ1002をさらに含む。メモリ1002は、上記の方法実施形態におけるプログラムコードを記憶してよく、それにより、プロセッサ1001は、プログラムコードを呼び出す。
特に、装置1000が、プロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003を含む場合、プロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003は、内部接続経路を使用することによって互いに通信して、制御信号および/またはデータ信号を転送する。可能な設計では、プロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003は、チップを使用することによって実装されてよく、プロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003は、同じチップ中で実装され得るか、または異なるチップ中で別々に実装され得るか、またはプロセッサ1001、メモリ1002、およびトランシーバ1003のいずれか2つの機能が1つのチップ中で実装される。メモリ1002は、プログラムコードを記憶し得、プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶されたプログラムコードを呼び出して、装置1000の対応する機能を実装する。
装置1000は、上記の実施形態において第1のノード側上で別のステップおよび/または動作を実施するようにさらに構成され得ることを理解されたい。簡潔のために、詳細について本明細書で再び説明されない。
図11は、本出願の実施形態によるリソース構成装置1100の概略ブロック図である。装置1100は、上記の方法実施形態において第2のノードによって実施される方法を実施するように構成される。第2のノードは、第1のノードの親ノードである。任意選択で、装置1100の特定の形態は、リレーノードもしくはリレーノード中のチップであり得るか、またはドナー基地局もしくはドナー基地局中のチップであり得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。装置1100は、
第1のインジケーション情報を決定するように構成された、処理モジュール1110であって、第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用され、リソース多重化タイプは、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定するために第1のノードによって使用される、処理モジュール1110と、
第1のインジケーション情報を第1のノードに送信するように構成された、トランシーバモジュール1120とを含む。
任意選択の実装では、トランシーバモジュール1120は、
リソース構成情報を第1のノードに送信するようにさらに構成され、リソース構成情報は、第1のノード中の第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを示すために使用される。
任意選択の実装では、トランシーバモジュール1120は、第1のノードによって送信された第2のインジケーション情報を受信するようにさらに構成され、第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの各アンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用されるか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第1のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第1のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向と方向が同じであるアンテナパネルを表すか、または第2のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの第2のアンテナパネルとの間でサポートされるリソース多重化タイプを示すために使用され、第2のアンテナパネルは、第2の機能ユニットによって使用されるアンテナパネルの方向とは方向が異なるアンテナパネルを表す。
処理モジュール1110が、第1のインジケーション情報を決定するように構成されることは、
第2のノードによって、第2のインジケーション情報に基づいて第1のインジケーション情報を決定することを含む。
任意選択で、第1の機能ユニットはモバイル端末MT機能ユニットであり、第2の機能ユニットは分散ユニットDUである。代替として、第1の機能ユニットは分散ユニットDUであり、第2の機能ユニットはモバイル端末MT機能ユニットである。
本出願のこの実施形態によるデータ送信装置1100は、上記の方法実施形態における第2のノードの方法、たとえば、図11の方法に対応し得ることを理解されたい。加えて、装置1100中のモジュールの上記および他の管理動作および/または機能は、上記の方法実施形態における第2のノードの方法の対応するステップを実装するためにそれぞれ使用される。したがって、上記の方法実施形態における有益な効果も実装され得る。簡潔のために、詳細について本明細書で再び説明されない。
装置1100中のモジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの形態で実装され得ることをさらに理解されたい。これは特に限定されない。言い換えれば、装置1100は、機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、特定用途向け集積回路ASIC、回路、1つもしくは複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、および/または上記の機能を提供することができる別の構成要素であり得る。任意選択で、単純な実施形態では、当業者は、装置1100が図12に示されている形態であり得ると理解されよう。処理モジュール1110は、図12に示されているプロセッサ1201を使用することによって実装され得る。トランシーバモジュール1120は、図12に示されているトランシーバ1203を使用することによって実装され得る。特に、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実装される。任意選択で、装置1100がチップであるとき、トランシーバモジュール1120の機能および/または実装処理は、代替として、ピン、回路などによって実装され得る。任意選択で、メモリは、チップ中の記憶ユニット、たとえば、レジスタまたはバッファである。記憶ユニットは、代替として、コンピュータデバイス中にあり、チップの外部に位置する記憶ユニット、たとえば、図12に示されているメモリ1202であり得る。
図12は、本出願の実施形態によるリソース構成装置1200の概略構造図である。図12に示されているように、装置1200は、プロセッサ1201を含む。
可能な実装では、プロセッサ1201は、第1のインジケーション情報を決定するように構成され、第1のインジケーション情報は、第2の機能ユニットと第1の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルの各々との間のリソース多重化タイプを示すために使用され、リソース多重化タイプは、第2の機能ユニットの1つまたは複数のアンテナパネルのリソースを決定するために第1のノードによって使用され、プロセッサ1201は、以下の行為、即ち、第1のインジケーション情報を第1のノードに送信すること、を実施するためのインターフェースを呼び出すようにさらに構成される。
プロセッサ1201は、上記の受信することと送信することとの行為を実施するためのインターフェースを呼び出し得ることを理解されたい。呼び出されるインターフェースは、論理インターフェースまたは物理インターフェースであり得る。これは限定されない。任意選択で、物理インターフェースは、トランシーバを使用することによって実装され得る。任意選択で、装置1200は、トランシーバ1203をさらに含む。
任意選択で、装置1200は、メモリ1202をさらに含む。メモリ1202は、上記の方法実施形態におけるプログラムコードを記憶してよく、それにより、プロセッサ1201は、プログラムコードを呼び出す。
特に、装置1200が、プロセッサ1201、メモリ1202、およびトランシーバ1203を含む場合、プロセッサ1201、メモリ1202、およびトランシーバ1203は、内部接続経路を使用することによって互いに通信して、制御信号および/またはデータ信号を転送する。可能な設計では、プロセッサ1201、メモリ1202、およびトランシーバ1203は、チップを使用することによって実装されてよく、プロセッサ1201、メモリ1202、およびトランシーバ1203は、同じチップ中で実装され得るか、または異なるチップ中で別々に実装され得るか、またはプロセッサ1201、メモリ1202、およびトランシーバ1203のいずれか2つの機能が1つのチップ中で実装される。メモリ1202は、プログラムコードを記憶し得、プロセッサ1201は、メモリ1202に記憶されたプログラムコードを呼び出して、装置1200の対応する機能を実装する。
装置1200は、上記の実施形態において第2のノード側上で別のステップおよび/または動作を実施するようにさらに構成され得ることを理解されたい。簡潔のために、詳細について本明細書で再び説明されない。
本出願の実施形態において開示される方法は、プロセッサに適用され得るか、またはプロセッサによって実装され得る。プロセッサは集積回路チップであり得、信号処理能力を有する。実装処理において、上記の方法実施形態におけるステップは、プロセッサ中のハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装されることが可能である。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート、トランジスタ論理デバイス、個別ハードウェア構成要素、システムオンチップ(system on chip、SoC)、中央処理ユニット(central processor unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号処理回路(digital signal processor、DSP)、マイクロコントローラユニット(micro controller unit、MCU)、プログラマブルコントローラ(programmable logic device、PLD)、または別の集積チップであり得る。プロセッサは、本出願の実施形態において開示される方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実施し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るか、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであり得る。本出願の実施形態に関して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサを使用することによって直接実行され、達成され得るか、または復号プロセッサにおいてハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行され、達成され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野における成熟した記憶媒体中に位置し得る。記憶媒体はメモリ中に位置し、プロセッサは、メモリ中の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで上記の方法におけるステップを完了する。
本出願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであり得るか、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含み得ることが理解されよう。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(プログラマブルROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(消去可能PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(電気的EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用される、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であり得る。限定的ではなく例示的な説明を通して、RAMの多くの形態が使用されてよく、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(スタティックRAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(ダイナミックRAM、DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(シンクロナスDRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ダブルデータレートSDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(拡張SDRAM、ESDRAM)、シンクロナスリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(シンクリンクDRAM、SLDRAM)、およびダイレクトラムバスダイナミックランダムアクセスメモリ(ダイレクトラムバスRAM、DR RAM)が使用され得る。本明細書で説明されるシステムおよび方法のメモリは、これらのメモリおよび別の適切なタイプの任意のメモリを含むが、それらに限定されないことに留意されたい。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、図3から図8Aおよび図8Bに示されている実施形態のいずれか1つにおける方法を実施することを可能にされる。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、コンピュータ可読媒体をさらに提供する。コンピュータ可読媒体はプログラムコードを記憶する。プログラムコードがコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、図3から図8Aおよび図8Bに示されている実施形態のいずれか1つにおける方法を実施することを可能にされる。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、上記の第1のノードおよび第2のノードを含む、システムをさらに提供する。
本出願の実施形態において、「第1」、「第2」などの数は、異なる対象物の間で区別するために、たとえば、異なるノードまたはインジケーション情報の間で区別するために使用されているにすぎず、本出願の実施形態の範囲に関する限定を構成しないことを理解されたい。本出願の実施形態はそれに限定されない。
本明細書における「および/または」という用語は、関連する対象物について説明するための関連付け関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表すことをさらに理解されたい。たとえば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、およびBのみが存在するという、3つの場合を表し得る。加えて、本明細書における「/」という文字は、関連する対象物の間の「または」関係を概して示す。
当業者は、本明細書で開示される実施形態において説明される例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実装され得ることに気づき得る。機能がハードウェアによって実施されるかソフトウェアによって実施されるかは、特定の適用例および技術的解決策の設計制約に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに、説明される機能を実装するために異なる方法を使用してよいが、実装が本出願の範囲を越えると考えられるべきではない。
便宜的で簡単な説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業処理については、上記の方法実施形態における対応する処理を参照し、詳細について本明細書で再び説明されないことが当業者には明確に理解され得る。
本出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方式で実装され得ることを理解されたい。たとえば、説明された装置実施形態は例にすぎない。たとえば、ユニット分割は、論理的な機能分割にすぎず、実際の実装では他の分割であってよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素が別のシステムへと組み合わされ、もしくは統合されることがあり、または、いくつかの特徴は無視され、もしくは実施されないことがある。加えて、表示もしくは議論された相互結合もしくは直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装され得る。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、または他の形態で実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であることもそうでないこともあり、ユニットとして表示された部分は、物理ユニットであることもそうでないこともあり、1つの位置に位置し得るか、または複数のネットワークユニット上に分散され得る。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択され得る。
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットが1つの処理ユニットへと統合されることがあり、またはユニットの各々が物理的に単独で存在することがあり、または2つ以上のユニットが1つのユニットへと統合される。
機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態において説明される方法のステップの全部または一部を実施するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
上記の説明は、本出願の特定の実装にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図されていない。本出願において開示される技術範囲内で当業者によって容易に想到されるいかなる変形または置換も、本出願の保護範囲内に入るものである。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従わなければならないものである。