JP2022514663A - ジョセフソン電流源システム - Google Patents

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Abstract

一実施形態は、AC入力信号と誘導結合される磁束シャトルループを含むジョセフソン電流源システムを記載している。磁束シャトルループは、少なくとも1つのジョセフソン接合を各々が含む複数の段を含む。複数の段は、磁束シャトルループの周りに間隔をおいて配置することができる。複数の段の複数の対の各々は、AC入力信号に応答して、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合を介してシーケンスで同時にトリガするとともに、個々の段の各々の少なくとも1つのジョセフソン接合の各々を介して磁束シャトルループの周りの複数の段の各段を介してシーケンシャルにかつ連続的に移動する個々の対の単一磁束量子(SFQ)パルスを供給して、出力インダクタを介してDC出力電流が供給されることとなるように構成される。

Description

本発明は、概して、量子および古典的デジタル超伝導回路、具体的には、ジョセフソン電流源システムに関する。
超伝導デジタル技術は、前例のない高速、低消費電力、および低動作温度の点で利点のあるコンピューティングおよび/または通信リソースを供給してきた。超伝導デジタル技術は、CMOS技術に対する代替手段として開発され、典型的には、超伝導ジョセフソン接合を利用した超伝導ベースの単一磁束超伝導回路を含み、20Gb/s(ギガバイト/秒)以上の典型的なデータレートで約4nW(ナノワット)の典型的な信号電力を示すことができ、かつ約4ケルビンの温度で動作することができる。ジョセフソン接合は、DCバイアス電流が供給される能動デバイスであり、このような回路の電力バジェットは、能動デバイスがスイッチングしているか否かに関係なく発生する静的な消費電力が支配的である。一般的なシステムでは、バイアス抵抗ネットワークを使用してDCバイアス電流を直接供給することができるが、この場合、実質的に大電流(1アンペア以上)となり、スプリアス磁界および高電力損失による熱が発生する可能性がある。
一実施形態は、AC入力信号と誘導結合される磁束シャトルループを含むジョセフソン電流源システムを記載している。磁束シャトルループは、少なくとも1つのジョセフソン接合を各々が含む複数の段を含む。複数の段は、磁束シャトルループの周りに間隔をおいて配置することができる。複数の段の複数の対の各々は、AC入力信号に応答して、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合を介してシーケンスで同時にトリガするとともに、個々の段の各々の少なくとも1つのジョセフソン接合の各々を介して磁束シャトルループの周りの複数の段の各段を介してシーケンシャルにかつ連続的に移動する個々の対の単一磁束量子(SFQ)パルスを供給して、出力インダクタを介してDC出力電流が供給されることとなるように構成される。
別の実施形態は、DC出力電流を供給するための方法を含む。方法は、複数の段を含む磁束シャトルループにバイアス電流を供給するステップを含む。方法は、複数の段の各々と誘導結合されるレシプロカル量子論理(RQL)クロック信号を供給して、RQLクロック信号およびバイアス電流に応答して複数の段の各々に関連する少なくとも1つのジョセフソン接合をシーケンシャルにトリガして、前記複数の段の各々に関連する少なくとも1つのジョセフソン接合の各々を介して磁束シャトルループの周りに一対の単一磁束量子(SFQ)パルスを連続的に循環させて、出力インダクタを介してDC出力電流を生成するステップをも含む。
別の実施形態は、ジョセフソン電流源システムを含む。システムは、AC入力信号と誘導結合される磁束シャトルループを含む。磁束シャトルループは、少なくとも1つのジョセフソン接合を各々が含むとともに、フローティング基準ノード(floating reference node)を基準とする複数のジョセフソン伝送線路(JTL)段を含むことができる。複数のJTL段は、磁束シャトルループの周りに間隔をおいて配置することができる。複数のJTL段の各々は、AC入力信号に応答して、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合を介してシーケンスでトリガするとともに、個々のJTL段の各々の少なくとも1つのジョセフソン接合の各々を介して磁束シャトルループの周りの複数の段の各段を介してシーケンシャルにかつ連続的に移動する個々の単一磁束量子(SFQ)パルスを供給して、出力インダクタを介してDC出力電流が供給されることとなるように構成される。
一例の超伝導回路システムを示す図。 一例のジョセフソン電流源システムを示す図。 一例のジョセフソン伝送線路(JTL)段を示す図。 別の例の超伝導回路システムを示す図。 DC出力電流を供給するための一例の方法を示す図。
本発明は、概して、量子および古典的デジタル超伝導回路、具体的には、ジョセフソン電流源システムに関する。ジョセフソン電流源システムは、複数の段を備える磁束シャトルループを含む。複数の段の各々は、変圧器、少なくとも1つのジョセフソン接合、および少なくとも1つのインダクタを含むジョセフソン伝送線路(JTL)として構成することができる。変圧器は、AC入力信号を磁束シャトルループに誘導結合して、AC入力信号が個々のJTL段におけるジョセフソン接合にバイアスを供給するように構成されている。例えば、AC入力信号は、同位相成分と直交位相成分を含むRQLクロック信号とすることができる。本明細書で提供されるように、同位相成分および直交位相成分はそれぞれ、単一の「RQLクロック信号」として集合的に記述される別個の正弦波信号(例えば、90°だけ位相がずれている)に対応する。段は個々の対として配置されており、各対は、誘導された位相に基づいてAC入力信号の所与の位相に応答して活性化される。
磁束シャトルループは、DCバイアス電流に応答してバイアス初期化電流を生成するように構成された少なくとも1つの初期化変圧器(initialization transformer)を含む。従って、初期化変圧器を介して供給されるバイアス電流と、各段の変圧器を介してAC入力信号によって供給されるバイアスとに応答して、所与の対の各段のジョセフソン接合(単数または複数)が対ごとにシーケンスでトリガして、AC入力信号の周波数に基づいて磁束シャトルループの周りに個々の対の単一磁束量子(SFQ)パルスが供給される。一例として、SFQパルスは、AC入力信号の各正のサイクルおよび負のサイクルで複数の対の段の各々を介して伝搬することができる。SFQパルスは、複数の段の各々のインダクタに供給されて、出力インダクタに個々の電流パルスが供給されて、出力インダクタがDC出力電流を供給する。
さらに、磁束シャトルループの段(例えば、JTL段)は、システム全体の「グランド」接続とは対照的に、共通のフローティング基準ノードに対して配置することができる。その結果、ジョセフソン電流源システムは、複数の磁束シャトルループを含むことができる。例として、磁束シャトルループの所与の1つは、別の磁束シャトルループのフローティング基準ノードに結合された出力を有することができる。この場合、複数の磁束シャトルループをカスケード接続することができ、各磁束シャトルループは、AC入力信号の各位相において加算(additive)2Φを供給して、カスケードにおいて基準が加算的となり、出力インダクタに出力電流の大きな振幅を供給することができる。
図1は、一例の超伝導回路システム10を示す。一例として、超伝導回路システム10は、量子メモリまたは処理システムなどの様々な量子コンピューティングの応用例のいずれかにおいて実施することができる。超伝導回路システム10は、デバイス12およびジョセフソン電流源システム14を含む。ジョセフソン電流源システム14は、図1の例においてDC電流IDCとして示されているDC電流をデバイス12に供給するように構成される。一例として、DC電流IDCは、デバイス12を駆動するための電力信号またはドライバ信号として供給することができる。例えば、デバイス12は、メモリシステム(例えば、メモリセルのアレイ)用の電流ドライバに対応することができ、電流ドライバとして構成されたデバイス12は、行または列のメモリセルに読出し電流または書込み電流を供給することができる。
ジョセフソン電流源システム14は、AC入力信号CLKをDC電流IDCに変換するように構成される。一例として、AC入力信号CLKは、実質的に一定の周波数(例えば、約10GHz)および低いAC電流振幅を有する正弦波形とすることができる。例えば、AC入力信号CLKは、レシプロカル量子論理(RQL:reciprocal quantum logic)クロック信号(例えば、超伝導回路(例えば、約2mA RMS)で実施されるような)などのクロック信号に対応することができる。ジョセフソン電流源システム14は、ジョセフソン電流源システム14の動作を初期化してAC入力信号CLKをDC電流IDCに変換するために、ジョセフソン電流源システム14に供給することができるバイアス信号BIASを受信するものとして示されている。一例として、バイアス信号BIASは、ジョセフソン電流源システム14の動作を維持するために、ジョセフソン電流源システム14に実質的に連続的に供給されるDC電流とすることができる。例えば、バイアス信号BIASは、本明細書でより詳細に説明されるように、一対の変圧器を介してバイアス初期化電流(bias initialization current)を誘導することができる。
図1の例では、ジョセフソン電流源システム14は、磁束シャトルループ16を含む。磁束シャトルループ16は、隣接する一対の段を介してなど、AC入力信号CLKの周波数に基づいて、ジョセフソン電流源システム14の動作中に、磁束シャトルループ16の周りに一対の単一磁束量子(SFQ)パルスを伝達するように構成された複数の段を含むことができる。本明細書で説明するように、磁束シャトルループ16に関する「ループ」という用語は、第1の段が最終段に結合されるように(例えば、初期化変圧器を介して)、複数の段の磁束シャトルループ16の実質的に連続したループ(例えば、円形)構成を記載している。従って、SFQパルスは、バイアス信号BIASが供給されている間、磁束シャトルループ16の周りを実質的に連続的に伝搬することができる。一例として、複数の段の磁束シャトルループ16は、本明細書でより詳細に説明するように、ジョセフソン伝送線路(JTL:Josephson transmission line)段として構成することができる。
磁束シャトルループ16は、抵抗なしで配置することができる。一例として、磁束シャトルループ16の各段は、変圧器と、少なくとも1つのジョセフソン接合と、少なくとも1つのインダクタとを含むことができる。変圧器は、AC入力信号CLKが磁束シャトルループ16にバイアスを供給するように、AC入力信号CLKを磁束シャトルループ16に誘導結合するように構成することができる。変圧器を介してAC入力信号CLKによって誘導されるバイアスは、バイアス信号BIASを介して生成されるバイアス初期化電流に追加することができる。従って、集合的なバイアスに応答して、磁束シャトルループ16の各段におけるジョセフソン接合(単数または複数)は、AC入力信号CLKの周波数に基づいて磁束シャトルループ16の周りを伝搬するSFQパルスを生成するようにトリガする。一例として、SFQパルスは、AC入力信号CLKの各正のサイクルおよび各負のサイクルにおいて1対の段を介して伝搬することができる。従って、1対のSFQパルスは、磁束シャトルループ16の周りを伝搬するとともに、磁束シャトルループ16の個々の対の段の各々に関連する個々のストレージインダクタに供給されて、例えば、ジョセフソン電流源システム14における出力インダクタLOUTに、電流パルスを供給することができる。従って、DC電流IDCは、AC入力信号CLKの周波数に基づいて出力インダクタLOUTにシーケンシャルに供給される電流パルスに基づいて、出力インダクタLOUTを介して流れることができる。例えば、電流パルスは、小さな電圧(例えば、約2μV/GHz)を各インダクタに供給するSFQパルスに基づいて生成することができるため、結果として生じる電流パルスを出力インダクタにおいて統合して、DC電流IDCを提供することができる。
さらに、ジョセフソン電流源システム14は、各々が個々の1つの磁束シャトルループ(単数または複数)16に対応することができる1つまたは複数のフローティング基準ノード18を含む。例として、フローティング基準ノード(単数または複数)18は、図1の例において20で示されている、ジョセフソン電流源システム14に関連するグローバルグランドとは対照的に、ローカル電圧基準に対応することができる。一例として、磁束シャトルループ(単数または複数)16は、カスケード構成または「スタック」構成で配置することができ、その構成では、磁束シャトルループ(単数または複数)16の所与の1つの出力を次の磁束シャトルループ16のフローティング基準ノード18に結合することができる。従って、カスケード構成またはスタック構成における後続の磁束シャトルループ(単数または複数)16によって供給される電圧パルスは、互いに対して加算的であり、一対のSFQパルスが、磁束シャトルループ(単数または複数)16の各々のAC入力信号CLKのサイクル毎に加算2Φを供給することができる。従って、磁束シャトルループ(単数または複数)16の最後は、出力インダクタLOUTを介して実質的により大きな出力SFQパルスを提供するとともに、出力電流IOUTの実質的により大きな振幅をデバイス12に提供するように出力インダクタLOUTに結合された出力を有することができる。
従って、ジョセフソン電流源システム14は、電力効率の良い方法で、AC入力信号CLKをDC電流IDCに変換するように動作することができる。前述したように、ジョセフソン電流源システム14は、抵抗なしで実施することができる。従って、ジョセフソン電流源システム14は、DC電流IDCをデバイス12に提供するために電流パルスにより電力を消費するだけであり、その結果、磁束シャトルループ16の周りを伝搬するSFQパルスを維持するために追加の電力は消費されない。さらに、ジョセフソン電流源システム14は、典型的な抵抗ベースのDC電源とは対照的に、静的電力消費により実質的に熱を発生させることがない。従って、ジョセフソン電流源システム14は、特に量子コンピューティング環境において、典型的なAC/DCコンバータよりも効率的かつ効果的に動作することができる。さらに、AC入力信号CLKの各サイクルにおいて2つのSFQパルスを供給するように磁束シャトルループ(単数または複数)16の各々を実施すること、および複数の磁束シャトルループ16のカスケード構成/スタック構成を設けることによって、出力電流IOUTは、より大きな振幅で提供することができ、かつ/または例えば、他の磁束シャトルループ電流源に対して、より迅速な方法で最大振幅に復元することができる。
図2は、一例のジョセフソン電流源システム50を示す。ジョセフソン電流源システム50は、超伝導回路システム10におけるジョセフソン電流源システム14に対応することができる。従って、ジョセフソン電流源システム50は、図2の例において第1の段54、第2の段56、第3の段58、第4の段60、第5の段62、第6の段64、第7の段66、および第8の段68として示されている複数の段を含む磁束シャトルループ52を含む。段54、56、58、60、62、64、66、および68は、シーケンシャルに結合されて、ループ構成を形成する。ジョセフソン電流源システム50は、AC入力信号CLKをDC出力電流IOUTに変換するように構成される。図2の例では、AC入力信号CLKは、同位相成分CLKと直交位相成分CLKを含むRQLクロック信号として示されている。一例として、同位相成分CLKおよび直交位相成分CLKは、量子コンピューティング回路においてRQLのために実施されるAC入力信号に集合的に対応することができる。DC出力電流IOUTは、出力インダクタLOUTを介して流れるように示されている。
段54、56、58、60、62、64、66、および68の各々は、互いに実質的に同様に構成され、かつJTL段に対応することができる。第1の段54は、インダクタLL1を介して第2の段56に結合され、第2の段56は、インダクタLL2を介して第3の段58に結合されている。第1および第2の段54および56は各々、AC入力信号CLKの270°の位相、即ち、直交位相成分CLKの第1の位相に関連付けられている。第3の段58は、インダクタLL3を介して第4の段60に結合されている。第3および第4の段58および60は各々、AC入力信号CLKの0°の位相、即ち、同位相成分CLKの第1の位相に関連付けられている。第5の段62は、インダクタLL4を介して第6の段64に結合され、第6の段64は、インダクタLL5を介して第7の段66に結合されている。第5および第6の段62および64は各々、AC入力信号CLKの90°の位相、即ち、直交位相成分CLKの第2の位相に関連付けられている。第7の段66は、インダクタLL6を介して第8の段68に結合されている。第7および第8の段66および68は各々、AC入力信号CLKの180°の位相、即ち、同位相成分CLKの第2の位相に関連付けられている。
図2の例では、同位相成分CLKはインダクタLC1およびインダクタLC3を介して伝搬する。インダクタLC1は、第1のストレージインダクタLO1に誘導結合され、インダクタLC3は、第3のストレージインダクタLO3に誘導結合されている。従って、同位相成分CLKは、同位相成分CLKの第1の位相の間に段58および60にバイアスを供給することができ、例えば、インダクタLC1およびLO1に対するインダクタLC3およびLO3の反対の巻線方向に基づいて、同位相成分CLKの第2の(反対の)位相の間に段66および68にバイアスを供給することができる。同様に、直交位相成分CLKはインダクタLC2およびインダクタLC4を介して伝搬する。インダクタLC2は、第2のストレージインダクタLO2に誘導結合され、インダクタLC4は、第4のストレージインダクタLO4に誘導結合されている。従って、直交位相成分CLKは、直交位相成分CLKの第1の位相の間に段62および64にバイアスを供給することができ、例えば、インダクタLC2およびLO2に対するインダクタLC4およびLO4の反対の巻線方向に基づいて、直交位相成分CLKの第2の(反対の)位相の間に段54および56にバイアスを供給することができる。
さらに、ジョセフソン電流源システム50は、第1の初期化変圧器Tおよび第2の初期化変圧器Tを含む。第1の初期化変圧器Tは、第8の段68と第1の段54との間に配置されているとともに、一次巻線LP1および二次巻線LS1を含む。第2の初期化変圧器Tは、第4の段60と第5の段62との間に配置されているとともに、一次巻線LP2および二次巻線LS2を含む。DCバイアス電流IBIASは、電流源70から供給されるとともに、変圧器TおよびTの各々の一次巻線LP1およびLP2を通るように流れる。バイアス電流IBIASは、段54、56、58、および60を通ってグランドに流れる二次インダクタLS1を介する第1のバイアス初期化電流IB1を誘導するとともに、段62、64、66、および68を通ってグランドに流れる二次インダクタLS2を介する第2のバイアス初期化電流IB1を誘導する。一例として、バイアス電流はそれぞれ、クロック信号CLKによって駆動されるように磁束シャトルループ52の周りを伝搬する磁束量子に対応する。
前述したように、段54、56、58、60、62、64、66、および68は、JTL段として配置することができる。図3は、一例のJTL段100を示す。JTL段100は、図2の例における、実質的に同様に配置されたJTL段54、56、58、60、62、64、66、および68のいずれか1つに対応することができる。従って、以下の図3の例の説明では、図2の例が参照される。
図3の例において、JTL段100は、例えば、個々のインダクタLO1、LO2、LO3、またはLO4のうちの1つを介してAC入力信号CLKを受信するように示されている。従って、JTL段100は、同位相成分CLKまたは直交位相成分CLKの個々の1つの第1および第2の位相のうちの1つを受信する。例えば、段54および56のうちの1つに対応するJTL段100は、270°の位相でバイアスを供給することができ、段58および60のうちの1つに対応するJTL段100は、0°の位相でバイアスを供給することができ、段62および64のうちの1つに対応するJTL段100は、90°の位相でバイアスを供給することができ、段66および68のうちの1つに対応するJTL段100は、180°の位相でバイアスを供給することができる。
図3の例では、SFQパルスPLSINは、入力102において例えば、前のJTL段から供給することができる。AC入力信号CLKおよびバイアス初期化電流IB1またはIB2によってバイアスされることに応答して、SFQパルスPLSINは、第1のジョセフソン接合Jをトリガし、第1のジョセフソン接合Jは第2のジョセフソン接合JをトリガするためにインダクタLST1を介してかつインダクタLST2を介してSFQパルスPLSINを伝搬させる。従って、第2のジョセフソン接合Jによって生成されたSFQパルスは、第1の出力104において出力SFQパルスPLSOUTとしてJTL段100から提供される。従って、出力SFQパルスPLSOUTは、次のJTL段100における入力SFQパルスPLSINとなるように、磁束シャトルループ52内の次のJTL段100に伝搬することができる。さらに、ジョセフソン接合JおよびJのトリガにより、第2の出力106において提供される電流パルスISXを供給することができる。
さらに、ジョセフソン接合JおよびJは、図3の例において108で示されているフローティング基準ノードを基準としている。一例として、フローティング基準ノード108は、ジョセフソン電流源システム50に関連するグローバルグランドとは対照的に、ローカル電圧基準に対応することができる。例えば、フローティング電圧基準ノード108は、バイアス電流IBIASに関連付けられるとともに、AC入力信号CLKに関連付けられたグランド接続とは別個に区別することができる。本明細書でより詳細に説明するように、フローティング基準ノード108は、JTL段100から供給される電流パルスISXの振幅を、カスケード構成または「スタック」構成でフローティング基準ノード108に結合された出力を有する別の磁束シャトルループ50に対してブーストするように実施することができる。
図2の例に戻ると、段54、56、58、60、62、64、66、および68の各々は、AC入力信号CLKの関連する位相において個々のストレージインダクタに電流パルスISXを供給するものとして示されている。図2の例では、第1のストレージインダクタLO1は、AC入力信号CLKの0°の位相において、第3の段58から電流パルスIS3を受け取るとともに、第4の段60から電流パルスIS4を受け取る。従って、電流パルスIS3とIS4は、第1のストレージインダクタLO1において合成される。同様に、第2のストレージインダクタLO2は、AC入力信号CLKの90°の位相において、第5の段62から電流パルスIS5を受け取るとともに、第6の段64から電流パルスIS6を受け取る。従って、電流パルスIS5とIS6は、第2のストレージインダクタLO2において合成される。同様に、第3のストレージインダクタLO3は、AC入力信号CLKの180°の位相において、第7の段66から電流パルスIS7を受け取るとともに、第8の段68から電流パルスIS8を受け取る。従って、電流パルスIS7とIS8は、第3のストレージインダクタLO3において合成される。同様に、第4のストレージインダクタLO4は、AC入力信号CLKの270°の位相において、第1の段54から電流パルスIS1を受け取るとともに、第2の段56から電流パルスIS2を受け取る。従って、電流パルスIS1とIS2は、第4のストレージインダクタLO4において結合される。
ストレージインダクタLO1およびLO4はそれぞれ中間インダクタLI1に結合され、ストレージインダクタLO2およびLO3はそれぞれ中間インダクタLI2に結合されている。中間インダクタLI1およびLI2はそれぞれ、磁束シャトルループ52の出力72に結合されている。図2の例では、出力72は出力インダクタLOUTに結合されている。その結果、中間インダクタLI1は電流パルスIS1、IS2、IS3、およびIS4を統合し、中間インダクタLI2は電流パルスIS5、IS6、IS7、およびIS8を統合する。従って、統合された電流パルスIS1、IS2、IS3、IS4、IS5、IS6、IS7、およびIS8は、DC出力電流IOUTを供給するために出力インダクタLOUTにおいてさらに統合されて、結果的に、ジョセフソン電流源システム50は、出力インダクタLOUTの電流制限に基づく電流制限されたDC信号源として機能する。結果として、DC出力電流IOUTをデバイス(例えば、図1の例におけるデバイス12)に供給することができる。さらに、電流パルスIS1、IS2、IS3、IS4、IS5、IS6、IS7、およびIS8は、AC入力信号CLKの各位相において磁束シャトルループ52の周りを伝搬する2つのSFQパルスに基づいて、対で出力インダクタLOUTに(例えば、中間インダクタLI1およびLI2を介して)供給されるため、出力電流IOUTの振幅は、例えば、他のジョセフソン電流源システムと比較して、急速に増加させることができる。
図2の例では、ストレージインダクタLO1、LO2、LO3、およびLO4が(例えば、中間インダクタLI1およびLI2を介して)出力インダクタLOUTに結合されているが、出力72は、代わりに、別の磁束シャトルループ52に関連付けられたフローティング基準ノードに結合することができる。例えば、磁束シャトルループ52は、出力インダクタLOUTを介してデバイス12に出力電流IOUTを供給するようにカスケード構成またはスタック構成となっている最後の磁束シャトルループ52とすることができ、1つまたは複数の先行する磁束シャトルループ52は、図2の例に示されている磁束シャトルループ52のフローティング基準ノードに結合された個々の出力72を有する。
図4は、別の例の超伝導回路システム150を示す。超伝導回路システム150は、図1の例における超伝導システム10と同様に実施することができるとともに、AC入力信号(例えば、RQLクロック信号)に応答して出力電流IOUTをデバイス(例えば、デバイス12)に提供するように構成することができる。超伝導回路システム150は、第1のジョセフソン電流源システム152、第2のジョセフソン電流源システム154、および第3のジョセフソン電流源システム156として示されている複数のジョセフソン電流源システムを含む。ジョセフソン電流源システム152の各々は、図2の例におけるジョセフソン電流源システム50と実質的に同様に構成することができる。従って、以下の図4の例の説明では、図2の例が参照される。さらに、図4の例は3つのジョセフソン電流源システムを示しているが、代わりに3つより少ないか、または多いジョセフソン電流源システムを実施することができることが理解されるべきである。
ジョセフソン電流源システム152、154、および156の各々は、磁束シャトルループ158およびフローティング基準ノード160を含む。ジョセフソン電流源システム152、154、および156の各々の磁束シャトルループ158は、本明細書に記載されているのと同様に、例えば、隣接する一対の段を介して、AC入力信号CLKの周波数に基づいて、個々のジョセフソン電流源システム152、154、および156の動作中に磁束シャトルループ158の周りに一対のSFQパルスを転送するように構成された複数の段を含むことができる。従って、ジョセフソン電流源システム152、154、および156の各々の磁束シャトルループ158は、AC入力信号CLKの各位相において一対の個々の電流パルスを供給することができる。
さらに、第1のジョセフソン電流源システム152のフローティング基準ノード160はグランドに接続され、第1のジョセフソン電流源システム152の磁束シャトルループ158の出力は、第2のジョセフソン電流源システム154のフローティング基準ノード160に結合される。同様に、第2のジョセフソン電流源システム154の磁束シャトルループ158の出力は、第3のジョセフソン電流源システム156のフローティング基準ノード160に結合される。第3のジョセフソン電流源システム156の磁束シャトルループ158の出力は、ストレージインダクタLOUTを介して出力電流IOUTを提供するように構成される。従って、ジョセフソン電流源システム152、154、および156は、カスケード構成または「スタック」構成で配置されている。従って、ジョセフソン電流源システム152、154、および156の各々における磁束シャトルループ158によって提供される電圧パルスは、互いに対して加算的であり、ジョセフソン電流源システム152、154、および156の各々の磁束シャトルループ158からの一対のSFQパルスがAC入力信号CLKのサイクル毎に加算2Φを供給することができる。従って、第3のジョセフソン電流源システム156の磁束シャトルループ158は、出力インダクタLOUTを介して実質的により大きな出力SFQパルスを提供するとともに、出力電流IOUTの実質的により大きな振幅を関連するデバイスに提供するように出力インダクタLOUTに結合された出力を有することができる。
上記した構造的および機能的特徴を考慮して、本発明の様々な態様による方法は、図5を参照してよりよく理解されるであろう。説明を簡単にするために、図5の方法は、連続的に実行するものとして図示され、説明されているが、いくつかの態様は、本発明に従って、本明細書に示され記載されているものとは異なる順序で、および/または他の態様と同時に生じることができるため、本発明は、図示された順序によって制限されないことが理解され、かつ認識されるべきである。さらに、本発明の態様による方法を実施するために、例示されている全ての特徴が必要とされるとは限らない。
図5は、DC出力電流(例えば、DC出力電流IOUT)を供給するための一例の方法200を示す。252において、バイアス電流(例えば、バイアス電流IBIAS)が、複数の段(例えば、段54、56、58、60、62、64、66、および68)を含む磁束シャトルループ(例えば、磁束シャトルループ16)に供給される。254において、複数の段の各々と誘導結合されるRQLクロック信号(例えば、AC入力信号CLK)によって、RQLクロック信号およびバイアス電流に応答して複数の段の各々に関連する少なくとも1つのジョセフソン接合(例えば、ジョセフソン接合JおよびJ)がシーケンシャルにトリガされて、複数の段の各々に関連する少なくとも1つのジョセフソン接合の各々を介して磁束シャトルループの周りに一対のSFQパルスが連続的に循環されて、出力インダクタ(例えば、ストレージインダクタLOUT)を介してDC出力電流が生成される。
上述した説明は、本発明の例である。当然ながら、本発明を説明する目的で考えられる全ての構成要素または方法の組み合わせを説明することは不可能であるが、当業者は、本発明の多くのさらなる組み合わせおよび置換が可能であることを認識するであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲を含む本出願の範囲内にある全てのそのような変更、修正、および変形を包含することを意図している。
上述した説明は、本発明の例である。当然ながら、本発明を説明する目的で考えられる全ての構成要素または方法の組み合わせを説明することは不可能であるが、当業者は、本発明の多くのさらなる組み合わせおよび置換が可能であることを認識するであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲を含む本出願の範囲内にある全てのそのような変更、修正、および変形を包含することを意図している。
以下に、上記実施形態から把握できる技術思想を付記として記載する。
[付記1]
AC入力信号と誘導結合される磁束シャトルループを備えるジョセフソン電流源システムであって、前記磁束シャトルループは、少なくとも1つのジョセフソン接合を各々が含むとともに、フローティング基準ノードを基準とする複数のジョセフソン伝送線路(JTL)段を含み、複数のJTL段は、前記磁束シャトルループの周りに間隔を置いて配置されており、前記複数のJTL段の各々は、AC入力信号に応答して、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合を介してシーケンスでトリガするとともに、個々のJTL段の各々の少なくとも1つのジョセフソン接合の各々を介して前記磁束シャトルループの周りの複数の段の各段を介してシーケンシャルにかつ連続的に移動する個々の単一磁束量子(SFQ)パルスを供給して、出力インダクタを介してDC出力電流が供給されることとなるように構成される、システム。
[付記2]
前記AC入力信号は、同位相成分および直交位相成分を含むレシプロカル量子論理(RQL)クロック信号として構成され、前記JTL段の各々は、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合をバイアスするために、前記磁束シャトルループを、前記同位相成分および前記直交位相成分の個々の1つに誘導結合するように構成された変圧器を含む、付記1に記載のシステム。
[付記3]
前記複数のJTL段が、複数の対のJTL段を含み、各対のJTL段は、RQLクロック信号の所定の位相に応答して、個々の対のJTL段に関連する段の各々において、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合をトリガして、前記磁束シャトルループ内を循環する個々の対の電流パルスを供給するように配置されており、各対の段の各々は、前記出力インダクタに個々の対の電流パルスを供給するように構成されたストレージインダクタに結合される、付記2に記載のシステム。
[付記4]
前記磁束シャトルループは、出力を各々が含む複数の磁束シャトルループのうちの少なくとも1つの磁束シャトルループの出力が、前記複数の磁束シャトルループの別の少なくとも1つの磁束シャトルループのフローティング基準ノードに結合されて、前記出力インダクタを通る前記複数の磁束シャトルループの各々の前記AC入力信号のサイクル毎に加算2Φ を供給するようにする、付記1に記載のシステム。

Claims (20)

  1. AC入力信号と誘導結合される磁束シャトルループを備えるジョセフソン電流源システムであって、前記磁束シャトルループは、少なくとも1つのジョセフソン接合を各々が含む複数の段を含み、前記複数の段は、前記磁束シャトルループの周りに間隔を置いて配置されており、前記複数の段の複数の対の各々は、AC入力信号に応答して、少なくとも1つのジョセフソン接合を介してシーケンスで同時にトリガするとともに、個々の段の各々の少なくとも1つのジョセフソン接合の各々を介して前記磁束シャトルループの周りの前記複数の段の各段を介してシーケンシャルにかつ連続的に移動する個々の対の単一磁束量子(SFQ)パルスを供給して、出力インダクタを介してDC出力電流が供給されることとなるように構成される、システム。
  2. 前記AC入力信号は、同位相成分および直交位相成分を含むレシプロカル量子論理(RQL)クロック信号として構成される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記複数の段の各々は、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合をバイアスするために、同位相成分および直交位相成分のうちの個々の1つと結合される、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記複数の段の各々は、AC入力信号の個々の位相を介してバイアスされるように構成されたジョセフソン伝送線路(JTL)段として配置される、請求項1に記載のシステム。
  5. 複数のJTL段の各々は、フローティング基準ノードを基準とする、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記磁束シャトルループは、出力を各々が含む複数の磁束シャトルループのうちの最初の磁束シャトルループであり、前記複数の磁束シャトルループの少なくとも1つの磁束シャトルループの出力が前記複数の磁束シャトルループの別の少なくとも1つの磁束シャトルループの前記のフローティング基準ノードに結合されて、前記出力インダクタを通る前記複数の磁束シャトルループの各々の前記AC入力信号のサイクル毎に加算2Φが供給されるようにする、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記磁束シャトルループは、少なくとも1つの初期化変圧器をさらに含み、前記少なくとも1つの初期化変圧器は、前記初期化変圧器の一次巻線を介して供給されるバイアス電流に応答して、前記磁束シャトルループに初期化バイアス電流を供給するように構成された二次巻線を有する、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記少なくとも1つの初期化変圧器は、第1の初期化変圧器および第2の初期化変圧器を含み、前記第1および第2の初期化変圧器の各々は、前記複数の段に対して前記磁束シャトルループの周りに対称的に配置されている、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記複数の段は、複数の対の段を含み、各対の段は、AC入力信号の所定の位相に応答して、個々の対の段に関連する段の各々において、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合をトリガして、個々の対の電流パルスを供給するように構成され、各対の段は、前記出力インダクタに個々の対の電流パルスを供給するように構成されたストレージインダクタに結合される、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記複数の段の各々は、フローティング基準ノードを基準とし、前記磁束シャトルループは、出力を各々が含む複数の磁束シャトルループの最初の磁束シャトルループであり、前記複数の磁束シャトルループのうちの少なくとも1つの磁束シャトルループの出力は、前記複数の磁束シャトルループのうちの別の少なくとも1つの磁束シャトルループの前記フローティング基準ノードに結合され、前記複数の磁束シャトルループのうちの最後の磁束シャトルループが前記出力インダクタに結合されている、請求項1に記載のシステム。
  11. DC出力電流を供給するための方法であって、
    複数の段を含む磁束シャトルループにバイアス電流を供給するステップと、
    複数の段の各々と誘導結合されるレシプロカル量子論理(RQL)クロック信号を供給して、RQLクロック信号およびバイアス電流に応答して複数の段の各々に関連する少なくとも1つのジョセフソン接合をシーケンシャルにトリガして、前記複数の段の各々に関連する少なくとも1つのジョセフソン接合の各々を介して磁束シャトルループの周りに一対の単一磁束量子(SFQ)パルスを連続的に循環させて、出力インダクタを介してDC出力電流を生成するステップと、を含む方法。
  12. 前記RQLクロック信号を供給することは、前記RQLクロック信号を、前記複数の段の個々の対に同位相成分および直交位相成分の1つとして供給して、前記RQLクロック信号の個々の位相を介して前記複数の段の個々の対をバイアスすることを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 初期化信号を供給することは、初期化変圧器の一次巻線を介してバイアス電流を供給して、前記磁束シャトルループに初期化バイアス電流を誘導することを含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記バイアス電流を供給することは、前記磁束シャトルループ内に前記初期化バイアス電流を誘導するために前記複数の段に対して前記磁束シャトルループの周りに対称的に配置された第1の初期化変圧器および第2の初期化電流の各々の一次巻線を介してバイアス電流を供給することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記複数の段の各々が、前記RQLクロック信号の個々の位相を介してバイアスされるように構成されたジョセフソン伝送線路(JTL)段として配置されており、複数のJTL段の各々は、フローティング基準ノードを基準とする、請求項11に記載の方法。
  16. 前記バイアス電流を供給することは、複数の磁束シャトルループの各々に前記バイアス電流を供給することを含み、前記RQLクロック信号を供給することは、前記RQLクロック信号を前記複数の磁束シャトルループの各々に供給することを含み、前記複数の磁束シャトルループのうちの少なくとも1つの磁束シャトルループの出力は、前記複数の磁束シャトルループのうちの別の少なくとも1つの磁束シャトルループの前記フローティング基準ノードに結合されて、前記出力インダクタを通る前記複数の磁束シャトルループの各々の前記RQLクロック信号のサイクル毎に加算2Φを供給する、請求項15に記載の方法。
  17. AC入力信号と誘導結合される磁束シャトルループを備えるジョセフソン電流源システムであって、前記磁束シャトルループは、少なくとも1つのジョセフソン接合を各々が含むとともに、フローティング基準ノードを基準とする複数のジョセフソン伝送線路(JTL)段を含み、複数のJTL段は、前記磁束シャトルループの周りに間隔を置いて配置されており、前記複数のJTL段の各々は、AC入力信号に応答して、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合を介してシーケンスでトリガするとともに、個々のJTL段の各々の少なくとも1つのジョセフソン接合の各々を介して前記磁束シャトルループの周りの複数の段の各段を介してシーケンシャルにかつ連続的に移動する個々の単一磁束量子(SFQ)パルスを供給して、出力インダクタを介してDC出力電流が供給されることとなるように構成される、システム。
  18. 前記AC入力信号は、同位相成分および直交位相成分を含むレシプロカル量子論理(RQL)クロック信号として構成され、前記JTL段の各々は、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合をバイアスするために、前記磁束シャトルループを、前記同位相成分および前記直交位相成分の個々の1つに誘導結合するように構成された変圧器を含む、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記複数のJTL段が、複数の対のJTL段を含み、各対のJTL段は、RQLクロック信号の所定の位相に応答して、個々の対のJTL段に関連する段の各々において、個々の少なくとも1つのジョセフソン接合をトリガして、前記磁束シャトルループ内を循環する個々の対の電流パルスを供給するように配置されており、各対の段の各々は、前記出力インダクタに個々の対の電流パルスを供給するように構成されたストレージインダクタに結合される、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記磁束シャトルループは、出力を各々が含む複数の磁束シャトルループのうちの少なくとも1つの磁束シャトルループの出力が、前記複数の磁束シャトルループの別の少なくとも1つの磁束シャトルループのフローティング基準ノードに結合されて、前記出力インダクタを通る前記複数の磁束シャトルループの各々の前記AC入力信号のサイクル毎に加算2Φを供給するようにする、請求項17に記載のシステム。
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