JP2022514599A - ミラーアセンブリ - Google Patents

ミラーアセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP2022514599A
JP2022514599A JP2021535500A JP2021535500A JP2022514599A JP 2022514599 A JP2022514599 A JP 2022514599A JP 2021535500 A JP2021535500 A JP 2021535500A JP 2021535500 A JP2021535500 A JP 2021535500A JP 2022514599 A JP2022514599 A JP 2022514599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
mirror assembly
blur
display
visual element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021535500A
Other languages
English (en)
Inventor
ゴッドリーブ,ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2022514599A publication Critical patent/JP2022514599A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/70Denoising; Smoothing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D44/00Other cosmetic or toiletry articles, e.g. for hairdressers' rooms
    • A45D44/005Other cosmetic or toiletry articles, e.g. for hairdressers' rooms for selecting or displaying personal cosmetic colours or hairstyle
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G1/00Mirrors; Picture frames or the like, e.g. provided with heating, lighting or ventilating means
    • A47G1/02Mirrors used as equipment
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • G01J1/4204Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors with determination of ambient light
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/011Arrangements for interaction with the human body, e.g. for user immersion in virtual reality
    • G06F3/012Head tracking input arrangements
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/011Arrangements for interaction with the human body, e.g. for user immersion in virtual reality
    • G06F3/013Eye tracking input arrangements
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/0304Detection arrangements using opto-electronic means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/60Rotation of whole images or parts thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D44/00Other cosmetic or toiletry articles, e.g. for hairdressers' rooms
    • A45D2044/007Devices for determining the condition of hair or skin or for selecting the appropriate cosmetic or hair treatment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

入射光を反射するように構成された反射部分(110)と、反射部分に重なるように配置された表示ユニット(120)であり、視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示するように構成された表示ユニット(120)と、制御ユニット(130)とを含むミラーアセンブリ(100)が開示される。制御ユニット(130)は、視覚要素を表示させる命令又はぼかし効果要素を表示させる命令を受信し、受信した命令に基づき、視覚要素に対するぼかし領域又はぼかし効果要素の動作軌道を決定し、ぼかし領域又はぼかし効果要素は、表示ユニットのディスプレイ解像度よりも大きく、表示ユニットを制御して、ユーザの視野に、決定されたぼかし領域を有する視覚要素を表示するか、又は決定された動作軌道においてぼかし効果要素を表示するように構成される。

Description

本開示は、パーソナルケア活動を行う際にユーザを支援するために使用することができるミラーアセンブリ、及びミラーアセンブリの表示ユニットにおいて視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示する方法に関する。
パーソナルケア活動を行うユーザは、多くの場合、パーソナルケア活動中に支援を受けることから利益を得ることができる。例えば、一部のスマートミラーは、反射(又は、ディスプレイがミラーを近似するために使用されている場合、シーンの表現)に加えて、表示されるべき追加の視覚情報を加える機会を提供する。これは、人々がミラーの前で様々なパーソナルケア活動を行うことが多いため、有用であり得る。
例えば、ミラーの前で行われるパーソナルケア活動には、(パーソナルヘルス活動を行うユーザの健康を研究するためにモニターされることがある)パーソナルヘルス活動、パーソナルハイジーン活動(例えば、歯を磨く、ブラシでこする、若しくはフロスをする等のトゥースケア活動、又は、皮膚を治療する若しくは洗浄する等のスキンケア活動等)、及びパーソナルグルーミング活動(例えば、身体のあらゆる部分の毛を切る若しくは毛を剃る等の除毛、又は、毛をブラッシングする若しくはまっすぐに伸ばす等)が含まれ得る。従って、スマートミラーは、秤、電気かみそり、皮膚水和センサ、電動歯ブラシ、又は皮膚洗浄ブラシ等、多くの異なるパーソナルケア装置と組み合わせて使用することができる。スマートミラーによって提供される視覚情報は、これらのパーソナルケア活動を直接強化及び支援することができる。具体的には、スマートミラーによって提供されるユーザインターフェースは、それぞれのパーソナルケア装置(例えば、電動歯ブラシ又は電気シェーバー等)を使用する経験の向上を可能にし、パーソナルケア機器の使いやすさの改善につながる。スマートミラーによって提供される視覚情報は、典型的には、ミラー(反射)表面のすぐ後ろ又はその表面上に表示される。
スマートミラーの使用中、ミラーの表面上で見られるユーザの顔の反射の位置は、ミラーの後ろに等しい距離にあると知覚される顔の垂直投影であり、スマートミラーに表示される情報の位置は、典型的には、ミラー表面のすぐ後ろに位置する。従って、この場合、反射画像を見るための焦点距離は、スマートミラーにおいて表示された情報を見るための焦点距離の約2倍である。焦点距離の差、従って視野の深さの差は、どちらもユーザの視野内にある反射画像と表示された情報との間で焦点を再び合わせるために、ユーザの凝視をトリガする。ユーザによるこの連続的な、焦点を再び合わせることは、不必要な眼の疲労を引き起こし、パーソナルケア活動(例えば、剃毛)を行うことからユーザの気を散らす可能性がある。また、焦点を移すことは無意識に起こるため、それを抑制するにはユーザによる実際の努力が必要となる。従って、一部の現在利用可能なスマートミラーシステムは、ユーザが焦点を再び合わせるようトリガするのを回避するように、ユーザの反射画像に対応する領域から離れたところに情報を表示するように構成される。また、一部の現在利用可能なスマートミラーシステムは、(表示焦点距離において)スマートミラーにユーザの顔の修正画像を表示することによってこの問題を回避し、それによって、彼らの反射画像からユーザの凝視を完全に引き離す。
特許文献1は、ミラー表面上の蒸気の視覚効果を得るために調整可能な反射率を有するディスプレイを有するスマートミラー装置を開示していることに留意されたい。
EP特許出願公開第 3 301 543(A1)
上記のように、パーソナルケアの分野で使用される現在利用可能なミラーアセンブリに関連する多くの欠点がある。例えば、一部の現在利用可能なシステムにおいて、(典型的には、視覚要素の形態で提供される)情報は、ユーザの反射画像に重なる又は隣接する領域に表示することができない。別の例として、一部の現在利用可能なシステムは、ユーザの反射画像が完全に無視されることになるように構成され、従って、スマート「ミラー」の本質が否定される。従って、ユーザが凝視の焦点を再び合わせるトリガとならないような方法で1つ又は複数の視覚要素及び/又はぼかし効果要素を表示することによって、これらの欠点に直接取り組む改善されたミラーアセンブリと、同じ効果を達成する、ミラーアセンブリの表示ユニットにおいて視覚要素及びぼかし効果要素の少なくとも1つを表示する方法とを提供することが有利である。
上述した懸念の1つ以上により良く取り組むために、第1の態様では、ミラーアセンブリが提供される。当該ミラーアセンブリは、入射光を反射するように構成された反射部分と、反射部分に重なるように配置された表示ユニットであり、視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示するように構成された表示ユニットと、制御ユニットとを含み、制御ユニットは、視覚要素を表示させる命令又はぼかし効果要素を表示させる命令を受信し、受信した命令に基づき、視覚要素に対するぼかし領域又はぼかし効果要素の動作軌道を決定し、ぼかし領域又はぼかし効果要素は、表示ユニットのディスプレイ解像度よりも大きく、表示ユニットを制御して、ユーザの視野に、決定されたぼかし領域を有する視覚要素を表示するか、又は決定された動作軌道においてぼかし効果要素を表示するように構成される。
一部の実施形態において、制御ユニットは、ユーザの瞳孔径を受信するようにさらに構成されてもよい。これらの実施形態では、視覚要素に対するぼかし領域を決定することは、受信したユーザの瞳孔径に基づいてもよい。
一部の実施形態において、制御ユニットは、ユーザとミラーアセンブリとの距離を受信するようにさらに構成されてもよい。これらの実施形態では、視覚要素に対するぼかし領域を決定することは、受信したユーザとミラーアセンブリとの距離に基づいてもよい。さらに、これらの実施形態では、視覚要素に対するぼかし領域を決定することは、受信したユーザとミラーアセンブリとの距離に基づき、ユーザと反射部分におけるユーザの反射画像との焦点距離を決定することと、ユーザとユーザの反射画像との焦点距離、及び受信したユーザとミラーアセンブリとの距離とに基づき、視覚要素に対するぼかし領域を決定することとを含んでもよい。
一部の実施形態において、ミラーアセンブリは、ユーザとミラーアセンブリとの距離を検出するように構成された距離センサユニットをさらに含んでもよい。
一部の実施形態において、制御ユニットは、強調されることになるユーザの反射画像の一部を示す情報を受信し、強調されることになるユーザの反射画像の一部を示す受信した情報に基づき、ぼかし効果要素の動作軌道を決定するようにさらに構成されてもよい。
一部の実施形態において、制御ユニットは、アンビエント照明状態に基づき、視覚要素に対するぼかし領域を決定するようにさらに構成されてもよい。
一部の実施形態において、制御ユニットは、反射部分におけるユーザの顔の反射画像に対応する表示ユニットの領域において視覚要素が表示されることになるかどうかを決定し、表示ユニットを制御して、ユーザの顔の反射画像に対応する領域において視覚要素が表示されることになると決定された場合にのみ、ぼかし領域を有する視覚要素を表示するようにさらに構成されてもよい。
一部の実施形態において、ミラーアセンブリは、ミラーアセンブリに対するユーザの位置を決定するように構成された位置センサユニットをさらに含んでもよい。これらの実施形態において、制御ユニットは、ミラーアセンブリに対するユーザの決定された位置に基づき、ユーザの顔の反射画像に対応する表示ユニットの領域を決定するようにさらに構成されてもよい。
一部の実施形態において、ミラーアセンブリは、ユーザの頭部の向きを検出するように構成された向きセンサユニットをさらに含んでもよい。これらの実施形態において、制御ユニットは、ユーザの頭部の向きに基づき、ユーザの顔の反射画像に対応する表示ユニットの領域を決定するようにさらに構成されてもよい。
第2の態様では、ミラーアセンブリの表示ユニットにおいて視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示する方法が提供される。当該方法は、視覚要素を表示させる命令又はぼかし効果要素を表示させる命令を受信するステップと、受信した命令に基づき、視覚要素に対するぼかし領域又はぼかし効果要素の動作軌道を決定するステップであり、ぼかし領域又はぼかし効果要素は、表示ユニットのディスプレイ解像度よりも大きい、ステップと、表示ユニットを制御して、ユーザの視野に、決定されたぼかし領域を有する視覚要素を表示するか、又は、決定された動作軌道においてぼかし効果要素を表示するステップとを含む。
一部の実施形態において、当該方法は、ユーザの瞳孔径を受信するステップをさらに含んでもよい。これらの実施形態では、視覚要素に対するぼかし領域を決定するステップは、受信したユーザの瞳孔径に基づきぼかし領域を決定することを含んでもよい。
一部の実施形態において、当該方法は、ユーザとミラーアセンブリとの距離を受信するステップをさらに含んでもよい。これらの実施形態では、視覚要素に対するぼかし領域を決定するステップは、受信したユーザとミラーアセンブリとの距離に基づきぼかし領域を決定することを含んでもよい。
一部の実施形態において、当該方法は、強調されることになるユーザの反射画像の一部を示す情報を受信するステップをさらに含んでもよい。これらの実施形態では、ぼかし効果要素の動作軌道を決定するステップは、強調されることになるユーザの反射画像の一部を示す受信した情報に基づき動作軌道を決定することを含んでもよい。
第3の態様では、コンピュータ読み取り可能媒体を含むコンピュータプログラムプロダクトが提供され、コンピュータ読み取り可能媒体は、その中に具現化されたコンピュータ読み取り可能コードを有し、コンピュータ読み取り可能コードは、適したコンピュータ又はプロセッサによって実行されると、コンピュータ又はプロセッサに、本明細書において記載される方法を行わせるように構成される。
上記の態様及び実施形態に従って、既存の技術による制限が対処される。特に、上記の態様及び実施形態は、表示された情報と反射画像との間での望ましくないユーザの焦点を移すことが回避されるように、いかなる鋭い描写もなく、シームレスに情報を表示することができるミラーアセンブリを提供する。このように、上記の態様及び実施形態は、ユーザの眼の疲労を減らし、ユーザの気が散るのを防ぐことによって、より没入感のある便利なユーザ体験を可能にする。従って、改善されたミラーアセンブリと、ミラーアセンブリの表示ユニットにおいて視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示する方法とが提供される。本開示のこれら及び他の態様は、以下に記載される1つ又は複数の実施形態から明らかになり、以下に記載される1つ又は複数の実施形態を参照して解明される。
実施形態をより良く理解するために、及び、それらをどのように実行することができるかをより明確に示すために、次に、単なる例として、添付の図面が参照される。
一実施形態によるミラーアセンブリのブロック図である。 図1Aのミラーアセンブリの分解図である。 図1A及び図1Bの表示ユニットにおいて視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示する方法を例示した図である。 一実施形態による、ユーザによる使用中のミラーアセンブリを例示した斜視図である。 使用中の図3のミラーアセンブリを例示した上面概略図である。 使用中の図3のミラーアセンブリを例示した上面概略図である。 使用中の図3のミラーアセンブリを例示した上面概略図である。 使用中の図3のミラーアセンブリを例示した上面概略図である。 図3のユーザとミラーアセンブリとの距離と、ユーザとユーザの反射画像との焦点距離との関係を例示した図である。 図3のユーザとミラーアセンブリとの距離と、ユーザとユーザの反射画像との焦点距離との関係を例示した図である。 錯乱円のサイズと焦点からの距離との関係を表す三次元円錐の図である。 斜視図において、図3のミラーアセンブリの表示ユニットに表示されている視覚要素を例示した図である。 正面図において、図3のミラーアセンブリの表示ユニットに表示されている視覚要素を例示した図である。 斜視図において、図3のミラーアセンブリの表示ユニットに表示されているぼかし効果要素を例示した図である。 正面図において、図3のミラーアセンブリの表示ユニットに表示されているぼかし効果要素を例示した図である。 一実施形態による、ミラーアセンブリの表示ユニットにおいてユーザの反射画像に重なるぼかし効果要素の動作軌道を例示した図である。 一実施形態による、ミラーアセンブリの表示ユニットにおいてユーザの反射画像に重なるぼかし効果要素の動作軌道を例示した図である。 一実施形態による、ミラーアセンブリの表示ユニットにおいてユーザの反射画像に重なるぼかし効果要素の動作軌道を例示した図である。 図8A乃至図8Cのぼかし効果要素によって実現されたディスプレイオーバーレイを、ユーザによって知覚されるように例示した図である。 ぼかし領域を有する非移動ディスプレイオーバーレイを例示した図である。
上述したように、既存の問題に取り組む改善されたミラーアセンブリ、及びミラーアセンブリの表示ユニットにおいて視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示する方法が提供される。
図1Aは、一実施形態によるミラーアセンブリ100のブロック図であり、図1Bは、ミラーアセンブリ100の分解図である。ミラーアセンブリ100は、反射部分110と、表示ユニット120と、制御ユニット130と、センサユニット140とを含む。反射部分110は、入射光を反射するように構成され、一部の実施形態では、双方向ミラーであり得る。表示ユニット120は、反射部分110に重なるするように配置され、視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示するように構成される。
一部の実施形態において、表示ユニット120は、反射部分に部分的にのみ重なるように配置されてもよい。場合によっては、反射部分110及び表示ユニット120の重なり領域に、視覚要素及び/又はぼかし効果要素を表示することができる。視覚要素は、例えば、ウインドウ又はアイコン等、種々の構成要素の1つであってもよい。一部の実施形態において、視覚要素は、ユーザの視点から見られた場合のユーザの顔の反射画像に対応するように構成されたオーバーレイフェイスラインであってもよい。一部の実施形態において、ぼかし効果要素は、例えば、ぼやけたドットであってもよい。
制御ユニット130は、視覚要素を表示させる命令又はぼかし効果要素を表示させる命令を受信し、受信した命令に基づき、視覚要素に対するぼかし領域又はぼかし効果要素の動作軌道を決定するように構成され、ぼかし領域又はぼかし効果要素は、設計により、表示ユニット120のディスプレイ解像度よりも大きい。ぼかし領域又はぼかし効果要素は、意図的に表示ユニット120のディスプレイ解像度よりも大きいため、ぼかし領域又はぼかし効果要素によって引き起こされる(すなわち、ユーザによって知覚される)ぼかし効果は、デフォーカスブラーのぼかし効果に類似している。具体的には、ぼかし効果は、いかなるディスプレイピクセル化効果又はアーチファクトも伴わない滑らかなぼかしである。制御ユニット130は、表示ユニット120を制御して、ユーザの視野に、決定されたぼかし領域を有する視覚要素を表示するか又は決定された動作軌道においてぼかし効果要素を表示するようさらに構成される。
図5A及び図5Bを参照して以下においてより詳細に説明されるように、ユーザと表示ユニット120に表示される情報(1つ又は複数の視覚要素及び/又はぼかし効果要素を含む)との焦点距離は、ユーザと自身の反射画像との焦点距離よりもかなり短く、前者の距離は、ほとんどの典型的な場合、後者の距離のほぼ半分である。同様に比較的短い(典型的には2m未満の)これらの異なる相対焦点距離では、表示された情報及び反射画像の両方を観察するために、識別可能な眼の焦点の移しがある。
より詳細には、ヒトの視覚系に対して、少なくとも2m以上の距離にある物体は、一般的に、全ての焦点が合っていると知覚され得る。それよりも短い距離では、ヒトの視覚系は焦点深度が限られており、従って、焦点深度範囲外の物体は、不明瞭であると知覚される。ヒトの視覚系は、鮮明な画像を求める傾向があるため、視差(すなわち、左目と右目の画像の水平網膜像差)からも、比較的短い距離で焦点を合わせるための奥行き手がかりを導き出す。
視差手がかりは、現在の焦点深度付近で最も有力である。さらに詳細に説明するために、焦点を適応させるための手がかりは、例えば、1.1mから1.2mの焦点距離に適応させる等、主に現在の焦点深度付近に焦点を合わせるか又は適応させるために、視差から得られ、例えば、1.1mから0.5mの焦点距離に適応させる等、他の焦点深度範囲で焦点を適応させる手がかりは、多くの場合、視差からではなく、デフォーカスブラー及び眼の焦点の変化の影響から得られる。この場合、表示ユニット120に表示される1つ又は複数の視覚要素は、反射画像の焦点面から遠く離れているため、ぼかし領域が有力な手がかりとなる。加えて、ユーザの焦点面外に表示される情報に関連する知覚されるぼかしは、ヒトの眼の実際の焦点と、左目及び右目の画像のずれの両方によって引き起こされる。本明細書において記載されるミラーアセンブリの構成に関して、デフォーカスブラーは、有力な手がかりであるとみなされる。
従って、一部の実施形態において、制御ユニット130は、焦点距離の差、すなわち、ユーザとミラーアセンブリとの距離と、ユーザとユーザの反射画像との距離との差から発生する焦点外れブラーの量よりもぼかし領域又はぼかし効果要素のサイズが大きいように、ぼかし領域又はぼかし効果要素を決定するように構成されてもよい。これらの実施形態では、ぼかし領域又はぼかし要素のサイズは、焦点を追求するヒトの視覚の傾向を低減又は抑制するように、焦点外れブラーの量よりも1桁分大きくあってもよい。ぼかし領域又はぼかし要素のサイズが焦点外れブラーの量よりも1桁分大きい場合、シャープネス改善の検出のためにヒトの視覚系が焦点を移す衝動は比較的小さい。
さらに、ユーザの視点から、視覚要素に対するぼかし領域は、ユーザの反射画像に少なくとも部分的に重なる領域で視覚要素と共に表示される場合、表示された視覚要素とユーザの反射画像との間で「マージ」効果を引き起こす。従って、ぼかし領域を決定し、ぼかし領域を有する視覚要素を表示することによって、上記のミラーアセンブリ100は、ミラーアセンブリ100の使用中に表示された視覚要素と反射画像との間でユーザに焦点を再び合わさせる望ましくない視覚手がかりを排除する。
一部の実施形態において、制御ユニット130は、ユーザの瞳孔径を受信するようにさらに構成されてもよい。例えば、ユーザの瞳孔径は、ユーザインターフェースにおいてユーザ入力として受信されてもよく、又はセンサユニットを介して検出されてもよい。別の例として、制御ユニット130は、(例えば、4mm等)ユーザの瞳孔径に対するデフォルト値をメモリから検索することができる。これらの実施形態において、制御ユニット130は、受信したユーザの瞳孔径に基づき、視覚要素に対するぼかし領域を決定するように構成されてもよい。
代替的又は追加的に、一部の実施形態において、制御ユニット130は、ユーザとミラーアセンブリ100との距離を受信するようにさらに構成されてもよい。例えば、ユーザとミラーアセンブリ100との距離は、ユーザインターフェースにおいてユーザ入力として受信されてもよく、又はセンサユニット(例えば、距離センサユニット等)を介して検出されてもよい。これらの実施形態において、制御ユニット130は、受信したユーザとミラーアセンブリ100との距離に基づき、視覚要素に対するぼかし領域を決定するように構成されてもよい。さらに、これらの実施形態において、制御ユニット130は、受信したユーザとミラーアセンブリ100との距離に基づき、ユーザと反射部分110におけるユーザの反射画像との焦点距離を決定するように構成されてもよい。次に、制御ユニット130は、ユーザとユーザの反射画像との焦点距離、及び受信したユーザとミラーアセンブリ100との距離に基づき、視覚要素に対するぼかし領域を決定するように構成されてもよい。
一部の実施形態において、制御ユニット130は、強調されることになるユーザの反射画像の一部を示す情報を受信し、強調されることになるユーザの反射画像の一部を示す受信した情報に基づき、ぼかし効果要素の動作軌道を決定するようにさらに構成されてもよい。この例は、図8A乃至8Eに提供され、これらの図面を参照して以下に説明される。
一部の実施形態において、制御ユニット130は、アンビエント照明状態に基づき、要素に対するぼかし領域を決定するようにさらに構成されてもよい。アンビエント照明状態は、ユーザインターフェースを介してユーザ入力として受信されてもよく、又はセンサユニット(例えば、光センサユニット等)を介して検出されてもよい。一部の実施形態において、アンビエント照明状態は、アンビエント照明値によって表されてもよい。さらに、一部の実施形態において、アンビエント照明値は、ユーザの瞳孔径の代理値として使用されてもよい。例えば、弱光に対する基準値及び/又は標準値(例えば、5mm等)及び明光に対する基準値及び/又は標準値(例えば、2mm等)値を使用することができる。
一部の実施形態において、制御ユニット130は、反射部分におけるユーザの顔の反射画像に対応する表示ユニット120の領域に視覚要素が表示されることになるかどうかを決定し、ユーザの顔の反射画像に対応する領域に視覚要素が表示されることになると決定された場合にのみ、表示ユニット120を制御してぼかし領域を有する視覚要素を表示するようにさらに構成されてもよい。
これらの実施形態において、制御ユニット130は、ミラーアセンブリ100に対するユーザの位置に基づき、ユーザの顔の反射画像に対応する表示ユニット120の領域を決定するようにさらに構成されてもよい。以下においてセンサユニット140に関して説明されるように、ミラーアセンブリ100に対するユーザの位置は、ミラーアセンブリ100に提供された位置センサユニットによって検出することができる。さらに、これらの実施形態のうち一部において、制御ユニット130は、ユーザの頭部の向きに基づき、ユーザの顔の反射画像に対応する表示ユニット120の領域を決定するように構成されてもよい。これらの実施形態において、ユーザの頭部の向きは、(本実施形態ではセンサユニット140のサブユニットとして提供されてもよい)向きセンサユニットによって決定することができる。
一部の実施形態において、制御ユニット130は、ユーザの顔の反射画像に対応する表示ユニット120の領域を決定した後に、決定された領域に視覚要素又はぼかし効果要素を表示するようにさらに構成されてもよい。
制御ユニット130は、本明細書において記載される様式で装置10を制御するように構成又はプログラムされる1つ以上のプロセッサ、処理装置、マルチコアプロセッサ、又はモジュールを含み得る。特定の実装形態において、制御ユニット130は、複数のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュール(例えば、画像分析ソフトウェア等)を含んでもよく、その各々は、本明細書において記載される方法の個々の又は多数のステップを行うように構成されるか、又はそれを行うためのものである。
制御ユニット130は、以下に記載される様々な機能を行うために、ソフトウェア及び/又はハードウェアを用いて多数の方法で実装することができる。制御ユニット130は、必要とされた機能を行うために、及び/又は、制御ユニット130の構成要素を制御して必要とされた機能を果たすためにソフトウェア又はコンピュータプログラムコードを使用してプログラムすることができる1つ以上のマイクロプロセッサ又はデジタルシグナルプロセッサ(DSP)を含んでもよい。制御ユニット130は、一部の機能を行うための専用ハードウェア(例えば、増幅器、前置増幅器、アナログ-デジタル変換器(ADCs)、及び/又はデジタル-アナログ変換器(DACs))と、他の機能を行うためのプロセッサ(例えば、1つ以上のプログラムされたマイクロプロセッサ、コントローラ、DSP、及び関連回路)との組み合わせとして実装されてもよい。本開示の様々な実施形態において利用され得る構成要素の例として、従来のマイクロプロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASICs)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGAs)が挙げられるが、これらに限定されない。
本実施形態におけるセンサユニット140は、複数のサブユニット(図示せず)を含む。これらのサブユニットは、ユーザとミラーアセンブリ100との距離を検出するように構成された距離センサユニット、アンビエント照明状態を検出するように構成された光センサユニット、ミラーアセンブリ100に対するユーザの位置を決定するように構成された位置センサユニット、及びユーザの頭部の向きを検出するように構成された向きセンサユニットのうち少なくとも1つを含んでもよい。一部の実施形態において、センサユニット140は、顔ランドマーク検出(FLD)アルゴリズムで動作させることができるカメラとして実装されてもよい。
センサユニット140が位置センサユニットを含む一部の実施形態において、制御ユニット130は、ミラーアセンブリ100に対するユーザの位置に基づき、ユーザの視野に対応する表示ユニット120の領域を決定し、表示ユニット120を制御して、ユーザの視野に対応する領域に視覚要素又はぼかし効果要素を表示するようにさらに構成されてもよい。
一部の実施形態において、ミラーアセンブリ100は、少なくとも1つのユーザインターフェースをさらに含んでもよい。代替的又は追加的に、少なくとも1つのユーザインターフェースは、ミラーアセンブリ100の外部に(すなわち、ミラーアセンブリ100とは別に又は遠隔に)あってもよい。ユーザインターフェースは、ユーザ入力を受信するように構成されてもよい。例えば、ユーザインターフェースは、ミラーアセンブリ100のユーザが、命令、データ、又は情報を手動で入力するのを可能にする。これらの実施形態において、制御ユニット130は、1つ以上のユーザインターフェースからユーザ入力を取得するように構成されてもよい。
ユーザインターフェースは、ミラーアセンブリ100のユーザへの情報のレンダリング(又は出力又は表示)を可能にする任意のユーザインターフェースであってもよい。代替的又は追加的に、ユーザインターフェースは、ミラーアセンブリ100のユーザがユーザ入力を提供し、ミラーアセンブリ100と対話し、及び/又はミラーアセンブリ100を制御するのを可能にする任意のユーザインターフェースであってもよい。例えば、ユーザインターフェースは、1つ以上のスイッチ、1つ以上のボタン、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、又は(例えば、タブレット若しくはスマートフォン上の)アプリケーション、表示画面、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)、又は他の視覚的レンダリングコンポーネント、1つ以上のスピーカー、1つ以上のマイクロホン、又は任意の他のオーディオコンポーネント、1つ以上のライト、触覚フィードバックを提供するためのコンポーネント(例えば、振動機能等)、又は任意の他のユーザインターフェース、又はユーザインターフェースの組み合わせを含んでもよい。一部の実施形態において、ミラーアセンブリ100の表示ユニット120は、ユーザインターフェースの一部として実装されてもよい。
図1A及び図1Bは、ミラーアセンブリ100の一態様を例示するために必要な構成要素のみを示しており、実際の実施において、ミラーアセンブリ100は、示されているものに対して代替又は追加の構成要素を含んでもよいことが正しく理解されることになる。例えば、ミラーアセンブリは、ミラーアセンブリ100に動力を供給するための電源又はバッテリに接続するための手段を含んでもよい。
図2は、図1A及び図1Bの表示ユニットにおいて視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示する方法を例示している。当該方法は、一般的に、ミラーアセンブリ100の制御ユニット130の制御の下で行うことができるか又はその制御下にある。
図2を参照すると、ブロック202において、視覚要素を表示させる命令又はぼかし効果要素を表示させる命令が受信される。具体的には、命令は、制御ユニット130において受信される。一部の実施形態において、命令は、ミラーアセンブリ100においてユーザインターフェースを介して受信されてもよい。例えば、命令は、ユーザインターフェースを介してユーザによって選択された動作モードに基づき、制御ユニット130において生成されてもよい。より詳細には、一部の実施形態において、ユーザは、「ガイダンスモード」を選択することができ、このモードでは、ユーザによって行われることになるパーソナルケア活動に関するガイダンスを提供するように、視覚的ガイダンスオーバーレイが表示ユニット120に表示されて、ユーザの反射画像の一部(例えば、ユーザの顔の特定の部分)を強調することになる。この場合、ぼかし効果要素を表示させる命令が生成され、その後、ミラーアセンブリ100の制御ユニット130によって受信される。
図2に戻ると、ブロック204において、視覚要素に対するぼかし領域又はぼかし効果要素の動作軌道が、制御ユニット130において決定される。この決定は、ブロック202において受信した命令が視覚要素の表示又はぼかし効果要素の表示に関するものかどうかに基づいている。一部の実施形態において、当該方法は、ブロック202において受信した命令に基づき、ぼかし領域又はぼかし効果要素のサイズを決定するステップをさらに含んでもよい。一部の実施形態では、ぼかし領域又はぼかし効果要素のサイズの決定も、ユーザとミラーアセンブリ100との距離に基づいてもよい。さらに、一部の実施形態において、当該方法は、ブロック202において受信した命令に基づき、視覚要素のサイズを調整するステップをさらに含んでもよい。
図2に戻ると、ブロック206において、ミラーアセンブリ100の表示ユニット120は、ブロック204において決定されたぼかし領域を有する視覚要素を表示するように、又はブロック204において決定された動作軌道においてぼかし効果要素を表示するように制御される。視覚要素又はぼかし効果要素は、ユーザの視野に表示される。図1を参照して上述したように、一部の実施形態において、表示ユニット120は、制御ユニット130によって制御されて、ユーザの顔の反射画像に対応する領域に視覚要素又はぼかし効果要素を表示することができる。この領域は、例えば、ユーザの頭部の向きに基づき、制御ユニット130によって決定されてもよい。
一部の実施形態において、当該方法は、ユーザの瞳孔径を受信するステップをさらに含んでもよい。これらの実施形態では、ブロック204における視覚要素に対するぼかし領域を決定するステップは、制御ユニット130によって、受信したユーザの瞳孔径に基づきぼかし領域を決定することを含んでもよい。また、これらの実施形態において、当該方法は、制御ユニット130によってユーザの瞳孔径を受信するステップに先立ち、センサユニット140によってユーザの瞳孔径を検出するステップをさらに含んでもよい。
一部の実施形態において、当該方法は、ユーザとミラーアセンブリ100との距離を受信するステップをさらに含んでもよい。これらの実施形態では、ブロック204における視覚要素に対するぼかし領域を決定するステップは、制御ユニット130によって、受信したユーザとミラーアセンブリ100との距離に基づきぼかし領域を決定することを含んでもよい。また、これらの実施形態において、当該方法は、制御ユニット130によってユーザとミラーアセンブリ100との距離を受信するステップに先立ち、センサユニット140によってユーザとミラーアセンブリ100との距離を検出又は決定するステップをさらに含んでもよい。
一部の実施形態において、当該方法は、強調されることになるユーザの反射画像の一部を示す情報を受信するステップをさらに含んでもよい。この情報は、ユーザ入力を介して受信することができる。これらの実施形態では、ブロック204におけるぼかし効果要素の動作軌道を決定するステップは、強調されることになるユーザの反射画像の一部を示す受信した情報に基づき動作軌道を決定することを含んでもよい。
図3は、一実施形態による、ユーザ10による使用中のミラーアセンブリ300を例示した斜視図であり、図4A乃至4Dは、使用中の図3のミラーアセンブリ300を例示した上面概略図である。図3のミラーアセンブリ300は、同様に反射部分310、表示ユニット320、及び制御ユニット(図示せず)を含む点で、図1A及び図1Bにおいて示されているものと類似している。さらに、センサユニット340がカメラとして実装されており、そのレンズがミラーアセンブリ300の上部に配置されている。
図3において示されているように、ミラーアセンブリ300の使用中に、ユーザ10は、典型的には洗面化粧台又はバスルームシンクの上に取り付けられるミラーアセンブリ300の反射部分310の前にユーザ自身を置くことができる。本実施形態において、表示ユニット320は、反射部分310に完全に重なり(例えば、図4Aにおいてより明示的に実証されており)、表示ユニット320は、反射部分310のすぐ後ろに1つ又は複数の視覚要素及び/又はぼかし効果要素を含む構成要素を表示するように構成される。視覚要素の例が図3において示されており、ユーザの顔の反射画像の位置に対応する視覚的なオーバーレイフェイスライン322が表示されている。言い換えると、ユーザ10の視点からは、視覚的なオーバーレイフェイスライン322は、ユーザの顔の反射画像に重なることになる。また、使用情報に関するグラフ324等のさらなる情報が、別の視覚要素として表示ユニット320に表示されてもよい。
図4Aにおいて示されているように、上面図でのミラーアセンブリ300の反射部分310、表示ユニット320、及びセンサユニット340が例示されている。上述のように、センサユニット340はカメラとして実装され、このカメラは、ユーザ10の視点から反射部分310及び表示ユニット320のすぐ後ろに配置されている。センサユニット340の水平視野12も、図4Aにおいて表されている。
ユーザ10の反射画像14の対応する位置が、図4B乃至4Dにおいて示されており、ユーザ10は、ミラーアセンブリ300に対して異なる箇所に位置しているように見え、従って、ユーザの反射画像14もその都度それに応じて位置している。これらの対応する位置を明確に示すために、センサユニット340は、図4B乃至4Dから省略され、ミラーアセンブリ300は、これらの図面において全体としてラベルされている。
場合によっては、ユーザの投影される範囲領域16が、ミラーアセンブリ300の表面領域に実質的に対応するように、ユーザ10は、ミラーアセンブリの前にユーザ自身を置くことができるということが図4Cからわかる。一方で、図4B及び図4Dにおいて実証されているように、ユーザ10は、ミラーアセンブリ300の平面に沿った投影された範囲領域16の一部のみがミラーアセンブリ300の表面領域に対応するように、ユーザ自身を置くこともできる。この投影された範囲領域16を、ユーザの視野に対応する表示ユニット320の領域とみなすことができる。従って、本実施形態におけるミラーアセンブリ300の制御ユニットは、表示ユニット320を制御して、ユーザの視野に対応する領域に視覚要素又はぼかし効果要素を表示するように構成されてもよい。この制御は、ユーザ10がミラーアセンブリ300に対して移動するに従い、視覚要素又はぼかし効果要素が表示ユニット320に表示される位置をリアルタイムで調整することができるように、動的な様式で行うことができる。
ミラーアセンブリ300の表示ユニット320においてぼかし領域を有して表示されている視覚要素326の一例が、図6A及び図6Bにおいて提供されている。また、ユーザの顔の一部を強調するためのガイダンスオーバーレイ328を形成するために動作軌道において表示されているぼかし効果要素の一例が、図7A及び図7Bにおいて提供されている。これらの例の各々において、視覚要素又はガイダンスオーバーレイ328は、表示ユニット320において、使用情報に関するグラフ324等のさらなる情報と共に表示されている。
図5A及び図5Bは、図3のユーザとミラーアセンブリ300との距離と、ユーザとユーザの反射画像との焦点距離との関係を例示し、図5Cは、錯乱円のサイズと焦点からの距離との関係を表す三次元円錐の図である。
図5A及び図5Bにおいて示されているように、ユーザ10と反射部分310との距離は、Zとしてラベルされ、ユーザ10とユーザの反射画像14との距離(従って、反射画像を見るユーザの焦点距離)はZとしてラベルされている。
本実施形態では、ユーザ10と反射部分310との距離は、ユーザ10とミラーアセンブリとの距離と同じである。従って、この場合、ZとZとの関係は、Z=2Zという式によって表すことができる。これは、ユーザ10と反射画像14との焦点距離が、ユーザ10とミラーアセンブリとの距離と、反射部分310と反射画像14との距離との和であるためであり、また、反射部分310と反射画像14との距離が、ユーザ10とミラーアセンブリとの距離と同じであるためである。従って、本実施形態において、ミラーアセンブリの制御ユニットは、式Z=2Zに基づいて、ユーザ10とミラーアセンブリ300との距離に基づきユーザ10とユーザの反射画像14との焦点距離を決定することができる。ユーザ10とミラーアセンブリ300との距離は、センサユニット340によって検出若しくは決定することができるか、又はユーザインターフェースにおいてユーザ入力を介して受信することができる。
一例として、ユーザ10とミラーアセンブリ300との典型的な距離は、一般的な使用に対して、約50cmほどである。この特定の例では、ユーザ10と表示ユニット320に表示される情報(例えば、視覚要素等)との焦点距離は約50cmであり、ユーザ10と反射画像14との焦点距離は約100cmである。
この実施形態では、表示ユニット320において表示される情報は、ユーザの反射画像14の焦点距離の約半分で表示されるため、ユーザの焦点がユーザの反射画像14にある場合には、表示される情報は小さく見え、ユーザの焦点が表示された情報にある場合には、表示された情報は大きく見える。従って、一部の実施形態では、ぼかし領域、視覚要素、及び/又はぼかし効果要素のサイズは、ユーザの焦点がユーザの反射画像14上にある場合にユーザによるサイズ知覚を取り入れる方法で決定される。
図5A、図5B、及び図5Cにおいて示されているように、この場合、ユーザの顔の反射画像に重なるぼかし領域を有する視覚要素を表示するために、ぼかし領域D’は、反射部分310の平面において、ぼかしのデフォーカス角度βから、以下のように、錯乱円直径Dに対応するべきである。図5Cは、ぼかしの角度βと錯乱円又は「circle of confusion」領域の直径Dとの関係が実証されている図において、ユーザのぼかしの角度βをさらに例示している。また、図において示されている円錐形状は、焦点からの距離が長くなるに従い、どのように錯乱円のサイズが大きくなるかを実証している。
現在のユーザの焦点距離と比較して、より短い焦点距離における物体の知覚される光学ブラー(デフォーカスブラー)の大きさは、瞳孔径の因数として近似され得る。具体的には、知覚される光学ブラーの大きさは、以下の式(1)
Figure 2022514599000002
を使用して近似することができ、式中、βはぼかしの角度を表し、Aはユーザの瞳孔径を表し、Zはユーザ10とミラーアセンブリとの距離を表し、Zはユーザ10と反射画像14との焦点距離を表している。
さらに、ユーザ10とミラーアセンブリとの距離が、反射部分310と反射画像14との距離と同じであると仮定して、ぼかし領域の直径D、ぼかしの角度β、及びユーザ10とミラーアセンブリとの距離Zの関係は、以下に提供される式(2)
Figure 2022514599000003
を使用して表すことができる。
以下の表1は、ミラーアセンブリの一般的な使用に対する一部の典型的な距離、並びに、その関連するぼかしの角度β及びぼかし領域の直径Dを含んでいる。この場合、ユーザ10とミラーアセンブリとの距離Z及びぼかしの角度βは、ぼかし領域の直径Dが一定であるように互いに釣り合いが取られる。
Figure 2022514599000004
が1mの値を有し、Zが0.5mの値を有し、(例えばバスルーム内等、人工照明下での)4mmの典型的な瞳孔径を使用する例証的なシナリオに対して、視野角βは0.004ラジアンであり、ぼかし領域の直径Dは0.002mである。一部の実施形態において、視覚要素に対するぼかし領域D’は、例えば、0.002mの代わりに0.004又は0.008m等、D自体ではなくDの因数として決定されてもよい。ぼかし領域D’を得るためにDに乗じられる因数は、例えば、ユーザとミラーアセンブリとの距離に基づいてもよい。一部の実施形態において、所望のぼやけの程度が、(例えば、フェイスクリームを塗るスポット対もみあげトリミングガイドを示す等、)特定のタイプの情報を伝達するために、他のタイプの情報よりも高くあり得るため、この因数は、関連する視覚要素によって伝達される情報のタイプに基づき決定されてもよい。
この場合、ぼかし領域はデフォーカスブラーの1桁分に対応する直径を有するため、焦点を移すことを引き起こすヒトの視覚系への急なトリガはない。従って、ユーザは、表示されたぼかし領域を有する視覚要素を、反射画像と共に単一の混合画像として知覚することができる。さらに、例えば、ユーザがミラーアセンブリの近くに又はそれから離れて移動する場合に、ぼかし領域のサイズは、ユーザとミラーアセンブリとの距離に基づき、及び、上述の1つ又は複数の式を使用して、さらに動的に調整されてもよい。
本実施形態では、ユーザ10と反射部分310との距離は、ユーザ10とミラーアセンブリ300との距離と同じであると先に記載したけれども、別の実施形態では、反射部分は、距離が等しくなるようにミラーアセンブリに置かれなくてもよいということが正しく理解されることになる。これらの実施形態では、ユーザと表示された情報との距離及びユーザと反射画像との焦点距離は、ミラーアセンブリにおける反射部分及び表示ユニットの物理的配置、並びに、ミラーアセンブリに対するユーザの位置に基づき、別々に(制御ユニットによって)決定することができる。例えば、表示ユニットがミラーアセンブリ300の内側で反射部分310からさらに後ろに配置される場合に、これは、表示された1つ又は複数の視覚要素及び/又はぼかし効果要素を、Zよりも長い(及びZよりも短い)距離に配置することになる。
図8A乃至図8Cは、一実施形態による、ミラーアセンブリの表示ユニットにおける、ユーザの反射画像に重なるぼかし効果要素810の動作軌道812を例示している。図8A乃至図8Cにおいて例示されているように、この場合、制御ユニットによって決定された動作軌道812は、ユーザの顔の特定部分を強調するように、ユーザの顔の反射画像14を部分的に覆う三角形の形状に従っている。具体的には、本実施形態において、動作軌道812は、ユーザの右頬が強調されることになるということを示す情報に基づき決定される。
より詳細には、図8Aは、ぼかし効果要素810が、決定された動作軌道812に沿った第1の位置にある第1の状態を例示し、図8Bは、ぼかし効果要素810が、決定された動作軌道812に沿った第2の位置にある第2の状態を例示し、図8Cは、ぼかし効果要素810が、決定された動作軌道812に沿った第3の位置にある第3の状態を例示している。この例において、制御ユニットがさらなる命令を受信するまで、ぼかし効果要素810を表示ユニットにおいて動作軌道で連続的に表示することができるように、動作軌道812はループ軌道である。ぼかし効果要素810の動きは、例えば、パーソナルケア活動を行うときに、表示された情報とユーザ自身の反射画像14との間でユーザが再び焦点を合わせるようトリガすることなく、ミラーアセンブリにおいてより正確なガイダンスがユーザに提供されるのを可能にする。図8A乃至図8Cにおける動くぼかし効果要素810によって実現されるディスプレイオーバーレイのアニメーションが、単一画像として視野においてユーザの顔の反射画像とマージされた明確に画定された境界又は領域として、ヒト観察者(例えば、ユーザ)によって容易に解釈され、ユーザによって知覚されるディスプレイオーバーレイ820が、図8Dにおいて例示されている。これは、図8Eにおいて実証されているぼかし領域を有する非移動ディスプレイオーバーレイ822とは対照的である。
動作軌道812が三角形の形状に従うことが先に記載されているけれども、別の実施形態において、決定された動作軌道は、強調されることになるユーザの顔の一部に応じて異なる形状に従うことができるということが正しく理解されることになる。例えば、決定された動作軌道は、ユーザの前頭部が強調されることになる場合には、楕円形状に従うことができる。動作軌道が従う特定の形状は、ミラーアセンブリの制御ユニットによって決定されてもよく、又はミラーアセンブリにおいてユーザインターフェースを介してユーザ入力として受信されてもよい。
このように、既存の問題を克服する改善されたミラーアセンブリ、並びに、視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示する方法が提供される。
コンピュータ読み取り可能媒体を含むコンピュータプログラムプロダクトも提供され、コンピュータ読み取り可能媒体は、その中に具現化されたコンピュータ読み取り可能コードを有し、コンピュータ読み取り可能コードは、適したコンピュータ又はプロセッサによって実行されると、コンピュータ又はプロセッサに、本明細書において記載される1つ又は複数の方法を行わせるように構成される。従って、本開示は、実施形態を実践するように適応したコンピュータプログラム、特にキャリア上又はキャリア内のコンピュータプログラムにも適用されることが正しく理解されることになる。プログラムは、ソースコード、オブジェクトコード、コード中間ソース、及び部分的にコンパイルされた形態のもの等のオブジェクトコードの形態、又は本明細書において記載される実施形態による方法の実施において使用するのに適した任意の他の形態であってもよい。
そのようなプログラムは、多くの異なるアーキテクチャ設計を有し得るということも正しく理解されることになる。例えば、方法又はシステムの機能を実装するプログラムコードは、1つ以上のサブルーチンに細分されてもよく、クラスを有するオブジェクト指向プログラムとして構造化されてもよい。これらのサブルーチン間で機能性を分散させる多くの異なる方法が、当業者には明らかになる。サブルーチンは、自己完結型プログラムを形成するために、1つの実行可能ファイル内に共に格納されてもよい。そのような実行可能ファイルは、コンピュータ実行可能命令、例えば、プロセッサ命令及び/又はインタプリタ命令(例えば、Javaインタプリタ命令)等を含んでもよい。或いは、サブルーチンのうち1つ以上又は全てが、少なくとも1つの外部ライブラリファイルに格納され、例えば実行時に静的又は動的にメインプログラムとリンクされてもよい。メインプログラムは、サブルーチンのうち少なくとも1つへの少なくとも1つの呼び出しを有する。サブルーチンはまた、互いに対する関数呼び出しを含んでもよい。
コンピュータプログラムプロダクトに関する一実施形態は、本明細書において記載された方法のうち少なくとも1つの各処理段階に対応するコンピュータ実行可能命令を含む。これらの命令は、サブルーチンに細分されてもよく、及び/又は、静的又は動的にリンクされ得る1つ以上のファイルに格納されてもよい。コンピュータプログラムプロダクトに関する別の実施形態は、本明細書において記載されたシステム及び/又はプロダクトのうち少なくとも1つの各手段に対応するコンピュータ実行可能命令を含む。これらの命令は、サブルーチンに細分されてもよく、及び/又は、静的又は動的にリンクされ得る1つ以上のファイルに格納されてもよい。
コンピュータプログラムのキャリアは、プログラムを保有することができる任意のエンティティ又はデバイスであってもよい。例えば、キャリアは、ROM、例えば、CD ROM若しくは半導体ROM、又は、磁気記録媒体、例えば、ハードディスク等のデータ記憶装置を含んでもよい。さらに、キャリアは、電気若しくは光ケーブルを介して、又は、ラジオ若しくは他の手段によって伝達され得る電気又は光信号等の伝送可能キャリアであってもよい。プログラムがそのような信号で実現される場合、キャリアはそのようなケーブル又は他の装置若しくは手段によって構築されてもよい。或いは、キャリアは、プログラムが組み込まれた集積回路であってもよく、集積回路は、関連する方法を行うように適応するか、又はその実行において使用される。
開示された実施形態に対する変更は、請求項に記載の発明を実行する際に、図面、明細書、及び付随の特許請求の範囲の調査から当業者により理解する及びもたらすことができる。特許請求の範囲において、「含む」という用語は、他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞はその複数形を除外しない。1つのプロセッサ又は他のユニットは、特許請求の範囲において列挙されたいくつかの項目の機能を満たすことができる。特定の手段が互いに異なる従属項において記載されているという単なる事実は、これらの手段の組合せを役立つよう使用することができないと示しているわけではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に若しくはその一部として供給される、光記憶媒体又は固体記憶媒体等、適したメディア上に記憶/分散させてもよいが、インターネット又は他の有線若しくは無線の通信システムを介して等、他の形態で分散させてもよい。特許請求の範囲におけるいかなる参照番号も、その範囲を限定するとして解釈されるべきではない。

Claims (15)

  1. 入射光を反射するように構成された反射部分と、
    前記反射部分に重なるように配置された表示ユニットであり、視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示するように構成された表示ユニットと、
    制御ユニットと、
    を含むミラーアセンブリであって、
    前記制御ユニットは、
    視覚要素を表示させる命令又はぼかし効果要素を表示させる命令を受信し、
    前記受信した命令に基づき、前記視覚要素に対するぼかし領域又は前記ぼかし効果要素の動作軌道を決定し、前記ぼかし領域又は前記ぼかし効果要素は、前記表示ユニットのディスプレイ解像度よりも大きく、
    前記表示ユニットを制御して、ユーザの視野に、前記決定されたぼかし領域を有する前記視覚要素を表示するか、又は前記決定された動作軌道において前記ぼかし効果要素を表示する、
    ように構成されている、ミラーアセンブリ。
  2. 前記制御ユニットは、前記ユーザの瞳孔径を受信するようにさらに構成され、前記視覚要素に対するぼかし領域を決定することは、前記受信したユーザの瞳孔径に基づいている、請求項1に記載のミラーアセンブリ。
  3. 前記制御ユニットは、前記ユーザと前記ミラーアセンブリとの距離を受信するようにさらに構成され、前記視覚要素に対するぼかし領域を決定することは、前記受信したユーザとミラーアセンブリとの距離に基づいている、請求項2に記載のミラーアセンブリ。
  4. 前記視覚要素に対するぼかし領域を決定することは、
    前記受信したユーザとミラーアセンブリとの距離に基づき、前記ユーザと前記反射部分における前記ユーザの反射画像との焦点距離を決定することと、
    前記ユーザとユーザの反射画像との焦点距離、及び前記受信したユーザとミラーアセンブリとの距離とに基づき、前記視覚要素に対するぼかし領域を決定することと、
    を含む、請求項3に記載のミラーアセンブリ。
  5. 前記ユーザとミラーアセンブリとの距離を検出するように構成された距離センサユニットをさらに含む、請求項3又は請求項4に記載のミラーアセンブリ。
  6. 前記制御ユニットは、強調されることになる前記ユーザの反射画像の一部を示す情報を受信し、前記強調されることになるユーザの反射画像の一部を示す前記受信した情報に基づき、前記ぼかし効果要素の動作軌道を決定するようにさらに構成されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のミラーアセンブリ。
  7. 前記制御ユニットは、アンビエント照明状態に基づき、前記視覚要素に対するぼかし領域を決定するようにさらに構成されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のミラーアセンブリ。
  8. 前記制御ユニットは、
    前記反射部分における前記ユーザの顔の反射画像に対応する前記表示ユニットの領域において前記視覚要素が表示されることになるかどうかを決定し、
    前記表示ユニットを制御して、前記ユーザの顔の反射画像に対応する領域において前記視覚要素が表示されることになると決定された場合にのみ、前記ぼかし領域を有する前記視覚要素を表示する
    ようにさらに構成されている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のミラーアセンブリ。
  9. 前記ミラーアセンブリに対する前記ユーザの位置を決定するように構成された位置センサユニットをさらに含み、前記制御ユニットは、前記ミラーアセンブリに対するユーザの決定された位置に基づき、前記ユーザの顔の反射画像に対応する前記表示ユニットの領域を決定するようにさらに構成されている、請求項8に記載のミラーアセンブリ。
  10. 前記ユーザの頭部の向きを検出するように構成された向きセンサユニットをさらに含み、前記制御ユニットは、前記ユーザの頭部の向きに基づき、前記ユーザの顔の反射画像に対応する前記表示ユニットの領域を決定するようにさらに構成されている、請求項8又は請求項9に記載のミラーアセンブリ。
  11. ミラーアセンブリの表示ユニットにおいて視覚要素及びぼかし効果要素のうち少なくとも1つを表示する方法であって、
    視覚要素を表示させる命令又はぼかし効果要素を表示させる命令を受信するステップと、
    前記受信した命令に基づき、前記視覚要素に対するぼかし領域又は前記ぼかし効果要素の動作軌道を決定するステップであり、前記ぼかし領域又は前記ぼかし効果要素は、前記表示ユニットのディスプレイ解像度よりも大きい、ステップと、
    前記表示ユニットを制御して、ユーザの視野に、前記決定されたぼかし領域を有する前記視覚要素を表示するか、又は、前記決定された動作軌道において前記ぼかし効果要素を表示するステップと、
    を含む方法。
  12. 前記ユーザの瞳孔径を受信するステップをさらに含み、前記視覚要素に対するぼかし領域を決定するステップは、前記受信したユーザの瞳孔径に基づき前記ぼかし領域を決定することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ユーザと前記ミラーアセンブリとの距離を受信するステップをさらに含み、前記視覚要素に対するぼかし領域を決定するステップは、前記受信したユーザとミラーアセンブリとの距離に基づき前記ぼかし領域を決定することを含む、請求項11又は請求項12に記載の方法。
  14. 強調されることになる前記ユーザの反射画像の一部を示す情報を受信するステップをさらに含み、前記ぼかし効果要素の動作軌道を決定するステップは、前記強調されることになるユーザの反射画像の一部を示す前記受信した情報に基づき前記動作軌道を決定することを含む、請求項11乃至13のいずれか一項に記載の方法。
  15. コンピュータ読み取り可能コードを有するコンピュータプログラムであって、前記コンピュータ読み取り可能コードは、コンピュータ又はプロセッサによって実行されると、前記コンピュータ又はプロセッサに、請求項11乃至14のいずれか一項に記載の方法を行わせるように構成されている、コンピュータプログラム。
JP2021535500A 2018-12-19 2019-12-17 ミラーアセンブリ Pending JP2022514599A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP18214197.8 2018-12-19
EP18214197.8A EP3669748A1 (en) 2018-12-19 2018-12-19 A mirror assembly
PCT/EP2019/085545 WO2020127195A1 (en) 2018-12-19 2019-12-17 A mirror assembly

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022514599A true JP2022514599A (ja) 2022-02-14

Family

ID=64746251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021535500A Pending JP2022514599A (ja) 2018-12-19 2019-12-17 ミラーアセンブリ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210398251A1 (ja)
EP (2) EP3669748A1 (ja)
JP (1) JP2022514599A (ja)
CN (1) CN113242709A (ja)
WO (1) WO2020127195A1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013101633A (ja) * 2006-01-17 2013-05-23 Shiseido Co Ltd メイクアップシミュレーションシステム
WO2014167831A1 (ja) * 2013-04-08 2014-10-16 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ メイクアップ塗材が塗布された状態を仮想的に再現することができる画像処理装置、画像処理方法、プログラム
WO2017108703A1 (en) * 2015-12-24 2017-06-29 Unilever Plc Augmented mirror
WO2017108702A1 (en) * 2015-12-24 2017-06-29 Unilever Plc Augmented mirror
WO2017108699A1 (en) * 2015-12-24 2017-06-29 Unilever Plc Augmented mirror
WO2017108700A1 (en) * 2015-12-24 2017-06-29 Unilever Plc Augmented mirror
JP2017224130A (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 株式会社桃谷順天館 メイクアップ用画像処理方法、メイクアップ用画像処理装置、及びメイクアップ用画像処理プログラム
JP2017221364A (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 株式会社桃谷順天館 メイクアップ補助具
WO2018070106A1 (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 バーチャルメイクアップ装置及びバーチャルメイクアップ方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3779620B2 (ja) * 2002-01-17 2006-05-31 コナミ株式会社 画像処理プログラム
US9633426B2 (en) * 2014-05-30 2017-04-25 General Electric Company Remote visual inspection image capture system and method
CN104977777A (zh) * 2010-06-30 2015-10-14 富士胶片株式会社 摄像装置及摄像方法
US20120206782A1 (en) * 2011-02-16 2012-08-16 Hong Kong Applied Science and Technology Research Institute Company Limited Device for reducing speckle effect in a display system
WO2013027459A1 (ja) * 2011-08-24 2013-02-28 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 撮像装置及び撮像装置システム
US9323325B2 (en) * 2011-08-30 2016-04-26 Microsoft Technology Licensing, Llc Enhancing an object of interest in a see-through, mixed reality display device
JP2013186827A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Konica Minolta Inc 操作装置
US9389420B2 (en) * 2012-06-14 2016-07-12 Qualcomm Incorporated User interface interaction for transparent head-mounted displays
JP6102602B2 (ja) * 2013-07-23 2017-03-29 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび撮像装置
EP3070941A4 (en) * 2014-01-24 2017-03-08 Olympus Corporation Stereoscopic endoscope image processing apparatus
KR102098208B1 (ko) * 2015-06-03 2020-04-07 삼성전자주식회사 시인성이 개선된 디스플레이 시스템 및 그 방법
JP6753081B2 (ja) * 2016-03-09 2020-09-09 ソニー株式会社 内視鏡手術システム、画像処理方法及び医療用観察システム
EP3301543A1 (en) * 2016-09-30 2018-04-04 Nokia Technologies OY Selectively reducing reflectivity of a display
CN111226187A (zh) * 2017-06-30 2020-06-02 华为技术有限公司 通过镜子与用户交互的系统和方法
JP2019015575A (ja) * 2017-07-05 2019-01-31 株式会社東芝 画像処理装置、測距装置および処理システム
EP3462410A1 (en) * 2017-09-29 2019-04-03 Thomson Licensing A user interface for manipulating light-field images

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013101633A (ja) * 2006-01-17 2013-05-23 Shiseido Co Ltd メイクアップシミュレーションシステム
WO2014167831A1 (ja) * 2013-04-08 2014-10-16 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ メイクアップ塗材が塗布された状態を仮想的に再現することができる画像処理装置、画像処理方法、プログラム
WO2017108703A1 (en) * 2015-12-24 2017-06-29 Unilever Plc Augmented mirror
WO2017108702A1 (en) * 2015-12-24 2017-06-29 Unilever Plc Augmented mirror
WO2017108699A1 (en) * 2015-12-24 2017-06-29 Unilever Plc Augmented mirror
WO2017108700A1 (en) * 2015-12-24 2017-06-29 Unilever Plc Augmented mirror
JP2017224130A (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 株式会社桃谷順天館 メイクアップ用画像処理方法、メイクアップ用画像処理装置、及びメイクアップ用画像処理プログラム
JP2017221364A (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 株式会社桃谷順天館 メイクアップ補助具
WO2018070106A1 (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 バーチャルメイクアップ装置及びバーチャルメイクアップ方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20210398251A1 (en) 2021-12-23
WO2020127195A1 (en) 2020-06-25
EP3897347B1 (en) 2023-05-10
EP3669748A1 (en) 2020-06-24
EP3897347A1 (en) 2021-10-27
CN113242709A (zh) 2021-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10395111B2 (en) Gaze-tracking system and method
CN107430278B (zh) 基于用户的上下文敏感全息图反应
US7091928B2 (en) Intelligent eye
US9838597B2 (en) Imaging device, imaging method, and program
US11320655B2 (en) Graphic interface for real-time vision enhancement
JP6731616B2 (ja) バーチャルメイク装置、バーチャルメイク方法、およびバーチャルメイクプログラム
CN117032450A (zh) 用于操纵环境中的对象的方法
JP2023507867A (ja) 人工現実コンテンツの可変焦点ディスプレイを有する人工現実システム
KR20220137770A (ko) 시선 기반 내비게이션을 위한 디바이스들, 방법들, 및 그래픽 사용자 인터페이스들
US7283106B2 (en) Time-lapsing mirror
KR20200107520A (ko) 스마트 미러 시스템 및 스마트 미러 제어 방법
US20060028452A1 (en) Cosmetic enhancement mirror
JP2022514599A (ja) ミラーアセンブリ
JP7135466B2 (ja) 表示装置、表示方法及び表示プログラム
US20220148720A1 (en) A projection and measurement system
KR20070048759A (ko) 저속 촬영 미러
US20080130148A1 (en) Time-lapsing mirror
EP3923243A1 (en) Providing augmented image feed
EP3903668A1 (en) A system for providing guidance
US20230351676A1 (en) Transitioning content in views of three-dimensional environments using alternative positional constraints
US20230112939A1 (en) A system for providing guidance
WO2023043647A1 (en) Interactions based on mirror detection and context awareness
US20080088579A1 (en) Time-lapsing mirror
US20070091012A1 (en) Cosmetic enhancement mirror
US20090027307A1 (en) Cosmetic enhancement mirror

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210819

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221213

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231207

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20231214

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20240216