JP2022514399A - 外科用ステープラ及び関連する方法 - Google Patents

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Abstract

外科用ステープラ、方法、及び、このための切断機構が開示される。切断機構は、長さと高さとを有する細長部材と、近位部分と、遠位部分と、細長部材の長さの一部を延長する細長スロットと、を有する。遠位部分は、切断面を有する。細長スロットは、遠位スロット部分と、中間スロット部分と、近位スロット部分と、を有する。遠位スロット部は、中間スロット部よりも高い位置又は低い位置の一方に配置されている。近位スロット部は、中間スロット部よりも高い位置又は低い位置の他方に配置されている。切断機構は、細長部材の遠位部分に隣接する第1のクランプ部材をさらに有する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年12月18日に出願された米国仮特許出願第62/781,074号であって表題“SURGICAL STAPLER AND RELATED METHODS”の優先権を主張する。その開示の全体は、全ての適切な目的のために参照によって本明細書に組み込まれる。
本発明は、外科用ステープラに関するものである。具体的には、本発明を限定する意図はないが、本発明の実施形態は、ステープラ、アクチュエータ、及び、針に関する。
多数の外科用ステープラが、業界で知られている。いくつかの設計では、カートリッジが、複数の針をその中に支持するために設けられている。また、針の展開の間に針の形成を支援するために、カートリッジに対して回転可能なアンビルも設けられている。しかしながら、展開の間のより良い制御性、並びに/又は、他の新しさ及び有用な改良ための必要性が依然としてある。
外科用ステープラの例示的な切断機構は、長さと高さとを有する細長部材と、近位部分と、遠位部分と、細長部材の長さの一部分を延長する細長スロットと、を有する。遠位部分は、切断面を有する。細長スロットは、遠位スロット部、中間スロット部、及び、近位スロット部を有し、遠位スロット部は、中間スロット部よりも高い位置又は低い位置の一方に配置され、近位スロット部は、中間スロット部よりも高い位置又は低い位置の他方に配置される。例示的な切断機構は、細長部材の遠位部分に隣接する第1のクランプ部材をさらに備える。
例示的な外科用ステープラは、少なくとも1つの針を収容するカートリッジと、カートリッジに対して移動可能なアンビルと、上述の切断機構と、を有する。切断機構は、近位位置と遠位位置との間でカートリッジに対して移動可能とされている。例示的な外科用ステープラは、少なくとも1つの針を押し出すためのスレッドをさらに備える。細長部材は、近位位置から遠位位置への第1の移動の間にスレッドと係合し、これによって、第1の移動の間に少なくとも1つの針が押し出される。
ステープルカートリッジに対して移動可能なアンビルを有する外科用ステープラを操作する例示的な方法が提供される。方法は、切断機構を近位位置に配置することであって、切断機構は、切断機構上の第1の位置においてアンビルと係合し、これによって、ステープラが、アンビルとカートリッジとが、離間して配置される構造とされたオープン構造に配置される、切断機構を近位位置に配置することを含む。方法は、切断機構を中間位置に配置することであって、切断機構は、切断機構上の第2の位置においてアンビルと係合し、これによって、ステープラが、アンビルとカートリッジとが互いに完全にクランプされている構造とされたトロカール構造に配置される、切断機構を中間位置に配置することも含む。方法は、切断機構を遠位位置に配置することであって、切断機構は、切断機構上の第3の位置においてアンビルと係合し、これによって、ステープラが、アンビルとカートリッジとが、実質的に互いに平行とされ、かつ、これらの間に組織間隔を有する構造とされた組織クランプ構造に配置される、切断機構を遠位位置に配置することも含む。
図1は、オープン構造における外科用ステープラの斜視図である。 図2は、図1のステープラの側面図である。 図3は、図1のステープラのためのエンドエフェクタの斜視図である。 図4は、図1のステープラの分解斜視図である。 図5は、トロカール構造における図1のステープラの斜視図である。 図6は、図4のステープラの側面図である。 図7は、図1のステープラでの使用に適したI-ビームの部分を図示した側面図である。 図8は、収容構造における図1のステープラの横断面図である。 図9は、ステープル留め前構造における図8の構成要素の横断面図である。 図10は、ステープル留め後構造における図8の構成要素の横断面図である。 図11は、ステープル留め後I-ビーム格納構造における図8の構成要素の横断面図である。 図12は、図1のステープラでの使用に適したI-ビームの斜視図である。 図13は、分離された状態における図12のI-ビームの斜視図である。 図14は、図1のステープラでの使用に適したI-ビームの斜視図である。 図15は、図1のステープラでの使用に適したアンビルの平面図である。 図16は、図15のアンビルの近位部分の平面図である。 図17は、収容構造における針の部分を図示した横断面図である。 図18は、図17に図示された構成要素の横断面図である。 図19は、図17に図示された構成要素の側面図である。 図20は、図17に図示された構成要素の横断面図である。 図21は、図17に図示された構成要素の横断面図である。 図22は、図17に図示された構成要素の横断面図である。 図23は、図17に図示された構成要素の側面図である。 図24は、図17に図示された構成要素の横断面図である。 図25は、図17に図示された構成要素の横断面図である。 図26は、外科用ステープラの斜視図である。 図27は、図26のステープラの側面図である。 図28は、変形後のステープラの側面図である。 図29は、外科用ステープラの斜視図である。 図30は、図28の外科用ステープラの側面図である。 図31は、図28の外科用ステープラの背面図である。 図32は、例示的なステープラの側面図である。 図33は、例示的なステープラの側面図である。 図34は、図32のステープラの変形後の側面図である。
ここでは、図1から図3を参照して、外科用ステープラ100について説明する。ステープラ100は、細長シャフト106の遠位端に連結されたエンドエフェクタを共に形成する上側顎部又はアンビル102と、下側顎部104と、を有してもよい。一方又は両方の顎部102、104は、トロカール構造、オープン構造、及び、本明細書の後続部分で説明される組織クランプ構造の間で、他方の顎部102,104に対して移動可能とされてよい。
一方の顎部104は、他方の顎部102へ向けて並進し、顎部102、104の間にクランプされた組織をホチキス留めするための変形するために、その中に複数の針(図示せず)を収容してもよい。当業者は、顎部104が、針を保持するための筐体及びカートリッジを含んでもよく、又は、図示されているように、顎部104が、針及び/又はプッシャを収容するための単一の部品とされてもよく、かつ、細長部材106に作動可能に結合されてもよいことを認識するであろう。
図4に図示されているように、ステープラ100は、上側顎部又はアンビル102と、ステープルプッシャ112(及び図示されていない針)を収容するカートリッジ108を有する下側顎部104と、スライドプレート110と、を含んでもよい。当業者は、「カートリッジ筐体」又は「筐体」という用語が、「スライドプレート」という用語と互換的に使用され得ることを容易に認識するであろう。ステープラ100は、また、顎部102、104の間にクランプされた組織を切断するために並進する細長部材114を含んでもよい。細長部材114は、顎部102、104のクランプ動作の間に、上側クランプ部材116及び下側クランプ部材118を含むか、又は、そうでなければ、上側クランプ部材116及び下側クランプ部材118と係合してもよい。また、部材114は、1つ又は複数のステープルプッシャ112を並進させるように、ステープル留め動作の間にスレッド120と係合してもよい。ばね挿入物122及び/又はばね124は、本明細書に記載されているような方法で顎部102、104を開く、及び/又は、閉じることを支援するために提供されてもよい。
図5及び図6は、本明細書でさらに詳細に説明するように、トロカール構造のステープラ100を示す。
図7及び図8は、収容構造又はオープン構造におけるステープラ100の詳細を示しており、ステープラ100の作動をさらに詳細に説明する。収容構造において開始すると、アンビル102の遠位部分がカートリッジ又は顎部104から離れて移動又は回転され、一方、アンビル102の近位部分が顎部104に対して圧縮される。すなわち、アンビル102内部のピン126は、顎部104又はカートリッジ108内の細長スロットに摺動し、かつ、回転して係合されてもよく、収容位置では、アンビル102の遠位部分が顎部104から離間している間に、ピン126は細長スロット128の下側と係合してもよい。いくつかの実施形態では、図4及び図15に最も明確に見られるように、アンビル102の一対のピン126は、アンビル102の近位部分の並進運動を制限するために、顎部104又はカートリッジ108の一対のスロット128に係合してもよい。この機能のさらなる詳細は、Bucciaglia他によって2018年12月4日に発行された共同所有の米国特許第10,143,474号において見出すことができる。
図7及び図8に引き続き、図12、図13、及び、図14を同時に参照すると、細長部材114は、針を発射するためにステープルプッシャ112に係合するスレッド120を押すように構成されている(図示省略)。スレッド120は、下側クランプ部材118に恒常的に取り付けられてもよく、針の発射の間に組織の圧縮及び間隔制御を提供してもよい。細長部材114が、1往復を完了すると、スレッド120及び下側クランプ部材118をステープラ100の遠位部分に残して、後退されてもよい。スレッド120を捕捉する他の手段が企図されるけれども、いくつかの実施形態では、1つ又は複数の戻り止め(図示省略)が、遠位部分においてスレッド120を捕捉するために、カートリッジ108、スライド壁110、又は、顎部104の遠位部分に配置されてもよい。
細長部材114を後退させる前に下側クランプ部材118を離脱することによって、細長部材114は、後退動作の間に装置の顎部102、104をクランプしない。後退させる前に下側クランプ部材118を離脱することの1つの利点は、細長部材114を後退させるのに必要な力を低減し得ることであり、これは、いくつかの外科用ステープラにおけるハンドル設計の主要な推進力となり得る。例えば、現在市販されているいくつかの外科用ステープラは、ユーザが部材を引き戻すために(第2の手を使用して)引き戻さなければならない別個のレバーを含む。他のステープラは、部材を後退させるために追加のトリガ操作を必要とする。さらに他のものは、部材を駆動、かつ/又は、後退させるためにモータに依存している。
下側部材118を細長部材114から離脱させることの別の利点は、ステープラ100が誤作動し、又は、障害物へ向けて発射され、かつ/又は、部材114がストロークの途中で固着した場合に、ユーザが下側クランプ又は顎部104から部材114を離脱させ、組織を解放する能力を有することである。既存のステープラでは、駆動部材がストロークの途中で詰まって後退できない場合、組織を顎部から切り離さなければならない。
図9及び図10は、部材114が、スレッド120、上側クランプ部材116及び下側クランプ部材118と共に遠位方向へ移動するときの例を示す。図11は、細長部材114が、上側クランプ部材116と共に後退した後に、スレッド120及び下側クランプ部材118が離脱してステープラ100の遠位部分に配置された状態を示す。当業者は、本明細書では、特定の特徴を有する上側クランプ部材116及び下側クランプ部材118を説明しているが、状況は逆とされてもよく、下側クランプ部材118が離脱し、上側クランプ部材116が、アンビル102の遠位部分に停留され得ることを認識するであろう。また、当業者は、図9から図11に図示された細長部材114が、顎部102、104の操作を補助するためのスロット(本明細書でさらに詳細に説明される)を有することを認識するが、この特徴は、上側クランプ部材116及び下側クランプ部材118と、着脱可能なスレッド120、及び/又は、着脱可能な下側クランプ部材118の機能に必要ではないことを認識するであろう。例えば、スロットのない部材114を図示する図12及び図13を参照されたい。
いくつかの実施形態では、ステープラ100は、部材114がストロークの途中で固着した場合に、ユーザに部材114を抜き取る能力を提供するために、脱出機構(図示省略)を含んでもよい。
次に図14から図25に目を向けると、いくつかの実施形態では、細長部材114は、アンビル102を制御するためにアンビル102上の横部材130と係合するスロット132を含んでもよい。例えば、横部材130は、アンビル102の近位部分に配置されてもよく、細長部材114は、垂直回動スロット128内で回転及び並進するようにアンビル102を作動させてもよい。いくつかの実施形態において、部材114は、部材114が近位側へ移動するとアンビル102を開いてもよい。部材114の遠位方向の動きは、アンビル102を閉じてもよい。アンビル102を閉じることは、アンビルが3つの異なる構造の通過を引き起こし得る。位置1:オープン、位置2:ゼロギャップ/トロカール位置、位置3:組織ギャップ/クランプ位置。これらの構造については、以下でさらに詳細に説明する。この方法でアンビル102を作動させると、アンビルの移動を有効にするための追加のアクチュエータの必要性がなくなる。
図17及び図18に示されているように、部材114が近位側へ引っ張られると、アンビルピン又は横部材130は、スロット132内で下向きに強制される、又は、カム駆動されて、アンビル102を開く、又は、ステープラ100を第1の構成に配置することができる。アンビル102は、図19に示されているように、1つ又は複数のアンビルピン126が、スロット128の下方側部分に接しているように、1つ又は複数の回動スロット128の底部にある。
図20に目を向けると、部材114が位置2へ向けて遠位側へに押されると、アンビル102内のピン又は横部材130は、アンビル102がトロカール(ゼロ組織ギャップ)を通過するように配置される位置へスロット132内部でより高くスライドする。図21及び図22に図示されているように、ばね124及び/又はエラストマ122が、下側顎部104又はカートリッジ108の回動スロット128内部でアンビル102を下方側へ押し、アンビル102をこの位置へ促すが、このとき、ステープラ100は、トロカール構造又は第2の構造とされている。図23も参照されたい。当業者は、スロット132が、位置1と位置2との間の角度を含んでもよいことも認識するであろう。この角度は、位置1と位置2との間を移動するのに必要とされる線形ストロークを制御するように選択されてもよい。
次に図24及び図25に目を向けると、部材114がさらに遠位側に位置3へと押されると、アンビル102内のピン又は横部材130は、スロット132内でさらに上方側へ押され、これによって、アンビル102の遠位端においてクランプ力が加わる。図24は、組織クランプ構造又は第3の構造のステープラ100を示す。
ここで図14に戻ると、いくつかの実施形態では、図1に図示されているステープラ100のような外科用ステープラのための切断機構140は、長さ及び高さを有する細長部材114と、近位部分142と、遠位部分144と、細長部材114の長さの一部を延長する細長スロット132と、を含んでもよい。遠位部分144は、ステープラ100の顎部102、104の間にクランプされた組織を切断するため等の切断面146を有する。細長スロット132は、遠位スロット部分150、中間スロット部分152、及び、近位スロット部分154を有してもよい。遠位スロット部分150は、中間スロット部分152よりも高い又は低い位置の一方とされてよい。近位スロット部分154は、中間スロット部分152よりも高い又は低い位置の他方に配置されてよい。いくつかの実施形態では、遠位スロット部分150と中間スロット部分152との間に、垂直方向の間隔が設けられている。垂直方向間隔は、所望の組織ギャップの関数とされてよい。所望の組織ギャップは、I-ビーム114が、展開の間に筐体及びアンビルに課すギャップよりも多く、少なく、又は、同等とされてもよい。上側クランプ部材116は、細長部材114の遠位部分144に隣接されてもよい。下側クランプ部材118は、細長部材114の遠位部分144に隣接されてもよい。図13に示されるように、上側クランプ部材116又は下側クランプ部材118の一方は、細長部材114から着脱可能とされてもよく、上側クランプ部材116又は下側クランプ部材118の他方は、細長部材114に固定されてもよい。
いくつかの実施形態では、外科用ステープラは、上述したような切断機構と、針を押し出すためのスレッド120と、を有し、スレッド120は、細長部材114によって遠位方向へ並進され、スレッド120及び下側クランプ部材118は、針が押し出される間にステープラの遠位部分に置かれる。
外科用ステープラを操作する方法は、(1)切断機構を近位位置に配置し、これによってステープラがオープン構造に配置されること、(2)切断機構を中間位置に配置し、これによってステープラがトロカール構造に置かれること、及び(3)切断機構を遠位位置に配置し、これによってステープラが組織クランプ構造に置かれること、を含んでもよい。
次に図26から図28を参照すると、外科用針が示されている。いくつかの実施形態では、針2600は、一対のステープル脚部2604の間に配置されたバックスパン2602を有してもよい。脚部2604は、バックスパンに対して角度を形成してもよい。バックスパン2602及び脚部2604は、当該技術分野で知られているように、ワイヤ又は金属構成要素を曲げることによって形成されてもよい。
いくつかの実施形態では、バックスパン2602は、長さLを有する。長さLは、意図されたステープルラインと実質的に一致されてもよい。長さLは、バックスパン2602の幅よりも大きくてもよい。いくつかの実施形態では、長さLは、約3ミリメートルよりも長い。いくつかの実施形態では、長さは、約4ミリメートル以上とされている。いくつかの実施形態では、長さLは、約5ミリメートルとされている。いくつかの実施形態では、バックスパン2602の長さLは、1つ又は複数の脚部2604の長さよりも長い。
バックスパン2602と一方又は両方の脚部2604との間の屈曲部は、凹部2606とされてよい。凹部2606は、バックスパン2602及び脚部2604を形成する材料から切り取られた部分とされてもよく、本明細書ではノッチとして参照されてもよい。ノッチは、材料を変位させることによって(印圧加工操作等によって)、又は、材料を除去することによって形成されてもよい。
いくつかの実施形態では、凹部2606は、関連するステープル脚部2604の折り畳み方向に影響を与える。凹部2606は、脚部の座屈の発生率を低下させてもよく、かつ/又は、バックスパン2602に対して脚部2604を折り曲げるために必要とされる力を低下させてもよい。
いくつかの実施形態では、凹部2606は、ステープル留めの後に脚部2604を内側に(例えば、バックスパン2602と同一平面に、又は、平行に)形成させるように配置される。
いくつかの実施形態では、バックスパン2602の周りに(またがって)脚部を形成するために、凹部2606は、脚部2604の周りに円周方向に配置されてもよい。
次に図29から図31に目を向けると、いくつかの実施形態では、針2800は、平坦化されたバックスパン2802及び丸みを帯びた1つ又は複数の脚部2804を含んでもよい。丸いワイヤと平らなワイヤとの組み合わせは、組織の変動性をより良く収容し得る。例えば、ステープル留めされた組織が厚い場合、バックスパン2802が平坦でステープルギャップが大きい領域に変位し得る。形成されたステープルギャップに対して組織が薄い場合、ステープル脚部2804が組織壁に接近し、丸みを帯びた角部がそれを挟んで固定することができる。また、平坦なバックスパンは、組織とのより多くの接触面積を有するため、組織上を滑り回らない。
図32に示されているように、いくつかの実施形態では、針2600は、組織化された表面2610を含んでもよい。組織化された表面2610は、ステープル留めされた組織と接触したままの針の部分の周りで凝固を促進するように配置及び構成されてもよい。例えば、組織化された表面2610は、バックスパン2602が脚部2604に移行する位置の近位側の表面とされてよい。いくつかの実施形態では、一方又は両方の脚部2604は、バックスパン2602の近位側の近位脚部2604aと、バックスパン2602の遠位側の遠位脚部2604bと、を含んでもよく、近位脚部2604aの一部又は全部が組織化された表面2610を有し、遠位脚部2604bは組織化されていない。いくつかの実施形態では、近位脚部2604aがステープル処置後に組織と接触したままであることを確実にするように、近位脚部2604aは、遠位脚部2604bよりも大きな包絡線断面を有する。いくつかの実施形態では、遠位脚部2604b及びバックスパン2602の表面の大部分は、組織化されていない。
いくつかの実施形態では、ステープル留めされた組織との接触を意図した表面領域の一部又は全てが、組織化されてもよい。いくつかの実施形態では、組織化された表面2610は、機械的処理(例えば、ローレット加工、印圧加工、ブラスト等)、化学的処理(例えば、エッチング当)、及び/又は、他のエネルギー処理(例えば、EDM、レーザ等)の方法によって提供される。
いくつかの実施形態及び図33に示されるように、針2600の一部又は全部は、本明細書では、凝固剤として参照され得る凝固剤2612でコーティングされてもよい。いくつかの実施形態では、1つ又は複数の組織化された表面2610は、凝固剤2612で部分的又は完全にコーティングされる。凝固剤2612は、例えば、C.R.Bard社が、Avitene(登録商標)の商品名で販売しているもの等の活性吸収性コラーゲン止血剤を含んでもよく、凝固形成を促進する。凝固剤2612は、血小板の凝集及び/又はフィブリンを形成するためのタンパク質の放出を促進するために提供されてもよい。凝固剤2612は、Celox Medical社がCelox(登録商標)の商品名で販売している顆粒のような止血顆粒、及び/又は、例えば、硝酸銀のような他の凝固剤を含んでもよい。
図33及び図34に示されているように、1つ又は複数の凹部2606は、バックスパン2602と1つ又は複数の脚部2604との間の結合点から距離を置いて配置されてもよい。すなわち、脚部2604上の凹部2606の位置及び/又はノッチサイズは、形成されたステープルの脚部とバックスパンとの間の所望のギャップGを達成するように制御されてもよい。いくつかの実施形態では、凹部2606は、近位脚部2604aと遠位脚部2604bとの間に配置される。
いくつかの実施形態では、針2600は、各ステープル脚部2604を伴って一度だけ組織を突き刺すように構成されてもよい。すなわち、針2600は、ステープルの脚部2604を巻くなどして、針2600が同じ脚部2604でステープル留めされた組織を2度貫通することを防止するように構成されてもよい。組織の突き刺しを制限することは、血管系を針で留めたときに特に有益であると、本出願人は考える。
ここで図28に戻ると、針2600は、ステープル留め後に、ステープル脚部2604の任意の部分とバックスパン2602との間に、約0.012インチ(0.3048ミリメートル)未満又は0.31ミリメートル未満のギャップを有する平坦化されたステープル形状を形成するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ギャップは、0.002インチ(0.0508ミリメートル)よりも大きく、約0.006インチ(0.1524ミリメートル)よりも小さい。いくつかの実施形態では、ギャップGは、約0.004インチ(0.1016ミリメートル)と約0.006インチ(0.1524ミリメートル)の間とされている。いくつかの実施形態では、ギャップGは、約0.005インチ(0.127ミリメートル)とされている。いくつかの実施形態では、ギャップは、0.09ミリメートルと0.16ミリメートルとの間とされている。いくつかの実施形態では、ギャップは、約0.004インチ(0.1016ミリメートル)未満又は0.12ミリメートル未満とされている。この結果、ステープル脚部が「平坦化」され、組織ギャップが変化するアーチ型の脚部形成とは対照的に、一貫した組織ギャップを提供すると共に、組織全体にクランプ圧力を均等に分散して加える。
いくつかの実施形態では、図34に示されているように、針2600は、厚い組織の接合が望まれる場合などに、0.012インチ(0.3048ミリメートル)よりも大きいギャップGを有するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、1つ又は複数の脚部2604は、組織ギャップGを提供するように構成された近位脚部2604a及び遠位脚部2604bを有してもよい。組織ギャップGは、いくつかの実施形態において、0.012インチ(0.3048ミリメートル)より大きくされてもよい。組織ギャップGは、いくつかの実施形態において、0.012インチ(0.3048ミリメートル)未満とされてもよい。組織ギャップGは、いくつかの実施形態では、0.006インチ(0.1524ミリメートル)よりも大きくされてもよい。組織ギャップGは、いくつかの実施形態では、0.006インチ(0.1524ミリメートル)より小さく大きくされてもよい。組織のギャップGは、いくつかの厚い組織の用途では、約1ミリメートルから約2.5ミリメートルの間とされてもよい。当業者は、1つ又は複数の凹部2606の配置が、ギャップGのサイズを制御することを認識するであろう。当業者は、ギャップGのサイズと針の脚の長さとが関連し得ることを認識するであろう。
以下の条項は、添付の請求項を理解するのに有用な更なる例示的な態様を設定する。
条項(1):外科用ステープラのための切断機構であって、切断機構は、長さ及び高さを有する細長部材と、近位部分と、遠位部分と、細長部材の長さの一部を延長する細長スロットと、を有し、遠位部分は切断面を有し、細長スロットは、遠位スロット部分、中間スロット部分、及び、近位スロット部分を有し、遠位スロット部分は、中間スロット部分よりも高い位置又は低い位置の一方に配置され、遠位スロット部分は、中間スロット部分よりも高い位置又は低い位置の他方に配置されており、さらに、細長部材の遠位部分に隣接する第1のクランプ部材を備える切断機構。
条項(2) 条項1に記載の切断機構であって、遠位部分は、細長部材の遠位部分に隣接する第2のクランプ部材と着脱可能に係合するように構成されていることを特徴とする切断機構。
条項(3) 第1のクランプ部材は、細長部材に固定された上側クランプ部材であり、第2のクランプ部材は、下側クランプ部材とされ、上側クランプ部材及び下側クランプ部材は、上側クランプ部材と下側クランプ部材との間の空間を制限するように構成されている、条項2に記載の切断機構。
条項(4) 条項1に記載の切断機構であって、第2クランプ部材は、1つ又は複数のステープルプッシャと係合するように構成されたスレッドをさらに備える切断機構。
条項(5) 少なくとも1つの針を収容するカートリッジと、カートリッジに対して移動可能なアンビルと、請求項1に記載の切断機構であって、カートリッジに対して近位位置と遠位位置との間で移動可能な切断機構と、少なくとも1つの針を押し出すためのスレッドと、を備えた外科用ステープラであって、細長部材は、近位位置から遠位位置への第1の移動の間にスレッドと係合するように構成されており、これによって、少なくとも1つの針は、第1の移動の間に押し出される、外科用ステープラ。
条項(6) 条項5に記載の外科用ステープラであって、細長部材は、遠位位置から近位位置への第2の移動の間にスレッドから離脱するように構成されており、これによって、スレッドは、カートリッジの遠位位置に置かれる、外科用ステープラ。
条項(7) 条項5に記載の外科用ステープラであって、切断機構の第1のクランプ部材は、細長部材に固定された上側クランプ部材とされ、第2のクランプ部材は、下側クランプ部材とされ、上側クランプ部材及び下側クランプ部材は、上側クランプ部材と下側クランプ部材との間の空間を制限するように構成されている外科用ステープラ。
条項(8) 条項5に記載の外科用ステープラであって、スレッドが第2クランプ部材に固定されている、外科用ステープラ。
条項(9) 条項5に記載の外科用ステープラであって、アンビルをカートリッジへ向けて、又は、カートリッジから離れるように付勢するように構成された弾性部材をさらに備える外科用ステープラ。
条項(10) 条項5に記載の外科用ステープラであって、アンビルをカートリッジへ向けて付勢するように構成された弾性部材をさらに備える外科用ステープラ。
条項(11) 条項9又は条項10に記載の外科用ステープラであって、細長部材が近位位置と遠位位置との間の中間位置にあるときに、弾性部材及び第1のクランプ部材が協働して、アンビルを組織クランプ構造に配置することを特徴とする外科用ステープラ。
条項(12) ステープルカートリッジに対して移動可能なアンビルを有する外科用ステープラを操作する方法であって、方法は、切断機構を、切断機構が切断機構上の第1の位置においてアンビルと係合する近位位置に配置し、これによって、ステープラが、アンビルとカートリッジとが間隔を空けた構造であるオープン構造に配置されることと、切断機構を、切断機構上の第2の位置においてアンビルと係合する中間位置に配置し、これによって、ステープラが、アンビルとカートリッジとが完全にクランプされたトロカール構造に配置されることと、切断機構を、切断機構が第3の位置においてアンビルと係合する遠位位置に配置し、これによって、ステープラを、アンビルとカートリッジが互いに実質的に平行で、これらの間に組織ギャップを有する組織クランプ構造に配置されることと、を含む。
条項(13) 条項12に記載の方法であって、第1の位置は、第2の位置及び第3の位置よりも遠位側とされ、かつ、低く、第2の位置は、第3の位置よりも遠位とされ、かつ、低い、方法。
本明細書に開示されている様々な各要素は、様々な方法で実現されてもよい。本開示は、任意の装置の実施形態、方法又はプロセスの実施形態の変形の実施形態であっても、又は、これらの任意の要素の単なる変形であっても、このような各変形を包含すると理解されるべきである。特に、各要素を表す言葉は、機能又は結果だけが同じであっても、同等の装置用語や方法用語で表現されてもよいことが理解されるべきである。このような同等の、より広い、又は、より一般的な用語は、各要素や動作の説明に包含されると考えるべきである。このような用語は、本発明が権利を有する暗黙的に広い範囲を明示するために、必要に応じて置換されてもよい。
一例ではあるが、すべての行動は、その行動を取るための手段として、又は、その行動を引き起こす要素として表現することができることを理解すべきである。同様に、開示されている各物理的要素は、その物理的要素が促進する行動の開示を包含すると理解されるべきである。この最後の態様に関しては、「ファスナー」の開示は、明示的に議論されているか否かに関わらず、「締結」という行為の開示を包含すると理解すべきであり、逆に、「締結」という行為の開示だけがあった場合、このような開示は「締結メカニズム」の開示を包含すると理解されるべきである。このような変更や代替用語は、本明細書に明示的に含まれていると理解されるべきである。
さらに、「A、B、Cのうち少なくとも1つ」と記載されている請求項は、「A」だけを必要とする装置とも読めると解釈されるものとする。また、「B」だけを必要とする装置とも読めるものとする。また、請求項は、「C」だけを必要とする装置とも読めるものとする。
同様に、請求項は、「A+B」を必要とする装置とも読めるものとする。請求項は、また、「A+B+C」等を必要とする装置とも読めるものとする。
また、特許請求の範囲は、任意の関係言語(例えば、perpendicular,straight,parallel,flat等)が、「装置が製造された時点又は本発明の時点での合理的な製造公差内で、何れかの製造公差が大きい」という説明を含むと理解されるように解釈するものとする。
当業者は、本明細書に記載された実施形態によって達成されるのと実質的に同じ結果を達成するために、本発明、その使用及びその構成において多数の変形及び置換を行い得ることを容易に認識することができる。
従って、本発明を開示された例示的な形態に限定する意図はない。多くの変形、改良、及び代替的な構成が、特許請求の範囲に表された本発明の範囲及び精神に含まれる。

Claims (13)

  1. 外科用ステープラのための切断機構であって、前記切断機構は、
    長さと高さとを有する細長部材と、近位部分と、遠位部分と、前記細長部材の長さの一部分を延長する細長スロットと、有しており、
    前記遠位部分は、切断面を有しており、前記細長スロットは、遠位スロット部と、中間スロット部と、近位スロット部と、を備え、前記遠位スロット部は、前記中間スロット部よりも高い位置又は低い位置の一方に配置され、前記近位スロット部は、前記中間スロット部よりも高い位置又は低い位置の他方に配置されており、かつ、
    前記切断機構は、前記細長部材の前記遠位部分に隣接する第1のクランプ部材を有する、切断機構。
  2. 前記遠位部分は、前記細長部材の前記遠位部分に隣接する第2のクランプ部材と着脱可能に係合するように構成されている、請求項1に記載の切断機構。
  3. 前記第1のクランプ部材は、前記細長部材に固定された上側クランプ部材とされ、かつ、前記第2のクランプ部材は、下側クランプ部材とされ、
    前記上側クランプ部材と前記下側クランプ部材とは、前記上側クランプ部材と前記下側クランプ部材との間の空間を制限するように構成されている、請求項2に記載の切断機構。
  4. 前記第2のクランプ部材は、1つ又は複数のステープルプッシャと係合するように構成されたスレッドをさらに有する、請求項1に記載の切断機構。
  5. 外科用ステープラであって、
    少なくとも1つの針を収容するカートリッジと、
    前記カートリッジに対して移動可能なアンビルと、
    請求項1に記載の切断機構であって、前記カートリッジに対して近位位置と遠位位置との間で移動可能な切断機構と、
    少なくとも1つの前記針を押し出すためのスレッドであって、
    前記細長部材が、前記近位位置から前記遠位位置への第1の移動の間に前記スレッドと係合するように構成されており、これによって、前記第1の移動の間に、少なくとも1つの前記針が押し出される、スレッドと、
    を備える、外科用ステープラ。
  6. 前記細長部材は、前記遠位位置から前記近位位置への第2の移動の間に、前記スレッドから離脱されるように構成されており、これによって、前記スレッドは、前記カートリッジの遠位位置に置かれる、請求項5に記載の外科用ステープラ。
  7. 前記切断機構の前記第1のクランプ部材は、前記細長部材に固定された上側クランプ部材とされており、
    前記第2のクランプ部材は、下側クランプ部材とされており、
    前記上側クランプ部材及び前記下側クランプ部材は、前記上側クランプ部材と前記下側クランプ部材との間の空間を制限するように構成されている、請求項5に記載の外科用ステープラ。
  8. 前記スレッドは、前記第2のクランプ部材に固定されている、請求項5に記載の外科用ステープラ。
  9. 前記アンビルを前記カートリッジの1つへ向けて付勢する、又は、前記カートリッジから遠ざけるように付勢するように構成された弾性部材をさらに備える、請求項5に記載の外科用ステープラ。
  10. 前記アンビルを前記カートリッジへ向けて付勢するように構成された弾性部材をさらに備える、請求項5に記載の外科用ステープラ。
  11. 前記細長部材が前記近位位置と前記遠位位置との間の中間位置にあるときに、前記弾性部材と前記第1のクランプ部材とが協働して、前記アンビルを組織クランプ構造に配置する、請求項9に記載の外科用ステープラ。
  12. ステープルカートリッジに対して移動可能なアンビルを有する外科用ステープラを操作する方法であって、前記方法は、
    切断機構を近位位置に配置することであって、前記切断機構は、前記切断機構上の第1の位置において前記アンビルと係合し、これによって、前記ステープラが、前記アンビルと前記カートリッジとが、離間して配置される構造とされたオープン構造に配置される、切断機構を近位位置に配置することと、
    前記切断機構を中間位置に配置することであって、前記切断機構は、前記切断機構上の第2の位置において前記アンビルと係合し、これによって、前記ステープラが、前記アンビルと前記カートリッジとが互いに完全にクランプされている構造とされたトロカール構造に配置される、前記切断機構を中間位置に配置することと、
    前記切断機構を遠位位置に配置することであって、前記切断機構は、前記切断機構上の第3の位置において前記アンビルと係合し、これによって、前記ステープラが、前記アンビルと前記カートリッジとが、実質的に互いに平行とされ、かつ、これらの間に組織間隔を有する構造とされた組織クランプ構造に配置される、前記切断機構を遠位位置に配置することと、
    を備える、方法。
  13. 前記第1の位置は、前記第2の位置及び前記第3の位置よりも遠位側、かつ、下方側とされ、かつ、前記第2の位置は、前記第3の位置よりも遠位側、かつ、下方側とされた、請求項12に記載の方法。
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