JP2022514055A - 切ったマッシュルーム製品を梱包して保存するための方法 - Google Patents

Abstract

好ましくはマッシュルームの小片又は切ったマッシュルームなどの切ったマッシュルーム製品の貯蔵寿命を延ばすように、同製品を保存して貯蔵するための方法及びパッケージが提供される。１つの任意の方法では、切ったマッシュルーム製品は、支持構造のプラットフォームの上にある保存容器（１０）の製品を含有する空間（１４）内に置かれる。保存容器は、製品を含有する空間を有する内部区画（１２）を含む。支持構造は、切ったマッシュルーム製品を支持するためにプラットフォームを画定する。内部区画は、プラットフォームの下に液体を保持するように構成された貯蔵器（１８）を更に含む。プラットフォーム及び／又は支持構造は、切ったマッシュルーム製品から滲出した液体を貯蔵器に向けるように構成される。任意に貯蔵器は、貯蔵器内の液体を吸収するために吸収材料（２０）を含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法第１１９条（ｅ）の下で２０１８年１２月１８日に「切ったマッシュルーム製品を梱包して保存するための方法」の名称で出願された、米国仮特許出願第６２／７８０，９７６号明細書の優先権を主張し、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

本発明は、一般に切ったマッシュルーム製品を梱包して保存するための方法に関する。より詳細には、本発明は、このような製品の貯蔵寿命を大幅に改善する、マッシュルームの小片及び切ったマッシュルームの梱包に関する。

マッシュルームの小片及び切ったマッシュルームなどの切ったマッシュルーム製品用の一般的な大量梱包は、典型的にはプラスチックトレーを使用して達成される。マッシュルームは、切った時に液体を滲出し、液体は従来のパッケージ内に収集するので、切ったマッシュルーム製品の品質が劣化する傾向がある。この手法で梱包した切ったマッシュルーム製品は、典型的には１０～１２日以下しか持たず、その時でさえ、マッシュルーム製品は変色し、高水準の細菌が存在することが多い。その上、一旦このような大量のパッケージが開封され、未使用の製品がパッケージ内に残ると、未使用の製品はその後急速に劣化する。

貯蔵寿命が短いことは、生の切ったマッシュルーム製品が卸売又は小売購買用の棚に到着する時までに、典型的には収穫し、梱包し、切断し、倉庫に保管し、輸送する間に、その耐用寿命の相当部分をすでに過ぎているので、生の切ったマッシュルーム製品市場では大きな問題である。従って、マッシュルーム製品の貯蔵寿命を延ばす、生の切ったマッシュルーム製品のために改良された梱包が非常に必要とされている。

従って１つの任意の実施形態では、マッシュルームの小片及び切ったマッシュルームなどの切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法が提供される。方法は、支持構造のプラットフォームの上にある保存容器の製品を含有する空間内に切ったマッシュルーム製品を置くことを含む。保存容器は、製品を含有する空間を有する内部区画を含み、支持構造は、切ったマッシュルーム製品を支持するためにプラットフォームを画定する。内部区画は、プラットフォームの下に貯蔵器を更に含む。貯蔵器は液体を保持するように構成される。プラットフォーム及び／又は支持構造は、切ったマッシュルーム製品から滲出した液体を貯蔵器に向けるように構成される。

別の任意の実施形態では、マッシュルームの小片及び切ったマッシュルームなどの切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法が提供される。方法は、内部区画を画定する保存容器を提供することを含む。内部区画は、貯蔵器及び貯蔵器の上に製品を含有する空間を含む。保存容器は、基部及び基部から上方に延在する側壁を含み、基部及びそこから延在する側壁の少なくとも一部は貯蔵器を画定する。貯蔵器は液体を保持するように構成される。支持構造は内部区画内に配列され、支持構造は、貯蔵器の上に置かれたプラットフォームを画定する。支持構造及び／又はプラットフォームは、以下の１つ又は複数、すなわち透液性面と、１若しくは複数の開口と、プラットフォームの片側から液体を流出させる斜面とを含む。透液性面、１つ若しくは複数の開口、及び斜面の１つ又は複数は、切ったマッシュルーム製品から滲出した液体を貯蔵器の中に向けるように構成される。方法は、プラットフォームの上にある保存容器内に切ったマッシュルーム製品を置くことを更に含む。

任意にあらゆる実施形態において、保存容器は熱成形した高分子トレーから形成される。任意にあらゆる実施形態において、保存容器は高分子以外の材料から形成される。

任意にあらゆる実施形態において、吸収材料は貯蔵器内に提供される。任意に吸収材料はゲル形成高分子を含む。

任意にあらゆる実施形態において、貯蔵器は吸収材料がない。

任意にあらゆる実施形態において、蓋は、製品を含有する空間内の切ったマッシュルーム製品を包囲する。任意に、蓋は蓋置フィルムであり、蓋置フィルムは好ましくは酸素透過性である。

任意にあらゆる実施形態において、切ったマッシュルーム製品を取り囲む及び／又は切ったマッシュルーム製品の上、蓋の下、並びに製品を含有する空間内の空きスペースは、ヘッドスペースを形成する。こうしてヘッドスペースは、切ったマッシュルーム製品によって占有されない、製品を含有する空間の容積内及び蓋の下に形成される。このような構成では、蓋も別のカバーも製品の上又は周りに直接緊密に巻き付けられないはずである。カバー又はフィルムが製品の上又は周りに直接緊密に巻き付けられた場合は、製品を含有する空間はヘッドスペースがないはずである。

任意に吸収材料が使用されるあらゆる実施形態において、切ったマッシュルーム製品は、吸収材料の上に位置付けられるが、吸収材料と物理的に直接接触しない。

任意にあらゆる実施形態において、製品を含有する空間は密封されない。

任意にあらゆる実施形態において、製品を含有する空間は、容器を取り囲む周囲環境と同じ圧力を有する。

任意にあらゆる実施形態において、容器は、容器の内外に、すなわち双方向に酸素の交換及び空気の交換をすることができる。好ましくは、容器の内外に酸素の交換及び空気の交換ができるのは蓋又は蓋置フィルムである。

本発明は、以下の図面に関連して説明され、同じ参照番号は同じ要素を示す。

開示された概念の態様に従って使用され得る、保存容器の任意の実施形態の部分分解等角図である。 切ったマッシュルーム製品をその中に保管した、図１の保存容器の断面図である。 開示された概念の別の態様に従って使用され得る、保存容器の任意の実施形態の部分分解等角図である。 切ったマッシュルーム製品をその中に保管した、図２の保存容器の断面図である。 開示された概念の別の態様に従って使用され得る、保存容器の任意の実施形態の部分分解等角図である。 切ったマッシュルーム製品をその中に保管した、図３Ａの保存容器の断面図である。 開示された概念の別の態様に従って使用され得る、保存容器の任意の実施形態の部分分解等角図である。 切ったマッシュルーム製品をその中に保管した、図４Ａの保存容器の断面図である。 図４Ａ及び４Ｂの保存容器の変形であり、開示された概念の別の態様に従って使用され得る、保存容器の任意の実施形態の部分分解等角図である。 切ったマッシュルーム製品をその中に保管した、図５Ａの保存容器の断面図である。 開示された概念の別の態様に従って使用され得る、保存容器の任意の実施形態の斜視図である。 切ったマッシュルーム製品をその中に保管した、図６Ａの保存容器の断面図である。 開示された概念の別の態様に従って使用され得る、保存容器の任意の実施形態の部分分解等角図である。 切ったマッシュルーム製品をその中に保管した、図７Ａの保存容器の断面図である。 制御容器内に１４日保存後のマッシュルームの小片の写真である。 開示された概念の態様により、１４日保存後のマッシュルームの小片の写真である。 制御装置と比べた、開示された概念の態様により１４日保存中のマッシュルームの小片内の大腸菌数を示す線グラフである。

システム、デバイス及び方法が事例及び実施形態を通して本明細書に記載されているが、本開示された技術は、記載された実施形態又は図面に限定されないことが当業者には理解される。むしろ本開示された技術は、添付された特許請求の範囲の精神及び範囲内に収まる全ての修正形態、等価物及び代替形態を網羅する。本明細書に開示されたいずれの実施形態の特徴も割愛することができ、又は別の実施形態に組み込むことができる。

本明細書に使用したいかなる見出しも、組織化するために過ぎず、説明又は特許請求の範囲を限定することを意味するものではない。本明細書で使用する場合、単語「ｍａｙ」は、強制の意味（すなわち、しなければならない意味）より、むしろ許可の意味（すなわち、可能性を有する意味）で使用される。本明細書に明確に説明されない限り、用語「ａ」、「ａｎ」及び「ｔｈｅ」は１つの要素に限定されるのではなく、そうではなく「少なくとも１つ」を意味すると読むべきである。

定義
本明細書で利用する場合、用語「切ったマッシュルーム製品」は、これに限定されないが、ホワイトマッシュルーム、ポータベラマッシュルーム、及び／又はエキゾチックマッシュルームを明らかに含む、マッシュルームのあらゆる種類の複数の切った、断片の、薄切の、又は角切のマッシュルームを意味するものとし、各々のマッシュルーム片は、平均約１／１６～約１インチの幅、高さ又は厚さである。

本明細書で利用する場合、用語「マッシュルームの小片」は、これに限定されないが、ホワイトマッシュルーム、ポータベラマッシュルーム、及び／又はエキゾチックマッシュルームを明らかに含む、マッシュルームのあらゆる種類の複数の角切のマッシュルームを意味するものとし、各々の角切のマッシュルームは、平均約１／１６～約１／４インチの幅、高さ若しくは厚さ、又は約１／６４～１／４立方インチの大きさである。

本明細書で利用する場合、用語「切ったマッシュルーム」は、これに限定されないが、ホワイトマッシュルーム、ポータベラマッシュルーム、及び／又はエキゾチックマッシュルームを明らかに含む、マッシュルームのあらゆる種類の複数の切った、断片の、薄切の、又は角切のマッシュルームを意味するものとし、各々のマッシュルーム片は、平均約１／１６～約１インチの幅、高さ若しくは厚さ、又は約１／６４～約１／４立方インチの大きさである。

本開示で使用する場合、例えば「生の切ったマッシュルーム製品」における用語「生」は、切断処理の前後に氷点より高い温度で保存するマッシュルーム製品を指す。

本開示で使用する場合、用語「プラットフォーム」は、概してその上に切ったマッシュルーム製品を保存のために置くことができる、ベッド又は床を指す。用語「プラットフォーム」は、任意に単一の連続した支持表面を含んでもよい。例えばプラットフォームは、卓上型固体表面、斜面した屋根型固体表面、又は凸形状の固体表面を含んでもよい。プラットフォームの単一の連続した支持表面の実施形態の別の例では、実質的に平坦なフィルタ又は膜（不織布材料など）が提供されてもよい。別法として、プラットフォームは、任意に食品用篩、メッシュ又はスクリーンに類似した、小さい開口を含む表面を含んでもよい。別法として、本明細書で使用する場合、用語「プラットフォーム」は、開示された概念の任意の態様により、その上に切ったマッシュルーム製品を保存のために置くことができるベッド又は床を積み重ねて提供する、複数の別個の支持表面を指してもよい。任意の実施形態では、プラットフォームは、食品に接触する（例えばフィルタの）表面、フィルタ又は膜、及びその真下の支持表面（例えばリブ若しくはメッシュスクリーンの上面）を含んでもよい。任意に、プラットフォームは、保存容器の残余部と一体化される。別法として、プラットフォームは、保存容器の残余部と組み立てる、若しくは保存容器の残余部内に取り外し可能に配列される、別個の構成要素であり、又は別個の構成要素を含む。

保存容器の任意の実施形態
次に同じ参照番号が同じ部分を指す図面の様々な数を詳しく参照すると、開示された概念の任意の態様に従って使用され得る、保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０の様々な任意の実施形態が図１Ａ～７Ｂに示されている。様々な実施形態が複数の（場合によっては全ての）保存容器の実施形態に共通の要素を含む限り、実施形態のこのような態様は、簡潔にするために本明細書に実質的に同時に記載されている。当業者は、適切な状況で本明細書に開示された異なる実施形態の様々な態様を組み合わせることができ、いくつかの態様又は要素は所与の実施形態から割愛することができ、若しくは所与の実施形態に追加することができることを容易に理解するはずである。

開示された概念の一態様では、保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０が提供される。保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０は、切ったマッシュルーム製品１６を保持するための製品を含有する空間１４、１１４、２１４、３１４、４１４、５１４、６１４、並びに製品を含有する空間１４、１１４、２１４、３１４、４１４、５１４、６１４の下に貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８を有する、内部区画１２、１１２、２１２、３１２、４１２、５１２、６１２を含む。貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８は、切ったマッシュルーム製品１６からの液体滲出物を維持するように構成される。

任意ではあるが、吸収材料２０は、貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８内に提供されることが好ましい。あらゆる実施形態において、吸収材料は、以下の１つ又は複数、すなわち例えば吸収粉末、顆粒、繊維、スポンジ、ゲル及び貯蔵器内の表面上の被覆の形であってもよい。好ましい吸収材料は、吸収液体の上にゲルを形成する固体粉末又は顆粒を含む。この手法で、切ったマッシュルーム製品１６から滲出した液体が貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８の中に流れ又は滴る時、吸収材料２０は、液体が貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８から製品を含有する空間１４、１１４、２１４、３１４、４１４、５１４、６１４の中に飛び散る、流れる、又は漏れて戻るのを防ぐように、液体を（例えばゲル状になることによって）吸収する。開示された概念のいずれかの実施形態で使用するための任意の吸収材料は、以下で更に詳しく述べる。

保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０は、任意に基部２２、１２２、２２２、３２２、４２２、５２２、６２２、及び基部２２、１２２、２２２、３２２、４２２、５２２、６２２から上方に延在する側壁２４、１２４、２２４、３２４、４２４、５２４、６２４を含む。基部２２、１２２、２２２、３２２、４２２、５２２、６２２、及び側壁２４、１２４、２２４、３２４、４２４、５２４、６２４の少なくとも一部（例えば基部２２、１２２、２２２、３２２、４２２、５２２、６２２から直接且つ連続して延在する一部）は、貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８を画定する。貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８は、好ましくは基部２２、１２２、２２２、３２２、４２２、５２２、６２２に沿って、及び基部２２、１２２、２２２、３２２、４２２、５２２、６２２から直接且つ連続して延在する側壁２４、１２４、２２４、３２４、４２４、５２４、６２４の少なくとも一部に沿って完全に包囲される。この手法で、例えば貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８は、保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０内に梱包された製品からの液体滲出物などの液体を保持するように構成される。それに応じて、貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８は、その中に受領された液体が保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０の外側に漏れるのを防ぐように構成される。任意に側壁２４、１２４、２２４、３２４、４２４、６２４は、容器開口２８、１２８、２２８、３２８、４２８、６２８を取り囲む外周縁部２６、１２６、２２６、３２６、４２６、６２６で終了し、切ったマッシュルーム製品は容器開口２８、１２８、２２８、３２８、４２８、６２８を通って保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、６１０の中に配列され、又はそこから除去されてもよい。

保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０は、内部区画１２、１１２、２１２、３１２、４１２、５１２、６１２内に配列された支持構造３０、１３０、２３０、３３０、４３０、５３０、６３０を更に含む。支持構造３０、１３０、２３０、３３０、４３０、５３０、６３０の少なくとも一部は、重力を受けてその形状を保持し、切ったマッシュルーム製品の重量を受けて崩れることなく切ったマッシュルーム製品の所定の量を支持するように、硬質又は半硬質である。支持構造３０、１３０、２３０、３３０、４３０、５３０、６３０は、プラットフォーム３２、１３２、２３２、３３２、４３２、５３２、６３２の少なくとも一部をそれらの上端３４、１３４、２３４、３３４、４３４、５３４、６３４で画定する。プラットフォーム３２、１３２、２３２、３３２、４３２、５３２、６３２は、貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８より上に（すなわち切ったマッシュルーム製品が真下の貯蔵器と軸方向に位置合わせした場所にあるかどうかに関わらず、貯蔵器の高さを超える高さに）置かれる。一部の実施形態では、プラットフォームは、それ自体が支持構造の上端の表面である。他の実施形態では、プラットフォームは、前述の表面並びにその上に置かれたカバー、層又は膜を含む。一部の実施形態によるプラットフォームの構成要素としての任意のカバーは、以下で更に検討する。

いずれの場合も、支持構造３０、１３０、２３０、３３０、４３０、５３０、６３０、及びプラットフォーム３２、１３２、２３２、３３２、４３２、５３２、６３２は、その上に置かれた切ったマッシュルーム製品１６を支持するように構成される。例えば支持構造３０、１３０、２３０、３３０、４３０、５３０、６３０は、少なくとも３週間にわたって切ったマッシュルーム製品を最高５ポンド（２．２７ｋｇ）まで、任意に最高１０ポンド（４．５４ｋｇ）まで、任意に最高１５ポンド（６．８０ｋｇ）まで、任意に最高２０ポンド（９．０７ｋｇ）まで、切ったマッシュルーム製品の重量を受けて崩れることなく保持するように構成されてもよい。最後に支持構造３０、１３０、２３０、３３０、４３０、５３０、６３０、及びプラットフォーム３２、１３２、２３２、３３２、４３２、５３２、６３２は、切ったマッシュルーム製品１６をその滲出した汁から分離するように、貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８より上に切ったマッシュルーム製品１６を浮かせるように構成され、汁は、重力を介して貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８の中に向けられてもよい。

プラットフォーム３２、１３２、２３２、３３２、４３２、５３２、６３２及び／又は支持構造３０、１３０、２３０、３３０、４３０、５３０、６３０は、切ったマッシュルーム製品１６から滲出した液体を貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８に向けるように構成される。これは、以下で詳しく述べるその例示的実装形態を種々の方法で達成されてもよい。

任意に保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０は、切ったマッシュルーム製品１６を保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０内に包囲するために、蓋３６、１３６、２３６、３３６、４３６、５３６、６３６を含む。一部の任意の実施形態（図示せず）では、蓋は、硬質又は半硬質の取り外し可能で交換可能な閉鎖手段、例えば蓋の上のスナップを含んでもよい。好ましくは、蓋３６、１３６、２３６、３３６、４３６、６３６は、可撓性蓋置フィルム３８、１３８、２３８、３３８、４３８、６３８を含む。可撓性蓋置フィルム３８、１３８、２３８、３３８、４３８、６３８を含む、蓋３６、１３６、２３６、３３６、４３６、６３６の例は、保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、６１０の例示的実施形態の内部区画１２、１１２、２１２、３１２、４１２、６１２を覆い包囲して示されている。図に示されたように、蓋置フィルム３８、１３８、２３８、３３８、４３８、６３８は、まさに図でより明瞭に見えるように、誇張した厚さを有するように描かれている。実際にフィルムの厚さは、描かれているより小さいことが好ましいはずである。例えばフィルムは、０．００１インチ～０．００３インチの厚さであってもよい。蓋置フィルム３８、１３８、２３８、３３８、４３８、６３８は、外周縁部２６、１２６、２２６、３２６、４２６、６２６に張り詰めた手法で取り付けられることも好ましく、従って容器開口２８、１２８、２２８、３２８、４２８、６２８を覆う時に平坦である。ヘッドスペースは、製品を含有する空間１４、１１４、２１４、３１４、４１４、５１４、６１４の容積内に、切ったマッシュルーム製品１６によって占有されない蓋３６、１３６、２３６、３３６、４３６、５３６、６３６の下に形成される。ヘッドスペースが存在する状態で、蓋もいかなる他の被覆も、切ったマッシュルーム製品の周りに緊密に巻き付けられない。蓋又は別の被覆がこのような方法で巻き付けられた場合、ヘッドスペースの存在は完全になくなるはずである。

任意に蓋置フィルム３８、１３８、２３８、３３８、４３８、６３８は、保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、６１０の側壁２４、１２４、２２４、３２４、４２４、６２４の外周縁部２６、１２６、２２６、３２６、４２６、６２６に、例えば結合層によって固定される。任意に結合層は、蓋置フィルム３８、１３８、２３８、３３８、４３８、６３８をそれにヒートシール４０、１４０、２４０、３４０、４４０、６４０によって接着するために、外周縁部２６、１２６、２２６、３２６、４２６、６２６の上に任意に共押出しされるポリエチレン結合層である。任意にこれらの実施形態では、外周縁部２６、１２６、２２６、３２６、４２６、６２６は、その外周全体に沿って同じ高さに位置付けられ、こうして単一平面を画定する。蓋置フィルム３８、１３８、２３８、３３８、４３８、６３８、又は外周縁部の上に配列した時に任意により概して蓋は、任意に単一平面も占有する。

別法として図６Ａ及び６Ｂに示されたように、蓋５３６は、製品を含有する空間５１４内に切ったマッシュルーム製品１６を包囲するように構成された、可撓性袋又は包装５３８の形であってもよい。袋又は包装５３８は、任意に保存容器５１０の側壁５２４の外周縁部５２６に（例えば上に記載したように結合層及びヒートシール５４０によって）固定され、その頂部５４２で封止され、又は圧着閉鎖されてもよい。代替実施形態（図示せず）では、袋又は包装は、（袋の底面がトレーの下に配向されるように）その中にトレーが置かれる閉鎖した底面を含んでもよく、袋又は包装はその頂部で封止され、又は圧着閉鎖される。

蓋の形に関わらず、蓋は酸素を透過することができ、切ったマッシュルーム製品に望ましい酸素透過率を提供することが好ましい。酸素透過パッケージは、製品上に自然発生する好気性腐敗有機体が成長し、毒素が適度に乱用温度下で生成される前に生成品を腐敗させることができるために、酸素を十分に交換させるべきである。こうして１つの任意の実施形態では、蓋置フィルム３８、１３８、２３８、３３８、４３８、６３８又は包装５３８は、酸素透過パッケージを提供するように、その中に保存された切ったマッシュルーム製品１６を包囲するために、製品を含有する空間１４、１１４、２１４、３１４、４１４、５１４、６１４の上に配列される。任意に保存容器は、標準温度及び圧力で少なくとも１０，０００ｃｃ／ｍ²／２４ｈｒｓの酸素透過率（ＡＳＴＭ Ｄ３９８５）を提供する蓋置フィルムで包囲される。このようなフィルムは、１０Ｋ ＯＴＲ蓋置フィルムとして当分野では公知である。任意に少なくとも５０００、１５００、１０００、３００、１００、６０、６又は０．６ｃｃ／ｍ²／２４ｈｒｓでＯＴＲを提供する蓋置フィルムが使用されてもよい。任意に自由なガス交換をできるために穿刺した穴を備えた蓋置フィルムが使用されてもよい。任意の実施形態では、０．６～１０Ｋ、任意に６～１０Ｋ、任意に６０～１０Ｋ、任意に１００～１０Ｋ、任意に３００～１０Ｋ、任意に１０００～１０Ｋ、任意に１５００～１０Ｋ、任意に５０００～１０Ｋ、任意に０．６～５０００、任意に６～５０００、任意に６０～５０００、任意に１００～５０００、任意に３００～５０００、任意に１０００～５０００、任意に１５００～５０００、任意に０．６～１５００、任意に６～１５００、任意に６０～１５００、任意に１００～１５００、任意に３００～１５００、任意に１０００～１５００、任意に０．６～１０００、任意に６～１０００、任意に６０～１０００、任意に１００～１０００、任意に３００～１０００、任意に０．６～３００、任意に６～３００、任意に６０～３００、任意に１００～３００、任意に０．６～１００、任意に６～１００、任意に６０～１００、任意に０．６～６０、又は任意に６～６０の範囲のＯＴＲを備えた蓋置フィルムが使用されてもよい。任意に０．６～１０Ｋのあらゆる部分範囲又は値のＯＴＲを備えた蓋置フィルムが使用されてもよい。任意の実施形態では、１０００～５０００ｃｃ／ｍ²／２４ｈｒｓ、又は１５００～３０００ｃｃ／ｍ²／２４ｈｒｓのＯＴＲを備えた蓋置フィルムが、切ったマッシュルーム製品の保存及び貯蔵に使用された。任意に蓋置フィルムは透明であり、これにより使用者は保存容器内に保存された製品の品質を見ることができる。好ましくは、蓋置フィルムはポリエチレン組成物であり、任意に二軸延伸ポリエチレン組成物である。例えば蓋置フィルムは、ＰＬＡＳＴＯＰＩＬによるＰＬＡＳＴＯＦＲＥＳＨ １０Ｋ、ＣＲＹＯＶＡＣ（登録商標）による１０Ｋ ＯＴＲ真空スキンパッケージフィルム、ＦＬＡＩＲによる１９００ ＯＴＲ ＴｒｕＳｅａｌ（登録商標）ＴＳＰＰ１１０フィルムであってもよい。

あらゆる実施形態において、ヘッドスペースは、製品によって占有されない、製品を含有する空間１４、１１４、２１４、３１４、４１４、５１４、６１４の容積内に任意に形成される。この方法で、蓋又は蓋置フィルムは、好ましくは製品の上に例えば真空包装により直接巻き付けられない。

開示された概念の保存方法は、好気性環境で切ったマッシュルーム製品を保存できる。酸素透過蓋は、容器の内側の環境と容器を取り囲む環境との間で十分に高い酸素交換ができる。任意に、開示された概念の容器の内側の環境は、全ての関連した保存条件下で酸素含有量に関して容器の外側の周囲環境から区別できない。一実施形態では、発明した保存方法は、酸素透過蓋に対して単一層の蓋置フィルムを使用する。ガス置換包装方法は、開示された概念の任意の態様に必要ない。更に開示された概念は、可食材料が容器内に真空下で保存される必要はない。むしろ容器は、容器の内外に酸素交換及び空気交換をすることができる。そのためあらゆる実施形態において、製品を含有する空間は、蓋によって包囲された時に、好ましくは容器を取り囲む周囲環境の気圧と同じ圧力を有する。

一部の任意の実施形態では（例えば図１Ａ～３Ｂ、及び５Ａ～５Ｂ参照）、貯蔵器１８、１１８、２１８、４１８は、別個の窪み又は区画４４、１４４、２４４、４４４に分割される。他の任意の実施形態では（例えば図４Ａ～４Ｂ参照）、貯蔵器３１８は、プラットフォーム３３２の下に単一の連続した区画を含む。少なくとも基部２２、１２２、２２２、３２２、４２２、５２２、６２２、及びそこから延在する側壁２４、１２４、２２４、３２４、４２４、６２４の一部は、好ましくは硬質又は半硬質高分子、任意にポリプロピレン若しくはポリエチレンから構成される。例えば貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８の少なくとも一部は、例えば硬質枠若しくは同種の物がない袋又はポーチと対照的に、重力を受けて貯蔵器の形状を維持するために十分な剛性を有するように構成される。保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０は、好ましくは使い捨てである。任意に保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０の少なくとも一部は、熱成形されたプラスチックトレー（例えば基部２２、１２２、２２２、３２２、４２２、５２２、６２２、及びそこから延在する側壁２４、１２４、２２４、３２４、４２４、６２４の少なくとも一部を形成する）を含む。

開示された概念の任意の態様では、切ったマッシュルーム製品１６をその中に保存し、蓋３６、１３６、２３６、３３６、４３６、５３６、６３６が保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０内の切ったマッシュルーム製品１６を包囲した状態で、組み立てられた保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０を含む、充填されて閉鎖されたパッケージ１１、１１１、２１１、３１１、４１１、５１１、６１１が提供される。

複数の保存容器の実施形態に共通の要素は、簡略にするために上に同時に記載された。この時点で本開示では、例示的保存容器のそれぞれに関する特定の詳細及び特徴は、詳細に述べ、又は場合に応じて紹介される。複数の実施形態によって共有されたあらゆる基本的又は一般的態様の説明は、すでに上に記載されているので、ここに必ずしも反復されないことを理解するべきである。上記の実施形態の以下の詳細は、上に説明した様々な保存容器１０、１１０、２１０、３１０、４１０、６１０の開示を補足する働きをする。

図１Ａ及び１Ｂは、保存容器１０の任意の実施形態を示し、保存容器１０は任意に熱成形された高分子トレーから形成される（しかし他の材料が使用されてもよい）。保存容器１０は、内部区画１２内に支持構造３０を含む。この実施形態では、支持構造３０は、側壁２４の全外周に沿って走る外周リブ４６及び複数の交差するリブ４８を含み、そのそれぞれは外周リブ４６から基部２２を横切って外周リブ４６の反対側の端部に延在する。支持構造３０の上端３４は、プラットフォーム３２の一部を形成する。好ましくは、プラットフォーム３２は、任意にフィルタ又は膜から作成され、例えば不織布材料を含む、カバー５０も含む。この実施形態では、カバー５０はこうして透液性面を提供し、透液性面は、切ったマッシュルーム製品１６から滲出した液体を貯蔵器１８の中に向けるように構成される。示されたように、吸収材料２０は、貯蔵器１８の窪み４４の中に提供される。別法として（図示せず）、貯蔵器１８は吸収材料を含有しない。

図２Ａ及び２Ｂは、保存容器１１０の別の任意の実施形態を示し、保存容器１１０は任意に熱成形された高分子トレーから形成される（しかし他の材料が使用されてもよい）。この実施形態では、支持構造１３０は波形であり、側壁１２４の一端から基部１２２を横切って他方に延在する複数の離間したリブ１４８を含む。リブ１４８は、その間に深い谷を備えた急な（基本的に垂直の）起伏する丘に類似してもよい。この実施形態では、「丘」の「先端」は支持構造１３０の上端１３４を構成し、「谷」は貯蔵器１１８の窪み又は区画１４４を提供する。支持構造１３０の上端１３４は、プラットフォーム１３２の一部を形成する。好ましくは、プラットフォーム１３２は、任意にフィルタ又は膜から作成された、例えば不織布材料を含む、カバー１５０も含む。この実施形態では、カバー１５０はこうして透液性面を提供し、透液性面は、切ったマッシュルーム製品１６から滲出した液体を貯蔵器１１８の中に向けるように構成される。示されたように、吸収材料２０は、貯蔵器１１８の窪み又は区画１４４内に提供される。別法として（図示せず）、貯蔵器１１８は吸収材料を含有しない。

図３Ａ及び３Ｂは、保存容器２１０の別の任意の実施形態を示し、保存容器２１０は任意に熱成形された高分子トレーから形成される（しかし他の材料が使用されてもよい）。この実施形態では、中央リブ２４８は、側壁２２４の一端から側壁２２４の反対側の端部に基部２２２に沿って長手方向に延在する。１対のフランジ２５２は、カバー２５０から下方に延在し、リブ２４８と圧入係合を形成するように一緒に構成される。この方法で、リブ２４８及びフランジ２４８は、支持構造２３０の一部を形成し、支持構造２３０の上端２３４は、プラットフォーム２３２及びカバー２５０を形成する。この実施形態では、カバー２５０は、任意に硬質又は半硬質であり、任意に透液性である（例えば図１Ａ～２Ｂのカバー５０、１５０とは異なる）。プラットフォーム２３２は中央先端２５４を含み、プラットフォーム２３２は、先端２５４の各側面上にプラットフォーム２３２の片側から液体流出を提供する、下方に傾いた斜面２５６を含む。任意に（図示せず）プラットフォームは、凸状断面輪郭を含む。こうして支持構造２３０及び／又はプラットフォーム２３２は、切ったマッシュルーム製品１６から滲出した液体を貯蔵器２１８の中に向けるように構成される。示されたように、吸収材料２０は、貯蔵器２１８の（リブ２４８の両側における）窪み又は区画２４４内に提供される。別法として（図示せず）、貯蔵器２１８は吸収材料を含有しない。

図４Ａ及び４Ｂは、保存容器３１０の別の任意の実施形態を示し、保存容器３１０は任意に熱成形された高分子トレーから形成される（しかし他の材料が使用されてもよい）。この実施形態では、貯蔵器３１８は、任意に個別の区画又は窪みに細分されるのではなく、むしろ基部３２２の占有面積全体を基本的に占有する単一の区画として提供される。プラットフォーム３３２は、任意にメッシュ材料３３１を含み、メッシュ材料３３１は支持構造３３０の枠３３３により適所に維持される。支持構造３３０は、任意に枠３３３から下方に突出し、枠３３３の外周の周りのフランジ３５２を更に含む。こうして支持構造３３０のフランジ３５２は、貯蔵器３１８より上にプラットフォーム３３２を浮かせるように作動する。この方法で、プラットフォーム３３２は、切ったマッシュルーム製品１６から滲出した液体を貯蔵器３１８の中に向けるように構成された開口３３５を提供する。任意に（図示せず）プラットフォーム３３２は、例えばメッシュ材料３３１の上に配列された、透液性カバー（５０など）を更に含む。示されたように、吸収材料２０は貯蔵器３１８内に提供される。別法として（図示せず）、貯蔵器３１８は吸収材料を含有しない。

図５Ａ及び５Ｂは、保存容器４１０の別の任意の実施形態を示し、保存容器４１０は任意に熱成形された高分子トレーから形成される（しかし他の材料が使用されてもよい）。プラットフォーム４３２は、任意にメッシュ材料４３１を含み、メッシュ材料４３１は支持構造４３０の枠４３３により適所に維持される。支持構造４３０の上端４３４は、プラットフォーム４３２の一部を形成する。支持構造４３０は、側壁４２４の全外周に沿って走る外周リブ４４６を更に含む。追加として支持構造４３０は、任意に外周リブの片側から他方に基部４２２の幅に広がる２つのリブ４４８、及び任意にプラットフォーム４３２から下方に突出してその幅に広がる２つのフランジ４３７を含む。支持構造４３０は、各フランジ４３７がプラットフォーム４３２を内部区画４１２内に安定させるために、対応するリブ４４８に係合するように構成される。任意に外周リブ４４６は複数の穴４４７を含み、枠４３３は、穴４４７と位置合わせされて穴４４７の中に挿入された、複数の対応するピン４４９を含む。この任意の特徴は、プラットフォーム４３２を維持して安定させるように更に働く。支持構造４３０は、こうして貯蔵器４１８より上にプラットフォーム４３２を浮かせるように作動する。この方法で、プラットフォーム４３２は、切ったマッシュルーム製品１６から滲出した液体を貯蔵器４１８の中に向けるように構成された開口４３５を提供する。任意に（図示せず）プラットフォーム４３２は、例えばメッシュ材料４３１の上に配列された、透液性カバー（５０など）を更に含む。示されたように、吸収材料２０は貯蔵器４１８内に提供される。別法として（図示せず）、貯蔵器４１８は吸収材料を含有しない。

図６Ａ及び６Ｂは、保存容器５１０の別の任意の実施形態を示し、保存容器５１０は任意に熱成形された高分子トレーから形成される（しかし他の材料が使用されてもよい）。この実施形態では、トレーは円形であるが、トレーは例えば代替形状、例えば長方形又は楕円形で提供されてもよいことを理解するべきである。本明細書に開示された他の実施形態と同様に、保存容器５１０は内部区画５１２内に支持構造５３０を含む。支持構造５３０は中央ピラー５６０を含み、複数の均一に離間した支持ビーム５６２は中央ピラー５６０から側壁５２４に半径方向に延在する。支持構造５３０の上端５３４は、プラットフォーム５３２の一部を形成する。好ましくは、プラットフォーム５３２は、任意にフィルタ又は膜から作成された、例えば不織布材料を含む、カバー５５０も含む。この実施形態では、カバー５５０はこうして透液性面を提供し、透液性面は、切ったマッシュルーム製品１６から滲出した液体を貯蔵器５１８の中に向けるように構成される。示されたように、吸収材料２０は、貯蔵器５１８内に提供される。別法として（図示せず）、貯蔵器５１８は吸収材料を含有しない。

図７Ａ及び７Ｂは、保存容器６１０の別の任意の実施形態を示し、保存容器６１０は任意に熱成形された高分子トレーから形成される（しかし他の材料が使用されてもよい）。本明細書に開示された他の実施形態と同様に、保存容器６１０は内部区画６１２内に支持構造６３０を含む。この実施形態では、支持構造６３０は波形の硬質カバー６５０を含む。カバー６５０は、例えば透液性であり硬質である不織布材料から作成されてもよい。材料の剛性は、硬化仕上げを使用して提供されてもよい。別法として（又は追加として）、材料の剛性は、その厚さを増加し、波型形状に成形し又は襞を付けることによって提供されてもよい。特異的にこの実施形態では、カバー６５０自体は、支持構造６３０として役立ち、それ自体が支持構造６３０の上端６３４を提供してプラットフォーム６３２を形成する。支持構造がカバー及びプラットフォームとして同時に機能するように十分に硬質である限り、支持構造は波型以外の形状及び構成で提供されてもよいことを理解するべきである。この実施形態では、カバー６５０及びプラットフォーム６３２は、こうして透液性面を提供し、透液性面は切ったマッシュルーム製品１６から滲出した液体を貯蔵器５１８の中に向けるように構成される。好ましくは、吸収材料２０のベッドは、貯蔵器６１８内に提供される。任意に一部の吸収材料２０は、波型カバー６５０の「丘」内に配列される。別法として（図示せず）、貯蔵器６１８は吸収材料を含有しない。

別法として（図示せず）、切ったマッシュルーム製品を保存するために複数の個々の製品を含有する空間を含む保存容器が提供される。この代替保存容器は、別個の製品を含有する空間に分割されるという事実は別として、本明細書で検討したあらゆる開示された概念が、この代替実施形態を実行するために利用されてもよい。個々の製品を含有する空間は、所与の空間の切ったマッシュルーム製品を包囲する蓋置フィルムを含んでもよい。この方法で、蓋置フィルムが１つの製品を含有する空間から取り除かれる場合、その他の区画は、例えばその中に保存された未使用の切ったマッシュルーム製品を再度冷蔵保存するために取っておいてもよいように、封止されたままである。

任意の透液性カバー材料
透液性カバー５０、１５０、５５０、６５０の実施形態に関して上で検討したように、カバー（及びその一部である、又はそれを形成するプラットフォーム）は、透液性面を提供する。このような表面は、切ったマッシュルーム製品から滲出した液体を貯蔵器の中に向けるように構成される。カバーは、湿潤条件に少なくとも３週間抵抗するように十分な耐久性を有する、あらゆる透液性材料から作成されてもよい。

任意にあらゆる実施形態において、カバーは、スパンボンド合成不織布材料を含む。スパンボンド合成不織布材料がカバーに使用される場合、好ましい銘柄はＡＨＬＳＴＲＯＭ ＷＬ２５７６８０である。好ましくは、材料は食品接触安全であり、米国食品医薬品局（Ｕ．Ｓ．Ｆｅｄｅｒａｌ Ｆｏｏｄ ａｎｄ Ｄｒｕｇ Ａｄｍｉｎｉｓｔｒａｔｉｏｎ）の連邦規則第２１巻§§１７７．１６３０及び１７７．１５２０に準拠する。

任意にあらゆる実施形態において、カバー材料は、液体が製品を含有する空間から貯蔵器の中に下方に透過するが、逆にはならないように、液体がそれを通って一方向に動くのを促進する。換言すると、カバー材料は、任意に一方向材料である。任意にこのような一方向材料は、ＴＲＥＤＥＧＡＲ銘柄のプラスチックフィルムを含んでもよい。

任意にあらゆる実施形態において、カバーは、５０ミクロン～５００ミクロンの厚さ、任意に２５０ミクロン（４８ＧＳＭ）又は１３０ミクロン（２０ＧＳＭ）である。

任意にあらゆる実施形態において、カバーは、２００Ｌ／ｍｉｎ／ｍ²～２，０００Ｌ／ｍｉｎ／ｍ²、任意に６２０Ｌ／ｍｉｎ／ｍ²の多孔性を有する。

任意にカバーが支持構造（例えばリブ４６、４８）の上にある場合、カバー（例えば５０）は、その上端（例えば３４）に熱融着される。

任意に不織布以外のカバー材料は、例えばスクリムを含んでもよい。

任意に一部の実施形態では、カバーを硬くさせることが望ましいことがある。不織布の場合、これは硬化仕上げを使用して行われてもよい。別法として（又は追加として）、材料の剛性は、その厚さを増加し、所望の形状に成形し又は襞を付けることによって提供されてもよい。最終材料は、硬質又は半硬質であるはずである。例えば不織布材料は、２０ｇ／ｍ²～１００ｇ／ｍ²の単位面積質量を有するように構成されてもよい。任意にこのような材料は成形され又は襞を付けられる。別法としてこのような材料は、真空が加えられ、又は強制空気がマットを通って提供される時に、所望の形状を生成するマット上に組み立てられる。

任意にあらゆる実施形態において、カバーは抗菌特性を有する。これは、例えば不織布を、例えば銀イオン又は二酸化塩素のナノ粒子を含む、抗菌仕上げで処理することによって達成されてもよい。別法として抗菌要素は、不織布の材料自体に染み込ませることができる。

任意の吸収材料組成物
依然として任意ではあるが、吸収材料２０は、貯蔵器１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８内に提供されることが好ましい。以下に検討するように、吸収材料２０は、例えば物質の組成物（例えば粉末混合物）又は単一品目（例えばスポンジ）であってもよい。

開示された概念による方法と関連して使用できる吸収材料は、食品製品と共に使用するのに適切な物質の吸収組成物を有する、食品安全吸収材料を含む。物質の吸収組成物は吸収性を有し、吸収性は、吸収した液体の重量／物質の吸収組成物の重量によって画定される。

吸収材料は、いかなる材料分類にも特に限定されない。しかし吸収材料は、食品安全であることが必要であり、望ましい吸収性を所有し、最低離水を示す。例えば吸収材料は、以下の１つ又は複数、すなわちティッシュペーパー、綿、スポンジ、フラッフパルプ、多糖、ポリアクリレート、サイリウム繊維、グアーガム、ローカスビーンガム、ゲランガム、アルギン酸、キシログルカン、ペクチン、キトサン、ポリ（ＤＬ－乳酸）、ポリ（ＤＬ－ラクチド－コ－グリコリド）、ポリ－カプロラクトン、ポリアクリルアミド共重合体、エチレン無水マレイン酸共重合体、架橋カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール共重合体、架橋ポリエチレンオキシド、ポリアクリロニトリルのスターチグラフト共重合体、及び架橋又は非架橋ゲル形成高分子を含んでもよい。

好ましい実施形態では、吸収材料は、架橋又は非架橋ゲル形成高分子を含む。このようなゲル形成高分子は、水溶性又は不溶性であってもよい。別の好ましい実施形態では、吸収材料は、以下の少なくとも１つ、すなわち１）少なくとも１つの鉱物組成物、２）少なくとも１つの三価カチオンを有する少なくとも１つの可溶性塩、及び３）無機バッファを更に含む。

任意の実施形態では、吸収材料は、第１の吸収性を有する少なくとも１つの非架橋ゲル形成水溶性高分子を含み、第１の吸収性は、吸収した液体の重量／少なくとも１つの非架橋ゲル形成高分子の重量によって画定され、少なくとも１つの非架橋ゲル形成高分子は食品安全であり、物質の吸収組成物は、物質の吸収組成物が食品製品と直接接触する時に食品安全であるように、食品製品と互換性がある。

任意の実施形態では、吸収材料は、以下のもの、すなわち（ｉ）第１の吸収性を有する少なくとも１つの非架橋ゲル形成水溶性高分子であって、第１の吸収性は、吸収した液体の重量／少なくとも１つの非架橋ゲル形成高分子の重量によって画定され、少なくとも１つの非架橋ゲル形成高分子は食品安全である、少なくとも１つの非架橋ゲル形成水溶性高分子と、（ｉｉ）第２の吸収性を有する少なくとも１つの鉱物組成物であって、第２の吸収性は、吸収した液体の重量／少なくとも１つの鉱物組成物の重量によって画定され、少なくとも１つの鉱物組成物は食品安全であり、吸収材料の吸収性は、第１の吸収性及び第２の吸収性を超え、吸収材料は、物質の吸収組成物が食品製品と直接接触する時に食品安全であるように、食品製品と互換性がある、少なくとも１つの鉱物組成物とを含む。しかし上に記載された吸収材料などの代替吸収材料は、開示された概念に従って使用されてもよいことを理解するべきである。

任意の実施形態では、吸収材料は、以下のもの、すなわち（ｉ）第１の吸収性を有する少なくとも１つの非架橋ゲル形成水溶性高分子であって、第１の吸収性は吸収した液体の重量／少なくとも１つの非架橋ゲル形成高分子の重量によって画定され、少なくとも１つの非架橋ゲル形成高分子は食品安全である、少なくとも１つの非架橋ゲル形成水溶性高分子と、（ｉｉ）少なくとも１つの三価カチオンを有する少なくとも１つの可溶性塩であって、少なくとも１つの三価カチオンを有する少なくとも１つの可溶性塩は食品安全であり、吸収材料の吸収性は第１の吸収性及び第２の吸収性を超え、吸収材料は、物質の吸収組成物が食品製品と直接接触する時に食品安全であるように、食品製品と互換性がある、少なくとも１つの可溶性塩とを含む。しかし上に記載された吸収材料などの代替吸収材料は、開示された概念に従って使用されてもよいことを理解するべきである。

任意の実施形態では、吸収材料は、以下のもの、すなわち（ｉ）第１の吸収性を有する少なくとも１つの非架橋ゲル形成水溶性高分子であって、第１の吸収性は、吸収した液体の重量／少なくとも１つの非架橋ゲル形成高分子の重量によって画定され、少なくとも１つの非架橋ゲル形成高分子は食品安全である、少なくとも１つの非架橋ゲル形成水溶性高分子と、（ｉｉ）第２の吸収性を有する少なくとも１つの鉱物組成物であって、第２の吸収性は、吸収した液体の重量／少なくとも１つの鉱物組成物の重量によって画定され、少なくとも１つの鉱物組成物は食品安全である、少なくとも１つの鉱物組成物と、（ｉｉｉ）少なくとも１つの三価カチオンを有する少なくとも１つの可溶性塩であって、少なくとも１つの三価カチオンを有する少なくとも１つの可溶性塩は食品安全であり、物質の吸収組成物の吸収性は第１の吸収性と第２の吸収性の合計を超え、吸収材料は、物質の吸収組成物が食品製品と直接接触する時に食品安全であるように、食品製品と互換性がある、少なくとも１つの可溶性塩とを含む。しかし上に記載された吸収材料などの代替吸収材料は、開示された概念に従って使用されてもよいことを理解するべきである。上に記載された物質の吸収組成物のあらゆる実施形態は、任意に無機又は有機バッファを含んでもよい。

任意に吸収材料は、約１０～９０重量％、好ましくは約５０～約８０重量％、及び最も好ましくは約７０～７５重量％の高分子を含有する。非架橋ゲル形成高分子は、カルボキシメチルセルロース（ＣＭＣ）及びその塩、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、糊化デンプン、ゼラチン、ブドウ糖、及び他の類似成分などのセルロース誘導体であることが可能であり、上記の混合物であってもよい。ＣＭＣのある特定の型及び等級は、食品品目と共に使用するように認められ、吸収性がそのように使用されるべき時に好ましい。好ましい高分子は、ＣＭＣ、最も好ましくは約０．７～０．９の置換度を有するＣＭＣのナトリウム塩である。置換度は、カルボキシメチル基によって置換されたそれらの水素を有する、セルロース分子内の水素基の割合を指す。ブルックフィールド粘度計で読む２５℃でＣＭＣの１％の溶液の粘度は、約２５００～１２，０００ｍＰａの範囲であるべきである。以下の事例に使用したＣＭＣは、米国デラウェア州ＷｉｌｍｉｎｇｔｏｎのＨｅｒｃｕｌｅｓ，Ｉｎｃ．から（Ｂ３１５の商標名で）、又は米国コネチカット州ＳｔｒａｔｆｏｒｄのＡＫＺＯ Ｎｏｂｅｌから（ＡＦ３０８５の商標名で）入手した。

粘度成分はあらゆる種々の材料からなることが可能であり、好ましくはアタパルガイト、モンモリロナイト（ヘクトライトなどのベントナイト粘土を含む）、絹雲母、カオリン、珪藻土、シリカ、及び他の類似材料、並びにそれらの混合物である。好ましくは、ベントナイトが使用される。ベントナイトは、モンモリロナイトの一種であり、主にコロイド状含水ケイ酸アルミニウムであり、変化する量の鉄、アルカリ、及びアルカリ土類を含有する。ベントナイトの好ましい型は、特定の領域、主に米国ネバダ州から採掘されるヘクトライトである。以下の事例に使用したベントナイトは、米国イリノイ州Ａｒｌｉｎｇｔｏｎ ＨｅｉｇｈｔｓのＡｍｅｒｉｃａｎ Ｃｏｌｌｏｉｄ ＣｏｍｐａｎｙからＢＥＮＴＯＮＩＴＥ ＡＥ－Ｈの商品名で入手した。

珪藻土は珪藻の化石化した残骸から形成され、珪藻は蜂の巣又はスポンジに若干似て構成される。珪藻土は、構造の割れ目に流体を蓄積することにより、膨張することなく流体を吸収する。珪藻土は、Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｃｏｌｌｏｉｄ Ｃｏｍｐａｎｙから入手した。

粘土及び珪藻土は、約１０～９０重量％、好ましくは約２０～３０重量％の量で存在するが、吸収材料が高いアルカリ性、すなわち鶏肉のマリネを有する溶液を吸収するように使用するべき時などの一部の適用は、最高約５０％までの珪藻土を組み込むことができる。珪藻土は、ほぼ全ての粘土を最高約２重量％までの残りの粘土と置換することができる。

三価カチオンは、好ましくは硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウムなどに由来する可溶塩、並びにアルミニウム、クロミウム、及び同種のものなどの金属イオンの他の可溶塩に提供される。好ましくは、三価カチオンは、約１～２０％、最も好ましくは約１～８％で存在する。

無機バッファは、炭酸ナトリウム（ソーダ灰）、ヘキサメタリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム及び他の類似材料などの材料である。有機バッファは、クエン酸、１カリウムリン酸塩、又は設定ｐＨ範囲を備えたバッファ混合物であってもよい。バッファを使用する場合、好ましくは約０．６％で存在するが、有益な結果は、最高約１５重量％までの量で達成された。

非架橋ゲル形成高分子、三価カチオン、及び粘土の混合物は、水和した時に改良したゲル強度を非架橋ゲル形成高分子のみの上に有する、吸収材料を形成する。更にゲルは、ゲルの液体成分の滲出である最低離水を示す。

追加として、組み合わせた成分は、個別に成分の総吸収能力を超える吸収能力を有する、吸収材料を形成する。この理論によって限定されないが、三価カチオンは一旦溶解するとＣＭＣに架橋効果を提供し、粘土はゲルを吸収して安定させるために膨張することが明らかである。更に以下の表１の例Ｄに示されたように、場合によっては少なくとも三価カチオンを追加する必要がないことが明らかである。恐らく十分な量の三価カチオンは、架橋効果を提供するために、ベントナイト及び珪藻土内に存在すると考えられる。

本発明の吸収材料によって形成されたゲルは、無色透明の硬いゲルであり、これは化粧料用などの他の領域に適用することがある。開示された概念の一部の実施形態は表１に説明されている。表１に使用されたように、吸収量は、その中に０．２％の塩分の量を備えたトレー型容器内に本明細書に記載された型の吸収パッド構造を置いた後、これ以上重量が増加しないことが明らかになるまで、最高７２～９６時間までパッドへの流体の侵入を制限しないように、そのようなパッド内で到達した重量の増加と定義される。正味吸収は、吸収混合物以外の基部パッド材料、すなわち繊維成分の正味吸収力を差し引いた後のパッドの最終重量と乾燥開始重量との差である。これは、正味吸収をパッド内に包含された吸収混合物の総重量で割ることによりグラム／グラム数に換算される。このような手順は、使用されたパッド構造が試験した混合物の全てと同じ時に、比較目的に対して正確である。

高い相乗効果がこれらの混合物の吸収挙動で達成し、個々の成分に比べて混合物の吸収性能に劇的な改善をもたらしたことが表１から明らかである。非ＣＭＣ成分はＣＭＣ自体よりはるかに低コストであるので、混合物は吸収の重量の単位当たりのコストの大幅な減少を達成する。

以下に記載された事例では、吸収材料は、８０～９０重量％のカルボキシメチルセルロース、５～１０重量％のベントナイト、１～５重量％の硫酸アルミニウムカリウム、及び０～１０重量％のクエン酸を含む。任意の実施形態では、吸収材料は、約８７重量％のカルボキシメチルセルロース、約１０重量％のベントナイト、及び約３重量％の硫酸アルミニウムカリウムを含む。別の任意の実施形態では、吸収材料は、約８０重量％のカルボキシメチルセルロース、約８重量％のベントナイト、約３重量％の硫酸アルミニウムカリウム、及び約９重量％のクエン酸を含む。

組成物の成分は任意に一緒に混合され、次いで顆粒に形成される。本発明の好ましい実施形態は、均一で制御可能な粒度の顆粒を生成するために、圧縮機若しくはディスク式造粒機又は類似デバイスに化学物質を追加することなく処理することによって凝集されてもよいことが発見された。そのように形成された顆粒は、吸収体の表面積が増加したことに起因して、吸収の速度及び収容能力が増加した吸収体として作用する。好ましい顆粒の大きさは、用途に依存した最適な大きさで約７５～１，０００ミクロン、より好ましくは約１５０～８００ミクロン、及び最も好ましくは約２５０～６００ミクロンである。水又は別の結合剤は、混合物が粒子の大きさの均一性を向上させ得る圧縮機又はディスク式造粒機内で撹拌されている間に、混合物に加えられてもよい。更にこの方法は、他の成分を界面活性剤、脱臭剤及び抗菌剤などの組成物内に含むことができる方法である。

任意に１つ又は複数の臭気吸収材は、吸収材料内に含まれてもよい。このような臭気吸収材の例は、任意に０．０超～２０．０重量％の量の塩化亜鉛、任意に０．０超～２０．０重量％の量の酸化亜鉛、及び任意に０．０超～５０．０重量％の量のクエン酸を含む。吸収材料が、３０％～８０％の非架橋ゲル形成高分子、任意にカルボキシメチルセルロースを含む場合、吸収材料の量は、吸収材料に含まれた臭気吸収材の量に応じて調節される。

任意に少なくとも１つの抗菌剤は、吸収材料に含まれ、又は吸収材料と混合される。例えば少なくとも１つの抗菌剤は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、米国特許第７，８６３，３５０号明細書に記載された組成物を含む。用語「抗菌剤」は、本明細書では保存容器内で微生物の成長を抑制又は防止するあらゆる化合物と定義される。用語「微生物」は、本明細書では細菌、真菌類（製品自体以外）、又はウイルスと定義される。本明細書で有益な抗菌剤は、揮発性抗菌剤及び不揮発性抗菌剤を含む。揮発性及び不揮発性抗菌剤の組合せも企図される。

用語「揮発性抗菌剤」は、流体（食品製品から滲出した液体）と接触する時に抗菌剤の蒸気を生成するあらゆる化合物を含む。一態様では、揮発性抗菌剤は、吸収材料の０．２５～２０重量％、０．２５～１０重量％、又は０．２５～５重量％である。揮発性抗菌剤の例は、これに限定されないが、オレガノ、バジル、シンナムアルデヒド、二酸化塩素、バニリン、シラントロオイル、クローブオイル、ホースラディッシュオイル、ミントオイル、ローズマリー、セージ、タイム、ワサビ若しくはその抽出物、竹の抽出物、グレープフルーツ種子からの抽出物、ショウヨウダイオウの抽出物、トウオウレンの抽出物、ラベンダーオイル、レモンオイル、ユーカリオイル、ペパーミントオイル、イランイランノキ、ホソイトスギ、ウコン、レモングラス、ユーカリブローグロス、ラジアータパイン、パイパークラシネルビウム、プシジウムグアバ、ロスマリナス・オフィキナリス、ジンジバー・オフィシネール、タイム、チモール、イソチオシアン酸アリル（ＡＩＴ）、ヒノキチオール、カルバクロール、オイゲノール、α－テルピノール、ゴマ油、又はそれらのあらゆる組合せを含む。

用途に依存して、揮発性抗菌剤は、単独で又は溶剤若しくは他の成分と組合せて使用することができる。概して揮発性抗菌剤の放出は、これらの溶剤又は成分の存在によって変化することができる。例えばエタノール若しくは二酸化硫黄などの１つ又は複数の食品安全の溶剤は、吸収組成物と混ぜる前に揮発性抗菌剤と混合することができる。別法として、揮発性抗菌剤は、１つ又は複数の水溶性材料で被覆することができる。このような水溶性材料の例は、シクロデキストリン、マルトデキストリン、コーンシロップ固形物、アラビアゴム、デンプン、又はそれらのあらゆる組合せを含む。米国特許出願公開第２００６／０１８８４６４号明細書に開示された材料及び技術は、被覆された揮発性抗菌剤を生成するために本明細書で使用することができる。

他の態様では、不揮発性抗菌剤は、揮発性抗菌剤と組み合わせ、又は揮発性抗菌剤の代用として使用してもよい。用語「不揮発性抗菌剤」は、流体（例えば食品製品から滲出した液体）と接触する時に抗菌剤の蒸気を極少量生成する、又は生成しないあらゆる化合物を含む。一態様では、揮発性抗菌剤は、食品貯蔵組成物の０．５～１５重量％、０．５～８重量％、又は０．５～５重量％である。不揮発性抗菌剤の例は、これに限定されないが、アスコルビン酸、ソルビン酸塩、ソルビン酸、クエン酸、クエン酸塩、乳酸、乳酸塩、安息香酸、安息香酸塩、重炭酸塩、キレート化合物、ミョウバン塩、ナイシン、又はそれらのあらゆる組合せを含む。塩は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、又は上に列挙したあらゆる化合物のマグネシウム塩を含む。具体例は、ソルビン酸カルシウム、アスコルビン酸カルシウム、亜硫酸水素カリウム、ピロ亜硫酸カリウム、ソルビン酸カリウム、又はソルビン酸ナトリウムを含む。

抗菌ガス放出剤の任意の使用
任意に開示された概念のあらゆる実施形態では、微生物の成長を抑制若しくは防ぐため、及び／又は閉鎖されたパッケージ内の微生物を死滅させるための方法並びに品目が利用されてもよい。このような方法及び品目は、国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ２０１７／０６１３８９号明細書及び米国仮特許出願第６２／７６０，５１９号明細書に記載されており、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。

例えば基材高分子（例えばポリオレフィンなどの熱可塑性高分子）、チャネリング剤（例えばポリエチレングリコール）及び抗菌ガス放出剤を含む、モノリス材料から作成された混入高分子フィルム材料が、保存容器内に提供されてもよい。好ましくは、フィルムは中点の上で側壁に固定され、又は蓋の裏側（若しくはその一部）に固定される。

任意に抗菌放出剤は内部区画内に配列され、抗菌放出剤は、抗菌放出剤と水分との反応により、製品を含有する空間の中に二酸化塩素ガスを放出する。抗菌放出剤は、任意に１６時間～３６時間に１０百万分率（ＰＰＭ）～３５ＰＰＭ、任意に１６時間～３６時間に１５ＰＰＭ～３０ＰＰＭ、任意に約２４時間に１５ＰＰＭ～３０ＰＰＭのヘッドスペース濃度を提供するために、二酸化塩素ガスを放出する量で提供される。任意に抗菌放出剤は、アルカリ金属塩、好ましくは亜鉛素酸ナトリウムを含む粉末混合物である。任意に粉末混合物は、少なくとも１つの触媒、任意に乳酸粘土、及び少なくとも１つの湿度トリガ、任意に塩化カルシウムを更に含む。

本明細書で使用する場合、用語１つ又は複数の「チャネリング剤」は、基材高分子と不混和性であり、基材高分子より速い速度でガス相物質を運ぶために親和性を有する材料と定義される。任意にチャネリング剤は、チャネリング剤を基材高分子と混合することによって形成される時に、混入高分子を通してチャネルを形成することができる。チャネリング剤は、抗菌ガス放出剤を誘発するために水分をフィルムに伝達し、次いでこのようなガスを保存容器の中に放つことができるために、混入高分子の表面とその内部との間にチャネルを形成する。

開示された方法の任意の使用及び成果
開示された概念による方法は、切ったマッシュルーム製品、具体的にはマッシュルームの小片及び切ったマッシュルームに驚異的な長い貯蔵寿命を提供することが発見された。例えば以下に説明するように、本出願者は、開示された概念に従って少なくとも１４日保存した後、マッシュルームの小片は、同日に梱包されたかのようにほぼ新鮮で美味であることを確認した。出願者のデータは、本発明の方法が、切ったマッシュルーム製品（具体的にはマッシュルームの小片及び切ったマッシュルーム）を切った後少なくとも１４日間、首尾よく保存して貯蔵できることを実証する。出願者のデータは、本発明の方法が、マッシュルームの小片の貯蔵寿命を広く認められた業界の標準方法に比べて少なくとも２日、任意に４～９日だけ伸ばすことを実証する。貯蔵寿命の延長は、処理したマッシュルームの小片の下に吸収パッドを含む、梱包方法に関連する。このような吸収パッドは、現在は切ったマッシュルーム製品に対して業界ではあまり広く使用されていない。吸収パッドは、切ったマッシュルーム製品から滲出した液体を吸収する。標準の切ったマッシュルーム製品の梱包では、切ったマッシュルーム製品は、典型的には吸収性材料を備えないポリエチレン又はポリプロピレンから作成された容器の床上に直接置かれる。本発明によって達成された貯蔵寿命の延長は、このような梱包方法と比べた時に尚より明言されるはずである。

切ったマッシュルーム製品（特に、マッシュルームの小片及び切ったマッシュルーム）を参照して本明細書で使用する場合、用語「貯蔵寿命」は、切ったマッシュルーム製品が（切った時から）上記の冷凍条件で消費に不適切になることなく、保存され得る時間の長さ（日数単位で測定する）である。貯蔵寿命は、製品の外観、香及び味を含む基本感覚認知などを通して、マッシュルーム業界で共通の測定基準に従って測定されてもよい。追加として又は別法として、貯蔵寿命は、従来の技法を使用して測定されたように、細菌などの微生物の望ましくない水準の繁殖に従って測定されてもよい。

本明細書に記載された製品保存の例では、冷蔵条件を使用した。所与の例に対して明らかにそうではないと述べない限り、用語「冷蔵条件」は標準気圧で４℃である環境での保存を指す。

任意に本発明の方法は、冷蔵条件で保存された時に、マッシュルームの小片及び切ったマッシュルームを含む、切ったマッシュルーム製品に少なくとも１２日、任意に１２～２１日、任意に１２～１８日、任意に１５～２１日、任意に１５～１８日、任意に１２日間、任意に１３日間、任意に１４日間、任意に１５日間、任意に１６日間、任意に１７日間、任意に１８日間、任意に１９日間、任意に２０日間、任意に２１日間の貯蔵寿命を提供する。

好気性生菌数（ＡＰＣ）は、試料内の全微生物群集を決定する。標準試験方法は、所与の試料から増殖する全好気性微生物を決定するために、プレートカウント寒天培地を使用する寒天混釈平板法である。試験は、少なくとも２日行い、その後ＣＦＵ／ｇ又はｍｌ（１グラム当たり若しくは１ミリメートル当たりのコロニー形成単位）で結果が与えられる。ＡＰＣを得るために３Ｍ ＰＥＴＲＩＦＩＬＭ（商標）も使用できる。ＡＰＣは、総生菌数（ＴＰＣ）と呼ばれることもある。

大腸菌群は、食品内に疾病を引き起こす細菌が存在する可能性、及び品質全般を示すので、大腸菌群は「指標生物」と呼ばれることが多い。大腸菌群の存在は、汚染経路が存在することを示す。エシェリヒアコリ（Ｅｓｃｈｅｒｉｃｈｉａ ｃｏｌｉ）は最も周知の大腸菌である。

任意の実施形態では、本発明の方法は、冷蔵条件で保存した１３日目に、基準保存容器に吸収材料がないことを除いて、同じ大きさ及び材料、並びに同じ初期形式、量及び品質のマッシュルームを含有する基準保存容器に比べて、大腸菌群数が少なくとも１ｌｏｇＣＦＵ／ｇ、任意に少なくとも２ｌｏｇＣＦＵ／ｇ、任意に少なくとも２．５ｌｏｇＣＦＵ／ｇ、任意に少なくとも３．０ｌｏｇＣＦＵ／ｇだけ低減した、切ったマッシュルーム製品を提供する。

開示された概念は、以下の事例を参照してより詳細に示されるが、開示された概念はそれに限定されるとみなすものではないことを理解するべきである。

以下の事例における吸収材料は、約８７重量％のカルボキシメチルセルロース、約１０重量％のベントナイト、及び約３重量％の硫酸アルミニウムカリウムから構成された。

実施例１－マッシュルームの小片の外観及び大腸菌数
０日目に、マッシュルームの小片の１０個の５ポンドの槽を午前に受領した。マッシュルームの小片は、Ｓｔｙｒｏｆｏｒｍ冷却器の中に約１１ポンドの冷却ゲルパックを備えて保存された。５ポンドのマッシュルームの小片が各槽から取り出され、図１に示された保存容器と概ね同様の２つの保存容器内に保存し、マッシュルームを包囲するためにその上を１０ｋのＯＴＲ蓋置フィルムで密封した。密封した容器は、４℃で冷却器の中に置いた。マッシュルームの小片の残りの槽は、制御槽（図８に示されたようなプラスチックの蓋を備えたバケツ）の中に置き、これも冷蔵条件で保存した。

７日目及び１２日目に、１つの密封した保存容器及び対応する制御槽からマッシュルームの小片をサンプリングした。顕著な臭気は感じられなかったが、制御槽からのマッシュルームの小片は、密封した保存容器からの小片に比べてわずかに暗い色であった。制御槽及び密封した容器から３つの試料を大腸菌群（その数は次の事例で以下に記載される）に対してサンプリングした。

１４日目に、それぞれの槽及び容器から試料を再度取った。今度は、制御槽は古いマッシュルームの香がした。制御槽からの試料はより暗い色を表し、よりスポンジ状の質感を有したので、それらの寿命を超えたことを示した。それと対照的に、密封した容器からのマッシュルームの小片の試料は、依然として食欲をそそる香がし、より明るい外観であった。図８及び９は、１４日目の試料間の視覚的差を例示する２枚の写真を示す。図９は、制御槽内のマッシュルームの小片のより暗い外観を示す。図８は、密封した容器内のマッシュルームのより明るく新鮮な外観を示す。

上記の試料からのデータが、１グラム当たりのコロニー形成の単位すなわちＣＦＵ／ｇで表した、大腸菌（例えばＥ．コリ（Ｅ．ｃｏｌｉ）に限定することなく）数を測定して記録された。以下の表はデータを示し、「ＭＣＴトレー」は上記の密封した保存容器を指す。

表２及び図１０に提供された対応するグラフに示されたように、ＭＣＴトレーは、制御部に比べて細菌の低減が１．３ｌｏｇＣＦＵ／ｇを越えて驚異的に達成された。

本発明は詳細にそれらの特定の事例を参照して記載されてきたが、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、それに様々な変更及び修正を行うことができることが、当業者には明らかになろう。

Claims (33)

1. 支持構造のプラットフォームの上に保存容器の製品を含有する空間内に切ったマッシュルーム製品を置くことであって、前記保存容器は、前記製品を含有する空間を有する内部区画を含み、前記支持構造は、前記切ったマッシュルーム製品を支持するために前記プラットフォームを画定し、前記内部区画は、前記プラットフォームの下に貯蔵器を更に含み、前記貯蔵器は液体を保持するように構成され、前記プラットフォーム及び／又は支持構造は、前記切ったマッシュルーム製品から滲出した液体を前記貯蔵器に向けるように構成され、前記貯蔵器は吸収材料を含む、置くことと、
   前記製品を含有する空間内の前記切ったマッシュルーム製品を、前記製品を含有する空間の上に配列された蓋で包囲することであって、前記蓋は酸素透過材料を含む、包囲することと、
   前記切ったマッシュルーム製品のために前記保存容器内に好気性環境を生成するために、前記蓋は酸素の十分な双方向の交換を提供できることであって、ヘッドスペースは、前記切ったマッシュルーム製品によって占有されない、前記製品を含有する空間の容積内及び前記蓋の下に形成される、提供できることとを含む、切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
2. 前記支持構造は、前記貯蔵器の上に置かれた前記プラットフォームを画定し、前記支持構造及び／又はプラットフォームは、以下の１つ又は複数、すなわち
   ａ．透液性面と、
   ｂ．１つ又は複数の開口と、
   ｃ．前記プラットフォームの片側から液体を流出させる斜面とを含み、
   前記透液性面、前記１つ若しくは複数の開口、及び前記プラットフォームの片側から液体を流出させる前記斜面の前記１つ又は複数は、前記切ったマッシュルーム製品から滲出した液体を前記貯蔵器の中に向けるように構成される、請求項１に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
3. 前記支持構造及び／又はプラットフォームは、不織布材料から作成された透液性面を含む、請求項１又は２に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
4. 前記吸収材料は、ゲル形成高分子及び鉱物組成物を含む、請求項１～３のいずれか一項に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
5. 前記吸収材料は、塩化亜鉛、酸化亜鉛及びクエン酸から構成される群から選択された１つ又は複数の臭気吸収材を含む、請求項１～４のいずれか一項に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
6. 前記酸素透過材料は酸素透過蓋置フィルムである、請求項１～５のいずれか一項に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
7. 前記製品を含有する空間内に真空は提供されない、請求項１～６のいずれか一項に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
8. 前記切ったマッシュルーム製品は、前記吸収材料と物理的に直接接触しないように、前記吸収材料の上に位置付けられる、請求項１～７のいずれか一項に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
9. 前記製品を含有する空間は密封されない、請求項１～８のいずれか一項に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
10. 支持構造のプラットフォームの上に保存容器の製品を含有する空間内に切ったマッシュルーム製品を置くことであって、前記保存容器は前記製品を含有する空間を有する内部区画を含み、前記支持構造は、前記切ったマッシュルーム製品を支持するために前記プラットフォームを画定し、前記内部区画は、前記プラットフォームの下に貯蔵器を更に含み、前記貯蔵器は液体を保持するように構成され、前記プラットフォーム及び／又は支持構造は、前記切ったマッシュルーム製品から滲出した液体を前記貯蔵器に向けるように構成され、前記貯蔵器は吸収材料を含む、置くことと、
    前記製品を含有する空間内の前記切ったマッシュルーム製品を、前記製品を含有する空間の上に配列された蓋で包囲することであって、前記蓋は酸素透過材料を含む、包囲することと、
    前記切ったマッシュルーム製品のために前記保存容器内に好気性環境を生成するために、前記蓋は酸素の十分な双方向の交換を提供できることであって、前記製品を含有する空間内に真空は提供されず、前記製品を含有する空間は、前記容器を取り囲む周囲環境の外部圧力と等しい内部圧力を有する、提供できることとを含む、切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
11. 前記酸素透過材料は、前記切ったマッシュルーム製品の上に直接緊密に巻き付けられない酸素透過蓋置フィルムである、請求項１０に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
12. ヘッドスペースは、前記切ったマッシュルーム製品によって占有されない、前記製品を含有する空間の容積内及び前記蓋の下に形成される、請求項１０又は１１に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
13. 前記切ったマッシュルーム製品は、前記吸収材料と物理的に直接接触しないように、前記吸収材料の上に位置付けられ、前記製品を含有する空間は密封されない、請求項１０～１２のいずれか一項に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
14. ａ．内部区画を画定する保存容器を提供することであって、前記内部区画は、貯蔵器及び前記貯蔵器の上の製品を含有する空間を含み、前記保存容器は、
    ｉ．基部及び前記基部から上方に延在する側壁であって、前記基部及びそこから延在する前記側壁の少なくとも一部は前記貯蔵器を画定し、前記貯蔵器は、液体を保持するように構成される、基部及び前記基部から上方に延在する側壁と、
    ｉｉ．前記内部区画内に配列された支持構造であって、前記支持構造は、前記貯蔵器の上に置かれたプラットフォームを画定し、前記支持構造及び／又はプラットフォームは、以下の１つ又は複数、すなわち
    ａａ．透液性面と、
    ｂｂ．１つ若しくは複数の開口と、
    ｃｃ．前記プラットフォームの片側から液体を流出させる斜面と
    を含む、支持構造と、
    ｉｉｉ．酸素透過材料を含む蓋であって、
    前記透液性面、前記１つ若しくは複数の開口、及び前記プラットフォームの片側から液体を流出させる前記斜面の前記１つ又は複数は、前記切ったマッシュルーム製品から滲出した液体を前記貯蔵器の中に向けるように構成され、前記貯蔵器は吸収材料を含む、
    蓋とを含む、提供することと、
    ｂ．前記プラットフォームの上にある前記製品を含有する空間内に前記切ったマッシュルーム製品を置くことであって、前記切ったマッシュルーム製品は、前記吸収材料と物理的に直接接触しないように、前記吸収材料の上に位置付けられる、置くことと、
    ｃ．前記製品を含有する空間内の前記切ったマッシュルーム製品を、前記製品を含有する空間の上に配列された前記蓋で包囲することと、
    ｄ．前記切ったマッシュルーム製品のために前記保存容器内に好気性環境を生成するために、前記蓋は酸素の十分な双方向の交換を提供できることであって、ヘッドスペースは、前記切ったマッシュルーム製品によって占有されない、前記製品を含有する空間の容積内及び前記蓋の下に形成される、提供できることと、
    を含む、切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
15. 前記酸素透過材料は、前記切ったマッシュルーム製品の上に直接緊密に巻き付けられない酸素透過蓋置フィルムである、請求項１４に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
16. 前記製品を含有する空間は密封されず、前記製品を含有する空間内に真空は提供されない、請求項１４又は１５に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
17. 前記吸収材料は、ゲル形成高分子、鉱物組成物、及びクエン酸を含む、請求項１４～１６のいずれか一項に記載の切ったマッシュルーム製品を梱包して保存する方法。
18. 保存容器は、基部及び前記基部から上方に延在する側壁を含み、前記側壁は容器開口を取り囲む外周縁部で終了し、前記基部及び側壁は、製品を含有する空間を有する内部区画及び支持構造を一緒に画定し、前記支持構造は、切ったマッシュルーム製品を支持するためにプラットフォームを画定し、前記内部区画は、前記プラットフォームの下に貯蔵器を更に含み、前記貯蔵器は、液体を保持するように構成され、前記プラットフォーム及び／又は支持構造は、前記切ったマッシュルーム製品から滲出した液体を前記貯蔵器に向けるように構成され、前記保存容器は、前記貯蔵器内に吸収材料を含み、前記切ったマッシュルーム製品は、前記吸収材料と物理的に直接接触しないように、前記吸収材料の上に位置付けられ、前記保存容器は、前記容器開口の上に配列され、前記製品を含有する空間内の前記切ったマッシュルーム製品を包囲するために前記外周縁部に密封された、酸素を透過する蓋置フィルムを更に含み、
    蓋は、前記切ったマッシュルーム製品のために前記保存容器内に好気性環境を生成するために、酸素の十分な双方向の交換を提供し、
    ヘッドスペースは、前記切ったマッシュルーム製品によって占有されない、前記製品を含有する空間の容積内及び前記蓋の下に形成され、
    前記製品を含有する空間内に真空は提供されず、
    前記製品を含有する空間は、前記容器を取り囲む周囲環境の外部圧力と等しい内部圧力を有する、
    切ったマッシュルーム製品を前記保存容器内の製品を含有する空間に保存した、組み立てた保存容器を含む充填して閉鎖したパッケージ。
19. 前記支持構造及び／又はプラットフォームは、不織布材料から作成された透液性面を含む、請求項１８に記載の充填して閉鎖したパッケージ。
20. 前記吸収材料は、ゲル形成高分子及び鉱物組成物を含む、請求項１８に記載の充填して閉鎖したパッケージ。
21. 前記吸収材料はクエン酸を更に含む、請求項２０に記載の充填して閉鎖したパッケージ。
22. 前記蓋置フィルムは、前記切ったマッシュルーム製品の上に直接緊密に巻き付けられない、請求項１８に記載の充填して閉鎖したパッケージ。
23. 前記支持構造及び／又はプラットフォームは、不織布材料から作成された透液性面を含み、
    前記吸収材料は、ゲル形成高分子及び鉱物組成物を含み、
    前記蓋置フィルムは、前記切ったマッシュルーム製品の上に直接緊密に巻き付けられない、請求項１８に記載の充填して閉鎖したパッケージ。
24. 前記吸収材料はゲル形成高分子を含み、前記ゲル形成高分子は、食品安全であり、第１の吸収性を有する、非架橋水溶性高分子であり、前記第１の吸収性は、前記ゲル形成高分子によって吸収された液体の重量／前記少なくとも１つのゲル形成高分子の重量によって画定される、請求項１～１７のいずれか一項に記載の方法、又は請求項１８～２３のいずれか一項に記載の充填して閉鎖したパッケージ。
25. 前記吸収材料は、食品安全であり、第２の吸収性を有する、少なくとも１つの鉱物組成物を更に含み、前記第２の吸収性は、前記鉱物組成物によって吸収された液体の重量／前記鉱物組成物の重量によって画定され、更に前記吸収材料は吸収性を有し、前記吸収性は、前記吸収材料によって吸収された液体の重量／前記吸収材料の重量によって画定され、前記吸収材料の前記吸収性は、前記第１の吸収性と前記第２の吸収性の合計を超える、請求項２４に記載の方法又は充填して閉鎖したパッケージ。
26. 前記ゲル形成高分子は、食品安全であり、少なくとも１つの三価カチオンを有する、少なくとも１つの可溶塩を更に含む、請求項２４に記載の方法又は充填して閉鎖したパッケージ。
27. 前記吸収材料は、
    ａ．食品安全であり、第１の吸収性を有する、少なくとも１つの非架橋ゲル形成水溶性高分子であって、前記第１の吸収性は、前記非架橋ゲル形成水溶性高分子によって吸収された液体の重量／前記非架橋ゲル形成水溶性高分子の重量によって画定される、少なくとも１つの非架橋ゲル形成水溶性高分子と、
    ｂ．食品安全であり、第２の吸収性を有する、少なくとも１つの鉱物組成物であって、前記第２の吸収性は、前記鉱物組成物によって吸収された液体の重量／前記鉱物組成物の重量によって画定される、少なくとも１つの鉱物組成物と、
    ｃ．食品安全であり、少なくとも１つの三価カチオンを有する、少なくとも１つの可溶性塩とを含み、
    前記吸収材料は吸収性を有し、前記吸収性は、前記吸収材料によって吸収された液体の重量／前記吸収材料の重量によって画定され、前記吸収性は、前記第１の吸収性と前記第２の吸収性の合計を超える、請求項１～１７のいずれか一項に記載の方法、又は請求項１８～２３のいずれか一項に記載の充填して閉鎖したパッケージ。
28. 前記吸収材料は、塩化亜鉛、酸化亜鉛及びクエン酸から構成される群から選択された１つ又は複数の臭気吸収材を含む、請求項２４～２７のいずれか一項に記載の方法又は充填して閉鎖したパッケージ。
29. 前記保存容器は、前記内部区画内に配列され、基材高分子、チャネリング剤及び二酸化塩素放出剤を含むモノリス材料から作成された、混入高分子フィルム材料を更に含み、前記二酸化塩素放出剤は、前記二酸化塩素放出剤と水分との反応により、前記製品を含有する空間の中に二酸化塩素ガスを放出する、請求項１～２８のいずれか一項に記載の方法又は充填して閉鎖したパッケージ。
30. 前記切ったマッシュルーム製品は、マッシュルームの小片である、請求項１～２９のいずれか一項に記載の方法又は充填して閉鎖したパッケージ。
31. 前記吸収材料は、少なくとも１つの抗菌剤を含む、請求項１～３０のいずれか一項に記載の方法又は充填して閉鎖したパッケージ。
32. 前記蓋は酸素透過蓋置フィルムである、請求項１～１７又は２４～３１のいずれか一項に記載の方法。
33. 前記方法又は充填して閉鎖したパッケージは、冷蔵条件に保存された時に前記切ったマッシュルーム製品に少なくとも１２日、任意に１２～２１日、任意に１２～１８日、任意に１５～２１日、任意に１５～１８日、任意に１２日間、任意に１３日間、任意に１４日間、任意に１５日間、任意に１６日間、任意に１７日間、任意に１８日間、任意に１９日間、任意に２０日間、任意に２１日間の貯蔵寿命を提供する、請求項１～３２のいずれか一項に記載の方法又は充填して閉鎖したパッケージ。

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