JP2022511897A - コーヒー豆を焙煎するための装置及び方法 - Google Patents

コーヒー豆を焙煎するための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

装置は、コーヒー豆を収容する容器(1)と、加熱デバイス(12)と、加熱デバイスを制御するように動作可能であり、焙煎レシピ(R)を適用するように構成されている制御システム(180)と、を備え、容器内に導入されたコーヒー豆のカスタマイズされた量mに関して、制御システムは、容器内に導入されたコーヒー豆の量mと、容器内に導入されたコーヒー豆の種類Nyと、を少なくとも取得するように構成されており、取得された種類Nyに基づいて、制御システムは、1つの予め定められた量Mの種類Niの豆の焙煎に適合された焙煎レシピRyと、上記予め定められた量Mと、に少なくともアクセスするように構成されており、アクセス可能な焙煎レシピRy、及び容器内に導入されたコーヒー豆の取得量mに基づいて、制御システムは、容器内に導入された量mの種類Nyのコーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)を決定するように構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、加熱空気を有する焙煎コーヒー豆に関し、より具体的には、家庭又は店舗及びカフェでの使用に特に適した、様々な量のコーヒー豆の焙煎に関する。
この数十年、家庭又は小型店舗及びコーヒーでの使用のために多数のロースターが開発されてきた。ロースターの大半は、熱風流動床チャンバを実装する流動床技術に基づく。このようなチャンバ内で、加熱された空気は、豆を持ち上げるのに十分な力で、コーヒー豆の下のスクリーン又は多孔板を通って押される。熱は、この流動床内でタンブリングし、流通するにつれて、豆に伝達される。
この技術は、米国特許第3,964,175号(Sivetz)に記載されている工業用ロースターに由来しており、米国特許第4484064号、同第4494314号、同第4631838号、同第4968916号、同第5269072号、同第5564331号などの小型家庭用デバイスに適合されており、今日、これらのロースターの大半は、装置の制御ユニットに記憶された焙煎プロファイルによって自動焙煎プロセスを実行する。
家庭用デバイスの焙煎チャンバは通常、各焙煎動作で体系的に充填される少量のコーヒー豆を保持するようにサイズ決めされるが、小型店舗又はコーヒー用デバイスは普通、需要に応じて操作者が多数又は少数の消費者に向けて豆を焙煎することができるように、より大きな規模でサイズ決めされる。例えば、焙煎チャンバは、50g~300gの範囲の量のコーヒー豆の焙煎を可能にするようにサイズ決めすることができる。
焙煎パラメータ、実質的には時間及び温度は、焙煎される豆の量が異なると同じではあり得ない。さもなければ、豆の量が標準的な通常の量から大きく異なるとき、焙煎の品質が悪影響を受ける可能性があり、豆が焦げる、所望の程度が達成されないことがある、若しくは、豆が均一に焙煎されない、又は最適な感覚プロファイルを提供しない場合がある。
米国特許出願公開第2004/074400号は、焙煎パラメータが、豆の重量及び種類に応じて適合され得る焙煎装置を記載している。具体的には、標準的な焙煎曲線を、ロースター内に導入されたコーヒー豆の重量に基づいて適合させることができる。しかしながら、この標準的な焙煎曲線が何を表すか、及びどのように様々な種類の豆に適合されるかについては説明されていない。
米国特許出願公開第2014/0314923号に記載される焙煎装置では、焙煎プロファイルが記憶されており、コントローラが、豆の重量及び種類などの焙煎されるコーヒーに関する情報に基づいて最適な焙煎プロファイルを計算するように動作可能である。しかしながら、この計算の説明は提供されていない。
本発明の目的は、コーヒー豆の自動焙煎を改良することである。
焙煎する豆の量にかかわらず最適な焙煎を可能にする焙煎装置を提供することが有利であろう。
装置に導入された豆の量に対応する焙煎プロファイルを自動的に適用する焙煎装置を提供することが有利であろう。
本発明の目的は、請求項1に記載のコーヒー豆を焙煎する装置、請求項9に記載のシステム、請求項10に記載の方法、及び請求項12に記載のコンピュータプログラムによって達成される。
本発明の第1の態様では、コーヒー豆を焙煎するための装置が提供され、該装置は、
コーヒー豆を収容する容器と、
容器内に収容されたコーヒー豆を加熱するための加熱デバイスと、
加熱デバイスを制御するように動作可能である制御システムであり、連続する別個の時刻t、t、...においてそれぞれ与えられる温度T@t1、T@t2、...を提供する焙煎レシピ(R)を適用するように構成された、制御システムと、
を備え、
容器内に導入されたカスタマイズされた量mの種類Nのコーヒー豆に関して、
制御システムは、
容器内に導入されたコーヒー豆の量mと、
容器内に導入されたコーヒー豆の種類Nyと、を少なくとも取得する
ように構成されており、
取得された種類Nに基づいて、制御システムは、1つの予め定められた量Mの種類Nの豆の焙煎に適合された1つの焙煎レシピRと、上記予め定められた量Mと、に少なくともアクセスするように構成されており、
アクセス可能な焙煎レシピR、アクセス可能な予め定められた量M、及び容器内に導入されたコーヒー豆の取得量mに基づいて、制御システムは、容器内に導入された量mの種類Nのコーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)を決定するように構成されている。
焙煎装置は、焙煎プロセス中にコーヒー豆を収容するための容器を備える。容器内で、コーヒー豆は加熱され、かつ好ましくは混合されて豆全体の加熱を均質化する。
混合は、熱風の流動床を用いて、又は攪拌ブレードを用いて機械的に、又は回転ドラムの回転を通じて達成することができる。
好ましくは、容器は、熱風流動床チャンバである。このような容器内で、加熱された空気は、豆を持ち上げるのに十分な力で、コーヒー豆の下のスクリーン又は多孔板を通って押される。熱は、この流動床内でタンブリングし、流通するにつれて、豆に伝達される。
あるいは、容器は、加熱された環境においてコーヒー豆がタンブリングされるドラムチャンバであってもよい。ドラムチャンバは、水平回転ドラムから成ることができる、又はドラムチャンバは、加熱された環境でコーヒー豆をタンブリングさせるための撹拌ブレードを備えることができる。
焙煎装置は、容器内に収容されたコーヒー豆を加熱するためのデバイスを備える。
好ましくは、加熱デバイスは、熱風流を生成するように構成され、熱風流は、コーヒー豆を加熱するために容器内に収容されたコーヒー豆に向けられる。通常、加熱デバイスは、少なくとも空気ドライバと、空気ドライバによって生成される空気流を加熱するためのヒータとを備える。
熱源としては、好ましくは、装置は電気ヒータを備える。この電気ヒータは、通常、電気抵抗である。電気式ヒータは、焙煎中に生成される空気汚染物質が、コーヒー豆自体の加熱から生成される汚染物質であり、加熱源が天然ガス、プロパン、液化石油ガス(LPG)、又は木材であっても使用するガスバーナであるときに発生するガスの燃焼から生成されるものではないという利点を有する。
装置は、加熱デバイスを制御するように動作可能であり、焙煎レシピを適用するように構成されている制御システムを備える。この焙煎レシピ(R)は、焙煎プロセスの連続する別個の時刻t、tにおいてそれぞれ与えられる温度T@t1、T@t2、...を提供する。この焙煎レシートは、通常、温度対時間プロファイルとして表される。
通常、この制御は、容器に配置された少なくとも1つの温度センサの測定値に基づいてフィードバックループ制御で実行される。
制御は、加熱デバイス、一般的にはヒータ及び/又は空気ドライバに適用される。
量mの種類Nのコーヒー豆が容器内に導入されると、制御システムは、
容器内に導入されたコーヒー豆の量mと、
容器内に導入されたコーヒー豆の種類Nと、
を少なくとも取得するように構成されている。
この量は、容器内に存在するコーヒー豆の重量又は代替的に体積若しくはレベルであり得る。好ましくは、量は重量である。
カスタマイズされた量mの種類Nのコーヒー豆が容器内に導入されると、装置の制御システムは、この特定量mの種類Nのコーヒー豆に適合された焙煎レシピRを決定するように構成されている。
制御システムは、任意の量の豆、具体的には、焙煎レシピが以前に決定されていない、又は焙煎レシピが制御システムによってアクセス可能でない、量の豆の焙煎を可能にする。
本装置では、このような新たな量の場合、装置の制御システムが、カスタマイズされた量に適合された焙煎プロファイルを決定するように構成されている。
通常、豆の種類Nは、豆を焙煎するプロセスに直接影響を及ぼす、豆の少なくとも1つの特徴に関連する。
コーヒー豆の種類は、以下のような特定の特徴に関連し得る。
豆の原産地(アラビカ、ロブスタ、...)又は異なる原産地の豆の特定の混合物又はブレンド。混合物は、特定の豆の選択によって、及び/又はこれらの異なる特定の豆の比によって定義することができる。
豆の前焙煎レベル。焙煎されるコーヒー豆は、生豆であってもよく、又は生コーヒー豆を加熱し、最初のクラックの終了前に加熱プロセスを停止することによって得られる部分的な前焙煎豆であってもよい。これらの部分的な前焙煎豆は、焙煎装置で行われる後続の最終焙煎に直接影響を及ぼす様々なレベルで前焙煎され得る。
豆の水分、
豆のサイズ
豆の種類は、原産地などの豆の性質や前焙煎のレベルを明確に指してもよく、又は識別番号、SKU数、若しくは商標などの参照符であってもよい。
豆の種類Nは、以下のように様々な方法で取得することができる。
ユーザから。その場合、装置のユーザインターフェースは、豆の種類のリストを表示し、ユーザを促して、容器内に導入する種類をユーザに選択させることができる。あるいは、このリストは、装置の制御システムと通信するように構成されたモバイルデバイスのインターフェースを通じて表示することができる。
又は
コード、例えば、豆パッケージに設けられたコードから。その場合、装置はコードリーダを備えることができ、制御システムは、操作者が容器内に導入している豆の(例えば、豆パッケージ上に設けられる)コードを自身でスキャンするよう促すように構成することができる。
コーヒー豆の取得された種類Nに基づいて、制御システムは、1つの予め定められた量Mの種類Nの豆の焙煎に適合された焙煎レシピRに少なくともアクセスするように構成されている。
この焙煎レシピは、装置の制御システムにとってアクセス可能なデータベース又はメモリに記憶され得る。豆の種類Nを取得する工程に加えて、制御システムは、焙煎されるべき識別されたコーヒー豆の焙煎レシピRにアクセスするように構成され得る。
別の実施形態では、種類N及び焙煎レシピRは、容器内に導入される豆を識別するコードで符号化することができる。豆に関連付けられたコードを読み取る単一の工程によって、制御システムは、豆に関連付けられた焙煎レシピRに直接アクセスするように構成され得る。
制御システムによってアクセス可能な各焙煎レシピRは、特定の種類のコーヒー豆、又は更には各種コーヒー豆の特定のブレンド、及び上記豆の予め定められた量Mに適合されている。この予め定められた量は、焙煎装置の容器内で焙煎することができる最小量と最大量との間の点に対応するように設定することができる。したがって、1種類の豆の場合、上記予め定められた量Mの焙煎に適合された少なくとも1つの焙煎レシピが、制御システムにとってアクセス可能である。
制御システムは、焙煎レシピRに関連付けられた予め定められた量Mにアクセスするように構成されている。一実施形態では、この予め定められた量は、全てのアクセス可能な焙煎レシピRyで同一であってもよく、この予め定められた量は、装置の制御システムによって記憶され得る。別の実施形態では、この予め定められた量は、焙煎レシピRに従って異なっていてもよい。後者の場合、制御システムは、対応する焙煎レシピRに関連付けられた上記予め定められた量Mにもアクセスするように構成されている。
予め定められた量Mの種類Nの豆の焙煎に適合されたこの焙煎レシピRは、通常、実験によって定義される。好ましくは、焙煎レシピは、容器の形状のような内部設計、構成要素(例えば温度センサ)の位置、及び/又は加熱装置のような構成要素の種類など、焙煎装置自体の種類に関連付けられる。
焙煎レシピR及び容器内に導入されたコーヒー豆の量mに基づいて、制御システムは、カスタマイズされた量mに適用される焙煎レシピ(R)を決定するように構成されている。
有利なことに、本発明の目的が達成されるのは、上記の特徴が、装置内に導入されたコーヒー豆の量及び種類に応じて焙煎プロファイルを適用するように焙煎装置を制御することを可能にして、量及び種類にかかわらず、豆が正確に焙煎されるように保証するためである。
好ましくは、制御システムは、コーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)を、
連続する別個の時刻t、t、...、で与えられる温度TM@t1、TM@t2、...を提供するアクセス可能な焙煎レシピRと、
容器内に導入された豆の取得量mとから、
連続する別個の時刻t、t、...のそれぞれにおいて取得量mの豆に適用される温度Tを、以下のとおり求めることによって、
m>Mである場合、Tm@ti=TM@ti+[TM@ti.C.(m-M)/M]
m<Mである場合、Tm@ti=TM@ti-[TM@ti.C.(M-m)/M]
ここでC≦1、
決定するように構成されている。
一態様では、デフォルトで、Cは1に等しい。
前述のように、制御システムは、上記量Mにアクセスするように構成されている。
また、取得された種類Niに基づいて、制御システムは、
コーヒー豆の種類Nに特有の係数Cyにアクセスし、
上記連続する別個の時刻t、tのそれぞれにおいて量mの豆に与えられる温度Tを以下のとおり求めることによって、コーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)を決定する、
ように構成することができる。
m>Mである場合、Tm@ti=TM@ti+[TM@ti.C.(m-M)/M]
m<Mである場合、Tm@ti=TM@ti-[TM@ti.C.(M-m)/M]。
特定の実施形態では、制御システムは、予め定められた使用のリスト(uα、uβ、...)内での焙煎された豆の更なる使用を取得するように構成されており、
取得された種類N及び取得された特定の更なる使用uに基づいて、制御システムは、焙煎された豆の特定の更なる使用uのために1つの予め定められた量Mの種類Nの豆の焙煎に適合された焙煎レシピRyxに少なくともアクセスするように構成されており、
アクセス可能な焙煎レシピRyxと、容器内に導入されたコーヒー豆の上記取得量mとに基づいて、制御システムは、焙煎された豆の特定の更なる使用のために容器内に導入された取得量mのコーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)を決定するように構成されている。
焙煎された豆の更なる使用は、焙煎装置によっていったん焙煎された後のコーヒー豆に適用されるコーヒー抽出プロセスに関する。このユーザが所望する更なる使用は、例えば、エスプレッソの調製、ドリップフィルタリングによるコーヒーの調製、フレンチプレスによるコーヒーの調製、低温淹出コーヒーの調製であり得る。これらの抽出されたコーヒーのうちの1つにミルクやクリームなどを混合することによってホワイトカップを調製したいと望む事実も考慮に入れることができる。
利点は、得られる焙煎コーヒー豆の感覚プロファイルをこの後続の調製に適合させるように、特定量mのコーヒー豆を焙煎できることである。
また、コーヒー豆の更なる使用uが取得されるこの実施形態では、装置の制御システムは、
コーヒー豆の上記更なる使用に特有の係数Cxyにアクセスし、
上記連続する別個の時刻t、tのそれぞれにおいて量mの豆に与えられる温度Tを以下のとおり求めることによって、容器内に導入された上記量mのコーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)を決定する、
ように構成することができる。
m>Mである場合、Tm@ti=TM@ti+[TM@ti.Cxy.(m-M)/M]
m<Mである場合、Tm@ti=TM@ti-[TM@ti.Cxy.(M-m)/M]。
一態様によれば、容器に導入されたコーヒー豆の量mは、ユーザから取得することができる。その場合、装置は、ユーザが容器内に導入している豆の量をユーザ自身が入力することを可能にするユーザインターフェースを備えることができる。あるいは、この量は、装置の制御システムと通信するように構成されたモバイルデバイスのインターフェースを通じて入力することができ、これは、制御システムが外部モバイルデバイスと通信するための通信インターフェースを備えることができることを意味する。
一実施形態では、装置の容器は、透明であってもよく、容器の壁は、操作者によって読み取り可能なレベルインジケータを有することができる。
したがって、操作者は、透明容器に豆を導入すると、レベルインジケータを見て導入量を読み取ることができる。次いで、この情報は、例えばユーザインターフェースを通じて、装置の制御システム内の入力として入力され得る。
別の態様では、容器に導入されたコーヒー豆の量mは、豆の量mを測定するように構成されており、装置の制御システムに接続された測定デバイスから取得することができる。その場合、豆の量の測定値は、装置の制御システムに自動的に提供され得る。
一実施形態によれば、装置は、容器に導入された豆の量mを測定するように構成された測定デバイスを含むことができ、コントローラにコーヒー豆の量mを提供する工程では、コーヒー豆の量は、測定デバイスによって自動的に測定され、装置の制御システムに提供することができる。
測定デバイスは、
コーヒー豆の重量を測定するスケール、又は
予め定められた容積の少なくとも1つの空洞を備えるデバイス、又は
容器内のコーヒー豆の体積を測定するレベルセンサ、
とすることができる。
好ましくは、この量は重量であり、測定装置は重量スケールである。
予め定められた容積の少なくとも1つの空洞を備える装置では、ユーザが所定の容積の空洞を選択し、この空洞を豆で完全に満たすことができる結果、規定量の豆が測定される。焙煎装置の制御システムには、正確な量の豆が提供される。特定の一実施形態では、焙煎装置は、小、中、及び大容量の容器など、様々な体積のコーヒー豆を収容するための1セットの異なる容器を備えることができる。その実施形態では、制御システムは、どの容器(小、中、大)が焙煎装置内に配置されているかを認識することによって、容器内のコーヒー豆の量を取得するように構成することができる。
測定デバイスは、容器内のコーヒー豆の体積を測定するレベルセンサであり得る。容器は、充填動作中に焙煎装置から取り外すことができ、いったん容器が焙煎装置内に戻して配置されると、レベルセンサが豆のレベルを測定することができる。プロセス制御は、上記の測定レベルから豆の体積を推定するように構成される。
測定されるのが豆の体積である場合、豆の種類の識別に基づいて豆の密度を得ることができ、それに応じて、正確な重量を推定することができる。
別の実施形態によれば、装置は、
1セットの異なる容器であって、各容器が特定量のコーヒー豆を保持するように構成されている容器と、
容器認識デバイスと、
を備えることができ、
容器に導入された豆の量mを取得する工程において、コーヒー豆の上記量が、容器を認識する制御システムによって自動的に提供される。
別の実施形態によれば、装置は、
コーヒー豆を貯蔵する容器と、
容器にコーヒー豆を投入及び供給するための投入デバイスと、
を備えることができ、
容器に導入された識別された豆の量mを取得する工程において、投入されたコーヒー豆の量を制御システムに自動的に提供することができる。
特定の実施形態では、装置は、識別手段を豆パッケージから読み取るように構成された識別デバイスを備えることができ、この豆パッケージは、装置の容器にその全内容物を供給するように構成され、識別手段は、パッケージ内の豆の量mを直接的又は間接的に提供する。
第2の態様では、コーヒー豆を焙煎するためのシステムであって、
上記のような焙煎装置と、
容器内に導入されたコーヒー豆の量を測定するための装置と、
を備え、
焙煎装置の制御システムが、
容器内に導入され、測定装置によって測定されるコーヒー豆の量mを取得するように動作可能である、システムが提供される。
通信手段は、Wi-Fi、ブルートゥース(登録商標)、ケーブル(USB、Serial)、光通信、GSM(登録商標)通信を介した焙煎装置と測定装置との間の通信を可能にすることができる。
第3の態様では、上述のような装置を使用してコーヒー豆を焙煎し、連続する別個の時刻t、t、...においてそれぞれ与えられる温度T@t1、T@t2、...を提供する焙煎レシピを適用する方法が提供され、この方法は、
容器内に導入されたコーヒー豆の量mと、容器内に導入されたコーヒー豆の種類Nとを取得する工程と、
取得された種類Nに基づいて、1つの予め定められた量Mの種類Nの豆の焙煎に適合された焙煎レシピRと、上記予め定められた量Mとに少なくともアクセスする工程と、
アクセス可能な焙煎レシピRと、アクセス可能な予め定められた量Mと、容器内に導入されたコーヒー豆の取得量mとに基づいて、容器内に導入された量mの種類Nのコーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)を決定する工程と、
を含む。
好ましくは、コーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)は、
連続する別個の時刻t、t、...においてそれぞれ与えられる温度TM@t1、TM@t2を提供するアクセス可能な焙煎レシピRと、
アクセス可能な所定量Mと、
容器内に導入された豆の取得量mとから、
連続する別個の時刻t、t、...のそれぞれにおいて取得量mの豆に適用される温度Tを、以下のとおり求めることによって、
m>Mである場合、Tm@ti=TM@ti+[TM@ti.C.(m-M)/M]
m<Mである場合、Tm@ti=TM@ti-[TM@ti.C.(M-m)/M]
ここでC≦1、
決定される。
第4の態様では、上述のようなコーヒー豆を焙煎するための装置の制御システムの処理ユニットのコンピュータプログラムが提供され、このコンピュータプログラムは、プログラムコード及び/又はプログラム論理を含み、処理ユニット上で実行されるとき、このプログラムコード及び/又はプログラム論理は、
容器内に導入されたコーヒー豆の量mと、容器内に導入されたコーヒー豆の性質Nの識別情報とを取得する工程と、
1つの予め定められた量Mの種類Nの豆の焙煎に適合された性質Nのコーヒー豆の焙煎レシピRと、上記予め定められた量Mとに少なくともアクセスする工程と、
アクセス可能な焙煎レシピRと、アクセス可能な予め定められた量Mと、容器内に導入されたコーヒー豆の取得量mとに基づいて、容器内に導入されたコーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)を決定する工程と、
をもたらす。
好ましくは、コーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)は、
連続する別個の時刻t、t、...においてそれぞれ与えられる温度TM@t1、TM@t2を提供するアクセス可能な焙煎レシピRと、
上記予め定められた量Mと、
容器内に導入された豆の取得量mとから、
連続する別個の時刻t、t、...のそれぞれにおいて取得量mの豆に適用される温度Tを以下のとおり求めることによって、
m>Mである場合、Tm@ti=TM@ti+[TM@ti.C.(m-M)/M]
m<Mである場合、Tm@ti=TM@ti-[TM@ti.C.(M-m)/M]
ここでC≦1、
決定される。
本発明の上記の諸態様は、任意の好適な組み合わせで組み合わせることができる。更には、本明細書における様々な特徴を、上記の諸態様のうちの1つ以上と組み合わせることにより、具体的に図示及び説明されたもの以外の組み合わせを提供することができる。本発明の更なる目的及び有利な特徴は、「特許請求の範囲」、「発明を実施するための形態」、及び添付図面から明らかとなるであろう。
本発明の特徴及び利点は、以下の図との関連で、より良好に理解されるであろう。
本発明の方法の実行を可能にする一般的な焙煎装置の概略図である。 図1による一般的な装置の制御システムのブロック図である。 ある予め定められた量の、異なる豆の焙煎に適合された焙煎レシピRの種類を示す図である。 レシピRからの、カスタマイズされた量mの種類Nの豆の焙煎レシピRの決定を表す図である。 異なる種類の豆のための、及び異なる更なる使用のためのシリーズの焙煎レシピの概略図である。 本発明によるシステムの各種実施形態の概略図である。 本発明によるシステムの各種実施形態の概略図である。 本発明によるシステムの各種実施形態の概略図である。 本発明によるシステムの各種実施形態の概略図である。 本発明によるシステムを使用するための方法の概略図である。 本発明によるシステムを使用するための方法の概略図である。
焙煎装置
図1は、焙煎装置1の例示的な部分を示す。機能的には、焙煎装置1は、容器11内に導入される熱風流によって、この容器内に保持されたコーヒー豆を焙煎するように動作可能である。第1のレベルでは、装置は、ハウジング15、焙煎ユニット10、及び制御システム180を備える。次に、これらの構成要素を順次説明する。
焙煎装置のハウジング
ハウジング15は、前述の構成要素を収容及び支持し、基部151及び本体152を備える。基部151は、支持面と、好ましくは基部と支持面との間に間隙を提供する脚部154を介して当接する。本体152は、それに構成要素を取り付けるためのものである。
焙煎装置の焙煎ユニット
焙煎ユニット10は、コーヒー豆を受け入れ、焙煎するように動作可能である。
焙煎ユニット10は、典型的には、焙煎装置1の第2のレベルでは、容器11と加熱デバイス12とを備え、これらについて順次説明する。
容器11は、操作者によって導入されたコーヒー豆を受け入れ、保持するように構成されている。取り外し可能なカバー17は、豆の導入及び除去を可能にする。容器の底部は、空気が通過できるように構成されており、具体的には、豆が載ることができる多孔板14であってもよく、そこを通って空気が上方に流れることができる。
チャフコレクタ16は、容器1と流れ連通しており、豆から漸次分離されて、低密度のためにチャフコレクタに吹き飛ばされるチャフを受け入れる。
容器11は、ユーザがハウジング15から容器を取り外し、焙煎された豆を取り出すことを可能にするための、ハンドル112を備える。
図示した実施形態では、容器1は、少なくとも部分的に透明であり、容器上に設計された上レベル線111b及び下レベル線111aを有する。いったん豆が容器1内に導入されると、ユーザは、これらのレベル111a、111bを参照することによって導入された豆の量を確認することができる。具体的には、操作者は、量が下レベルより低い、上レベルと下レベルの間である、又は上レベルよりも高い、のいずれであるかを確認することができる。
図示されていないロースターの別の実施形態では、焙煎ユニットは、容器内のスケール又はレベルセンサ(容量性又は光学的)などの、容器1内に導入された豆の量を自動的に検出するデバイスを備えることができる。
図示されていないロースターの別の実施形態では、焙煎ユニットは、異なる容器のセットを含むことができ、各容器は、特定量のコーヒー豆を保持するように構成されている。焙煎ユニットは、容器認識デバイスを含むことができる。
加熱デバイス12は、空気流ドライバ121及びヒータ122を備える。
空気流ドライバ121は、容器の底部の方向に熱風流を生成するように動作可能である。生成された流れは、豆を加熱し、撹拌して持ち上げるように構成される。その結果、豆が均質に加熱される。具体的には、空気流ドライバは、モータ13によって給電されるファンとすることができる。空気入口153は、ハウジング内に空気を供給するためにハウジングの基部151の内側に設けることができ、この空気流ドライバは、破線矢印によって示されるように空気を容器11の方向に吹き込む。
ヒータ122は、空気流ドライバ121によって生成された空気流を加熱するように動作可能である。図示した特定の実施形態では、ヒータは、ファンと多孔板14との間に配置された電気抵抗であるため、空気流は、豆を加熱し持ち上げるために、容器11に入る前に加熱される。
ヒータ122及び/又は空気流ドライバ121は、焙煎プロファイルを豆に適用するように動作可能であり、この焙煎プロファイルは、時間に対する温度曲線として定義される。
本発明は、熱風の流動床を実装するロースターを用いて説明されているが、本発明は、この特定の種類の焙煎装置に限定されない。ドラムロースター及び他の種類のロースターを使用することができる。
焙煎装置10は、通常、情報の表示と入力を可能にするユーザインターフェース20を備える。
焙煎装置は、例えば、コーヒー豆のパッケージ上にある、コーヒー豆の種類に関連付けられたコードを読み取るコードリーダを備えることができる。好ましくは、このコードリーダは、操作者がコードリーダの正面にコードを容易に位置決めすることができるように装置に配置される。コードリーダは、装置の前面、例えば、装置のユーザインターフェース20に近接して配置されることが好ましい。したがって、コードによって提供される情報は、脇に配置されたユーザインターフェース20のディスプレイを通じて即座に表示することができる。
焙煎装置の制御システム
図1及び図2を参照して、次に、焙煎ユニットの構成要素を制御してコーヒー豆を焙煎するように動作可能である制御システム180について検討する。制御システム180は、典型的には、焙煎装置の第2のレベルで、ユーザインターフェース20、処理ユニット18、センサ23、電源21、メモリ19、任意選択で遠隔接続用の通信インターフェース24、任意選択でコードリーダ3、任意選択で測定デバイス4、任意選択でデータベース25を含む。
ユーザインターフェース20は、ユーザインターフェース信号によってユーザが処理ユニット1とインターフェースすることを可能にするハードウェアを含む。より具体的には、ユーザインターフェースは、ユーザからコマンドを受信し、ユーザインターフェース信号は、このコマンドを入力として処理ユニット18に転送する。コマンドは、例えば、焙煎プロセスを実行するための命令、及び/又は焙煎装置1の動作パラメータを調節するための命令、及び/又は焙煎装置1の電源をオン又はオフするための命令であってもよい。処理ユニット18はまた、焙煎プロセスの一部として、例えば、焙煎プロセスが開始されたことを示す、若しくはプロセスに関連付けられたパラメータが選択されたことを示す、又はプロセス中のパラメータの発生を示す、又はアラームを生成するために、ユーザインターフェース20にフィードバックを出力してもよい。
特定の実施形態では、ユーザインターフェースは、以下の目的で使用することができる。
予め選択されたコーヒー豆のリスト内の識別種の選択などの手動入力によって、又は例えば、コーヒー豆パッケージから読み取られるコーヒーのデジタル基準の入力によって、ユーザによって容器内に導入されるコーヒー豆の識別情報を提供する。
手動入力によって容器内に導入されるコーヒー豆の量mを提供する。
予め定められた使用(uα、uβ、...)のリストにおける使用の選択などの手動入力によって、容器に導入され、かつ容器内で焙煎されることになる豆の更なる使用uを提供する。
ユーザインターフェースのハードウェアは、任意の好適なデバイス(複数可)を含んでもよく、例えば、ハードウェアは、ジョイスティックボタン、ノブ若しくは押しボタンなどのボタン、ジョイスティック、LED、グラフィック又は文字LDC、タッチ感知及び/若しくはスクリーンエッジボタンを有するグラフィックスクリーンのうちの1つ以上を含む。ユーザインターフェース20は、1つのユニット又は複数の別個のユニットとして形成することができる。
ユーザインターフェースの一部はまた、以下に記載されるように、装置に通信インターフェース24が提供されるとき、モバイルアプリ上にあってもよい。その場合、入力及び出力は、通信インターフェース24を通じてモバイルデバイスに送信することができる。
センサ23は、焙煎プロセス及び/又は焙煎装置の状態を監視するために、処理ユニット18に入力信号を提供するように動作可能である。入力信号は、アナログ信号又はデジタル信号とすることができる。センサ23は、典型的には、少なくとも1つの温度センサ231と、任意選択で以下のセンサのうちの1つ以上:容器1に関連付けられたレベルセンサ、空気流量センサ、容器及び/又はチャフココレクタと関連付けられた位置センサ、を備える。
装置又はシステムが測定デバイス4を備える場合、このデバイスは、容器11内に導入されたコーヒー豆の量である入力22を提供するように動作可能である。この入力22は、スケールによって測定される豆の重量、又は容器11に関連付けられたレベルセンサによって測定される豆の体積若しくはレベルであってもよい。
コードリーダ3は、例えばコーヒー豆パッケージ上のコードを読み取り、測定デバイス4又は容器11内に導入されたコーヒー豆の識別情報である入力30を自動的に提供するように設けられ、動作可能であり得る。
処理ユニット18は一般的に、メモリと、通常はマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラなどの集積回路として構成された入出力システム構成要素とを備える。処理ユニット18は、例えば、ASICなどの他の適切な集積回路、PAL、CPLD、FPGA、PSoCなどのプログラマブルロジックデバイス、システムオンチップ(SoC)、コントローラなどのアナログ集積回路を備えることができる。そのような装置に関しては、適切である場合、前述のプログラムコードは、プログラムされた論理として、又はプログラムされた論理を追加的に含むものとして見なすことができる。処理ユニット18はまた、上記集積回路のうちの1つ以上を備えることもできる。後者の例は、いくつかの集積回路がモジュール式に互いに通信するように構成されており、例えば、ユーザインターフェース20を制御するためのスレーブ集積回路が、焙煎ユニット10を制御するためのマスタ集積回路と通信するものである。
電源21は、上記の制御される構成要素及び処理ユニット18に電気エネルギーを供給するように動作可能である。電源21は、バッテリー又は商用電源を受電し調節するためのユニットなど、様々な手段を含むことができる。電源21は、焙煎装置1の電源をオン又はオフにするためにユーザインターフェース20の一部に動作可能に連結されてもよい。
処理ユニット18は、一般的に、プログラムコードとしての命令及び任意選択的にデータを記憶するためのメモリユニット19を備える。この目的のために、メモリユニットは、通常、例えば、命令としてのプログラムコード及び動作パラメータを記憶するためのEPROM、EEPROM、又はFlashなどの不揮発性メモリと、一時的データを記憶するための揮発性メモリ(RAM)とを備える。メモリユニットは、別個の及び/又は(例えば、半導体のダイ上に)集積されたメモリを備えることができる。プログラマブルロジックデバイスのために、命令をプログラムされた論理として記憶することができる。
メモリユニット19に記憶された命令は、コーヒー豆焙煎プログラムを含むものと理想的に考えることができる。
制御システム180は、通常は温度プローブ231の信号を使用して加熱デバイス12を制御することによって、即ち、図1の特定の例示された実施形態では、空気流ドライバ121及び/又はヒータ122を制御することによって、このコーヒー豆焙煎プログラムを適用するように動作可能である。
コーヒー豆焙煎プログラムは、コード上に符号化された抽出情報、及び/又はメモリユニット19上にデータとして記憶されていてもよい情報、又は通信インターフェースを通じての遠隔ソースからの情報、及び/又はユーザインターフェース20を介して入力された情報、及び/又はセンサ23の信号である情報などの他の情報を使用して、上記構成要素の制御を行うことができる。
具体的には、制御システムは、連続する別個の時刻t、t、...、tfinalにおいて与えられる温度T@t1、T@t2、...T@finalを提供する焙煎レシピ(R)を適用するように構成されている。
その目的で、処理ユニット18は、以下のように動作可能である。
温度センサ231の入力を受信する、
焙煎レシピRに従って入力を処理する、
焙煎レシピRである出力を提供する。より具体的には、出力は、少なくともヒータ122及び空気流ドライバ121の動作を含む。
温度センサ231によって測定される温度は、焙煎レシピRを豆に適用するために、ヒータ122の電力及び/又は空気ドライバ121のモータ13の電力をフィードバックループで適合させるのに使用される。
ロースターに適用される制御の種類に応じて、ヒータ122には、1つの所定電力を供給することができ、これは温度が一定であることを意味し、その場合、空気ドライバ121のモータ13の電力は、移動中にヒータを通る空気流の接触時間を変化させるために、センサ231で監視される温度に基づいて制御することができる。
あるいは、空気ドライバ121のモータ13には、1つの所定電力を供給することができ、これは空気の流量が一定であることを意味し、その場合、ヒータ122の電力は、加熱デバイスを通過する間に加熱する空気の量を増減させるために、センサ231で監視される温度に基づいて制御することができる。
最後の代替案としては、ヒータ122及びモータ13の両方を、センサ231による温度の監視に基づいて制御することができる。
制御システム180は、サーバシステム、モバイルデバイス、及び/又は測定装置などの別のデバイス及び/又はシステムと焙煎装置1とのデータ通信用の通信インターフェース24を備えることができる。通信インターフェース24は、焙煎プロセス情報、豆の性質、豆の量などのコーヒー豆焙煎プロセスに関する情報を提供及び/又は受信するために使用することができる。通信インターフェース24は、複数のデバイスとの同時データ通信又は様々な媒体を介する通信のために、第1及び第2の通信インターフェースを備えることができる。
通信インターフェース24は、ケーブルメディア又はワイヤレスメディア又はそれらの組み合わせのために構成することができ、これらは、例えば、RS-232、USB、I2C、IEEE802.3で定義されたイーサネット(登録商標)などの有線接続、無線LAN(例えば、IEEE802.11)若しくは近距離通信(NFC)のような無線接続、又はGPRS若しくはGSM(登録商標)のようなセルラシステムである。通信インターフェース24は、通信インターフェース信号によって処理ユニット18とインターフェースする。一般的に、通信インターフェースは、通信ハードウェア(例えば、アンテナ)をマスタ処理ユニット18とインターフェースするように制御するための別個の処理ユニット(その例を上記に提示した)を備える。ただし、処理ユニット18との直接シリアル通信のための単純な有線接続のようにあまり複雑でない構成を使用することができる。
処理ユニット18は、予め定められた量(M、M、...M)の異なる性質(N、N、...N)の豆の焙煎に適合された異なる焙煎レシピ(R、R、...R)へのアクセスを可能にする。
レシピ及び予め定められた量は、処理ユニット18のメモリ19に記憶することができる。あるいは、これらのデータは遠隔サーバに記憶されてもよく、処理ユニット18は、通信インターフェース24を通じて、直接的に又は遠隔サーバと処理ユニットとの間の接続を確立するモバイルデバイスを通じて間接的に、この遠隔サーバにアクセスすることができる。
これらのレシピ及び量は、メモリユニット19に記憶された、又は上述のように遠隔で記憶された、データベース25の一部であってもよい。
1つの代替的実施形態では、制御システムに、コード読み取り動作中、焙煎レシピ及びそれらに関連付けられた予め定められた量Mを提供することができ、これらの情報はコード内で符号化され、制御システムによって復号される。
図3は、処理ユニット18がアクセスする焙煎レシピの種類を概略的に示す。例示された焙煎レシピR、R、...Rのそれぞれは、異なる種類N、N、...Nのコーヒー豆に与えられる温度プロファイルをそれぞれ提供し、各レシピは、豆の予め定められた量M、M、...Mのうちの1つの焙煎にそれぞれ適合されている。全ての量Mは、例えば、装置内で焙煎され得る平均量に相当する同じ量Mであってもよく、例えば、Mは、50g~250gに含まれる焙煎量のために構成された焙煎装置の場合は150gに等しい。予め定められた量Mは、一般的に、全てのレシピRiに対して同一であるが、これは必須ではないことに留意されたい。
異なる種類の豆N~Nは、以下のような特定の特徴に関連し得る。
豆の原産地(アラビカ、ロブスタ、...)又は異なる原産地の豆の特定の混合物混合物は、様々な特定の原産地の豆のブレンドとして、及び様々な特定の原産地の豆の比率によって定義することができる。
豆の前焙煎レベル。焙煎されるコーヒー豆は、生豆であってもよく、又は生コーヒー豆を加熱し、最初のクラックの終了前に加熱プロセスを停止することによって得られる部分的な前焙煎豆であってもよい。これらの部分的な前焙煎豆は、後続の焙煎に直接影響を及ぼす、異なるレベルで前焙煎され得る。
豆の水分
豆のサイズ
これらの温度プロファイルは、通常、予め定められた量の豆について、好ましくは特定のロースターで最適なプロファイルを定義することによって実験で定義される。
特定の実施形態では、1シリーズの焙煎レシピR、R、...Rは、焙煎された豆の特定の更なる使用に合わせて適合される。焙煎された豆からコーヒー飲料を抽出する方法である、最終焙煎豆の所望の使用に応じて、焙煎コーヒー豆の感覚プロファイルを、この後続の調製に適合させることができる。
この更なる使用は、以下のものであり得る。
加圧温水によるエスプレッソコーヒーの調製
フレンチプレスによるコーヒーの調製
ドリップフィルタを用いるコーヒーの調製
低温淹出方法によるコーヒーの調製
抽出されたコーヒーをミルクやクリームなどの白色成分と混合するホワイトカップを調製する最終目的を有するあらゆる抽出であるコーヒーの調製
図5は、3つの異なる使用(使用1、使用2、使用3)のための、予め定められた量Mの異なる種類の豆(豆1、豆2、豆3、...豆5)の焙煎に適合された3つの異なるシリーズの焙煎レシピR、R、...Rを示す。
これらの温度プロファイルは、通常、予め定められた量Mの種類Nの豆、及び更なる使用uのそれぞれにとっての最適プロファイルを定義することによって、実験で定義される。
焙煎のために、カスタマイズされた量mの種類Nのコーヒー豆が容器1内に導入されると、本発明の装置の処理ユニット18は、いくつかの工程を実行するように構成されている。
まず、本発明の装置の処理ユニット18は、容器内に導入された豆に関して、
上記コーヒー豆の種類Nと、
上記種類のコーヒー豆の量mと、
を取得するように構成されている。
任意選択的に、処理ユニットは、コーヒー豆の将来の使用を取得するように構成されている。
前述したように、これらの識別情報、量、及び任意選択で使用に関する情報は、焙煎装置のユーザインターフェース20を介して提供することができ、ユーザインターフェースの表示は、各種類のコーヒーについての情報を入力するようにユーザを誘導する。
あるいは、コーヒー種の識別のために、コードリーダ3によって情報を取得することができ、ユーザは、コードリーダの正面で各種豆のコードをスキャンすることができる、又はスキャンするように教唆される。
あるいは、豆の量に関しては、量は、例えば、図7又は8に示されるように、装置に直接接続された測定デバイス4を使用することによって、又は通信インターフェースを介して間接的に、測定されて自動的に制御システム180に伝達され得る。
次いで、更なる工程では、焙煎装置の制御システムは、これらのコーヒー豆Nの焙煎に関する情報、特に、1つの予め定められた量Mの同じ種類Nyの豆の焙煎に適合され、連続する別個の時刻tのそれぞれにおいてこの量の豆Nに与えられる温度TM@tiを提供する焙煎レシピRyにアクセスするように構成されている。例えば、図3では、識別された豆が種類Nの豆である場合、処理ユニットは焙煎レシピRを特定する。
更なる工程では、処理ユニット18は、図4に示されるように、この焙煎レシピRとその関連する予め定められた量Mとから、容器内に導入された上記特定量mのコーヒー豆Nに適用される特定の焙煎レシピRを算出するように動作可能である。
連続する別個の時刻t、t、...tにおいて、連続する別個の時刻t、t、...tのそれぞれにおいて取得量mの豆に適用される温度Tmは、以下のとおり、焙煎レシピRから計算される。
m>Mである場合、Tm@ti=TM@ti+[TM@ti.C.(m-M)/M]
m<Mである場合、Tm@ti=TM@ti-[TM@ti.C.(M-m)/M]
ここでC≦1。
予め定められた量Mが150gに設定され、コーヒー豆の取得量mが160gである場合、時間tにおいて、与えられる温度Tm@t1は、
m@ti=TM@ti+[TM@ti.C.(m-M)/M]
であり、つまり、例えば、上記の例示された重量の場合、
M@t1+[TM@t1.C.(160-150)/150]
あるいは、予め定められた量Mが150gに設定され、コーヒー豆の取得量mが135gである場合、時間tにおいて、与えられる温度Tm@t1は、
m@ti=TM@ti-[TM@ti.C.(M-m)/M]
であり、つまり、例えば、上記の例示された重量の場合、
M@t1-[TM@t1.C.(150-135)/150]である。
計算は、tについて行われ、次いで、各時刻t~tで再現され、量mの豆についての焙煎レシピRを決定し、mがMより大きいときには図4に示されるようなプロファイルRが得られる。
これらの連続する別個の時刻は、焙煎装置によって実行されるのに十分な点を最終的な焙煎レシピに提供するように予め定義することができる。例えば、連続する時刻は、約20~40秒だけ異なっていてもよい。
上記式において、係数Cは、通常、実験的に固定され、ロースターの仕様(電力、容器サイズ、ヒータの種類、...)、豆の種類、及び/又は焙煎された豆の将来の使用に応じて変更することができる。
一実施形態では、係数Cは、ロースターの仕様のみに従って設定することができる。
別の実施形態では、係数Cは、豆の種類に従って設定することができる。その場合、係数Cは、以下のように設定することができる。
概して、例えば、アラビカ又はロブスタといった豆の原産地などの豆の高レベルな定義では、アラビカ豆が焙煎されるときには係数Cを提供し、ロブスタ豆が焙煎されるときは係数Cを提供する。
あるいは、より正確には、各種類Nの豆に対して、2つの一般的な原産地よりも更に正確な基準で特定の種類の豆Nに適合された係数Cを参照する。
これらの場合、制御システムは、容器に導入された豆(アラビカ、ロブスタ、又はN)の種類を取得し、次いで、その種類の豆に対応する係数C、C、又はCにアクセスするように構成される。
好ましくは、係数Cは、ロースターの仕様及び豆の種類に従って設定される。
特定の実施形態では、係数Cは、豆の更なる使用に従って設定することができる(Cxy)。
ロースター、又は豆の種類、又は更なる使用に関する情報がない場合、デフォルトで、係数Cは1に等しい。
一般に、測定デバイスによって提供される量が、重量ではなく体積である場合、重量は、コーヒー豆の平均密度から間接的に推定することができ、より好ましくは、豆の性質の識別が豆の正確な密度へのアクセスを提供して、容器に導入された豆の重量の計算を可能にする。
出力を処理する工程において、処理ユニット18は、温度センサ231からの入力信号をフィードバックとして使用して、通常は閉ループ制御で加熱デバイスを動作させて、温度対時間プロファイルを、予め定められた焙煎レシピ(R)に対応するコーヒー豆に適用する。
同様に、処理ユニットが、操作者が所望するコーヒー豆の更なる使用を取得するようにも構成されている場合、焙煎装置の制御システムは、図5に示されるように、上記豆の更なる使用(使用1、使用2、...)のために、各種類の豆(N、N、...N)のシリーズの焙煎レシピにアクセスするように構成され得る。
更なる使用1のために、異なる連続する予め定められた量(M1、M2、M3、...)の種類豆1のコーヒー豆の焙煎に適合されたシリーズ(R1;1、R1;2、R1;3、R1;5)、及び
更なる使用2のために、異なる種類(N1、N2、...N5)のコーヒー豆の焙煎に適合されたシリーズ(R2;1、R2;2、R2;3、R2;5)、及び
更なる使用3のために、異なる種類(N1、N2、...N5)のコーヒー豆の焙煎に適合されたシリーズ(R3;1、R3;2、R3;3、R3;5)。
システム
図6aは、焙煎装置1と、好ましくはスケールである測定デバイス4との、システム100を示す。焙煎装置は、焙煎動作中に豆を保持するために構成された容器11を備える。測定デバイス4は、コーヒー豆の量を測定し、測定量入力22を、通信インターフェースを通じて焙煎装置の制御システム180に伝達するように構成されている。
図6bは、焙煎装置1と、好ましくはスケールである測定デバイス4との、別のシステム100を示す。測定デバイス4は、焙煎装置の一部であり、焙煎装置とは別に、焙煎装置と同じフレーム内に一体化される。測定デバイス4は、コーヒー豆の量を測定し、測定された量入力22を焙煎装置の制御システム180に伝達するように構成されている。
図6cは、焙煎装置1と、測定デバイス4との、別のシステム100を示す。測定デバイス4は、焙煎装置1の一部である。一態様では、測定デバイスはスケールとすることができ、焙煎位置で、容器11はスケールに懸垂させることができる。この態様では、容器は、焙煎装置内に完全に係止されて焙煎を行う前に重み付けされる。
別の態様では、測定デバイスは、レベルセンサとすることができ、焙煎位置で、豆のレベルを測定することができる。計測装置4は、計測量を入力22として焙煎装置の制御システム180に伝達するように構成されている。
図6dは、焙煎装置1と、測定デバイス4との、別のシステム100を示す。測定デバイス4は、焙煎装置の一部であるスケールである。正確には焙煎位置において、容器11がスケール上に置かれる。スケール4は、コーヒー豆を重み付けし、測定された重量を入力22として焙煎装置の制御システム180に伝達するように構成されている。次いで、容器が焙煎装置内に係止され、焙煎を行うことができる。
図7は、焙煎装置1と測定デバイス4が物理的に分離されているシステム100を示す。このシステムでは、コーヒー豆5は、焙煎装置1の容器11内に導入される前に、中間容器6に導入され測定される。
このシステムは、例えばドラムロースターの場合など、容器がロースターから取り外し可能でないときに特に有用である。
測定デバイス4は、ケーブル(USB、Serial)を通じて焙煎装置に接続され、豆の測定量22を焙煎装置の制御システムに提供することができる。あるいは、接続は、Wi-Fi又はブルートゥースを通じて確立することができる。
図8は、図7のシステムの別の実施形態を提示しており、容器11が焙煎装置から取り外し可能であり、焙煎装置上の焙煎位置に戻して配置される前に、測定デバイス4上の充填及び測定位置に配置され得る。好ましくは、測定装置4は、充填及び測定中に確実に保持されるように、焙煎装置の容器11を保持するために構成された受容領域を備える。例えば、測定デバイスは、容器の底部と一致する境界面を有することができる。好ましくは、測定デバイスは、容器の自重を含まずに自動的に豆の重量を提供するように構成される。
本発明の焙煎装置は、一定品質の焙煎を保証しながら、焙煎される豆の量に関する自由度を操作者に提供するという利点を有する。
本発明は、上記で例示された実施形態を参照して説明されているが、請求される本発明は、決してこれらの例示された実施形態によって限定されるものではないことが理解されるであろう。
「特許請求の範囲」で定義されるような本発明の範囲を逸脱することなく、変形及び修正が実施可能である。更に、既知の均等物が特定の特徴に対して存在する場合、かかる均等物は、本明細書で具体的に言及されているかのように組み込まれる。
本明細書で使用するとき、用語「備える」、「備えている」、及び同様の語は、排他的又は包括的な意味で解釈されるべきではない。換言すれば、これらは、「~を含むが、それらに限定されない」ことを意味するものとする。
1 ロースター
10 焙煎ユニット
11 容器
111a、111b レベル
112 ハンドル
12 加熱デバイス
121 空気流ドライバ
122 ヒータ
13 モータ
14 多孔板
15 ハウジング
151 基部
152 本体
153 空気入口
154 脚部
16 チャフコレクタ
17 カバー
18 処理ユニット
180 制御システム
19 メモリ
20 ユーザインターフェース
21 電源
22 測定量入力
23 センサ
231 温度センサ
24 通信インターフェース
25 データベース
3 コードリーダ
4 測定デバイス
5 コーヒー豆
6 中間容器
100 システム

Claims (13)

  1. コーヒー豆を焙煎するための装置であって、
    コーヒー豆を収容する容器(1)と、
    前記容器内に収容されたコーヒー豆を加熱するための加熱デバイス(12)と、
    前記加熱デバイスを制御するように動作可能である制御システム(180)であり、連続する別個の時刻t、t、...においてそれぞれ与えられる温度T@t1、T@t2、...を提供する焙煎レシピ(R)を適用するように構成された、制御システムと、
    を備え、
    前記容器内に導入されたカスタマイズされた量mの種類Nのコーヒー豆に関して、
    前記制御システムが、
    前記容器内に導入されたコーヒー豆の量mと、
    前記容器内に導入されたコーヒー豆の種類Nと、
    を少なくとも取得するように構成されており、
    前記取得された種類Nに基づいて、前記制御システムが、1つの予め定められた量Mの前記種類Nの豆の焙煎に適合された焙煎レシピRと、前記予め定められた量Mと、に少なくともアクセスするように構成されており、
    前記アクセス可能な焙煎レシピR、前記アクセス可能な予め定められた量M、及び前記容器内に導入されたコーヒー豆の前記取得量mに基づいて、前記制御システムが、前記容器内に導入された量mの種類Nのコーヒー豆に適用される焙煎レシピ(R)を決定するように構成されている、コーヒー豆を焙煎するための装置。
  2. 前記制御システムが、連続する別個の時刻t、t、...で与えられる温度TM@t1、TM@t2、...を提供する前記アクセス可能な焙煎レシピRと、前記アクセス可能な予め定められた量Mと、前記容器内に導入された豆の取得量mとから、前記連続する別個の時刻t、t、...のそれぞれにおいて前記取得量mの豆に適用される前記温度TM@t1、TM@t2、...を、以下のとおり求めることによって、
    m>Mである場合、Tm@ti=TM@ti+[TM@ti.C.(m-M)/M]
    m<Mである場合、Tm@ti=TM@ti-[TM@ti.C.(M-m)/M]
    ここでC≦1、
    前記コーヒー豆に適用される前記焙煎レシピ(R)を決定するように構成されている、請求項1に記載のコーヒー豆を焙煎するための装置。
  3. Cが1に等しい、請求項2に記載のコーヒー豆を焙煎するための装置。
  4. 前記取得された種類Nに基づいて、前記制御システムが、
    コーヒー豆の前記種類Nに特有の係数Cにアクセスし、
    前記連続する別個の時刻t、t、...のそれぞれにおいて取得量mの豆に与えられる温度Tを以下のとおり求めることによって、
    m>Mである場合、Tm@ti=TM@ti+[TM@ti.C.(m-M)/M]
    m<Mである場合、Tm@ti=TM@ti-[TM@ti.C.(M-m)/M]
    前記コーヒー豆に適用される前記焙煎レシピ(R)を決定する、
    ように構成されている、請求項2又は3に記載のコーヒー豆を焙煎するための装置。
  5. 量(m、M)が重量である、請求項1~4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記制御システムが、予め定められた使用のリスト(uα、uβ、...)内での前記焙煎された豆の更なる使用を取得するように構成されており、
    前記取得された種類N及び前記取得された特定の更なる使用uに基づいて、前記制御システムが、前記焙煎された豆の前記特定の更なる使用uのために1つの予め定められた量Mの前記種類Nの豆の焙煎に適合された焙煎レシピRyxと、前記予め定められた量Mと、に少なくともアクセスするように構成されており、
    前記アクセス可能な焙煎レシピRyxと、前記アクセス可能な予め定められた量Mと、前記容器内に導入されたコーヒー豆の前記取得量mとに基づいて、前記制御システムが、前記焙煎された豆の前記特定の更なる使用のために前記容器内に導入された前記取得量mのコーヒー豆に適用される前記焙煎レシピ(R)を決定するように構成されている、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記装置が、前記容器に導入された豆の前記量mを測定するように構成された測定デバイス(2)を備え、前記容器に導入された豆の前記量mを取得する工程において、前記コーヒー豆の前記量mが前記測定デバイスによって自動的に測定される、請求項1~6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記測定デバイスが、
    コーヒー豆の重量を測定するスケール、又は
    予め定められた容積の少なくとも1つの空洞を備えるデバイス、又は
    前記容器内のコーヒー豆の体積を測定するレベルセンサ
    である、請求項7に記載の装置。
  9. コーヒー豆を焙煎するためのシステムであって、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の焙煎装置(1)と、
    前記容器内に導入されたコーヒー豆の量を測定するための装置(2)と、
    を備え、
    前記焙煎装置の前記制御システム(180)が、前記容器内に導入され、前記測定装置によって測定されるコーヒー豆の前記量mを取得するように動作可能である、システム。
  10. 請求項1~8のいずれか一項に記載の装置を使用してコーヒー豆を焙煎し、連続する別個の時刻t、t、...においてそれぞれ与えられる温度T@t1、T@t2、...を提供する焙煎レシピを適用する方法であり、
    前記容器内に導入されたコーヒー豆の前記量mと、前記容器内に導入された前記コーヒー豆の前記種類Nとを取得する工程と、
    前記取得された種類Nに基づいて、1つの予め定められた量Mの前記種類Nの豆の焙煎に適合された焙煎レシピRと、前記予め定められた量Mとに少なくともアクセスする工程と、
    前記アクセス可能な焙煎レシピRと、前記アクセス可能な予め定められた量Mと、前記容器内に導入されたコーヒー豆の前記取得量mとに基づいて、前記容器内に導入された前記量mの種類Nのコーヒー豆に適用される前記焙煎レシピ(R)を決定する工程と、を含む方法。
  11. 前記コーヒー豆に適用される前記焙煎レシピ(R)が、
    連続する別個の時刻t、t、...においてそれぞれ与えられる温度TM@t1、TM@t2を提供する前記アクセス可能な焙煎レシピRと、
    前記アクセス可能な予め定められた量Mと、
    前記容器内に導入された豆の前記取得量mとから、
    前記連続する別個の時刻t、t、...のそれぞれにおいて前記取得量mの豆に適用される温度Tを以下のとおり求めることによって、
    m>Mである場合、Tm@ti=TM@ti+[TM@ti.C.(m-M)/M]
    m<Mである場合、Tm@ti=TM@ti-[TM@ti.C.(M-m)/M]
    ここでC≦1、
    決定される、請求項10に記載の方法。
  12. 請求項1~8のいずれか一項に記載のコーヒー豆を焙煎するための装置の制御システムの処理ユニットのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが、プログラムコード及び/又はプログラム論理を含み、前記処理ユニット上で実行されるとき、前記プログラムコード及び/又はプログラム論理が、
    前記容器内に導入されたコーヒー豆の前記量mと、前記容器内に導入された前記コーヒー豆の前記性質Nの識別情報とを取得する工程と、
    1つの予め定められた量Mの種類Nの豆の焙煎に適合された性質Nのコーヒー豆の焙煎レシピRと、前記予め定められた量Mとに少なくともアクセスする工程と、
    前記アクセス可能な焙煎レシピRと、前記アクセス可能な予め定められた量Mと、前記容器内に導入された前記コーヒー豆の前記取得量mとに基づいて、前記容器内に導入されたコーヒー豆に適用される前記焙煎レシピ(R)を決定する工程と、をもたらす、コンピュータプログラム。
  13. 前記コーヒー豆に適用される前記焙煎レシピ(R)が、
    連続する別個の時刻t、t、...においてそれぞれ与えられる温度TM@t1、TM@t2を提供する前記アクセス可能な焙煎レシピRと、
    前記アクセス可能な予め定められた量Mと、
    前記容器内に導入された豆の前記取得量mとから、
    前記連続する別個の時刻t、t、...のそれぞれにおいて前記取得量mの豆に適用される温度Tを以下のとおり求めることによって、
    m>Mである場合、Tm@ti=TM@ti+[TM@ti.C.(m-M)/M]
    m<Mである場合、Tm@ti=TM@ti-[TM@ti.C.(M-m)/M]
    ここでC≦1、
    決定される、請求項12に記載のコンピュータプログラム。
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