JP2022511693A - 動物における代謝健康を増進する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、非ケトジェニックな組成物を動物に投与する工程を含む、動物における代謝健康を増進する組成物及び方法を提供し、非ケトジェニックな組成物は、約5%~約25%の炭水化物、約30%~約60%のタンパク質、及び約10%~約40%の脂肪を含む。加えて、組成物は、少なくとも2:1のタンパク質対炭水化物比を有し得る。【選択図】 なし

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2018年12月13日に出願された米国仮出願第62/779,139号の優先権を主張するものであり、その開示の全体が本参照により本明細書に組み込まれる。
[0002]代謝健康(正常な空腹時血糖値、トリグリセリド値、遊離脂肪酸値、インスリン値など)は、健康寿命、並びに心血管疾患、脳卒中、認知症、糖尿病、及び癌などの多くの慢性疾患のリスク低減に不可欠である。
[0003]代謝健康に向けた現在の解決策としては、運動、並びに食物繊維、複合脂質、及び食用ナッツの摂取が挙げられる。しかしながら、このような解決策は達成が容易でなく、一般的には、ほとんどの人々の日常及び食生活において欠けている。
[0004]更に、我々の食生活において、糖及び糖入り飲料は、代謝健康の不良、並びに2型糖尿病及び肥満のリスク増加と関係がある。
[0005]したがって、代謝健康を改善し、従来の治療の欠陥を克服するために研究が続けられている。
[発明の概要]
[0006]一実施形態では、動物における代謝健康を増進する方法は、非ケトジェニックな組成物(non-ketogenic compsition)を動物に投与する工程を含むことができ、非ケトジェニックな組成物は、約5%~約25%の炭水化物と、約30%~約60%のタンパク質と、約10%~約40%の脂肪とを含む。加えて、組成物は、少なくとも2:1のタンパク質対炭水化物比を有し得る。
[0007]本発明のその他の及び更なる課題、特徴、及び利点は、当業者には容易に明らかとなろう。
定義
[0008]用語「動物」は減量中に除脂肪体重を維持する必要がある任意の動物を意味し、ヒト、鳥類、ウシ科動物、イヌ科動物、ウマ科動物、ネコ科動物、ヤギ類、オオカミ類、ネズミ科動物、ヒツジ類又はブタ類が挙げられる。一態様では、動物は哺乳類であり得る。
[0009]用語「コンパニオンアニマル」は、ネコ、イヌ、ウサギ、モルモット、フェレット、ハムスター、マウス、スナネズミ、ウマ、雌ウシ、ヤギ、ヒツジ、ロバ、ブタなどの家畜を意味する。一態様では、コンパニオンアニマルは、イヌ科の動物であり得る。別の態様では、コンパニオンアニマルは、ネコ科の動物であり得る。
[0010]用語「治療有効量」とは、本明細書に開示される化合物の量であって、(i)特定の疾患、状態、若しくは障害を治療若しくは予防する量、(ii)特定の疾患、状態、若しくは障害の1つ以上の症状を和らげる、寛解させる、若しくは取り除く量、又は(iii)特定の疾患、状態、若しくは本明細書に記載の障害の1つ以上の症状の発現を予防若しくは遅延させる量、を意味する。
[0011]用語「治療すること」、「治療する」、及び「治療」は、予防的なもの、すなわち予防的治療、及び緩和的治療の両方を包含する。
[0012]用語「動物の健康及び/又はウェルネス」は、単に病気又は虚弱を有しないというだけでなく、肉体的、精神的、及び社会的に十分に満たされている生活状態を意味する。
[0013]「共に」という用語は、本明細書に開示される食品組成物、その成分、又は他の組成物が、(1)単一食品組成物として一緒に、又は(2)ほぼ同時刻に又は周期的に、同一の又は異なる投与経路を使用して同一の又は異なる頻度で別々に、動物に投与されることを意味する。「周期的」とは、食品組成物、その成分、又は他の組成物が、特定の化合物又は組成物に許容される投与計画で投与されることを意味する。「ほぼ同時に」とは、一般的に、食品組成物、その成分、又は他の組成物が、同時に投与される、又は互いの約72時間以内に投与されることを意味する。
[0014]「食品」又は「食品製品」又は「食品組成物」という用語は、ヒトを含む動物による摂取を目的とし、かつ動物に栄養を提供する、製品又は組成物を意味する。
[0015]用語「非ケトジェニックな食品組成物」は、脂肪をケトン体に代謝することによってケトーシスがなされる動物においてケトーシスを誘発しない食品組成物を指す。更に一態様において、非ケトジェニックな食品組成物は、中鎖トリグリセリドなどのケトン前駆体の経口摂取によるケトーシスを誘発する成分を除外することができる。
[0016]用語「炭水化物」は、消化可能な炭水化物、例えば、糖及びデンプンを指し、繊維、例えばセルロース繊維又は発酵性繊維を含まない。
[0017]用語「定期的に」とは、少なくとも月1回の投与を意味し、一態様では、少なくとも週1回の投与を意味する。特定の実施形態では、週2回又は3回など、より頻回な投与又は摂取を実施できる。一態様では、投与計画は、少なくとも1日1回の摂取を含み得る。
[0018]用語「単一パッケージ」とは、キットの構成要素が、1つ以上の容器において又は1つ以上の容器と物理的に関連付けられており、製造、流通、販売、又は使用にあたって1つのユニットとしてみなされることを意味する。容器としては、袋、箱、カートン、ボトル、シュリンクラップパッケージなどのパッケージ、ステープル留めされた若しくは別の方法で取り付けられた構成要素、又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。単一パッケージは、製造、流通、販売、又は使用のための1つのユニットとしてみなされる、物理的に関連付けられた、食品組成物又はその成分の容器であってもよい。
[0019]用語「仮想パッケージ」とは、他の構成要素を得る方法をユーザーに対して指示する、1つ以上の物理的又は仮想的なキット構成要素に関する指示によって、キットの構成要素が関連付けられることを意味する(例えば、袋又は他の容器内に、1つの構成要素と、ユーザーに対して、ウェブサイトを見る、録音メッセージ若しくはFAX返信サービスにコンタクトする、視覚的メッセージを見る、又は介護者若しくはインストラクターに連絡をとり、キットの使用方法、又はキットの1つ以上の構成要素に関する安全情報若しくは技術的情報を取得するよう指示する説明書と、を含む)。
[0020]用語「約」は、数値の±20%を意味し、一態様では±10%であり、他の一態様では±5%であり、更に特定の一態様では±2%である。例えば、約が数値の±20%である一態様では、語句「約10%~約20%」は、8%~24%又は12%~16%の範囲を含むことができ、その任意の下位範囲を含む。
[0021]本明細書で使用される場合、「含む(comprising)」という言葉又は他の非限定的な言葉を使用する実施形態、態様及び実施例は、「から本質的になる(consisting essentially of)」及び「からなる(consisting of)」の実施形態に置き換えることができる。
[0022]用語「完全かつバランスのとれた」は、食品組成物について言及する際、動物栄養学の分野で認められた権威の推奨に基づく全ての既知の必要な栄養素を、適切な量及び割合で含有しており、したがって、栄養補給源を追加せずとも、生命を維持し、又は生産を促進する食餌の唯一の供給源としての役割を果たすことができるという意味である。例えば、米国飼料検査官協会(AAFCO)によって規定された基準に従って配合された完全かつバランスのとれた食品組成物などの、栄養バランスのとれたペットフード及び動物用食餌組成物は、当技術分野において広く知られており、広く使用されている。
[0023]本明細書で表されている全ての百分率(パーセンテージ)は、別段の記述がない限り、乾物ベースでの組成物の重量百分率である。当業者は、「乾物ベース(dry matter basis)」という用語が、組成物における含有物の濃度又は百分率が、前記組成物中の全ての自由水分が除かれた後に計測される又は計算されること、を意味していることを十分に理解するであろう。
[0024]本明細書において使用する場合、範囲は、該範囲内のありとあらゆる値を列挙及び記載する必要を回避するために、本明細書においては省略表現で使用する。かかる範囲内の任意の適切な値は、適宜、該範囲の上限値、下限値、又は境界値として選択できる。
[0025]本明細書で使用するとき、文脈により明確に記載のない限り、単語の単数形には複数形が包含され、逆に複数形には単数形が包含される。したがって、「a」、「an]、及び「the」への言及は、一般に、それぞれの用語の複数形を包含する。例えば、単数の「補給剤(a supplement)」、「方法(a method)」、又は「食品(a food)」への言及は、複数の「補給剤(supplements)」、「方法(methods)」、又は「食品(foods)」を包含する。同様に、「含む(comprise)」、「含む(comprises)」、及び「含む(comprising)」という用語は、排他的ではなく、包含的に解釈されるべきである。同様に、「含む(include)」、「含む(including)」及び「又は」という用語は全て、そのような解釈が文脈から明らかに禁止されていない限り、包含的であると解釈されるべきである。同様に、用語「例(examples)」は、特に、後に用語の掲載が続く場合、単に例示的かつ説明のためのものであり、排他的又は包括的なものであると判断すべきではない。
[0026]本明細書に開示される方法及び組成物並びにその他の発展は、本明細書に記載された特定の方法論、手順及び試薬に限定されないが、その理由は、当業者であれば理解するであろうが、それらは変更可能であるためである。更に、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を記載することのみを目的とするものであり、開示又は請求の範囲を制限することを意図するものではなく、また制限するものでもない。
[0027]別段の定めがない限り、本明細書において使用する全ての技術用語及び科学用語、専門用語、並びに頭字語は、本発明の分野(複数可)、又は該用語が使用される分野(複数可)の当業者により一般的に理解される意味を有する。本明細書に記載のものと類似する又は等価の任意の組成物、方法、製品、又はその他の手法若しくは材料を本発明の実施に使用でき、特定の組成物、方法、製品、又はその他の手法若しくは材料を本明細書において記載する。
[0028]本明細書で引用又は参照される全ての特許、特許出願、刊行物、技術及び/又は学術論文、並びにその他の参照文献は、法律によって許される範囲でそれらの全体を本明細書に援用する。これらの参照についての論考は、それらにおいてなされる主張を要約することを意図するにすぎない。そのような特許、特許出願、刊行物、若しくは参照文献の一切は、又は、それらのいずれの部分も、関連技術、必須技術、又は先行技術であると認めるものではない。そのような特許、特許出願、刊行物、及びその他の参照文献が、関連技術、必須技術、又は先行技術であるというあらゆる主張に対し、正確性及び妥当性に異議を申し立てる権利を明確に留保するものである。
[発明を実施するための形態]
[0029]本方法及び組成物は、特定の食品組成物が動物における代謝健康を増進させることが確認されたという発見に基づいている。具体的には、本食品組成物は、血中遊離脂肪酸値、総コレステロール値、トリアシルグリセロール値、及び/又はインスリン値を低下させることによって代謝健康を増進する、タンパク質対炭水化物比を利用することで、低カロリー食品組成物、食事療法、又は高価な添加剤若しくは補給剤の使用などの従来の治療計画と比較して健康効果を提供する。しかしながら、これらの従来の処置は、本方法及び組成物と共に使用できる。
[0030]これらの発見によると、一実施形態では、動物における代謝健康を増進する方法は、非ケトジェニックな食品組成物を動物に投与する工程を含むことができ、非ケトジェニックな食品組成物は、約30%~約65%のタンパク質と、約5%~約25%の炭水化物と、約10%~約40%の脂肪と、を含む。概して、非ケトジェニックな食品組成物は、少なくとも2:1のタンパク質対炭水化物比を有することができる。
[0031]概して、このようなタンパク質対炭水化物の比は、約2:1~約10:1の範囲であり得るが、10:1より高い比を検討することもできる。一実施形態では、タンパク質対炭水化物の比は、約2:1~約6:1の範囲である。一態様では、タンパク質対炭水化物の比は、約4:1~約6:1の範囲であり得る。別の態様では、タンパク質対炭水化物の比は、約3:1~約6:1の範囲であり得る。
[0032]概して、本発明の組成物はタンパク質を含む。タンパク質は、粗タンパク質材料であってもよく、大豆粕、大豆タンパク質濃縮物、トウモロコシグルテンミール、小麦グルテン、綿実、及びピーナッツ油粕などの植物性タンパク質、又はカゼイン、アルブミン、及び肉タンパク質などの動物性タンパク質を含み得る。本明細書で有用な肉タンパク質の例としては、牛肉、豚肉、子羊、ウマ、家禽、魚、及びこれらの混合物が挙げられる。一実施形態では、食品組成物は、約30%、35%、40%、45%、50%、55%、又は更には60%から、約35%、40%、45%、50%、55%、60%、又は更に65%までの量であって、これらの範囲内の様々な部分範囲を含む、量で、タンパク質を含んでもよい。一態様では、タンパク質は、食品組成物の約45%~約55%であってもよい。
[0033]概して、任意の種類の炭水化物を食品組成物に使用することができる。好適な炭水化物の例としては、米、トウモロコシ、キビ、ソルガム、アルファルファ、大麦、大豆、キャノーラ、オート麦、小麦、ライ麦、ライ小麦及びこれらの混合物などの穀物又は穀草類が挙げられる。組成物はまた、乾燥ホエイ及び他の乳製品副生成物などの他の材料を任意に含み得る。一実施形態では、炭水化物は、食品組成物の約5%~約10%を構成する。別の実施形態では、炭水化物は、食品組成物の約10%~約20%を構成する。他の態様では、炭水化物は、約5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、又は更には20%から、約6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%、又は25%までの量で存在し得る。
[0034]概して、食品組成物は脂肪を含む。好適な脂肪の例としては、動物性脂肪及び植物性脂肪が挙げられる。一態様では、脂肪源は、獣脂又は家禽脂肪などの動物脂肪源であり得る。コーン油、ひまわり油、ベニバナ油、ブドウ種子油、大豆油、オリーブ油などの植物油、魚油、アボカド油、並びに一価不飽和脂肪酸及び多価不飽和脂肪酸に富む他の油も使用してよい。一実施形態では、食品組成物は、約10%、15%、20%、25%、30%、又は更には35%から、約15%、20%、25%、30%、35%、又は更には40%までの量であって、これらの範囲内の様々な部分範囲を含む、量で、脂肪を含んでもよい。一態様では、脂肪は、食品組成物の約25%~約35%を構成する。
[0035]投与は、必要に応じて、所望に応じて、定期的に、又は断続的に、行うことができる。一態様において、食品組成物は、動物に定期的に投与することができる。一態様では、少なくとも週1回の投与を行うことができる。特定の実施形態では、週2回又は3回など、より頻回な投与又は摂取を実施できる。一態様では、投与計画は、少なくとも1日1回の摂取を含み得る。
[0036]本開示の方法により、投与は、食餌療法の一環としての投与を含めて、動物の分娩から成体期に至るまでの期間にわたるものとすることができる。様々な実施形態において、動物は、ヒト又はイヌ若しくはネコなどのコンパニオンアニマルであり得る。特定の実施形態では、動物は、幼若期又は成長期の動物であり得る。他の実施形態において、投与は、例えば、動物が推定寿命又は予想寿命の約10%、20%、30%、40%、又は50%超に達したときに開始され、定期的又は長期定期的(extended regular basis)に行われ得る。いくつかの実施形態において、動物は予想寿命の40%、45%、又は50%に達していてもよい。更に他の実施形態では、動物は、見込み寿命の60%、66%、70%、75%、又は80%に達した、より老齢であってもよい。寿命の算出は、保険統計表、計算、推定などに基づいたものであってよく、過去、現在、及び未来の、寿命に正又は負の影響を及ぼすことが知られている影響又は要因を考慮してもよい。種、性別、体格、遺伝的要因、環境要因、及びストレッサー、現在及び過去の健康状態、過去及び現在の栄養状態、ストレッサーなどの留意事項も影響を及ぼすことがあり、寿命を算出する際に考慮してもよい。
[0037]このような投与は、本明細書に記載される1つ以上の目的、例えば、動物における代謝健康の増進、を達成するために必要な期間にわたって実施できる。他の投与量が適切である場合があり、動物の初期体重、並びに種、性別、品種、年齢、所望の健康効果などの他の変数に基づいて決定することができる。
[0038]このような食品組成物の含水率は、食品組成物の性質に応じて様々である。食品組成物は乾燥組成物(例えば、キブル)、半湿潤組成物、湿潤組成物、又はこれらの任意の混合物であってもよい。一実施形態では、組成物はペットフード組成物であってよく、一態様では、完全かつ栄養バランスのとれたペットフードであり得る。この実施形態において、ペットフードは、「ウェットフード」、「ドライフード」、又は「中間含水率」の食品であってもよい。「ウェットフード」は、典型的には、缶又はホイルバッグに入れられて販売され、含水率が典型的には約70%~約90%の範囲であるペットフードのことを述べている。「ドライフード」は、ウェットフードと同様の組成であるが、典型的には約5%~約15%又は20%の限定された量の水分を含有するペットフード(典型的には小さなビスケットのようなキブルの形態)のことを述べている。一実施形態では、組成物は、約5%~約20%の水分含有量を有することができる。ドライフード製品は、保管時に比較的安定であり、微生物又は真菌による劣化又は汚染に対して耐性を有するような様々な水分含有量の様々な食品を含む。また、一態様では、ドライフード組成物は、ヒト又はコンパニオンアニマルのいずれかのための押出食品製品であり得る。
[0039]食品組成物はまた、1種以上の繊維供給源を含んでもよい。このような繊維供給源としては、可溶性、不溶性、発酵性、及び非発酵性の繊維が挙げられる。このような繊維は、海洋植物などの植物由来であってもよいが、微生物由来の繊維も使用することができる。当業者に既知の、様々な可溶性又は不溶性の繊維を使用することができる。繊維供給源は、ビートパルプ(サトウダイコン由来)、アラビアゴム、タルハゴム(gum talha)、オオバコ、米ぬか、イナゴマメゴム、柑橘系パルプ、ペクチン、フラクトオリゴ糖、短鎖オリゴフルクトース、マンナンオリゴフルクトース、ダイズ繊維、アラビノガラクタン、ガラクトオリゴ糖、アラビノキシラン、又はこれらの混合物であってもよい。
[0040]あるいは、繊維供給源は発酵性繊維であってもよい。発酵性繊維は、コンパニオンアニマルの免疫系に有益であることが以前から報告されている。プレバイオティクスを提供し、腸内でプロバイオティクスの増殖を増進する、発酵性繊維又は当業者に既知の他の組成物もまた、本明細書に記載の効果を増進するのに役立てるため、又は動物の免疫系に対する効果の増進に役立てるために、組成物に組み込まれてもよい。
[0041]いくつかの実施形態では、食品組成物の灰分は、1%未満~約15%の範囲である。一態様では、灰分は、約5%~約10%であり得る。
[0042]一般に、食品組成物は、ヒト並びにイヌ及びネコなどのコンパニオンアニマルを含む動物による、食事、食事の成分、スナック、又はトリートとしての摂取に好適であり得る。このような組成物としては、動物に必要な食餌所要量を供給することを目的とした完全食品が挙げられる。このような食品組成物の例としては、限定するものではないが、ドライフード、ウェットフード、飲み物、バー、調理済みの冷凍食品、調理済の保存食品、調理済みの冷蔵食品などが挙げられる。
[0043]食品組成物は、ビタミン、ミネラル、抗酸化剤、プロバイオティクス、プレバイオティクス、塩、並びに食味増強剤(palatants)、着色剤、乳化剤、及び抗菌剤又は他の保存料などの機能性添加剤などの1種以上の物質を更に含んでもよい。このような組成物において有用となり得るミネラルとしては、例えば、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、鉄、塩素、ホウ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ヨウ素、及びセレンなどが挙げられる。本明細書において有用な更なるビタミンの例としては、A、D、E、及びKなどの脂溶性ビタミンが挙げられる。イヌリン、アミノ酸、酵素、補酵素なども、様々な実施形態に含めるのに有用であり得る。
[0044]代謝健康を増進するための本方法は、動物に他の健康効果をもたらすことができる。一実施形態では、健康効果は、体脂肪の低減、内臓脂肪の低減、腹部脂肪の低減、体重の低減、体重増加の低減、インスリン抵抗性の低減、低コレステロール、低グルコース、低トリグリセリド、低インスリン、自発的な食物摂取の減少、満腹感の増強、脂肪酸化の最大化、グルコース酸化の最大化、インスリン感受性の改善、メタボリックシンドロームのリスク低減、糖尿病のリスク低減、心血管疾患のリスク低減、及びこれらの組み合わせを含み得る。
[0045]様々な実施形態では、食品組成物は、(1)1種以上のプロバイオティクス;(2)不活性化されている1種以上のプロバイオティクス;(3)例えば、タンパク質、脂質、糖タンパク質などといったプロバイオティクスと類似又は同一の健康効果を促進する、不活性化させたプロバイオティクスの1種以上の成分;(4)1種以上のプレバイオティクス;及び(5)これらの組み合わせ、のうちの少なくとも1つを含む。プロバイオティクス又はその成分は、食品組成物中に組み込む(例えば、組成物中に均一又は不均一に分配する)ことができ、又は食品組成物に適用する(例えば、担体を用いるか又は担体なしに局所的に適用する)ことができる。このような方法は当業者には既知であり、例えば米国特許第5968569号及び関連する特許に記載されている。
[0046]典型的なプロバイオティクスとしては、限定するものではないが、乳酸菌、ビフィズス菌、又は腸球菌から選択されるプロバイオティクス株、例えば、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteii)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・アニマリス(Lactobacillus animalis)、ラクトバチルスルミニス(Lactobacillus ruminis)、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)、並びにビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium sp.)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)及びエンテロコッカス属(Enterococcus sp.)が挙げられる。いくつかの実施形態において、プロバイオティクス株は、ラクトバチルス・ロイテリ(NCC2581;CNCM I-2448)、ラクトバチルス・ロイテリ(NCC2592;CNCM I-2450)、ラクトバチルス・ラムノーサス(NCC2583;CNCM I-2449)、ラクトバチルス・ロイテリ(NCC2603;CNCM I-2451)、ラクトバチルス・ロイテリ(NCC2613;CNCM I-2452)、ラクトバチルス・アシドフィルス(NCC2628;CNCM I-2453)、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis)(例えば、NCC2627)、ビフィドバクテリウム属NCC2657又はエンテロコッカス・フェシウムSF68(NCIMB 10415)からなる群から選択できる。概して、食品組成物は、約10~約1012cfu/個体/日、一態様では、10~約1011cfu/個体/日、特定の一態様では、10~1010cfu/個体/日を供給するのに十分な量でプロバイオティクスを含有することができる。プロバイオティクスが殺菌又は不活化されている場合でも、前記量の、殺菌又は不活化されたプロバイオティクス又はその成分は、当該微生物の生菌と同様の有益な効果を生じるであろう。多くのこのようなプロバイオティクス及びその効果は当業者には既知であり、例えば、欧州特許第1213970(B1)号、同第1143806(B1)号、米国特許第7189390号、欧州特許第1482811(B1)号、同第1296565(B1)号、及び米国特許第6929793号に記載されている。一実施形態では、プロバイオティクスは、エンテロコッカス・フェシウムSF68(NCIMB 10415)であり得る。別の実施形態では、プロバイオティクスは、当業者に既知の方法及び材料を使用して担体内に封入することができる。
[0047]上述のように、食品組成物は、1種以上のプレバイオティクス、例えば、フラクトオリゴ糖、グルコオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ラクトスクロース、ラクツロース、及びイソマルツロースを含有してもよい。一実施形態では、プレバイオティクスは、チコリ根、チコリ根抽出物、イヌリン、又はこれらの組み合わせであり得る。一般に、プレバイオティクスは、腸内の健康な細菌叢を積極的に刺激し、これらの「善玉」菌を増殖させるのに十分な量で投与することができる。典型的な量は、1給餌当たり約1g~約10g、又は動物に対する1日の推奨食物繊維量の約5%~約40%の範囲である。プロバイオティクス及びプレバイオティクスは、任意の好適な手段によって組成物の一部とすることができる。一般に、これらの作用物質は、組成物と混合すること、又は組成物の表面に、例えば散布又は噴霧によって適用することができる。作用物質がキットの一部である場合、作用物質は他の材料と混合すること、又はそれらのパッケージ内で混合することができる。典型的には、食品組成物は、乾物ベースで約0.1%~約10%のプレバイオティクス、一態様では約0.3%~約7%、特定の一態様では約0.5%~5%のプレバイオティクスを含有する。プレバイオティクスは、当業者に既知の方法、例えば米国特許第5952033号を使用して、組成物に組み込むことができる。
[0048]当業者であれば、特定の動物に投与される特定の組成物の製造に使用される、食品原材料、ビタミン類、ミネラル類、プロバイオティクス、プレバイオティクス、抗酸化物質、又は他の原材料の適量を決定することができる。当業者は、このような原材料を含む特定の組成物の最適な配合方法を決定する際、動物の種、年齢、体格、体重、健康状態などを考慮することができる。考慮され得るその他の因子としては、各成分に所望される用量、各種動物による特定の種類の組成物の平均摂取量(例えば、種、体重、活動/エネルギー要求量などに基づく)、及び組成物の製造要件が挙げられる。
[0049]更なる態様では、本開示は、食品組成物を動物に投与するのに好適なキットを提供する。キットは、キットの構成要素として適した、単一パッケージにおける別々の容器内に又は仮想パッケージ内の別々の容器内に、(1)動物による摂取に適した1種以上の原材料;(2)本明細書に記載される健康効果をもたらすのに有用な組成物を製造するための、原材料と他のキット構成要素との組み合わせ方法に関する指示;(3)前記効果を得るための食品組成物の使用方法に関する指示;(4)1種以上のプロバイオティクス;(5)不活化させた1種以上のプロバイオティクス;(6)例えば、タンパク質、脂質、糖タンパク質などといったプロバイオティクスに類似又は同一の健康効果を促進する、不活性化させたプロバイオティクスの1種以上の成分;(7)1種以上のプレバイオティクス;(8)キットの構成要素を調製又は組み合わせて、動物への投与に好適な組成物を調製するためのデバイス;及び(9)組み合わされた又は調製されたキットの構成要素を動物に投与するためのデバイス、のうちの1つ以上を含む。一実施形態では、キットは、動物による摂取に好適な1種以上の原材料を含む。別の実施形態では、キットは、本明細書に記載の健康効果を得るのに有用な組成物を製造するための、原材料の組み合わせ方法に関する指示を含む。
[0050]キットが仮想パッケージを含む場合、キットは、1つ以上の物理的なキット構成要素と仮想環境における指示との組み合わせに限定される。キットは、本明細書に記載の健康効果を得るのに十分な量で構成要素を含有する。典型的には、キットの構成要素は、動物による摂取の直前に混合することができる。キットは、キットの構成要素を、様々な組み合わせ及び/又は混合物のいずれかとして含んでもよい。一実施形態では、キットは、動物による摂取のための食品容器を含む。キットは、原材料を混合するためのデバイス又は混合物を入れるためのデバイス(例えば、食品ボール)などといった、追加の物品を含んでもよい。別の実施形態では、食品組成物は、動物において良好な健康を促進するビタミン類及びミネラル類などの追加の栄養補給剤と混合することができる。構成要素は、それぞれ単一のパッケージに含まれる個別の容器に入れて、又は異なるパッケージ含まれる様々な構成要素の混合物として、提供することができる。いくつかの実施形態では、キットは、動物による摂取に好適な1種以上の他の原材料を含む。一態様において、このようなキットは、動物による摂取のための食品組成物を形成するための、原材料の組み合わせ方法を記述した説明書を含むことができ、この方法は、概して、原材料を混合すること、又は任意選択の添加剤を他の原材料に適用すること、例えば、栄養補給剤を食品組成物上に散布することによるものである。
[0051]更なる態様では、(1)本明細書に記載される健康効果のうちの1つを得るための食品組成物を使用すること、(2)本明細書に記載される方法及び組成物に関して質問がある場合に消費者が使用するための連絡先情報、及び(3)食品組成物に関する栄養情報、のうちの1つ以上に関する情報又は指示を伝達するための手段が提供され得る。伝達手段は、本方法又は組成物を使用することによる効果を説明するため、及び食品組成物を動物に投与するための承認された方法を伝達するために有用となり得る。かかる手段は、かかる情報又は指示を含む、物理的若しくは電子的文書、デジタル記憶媒体、光学記憶媒体、オーディオプレゼンテーション、オーディオビジュアルディスプレイ、又はビジュアルディスプレイのうちの1つ以上を含む。一態様では、手段は、表示されたウェブサイト、表示装置キオスク、パンフレット、製品ラベル、添付文書、広告、ビラ、公示、録音テープ、ビデオテープ、DVD、CD-ROM、コンピュータにより読み取り可能なチップ、コンピュータにより読み取り可能なカード、コンピュータにより読み取り可能なディスク、USBデバイス、FireWireデバイス、コンピューターメモリ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択できる。
[0052]別の態様では、動物による摂取に好適な1種以上の他の原材料(例えば、タンパク質、脂肪、炭水化物、繊維、ビタミン類、ミネラル類、プロバイオティクス、プレバイオティクスなどのうちの1種以上)を含む、食品組成物を製造するための方法は、動物による摂取に好適な1種以上の原材料を混合する工程を含み得る。組成物は、当該技術分野において適切な任意の方法に従って製造することができる。
[0053]別の態様では、本明細書に記載の組成物を収容するのに有用なパッケージは、食品組成物の収容に好適な少なくとも1つの器具と、パッケージの内容に食品組成物を含むことを示す単語(1語又は複数の語)、画像、意匠、頭字語、標語、フレーズ、若しくは他のデバイス、又はこれらの組み合わせを含む、パッケージに貼付されたラベルと、を含むことができる。いくつかの実施形態では、パッケージに貼付されたラベルは、パッケージの内容物が、本明細書に記載される健康効果に関する有益な特性を有する食品組成物を含むことを示す単語(1語又は複数の語)、画像、意匠、頭字語、標語、フレーズ、若しくは他のデバイス、又はこれらの組み合わせを含む。一態様では、このようなデバイスは、パッケージ上に印刷された、「代謝健康を増進する」という語、又は同等若しくは類似の表現を含み得る。組成物を収容するのに適した任意のパッケージ構成又はパッケージ材料、例えば紙、プラスチック、ホイル、金属などから製造された袋、箱、ボトル、缶、パウチなどを、本発明に使用できる。一実施形態では、パッケージは、ラベルに応じて適宜、ヒト、イヌ科動物又はネコ科動物などの特定の動物に合わせて調整した食品組成物を含み、一態様では、イヌ又はネコ用のコンパニオンアニマルフード組成物を含む。一実施形態では、パッケージは、本明細書に記載の食品組成物を含む、缶又はパウチとすることができる。様々な実施形態において、パッケージは、パッケージを開封せずともパッケージの内容物を見ることができる少なくとも1つの窓を更に含む。いくつかの実施形態では、窓は、パッケージ部材の透明な部分であり得る。他の実施形態では、窓は、パッケージ部材が存在しない部分であってもよい。
[0054]本発明は、以下の実施例により更に例示することができるものの、この例は、例示目的でのみ含まれるものであり、別途記載のない限り、本発明の範囲を制限することを意図するものではないことは理解されたい。
実施例1-代謝
[0055]48匹の雄性SDラットを、十分に制御された室温、湿度、及び12時間の明/暗サイクル下の齧歯類室において、1匹ずつラットケージに収容した。ラットには、11日間、対照食(D601、41%炭水化物、34%脂肪、及び25%タンパク質)及び水を自由に摂取させ、新しい環境に順応させた。この期間中に、1週間ごとの体重及び1日当たりの摂食量を測定した。
[0056]11日間の順応後、順応期間中の1週間ごとの体重、体重増加、及び1日当たりの摂食量に基づいてラットを4群に分けた。次いで、ラットを、3日ごとに1群当たり4匹のラットを含む処置群に分け、それぞれ、D601(食餌の総エネルギーの41%の炭水化物、34%の脂肪、及び25%のタンパク質)、D602(31%炭水化物、34%脂肪、及び35%タンパク質)、D603(21%炭水化物、34%脂肪、及び45%タンパク質)、及びD604(11%炭水化物、34%脂肪、及び55%タンパク質)を給餌した。
[0057]3週間の処置(慢性的な作用)後、ラットを1匹ずつ熱量測定システムのチャンバに入れた。酸素の摂取及び二酸化炭素の産生についてのデータを48時間収集し、コンピュータデータシステムに保存し、最初の3.5時間のデータは除外して、グルコースの酸化速度の計算に使用した。データ収集中は、ラットには被験食及び水を自由に摂取させた。グルコースの酸化速度は、以下のように計算した:グルコースの酸化速度(mg/分/kg)=(4.12VCO)-(2.91VO)[式中、VOは毎分の酸素摂取量であり、VCOは、毎分の二酸化炭素排出量である]。
[0058]グルコース酸化に対する食餌の効果を、昼間(12時間)及び夜間(12時間)並びに昼間+夜間(24時間)に基づいて計算した。ラットは夜行性で夜間に摂食することから、夜間は12時間の通常の食事時間である。
[0059]夜間に、ラットが活動的であり自由に摂食するとき、41%の食餌炭水化物を含む対照食(D601)と、31%の食餌炭水化物を有するD602とでは、グルコースの酸化速度が同じであった。すなわち、31%の食餌炭水化物を含む食餌により、グルコース酸化のアップレギュレーションが最大になることを示している。グルコースの酸化速度が最も低いのは11%の食餌炭水化物を含む食餌(D604)であり、21%の食餌炭水化物を含む食餌(D603)がそれに続く。
[0060]日中のデータはまた、ラットが31%の食餌炭水化物を含む食事(D602)を摂食したときに、グルコースの酸化速度が最大になったことも示す。日中の場合でも、グルコースの酸化速度が最も低いのは11%の食餌炭水化物を含む食餌であり、21%の食餌炭水化物を含む食餌がそれに続く。
[0061]グルコースの酸化速度を1日24時間にわたって計算した場合、データは、41%の食餌炭水化物を含む対照食(D601)と、31%の食餌炭水化物を有するD602とでは、グルコースの酸化速度が同じであることを示した。31%の食餌炭水化物を含む食餌により、グルコース酸化のアップレギュレーションが最大になることが確認された。この場合も、表1に示すように、グルコースの酸化速度は11%の炭水化物を含む食餌で最も低く、21%の食餌炭水化物を含む食餌がそれに続く。
Figure 2022511693000001
[0062]これらのデータは、食餌エネルギーの31%が可消化炭水化物に由来する場合に、身体のグルコース酸化能力が飽和又は最大化することを示す。したがって、身体のグルコース酸化能力を最大化させ、かつ血液及び組織における食後のグルコーススパイクを減少させるには、可消化炭水化物に由来する食餌エネルギーの割合(%)を31%未満に維持するべきである。驚くべきことに、この知見は、総エネルギー摂取量の45~60%を食餌炭水化物から摂取するとする既知の推奨値、又は高齢成人女性については総カロリー摂取量の40%~50%及び高齢成人男性については総カロリー摂取量の33~40%であるとして提唱される、生理学的な食餌炭水化物必要量と矛盾する。
実施例2-脂肪酸化
[0063]48匹の雄性SDラットを、十分に制御された室温、湿度、及び12時間の明/暗サイクル下の齧歯類室において、1匹ずつラットケージに収容した。ラットには、11日間、対照食(D601、41%炭水化物、34%脂肪、及び25%タンパク質)及び水を自由に摂取させ、新しい環境に順応させた。この期間中に、1週間ごとの体重及び1日当たりの摂食量を測定した。
[0064]11日間の順応後、順応期間中の1週間ごとの体重、体重増加、及び1日当たりの摂食量に基づいてラットを4群に分けた。次いで、ラットを、3日ごとに1群当たり4匹のラットを含む処置群に分け、それぞれ、D601(食餌の総エネルギーの41%の炭水化物、34%の脂肪、及び25%のタンパク質)、D602(31%炭水化物、34%脂肪、及び35%タンパク質)、D603(21%炭水化物、34%脂肪、及び45%タンパク質)、及びD604(11%炭水化物、34%脂肪、及び55%タンパク質)を給餌した。
[0065]3日間の被験食の後、ラットを間接熱量測定システム(Oxymax;Columbus Instruments(Columbus,OH,USA)のチャンバに1匹ずつ入れて、各群のラットを、3日ごとに1群当たり4匹のラットを用いたエネルギー代謝試験ケージに分けて収容した。酸素の摂取及び二酸化炭素の産生についてのデータを48時間収集し、コンピュータデータシステムに保存した。データの収集期間中、ラットには食餌及び水を自由に摂取させた。48時間のデータ収集後、ラットを標準ラットケージに戻した。各群について3セットの測定を実施し、全ての群を並行して評価した(すなわち、各測定セットにおいて、各群には等しい数のラットを割り付けた)。このデータを用い、最初の3.5時間のデータは除外して、呼吸交換率、熱産生、脂肪酸化速度、炭水化物酸化速度、及びエネルギー消費を計算した。
[0066]エネルギー代謝の2回目の測定は、3週間の処置後に実施した。3週間の処置後、1回目の測定に関する記載と同じ実験手順に従って、全てのラットでエネルギー代謝の測定を繰り返した。脂肪酸化速度(mg/分/kg)=(1.689VO)-(1.689VCO)[式中、VOは毎分の酸素摂取量であり、VCOは、毎分の二酸化炭素排出量である]。データを表2に示す。
Figure 2022511693000002
[0067]食餌脂肪摂取量が一定の場合(総食餌カロリーの34%は、既報のケトジェニック食の値よりも低く、Dietary Guideline For Americans 2010で推奨されている総食餌カロリー(脂肪として)の20~35%の範囲内である)、食餌炭水化物の摂取量が食餌カロリーの41%程度である対照食(Dietary Guideline For Americans 2010で推奨されている45~65%の範囲の下端に近い)は、12時間の通常の食事中に脂肪の酸化を完全に防ぎ、1日24時間の間の脂肪の酸化を最小限に抑える。対照的に、同じ脂肪摂取量では、カロリーの11%を炭水化物として含む食餌は、12時間の通常の食事の間及び1日24時間の間の脂肪の酸化を最大化する。加えて、31%及び21%の食餌炭水化物を含む食餌はまた、上記期間の両方において、11%の食餌炭水化物を含む食餌よりも脂肪の酸化を増進する効率が低い。
実施例3-エネルギー消費
[0068]48匹の雄性SDラットを、十分に制御された室温、湿度、及び12時間の明/暗サイクル下の齧歯類室において、1匹ずつラットケージに収容した。上記ラットには、11日間、対照食(D601、41%炭水化物、34%脂肪、及び25%タンパク質)及び水を自由に摂取させ、新しい環境に順応させた。この期間中に、1週間ごとの体重及び1日当たりの摂食量を測定した。
[0069]11日間の順応後、ラットを、順応期間中の1週間ごとの体重、体重増加、及び1日当たりの摂食量に基づいて4群に分けた。次いで、ラットを、3日ごとに1群当たり4匹のラットを含む処置群に分け、それぞれ、D601(食餌の総エネルギーの41%の炭水化物、34%の脂肪、及び25%のタンパク質)、D602(31%炭水化物、34%脂肪、及び35%タンパク質)、D603(21%炭水化物、34%脂肪、及び45%タンパク質)、及びD604(11%炭水化物、34%脂肪、及び55%タンパク質)を給餌した。3週間の給餌試験の間、ラットには食物及び水を自由に摂取させた。
[0070]試験食餌の3日後、ラットを間接熱量測定システム(Oxymax;Columbus Instruments(Columbus,OH,USA)のチャンバに1匹ずつ入れて、各群のラットを、3日ごとに1群当たり4匹のラットをエネルギー代謝試験ケージに分けて収容した。酸素の摂取及び二酸化炭素の産生についてのデータを48時間収集し、コンピュータデータシステムに保存した。データの収集期間中、ラットには食餌及び水を自由に摂取させた。48時間のデータ収集後、ラットを標準ラットケージに戻した。各群について3セットの測定を実施し、全ての群を並行して評価した(すなわち、各測定セットにおいて、各群には等しい数のラットを割り付けた。このデータを用い、最初の3.5時間のデータは除外して、呼吸交換率、熱産生、脂肪の酸化速度、炭水化物酸化速度、及びエネルギー消費を計算した。3週間の処置後、1回目の測定に関する記載と同じ実験手順に従って、全てのラットでエネルギー代謝の測定を繰り返した。表3は、エネルギー消費速度(kJ/分/kg)=(15.88VO)-(4.87VCO)[式中、VOは毎分の酸素摂取量であり、VCOは、毎分の二酸化炭素排出量である]の式を用いて得られたデータを与える。
Figure 2022511693000003
[0071]食餌脂肪摂取量が同一である(総食餌エネルギーの34%が食餌脂肪由来)場合、21%の食餌炭水化物、34%の脂肪、及び45%のタンパク質(タンパク質:CHO比が2:1)を含む食餌、及び11%の炭水化物、34%の脂肪、及び55%のタンパク質(タンパク質:CHO比が5:1)を含む食餌は、それぞれエネルギー消費が2.94%及び7.71%増加した。より重要なことには、タンパク質:CHO比を1.6:1又は1:1に低下させたときに、エネルギー消費の有意な増加は観察されなかった。これらのデータは、エネルギー消費を増進するためには、タンパク質:CHO比は少なくとも2:1でなければならないことを示す。
実施例4-満腹感
[0072]48匹の雄性SDラットを、十分に制御された室温、湿度、及び12時間の明/暗サイクル下の齧歯類室において、1匹ずつラットケージに収容した。ラットには、11日間、対照食(D601、41%炭水化物、34%脂肪、及び25%タンパク質)及び水を自由に摂取させ、新しい環境に順応させた。この期間中に、1週間ごとの体重及び1日当たりの摂食量を測定した。
[0073]11日間の順応後、ラットを、順応期間中の1週間ごとの体重、体重増加、及び1日当たりの摂食量に基づいて4群に分けた。次いで、ラットを、3日ごとに1群当たり4匹のラットを含む処置群に分け、それぞれ、D601(食餌の総エネルギーの41%の炭水化物、34%の脂肪、及び25%のタンパク質)、D602(31%炭水化物、34%脂肪、及び35%タンパク質)、D603(21%炭水化物、34%脂肪、及び45%タンパク質)、及びD604(11%炭水化物、34%脂肪、及び55%タンパク質)を給餌した。3週間の給餌試験の間、ラットには食物及び水を自由に摂取させた。この試験の間、1週間当たりの摂食量を記録した。1週間当たりの摂食量と総摂食量の両方を分析した。取得したデータを表4に示す。
Figure 2022511693000004
[0074]食餌脂肪摂取量が同一である(総食餌エネルギーの34%が食餌脂肪由来)場合、ラットは、21%の炭水化物、34%の脂肪、及び45%のタンパク質(タンパク質:CHO比が2:1)を含む食餌、又は11%の炭水化物、34%の脂肪、及び55%のタンパク質(タンパク質:CHO比が5:1)を含む食餌を与えられたときに、自由摂取条件下での自発的な食餌摂取が、それぞれ4.81%及び10.89%有意に低下した。より重要なことには、タンパク質:CHO比を1.6:1又は1:1に低下させたときに、満腹感の効果はなく、自発的な摂食量の増加が観察された。これらのデータは、満腹感を増強し、自発的な食物摂取を低減するためには、タンパク質:CHO比は少なくとも2:1でなければならないことを示す。
実施例5-代謝健康パラメータ
[0075]48匹の雄性SDラットを、十分に制御された室温、湿度、及び12時間の明/暗サイクル下の齧歯類室において、1匹ずつラットケージに収容した。上記ラットには、11日間、対照食(D601、41%炭水化物、34%脂肪、及び25%タンパク質)及び水を自由に摂取させ、新しい環境に順応させた。この期間中に、1週間ごとの体重及び1日当たりの摂食量を測定した。
[0076]11日間の順応後、ラットを、順応期間中の1週間ごとの体重、体重増加、及び1日当たりの摂食量に基づいて4群に分けた。次いで、ラットを、3日ごとに1群当たり4匹のラットを含む処置群に分け、それぞれ、D601(食餌の総エネルギーの41%の炭水化物、34%の脂肪、及び25%のタンパク質)、D602(31%炭水化物、34%脂肪、及び35%タンパク質)、D603(21%炭水化物、34%脂肪、及び45%タンパク質)、及びD604(11%炭水化物、34%脂肪、及び55%タンパク質)を給餌した。3週間の給餌試験の間、ラットには食物及び水を自由に摂取させた。この試験の間、1週間当たりの摂食量を記録した。1週間当たりの摂食量と総摂食量の両方を分析した。得られたデータを表4に示す。
[0077]3週間の処置後、代謝健康パラメータを解析するために血液サンプルを採取した。総コレステロール、トリアシルグリセロール、及びグルコースの血清濃度を、Cobas-6000 Analyzer(Roche Diagnostics)で、2連で分析した。全ての試薬は分析装置の製造業者から購入した。非エステル化(遊離)脂肪酸の血清濃度は、市販のキットを使用して、キットの使用説明書(Cayman Chemicals)に従って3連で求めた。血清インスリン濃度(Mercodia AB,Uppsala,Sweden)は、市販のELISAキットを使用して、キットの使用説明書に従って分析した。インスリンは2連で測定した。濃度は、キットの検出範囲内(インスリンに関しては0.15~5.5μg/L)であった。得られたデータを表5に示す。
Figure 2022511693000005
[0078]食餌脂肪摂取量が同一である(総食餌エネルギーの34%が食餌脂肪由来)の場合、タンパク質:CHO比が2:1(603)及び5:1(604)である2種類の食餌は、血中遊離脂肪酸値、総コレステロール値、トリアシルグリセロール値、インスリン値を低下させ、タンパク質:CHO比が5:1の食餌は血糖値も低下させた。これらのデータは、食餌脂肪を制限せずとも、タンパク質:CHO比が2:1~5:1の食餌によりラットにおける代謝健康を促進できることを示した。血中インスリンデータは、血中インスリンをより低く維持するためには、タンパク質:CHO比を少なくとも2:1に保つことが重要であることを裏付けた。
[0079]本明細書において、本発明の特定の実施形態が開示されている。具体的な用語が使用されるが、これらは一般的に、かつ説明目的でのみ使用されるものであり、限定を意図するものではない。本発明の範囲は、「特許請求の範囲」において規定される。明らかなことではあるが、上記教示に照らして、本発明には多くの改変及び変形が可能である。したがって、具体的に記載のもの以外であっても、添付の特許請求の範囲内で、本発明が実施可能であると理解される。

Claims (10)

  1. 動物における代謝健康を増進するための方法であって、
    非ケトジェニックな食品組成物を前記動物に投与する工程を含み、
    前記非ケトジェニックな食品組成物が、
    約30%~約65%のタンパク質と、
    約5%~約25%の炭水化物と、
    約10%~約40%の脂肪と、を含み、
    前記非ケトジェニックな食品組成物が、少なくとも2:1のタンパク質対炭水化物比を有する、方法。
  2. 前記タンパク質が、前記非ケトジェニックな食品組成物の約45%~55%を構成する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記炭水化物が、前記非ケトジェニックな食品組成物の約10%~約20%を構成する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記脂肪が、前記非ケトジェニックな食品組成物の約25%~約35%を構成する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記非ケトジェニックな食品組成物が、前記動物に定期的に投与される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記タンパク質対炭水化物比が、約2:1~約6:1の範囲である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記非ケトジェニックな食品組成物が、ペットフード組成物である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記動物が、コンパニオンアニマルである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記非ケトジェニックな食品組成物を摂取していないときの前記動物の血中遊離脂肪酸値、総コレステロール値、トリアシルグリセロール値、血中グルコース値、及びインスリン値と比較して、より低い血中遊離脂肪酸値、より低い総コレステロール値、より低いトリアシルグリセロール値、より低いインスリン値、より低い血中グルコース値、及びこれらの組み合わせをもたらす、請求項1に記載の方法。
  10. 体脂肪の低減、内臓脂肪の低減、腹部脂肪の低減、体重の低減、体重増加の低減、インスリン抵抗性の低減、低コレステロール、低グルコース、低トリグリセリド、低インスリン、自発的な食物摂取の減少、満腹感の増強、脂肪酸化の最大化、グルコース酸化の最大化、インスリン感受性の改善、メタボリックシンドロームのリスク低減、糖尿病のリスク低減、心血管疾患のリスク低減、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される健康効果をもたらす、請求項1に記載の方法。
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