JP2022511379A - ポールおよびスティックのハンドル - Google Patents

Abstract

本体１２内に電力手段ハウジング２０を収容するポール用のハンドル１０は、デバイスをハンドル１０に接続し、貯蔵手段５０からの電気エネルギーの供給を可能にする電力貯蔵手段５０を有するハウジング２０を備えている。持ち運び可能な電源の需要増加に対し、ハンドル１０は、屋外行動中、デバイスに電力を容易に伝達して供給する手段を可能にする。

Description

本発明は、屋外行動で使用されるポールまたはスティック（杖）のハンドル、より具体的には、スキーストックまたは歩行用ポールのハンドルに関する。

いくつかの、しばしば屋外行動を行うとき、ポールはバランスと安定性のために使用され得る。このような例には、ポール（ストック）を使用して方向転換をアシストしたり、ユーザーを前方に推進したりするスキーが含まれる。ノルディックウォーキングなどの他のアクティビティでは、バランスを取り、上半身の動きを促すためにポールを使用する。これらの例では、２つのポールがよく使用されるが、これは、アイテムを携帯するためのフリーハンド（手の自由）がないなどの理由で、ユーザーの負担に影響を与える。

さらに、様々なデバイスの長時間使用のための電力供給を可能にするための電気エネルギーに対する需要が高まっている。携帯電話は一般的に持ち運ばれている。但し、ナビゲーションデバイス、携帯ゲーム機、スマートウォッチなど、さらに電気エネルギーを消費するデバイスがよく使用される。同様に、身体行動の指標など、携帯電話での様々な行動を追跡することも求められる。

移動中に外部電源パックを使用して、電気エネルギーを貯蔵および供給できることが知られている。電源パックの容量は、電力需要に対応するために増え続けている。これらの電源パックには様々な形状があり、通常、電気エネルギーが必要なときにデバイスを接続できるように、ポケットまたはバッグに入れて保管される。

上記のような行動を行う場合、ポールを携帯し、手袋を同時に使用したりするため、ポケットやバッグにアクセスするのが難しいことがよくある。しかしながら、遠隔地におり、ナビゲーション機器などが必要なため、電力が必要になることが多いのは、これらの行動中である。同様に、距離(metrics)または情報を表示するための携帯電話のチェックも難しい場合がある。逆に、電源パックや追加のモバイルデバイスの持ち運びも、収納するバッグの重量が増えるため、或いは、転倒した際の身体的危害を引き起こす可能性のあるアイテムをポケットに入れたくないという一般的な要望のために、望ましくない場合がある。

したがって、スキーやノルディックウォーキングなど、フリーハンド（手の自由）が不足し得る行動を行う人々に、電力および情報の手段を提供する必要性がある。

本発明の一態様によれば、ポール用のハンドルが提供される。ハンドルは、ハンドル本体であってエンクロージャ開口を有するハンドル本体と、電力手段ハウジングであって、電力手段ハウジングが、第１の端部および第２の端部を有し、エンクロージャ開口を介して本体内に取り外し可能に配置されている細長い部分と、下面および上面を有し、その下面が細長い部分の第２の端部に取り外し可能に接続され、第２の面にアクセス開口を有するインターフェイス部分と、を含み、細長い部分は、その中に電力貯蔵手段を挿入することを可能にするために第２の端部に電池開口を有する、電力手段ハウジングとを含んでなり、デバイスがアクセス開口を介して電力手段に接続可能である。これにより、ハンドル内に収容される電力へのアクセスが可能になり、細長い部分とインターフェイス部分を取り外して、ハンドル本体をそのままにしながら、充電を可能にするか、電力手段ハウジングの電力供給を別に再配置し得る。

本発明のさらなる態様によれば、請求項１に記載のようなポール用のハンドルが提供され、ここで、ハンドルは、内部空洞を有するハンドル本体と、電池ハウジングであって、該電池ハウジングの少なくとも一部が、エンクロージャ開口を介して内部空洞内に配置されている電池ハウジングと、電池ハウジングの端部に配置されたインターフェイス部分と、モバイルコンピューティングデバイスとの間でワイヤレスデータ転送をするための通信手段と、電池ハウジング上に位置され、通信手段を介して提供される情報を表示するように構成された表示手段と、を備え、電池ハウジングは、内部に電力貯蔵手段を有し、電子デバイスは、電力貯蔵手段と接続された該電子デバイスとの間で電力を伝達するためのインターフェイス部分を介して電力貯蔵手段に接続可能である。これにより、ハンドル内に収容された電力へのアクセスが可能になり、電池ハウジングを取り外して再充電したり、ハンドル本体をそのままにして電力手段ハウジングの電力供給を別のアイテムに変更したりできる。これにより、デバイスのディスプレイに様々な詳細を表示したり、デバイスとの間でデータを転送したりすることもできる。

好ましくは、電池ハウジングは、ヘッド部分および細長い部分を含み、エンクロージャ開口は、電池ハウジングのヘッド部分によってシールされている。これにより、内部空洞が水の浸入から確実にシールされる。

好ましくは、ヘッド部分の少なくとも一部は、エンクロージャ開口を密封するために、エンクロージャ開口よりも広い。これにより、より広いヘッドまたはヘッドの一部がエンクロージャ開口のリム（縁）の周りに配置され、シールまたはラビリンススタイル(labyrinth style)のシールを実行して、水または汚染物質の侵入をより困難にする。

好ましくは、ヘッド部分は外部空洞から突出している。これにより、シーリング部分とインタラクティブ部分とは、デバイスの電子機能へのアクセスが可能になる。

好ましくは、ヘッド部分は、細長い部分から取り外し可能である。これにより、部品ごとに異なる材料および製造技術を使用できるため、製造が容易になる。例えば、ヘッド部分はプラスチックであるが、細長い部分はアルミニウムなどの金属であり得る。これにより、デバイスの細長い部分のポートにアクセスすることもできる。また、電池ハウジングの一部のみが故障しているため、一部のみを交換する必要があるメンテナンスにも役立ち得る。いくつかの実施形態では、ヘッド部分および細長い部分は、１つの部分として形成される。ヘッド部分は、シールされたユニット、すなわちワンピース構造として形成され得る。細長い部分も同様にそのような方法で形成され得る。これらの２つのパーツは、一緒にシールすることも、１つのパーツとしても形成され得る。

好ましくは、インターフェイス部分は、電池ハウジング内に収容され、電池ハウジングのアクセス開口を介してアクセス可能である。インターフェイス部分を、ＵＳＢなどの様々なプラグにすることができ、電池ハウジング内に配置して、電力貯蔵装置と接触させることができる。ケーブルは、電池ハウジングの開口を介してインターフェイス部分に差し込まれ得る。いくつかの実施形態では、ハンドル本体はまた、インターフェイス部分にアクセスするための開口を有し得る。ＵＳＢポートについて説明するが、電力貯蔵装置のワイヤレス充電も利用され得る。

好ましくは、電池ハウジングは、電力貯蔵手段の挿入を可能にするための電池開口を備える。これにより、電力貯蔵手段、すなわち電池が電池ハウジング内に挿入され得る。電力貯蔵手段は、他の場所で交換または充電できるように取り外し可能であるか、或いは、よりコンパクトなデバイスのカスタム電力貯蔵仕様を可能にするために、取り外しできない場合がある。

好ましくは、電池開口は、電池ハウジングのインターフェイス部分と同じ端部に配置される。これにより、電池挿入部分およびインターフェイス部分の両方に単一のシールポイントが可能で、様々な材料の侵入を防ぎ得る。また、インターフェイス部分を収容するキャップである電池開口を有することで、製造を簡素化することもできる。

好ましくは、電池ハウジングの少なくとも一部は、内部空洞内に取り外し可能に配置されている。これにより、電池ハウジングをハンドル本体から取り外して充電したり、他の場所で電池として使用したりできる。また、充電やデバイスの充電、モバイルデバイスとのペアリングのために、歩行杖やポールを家などに持ち込む必要がないことも確実にする。これにより、電池を持ち運びできるようになるため、例えば、スキー場のカフェの外に置いておくことが多いスキーストックに電池を置いておく必要がなくなる。

好ましくは、電池ハウジングがハンドル本体内の位置から取外されることを可能にするために、取外し機構がハンドル本体に設けられる。これにより、ユーザーが電池ハウジングを取り外す必要が生じるまで、電池ハウジングがハンドル本体に保持される。したがって、電池ハウジングの偶発的な取外しが防止される。

好ましくは、取外し機構は、ハンドル本体に枢動可能に接続され、第１の位置から第２の位置に移動可能なレバーを含み、第１の位置では、レバーの一部が電池ハウジングと接触して、電池ハウジングの動きを拘束しており、第２の位置では、レバーが電池ハウジングから離間している。ピボット（枢動）機能により、必要に応じて電池ハウジングを取外す機構が可能になる。レバーはハンドル本体と同じ高さにされ得る。レバーを最初の位置に付勢して、力がかかるまで電池ハウジングが常に所定の位置に保持されるようにされ得る。必要な力は、偶発的なプレスが禁止されるようなものである。

好ましくは、取外し機構は、電池ハウジングおよび取外し機構上の突起およびノッチ配置によって電池ハウジングを拘束する。ノッチおよび突起はどちらの方向でもかまわない。例えば、ノッチは、電池ハウジングの外面およびレバーの突起に収容され得る。これは、レバーがロック位置に配置されているため、または「クリック」によって電池ハウジングがハンドル本体に配置されている場合にもフィードバックを提供する。

好ましくは、電池ハウジングが内部空洞内に配置される場合、インターフェイス部分はハンドル本体内に完全に収容される。これにより、水やその他の物質がインターフェイス部分に侵入するのを防ぐことができる。電池開口は、同様に、または代わりにこの位置に配置され得る。したがって、水などの材料は、デバイスの内部に到達する前に、ハンドルのヘッド部分の周りを通過し、内部空洞を通過してから、インターフェイスまたは電池開口に到達する必要がある。これにより、より優れたシーリング機能が提供される。

好ましくは、インターフェイス部分は、内部空洞によって密封されている。これにより、シールまたは内部空洞の内部との相互作用によって、インターフェイス部分が内部空洞の内側に対してシールされ得る。これにより、デバイスの内部をさらにシールできる。

好ましくは、インターフェイス部分は、エンクロージャ開口の反対側の端部の内部空洞のベースに配置される。これにより、開口部からの最大距離が得られ、シーリング特性が向上する。

好ましくは、通信手段および表示手段を制御するための制御手段が設けられる。この制御手段は、デバイスを制御するためのプロセッサーおよびメモリであり得る。これは、回路基板またはプリント回路基板（ＰＣＢ）、或いは、システムオンチップ（ＳＯＣ）上に形成され得る。これにより、ディスプレイ、ライト（照明）またはＬＥＤ、データ接続、電力ボタンまたはインタラクション、およびデバイスの他のコンポーネントを制御できる。

好ましくは、ハンドルの内部状態を示すための照明手段が設けられる。これにより、電池レベル、電池ハウジングがハンドル本体にあるかどうか、デバイスとのデータ接続または電力接続があるかどうか、ＧＰＳなどの特定の機能が有効になっているかどうかなどの様々な詳細を表示できる。

好ましくは、ハンドルは、ディスプレイ上に設けられた透明なスクリーンを含む。これにより、電池ハウジング内に収容されるディスプレイを保護できる。ハンドルを落とすことがあり得るので、損傷を避けるために窪み型または保護されたスクリーンが好ましい。スクリーンまたはディスプレイには、スクリーンが読みやすいように、非反射(anti-glare)などのコーティングが施され得る。

好ましくは、ハンドルは、ディスプレイおよび／またはハンドルと相互作用するためのタッチセンサーを含む。タッチセンサーは、デバイスのディスプレイ上の情報を変更したり、電力供給などのハンドルの他の機能を引き起こしたりするためのタッチディスプレイまたはボタンを含み得る。

好ましくは、電力手段からデバイスに電気エネルギーを供給するためのデバイスの接続のために構成された電力手段に接続されたアクセス開口内に電力ポートが設けられる。これにより、衛星ナビゲーションなどの電力消費デバイスを接続して、ハンドルまたは電源手段ハウジング内の電池から、ＵＳＢポートであり得る電力ポートを介して充電され得る。電力ポートは、データ転送用の接続ポートにされ得る。

より好ましくは、電力ポートは、デバイスから電力手段への電気エネルギーの供給を可能にする。これにより、ハンドル内の電池を再充電できる。さらに好ましくは、複数の電力ポートが開口内に設けられ、それぞれのポートが、デバイスから電力を供給するか、デバイスに電力を供給するか、或いは、その両方を行い得る。

好ましくは、第１の表面と第２の表面との間の壁に配置されたインターフェイス部分にサイド開口が設けられ、サイド開口は、電力手段からの電気エネルギーの供給を操作するための電力ボタンへのアクセスを提供する。これにより、必要に応じて電源を操作できるため、必要に応じて電源をオンまたはオフに切り替え得る。

より好ましくは、電力ボタンは、電力手段内の電気エネルギーレベルの表示を提供する。これにより、エネルギーレベルが高いか低いか、電池の交換または再充電が必要であることが簡単に認識され得る。

好ましくは、電力ボタンは、ＬＥＤが供給動作の状態または電気エネルギーレベルを示すように動作可能であるＬＥＤを含む。これにより、電源がアクティブであるか、または、エネルギーレベルを簡単に示し得る。いくつかの方法は、光を通して、例えば、異なる表示を与える特定の色の光（例えば、完全／オンの場合は緑）、光の強度、或いは、ライトの点滅（例えば、電池レベルの１～５のスケール）によって、エネルギーを供給していること、或いは、エネルギーレベルの閾値を超えていること（例えば、ライトが電池の２０％超を照らしている）を示すための光の操作によって達成され得る。好ましくは、表示を提供するためのライト配列が設けられ得る。

好ましくは、電力ボタンおよび電力ポートは、電力貯蔵手段からの接続をもたらす電源ボード上に設けられる。より好ましくは、電源ボードは、電力貯蔵手段と電力ポートとの間の電気エネルギー接続の伝達をもたらし、電源ボードは、電力ボタンによる電気エネルギーの伝達の制御を可能にする。この電源ボードは、電気が電池からＵＳＢポートなどに流れることを可能にし、或いは、同様に回路基板にされ、システムオンチップ（ＳｏＣ）または他のプロセッサーなどのコントローラーモジュールを有し得る。これにより、電力ボタンを介して制御するためのインターフェイスも設けられ、ステータスの監視が可能になる。

好ましくは、電力ボタンを操作するための作動手段が設けられ、作動手段は、サイド開口を通って延在し、それを充填する。これにより、インターフェイス部分の外側からの電力ボタンの操作が容易になる。また、インターフェイス部分の内部への材料の侵入を防止する。

好ましくは、作動後に作動手段を元の位置に戻すための弾性手段が設けられる。これにより、電力ボタンを押した後に作動手段がリセットされ得る。

好ましくは、作動手段は、半透明または透明の材料でできている。これにより、ＬＥＤが存在するかどうかを確認できる。

好ましくは、ハンドル本体は、エンクロージャ開口に対向するハンドル本体の端部で、ハンドルのポールへの接続を可能にする接続手段を含む。これにより、必要に応じてハンドルをポールに接続できる。

好ましくは、アクセス開口内に取り外し可能に挿入可能なシーリングプラグが設けられる。これにより、電力ポートへの損傷を防ぐために、電源へのアクセスが不要な場合にアクセス開口を閉じることができる。

好ましくは、シーリングプラグは、シーリングがアクセス開口を閉じる閉鎖部分を含む。これにより、ポート内の液体などの材料の侵入を確実に防ぐことができる。

好ましくは、閉鎖部分は、アクセス開口のリップ内に固定される窪んだ溝を備えた拡張部分である。このようなリップおよび溝の構成は、液体または材料が通過するのが難しい経路をさらに提供するためのラビリンスタイプのシールが設けられる。

好ましくは、シーリングプラグは、インターフェイス部分に柔軟に取り付けられる。これにより、プラグが閉じた位置にないときにプラグが失われることがなくなる。

より好ましくは、インターフェイス部分の外壁に外部溝が設けられ、シーリングプラグの可撓性取り付けは外部溝を介している。

さらに好ましくは、外部溝内に回転可能に配置されたＯリングが設けられ、シーリングプラグは、可撓性取り付け部材を介してＯリングにつながれている。これにより、シーリングプラグを、インターフェイス部分を中心に回転可能に、柔軟に取り付けることができる。

好ましくは、細長い部分の第２の端部から延在し、細長い部分をインターフェイス部分に取外し可能に接続するための軸方向に延びるフィンガーが設けられる。これにより、必要に応じて電源手段のハウジング部品を一体に保つための接続手段が提供される。

好ましくは、延在するフィンガーは、細長い部分の第２の端部に電源ボードを保持するための保持溝を備える。これにより、電源ボードまたは回路基板が所定の位置に保持され、電力ボタンがサイド開口に位置合わせされ、電力ポートがアクセス開口に位置合わせされる。

さらなる態様では、上記のようなハンドルを含むスキーストックが提供される。

さらなる態様では、上記のようなハンドルを備えた歩行杖が提供される。

前述したハンドルと同じように見える二次またはダミーのハンドルも提供される。但し、二次ハンドルには、電池ハウジングの内部は含まれていない。したがって、二次またはダミーの電池ハウジングは、電気貯蔵手段、ディスプレイおよび他の構成要素を備えた電池ハウジングと同じ重量を有する剛体成形品である。より好ましくは、二次ハンドル本体および電池ハウジングは、ハンドルと同じ重量を有する一体として形成される。これにより、第１のポールと同じ外観と重量特性を有する第２のポールが設けられ得る。但し、内部機構が含まれていないため、製造コストが低く、複数のポールのアクティビティのペアを形成する。

本発明のこれらおよび他の特徴は、添付の図面を参照して、純粋な例として、さらに詳細に説明される。

本発明の一態様によるハンドル本体の等角図である。 本発明による電力手段ハウジングの等角図である。 図１Ａのハンドル本体および図１Ｂの電力手段ハウジングの側面図であって、組合せ構成でハンドルを形成している。 シールプラグが開いた位置にある図２の組合せ構成のハンドルの等角図である。 シールプラグが閉じた位置にある図３の組合せ構成のハンドルの等角図である。 分解構成での図４のハンドルの等角図である。 図２のハンドルの側面断面図である。 本発明の一実施形態の側面断面図である。 分解された電池ハウジングの側面概略図である。

まず、図１Ａを参照すると、ポール１００の両端に遠位端（図では見えない）および近位端１０２を有する管状ポール１００が設けられている。ポール１００は細長い構造である。近位端１０２は、ポール１００に接続されたハンドル１０内に延在する。

ハンドル１０は、ポール１００の目的に適した方法でユーザーがハンドル１０を把持または保持し得るように形作られたハンドル本体１２を有する。ハンドル本体１２は、主に管状であり、ポール端部から細長く延び、本体１２のポール端部１４が、ポール１００の遠位端１０２に接続されている。本体１２は、概してより幅広で、すなわち、ポール１００よりも大きな直径を有する。

いくつかの実施形態では、ハンドル１０の人間工学的目的を高めるために、フィンガーノッチまたは溝がハンドル本体１２に設けられ、例えば、ユーザーが安全な方法または実施されている行動に適した方法でハンドル１０を握ることを可能にする。

ポール１００およびハンドル１０は、様々な方法で接続することができ、例えば、ハンドル本体１２は、その第１の端部に開口部を有し、ポール１００がその中に挿入され得る。或いは、ポール１００とハンドル本体１２との間にフランジ接続がされ得る。ポール１００とハンドル本体１２／ハンドル１０とは、押し出しまたはフライス加工などによって、単一の部品としても形成され得る。

ハンドル本体１２のエンクロージャ端部１６は、より広い幅を有するハンドル本体１２の一部に移行し、ハンドル本体１２のエンクロージャ端部１６上にリップ部分を形成する。移行部分は、ハンドル本体１２のより狭い部分とより広い部分との間の滑らかな変化／移行をもたらすために曲面または他の方法で面取りされている。エンクロージャ端部１６は、開口部、すなわち、その上にエンクロージャ開口１８を有し、これにより、 ハンドル本体１２の内部部分１９へのアクセスが可能である。これについては、後で詳しく説明する。

図１Ｂに示されるように、電力手段ハウジング２０も設けられる。電力手段ハウジング２０は、電池ハウジング２０とも呼ばれ得る。電力手段ハウジング２０は、円筒形の中空管の形状をした細長い部分３０である。細長い部分３０の各端部、すなわち軸のいずれかの端部が、第１の端部３４および第２の端部３６である。細長い部分３０の第１の端部３４は、第２の端部３６に向かって直線的に延びる。第２の端部３６に近い長さ部分に沿って、細長い部分は、細長い部分３０の円筒形よりも大きな円周を有するインターフェイス部分４０に移行する。移行は管状構造の軸に垂直に延在する。次に、インターフェイス部分４０は、上面３６において延在して終端し、したがって、電力手段ハウジング２０の端部を形成する。

電力手段ハウジング２０のインターフェイス部分４０は、ハンドル本体１２の遠位端エンクロージャ端部１６と同じまたは実質的に同じ幅（または円周）であるようなサイズにされている。

電力手段ハウジング２０のインターフェイス部分４０およびハンドル本体１２のエンクロージャ端部１６の形状は円筒形であると説明されてきたが、それらは適切な任意の形状であり得る。記載された２つのパーツは、上から見たときに同じ平面図を有し、並置されたときに側面が互いに面一になるようにされ得る。

図１Ａに示されるように、ハンドル本体１２のエンクロージャ端部１６は、その中にエンクロージャ開口１８を有する。エンクロージャ開口１８は、内部部分１９へのアクセスをもたらす。内部部分１９は、ハンドル本体１２のポール端部１４に向かってハンドル本体１２の長さを通って延在し得る（図６を参照）。ハンドル本体１２のエンクロージャ開口１８は、内部部分１９に向かって内側に向けられた面取りされたエッジ（縁）を有する。

ハンドル本体１２の内部部分１９は、電力手段ハウジング２０の細長い部分３０が内部部分１９内に挿入可能または他の方法で配置可能であるように形作られる。図２は、ハンドル本体１２内に挿入された電力手段ハウジング２０を示す。

内部部分１９は、開放円筒として形作られ、電力手段ハウジング２０の細長い部分３０の管状形状と同様のサイズである。挿入されると、ハンドル本体１２のエンクロージャ端部１６と、電力手段ハウジング２０のインターフェイス部分４０の下面４４とは互いに当接し、電力手段ハウジング２０の細長い部分３０がハンドル本体１２内にさらに通過することが抑制される。インターフェイス部分４０の下面４４とハンドル本体１２のエンクロージャ端部１６とは、互いに同一平面上にある。

図６に示すように、電力手段ハウジング１２の細長い部分３０の第１の端部３４はまた、ハンドル本体１２の内部部分１９の底部と当接し得る。ハンドル本体１２および電力手段ハウジング２０は、ねじ山、溝、クリップなどの当技術分野で知られている任意の手段によって取り外し可能に接続され得る。

図３を参照すると、インターフェイス部分４０の円筒形本体は、その円周の周りに外部溝４９を有する。外部溝４９は、インターフェイス部分４０の上面４６に向かって配置されている。外部溝４９は、円周の周りに存在する窪みまたは切断セクションである。エッジは鋭利にまたは面取りされ得る。外部溝４９は、インターフェイス部分４０の上面４６および下面４４から分離されている。外部溝４９は、リングまたはＯリング６５が外部溝４９の周りに適合し、その中に拘束されるように形作られている。したがって、Ｏリング６５は、インターフェイス部分４０の上面４６または下面４４に向かって移動することができない。その代わりに、Ｏリング６５は、外部溝４９の平面内に留まる。いくつかの実施形態では、Ｏリング６５は、外部溝４９の周りまたはその中でスピンまたは回転し得る。

インターフェイス部分４０の本体の側面には、サイド開口４８が存在する。サイド開口４８は、電力手段ハウジング２０の内部空間２２へのアクセスを可能にする。いくつかの実施形態では、サイド開口４８は、窪みにされまたは他の方法でエッジが面取りされ得る。面取りされたエッジは、サイド開口４８の周囲または外周方向に配置される。

サイド開口４８の窪みは、指または親指がサイド開口４８に部分的に入ることを可能にするか、或いは、サイド開口４８の開口部がインターフェイス部分４０の側面の曲面の下になるようにされる。

作動手段５８は、サイド開口４８に存在する。作動手段５８は、サイド開口４８を満たすように形作られ、サイド開口４８の外面にわずかに突出する。作動手段５８は、インターフェイス部分４０の表面を越えて突出しない。作動手段５８は、作動手段５８が存在するときに材料がサイド開口４８を通過できないように、サイド開口４８にシールされて取り付けられている。シール手段は、締まりばめまたはシールリングの形態であるか、或いは、作動手段５８およびサイド開口４８上に延在する弾性的に変形可能なカバーであり得る。

作動手段５８の作動がその一端でボタン５４を押すことを可能にするために（後でより詳細に論じられる）、作動手段５８は、ゴムまたは他の変形可能な材料から作られ得る。これにより、サイド開口４８の内側側壁４７に接着し得るが、それでも、必要に応じて、作動手段５８を介した動きの移行が可能になる。あるいは、作動手段５８は、プラスチックなどの固体材料から作られ、サイド開口４８内でスライドし得る。力を作動手段５８に加えて、作動後、例えば、作動後に、スプリング（ばね）を介して元の位置に戻り得る。

いくつかの実施形態では、作動手段５８は、インターフェイス部分４０の表面を越えて延在するか、或いは、作動手段５８は、インターフェイス部分４０の外面に存在するより大きなヘッドを有するように成形され得る。このような変化は、手袋をはめた手で簡単に作動され得る。

図３およびインターフェイス部分４０を参照すると、インターフェイス部分４０の上面４６に示されるように、この上面４６は、インターフェイス部分４０の円筒形側壁に概ね垂直である。上面４６は、その中にアクセス開口４２を有する。アクセス開口４２は、上面４６に開口部を画定する。開口部／アクセス開口４２は、開口部４２が上面４６の中央部分に形成されるようなエッジ４３を有する。アクセス開口４２は、電力手段ハウジング２０の内部空間２２へのアクセスを可能にする。アクセス開口４２は、電力接続（後述する）へのアクセスがアクセス開口４２を介してなされ得るようなサイズである。

接続プレート８０は、インターフェイス部分４０の内側に設けられている。接続プレート８０は、インターフェイス部分４０の円筒形の軸を二等分するように配置され、インターフェイス部分４０の内部空間２２を２つに分割する。接続プレート８０は、上面４６方向でサイド開口４８より上になるように配置されている。接続プレート８０は、接続ケーブルを通すことができる切り欠き８２を有し、すなわち、ＵＳＢケーブルへのアクセスは、アクセス開口４２を介して接続プレート８０の切り欠き８２を通る。

いくつかの実施形態では、接続プレート８０は、インターフェイス部分４０の内部空間２２から光が見えることを可能にするために、切り欠き８２または半透明／透明セクションを有する。ＬＥＤ（または同様のもの）は、光をもたらすために、接続プレート８０の下に存在し得る。

アクセス開口４２は、シーリングプラグ６０をその上に配置し、それに取り外し可能に接続することができるように形作られている。すなわち、アクセス開口４２は、リップまたはエッジ４３を有し、シーリングプラグ６０の一部がリップ４３を通過してその周囲を通過して所定の位置に拘束される。シーリングプラグ６０は、ディスク６２部分を有する。ディスク６２は、アクセス開口４２を閉じるときにシーリングプラグ６０が上面４６全体を覆うように、上面４６と同様の形状を有する。シーリングプラグ６０は、ディスク６２の片側から延在する閉鎖部分６４を有する。閉鎖部分６４は、円筒形をした拡張部分６６の形態であって、拡張部分の端部に半径方向に拡張された隆起を有する形態であり、したがって、窪んだ溝６８を形成する。この窪んだ溝６８は、リップ４３上に配置され、隆起が内部空間２２内に延在して、シーリングプラグ６０をアクセス開口４２にシールする。図４は、閉鎖位置にあるシーリングプラグ６０を示している。

シーリングプラグ６０は、ゴムタイプの材料から形成されて、変形により、閉鎖部分６４、または少なくとも半径方向の隆起を、アクセス開口４２を介して配置し得る。或いは、ディスク６２は、異なる材料で形成され得る。他の閉鎖手段が使用され得る。閉鎖部分６４は、アクセス開口４２とのシール接続を形成して、シールプラグ６０が閉鎖位置にあるときにアクセス開口４２を通る材料の侵入を防止する。シールプラグ６０およびＯリング６５は、変形可能な取り付け部材６７によって接続されて、閉鎖位置にないときに、シールプラグ６０が電力手段ハウジング２０につながれることを確実にする。

図５を参照すると、電力手段ハウジング２０の拡大図または分解図が示されている。ここで、インターフェイス部分４０および細長い部分３０が分離可能であることが分かる。細長い部分３０の第２の端部３６の外周は、細長い部分３０の第１の端部３４と比較して半径方向に拡張されている。この拡張部分は、細長い部分３０がインターフェイス部分４０に取り外し可能に接続し得るハウジング接続手段７０である。いくつかの実施形態では、接続は、クリップ、ファスナ、またはねじ山などの当技術分野で知られている手段を介して行われ得る。

細長い部分３０は、第２の端部３６、より具体的には、細長い部分３０の内部セクション３３へのアクセスを可能にするハウジング接続手段７０に、電池開口３２を有する。この管状の内部セクション３３は、電力貯蔵手段５０を収容する。これは、電力手段を設けるための電池または電池手段５１を含み得る。内部セクション３３は、標準的な形状の電池（例えば、ＡＡサイズ）をその中に収容し得るように形作られている。

特注の形状の充電式電池、または密閉されて内部セクション３３から取り外し不可能な電池などの他の電池手段５１が使用され得る。

ハウジング接続手段７０は、細長い部分３０の第１の端部３４から離れる方向に延びる２つの軸方向に延在するフィンガー７２を有する。これらの延在するフィンガー７２は、ハウジング接続７０の外周の周りで反対側の位置にある。延在するフィンガー７２は、これが細長い部分３０と接触して配置されるとき、インターフェイス部分４０内に延在する。延在するフィンガー７２は、インターフェイス部分４０を細長い部分３０と接触するように拘束するために取り外し可能な接続手段を設ける。

延在するフィンガー７２はＬ字型であり、フィンガーの短い部分がハウジング接続７０の上面に半径方向に着座している。延在するフィンガーの長い部分は、ハウジング接続７０の外周と同一平面に形成されている。

延在するフィンガー７２はそれぞれ、軸方向（細長い部分３０を参照して）に延在する保持溝７４を有する。それぞれのフィンガー７２の保持溝７４は互いに向き合っており、保持溝７４を介して半径方向外向きに部分的に延在する。

図５および図６を参照すると、これらは電源ボード５６を示し、図５は分解された形状を示し、図６は組み立てられた形状を示している。電源ボード５６は、電力貯蔵手段５０からの電気が電源ボード５６上に配置された電力ポート５２にアクセス可能にし得る電力接続を有するボードとして形成される。電源ボード５６は回路基板であり得る。電源ボード５６は、ハウジング接続７０の保持溝７４の間に取り外し可能に配置される。電源ボード５６の基板は、保持溝７４内をスライドし、ハウジング接続７０（すなわち、第２の端部３６）のトップ面にあるＬ字型の延在するフィンガー７２の短い部分に対して拘束される。この位置において、電源ボード５６は、電力貯蔵手段５０と接触している。電源ボード５６は、インターフェイス部分４０が細長い部分３０に接続されている場合、インターフェイス部分４０内に収容される。電源ボード５６は、細長い部分３０の第１の端部３４と反対の方向に保持溝７４から基板をスライドさせることで取外し可能である。

電源ボード５６は、表面に電力ボタン５４を有する。電源ボード５６がハウジング接続７０およびその上のインターフェイス部分４０上に配置されると、電力ボタン５４はサイド開口４２と位置合わせされる。サイド開口４２を介して作動手段５８を押すと、電源ボード５６上のボタン５４が作動する。

電力ボタン５４は、電力貯蔵手段５０からの電気の流れをオンまたはオフにする、電池レベルを示す、或いは、出力を切り替えるなど、いくつかの機能を有し得る。電力ボタン５４またはその周囲のハウジングは、「オン」などの状態を示すか、または電池のレベルを示すためのＬＥＤまたは発光手段であり得る。作動手段５８は、電力ボタン５４からの光がそれを通して見えるようにするために、半透明または透明であり得る。

ハウジング接続７０から離れて配置された電源ボード５６のトップには、電力ポート５２が取り付けられている。これらは、電源ボード５６がハウジング接続７０上に配置されると、電力ポート５２がインターフェイス部分４０の接続プレート８０の切り欠き８２と整列するように配置される。

この配置は、シーリングプラグ６０が取り外されたときに電力ポート５２へのアクセスを可能にし、したがって、電力は、電力貯蔵手段５０から電力ポート５２に差し込まれたデバイスに供給され得る。次に、電力ボタン５４の作動は、電力を制御し得る。電力ポート５２は、様々なタイプのＵＳＢポート、またはデバイスに電力（またはデータ）を供給するのに適した他の任意のコネクタであり得る。単一の電力ポート５２である場合もあれば、複数の電力ポート５２である場合もあり得る。

図７は、上述したような特徴を含み得る本発明の一実施形態によるハンドル１０を示している。同様の特徴は、他の実施形態と同じ参照番号を有する。ポール１００のハンドル１０のグリップを形成するハンドル本体１２を含むハンドル１０が示されている。スキーストック、ウォーキングポール、および金の杖が想定される。しかしながら、傘の中などの逆さポールは、同様にそのようなハンドル本体１２を含み得る。

ハンドル本体１２は、ハンドル本体１２のベースにおけるポール１００の周りに延在する。ハンドル本体１２は、人間工学的に形作られ、ポール１００のタイプに適したグリップを可能にする。例えば、スキーポールの場合、手袋の着用に対応し、グリップはより大きくなり、リストストラップを有し得る。

ハンドル本体１２は、ハンドル１０のポール端部から離れて配置されたトップ端部に開放部分１８を有する。この開放部分１８は、ハンドル本体１２内の内部空洞１９へのアクセスをもたらすエンクロージャ開口１８の形態である。空洞１９は、ポール１００を保持する空洞１９とは異なる。内部空洞１９は細長く、エンクロージャ開口１８の開口部のみを有する。内部空洞１９の口は、平行なシリンダーからエンクロージャ開口１８内に広がる。

内部空洞１９内には、電池ハウジング２０がある。電池ハウジング２０は、細長い部材部分３０が空洞１９の細長い部分を満たすように形作られている。電池ハウジング２０は、同様に、同じ形状を占めるように広がるヘッド部分８４を有する。次に、電池ハウジング２０のこのヘッド部分８４は、それが誇らしげに着座するように内部空洞１９およびエンクロージャ開口１８から突出するようにさらに延在する。ヘッド部分８４はまた、エンクロージャ開口１８よりも広く延在し、エンクロージャ開口１８上に位置する。ヘッド部分８４は、わずかな曲率のみで、比較的平坦な上面８６を有する。これにより、ディスプレイ８８をヘッド部分８４内に配置することが可能になり、したがって、ヘッド部分８４内にディスプレイ８８用のスペースがもたらされ、より平坦な表面により、ディスプレイ８８がヘッド部分８４を通して見えることが確実にされる。

ヘッド部分８４および細長い部分３０は、単一部品として形成され得る。あるいは、図８に示されるように、ヘッド部分８４および細長い部分３０は、取り外し可能に接合されるか、または永久に一緒にシールされた２つのパーツであり得る。

電池ハウジング２０は、電力貯蔵手段５０（例えば、電池）、インターフェイス部分４０（例えば、ＵＳＢポート）、ディスプレイ８８、印刷回路基板８９およびプロセッサーなどのコントローラを含む様々な電気コンポーネント、並びに、Bluetooth 接続やＷｉＦｉ接続などのデータ接続用の通信手段を含む。ＧＰＳ受信機、セルラー接続などの他の電気コンポーネントも含まれ得る。インターフェイス部分４０は、他の実施形態で説明されるように、電源ボード５６を含む。

これらのコンポーネントが組み合わされて、いわゆるSmart Tech が形成される。したがって、ディスプレイ８８は、移動方向または特定の場所に到達するための方向などの様々な詳細を表示し得る。これは、ディスプレイ上の矢印の形態であり得る。ディスプレイ８８は、ハンドル１０に組み込まれたＧＰＳが使用され得る。あるいは、通信手段を介してデバイスと通信するスマートデバイス（携帯電話など）から情報が提供され得る。ディスプレイ８８およびプリファレンスは、アプリまたは同様のインターフェイスを介して接続されたデバイスを介して変更され得る。ボタンまたはタッチディスプレイなどのインターフェイス手段４０もまた、ハンドル１０上に設けられ得る。

電池ハウジング２０のヘッド部分８４には、ＬＥＤなどの照明手段８７が収容されている。これは、電池ハウジング２０がハンドル本体１２内にある場合、ハンドル本体１２の上に位置するデバイスのヘッド部分８４の窓８６を通して見ることができる。ＬＥＤ手段８７は、電池残量が少ないことを示す、電池ハウジング２０がハンドル本体１２に適切に取り付けられているかどうかを示す、或いは、ペアになったモバイルデバイスからの通知を示すなど、複数の用途を有し得る。表示は、点滅または異なる色で発光するフラッシュの形態をとり得る。

様々な機能を制御するために、いくつかのＰＣＢ（印刷回路基板）８９が電池ハウジング２０に示されている。これらの実際の数および位置は、必要な機能によって異なる。

ハンドル本体１２は、その外側に押し下げ可能なボタン９０を有する。ボタン９０は、成形グリップの下半分に配置されている。これは、手が通常握るよりも低くすることも、少なくとも手の最後の１握りか２握りだけ握る場合もある。これは、ポールハンドル１０が使用される際に、ボタン９０が誤って押されないことを確実にする。ボタン９０は、ハンドル本体１２を通過し、電池ハウジング２０とインターフェイスする。インターフェイスは、ボタン９０から延びる突起９２である。電池ハウジング１２は、対応するノッチ９４を有する。ノッチ９４は、細長い部材３０の側面にある電池ハウジング１２の外面に配置される。これは、ノッチ９４および突起９２が係合しているときの電池ハウジング１２の垂直方向の動きを防止する。

レバー９０の一部が押されると、突起９４が電池ハウジング１２から離れるように移動するように、ボタン９０は、レバー９０の形態をとり得る。これにより、電池ハウジング１２をハンドル本体１０から取り外すことができるように、電池ハウジング１２の取外しが可能である。レバー９０は、通常は押し下げ状態または閉鎖状態になるように付勢され、それにより、電池ハウジング１２がハンドル本体１０に保持される。

レバー９０は、ある位置から別の位置に回転するように、ハンドル本体１０に枢動可能に接続され得る。

電池ハウジング１２をハンドル本体１０に保持するための他の手段、例えば、スライドするキャッチまたは後退するピンが使用され得る。

インターフェイス部分４０は、細長い部材３０の端部に設けられている。これは、図８にも示されている。インターフェイス部分４０は、電池ハウジング２０の外側部分から電気貯蔵手段５０への接続を可能にする。インターフェイス部分４０は、ＵＳＢポートまたは他の種類のポートであり得、細長い部材３０内に収容された電気貯蔵手段５０と接触している。インターフェイス部分４０は、電池ハウジング１２の内側のインターフェイス部分４０をシールするためのプラグを有する。プラグは、適切なサイズのポート穴を介してポートにアクセス可能であるか、或いは、ポートにアクセスする前に取り外さなければならない中実プラグであって、ポートにシールを提供するために設けられている中実プラグであり得る。プラグはアクセス開口と呼ばれる。

電池５０は、電池開口９６、すなわち、内部空洞ハウジング１９の底部に位置する部分で、底部を介して電池ハウジング１２の細長い部材３０に挿入可能である。これは、インターフェイス部分４０が通過して設けられる同じ開口９６であり得る。したがって、インターフェイス部分４０は、電池ハウジング１２をシールするためのプラグを形成し得る。

他の実施形態では、インターフェイス部分４０のポートへのアクセスは、ハンドル本体１２を介して、または電池ハウジングのヘッド部分８４であり、ハンドル１０が使用されている間、ポート、したがって電力へのアクセスを可能にする。電池５０を挿入するためのアクセスはまた、他の端部においてでもあり、例えば、ヘッド部分８４および細長い部分３０は、電池５０が挿入されることを可能にするために分割され得る。あるいは、ヘッド部分８４に開口が設けられ得る。

ハンドル１０と外観が同一であるダミーハンドルが設けられ得る。しかしながら、内部は設けられていない。その代わりに、ハンドル１０と同じ重量を感じように、電力貯蔵手段やスマート機能を欠くように加重されている。

ハンドルとそのコンポーネントは、プラスチック、またはプラスチックおよびゴム引き材料の組み合わせで作成され、グリップを向上させ、より快適なハンドグリップを提供できる。ポートや電源ボードなどの電気部品は、金属などの電気を通すコンポーネントから製造され、必要に応じてプラスチックなどの絶縁材料が使用される。細長い部材は、アルミニウムなどの金属から形成され得る。ヘッド部分は、プラスチックおよび／またはポリマーから形成され得る。

本発明の好ましい特徴は、純粋な例として上述されている。本明細書に添付された特許請求の範囲内において、本発明に詳細な変更を加えることができる。

１０ ハンドル
１２ ハンドル本体
１４ ポール端部
１６ エンクロージャ端部
１８ エンクロージャ開口
１９ 内部部分、内部空洞
２０ 電力手段ハウジング、電池ハウジング
２２ 内部空間
３０ 細長い部分
３２ 電池開口
３３ 内部セクション
３４ 第１の端部
３６ 第２の端部
４０ インターフェイス部分
４２ アクセス開口
４３ エッジ、リップ
４４ 下面
４６ 上面
４７ 内側側壁
４８ サイド開口
４９ 外部溝
５０ 電力貯蔵手段、電池
５２ 電力ポート
５４ ボタン
５６ 電源ボード
５８ 作動手段
６０ シーリングプラグ
６２ ディスク
６４ 閉鎖部分
６５ Ｏリング
６８ 窪んだ溝
７０ ハウジング接続
７２ フィンガー
７４ 保持溝
８０ 接続プレート
８２ 切り欠き
８４ ヘッド部分
８６ 上面、窓
８７ 照明手段、ＬＥＤ手段
８８ ディスプレイ
８９ 印刷回路基板
９０ ボタン、レバー
９２ 突起
９４ ノッチ
９６ 電池開口
１００ ポール

Claims (30)

1. 内部空洞を有するハンドル本体と、
   電池ハウジングであって、該電池ハウジングの少なくとも一部が、エンクロージャ開口を介して前記内部空洞内に配置されている電池ハウジングと、
   前記電池ハウジングの端部に配置されたインターフェイス部分と、
   モバイルコンピューティングデバイスとの間でワイヤレスデータ転送をするための通信手段と、
   前記電池ハウジング上に位置し、前記通信手段を介して提供される情報を表示するように構成された表示手段と、
   を備えた、ポール用のハンドルであって、
   前記電池ハウジングが、内部に電力貯蔵手段を有し、
   電子デバイスが、前記電力貯蔵手段に接続された該電子デバイスとの間で電力が伝達されるように前記インターフェイス部分を介して前記電力貯蔵手段に接続可能であることを特徴とする、ポール用のハンドル。
2. 前記電池ハウジングが、ヘッド部分および細長い部分を含み、前記エンクロージャ開口が、前記電池ハウジングのヘッド部分によってシールされていることを特徴とする、請求項１に記載のハンドル。
3. 前記ヘッド部分の少なくとも一部が前記エンクロージャ開口よりも広く、前記エンクロージャ開口が密封されていることを特徴とする、請求項２に記載のハンドル。
4. 前記ヘッド部分が外部空洞から突出していることを特徴とする、請求項２または３に記載のハンドル。
5. 前記ヘッド部分が細長い部分から取り外し可能であることを特徴とする、請求項２から４のいずれか一項に記載のハンドル。
6. 前記インターフェイス部分は、前記電池ハウジング内に収容され、前記電池ハウジングのアクセス開口を介して到達可能であることを特徴とする、請求項１から４のいずれか一項に記載のハンドル。
7. 前記電池ハウジングは、前記電力貯蔵手段の挿入を可能にするための電池開口を備えていることを特徴とする、請求項１から４のいずれか一項に記載のハンドル。
8. 電池開口が、前記電池ハウジングのインターフェイス部分と同じ端部に配置されていることを特徴とする、請求項６に記載のハンドル。
9. 前記電池ハウジングの少なくとも一部が前記内部空洞内に取り外し可能に配置されていることを特徴とする、請求項１から４のいずれか一項に記載のハンドル。
10. 前記電池ハウジングを前記ハンドル本体内の位置から取外すことを可能にする取外し機構が、前記ハンドル本体に設けられていることを特徴とする、請求項９に記載のハンドル。
11. 前記取外し機構が、ハンドル本体に接続され、第１の位置から第２の位置に移動可能であるレバーを含み、前記第１の位置では、該レバーの一部が前記電池ハウジングと接触して前記電池ハウジングの動きを制限し、前記第２の位置では、該レバーが前記電池ハウジングから離間して配置されていることを特徴とする、請求項１０に記載のハンドル。
12. 前記取外し機構が、前記電池ハウジングおよび前記取外し機構上の突起およびノッチ配置によって前記電池ハウジングを拘束していることを特徴とする、請求項１０または１１に記載のハンドル。
13. 前記電池ハウジングが前記内部空洞内に配置されている時に、前記インターフェイス部分が前記ハンドル本体内に完全に収容されていることを特徴とする、請求項１から４のいずれか一項に記載のハンドル。
14. 前記インターフェイス部分が前記内部空洞によって密封されていることを特徴とする、請求項１から４のいずれか一項に記載のハンドル。
15. 前記インターフェイス部分が、前記エンクロージャ開口の反対側の端部の前記内部空洞のベースに配置されていることを特徴とする、請求項１３または請求項１４に記載のハンドル。
16. 前記通信手段および前記表示手段を制御するための制御手段を含むことを特徴とする、請求項１から１５のいずれか一項に記載のハンドル。
17. 前記電力貯蔵手段に接続された前記アクセス開口内の電力ポートであって、該電力ポートは、前記電力貯蔵手段からデバイスへ電気エネルギーを供給するために、および／または、デバイスから前記電力貯蔵手段へ電気エネルギーを供給するために前記デバイスに接続するように構成されていることを特徴とする、請求項６に記載のハンドル。
18. 開口内に複数の電力ポートが設けられ、それぞれの前記電力ポートが、前記デバイスから電気エネルギーを供給するか、前記デバイスに電気エネルギーを供給するか、或いは、その両方を行うように構成されていることを特徴とする、請求項１７に記載のハンドル。
19. 前記ハンドル本体は、前記エンクロージャ開口に対向する前記ハンドル本体の端部において、当該ハンドルのポールへの接続を可能にする接続手段を備えていることを特徴とする、請求項１から１５のいずれか一項に記載のハンドル。
20. 当該ハンドルの内部状態を示すための照明手段を含むことを特徴とする、請求項１から１９のいずれか一項に記載のハンドル。
21. 前記表示手段上に設けられた透明スクリーンを含むことを特徴とする、請求項１から２０のいずれか一項に記載のハンドル。
22. 前記表示手段および／または当該ハンドルと相互作用するためのタッチセンサーを含むことを特徴とする、請求項１から２１のいずれか一項に記載のハンドル。
23. 前記細長い部分は、第１の端部および第２の端部を有し、前記インターフェイス部分は、第１の表面および第２の表面を有し、その下面において、前記細長い部分の前記第２の端部に取り外し可能に接続されていることを特徴とする、請求項２に記載のハンドル。
24. 前記第１の表面と前記第２の表面との間の外壁上に配置された前記インターフェイス部分にサイド開口が設けられ、該サイド開口は、電力手段からの電気エネルギーの供給を操作するための電力ボタンへのアクセスを提供していることを特徴とする、請求項２３に記載のハンドル。
25. 前記電力ボタンが、前記電力手段内の電気エネルギーレベルの表示を提供していることを特徴とする、請求項２４に記載のハンドル。
26. 前記電力ボタンがＬＥＤを含み、該ＬＥＤが、電源の動作状態または前記電気エネルギーレベルの状態のうちの少なくとも１つを示すように動作可能であることを特徴とする、請求項２５に記載のハンドル。
27. 前記電力ボタンおよび電力ポートが電源ボード上に設けられ、該電源ボードが、前記電力貯蔵手段から前記電力ボタンおよび前記電力ポートへの接続を提供するように構成されていることを特徴とする、請求項２４に記載のハンドル。
28. 前記電源ボードが、前記電力貯蔵手段と前記電力ポートとの間の電気エネルギー接続の伝達をもたらし、前記電源ボードが、前記電力ボタンによる電気エネルギー伝達の制御を可能にしていることを特徴とする、請求項２７に記載のハンドル。
29. 請求項１から２８のいずれか一項に記載のハンドルを備えたスキーストック。
30. 請求項１から２８のいずれか一項に記載のハンドルを備えた歩行杖。

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