JP2022506317A - スプリットベアラの制御方法及び関連機器 - Google Patents

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Abstract

本開示は、スプリットベアラの制御方法及び関連機器を提供する。そのうち、スプリットベアラの制御方法は、前記端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、前記ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つ前記ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含み、ただし、前記Nは、2よりも大きい正整数であり、且つ端末は、ネットワーク側機器によって送信されるスプリットベアラ指示シグナリングを受信することによって、前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを含む。【選択図】図4

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2018年10月31日に中国で提出された中国特許出願番号No.201811288743.8の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に関し、特にスプリットベアラの制御方法及び関連機器に関する。
移動通信技術の発展に伴い、第5世代(5th-Generation、5G)システムなどの移動通信システムは、二重接続(Dual Connectivity、DC)アーキテクチャを採用してデータ伝送を行う。DCアーキテクチャでは、端末(User Equipment、UE)のマスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)は、ネットワーク側のマスターノード(Master Node、MN)のリソースを使用し、且つ端末のセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)は、ネットワーク側のセカンダリノード(Secondary Node、SN)のリソースを使用する。
DCアーキテクチャでは、ネットワーク側は、端末の無線ベアラ(Radio Bearer、RB)をスプリットベアラ(Split Bearer)に配置してもよく、且つスプリットベアラは、二つの伝送経路を含み、異なる伝送経路が、異なる無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)エンティティに関連し、異なるRLCエンティティが、異なるセルグループに属する。
例えば、図1に示すように、端末に、ターゲットスプリットベアラ1とスプリットベアラ2が配置されており、そのうち、スプリットベアラ1のパケットデータコンバージェンスプロトコル1(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)エンティティがMCGにあり、RLC1エンティティがそれぞれMCGとSCGにあり、且つPDCP1エンティティ、RLC1エンティティ、およびメディアアクセスコントロール(Media Access Control、MAC)1のエンティティの間に一つの伝送経路が形成されることによって、端末は、この伝送経路によってMNのリソースを使用することができる。また、PDCP1エンティティと、SCGのRLC3エンティティと、MAC2エンティティとの間に別の伝送経路が形成され、且つ端末は、この伝送経路によってSNのリソースを使用する。
また、ネットワーク側はさらに、端末のRBに対してデータ複製(Duplication)機能を配置してもよい。それによって、端末のPDCPレイヤは、下レイヤにデータを渡す時に、このデータを複製することになる。複製機能がアクティブ化された場合、端末は、スプリットベアラの異なる伝送経路によって複数のデータ(オリジナルデータと複製データを含む)を送信し、スプリットベアラに対応するデータの信頼性を向上させることができる。
しかしながら、現在は、データ複製機能とスプリットベアラが配置されたRBに対して、ネットワーク側機器は、このRBに対応するPDCPエンティティに対して二つの伝送経路のみを配置する。ある無線ベアラに対応するデータの信頼性需要が高い場合、二つの伝送経路のみを配置すると、信頼性需要を満たすことができない恐れがある。
本開示のいくつかの実施例は、ある無線ベアラに対応するデータの信頼性需要が高い場合、二つの伝送経路のみを配置すると、信頼性需要を満たすことができない恐れがあるという現在の課題を解決するためのスプリットベアラの制御方法及び関連機器を提供する。
上記課題を解決するために、本開示は以下のように実現される。
第一の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、端末に用いられるスプリットベアラの制御方法を提供する。前記端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、前記ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つ前記ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含み、ただし、前記Nは、2よりも大きい正整数であり、前記方法は、
ネットワーク側機器によって送信されるスプリットベアラ指示シグナリングを受信すること、及び
前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを含む。
第二の方面によれば、本開示はさらに、ネットワーク側機器に用いられるスプリットベアラの制御方法を提供する。前記方法は、
スプリットベアラ指示シグナリングを端末に送信することを含み、前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを前記端末へ指示するために用いられ、
そのうち、前記端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、前記ターゲットスプリットベアラには前記データ複製機能が配置されており、且つ前記ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含む。
第三の方面によれば、本開示のいくつかの実施例はさらに、端末を提供する。前記端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、前記ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つ前記ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含み、ただし、前記Nは、2よりも大きい正整数であり、前記端末は、
ネットワーク側機器によって送信されるスプリットベアラ指示シグナリングを受信するための受信モジュール、及び
前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化するための制御モジュールを含む。
第四の方面によれば、本開示のいくつかの実施例はさらに、ネットワーク側機器を提供する。前記ネットワーク側機器は、
スプリットベアラ指示シグナリングを端末に送信するための送信モジュールを含み、前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを前記端末へ指示するために用いられ、
そのうち、前記端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、前記ターゲットスプリットベアラには前記データ複製機能が配置されており、且つ前記ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含む。
第五の方面によれば、本開示のいくつかの実施例はさらに、端末を提供する。この端末は、プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上記第一の方面に記載のスプリットベアラの制御方法のステップを実現させる。
第六の方面によれば、本開示のいくつかの実施例はさらに、ネットワーク側機器を提供する。この端末は、プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第二の方面に記載のスプリットベアラの制御方法のステップを実現させる。
第七の方面によれば、本開示のいくつかの実施例はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記第一の方面と第二の方面に記載のスプリットベアラの制御方法のステップを実現させる。
本開示のいくつかの実施例において、前記端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、前記ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つ前記ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含み、ただし、前記Nは、2よりも大きい正整数であり、且つ端末は、ネットワーク側機器によって送信されるスプリットベアラ指示シグナリングを受信することによって、前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化する。端末のスプリットベアラにはN個の伝送経路が配置されることが可能であるので、スプリットベアラの伝送経路の数を増加させ、端末の信頼性を向上させる。また、端末は、スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能を適時にアクティブ化または非アクティブ化し、端末のリソース利用率を向上させることができる。
本開示のいくつかの実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本開示のいくつかの実施例の記述において使用すべき添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、ただ本開示の何らかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、それらの添付図面に基づき、他の添付図面を取得することもできる。
関連技術において端末の無線ベアラにスプリットベアラが配置されている構造概略図である。 本開示のいくつかの実施例に用いられるネットワークシステムの構造図である。 本開示のいくつかの実施例による端末におけるスプリットベアラの構造概略図である。 本開示のいくつかの実施例によるスプリットベアラの制御方法のフローチャートのその一である。 本開示のいくつかの実施例によるMAC CEサブヘッドの概略図である。 本開示のいくつかの実施例によるMAC CEの概略図のその一である。 本開示のいくつかの実施例によるMAC CEの概略図のその二である。 本開示のいくつかの実施例によるMAC CEの概略図のその三である。 本開示のいくつかの実施例によるMAC CEの概略図のその四である。 本開示のいくつかの実施例によるMAC CEの概略図のその五である。 本開示のいくつかの実施例によるPDCPシグナリングの概略図である。 本開示のいくつかの実施例によるスプリットベアラの制御方法のフローチャートのその二である。 本開示のいくつかの実施例による端末の構造図のその一である。 本開示のいくつかの実施例によるネットワーク側機器の構造図のその一である。 本開示のいくつかの実施例による端末の構造図のその二である。 本開示のいくつかの実施例によるネットワーク側機器の構造図のその二である。
以下は、本開示のいくつかの実施例における添付図面を結び付けながら、本開示のいくつかの実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
本出願における用語である「第一の」、「第二の」などは、類似した対象を区別するためのものであり、必ずしも特定の順序または前後手順を記述するためのものではない。なお、「含む」と「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排除性の「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品または機器は、必ずしも明瞭にリストされているそれらのステップまたはユニットに限らず、明瞭にリストされていないまたはそれらのプロセス、方法、製品または機器に固有の他のステップまたはユニットを含んでもよい。なお、本出願において使用された「及び/または」は、接続された対象の少なくともそのうちの一つを表し、例えばA及び/またはB及び/またはCは、単独のA、単独のB、単独のC、及びAとBとの組み合わせ、BとCとの組み合わせ、AとCとの組み合わせ、及びAとBとCとの組み合わせの7つのケースを含むことを表す。
図2は、本開示のいくつかの実施例に用いられるネットワークシステムの構造図である。図2に示すように、端末11とネットワーク側機器12を含み、そのうち、端末11とネットワーク側機器12との間は、ネットワークを介して通信できる。
本開示のいくつかの実施例では、端末11は、ユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、具体的に実現する時、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイル・インターネット・デバイス(Mobile Internet Device、MID)、またはウェアラブルデバイス(Wearable Device)または車載機器などの端末側機器であってもよい。説明すべきことは、本開示の実施例では、端末11の具体的なタイプを限定しないことである。
説明すべきことは、本開示のいくつかの実施例の端末において、少なくとも一つの無線ベアラ(Radio Bearer、RB)がネットワーク側機器によってスプリットベアラ(Split Bearer)として配置され、且つこのスプリットベアラは、N個の伝送経路を含み、ただし、Nは、2よりも大きい正整数であることである。
例えば、図3に示すように、端末の一つのRBにはスプリットベアラが配置されており、このRBには、5つの伝送経路が配置されており、且つこのRBのパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)エンティティはMCGにある。上記5つの伝送経路に関連される5つの無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)エンティティは、それぞれマスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)とセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)にあり、すなわち、2つのRLCエンティティはMCGにあり、別の3つのRLCエンティティはSCGにある。それによって、端末は、MCGのRLCエンティティに対応する伝送経路によってネットワーク側のマスターノード(Master Node、MN)のリソースを使用し、SCGのRLCエンティティに対応する伝送経路によってセカンダリノード(Secondary Node、SN)のリソースを使用することができる。
また、本開示のいくつかの実施例において、上記スプリットベアラにさらに、データ複製機能が配置されており、且つスプリットベアラのデータ複製機能がアクティブ化された場合、すなわちデータ複製機能操作モードにある場合、端末は、スプリットベアラの伝送経路によって複数のデータを同時に伝送することができる。それによって、スプリットベアラに対応するデータの信頼性を向上させることができる。
例えば、図3に示されるスプリットベアラにおいて、端末は、5つの伝送経路によって5つのデータ(一つのオリジナルデータと4つの複製データを含む)をそれぞれ伝送することができる。
スプリットベアラのデータ複製機能が非アクティブ化された場合、スプリットベアラは、スプリットベアラ操作モードにバックオフする。スプリットベアラ操作モードにおいては、端末は、対応する一つの伝送経路を使用して上りリンクデータの伝送を行うことができる。
ネットワーク側機器12は、基地局、中継、またはアクセスポイントなどであってもよい。基地局は、5Gおよび以降のバージョンの基地局(例えば:5G NR NB)、または他の通信システムにおける基地局(例えば:進化型基地局(Evolutional Node B、eNB)であってもよい。説明すべきことは、本開示のいくつかの実施例では、ネットワーク側機器12の具体的なタイプを限定するものではないことである。
図4は、本開示のいくつかの実施例によるスプリットベアラの制御方法のフローチャートのその一である。本実施例のスプリットベアラの制御方法は、端末に用いられ、端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含み、ただし、Nは、2よりも大きい正整数である。方法は、
ネットワーク側機器によって送信されるスプリットベアラ指示シグナリングを受信するステップ401、及び
スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化するステップ402を含む。
ここで、端末のスプリットベアラにはN個の伝送経路が配置されることが可能であるので、スプリットベアラの伝送経路の数を増加させ、端末の信頼性を向上させる。また、端末は、スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能を適時にアクティブ化または非アクティブ化することができ、すなわち、ターゲットスプリットベアラがデータ複製機能操作モードとスプリットベアラ操作モードとの間の適時な切り替えを実現することができる。それによって、端末のリソース利用率を向上させることができる。
そのうち、上記端末は、複数のRBにターゲットスプリットベアラが配置されてもよく、且つ上記ターゲットスプリットベアラが、少なくとも一つのRBに配置されるスプリットベアラである。ここでは限定しない。
本開示のいくつかの実施例において、上記端末にターゲットスプリットベアラが配置されており、このターゲットスプリットベアラにデータ複製機能が配置されており、且つこのターゲットスプリットベアラがN個の伝送経路を含む場合、端末にこのターゲットスプリットベアラの配置情報が配置されている。この配置情報は、ネットワーク側機器によって端末に送信されるものであってもよく、且つこの配置情報は、
スプリットベアラ標識、
このスプリットベアラに関連されるN個の無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)エンティティの配置情報(そのうち、このN個のRLCエンティティは、異なるセルグループに属し、例えば、それぞれマスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)とセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)に属する)、
少なくとも一つのスプリットベアラ閾値、及び
スプリットベアラ閾値と伝送経路との関連関係(そのうち、このスプリットベアラ閾値と伝送経路との関連関係には、各スプリットベアラ閾値が一つまたは複数の伝送経路に対応し、且つ各スプリットベアラ閾値に対応する伝送経路の数がN未満であるという情報を含んでもよい)、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
また、上記N個の伝送経路の中で、各伝送経路が異なるので、標識情報によって各伝送経路を標識し、各伝送経路に一意性を持たせることによって、N個の伝送経路に対する区別を実現してもよい。例えば、スプリットベアラ閾値と伝送経路との関連関係において、スプリットベアラ閾値と伝送経路との標識情報マッピングを確立することなどであってもよい。
具体的には、上記標識情報は、セルグループ標識(Cell Group ID)と論理チャネル標識(Logical Channel Identify、LCID)を含んでもよい。
本開示のいくつかの実施例において、上記ステップ401において、ネットワーク側機器がターゲットスプリットベアラのデータ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化する必要がある場合、ネットワーク側機器は、スプリットベアラ指示シグナリングを端末に送信し、且つ端末は、このスプリットベアラ指示シグナリングを受信する。
そのうち、上記スプリットベアラ指示シグナリングは、端末がこのスプリットベアラ指示シグナリングに応答する時、ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを実現することを可能にする任意のシグナリングであってもよく、それは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリング、MAC制御ユニット(Control Element、CE)シグナリング、およびPDCPシグナリングなどのうちの少なくとも一つであってもよい。
具体的には、上記スプリットベアラ指示シグナリングは、以下の方式一から方式五のうちの少なくとも一つであってもよい。
方式一:無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングであり、このRRCシグナリングは、ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するために用いられる。
具体的には、RRCシグナリングが上記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを指示するために用いられる場合、RRCシグナリングは、1ビットで上記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを指示してもよい。さらに、RRCシグナリングにおけるビットは、PDCP-configuration IE(PDCP配置情報ユニット)に携帯されてもよい。
例示的に、RRCシグナリングのビットの値が「1」である場合、このRRCシグナリングは、上記スプリットベアラのデータ複製機能をアクティブ化することを指示するために用いられ、RRCシグナリングのビットの値が「0」である場合、このRRCシグナリングは、上記スプリットベアラのデータ複製機能を非アクティブ化することを指示するために用いられる。
方式二:第一のMAC制御ユニット(Control Element、CE)シグナリングであり、この第一のMAC CEシグナリングは、ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するために用いられる。
ここで、第一のMAC CEシグナリングは、ベアラの粒子度に基づき、上記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することであってもよい。
具体的に実現する時、第一のMAC CEシグナリングは、上記データ複製機能の状態を指示するための一つの指示ドメインを含んでもよい。
例示的に、第一のMAC CEシグナリングの指示ドメイン(例えばD2ドメイン)値が「1」である場合、シーケンス番号が2の無線ベアラタイプがスプリットベアラであれば、この第一のMAC CEシグナリングは、シーケンス番号が2の無線ベアラのデータ複製機能をアクティブ化することを指示するために用いることができる。第一のMAC CEシグナリングの指示ドメインの値が「0」である場合、この第一のMAC CEシグナリングは、シーケンス番号が2の無線ベアラのデータ複製機能を非アクティブ化することを指示するために用いることができる。
方式三:第一の指示情報が携帯されている第二のMAC CEシグナリングであり、この第一の指示情報は、N個の伝送経路のアクティブ化または非アクティブ化を指示するために用いられ、且つ端末が第一の指示情報を実行した後、N個の伝送経路がいずれも非アクティブ化されている(すなわち、N個の伝送経路の中で、アクティブ化される伝送経路が存在しない)か、またはN個の伝送経路の中で、アクティブ化されている伝送経路が一つのみ存在している場合、端末は、データ複製機能を非アクティブ化する。
ここで、第二のMAC CEシグナリングは、伝送経路の粒子度(すなわちMAC CE per leg)に基づき、ターゲットスプリットベアラの伝送経路をアクティブ化または非アクティブ化することであってもよい。
具体的に実現する時、第二のMAC CEシグナリングは、セルグループ標識と論理チャネル標識を含んでもよく、または、第二のMAC CEシグナリングは、上記ターゲットスプリットベアラを示すための第一のドメイン、および上記ターゲットスプリットベアラのシーケンス番号がiの伝送経路の状態を指示するための第二のドメインを含んでもよい。ただし、iは0以上N以下の整数である。
シナリオ1:第二のMAC CEシグナリングは、セルグループ標識と論理チャネル標識を含む。
本実施形態において、第二のMAC CEシグナリングには、上記ターゲットスプリットベアラの伝送経路を示すための第三のドメインが含まれてもよい。セルグループ標識と論理チャネル標識は、一つの伝送経路を一意に示すために用いることができるので、一実施形態において、第二のMAC CEシグナリングは、セルグループ標識と論理チャネル標識を含んでもよい。しかしながら、理解すべきことは、他の実施形態において、第二のMAC CEシグナリングには、上記ターゲットスプリットベアラの伝送経路を示すために用いることができる他の標識が含まれてもよいことである。本開示のいくつかの実施例は、これを限定しない。
具体的に実現する時、第二のMAC CEシグナリングは、セルグループ標識と論理チャネル標識によって標識される伝送経路をアクティブ化または非アクティブ化してもよい。例示的に、ターゲットスプリットベアラが伝送経路1、伝送経路2、および伝送経路3を含むと仮定すると、セルグループ標識と論理チャネル標識が伝送経路2を示すことができる場合、第二のMAC CEシグナリングは、伝送経路2をアクティブ化することを指示するために用いることができる。
シナリオ2:第二のMAC CEシグナリングは、上記ターゲットスプリットベアラを示すための第一のドメイン、および上記ターゲットスプリットベアラのシーケンス番号がiの伝送経路の状態を指示するための第二のドメインを含む。
このシナリオにおいて、端末は、第一のドメインと第二のドメインに基づき、上記ターゲットスプリットベアラのシーケンス番号がiの伝送経路の状態を決定してもよい。
具体的に実現する時、第一のドメインが上記ターゲットスプリットベアラを標識し、第二のドメインの値が「1」である場合、上記ターゲットスプリットベアラのシーケンス番号がiの伝送経路の状態がアクティブ化状態であることを表すことができる。第一のドメインが上記ターゲットスプリットベアラを標識し、第二のドメインの値が「0」である場合、上記ターゲットスプリットベアラのシーケンス番号がiの伝送経路の状態が非アクティブ化状態であることを表すことができる。
説明すべきことは、本開示のいくつかの実施例では、第二のMAC CEシグナリングは、MACエンティティに対応することである。具体的に実現する時、第二のMAC CEシグナリングは、この第二のMAC CEシグナリングに対応するMACエンティティに関連されるスプリットベアラの伝送経路をアクティブ化または非アクティブ化することを指示するために用いられてもよい。
方式四:第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングであり、この第二の指示情報は、上記ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するために用いられる。
本実施形態において、第三のMAC CEは、上記ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するためのスプリットベアラ指示ドメインを含んでもよい。
具体的に実現する時、スプリットベアラ指示ドメインの値が「0」であれば、上記データ複製機能をアクティブ化することを端末へ指示するために用いられ、スプリットベアラ指示ドメインの値が「1」であれば、上記データ複製機能を非アクティブ化し、且つスプリットベアラ操作モードにバックオフすることを端末へ指示するために用いられる。
方式四において、上記第二の指示情報はさらに、端末が前記データ複製機能を非アクティブ化する場合、前記N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路を変更することを端末へ指示するために用いられてもよい。
具体的に実現する時、上記方式三において、第三のMAC CEシグナリングはさらに、セルグループ標識と論理チャネル標識を含んでもよい。または、第三のMAC CEシグナリングはさらに、上記ターゲットスプリットベアラを示すための第一のドメイン、および上記ターゲットスプリットベアラのシーケンス番号がiの伝送経路の状態を指示するための第二のドメインを含んでもよい。ただし、iは0以上N以下の整数である。無論、上記第三のMAC CEシグナリングは、実際には上記スプリットベアラ指示ドメインをさらに含む第二のMAC CEシグナリングであると理解されてもよく、ここでは説明を省略する。
第三のMAC CEシグナリングへの理解を容易にするために、ここで上記方式三と方式四を結び付けて、第三のMAC CEシグナリングを例示的に説明する。具体的には、以下のとおりである。
実際の応用において、第二のMAC CEシグナリングは、MAC CEサブヘッドとMAC CEを含んでもよい。そのうち、MAC CEサブヘッドのフォーマットは、図5を参照すればよく、MAC CEは、図6a、図6b、および図6cを参照すればよい。説明すべきことは、図6aに対応する第三のMAC CEシグナリングは、セルグループ標識と論理チャネル標識を含む第三のMAC CEシグナリングであることである。図6bと6cに対応する第三のMAC CEシグナリングは、第一のドメインと第二のドメインを含む第三のMAC CEシグナリングである。
図5に示すように、MAC CEサブヘッドは、Rドメイン、Fドメイン、LCIDドメイン、およびLドメインを含んでもよい。
そのうち、Rドメインは予約ビットである。図5に示すように、Rドメインは、Oct(バイト)1の一番目のビットに設置されてもよい。
Fドメインは、Lドメインの長さを指示するために用いられ、単位がバイトである。例示的に、Fドメインの値が「0」であり、Lドメインの長さが一バイトであることを表し、Fドメインの値が「1」であり、Lドメインの長さが二バイトであることを表す。図5に示すように、Fドメインは、Oct1の二番目のビットに設置されてもよい。
LCIDドメインは、このサブヘッドに対応するMAC CEシグナリングのタイプ、例えば、データ複製機能のアクティブ化または非アクティブ化に関するMAC CEシグナリングを指示するために用いられる。そのうち、LCIDドメインの値は、第一のMAC CEにおける、第一のMAC CEシグナリングのタイプを指示するためのLCID値を多重化してもよく、または新たに導入されたLCID値であってもよい。具体的には、実際の必要に応じて決定してもよく、本開示のいくつかの実施例は、これを限定しない。図5に示すように、LCIDドメインは、Oct1の最後の6つのバイトに設置されてもよい。
Lドメインは、長くなるMAC CEの長さを指示するために用いられる。図5に示すように、Lドメインは、Oct2とOct3に設置されてもよい。
図6aに示すように、MAC CEの本体は、Dnドメイン、サービスセルグループ標識(Serving cell group ID)ドメイン、およびLCIDドメインを含む。
そのうち、Dnドメインは、シーケンス番号がnのスプリットベアラが、データ複製機能操作モードにあるか、スプリットベアラ操作モードにあるかを示すために用いられ、上記スプリットベアラ指示ドメインに相当することができる。例示的に、Dnドメインの値が「0」である場合、このスプリットベアラがデータ複製機能モードにあることを表すことができる。Dnドメインの値が「0」である場合、このスプリットベアラがスプリットベアラ操作モードに切り替える必要があることを表すことができる。
Dnドメインは、データ複製機能が配置されているスプリットベアラのDRB(Data Radio Bearer、データ無線ベアラ)標識の昇順に従って配列されてもよい。
説明すべきことは、Dnドメインによって標識されるスプリットベアラは、対応するRLCエンティティが、このMAC CEシグナリングを受信するMACエンティティの位置するセルグループに属することを満たす必要があることである。本開示のいくつかの実施例では、第三のMAC CEシグナリングは、ターゲットスプリットベアラの伝送経路をアクティブ化または非アクティブ化することを指示するために用いることができる場合には、ターゲットスプリットベアラに対応するRLCエンティティには、第一のRLCエンティティが含まれ、且つ第一のRLCエンティティが第三のMAC CEシグナリングを受信するMACエンティティと同じセルグループにあることを示す。
サービスセルグループ標識(Serving cell group ID)ドメインは、セルグループ標識を示すために用いることができ、LCIDドメインは、論理チャネル標識を示すために用いることができる。理解すべきことは、Serving cell group IDドメイン及び/またはLCIDドメインは、一つの伝送経路を一意に標識してもよいことである。
具体的に実現する時、ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能がアクティブ化されると、第三のMAC CEシグナリングにターゲットスプリットベアラに関連される伝送経路を示すドメインが携帯されている場合、ターゲットスプリットベアラにおいてこのドメインによって標識される伝送経路をアクティブ化することができ、そうでない場合、デフォルトでこの伝送経路を非アクティブ化することができる。ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能が非アクティブ化されると、すなわち、ターゲットスプリットベアラがスプリットベアラ操作モードにあると、第三のMAC CEシグナリングにターゲットスプリットベアラに関連される伝送経路を示すドメインが携帯されている場合、ターゲットスプリットベアラにおいてこのドメインによって示される伝送経路が、利用可能な伝送経路であることを表し、そうでない場合、この伝送経路が、利用不可能な伝送経路であることを表す。
図6bと6cに示すように、MAC CEの本体は、D/Smドメイン、DRB IDmドメイン、Lmiドメイン、およびRドメインを含む。
そのうち、Rドメインは予約ビットである。
D/Smドメインは、シーケンス番号がmのスプリットベアラがデータ複製機能操作モードにあるか、スプリットベアラ操作モードにあるかを示すために用いることができ、上記スプリットベアラ指示ドメインに相当することができる。例えば、D/Smドメインの値が「0」であれば、シーケンス番号がmのスプリットベアラがデータ複製機能操作モードにあり、すなわちデータ複製機能がアクティブ化されたことを表す。D/Smドメインの値が「1」であれば、シーケンス番号がmのスプリットベアラがスプリットベアラ操作モードモードにあり、すなわちデータ複製機能が非アクティブ化されたことを表す。
DRB IDmドメインは、データ複製機能が配置されているスプリットベアラを示すために用いることができ、上記第一のドメインに相当することができる。
Lmiは、DRB IDmを示すための無線ベアラに関連されるシーケンス番号がiの伝送経路がアクティブ化されたか否かを示すためのものを表し、上記第二のドメインに相当することができる。例えば、Lmiの値が「1」であれば、シーケンス番号がiの伝送経路がアクティブ化されたことを表し、Lmiの値が「0」であれば、シーケンス番号がiの伝送経路が非アクティブ化されたことを表す。
そのうち、ターゲットスプリットベアラに関連される伝送経路への番号付け規則は、異なるセルグループにある伝送経路に対して、セルグループ標識の昇順に従って、伝送経路を番号付けてもよい。同一のセルグループにある伝送経路に対して、その対応するLCIDの昇順に従って、伝送経路を番号付けてもよい。
説明すべきことは、実際の応用において、第三のMAC CEシグナリングのフォーマットは、図5および6aに表現されるか、または、図5および図6bに表現されるか、または、図5および図6cに表現されてもよいことである。しかしながら、理解すべきことは、図5、図6a、図6b、および図6cのフォーマットは、例示に過ぎず、本開示のいくつかの実施例は、そのために第三のMAC CEシグナリングの具体的な表現形式を限定しないことである。
また、上記第三のMACシグナリングは、実際には、上記スプリットベアラ指示ドメインを含む第二のMAC CEシグナリングであると理解できるため、方式三における第二のMAC CEシグナリングの具体的なフォーマットは、上記第三のMAC CEシグナリングのフォーマットを参照すればよい。ここでは説明を省略する。
方式五:閾値指示情報が携帯されている専用スプリットベアラ指示シグナリングであり、この専用スプリットベアラ指示シグナリングは、ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能がアクティブ化された場合、上記データ複製機能を非アクティブ化し、且つ閾値指示情報に基づいてターゲットスプリットベアラによって使用されるスプリットベアラ閾値を決定することを端末へ指示するために用いられる。
本開示のいくつかの実施例では、上記専用スプリットベアラ指示シグナリングは、MAC CEシグナリングまたはPDCPシグナリングなどであってもよい。
そのうち、上記専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングである場合、専用スプリットベアラ指示シグナリングには、ターゲットスプリットベアラを示すための標識情報がさらに含まれてもよい。
上記方式四における例示的な説明から分かるように、専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングである場合、この専用スプリットベアラ指示シグナリングは、MAC CEのサブヘッドとMAC CEを含み、そのうち、MAC CEサブヘッドは、図5を参照してもよく、MAC CEは、図7aまたは図7bに示されるものであってもよい。無論、MAC CEの構成はこの二種類の方式に限定されない。
図7aに示すように、この専用スプリットベアラ指示シグナリングのMAC CEにおいて、データベアラ(Data RB、DRB)IDmドメインは、スプリットベアラ標識、すなわち上記標識情報を表し、mは、正整数である。Tmnは、DRB IDmにおけるスプリットベアラ標識に対応するスプリットベアラにおける、シーケンス番号がnのスプリットベアラ閾値の使用または不使用を表し、nは、正整数である。且つTmnの値が「0」であれば、このスプリットベアラ閾値を使用しないことを指示するために用いられ、Tmnの値が「1」であれば、このスプリットベアラ閾値を使用することを指示するために用いられる。
以上から分かるように、具体的には、上記閾値指示情報は、ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値の使用または不使用をそれぞれ指示するための第三の指示情報であってもよい。すなわち、第三の指示情報は、図7aに示されたTm0~Tmnを含む。
説明すべきことは、上記ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値が異なるため、スプリットベアラの各スプリットベアラ閾値を大きさの順序に配列してもよいことである。例えば、スプリットベアラの各スプリットベアラ閾値を大きい順による昇順に配列する。
したがって、スプリットベアラ閾値の番号は、スプリットベアラ閾値の並び替えに従って、番号を付けてもよい。例えば、スプリットベアラの各スプリットベアラ閾値が昇順に配列された場合、スプリットベアラ閾値の昇順に従って番号を付け、すなわち、DRB IDmにおいてスプリットベアラ標識に対応するスプリットベアラにおいて、Tm0に対応するスプリットベアラ閾値が最も小さく、Tmnに対応するスプリットベアラ閾値が最も大きい。
図7bに示された専用スプリットベアラ指示シグナリングのMAC CEにおいて、DRB IDmドメインは、スプリットベアラ標識、すなわち上記標識情報を表す。Kドメインは、DRB IDmにおいてスプリットベアラ標識に対応するスプリットベアラにおいて、使用されるスプリットベアラ閾値の数を表す。例えば、「001」は、一つのスプリットベアラ閾値を表し、「010」は、二つのスプリットベアラ閾値を表すことなどである。
以上から分かるように、本開示のいくつかの実施例において、上記閾値指示情報は、H個のスプリットベアラ閾値を使用することを指示するための第四の指示情報であってもよい。ただし、Hは、N以下の正整数であり、すなわち、Hは、上記Kドメインにおいて指示して使用されるスプリットベアラ閾値の数である。
そのうち、上記ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値は、大きさの順序に配列して並び替えを形成することができるので、上記使用されるスプリットベアラ閾値は、予め設定されたルールに従って並び替えから選択されたものであってもよい。例えば、Kドメインにおいて指示して使用されるスプリットベアラ閾値の数が2つであり、すなわちH=2である場合、端末は、予め設定されたルールに従って、並び替えにおいて中間にある2つのスプリットベアラ閾値を使用してもよいことなどである。
具体的には、上記H個のスプリットベアラ閾値は、
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が小さい順による並び替えにおいて、最初のH位に位置するスプリットベアラ閾値、及び
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が大きい順による並び替えにおいて、最後のH位に位置するスプリットベアラ閾値、のうちのいずれか一つである。
ここで、ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値のうちの最も小さいH個のスプリットベアラ閾値を優先的に使用することにより、端末のリソース利用率をさらに向上させることができる。
また、上記専用スプリットベアラ閾値シグナリングがPDCPシグナリングである場合、このPDCPシグナリングは、ネットワーク側機器によって端末に送信される一つのPDCP制御プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)であり、且つこのPDCPシグナリングのフォーマットは、図8に示すようになる。そのうち、D/Cドメインは、PDUがデータPDUまたは制御PDUであるかを指示するために用いられる。PDUタイプ(Type)ドメインは、このPDCPシグナリングの機能タイプを指示するために用いられる。例えば、このPDCPシグナリングが、フィードバック圧縮状況PDCPシグナリング、フィードバック受信状態PDCPシグナリングまたはスプリットベアラPDCPシグナリングである。Tiドメインは、i番目の閾値の使用または不使用を指示するために用いられ、例えば、T1ドメインは、1番目の閾値の使用または不使用を指示するために用いられる。Rドメインは予約ビットである。
説明すべきことは、本開示のいくつかの実施例におけるスプリットベアラ指示シグナリングは、上記各シグナリングのうちの少なくとも一つであってもよく、無論、上記各シグナリング以外の他のシグナリングであってもよいことである。ここでは限定しない。
以上から分かるように、上記複数の方式のスプリットベアラ指示シグナリングによって、端末がこのスプリットベアラ指示シグナリングに応答する時、ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを実現することを可能にし、実現方式が多様かつ柔軟である。
以上を纏めると、本開示の具体的な実施例において、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するためのRRCシグナリングを含んでもよい。
または、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第一のメディアアクセスコントロール制御ユニットMAC CEシグナリングを含んでもよい。
または、スプリットベアラ指示シグナリングは、N個の伝送経路のアクティブ化または非アクティブ化を指示するための第一の指示情報が携帯されている第二のMAC CEシグナリングを含んでもよい。
上記ステップ402は、以下のことを含む。
端末が第二のMAC CEシグナリングを実行した後、N個の伝送経路がいずれも非アクティブ化されているか、またはN個の伝送経路の中で、一つのアクティブ化された伝送経路が存在している場合、データ複製機能を非アクティブ化する。
または、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングを含んでもよい。
または、スプリットベアラ指示シグナリングは、閾値指示情報が携帯されている専用スプリットベアラ指示シグナリングを含んでもよく、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能がアクティブ化された場合、データ複製機能を非アクティブ化し、且つ閾値指示情報に基づいてターゲットスプリットベアラによって使用されるスプリットベアラ閾値を決定することを端末へ指示するために用いられる。
スプリットベアラ指示シグナリングの配置方式をより柔軟にするために、本開示のより具体的な実施例において、上記スプリットベアラ指示シグナリングが専用スプリットベアラ指示シグナリングである場合、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、MAC CEシグナリングまたはPDCPシグナリングであってもよい。
専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングである場合、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、ターゲットスプリットベアラを示すための標識情報をさらに含んでもよい。それによって、端末が、異なるスプリットベアラのデータ複製機能のアクティブ化または非アクティブ化を正確に制御できることを実現する。
また、本開示のより具体的な実施例において、上記スプリットベアラ指示シグナリングが専用スプリットベアラ指示シグナリングである場合、閾値指示情報は、ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値の使用または不使用をそれぞれ指示するための第三の指示情報であってもよい。それによって、閾値指示情報をより直感的にし、端末の応答速度を向上させる。
または、閾値指示情報は、予め設定された数のスプリットベアラ閾値を使用することを指示するための第四の指示情報であってもよい。そのうち、予め設定された数のスプリットベアラ閾値は、スプリットベアラ閾値の並び替えにおいて上位にあり、スプリットベアラ閾値の並び替えは、ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が小さい順に配列して形成されたものである。
本開示のいくつかの実施例では、上記ステップ402において、上記ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能がアクティブ化された場合、端末は、データ複製機能を非アクティブ化し、すなわち、ターゲットスプリットベアラが、データ複製機能操作モードからスプリットベアラ操作モードにバックオフすることであってもよい。上記ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能が非アクティブ化された場合、すなわち、ターゲットスプリットベアラがスプリットベアラ操作モードにある場合、端末は、データ複製機能をアクティブ化し、すなわち、ターゲットスプリットベアラが、スプリットベアラ操作モードからデータ複製機能操作モードに切り替えられることであってもよい。
そのうち、端末がデータ複製機能を非アクティブ化し、すなわち、スプリットベアラ操作モードにバックオフした後、端末は、ターゲットスプリットベアラにおける一つの伝送経路によって、上りリンクデータの伝送を行ってもよい。例えば、端末は、ターゲットスプリットベアラにおける予め指定された一つの伝送経路によって、上りリンクデータの伝送を行ってもよい。
選択的に、端末がデータ複製機能を非アクティブ化した後、方法は、ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値、及びスプリットベアラ閾値と伝送経路との関連関係に基づき、N個の伝送経路の中で、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路を決定することをさらに含む。
ここで、端末は、ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値、及び上記スプリットベアラ閾値と伝送経路との関連関係に基づき、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路を決定してもよい。それによって、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路を決定する方式をより柔軟にし、常に同じ伝送経路を選択して上りリンクデータ伝送を行う可能性を低減させることにより、端末のリソース利用率をさらに向上させる。
本開示の具体的な実施例において、上述した、ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値、及びスプリットベアラ閾値と伝送経路との関連関係に基づき、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路を決定することは、
伝送待ち上りリンクデータ量(Available Data Volume)を計算すること、
伝送待ち上りリンクデータ量とターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値のうちの少なくとも一つのスプリットベアラ閾値とを比較し、且つ比較結果に基づいてN個の伝送経路の中で、利用可能な伝送経路セットを決定すること、および
利用可能な伝送経路セットにおいて、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路を決定することを含んでもよい。
具体的には、上記伝送待ち上りリンクデータ量は、
スプリットベアラに対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティにおける伝送待ちデータ量、および
N個の伝送経路に関連されるN個のRLCエンティティにおける伝送待ちデータ量、のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
例えば、上記スプリットベアラが図3に示されたスプリットベアラである場合、上記伝送待ちデータ容量は、端末がこのスプリットベアラに対応するPDCPエンティティにおけるデータ容量を計算するか、または、このスプリットベアラに対応するPDCPエンティティにおける伝送待ちデータ量と5つのRLCエンティティにおける伝送待ちデータ量との和を計算することであってもよい。
説明すべきことは、上述した、上りリンク伝送データを伝送する伝送経路を決定するためのスプリットベアラ閾値は、ターゲットスプリットベアラがデータ複製機能を非アクティブ化し、すなわち、スプリットベアラ操作モードにバックオフした場合、上記配置情報においてターゲットスプリットベアラによって使用されるスプリットベアラ閾値であることである。
そのうち、上記ターゲットスプリットベアラ指示シグナリングが、RRCシグナリング、第一のMAC CEシグナリング、第二のMAC CEシグナリング、および第三のMAC CEシグナリングのいずれか一つである場合、端末は、ターゲットスプリットベアラの配置情報におけるスプリットベアラ閾値に対して使用または不使用操作を行っていないため、上記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値は、端末がスプリットベアラ指示シグナリングを受信する前に使用されるスプリットベアラ閾値であってもよい。
上記スプリットベアラ指示シグナリングが専用スプリットベアラ指示シグナリングである場合、端末は、スプリットベアラ指示シグナリングを受信し、ターゲットスプリットベアラを制御してスプリットベアラ操作モードにバックオフさせ、且つ配置情報におけるスプリットベアラ閾値を使用または不使用するため、上記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値は、端末がスプリットベアラ閾値を使用または不使用した後、配置情報において使用されているスプリットベアラ閾値である。
例えば、ターゲットスプリットベアラの配置情報には、昇順に配列される閾値1、閾値2、および閾値3が含まれており、上記専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングであり、且つ専用スプリットベアラ指示シグナリングのMAC CEにおいてこのスプリットベアラに対応するLドメインにおいて、N=2である場合、上記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値は、閾値1および閾値2である。
また、上記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値の数は、一つまたは複数であってもよい。ここでは限定しない。
具体的には、上記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が、一つのスプリットベアラ閾値のみである場合、端末は、伝送待ち上りリンクデータ量とこのスプリットベアラ閾値とを比較し、且つ比較結果に基づいてN個の伝送経路の中で、利用可能な伝送経路セットを決定することは、具体的には、
伝送待ち上りリンクデータ量がこのスプリットベアラ閾値よりも小さい場合、利用可能な伝送経路セットが、この一つのスプリットベアラ閾値に関連される伝送経路であると決定すること、または
伝送待ち上りリンクデータ量がこのスプリットベアラ閾値以上である場合、利用可能な伝送経路セットが、N個の伝送経路であると決定すること、を含んでもよい。
上記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が、M個のスプリットベアラ閾値であり、且つMが1よりも大きくNよりも小さい正整数である場合、上述した、伝送待ち上りリンクデータ量とターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値のうちの少なくとも一つのスプリットベアラ閾値とを比較し、且つ比較結果に基づいてN個の伝送経路の中で、利用可能な伝送経路セットを決定することは、
伝送待ち上りリンクデータ量が第一のスプリットベアラ閾値よりも小さい場合、利用可能な伝送経路セットが、第一のスプリットベアラ閾値に関連される伝送経路であると決定し、第一のスプリットベアラ閾値は、M個のスプリットベアラ閾値のうちの最も小さいスプリットベアラ閾値であること、
伝送待ち上りリンクデータ量が第二のスプリットベアラ閾値よりも大きい場合、利用可能な伝送経路セットが、N個の伝送経路であると決定し、第二のスプリットベアラ閾値は、M個のスプリットベアラ閾値のうちの最も大きいスプリットベアラ閾値であること、および
伝送待ち上りリンクデータ量がk番目のスプリットベアラ閾値よりも大きく、且つ(k+1)番目のスプリットベアラ閾値以下である場合、利用可能な伝送経路セットが、(k+1)番目のスプリットベアラ閾値に関連される伝送経路であると決定し、そのうち、k番目のスプリットベアラ閾値と(k+1)番目のスプリットベアラ閾値は、M個のスプリットベアラ閾値の並び替えにおいて隣接し、且つkが、1から(M-1)のうちのいずれかの整数であること、を含んでもよい。
無論、上述した、N個の伝送経路の中で、利用可能な伝送経路セットを決定することは、上記いくつかの方式を含むが、それらに限定されない。ここでは説明を省略する。
説明すべきことは、上記スプリットベアラ指示シグナリングが、第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングであり、且つこの第二の指示情報が、N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路を変更することを端末へ指示する場合、上述した、N個の伝送経路の中で、利用可能な伝送経路セットを決定することは、N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路の中で、利用可能な伝送経路セットを決定すると理解されてもよいことである。
例えば、上記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が一つのスプリットベアラ閾値であり、且つこのスプリットベアラ閾値が伝送経路1、伝送経路2、及び伝送経路3に関連される場合、上記第二の指示情報が、伝送経路1及び伝送経路2が利用可能であり、且つ伝送経路3が利用不可能であることを指示すれば、伝送待ち上りリンクデータ量がこのスプリットベアラ閾値よりも小さい場合、伝送経路1及び伝送経路2を、利用可能な伝送経路セットに決定する。
また、上述した、利用可能な伝送経路セットにおいて、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路を決定することは、伝送経路セットにおいて、一つの伝送経路をランダムに選択して、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路とすることであってもよく、または、プロトコルによって約束または配置された規則に基づき、利用可能な伝送経路セットにおいて、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路として、一つの伝送経路を決定することなどであってもよい。ここでは限定しない。
本開示の具体的な実施例において、端末がデータ複製機能をアクティブ化した後、
ネットワーク側機器によって配置されるターゲットスプリットベアラの利用可能な伝送経路に基づき、データ複製機能を実行することをさらに含む。
ここで、端末は、ターゲットスプリットベアラの利用可能な伝送経路に基づき、データ複製機能を実行することができる。それによって、データの信頼性を向上させる。
説明すべきことは、上記スプリットベアラ指示シグナリングが、第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングを含み、且つ第二の指示情報がさらに、端末がデータ複製機能をアクティブ化した時、N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路を変更することを端末へ指示するために用いられる場合には、上記利用可能な伝送経路は、端末が第三のMAC CEシグナリングを実行した後、上記N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路であることである。
本開示のいくつかの実施例において、端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含み、ただし、Nは、2よりも大きい正整数である、且つ端末は、ネットワーク側機器によって送信されるスプリットベアラ指示シグナリングを受信することによって、スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化する。端末のスプリットベアラにはN個の伝送経路が配置されることが可能であるので、スプリットベアラの伝送経路の数を増加させ、端末の信頼性を向上させる。また、端末は、スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、ターゲットスプリットベアラのデータ複製機能を適時にアクティブ化または非アクティブ化し、端末のリソース利用率を向上させることができる。
図9は、本開示のいくつかの実施例によるスプリットベアラの制御方法のフローチャートのその二である。本実施例のベアラの制御方法は、ネットワーク側機器に用いることができる。図9に示すように、本実施例のベアラの制御方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップ901:スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するためのスプリットベアラ指示シグナリングを端末に送信する。
そのうち、端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するためのRRCシグナリングを含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第一のMAC CEシグナリングを含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、N個の伝送経路のアクティブ化または非アクティブ化を指示するための第一の指示情報が携帯されている第二のMAC CEシグナリングを含む。
そのうち、端末が第二のMAC CEシグナリングを実行した後、N個の伝送経路がいずれも非アクティブ化されているか、またはN個の伝送経路の中で、一つのアクティブ化された伝送経路が存在している場合、端末がデータ複製機能を非アクティブ化する。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングを含む。
選択的に、第二の指示情報はさらに、端末がデータ複製機能を非アクティブ化する場合、N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路を変更することを端末へ指示するために用いられる。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、閾値指示情報が携帯されている専用スプリットベアラ指示シグナリングを含み、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能がアクティブ化された場合、データ複製機能を非アクティブ化し、且つ閾値指示情報に基づいてターゲットスプリットベアラによって使用されるスプリットベアラ閾値を決定することを端末へ指示するために用いられる。
選択的に、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、MAC CEシグナリング、またはPDCPシグナリングである。
選択的に、専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングである場合、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、ターゲットスプリットベアラを示すための標識情報をさらに含む。
選択的に、閾値指示情報は、ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値の使用または不使用をそれぞれ指示するための第三の指示情報である。
選択的に、閾値指示情報は、H個のスプリットベアラ閾値を使用することを指示するための第四の指示情報であり、ただし、Hは、N以下の正整数である。
選択的に、H個のスプリットベアラ閾値は、
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が小さい順による並び替えにおいて、最初のH位に位置するスプリットベアラ閾値、及び
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が大きい順による並び替えにおいて、最後のH位に位置するスプリットベアラ閾値、のうちのいずれか一つである。
説明すべきことは、本実施例は、図4の方法の実施例に対応するネットワーク側機器の実施形態とするため、上記方法の実施例における関連説明を参照してもよく、且つ同じ有益な効果を実現することができることである。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
図10は、本開示のいくつかの実施例による端末の構造図のその一である。この端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含み、ただし、Nは、2よりも大きい正整数である。図10に示すように、端末900は、
ネットワーク側機器によって送信されるスプリットベアラ指示シグナリングを受信するための受信モジュール1001、及び
スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化するための制御モジュール1002を含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するためのRRCシグナリングを含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第一のMAC CEシグナリングを含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、N個の伝送経路のアクティブ化または非アクティブ化を指示するための第一の指示情報が携帯されている第二のMAC CEシグナリングを含む。
制御モジュール1002は、具体的には、
端末が第二のMAC CEシグナリングを実行した後、N個の伝送経路がいずれも非アクティブ化されているか、または前記N個の伝送経路の中で、一つのアクティブ化された伝送経路が存在している場合、データ複製機能を非アクティブ化するために用いられる。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングを含む。
選択的に、第二の指示情報はさらに、端末がデータ複製機能を非アクティブ化する場合、N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路を変更することを端末へ指示するために用いられる。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、閾値指示情報が携帯されている専用スプリットベアラ指示シグナリングを含み、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能がアクティブ化された場合、データ複製機能を非アクティブ化し、且つ閾値指示情報に基づいてターゲットスプリットベアラによって使用されるスプリットベアラ閾値を決定することを端末へ指示するために用いられる。
選択的に、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、MAC CEシグナリング、またはPDCPシグナリングである。
選択的に、専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングである場合、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、ターゲットスプリットベアラを示すための標識情報をさらに含む。
選択的に、閾値指示情報は、ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値の使用または不使用をそれぞれ指示するための第三の指示情報である。
選択的に、閾値指示情報は、H個のスプリットベアラ閾値を使用することを指示するための第四の指示情報であり、ただし、Hは、N以下の正整数である。
選択的に、H個のスプリットベアラ閾値は、
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が小さい順による並び替えにおいて、最初のH位に位置するスプリットベアラ閾値、及び
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が大きい順による並び替えにおいて、最後のH位に位置するスプリットベアラ閾値、のうちのいずれか一つである。
選択的に、端末1000は、
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値、及びスプリットベアラ閾値と伝送経路との関連関係に基づき、N個の伝送経路の中で、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路を決定するための決定モジュールをさらに含む。
選択的に、端末1000は、
ネットワーク側機器によって配置されるターゲットスプリットベアラの利用可能な伝送経路に基づき、データ複製機能を実行するための伝送モジュールをさらに含む。
端末1000は、本開示の図4に対応する方法の実施例における各プロセスを実現させ、且つ同じ有益な効果を実現することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
図11は、本開示のいくつかの実施例によるネットワーク側機器の構造図のその一である。図11に示すように、ネットワーク側機器1100は、
スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するためのスプリットベアラ指示シグナリングを端末に送信するための送信モジュール1101を含み、
そのうち、端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するためのRRCシグナリングを含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第一のMAC CEシグナリングを含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、N個の伝送経路のアクティブ化または非アクティブ化を指示するための第一の指示情報が携帯されている第二のMAC CEシグナリングを含む。
そのうち、端末が第二のMAC CEシグナリングを実行した後、N個の伝送経路がいずれも非アクティブ化されているか、またはN個の伝送経路の中で、一つのアクティブ化された伝送経路が存在している場合、端末がデータ複製機能を非アクティブ化する。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングを含む。
選択的に、第二の指示情報はさらに、端末がデータ複製機能を非アクティブ化する場合、N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路を変更することを端末へ指示するために用いられる。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、閾値指示情報が携帯されている専用スプリットベアラ指示シグナリングを含み、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能がアクティブ化された場合、データ複製機能を非アクティブ化し、且つ閾値指示情報に基づいてターゲットスプリットベアラによって使用されるスプリットベアラ閾値を決定することを端末へ指示するために用いられる。
選択的に、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、MAC CEシグナリング、またはPDCPシグナリングである。
選択的に、専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングである場合、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、ターゲットスプリットベアラを示すための標識情報をさらに含む。
選択的に、閾値指示情報は、ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値の使用または不使用をそれぞれ指示するための第三の指示情報である。
選択的に、閾値指示情報は、H個のスプリットベアラ閾値を使用することを指示するための第四の指示情報であり、ただし、Hは、N以下の正整数である。
選択的に、H個のスプリットベアラ閾値は、
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が小さい順による並び替えにおいて、最初のH位に位置するスプリットベアラ閾値、及び
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が大きい順による並び替えにおいて、最後のH位に位置するスプリットベアラ閾値、のうちのいずれか一つである。
ネットワーク側機器1100は、本開示の図9の方法の実施例における各プロセスを実現させ、且つ同じ有益な効果を実現することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
図12は、本開示のいくつかの実施例による端末の構造図のその二である。この端末は、本開示の各実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図であってもよい。図12に示すように、端末1200は、無線周波数ユニット1201、ネットワークモジュール1202、オーディオ出力ユニット1203、入力ユニット1204、センサ1205、表示ユニット1206、ユーザ入力ユニット1207、インターフェースユニット1208、メモリ1209、プロセッサ1210、及び電源1211などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図12に示す端末構成は、端末に対する限定を構成せず、端末には、図示された部材の数よりも多くまたは少ない部材、または何らかの部材の組み合わせ、または異なる部材の配置が含まれてもよい。そのうち、端末1200にはターゲットスプリットベアラが配置されており、ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含む。本開示のいくつかの実施例では、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピューター、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
そのうち、無線周波数ユニット1201は、
ネットワーク側機器によって送信されるスプリットベアラ指示シグナリングを受信するために用いられる。
プロセッサ1210は、
スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化するために用いられる。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための無線リソース制御RRCシグナリングを含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第一のMAC CEシグナリングを含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、N個の伝送経路のアクティブ化または非アクティブ化を指示するための第一の指示情報が携帯されている第二のMAC CEシグナリングを含む。
プロセッサ1210は、
端末が第二のMAC CEシグナリングを実行した後、N個の伝送経路がいずれも非アクティブ化されているか、または前記N個の伝送経路の中で、一つのアクティブ化された伝送経路が存在している場合、データ複製機能を非アクティブ化するために用いられる。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングを含む。
選択的に、第二の指示情報はさらに、端末がデータ複製機能を非アクティブ化する場合、N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路を変更することを端末へ指示するために用いられる。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、閾値指示情報が携帯されている専用スプリットベアラ指示シグナリングを含み、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能がアクティブ化された場合、データ複製機能を非アクティブ化し、且つ閾値指示情報に基づいてターゲットスプリットベアラによって使用されるスプリットベアラ閾値を決定することを端末へ指示するために用いられる。
選択的に、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、MAC CEシグナリング、またはPDCPシグナリングである。
選択的に、専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングである場合、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、ターゲットスプリットベアラを示すための標識情報をさらに含む。
選択的に、閾値指示情報は、ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値の使用または不使用をそれぞれ指示するための第三の指示情報である。
選択的に、閾値指示情報は、H個のスプリットベアラ閾値を使用することを指示するための第四の指示情報であり、ただし、Hは、N以下の正整数である。
選択的に、H個のスプリットベアラ閾値は、
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が小さい順による並び替えにおいて、最初のH位に位置するスプリットベアラ閾値、及び
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が大きい順による並び替えにおいて、最後のH位に位置するスプリットベアラ閾値、のうちのいずれか一つである。
選択的に、プロセッサ1210はさらに、
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値、及びスプリットベアラ閾値と伝送経路との関連関係に基づき、N個の伝送経路の中で、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路を決定するために用いられる。
選択的に、プロセッサ1210はさらに、
ネットワーク側機器によって配置されるターゲットスプリットベアラの利用可能な伝送経路に基づき、データ複製機能を実行するために用いられる。
説明すべきことは、本実施例において、上記端末1200は、本開示のいくつかの実施例における図4に対応する方法の実施例における各プロセスを実現させ、且つ同じ有益な効果を実現することができることである。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
理解すべきことは、本開示のいくつかの実施例では、無線周波数ユニット1201は、情報の送受信または通話中の信号の送受信に用いられてもよいことである。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ1210に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット1201は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット1201は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
端末は、ネットワークモジュール1202によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
オーディオ出力ユニット1203は、無線周波数ユニット1201またはネットワークモジュール1202によって受信されたまたはメモリ1209に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット1203はさらに、端末1200によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット1203は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
入力ユニット1204は、オーディオまたはビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット1204は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)12041とマイクロホン12042を含んでもよい。グラフィックスプロセッサ12041は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット1206に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ12041によって処理された画像フレームは、メモリ1209(または他の記憶媒体)に記憶されてもよく、または無線周波数ユニット1201またはネットワークモジュール1202を介して送信されてもよい。マイクロホン12042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット1201を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
端末1200はさらに、少なくとも一つのセンサ1205、例えば、光センサ、運動センサ及び他のセンサを含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル12061の輝度を調整することができ、接近センサは、端末1200が耳元に移動した時、表示パネル12061及び/またはバックライトをオフにすることができる。運動センサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸であり)における加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ1205はさらに、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを含んでもよく、ここでは説明を省略する。
表示ユニット1206は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供される情報を表示するために用いられている。表示ユニット1206は、表示パネル12061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル12061を配置してもよい。
ユーザ入力ユニット1207は、入力された数字または文字情報の受信、端末のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット1207は、タッチパネル12071および他の入力機器12072を含む。タッチパネル12071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上または付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体または付属品を使用してタッチパネル12071上またはタッチパネル12071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル12071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ1210に送信し、プロセッサ1210から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル12071を実現してもよい。タッチパネル12071以外、ユーザ入力ユニット1207は、他の入力機器12072を含んでもよい。具体的には、他の入力機器12072は、物理的なキーボード、機能キー、(例えば、ボリューム制御キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限られない。ここでは説明を省略する。
さらに、タッチパネル12071は、表示パネル12061上に覆われてもよい。タッチパネル12071は、その上または付近でのタッチ操作を検出した場合、プロセッサ1210に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ1210は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル12061で相応な視覚出力を提供する。図12では、タッチパネル12071と表示パネル12061は、二つの独立した部材として端末の入力と出力機能を実現するものであるが、何らかの実施例では、タッチパネル12071と表示パネル12061を集積して端末の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。
インターフェースユニット1208は、外部装置と端末1200との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線または無線ヘッドフィンポート、外部電源(または電池充電器)ポート、有線または無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット1208は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を端末1200内の一つまたは複数の素子に伝送するために用いられてもよく、または端末1200と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
メモリ1209は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1209は、主に記憶プログラム領域および記憶データ領域を含んでもよい。そのうち、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ1209は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
プロセッサ1210は、端末の制御センターであり、各種のインターフェースと線路によって端末全体の各部分に接続され、メモリ1209内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/またはモジュールを運行または実行すること、及びメモリ1209内に記憶されたデータを呼び出し、端末の各種の機能を実行し、データを処理することにより、端末全体をモニタリングする。プロセッサ1210は、一つまたは複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1210は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェースおよびアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解すべきことは、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1210に集積されなくてもよいことである。
端末1200はさらに、各部材に電力を供給する電源1211(例えば、電池)を含んでもよい。選択的に、電源1211は、電源管理システムによってプロセッサ1210にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
また、端末1200は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここでは説明を省略する。
選択的に、本開示のいくつかの実施例はさらに、端末を提供する。プロセッサ1210、メモリ1209に記憶され、前記プロセッサ1210上で運行できるコンピュータプログラムを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ1210によって実行される時、上記スプリットベアラの制御方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を実現することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
図13は、本開示のいくつかの実施例によるネットワーク側機器の構造図のその二である。図13に示すように、ネットワーク側機器1300は、プロセッサ1301、メモリ1302、ユーザインターフェース1303、送受信機1304およびバスインターフェースを含む。
そのうち、本開示のいくつかの実施例において、ネットワーク側機器1300は、メモリ1302に記憶され、且つプロセッサ1301上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ1301によって実行される時、以下のようなステップを実現する。
スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するためのスプリットベアラ指示シグナリングを端末に送信する。
そのうち、端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するためのRRCシグナリングを含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第一のMAC CEシグナリングを含む。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、N個の伝送経路のアクティブ化または非アクティブ化を指示するための第一の指示情報が携帯されている第二のMAC CEシグナリングを含む。
そのうち、端末が第二のMAC CEシグナリングを実行した後、N個の伝送経路がいずれも非アクティブ化されているか、またはN個の伝送経路の中で、一つのアクティブ化された伝送経路が存在している場合、端末がデータ複製機能を非アクティブ化する。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを端末へ指示するための第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングを含む。
選択的に、第二の指示情報はさらに、端末がデータ複製機能を非アクティブ化する場合、N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路を変更することを端末へ指示するために用いられる。
選択的に、スプリットベアラ指示シグナリングは、閾値指示情報が携帯されている専用スプリットベアラ指示シグナリングを含み、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、データ複製機能がアクティブ化された場合、データ複製機能を非アクティブ化し、且つ閾値指示情報に基づいてターゲットスプリットベアラによって使用されるスプリットベアラ閾値を決定することを端末へ指示するために用いられる。
選択的に、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、MAC CEシグナリング、またはPDCPシグナリングである。
選択的に、専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングである場合、専用スプリットベアラ指示シグナリングは、ターゲットスプリットベアラを示すための標識情報をさらに含む。
選択的に、閾値指示情報は、ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値の使用または不使用をそれぞれ指示するための第三の指示情報である。
選択的に、閾値指示情報は、H個のスプリットベアラ閾値を使用することを指示するための第四の指示情報であり、ただし、Hは、N以下の正整数である。
選択的に、H個のスプリットベアラ閾値は、
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が小さい順による並び替えにおいて、最初のH位に位置するスプリットベアラ閾値、及び
ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が大きい順による並び替えにおいて、最後のH位に位置するスプリットベアラ閾値、のうちのいずれか一つである。
図13では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジを含んでもよく、具体的にプロセッサ1301によって代表される一つまたは複数のプロセッサとメモリ1302によって代表されるメモリの各種の回路でリンクされてもよい。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータとパワー管理回路などのような各種の他の回路をリンクしてもよい。それらは、すべて当技術分野でよく知られているものであるため、ここではこれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機1304は、複数の素子であってもよく、すなわち、送信機と受信機を含み、伝送媒体で各種の他の装置と通信するためのユニットを提供してもよい。異なるユーザ機器について、ユーザインターフェース1303は、必要な機器に外接や内接することができるインターフェースであってもよい。接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限らない。
プロセッサ1301は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ1302は、プロセッサ1301が操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。
ネットワーク側機器1300は、上記図9の方法の実施例においてネットワーク側機器によって実現された各プロセスを実現することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
本開示のいくつかの実施例はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記図4と図9に示されたスプリットベアラの制御方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を実現することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。そのうち、上述したコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスクまたは光ディスクなどである。
説明すべきことは、本明細書において、「含む」、「包含」という用語またはその他の任意の変形は、非排除性の「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストされていていない他の要素も含み、またはこのようなプロセス、方法、物品または装置に固有の要素も含むことである。それ以上の制限がない場合に、「・・・を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品または装置には他の同じ要素が存在することが排除されていない。
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質にはまたは関連技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、またはネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述したが、本開示は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本開示の保護範囲に入る。
第六の方面によれば、本開示のいくつかの実施例はさらに、ネットワーク側機器を提供する。このネットワーク側機器は、プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第二の方面に記載のスプリットベアラの制御方法のステップを実現させる。

Claims (31)

  1. 端末に用いられるスプリットベアラの制御方法であって、
    前記端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、前記ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つ前記ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含み、ただし、前記Nは、2よりも大きい正整数であり、
    前記スプリットベアラの制御方法は、
    ネットワーク側機器によって送信されるスプリットベアラ指示シグナリングを受信すること、及び
    前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを含む、スプリットベアラの制御方法。
  2. 前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを前記端末へ指示するための無線リソース制御RRCシグナリングを含む、請求項1に記載のスプリットベアラの制御方法。
  3. 前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを前記端末へ指示するための第一のメディアアクセスコントロール制御ユニットMAC CEシグナリングを含む、請求項1に記載のスプリットベアラの制御方法。
  4. 前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記N個の伝送経路のアクティブ化または非アクティブ化を指示するための第一の指示情報が携帯されている第二のMAC CEシグナリングを含み、
    前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することは、
    前記端末が前記第二のMAC CEシグナリングを実行した後、前記N個の伝送経路がいずれも非アクティブ化されているか、または前記N個の伝送経路の中で、一つのアクティブ化された伝送経路が存在している場合、前記データ複製機能を非アクティブ化することを含む、請求項1に記載のスプリットベアラの制御方法。
  5. 前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを前記端末へ指示するための第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングを含む、請求項1に記載のスプリットベアラの制御方法。
  6. 前記第二の指示情報はさらに、前記端末が前記データ複製機能を非アクティブ化する場合、前記N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路を変更することを前記端末へ指示するために用いられる、請求項5に記載のスプリットベアラの制御方法。
  7. 前記スプリットベアラ指示シグナリングは、閾値指示情報が携帯されている専用スプリットベアラ指示シグナリングを含み、前記専用スプリットベアラ指示シグナリングは、前記データ複製機能がアクティブ化された場合、前記データ複製機能を非アクティブ化し、且つ前記閾値指示情報に基づいて前記ターゲットスプリットベアラによって使用されるスプリットベアラ閾値を決定することを前記端末へ指示するために用いられる、請求項1に記載のスプリットベアラの制御方法。
  8. 前記専用スプリットベアラ指示シグナリングは、MAC CEシグナリング、またはパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPシグナリングである、請求項7に記載のスプリットベアラの制御方法。
  9. 前記専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングである場合、前記専用スプリットベアラ指示シグナリングは、前記ターゲットスプリットベアラを示すための標識情報をさらに含む、請求項8に記載のスプリットベアラの制御方法。
  10. 前記閾値指示情報は、前記ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値の使用または不使用を指示するための第三の指示情報である、請求項7~9のいずれか1項に記載のスプリットベアラの制御方法。
  11. 前記閾値指示情報は、H個のスプリットベアラ閾値を使用することを指示するための第四の指示情報であり、ただし、前記Hは、N以下の正整数である、請求項7~9のいずれか1項に記載のスプリットベアラの制御方法。
  12. 前記H個のスプリットベアラ閾値は、
    前記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が小さい順による並び替えにおいて、最初のH位に位置するスプリットベアラ閾値、及び
    前記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が大きい順による並び替えにおいて、最後のH位に位置するスプリットベアラ閾値、のうちのいずれか一つである、請求項11に記載のスプリットベアラの制御方法。
  13. 前記端末が前記データ複製機能を非アクティブ化した後、前記スプリットベアラの制御方法は、
    前記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値、及びスプリットベアラ閾値と伝送経路との関連関係に基づき、前記N個の伝送経路の中で、上りリンク伝送データを伝送するための伝送経路を決定することをさらに含む、請求項2~4のいずれか1項に記載のスプリットベアラの制御方法。
  14. 前記端末が前記データ複製機能をアクティブ化した後、前記スプリットベアラの制御方法は、
    ネットワーク側機器によって配置される前記ターゲットスプリットベアラの利用可能な伝送経路に基づき、前記データ複製機能を実行することをさらに含む、請求項2または3に記載のスプリットベアラの制御方法。
  15. ネットワーク側機器に用いられるスプリットベアラの制御方法であって、
    スプリットベアラ指示シグナリングを端末に送信することを含み、前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを前記端末へ指示するために用いられ、
    そのうち、前記端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、前記ターゲットスプリットベアラには前記データ複製機能が配置されており、且つ前記ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含む、スプリットベアラの制御方法。
  16. 前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを前記端末へ指示するためのRRCシグナリングを含む、請求項15に記載のスプリットベアラの制御方法。
  17. 前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを前記端末へ指示するための第一のMAC CEシグナリングを含む、請求項15に記載のスプリットベアラの制御方法。
  18. 前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記N個の伝送経路のアクティブ化または非アクティブ化を指示するための第一の指示情報が携帯されている第二のMAC CEシグナリングを含み、
    そのうち、前記端末が前記第二のMAC CEシグナリングを実行した後、前記N個の伝送経路がいずれも非アクティブ化されているか、または前記N個の伝送経路の中で、一つのアクティブ化された伝送経路が存在している場合、前記端末が前記データ複製機能を非アクティブ化する、請求項15に記載のスプリットベアラの制御方法。
  19. 前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを前記端末へ指示するための第二の指示情報が携帯されている第三のMAC CEシグナリングを含む、請求項15に記載のスプリットベアラの制御方法。
  20. 前記第二の指示情報はさらに、前記端末が前記データ複製機能を非アクティブ化する場合、前記N個の伝送経路のうちの利用可能な伝送経路を変更することを前記端末へ指示するために用いられる、請求項19に記載のスプリットベアラの制御方法。
  21. 前記スプリットベアラ指示シグナリングは、閾値指示情報が携帯されている専用スプリットベアラ指示シグナリングを含み、前記専用スプリットベアラ指示シグナリングは、前記データ複製機能がアクティブ化された場合、前記データ複製機能を非アクティブ化し、且つ前記閾値指示情報に基づいて前記ターゲットスプリットベアラによって使用されるスプリットベアラ閾値を決定することを前記端末へ指示するために用いられる、請求項15に記載のスプリットベアラの制御方法。
  22. 前記専用スプリットベアラ指示シグナリングは、MAC CEシグナリング、またはPDCPシグナリングである、請求項21に記載のスプリットベアラの制御方法。
  23. 前記専用スプリットベアラ指示シグナリングがMAC CEシグナリングである場合、前記専用スプリットベアラ指示シグナリングは、前記ターゲットスプリットベアラを示すための標識情報をさらに含む、請求項22に記載のスプリットベアラの制御方法。
  24. 前記閾値指示情報は、前記ターゲットスプリットベアラの各スプリットベアラ閾値の使用または不使用をそれぞれ指示するための第三の指示情報である、請求項21~23のいずれか1項に記載のスプリットベアラの制御方法。
  25. 前記閾値指示情報は、H個のスプリットベアラ閾値を使用することを指示するための第四の指示情報であり、ただし、前記Hは、N以下の正整数である、請求項21~23のいずれか1項に記載のスプリットベアラの制御方法。
  26. 前記H個のスプリットベアラ閾値は、
    前記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が小さい順による並び替えにおいて、最初のH位に位置するスプリットベアラ閾値、及び
    前記ターゲットスプリットベアラのスプリットベアラ閾値が大きい順による並び替えにおいて、最後のH位に位置するスプリットベアラ閾値、のうちのいずれか一つである、請求項25に記載のスプリットベアラの制御方法。
  27. 端末であって、
    前記端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、前記ターゲットスプリットベアラにはデータ複製機能が配置されており、且つ前記ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含み、ただし、前記Nは、2よりも大きい正整数であり、
    前記端末は、
    ネットワーク側機器によって送信されるスプリットベアラ指示シグナリングを受信するための受信モジュール、及び
    前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、前記データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化するための制御モジュールを含む、端末。
  28. ネットワーク側機器であって、
    スプリットベアラ指示シグナリングを端末に送信するための送信モジュールを含み、前記スプリットベアラ指示シグナリングは、前記スプリットベアラ指示シグナリングに応答し、データ複製機能をアクティブ化または非アクティブ化することを前記端末へ指示するために用いられ、
    そのうち、前記端末にはターゲットスプリットベアラが配置されており、前記ターゲットスプリットベアラには前記データ複製機能が配置されており、且つ前記ターゲットスプリットベアラは、N個の伝送経路を含む、ネットワーク側機器。
  29. 端末であって、
    プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1~14のいずれか1項に記載のスプリットベアラの制御方法のステップを実現させる、端末。
  30. ネットワーク側機器であって、
    プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項15~26のいずれか1項に記載のスプリットベアラの制御方法のステップを実現させる、ネットワーク側機器。
  31. コンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1~14のいずれか1項に記載のスプリットベアラの制御方法のステップを実現させるか、または請求項15~26のいずれか1項に記載のスプリットベアラの制御方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
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