JP2022502322A - 飲み口および閉鎖部を有する可撓性容器 - Google Patents

Abstract

容器であって、容器は、基部（６１）および自立側面であって、前記自立側面は、基部から延在し基部の反対に口（６２）を画定し、口は、相互に対向する第１の飲み口および第２の飲み口（６３）と、第１の飲み口と第２の飲み口との間で相互に対向する、第１の内部側面および第２の内部側面とを有する、基部および自立側面と；口の第１の内部側面から、第１の飲み口から第２の飲み口まで延在する第１のジッパー部材（６７）と；口の第２の内部側面から、第１の飲み口から第２の飲み口まで延在する第２のジッパー部材（６８）とを備え、口は、開放構成と閉鎖構成との間で変形可能であり、第１のジッパー部材および第２のジッパー部材は、口が開放しているとき、係脱させられ、口が閉鎖されているとき、係合させられ、基部、側面、およびジッパー部材は、組み立てられた部品を有しない全体として一体型の容器であり、容器は、シリコーンを備える、容器。

Description

（継続出願の陳述）
本願は、２０１８年３月２日に出願された米国出願第１５／９１０，７５７号の一部継続出願である。

（技術分野）
本開示は、概して、シリコーンから作製される封止可能なカップ、ボウル、およびタンブラの分野に関する。

米国特許第６，１９７，３５９号（参照することによって本明細書に援用される）は、菓子用型および焼成受器の製造のためのシリコーンの使用を説明しており、シリコーンは、食品と接触する用途のために使用され、特に白金との架橋結合のプロセスによって取得されるメチルビニルポリシロキサンであり得る。シリコーンは、その鎖が交互の酸素原子およびシリコン原子から構成される重合体性質の材料である。シリコーンは、通常、加水分解および後続のアルキルハロゲンシラン（酸触媒および塩基触媒の両方）の重合によって調製される。アルキルハロゲンシランは、実践では、Ｃｕ触媒された直接プロセスによって作製され、そのプロセスでは、Ｓｉが、対応するハロゲン化アルキルと反応する。このプロセスは、生成物の混合物を提供し、生成物の混合物の組成は、再分配のプロセスによって改質され、所望されるモノマーをもたらし得る。当技術分野において公知であるものは、線状重合体から構成されるシリコーンエラストマである。架橋結合相が、弾性特性を提供するために要求される。最も一般的なエラストマは、ジクロロメチルシランに由来する、３００，０００〜７００，０００の範囲に及ぶ分子量を有するものである。それらは、それらの精製物であるオクタメチルシクロテトラシロキサンを提供する予備重合、および分子量を制御するための少量の単官能性材料の存在下での後続の重合、続いて、過酸化物の存在下での硬化と同様の架橋結合（材料にその弾性特性を与える）によって作製される。他の重要なエラストマは、シリコンに結合された少ない割合（０．１％モル）のビニル基（はるかに効果的な硬化を受ける）を含有するもの、および１０〜１５％モルのフェニル基を含有するものであり、それらは、低温において良好な弾性特性である。はるかに低い分子量（１０，０００〜１００，０００）のエラストマが、シラノール基内で終了する線状重合体鎖を使用することによって取得され得、シラノール基内で終了する線状重合体鎖は、アルコキシレンとの反応によって室温において硬化され得る。一般に、シリコーンエラストマの最も重要な特徴は、シリコーンエラストマがそれらの特性の有意な改変なく非常に広い熱的使用範囲（−５０℃〜２００℃）をもたらすという事実である。それらは、良好な電気的絶縁特性を有し、自己酸化せず、水性媒体中で化学薬品による腐食を受けず、非極性有機溶媒の存在下で膨隆するが、フルオロ基またはシアノ基を含有するいくつかの特別なタイプは、このプロセスに対するより高い耐性をもたらす。シリコーンエラストマは、電気絶縁体、流体撥水剤、および酸化防止剤としての用途、ならびに密閉ガスケットの製造における用途等、それらの非常に広い産業用途を見出している。シリコーンは、非常に不活性な材料であり、それらは、水分をはじく。シリコーンは、強塩基および強酸を除いて、化学薬品に対して不活性であり、その毒性は、概して低い。これらの特性の起源は、本質的には、Ｓｉ−Ｏ結合の高い安定性（１０６Ｋｃａｌ／モル）およびその強力な部分的イオン特性にある。シリコーンの他の公知の使用は、（ワイン用皮袋等の）液体用容器および（血液輸血のために使用される管等の）物質を搬送するための管の製造におけるものである。

米国出願公開第２０１４／０２７０５７９号（参照することによって本明細書に援用される）は、シリコーンバッグを開示する。特に、その出願公開は、シリコーンまたは同様のエラストマから成る正面部と背部とを有するバッグを教示する。正面部および背部は、サイズが同じであり、それらの側面ならびに底部に沿ってともに封止され、上部に沿った口を有する。口は、空洞を生成し、空洞から、物品が中に設置および貯蔵され、またはさらなる使用のために移される。バッグの上部における封止機構（スロットの中に圧入されるリブ）が、バッグの中に物品を封止する。バッグは、水密であるように、封止機構も含めて完全にシリコーンで成形される。

米国出願公開第２０１４／０２４５６９８号（参照することによって本明細書に援用される）は、折り畳み可能な上部領域を有するパッケージを開示する。パッケージは、概して、パネル部分を含み、パネル部分は、少なくとも部分的に、その間に内部空洞を画定し、内部空洞は、アクセス口を通してアクセス可能である。上部は、材料内容物のためのボウルまたは他のカフ付き容器としてのパッケージの使用を促進するように、折り畳まれ、かつ伸展させられ得るカフ部材またはカフ領域を提供し得る。パッケージは、ボウルまたはカフ付き容器としてのその形状を保持するように適合され得る。再閉鎖部材が、パッケージの再封止を促進するために提供され得る。折り畳みストリップ、縁輪郭、および補剛部材も、提供され得る。

米国出願公開第２００９／０１１０３３５号（参照することによって本明細書に援用される）は、再閉鎖可能な食品貯蔵バッグを開示し、再閉鎖可能な食品貯蔵バッグは、環境的に敏感な材料から製造される広い温度範囲に耐えることが可能である。バッグは、シリコーンゴムおよび熱硬化性樹脂等のような材料から製造され得る。そのような材料を使用することによって、バッグは、冷凍機からオーブンまでにわたる住宅の台所において被られる温度範囲、およびそれらの間の周囲温度全てに容易に耐え得る。加えて、そのような材料からバッグを製造することによって、石油系重合体を使用することの環境的影響が回避される。

米国特許第９，３７１，１５３号（参照することによって本明細書に援用される）は、圧入要素を有する統合された漏出防止封を有するシリコーン等のエラストマから作製される容器を開示する。圧入要素のサイズおよび形状は、口を封止し、容器の内側からの液体の漏出に抵抗する。外部クリップまたは留め金は、封止のために必要とされない。延在させられた皮弁が、側面を引き出して開放することを促進する。容器自体は、非対称的形状、例えば、台形であり得る。

米国特許第６，１９７，３５９号明細書 米国特許出願公開第２０１４／０２７０５７９号明細書 米国特許出願公開第２０１４／０２４５６９８号明細書 米国特許出願公開第２００９／０１１０３３５号明細書 米国特許第９，３７１，１５３号明細書

本開示の教示によると、シリコーンから作製されるカップ、ボウル、およびタンブラ等の容器が提供され、容器は、飲み口と、容器の口を封止するためのジッパー部材とを有する。

本発明のある側面は、容器を提供し、容器は、基部および自立側面であって、自立側面は、基部から延在し基部の反対に口を画定し、口は、相互に対向する第１の飲み口および第２の飲み口と、第１の飲み口と第２の飲み口との間で相互に対向する第１の内部側面および第２の内部側面とを有する、基部および自立側面と；口の第１の内部側面から、第１の飲み口から第２の飲み口まで延在する第１のジッパー部材と；口の第２の内部側面から、第１の飲み口から第２の飲み口まで延在する第２のジッパー部材とを備え、口は、開放構成と閉鎖構成との間で変形可能であり、第１のジッパー部材および第２のジッパー部材は、口が開放しているとき、係脱可能であり、口が閉鎖されているとき、係合可能であり、基部、側面、およびジッパー部材は、組み立てられた部品を有しない全体として一体型の容器であり、容器は、シリコーンを備える。

本発明のさらなる側面は、成形プロセスによって作製される容器を提供し、容器は、基部および自立側面であって、自立側面は、基部から延在し基部の反対に口を画定し、口は、相互に対向する第１の飲み口および第２の飲み口と、第１の飲み口と第２の飲み口との間で相互に対向する第１の内部側面および第２の内部側面とを有する、基部および自立側面と；口の第１の内部側面から、第１の飲み口から第２の飲み口まで延在する第１のジッパー部材と；口の第２の内部側面から、第１の飲み口から第２の飲み口まで延在する第２のジッパー部材とを備え、口は、開放構成と閉鎖構成との間で変形可能であり、第１のジッパー部材および第２のジッパー部材は、口が開放しているとき、係脱可能であり、口が閉鎖されているとき、係合可能であり、基部、側面、およびジッパー部材は、組み立てられた部品を有しない全体として一体型の容器であり、容器は、シリコーンを備え、成形プロセスは、液体射出成形、圧縮成形、およびトランスファー成形から選択されるシリコーン成形プロセスを備える。

本実施形態のより完全な理解が、付随の図面と併せて以下の説明を参照することによって得られ得、図面において、同様の参照番号は同様の特徴を示す。

図１Ａおよび図１Ｂは、開放構成における低い容器の斜視図を図示する。 図１Ａおよび図１Ｂは、開放構成における低い容器の斜視図を図示する。 図１Ｃは、図１Ａおよび図１Ｂの低い容器の端面図を示し、図１Ｄは、図１Ａおよび図１Ｂの低い容器の側面図を示し、図１Ｅは、図１Ａおよび図１Ｂの低い容器の底面図を示す。 図１Ｃは、図１Ａおよび図１Ｂの低い容器の端面図を示し、図１Ｄは、図１Ａおよび図１Ｂの低い容器の側面図を示し、図１Ｅは、図１Ａおよび図１Ｂの低い容器の底面図を示す。 図１Ｃは、図１Ａおよび図１Ｂの低い容器の端面図を示し、図１Ｄは、図１Ａおよび図１Ｂの低い容器の側面図を示し、図１Ｅは、図１Ａおよび図１Ｂの低い容器の底面図を示す。 図１Ｆおよび図１Ｇは、閉鎖構成における低い容器の斜視図を図示する。 図１Ｆおよび図１Ｇは、閉鎖構成における低い容器の斜視図を図示する。 図１Ｈは、図１Ｆおよび図１Ｇの低い容器の端面図を示し、図１Ｉは、図１Ｆおよび図１Ｇの低い容器の側面図を示し、図１Ｊは、図１Ｆおよび図１Ｇの低い容器の底面図を示す。 図１Ｈは、図１Ｆおよび図１Ｇの低い容器の端面図を示し、図１Ｉは、図１Ｆおよび図１Ｇの低い容器の側面図を示し、図１Ｊは、図１Ｆおよび図１Ｇの低い容器の底面図を示す。 図１Ｈは、図１Ｆおよび図１Ｇの低い容器の端面図を示し、図１Ｉは、図１Ｆおよび図１Ｇの低い容器の側面図を示し、図１Ｊは、図１Ｆおよび図１Ｇの低い容器の底面図を示す。 図２Ａおよび図２Ｂは、開放構成におけるタンブラの斜視図を図示する。 図２Ａおよび図２Ｂは、開放構成におけるタンブラの斜視図を図示する。 図２Ｃは、図２Ａおよび図２Ｂのタンブラの端面図を示し、図２Ｄは、図２Ａおよび図２Ｂのタンブラの側面図を示し、図２Ｅは、図２Ａおよび図２Ｂのタンブラの底面図を示す。 図２Ｃは、図２Ａおよび図２Ｂのタンブラの端面図を示し、図２Ｄは、図２Ａおよび図２Ｂのタンブラの側面図を示し、図２Ｅは、図２Ａおよび図２Ｂのタンブラの底面図を示す。 図２Ｃは、図２Ａおよび図２Ｂのタンブラの端面図を示し、図２Ｄは、図２Ａおよび図２Ｂのタンブラの側面図を示し、図２Ｅは、図２Ａおよび図２Ｂのタンブラの底面図を示す。 図２Ｆおよび図２Ｇは、閉鎖構成におけるタンブラの斜視図を図示する。 図２Ｆおよび図２Ｇは、閉鎖構成におけるタンブラの斜視図を図示する。 図２Ｈは、図２Ｆおよび図２Ｇのタンブラの端面図を示し、図２Ｉは、図２Ｆおよび図２Ｇのタンブラの側面図を示し、図２Ｊは、図２Ｆおよび図２Ｇのタンブラの底面図を示す。 図２Ｈは、図２Ｆおよび図２Ｇのタンブラの端面図を示し、図２Ｉは、図２Ｆおよび図２Ｇのタンブラの側面図を示し、図２Ｊは、図２Ｆおよび図２Ｇのタンブラの底面図を示す。 図２Ｈは、図２Ｆおよび図２Ｇのタンブラの端面図を示し、図２Ｉは、図２Ｆおよび図２Ｇのタンブラの側面図を示し、図２Ｊは、図２Ｆおよび図２Ｇのタンブラの底面図を示す。 図３Ａは、開放構成におけるボウルの斜視図を図示し、図３Ｂは、閉鎖構成におけるボウルの斜視図を図示する。 図３Ａは、開放構成におけるボウルの斜視図を図示し、図３Ｂは、閉鎖構成におけるボウルの斜視図を図示する。 図４Ａは、開放構成における高い容器の斜視図を図示し、図４Ｂは、閉鎖構成における高い容器の斜視図を図示する。 図４Ａは、開放構成における高い容器の斜視図を図示し、図４Ｂは、閉鎖構成における高い容器の斜視図を図示する。 図５Ａは、開放構成におけるタンブラの斜視図を図示する。 図５Ｂは、ジッパー部材が交差し、飲み口において係合させられたままである図５Ａのタンブラの上面図を示す。 図５Ｃは、ジッパー部材が交差し、飲み口において係合させられたままである図５Ａのタンブラの上面図を示す。 図６Ａは、口の各端部において飲み口を有するタンブラの斜視図である。 図６Ｂは、断面が示されている図６Ａのタンブラの上面図を示す。 図６Ｃ、図６Ｄ、および図６Ｅは、図６Ｂに示される断面の断面端面図である。 図６Ｃ、図６Ｄ、および図６Ｅは、図６Ｂに示される断面の断面端面図である。 図６Ｃ、図６Ｄ、および図６Ｅは、図６Ｂに示される断面の断面端面図である。 図６Ｆは、断面が示されている図６Ａのタンブラの上面図を示す。 図６Ｇは、ジッパー部材が飲み口において終端する様子を示す図６Ａのタンブラの断面正面図である。 図７Ａは、口の各端部における飲み口と、ジッパー部材の代替実施形態とを有するタンブラの斜視図である。 図７Ｂは、断面が示されている図６Ａのタンブラの上面図を示す。 図７Ｃおよび図７Ｄは、図７Ｂに示される断面の断面端面図である。 図７Ｃおよび図７Ｄは、図７Ｂに示される断面の断面端面図である。

好ましい実施形態が、以下の概略的議論に照らして下記の図１−図８を参照することによって最も深く理解される。本開示は、ある実施形態のおおまかなレベルの説明の文脈においてより容易に理解され得る。

本発明の実施形態は、カップまたはボウルを提供し、カップまたはボウルは、自立し、再封止可能なジッパー貯蔵バッグのように上部をジッパーで留める。カップまたはボウルは、シリコーンで一体部品に作製され、可撓性であり、食品グレードであり、食洗器／電子レンジ対応であり得る。カップまたはボウルは、皿／カップとして使用され得る。カップまたはボウルは、貯蔵容器として使用され得る。特に、カップまたはボウルは、旅行のために非常に好適であり得る。

材料は、安定性のために基部においてより厚くあり得る。上部は、より薄く、より可撓性であり得る。ジッパーは、オス型部分がメス型部分と噛合させられて封止をなす凸縁と溝との構成であり得る。ジッパーは、二重ジッパーまたは三重ジッパーであり得る。留め金が、ジッパーに沿って摺動するためにジッパーの外部に組み立てられ、口および／またはジッパーの閉鎖を補助し得る。ジッパーは、口を封止するように係合するオス型部材およびメス型部材を備え得る。本開示の目的のために、口は、ジッパー部材が、いかなる外部の影響からも独立して閉鎖されたままとなり、上下逆の容器の内側において水を保有するように十分に係合すると、ジッパー部材によって封止されたと見なされる。容器は、１〜２０カップの水体積を保持し得る。

ジッパー部材を有する容器は、特に、組み立てられた部品を有しない１つの一体型の全体として成形され得る。例えば、組み立てられた部品を有しない全体として一体型の容器を作製するために、ジッパー部材を含むその部品全てを有する容器の全体が、圧縮成形されるか、液体射出成形されるか、トランスファー成形されるか、または任意の同様のプロセスによって成形され得る。オーバーモールド加工が、これらの成形プロセスに含まれ得、ジッパー部材は、最初に別個に成形され、次いで、容器の型の内側に設置され、それによって、容器が成形されるとき、ジッパー部材は、容器を形成するために型の中に注入されている液体シリコーンによって「オーバーモールド加工された」または「カプセル化された」状態になり、それによって、全体として一体型の容器になり得る。ジッパー部材および容器は、別個に形成または成形し、次いで、シリコーン材料が完全に架橋結合（硬化）されていないときにジッパー部材および容器を接触するように設置し、次いで、部品をポスト焼成して全体を加硫処理することによって、全体として一体型になるように作製され得る。ジッパー部材または容器の他の部分は、型の中に注入されるより硬質のデュロメータまたは異なる材料から作製され得、それによって、より硬いデュロメータまたは異なる材料は、二重デュロメータまたは共成形製品になり得る。

シリコーン、特に、チタンシリコーンが使用され得る。例えば、３０〜８０ショアＡのデュロメータを有するシリコーンが使用され得る。シリコーンは、２９０％〜６２０％の破断時伸びを有し得る。シリコーンは、２１−３３Ｎ／ｍｍの引裂強度を有し得る。

本発明の１つの側面は、液体シリコーンゴム射出成形プロセスを使用し、容器を単一の一体型製品として作製することである。硬化させられていない液体シリコーンゴムが、２つの材料、すなわち、基部形成材料および触媒として開始し得る。材料は、混合チャンバの中に放出され得、着色剤または他の添加剤も、混合チャンバの中に放出され得る。特定の体積が、ジョブ毎の適切なショットサイズで型の中に注入され得る。温度、圧力、注入率、およびサイクル時間が、成形されている容器のサイズおよび形状に応じて調節され得る。型は、２以上のプレートを備え得る。液体シリコーンゴムが、予熱された型の中に注入され、材料を型およびその中の空洞の中に押動し得る。液体シリコーンゴムは、固化するまでの熱および圧力の印加によって型の中で硬化させられる。シリコーンの収縮率が、考慮されるべきである。シリコーンは、弾性材料であるため、型の空洞から除去されるときに、バリが生じ得る。バリは、成形された容器から自動的にまたは手動で除去され得る。

本発明の別の側面は、高稠度シリコーンゴム圧縮成形プロセスを使用し、容器を単一の一体型製品として作製することである。粒度の細かいバルクシリコーン材料が、粉末を添加することによって予め触媒作用を受ける。容器を作製するために要求されるシリコーンの正確な量が決定される。決定された量のシリコーンが、切断および計量され、型の空洞の中に方略的に設置される。シリコーン材料は、型の内部の部分全体を充填するように、容器の構成に近似するように事前に成形され得る。型は、型のプレートの間でシリコーンを圧縮することによって力が印加されるにつれて、摂氏３００度またはそれより高い温度まで加熱され、シリコーンを型の空洞の中に流入させる。シリコーンは、熱および圧力下で不可逆的化学反応によって硬化させられ、または加硫処理され、強く架橋結合された分子構造を作製する。型が開放され、成形された容器が除去される。バリは、成形された容器から自動的にまたは手動で除去され得る。

本発明のある実施形態によると、１つの特徴は、上部に口のジッパー封止を有する自立型容器を有することであり、口は、封止されていないとき、開放したままである。ユーザにとっての利点は、容器の口が、自立位置において開放したままであり、そのため、ユーザが、容器の口を開放している状態に保持する必要なく、容器の中に内容物を傾注し、または容器から外に内容物をスプーンですくい得ることである。この特徴を可能にするために、容器は、完成した容器が自然に開放位置をとることが望まれるように、開放位置にシリコーン成形され得る。ジッパー部材は、それ自体で自然に直線位置をとる傾向になるように、直線形の型の中でシリコーン成形され得る。ジッパー部材が、次いで、容器のジッパースロット内に継合されると、その組み合わせは、容器の口に、自立時に自然に開いた眼の形状をとらせる傾向にある。

図は、別個のカップ、ボウル、または容器の斜視図、側面図、および端面図を示す。各カップ、ボウル、または容器は、可撓性材料から作製され、可撓性材料は、容器自体で立つように基部領域において十分に堅性であるが、口が開放構成と閉鎖構成との間で遷移することを可能にするように閉鎖部領域において十分に可撓性である。

図１Ａ−図１Ｊは、低い容器の斜視図、側面図、および端面図を示す。低い容器１０は、形状が略楕円形である基部１１を備える。低い容器１０はさらに、上部に口１２を備え、口は、開放しているとき、略円形であり、閉鎖されているとき、略線形である。基部１１は、印加される力に応答した変形に耐えるために十分な堅性または剛性を有する壁厚および材料組成を備える。口１２は、口１２が開放構成と閉鎖構成との間で変形させられることを可能にするように十分に可撓性または柔軟である壁厚および材料組成を備える。一実施形態では、低い容器１０は、基部１１から口１２まで均一に変動する壁厚または剛性を有し得、壁厚は、基部１１においてより厚いか、またはより高い剛性であり、口１２においてより薄いか、またはより低い剛性である。低い容器１０は、口１２の近傍にジッパースロット１３を有し、閉鎖構成において口を封止し得る。

図１Ａは、開放構成にある低い容器１０の斜視図であり、図は、口を通して低い容器１０の内部の中へ見下ろしている。図１Ｂは、開放構成にある低い容器１０の斜視図であり、図は、基部１１に向かって見上げている。図１Ｃは、開放構成にある低い容器１０の端面図であり、各端部からの図は、同じである。図１Ｄは、開放構成にある低い容器１０の側面図であり、正面および背面の両方からの図は、同じである。図１Ｅは、開放構成にある低い容器１０の底面図である。

図１Ｆは、閉鎖構成にある低い容器１０の斜視図であり、図は、低い容器１０の閉鎖された口１２を見下ろしている。図１Ｇは、閉鎖構成にある低い容器１０の斜視図であり、図は、基部１１に向かって見上げている。図１Ｈは、閉鎖構成にある低い容器１０の端面図であり、各端部からの図は、同じである。図１Ｉは、閉鎖構成にある低い容器１０の側面図であり、正面および背面の両方からの図は、同じである。図１Ｊは、閉鎖構成にある低い容器１０の底面図である。

代替実施形態では、低い容器１０の基部１１は、任意の幾何学形状、例えば、正方形、長方形、三角形、八角形、六角形、楕円形等であり得る。さらに、口１２も、任意の幾何学形状であり得る。なおもさらに、基部１１と口１２との間の低い容器１０の断面も、任意の幾何学形状であり得る。本発明のいくつかの実施形態では、基部１１、口１２、および基部１１と口１２との間の断面は全て、同一の幾何学形状を有する。本発明のさらに他の実施形態では、基部１１、口１２、および基部１１と口１２との間の断面は、異なる幾何学形状を有する。

図２Ａ−図２Ｊは、タンブラの斜視図、側面図、および端面図を示す。タンブラ２０は、形状が略円形である基部２１を備える。タンブラ２０はさらに、上部において口２２を備え、口は、開放しているとき、略円形であり、閉鎖されているとき、略線形である。基部２１は、印加される力に応答した変形に耐えるために十分な堅性または剛性を有する壁厚および材料組成を備える。口２２は、口２２が開放構成と閉鎖構成との間で変形させられることを可能にするように十分に可撓性または柔軟である壁厚および材料組成を備える。タンブラ２０は、口２２の近傍にジッパースロット２３を有し、閉鎖構成において口を封止し得る。タンブラ２０は、基部２１から口２２まで均一に変動する壁厚および剛性を有し得、壁厚は、基部２１においてより厚いか、またはより高い剛性であり、口２２においてより薄いか、またはより低い剛性である。

図２Ａは、開放構成にあるタンブラ２０の斜視図であり、図は、口を通してボウル２０の内部の中へ見下ろしている。図２Ｂは、開放構成にあるタンブラ２０の斜視図であり、図は、基部２１に向かって見上げている。図２Ｃは、開放構成にあるタンブラ２０の端面図であり、各端部からの図は、同じである。図２Ｄは、開放構成にあるタンブラ２０の側面図であり、正面および背面の両方からの図は、同じである。図２Ｅは、開放構成にあるタンブラ２０の底面図である。

図２Ｆは、閉鎖構成にあるタンブラ２０の斜視図であり、図は、タンブラ２０の閉鎖された口２２を見下ろしている。図２Ｇは、閉鎖構成にあるタンブラ２０の斜視図であり、図は、基部２１に向かって見上げている。図２Ｈは、閉鎖構成にあるタンブラ２０の端面図であり、各端部からの図は、同じである。図２Ｉは、閉鎖構成にあるタンブラ２０の側面図であり、正面および背面の両方からの図は、同じである。図２Ｊは、閉鎖構成にあるタンブラ２０の底面図である。

代替実施形態では、タンブラ２０の基部２１は、任意の幾何学形状、例えば、正方形、長方形、三角形、八角形、六角形、楕円形等であり得る。さらに、口２２も、任意の幾何学形状であり得る。なおもさらに、基部２１と口２２との間のタンブラ２０の断面は、任意の幾何学形状であり得る。本発明のいくつかの実施形態では、基部２１、口２２、および基部２１と口２２との間の断面は全て、同一の幾何学形状を有する。本発明のさらに他の実施形態では、基部２１、口２２、および基部２１と口２２との間の断面は、異なる幾何学形状を有する。

図３Ａは、開放構成にあるボウル３０の斜視図であり、図は、口３２を通してボウル３０の内部の中へ見下ろしている。ジッパースロット３３が、口３２のすぐ内側にある。ボウル３０は、基部３１で垂直に直立する。図３Ｂは、閉鎖構成にあるボウル３０の斜視図であり、図は、ボウル３０の閉鎖された口３２を見下ろしている。

図４Ａは、開放構成にある高い容器４０の斜視図であり、図は、口４２を通して高い容器４０の内部の中へ見下ろしている。高い容器４０は、口４２が上部にある状態で、その基部４１で垂直に立つ。ジッパースロット４３が、口４２のすぐ内側にある。図４Ｂは、閉鎖構成にある高い容器４０の斜視図であり、図は、高い容器４０の閉鎖された口４２を見下ろしている。

図５は、タンブラ５０の斜視図を示す。タンブラ５０は、形状が円形である基部５１を備える。タンブラ５０はさらに、上部に口５２を備え、口５２は、開放しているとき、略円形であり、閉鎖されているとき、略線形である。タンブラ５０はさらに、基部５１と口５２との間に縁５４を備える。タンブラ５０は、基部５１と縁５４との間に下側壁５５を備え、下側壁５５は、タンブラ５０がその基部５１で垂直に自立し得るように、印加される力に応答した変形に抵抗するために十分な堅性または剛性を有する厚さおよび材料組成を有する。さらに、タンブラ５０は、基部５１と縁５４との間に上側壁５６を有し、上側壁５６は、口５２が開放構成と閉鎖構成との間で変形させられることを可能にするように十分に可撓性または柔軟な壁厚および材料組成を有する。一実施形態では、縁５４の上方の上側壁５６の円周は、上側壁５６が縁５４の下方の下側壁５５の外部にわたって下向きに巻かれ、または折り畳まれ得るように、縁５４の下方の下側壁５５の円周より大きいこともある。下向きに巻かれまたは折り畳まれた構成では、ボウル５０は、従来的なボウルとしてより完全に機能し得る。タンブラ５０を封止するために、上側壁５６は、図５に示されるように、伸長位置に解巻または伸展され得、ジッパースロット５３内のジッパーが、ジッパーで留められ、封止を形成し得る。容器、カップ、またはボウルの実施形態は、図５に示されるタンブラ５０と同様であり得る。

シリコーンから作製される本発明のいくつかの実施形態は、０．５ｍｍを上回る基部および側壁の厚さを有する。シリコーンから作製される本発明の他の実施形態は、約０．７ｍｍ〜約１．３ｍｍの基部および側壁の厚さを有する。シリコーンから作製される本発明のなおもさらなる実施形態は、約１．０ｍｍの基部および側壁の厚さを有する。

タンブラ、カップ、またはボウルは、透明もしくは不透明のいずれかであるシリコーン材料から作製され、任意の色になるように作製され得る。シリコーンは、食品と接触する用途のために適切な品質および組成であり得る。特に、白金との架橋結合のプロセスによって取得されるメチルビニルポリシロキサンが、適切なシリコーンであり得る。材料は、ポリウレタンゴム、スズ硬化シリコーンゴム、および白金硬化シリコーンゴムを含み得る。数字のマーカが、カップ、ボウル、またはタンブラ内に体積測定値を示すために追加され得る。

図５Ｂは、図５Ａに示されるタンブラの断面上面図であり、オス型ジッパー部材５７およびメス型ジッパー部材５８が、示される。オス型ジッパー部材５７は、口５２のすぐ内側に位置付けられ、タンブラ５０の一方の内側から延在する。メス型ジッパー部材５８は、口５２のすぐ内側に位置付けられ、タンブラ５０の他方の側面から延在する。この実施形態では、タンブラ５０は、口５２の両端部において比較的厚い先端５９を有し、各先端５９は、口５２の軸に対して横方向に内壁を形成する。先端５９の外部表面は、ユーザがタンブラ５０を保持しながらジッパー部材５７およびジッパー部材５８をともに閉鎖するための「取っ手」を提供する。ジッパー部材は、先端５９の内壁において終端し、閉鎖されると、タンブラ５０の口５２を完全に封止する。ジッパー部材５７およびジッパー部材５８は、タンブラ５０の口５２が図５Ｂに示されるように開放しているときでも、オス型ジッパー要素およびメス型ジッパー要素が先端５９において完全に係合するように、先端５９において相互に「交差」する。口５２を閉鎖するために、ユーザは、単に、口５２の側面をともに圧搾し、オス型ジッパー部材５７およびメス型ジッパー部材５８が先端５９から先端５９まで完全に係合させられるまで、ジッパー部材５７およびジッパー部材５８をともにつまむ。開放しているとき、口５２は、各先端５９に飲み口５３を形成する。

図５Ｃは、図５Ａに示される代替タンブラ５０の断面上面図であり、オス型ジッパー部材５７およびメス型ジッパー部材５８が示される。図５Ｂに示される実施形態と同様に、オス型ジッパー部材５７は、口５２のすぐ内側に位置付けられ、タンブラ５０の一方の内側から延在し、メス型ジッパー部材５８は、口５２のすぐ内側に位置付けられ、タンブラ５０の他方の側面から延在する。しかしながら、この実施形態では、口５２の各端部に形成された先端５９は、比較的に薄い壁厚を有し、各先端５９は、口５２の軸に対して横方向に内壁を形成しない。先端５９の領域内の壁厚は、口５２を形成する側壁とほぼ同一である。オス型ジッパー部材５７およびメス型ジッパー部材５８は、先端５９の最極端まで延々と延在し、先端５９において相互に「交差」する。ジッパー部材５７およびジッパー部材５８の端部は、ジッパー部材５７およびジッパー部材５８がともに閉鎖されると、それらが先端５９においてジッパーを封止するように、約４５度に角度付けられる。

図６Ａ−図６Ｅは、タンブラ６０の斜視図、上面図、および断面端面図を示す。タンブラ６０は、形状が略円形である基部６１を備える。タンブラ６０はさらに、上部において口６２を備え、口は、開放しているとき、略円形であり、閉鎖されているとき、略線形である。口６２の内部の各端部において、タンブラ６０は、飲み口６３を有する。この実施形態では、口６２の各端部に形成された先端６９は、口６２を形成する側壁とほぼ同一の壁厚を有する。オス型ジッパー部材６７は、口６２のすぐ内側に位置付けられ、タンブラ６０の一方の内側から突出し、一方の飲み口６３から他方の飲み口６３まで延在する。メス型ジッパー部材６８は、口６２のすぐ内側に位置付けられ、タンブラ６０の他方の内側から突出し、一方の飲み口６３から他方の飲み口６３まで延在する。

図６Ａは、タンブラ６０の斜視図である。図６Ｂは、示される断面を有するタンブラ６０の上面図であり、断面Ｃ−Ｃが図６Ｃに示され、断面Ｄ−Ｄが図６Ｄに示され、断面Ｅ−Ｅが図６Ｅに示されている。オス型部材６７およびメス型部材６８の中間の実質的部分の全体を通して、部材は、完全に形成され、完全に定寸されている。図６Ｃは、完全に形成され、かつ完全に定寸されたオス型部材６７およびメス型部材６８を示す。この実施形態では、部材は、相互係止特徴を有し、相互係止特徴は、オス型ジッパー部材６７がメス型ジッパー部材６８の中に挿入されると、それらをともに保持し、封止を形成する。断面において、オス型ジッパー部材６７は、胴部１０１の遠位端に頭部１０２を有する胴部１０１を有するボタンまたはマッシュルーム外形を有する。頭部１０２は、２つの肩部１０３が胴部１０１から両方向に延在するように、胴部１０１より広い。断面において、メス型ジッパー部材６８は、２つの対向フランジ１０４を備え、各フランジ１０４は、反対のフランジ１０４に向かって延在する肩部１０５を有する。オス型部材６７およびメス型部材６８が、口６２を閉鎖し封止するために係合させられると、頭部１０２は、オス型ジッパー部材６７の肩部１０３がメス型ジッパー部材６８の肩部１０５の背後で係止された状態になるまで、フランジ１０４の間に挿入される。オス型部材６７およびメス型部材６８は、可撓性材料から作製されるため、部材は、挿入の間に撓曲し、係合に応じて跳ね返る。

オス型部材６７およびメス型部材６８は、飲み口６３に向かって延在するにつれて、高さがより低い状態になるが、それらの形態を保有する。図６Ｄは、比較的により短いオス型部材６７およびメス型部材６８を示す。特に、オス型ジッパー部材６７の頭部１０２のサイズは、図６Ｃに示される頭部と同一のサイズであり、メス型ジッパー部材６８のフランジ１０４によって画定される溝は、図６Ｃに示される溝と同一のサイズである。

オス型部材６７およびメス型部材６８は、飲み口６３の近傍まで延在するにつれて、高さがさらにより低い状態になり、それらの形態を変化させる。この実施形態では、部材は、頭部１０２のサイズを縮小し、フランジ１０４間の溝のサイズを縮小することによって、それらの形態を変化させる。図６Ｅは、比較的により低いオス型部材６７およびメス型部材６８を示す。肩部１０３および肩部１０５も、部材が飲み口６３に向かってテーパ状になるようにサイズが収縮する。オス型部材６７およびメス型部材６８は、飲み口６３において存在しない状態になるまで、テーパ状になり続ける。

図６Ｆは、図６Ａ−図６Ｅに示されるタンブラ６０の底面図であり、口６２の軸に沿った切取標高Ｇ−Ｇを示す。図６Ｇは、タンブラ６０の切取正面図であり、切取は、タンブラ６０の内部が可視であるように断面Ｇ−Ｇにおいて行われている。メス型ジッパー部材６８は、一方の飲み口６３から他方まで延在する。メス型ジッパー部材６８は、オス型ジッパー部材６７（図示せず）の頭部１０２を受け取るための溝を間に画定する２つのフランジ１０４を有する。フランジ１０４は、飲み口６３において終端するように、飲み口６３に向かって延在するにつれてテーパ状になり、より小さい状態になる。当然ながら、フランジ１０４間に画定される溝も、飲み口６３において終端する。

再び図６Ａおよび図６Ｂを参照すると、オス型ジッパー部材６７およびメス型ジッパー部材６８は、飲み口６３に干渉しない。口６２が開放しているとき、オス型ジッパー部材６７およびメス型ジッパー部材６８は、飲み口６３において相互と係合しない。これは、タンブラ６０内に含有される流体が、オス型ジッパー部材６７およびメス型ジッパー部材６８のうちのいずれかから越流することなく、いずれかの飲み口６３から外に傾注されることを可能にする。むしろ、流体は、飲み口６３のうちのいずれかを通してオス型ジッパー部材６７とメス型ジッパー部材６８との間に流動し得る。さらに、ジッパー部材は、口６２が開放しているときに係合しないため、残渣および残留物が、メス型ジッパー部材６８のフランジ１０４間か、またはオス型ジッパー部材６７の頭部１０２の背後に画定される溝の中に留まった状態になる機会は殆どない。

図７Ａ−図７Ｄは、代替タンブラ７０の斜視断面端面図を示す。タンブラ７０は、形状が略円形である基部７１を備える。タンブラ７０はさらに、上部に口７２を備え、口は、開放しているとき、略円形であり、閉鎖されているとき、略線形である。口７２の内部の各端部において、タンブラ７０は、飲み口７３を有する。この実施形態では、口７２の各端部において形成された先端７９は、口７２を形成する側壁とほぼ同一の壁厚を有する。オス型ジッパー部材７７は、口７２のすぐ内側に位置付けられ、タンブラ７０の一方の内側から突出し、一方の飲み口７３から他方の飲み口７３まで延在する。メス型ジッパー部材７８は、口７２のすぐ内側に位置付けられ、タンブラ７０の他方の内側から突出し、一方の飲み口７３から他方の飲み口７３まで延在する。この実施形態では、オス型ジッパー部材７７およびメス型ジッパー部材７８は、飲み口７３の近傍に、中間断面とはるかに異なる端部断面を有する。

図７Ａは、タンブラ７０の斜視図である。図７Ｂは、示される断面を有するタンブラ７０の上面図であり、断面Ｃ−Ｃが図７Ｃに示され、断面Ｄ−Ｄが図７Ｄに示される。図７Ｃは、オス型ジッパー部材７７が、胴部１０１の遠位端に頭部１０２を有する胴部１０１を有するボタンまたはマッシュルーム外形を有することを示す。頭部１０２は、２つの肩部１０３が胴部１０１から両方向に延在するように、胴部１０１より広い。断面において、メス型ジッパー部材７８は、２つの対向フランジ１０４を備え、各フランジ１０４は、反対のフランジ１０４に向かって延在する肩部１０５を有する。オス型部材７７およびメス型部材７８が、口７２を閉鎖し封止するために係合させられると、頭部１０２は、オス型ジッパー部材７７の肩部１０３がメス型ジッパー部材７８の肩部１０５の背後で係止された状態になるまで、フランジ１０４間に挿入される。オス型ジッパー部材７７およびメス型ジッパー部材７８は両方とも、全中間断面の全体を通してそれらの断面外形を維持する。オス型ジッパー部材７７およびメス型ジッパー部材７８の端部は、中間断面と比較して異なる外形を有する。オス型ジッパー部材７７の端部は、頭部のない胴部１０７の形状である断面外形を有する。図７Ｄを参照されたい。メス型ジッパー部材７８の端部は、フランジ間に溝を画定する２つの肩部のないフランジ１０８の形状である断面外形を有する。図７Ｄを参照されたい。したがって、図６Ａ−図６Ｆの実施形態と図７Ａ−図７Ｄの実施形態との間の差異は、肩部１０３および肩部１０５が、オス型ジッパー部材７７およびメス型ジッパー部材７８が飲み口７３において終端するより十分前に終端することである。しかしながら、２つの実施形態の同様の特徴は、オス型ジッパー部材７７およびメス型ジッパー部材７８が、飲み口７３に干渉しないことである。口７２が開放しているとき、オス型ジッパー部材７７およびメス型ジッパー部材７８は、飲み口７３において相互と係合しない。これは、タンブラ７０内に含有される流体が、オス型ジッパー部材７７およびメス型ジッパー部材７８のうちのいずれかから越流することなく、いずれかの飲み口７３から外に傾注されることを可能にする。むしろ、流体は、飲み口７３のうちのいずれかを通して頭部のない胴部１０７と肩部のないフランジ１０８との間に流動し得る。さらに、ジッパー部材は、口７２が開放しているときに係合しないため、残渣および残留物が、メス型ジッパー部材７８の肩部のないフランジ１０８の間か、またはオス型ジッパー部材７７の頭部のない胴部１０７の周囲に画定された溝の中に留まった状態になる機会は殆どない。

開示される実施形態は、本開示において詳細に説明されているが、種々の変更、代用、および改変が、実施形態の精神および範囲から逸脱することなく、実施形態に成され得ることを理解されたい。

Claims (19)

1. 容器であって、前記容器は、
   基部および自立側面であって、前記自立側面は、前記基部から延在し前記基部の反対に口を画定し、前記口は、相互に対向する第１の飲み口および第２の飲み口と、前記第１の飲み口と前記第２の飲み口との間で相互に対向する第１の内部側面および第２の内部側面とを有する、基部および自立側面と、
   前記口の前記第１の内部側面から、前記第１の飲み口から前記第２の飲み口まで延在する、第１のジッパー部材と、
   前記口の前記第２の内部側面から、前記第１の飲み口から前記第２の飲み口まで延在する、第２のジッパー部材と
   を備え、
   前記口は、開放構成と閉鎖構成との間で変形可能であり、前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材は、前記口が開放しているとき、係脱可能であり、前記口が閉鎖されているとき、係合可能であり、
   前記基部、前記側面、ならびに前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材は、組み立てられた部品を有しない全体として一体型の容器であり、
   前記容器は、シリコーンを備え、
   前記第１の飲み口と前記第２の飲み口との間の前記第１のジッパー部材および第２のジッパー部材の中間部分は、前記第１の飲み口および前記第２の飲み口のうちの少なくとも一方に向かう前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材の端部より大きく、
   前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材は、前記第１の飲み口および前記第２の飲み口のうちの少なくとも一方にわたって延在せず、前記口が前記開放構成にあるとき、前記第１の飲み口および前記第２の飲み口のうちの前記少なくとも一方において係脱される、容器。
2. 前記シリコーンは、白金シリコーンを含む、請求項１に記載の容器。
3. 前記第１のジッパー部材は、オス型であり、前記第２のジッパー部材は、メス型である、請求項１に記載の容器。
4. 前記第１のジッパー部材の断面外形は、胴部の遠位端に頭部を備え、前記頭部は、前記胴部の中心軸から略横方向へ対向する方向に延在する肩部を有し、前記第２のジッパー部材の断面外形は、２つのフランジを備え、前記フランジは、前記フランジ間に溝を画定し、各フランジは、その遠位端に肩部を有する、請求項１に記載の容器。
5. 前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材は、係合させられると、前記口を封止する、請求項１に記載の容器。
6. 前記第１のジッパー部材および第２のジッパー部材は、前記口が開放しているときおよび閉鎖されているときの両方において、交差し、前記第１の飲み口または前記第２の飲み口のいずれかにおいて係合させられる、請求項１に記載の容器。
7. 前記基部および前記側面は、０．５ｍｍを上回る厚さを有する、請求項１に記載の容器。
8. 前記基部および前記側面は、０．７ｍｍ〜１．３ｍｍの厚さを有する、請求項１に記載の容器。
9. 前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材の各々の前記厚さは、５．０ｍｍ未満である、請求項１に記載の容器。
10. 成形プロセスによって作製される容器であって、前記容器は、
    基部および自立側面であって、前記自立側面は、前記基部から延在し前記基部の反対に口を画定し、前記口は、相互に対向する第１の飲み口および第２の飲み口と、前記第１の飲み口と前記第２の飲み口との間で相互に対向する第１の内部側面および第２の内部側面とを有する、基部および自立側面と、
    前記口の前記第１の内部側面から、前記第１の飲み口から前記第２の飲み口まで延在する第１のジッパー部材と、
    前記口の前記第２の内部側面から、前記第１の飲み口から前記第２の飲み口まで延在する第２のジッパー部材と、
    を備え、
    前記口は、開放構成と閉鎖構成との間で変形可能であり、前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材は、前記口が開放しているとき、係脱可能であり、前記口が閉鎖されているとき、係合可能であり、
    前記基部、前記側面、ならびに前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材は、組み立てられた部品を有しない全体として一体型の容器であり、
    前記容器は、シリコーンを備え、
    前記第１の飲み口と前記第２の飲み口との間の前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材の中間部分は、前記第１の飲み口および前記第２の飲み口のうちの少なくとも一方に向かう前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材の端部より大きく、
    前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材は、前記第１の飲み口および前記第２の飲み口のうちの少なくとも一方にわたって延在せず、前記口が前記開放構成にあるとき、前記第１の飲み口および前記第２の飲み口のうちの前記少なくとも一方において係脱され、
    前記成形プロセスは、液体射出成形、圧縮成形、およびトランスファー成形から選択されるシリコーン成形プロセスを備える、容器。
11. 前記成形プロセスはさらに、前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材を成形することと、前記容器を成形する間に前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材をオーバーモールド加工することとを含む、請求項１２に記載の成形プロセスによって作製される容器。
12. 前記シリコーンは、白金シリコーンを含む、請求項１２に記載の成形プロセスによって作製される容器。
13. 前記第１のジッパー部材の断面外形は、胴部の遠位端に頭部を備え、前記頭部は、前記胴部の中心軸から略横方向へ対向する方向に延在する肩部を有し、前記第２のジッパー部材の断面外形は、２つのフランジを備え、前記フランジは、前記フランジ間に溝を画定し、各フランジは、その遠位端に肩部を有する、請求項１０に記載の成形プロセスによって作製される容器。
14. 前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材は、係合されると、前記口を封止する、請求項１０に記載の成形プロセスによって作製される容器。
15. 前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材は、前記口が開放しているときおよび閉鎖されているときの両方において、交差し、前記第１の飲み口および第２の飲み口のうちの少なくとも一方において係合させられる、請求項１０に記載の成形プロセスによって作製される容器。
16. 前記基部および前記側面は、０．５ｍｍ〜１．３ｍｍの厚さを有する、請求項１０に記載の成形プロセスによって作製される容器。
17. 前記第１のジッパー部材および前記第２のジッパー部材の各々の厚さは、５．０ｍｍ未満である、請求項１０に記載の成形プロセスによって作製される容器。
18. 前記口は、前記容器がその基部で自立しているとき、前記口が前記開放構成にあるときに開放したままであるように、前記開放構成に向かって付勢される、請求項１に記載の容器。
19. 前記口は、前記容器がその基部で自立しているとき、前記口が前記開放構成にあるときに開放したままであるように、前記開放構成に向かって付勢される、請求項１０に記載の成形プロセスによって作製される容器。

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