JP2022190723A - 報告書作成支援システム、及び報告書作成支援方法 - Google Patents

報告書作成支援システム、及び報告書作成支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】報告書の様式が提出先によって異なるような場合に、提出先の様式に適合した報告書を容易に作成可能にする。【解決手段】複数の出力様式それぞれに、出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されているとともに、分類分けされた点検データの出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータが用意されており、点検データに基づく各データを選択された一の出力様式に対応する出力様式プリセットデータに記された挿入位置情報を基に、選択された一の出力様式に対応する出力様式フォーマットデータに示される出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する。【選択図】図3

Description

本発明は、土木構造物(橋梁、高速道路、トンネルなど)の点検結果をまとめた報告書の作成支援に関する。
従来から、作業者が土木構造物(橋梁、高速道路、トンネルなど)を点検して点検結果を報告書としてまとめることが行われている。この作業者による土木構造物の点検に際しての作業者の負担軽減を図るシステムとして、通信端末のディスプレイに点検日時や点検結果などを入力するための画面を表示し、当該画面に入力された情報を基に所定の様式の報告書を作成する、報告書の作成を支援する報告書作成支援システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-26274号公報
ところで、土木構造物の点検結果をまとめた報告書はその提出先によって様式が異なることがあるが、上記の報告書作成支援システムでは報告書の様式が複数ある場合を考慮していない。このため、報告書の様式が提出先によって異なるような場合には、提出先によっては提出先の様式に適合した報告書を作成できず、報告書の作成の支援が十分に図られているとは言い難い。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、報告書の様式が提出先によって異なるような場合に、提出先の様式に適合した報告書を容易に作成可能にする、報告書の作成を支援する報告書作成支援システム、及び報告書作成支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る報告書作成支援システムは、土木構造物の点検結果をまとめた報告書を作成する報告書作成システムにおいて、報告書の出力様式が複数あり、土木構造物の点検結果に基づく点検データを記憶する記憶手段と、複数の前記出力様式の中から作成する報告書に対応する一の出力様式を選択する出力様式選択手段と、複数の前記出力様式それぞれに、前記出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されているとともに、点検データに基づく各データの前記出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータが用意されており、前記点検データに基づく各データを、前記出力様式選択手段により選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式プリセットデータに記された前記挿入位置情報を基に、前記出力様式選択手段により選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式フォーマットデータに示される前記出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する挿入手段とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、複数の出力様式それぞれに、出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されているとともに、点検データに基づく各データの出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータが用意されており、点検データに基づく各データを選択された一の出力様式に対応する出力様式プリセットデータに記された挿入位置情報を基に、選択された一の出力様式に対応する出力様式フォーマットデータに示される出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する。このため、報告書の様式が提出先によって異なるような場合に、提出先の様式に適合した報告書を容易に作成することが可能になる。
また、本発明に係る報告書作成支援方法は、土木構造物の点検結果をまとめた報告書を作成する報告書作成方法において、報告書の出力様式が複数あり、複数の前記出力様式の中から作成する報告書に対応する一の出力様式を選択する出力様式選択ステップと、複数の前記出力様式それぞれに、前記出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されているとともに、点検データに基づく各データの前記出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータが用意されており、前記点検データに基づく各データを、前記出力様式選択ステップにより選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式プリセットデータに記された前記挿入位置情報を基に、前記出力様式選択ステップにより選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式フォーマットデータに示される前記出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する挿入ステップとを備えることを特徴としている。
この構成によれば、複数の出力様式それぞれに、出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されているとともに、点検データに基づく各データの出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータが用意されており、点検データに基づく各データを選択された一の出力様式に対応する出力様式プリセットデータに記された挿入位置情報を基に、選択された一の出力様式に対応する出力様式フォーマットデータに示される出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する。このため、報告書の様式が提出先によって異なるような場合に、提出先の様式に適合した報告書を容易に作成することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る報告書作成支援システムのシステム構成を示すブロック図である。 図1に示す報告書作成支援システムを用いた点検調書作成処理の処理フローを示すフローチャートである。 図1に示す報告書作成支援システムを用いた報告書作成処理の処理フローを示すフローチャートである。 図1に示す報告書作成支援システムで用いられる点検調書の入力様式のフォーマットの一例を示す図である。 点検調書の作成過程における図1のタブレット端末の表示ユニットの表示例を示す図である。 点検調書の作成過程における図1のタブレット端末の表示ユニットの表示例を示す図である。 点検調書の作成過程における図1のタブレット端末の表示ユニットの表示例を示す図である。 点検調書の作成過程における図1のタブレット端末の表示ユニットの表示例を示す図である。 点検調書の作成過程における図1のタブレット端末の表示ユニットの表示例を示す図である。 点検調書の作成過程における図1のタブレット端末の表示ユニットの表示例を示す図である。 点検調書の作成過程における図1のタブレット端末の表示ユニットの表示例を示す図である。 図1に示す報告書作成支援システムで用いられる報告書の出力様式のフォーマットの一例を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<報告書作成支援システムのシステム構成>
まず、本発明の一実施形態に係る報告書作成支援システム1のシステム構成について図1を参照して説明する。
本実施形態は、報告書の様式が提出先によって異なる場合を対象としている。なお、これには、報告書の提出先が3以上ある場合には、全ての提出先で報告書の様式が異なっているケースや、一部の提出先で報告書の様式が同じではあるが全ての提出先で報告書の様式が同じになっていないケースが含まれる。
図1にシステム構成を示す報告書作成支援システム1は、土木構造物(橋梁、高速道路、トンネルなど)の異常などを点検して点検調書を作成する点検作業者が点検調書の作成を入力漏れなく容易に行うことができるように点検調書の作成を補助するとともに、土木構造物の異常などの点検結果などをまとめた報告書を作成する報告書作成者が提出先の様式に適合した報告書の作成を容易に行うことができるように報告書の作成を補助するシステムである。
報告書作成支援システム1は、図1に示すように、デジタルカメラ10と、メモリカード20と、タブレット端末30と、クラウドサーバ40と、コンピュータ端末50とを含むように構成されている。
デジタルカメラ10は、本実施形態では、点検作業者が点検現場などで土木構造物の撮影に使用するものである。デジタルカメラ10は、点検対象箇所などの被写体を撮影し、被写体を撮影した撮影画像データをメモリカード20に保存するための機能を有するとともに、タブレット端末30などの外部機器と無線通信するための機能を有するものである。なお、デジタルカメラ10は、タブレット端末30などの外部機器と通信ケーブルで接続して有線通信を行うものであってもよい。
メモリカード20は、データを記憶するための機能を有するものである。本実施形態では、メモリカード20は、デジタルカメラ10に挿入され、デジタルカメラ10で撮影された被写体の撮影画像データなどを記憶する。メモリカード20に記憶されている撮像画像データは、デジタルカメラ10により読み出され、タブレット端末30とデジタルカメラ10との無線通信機能により、タブレット端末30により取得される。なお、本実施形態では、デジタルカメラ10が無線通信機能を有しているためメモリカード20は無線通信機能を有していないが、デジタルカメラ10が無線通信機能を有していない場合にはメモリカード20が無線通信機能を有するようにする。ただし、デジタルカメラ10及びメモリカード20双方が無線通信機能を有していてもよい。
タブレット端末30は、本実施形態では、点検作業者が点検現場などで点検結果の入力などに使用するものである。タブレット端末30は、図1に示すように、CPU31と、メモリユニット32と、入力ユニット33と、表示ユニット34と、デジタルカメラ10などの外部機器と無線通信を行うための無線通信ユニット35と、インターネット上のクラウドサーバ40などの外部機器と無線通信を行うための無線通信ユニット36とを備える。なお、タブレット端末30は無線通信ユニット36によりインターネット上のアクセスポイント(不図示)まで無線通信を行い、当該アクセスポイントからクラウドサーバ40までの通信は有線通信などで行われる。
CPU31は、タブレット端末30の各部の制御や演算処理を行うものである。メモリユニット32は、報告書の作成を支援するための報告書作成支援ツールに係るプログラムなどの各種プログラムなどを記憶するROMと、点検作業者が作成した点検調書に係る点検調書データなどの各種データを記憶するRAMとを有する。入力ユニット33は、表示ユニット34の表示領域に配されたタッチパネルなどで構成されており、点検作業者が点検調書に係る情報を入力するなど各種情報を入力するために使用されるものである。表示ユニット34は、液晶ディスプレイなどで構成されており、各種情報を表示するものである。
クラウドサーバ40は、インターネット上に配置されており、各種データを記憶する機能を有するとともに、タブレット端末30やコンピュータ端末50などの外部機器と通信するための機能を有するものである。クラウドサーバ40は、図1に示すように、CPU41と、メモリユニット42と、タブレット端末30やコンピュータ端末50と通信を行うための通信ユニット43とを備える。
CPU41は、クラウドサーバ40の各部の制御や演算処理を行うものである。メモリユニット42は、各種プログラムなどを記憶するROMと、点検調書データを書式化した点検調書書式化データなどの各種データを記憶するRAMとを有する。
コンピュータ端末50は、本実施形態では、報告書作成者がビルのオフィスなどの任意の場所で報告書の作成に使用するものであり、パーソナルコンピュータ(PC)端末で構成されている。コンピュータ端末50は、図1に示すように、CPU51と、メモリユニット52と、入力ユニット53と、表示ユニット54と、インターネット上のクラウドサーバ40などの外部機器と通信を行うための通信ユニット55とを備える。なお、コンピュータ端末50は通信ユニット55によりインターネット上のアクセスポイント(不図示)まで有線通信又は無線通信を行い、当該アクセスポイントからクラウドサーバ40までの通信は有線通信などで行われる。なお、コンピュータ端末50としてPC端末の代わりにタブレット端末などを使用することも可能である。
CPU51は、コンピュータ端末50の各部の制御や演算処理を行うものである。メモリユニット52は、報告書の作成を支援するための報告書作成支援ツールに係るプログラムなどの各種プログラムを記憶するROMと、報告書作成者が作成した報告書に係る報告書データ(出力様式のフォーマットに点検結果などのデータを挿入したデータ)などの各種データを記憶するRAMとを有する。入力ユニット53は、キーボードやマウスなどで構成されており、報告書作成者が報告書の様式(出力様式)などの情報を入力するなど各種情報を入力するために使用されるものである。表示ユニット54は、液晶ディスプレイなどで構成されており、各種情報を表示するものである。
<点検調書作成処理の処理フロー>
続いて、図1に示す報告書作成支援システムを用いた点検調書作成処理の処理フローについて図2を参照して説明する。点検調書作成処理は、点検作業者が点検現場で土木構造物の異常などを点検してデジタルカメラ10やタブレット端末30を用いて点検調書を作成する部分に関連する処理である。
点検作業者は、点検調書を作成するのに先立って、デジタルカメラ10の内部時計の時刻とタブレット端末30の内部時計の時刻とを正確に一致させる。
タブレット端末30のメモリユニット32には、図4に一例を示す点検調書の入力様式のフォーマット(点検調書入力様式フォーマット)を示す点検調書入力様式フォーマットデータや、当該点検調書入力様式フォーマットデータに対して過去の点検調書結果などが入力されたデータ(以下、「過去点検調書データ」と記載する。)が記憶されている。
点検作業者は現場で土木構造物の異常などを点検して点検調書入力様式(図4参照)に所定の各種情報を入力することで点検調書を作成する。
点検作業者が入力ユニット33を用いて報告書作成支援ツールを実行するための報告書作成支援ツール実行操作を行うと、タブレット端末30のCPU31が報告書作成支援ツール実行操作を検知し、メモリユニット32から報告書作成支援ツールに係るプログラムを読み出して実行する。
CPU31は、メモリユニット32に記憶されている点検調書入力様式フォーマットデータ又は過去点検調書データを基に、今回の点検のための点検調書データ用の点検調書ファイルを新規作成してメモリユニット32に保存するとともに、表示ユニット34に点検調書入力様式フォーマットデータ又は過去点検調書データに対応した点検調書入力様式(図4参照)を表示する(ステップS1)。
CPU31は、点検作業者により入力された点検調書データをメモリユニット32に記憶されている点検調書ファイルに保存する点検調書データ入力保存処理を行う(ステップS2)。
以下、ステップS2の点検調書データ入力保存処理の過程での点検作業者による一入力例について図4及び図5から図11を参照して説明する。
点検作業者は表示ユニット34に表示されている点検調書入力様式(図4参照)に対して入力ユニット33を用いて符号100Aの各領域(図4の符号100aに示される点検調書がどのようなものであるかの説明、径間番号、起点側(経度や緯度)、終点側(経度や緯度)、橋梁ID、橋梁名、所在地(自)、所在地(至)、路線名、距離標(自)、距離標(至)、管轄、橋梁コード、調書更新年月日、最終点検年月日)に情報を入力する。CPU31は、点検作業者による入力ユニット33を用いた入力を検知すると、入力ユニット33を用いて入力された各内容をメモリユニット32に記憶されている点検調書ファイルに保存する。
点検作業者は表示ユニット34に表示されている点検調書入力様式(図4参照)に対して入力ユニット33を用いて符号100Bの各領域に情報を入力するために符号100Bの領域に対してタップ操作を行うと、CPU31が、当該領域のタップ操作を検知し、表示ユニット34に、図5に一例を示す報告書作成支援ページを表示する。報告書作成支援ページでは、「橋梁名」領域101、「橋梁管理番号」領域102、「路線名」領域103に、点検調書入力様式(図4参照)の符号100Aの橋梁名、橋梁ID、路線名の入力内容が表示される。
点検作業者は、図5に一例を示す報告書作成支援ページにおいて、入力ユニット33を用いて、「所在地」領域104に所在地を入力し、CPU31は入力ユニット33を用いて入力された入力内容(所在地)をメモリユニット32に記憶されている点検調書ファイルに保存する。
点検作業者が入力ユニット33を用いて「写真」領域108に対してタップ操作を行うと、CPU31は、「写真」領域108に対するタップ操作を検知し、点検作業者が写真の挿入などの指定操作を行うためのウインドウ(図6を参照。以下、「写真関連指定ウインドウ」と記載する。)を表示ユニット34に表示する。点検作業者が入力ユニット33を用いて写真関連指定ウインドウ110内のプルダウンボタン111に対する押下操作を行うと、CPU31は、プルダウンボタン111に対する押下操作を検知し、図6に一例を示す、点検作業者が写真に関連してこれからどのような作業を行うかを複数の選択肢(「写真の選択(置き換え)」、「写真の選択(新しい枠の挿入)」、「写真の削除(写真のみ削除)」、「写真の削除(枠ごと削除)」、「写真の選択(空枠の挿入)」など)の中から一つを選択するためのプルダウンメニュー112を表示し、選択中の選択肢を選択中選択肢表示領域113に表示する。プルダウンメニュー112では、選択中の選択肢は、文字が白黒反転し、背景色も白黒反転するようになっている。
ここで、ステップS1で新規作成される点検調書フォーマットの点検調書は、現場によっては過去に作成された点検調書を参照しながら新規の点検調書を作成する場合があり、この場合には過去の点検調書に係る過去に撮影された撮影画像データが存在する点検調書となる。
「写真の選択(置き換え)」は、既に配置されている過去の撮影画像データを今回の点検にて撮影した撮影画像データに差し替える場合に選択されるものである。この場合、過去に撮影された撮影画像データは点検調書上からは削除されることになるが、メモリユニット32からは削除されない。
「写真の選択(新しい枠の挿入)」は、「写真の選択(置き換え)」の選択によって過去の撮影画像データは今回の撮影画像データに差し替えられていくが、今回の点検での撮影画像データの枚数が過去の点検での撮影画像データの枚数を上回る場合には、新しい撮影画像データを配置するための枠を設ける必要があり、この新しい撮影画像データを配置するための枠を新たに作成する場合に選択されるものである。
「写真の削除(写真のみ削除)」、及び、「写真の削除(枠ごと削除)」は、それぞれ、「写真の選択(置き換え)」の選択によって過去の撮影画像データは今回の撮影画像データに差し替えられていくが、過去の点検での撮影画像データの枚数が今回の点検での撮影画像データの枚数を上回る場合には、枚数を上回る分の過去の撮影画像データが不要または邪魔となるため、撮影画像データのみ削除する場合に選択されるものであり、撮影画像データに加えて枠も削除する場合に選択されるものである。
「写真の選択(空枠の挿入)」は、撮影画像データの配置用の新しい枠を挿入する場合に選択されるものであり、この場合には撮影画像データは挿入されていない。
CPU31は、プルダウンメニュー112において選択された選択肢に対応する写真関連指定ウインドウ110aを表示ユニット34に表示する(図7参照)。図7の写真関連指定ウインドウ110aは選択肢「写真の選択(置き換え)」が選択された場合に表示される。
点検操作者が入力ユニット33を用いて写真関連指定ウインドウ110a内のプルダウンボタン114に対する押下操作を行うと、CPU31は、プルダウンボタン114に対する押下操作を検知し、図7に一例を示す、点検作業者が写真の選択(置き換え)に関連してこれからどのような作業を行うかを複数の選択肢(「撮影開始」、「写真整理」、「データ解析」、「納品モードにする」など)の中から一つを選択するためのプルダウンメニュー115を表示し、選択中の選択肢を選択中選択肢表示領域116に表示する。プルダウンメニュー115では、選択中の選択肢は、文字が白黒反転し、背景色も白黒反転するようになっている。
「撮影開始」は新たに点検箇所を撮影する場合に選択されるものである。
「写真整理」は、新規の点検調書ファイルに記憶された撮影画像データの撮影情報(時間、場所、画像ファイル名)をすべて抽出し、対応する撮影画像データのファイルをメモリカード20から抽出し、メモリユニット32に整理用階層構造フォルダを作成して撮影情報に基づき分類しながらコピーする場合に選択されるものである。
「データ解析」は、新規の点検調書ファイルに記憶されている入力文章のすべてについて形態素解析を行って、用語、文、その他それに付随する言葉などの各要素に分解し、それらを予め定められた所定の出力様式のフォーマット(提出先(納品先)の指定のフォーマット)に整列させるために各要素を加工し、出力様式プリセットデータに基づき、整形された文章に組み立てる場合に選択されるものである。
「納品モードにする」は、「データ解析」が選択されて作成された「整形された文章」には点検作業者が理解しやすいように提出先(納品先)の指定のフォーマットには存在しない(納品には不要な)付随的文章(備考、メモ等)が付与されており、これら付随的文章(備考、メモ等)を除去して納品物としての提出先(納品先)の指定のフォーマットに変換する場合に選択されるものである。
CPU31は、プルダウンメニュー115において選択肢「撮影開始」が選択された場合には、図8に一例を示すウインドウ(以下、「撮影関連指定ウインドウ」と記載する。)130を表示するとともに、内部時計の時刻を撮影開始時刻としてメモリユニット32に保存する。なお、入力ユニット33を用いて撮影関連指定ウインドウ130内の「キャンセル」ボタン132に対する押下操作が行われた場合には、写真関連指定ウインドウ110aが表示された状態に戻る。
撮影関連指定ウインドウ130が表示されている状態で、点検作業者はデジタルカメラ10を用いて土木構造物の点検箇所の撮影を行い、デジタルカメラ10は土木構造物の点検箇所を撮影した撮影画像データを、撮影した位置を示す位置情報(緯度、経度)、撮影した年月日や時刻を示す撮影年月日時刻情報とともにメモリカード20に保存する。
点検作業者はデジタルカメラ10を用いて土木構造物の点検箇所の撮影を終了すると、入力ユニット33を用いて撮影関連指定ウインドウ130内の「撮影終了」ボタン131に対して押下操作を行う。CPU31は「撮影終了」ボタン131に対する押下操作を検知し、「撮影終了」ボタン131に対して押下操作がされたことを検知したときの内部時計の時刻を撮影終了時刻としてメモリユニット32に保存する。そして、CPU31は、撮影開始時刻から撮影終了時刻までの間に撮影された撮影画像データを、撮影した位置を示す位置情報(緯度、経度)、撮影した年月日や時刻を示す撮影年月日時刻情報とともにデジタルカメラ10と無線通信を行って取得し、取得した撮影画像データを、撮影した位置を示す位置情報(緯度、経度)、撮影した年月日や時刻を示す撮影年月日時刻情報とともに、メモリユニット32に記憶されている点検調書ファイルに保存する。撮影画像データは例えば点検調書の入力様式のフォーマット(図4参照)の符号100B内の(写真)部分に挿入される。
点検作業者は、報告書作成支援ページ(図5参照)において、入力ユニット33を用いて、「写真番号」領域105、「径間番号」領域106、「メモ」領域107それぞれに写真番号、径間番号、メモ内容(例えば、ひびわれ、b(小小)、W=0.1mmなど)を入力し、CPU31は入力ユニット33を用いて入力された各内容をメモリユニット32に記憶されている点検調書ファイルに保存する。写真番号、径間番号、メモ内容は例えば点検調書の入力様式のフォーマット(図4参照)の符号100B内の写真番号、径間番号、メモ内容の対応部分に挿入される。
点検作業者が入力ユニット33を用いて「部材名称」領域150(図5参照)に対してタップ操作を行うと、CPU31は、「部材名称」領域150に対するタップ操作を検知し、点検作業者が点検対象の部材名称の入力操作を行うためのウインドウ(以下、「部材名称入力ウインドウ」と記載する。)155を表示する(図9を参照)。点検作業者が入力ユニット33を用いて部材名称入力ウインドウ155内のプルダウンボタン156に対する押下操作を行うと、CPU31は、プルダウンボタン156に対する押下操作を検知し、図9に一例を示す、点検作業者が部材名称を複数の選択肢(「主桁」、「横桁」、「縦桁」など)の中から一つ選択するためのプルダウンメニュー157を表示し、選択中の選択肢を選択中選択肢表示領域158及び「部材名称」領域150に表示し、選択されている部材名称に対応する予め記憶している部材番号を「部材番号」領域151に表示するとともに、部材名称及び部材番号をメモリユニット32に記憶されている点検調書ファイルに保存する。部材名称、部材番号は例えば点検調書の入力様式のフォーマット(図4参照)の符号100B内の部材名、要素番号の対応部分に挿入される。プルダウンメニュー157では、選択中の選択肢は、文字が白黒反転し、背景色も白黒反転するようになっている。
点検作業者が入力ユニット33を用いて「損傷の種類」領域170(図5参照)に対してタップ操作を行うと、CPU31は、「損傷の種類」領域170に対するタップ操作を検知し、点検作業者が損傷の種類の入力操作を行うためのウインドウ(以下、「損傷種類入力ウインドウ」と記載する。)175を表示する(図10参照)。点検作業者が入力ユニット33を用いて損傷種類入力ウインドウ175内のプルダウンボタン176に対する押下操作を行うと、CPU31は、プルダウンボタン176に対する押下操作を検知し、図10に一例を示す、点検作業者が損傷の種類を複数の選択肢(「腐食」、「亀裂」、「ゆるみ・脱落」など)の中から一つ選択するためのプルダウンメニュー177を表示し、選択中の選択肢を選択中選択肢表示領域178及び「損傷の種類」領域170に表示するとともに、損傷の種類をメモリユニット32に記憶されている点検調書ファイルに保存する。損傷の種類は例えば点検調書の入力様式のフォーマット(図4参照)の符号100B内の損傷の種類の対応部分に挿入される。プルダウンメニュー177では、選択中の選択肢は、文字が白黒反転し、背景色も白黒反転するようになっている。
点検作業者が入力ユニット33を用いて「評価区分」領域190(図5参照)に対してタップ操作を行うと、CPU31は、「評価区分」領域190に対するタップ操作を検知し、点検作業者が損傷の程度の評価区分の入力操作を行うためのウインドウ(以下、「評価区分入力ウインドウ」と記載する。)195を表示する(図10参照)。点検作業者が入力ユニット33を用いて評価区分入力ウインドウ195内のプルダウンボタン196に対する押下操作を行うと、CPU31は、プルダウンボタン196に対する押下操作を検知し、図11に一例を示す、点検作業者が損傷の程度の評価区分を複数の選択肢(「a」、「b」、「c」など)の中から一つ選択するためのプルダウンメニュー197を表示し、選択中の選択肢を選択中選択肢を表示領域198及び「評価区分」領域190に表示するとともに、評価区分をメモリユニット32に記憶されている点検調書ファイルに保存する。評価区分は例えば点検調書の入力様式のフォーマット(図4参照)の符号100B内の損傷程度の対応部分に挿入される。評価区分「a」よりも評価区分「b」の方が損傷の程度が悪く、評価区分「b」よりも評価区分「c」の方が損傷の程度が悪いなどである。プルダウンメニュー197では、選択中の選択肢は、文字が白黒反転し、背景色も白黒反転するようになっている。
以上がステップS2の点検調書データ入力保存処理の過程での点検作業者による一入力例である。
点検対象箇所ごとに点検調書データ入力保存処理(現場)が実行され、点検調書データには、点検箇所ごとに、図4の符号100B内の内容(「写真番号」、「径間番号」、「部材名」、「要素番号」、「損傷の種類」、「損傷程度」、「写真(撮影画像データ)」、「メモ」の各内容)などが含まれる。
点検作業者が、入力ユニット33を用いて、ステップS2の入力保存処理で得られた点検調書データの書式化処理を指示するための書式化指示操作を行うと、CPU31は、書式化指示操作を検知し、点検調書データに対してデータの内容を明確にするための補足情報を付与する書式化処理を行い、書式化処理により得られた点検調書書式化データをメモリユニット32に保存する(ステップS3)。撮影画像データの場合には、文書内に挿入する位置を示す挿入位置情報などが付与され、文章データの場合には、文書内に挿入する位置を示す挿入位置情報や、どのような文章内容であるかを識別するための記号番号などが付与される。
点検作業者が入力ユニット33を用いて点検調書書式化データのクラウドサーバ40への登録を指示するための登録指示操作を行うと、CPU31は、登録指示操作を検知し、メモリユニット32に記憶されている点検調書書式化データをクラウドサーバ40へ送信し、クラウドサーバ40ではCPU41がタブレット端末30から受け取った点検調書書式化データをメモリユニット42に保存する(ステップS4)。
<報告書作成処理の処理フロー>
続いて、図1に示す報告書作成支援システムを用いた報告書作成処理の処理フローについて図3を参照して説明する。報告書作成処理は、報告書作成者がビルのオフィスなどの任意の場所でコンピュータ端末50を用いた報告書を作成する部分に関連する処理である。
報告書作成者が入力ユニット53を用いて報告書作成支援ツールを実行するための報告書作成支援ツール実行操作を行うと、コンピュータ端末50のCPU51が報告書作成支援ツール実行操作を検知し、メモリユニット52から報告書作成支援ツールに係るプログラムを読み出して実行する。
報告書作業者が入力ユニット53を用いてクラウドサーバ40からの点検調書書式化データの取得を指示するための取得指示操作を行うと、CPU51は、取得指示操作を検知し、クラウドサーバ40からメモリユニット42に記憶されている点検調書書式化データを取得してメモリユニット52に保存する(ステップS11)。
フォーマットが異なる複数の出力様式があり、複数の出力様式それぞれに出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されており、これらはメモリユニット52に記憶されている。複数の出力様式のうちの一つの出力様式のフォーマットの一例を図12に示す。
図12の出力様式フォーマットには、符号300A内の「符号300aに示される報告書がどのようなものであるかの説明」、「径間番号」、「起点側(緯度や経度)」、「終点側(緯度や経度)」、「橋梁ID」、「橋梁名」、「所在地(自)」、「所在地(至)」、「路線名」、「距離標(自)」、「距離標(至)」、「管轄」、「橋梁コード」、「調書更新年月日」、「最終点検年月日」や、符号300B内の点検対象箇所毎に設けられた「部材種別 名称」、「部材種別 要素番号」、「損傷程度 損傷程度の評価」、「損傷程度 定量的に取得した値」、「損傷程度 単位」、「損傷パターン」、「損傷の種類」の各情報欄がある。
図12の出力様式フォーマットの符号300A内の「符号300aに示される報告書がどのようなものであるかの説明」、「径間番号」、「起点側(緯度や経度)」、「終点側(緯度や経度)」、「橋梁ID」、「橋梁名」、「所在地(自)」、「所在地(至)」、「路線名」、「距離標(自)」、「距離標(至)」、「管轄」、「橋梁コード」、「調書更新年月日」、「最終点検年月日」には、図4の入力様式フォーマットの符号100A内の「符号300aに示される報告書がどのようなものであるかの説明」、「径間番号」、「起点側(緯度や経度)」、「終点側(緯度や経度)」、「橋梁ID」、「橋梁名」、「所在地(自)」、「所在地(至)」、「路線名」、「距離標(自)」、「距離標(至)」、「管轄」、「橋梁コード」、「調書更新年月日」、「最終点検年月日」が挿入される。また、符号300B内の「部材種別 名称」、「部材種別 要素番号」、「損傷程度 損傷程度の評価」、「損傷の種類」には、図4の入力様式フォーマットの符号100B内の「部材名」、「要素番号」、「損傷程度」、「損傷の種類」が挿入される。また、符号300B内の「損傷程度 損傷程度の評価」、「損傷程度 定量的に取得した値」、「損傷程度 単位」には、図4の入力様式フォーマットの符号100B内の「メモ」に基づく内容が挿入される。
報告書作成者が入力ユニット53を用いて提出先の報告書の様式に適合した報告書の出力様式を複数の出力様式の中から指定するための所定の操作を行うと、CPU51は、複数の出力様式の中から、報告書作成者により指定された報告書の出力様式を特定する(ステップS12)。
CPU51は、ステップS12で特定した出力様式に対応した出力様式フォーマットにおける入力様式フォーマットの点検対象箇所毎の点検結果内容(「メモ」の記載内容など)を基に情報の挿入が行われる各欄(図12の出力様式フォーマットでは、点検対象箇所毎の符号300B内の「メモ」の記載内容に関連する「損傷程度 定量的に取得した値」、「損傷程度 単位」、「損傷パターン」の各対応部分など)に情報を配置できるように、点検対象箇所毎に、メモリユニット52に記憶されている点検調書書式化データの点検結果内容(「メモ」の記載内容など)の文章の形態素解析を実施して、点検結果内容の文章を形態素(意味を持つ最小の単位)に分解し、分解した各部分を出力様式フォーマットにおける入力様式フォーマットの点検対象箇所毎の点検結果内容を基に情報の挿入が行われる各欄の情報に分類分けする(ステップS13)。分類分けは、例えば、どのような形態素が、出力様式フォーマットにおける入力様式フォーマットの「メモ」の記載内容などの点検結果内容を基に挿入される各欄の情報に相当するのかをデータベース化しておき、このデータベースを用いて行われる。
複数の出力様式それぞれに点検調書書式化データに基づく各データの出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータ(点検調書書式化データの各データを出力様式のフォーマットのどの位置に挿入すべきかの挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータ)が用意されており、これらはメモリユニット52に記憶されている。
例えば、図12の出力様式フォーマットの場合、入力様式フォーマットに係る点検調書書式化データに基づく符号100A内の「符号100aに示される点検調書がどのようなものであるかの説明」、「径間番号」、「起点側(緯度や経度)」、「終点側(緯度や経度)」、「橋梁ID」、「橋梁名」、「所在地(自)」、「所在地(至)」、「路線名」、「距離標(自)」、「距離標(至)」、「管轄」、「橋梁コード」、「調書更新年月日」、「最終点検年月日」の各情報が、出力様式フォーマットの符号300A内の「符号300aに示される報告書がどのようなものであるかの説明」、「径間番号」、「起点側(緯度や経度)」、「終点側(緯度や経度)」、「橋梁ID」、「橋梁名」、「所在地(自)」、「所在地(至)」、「路線名」、「距離標(自)」、「距離標(至)」、「管轄」、「橋梁コード」、「調書更新年月日」、「最終点検年月日」の欄に挿入されることを可能にする挿入位置情報が出力様式プリセットデータに記されている。また、入力様式フォーマットに係る点検調書書式化データに基づく符号100B内の「部材名」、「要素番号」、「損傷の種類」、「損傷程度」の各情報が、出力様式フォーマットの符号300B内の「部材種別 名称」、「部材種別 要素番号」、「損傷の種類」、「損傷程度 損傷程度の評価」の欄に挿入されることを可能にする挿入位置情報が出力様式プリセットデータに記されている。また、入力様式フォーマットに係る点検調書書式化データに基づく符号100B内の「メモ」の記載内容に基づいて得られる「損傷程度 定量的に取得した値」に対応する情報、「損傷程度 単位」に対応する情報、「損傷パターン」に対応する情報が、出力様式フォーマットの符号300B内の「損傷程度 定量的に取得した値」、「損傷程度 単位」、「損傷パターン」の欄に挿入されることを可能にする挿入位置情報が出力様式プリセットデータに記されている。
CPU51は、ステップS12で特定した出力様式に対応する、出力様式フォーマットデータ(以下、「選択出力様式フォーマットデータ」と記載する。)、及び、出力様式プリセットデータ(以下、「選択出力様式プリセットデータ」と記載する。)をメモリユニット52から読み出す。CPU51は、点検調書書式化データに基づく各データを、選択出力様式プリセットデータに記された挿入位置情報を基に、選択出力様式フォーマットデータに示される出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する、出力様式プリセットデータを用いた出力様式フォーマットデータの変換処理を行う(ステップS14)。例えば、選択出力様式フォーマットデータが図12の出力様式フォーマットである場合、点検調書書式化データに基づく各データは、符号100A内の「符号100aに示される点検調書がどのようなものであるかの説明」、「径間番号」、「起点側(緯度や経度)」、「終点側(緯度や経度)」、「橋梁ID」、「橋梁名」、「所在地(自)」、「所在地(至)」、「路線名」、「距離標(自)」、「距離標(至)」、「管轄」、「橋梁コード」、「調書更新年月日」、「最終点検年月日」の各情報、並びに、点検対象箇所毎の符号100B内の「部材名」、「要素番号」、「損傷の種類」、「損傷程度」の各情報、及び、点検対象箇所毎の符号100B内の「メモ」の記載内容に基づいて得られる「損傷程度 定量的に取得した値」に対応する情報、「損傷程度 単位」に対応する情報、「損傷パターン」に対応する情報であり、これらが選択出力様式フォーマットの挿入位置に、選択出力様式フォーマットに対応する選択出力様式プリセットデータを用いて挿入される。
<効果>
以上の実施形態によれば、報告書の複数の様式に対応する複数の出力様式それぞれに、出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されているとともに、書式化データに基づく各データの出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータが用意されており、点検調書書式化データの各データを選択された出力様式に対応する選択出力様式プリセットデータに記された挿入位置情報を基に、選択された出力様式に対応する選択出力様式フォーマットデータに示される出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する。このため、報告書の様式が提出先によって異なるような場合に、提出先の様式に適合した報告書を容易に作成することが可能になる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記の実施形態によれば、複数の出力様式それぞれに用意した出力様式フォーマットデータ及び出力様式プリセットデータをコンピュータ端末50のメモリユニット52に記憶し、コンピュータ端末50のCPU51が図3のステップS13~S14を行うようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、複数の出力様式それぞれに用意した出力様式フォーマットデータ及び出力様式プリセットデータをクラウドサーバ40のメモリユニット42に記憶し、ステップS12で選択された出力様式をコンピュータ端末50からクラウドサーバ40へ送信し、クラウドサーバ40のCPU41が図3のステップS13~S14を行ってステップS14の処理結果をコンピュータ端末50へ送信するようにしてもよい。
上記の実施形態では、タブレット端末30と連携する入力デバイスとして、デジタルカメラ10を例に挙げているが、これに限定されるものではなく、例えば、測量機器やドローンに搭載されたデジタルカメラなどであってもよい。この場合、事前準備として、タブレット端末30の内部時計、ドローンの内部時計、ドローンに搭載した測量機器の内部時計などを正確に一致させる。そして、測量機器を用いて損傷個所の測量を行い、この際測量ポイントはレーザポインタで指定されている。測量機器で測量されたデータはタブレット端末30に自動的に取り込まれ、測量時刻(測量機器の内部時計で得られる)、測量位置座標(測量機器のGPSで得られる)等の情報が書き込まれる。ドローンに搭載されたカメラにより、レーザポインタで指示されている測量ポイントの損傷個所の撮影を行い、撮影画像データはタブレット端末30に自動的に取り込まれ、撮影時刻(ドローンの内部時計で得られる)、撮影位置情報(ドローンのGPSで得られる)等の情報が、測量データとマッチングして記憶される。ドローンに搭載されたデジタルカメラを用いた撮影画像には、撮影箇所を示す正確な座標が含まれることになる。
そして、土木構造物の点検結果をまとめた報告書の作成支援に本発明を広く適用することができる。
1:報告書作成支援システム
10:デジタルカメラ
20:メモリカード
30:タブレット端末
31:CPU
32:メモリユニット
33:入力ユニット
34:表示ユニット
35,36:無線通信ユニット
40:クラウドサーバ
41:CPU
42:メモリユニット
43:通信ユニット
50:コンピュータ端末
51:CPU
52:メモリユニット
53:入力ユニット
54:表示ユニット
55:通信ユニット
上記目的を達成するために、本発明に係る報告書作成支援システムは、土木構造物の点検結果をまとめた報告書を作成する報告書作成システムにおいて、報告書の出力様式が複数あり、人間が入力機器を用いて入力領域であるメモ欄に土木構造物の点検結果として入力したメモ内容に対応する土木構造物の点検結果に基づく点検データを記憶する記憶手段と、複数の前記出力様式の中から作成する報告書に対応する一の出力様式を選択する出力様式選択手段と、複数の前記出力様式それぞれに、前記出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されているとともに、点検データに基づく各データの前記出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータが用意されており、前記点検データを形態素解析して意味を持つ最小の単位である各形態素に分解し、分解した各形態素を前記出力様式選択手段により選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式フォーマットデータに示される前記出力様式のフォーマットにおける情報の挿入が行われる各挿入位置の情報に分類し、分類分けした当該各挿入位置の情報に基づく前記各データを、前記出力様式選択手段により選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式プリセットデータに記された前記挿入位置情報を基に、前記出力様式選択手段により選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式フォーマットデータに示される前記出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する挿入手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る報告書作成支援方法は、コンピュータが土木構造物の点検結果をまとめた報告書を作成する報告書作成方法において、報告書の出力様式が複数あり、人間が入力機器を用いて入力領域であるメモ欄に土木構造物の点検結果として入力したメモ内容に対応する土木構造物の点検結果に基づく点検データが記憶手段に記憶されており、前記コンピュータは、複数の前記出力様式の中から作成する報告書に対応する一の出力様式を選択する出力様式選択ステップと、複数の前記出力様式それぞれに、前記出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されているとともに、点検データに基づく各データの前記出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータが用意されており、前記点検データを形態素解析して意味を持つ最小の単位である各形態素に分解し、分解した各形態素を前記出力様式選択ステップにより選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式フォーマットデータに示される前記出力様式のフォーマットにおける情報の挿入が行われる各挿入位置の情報に分類し、分類分けした当該各挿入位置の情報に基づく前記各データを、前記出力様式選択ステップにより選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式プリセットデータに記された前記挿入位置情報を基に、前記出力様式選択ステップにより選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式フォーマットデータに示される前記出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する挿入ステップとを含む各ステップを行うことを特徴としている。

Claims (2)

  1. 土木構造物の点検結果をまとめた報告書を作成する報告書作成システムにおいて、
    報告書の出力様式が複数あり、
    土木構造物の点検結果に基づく点検データを記憶する記憶手段と、
    複数の前記出力様式の中から作成する報告書に対応する一の出力様式を選択する出力様式選択手段と、
    複数の前記出力様式それぞれに、前記出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されているとともに、点検データに基づく各データの前記出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータが用意されており、前記点検データに基づく各データを、前記出力様式選択手段により選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式プリセットデータに記された前記挿入位置情報を基に、前記出力様式選択手段により選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式フォーマットデータに示される前記出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する挿入手段と
    を備えることを特徴とする報告書作成支援システム。
  2. 土木構造物の点検結果をまとめた報告書を作成する報告書作成方法において、
    報告書の出力様式が複数あり、
    複数の前記出力様式の中から作成する報告書に対応する一の出力様式を選択する出力様式選択ステップと、
    複数の前記出力様式それぞれに、前記出力様式のフォーマットを示す出力様式フォーマットデータが用意されているとともに、点検データに基づく各データの前記出力様式のフォーマットへの挿入位置を示す挿入位置情報を記す出力様式プリセットデータが用意されており、前記点検データに基づく各データを、前記出力様式選択ステップにより選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式プリセットデータに記された前記挿入位置情報を基に、前記出力様式選択ステップにより選択された前記一の出力様式に対応する前記出力様式フォーマットデータに示される前記出力様式のフォーマットに対して当該出力様式のフォーマットの挿入位置に挿入する挿入ステップと
    を備えることを特徴とする報告書作成支援方法。
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