JP2022189452A - 情報処理システム、環境設定システム、データ提供方法、プログラム - Google Patents

情報処理システム、環境設定システム、データ提供方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スケジュールに設定された予定の分類に基づいてデータを提供する情報処理システムを提供すること。【解決手段】本発明は、情報処理装置に環境構築のためのデータを送信する情報処理システム100であって、前記情報処理装置のユーザのスケジュール情報を取得する取得部と、前記スケジュール情報に含まれる予定を分類する分類部と、前記分類部による予定の分類に基づき、前記情報処理装置に提供するデータを決定するデータ決定部と、前記データ決定部が決定した前記データを前記情報処理装置に送信する通信部と、を有する情報処理システムを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、環境設定システム、データ提供方法、及び、プログラムに関する。
リモートワークが普及しており、ユーザが勤務する場所が社内以外の場所に拡張された。一方、ユーザはオンライン会議などで社内の人間とコミュニケーションすることもできる。一般にオンライン会議はユーザのスケジュール情報に予め登録される場合が多い。
スケジュール情報に基づいてデータを提供する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、スケジュール取得部により取得したスケジュールの時間、場所及び目的に基づいて、スケジュールに適した化粧をユーザの顔画像に施したシミュレーション画像を作成する化粧支援装置が開示されている。
しかしながら、従来の技術は、スケジュールに設定された予定の分類に基づいてデータが提供されていないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、スケジュールに設定された予定の分類に基づいてデータを提供する情報処理システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、情報処理装置に環境構築のためのデータを送信する情報処理システムであって、前記情報処理装置のユーザのスケジュール情報を取得する取得部と、前記スケジュール情報に含まれる予定を分類する分類部と、前記分類部による予定の分類に基づき、前記情報処理装置に提供するデータを決定するデータ決定部と、前記データ決定部が決定した前記データを前記情報処理装置に送信する通信部と、を有する。
スケジュールに設定された予定の分類に基づいてデータを提供する情報処理システムを提供することができる。
環境設定の概略を説明する図である。 環境設定システムのシステム構成例を示す図である。 ユーザ端末に接続される接続機器の例を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 携帯端末のハードウェア構成例を示す図である。 環境設定システムの機能構成例を示す図である。 ユーザが設定する基本情報の一例を示す図である。 スケジュール情報の一例を示す図である。 環境構築データに設定されるタグ情報の一例を示す図である。 基本設定画面の一例を示す図である。 スケジュール設定画面の一例を示す図である。 コンテンツ設定画面の一例を示す図である。 接続機器設定画面の一例を示す図である。 分類部が分類した予定とデータ決定部が設定する環境構築データの決定方法を説明する図である。 予定の重要度と環境構築データの対応を説明する図の一例である。 リラックスのタグがついた環境構築データの提供方法を説明する図である。 リラックスのタグがついた環境構築データの提供方法を説明する図である。 環境設定システムの全体的な動作を説明するシーケンス図の一例である。 環境設定システムが環境設定する手順を説明するフローチャート図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、環境設定システムと環境設定システムが行うデータ提供方法について図面を参照しながら説明する。
<オンライン会議の背景>
近年、リモートワークが普及しており、ユーザが勤務する場所が社内以外の場所に拡張された。ユーザは、自宅、共用オフィス、カフェなど様々なシチュエーションでの勤務が可能となった。このため、会議もオンラインで行われるようになり、ネットワークを介して各拠点のユーザが遠隔会議を行うオンライン会議が一般的になっている。
個人が専有する空間でユーザが勤務する場合、自分の好みの音楽をスピーカで流しながら作業したり、好みのアロマを焚いて作業したりすることができ、ユーザはより自由に空間を環境設定することが可能となった。
しかし、従来は、ユーザ個人が都度、環境設定する必要があり、ユーザの手間がかかっていた。例えば、ユーザは、オンライン会議の時間に合わせて、音、画像、照明、又は香りを提供するためのスケジュールを設定しておく必要があった。
<環境設定の概略>
そこで、本実施形態では、ユーザのスケジュールに基づいて、環境設定システムが自動で環境設定を行う。図1を参照して概略を説明する。
図1は、本実施形態の環境設定の概略を説明する図である。サーバ装置100はユーザのスケジュール情報を参照し、スケジュールに含まれる予定の分類に基づき、提供する環境構築データを決定する。サーバ装置100は、決定した環境構築データを当該予定の時間に提供する。
予定の分類方法としては、予定が個人の作業か複数人の作業かに基づいて分類する方法がある。この場合、サーバ装置100は、個人の作業か複数人の作業かによって、提供する環境構築データの種類などを変更することができる。
また、サーバ装置100は、予定の内容に基づいて予定を分類できる。予定は、その内容により、例えば、発想、合議、共有、雑談、商談、等に分類される。サーバ装置100は、予定の内容に基づく分類に応じて提供する環境構築データの種類や各環境構築データのジャンルを変化させることができる。
このように、本実施形態の環境設定システムは、スケジュールに含まれる予定の分類に基づき、環境構築データを決定し、決定した環境構築データを当該予定の時間にユーザに提供できる。予定は、個人の作業か複数人の作業か、及び、予定の内容で分類されるので、環境設定システムは、予定に適した環境構築データを提供できる。
<用語について>
環境とは、人間を取り巻き人間の五感に影響しうる外界である。環境構築データは、ユーザ端末又は接続機器が環境を構築するために処理するデータである。環境には、音、光、香り、及び、画像などがある。
スケジュール情報とはカレンダーや1日の分の時間に、予定や日程を書き込んだ予定表である。
<システムの構成>
図2は、一実施形態に係る環境設定システムのシステム構成例を示す図である。環境設定システム1は、例えば、通信ネットワーク10を介して互いに通信可能に接続される、通信サーバ101、情報サーバ102、及び1つ以上のユーザ端末120等を含む。ユーザ端末120と接続機器140は複数存在してもよい。
1つ以上のユーザ端末120は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、又はスマートフォン等の情報処理装置である。ユーザ端末120は、例えば、環境設定システム1用のアプリを、ユーザ端末モードで起動することにより、ユーザ端末120として機能する。アプリは通信サーバ101と通信して、環境設定に応じて使用されるデータ(以下、環境構築データという)を受信する。
通信サーバ101は、コンピュータ、又は複数のコンピュータを含むシステムである。通信サーバ101は、一例として、1つ以上のユーザ端末120との間で通信し、ユーザのスケジュールに応じた環境設定を行う。通信サーバ101は、Webサーバとしての機能を有し、ユーザが各種設定を行うための画面情報を生成し、ユーザ端末120に送信する。画面情報は、HTML、XML、スクリプト言語、及びCSS(cascading style sheet)等で記述されたプログラムであり、主にHTMLによりWebページの構造が特定され、スクリプト言語によりWebページの動作が規定され、CSSによりWebページのスタイルが特定される。
また、通信サーバ101は、オンライン会議が開催される場合、複数のユーザ端末120の間で、会議用の音声、映像、アプリケーションの表示画面等のコンテンツデータを送受信するオンライン会議を管理する。なお、オンライン会議は、通信サーバ101が管理するセッションの一例である。通信サーバ101が管理するセッションは、オンライン会議に限られず、例えば、オンライン講義、オンライン診療、オンラインゲーム、オンライン飲み会等の様々なセッションであって良い。ここでは、一例として、セッションがオンライン会議であるものとして、以下の説明を行う。
なお、セッションとは、複数のユーザ端末120の間で、様々なコンテンツデータを送受信する通信のことをいう。セッションは、ある時点で接続(又は確立)され、その後に切断(又は解放)される。複数のユーザ端末120は、同じセッションに接続することにより、様々なコンテンツデータを相互に送受信することができる。
情報サーバ102は、コンピュータ、又は複数のコンピュータを含むシステムであり、環境設定システム1で利用する様々な情報(スケジュール情報、後述する基本設定等)を記憶する。スケジュールを管理する情報サーバ102としてはOffice365(登録商標)、Googleカレンダー(登録商標)等が知られているが、スケジュールはどのように管理されてもよい。
なお、情報サーバ102は、環境設定システム1の外部のウェブサービス、クラウドシステム、又はストレージサーバ等であっても良い。また、通信サーバ101、及び情報サーバ102は、1つのサーバ装置100であっても良い。以下の説明において、通信サーバ101と情報サーバ102とを特に区別する必要がない場合、単に「サーバ装置100」と呼ぶ。サーバ装置100は一台以上の情報処理装置を有する情報処理システムである。
1つ以上のユーザ端末120は、それぞれ、接続機器140と接続されている。ユーザ端末120は、環境構築データを受信し、受信した環境構築データに基づいて、接続機器140を利用して、ユーザ端末120の周辺の環境を制御する機能を有している。なお、接続機器140は必ずしも必須でなく、ユーザ端末120が有するスピーカ等でも代用できる。
また、通信ネットワークにはセットトップボックス150が接続されていてもよい。セットトップボックス150はユーザIDと対応づけて予めサーバ装置100に登録されている。セットトップボックス150は環境構築データを受信して接続機器140に送信する。従って、ユーザ端末120は会議のコンテンツのみ受信できればよいので、通信遅延等を抑制しやすくなる。なお、セットトップボックス150と接続機器140はBluetooth(登録商標)や無線LANなどの無線通信や専用線や有線LANなどの有線通信で通信できる。また、セットトップボックス150と接続機器140が一体の装置でもよい。
図3は、ユーザ端末120に接続される接続機器140の例を示している。図3の例では、接続機器140には、1つ以上のスピーカ201、表示装置202、及び照明装置203、及び、香り発生装置204が含まれている。
1つ以上のスピーカ201は、例えば、環境を表す音を出力する。ここで、環境を表す音には、例えば、雨の音、風の音、鳥の鳴き声、せせらぎ、車両の音、ざわめき等の様々な音が含まれ得る。好適な一例として、ユーザ端末120は、臨場感を高めるため、複数のスピーカ201から、会議の音声より高音質なハイレゾリューション音源(High Resolution Audio)等を用いて、環境を表す音を出力するものであっても良い。
1つ以上の表示装置202は、環境を表す表示画像を表示する。好適な一例として、ユーザ端末120は、窓型の1つ以上の表示装置202に景色等を表示しても良いし、額型の表示装置202に絵画等を表示しても良い。更に、ユーザ端末120は、水槽型の表示装置202に水槽内の観賞魚等を表示しても良いし、天井に設けられた表示装置202に空等を表示しても良い。
1つ以上の照明装置203は、ユーザ端末120からの制御に従って、例えば、ユーザ端末120の周辺の明るさ、又は色合い等を変更する。
1つ以上の香り発生装置204は、ユーザ端末120からの制御に従って、発生する香りの種類や強さを変更する。
<ハードウェア構成>
サーバ装置100は、例えば、図4に示すようなコンピュータ300のハードウェア構成を有している。あるいは、サーバ装置100は、複数のコンピュータ300によって構成される。また、ユーザ端末120は、例えば、図4に示すようなコンピュータ300のハードウェア構成、又は図5に示すような携帯端末400のハードウェア構成を有している。
(コンピュータのハードウェア構成)
図4は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。コンピュータ300は、例えば、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HD(Hard Disk)304、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ305、ディスプレイ306、外部機器接続I/F(Interface)307、ネットワークI/F308、キーボード309、ポインティングデバイス310、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ312、メディアI/F314、及びバスライン315等を備えている。
これらのうち、CPU301は、コンピュータ300の全体の動作を制御する。ROM302は、例えば、IPL(Initial Program Loader)等のコンピュータ300の起動に用いられるプログラムを記憶する。RAM303は、例えば、CPU301のワークエリア等として使用される。HD304は、例えば、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ305は、CPU301の制御に従ってHD304に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
ディスプレイ306は、例えば、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種の情報を表示する。外部機器接続I/F307は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。例えば、コンピュータ300が、ユーザ端末120である場合、外部機器接続I/F307には、オンライン会議の音声を取得するマイク321、オンライン会議の映像を撮像するカメラ322、及びオンライン会議の音声を出力するスピーカ323等が接続される。なお、マイク321、カメラ322、及びスピーカ323等は、コンピュータ300の内部に設けられていても良い。また、コンピュータ300がユーザ端末120である場合、外部機器接続I/F307には、図3で説明した接続機器140等が接続される。
ネットワークI/F308は、通信ネットワーク10を利用して他のコンピュータ300等と通信をするためのインタフェースである。キーボード309は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス310は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。
DVD-RWドライブ312は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW311に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RW311は、DVD-RWに限らず、他の記録媒体であっても良い。メディアI/F314は、例えば、フラッシュメモリやメモリカード等のメディア313に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。バスライン315は、上記の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス、データバス及び各種の制御信号等を含む。
(携帯端末のハードウェア構成)
図5は、一実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成の例を示す図である。図5に示されているように、携帯端末400は、CPU401、ROM402、RAM403、ストレージデバイス404、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ405、撮像素子I/F(Interface)406、センサ407、メディアI/F409、GPS(Global Positioning System)受信部410等を備えている。
これらのうち、CPU401は、所定のプログラムを実行することにより携帯端末400全体の動作を制御する。ROM402は、例えば、IPL等の携帯端末400の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。ストレージデバイス404は、例えば、SSD(Solid State Drive)、フラッシュROM等によって実現され、OS(Operating System)、アプリ等のプログラム、及び各種のデータ等を記憶する大容量で不揮発性の記憶装置である。
CMOSセンサ405は、CPU401の制御に従って被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、携帯端末400は、CMOSセンサ405に代えて、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段を有していても良い。撮像素子I/F406は、CMOSセンサ405の駆動を制御する回路である。センサ407は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F409は、フラッシュメモリ等のメディア408に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部410は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、携帯端末400は、遠距離通信回路411、遠距離通信回路411のアンテナ411a、CMOSセンサ412、撮像素子I/F413、マイク414、スピーカ415、音入出力I/F416、ディスプレイ417、外部機器接続I/F418、近距離通信回路419、近距離通信回路419のアンテナ419a、及びタッチパネル420を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路411は、例えば、通信ネットワーク10を介して、他の装置と通信する回路である。CMOSセンサ412は、CPU401からの制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F413は、CMOSセンサ412の駆動を制御する回路である。マイク414は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ415は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F416は、CPU401からの制御に従ってマイク414及びスピーカ415との間で音波信号の入出力を処理する回路である。
ディスプレイ417は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)等の表示手段の一種である。外部機器接続I/F418は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。近距離通信回路419は、様々な近距離無線通信を行う。図3で説明した接続機器140は、外部機器接続I/F418、又は近距離通信回路419を介して、携帯端末400に接続される。タッチパネル420は、ユーザがディスプレイ417を押下することで、携帯端末400を操作する入力手段の一種である。
また、携帯端末400は、バスライン421を備えている。バスライン421は、図5に示されている各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス、データバス、及び各種の制御信号等を含む。
<機能構成>
図6は、環境設定システム1の機能構成の例を示す図である。
(サーバ装置の機能構成)
サーバ装置100は、メモリに記憶されているプログラムを、CPU301が実行することにより、認証部21、記憶部22、取得部23、実行判断部24、分類部25、データ決定部26、及び、通信部27等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。また、サーバ装置100は、CPU301が実行するプログラム、HD304、及びHDDコントローラ305等により、記憶部22を実現している。
通信部27は、例えば、図4のネットワークI/F308等を用いて、サーバ装置100を通信ネットワーク10に接続し、他の装置と通信を行う通信処理を実行する。
認証部21は、例えば、ユーザ端末120等の情報処理装置を利用するユーザ(又は情報処理装置)を認証する認証処理を実行する。例えば、認証部21は、ユーザ端末120等から送信される認証要求に含まれるユーザID、及びユーザのパスワードが、サーバ装置100に予め記憶されている場合にユーザを正当なユーザと判断する。認証には生体認証やICカード等が使用されてもよい。
実行判断部24は、環境設定を行うタイミングか否かを判断する。つまり、実行判断部24は、ユーザのスケジュールに設定された予定に環境設定を行ってよいか否かを判断する。例えば、実行判断部24は、基本情報が更新されたタイミング、スケジュールに新しい予定が登録されたタイミング、又は、基本情報の開始時刻の直前などのタイミングに環境設定を行うと判断する。
取得部23は、ユーザIDと対応付けられているユーザのスケジュール情報や基本情報を情報サーバ102から取得し、記憶部22に保存する。
分類部25は、スケジュール情報に含まれる予定を分類する。例えば、予定が、個人が参加するか複数人が参加するかで分類する。また、分類部25は、予定の内容に応じて分類する。詳細は後述する。
データ決定部26は、予定の分類に応じて環境構築データを決定する。すなわち、データ決定部26は、予定の分類に応じて、音データ、画像データ、照明データ、及び香りデータ等を決定する。データ決定部26は、音データの音量、照明データの明るさや色合い、又は、香りデータの種類や強さ等も決定できる。
記憶部22は、ユーザのスケジュール情報や本システム利用時の基本情報等を記憶する。また、記憶部22は、音データ及び画像データを記憶する場合もある。音データや画像データは外部サーバからサーバ装置100が取得してもよい。
(ユーザ端末の機能構成)
ユーザ端末120は、例えば、図4に示すようなコンピュータ300、又は図5に示すような携帯端末400等の情報処理装置が備えるメモリに記憶されているプログラムを、CPU(CPU301、又はCPU401)が実行することにより実現される。例えば、ユーザ端末120は、ユーザ端末120が備えるメモリに記憶されている環境設定システム1に対応するアプリを、CPUが実行することにより、通信部531、記憶部532,表示制御部533、操作受付部534、環境構築データ受信部535、情報変換部536、及び環境制御部537等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。また、ユーザ端末120は、ユーザ端末120が備えるCPUが実行するプログラム、及びユーザ端末120が備えるストレージデバイス等により、記憶部532を実現している。
通信部531は、例えば、図4のネットワークI/F308、又は図5の遠距離通信回路411等を用いて、ユーザ端末120を通信ネットワーク10に接続し、他の装置と通信を行う通信処理を実行する。
表示制御部533は、例えば、図4のディスプレイ306、又は図5のディスプレイ417等の表示部に、様々な表示画面を表示させる表示制御処理を実行する。例えば、表示制御部533は、通信サーバから送信される画面情報に基づく各種の画面を表示部に表示させる処理等を実行する。
操作受付部534は、ユーザ端末120を利用するユーザによる様々な操作を受け付ける。例えば、操作受付部534は、表示制御部533が表示する各種の操作画面に対するユーザによる操作等を受け付ける。
環境構築データ受信部535は、例えば、サーバ装置100等から送信される環境構築データを、通信部531を介して受信する。環境構築データ受信部535は、受信した環境構築データを記憶部532等に記憶する。
情報変換部536は、環境構築データ受信部535が受信した環境構築データが、ユーザ端末120に接続されている接続機器140に適合するように、必要に応じて変更する。例えば、情報変換部536は、接続機器140に関する情報を記憶部532に予め記憶しておき、接続機器140を制御するプログラム、又はデータ形式に合致するように変換する。
環境制御部537は、環境構築データ受信部535が受信した環境構築データに基づいて(情報変換部536が変換ずみ)、ユーザ端末120の周辺の環境を制御する環境制御処理を実行する。例えば、環境制御部537は、環境構築データに含まれる音データを、図3に示すような1つ以上のスピーカ201を用いて再生(出力)する。また、環境制御部537は、環境構築データに含まれる画像データ(静止画像データ、又は動画像データ)を用いて、図3に示すような1つ以上の表示装置202に画像を表示させる。更に、環境制御部537は、環境構築データに含まれるセンサデータ、又は制御データ等に基づいて、図3に示すような1つ以上の照明装置203の明るさ、及び色合い等を変更する。
記憶部532は、例えば、環境構築データ受信部535が受信した環境構築データ等を一時的に記憶する。また、記憶部532は、ユーザ端末120に接続されている接続機器140に関する情報を予め記憶している。
<サーバ装置が使用する情報>
続いて、サーバ装置100が環境設定に使用する各種の情報について説明する。ユーザは事前に環境設定システム1にログインし、これらの情報を設定しておくことで、ユーザIDと各種の情報を関連付けて登録しておくことが可能である。サーバ装置100にユーザ毎の基本情報等がユーザIDに関連付けて登録されている場合、ユーザ端末120からユーザIDを取得することで、サーバ装置100が当該ユーザの基本情報を取得することができる。なお、ユーザIDは例えば電子メールのメールアドレスでよいが、任意の数値やアルファベットの組み合わせ等でもよい。
図7は、ユーザが設定する基本情報の一例である。基本情報は、環境設定の基本的な方針をユーザが設定しておく情報である。図7の基本情報は、ユーザがサーバ装置100にログインしてWebページ等から予め登録しておく情報である。以下、基本情報の各項目を説明する。
設定期間は、環境設定システム1が環境設定する時間帯を示す。つまり、環境設定システム1は、設定期間内の予定について環境設定する。
提供する環境構築データの種類は、環境設定にどのような環境構築データをユーザが希望するかを、ユーザが設定したものである。環境構築データの種類は、音楽などの情報を有する音データ、画像や映像などの情報である画像データ、照明の明るさに関する情報である照明データ、又は、香りに関する情報である香りデータ等である。ただし、照明データや香りデータは、ユーザの環境に特定のデバイスを必要とする。
ユーザの趣向は、環境構築データの種類ごとのユーザの好みに関する情報(データのジャンルに対応し、後述のタグ情報とみなされる。)である。ユーザは予め自身の好みに合う選択肢を選択しておくことで、自身の求める環境構築データをデータ決定部26が選択できる。例えば、音データの場合、ユーザがクラシックを設定すると、データ決定部26はクラシックを選曲して環境構築データとしてユーザ端末120に送信する。音データとしては、クラシックの他、ポップス、雨の音などの環境音楽、洋楽、アニメソングなどがある。また、ユーザは音データの音量を設定しておくこともできる。
画像データには、風景の他、絵画、幾何学模様などがある。照明データには、昼光色の他、ランプ色、白色光などがある。ユーザは照明データの明るさや色合いを設定しておくこともできる。香りデータには、ミントの他、ラベンダー、柑橘類、又は、ユーカリなどがある。ユーザは香りデータの強さを設定しておくこともできる。
NGリストは、好みのジャンルとは逆に、ユーザが提供して欲しくないNGのジャンルである。NGリストの環境構築データは提供されない。
ただし、本実施形態では、ユーザの趣向でなく、予定の分類に応じて環境構築データが決定される。ユーザが予定の分類に応じた環境構築データよりもユーザの趣向を優先する設定をした場合、ユーザの趣向が考慮される。
図8は、スケジュール情報の一例である。スケジュール情報はユーザIDに対応付けて管理されている。スケジュール情報とは、年度、日付け、曜日などが示されているカレンダーに、ユーザが日時を指定して予定を入力したものである。予定を入力することで、カレンダー内の当該日時に対応して、ユーザが入力した内容がカレンダー内に表示される。
スケジュール情報は、情報サーバ102が保持するほか、ユーザ端末120がローカルで保持している場合がある。この場合、ユーザが環境設定システム1にログインすることで、ユーザ端末120がローカルで保持しているスケジュール情報をサーバ装置100に送信する。
スケジュール情報の各項目について説明する。
タイトルは、会議の名称である。会議の名称は、ユーザが任意に設定できてよいし、リストから選択してもよい。
開始時刻は、会議が始まる予定の時刻であり、終了時刻は、会議が終了する予定の時刻である。
詳細内容は、会議で議論される議題などである。
参加者は、会議に参加する予定の者のユーザID(電子メールのメールアドレス)である。
分類情報は、その予定がどのようなカテゴリかを分類するための情報である。分類情報は、例えば「移動」、「会議」、「個人学習」、「報告」、「定例」、「発散」、「発想」、「合議」、「共有」、「雑談」、「商談」などである。ユーザは選択肢から当該予定に相当するものを任意で選択する。
重要度は、その予定の重要度を示す情報である。例えば、「任意」「普通」「重要」などがある。ユーザは選択肢から当該予定に相当するものを任意で選択する。
なお、図8は一例として会議の予定を示したが、個人で実行する業務などの予定が設定される場合もある。
図9は、環境構築データに設定されるタグ情報の一例である。図9(a)は音データのタグ情報の一例であり、図9(b)は画像データのタグ情報の一例である。タグ情報には、季節タグ、天候タグ、及び、効果タグ等がある。図9(a)の音データは、天候タグが雨、効果タグがリラックス、集中であり、ユーザが基本情報で設定したユーザの趣向に適合する音データが提供される。図9(b)の画像データは、季節タグが夏、天候タグが雨、効果タグがリラックス、集中であり、ユーザが基本情報で設定したユーザの趣向に適合する画像データが提供される。
音データ以外の環境構築データについては、音データと同一の天候タグや季節タグを有する環境構築データを、データ決定部26が自動で選択してもよい。
<基本情報等の設定画面>
図10~図13を参照して基本情報等の設定画面の一例を説明する。設定画面は、タブで切り替えられる。図10は、基本設定画面の一例である。基本設定画面が有する各項目について説明する。
接続スケジュール51は、Googleカレンダー(登録商標)のようにオンライン上で管理される場合、又は、オフラインでローカル管理するエディター70等がある。ユーザがそれらを設定する。
サービス提供期間52は、基本情報の設定期間に相当し、ユーザは開始時刻と終了時刻を設定する。
対象時間認識53は、特定予定(会議など予め定められた予定)に個人作業を含むか否か等を設定する項目である。本実施形態では、対象時間認識53は参照されない。
最小時間設定54は、予定に環境設定するかどうかの最小時間が設定される項目である。最小時間設定54で設定された時間より短い予定では環境構築データが提供されない。
疲労状態55は、ユーザ端末120がカメラ等のデバイスでユーザの疲労状態を検知する場合に有効になる。ユーザが自分の表情から疲労状態を検知させたい場合、疲労状態55の自動をONに設定する。ユーザが主観で設定する場合、自身の疲労状態の大きさを数値で選択する。
図11は、スケジュール設定画面の一例である。スケジュール設定画面が有する各項目について説明する。図11では、スケジュールの内容を個人で操作する場合を説明する。
期間56は予定に必要な時間である。図11では9時~10時の期間が選択されている。
案件名57は、予定のタイトルである。
カテゴリ58は、当該予定の分類情報をリストから選択するための項目である(「移動」、「会議」、「個人学習」、「報告」、「定例」、「発散」、「発想」、「合議」、「共有」、「雑談」、「商談」など)。
重要度59は、当該予定の重要度を選択するための項目である(任意、普通、重要、最重要)。
参加者60は、参加者が個人なのか複数人なのかを選択する項目である。ユーザが参加者を直接、入力又は選択することもできる。この場合、個人か複数人かは自動で設定される。
メモ61は、任意の情報をユーザが保存しておく項目である。
図12は、コンテンツ設定画面の一例である。コンテンツ設定画面が有する各項目について説明する。
映像、音、香りの環境構築データごとに、ユーザが、NGリスト62のジャンル、又は、好み63のジャンルを選択することができる。このジャンルが基本情報のユーザの趣向(タグ情報)に相当する。NGリスト62に設定されたジャンルは提供される環境構築データから除外される。好み63に設定されたジャンルは環境構築データに優先的に使用される。
図13は、接続機器設定画面の一例である。接続機器設定画面が有する各項目について説明する。映像用の接続機器、音響用の接続機器、及び、香り用の接続機器を、プルダウンメニュー64で表示される実際に接続されている機器からユーザが選択できる。ユーザが選択した接続機器は記憶部22に記憶される。図13では、登録済み機器のリストが表示されている。選択により接続機器のデバイスドライバーがインストールされ、ユーザ端末120が接続機器140を制御できるようになる。
<予定の分類と環境構築データの関係>
図14は、分類部25が分類した予定とデータ決定部26が設定する環境構築データの決定方法を説明する図である。図14(a)は、データ決定部26が設定する際に参照するデータ決定テーブルの一例である。まず、作業カテゴリAは予定が、個人が実施するものか、複数人が実施するものかを示す。作業カテゴリBは、予定の内容の一例である。分類部25は、スケジュール情報の参加者の項目から作業カテゴリAを判断できる。また、分類部25は、スケジュール情報の分類情報から予定の内容を分類できる。分類部25は、スケジュール情報のタイトルから判断してもよい。
データ決定テーブルには、予定の分類結果(作業カテゴリA、作業カテゴリB)に効果タグが紐づけられている。つまり、データ決定部26は、個人か複数人かと、予定の内容の両方から環境構築データを決定できる。データ決定部26は、予定の分類に応じて環境構築データの種類とタグ情報を決定し、決定した環境構築データを提供する。
また、図14(b)に示すように、個人の予定か複数人の予定かによって(作業カテゴリA)、提供する環境構築データの種類が設定されている。図14(b)のテーブルにより、データ決定部26は、提供する環境構築データの種類を決定できる。なお、データ決定部26が提供する環境構築データの種類を決定しても、基本情報の「提供する環境構築データの種類」で「提供する」と設定されている種類の環境構築データのみが提供される。また、この場合のジャンル(タグ情報)は、基本情報のユーザの趣向に基づいて選択される。
なお、図14(a)(b)のデータ決定テーブルはあくまで一例に過ぎない。データ決定テーブルはユーザが予め設定しておいてもよいし、用意されているものを使用してもよい。また、データ決定テーブルは機械学習により、構築されたものでもよい。学習装置は、ユーザのスケジュールの予定と、予定の時間にユーザが手動で設定した環境構築データの対応を学習する。
また、図15に示すように、データ決定部26は、予定の重要度に応じて環境構築データのタグ情報を決定してもよい。図15は、予定の重要度と環境構築データのタグ情報の対応を説明する図である。図15に示すように、分類部25は、予定の重要度に基づいて予定を分類し、データ決定部26が重要度(任意、普通、重要)に応じて環境構築データのタグ情報を決定することもできる。
<環境構築データの提供方法について>
図16、図17は、一例としてリラックスのタグがついた環境構築データの提供方法を説明する図である。以下では、リラックスのタグがついた環境構築データの3つのパターンを説明する。
図16(a)は、パターン1である。図16(a)の横軸は1つの予定の時間を表している。音データ、画像データ、及び、香りデータのそれぞれからタグにリラックスが付与されているものが選択される。パターン1は、常にリラックスのタグがついた環境構築データが提供されるパターンである。
図16(b)はパターン2である。パターン2は、予定の分類に応じて決定されたタグだけでなく、他のタグの環境構築データが何割か含めて設定されるパターンである。例えば、リラックスのタグがついた環境構築データ(第一のデータの一例)が設定された場合、リラックスとは異なる例えば集中のタグがついた環境構築データ(第二のデータの一例)が設定される。図16(b)では、リラックスから集中に、音データ、画像データ、香りデータのそれぞれが同時に切り替えられている。これにより、環境を自然に変化させることができる。また、音データ、画像データ、香りデータのそれぞれが任意のタイミングでリラックスから集中に切り替えられてもよい。また、リラックスと集中の組み合わせは一例であり、リラックスと刺激が組み合わされてもよい。
図17は、パターン3である。パターン3は、音データ、画像データ、香りデータのそれぞれが、リラックス、提供なし、リラックスの順に提供されるパターンである。環境構築データが提供されない期間を設けて、対象となる予定の所定のタイミングで断続的に環境構築データを提供できる。また、音データ、画像データ、香りデータのそれぞれが任意のタイミングで停止されてもよい。
パターン1~3は一例であるが、ユーザがどのパターンを選択するかを基本情報に予め設定しておくとよい。また、ユーザが所望のパターンを設定できてよい。
この他、データ決定部26は、予定の分類に応じて決定されたタグが、基本情報でユーザがNGと設定したタグの場合、環境構築データとして選択しない。
基本設定画面で説明したように、ユーザの健康状態(疲労状態、眠気など)が入力又は解析される。データ決定部26は健康状態に基づいて環境構築データを設定する。データ決定部26は、例えば、疲労度が高い場合、刺激性の高いものからリラックス性の高い環境構築データに変更する。
あるいは、ユーザ端末120がカメラ等でユーザを撮像し、ユーザ端末120が画像から健康状態等を解析してもよい。データ決定部26は解析された健康状態によって提供する環境構築データを変更する。顔画像等から健康状態を推定する方法としては、機械学習やAIを使用する方法がある。
<動作手順>
図18は、環境設定システムの全体的な動作を説明するシーケンス図の一例である。
S1:ユーザがユーザ端末120を操作してユーザIDやパスワードを入力する。ユーザ端末120の操作受付部534が入力を受け付け、通信部531が認証要求(ユーザID、パスワード)を通信サーバに送信する。
S2:通信サーバ101の通信部27は認証要求を受信し、認証部21が公知の方法でユーザ認証を行う。認証は認証サーバが行ってもよい。ここでは認証が成功したものとする。
S3:ユーザ端末120の通信部531は環境構築データを通信サーバに要求する。要求はアプリが自動で行ってもよいし、ユーザが操作することで行われてもよい。
S4,S5:通信サーバ101の取得部23はログインしたユーザのユーザIDに対応付けられているスケジュール情報を情報サーバ102から取得する。
S6:分類部25はスケジュール情報の予定を分類し、データ決定部26が分類に応じて提供する環境構築データを決定する。この処理の詳細は図19にて説明する。
S7:通信サーバ101の通信部27が環境構築データをユーザ端末120に送信する。
S8:ユーザ端末120の通信部531が環境構築データを受信し、ユーザ端末120や接続機器140で処理が可能なように、情報変換部536が各環境構築データを適切なデータ形式に変換する。例えば照明データのように照度、明度、彩度が入力されているデータに対しては、照明装置203のAPIに応じたコマンドに照度、明度、彩度を変換する。例えば、画像データの場合、ストリーミング用のデータを表示装置202が表示できる映像信号に変換する。変換が不要な環境構築データについては変換を行わない。
S9:環境制御部537は、それぞれの接続機器140に対して変換後データの送信や制御情報による制御を行う。リアルタイムで行わない場合、環境構築データに添付されている提供期間に関する情報に基づいて、環境制御部537が変換後データの送信や制御を行う。
S10~S13:以上により、スピーカ201は音データを再生し、照明装置203は照明の照度、明度、及び、彩度を変化させ、表示装置202は画像データを表示し、香り発生装置204は香りを発生することが可能になる。また、画像データや音データのように、ユーザ端末120側で処理が可能なものであれば、ユーザ端末120側で処理を行ってもよい。例えば画像データをユーザ端末120が表示する場合、壁紙として設定する。音データをユーザ端末120で再生する場合、ユーザ端末120が持つスピーカ415から再生する。
図19は、環境設定システムが環境設定する手順を説明するフローチャート図である。 図19の処理は、ユーザがログイン後に基本情報やスケジュールを変更した場合に開始される。実行判断部24はこれらを検出して、環境構築データの設定を開始する。ユーザによるログイン状態が継続している場合、実行判断部24は、毎日所定の時刻に本処理を開始する。
S101では、分類部25が、予定に登録されている参加者を取得する。分類部25は、予定を実施するのが個人か複数人かを分類する。
S102では、分類部25が、予定の内容を取得する。予定の内容は、分類情報の発想,合議,共有,雑談又は商談等、及び、重要度の任意、普通、重要等であり、分類部25は予定の内容をこれらに分類する。
S103では、データ決定部26が、予定の分類に応じてデータ決定テーブルを参照し、環境構築データのタグを決定する。データ決定部26は、選択されたタグと同じタグが設定されている環境構築データをランダムに選択する。また、データ決定部26は、環境構築データのパターンを任意に又はユーザの設定に応じて決定する。
S104では、通信部27が、環境構築データをユーザ端末120に送信する。通信部27は、ストリーミングのようにユーザ端末120にリアルタイムで環境構築データを送信してもよいし、事前にユーザ端末120に送信しておいてもよい。リアルタイムで提供する場合、ユーザ端末120側が環境構築データを受け取り次第、リアルタイムでその環境構築データを処理していく。事前にユーザ端末120に環境構築データが送信されている場合、サーバ装置100がユーザ端末120に対して予定の開始時刻と終了時刻を環境構築データに併せて送信する。
<主な効果>
本実施形態の環境設定システムは、スケジュールに含まれる予定の分類に基づき、環境構築データを決定し、決定した環境構築データを当該予定の時間にユーザに提供できる。予定は、個人が実施するか複数人が実施するか、及び、予定の内容で分類されるので、環境設定システムは、予定に適した環境構築データを提供できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、環境設定をサーバ装置100が行う場合を説明したが、サーバ装置100が実行している処理の一部をユーザ端末120で実行してもよい。例えば、基本情報やスケジュール情報をユーザ端末120が参照できれば、実行判断部24、分類部25、及び、データ決定部26をユーザ端末120が実行することができる。
また、図6などの構成例は、サーバ装置100、及び、ユーザ端末120による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。サーバ装置100、及び、ユーザ端末120の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、サーバ装置100は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
更に、サーバ装置100は、本実施形態で開示された処理ステップ、例えば図18を様々な組み合わせで共有するように構成できる。例えば、所定のユニットによって実行されるプロセスは、サーバ装置100が有する複数の情報処理装置によって実行され得る。また、サーバ装置100は、1つのサーバ装置にまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 環境設定システム
100 サーバ装置
120 ユーザ端末(情報処理装置)
特開2020-154693号公報

Claims (11)

  1. 情報処理装置に環境構築のためのデータを送信する情報処理システムであって、
    前記情報処理装置のユーザのスケジュール情報を取得する取得部と、
    前記スケジュール情報に含まれる予定を分類する分類部と、
    前記分類部による予定の分類に基づき、前記情報処理装置に提供するデータを決定するデータ決定部と、
    前記データ決定部が決定した前記データを前記情報処理装置に送信する通信部と、
    を有する情報処理システム。
  2. 前記分類部は、前記予定が個人により実施されるか、複数人で実施されるかを分類する請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記データ決定部は、前記予定が個人により実施されるか、複数人で実施されるかによって、提供する前記データの種類を変更する請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記分類部は、前記予定の内容に基づいて予定を分類する請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記データ決定部は、前記予定の内容によって、提供する前記データの種類を変更する請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記分類部は、前記予定が個人により実施されるか、複数人で実施されるかを分類し、更に、前記予定の内容に基づいて予定を分類し、
    前記データ決定部は、前記予定が個人により実施されるか、複数人で実施されるか、及び、前記予定の内容によって、提供する前記データの種類を変更する請求項1に記載の情報処理システム。
  7. 前記データ決定部は、第一のデータのジャンルを決定した場合、第一のデータのジャンルとは異なるジャンルの第二のデータを前記第一のデータに続けて提供すると決定する請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. ユーザが提供を制限したデータのジャンルが設定されている場合、前記データ決定部は、制限されたジャンルのデータを提供するデータから除外する請求項1~7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 情報処理装置に環境構築のためのデータを送信する情報処理システムと前記情報処理装置とが通信する環境設定システムであって、
    前記情報処理システムは、
    前記情報処理装置のユーザのスケジュール情報を取得する取得部と、
    前記スケジュール情報に含まれる予定を分類する分類部と、
    前記分類部による予定の分類に基づき、前記情報処理装置に提供するデータを決定するデータ決定部と、
    前記データ決定部が決定した前記データを前記情報処理装置に送信する通信部と、
    前記情報処理装置は、
    前記情報処理システムから受信した前記データを用いて環境構築する環境制御部を有する環境設定システム。
  10. 情報処理装置に環境構築のためのデータを送信する情報処理システムが行うデータ提供方法であって、
    前記情報処理装置のユーザのスケジュール情報を取得するステップと、
    前記スケジュール情報に含まれる予定を分類するステップと、
    予定の分類に基づき、前記情報処理装置に提供するデータを決定するステップと、
    決定された前記データを前記情報処理装置に送信するステップと、
    を有するデータ提供方法。
  11. 情報処理装置に環境構築のためのデータを送信する情報処理システムを、
    前記情報処理装置のユーザのスケジュール情報を取得する取得部と、
    前記スケジュール情報に含まれる予定を分類する分類部と、
    前記分類部による予定の分類に基づき、前記情報処理装置に提供するデータを決定するデータ決定部と、
    前記データ決定部が決定した前記データを前記情報処理装置に送信する通信部、
    として機能させるためのプログラム。
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