JP2022187095A - 回転検出装置、回転検出方法および回転検出プログラム - Google Patents

回転検出装置、回転検出方法および回転検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】回転駆動されていないときに回転する回転体の周回数を検出する。【解決手段】回転検出装置は、回転体の回転量に応じてポテンショメータから出力される第1電圧としきい値電圧との大小関係を示す第1デジタル信号を生成する第1コンパレータと、前記第1電圧を分圧して得られる第2電圧と前記しきい値電圧との大小関係を示す第2デジタル信号を生成する第2コンパレータと、前記第1デジタル信号の遷移エッジと前記第2デジタル信号の遷移エッジとに基づいて、前記回転体の回転方向と周回数とを検出する制御部と、有する。【選択図】図1

Description

本発明は、回転検出装置、回転検出方法および回転検出プログラムに関する。
ポテンショメータによる連続回転軸の位置検出において、2つのポテンショメータを配置することで検出不能な位置をなくす手法が知られている(特許文献1参照)。回転体の位置制御を行う磁気軸受の制御装置において、センサによる回転体の1回転の検出毎にカウント値をリセットし、リセット直前のカウント値に基づいて回転体の周回数を検出し、回転体の位置制御を行う手法が知られている(特許文献2参照)。
特開平5-158541号公報 特開2000-205258号公報
ポテンショメータから出力される電圧の波形の周期的な変化の特徴は、回転体の回転方向により異なる。このため、例えば、回転体の周回数は、ポテンショメータから出力される電圧の波形が周期的に変化するタイミングと回転体の回転方向とに基づいて検出される。通常、回転体の回転方向は、回転体を回転駆動する駆動部が把握している。しかしながら、回転体が回転駆動されていないときに、回転体が外力を受けて回転する場合、外力の受け方により回転方向が異なるため、回転体の周回数を検出することは困難である。
開示の技術は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、回転駆動されていないときに回転する回転体の周回数を検出することを目的とする。
本開示の一実施形態では、回転検出装置は、回転体の回転量に応じてポテンショメータから出力される第1電圧としきい値電圧との大小関係を示す第1デジタル信号を生成する第1コンパレータと、前記第1電圧を分圧して得られる第2電圧と前記しきい値電圧との大小関係を示す第2デジタル信号を生成する第2コンパレータと、前記第1デジタル信号の遷移エッジと前記第2デジタル信号の遷移エッジとに基づいて、前記回転体の回転方向と周回数とを検出する制御部と、有することを特徴とする。
回転駆動されていないときに回転する回転体の周回数を検出することすることができる。
第1の実施形態に係る回転検出装置を含むシステムの一例を示すブロック図である。 図1の回転検出装置の動作の一例を示すタイミング図である。 図1のモータが駆動されているときの回転検出装置の動作の一例を示すフロー図である。 図1のモータが駆動されていないときの回転検出装置の動作の一例を示すフロー図である。 図1の回転検出装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。以下では、信号等の情報が伝達される信号線には、信号名と同じ符号を使用し、電圧線または電源線には、電圧名または電源名と同じ符号を使用する。
図1は、第1の実施形態に係る回転検出装置を含むシステムの一例を示すブロック図である。図1に示すシステム1000は、回転検出装置100、アクチュエータ200および抵抗R1、R2を有する。特に限定されないが、例えば、システム1000は、HVAC(Heating, Ventilation, and Air Conditioning)システム等の車載用の空調システムである。
回転検出装置100は、電圧生成部110、アナログデジタル変換器(ADC)120、コンパレータ(CMP)131、132および制御部140を有する。アクチュエータ200は、モータ210、ギヤ(減速機)220、回転軸(ロータ)230およびポテンショメータ240を有する。回転軸230は、回転体の一例である。以下では、アナログデジタル変換器120は、AD変換器120とも称される。
モータ210は、例えば、ステッピングモータである。モータ210は、図示しない駆動部からのパルス信号により、正回転または逆回転する。ギヤ220は、モータ210と回転軸230との間に接続され、モータ210の回転を減速して回転軸230に伝える。回転軸230は、例えば、気流を調整する羽根または空気の流量を調整する弁等に接続される。
ポテンショメータ240は、回転軸230の周囲に配置される。ポテンショメータ240は、回転軸230の回転位置(すなわち、回転量)に応じて抵抗値が変化する可変抵抗として機能し、直流電圧DC2を分圧して電圧V1として出力する。抵抗R1、R2は、電圧線V1と接地線GNDとの間に直列に接続される。抵抗R1、R2は、抵抗R1、R2の接続ノード(V2)に、抵抗値に応じた分圧により得られる電圧V2を生成する。
電圧生成部110は、例えば、外部から受ける外部電源電圧VDDに基づいて、外部電源電圧VDDより電圧値が低い直流電圧DC2、しきい値電圧VT、電源電圧VCCおよびアナログ回路用の電源電圧AVCCを生成する。しきい値電圧VTは、ポテンショメータ240が出力する最大電圧(例えば、DC2)より低く設定される。なお、しきい値電圧VTは、回転検出装置100の外部から供給されてもよい。この場合、電圧生成部110は、しきい値電圧VTを生成する機能を持たない。電源電圧VCCは、回転検出装置100内に設けられる制御部140およびコンパレータ131、132等のデジタル回路の電源に使用される。電源電圧AVCCは、AD変換器120等の電源に使用される。
AD変換器120は、外部端子T11を介して受ける電圧V1をデジタル値に変換し、デジタル電圧値VD1として出力する。コンパレータ131は、外部端子T12を介して受ける電圧V1としきい値電圧VTとを比較し、電圧V1としきい値電圧VTとの大小関係を示す2値のデジタル信号D1を出力する。コンパレータ132は、外部端子T13を介して受ける電圧V2としきい値電圧VTとを比較し、電圧V2としきい値電圧VTと大小関係を示す2値のデジタル信号D2を出力する。
AD変換器120に入力される電圧V1とコンパレータ131に入力される電圧V1とは、互いに異なる外部端子T11、T12を介して回転検出装置100に供給される。これにより、AD変換器120に入力される電圧V1とコンパレータ131に入力される電圧V1とが相互に干渉することを抑制することができる。この結果、AD変換器120およびコンパレータ131の検出精度の低下を防止することができる。
制御部140は、AD変換器120からのデジタル電圧値VD1に基づいて、回転軸230の回転位置(絶対位置)を検出する。また、制御部140は、コンパレータ131、132からのデジタル信号D1、D2に基づいて、回転軸230の回転方向と周回数とを検出する。制御部140の動作の例は、図3および図4に示される。
図2は、図1の回転検出装置100の動作の一例を示すタイミング図である。例えば、図2に示す波形は、図1の回転軸230が正回転する場合を示す。回転軸230が逆回転する場合、時間軸の左右を逆転させた波形になる。以下では、主に回転軸230が正回転する場合の動作が説明される。
ポテンショメータ240は、回転軸230が所定の回転角の範囲(初期位置)内にある場合、0Vの電圧V1を出力する。ポテンショメータ240は、回転軸230が回転により初期位置から外れた場合、回転角が最大になるまで、変位した回転角に応じた電圧V1(最大値はVmax)を出力する。ポテンショメータ240は、回転軸230の回転角が最大位置から初期位置に戻ったとき、0Vの電圧V1を出力する。
このように、ポテンショメータ240は、回転軸230が回転する場合、電圧V1を0VからVmaxまで徐々に上昇させた後、0Vに設定し、回転軸230が初期位置にある間、0Vを維持する。これにより、ポテンショメータ240は、三角波状の電圧V1を出力する。抵抗R1、R2の接続ノードから出力される電圧V2は、電圧V1の上昇とともに上昇し、電圧V1に対して所定の比率だけ値が小さく、三角波状である。
コンパレータ131は、ポテンショメータ240から出力される電圧V1がしきい値電圧VTより低いときロウレベル(論理値0)のデジタル信号D1を出力する。コンパレータ131は、電圧V1がしきい値電圧VT以上のときハイレベル(論理値1)のデジタル信号D1を出力する。コンパレータ132は、抵抗R1、R2の接続ノードの電圧V2がしきい値電圧VTより低いときロウレベル(論理値0)のデジタル信号D2を出力する。コンパレータ132は、抵抗R1、R2の接続ノードの電圧V2がしきい値電圧VT以上のときハイレベル(論理値1)のデジタル信号D2を出力する。
回転軸230の正回転時、電圧V2の上昇率(傾き)は、電圧V1の上昇率より小さい。このため、デジタル信号D2の立ち上がりエッジは、デジタル信号D1の立ち上がりエッジよりも遅くなる。すなわち、デジタル信号D2、D1の立ち下がりエッジは、時間差を有する。一方、回転軸230の逆回転時、電圧V2の下降率(傾き)は、電圧V1の下降率より小さい。また、電圧V2の最大電圧は、電圧V1の最大値Vmaxより低い。このため、デジタル信号D2の立ち下がりエッジは、デジタル信号D1の立ち下がりエッジよりも早くなる。
AD変換器120は、ポテンショメータ240から出力される電圧V1をデジタル電圧値VD1に変換する。なお、図2に示すデジタル電圧値VD1の階段状に波形は、説明を分かりやすくするため、ステップ数を少なくしているが、実際の波形のステップ数は、AD変換器120の分解能に応じて決まる。
図1の制御部140は、駆動部がモータ210を駆動しているか否かにかかわりなく、コンパレータ131、131から出力されるデジタル信号D1、D2の論理値が同時に変化したときに、回転軸230の1回転(周回)を検出する。制御部140は、デジタル信号D1、D2の論理値が同時に論理値0に変化した場合、回転軸230の正回転での1回転(周回)を検出する。また、制御部140は、デジタル信号D1、D2の論理値が同時に論理値1に変化した場合、回転軸230の逆回転での1回転(周回)を検出する。
ここで、電圧V1、V2の立ち上がり速度が異なるため、正回転時にはデジタル信号D1、D2の立ち上がりエッジの位相が互いにずれ、逆回転時には、デジタル信号D1、D2の立ち下がりエッジの位相が互いにずれる。このため、デジタル信号D1、D2の論理値が同時に変化するときの論理値の変化方向(立ち上がりエッジであるか立ち下がりエッジであるか)を検出することで、正回転および逆回転の周回を容易に検出することができる。制御部140による周回の検出制御の例は、図3および図4で説明される。
なお、制御部140は、駆動部から受ける情報に基づいて、駆動部がモータ210を駆動しているか否かを判断する。制御部140は、駆動部がモータ210を駆動しているか否かの情報を駆動部から受けない場合、すなわち、モータ210の駆動が停止されているときに外力により回転軸230が回転された場合、デジタル信号D1、D2の遷移エッジのタイミングのずれに応じて回転軸230の回転方向を検出してもよい。
具体的には、制御部140は、デジタル信号D1の立ち上がりエッジの後にデジタル信号D2の立ち上がりエッジを検出した場合、回転軸230の正回転を検出してもよい。制御部140は、デジタル信号D2の立ち下がりエッジの後にデジタル信号D1の立ち下がりエッジを検出した場合、回転軸230の逆回転を検出してもよい。換言すれば、制御部140は、デジタル信号D1がハイレベルの期間にデジタル信号D2の立ち上がりエッジを検出した場合、回転軸230の正回転を検出してもよい。制御部140は、デジタル信号D2のロウレベルの期間にデジタル信号D1の立ち下がりエッジを検出した場合、回転軸230の逆回転を検出してもよい。
図3は、図1のモータ210が駆動されているときの回転検出装置100の動作の一例を示すフロー図である。例えば、図3は、回転検出装置100の制御部140が実行する回転検出プログラムにより実現される。図3は回転検出方法の一例を示す。図3に示すフローは、回転軸230が所定の初期位置にある状態で、モータ210の回転を制御する駆動部から回転を開始する通知を受けたことに基づいて開始される。
まず、ステップS10において、制御部140は、駆動部から回転軸230の回転方向を示す情報を取得する。制御部140は、取得した回転方向を示す情報を、レジスタ等の保持部に保持してもよい。次に、ステップS12において、制御部140は、周回数を保持するレジスタ等の保持部を正値(3または5など)に初期化し、デジタル信号D1、D2の論理値を保持するレジスタ等の保持部を0に初期化する。周回数を正値に初期化することにより、回転軸230の逆回転時に周回数を減少させる場合にも、周回数を正値として扱うことができる。
なお、制御部140は、周回数を保持するレジスタ等の保持部を0に初期化してもよい。この場合、制御部140は、周回数が正値の場合、正回転の周回数と把握することができ、周回数が負値の場合、逆回転の周回数と把握することができる。
次に、ステップS14において、制御部140は、AD変換器120から出力されるデジタル電圧値VD1を取得する。次に、ステップS16において、制御部140は、取得したデジタル電圧値VD1に基づいて回転軸230の回転位置を検出し、検出した回転位置を示す情報を駆動部等に通知する。
次に、ステップS18において、制御部140は、コンパレータ131、132から出力されるデジタル信号D1、D2の論理値を取得する。なお、制御部140は、前回取得したデジタル信号D1、D2の論理値をレジスタ等の保持部に保持しておく。初回の処理ループでは、ステップS12で初期化された論理値0が、前回取得したデジタル信号D1、D2の論理値として扱われる。以下では、デジタル信号D1、D2の論理値は、それぞれ論理値D1、D2とも称される。
次に、ステップS20において、制御部140は、ステップS10で取得した情報に基づいて、回転軸230の回転方向が正回転であるか逆回転であるかを判定する。回転方向が正回転である場合、処理はステップS22に移行される。回転方向が逆回転である場合、処理はステップS26に移行される。
ステップS22において、制御部140は、ステップS18で取得した論理値D1、D2と前回取得した論理値D1、D2とに基づいて、デジタル信号D1、D2が同時に論理値0に変化したか否かを判定する。デジタル信号D1、D2が同時に論理値0に変化した場合、回転軸230の周回を検出したため、処理はステップS24に移行される。デジタル信号D1、D2が同時に論理値0に変化していない場合、回転軸230の周回を検出していないため、処理はステップS30に移行される。
ステップS24において、制御部140は、回転軸230が正回転方向に1回転したことを検出したため、周回数を1だけ増加させ、処理をステップS30に移行する。例えば、制御部140は、更新した周回数を駆動部等に通知する。
ステップS26において、制御部140は、ステップS18で取得した論理値D1、D2と前回取得した論理値D1、D2とに基づいて、デジタル信号D1、D2が同時に論理値1に変化したか否かを判定する。デジタル信号D1、D2が同時に論理値1に変化した場合、回転軸230の周回を検出したため、処理はステップS28に移行される。デジタル信号D1、D2が同時に論理値1に変化していない場合、回転軸230の周回を検出していないため、処理はステップS30に移行される。
ステップS28において、制御部140は、回転軸230が逆回転方向に1回転したことを検出したため、周回数を1だけ減少させ、処理をステップS30に移行する。例えば、制御部140は、更新した周回数を駆動部等に通知する。なお、ステップS10で取得した回転方向が保持部に保持される場合、制御部140は、回転軸230が逆回転方向に1回転したことに基づいて、周回数を1だけ増加させてもよい。この場合、制御部140は、回転方向にかかわりなく周回数を1ずつ増加する場合にも、回転方向と周回数とを認識することができる。
ステップS30において、制御部140は、回転軸230の回転の検出動作を継続する場合、処理をステップS14に移行する。制御部140は、回転軸230の回転の検出動作を停止する場合、図3に示す処理を終了する。なお、制御部140は、例えば、デジタル信号D1、D2の論理値の一方の変化を検出することによっても、回転軸230の周回を検出することができる。しかしながら、この場合、回転軸230の回転方向を外部から取得する場合と取得しない場合とで、周回の検出の制御方法を相違させる必要があり、制御が複雑になる。このため、回転軸230の回転方向を外部から取得する場合にも、デジタル信号D1、D2の論理値が同時に変化したことに基づいて、周回を検出することが好ましい。
以上、図3に示す動作により、制御部140は、モータ210が回転駆動されていない場合だけでなく、モータ210が回転駆動されている場合にも、回転軸230の回転位置と周回数とを検出することができる。なお、制御部140は、正回転の周回数と逆回転の周回数とをそれぞれ保持するレジスタ等の保持部を有してもよい。この場合、例えば、回転軸230が正回転した後に逆回転する場合にも、正回転と逆回転との周回数をそれぞれ識別可能に保持することができる。
図4は、図1のモータ210が駆動されていないときの回転検出装置100の動作の一例を示すフロー図である。例えば、図4は、回転検出装置100の制御部140が実行する回転検出プログラムにより実現される。図4は回転検出方法の一例を示す。図3と同様の動作については、同じステップ番号を付し、詳細な説明は省略する。
図4では、駆動部の駆動によるモータ210の回転が停止しているため、制御部140は、駆動部から回転方向を取得できない。このため、図4に示す処理では、図3のステップS10が省略され、ステップS21、S22において、デジタル信号D1、D2の論理値が同時に変化するときの変化方向により回転方向が検出される。その他の処理は、図3と同様である。
ステップS18の後、ステップS21において、制御部140は、デジタル信号D1、D2の論理値が同時に変化したか否かを判定する。制御部140は、デジタル信号D1、D2の論理値が同時に変化した場合、回転軸230の正回転での周回または逆回転での周回を検出したため、処理をステップS22に移行する。制御部140は、デジタル信号D1、D2の論理値が同時に変化していない場合、回転軸230の周回を検出していないため、処理をステップS30に移行する。
ステップS22において、制御部140は、デジタル信号D1、D2が同時に論理値0に変化した場合、回転軸230の正回転での周回を検出し、処理をステップS24に移行する。制御部140は、デジタル信号D1、D2が同時に論理値0に変化していない場合、デジタル信号D1、D2が同時に論理値1に変化しているため、回転軸230の逆回転での周回を検出し、処理をステップS28に移行する。以降の処理は、図3と同様である。以上、図4に示す動作により、制御部140は、モータ210が駆動されていないときに外力等によりモータ210またはギヤ220が回転した場合にも、デジタル信号D1、D2の論理値の同時変化に基づいて回転軸230の周回数と回転方向とを検出することができる。
これに対して、例えば、デジタル信号D1のみに基づいて、回転軸230の周回数を検出する場合、正回転と逆回転との何れにおいても、デジタル信号D1の立ち下がりエッジと立ち上がりエッジとが交互に現れる。このため、制御部140は、駆動部から回転軸230の回転方向を示す情報を受けない場合、デジタル信号D1の遷移エッジだけでモータ210(回転軸230)の回転方向が正回転であるのか逆回転であるのかを判断することができない。ここで、デジタル信号D1、D2等の遷移エッジは、ロウレベルからハイレベルへの遷移である立ち上がりエッジまたはハイレベルからロウレベルへの遷移である立ち下がりエッジである。
図5は、図1の回転検出装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図1と同じ要素については、同じ符号が付される。例えば、回転検出装置100は、マイコン150を有する。特に限定されないが、マイコン150は、いわゆる1チップマイコン(半導体チップ)である。
マイコン150は、バスBUSを介して相互に接続されたCPU10、ROM(Read Only Memory)20、RAM(Random Access Memory)30、AD変換器120およびコンパレータ131、132と、電圧生成部110とを有する。ROM20には、回転検出プログラムが格納されている。なお、電圧生成部110は、マイコン150の外部に配置されてもよい。
CPU10は、回転検出装置100の全体の動作を制御するとともに、回転検出プログラムを実行することで、図1の制御部140の機能を実現する。CPU10は、コンピュータの一例である。例えば、CPU10は、AD変換器120から出力されるデジタル電圧値VD1と、コンパレータ131、132からそれぞれ出力されるデジタル信号D1、D2の論理値とを、バスBUSを介して取得する。そして、CPU10は、図3および図4に示した回転軸230の回転位置、回転方向および周回数の検出動作を実行する。
以上、この実施形態では、制御部140は、モータ210が駆動されていないときに、外力等によりモータ210またはギヤ220が回転した場合にも、回転軸230の周回数と回転方向とを検出することができる。
制御部140は、モータ210が駆動されている場合、デジタル信号D1、D2の遷移エッジの同時変化に基づいて、回転軸230の周回したことを検出することができ、周回数を更新することができる。すなわち、制御部140は、モータ210の駆動の有無にかかわらず、デジタル信号D1、D2の遷移エッジの同時変化に基づいて、回転軸230の周回したことを検出することができ、周回数を更新することができる。これにより、制御部140による、モータ210の駆動の有無に応じた回転軸230の回転方向および周回数の検出の制御を容易にすることができる。制御部140は、ポテンショメータ240からの電圧V1に応じてAD変換器120が出力するデジタル電圧値VD1に基づいて、回転軸230の回転位置を検出することができる。
互いに異なる外部端子T11、T12を介して回転検出装置100に電圧V1を供給することで、AD変換器120に入力される電圧V1とコンパレータ131に入力される電圧V1とが相互に干渉することを抑制することができる。この結果、AD変換器120およびコンパレータ131の検出精度の低下を防止することができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨をそこなわない範囲で、種々の変形・改良が可能である。
100 回転検出装置
110 電圧生成部
120 アナログデジタル変換器(ADC)
131、132 コンパレータ(CMP)
140 制御部
150 マイコン
200 アクチュエータ
210 モータ
220 ギヤ
230 回転軸
240 ポテンショメータ
1000 システム
AVCC 電源電圧
D1、D2 デジタル信号
DC2 直流電圧
R1、R2 抵抗
T11、T12、T13 外部端子
V1、V2 電圧
VCC 電源電圧
VD1 デジタル電圧値
VT しきい値電圧

Claims (7)

  1. 回転体の回転量に応じてポテンショメータから出力される第1電圧としきい値電圧との大小関係を示す第1デジタル信号を生成する第1コンパレータと、
    前記第1電圧を分圧して得られる第2電圧と前記しきい値電圧との大小関係を示す第2デジタル信号を生成する第2コンパレータと、
    前記第1デジタル信号の遷移エッジと前記第2デジタル信号の遷移エッジとに基づいて、前記回転体の回転方向と周回数とを検出する制御部と、
    有することを特徴とする回転検出装置。
  2. 前記制御部は、前記第1デジタル信号の立ち下がりエッジおよび前記第2デジタル信号の立ち下がりエッジを同時に検出する毎、または、前記第1デジタル信号の立ち上がりエッジおよび前記第2デジタル信号の立ち上がりエッジを同時に検出する毎に、前記回転体が1回転したことを検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。
  3. 前記制御部は、前記回転体の回転方向を認識しているか否かにかかわらず、前記第1デジタル信号の立ち下がりエッジおよび前記第2デジタル信号の立ち下がりエッジを同時に検出する毎に前記回転体が前記第1回転方向に1回転したことを検出し、前記第1デジタル信号の立ち上がりエッジおよび前記第2デジタル信号の立ち上がりエッジを同時に検出する毎に前記回転体が前記第1回転方向と逆の第2回転方向に1回転したことを検出すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転検出装置。
  4. 前記第1電圧をデジタル値に変換するアナログデジタル変換器を備え、
    前記制御部は、前記アナログデジタル変換器から出力されるデジタル値に基づいて、前記回転体の回転量を検出すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の回転検出装置。
  5. 前記第1電圧を受ける第1端子および第2端子と、前記アナログデジタル変換器、前記第1コンパレータ、前記第2コンパレータおよび前記制御部とを含む半導体チップを有し、
    前記第1端子は、前記アナログデジタル変換器の入力に接続され、
    前記第2端子は、前記第1コンパレータの入力に接続されること
    を特徴とする請求項4に記載の回転検出装置。
  6. 第1コンパレータにより、回転体の回転量に応じてポテンショメータから出力される第1電圧としきい値電圧との大小関係を示す第1デジタル信号を生成し、
    第2コンパレータにより、前記第1電圧を分圧して得られる第2電圧と前記しきい値電圧との大小関係を示す第2デジタル信号を生成し、
    制御部により、前記第1デジタル信号の遷移エッジと前記第2デジタル信号の遷移エッジとに基づいて、前記回転体の回転方向と周回数とを検出すること
    を特徴とする回転検出方法。
  7. 第1コンパレータにより生成される、回転体の回転量に応じてポテンショメータから出力される第1電圧としきい値電圧との大小関係を示す第1デジタル信号を取得し、
    第2コンパレータにより生成される、前記第1電圧を分圧して得られる第2電圧と前記しきい値電圧との大小関係を示す第2デジタル信号を取得し、
    前記第1デジタル信号の遷移エッジと前記第2デジタル信号の遷移エッジとに基づいて、前記回転体の回転方向と周回数とを検出する処理を
    コンピュータに実行させることを特徴とする回転検出プログラム。
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