JP2022186451A - 下水処理システム及び下水処理システムの改修方法 - Google Patents

下水処理システム及び下水処理システムの改修方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022186451A
JP2022186451A JP2021094682A JP2021094682A JP2022186451A JP 2022186451 A JP2022186451 A JP 2022186451A JP 2021094682 A JP2021094682 A JP 2021094682A JP 2021094682 A JP2021094682 A JP 2021094682A JP 2022186451 A JP2022186451 A JP 2022186451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewage
inflow
pond
channel
preliminary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021094682A
Other languages
English (en)
Inventor
忠広 吉田
Tadahiro Yoshida
浩英 熊田
Hirohide Kumada
智之 井尻
Tomoyuki Ijiri
一輝 上海
Kazuki Jokai
明 石山
Akira Ishiyama
正毅 稲葉
Masaki Inaba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Pantec Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Eco Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Eco Solutions Co Ltd filed Critical Kobelco Eco Solutions Co Ltd
Priority to JP2021094682A priority Critical patent/JP2022186451A/ja
Publication of JP2022186451A publication Critical patent/JP2022186451A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

Abstract

【課題】下水から汚泥を分離する下水処理システムにおいて、流入水路への総下水流入量が増加する増水時でも対応可能な処理能力を安定して発揮しながら効率良く高濃度の汚泥を回収することができる技術を提供する。【解決手段】流入水路2から流出水路4へ流れる下水からろ過により汚泥を分離するベルトフィルタ20と、下水を貯留可能な予備池30と、ベルトフィルタ20の一次側の下水を予備池30へ供給する予備池入水状態と、予備池30の下水をベルトフィルタ20の一次側へ供給する予備池出水状態と、を切替可能な予備池入出水手段Aと、ベルトフィルタ20への下水流入状態を検知する下水流入状態検知手段Bと、下水流入状態検知手段Bの検知結果に基づいて予備池入出水手段Aを制御する予備池下水流入出制御を実行する制御手段50と、を備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、特に、下水から汚泥を分離する下水処理システムに関する。
従来の下水処理システムとして、流入水路から流出水路へ流れる下水から沈殿により汚泥を分離する複数の最初沈殿池を備えたものが知られている(例えば特許文献1を参照。)。このような下水処理システムに設けられた最初沈殿池は、一般的に、コンクリート躯体の構造物であって、沈砂池から流入水路を介して下水が連続的に流入され、その下水中の固形物が重力により底部へ沈降される。そして、固形物が除去された上澄み液は、越流トラフを超えて流出水路を介して反応タンクに排出されて生物処理される。一方、沈降した固形物は、汚泥掻き寄せ機により汚泥ピット集められて、ポンプ等により初沈汚泥として引き抜かれる。その引き抜かれた汚泥(以下「初沈汚泥」と呼ぶ場合がある。)は、濃縮機や脱水機等で固液分離され、焼却処分、またはメタン発酵処理の原料として利用される。
特開2005-34763号公報
最初沈殿池は、固形物を沈殿により分離することから、流入水路から流出水路へ至る下水の滞留時間を一定以上(例えば約1時間~2時間程度)確保する必要がある。よって、下水の滞留時間を確保するために、処理可能な下水流量に対して比較的広い敷地面積が必要となる。また、降雨などにより流入水路への総下水流入量が増加する増水時においては、下水の滞留時間が短くなるため、初沈汚泥の回収効率が低下するという問題もある。更に、最初沈殿池において沈殿後に引き抜かれた初沈汚泥は、水分を多く含んで濃度が低い状態であるため、再度濃縮機や脱水機による固液分離操作が必須となる。
このような増水時においても十分な量の下水を処理するべく、特許文献1記載の下水処理システムでは、最初沈殿池とは別に高速ろ過池を設け、最初沈殿池と生物反応槽と最終沈殿池とを経由する下水処理フローとは別に、高速ろ過池を経由する下水処理フローで処理するように構成されている。しかしながら、この高速ろ過池は、最初沈殿池の代替として設けられたものではなく、増水分の下水を処理するためにのみ利用されるものであることから、増水時以外の定常時において汚泥の回収効率の向上に寄与するものではない。また、高速ろ過池から逆洗排水として回収される汚泥は、最初沈殿池と同様、水分を多く含んで濃度が低い状態であるため、再度濃縮機や脱水機による固液分離操作が必須となる。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、下水から汚泥を分離する下水処理システムにおいて、流入水路への総下水流入量の増減に対応して多くの汚泥を効率良く高濃度で回収することができる技術を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、下水から汚泥を分離する下水処理システムであって、
流入水路から流出水路へ流れる下水からろ過により汚泥を分離するベルトフィルタと、
下水を貯留可能な予備池と、
前記ベルトフィルタの一次側の下水を前記予備池へ供給する予備池入水状態と、前記予備池の下水を前記ベルトフィルタの一次側へ供給する予備池出水状態と、を切替可能な予備池入出水手段と、
前記ベルトフィルタへの下水流入状態を検知する下水流入状態検知手段と、
前記下水流入状態検知手段の検知結果に基づいて前記予備池入出水手段を制御する予備池下水流入出制御を実行する制御手段と、を備えた点にある。
本構成によれば、下水から汚泥を分離可能で且つ水分が少ない高濃度の汚泥を回収可能なベルトフィルタが設置されているので、多くの汚泥を効率良く高濃度で回収することができる。
更に、ベルトフィルタを設置するにあたり、予備池が設けられて、制御手段により予備池入出水手段を制御する予備池下水流入出制御が実行される。このことで、例えば流入水路への総下水流入量が変動したり、ベルトフィルタの目詰まり状態の変動によってベルトフィルタへの下水の流入が増減したりする場合であっても、ベルトフィルタの一次側の下水を予備池へ供給して一時的に貯留させる予備池入水状態と、予備池の下水をベルトフィルタの一次側へ供給して返送する予備池出水状態とを適切に切り替える形態で、ベルトフィルタへの下水流入状態を常に適正な状態に保つことができる。即ち、流入水路への総下水流入量が増加する増水時においては、ベルトフィルタの一次側の下水を、流出水路側へ放出するのではなく、予備池入水状態に切り替えて、予備池へ供給して一時的に貯留することができる。すると、ベルトフィルタへの下水流入量の過剰な増加を抑制しながら、適正な量に制限された下水から高濃度の汚泥を回収することができる。一方、流入水路への総下水流入量が減少する減水時においては、予備池に貯留されている下水を、予備池出水状態に切り替えてベルトフィルタの一次側へ返送することができる。すると、ベルトフィルタへの下水流入量を適切な量に維持しながら、予備池から返送された分を加えて多くの下水から多くの汚泥を回収することができる。
従って、本発明により、下水から汚泥を分離する下水処理システムにおいて、流入水路への総下水流入量の増減に対応して多くの汚泥を効率良く高濃度で回収することができる技術を提供することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記予備池入出水手段が、前記流入水路の下水を前記予備池へ導く予備池入水路の水流量を調整可能な予備池入水路ゲートと、前記予備池の下水を前記ベルトフィルタの一次側へ送出可能な返送ポンプとを有して構成されている点にある。
本構成によれば、予備池入出水手段において、返送ポンプを停止させながら予備池入水路ゲートを開放させる形態で予備池入水状態とし、予備池入水路ゲートを閉鎖させながら返送ポンプを作動させる形態で予備池出水状態とすることができる。
本発明の第3特徴構成は、前記下水流入状態検知手段として、前記ベルトフィルタの一次側貯留部の水位を検知するベルトフィルタ一次側水位検知手段を備え、
前記制御手段が、前記予備池下水流入出制御において、前記ベルトフィルタ一次側水位検知手段で検知される前記ベルトフィルタの一次側貯留部の水位が設定水位超である場合に、前記予備池入出水手段を前記予備池入水状態に切り替える点にある。
本構成によれば、ベルトフィルタの一次側貯留部の水位が設定水位超である場合には、予備池下水流入出制御の実行により、予備池入水状態に切り替えられて、ベルトフィルタの一次側の下水が予備池へ供給されて一時的に貯留されることになる。このことで、ベルトフィルタへの下水流入量の過剰な増加を抑制して、ベルトフィルタの一次側貯留部の水位の過剰な上昇を抑制し、適正な量に制限された下水から高濃度の汚泥を回収することができる。
更に、ベルトフィルタの一次側貯留部の水位が設定水位以下に低下した場合には、予備池下水流入出制御の実行により、予備池入水状態が終了される。このことで、予備池入水状態を維持することに伴うベルトフィルタの一次側貯留部の水位の無用な低下を抑制して、効率良くベルトフィルタにより汚泥を回収することができる。
本発明の第4特徴構成は、前記下水流入状態検知手段として、前記流入水路への総下水流入量を検知する総下水流入量検知手段を備え、
前記制御手段が、前記予備池下水流入出制御において、前記総下水流入量検知手段で検知される前記流入水路への総下水流入量が設定総下水流入量以下である場合に、前記予備池入出水手段を前記予備池出水状態に切り替える点にある。
本構成によれば、流入水路への総下水流入量が設定総下水流入量以下である場合には、予備池下水流入出制御の実行により、予備池出水状態に切り替えられて、予備池の下水がベルトフィルタの一次側へ供給されて返送されることになる。このことで、ベルトフィルタへの下水流入量を適切な量に維持して、ベルトフィルタの一次側貯留部の水位の過剰な低下を抑制し、予備池から返送された分を加えて多くの下水から多くの汚泥を回収することができる。
更に、流入水路への総下水流入量が設定総下水流入量超に増加した場合には、予備池下水流入出制御の実行により、予備池出水状態が終了される。このことで、予備池出水状態を維持することに伴うベルトフィルタの一次側貯留部の水位の無用な上昇を抑制して、効率良くベルトフィルタにより汚泥を回収することができる。
本発明の第5特徴構成は、前記予備池が、放出用水位超の貯留下水を前記流出水路へ放出させる予備池出水路を有する点にある。
本構成によれば、例えば流入水路への総下水流入量が増加する増水時において予備池下水流入出制御の実行により予備池入水状態に切り替えられてベルトフィルタの一次側の下水が予備池へ供給されることに伴って、予備池の水位が上限界に近い放出用水位超となった場合であっても、その放出用水位超の貯留下水が予備池から予備池出水路を介して流出水路へ放出されることになる。このことで、放出用水位超の貯留下水の、予備池から周辺設備への漏洩を回避することができる。
本発明の第6特徴構成は、前記流入水路から前記流出水路へ流れる下水から沈殿により汚泥を分離する最初沈殿池と、
前記流入水路から前記最初沈殿池へ下水を導く最初沈殿池入水路の水流量を調整可能な最初沈殿池入水路ゲートと、
前記予備池の水位を検知する予備池水位検知手段と、を備え、
前記制御手段が、前記予備池水位検知手段で検知される前記予備池の水位が最初沈殿池流入用設定水位超になった場合に、前記最初沈殿池入水路ゲートを開放させる最初沈殿池流入制御を実行する点にある。
本構成によれば、最初沈殿池を備えるにあたり、最初沈殿池入水路ゲートが設けられて、制御手段により最初沈殿池入水路ゲートを制御する最初沈殿池流入制御が実行される。このことで、例えば流入水路への総下水流入量が増加する増水時において予備池下水流入出制御の実行により予備池入水状態に切り替えられてベルトフィルタの一次側の下水が予備池へ供給されることに伴って、予備池の水位が比較的高い最初沈殿池流入用設定水位超に上昇した場合には、その最初沈殿池入水路ゲートが開放されて、流入水路から最初沈殿池へ下水が流入されて、当該最初沈殿池による汚泥の分離処理が行われることになる。このことで、ベルトフィルタよりも汚泥回収効率が劣る最初沈殿池による下水処理を予備池の水位上昇時のみに制限しながら、予備池の過剰な水位上昇を抑制することができる。
本発明の第7特徴構成は、流入水路から流出水路へ流れる下水から沈殿により汚泥を分離する複数の既存最初沈殿池を備えた下水処理システムの改修方法であって、
前記複数の既存最初沈殿池の一部を、流入水路から流出水路へ流れる下水からろ過により汚泥を分離するベルトフィルタに置換すると共に、前記複数の既存最初沈殿池の一部を、下水を貯留可能な予備池とし、
前記ベルトフィルタの一次側の下水を前記予備池へ供給する予備池入水状態と、前記予備池の下水を前記ベルトフィルタの一次側へ供給する予備池出水状態と、を切替可能な予備池入出水手段と、
前記ベルトフィルタへの下水流入状態を検知する下水流入状態検知手段と、
前記下水流入状態検知手段の検知結果に基づいて前記予備池入出水手段を制御する予備池下水流入出制御を実行する制御手段と、を設ける点にある。
本構成によれば、流入水路から流出水路へ流れる下水から沈殿により汚泥を分離する複数の既存最初沈殿池を備えた既存下水処理システムを改修して、上記第1乃至第6特徴構成を有する本発明に係る下水処理システムを、既存最初沈殿池の一部をベルトフィルタに置換したり予備池として利用するなどの合理的な方法で構築することができる。そして、改修後の下水処理システムにより、これまで説明してきたものと同様の作用効果を発揮して、流入水路への総下水流入量の増減に対応して効率良く高濃度の汚泥を回収することができる。
既存下水処理システムの概略構成図 改修後の下水処理システムの概略構成図 図2に示す下水処理システムにおけるベルトフィルタ部分の断面図 図2に示す下水処理システムにおける予備池部分の断面図 図2に示す下水処理システムにおける改修後の最初沈殿池部分の断面図
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図2に示す第1実施形態の下水処理システム101は、図1に示す既存の下水処理システム100を改修して構築されたものである。
図1に示す既存の下水処理システム100は、流入水路2から流出水路4へ流れる下水から沈殿により汚泥を分離する複数の既存最初沈殿池10を備えたものとして構成されている。
このような既存の下水処理システム100では、下水が沈砂池1から流入水路2を介して夫々の既存最初沈殿池10に連続的に流入される。既存最初沈殿池10では、図5に示すように、流入水路2から最初沈殿池入水路10iを通じて流入した下水中の固形物(汚泥)が重力により底部10dへ沈降され、固形物が除去された上澄み液が、越流トラフ17を超えて最初沈殿池出水路10oを通じて流出水路4に排出される。
そして、図1に示すように、流出水路4に排出された既存最初沈殿池10の上澄み液は、生物反応槽5で生物処理された後に、最終沈殿池6及び消毒・放水部7を経て河川等に放出される。
一方、底部10dに沈降した固形物(汚泥)は、掻き寄せ機(図示省略)等により回収される。この回収された汚泥は比較的多くの水分を含むため、再度濃縮機や脱水機による固液分離操作が施された後に、メタン発酵処理の原料等として好適に利用される。
本実施形態の下水処理システム101(図2参照)では、既存の下水処理システム100(図1参照)を改修するにあたり、複数の既存最初沈殿池10の一部が、流入水路2から流出水路4へ流れる下水からろ過により汚泥を分離するベルトフィルタ20に置換されている。
このベルトフィルタ20は、図3に示すように、複数のローラ26に支持された無端状のろ過ベルト21を、一次側貯留部22と二次側貯留部23との境界部分に介装し、制御装置50によりローラ26を回転駆動させることにより、一次側貯留部22に面するろ過ベルト21の部分を汚泥排出部27側へ送る形態で、ろ過ベルト21を移動させる。
そして、一次側貯留部22は、流入水路2に対してベルトフィルタ入水路20iを介して接続されており、一方、二次側貯留部23は、流出水路4に対してベルトフィルタ出水路20oを介して接続されている。尚、既存最初沈殿池10にて既に存在していた最初沈殿池入水路10iがベルトフィルタ入水路20iとして利用されており、既存最初沈殿池10にて既に存在していた最初沈殿池出水路10oがベルトフィルタ出水路20oとして利用されている。
以上のように構成されたベルトフィルタ20では、流入水路2からベルトフィルタ入水路20iを通じて一次側貯留部22に流入した下水中の固形物(汚泥)がろ過ベルト21により除去され、当該ろ過ベルト21を透過して二次側貯留部23に供給されたろ過液がベルトフィルタ出水路20oを通じて流出水路4に排出される。
一方、ろ過ベルト21により除去された固形物(汚泥)は、ろ過ベルト21の移動に伴って汚泥排出部27に落下してスクリューコンベア等により回収される。このように回収された汚泥は、既存最初沈殿池10(図5参照)で回収された汚泥と比べて、水分が少ない高濃度のものとなるので、メタン発酵処理の原料等として好適に利用することができる。また、ベルトフィルタ20では、固形物が取り除かれたろ過ベルト21が順次一次側貯留部22と二次側貯留部23との境界部分に移動されることにより、ろ過面の目詰まりが抑制されると共に、最初沈殿池10(図5参照)のように沈殿等を待たずに下水から固形物を除去可能であるため、最初沈殿池10よりも多くの下水(例えば2倍)から汚泥を分離する処理能力を有するものとなる。
このベルトフィルタ20の一次側貯留部22には、一次側貯留部22の水位を検知するベルトフィルタ一次側水位センサ28(ベルトフィルタ一次側水位検知手段の一例)が設けられており、このベルトフィルタ一次側水位センサ28の検知結果は制御装置50に入力される。尚、このベルトフィルタ一次側水位センサ28は、一次側貯留部22の水位を検知するものであることから、ベルトフィルタ20への下水流入状態を検知する下水流入状態検知手段Bであると言える。
更に、一次側貯留部22の水位が上限界を超えた場合に、その上限界超の貯留下水を、オーバーフロー放出路33を通じて後述する予備池30に放出するオーバーフロー部25が設けられている。
このように構成されたベルトフィルタ20は、回収される固形物(汚泥)の水分含有量や下水の処理能力に応じて、ろ過ベルト21の速度や傾斜角度等の運転条件を適宜設定することが望ましい。例えば、ろ過ベルト21の速度を増加させる又はろ過ベルト21の傾斜角度を小さくすると、できるだけ目詰まりが解消された広いろ過面で下水をろ過する状態となることから、多くの下水を処理できる処理量優先の運転モードとすることができる。一方、ろ過ベルト21の速度を減少させる又はろ過ベルト21の傾斜角度を大きくすると、できるだけ汚泥が積層した狭い面で下水をろ過する状態となることから、高濃度の汚泥を回収することができる汚泥濃度優先の運転モードとすることができる。
尚、本実施形態の下水処理システム101では、複数のベルトフィルタ20が設けられており、これら複数のベルトフィルタ20に対して流入水路2から並列状態で下水が流入されている。そして、このように複数のベルトフィルタ20で下水を処理する場合には、総下水流入量などの状態に応じて、夫々のベルトフィルタ20の運転モードを、同じものとしたり、個別に異ならせたり、順次切り替えるなど、適宜設定することができる。尚、本実施形態では、ベルトフィルタ20を複数設けたが、このベルトフィルタ20の設置数は適宜変更することができ、単数であっても構わない。
本実施形態の下水処理システム101(図2参照)では、既存の下水処理システム100(図1参照)を改修するにあたり、上述したベルトフィルタ20に置換されない複数の既存最初沈殿池10の一部が、下水を貯留可能な予備池30として利用されている。
予備池30は、図4に示すように、既存の最初沈殿池10が略そのまま利用される。即ち、最初沈殿池入水路10iが略そのままの状態で予備池入水路30iとして利用され、越流トラフ17及び最初沈殿池出水路10oが略そのままの状態で越流トラフ37及び予備池出水路30oとして利用されている。
即ち、予備池30では、越流トラフ37で規定される放出用水位超の貯留下水が、当該越流トラフ37を超えて予備池出水路30oにオーバーフローされて、流出水路4に排出される。尚、既存の最初沈殿池10には、汚泥掻き寄せ機(不図示)が設置されているが、予備池30として活用する際には、汚泥掻き寄せ機を撤去しても良いし撤去しなくても良い。
予備池入水路30iには、流入水路2の下水を予備池30へ導く予備池入水路30iの水流量を調整可能な予備池入水路ゲート32が設けられており、制御装置50は、予備池入水路ゲート32の開閉動作を制御可能に構成されている。
更に、予備池30には、予備池30の貯留下水を、前述したベルトフィルタ20の一次側(上流側)である流入水路2に返送路34を通じて返送するための返送ポンプ35が設けられている。
そして、予備池入水路ゲート32と返送ポンプ35とが、ベルトフィルタ20の一次側(上流側)である流入水路2の下水を予備池30へ供給する予備池入水状態と、予備池30の下水をベルトフィルタ20の一次側である流入水路2へ供給する予備池出水状態と、を切替可能な予備池入出水手段Aとして機能する。即ち、制御装置50は、返送ポンプ35を停止させながら予備池入水路ゲート32を開放させる形態で予備池入水状態とし、予備池入水路ゲート32を閉鎖させながら返送ポンプ35を作動させる形態で予備池出水状態とすることができる。尚、上記実施形態では、予備池入水状態における予備池30への下水の流入元や、返送ポンプ35による予備池30からの下水の返送先を、流入水路2としたが、これら予備池30における下水の流入元や返送先については、べルトフィルタ20の一次側(上流側)であればよく、例えばベルトフィルタ20の一次側貯留部22や沈砂池1等としても構わない。
予備池30には、当該予備池30の水位を検知する予備池水位センサ38(予備池水位検知手段の一例)が設けられており、この予備池水位センサ38の検知結果は制御装置50に入力される。
尚、予備池入水路ゲート32の開放と返送ポンプ35の作動とを択一的に実行することにより、予備池入水状態と予備池入水状態との切り替えを行うように構成している。しかしながら、流入水路2から予備池30への下水の供給と予備池30から流入水路2への下水の供給とを同時に行いながら、予備池入水路ゲート32の開度調整及び返送ポンプ35の送水量調整による夫々の供給量の大小バランスの切り替えにより、予備池入水状態と予備池入水状態との切り替えを行っても構わない。
本実施形態の下水処理システム101(図2参照)では、既存の下水処理システム100(図1参照)を改修するにあたり、上述したベルトフィルタ20への置換や上述した予備池30としての利用がされてない複数の既存最初沈殿池10の少なくとも一部が、略そのままの形態で改修後においても最初沈殿池10として維持されている。
改修後の最初沈殿池10には、流入水路2の下水を最初沈殿池10へ導く最初沈殿池入水路10iの水流量を調整可能な最初沈殿池入水路ゲート12が設けられており、制御装置50は、最初沈殿池入水路ゲート12の開閉動作を制御可能に構成されている。
そして、下水処理システム101では、最初沈殿池入水路ゲート12が開放された状態において、最初沈殿池10及びベルトフィルタ20に対して流入水路2から並列状態で下水を流入させる。このことで、ベルトフィルタ20に置換されず予備池30としても利用されない最初沈殿池10を改修後においても活用することができる。
更に、流入水路2へ供給される総下水流入量を検知する総下水流入量検知手段9として、ポンプ場(図示省略)から沈砂池1に流入する下水流量を上記総下水流入量として測定する総下水流量測定器9aが設けられている。尚、この総下水流入量検知手段9は、ベルトフィルタ20に通じる流入水路2への総下水流入量を検知するものであることから、ベルトフィルタ20への下水流入状態を検知する下水流入状態検知手段Bであると言える。
尚、総下水流量測定器9aの設置個所は適宜変更可能であり、例えば沈砂池1の下水流出部側の流入水路2に設けることもできる。また、総下水流量測定器9aの代わりに、沈砂池1の上流側にあるポンプ場の貯水槽水位に基づいて上記総下水流量を算出する手段や、天気予報の予報降水量に基づいて上記総下水流量を予測する手段等を、上記総下水流入量検知手段9として設けることもできる。
本実施形態の下水処理システム101(図2参照)では、既存の下水処理システム100(図1参照)を改修するにあたり、後述する予備池下水流入出制御や最初沈殿池流入制御を実行する制御装置50(制御手段の一例)が設けられる。以下、これら制御の詳細について説明を加える。
(予備池下水流入出制御)
予備池下水流入出制御では、下水流入状態検知手段B(ベルトフィルタ一次側水位センサ28、総下水流入量検知手段9)の検知結果に基づいて予備池入出水手段A(予備池入水路ゲート32、返送ポンプ35)が制御されて、ベルトフィルタ20への下水流入状態が常に適正な状態に保たれている。
具体的に、予備池下水流入出制御において、ベルトフィルタ一次側水位センサ28で検知されるベルトフィルタ20の一次側貯留部22の水位が予め設定された設定水位超である場合には、返送ポンプ35を停止させながら予備池入水路ゲート32を開放させる形態で予備池入水状態に切り替えられる。すると、ベルトフィルタ20の一次側である流入水路2の下水が、流出水路4側へ放出されるのではなく、予備池入水路ゲート32を通じて予備池30へ供給されて一時的に貯留される。このことで、ベルトフィルタ20への下水流入量の過剰な増加が抑制されて、ベルトフィルタ20の一次側貯留部22の水位の過剰な上昇が抑制され、適正な量に制限された下水から高濃度の汚泥が回収される。後に、ベルトフィルタ20の一次側貯留部22の水位が上記設定水位以下に低下した場合には、予備池下水流入出制御の実行により、予備池入水状態が終了される。このことで、予備池入水状態を維持することに伴うベルトフィルタ20の一次側貯留部22の水位の無用な低下が抑制され、効率良くベルトフィルタ20により汚泥が回収される。
尚、予備池入水状態に切り替えるか否かの判断指標となるベルトフィルタ20の一次側貯留部22の上記設定水位は、ベルトフィルタ20が効率良く作動できる上限界の水位として、一次側貯留部22のオーバーフロー部25の水位未満の範囲内で適宜設定することができる。また、予備池入水状態に切り替えるか否かの判断指標としてベルトフィルタ20の一次側貯留部2位に対して設定される上記設定水位は、予備池入水状態に切り替えられる第一設定水位と、予備池入水状態が終了となる、第一設定水位よりも低い水位である第二設定水位を設けて制御してもよい。
流入水路2への総下水流入量が増加する増水時において、上記のように予備池下水流入出制御の実行により予備池入水状態に切り替えられて流入水路2の下水が予備池30へ供給されることに伴って、予備池30の水位が上限界に近い放出用水位超となる場合がある。このような場合であっても、その放出用水位超の貯留下水は、越流トラフ37を超えて最初沈殿池出水路10oを通じて流出水路4へ放出されることになるので、予備池30から周辺設備への漏洩が回避される。
一方、予備池下水流入出制御において、総下水流入量検知手段9で検知される流入水路2への総下水流入量が設定総下水流入量以下である場合には、予備池入水路ゲート32を閉鎖させながら返送ポンプ35を作動させる形態で予備池出水状態に切り替えられる。すると、予備池30の下水が返送ポンプ35を通じてベルトフィルタ20の一次側である流入水路2へ供給されて返送される。このことで、ベルトフィルタ20への下水流入量が適切な量に維持されて、ベルトフィルタ20の一次側貯留部22の水位の過剰な低下が抑制され、予備池30から返送された分を加えて多くの下水から多くの汚泥が回収される。後に、流入水路2への総下水流入量が設定総下水流入量超に増加した場合には、予備池下水流入出制御の実行により、予備池出水状態が終了される。このことで、予備池出水状態を維持することに伴うベルトフィルタ20の一次側貯留部22の水位の無用な上昇が抑制され、効率良くベルトフィルタにより汚泥を回収される。
尚、予備池出水状態に切り替えるか否かの判断指標となる流入水路2への総下水流入量の設定総下水流入量は、ベルトフィルタ20が効率良く作動できる下限界の水位として適宜設定することができる。また、予備池出水状態に切り替えるか否かの判断指標として流入水路2への総下水流入量に対して設定される上記設定総下水流入量は、予備池出水状態に切り替えられる第一設定総下水流入量と、予備池出水状態が終了となる、第一設定総下水流入量よりも高い水量である第二設定総下水流入量を設けて制御してもよい。
(最初沈殿池流入制御)
本実施形態の下水処理システム101では、流入水路2への総下水流入量が増加してない定常時において、最初沈殿池入水路ゲート12が閉鎖され、流入水路2から最初沈殿池10への下水の流入が停止されている。そして、最初沈殿池流入制御では、予備池水位センサ38で検知される予備池30の水位が最初沈殿池流入用設定水位超になった場合に、最初沈殿池入水路ゲート12を開放されて、流入水路2から最初沈殿池10へ下水が流入されて、当該最初沈殿池10による汚泥の分離処理が行われる。このことで、例えば流入水路2への総下水流入量が増加する増水時において、上述した予備池下水流入出制御の実行により予備池入水状態に切り替えられて流入水路2の下水が予備池30へ供給されることに伴って、予備池30の水位が比較的高い最初沈殿池流入用設定水位超に上昇した場合には、最初沈殿池入水路ゲート12の開放により流入水路2から最初沈殿池10への下水の流入が開始されて、予備池30の過剰な水位上昇が抑制されることになる。更に、この構成により、ベルトフィルタ20よりも汚泥回収効率が劣る最初沈殿池10による下水処理が予備池30の水位上昇時のみに制限されることで、汚泥の回収効率の低下が抑制されている。
尚、流入水路2から最初沈殿池10への下水の流入の可否の判断指標として予備池30の水位に対して設定される最初沈殿池流入用設定水位は、予備池30の放出用水位と同一にしてもよいし、予備池30の放出用水位よりも低い水位としてもよい。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、既存の下水処理システム100を改修するにあたり複数の既存最初沈殿池10の少なくとも一部を略そのままの形態で改修後の下水処理システム101において最初沈殿池10として維持し利用したが、改修後の下水処理システム101において、最初沈殿池10を利用しないように構成しても構わない。
(2)上記実施形態では、予備池入出水手段Aとしての予備池入水路ゲート32を開放することにより、ベルトフィルタ20の一次側である流入水路2の下水を予備池30へ供給する予備池入水状態としたが、例えば、この予備池入水路ゲート32を常時閉鎖した場合であっても、ベルトフィルタ20の一次側である一次側貯留部22の上限界超の貯留下水がオーバーフロー部25及びオーバーフロー放出路33を通じて予備池30に供給されることで、予備池入水状態としても構わない。
(3)上記実施形態では、ベルトフィルタ一次側水位センサ28を、ベルトフィルタ20の一次側貯留部22の水位を検知するものとして設置したが、このベルトフィルタ一次側水位センサ28は、ベルトフィルタ20の一次側の水位を検知するものであればよく、例えば流入水路2の水位を検知するものとして設置しても構わない。また、ベルトフィルタ20の一次側貯留部22の水位を検知するベルトフィルタ一次側水位検知手段として、ベルトフィルタ一次側水位センサ28の代わりに、オーバーフロー部25への下水の流入を検知するオーバーフロー検知手段を設け、ベルトフィルタ20の一次側貯留部22の水位が上限水位に到達したことを検知するように構成することもできる。
2 流入水路
4 流出水路
9 総下水流入量検知手段
9a 総下水流量測定器(総下水流入量検知手段)
10 最初沈殿池
10i 最初沈殿池入水路
12 最初沈殿池入水路ゲート
20 ベルトフィルタ
22 一次側貯留部
25 オーバーフロー部(予備池入出水手段)
28 ベルトフィルタ一次側水位センサ(ベルトフィルタ一次側水位検知手段)
30 予備池
30i 予備池入水路
30o 予備池出水路
32 予備池入水路ゲート
35 返送ポンプ
38 予備池水位センサ(予備池水位検知手段)
50 制御装置(制御手段)
100 下水処理システム
101 下水処理システム
A 予備池入出水手段
B 下水流入状態検知手段

Claims (7)

  1. 下水から汚泥を分離する下水処理システムであって、
    流入水路から流出水路へ流れる下水からろ過により汚泥を分離するベルトフィルタと、
    下水を貯留可能な予備池と、
    前記ベルトフィルタの一次側の下水を前記予備池へ供給する予備池入水状態と、前記予備池の下水を前記ベルトフィルタの一次側へ供給する予備池出水状態と、を切替可能な予備池入出水手段と、
    前記ベルトフィルタへの下水流入状態を検知する下水流入状態検知手段と、
    前記下水流入状態検知手段の検知結果に基づいて前記予備池入出水手段を制御する予備池下水流入出制御を実行する制御手段と、を備えた下水処理システム。
  2. 前記予備池入出水手段が、前記流入水路の下水を前記予備池へ導く予備池入水路の水流量を調整可能な予備池入水路ゲートと、前記予備池の下水を前記ベルトフィルタの一次側へ送出可能な返送ポンプとを有して構成されている請求項1記載の下水処理システム。
  3. 前記下水流入状態検知手段として、前記ベルトフィルタの一次側貯留部の水位を検知するベルトフィルタ一次側水位検知手段を備え、
    前記制御手段が、前記予備池下水流入出制御において、前記ベルトフィルタ一次側水位検知手段で検知される前記ベルトフィルタの一次側貯留部の水位が設定水位超である場合に、前記予備池入出水手段を前記予備池入水状態に切り替える請求項1又は2記載の下水処理システム。
  4. 前記下水流入状態検知手段として、前記流入水路への総下水流入量を検知する総下水流入量検知手段を備え、
    前記制御手段が、前記予備池下水流入出制御において、前記総下水流入量検知手段で検知される前記流入水路への総下水流入量が設定総下水流入量以下である場合に、前記予備池入出水手段を前記予備池出水状態に切り替える請求項1~3の何れか1項記載の下水処理システム。
  5. 前記予備池が、放出用水位超の貯留下水を前記流出水路へ放出させる予備池出水路を有する請求項1~4の何れか1項に記載の下水処理システム。
  6. 前記流入水路から前記流出水路へ流れる下水から沈殿により汚泥を分離する最初沈殿池と、
    前記流入水路から前記最初沈殿池へ下水を導く最初沈殿池入水路の水流量を調整可能な最初沈殿池入水路ゲートと、
    前記予備池の水位を検知する予備池水位検知手段と、を備え、
    前記制御手段が、前記予備池水位検知手段で検知される前記予備池の水位が最初沈殿池流入用設定水位超になった場合に、前記最初沈殿池入水路ゲートを開放させる最初沈殿池流入制御を実行する請求項1~5の何れか1項に記載の下水処理システム。
  7. 流入水路から流出水路へ流れる下水から沈殿により汚泥を分離する複数の既存最初沈殿池を備えた下水処理システムの改修方法であって、
    前記複数の既存最初沈殿池の一部を、流入水路から流出水路へ流れる下水からろ過により汚泥を分離するベルトフィルタに置換すると共に、前記複数の既存最初沈殿池の一部を、下水を貯留可能な予備池とし、
    前記ベルトフィルタの一次側の下水を前記予備池へ供給する予備池入水状態と、前記予備池の下水を前記ベルトフィルタの一次側へ供給する予備池出水状態と、を切替可能な予備池入出水手段と、
    前記ベルトフィルタへの下水流入状態を検知する下水流入状態検知手段と、
    前記下水流入状態検知手段の検知結果に基づいて前記予備池入出水手段を制御する予備池下水流入出制御を実行する制御手段と、を設ける下水処理システムの改修方法。
JP2021094682A 2021-06-04 2021-06-04 下水処理システム及び下水処理システムの改修方法 Pending JP2022186451A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021094682A JP2022186451A (ja) 2021-06-04 2021-06-04 下水処理システム及び下水処理システムの改修方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021094682A JP2022186451A (ja) 2021-06-04 2021-06-04 下水処理システム及び下水処理システムの改修方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022186451A true JP2022186451A (ja) 2022-12-15

Family

ID=84442136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021094682A Pending JP2022186451A (ja) 2021-06-04 2021-06-04 下水処理システム及び下水処理システムの改修方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022186451A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102652158B1 (ko) 여과 시스템에서의 고형물 컨디셔닝 시스템 및 방법
JP4878252B2 (ja) ベルト型濃縮機
KR101261839B1 (ko) 반류수 처리장치
JP2010221197A (ja) 合流式下水道における越流水の処理システム
JP5540230B2 (ja) 集砂装置及び集砂方法
CN108408802B (zh) 一种协同处理合流制溢流污水和河道黑臭水的合流制管网溢流及水体污染一体化削减系统
KR101977960B1 (ko) 역세척 기능을 갖는 비점오염원 저감장치
JP2015110904A (ja) 汚水沈砂池の除砂装置及び除砂方法
US20150060357A1 (en) Wastewater treatment apparatus capable of performing both initial rainwater overflow treatment and primary treatment, and wastewater treatment method according to said apparatus
JP2022186451A (ja) 下水処理システム及び下水処理システムの改修方法
FR2820734A1 (fr) Installation de traitement d'eau par flocs lestes par un materiau granulaire, comprenant des moyens integres de degraissage
US20070170106A1 (en) Installation and method for the treatment of sewage sludge, and membrane unit
JP2022186452A (ja) 下水処理システムの改修方法及び下水処理システム
KR101757911B1 (ko) 유량변화에 대응하는 협잡물종합처리기
JP6660730B2 (ja) 固形物回収システム及び固形物回収システムの運転方法
KR101080805B1 (ko) 합류식 하수관거 월류수 처리장치 및 방법
JP2011031342A (ja) クーラント供給装置
JP4797057B2 (ja) ベルト型濃縮機とベルト型濃縮機運転方法
JP2011031341A (ja) クーラント供給装置
JP6533462B2 (ja) 有機性排水処理設備の運転方法及び有機性排水処理システム
JP2007000737A (ja) 既存の処理施設を有効利用した合流式下水道の固液分離装置及び下水処理方法
KR101431649B1 (ko) 초기우수 월류수 처리와 1차 처리를 동시에 수행하는 오폐수 처리장치 및 그에 따른 오폐수 처리방법
JP5956267B2 (ja) ろ過システム
JP6005426B2 (ja) ろ過システム及びろ過システムの洗浄方法
BG109696A (bg) Метод и инсталация за биологично пречистване на отпадни води

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240205