JP2022177735A - 報知装置、地図データ、および、プログラム - Google Patents

報知装置、地図データ、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】路面に点字ブロック等の設置物がない場所でも移動体が安全に通行することを支援する。【解決手段】本開示の報知装置は、制御部を備える。制御部は、移動体の周囲の該移動体が移動可能な領域のうち、通るべき所定の範囲の幅を有する経路領域に、検出部が位置するか否かを判定し、前記検出部が前記経路領域に位置する場合に前記移動体に対する報知を行わせる。【選択図】図7

Description

本開示は、報知装置、地図データ、および、プログラムに関する。
視覚障害者の歩行を補助するために、視覚障害者に対して通行可能な通路を報知するシステムおよび装置が提案されている。例えば、レーザおよび超音波等の物理波を用いて路面の点字ブロックおよび障害物を検知し、視覚障害者に対象物の種類および距離を報知する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-143943号公報
しかしながら、先行技術では路面に実際に点字ブロックが配置されている必要がある。点字ブロックは、車いすの通行の妨げになったり、歩行者の躓きの原因になったりすることがある。また、点字ブロックを多くの場所に設置するのには、多くのコストを要する。
したがって、これらの点に着目してなされた本開示の目的は、路面に点字ブロック等の設置物がない場所でも移動体が安全に通行することを支援することができる、報知装置、該報知装置により使用される地図データ、および、プログラムを提供することにある。
本開示の報知装置は、制御部を備える。制御部は、移動体の周囲の該移動体が移動可能な領域のうち、通るべき所定の範囲の幅を有する経路領域に、検出部が位置するか否かを判定し、前記検出部が前記経路領域に位置する場合に前記移動体に対する報知を行わせることを特徴とするものである。
本開示の地図データは、移動体が移動可能な領域の位置情報と、経路領域の位置情報とを対応付けるデータ構造を有する。前記経路領域の位置情報は、前記移動体が移動可能な領域内に含まれる仮想的な経路領域であって、前記移動体が移動する際に通るべき所定の範囲の幅を有する経路領域の位置情報である。
本開示のプログラムは、移動体の周囲の該移動体が移動可能な領域のうち、通るべき所定の範囲の幅を有する経路領域に、検出部が位置するか否かを判定し、前記検出部が前記経路領域に位置する場合に前記移動体に対する報知を行わせる処理を、コンピュータに実行させることを特徴とするものである。
本開示の実施形態によれば、路面に点字ブロック等の設置物がない場所でも移動体が安全に通行することを支援することができる、報知装置、該報知装置により使用される地図データ、および、プログラムを提供することができる。
一実施形態に係る報知システムの概略を示す構成図である。 図1の報知装置およびスマート白杖の使用態様を示す図である。 図1の報知装置の概略構成を示すブロック図である。 図1のスマート白杖の概略構成を示すブロック図である。 仮想点字ブロックの設定例を説明する図である。 複数の種類の仮想点字ブロックの設定例を説明する図である。 報知装置の制御部が実行する処理を説明するフローチャートである。 図7の仮想点字ブロックの設定処理を説明するフローチャートである。 図8の仮想点字ブロックの仮設定処理を説明するフローチャートである。 図8の仮想点字ブロックの他の仮設定処理を説明するフローチャートである。 図8の仮想点字ブロックのさらに他の仮設定処理を説明するフローチャートである。 障害物を迂回して仮想点字ブロックを設定する例を説明する図である。 本開示の報知装置を有するロボットの構成例を示すブロック図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。以下の説明で用いられる図は模式的なものである。図面上の寸法比率等は現実のものとは必ずしも一致していない。
(報知システムの全体構成)
本開示の一実施形態に係る報知システム1は、図1に示すように、報知装置10、スマート白杖20および地図情報サーバ30を含んで構成される。報知装置10は、携帯可能なコンピュータである。報知装置10はスマートフォンまたは他の携帯型情報端末を用いることができる。スマート白杖20は、後述するような電気的な制御機構を有する杖である。報知装置10とスマート白杖20とは、無線通信手段により通信可能に構成される。報知装置10と地図情報サーバ30とは、ネットワーク40を介して通信可能に構成される。
ネットワーク40は、インターネットまたは特定の通信事業者により提供されるネットワークを使用しうる。報知装置10は、ネットワーク40に無線通信により接続することができる。報知装置10は、第4世代移動通信システム(4G:4th Generation)、第5世代移動通信システム(5G:5th Generation)、または、Wi-Fi等の無線LANを介してネットワーク40に接続されてよい。地図情報サーバ30は、ネットワーク40に有線または無線通信手段により接続されてよい。
一実施形態において、報知装置10は、視覚障害者である利用者50に対して、利用者50の周囲の領域のうちあらかじめ決定された経路領域を通行するように歩行を支援する。利用者50は、移動体に含まれる。経路領域は、利用者50が移動可能な領域内に含まれる。経路領域は、所定の範囲の幅を有する。所定の範囲の幅は、利用者50の横幅と比較しうる程度(同程度)の幅であってよい。所定の範囲の幅は、例えば、利用者50の幅の0.2倍以上、2倍以下としうる。所定の範囲の幅は、例えば、30cm以上100cm以下としうる。本実施形態において、「周囲」は、利用者50から視認できる程度の距離の範囲の領域を意味するものとする。
報知装置10は、図2に示すように、後述する画像取得部14の取得する画像の撮像方向を利用者50の前方に向けるように、利用者50の体に固定されてよい。利用者50の歩行する路面には、利用者50を誘導するための仮想的な誘導用路である仮想点字ブロック60が設定される。仮想点字ブロック60が設定される領域は、経路領域である。利用者50が保持するスマート白杖20の先端部が仮想点字ブロック60に仮想的に接触すると、スマート白杖20が振動する。本実施形態において、スマート白杖20の先端部は、検出部である。利用者50は、スマート白杖20を手に保持することにより仮想点字ブロック60の存在を確認しながら歩行することができる。
地図情報サーバ30は、報知装置10に対して、当該報知装置10の周辺の地図情報を送信することができる。地図情報は、仮想点字ブロック60を設定して利用者が通行することができる領域である、仮想点字ブロック設定エリアの情報を含む。地図情報は、通行可能な道路、歩行者専用道路、横断歩道、公園、公共交通機関の施設内の通路等の位置情報を含んでよい。地図情報は、VSLAM(Visual Simultaneous Localization and Mapping)、および、VISLAM (Visual-Inertial Simultaneous Localization and Mapping)等の自己位置推定および環境地図作成技術を用いて予め作成された特徴点の情報を含む地図情報を含んでよい。本実施形態において、「周辺」は、利用者50が歩行により移動できる程度の距離の範囲の領域を意味するものとする。したがって、「周辺」の領域は「周囲」の領域よりも広い。
(報知装置の構成)
一実施形態において、報知装置10は、図3に示すように、通信部11、位置検出部12、制御部13、画像取得部14、および、記憶部15を含む。
通信部11は、ネットワーク40を介して地図情報サーバ30と通信可能に構成される。また、通信部11は、スマート白杖20の後述する通信部21と無線通信により通信可能に構成される。報知装置10とスマート白杖20との間は、無線LANおよびBluetooth(登録商標)等の短距離の無線通信技術により通信を行ってよい。通信部11は、ネットワーク40の通信規格、および、スマート白杖20との間の通信規格に準拠した無線通信機を含んでよい。通信部11は、後述する接触情報をスマート白杖20から取得可能に構成される。通信部11は、スマート白杖20を振動させる指示を、スマート白杖20に送信可能に構成される。
位置検出部12は、報知装置10の位置を検出するものである。位置検出部12は、全地球測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)に準拠した受信装置(以下、GNSS受信装置と呼ぶ)を含んでよい。GNSSは、GPS(Global Positioning System)を含む。位置検出部12は、GNSS受信装置により受信した信号を用いて、報知装置10の現在位置の緯度および経度等の位置情報を得ることができる。位置検出部12は、GNSS受信装置に加え、方位センサ、加速度センサ等の種々の検出装置を含んでよい。
制御部13は、報知装置10全体の処理を制御するとともに、スマート白杖20と連携して種々の処理を実行する。制御部13は、一つまたは複数のプロセッサ及びメモリを含む。プロセッサには、特定のプログラムを読み込ませて特定の機能を実行する汎用のプロセッサ、および、特定の処理に特化した専用のプロセッサが含まれる。専用プロセッサとしては、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびFPGA(Field-Programmable Gate Array)等を採用しうる。メモリは、種々の処理のためのプログラム及び演算中の情報を記憶する。制御部13の実行する処理は、以下においてさらに説明される。
画像取得部14は、利用者50の周囲の画像を取得するように構成される。画像取得部14は、例えばスマートフォンに内蔵するカメラとすることができる。画像取得部14は、報知装置10とは別に設けられたカメラから、画像データを取得するように構成されてよい。カメラは、通常の単眼のカメラ、複数の撮像部により構成されるステレオカメラ、および、奥行き情報を取得可能なデプスカメラの何れか一つ以上を含む。画像取得部14は、利用者50の正面の方向の画像を取得することができる。画像取得部14は、カメラから取得した画像に対して、ひずみ補正、明度調整、コントラスト調整等の任意の画像処理を実行してよい。
記憶部15は、通信部11を介して地図情報サーバ30から取得した地図情報、および、報知装置10で実行される各種のプログラム等を記憶する。記憶部15は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、および光メモリ等の何れか一つ以上を含んで構成されてよい。半導体メモリは、揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含んでよい。
(スマート白杖の構成)
スマート白杖20は、図4に示すように、通信部21、制御部22、接触センサ23、および、振動子24を含む。
通信部21は、報知装置10の通信部11と無線通信により通信することができる。通信部21は、報知装置10との間の通信規格に準拠した無線通信機を含んでよい。
制御部22は、スマート白杖20における種々の処理を実行する。制御部22は、接触センサ23からスマート白杖20の先端部が利用者50の歩行する路面に接触したことを示す接触情報を取得し、取得したセンサ出力に基づく信号を、通信部21を介して報知装置10に送信することができる。制御部22は、報知装置10から受信した指示に基づいて振動子24を動作させる。制御部22は一つまたは複数のプロセッサ及びメモリを含む。
接触センサ23は、スマート白杖20の先端部と路面との接触を検知する。接触センサ23は、接触を検知したとき接触情報を制御部22に送信するように構成される。接触センサ23は、例えば、スマート白杖20の先端部に設けられたマイクロスイッチ、圧電式センサ、ひずみゲージ式センサ等、種々のセンサを採用しうる。
振動子24は、制御部22の制御により振動を発生させるように構成される。振動子24は、モーターの軸に重心をずらした錘を取り付けた構造を有する振動モーターを使用することができる。振動子24は、振動モーターに代えて、リニア・バイブレータまたは圧電素子等を使用することができる。
(報知装置の制御部の実行する処理)
報知装置10の制御部13は、位置検出部12により検出した利用者50の現在位置に基づいて、利用者50の周辺の地図情報を、地図情報サーバ30から取得することができる。制御部13は、画像取得部14から取得した利用者50の前方の画像と、地図情報とに基づいて、報知装置10の正確な位置および姿勢を推定することができる。報知装置10の姿勢は、画像取得部14が取得する画像の撮像方向を意味する。
制御部13は、画像取得部14から取得した画像を用いて、環境地図の作成と自己位置推定とを同時に実行してよい。自己位置推定における自己位置は、報知装置10の空間内の3次元で表される位置に加え、3次元で表される姿勢または向きの情報を含む6自由度の量として表すことができる。報知装置10の自己位置は、利用者50の現在位置と言い換えることができる。自己位置の推定には、VSLAM、VISLAM、VO(Visual Odometry)、または、VIO(Visual Inertial Odometry)等の技術を用いることができる。制御部13は、画像取得部14から取得した画像に基づいて、仮想点字ブロック60を設定するための路面を検出することができる。
制御部13は、地図情報および画像取得部14から取得した画像に基づいて、利用者50が通るべき経路領域を決定する。制御部13は、図5に示すように、決定した経路領域の路面上に仮想点字ブロック60を設定することができる。仮想点字ブロック60は、報知装置10の内部で生成および管理される仮想的な領域である。仮想点字ブロック60の設定には、VSLAMまたはVISLAM技術等を利用するAR(Augmented Reality)技術を用いることができる。
仮想点字ブロック60は、複数の異なる種類の経路領域を含んでよい。例えば、仮想点字ブロック60は、誘導ブロック60aと危険ブロック60bとを含んでよい。誘導ブロック60aは、第1の経路領域である。危険ブロック60bは、第2の経路領域である。誘導ブロック60aは、利用者50がその上を安全に歩行できることを示す仮想点字ブロック60である。危険ブロック60bは、注意すべき位置を示す仮想点字ブロック60である。制御部13は、利用者50の位置する経路領域の種類に応じて、スマート白杖20に異なる態様で報知を行わせてよい。異なる態様は、振動子24の異なる振動パターンを含む。経路領域の種類は、2種類または3種類以上であってよい。制御部13は、振動子24の振動パターンをそれぞれ変化させることによって、利用者50に種々のメッセージを伝えることができる。
例えば、図6の上面図に示すような道路の交差点があり、視覚障害者である利用者50が矢印方向に移動している場合を想定する。この図において、利用者50は、利用者50が移動可能な領域である歩行者用道路71を矢印方向に移動している。利用者50の進行方向の前方には、自動車の通行する道路70が横切っており当該道路70を横断するための横断歩道72がある。この場合、歩行者用道路71および横断歩道72には、誘導ブロック60aが仮想的に設定される。また、歩行者用道路71の横断歩道72の手前には、歩行者用の信号73が赤のとき利用者50が道路70に侵入するのを防止するための危険ブロック60bが仮想的に設定される。
制御部13は、画像取得部14が取得した画像に基づいて、スマート白杖20の先端部が、仮想点字ブロック60の設定された領域内に位置するか否かを判断することができる。具体的には、制御部13は、画像取得部14が取得した画像に含まれるスマート白杖20の先端が、誘導ブロック60a又は危険ブロック60bが仮想的に設定された位置に存在することを検出する。制御部13は、スマート白杖20からスマート白杖20の先端部が路面に接触したことを示す接触情報を受信し、且つ、スマート白杖20の先端部が仮想点字ブロック60の領域内に位置すると判断した場合、利用者50に対する報知を行わせる処理を行う。制御部13は、通信部11を介して振動子24を振動させる信号をスマート白杖20に送信してよい。
(報知装置の制御部の処理フロー)
以下に、報知装置10の制御部13が実行する処理の一例が、図7から図11のフローチャートを参照して説明される。この例において、報知システム1は、所定の目的地に向かう利用者50に対して、経路案内をしているものとする。
まず、制御部13は、位置検出部12から現在位置を示す信号を取得する。制御部13は、位置検出部12から取得した信号に基づいて、現在位置を把握する(ステップS101)。
制御部13は、ステップS101で把握した現在位置に基づいて、地図情報サーバ30から現在位置の周辺の地図情報を取得する(ステップS102)。ステップS101とステップS102とによる現在位置と地図情報の取得は、以下の各ステップを実行中に、並行して継続的に実行されてよい。
制御部13は、利用者50の進もうとする進路方向に仮想点字ブロックが設定可能であることを示す、仮想点字ブロック設定エリアがあるか否かを、地図情報と画像取得部14が取得する画像の撮像方向とに基づいて判定する(ステップS103)。仮想点字ブロック設定エリアがない場合(ステップS103:No)、制御部13はステップS101に戻り、仮想点字ブロック60が設定可能なエリアに利用者50が移動するまで、ステップS101からS103を繰り返す。
ステップS103で、利用者50の進もうとする進路方向に仮想点字ブロック設定エリアがある場合(ステップS103:Yes)、制御部13はステップS104以降の処理に進む。制御部13は、ステップS101で把握した現在位置に基づいて、利用者50の周囲に仮想点字ブロック60を仮想的に設定する(ステップS104)。仮想点字ブロック60を設定する処理は、図8のフローチャートに示される。
制御部13は、画像取得部14から周囲の画像を取得する(ステップS201)。制御部13は、画像を取得するため画像取得部14に含まれるカメラ、又は、報知装置10とは別体で設けられたカメラを起動してよい。
制御部13は、ステップS201で撮像した画像から、利用者50の前方の路面を表す平面を検出する(ステップS202)。
制御部13は、利用者50の正確な現在位置と方向とを確定させる(ステップS203)。ステップS202およびS203において、制御部13は、画像取得部14により取得した画像、および、地図情報サーバ30から取得した地図情報に基づいて、自己位置推定処理を行ってよい。自己位置の推定には、VSLAMまたはVISLAM等の技術を用いることができる。ステップS202とステップS203とは、並行して実行されてよい。
制御部13は、目的地へ向かう利用者50の進路、現在位置、画像、および、地図情報に基づいて、路面上の領域のうち、利用者50が通るべき経路領域を仮決定する。制御部13は、決定した経路領域に仮想点字ブロック60を仮設定する(ステップS204)。ここで、目的地へ向かう利用者50の進路は、利用者が目的地へ移動するために移動可能な領域、例えば歩行者用道路等の領域の全体を意味する。利用者50が通るべき経路領域は、上記進路の中で利用者が通るべき限定された領域を意味する。
ステップS204において、制御部13が仮想点字ブロック60を仮設定する方法は、複数の方法を含む。図9から図11には、仮想点字ブロック60を仮設定するそれぞれ異なる処理が示される。ステップS204は、図9から図11に示す処理の何れか1つを含んでよい。ステップS204は、図9から図11に示す処理の2つ以上の組み合わせを含んでよい。
仮想点字ブロック60の仮設定処理の一例において、制御部13は、図9に示すように、地図情報サーバ30から仮想点字ブロック60の設定位置情報を取得してよい(ステップS301)。仮想点字ブロック60の設定位置情報は、仮想点字ブロック60が設定される位置の情報である。この場合、地図情報サーバ30に記憶される地図情報に含まれる地図データは、利用者50が移動可能な地理的な領域の情報と、仮想点字ブロック60が設定される領域の設定位置情報とを対応付けるデータ構造を有する。地図データは、ノードと、ノードと接続する1以上のリンクからなる情報を含んでよい。ノードは、交差点、曲がり角、行き止まりに対応し、リンクは道路等の利用者50が移動可能な領域に対応する。地図データには、ノードやリンクの位置に関する情報、リンクの幅や長さに関する情報を含んでよい。地図データは、仮想点字ブロック60の設定位置情報を、各リンクについて含んでよい。仮想点字ブロック60の設定位置情報は、緯度、経度等の絶対的な位置で示されて良く、又はリンクに対応する道路上に設置された特定の物体(信号機、電柱、建物等)や、ランドマークとの相対的な位置関係で示されてもよい。
ステップS301の後、制御部13は、地図情報サーバ30から取得した仮想点字ブロック60の設定位置情報に基づいて、仮想点字ブロック60を利用者50の周囲の路面上に仮想的に設定する(ステップS302)。
この方法によれば、道路上に実際に点字ブロックを配置する必要がないので、低コストで仮想点字ブロック60を広範囲に設定することができる。また、地図情報で予め仮想点字ブロック60の設定位置が具体的に決まっているので、報知装置10で仮想点字ブロックの設定位置を決める演算を必要としない。したがって、この方法によれば、報知装置10の処理負荷を低く抑えることができる。
仮想点字ブロック60の仮設定処理の他の一例において、制御部13は、図10に示すように、地図情報サーバ30または記憶部15に予め記憶された仮想点字ブロック60の設定ルールを取得する(ステップS401)。仮想点字ブロック60の設定ルールは、利用者50の周囲の状況に応じた種々のルールを含んでよい。設定ルールは、利用者50が報知システム1を利用する場所や状況に応じて定められていてよい。設定ルールは、例えば、図6に示したように、利用者50の進行方向に横断歩道72があれば、当該横断歩道72の中央に誘導ブロック60aを設定し、横断歩道の手前に危険ブロック60bを設定することを含む。また、仮想点字ブロック60の配設定ルールは、例えば、駅のプラットホームにおいて、プラットホームの端部から所定距離離れた位置に、危険ブロック60bを設定することを含んでよい。所定距離は、例えば、50cmまたは1mとしうる。危険ブロック60bは、これ以上プラットホームの端部に近づくと危険であることを示す。加えて、プラットホームの端部から所定距離以上離れた位置に、誘導ブロック60aを設定して、プラットホームの出口、階段等同士を接続するようにしてもよい。また、仮想点字ブロック60の設定ルールは、例えば、本発明にかかる報知システム1と同じ、又は類似のシステムの使用者が近くにいる場合には、各々の使用者のために仮想的に設定される仮想点字ブロック60の位置が重複しないように設定することを含んでよい。この場合、報知装置10は、図示しないサーバを介して、本報知システム1の他の使用者の位置、他の使用者のために設定される仮想点字ブロック60の位置を取得し、設定する仮想点字ブロック60の位置を変更してよい。
制御部13は、設定ルールを取得すると、当該設定ルールに従って仮想点字ブロック60を、利用者50の周囲の利用者50が移動可能な路面上に仮想的に設定する(ステップS402)。
この方法によれば、道路上に実際に点字ブロックを配置する必要がないので、低コストで仮想点字ブロック60を広範囲に設定することができる。また、設定ルールさえ決めておけば、地図情報に含まれるすべての場所に予め仮想点字ブロック60を設定する設定位置情報を登録する必要がないので、仮想点字ブロック60の設定位置情報を予め登録するための作業に係るコストが削減できる。
仮想点字ブロック60の仮設定処理のさらに他の一例において、制御部13は、図11に示すように、画像取得部14から取得した画像から路面に描かれたマーキングを検出する(ステップS501)。路面のマーキングは、路面標示である。路面標示は、仮想点字ブロック60を設定すべき位置を示す。路面標示は、直線等の線または横断歩道等の所定のパターン等が含まれる。
制御部13は、路面に描かれたマーキングの位置に基づいて、仮想点字ブロック60を設定する(ステップS502)。
この方法によれば、仮想点字ブロック60は、実際に点字ブロックを配置するよりも安価に設定することができる。また、視覚障害者以外の人は、路面に描かれたマーキングを見て、仮想点字ブロック60が設定されていることを知ることができる。視覚障害者以外の人は、マーキングの上を避けて通ることで、視覚障害者の通行を阻害することを避けることができる。
図8のステップS204において、仮想点字ブロック60が仮設定されると、制御部13は、画像取得部14から取得した画像に基づいて仮設定された仮想点字ブロック60上の障害物の有無を検出する。例えば、仮設定された仮想点字ブロック60上に、車両が駐車していたり、荷物が置かれていたりすることがある。そのような場合、利用者50は仮想点字ブロック60上の経路領域を通行することができないことがある。制御部13は、仮想点字ブロック60上に障害物がある場合(ステップS205:Yes)、障害物を避けるように仮想点字ブロック60を再設定することができる(ステップS206)。
例えば、制御部13は、図12に示すように、進行方向に直線的に仮設定された仮想点字ブロック60上に障害物74があることを認識すると、障害物74を迂回する経路を通るように仮想点字ブロック61を再設定してよい。これによって、利用者50は、障害物74に妨げられずに歩行を続けることができる。
ステップS205において、仮想点字ブロック60上に障害がない場合(ステップS205:No)、または、ステップS206で仮想点字ブロック60を再設定した後、制御部13は仮想点字ブロック60の設定を確定する(ステップS207)。ステップS207の処理の後、制御部13による処理は、図7に示される処理に戻る。
ステップS104で仮想点字ブロック60を設定した後、制御部13は、画像取得部14から取得した画像に基づいて、スマート白杖20の先端部の位置をトラッキングする(ステップS105)。制御部13は、画像認識により画像からスマート白杖20の先端部を検出してよい。制御部13は、スマート白杖20の先端部が、仮想点字ブロック60が設定された領域内に位置するか否かを検知する(ステップS106)。
スマート白杖20の先端部が仮想点字ブロック60の設定された領域内にある場合(ステップS106:Yes)、制御部13は、スマート白杖20の先端部が路面と接触しているか否かを判断する(ステップS107)。制御部13は、通信部11を介して、スマート白杖20の接触センサ23で検出された路面との接触を示す接触情報を受信することができる。制御部13は、この接触情報に基づいて、スマート白杖20の先端部と路面との接触を判断する。
スマート白杖20の先端部が路面と接触している場合(ステップS107:Yes)、制御部13は、通信部11を介してスマート白杖20に振動子24を振動させる信号を送信する。これによって、制御部13は、利用者50に対して目的地へ向かう経路領域内に位置することを報知する。
スマート白杖20の先端部が路面と接触していない場合(ステップS107:No)、スマート白杖20の振動子24は振動しない。この場合、利用者50は、スマート白杖20が振動する領域を探して向きを変える。これにより、仮想点字ブロック60が設定された経路領域から外れそうになった場合、利用者50は、仮想点字ブロック60を探して正しい方向に向きを変えるので、制御部13の案内する経路領域に戻ることができる。
制御部13は、仮想点字ブロック60の種類に応じて、異なる態様で利用者50に報知を行ってよい。例えば、仮想点字ブロック60が、誘導ブロック60aの場合と、危険ブロック60bの場合とで、制御部13は、振動子24を異なるパターンで振動させてよい。これにより、制御部13は、誘導ブロック60a上に位置する利用者50に対しては、安全に歩行を継続できることを報知することができる。また、制御部13は、危険ブロック60b上に位置する利用者50に対しては、安全を確保するため停止すべきことを報知することができる。
スマート白杖20の先端部が仮想点字ブロック60の領域内にない場合(ステップS106:No)、制御部13は、終了の指示がない限り(ステップS109:No)、スマート白杖20のトラッキング(ステップS105)を継続する。スマート白杖20の先端部が路面と接触していない場合(ステップS107:No)、および、スマート白杖20を振動させる処理(ステップS108)を実行した後についても、同じである。これにより、利用者50は、継続してスマート白杖20を使用して通るべき経路領域を確認しながら安全に移動することができる。
利用者50は、目的地に到着した場合またはその他の理由で、報知装置10による処理を終了させることができる。制御部13は、終了指示を受けると(ステップS109:Yes)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の報知装置10によれば、点字ブロックがない場所でも利用者50が安全に通行することを支援することができる。また、報知装置10は、実際に点字ブロックを道路に設置する必要がないので、点字ブロックの設置に係る費用を必要としない。さらに、路面に凹凸のある点字ブロックを配置すると、歩行者が躓き易い、および、車椅子が通りにくい等のデメリットがあるが、本開示の報知装置10ではそのようなデメリットがないという利点がある。
上記実施形態では、スマート白杖20に設けられた振動子24が振動することにより、利用者50に対する報知を行った。しかし、報知システム1は、スマート白杖20の振動子24に代えて、報知装置10に振動子24を設けて利用者50への報知に使用することができる。報知装置10がスマートフォンの場合、報知装置10はスマートフォンに内蔵された振動子24を使用することができる。利用者50は、報知装置10を体に装着することによって、報知装置10の振動を認識することができる。また、利用者50への報知方法は、振動によるものに限られない。例えば、報知装置10は、スピーカまたはイヤホンを含み、音声により利用者50に対する報知を行ってよい。
また、上記実施形態では、報知装置10の制御部13は、スマート白杖20に設けられた接触センサ23の出力した信号に基づいて、スマート白杖20の先端部と路面との接触を検知した。しかし、報知装置10の制御部13は、画像取得部14から取得した画像に基づいて、スマート白杖20の先端部が路面に接触しているか否かを判断してよい。
したがって、スマート白杖20に設けられた接触センサ23および振動子24は、報知装置10側に設けられた構成要素で代替することができる。その場合、スマート白杖20の通信部21および制御部22は、不要となる。したがって、利用者50はスマート白杖20に代えて、電気的な機構を含まない通常の白杖を使用することができる。
上記実施形態では、報知装置10は、位置検出部12で現在位置を検出し、地図情報サーバ30から通信部11を介して現在位置の周辺の地図情報を取得していた。しかし、報知装置10は、特定の利用環境下で地図情報を取得しないで画像取得部14で取得される画像のみから、仮想点字ブロック60を設定することができる。例えば、報知装置10の制御部13は、横断歩道、駅のプラットホーム等を画像認識により認識してよい。制御部13は、例えば、画像から横断歩道を認識した場合、その中央付近に誘導ブロック60aを設定してよい。また、制御部13は、画像から駅のプラットホームを検出した場合、プラットホームの端から所定の距離の位置に、危険ブロック60bを設定してよい。
上記実施形態において報知装置10の制御部13が実行する処理の一部は、ネットワーク40に接続された他の情報処理装置で実行されてよい。報知装置10と、他の情報処理装置との間では、種々の態様で機能分担をすることができる。
(ロボットへの適用)
上記実施形態において、移動体は視覚障害者であるものとして説明した。しかし、移動体は視覚障害者等の人に限られない。例えば、移動体はロボットであってよい。ロボットには、物品を運搬するロボット、警備を行うロボット、および、掃除をするロボット等が含まれる。
本開示の一実施形態に係る報知装置80をロボット90に採用した例が、図13に示される。ロボット90は、報知装置80と、カメラ91と、駆動機構92と、ロボット制御部93とを含む。カメラ91は、ロボット90の通常前進する方向に光軸を向けて取り付けられる。駆動機構92は、モーターおよびタイヤ等任意のロボット90を移動させる手段を含む。駆動機構92は、ロボット90の進む方向を変更可能である。駆動機構92は、ロボット90をロボット制御部93からの指示に従って移動させる。ロボット制御部93は、ロボット90全体を制御する。ロボット制御部93は、一つ以上のプロセッサおよびメモリを含んで構成される。ロボット制御部93は、報知装置80の制御部83からの信号を受けて、駆動機構92を制御する。
報知装置80は、図3の報知装置10と類似しており、通信部81、位置検出部82、制御部83、画像取得部84および記憶部85を含む。
通信部81は、報知装置10の通信部11と同じに、外部の地図情報サーバと通信可能に構成される。通信部81は、地図情報サーバからから地図情報を取得することができる。位置検出部82は、報知装置10の位置検出部12と同じに、ロボット90の現在位置を検出することができる。画像取得部84は、カメラ91が撮像した画像を順次取得する。記憶部85は、報知装置10の記憶部15と同じに、地図情報および各種プログラム等を記憶することができる。ロボット90が特定の場所のみで使用される場合、地図情報サーバは不要である。地図情報はあらかじめ記憶部85に記憶されていてよい。
制御部83は、報知装置10の制御部13と類似して、報知装置80全体を制御するとともに、ロボット90が通るべき経路領域を仮想的に設定し、画像取得部84で取得した画像に基づいて、ロボット90が経路領域に位置するか否か判定する。経路領域は、ロボット90の幅と同程度の幅の領域である。制御部83は、ロボット90が経路領域に位置すると判定した場合、ロボット90のロボット制御部93に対して信号を送信して、ロボット90が正しい経路に位置することを報知する。制御部83は、報知装置10の制御部13と同じに、一つまたは複数のプロセッサおよびメモリを含んでよい。
以上説明したような構成によって、ロボット90は、ロボット90の移動のために決定された経路領域を通って移動することができる。ロボット90は、道路上のみならず、店舗、病院または公共施設等で利用することができる。本実施形態によれば、ロボット90が移動する経路を指定するために、路面または施設の床面などに、誘導用の設備を設置する必要がないため、安価にシステムを構成できる。
本開示に係る実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部又は各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再設定可能であり、複数の構成部又はステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本開示に係る実施形態について装置を中心に説明してきたが、本開示に係る実施形態は装置の各構成部が実行するステップを含む方法としても実現し得るものである。本開示に係る実施形態は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した非一時的なコンピュータ可読媒体としても実現し得るものである。本開示の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
1 報知システム
10 報知装置
11 通信部
12 位置検出部
13 制御部
14 画像取得部
15 記憶部
20 スマート白杖(杖)
21 通信部
22 制御部
23 接触センサ
24 振動子
30 地図情報サーバ
40 ネットワーク
50 利用者(移動体)
60 仮想点字ブロック(経路領域)
60a 誘導ブロック(第1の経路領域)
60b 危険ブロック(第2の経路領域)
61 仮想点字ブロック(迂回後)
70 道路
71 歩行者用道路
72 横断歩道
73 信号
74 障害物
80 報知装置
90 ロボット

Claims (17)

  1. 移動体の周囲の該移動体が移動可能な領域のうち、通るべき所定の範囲の幅を有する経路領域に、検出部が位置するか否かを判定し、前記検出部が前記経路領域に位置する場合に前記移動体に対する報知を行わせる制御部を備える報知装置。
  2. 前記移動体の周囲の画像を取得する画像取得部をさらに備え、前記制御部は、前記画像に基づき前記経路領域を仮想的に設定する、請求項1に記載の報知装置。
  3. 前記制御部は、前記画像に含まれる路面に描かれた路面標示に基づいて、前記経路領域を設定する位置を決定する、請求項2に記載の報知装置。
  4. 前記制御部は、前記画像取得部が取得する画像に含まれる物体を避けて、前記経路領域を設定する位置を決定する、請求項2または3に記載の報知装置。
  5. 現在位置を検出する位置検出部をさらに備え、前記制御部は、前記現在位置に基づいて前記移動体の周辺の地図情報を取得するように構成され、該地図情報は前記経路領域が設定される位置の位置情報を含む、請求項1に記載の報知装置
  6. 現在位置を検出する位置検出部をさらに備え、前記制御部は、前記現在位置に基づいて前記移動体の周囲の領域の地図情報を取得し、且つ、前記制御部は、前記地図情報と前記経路領域を設定する位置を決定するための設定ルールとに基づいて前記経路領域の位置を決定する、請求項1に記載の報知装置。
  7. 前記設定ルールは、前記移動体の周囲にある横断歩道の所定位置に、前記経路領域を設定するものである、請求項6に記載の報知装置。
  8. 前記設定ルールは、前記移動体が駅のプラットホームにいる場合において、前記プラットホームの端部から所定距離離れた位置に前記経路領域を設定するものである、請求項6に記載の報知装置。
  9. 前記設定ルールは、前記移動体と異なる別の移動体のための前記経路領域と重複しないように、前記経路領域を設定するものである、請求項6に記載の報知装置。
  10. 前記移動体の周囲の画像を取得する画像取得部をさらに備える、請求項5から9の何れか一項に記載の報知装置。
  11. 前記制御部は、前記画像取得部が取得する画像に含まれる物体を避けて、前記経路領域を設定する位置を決定する、請求項10に記載の報知装置。
  12. 前記移動体は人であり、前記検出部は杖であり、前記制御部は、前記画像取得部が取得する画像から、前記移動体の保持する前記杖の先端部が前記経路領域に位置することを検出した場合、前記移動体が前記経路領域に位置すると判定する、請求項2から4並びに請求項10および11の何れか一項に記載の報知装置。
  13. 前記制御部は、前記杖の前記先端部に設けられた接触センサから、前記先端部が前記移動体の周囲の路面に接触したことを示す接触情報を取得可能に構成され、前記接触情報を取得したとき、前記移動体に対する前記報知を行わせる、請求項12に記載の報知装置。
  14. 前記経路領域は、第1の経路領域と前記第1の経路領域とは異なる第2の経路領域とを含み、前記制御部は、前記移動体が前記第1の経路領域に位置すると判定した場合と、前記第2の経路領域に位置すると判定した場合とで、異なる態様で報知を行わせる、請求項1から13の何れか一項に記載の報知装置。
  15. 前記所定の範囲の幅は、前記移動体の幅と同程度の幅である、請求項1から14の何れか一項に記載の報知装置。
  16. 移動体が移動可能な領域の位置情報と、前記移動体が移動可能な領域内に含まれる仮想的な経路領域であって、前記移動体が移動する際に通るべき所定の範囲の幅を有する経路領域の位置情報とを対応付けるデータ構造を有する地図データ。
  17. 移動体の周囲の該移動体が移動可能な領域のうち、通るべき所定の範囲の幅を有する経路領域に、検出部が位置するか否かを判定し、前記検出部が前記経路領域に位置する場合に前記移動体に対する報知を行わせる処理を、コンピュータに実行させるプログラム。
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