JP2022175162A - 監視カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】イメージセンサのダイナミックレンジのオーバーフローを抑制しつつ、ある程度の証拠性が担保された画像を撮影できる監視カメラを提供すること。【解決手段】監視カメラは、画像を撮像するイメージセンサと、イメージセンサの撮像面の前に配置され、イメージセンサの撮像面に入射する光を分割領域の単位での液晶層の制御によって減衰させる減光フィルタと、減光フィルタの動作を制御する処理部とを備える。【選択図】図1
Description
本実施形態は、監視カメラに関する。
監視カメラ等のイメージセンサを有する観測機器に太陽光等の強い光が入射すると、イメージセンサの出力信号がダイナミックレンジを超えてオーバーフローしてしまうことが起こり得る。このようなオーバーフローを起こした画素のデータは、実質的に役に立たなくなってしまう。
イメージセンサのダイナミックレンジを拡大するための手法として、HDR(High Dynamic Range)処理を用いた手法が知られている。この手法は、露出の異なる複数の画像を撮影し、撮影した画像を合成することによって、ダイナミックレンジが拡大された画像を得る手法である。
監視カメラ等の観測機器では、撮影された画像に対する証拠性の担保が重要である。証拠性の担保の観点では、監視カメラ等の観測機器では、撮影された画像に対して可能な限りに加工が施されないことが望ましい。
本実施形態は、イメージセンサのダイナミックレンジのオーバーフローを抑制しつつ、ある程度の証拠性が担保された画像を撮影できる監視カメラを提供する。
一態様の監視カメラは、画像を撮像するイメージセンサと、イメージセンサの撮像面の前に配置され、イメージセンサの撮像面に入射する光を分割領域の単位での液晶層の制御によって減衰させる減光フィルタと、減光フィルタの動作を制御する処理部とを具備する。
本実施形態によれば、イメージセンサのダイナミックレンジのオーバーフローを抑制しつつ、ある程度の証拠性が担保された画像を撮影できる監視カメラを提供できる。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。図1は、実施形態に係る監視カメラの一例の構成を示すブロック図である。監視カメラ1は、カメラユニット2と、プロセッサ3と、メモリ4と、ストレージ5と、通信装置6とを有している。監視カメラ1は、例えば監視対象を観測領域に含むように設置される。監視カメラ1は、例えば同一の観測領域内を定期的にモニタする定点カメラであってよい。監視カメラ1は、図1で示した以外の要素を備えていてもよい。
カメラユニット2は、監視対象の画像を取得するためのユニットである。カメラユニット2は、光学系21と、イメージセンサ22と、減光フィルタ23とを含む。
光学系21は、観測領域の光をイメージセンサ22に結像させるための光学系である。光学系21は、レンズ等を含む。レンズは、単一のレンズによって構成されていてもよく、複数のレンズによって構成されていてもよい。
イメージセンサ22は、例えば光学系21の焦点の位置に配置される、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等のイメージセンサである。イメージセンサ22は、光学系21を介して結像された観測領域内の光に基づいて観測領域内の画像を生成する。このイメージセンサ22は、2次元に配置された画素を含む撮像面を有する。それぞれの画素は、受光量に応じた電気信号を出力する。
減光フィルタ23は、光学系21と、イメージセンサ22との間にイメージセンサ22の撮像面と平行に配置され、プロセッサ3の制御の元で、光学系21を介してイメージセンサ22に入射する光を減衰させる。実施形態における減光フィルタ23は、分割領域毎に光の減衰量を制御できるように構成されている。1つの分割領域は、イメージセンサ22の1つ以上の画素に対応した領域である。減光フィルタ23の構成については後で説明する。
プロセッサ3は、CPU等の処理部である。プロセッサ3は、監視カメラ1の動作を制御する。例えば、プロセッサ3は、イメージセンサ22の露出を制御する。また、プロセッサ3は、イメージセンサ22で生成された画像における高輝度部を検出する。また、プロセッサ3は、画像の高輝度部の位置に応じて減光フィルタを制御する。プロセッサ3は、CPUに限らず、MPU等であってもよい。また、プロセッサ3は、ASIC、FPGA等であってもよい。さらに、プロセッサ3は、単一のCPU等でなく、複数のCPU等を含んでいてもよい。
メモリ4は、ROM及びRAMを含む。ROMは、プロセッサ3によって実行される監視カメラ1の各種の処理プログラムを記憶している。RAMは、イメージセンサ22で生成された画像を一時的に記憶したり、プロセッサ3で処理されたデータを記憶したりするための作業メモリとして動作する。
ストレージ5は、フラッシュメモリ等の記録媒体を含む。ストレージ5には、カメラユニット2で生成された画像のデータが記録される。
通信装置6は、監視カメラ1が外部機器と通信するための通信装置である。外部機器は、例えば監視カメラ1の管理をするサーバであり得る。通信装置6は、任意の方式の無線通信装置であってもよいし、任意の方式の有線通信装置であってもよい。
次に、減光フィルタ23についてさらに説明する。図2は、減光フィルタ23の平面図である。また、図3は、図2のIII-III線に沿った減光フィルタ23の断面図である。ここで、図2において示されているX軸は、例えばイメージセンサ22の撮像面の水平方向に対して平行な方向である。また、図2において示されているY軸は、例えばイメージセンサ22の撮像面の垂直方向に対して平行な方向である。
減光フィルタ23は、例えば透過型で、かつ、パッシブマトリクス方式の液晶シャッタである。減光フィルタ23は、互いに対向するように配置された基板101及び102を有している。基板101と基板102は、液晶層103を挟持している。
基板101及び102のそれぞれは、透明なガラス基板、透明なプラスチック基板といった透明な基板である。基板101及び基板102は、イメージセンサ22の撮像面に対して平行に配置される。光学系21を通過した光は、基板101、液晶層103及び基板102を介してイメージセンサ22に入射する。
液晶層103は、基板101と基板102との間に充填された液晶の層である。具体的には、液晶層103の液晶材料は、基板101と、基板102と、シール材104とによって囲まれた領域内に封入される。シール材104は、例えば、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、又は紫外線・熱併用型硬化樹脂であり得る。
液晶層103を構成する液晶材料は、基板101と基板102との間に印加された電圧に応じて液晶分子の配向を変化させる。この液晶分子の配向により、液晶層103の光学特性は変化する。実施形態における液晶層103のモードは、例えばTN(Twisted Nematic)モードである。具体的には、液晶層103には、正の誘電率異方性を有するポジ型(P型)のネマティック液晶が用いられる。TNモードでは、液晶層103内の液晶分子のダイレクタは、電圧が印加されないときに液晶層103のかつ厚さ方向に沿って例えば90°ねじれている。そして、液晶層103内の液晶分子のダイレクタは、電圧が印加されたときに液晶層103の厚さ方向を向く。液晶層103における液晶分子の初期配向は、液晶層103を挟むようにして基板101と基板102のそれぞれに設けられた2つの図示しない配向膜によって制御される。
基板101の液晶層103側の面には、それぞれがY方向に延びる電極105が設けられている。電極105は、ITO(インジウム錫酸化物)等の透明電極によって構成される。電極105の一端は、シール材104より外側に引き出されて例えばプロセッサ3に電気的に接続されている。ここで、電極105の数は、後で説明する分割領域の数に応じて適宜に設定され得る。また、クロストークの抑制のため、電極105の間隔は、互いに電気的に分離される程度に空けられていることが望ましい。
基板102の液晶層103の側の面には、それぞれがX方向に延びる電極106が設けられている。電極106は、電極105と同様にITO(インジウム錫酸化物)等の透明電極によって構成される。電極106の一端は、シール材104より外側に引き出されて例えばプロセッサ3に電気的に接続されている。ここで、電極106の数は、後で説明する分割領域の数に応じて適宜に設定され得る。また、クロストークの抑制のため、電極106の間隔は、互いに電気的に分離される程度に空けられていることが望ましい。
減光フィルタ23では、1つの電極105と1つの電極106との交差領域毎に、液晶分子の配向が制御され得る。電極105と電極106との1つの交差領域は、例えば正方形である。電極105と電極106との1つの交差領域は、必ずしも正方形でなくてもよく、長方形であってもよい。
偏光板107と偏光板108とは、基板101と基板102とを挟むように配置される。偏光板107と偏光板108とは、光の進行方向に直交する平面内において、互いに直交する透過軸及び吸収軸を有する。偏光板107と偏光板108は、ランダムな方向の振動面を有する光のうち、透過軸に平行な振動面を有する直線偏光を透過し、吸収軸に平行な振動面を有する直線偏光を吸収する。ここで、実施形態では、偏光板107と偏光板108とは、互いの吸収軸が直交するように、すなわちクロスニコル状態で配置される。このとき、減光フィルタ23は、ノーマリーホワイトモードで動作する。したがって、液晶層103に電圧が印加されていないときには、減光フィルタ23に入射した光は減光フィルタ23を通過する。一方、液晶層103に電圧が印加されたときには、減光フィルタ23に入射した光は減光フィルタ23で減衰される。
このように、減光フィルタ23は、例えば電極105と電極106との交差領域の単位で入射光を減衰させるように構成されている。図4Aは、減光フィルタ23の分割領域の概念図である。例えば、図4Aのそれぞれの分割領域201が1つの交差領域と対応している。図4Aでは、分割領域201は、10行×12列の120個の領域である。このような分割領域は、12本の電極105及び10本の電極106によって形成され得る。ここで、実施形態では、分割領域の位置とイメージセンサ22の画素の位置との対応関係は、プロセッサ3が識別できるように例えばメモリ4のROMに予め記憶されている。
図4Bは、減光フィルタ23の動作の概念を示す図である。減光フィルタ23は、任意の分割領域201に入射する光を減衰させることができる。例えば、図4Bに示すように、イメージセンサ22で生成される画像におけるC3、C4、D2、D3、D4、D5、E2、E3、E4、E5、F3及びF4の分割領域201と対応する位置において太陽等の高輝度光源202が検出されたときに、これらの分割領域における液晶層102だけに電圧が印加されることにより、イメージセンサ22に入射する高輝度光源202からの光だけが選択的に減衰され得る。
ここで、入射光の減光の制御対象である分割領域は、必ずしも交差領域と一致していなくてもよい。例えば、1つの分割領域は、複数の交差領域を含んでいてもよい。
また、減光フィルタ23は、光学系21の焦点深度外、例えばイメージセンサ22から5mm程度だけ間隔を空けて配置されることが望ましい。減光フィルタ23において減光が実施されている分割領域と実施されていない分割領域との間の境界線のコントラストは高くなり易い。したがって、この境界線は、イメージセンサ22で生成される画像において視認される可能性がある。これに対し、減光フィルタ23が光学系21の焦点深度外に配置されていることで、分割領域の境界線は、イメージセンサ22で生成される画像においてぼける。したがって、分割領域の境界線がイメージセンサ22で生成される画像において視認される可能性は低減される。
次に、監視カメラ1の動作を説明する。図5は、監視カメラ1の動作を示すフローチャートである。図5の動作は、例えばプロセッサ3によって制御される。前述したように、減光フィルタ23の液晶層103は、ノーマリーホワイトモードで動作する。したがって、液晶層103に電圧が印加されていないときには、減光フィルタ23は、入射した光を透過させる。
ステップS1において、プロセッサ3は、イメージセンサ22の露出設定をする。例えば、プロセッサ3は、イメージセンサ22で取得される画像の例えば分割領域毎の輝度の平均値に基づいてイメージセンサの例えば露出時間を設定する。露出設定は、必ずしも分割領域毎の輝度の平均値に基づいて行われなくてもよい。
ステップS2において、プロセッサ3は、イメージセンサ22による撮像を実施する。イメージセンサ22で生成された画像のデータは、メモリ4の例えばRAMに記憶される。
ステップS3において、プロセッサ3は、イメージセンサ22で生成された画像を取得する。そして、プロセッサ3は、画像における低輝度部の輝度が規定内、すなわち規定値よりも高輝度であるか否かを判定する。ここで、低輝度部の輝度は、監視カメラ1の監視対象が決められているときには、その監視対象の輝度であってもよい。ステップS3において、低輝度部の輝度が規定内であると判定されたときには、処理はステップS6に移行する。ステップS3において、低輝度部の輝度が規定外であると判定されたときには、処理はステップS4に移行する。
ステップS4において、プロセッサ3は、画像内に高輝度部があるか否かを判定する。高輝度部は、画像内の一定値以上の輝度、例えばイメージセンサ22のダイナミックレンジの最大輝度を有する部分である。ステップS4において、画像内に高輝度部があると判定されたときには、処理はステップS5に移行する。ステップS4において、画像内に高輝度部がないと判定されたときには、処理はステップS6に移行する。
ステップS5において、プロセッサ3は、減光フィルタ23において画像内の高輝度部と対応する分割領域の液晶層103に電圧を印加して液晶層103を駆動する。その後、処理はステップS6に移行する。つまり、画像内で低輝度部が生じるのは画像内の高輝度部からの光が原因であるとして、この高輝度部からの光が減衰される。ここで、ステップS5において印加される電圧の大きさは、一定量であってもよいし、可変であってもよい。印加される電圧の大きさが一定量であるとき、減光フィルタ23は、光を透過する状態と減衰させる状態の2つの状態をとる。一方、印加される電圧の大きさが可変であるときには、減光フィルタ23は、印加される電圧の大きさに応じて光の減衰量を変化させる。印加される電圧の大きさが可変であるとき、プロセッサ3は、高輝度部の輝度に応じて液晶層103に印加する電圧の大きさを決めてもよいし、例えば撮像のたびに少しずつ大きくするように決めてもよい。
ステップS6において、プロセッサ3は、メモリ4の例えばRAMに記憶された画像を動画として例えばストレージ5に記録する。その後、処理はステップS1に戻る。ステップS6で記録された動画は、通信装置6を用いて監視カメラ1の外部機器に送信されてもよい。ここで、処理がステップS5を経由してステップS1に戻った場合、高輝度部からの光が減衰されている状態でイメージセンサ22の露出設定がされることになる。
図6A及び図6Bは、監視カメラ1の動作を示す概念図である。まず、監視カメラ1は、減光フィルタ23をオフの状態として撮像を実施する。このとき、カメラユニット2の観測領域内のそのままの画像がイメージセンサ22において生成される。ここで、図6Aに示すように、観測領域内に太陽302等の高輝度光源が存在していた場合、観測領域内の平均値等に基づいてイメージセンサ22の露出が設定されていると、高輝度光源の影響によってイメージセンサ22が露出オーバーの状態になる。このため、監視カメラ1の監視対象である例えば家301等は、逆光状態となって画像上で黒く潰れてしまう可能性が生じる。
プロセッサ3は、監視対象である家301が規定外の低輝度部であると判定し、かつ、画像内に太陽302等の高輝度部があると判定したときに、減光フィルタ23における高輝度部302に対応した分割領域の液晶層103を駆動する。これにより、図6Bに示すように、太陽302等の高輝度光源からイメージセンサ22に入射する光は、減衰される。これにより、イメージセンサ22における露出設定の際の高輝度光源からの入射光の影響も抑制される。したがって、監視対象である家301等の輝度も適正になる。また、高輝度光源の影響で白飛びしてしまっていた雲303等も画像上で視認されるようになる。
以上説明したように実施形態によれば、パッシブマトリクス方式の液晶シャッタによる減光フィルタ23がイメージセンサ22の撮像面の前面に配置されている。これにより、イメージセンサ22に入射する光は、分割領域の単位で減衰され得る。ここで、イメージセンサ22の画素の位置と分割領域の位置とは対応付けられている。したがって、実施形態では、全領域の単位で減衰が実施される場合に比べて、イメージセンサ22に入射する監視対象からの光を減衰させずに高輝度光源からの光だけを選択的に減衰させることができ、したがって、高輝度光源からの光を減衰させても監視対象が黒潰れすることはなく、記録画像の品質の低下は抑制される。また、HDR処理のような画像処理は伴わないため、ある程度の証拠性も保たれる。さらに、減光フィルタ23による入射光の減衰がイメージセンサの露出制御と組み合わせられることにより、画像処理を伴うことなく、監視対象の輝度が適正になり得る。
また、減光フィルタ23には、パッシブマトリクス方式の液晶シャッタが採用されている。光の減衰が電気的に制御されることにより、色ガラスを挿入するときのような機械的な機構は不要である。また、パッシブマトリクス方式では、アクティブマトリクス方式よりも透過率を高くすることができる。さらに、液晶層はノーマリーホワイトモードで駆動される。減光フィルタ23は通常時には光透過状態で使用されるため、非駆動時に光透過状態であることにより、液晶層がノーマリーブラックモードで駆動されるときに比べて電力消費は低減される。また、液晶には、TN液晶が用いられる。したがって、減光フィルタは、安価に製造され得る。さらに、TN液晶ではゲストホスト液晶等のような温度依存性が大きいものとは異なり、温度補償のためのフィードバック回路等は不要である。
[変形例1]
以下、実施形態の変形例を説明する。実施形態では、液晶層103には、パッシブマトリクス方式でノーマリーホワイトモードのTN液晶が用いられるとされている。しかしながら、これに限るものではない。液晶層103は、アクティブマトリクス方式で駆動されてもよいし、ノーマリーブラックモードで駆動されてもよい。さらには、液晶材料にTN液晶以外のモードの液晶材料が用いられてもよい。
以下、実施形態の変形例を説明する。実施形態では、液晶層103には、パッシブマトリクス方式でノーマリーホワイトモードのTN液晶が用いられるとされている。しかしながら、これに限るものではない。液晶層103は、アクティブマトリクス方式で駆動されてもよいし、ノーマリーブラックモードで駆動されてもよい。さらには、液晶材料にTN液晶以外のモードの液晶材料が用いられてもよい。
[変形例2]
液晶パネルに用いられる偏光板材料を近赤外領域での偏光効果を持つ材料に変更することで夜間の監視カメラ画像において、近赤外光による監視画像においても同様の効果が得られる。具体的には、夜間、近赤外画像における強輝点となるものは街灯等の照明光が該当する。
液晶パネルに用いられる偏光板材料を近赤外領域での偏光効果を持つ材料に変更することで夜間の監視カメラ画像において、近赤外光による監視画像においても同様の効果が得られる。具体的には、夜間、近赤外画像における強輝点となるものは街灯等の照明光が該当する。
また、実施形態では、プロセッサ3は、検出した高輝度部に対応した分割領域について減光フィルタ23による減光が実施される。減光フィルタ23による減光が実施される分割領域は、例えば監視カメラ1の管理者によって指定されてもよい。
また、実施形態の技術は、各種の画像処理と組み合わせられてもよい。例えば、減光フィルタがオフ状態で撮像された画像と減光フィルタがオン状態で撮像された画像とが合成されることにより、ダイナミックレンジが拡大されたHDR画像が生成され得る。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1 監視カメラ、2 カメラユニット、3 プロセッサ、4 メモリ、5 ストレージ、6 通信装置、21 光学系、22 イメージセンサ、23 減光フィルタ、101,102 基板、103 液晶層、104 シール材、105,106 電極、107,108 偏光板。
Claims (5)
- 画像を撮像するイメージセンサと、
前記イメージセンサの撮像面の前に配置され、前記イメージセンサの前記撮像面に入射する光を分割領域の単位での液晶層の制御によって減衰させる減光フィルタと、
前記減光フィルタの動作を制御する処理部と、
を具備する監視カメラ。 - 前記処理部は、前記画像において検出される高輝度部に対応した前記分割領域における光を減衰させるように前記減光フィルタを制御する、
請求項1に記載の監視カメラ。 - 前記減光フィルタは、前記イメージセンサに光を結像させる光学系の焦点深度外となるように前記イメージセンサに対して間隔を空けて配置されている、
請求項1又は2に記載の監視カメラ。 - 前記液晶層は、TNモードの液晶層である、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の監視カメラ。 - 前記液晶層は、ノーマリーホワイトモードの液晶層である、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の監視カメラ。
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