JP6096747B2 - 液晶レンズ結像装置及び液晶レンズ結像方法 - Google Patents

液晶レンズ結像装置及び液晶レンズ結像方法 Download PDF

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Description

本発明は、レンズ結像技術分野に係り、具体的に液晶レンズ結像装置及び液晶レンズ結像方法に係る。
液晶材料の異方性により、液晶デバイスは、通常偏光にしか対応しない。液晶レンズが結像デバイスに用いられる場合、入射光を線偏光状態にするように、例えば偏光子などの偏光装置の併設が必要となる。しかし、偏光子の使用により、光の強度が初期強度値の半分以下まで低下する。すると、比較的暗い環境では、画像センサに達する光の量が不足し、信号対雑音比の低下が起こり、結像の品質が低下することがある。
結像システムにおいて、液晶層の初期配向が互いに垂直な複数の液晶レンズを積層してレンズ群に形成するか、初期配向が互いに垂直な複数の液晶層の積層を含む液晶レンズを設計することにより、偏光子の使用が避けられる。各液晶レンズ又は各液晶層において、任意の偏光状態により分割された2つの垂直方向の偏光成分をそれぞれ処理することによって、任意の偏光状態の場合に対応できる。しかし、このような解決案には、以下の問題が存在する。
(1)複数の液晶レンズの積層又は複数の液晶層の積層により、液晶レンズ又は液晶層の数が増えるため、液晶レンズの生産コストが大幅に増加する。
(2)液晶レンズ又は液晶層の数が増えるため、デバイスの厚さも大幅に増加し、液晶レンズ結像装置を例えば携帯電話、タブレットパソコンなどの移動デバイスに搭載することが難しい。
(3)各液晶レンズ又は各液晶層のシステムにおける位置が異なるため、偏光の2つの成分の伝達行動が完全一致ではなく、システムの結像品質が低下する。
したがって、如何に、偏光子の使用がなくても直接液晶レンズにより高品質の画像を形成できる問題を解決すると同時にレンズ構造の厚さを減らすことは、解決が急がれる技術問題となっている。
本発明は、上記問題のうちの少なくとも1つに鑑み、偏光装置の使用がなく、しかも複数の液晶レンズ(層)積層方式の採用による結像装置の厚さ増加もない、新しい液晶レンズ結像装置及び結像方法を提案する。
本発明に係る液晶レンズ結像装置は、少なくとも1つの液晶レンズを含むレンズ群と、前記液晶レンズに接続し、前記液晶レンズをそれぞれ焦点合わせ済み状態と焦点外れ状態にするための駆動回路と、前記液晶レンズを通過する光信号を採集し、前記光信号に基づいて画像を生成し、前記液晶レンズが焦点合わせ済み状態にある場合、前記光信号から焦点合わせ済み画像を生成し、前記液晶レンズが焦点外れ状態にある場合、前記光信号から焦点外れ画像を生成するための画像採集手段と、前記画像採集手段に接続し、前記焦点合わせ済み画像と前記焦点外れ画像を受信するとともに、前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とするための画像処理手段とを含む。
上記実施形態において、本発明の液晶レンズ結像装置は、焦点外れ画像を補助として最後の鮮明な焦点合わせ済み画像を生成して、高品質の画像を取得する。しかも、本発明による液晶レンズ結像装置は、偏光装置がなく、デバイス構造の厚さが小さくなり、システムがよりコンパクトである。
上記技術案において、前記画像処理手段が前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、具体的に、前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調されない干渉光信号から生成する画像を前記焦点外れ画像で弱めることを含むことが好ましい。
前記焦点合わせ済み画像のうちの干渉光信号が弱められたため、生成した画像のコントラストがより高くなる。
上記いずれか1つの技術案において、前記画像処理手段が前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、具体的に、前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像を、前記焦点外れ画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像で処理することをさらに含むことが好ましい。
前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成するサブ画像を、前記焦点外れ画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像で処理するは、ハイパスフィルタリング、すなわちアンシャープマスク処理に相当できるため、最終的に生成した画像は、よりシャープであり、比較的高いコントラストを有する。
上記いずれか1つの技術案において、前記画像処理手段は、さらに、前記最終結像の画像の輝度調整をすることが好ましい。
上記処理により、画像エネルギーの損失が大きく生じてしまうが、輝度調整をすることにより、画像エネルギーを向上でき、正常なエネルギーに復元できる。
上記いずれか1つの技術案において、前記画像処理手段が前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、下記式に基づいて行なわれることが好ましい。
上記いずれか1つの技術案において、
は、下記式を満足することが好ましい。
上記いずれか1つの技術案において、前記輝度正規化処理関数であるnormalizationは、下記式を満足することが好ましい。
上記いずれか1つの技術案において、前記焦点外れ画像に対応する液晶レンズの焦点外れ状態と前記焦点合わせ済み画像に対応する液晶レンズの焦点合わせ済み状態の時間間隔は、所定時間より小さいことが好ましい。すると、最初の入射光Lが変化しないこと、あるいは無視できるほどの僅かな変化しか生じないことを保証できる。
上記いずれか1つの技術案において、前記液晶レンズ結像装置は、前記液晶レンズと組み合わせて使用するする光学レンズをさらに含むことが好ましい。
上記いずれか1つの技術案において、前記レンズ群は、初期配向が互いに平行な複数の液晶レンズを含むことが好ましい。
上記いずれか1つの技術案において、前記焦点合わせ済み画像が指定焦点合わせ点に基づいて生成された場合、前記画像処理手段は、画像鮮明度に基づいて、前記指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面に位置する焦点合わせ済み領域を前記焦点合わせ済み画像から取得したと判断し、前記焦点外れ画像における、前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域を処理することが好ましい。
上記いずれか1つの技術案において、前記画像処理手段は、前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域と前記焦点合わせ済み領域以外の焦点外れ領域との間に遷移領域を設定し、前記焦点外れ画像Bにおける、前記焦点合わせ済み画像の遷移領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の遷移領域を処理することが好ましい。
本発明に係る液晶レンズ結像方法は、ぞれぞれ焦点合わせ済み状態と焦点外れ状態となるように液晶レンズを駆動することと、前記液晶レンズを通過する光信号を採集し、前記光信号に基づいて画像を生成し、前記液晶レンズが焦点合わせ済み状態にある場合、前記光信号から焦点合わせ済み画像を生成し、前記液晶レンズが焦点外れ状態にある場合、前記光信号から焦点外れ画像を生成することと、前記焦点合わせ済み画像と前記焦点外れ画像を受信して処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることを含む。
本発明による液晶レンズ結像方法は、偏光子を有することなく、高品質の結像画像を取得できるのみならず、液晶レンズ結像装置の厚さを減らすこともできる。
上記いずれか1つの技術案において、前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、具体的に、前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調されない干渉光信号から生成する画像を前記焦点外れ画像で弱めることを含むことが好ましい。
前記焦点合わせ済み画像のうちの干渉光信号が弱められたため、生成した画像のコントラストがより高くなる。
上記いずれか1つの技術案において、前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、具体的に、前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像を、前記焦点外れ画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像で処理することをさらに含むことが好ましい。
前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成するサブ画像を、前記焦点外れ画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像で処理するは、ハイパスフィルタリング、すなわちアンシャープマスク処理に相当するため、最終的に生成した画像は、よりシャープであり、比較的高いコントラストを有する。
上記いずれか1つの技術案において、前記液晶レンズ結像方法は、前記最終結像の画像の輝度調整をすることをさらに含むことが好ましい。
上記処理により、画像エネルギーの損失が大きく生じてしまうが、輝度調整をすることにより、画像エネルギーを向上でき、正常なエネルギーに復元できる。
上記いずれか1つの技術案において、前記の、前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、下記式に基づいて行なわれることが好ましい。
上記いずれか1つの技術案において、前記焦点合わせ済み画像が指定焦点合わせ点に基づいて生成された場合、画像鮮明度に基づいて、前記指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面に位置する焦点合わせ済み領域を前記焦点合わせ済み画像から取得したと判断し、前記焦点外れ画像における、前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域を処理することが好ましい。
このような処理により、当該指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面を有する画像領域が鮮明であることを保証でき、他の焦点外れ領域を処理する必要が無く、液晶レンズに変調されない偏光信号が維持されるため、通常のカメラで撮影した画像に比較すると、よりぼやけた効果を有する。
上記いずれか1つの技術案において、前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域と前記焦点合わせ済み領域以外の焦点外れ領域との間に遷移領域を設定し、前記焦点外れ画像のうち、前記焦点合わせ済み画像の遷移領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の遷移領域を処理することが好ましい。
遷移領域に対する画像処理は、焦点合わせ済み領域に対する処理に類似するが、その処理の強度が比較的弱く、又は強い強度から弱い強度まで徐々に変化する。よって、焦点合わせ済み領域と焦点外れ領域との間で明らかな境界が生じることはなく、画像がより自然である。
本発明の液晶レンズ結像装置及び結像方法は、偏光装置の使用がなく、入射光の強度がそのまま維持されるため、比較的暗い環境で撮影した画像の細部がより豊かであり、しかも単一の液晶レンズだけで鮮明に結像でき、液晶レンズ構造の厚さが減少し、システム全体がよりコンパクトである。
本発明による液晶レンズ結像装置の模式図である。 本発明による実施例3の液晶レンズ結像装置が焦点合わせ済み状態で取得する画像のスクリーンショットである。 本発明による実施例3の液晶レンズ結像装置が焦点合わせ済み状態で取得する別の画像のスクリーンショットである。 本発明による実施例の液晶レンズ結像方法のフローチャートである。
本発明の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解するために、以下、図面と具体的な実施形態と結び付けて本発明についてさらに詳細な記載をする。なお、抵触がない限り、本願の実施例及び実施例における特徴は、互いに組み合わせることができる。
以下の記載では、多くの具体的な細部を記述して本発明を充分に理解するが、本発明は、ここでの記載とは異なるほかの方式により実施することもできる。したがって、本発明は、以下に開示する具体的な実施例によって限定されない。
図1は、本発明による一具体的実施形態の液晶レンズ結像装置の模式図である。
図1に示すように、本発明の液晶レンズ結像装置は、レンズ群130と、画像センサ(画像採集手段)140と、画像プロセッサ(画像処理手段)150と、駆動回路120とを含む。
レンズ群130の動作時に、最初の入射光L(通常、複数の異なる偏光方向を有する偏光を含む)は、液晶レンズ130に入射する。画像センサ140は、レンズ群130を透過する光信号を採集し、前記光信号に基づいて画像を生成し、生成した画像を画像プロセッサ150に伝送する。画像プロセッサ150は、画像を受信して分析と判断をし、受信した画像に基づいて駆動回路120に制御信号を出力する。レンズ群130の液晶レンズに接続される駆動回路120は、画像プロセッサ150の制御信号に基づいて、レンズ群130の液晶レンズに印加する電圧を調節することによって、液晶レンズの屈折率を変化させ、液晶レンズを焦点外れ状態から焦点合わせ済み状態に遷移させ、又は焦点合わせ済み状態から焦点外れ状態に遷移させる。液晶レンズが焦点合わせ済み状態にある場合、画像センサ140は、焦点合わせ済み画像を生成する。一方、焦点外れ状態から焦点合わせ済み状態に、又は焦点合わせ済み状態から焦点外れ状態に遷移する過程では、液晶レンズが焦点外れ状態にあり、画像センサ140が少なくとも一枚の焦点外れ画像を生成する。
画像プロセッサ150は、焦点合わせ済み画像と焦点外れ画像を受信し、焦点合わせ済み画像のうち液晶レンズに変調されない干渉光信号を焦点外れ画像で弱め、液晶レンズに変調されたる光成分の割合を高め、最終的に、偏光装置の使用なしに鮮明な画像を復元する。焦点外れ画像を補助として最後の鮮明な焦点合わせ済み画像を生成し、高いコントラストの結像システムを構成する。
具体的な実施例において、レンズ群130は、少なくとも1つの液晶レンズを含む。レンズ群130が複数の液晶レンズを含む場合、前記複数の液晶レンズは、初期配向が互いに平行であり、すなわち前記複数の液晶レンズの配向層摩擦方向が互いに平行である。レンズ群130は、液晶レンズのほかに、たとえばガラス又はプラスチック光学レンズなどの物理光学レンズをさらに含んでもいい。レンズ群130は、異なる具体的な形式と多様な組み合わせを有してよく、以下の具体的な形式と組み合わせを有するがそれらに限らない。(1)単一の液晶レンズからなる。(2)単一の液晶レンズの複眼アレイからなる。(3)初期配向が互いに平行な複数の液晶レンズからなる。(4)初期配向が互いに平行な複数の液晶レンズ又はその複眼アレイからなる。(5)単一の液晶レンズとほかの光学レンズの両方からなる。(6)単一の液晶レンズの複眼アレイと他の光学レンズの両方からなる。(7)初期配向が互いに平行な複数の液晶レンズとほかの光学レンズの両方からなる。(8)初期配向が互いに平行な複数の液晶レンズ又はその複眼アレイとほかの光学レンズの両方からなる。以上から、レンズ群130、液晶レンズは、ともにレンズアレイであることができることがわかるが、本発明では、「レンズ群」、「液晶レンズ」と統一的に呼称し、区別をしない。レンズ群130の具体的な形式と多様な組み合わせ及び物理光学レンズは、いずれも従来技術であるため、ここでは繰り返して説明しない。
好ましい実施例において、レンズ群130は、少なくとも1つの液晶レンズと、前記液晶レンズと組み合わせて使用する1つの光学レンズを含む。レンズ群130の液晶レンズは、光学レンズの前に設置され、具体的な設置位置がその自身のパラメータに応じて調整して組み合わせることができる。最初の入射光L(通常、複数の異なる偏光方向を有する偏光を含む)は、液晶レンズを透過して光学レンズに達し、液晶レンズと光学レンズが一体として光信号に対して集束と発散の変調をし、画像センサ140により焦点合わせ済み画像と焦点外れ画像が生成される。
好ましい実施例において、画像プロセッサ150は、プログラマブルロジックコントローラである。
通常、偏光子などの偏光装置がないため、液晶レンズ透過後の最初の入射光(非単一偏光方向の偏光)には、液晶レンズによって変調された偏光成分のほかに、液晶レンズによる変調のない偏光成分も紛れ込んでおり、後者によって最終結像の鮮明度が低下する。この難題を解決するために、本発明の液晶レンズ結像装置は、液晶レンズの安定した焦点合わせ済み状態での焦点合わせ済み画像のほかに、焦点外れ状態での一枚又は複数枚の焦点外れ画像も取得し、焦点外れ画像を利用して焦点合わせ済み画像を処理し、最終的に偏光装置を使用することなく、鮮明な画像を復元する。
しかも、本発明の液晶レンズ結像装置は、偏光装置がないため、最初の入射光Lの強度が保証される。ある特定な画像センサにとって、光の照射が比較的弱い撮影環境においても、より多くの細部を識別でき、光が暗い環境での撮影効果を向上し、撮影した画像の細部がより豊かである。また、初期配向が互いに垂直な複数の液晶レンズの積層又は複数の液晶層の積層で形成するレンズ(群)から構成する光学結像システムに比較すると、本発明の液晶レンズ結像装置は、より軽くて薄く作製でき、より携帯電話、タブレットパソコンなどのモバイルデバイスに適する。
以上、本発明による液晶レンズ結像装置の主な構成及びその大体の動作フローを記述したが、以下、図1に示す液晶レンズ結像装置の模式図に基づいて、本発明による液晶レンズ結像装置の動作原理を詳細に説明する。
まず、本発明において焦点合わせ前に生成した焦点外れ画像を利用して焦点合わせ済み画像を処理するフローチャートを説明する。
前述のように、レンズ群130の動作時に、液晶レンズをレンズ状態にし、液晶レンズの焦点合わせをする。このとき、液晶レンズがまだ焦点外れ状態にあり、画像センサ140により焦点外れ画像が生成される。画像プロセッサ150は、前記焦点外れ画像を受信して分析と判断をし、焦点外れ画像であると判定すると、駆動回路120に制御信号を出力する。駆動回路120は、前記制御信号に基づいて、液晶レンズに印加する電圧を調節し、引き続き液晶レンズの焦点合わせをし、焦点外れ状態から焦点合わせ済み状態に遷移させる。画像センサ140により焦点合わせ済み画像が生成されるまで複数回の調節を経て、画像プロセッサ150が焦点合わせ済み画像を受信すると一回の結像過程を完成し、次の結像をする。ここで、焦点外れ状態から焦点合わせ済み状態に遷移する過程で、画像センサ140は、少なくとも一枚の焦点外れ画像を生成する。そして、画像プロセッサ150は、焦点外れ画像と焦点合わせ済み画像を受信して上記処理をし、鮮明な画像を復元する。以下、幾つかの実施例を列挙して具体的に記述する。
実施例1
通常、液晶レンズが偏光にしか対応しない特性に基づき、複数の異なる偏光方向を有する最初の入射光Lのうち、液晶レンズに変調されることができる光成分を全て1つの偏光方向に分解し、液晶レンズに変調されることができない光成分を全て別の偏光方向に分解し、かつ前記2つの偏光方向が互いに垂直であり、それぞれx、yで示す。すると、画像センサ140により受信した光信号(最初の入射光L)は、x、yの2つの偏光方向での光成分から生成する画像をそれぞれI、Iで示す。すなわち、画像センサ140が感応して生成する任意一枚の画像Iは、2つのサブ画像I、Iからなると示すことができる。なお、本発明におけるx、yの意味は、画像でのx、y座標の意味とは異なり、x、y座標のように、任意2つの互いに垂直な方向であればいいというわけではない。
このように、レンズ群130の液晶レンズが焦点外れ状態から焦点合わせ済み状態へ遷移するように駆動回路120により制御される過程では、画像センサ140は、感応して焦点外れ画像Iを生成し、しかも2つのサブ画像
で下記のように示すことができる。
すなわち、焦点外れ画像Iは、画像センサ140により受信した光信号の、x、yの2つの偏光方向での光成分から生成する画像
を含む。そのうち、y偏光方向での光信号は、干渉光信号ともいう。
レンズ群130の液晶レンズが安定した焦点合わせ済み状態となるように駆動回路120により制御されるとき、画像センサ140が感応して焦点合わせ済み画像Iを生成し、2つのサブ画像
で下記のように示すことができる。
すなわち、焦点合わせ済み画像Iは、画像センサ140により受信した光信号の、x、yの2つの偏光方向での光成分から生成する画像
を含む。そのうち、y偏光方向での光信号は、干渉光信号ともいう。焦点合わせ済み画像Iが先に生成され、焦点外れ画像Iが後に生成されることもよい。
本発明において、レンズ群130が動作せず、液晶レンズが非レンズ状態にあるとき、駆動回路120は、液晶レンズに駆動電圧を印加しない。このとき、液晶レンズは、最初の入射光Lに対して変調作用を果たさない。本発明の液晶レンズ結像装置は、偏光子などの偏光装置がないため、最初の入射光Lのx成分とy成分が何の変化もなく液晶レンズを透過する。レンズ群130が動作するとき、駆動回路120は、液晶レンズに駆動電圧を印加し、液晶レンズをレンズ状態にする。このとき、液晶レンズに変調された偏光から生成する像を画像センサ140に位置させる。このとき、液晶レンズは、最初の入射光Lのx偏光方向の光信号についてのみ集束又は発散の変調作用を果たし、垂直なy偏光方向の光信号を透過させ、変調作用を果たさない。
焦点合わせ過程で形成する焦点外れ画像Iを利用して焦点合わせ済み画像Iを処理することは、下記式に基づいて、焦点合わせ済み画像Iと焦点外れ画像Iを処理して最後の鮮明な画像Iを得ることである。
液晶レンズの電圧に対する反応速度が充分に速いであれば、焦点外れ画像Iに対応する焦点外れ状態から、焦点合わせ済み画像Iに対応する焦点合わせ済み状態への遷移時間が充分に短い。すなわち、焦点外れ状態と焦点合わせ済み状態の時間間隔は、所定時間より小さいとき、撮影する場面に明らかな変化(光の強度の変化、場面における物体の変位、結像装置の移動などの変化要素)がない。このように、当該2つの状態下の最初の入射光Lに変化がなく、又は無視できるほどの僅かな変化しか起こっていないと合理的に仮定できる。また、
について、当該2つの状態において液晶レンズがy偏光方向の光成分に対して変調作用を果たさないため、次の式が成立する。
これにより、式(3)は下記式に変換する。
特定な焦点合わせ面について、
は焦点合わせした鮮明な画像を示し、
は焦点合わせしないぼやけた画像を示す。
は、前記焦点外れ画像Iのうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成するサブ画像
を利用して、前記焦点合わせ済み画像Iのうち前記液晶レンズに変調された光信号から生成するサブ画像
を処理することを示し、鮮明な画像
に対してハイパスフィルタリング処理、すなわち、アンシャープマスク処理(Unsharp Masking)をすることに相当し、鮮明な画像
をよりシャープにし、比較的高いコントラストを持たせる。すなわち、
は、焦点合わせ済み画像
より鮮明な画像である。
は、弱められた干渉光信号から生成する画像を示し、そのエネルギーが最初の(1−w)に減少される。
以上によると、wは、焦点外れ画像Iの重み係数であり、0<w<1。w≠1というのは、w=1のときに、干渉光信号から生成する画像
が完全に除去でき、かつ
も最もシャープな効果に達成できるが、最後の信号エネルギーが0近くになり、実際の意義がないからである。
さらに、式(5)の処理後の画像についてさらに処理し、すなわち輝度を向上させ、その画像を正常なエネルギーに復元させる。例えば、一実施例として、下記式に基づいて線形輝度調整をし、処理後の画像が以下となる。
ここで、αは、1より大きい実数である。
従来の液晶レンズ結像システムにおいて、液晶レンズの前に偏光装置が設置される。このように、特定偏光方向の光信号のみは、偏光装置を透過して液晶レンズによって集束又は発散されるが、他の偏光方向の光信号はいずれも偏光装置によって遮断される。これは、光信号が偏光装置透過後にその強度が大幅に低下するという意味もする。画像センサが受信した光信号が非常に弱いとき、感応した画像も弱く、場合によってはその強度が雑音の強度より低い場合も生じる。これにより、光が暗い撮影環境では、結像の細部が失われる。後続の処理により一部補償できるが、結像品質は、完全に復元することができない。また、従来の液晶レンズ結像システムは、偏光装置の増設がなく複数の液晶レンズの積層を採用しているため、液晶レンズ結像システム全体の厚さが増加し、デバイスに対する軽薄化の要求に満足しない。
本発明の液晶レンズ結像装置は、偏光装置がなく、液晶レンズを透過する光信号の全偏光方向のエネルギーが維持され、その強度が変わらない。このように、画像センサ140は、光信号の僅かな変化をより感応しやすく、生成した画像の細部もより豊かである。しかも、焦点合わせ過程で生成した焦点外れ画像を補助として最後の鮮明な画像を生成し、画像ががよりシャープであり、結像のコントラストがより高くなる。また、本発明の液晶レンズ結像装置は、より軽くて薄く作製でき、携帯電話、タブレットパソコンなどのモバイルデバイスに非常に向いており、しかも光が暗い環境での撮影効果を効果的に改善できる。
実施例2
実施例1との相違として、レンズ群130の液晶レンズの焦点合わせをして焦点外れ状態から焦点合わせ済み状態に遷移するように駆動回路120によって制御される過程では、画像センサ140は、感応して複数枚の焦点外れ画像を生成し、焦点合わせ済み状態との時間間隔の長い順にI、…、Iとする。nは、1以上の整数である。
焦点合わせ過程で入射光Lに変化が無く、又は無視できるほどの僅かな変化しか生じないことを保証する場合、焦点外れ画像を利用して焦点合わせ済み画像を処理し、すなわち下記式に基づいて処理して最後の鮮明な画像Iを得る。
好ましい実施例では、
実施例1と比較して分かるように、これらの焦点外れ画像のうち、Iに対応する焦点外れ状態とIに対応する焦点合わせ済み状態との時間間隔が最も長く、Iが最もぼやける。式(5)により、
で示す画像の鮮明度が最も高い。一方、I、Iに対応する2つの状態の時間間隔が最も長いため、当該2つの状態において最初の入射光Lが変化する確率が最も大きい。それに対して、I、Iに対応する2つの状態の時間間隔が最も短い。式(5)により
で示す画像の鮮明度が最も低いが、最初の入射光Lが変化する確率が最も小さい。したがって、wは、kの値が大きくなるにつれて大きくなることが好ましい。
実際に撮影する際に、wは、焦点外れ画像Iに応じて調整可能である。静止場面撮影時に、より鮮明な焦点外れ画像を取得するために、kの値が小さめであるwを大きめにし、kの値が順に大きくなるにつれて、wが順に逓減することが好ましい。運動場面撮影時に、kの値が小さめであるwを小さめにし、kの値が順に大きくなるにつれて、wが順に逓増することが好ましく、運動によりシャドウが生じることを減少できる。
好ましい実施例において、輝度規格化処理関数normalization[x]は、下記式を満足する。
式(8)と(9)から、式(7)が下記式に変換する。
以上によると、本実施例において、これら焦点外れ画像I、…、Iと焦点合わせ済み画像Iの記憶及び演算処理が必要であるため、本発明の液晶レンズ結像装置のハードウェアの例えば演算力と記憶空間などが高く求められる。実施例1に比較すると、本実施例の液晶レンズ結像装置は、一組の焦点外れ画像I、…、Iを利用して焦点合わせ済み画像Iを処理するため、生成した画像がより高いコントラストを有する。
実施例3
単一の焦点合わせ面を有する画像の場合、実施例1と実施例2による処理で充分である。しかし、実際の撮影時、異なる物体が異なる焦点合わせ面に位置するのに対して、ある焦点合わせ点のみを指定して当該指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面にある物体に対して焦点合わせと結像をするため、生成した同一画像において、当該焦点合わせ面での物体は、鮮明な画像を生成するが、他の焦点合わせ面での物体は、ぼやけた画像を生成する。図2に示すように、当該指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面にある画像領域を焦点合わせ済み領域S、当該焦点合わせ済み領域S以外の画像領域、すなわち焦点外れ面に対応する画像領域を焦点外れ領域
という。画像プロセッサ150が焦点合わせ済み領域Sのみに対して上記の実施例1又は実施例2の画像処理をし、焦点外れ領域
に対して何の処理もしないようにする。上記処理を経た画像は、焦点合わせ済み領域Sがより鮮明となるが、焦点外れ領域
に液晶レンズに変調されない干渉光信号(例えばy成分信号)が存在するため、焦点外れ領域
は、一般カメラで撮影した画像よりぼやける。以下その処理過程を詳細に説明する。
(1)画像鮮明度に基づいて、前記指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面に位置する焦点合わせ済み領域を前記焦点合わせ済み画像から取得したと判断し、前記焦点外れ画像における前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域を処理する。すなわち焦点合わせ済み領域Sに対して実施例2における式(6)のような処理をするが、焦点外れ領域
に対して何の処理もしない。
このように、当該指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面を有する画像領域が鮮明であることを保証でき、他の焦点外れ領域に対して処理をせず、液晶レンズに変調されない偏光信号が維持されるため、一般カメラで撮影した画像よりぼやけた効果となる。
(2)図2に示す実際撮影時に焦点合わせ済み領域Sと焦点外れ領域
の明確な境界を最適化するために、焦点合わせ済み領域Sと焦点外れ領域
との間で遷移領域Sを設定する。図3に示すように、遷移領域Sに対して式(7)と類似する画像処理をする。ただし、処理の強度は、比較的弱く、又は強い強度から弱い強度まで徐々に変化する。
好ましい実施例として、遷移領域に対して下記式のような画像処理をする。
ここで、Iは、遷移領域の焦点合わせ済み画像を示し、Iは、遷移領域の焦点外れ画像を示し、normalizationは、輝度規格化処理関数であり、nは、1以上の整数であり、
は、前記遷移領域の焦点外れ画像Iによる前記遷移領域Sにおける画素pの重み係数を示す。各画素の重み係数w(p)は、それぞれ異なる。
好ましい実施例として、各画素の重み係数w(p)は、画素pの焦点合わせ済み領域Sからの距離d(p)に反比例すると、下記式を満足する。
ここで、d(p)/Dは、d(p)の正規化関数であり、d(p)に対する正規化処理を示し、すなわち、d(p)の取りうる最大値である。Dとd(p)の単位は、画素pである。Dは、前記遷移領域Sの幅を示す。γ、λは、前記遷移領域の焦点合わせ済み画像Iに基づく一定パラメータであり、すなわち、Iが異なると、γ、λも異なる。
以上をまとめると、画像プロセッサ150により遷移領域Sに対して実施例2における式(7)と類似する処理をし、処理の強度が比較的弱く、又は強い強度から弱い強度まで徐々に変化する。すると、焦点合わせ済み領域Sと焦点外れ領域
との間で明らかな境界を形成することはなく、結像がより自然である。
続き、本発明において焦点合わせ後に生成した焦点外れ画像で焦点合わせ済み画像を処理する過程を説明する。
前述のように、レンズ群130の動作時に、液晶レンズの焦点合わせをする。液晶レンズが焦点合わせ済み状態にあるとき、画像センサ140により焦点合わせ済み画像が生成される。画像プロセッサ150は、前記焦点合わせ済み画像を受信して分析と判断をし、焦点合わせ済み画像であると判定すると、駆動回路120に制御信号を出力する。駆動回路120は、前記制御信号に基づいて、液晶レンズに印加する電圧を調節し、液晶レンズを焦点合わせ済み状態から焦点外れ状態に遷移させる。液晶レンズが焦点外れ状態にある場合、画像センサ140により少なくとも一枚の焦点外れ画像が生成される。これら焦点外れ画像は、液晶レンズのレンズ状態(動作状態)時に取得できるし、非レンズ状態(非動作状態)時にも取得できる。そして、画像プロセッサ150によって焦点外れ画像と焦点合わせ済み画像を受信し、焦点合わせ後に生成した焦点外れ画像で焦点合わせ済み画像を処理する。その具体的な処理過程は、上記実施例1、実施例2、実施例3と同一である。前述した説明を参照し、ここでは繰り返して説明しない。
別の実施例では、焦点外れ画像I、…、Iについて、液晶レンズの焦点合わせ済み画像生成前の焦点外れ状態で生成できるし、液晶レンズの焦点合わせ済み画像生成後の焦点外れ状態で生成でき、すなわち一部が焦点合わせ前に生成し、残りの部分が焦点合わせ後に生成し、しかも生成の順番も必要に応じて決められる。しかもw、w(p)も、実際の撮影の必要に応じて柔軟に調整可能である。これ以外は前述と同一であり、ここでは繰り返して説明しない。
図4は、本発明による実施例の液晶レンズ結像方法のフロー図である。
図4に示すように、本発明による実施例の液晶レンズ結像方法は、以下のステップを含む。
ステップ602において、ぞれぞれ焦点合わせ済み状態と焦点外れ状態となるように液晶レンズを駆動する。ステップ604において、前記液晶レンズを通過する光信号を採集し、前記光信号に基づいて画像を生成し、前記液晶レンズが焦点合わせ済み状態にある場合、前記光信号から焦点合わせ済み画像を生成し、前記液晶レンズが焦点外れ状態にある場合、前記光信号から焦点外れ画像を生成する。ステップ606において、前記焦点合わせ済み画像と前記焦点外れ画像を受信するとともに、前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とする。
このように、本発明による液晶レンズ結像装置は、偏光装置を使用しておらず、デバイス構造の厚さが小さくなり、システムがよりコンパクトである。しかも、偏光子がなくても高品質の画像を取得するために、上記実施形態において、本発明の液晶レンズ結像装置は、液晶レンズが安定した焦点合わせ済み状態で生成した焦点合わせ済み画像を取得する以外に、焦点合わせ済み状態前の焦点外れ状態又は焦点合わせ済み状態後の焦点外れ状態で一枚又は複数枚の焦点外れ画像を取得する。焦点外れ画像を利用して焦点合わせ済み画像を処理し、焦点外れ画像を補助として最後の鮮明な焦点合わせ済み画像を生成し、偏光装置の未使用による結像への影響を弱め、高品質の画像を取得する。したがって、本発明による液晶レンズ結像方法は、偏光装置を使用することなく、高品質の画像を取得できるのみならず、デバイス構造の厚さが小さくなり、システム全体がよりコンパクトである。
上記いずれか1つの技術案において、前記の、前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、具体的に、前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調されない干渉光信号から生成する画像を前記焦点外れ画像で弱めることを含むことが好ましい。
前記焦点合わせ済み画像のうちの干渉光信号が弱められたため、生成した画像のコントラストがより高くなる。
上記いずれか1つの技術案において、前記の、前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、具体的に、前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調された干渉光信号から生成する画像を、前記焦点外れ画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像で処理することをさらに含むことが好ましい。
前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成するサブ画像を、前記焦点外れ画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像で処理するは、ハイパスフィルタリング、すなわちアンシャープマスク処理に相当するため、最終的に生成した画像は、よりシャープであり、比較的高いコントラストを有する。
上記いずれか1つの技術案において、前記液晶レンズ結像方法は、前記最終結像の画像の輝度調整をすることを含むことが好ましい。
上記処理により、画像エネルギーの損失が大きく生じてしまうが、輝度調整をすることにより、画像エネルギーを向上でき、正常なエネルギーに復元できる。
上記いずれか1つの技術案において、前記の、前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、入射光Lに変化がなく、又は無視できるほどの僅かな変化しか生じないことを保証する時に、焦点外れ画像を利用して焦点合わせ済み画像を処理し、下記式に基づいて処理して最後の鮮明な画像Isを得ることであるが好ましい。
ここで、normalizationは、輝度正規化処理関数であり、Iは、焦点合わせ済み画像を示し、I、…、Iは、焦点外れ状態から焦点合わせ済み状態に遷移する過程で画像センサにより感応して生成した複数枚の時間順の焦点外れ画像を示し、nは、1以上の整数であり、
は、少なくとも一枚の焦点外れ画像による焦点合わせ済み画像の処理を示す。
好ましい実施例において、
は、下記式を満足する。
実際に撮影する際に、wは、焦点外れ画像Iに応じて調整可能である。静止場面撮影時に、より鮮明な焦点外れ画像を取得するために、kの値が小さめであるwを大きめにし、kの値が順に大きくなるにつれて、wが順に逓減することが好ましい。運動場面撮影時に、kの値が小さめであるwを小さめにし、kの値が順に大きくなるにつれて、wが順に逓増することが好ましく、運動によりシャドウが生じることを減少できる。
さらに、前記輝度規格化処理関数であるnormalization[x]は、下記式を満足する。
式(14)と(15)から、式(13)が下記式に変換できる。
上記いずれか1つの技術案において、前記焦点合わせ済み画像が指定焦点合わせ点に基づいて生成された場合、画像鮮明度に基づいて、前記指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面に位置する焦点合わせ済み領域を前記焦点合わせ済み画像から取得したと判断し、前記焦点外れ画像における、前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域を処理することが好ましい。
このような処理により、当該指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面を有する画像領域が鮮明であることを保証でき、他の焦点外れ領域を処理する必要がなく、液晶レンズに変調されない偏光信号が維持されるため、通常のカメラで撮影した画像に比較すると、よりぼやけた効果を有する。
上記いずれか1つの技術案において、前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域と前記焦点合わせ済み領域以外の焦点外れ領域との間に遷移領域を設定し、前記焦点外れ画像における、前記焦点合わせ済み画像の遷移領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の遷移領域を処理することが好ましい。
前記の焦点合わせ済み領域Sと遷移領域Sに対する具体的な処理過程は、実施例3の記載のとおり、ここでは繰り返して説明しない。遷移領域に対する画像処理は、焦点合わせ済み領域に対する画像処理と類似するが、その処理の強度が比較的弱く又は強い強度から弱い強度まで徐々に変化する。このように、焦点合わせ済み領域と焦点外れ領域との間で明らかな境界が生じることはなく、結像がより自然である。
本発明の液晶レンズ結像方法は、偏光装置の増設がなく、入射光の強度がそのまま維持されるため、暗い環境で撮影した画像の細部がより豊かであり、しかも単一の液晶レンズにより鮮明に結像でき、液晶レンズ構造の厚さが減少し、システム全体がよりコンパクトである。
なお、本発明の記載では、焦点外れ画像を先に、焦点合わせ済み画像を後に記述することがあり、焦点合わせ済み画像を先に、焦点外れ画像を後に記述することもあるが、単に具体的な状況に応じてより直観的、明確的に本発明の原理を記述するためであり、焦点外れ画像と焦点合わせ済み画像(又は焦点合わせ済み画像と焦点外れ画像)の生成に時間上の前後順番があるとは意味しない。事実上、前述のように、焦点合わせ済み状態前の焦点外れ状態で生成した画像を焦点外れ画像と称することもできるし、焦点合わせ済み状態後の焦点外れ状態で生成した画像を焦点外れ画像と称することもできる。しかも、実際に、焦点合わせ済み画像、焦点合わせ済み状態は、所定の判断基準に関係する。したがって、本発明の「焦点外れ画像」、「焦点合わせ済み画像」及び「焦点外れ状態」、「焦点合わせ済み状態」は、いずれも相対的な用語である。「焦点外れ画像」と「焦点合わせ済み画像」の生成前後順に係らず、液晶レンズの「焦点外れ状態」時に生成した「焦点外れ画像」(補助画像)で液晶レンズの「焦点合わせ済み状態」時に生成した「焦点合わせ済み画像」(目的画像)を処理するあらゆる技術は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
以上に記載したのは、単に本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではない。本分野の技術者にとって、本発明には様々な変更と変化を有してもよく、例えば焦点合わせ済み状態後に生成した焦点外れ画像で焦点合わせ済み画像を処理する。本発明の精神と原則内に為したあらゆる修正、同等の差し替え、改良などは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるものとする。

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの液晶レンズを含むレンズ群と、
    前記液晶レンズに接続し、前記液晶レンズをそれぞれ焦点合わせ済み状態と焦点外れ状態にするための駆動回路と、
    前記液晶レンズを通過する光信号を採集し、前記光信号に基づいて画像を生成し、前記液晶レンズが焦点合わせ済み状態にある場合、前記光信号から焦点合わせ済み画像を生成し、前記液晶レンズが焦点外れ状態にある場合、前記光信号から焦点外れ画像を生成するための画像採集手段と、
    前記画像採集手段に接続し、前記焦点合わせ済み画像と少なくとも二枚の前記焦点外れ画像を受信するとともに、少なくとも二枚の前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とするための画像処理手段と
    を含み、
    前記画像処理手段が少なくとも二枚の前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、下記式に基づいて行なわれることを特徴とする液晶レンズ結像装置。
    I s :前記最終結像の画像
    I f :前記焦点合わせ済み画像
    I :前記焦点外れ画像
    n:1より大きい整数
    :前記焦点外れ画像I に対する重み係数
  2. 請求項1に記載の液晶レンズ結像装置において、
    前記画像処理手段が少なくとも二枚の前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、具体的に、
    前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調されない干渉光信号による前記焦点合わせ済み画像への影響を少なくとも二枚の前記焦点外れ画像で弱めることを含むことを特徴とする液晶レンズ結像装置。
  3. 請求項2に記載の液晶レンズ結像装置において、
    前記画像処理手段が少なくとも二枚の前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、具体的に、
    前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像を、少なくとも二枚の前記焦点外れ画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像で処理することをさらに含むことを特徴とする液晶レンズ結像装置。
  4. 請求項3に記載の液晶レンズ結像装置において、
    前記画像処理手段は、さらに、
    前記最終結像の画像の輝度調整をすることを特徴とする液晶レンズ結像装置。
  5. 請求項1に記載の液晶レンズ結像装置において、
    前記焦点外れ画像に対応する液晶レンズの焦点外れ状態と前記焦点合わせ済み画像に対応する液晶レンズの焦点合わせ済み状態の時間間隔は、撮影する場面に明らかな変化がない所定時間より小さいことを特徴とする液晶レンズ結像装置。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の液晶レンズ結像装置において、
    前記液晶レンズと組み合わせて使用するする光学レンズをさらに含むことを特徴とする液晶レンズ結像装置。
  7. 請求項に記載の液晶レンズ結像装置において、
    前記レンズ群は、初期配向が互いに平行な複数の液晶レンズを含むことを特徴とする液晶レンズ結像装置。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載の液晶レンズ結像装置において、
    前記焦点合わせ済み画像が指定焦点合わせ点に基づいて生成された場合、前記画像処理手段は、画像鮮明度に基づいて、前記指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面に位置する焦点合わせ済み領域を前記焦点合わせ済み画像から取得したと判断し、前記焦点外れ画像における、前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域を処理することを特徴とする液晶レンズ結像装置。
  9. 請求項に記載の液晶レンズ結像装置において、
    前記画像処理手段は、前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域と前記焦点合わせ済み領域以外の焦点外れ領域との間に遷移領域を設定し、前記焦点外れ画像における、前記焦点合わせ済み画像の遷移領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の遷移領域を処理することを特徴とする液晶レンズ結像装置。
  10. ぞれぞれ焦点合わせ済み状態と焦点外れ状態となるように液晶レンズを駆動し、
    前記液晶レンズを通過する光信号を採集し、前記光信号に基づいて画像を生成し、前記液晶レンズが焦点合わせ済み状態にある場合、前記光信号から焦点合わせ済み画像を生成し、前記液晶レンズが焦点外れ状態にある場合、前記光信号から焦点外れ画像を生成し、
    前記焦点合わせ済み画像と少なくとも二枚の前記焦点外れ画像を受信するとともに、少なくとも二枚の前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とし、
    前記の、少なくとも二枚の前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、下記式に基づいて行なわれることを特徴とする液晶レンズ結像方法。
    I s :前記最終結像の画像
    I f :前記焦点合わせ済み画像
    I :前記焦点外れ画像
    n:1より大きい整数
    :前記焦点外れ画像I に対する重み係数
  11. 請求項10に記載の液晶レンズ結像方法において、
    前記の、少なくとも二枚の前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、具体的に、
    前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調されない干渉光信号による前記焦点合わせ済み画像への影響を少なくとも二枚の前記焦点外れ画像で弱めることを含むことを特徴とする液晶レンズ結像方法。
  12. 請求項11に記載の液晶レンズ結像方法において、
    前記の、少なくとも二枚の前記焦点外れ画像と前記焦点合わせ済み画像を処理し、処理して得た焦点合わせ済み画像を最終結像の画像とすることは、具体的に、
    前記焦点合わせ済み画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像を、少なくとも二枚の前記焦点外れ画像のうち、前記液晶レンズに変調された光信号から生成する画像で処理することをさらに含むことを特徴とする液晶レンズ結像方法。
  13. 請求項10に記載の液晶レンズ結像方法において、さらに、
    前記最終結像の画像の輝度調整をすることを含むことを特徴とする液晶レンズ結像方法。
  14. 請求項1013のいずれか一項に記載の液晶レンズ結像方法において、
    前記焦点合わせ済み画像が指定焦点合わせ点に基づいて生成された場合、画像鮮明度に基づいて、前記指定焦点合わせ点と同一焦点合わせ面に位置する焦点合わせ済み領域を前記焦点合わせ済み画像から取得したと判断し、前記焦点外れ画像における、前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域を処理することを特徴とする液晶レンズ結像方法。
  15. 請求項14に記載の液晶レンズ結像方法において、
    前記焦点合わせ済み画像の焦点合わせ済み領域と前記焦点合わせ済み領域以外の焦点外れ領域との間に遷移領域を設定し、前記焦点外れ画像における、前記焦点合わせ済み画像の遷移領域に対応する画像領域を利用して前記焦点合わせ済み画像の遷移領域を処理することを特徴とする液晶レンズ結像方法。
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