JP2022171252A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】継続して使用することによって取り出しにくくなった内容物も好適に取り出すことができる容器を提案する。【解決手段】容器1は、開口部6cにつながる内部空間Sを有する容器本体と、内部空間Sにおいて間隔をあけて配され容器本体に支持される第一ローラ7及び第二ローラ8と、内容物Nを含浸可能であるとともに第一ローラ7と第二ローラ8に掛け渡されて回転可能であって、第一ローラ7と第二ローラ8との間に位置する表面部11aが開口部6cに対向する環状ベルト11と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、容器に関するものであり、特に流動性を有する内容物をパフ等の塗布具に付着させて使用するのに好適な容器に関する。
従前より、流動性を有する内容物(液状、ゲル状の内容物)を収容する容器が使用されている。例えば特許文献1では、このような流動性を有する化粧料(リキッドファンデーション等)を充填する方法の他、化粧料をスポンジ等の含浸体に含ませてこれを収納した容器が示されている。このような容器においては、パフ等の塗布具を含浸体に押し付けて内容物を塗布具にしみ込ませ、これを顔等に塗布することによって化粧が行われる。
特開2018-138117号公報
ところでこの種の容器において、内容物は、それ自身の自重や、塗布具に付着させることによって含浸体の表面側で少なくなる等の事情により、使用を続けているうちに含浸体の下部に溜まった状態になる。従って、容器に内容物は残っていても塗布具には浸透しにくい状態になるため、使用者にとって減りが早いと感じさせることがあり、早期に交換されてしまう懸念がある。すなわち、省資源化の点で問題があるうえ、交換も頻繁に行われる可能性があるため使い勝手の点でも難がある。
このような問題点に鑑み、本発明は、継続して使用することによって取り出しにくくなった内容物も好適に取り出すことができる容器を提供することを目的とする。
本発明は、開口部につながる内部空間を有する容器本体と、
前記内部空間において間隔をあけて配され前記容器本体に支持される第一ローラ及び第二ローラと、
内容物を含浸可能であるとともに前記第一ローラと前記第二ローラに掛け渡されて回転可能であって、該第一ローラと該第二ローラとの間に位置する表面部が前記開口部に対向する環状ベルトと、を備える容器である。
前記第一ローラは、該第一ローラを回転させるダイヤルを有することが好ましい。
前記容器本体は、前記環状ベルトの裏面部に対向する底部を有し、
前記底部は、前記裏面部に向けて突出し、該裏面部の進行方向に対して前記環状ベルトの幅方向外側から内側に向けて傾く突起部を有することが好ましい。
前記容器本体は、前記開口部に対して前記環状ベルトの進行方向後方側に、該環状ベルトに接触するスキージ部を有することが好ましい。
前記容器本体は、通常時は閉鎖される一方、前記内部空間への内容物の充填を行うノズルを挿入可能な弁部材を有することが好ましい。
本発明の容器は、容器本体の内部空間において間隔をあけて配した第一ローラ及び第二ローラに、内容物を含浸可能な環状ベルトが回転可能に掛け渡されていて、環状ベルトの表面が容器本体の開口部に対向している。すなわち、環状ベルトの表面部に含浸した内容物を、開口部から塗布具等によって取り出すことができる。また環状ベルトの表面部に含ませた内容物が減った場合は、環状ベルトを回転させることによって、内容物を含んだ環状ベルトの別の部分を開口部に対向させることができる。すなわち、継続して使用する場合も内容物を好適に取り出すことができる。
本発明に係る容器の一実施形態に関し、(a)は外側蓋体及び内側蓋体を開いた状態での平面図であり、(b)は外側蓋体及び内側蓋体を閉じた状態でのA-Aに沿う断面図である。 図1の容器に関し、(a)はB-Bに沿う断面図であり、(b)はC-Cに沿う断面図であり、(c)はD-Dに沿う断面図である。 図1の容器に関して使用方法を説明するための図であって、(a)は環状ベルトの上面部に含浸させた内容物が少なくなった状態を示した図であり、(b)は環状ベルトを回転させて内容物が含浸されている裏面部を開口部に露出させた状態を示した図である。 図1の容器に関して内容物が充填された後の使用方法を説明するための図であって、(a)は内容物が充填された直後の状態を示した図であり、(b)は環状ベルトを回転させて充填された内容物が環状ベルトに含浸されていく状態を示した図である。 充填された内容物が環状ベルトに含浸されていく状態を示した平面図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る容器の一実施形態である容器1について説明する。なお以下の説明は、便宜上、図面に示した容器1の方向に従って説明する。すなわち、「上」、「下」とは、外側底部2aが水平面に載置される状態での向き(図1(b)に示す向き)である。また「前」は、図1(a)に示したロック解除体4を設けた側であり、「後」とは、揺動支持部15cを設けた側である。またまた「左」、「右」とは、前方から後方に向かって見る際の左右方向である。
本実施形態の容器1は、例えばリキッドファンデーションのような流動性を有する内容物を収容するものである。なお収容する内容物は、化粧料以外のもの(例えば薬剤等)でもよい。
容器1は、本明細書等における「容器本体」として、外側容器本体2、外側枠体3、ロック解除体4、内側容器本体5、内側枠体6を備えている。また容器1は、第一ローラ7、第二ローラ8、ダイヤル9、ダイヤル用Oリング10(図2(b)参照)、環状ベルト11、弁部材12を備えていて、更に、内側蓋体13、蓋体用Oリング14、外側蓋体15、鏡16を備えている。本実施形態の容器1には、パフ等の塗布具Pが収容される。
外側容器本体2は、平板状になる外側底部2aと、外側底部2aの外縁部から上方にむけて延在する外周部2bとを備えていて、概略有底筒状に形作られている。外周部2bの内周面には、外側枠体3を保持するための内向き爪部2cが設けられている。また外側容器本体2は、図1(a)に示すように前側凹部2dを備えていて、この前側凹部2dには、図2(a)に示すように、ロック解除体4を水平方向に移動可能に支持する溝部2eと、外側蓋体15を閉蓋姿勢で係止するための係止爪部2fと、係止爪部2fの下側に位置する傾斜部2gが設けられている。更に外側容器本体2は、図1(a)、図2(a)に示すように後側凹部2hを備えている。また外側容器本体2は、図2(b)に示すように、ダイヤル9との干渉を避けるための逃げ穴2jを備えている。
外側枠体3は、図1に示すように、外周部2bの上方に位置する外側天壁3aを備えている。外側天壁3aには、平面視で概略矩形状になる穴が設けられていて、この穴の内側に内側容器本体5等が挿入される。外側天壁3aの下面には、この穴の周囲を取り囲む外側周壁3bが設けられていて、外側周壁3bの外周面には、内向き爪部2cに係合する外向き爪部3cが設けられている。また外側周壁3bの外周面には、内側容器本体5を保持するための内向き爪部3dが設けられている。
図2(a)に示すようにロック解除体4は、前側において上下方向に延在する操作部4aと、操作部4aから後側に向けて延在して溝部2eの内側をスライドするスライド部4bと、傾斜部2gの上側に位置する押し上げ部4cを備えている。
内側容器本体5は、平板状になる底部(内側底部5a)と、内側底部5aの外縁部から上側にむけて延在する内側外周部5bとを備えていて、概略有底筒状に形作られている。内側外周部5bの外周面には、内向き爪部3dに係合する係合凹部5cが設けられている。また内側底部5aの上面には、上側に向けて突出する突起部5dが設けられている。突起部5dは、図1(a)に示すように、右側から左側に向かう向きにおいて、内側容器本体5の外側から内側に向けて傾いた後、内側容器本体5の内側から外側に向かって傾く略V字状である。本実施形態の内側容器本体5は、内側容器本体5の前側と後側に向かい合わせになるように一対設けられている。
内側枠体6は、図1に示すように、外周部2bの上方に位置する内側天壁6aを備えている。内側天壁6aは、外側から内側に向けて水平に延在した後、上側に向けて延在し、更に内側に延在する形状で形成されている。内側天壁6aの上面には、上側に向けて延在する環状のシール壁6bが設けられている。また内側天壁6aの中央部には、平面視で円形になる開口部6cが設けられている。また内側天壁6aの下面には、内側外周部5bの内側に位置して内側外周部5bに嵌合保持される内側周壁6dが設けられている。
ここで、内側容器本体5に内側枠体6を取り付けた状態において、これらの内側に区画される空間を内部空間Sと称する。内部空間Sは、開口部6cとつながっている。
また内側枠体6は、内側天壁6aの内周面を外側に向けて凹ませた円形凹状の支持凹部6eを備えている。支持凹部6eは、第一ローラ7と第二ローラ8を回転可能に支持するものであって、本実施形態では図1(a)に示すように、内側天壁6aの右側において後側に1箇所設けられ、また内側天壁6aの左側において前側と後側に各1箇所設けられている。また、右後側に設けられた支持凹部6eに対向する位置には、内側天壁6aを貫通する支持穴部6fが設けられている(図1(a)、図2(b)参照)。
更に内側枠体6は、内側天壁6aの右側後方に位置していて、内側天壁6aを貫通して弁部材12が取り付けられる取付け穴6gを備えている(図1(a)、図2(c)参照)。また、図1(b)に示すように内側天壁6aの左側における下面には、下方に向けて突出するとともに前後方向に延在する突起状のスキージ部6hが設けられている。
第一ローラ7は、図1(b)、図2(b)に示すように、中空状をなすとともに表面には周方向に間隔をあけた複数の突起が設けられる形状になる第一ローラ本体部7aを備えている。図2(b)に示すように第一ローラ本体部7aの一端部には、右側後方の支持凹部6eに挿入される円柱状の第一軸状部7bが設けられている。また第一ローラ本体部7aの他端部は開口している。
第二ローラ8は、中空状をなすとともに表面には周方向に間隔をあけた複数の突起が設けられる形状になる第二ローラ本体部8aを備えている。第二ローラ本体部8aの両端部には、図1(a)に示すように、左側の前方及び後方に設けられた支持凹部6eに挿入される円柱状の第二軸状部8bが設けられている。
ダイヤル9は、図2(b)に示すように第一ローラ本体部7aに挿入されてこれに回り止め保持される挿入部9aと、支持穴部6fに挿通されるダイヤル軸状部9bと、ダイヤル軸状部9bよりも大径であって、第一ローラ7を回転させる際に指を掛ける部位になる操作部9cを備えている。操作部9cは逃げ穴2jを設けたところに位置しているため、外側容器本体2との干渉が避けられている。またダイヤル軸状部9bの表面には環状の凹部が設けられていて、この凹部には、弾性素材で形成されたダイヤル用Oリング10が配置される。ダイヤル用Oリング10は支持穴部6fの内周面に摺動可能に当接していて、内部空間Sに収容される内容物の漏れ出しを防いでいる。
環状ベルト11は、内容物を含浸することができる素材(例えばスポンジ等の多孔質構造をもつ素材)によって、第一ローラ本体部7a、第二ローラ本体部8aの長さと略同じ幅でもって、環状(無端状)に形成されている。環状ベルト11は、図1(b)に示すように内部空間Sにおいて第一ローラ本体部7aと第二ローラ本体部8aに掛け渡されていている。環状ベルト11は、内部空間Sで回転可能であって、ダイヤル9を操作して第一ローラ7を回転させると、第二ローラ8とともに環状ベルト11も回転する(図3(b)参照)。なお、便宜上、上側に位置する平坦状の部位を表面部11a、下側に位置する平坦状の部位を裏面部11b、第一ローラ本体部7aの径方向外側に位置する円弧状の部位を右側面部11c、第二ローラ本体部8aの径方向外側に位置する左側面部11dと称する。ここで、本実施形態の表面部11aは、開口部6cに対向している。また裏面部11bは、突起部5dに接触している。そして左側面部11dの上部は、スキージ部6hに接触している。
弁部材12は、シリコンゴムやエラストマー等の弾性変形可能な軟材質の素材で形成されている。図2(c)に示すように本実施形態の弁部材12は、環状をなしていて取付け穴6gに挿入されてこれに保持される基部12aと、基部12aの上端部を閉鎖するとともに十字状の切れ目(スリット)が設けられた隔壁部12bとを持つ、スリット弁である。すなわち、通常時はスリットが閉じた状態になる一方、先端部が細いノズルを隔壁部12bに押し付けると、スリットが開いてノズルを内部空間Sに向けて挿入することができる。
内側蓋体13は、図1(b)に示すように、内側天壁6aに覆い被さる内側頂壁13aを備えている。内側頂壁13aの下面においてシール壁6bの直上には、上方から下方に向けて凹状になる溝部13bが設けられている。図示したように溝部13bには、弾性素材で形成された蓋体用Oリング14が配される。また内側頂壁13aの下面には、開口部6cの内周面に接触する円環状の蓋体シール部13cが設けられている。そして内側頂壁13aの上面には、上方に向けて延在してその内側に塗布具Pを収容可能な仕切り壁13dが設けられている。また本実施形態の内側蓋体13は、屈曲可能なヒンジ部13eによって、内側周壁6dと一体に連結している。
外側蓋体15は、図1(b)に示すように、内側蓋体13の上方を覆う外側頂壁15aを備えている。外側頂壁15aの外縁部には、下方に向けて延在して外周部2bに連なる蓋体外周部15bを備えている。また外側蓋体15の後側には、図1(a)、図2(a)に示すように後側凹部2hの内側に位置する揺動支持部15cが設けられる。なお、後側凹部2hの左右方向内面と揺動支持部15cの左右方向外面には、一方に軸穴が設けられ、他方には軸穴に挿入される軸部が設けられていて、外側蓋体15は、外側容器本体2に対して揺動することができる。また図2(a)に示すように、外側頂壁15aの前側には、下方に向けて延在していて先端部が係止爪部2fに係止される蓋体係止爪部15dが設けられている。
鏡16は、図1(b)に示すように外側頂壁15aの下面に取り付けられている。
このような形態になる容器1は、外側蓋体15を閉じた状態においては、ダイヤル9が覆い隠されるので、これを意図せず回転させることがない。また内側蓋体13を閉じた際、シール壁6bが蓋体用Oリング14に接触し、蓋体シール部13cが開口部6cの内周面に接触するため、内容物の漏れ出しを防止することができる。
また本実施形態の容器1を使用するにあたっては、ロック解除体4を後方に向けて押し込むことによって、図2(a)に示すように傾斜部2gで押し上げ部4cが上方に向かって移動するため、これにより押し上げ部4cで蓋体係止爪部15dが押し上げられて、外側蓋体15を開くことができる。そして塗布具Pを取り出した後、図3(a)に示すように内側蓋体13を開くことで、開口部6cが表に現れる。ここで開口部6cの内側には、環状ベルト11の表面部11aが露出しているため、塗布具Pを表面部11aに押し当てることで、表面部11aに含浸させた内容物を塗布具Pに含ませて容器1から取り出すことができる。
ところで、容器1を継続して使用していると、表面部11aに含浸させた内容物が少なくなっていく。すなわち、裏面部11bには内容物が含まれた状態であっても、表面部11aに押し当てた塗布具Pには内容物がしみ込みにくくなる。このような場合には、図3(b)に示すようにダイヤル9を矢印の方向に回転させる。これにより第一ローラ7も同方向に回転するため、環状ベルト11は図示した矢印の向きに回転する。従って、元の裏面部11bを開口部6cから露出させることができるため、以前と同様に内容物を塗布具Pに含ませることができる。
本実施形態の容器1は、裏面部11bに含浸されている内容物が少なくなってきた場合には、例えばノズル付き容器に入った内容物を内部空間Sに充填することによって、継続的に使用することができる。新たな内容物を内部空間Sに充填するにあたっては、上述したようにノズルを隔壁部12b(図2(c)参照)に押し付けることにより、スリットが開いてノズルを内部空間Sに向けて挿入することができるため、図4(a)に示すように環状ベルト11の右側面部11cの近傍に内容物Nを充填することができる。そして図4(b)に示すようにダイヤル9を矢印の方向に回転させると、環状ベルト11は図示した矢印の向きに回転して、元の表面部11aが充填された内容物N付近を通過していく。従って、環状ベルト11における含浸させた内容物が少なくなった部位に内容物を含ませることができる。
また本実施形態の容器1は、環状ベルト11の裏面部11bに接触する突起部5dを備えていて、突起部5dは、図1(a)、図5に示すように略V字状である。すなわち突起部5dにおける右側部分は、環状ベルト11が図4(b)に示すように回転する際、裏面部11bの進行方向に対して環状ベルト11の幅方向外側から内側に向けて傾いているため、内容物Nは、環状ベルト11の幅方向内側に向けて寄せられることになる。従って、環状ベルト11に含浸される内容物Nは、開口部6cが位置する環状ベルト11の幅方向内側に溜まりやすくなるため、内部空間Sに収容された内容物Nを無駄なく取り出すことができる。
なお、環状ベルト11に含浸される内容物の量が多い場合には、塗布具Pを環状ベルト11に押し当てた際、内容物が塗布具Pに過剰に付着するおそれがある。一方、図4(b)に示すように本実施形態の容器1は、開口部6cに対して、環状ベルト11の進行方向後方側である環状ベルト11の左側面部11dにスキージ部6hが接触している。すなわち、環状ベルト11に含浸される内容物の量が多い場合でも、環状ベルト11を回転させることによって余分な内容物をスキージ部6hで掻き取ることができるため、環状ベルト11に含浸される内容物の量を安定化させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、上記の実施形態における効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果が上記の効果に限定されることを意味するものではない。
例えば本実施形態の「容器本体」は、外側容器本体2の内側に内側容器本体5が取り付けられ、内側容器本体5の内部に環状ベルト11等が設けられるように構成したが、内側容器本体5を省略して、環状ベルト11等を外側容器本体2の内部に設けるようにしてもよい。また本実施形態の開口部6cは、内側容器本体5の上方に位置して水平方向に延在する内側天壁6aに設けられていたが、内側天壁6aを設けずに、内側容器本体5における上部の開口を「開口部」としてもよい。
また本実施形態の第二ローラ8は、ダイヤル9によって第一ローラ7を回転させると、環状ベルト11とともに回転するものであったが、例えば第二ローラ8の表面を平滑にするとともに第二ローラ8を回転不能とし、環状ベルト11が第二ローラ8に対して摺動するようにしてもよい。また環状ベルト11を回転させる手段はダイヤル9に限られず、例えば環状ベルト11の幅方向外側に摘まみを取り付け、これを左右方向にスライドさせるようにしてもよい。なおダイヤル9を使用しない場合は第一ローラ7も回転させる必要がないため、上述した第二ローラ8のようにして環状ベルト11が第一ローラ7に対して摺動するようにしてもよい。また第一ローラ7と第二ローラ8を入れ替えて、第一ローラ7を左側に配置して第二ローラ8を右側に配置し、環状ベルト11を逆回転させるようにしてもよい。
また突起部5dは、本実施形態では環状ベルト11の裏面部11bに接触していたが、突起部5dと裏面部11bとの間に隙間があいていてもよい。
また弁部材12もスリット弁に限られず、例えば1点弁や3点弁の如きものでもよい。
1:容器
2:外側容器本体(容器本体)
2a:外側底部
2b:外周部
2c:内向き爪部
2d:前側凹部
2e:溝部
2f:係止爪部
2g:傾斜部
2h:後側凹部
2j:逃げ穴
3:外側枠体(容器本体)
3a:外側天壁
3b:外側周壁
3c:外向き爪部
3d:内向き爪部
4:ロック解除体(容器本体)
4a:操作部
4b:スライド部
4c:押し上げ部
5:内側容器本体(容器本体)
5a:内側底部(底部)
5b:内側外周部
5c:係合凹部
5d:突起部
6:内側枠体(容器本体)
6a:内側天壁
6b:シール壁
6c:開口部
6d:内側周壁
6e:支持凹部
6f:支持穴部
6g:取付け穴
6h:スキージ部
7:第一ローラ
7a:第一ローラ本体部
7b:第一軸状部
8:第二ローラ
8a:第二ローラ本体部
8b:第二軸状部
9:ダイヤル
9a:挿入部
9b:ダイヤル軸状部
9c:操作部
10:ダイヤル用Oリング
11:環状ベルト
11a:表面部
11b:裏面部
11c:右側面部
11d:左側面部
12:弁部材
12a:基部
12b:隔壁部
13:内側蓋体
13a:内側頂壁
13b:溝部
13c:蓋体シール部
13d:仕切り壁
13e:ヒンジ部
14:蓋体用Oリング
15:外側蓋体
15a:外側頂壁
15b:蓋体外周部
15c:揺動支持部
15d:蓋体係止爪部
16:鏡
N:内容物
P:塗布具
S:内部空間

Claims (5)

  1. 開口部につながる内部空間を有する容器本体と、
    前記内部空間において間隔をあけて配され前記容器本体に支持される第一ローラ及び第二ローラと、
    内容物を含浸可能であるとともに前記第一ローラと前記第二ローラに掛け渡されて回転可能であって、該第一ローラと該第二ローラとの間に位置する表面部が前記開口部に対向する環状ベルトと、を備える容器。
  2. 前記第一ローラは、該第一ローラを回転させるダイヤルを有する請求項1に記載の容器。
  3. 前記容器本体は、前記環状ベルトの裏面部に対向する底部を有し、
    前記底部は、前記裏面部に向けて突出し、該裏面部の進行方向に対して前記環状ベルトの幅方向外側から内側に向けて傾く突起部を有する請求項1又は2に記載の容器。
  4. 前記容器本体は、前記開口部に対して前記環状ベルトの進行方向後方側に、該環状ベルトに接触するスキージ部を有する請求項1~3の何れか一項に記載の容器。
  5. 前記容器本体は、通常時は閉鎖される一方、前記内部空間への内容物の充填を行うノズルを挿入可能な弁部材を有する請求項1~4の何れか一項に記載の容器。
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