JP2022170850A - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2022170850A
JP2022170850A JP2021077092A JP2021077092A JP2022170850A JP 2022170850 A JP2022170850 A JP 2022170850A JP 2021077092 A JP2021077092 A JP 2021077092A JP 2021077092 A JP2021077092 A JP 2021077092A JP 2022170850 A JP2022170850 A JP 2022170850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
travel route
work
target travel
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021077092A
Other languages
English (en)
Inventor
一生 池田
Kazuo Ikeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2021077092A priority Critical patent/JP2022170850A/ja
Publication of JP2022170850A publication Critical patent/JP2022170850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】 旋回終了後の直進精度を向上できる作業車両を提供する。【解決手段】目標走行経路Lに沿って圃場Hを自動走行する作業車両Aであって、自動走行時に位置情報を取得して自車位置を算出し、設定された目標走行経路Lに沿うように自動操舵する制御装置Cを備え、前記制御装置Cは、自動走行の開始時に、目標走行経路Lの作業開始点Psと自車位置の、条方向と直交する方向の偏差dを算出し、自車位置の条方向に目標走行経路Lの作業開始点Ps´が来るように目標走行経路Lを修正する経路修正部c63を備えたことを特徴とする作業車両によって、上記課題が解決される。【選択図】 図1

Description

本発明は、圃場を自動走行しながら農作業を行う作業車両に関するものである。
従来、例えば、下記特許文献1に示されるように、衛星測位システムから得られる位置情報を利用し、圃場を自動走行しながら農作業(以下、単に作業という。)を行う作業車両が知られている。この従来の作業車両は、作業開始前に、圃場の大きさや形状に合わせて、自動走行する際に目標とする軌道である走行経路(以下、目標走行経路という。)が予め設定される。そして、自動走行中は、所定の時間間隔で、位置情報から自車位置(作業車両の現在位置)を算出し、さらに、目標走行経路に対する自車位置の偏差(方位及び距離のズレ)を算出し、算出された偏差に基づいてステアリングハンドルを自動操舵する構成となっている。なお、目標走行経路は、圃場全体を効率よく作業するため、一筆書きの要領で経路が設定され、作業車両が直進しながら作業を行う直進経路と、旋回して直進経路間を移動する旋回経路とを含んで設定される。
特開2018-147163号公報
ここで、自動走行の開始直後は、目標走行経路と自車位置との間に偏差が生じていることが通常であるため、上記従来の構成による作業車両は、目標走行経路の直進経路上に乗って軌道が安定するまでは、蛇行しやすい。その結果、自動走行の開始直後に作業を開始すると、蛇行によって作業精度が低下する問題が存在した。例えば、畝立て作業や播種作業では、蛇行により畝や播種列の見栄えが悪くなるとともに、その後に中耕培土や薬剤散布作業を行う際に、畝や播種列が曲がっていると機械で踏んでしまうリスクもある。
そこで、本発明は、このような問題を解消し、自動走行の開始直後における直進走行精度(直進性)を向上し、これにより作業精度を向上する作業車両を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、
目標走行経路に沿って圃場を自動走行する作業車両であって、
自動走行時に位置情報を取得して自車位置を算出し、設定された目標走行経路に沿うように自動操舵する制御装置を備え、
前記制御装置は、自動走行の開始時に、目標走行経路の作業開始点と自車位置の、条方向と直交する方向の偏差を算出し、自車位置の条方向に目標走行経路の作業開始点が来るように目標走行経路を修正する経路修正部を備えたことを特徴とする作業車両を提供する。
上記第1の発明によれば、自動走行開始直後に作業開始点まで直進し、そのまま直進しながら目標走行経路の直線走行経路上に移行して作業開始できる。すなわち、自動走行開始直後は、作業車両の向きだけを調整すれば、直線走行経路上の軌道に安定して移行できる。これにより、自動走行の開始直後における直進性を向上し、作業精度を向上することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、
前記経路修正部は、目標走行経路に含まれる複数の直線走行経路同士の間隔を増減する方法によって、目標走行経路を修正することを特徴とする。
上記第2の発明によれば、上記第1の発明の効果に加えて、作業コストの増加を招くことなく簡便に目標走行経路の修正が可能となる。
第3の発明は、上記第1の発明において、
前記経路修正部は、目標走行経路に含まれる複数の直線走行経路を、条方向と直交する方向の偏差分だけ平行移動する方法によって、目標走行経路を修正することを特徴とする。
上記第3の発明によれば、上記第1の発明の効果に加えて、精度よく自車位置の条方向に目標走行経路の作業開始点が来るように目標走行経路の修正が可能となる。
第4の発明は、上記第3の発明において、
前記制御装置は、前記経路修正部による目標走行経路の修正過程において、作業機の作業幅及び目標走行経路の情報を用いて、作業領域内において作業が行われないと想定される未作業領域を算出する未作業領域算出部を備え、
前記経路修正部は、目標走行経路に含まれる複数の直線走行経路を、条方向と直交する方向の偏差分だけ平行移動した結果、前記未作業領域算出部により未作業領域が算出された場合に、目標走行経路に新たな直線走行経路を追加して、算出された未作業領域が無くなるように目標走行経路を修正することを特徴とする。
上記第4の発明によれば、上記第3の発明の効果に加えて、
目標走行経路を修正した結果、作業されない領域が発生することを未然に防ぐことができる。
第5の発明は、上記第4の発明において、
前記経路修正部は、目標走行経路に新たな直線走行経路を追加した場合、直線走行経路の走行順を変更することを特徴とする。
上記第5の発明によれば、上記第4の発明の効果に加えて、直線走行経路の走行順について変更することで、走行の順番に齟齬が生じる事態を防止し、効率的に走行できる。
本発明によれば、自律走行の開始直後における直進性を向上し、作業精度を向上した作業車両を提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る作業車両の左側面図である。 図2は、図1の作業車両の制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は、作業車両の目標走行経路を説明するための説明図である。 図4は、作業車両の目標走行経路の設定に係るデータの流れを示す説明図である。 図5は、未作業領域の概要を説明する説明図である。 図6は、重複幅増減法による目標走行経路の修正手順を示す説明図である。 図7は、直線走行経路追加法による目標走行経路の修正手順を示す説明図である。 図8は、枕地走行経路追加法による目標走行経路の修正手順を示す説明図である。 図9は、変形例に係る目標走行経路の修正手順を示す説明図である。 図10は、自動走行開始時の制御装置の処理の例を示すフローチャートである。 図11は、図10の目標走行経路修正処理の処理の例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、作業車両の前進方向を前とし、その逆方向を後とし、前方を向いて右方を右、左方を左とする。
<1.作業車両の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る作業車両の左側面図である。
作業車両Aは、自動走行手段を備えた走行車体a1の後部に、作業手段である作業機WMが装着された、所謂トラクタの構成を有するものである。なお、走行車体a1及び作業機WMは、必ずしもトラクタの構成に限定されるものではなく、例えば、コンバイン等の構成であってもよい。
図1に示されるように、走行車体a1は、ボンネットa11内に、駆動源となるエンジンEN及び燃料タンク(図示せず)、各機構の制御を行う制御装置Cが配設され、このエンジンENからの動力が、ミッションケースa12内の変速装置(図示せず)により変速され、前輪a13及び後輪a14にそれぞれ伝達されて走行する。
ボンネットa11後部には、作業者が搭乗するキャビンa15が配設され、キャビンa15内のダッシュボード上に、走行車体a1の操向手段である回動式のステアリングハンドルSTが設けられている。
ステアリングハンドルSTが回動操作されると、操舵装置(図示せず)を介し、その回動方向及び操作量に応じて、操向輪である前輪a13が回動し、これにより、作業車両Aの走行方向が変更される。
ステアリングハンドルSTの回動基部には、ステアリングハンドルSTの回動方向及び操作量と対応する操舵角を検出可能な操舵角検出手段(図示せず)が設けられている。この操舵角検出手段は、例えば、ロータリエンコーダ等の角度センサによって構成される。この操舵角に応じて、作業車両Aの走行方向が決定する。
作業車両Aは、作業者から図示しない操作部材を介して所定操作を受け付けることにより、後述する制御装置Cによって、ステアリングハンドルSTが自動操作される自動走行モードと、作業者が操作する手動走行モードとを切り替え可能となっている。
また、ステアリングハンドルSTの回転軸(ステアリングシャフト)には、ステアリングハンドルSTを回動制御し、自動操舵を可能とする図示しない操舵アクチュエータ(ステアリングモータ)が設けられている。この操舵アクチュエータの操舵角を制御量とするフィードバック制御により、作業車両Aの自動走行時における走行方向の制御が可能となっている。
また、ミッションケースa12内には、図示しないPTOクラッチやPTO変速装置や制動装置が収容され、PTO軸への動力の伝達を制御可能となっている。これにより、作業車両Aは、作業機WMの駆動制御が可能となっている。
走行車体a1の後部には、油圧シリンダケースa21側部より後方に突出されたリフトアームa22,a22と、トップリンクa23、ロアリンクa24,a24等よりなる作業機装着装置WJが配設されており、油圧シリンダa25の伸縮により、作業機装着装置WJに装着した作業機WMを昇降可能としている。これにより、作業機WMは圃場に対して作業を行う作業位置と、作業を行わない非作業位置とを切り替え可能に構成されている。例えば、作業機WMが耕耘機であれば、作業位置は接地状態を指し、非作業位置は、接地状態から上昇されて、非接地状態であることを指す。なお、図示の例では、作業機WMがロータリ耕耘機の場合を例示しているが、作業車両Aに装着される作業機WMとしては、上記したロータリ耕耘機の他、肥料散布機、農薬散布機、播種散布機および収穫機などがある。
測位装置ANは、走行車体a1の前後方向における略中央に設けられ、走行車体Aの位置を測定する装置である。測位装置ANは、上空を周回している航法衛星ASからの電波を測位アンテナ(図示せず)により受信して測位および計時するGNSS(Global Navigation Satellite System)を備え、かつ、3軸のジャイロスコープおよび3方向の加速度センサなどによって作業車両Aの姿勢や方位などを測定する慣性計測装置(Inertial Measurement Unit)を備えて構成されている。
<2.制御装置の構成>
図2は、作業車両Aの制御装置Cを含む制御系の構成を示すブロック図である。
制御装置Cは、複数のECU(Electronic Control Unit)を組み合わせて構成された情報処理装置である。この複数のECUは、それぞれが、演算処理を行うCPUと、演算処理に必要な情報を読み書き可能なメモリとを備えて構成されており、メモリに記憶された各種制御プログラムに従ってCPUが動作することにより、図2中に機能ブロックとして記載された構成が実現される。
制御装置Cは、図2に示されるように、出力処理部c1、通信処理部c2、入力処理部c3、走行制御部c4、情報格納部c5、経路管理部c6を備えており、これらは通信バスBAを介して相互に情報を送受可能に構成されている。
出力処理部c1は、入出力インターフェースの機能を果たす装置であり、作業車両Aの走行・停止・走行方向の変更等の走行機能を司る走行系機器群MA1、作業機WMの昇降・駆動・停止等の動作を司る作業系機器群MA2、映像や音声を出力して作業者に種々の情報を報知する報知部MA3と接続されている。なお、本実施形態において、走行系機器群MA1には、操舵アクチュエータ、エンジンEN、変速装置、ブレーキ等の機構が含まれ、作業系機器群MA2には、PTOクラッチやPTO変速装置や制動装置、油圧シリンダa25等の機構が含まれる。
通信処理部c2は、制御装置Cと物理的に離間した外部機器とネットワークNWを介して接続を行い、通信により情報交換を行う通信機構である。本実施形態において、通信処理部c2は、操作端末Tと接続され、情報の送受が可能となっている。
操作端末Tは、通信制御部t1や表示部t2、操作部t3を備えており、コンピュータシステムの機能や、制御装置Cによって実現される自動走行に必要な条件を入力するユーザー・インターフェイスとしての機能を有する情報端末である。例えば、通信制御部t1は、CPU、ROM、RAM等を含む情報処理装置、表示部t2は液晶パネル、操作部t3はタッチパネルやボタン等により構成される。
また、操作端末Tは、後述する作業領域Rを設定するための領域選択部t4を備えている。この領域選択部t4は、制御装置Cからの要求に応じて、作業領域Rを設定するために必要な情報を表示部t2に表示し、操作部t3によって作業領域Rの位置・大きさ・範囲等を画定するのに必要な情報の入力を受け付け、作業者が選択・決定した入力情報に基づいて決定される作業領域Rに関する情報を制御装置Cに返信するプログラムである。
入力処理部c3は、接続された外部機器から情報の入力を受ける機構であり、測位情報や検出情報等の各種情報を取得可能となっている。本実施形態においては、入力処理部c3は、測位装置AN、操舵角検出手段を含む走行系検出センサSN1、作業機WMの動作や姿勢等の状態を検出する作業系検出センサSN2と接続されている。
また、制御装置Cは、作業車両Aの走行を制御する走行制御部c4、各種情報を格納する情報格納部c5、目標走行経路Lに関する処理を行う経路管理部c6を備えている。
走行制御部c4は、自動走行(自動操舵)及び手動走行(手動操舵)時の作業車両Aの走行を制御するプログラム及び各種回路を含む機構であり、自動走行時に走行系機器群MA1を制御する自動走行制御部c41、手動走行時に走行系機器群MA1を制御する手動走行制御部c42を備えている。
自動走行制御部c41は、測位装置ANの測位情報(位置情報)の取得により、自車位置を算出する自車位置算出部c43、自車方位を算出する自車方位算出部c44、偏差を算出する偏差算出部c45、走行系検出センサ群SN1の検出情報から操舵角を算出する操舵角算出部c46を備えている。このように構成された自動走行制御部c41は、偏差算出部c45により偏差を算出し、算出された偏差に基づいて、作業車両Aが目標走行経路Lに沿って走行するために適切なステアリングハンドルSTの操舵角を算出し、算出された操舵角となるように操舵アクチュエータを制御することで作業車両Aの自動走行が可能となっている。
情報格納部c5は、各種情報を格納可能な記憶装置であり、例えば、例えばHDD(Hard Disc Drive)やSSD(Solid State Drive)で構成される。情報格納部c5は、圃場に関する情報を格納する圃場情報格納部c51、自動走行時の走行経路に関する情報を格納する経路情報格納部c52、作業に関する情報を格納する作業情報格納部c53を備える。
圃場情報格納部c51には、圃場情報(作業対象となっている圃場の大きさ・形状・地図位置や当該圃場の境界線を規定する畦の位置データなどの情報)、圃場内の作業領域R(作業対象となる領域)を画定する作業領域情報等の情報が格納される。
経路情報格納部c52は、目標走行経路Lに関する情報や目標走行経路Lの作業コスト(目標走行経路Lに対応した走行距離・消費燃料・作業時間など)等の情報が格納される。
作業情報格納部c53は、作業者によって予め設定された作業幅W、作業の種類(中耕培土、播種など)等に関する情報が格納される。
経路管理部c6は、目標走行経路Lを管理(算出・修正・設定等)するプログラムであり、領域設定部c61、経路算出部c62、経路修正部c63、未作業領域算出部c64、不適切経路除外部c65、作業コスト算出部c66、経路設定部c67を備えている。
図3は、作業車両Aの目標走行経路Lを説明するための説明図であり、図4は、作業車両Aの目標走行経路Lの設定に係るデータの流れを示す説明図である。次に、図3及び図4に基づいて、領域設定部c61、経路算出部c62の機能について説明する。
領域設定部c3は、圃場情報格納部c51から圃場情報を取得し、圃場H内に作業領域Rを設定する。この作業領域Rは、図3に示されるように、操作部t3からの入力情報に基づいて、圃場H内に納まる範囲内で位置・大きさ・範囲が決定される略矩形の領域である。領域設定部c3は、圃場情報を取得すると、操作端末Tに入力要求を行い、入力された入力情報に基づき、作業領域Rを画定し、作業領域Rに関する情報を圃場情報とともに経路算出部c62に受け渡す(図4参照)。
経路算出部c62は、作業領域Rに関する情報及び圃場情報、作業幅Wに関する情報を取得し、画定された作業領域R内の目標走行経路Lを算出する。ここで、目標走行経路Lの算出は、例えば、以下のような設計手順で行われる。
まず、作業領域R内を周回状に走行して作業を行う枕地走行領域R1と、直線状に走行して作業を行う直線走行領域R2とに区画分けする。ここで、枕地走行領域R1は、作業幅Wを有する枠形状の領域に設定され、枕地走行領域R1の内側に、矩形状の直線走行領域R2が設定される。
次に、枕地走行領域R1内を周回状に走行する枕地走行経路l1が設計される。続いて、直線走行領域R2内を直線状に走行する複数の直線走行経路l2が設計される。直線走行経路l2同士の幅は、直線走行経路l2の走行時に作業幅Wが重なるよう所定の重複幅Vが設けられる。
次に、一筆書きの要領で直線走行経路l2同士を移動し、また、直線走行経路l2から枕地走行経路l1へと移動するための、作業を行わない経路である非作業経路l3が設計される。このとき、枕地走行経路l1及び直線走行経路l2の走行の順番も決定される。図3中に示される直線走行経路l2及び直線走行経路l2の矢線の向きは、作業車両Aの走行の方向を示し、矢線の終端の近傍に示された丸で囲まれた番号は、自動走行時における走行の順番を示している。以上のような設計手順によって、目標走行経路Lが算出される。経路算出部c62は、算出された目標走行経路Lに関する情報を経路修正部c63へと受け渡す(図4参照)。
なお、図3に示されるように、直線走行領域R2の一端側の直線走行経路l2の始端が、直線走行経路l2における作業開始点Ps(作業機WMにより最初に作業が開始される点)となり、他端側の直線走行経路l2の終端側が作業終了点Pe(直線走行領域R2内において作業が終了する点)となる。作業車両Aの自動走行開始時においては、作業開始点Ps近傍まで作業車両Aが移動されているものとする。また、以下では、説明の便宜上、直線走行領域R2の一端側を右、直線走行領域R2の他端側を左と称する。
経路修正部c63は、目標走行経路Lに関する情報を取得し、自動走行開始時に、偏差算出部c45から偏差に関する情報を取得して、自車位置と目標走行経路Lの偏差に基づいて、修正した目標走行経路Lを算出する機能を果たす。ここで、経路修正部c63は、複数の修正方法(重複幅増減法、直線走行経路追加法、枕地走行経路追加法)によって、修正した目標走行経路Lを複数算出するよう構成されている。複数の修正方法について、詳細は後述する。
未作業領域算出部c64は、経路修正部c63が目標走行経路Lを修正する際、未作業領域R3を算出する。ここで、未作業領域R3は、図5に網掛けされた領域で示されるように、作業車両Aが、目標走行経路Lに沿って、作業幅Wで作業を行いながら走行したと仮定した場合に、直線走行領域R2内において作業が行われない領域を指す。なお、図5中の作業領域R内において色付けされた領域は、作業が行われる領域を示している。
不適切経路除外部c65は、経路修正部c63から目標走行経路案に関する情報を取得し、目標走行経路案から不適切な目標走行経路Lを除外する機能を果たす。例えば、不適切な目標走行経路Lとは、例えば、圃場逸脱や、直線走行領域R2外に直線走行経路l2を有する目標走行経路Lを指す。
作業コスト算出部c66は、不適切経路除外部c65から不適切な目標走行経路Lが除外された目標走行経路案を取得し、それぞれの目標走行経路Lについて作業コストを算出する。続いて、目標走行経路案と作業コストに関する情報を、経路設定部c67に受け渡す(図4参照)。
経路設定部c67は、作業コスト算出部c66から目標走行経路案と作業コストに関する情報を取得し、これらを操作端末Tに送信し、表示部t2に目標走行経路案と作業コストを表示させて、操作部t3により作業者に目標走行経路案のうち一の目標走行経路Lを選択・決定させ、操作端末Tから入力情報を取得して、作業者により決定された目標走行経路Lを、作業車両Aが自動走行する目標走行経路Lとして、制御装置Cに設定する。このとき、決定された目標走行経路Lは、経路情報格納部c23に格納され、自動走行制御部c41に受け渡されて、自動走行が開始される(図4参照)。表示部t2に目標走行経路案と作業コストを表示させることにより、目標走行経路L及び作業コスト、直進性を可視化し、作業者の判断材料とすることができる。
<3.目標走行経路の修正方法(重複幅増減法)>
図6は、重複幅増減法による目標走行経路Lの修正手順を示す説明図である。
図6(a)に示されるように、作業開始点Psに対して、作業車両Aの自動走行を開始する際の自車位置が、条方向と直交する方向(図6における紙面左右方向)左に偏差dを有していた場合(図6中の左偏差点PLが自車位置の場合)と、右に偏差dを有していた場合(図6中の右偏差点PRが自車位置の場合)における修正手順について説明する。なお、条方向(図6における紙面上下方向)及び方位の偏差については、考慮しない。また、条方向とは直線走行経路l2と平行な方向を指す。
図6(b)に示されるように、自車位置が、左に偏差dを有していた場合、それぞれの重複幅Vが増加する方向へ直線経路l2を平行移動させ、これにより、自車位置の直進方向(条方向)に新たな作業開始点Ps´が来るように目標走行経路Lが修正される。
図6(c)に示されるように、自車位置が、右に偏差dを有していた場合、それぞれの重複幅Vが減少する方向へ直線経路l2を平行移動させ、これにより、自車位置の直進方向(条方向)に新たな作業開始点Ps´が来るように目標走行経路Lが修正される。この方法によれば、作業コストの増加を招くことなく簡便に目標走行経路Lの修正が可能となる。
<4.目標走行経路の修正方法(直線走行経路追加法)>
図7は、直線走行経路追加法による目標走行経路Lの修正手順を示す説明図である。
図7(a)に示されるように、作業開始点Psに対して、作業車両Aの自動走行を開始する際の自車位置が、左偏差点PLが自車位置の場合と、右偏差点PRが自車位置の場合における修正手順について説明する。なお、条方向(図7における紙面上下方向)及び方位の偏差については、考慮しない。
図7(b)に示されるように、自車位置が、左に偏差dを有していた場合、偏差dだけ左方向(作業方向下手側)へ全ての直線経路l2を平行移動させ、これにより、自車位置の直進方向(条方向)に新たな作業開始点Ps´が来るように直線経路l2を修正する。このとき、未作業領域R3が発生しなければ、目標走行経路Lの修正が完了する。未作業領域R3が発生した場合、図7(c)に示されるように、右側(作業方向上手側)に直線経路l2を追加し、未作業領域R3を無くすように修正する。このとき、直線走行経路l2及び枕地走行経路l3の走行順が最適化されるように、走行順についても変更する。これにより、目標走行経路Lの修正が完了する。この方法によれば、精度よく自車位置の条方向に目標走行経路Lの作業開始点Ps´が来るように目標走行経路の修正が可能となる。
図7(d)に示されるように、自車位置が、右に偏差dを有していた場合、偏差dだけ右方向(作業方向上手側)へ全ての直線経路l2を平行移動させ、これにより、自車位置の直進方向(条方向)に新たな作業開始点Ps´が来るように直線経路l2を修正する。このとき、未作業領域R3が発生しなければ、目標走行経路Lの修正が完了する。未作業領域R3が発生した場合、図7(e)に示されるように、左側(作業方向下手側)に直線経路l2を追加し、未作業領域R3を無くすように修正する。これにより、目標走行経路Lを修正した結果、作業されない領域が発生することを未然に防ぐことができる。このとき、直線走行経路l2及び枕地走行経路l3の走行順が最適化されるように、走行順についても変更する。これにより、目標走行経路Lの修正が完了する。このように、目標走行経路Lの走行順についても変更することで、走行の順番に齟齬が生じる事態を防止し、効率的に走行できる。
<5.目標走行経路の修正方法(枕地走行経路追加法)>
図8は、枕地走行経路追加法による目標走行経路Lの修正手順を示す説明図である。
図8(a)に示されるように、作業開始点Psに対して、作業車両Aの自動走行を開始する際の自車位置が、左偏差点PLが自車位置の場合と、右偏差点PRが自車位置の場合における修正手順について説明する。なお、条方向(図8における紙面上下方向)及び方位の偏差については、考慮しない。
図8(b)に示されるように、自車位置が、左に偏差dを有していた場合、偏差dだけ左方向(作業方向下手側)へ全ての直線経路l2を平行移動させ、これにより、自車位置の直進方向(条方向)に新たな作業開始点Ps´が来るように直線経路l2を修正する。このとき、未作業領域R3が発生しなければ、目標走行経路Lの修正が完了する。未作業領域R3が発生した場合、図8(c)に示されるように、枕地走行経路l1の内側に、さらに枕地走行経路l2を追加し、未作業領域R3を無くすように修正する。これにより、目標走行経路Lを修正した結果、作業されない領域が発生することを未然に防ぐことができる。このとき、直線走行経路l2及び枕地走行経路l3の走行順が最適化されるように、走行順についても変更する。これにより、目標走行経路Lの修正が完了する。
図8(d)に示されるように、自車位置が、右に偏差dを有していた場合、偏差dだけ右方向(作業方向上手側)へ全ての直線経路l2を平行移動させ、これにより、自車位置の直進方向(条方向)に新たな作業開始点Ps´が来るように直線経路l2を修正する。このとき、未作業領域R3が発生しなければ、目標走行経路Lの修正が完了する。未作業領域R3が発生した場合、図8(e)に示されるように、枕地走行経路l1の内側に、さらに枕地走行経路l2を追加し、未作業領域R3を無くすように修正する。このとき、直線走行経路l2及び枕地走行経路l3の走行順が最適化されるように、走行順についても変更する。これにより、目標走行経路Lの修正が完了する。
<6.目標走行経路の修正方法(変形例)>
図9は、変形例に係る目標走行経路Lの修正手順を示す説明図である。
図7(d)、図7(e)において、未作業領域R3が発生した場合、左側(作業方向下手側)に直線経路l2を追加し、未作業領域R3を無くすように修正する構成を示したが、図9(b)、図9(c)に示されるように、左側に未作業領域R3が発生した場合、重複幅Vが減少する方向へ、それぞれの直線経路l2を平行移動させ、これにより、未作業領域R3を無くすように修正してもよい。この方法によれば、左右どちらに未作業領域R3が発生しても、良好に未作業領域R3を無くすことができる。
以上のような方法によって、経路修正部c63は、自動走行開始時の自車位置に基づいて、自車位置から条方向に、新たな作業開始点Ps´が来るように目標走行経路Lの直線走行経路l2を修正するため、本実施形態による作業車両Aは、自動走行開始直後に作業開始点Ps´まで直進し、そのまま直進しながら直線走行経路l2上に移行して作業開始できる。すなわち、自動走行開始直後は、作業車両Aの向きだけを調整すれば、直線走行経路l2上の軌道に安定して移行できる。これにより、自動走行の開始直後における直進性を向上し、作業精度を向上することができる。
<7.自動走行開始時における処理>
図10は、自動走行開始時の制御装置Cの処理の例を示すフローチャートである。また、図11は、図10の目標走行経路修正処理の処理の例を示すフローチャートである。次に、図10及び図11を用いて、自動走行開始時における制御装置Cの処理について説明する。
図10に示されるように、制御装置Cは、自動走行の開始前、圃場情報格納部c51から圃場情報を取得し(ステップS101)、領域設定部c61により、作業領域Rを設定する(ステップS102)。
次に、目標経路算出部c62により、目標走行経路Lを算出し、算出した目標走行経路Lに関する情報を経路情報格納部c52に格納する(ステップS103)。
続いて、作業者の所定操作により、制御装置Cが、自動走行開始の指示を受け付けると(ステップS104でYes)、偏差算出部c45から偏差を取得し、取得した偏差に基づいて目標走行経路を修正する目標走行経路修正処理を開始する。
目標走行経路修正処理が開始されると、図11に示されるように、制御装置Cは、経路修正部c63及び未作業領域算出部c64により、重複幅増減法により修正された目標走行経路Lを算出し(ステップS201)、直線走行経路追加法により修正された目標走行経路Lを算出し(ステップS202)、枕地走行経路追加法により修正された目標走行経路Lを算出し(ステップS203)、これらの算出された複数の目標走行経路L(目標走行経路案)のうち、不適切な目標走行経路Lを、不適切経路除外部c65によって除外する(ステップS204)。
続いて、目標走行経路案に含まれる目標走行経路Lのそれぞれについて、作業コストを算出する(ステップS205)。
作業コストが算出されると、情報端末Tから作業者の入力を受け付けて、目標走行経路案のうち、作業者によって選択・決定された目標走行経路Lを、最終的に作業車両Aが走行する目標走行経路Lとして、経路情報格納部c52に設定する(ステップS206)。
その後、図10に戻り、自動走行制御部c41により、設定された目標走行経路Lに従って、自動走行を開始する(ステップS107)。
<8.別の実施形態>
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
上記実施形態においては、経路設定部c67は、目標走行経路案に含まれる複数の目標走行経路Lの作業コストを表示部t2に表示し、操作部t3によって、作業者が一の目標走行経路Lを選択・決定する構成としたが、走行距離、作業時間、直進性、消費燃料から最も効率のよい目標走行経路Lを作業者に最初に提示するよう構成してもよい。
さらに、走行距離、作業時間、直進性、消費燃料のどれを優先するか作業者が選択することでソートする機能を有する構成としてもよい。
また、経路修正部c33による目標走行経路Lの修正は、偏差が所定の範囲内(1工程分、作業幅W以内等)でないと有効にしないよう構成されてもよい。さらに、目標走行経路Lの修正が有効でないとき、目標走行経路Lの修正に失敗した旨を表示部t2にポップで表示するよう構成されてもよい。
また、経路修正部c33は、作業情報格納部c53から作業内容を取得するよう構成し、経路修正部c33による目標走行経路Lの修正は、所定の作業内容の場合は有効にしないよう構成されてもよい。中耕培土等、目標走行経路Lの修正が適当でない作業も存在するため、このような構成により、目標走行経路Lの変更が望ましくない作業において、変更を避けることができる。
また、上記実施形態において、操作端末Tは、ネットワークNWを介して、制御装置Cと接続され、作業車両Aの機体外部の装置として構成したが、通信バスBAを介して制御装置Cと接続することで、機体側(例えば、キャビンa15内)に設けられてもよい。
A 作業車両
a1 走行車体
a11 ボンネット
a12 ミッションケース
a13 前輪
a14 後輪
a15 キャビン
a21 油圧シリンダケース
a22 リフトアーム
a23 トップリンク
a24 ロアリンク
a25 油圧シリンダ
BA 通信バス
C 制御装置
L 目標走行経路
l1 枕地走行経路
l2 直線走行経路
l3 非作業経路
R 作業領域
R1 枕地走行領域
R2 直線走行領域
R3 未作業領域
T 操作端末
V 重複幅
W 作業幅
AS 航法衛星
225 電光表示部
226 液晶表示部
227 方向報知部
227r 右方向表示部
227l 左方向表示部
228 入力操作部
228a ロータリスイッチ
228b 押ボタンスイッチ
229 音声出力部
301 苗植付部
302 苗載置台
303 苗植付装置
304 フロート
305 苗載せ面
306 植込杆
307 ロータリケース
308 植付伝動ケース
309 油圧ローリングシリンダ
310 整地ロータ
311 整地ロータ調節機構
BA 通信バス
C 制御装置
L 目標走行経路
l1 直進走行経路
l2 旋回経路
T 情報端末

Claims (5)

  1. 目標走行経路に沿って圃場を自動走行する作業車両であって、
    自動走行時に位置情報を取得して自車位置を算出し、設定された目標走行経路に沿うように自動操舵する制御装置を備え、
    前記制御装置は、自動走行の開始時に、目標走行経路の作業開始点と自車位置の、条方向と直交する方向の偏差を算出し、自車位置の条方向に目標走行経路の作業開始点が来るように目標走行経路を修正する経路修正部を備えたことを特徴とする作業車両。
  2. 前記経路修正部は、目標走行経路に含まれる複数の直線走行経路同士の間隔を増減する方法によって、目標走行経路を修正することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記経路修正部は、目標走行経路に含まれる複数の直線走行経路を、条方向と直交する方向の偏差分だけ平行移動する方法によって、目標走行経路を修正することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  4. 前記制御装置は、前記経路修正部による目標走行経路の修正過程において、作業機の作業幅及び目標走行経路の情報を用いて、作業領域内において作業が行われないと想定される未作業領域を算出する未作業領域算出部を備え、
    前記経路修正部は、目標走行経路に含まれる複数の直線走行経路を、条方向と直交する方向の偏差分だけ平行移動した結果、前記未作業領域算出部により未作業領域が算出された場合に、目標走行経路に新たな直線走行経路を追加して、算出された未作業領域が無くなるように目標走行経路を修正することを特徴とする請求項3に記載の作業車両。
  5. 前記経路修正部は、目標走行経路に新たな直線走行経路を追加した場合、直線走行経路の走行順を変更することを特徴とする請求項4に記載の作業車両。

JP2021077092A 2021-04-30 2021-04-30 作業車両 Pending JP2022170850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021077092A JP2022170850A (ja) 2021-04-30 2021-04-30 作業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021077092A JP2022170850A (ja) 2021-04-30 2021-04-30 作業車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022170850A true JP2022170850A (ja) 2022-11-11

Family

ID=83946083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021077092A Pending JP2022170850A (ja) 2021-04-30 2021-04-30 作業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022170850A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8145390B2 (en) Swath finder feature integrated with multipurpose display
US20190227561A1 (en) Work vehicle and travel region specifying device
JP2019101932A (ja) 作業車両用の目標経路生成システム
WO2018105400A1 (ja) 経路生成システム
CN109863852B (zh) 行驶作业机、插秧机、水田直播机、喷雾作业机
JP6499605B2 (ja) 走行領域特定装置
JP6854312B2 (ja) 走行領域特定装置
JP2020099226A (ja) 自動走行作業車のための制御装置
EP3970462A1 (en) Autonomous travel system
JP7117886B2 (ja) 作業車
JP6871831B2 (ja) 作業車両用の自律走行システム
JP2019109163A (ja) 作業車のための衛星測位システム
WO2020129684A1 (ja) 走行作業機
JP2022170850A (ja) 作業車両
WO2022004474A1 (ja) 収穫機、収穫機の自動走行方法、プログラム、記録媒体、システム、農作業機、農作業機の自動走行方法、方法、自動操舵管理システム
JP2023001174A (ja) 作業車両の自律走行システム
JP2022167991A (ja) 自律走行システム
CN116347974A (zh) 农作业机、农作业机控制程序、记录有农作业机控制程序的记录介质、农作业机控制方法
JP2021137011A (ja) 作業車両
JP2021074007A (ja) 走行経路生成方法、走行経路生成システム
JP6976782B2 (ja) 作業車両用の自律走行システム
JP2021170989A (ja) 作業車両
JP7179891B2 (ja) 走行領域特定システム、走行領域特定方法
JP7321845B2 (ja) 作業車両
JP2023127232A (ja) 作業車両

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210910

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231221

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20240425