JP2022169362A - 電動車両用駆動装置 - Google Patents

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拓人 石田
Takuto Ishida
晃 日比野
Akira Hibino
克将 日隈
Katsumasa Hikuma
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Abstract

【課題】パーキングギヤから発生した異物がモータに干渉することを防止もしくは抑制する。【解決手段】駆動輪11に連結されたモータ1と、モータ1の出力軸6もしくは出力軸6と一体となって回転する回転軸10に設けられたパーキングギヤ7と、パーキングギヤ7に選択的に係合してパーキングギヤ7の回転を止める係止部材8と、モータ1ならびにパーキングギヤ7および係止部材8を液密状態に収容している収容室9とを備えている電動車両用駆動装置において、パーキングギヤ7に向けかつモータ1から遠ざかる方向にオイルを供給する潤滑機構15を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、駆動力源として電動機を備えた車両の駆動装置に関するものである。
モータを駆動力源として備えている電気車両が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されている電気自動車では、モータのロータ軸にパーキングギヤを設け、そのパーキングギヤに選択的に係合する係合手段を、ケースなどの固定部に設けている。
そのロータ軸には、回転軸が同心上に配置されて一体化されており、その回転軸から駆動輪、あるは車軸を連結するための等速ジョイントなどにトルクを出力するように構成されている。したがって、特許文献1に記載された構成では、係合手段がパーキングギヤに係合することにより、ロータ軸と共に回転軸が固定部に固定されるので、車両をパーキング状態に維持できる。
特開平5-116540号公報
パーキングギヤは、車両を停止状態に維持するためのものであるから、ロータ軸あるいはそれと一体の回転軸の回転を止めてパーキング状態とする際もしくはパーキング状態を維持している際に大きい荷重が掛かる。例えば登降坂路の途中で停車した場合、パーキングギヤは重力で車両が移動しようとする荷重を支えることになる。また、車両が完全に停止する直前にパーキング操作された場合、僅かながら回転しているパーキングギヤに係合手段を噛み合わせることになるから、車両の重量に応じた慣性力がパーキングギヤや係合手段に作用する。さらには、回転しているパーキングギヤによって係合手段が繰り返し弾き返されて衝撃力が作用することがある。
パーキングギヤや係合手段は、このような大きい荷重あるいは衝撃力に耐え得る構造になっているが、パーキングギヤの使用を開始した初期やある程度の時間が経過するまでの間などには、パーキングギヤと係合手段との接触や摩擦などによって異物が生じる可能性がある。
特許文献1に記載された構成のパーキング装置では、モータとパーキングギヤおよび係合手段とが互いに接近し、かつ同一の収容室に配置されている。そのため、パーキング装置から異物が生じた場合、その異物がロータやステータに付着したり、ロータとステータとの間のギャップに入り込んだりする可能性があり、モータあるいは駆動装置の異常や耐久性の低下などを回避もしくは抑制するうえで改良する余地があった。
本発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、パーキング装置から異物が発生したとしてもその異物が走行のための駆動力を発生するモータに干渉することを回避もしくは抑制することのできる電動車両用駆動装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の目的を達成するために、駆動輪に連結されたモータと、前記モータの出力軸もしくは前記出力軸と一体となって回転する回転軸に設けられたパーキングギヤと、前記パーキングギヤに選択的に係合して前記パーキングギヤの回転を止める係止部材と、前記モータならびに前記パーキングギヤおよび前記係止部材を液密状態に収容している収容室とを備えている電動車両用駆動装置において、前記パーキングギヤに向けかつ前記モータから遠ざかる方向にオイルを供給する潤滑機構を有していることを特徴としている。
本発明によれば、パーキングギヤに供給されたオイルは、モータから遠ざかるように流れる。したがってパーキングギヤや係止部材によって生じた異物は、モータから遠ざかるようにオイルによって運び去られるので、異物がモータに干渉することを防止もしくは抑制することができる。
本発明の一例を概念的に示す断面図である。 本発明の他の例を概念的に示す断面図である。 本発明の更に他の例を概念的に示す断面図である。
図1は、本発明の一例を示す断面図であり、符号1はモータを示し、モータ1はステータ2とロータ3とを有し、ステータ2は円筒形状であって所定のケーシング4の内部でケーシング4に固定されている。ロータ3は円筒状をなしていてステータ2の内周側に同心円上に配置されている。ステータ2の内周面とロータ3の外周面との間に僅かなギャップ5が設定されている。
ロータ3の内周部には、中空のロータ軸(出力軸)6が一体化して設けられており、ロータ軸6の両端部はロータ3から突き出ている。そのロータ軸6の一方の端部(図1での左側の端部)にパーキングギヤ7が取り付けられている。すなわち、パーキングギヤ7は、ロータ3と同一軸線上でロータ3(モータ1)に隣接して配置されている。このパーキングギヤ7は、モータ1を駆動力源として走行する電動車を停止状態(パーキング状態)に維持するためのものであり、その回転を止めるためにパーキングギヤ7に選択的に係合する係止部材8が設けられている。
これらパーキングギヤ7および係止部材8は、従来知られているパーキング装置と同様の構造のものであってよく、したがって係止部材8は、従来、パーキングロックポールと称されることのあるレバー状の部材である。係止部材8は、電動車が走行レンジ(モード)あるいはニュートラルレンジ(モード)になっている状態では、図示しない弾性部材によってパーキングギヤ7から離隔した位置に保持され、運転者がパーキング操作した場合には、弾性部材の弾性力に抗してパーキングギヤ7側に動作してパーキングギヤ7に係合するように構成されている。これらパーキングギヤ7および係止部材8は、ケーシング4の内部である所定の収容室9の内部にモータ1と共に液密状態に収容されている。
ロータ軸6を貫通しかつロータ軸6と共に回転する回転軸10が設けられている。この回転軸10の一方の端部はケーシング4から突き出ており、図示しない適宜のジョイントやカップリングあるいは車軸を介して駆動輪11に連結されている。すなわち、ロータ3は駆動輪11に連結されており、したがって電動車は、モータ1を駆動力源として走行するように構成されている。また、パーキングギヤ7が駆動輪11に連結されているので、パーキングギヤ7に係止部材8を係合させることにより、駆動輪11の回転が止められ、電動車をパーキング状態に維持するようになっている。
上記のモータ1の冷却や摺動部分の潤滑などのためにオイルが供給されている。その潤滑機構について説明すると、回転軸10の回転中心軸線に沿って主油路12が形成されており、その主油路12から半径方向に向けて分岐しかつ回転軸10の外周面に開口した分岐油路13がロータ3の軸線方向でほぼ中央部に相当する位置に形成されている。この回転軸10とロータ軸6とは例えばスプラインによって回転方向で一体化されており、その回転軸10の外周面とロータ軸6の内周面との間には、軸線方向に連続している所定のスペース14があいており、分岐油路13からスペース14にオイルが供給される(流入する)ようになっている。
さらに、ロータ軸6には、スペース14のオイルをパーキングギヤ7に向けて吐出させる吐出孔15が形成されている。この吐出孔15は、中空軸であるロータ軸6の内周面から外周面に到る貫通孔であり、ロータ軸6の外周面のうちロータ3とパーキングギヤ7との間の部分に開口している。また、吐出孔15は、ロータ軸6の半径方向に対して所定角度傾斜しており、その向きは、図1に示すように、ロータ3側からパーキングギヤ7に向けて斜めにオイルを吐出する向きになっている。すなわち、パーキングギヤ7の歯はパーキングギヤ7の外周部に形成されているので、その歯の部分に向けてモータ1から遠ざかる方向にオイルを吐出するようになっている。
吐出孔15がパーキングギヤ7に対して内周側からオイルを供給するのに対して、外周側からパーキングギヤ7にオイルを供給する給油孔16が設けられている。この給油孔16は、ケーシング4を壁部の内部にあけられた通路もしくはケーシング4に取り付けた管路であり、ケーシング4の所定箇所(特にパーキングギヤ7の上側の箇所)にパーキングギヤ7に向けて開口するように設けられている。
上述した主油路12および給油孔16は、図示しないオイルポンプに連通され、加圧したオイルをパーキングギヤ7に供給するように構成されていてよい。すなわち、ここで説明している潤滑機構は強制潤滑を行うように構成された機構であってよい。
電動車が走行している場合、あるいは走行可能な場合、係止部材8はパーキングギヤ7から離隔しており、したがってモータ1が回転して駆動輪11に駆動トルクが伝達され、電動車が走行する。これに対して、運転者がパーキング操作すると、係止部材8がパーキングギヤ7側に動作させられる。その場合、電動車が完全に停止してパーキングギヤ7の回転が止まっていれば、係止部材8に係合爪(図示せず)がパーキングギヤ7に対向していない限り、係止部材8がパーキングギヤ7に係合してパーキングギヤ7の回転すなわち電動車の移動が阻止される。すなわちパーキング状態になる。なお、パーキングギヤ7の歯と係止部材8における係合爪との間のバックラッシを比較的大きく取ってあるから、係止部材8がパーキングギヤ7に係合した後にバックラッシ分、電動車が動くことが可能であり、その場合、パーキングギヤ7の歯と係止部材8における係合爪とが当接することがある。
これに対して、電動車が完全には停止していない状態でパーキング操作されると、回転しているパーキングギヤ7に対して係止部材8が係合しようとする。その場合、パーキングギヤ7の回転数が所定以上であれば、係止部材8がパーキングギヤ7の歯によって跳ね返され、係止部材8がパーキングギヤ7を繰り返し打撃することがある。また、パーキングギヤ7の回転数が停止直前の小さい回転数であれば、係止部材8がパーキングギヤ7に係合するが、その場合には係止部材8がパーキングギヤ7に係合してその回転を強制的に止めることになるので、パーキングギヤ7の歯と係止部材8における係合爪とが当接する。このように、パーキングギヤ7と係止部材8との間で、衝撃力や摺動などが生じるので、これが要因となって、パーキングギヤ7や係止部材8の摩耗粉や摩耗片、あるいは使用開始初期であればバリの切断片などの異物が生じることがある。
本発明に係る図1に示す駆動装置では、パーキングギヤ7に対してオイルが吹きかけられているので、上述した異物などは、オイルによってパーキングギヤ7や係止部材8から除去される。しかも、オイルの供給方向が、モータ1から遠ざかる方向であるから、パーキングギヤ7や係止部材8から取り除かれた異物がモータ1(ロータ3やステータ2)に運ばれるなど、モータ1と干渉することが防止もしくは抑制される。なお、異物を含むオイルは収容室9の下部に流れ落ちた後、図示しないオイルパンなどに戻り、ストレーナや磁石(それぞれ図示せず)などによって異物が取り除かれる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されないのであって、本発明における潤滑機構は、モータ1から遠ざかる方向に向けてパーキングギヤ7にオイルを供給できる構成であればよく、したがってパーキングギヤ7の上側からオイル供給するための構成は、上述した給油孔16に替えて、図2に示すように、キャッチタンク17からパーキングギヤ7に向けてオイルを流れ落とす構成としてもよい。
そのキャッチタンク17は、ケーシング4の内部で歯車などの回転部材で掻き上げられたオイルを流入させて捕捉するようにケーシング4の内部で上側に設けられたオイル溜め部である。本発明では、そのキャッチタンク17の底部に設けた給油口から流出したオイル、もしくはキャッチタンク17から適宜の管路で導いたオイルをパーキングギヤ7に対してその上側から供給するように構成してもよい。その場合であっても、モータ1から遠ざかる方向に向けて前述した吐出孔15からオイルが吐出され、キャッチタンク17から流れ落ちたオイルは、吐出孔15から吐出したオイルによってモータ1から遠ざけられる。
一方、モータ1にはその冷却のためにオイルが供給されている。例えばロータ3にはロータ軸6から半径方向で外側に吐出させたオイルが供給されている。そのオイルは、ロータ3が回転することにより遠心力を受けてロータ3の外周側すなわちロータ3とステータ2との間のギャップ5に流れ出る。そして、図3に示すように、ギャップ5に沿ってモータ1の軸線方向にオイルが流れる。本発明ではこのようにしてギャップ5から流れ出るオイルをパーキングギヤ7に供給し、前述した異物を除去するように構成してもよい。
なお、本発明における電動車は、モータを駆動力源とした電気自動車や、モータとエンジンとを駆動力源としたハイブリッド車であり、要は、駆動輪に連結され、かつパーキングギヤによって回転が止められるモータを備えた車両である。
1 モータ
2 ステータ
3 ロータ
4 ケーシング
5 ギャップ
6 ロータ軸
7 パーキングギヤ
8 係止部材
9 収容室
10 回転軸
11 駆動輪
12 主油路
13 分岐油路
14 スペース
15 吐出孔
16 給油孔
17 キャッチタンク

Claims (1)

  1. 駆動輪に連結されたモータと、前記モータの出力軸もしくは前記出力軸と一体となって回転する回転軸に設けられたパーキングギヤと、前記パーキングギヤに選択的に係合して前記パーキングギヤの回転を止める係止部材と、前記モータならびに前記パーキングギヤおよび前記係止部材を液密状態に収容している収容室とを備えている電動車両用駆動装置において、
    前記パーキングギヤに向けかつ前記モータから遠ざかる方向にオイルを供給する潤滑機構を有していることを特徴とする電動車両用駆動装置。
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