JP2022166692A - 出荷支援システム、出荷支援装置及び出荷支援プログラム - Google Patents

出荷支援システム、出荷支援装置及び出荷支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】建築に使用する部材を分納する場合に、部材の出荷順序を示す次数の決定を係る作業負荷を軽減することが可能な出荷支援システム、出荷支援装置及び出荷支援プログラムを提供する。【解決手段】出荷支援装置1は、図面情報を受け付け、受け付けた図面情報から、建物識別情報、建物の建築に必要な部材、部材の分類及び部材の配置位置を読み取り、部材の分類及び次数を予め対応付けている出荷パターンを参照し、出荷パターンに基づいて、部材を出荷する次数を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の建築に使用する部材の出荷の順序を示す次数の決定を支援する出荷支援システム、そのような出荷支援システムにて用いられる出荷支援装置、及びそのような出荷支援装置を実現する出荷支援プログラムに関する。
建物の建築に使用する部材を工場から出荷する際には、施工現場の工程に準じた形で、出荷する部材を複数便に仕分けて分納する必要がある。工場では、支店からの大まかな分納指示に基づいて、部材に対して、出荷順序を示す次数を決定する作業を行っている。建築する建物の工法が多様化し、使用される部材点数が増加することにより、次数を決定する作業は、難易度が上昇し、次数決定に時間を要し、不適当な次数に決定される可能性が高まる恐れがあるという作業負荷に関する問題がある。例えば、特許文献1では、物流管理表に基づいて、搬入日をシミュレーションする物流管理システムを開示している。
特開2001-220892号公報
しかしながら、建物の建築に関する部材の出荷の多様性を鑑みると、特許文献1に開示されている物流管理システムが適用される状況は限られており、様々な出荷スケジュール管理が求められる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、作業負荷を軽減することが可能な出荷支援システムの提供を目的とする。
また、本発明は、本発明に係る出荷支援システムに用いられる出荷支援装置の提供を他の目的とする。
また、本発明は、本発明に係る出荷支援装置を実現する出荷支援プログラムの提供を更に他の目的とする。
上記課題を解決するために本願記載の出荷支援システムは、建物の建築に使用する部材の出荷の順序を示す次数の決定を支援する出荷支援システムであって、部材の出荷を支援する出荷支援装置と、建物の設計を支援する設計支援装置と、建物の建築の計画に用いる計画支援装置と、部材を識別する部材識別情報及び部材の分類を示す分類情報を対応付けて記録している部材マスタと、出荷パターンを示す出荷パターン情報、分類情報、及び次数を対応付けて記録している出荷パターンマスタとを備え、前記設計支援装置は、建物を識別する建物識別情報を含み、建物の図面を示す図面情報を送る手段を備え、前記計画支援装置は、建物識別情報に対応付けた出荷パターンを含む受注情報を送る手段を備え、前記出荷支援装置は、図面情報を受け付ける第1受付手段と、受け付けた図面情報から、建物識別情報、建物の建築に必要な部材、部材の分類及び部材の配置位置を読み取る読取手段と、受注情報を受け付ける第2受付手段と、建物識別情報に基づいて、受け付けた図面情報及び受注情報を関連付け、読み取った部材、部材の分類及び部材の配置位置、並びに受け付けた出荷パターンに基づき、部材マスタ及び出荷パターンマスタを参照して、部材の次数を決定する次数決定手段とを備えることを特徴とする。
また、前記出荷支援システムにおいて、前記出荷支援装置は、前記次数決定手段による部材の次数の決定として、建物識別情報、部材識別情報、部材の配置位置及び部材の数量に、部材マスタ及び出荷パターンマスタを参照して決定された次数決定の基礎となる基礎次数を対応付けた部材リストを作成し、作成した部材リストに基づいて、基礎次数に基づく次数毎の出荷明細を作成する出荷明細作成手段を備えることを特徴とする。
また、前記出荷支援システムにおいて、前記出荷支援装置は、建物識別情報に対応付けて、建物を区分する領域を示した領域情報を受け付ける第3受付手段を備え、前記次数決定手段は、領域情報に基づいて、領域毎に、出荷パターンを適用して決定された基礎次数を、予め設定されている領域順に並べて次数を決定することを特徴とする。
また、前記出荷支援システムにおいて、前記領域情報が示す領域は、面積、形状、高度及び地域のうち少なくともひとつの条件に基づいて敷地を区分した敷地領域毎に建物を区分していることを特徴とする。
また、本願記載の出荷支援システムにおいて、前記出荷支援装置は、建物の工法、形式及び敷地のうち少なくともひとつの条件に基づいて出荷パターンを決定する手段を備え、前記出荷パターンは、部材の種類、用途及び配置位置に基づいて、部材の分類毎の出荷の順序を次数として示していることを特徴とする。
更に、本願記載の出荷支援装置は、建物の建築に使用する部材の出荷の順序を示す次数の決定を支援する出荷支援装置であって、部材を識別する部材識別情報及び部材の分類を示す分類情報を対応付けて記録している部材マスタにアクセスする手段と、出荷パターンを示す出荷パターン情報、分類情報、及び出荷の順序を示す次数を対応付けて記録している出荷パターンマスタにアクセスする手段と、建物を識別する建物識別情報を含み、建物の図面を示す図面情報を受け付ける手段と、受け付けた図面情報から、建物識別情報、建物の建築に必要な部材、部材の分類及び部材の配置位置を読み取る手段と、建物識別情報に対応付けられた出荷パターンを含む受注情報を受け付ける手段と、建物識別情報に基づいて、受け付けた図面情報及び受注情報を関連付け、読み取った部材、部材の分類及び部材の配置位置、並びに受け付けた出荷パターンに基づき、部材マスタ及び出荷パターンマスタを参照して、部材の次数を決定する手段とを備えることを特徴とする。
更に、本願記載の出荷支援プログラムは、建物の建築に使用する部材の出荷に用いるコンピュータに、部材の出荷の順序を示す次数の決定を支援させる出荷支援プログラムであって、コンピュータに、建物を識別する建物識別情報を含み、建物の図面を示す図面情報を受け付ける手順と、受け付けた図面情報から、建物識別情報、建物の建築に必要な部材、部材の分類及び部材の配置位置を読み取る手順と、建物識別情報に対応付けられた出荷パターンを含む受注情報を受け付ける手順と、部材を識別する部材識別情報及び部材の分類を示す分類情報を対応付けて記録している部材マスタ、並びに出荷パターンを示す出荷パターン情報、分類情報、及び出荷の順序を示す次数を対応付けて記録している出荷パターンマスタにアクセスし、建物識別情報に基づいて、受け付けた図面情報及び受注情報を関連付け、読み取った部材、部材の分類及び部材の配置位置、並びに受け付けた出荷パターンに基づき、部材マスタ及び出荷パターンマスタを参照して、部材の次数を決定する手順とを実行させることを特徴とする。
従って、本願記載の出荷支援システム、出荷支援装置及び出荷支援プログラムは、出荷パターンに基づいて、出荷に係る次数を決定する。
本発明は、出荷パターンに基づいて、部材の出荷順序を示す次数の決定を支援する。これにより、分納の次数決定に係る作業負荷を軽減することが可能である等、優れた効果を奏する。
本願記載の出荷支援システムの適用例を概念的に示す説明図である。 本願記載の出荷支援システムにて用いられる出荷支援装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本願記載の出荷支援装置が備える部材マスタの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本願記載の出荷支援装置が備える出荷パターンマスタの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本願記載の出荷支援システムにて用いられる設計支援装置及び計画支援装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本願記載の出荷支援システムが備える設計支援装置の図面情報送信処理の一例を示すフローチャートである。 本願記載の出荷支援システムが備える計画支援装置の受注情報送信処理の一例を示すフローチャートである。 本願記載の出荷支援システムにて適用される領域の一例を示す概略伏図である。 本願記載の出荷支援システムが備える計画支援装置から送信される受注情報のデータフォーマットの一例を概念的に示す説明図である。 本願記載の出荷支援システムが備える計画支援装置から送信される領域情報のデータフォーマットの一例を概念的に示す説明図である。 本願記載の出荷支援システムが備える出荷支援装置の出荷支援処理の一例を示すフローチャートである。 本願記載の出荷支援システムが備える出荷支援装置が作成する部材リストの一例を概念的に示す説明図である。 本願記載の出荷支援システムが備える出荷支援装置にて用いられる次数対比表の一例を概念的に示す概略説明図である。 本願記載の出荷支援システムが備える出荷支援装置から出力される出荷明細書の一例を示す概略説明図である。 本願記載の出荷支援システムの仮想モデルにおいて、出荷の対象となる部材の一例を示す説明図である。 本願記載の出荷支援システムの仮想モデルにおいて、予め記録されている出荷パターンの一例を示す説明図である。 本願記載の出荷支援システムの仮想モデルにおいて、予め記録されている出荷パターンの一例を示す説明図である。 本願記載の出荷支援システムの仮想モデルにおいて、各部材の出荷順序の一例を示す説明図である。 本願記載の出荷支援システムの仮想モデルにおいて、各部材の出荷順序の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について詳述する。なお、以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であって、本発明の技術範囲を限定する性格のものではない。
<適用例>
本願記載の出荷支援システムは、住宅を建築する建築事業体にて運用される。出荷支援システムは、住宅等の建物の建築に際し、建築に使用する部材を出荷する順序を示す次数を決定し、次数毎の出荷明細を作成して、物流を管理し、効率的な建築を実現する。
<システム構成>
図1は、本願記載の出荷支援システムの適用例を概念的に示す説明図である。出荷支援システムでは、工場等の生産部門にて出荷支援装置1が使用され、建物を設計する設計部門にて設計支援装置2が使用され、本店、支店等の管理部門にて計画支援装置3が使用される。出荷支援装置1、設計支援装置2及び計画支援装置3は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network )、専用通信網、インターネット等の通信網NWに接続し、互いに通信することが可能である。
出荷支援装置1は、サーバコンピュータ、端末用のパーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いて構成される。出荷支援装置1は、部材に関する分納分類等の各種情報を記録している部材マスタ111、出荷パターンを示す出荷パターン情報を記録している出荷パターンマスタ112等の各種データベースにアクセスし、次数の決定等の処理を行う。本願実施形態では、1台の出荷支援装置1を用いた形態を例示して説明するが、複数のコンピュータを連携させて出荷支援装置1として用いるようにしてもよい。
設計支援装置2は、CAD(Computer Aided Design )システムを実行可能なコンピュータを用いて構成される。
計画支援装置3は、サーバコンピュータ、端末用のパーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いて構成される。
設計部門の担当者は、設計支援装置2を使用し、受注内容に基づいて、建物を設計する。管理部門の担当者は、計画支援装置3を使用し、建物の建築の受注内容、建築現場の状況、建築場所等の諸条件に基づいて、建物の建築の計画を立案する。生産部門の担当者は、出荷支援装置1を使用し、建物の建築に使用する部材の出荷を支援する。出荷支援装置1は、出荷の支援として、部材の出荷の順序を示す次数を決定し、決定した次数に基づいて、次数毎の出荷明細を作成する。生産部門は、作成された出荷明細に基づいて、出荷明細に示された出荷日に、出荷明細に示された次数毎の部材を、建築現場へ出荷する。
<各装置のハードウェア構成>
次に、本願記載の出荷支援システムにて用いられる各種装置のハードウェア構成について説明する。図2は、本願記載の出荷支援システムにて用いられる出荷支援装置1の構成例を示す概略ブロック図である。一又は複数のサーバコンピュータ、端末用のパーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いた出荷支援装置1は、制御部10、記録部11、入力部12、出力部13、表示部14、通信部15等の各種構成を備えている。
制御部10は、装置全体を制御する処理を実行するCPU(Central Processing Unit )等のプロセッサであり、情報処理回路、計時回路、レジスタ回路等の各種回路を備えている。
記録部11は、ハードディスク、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks )、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、及び各種RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを用いて構成される回路である。記録部11には、基本プログラム(OS:Operating System)、基本プログラム上で動作する応用プログラム(アプリケーションプログラム)等のプログラムが記録されている。応用プログラムとしては、本願記載の出荷支援装置1を実現するための出荷支援プログラム110等の各種プログラムが記録されている。
出荷支援装置1が備える記録部11の記録領域の一部は、部材マスタ111、出荷パターンマスタ112等の各種データベースとして用いられる。
図3は、本願記載の出荷支援装置1が備える部材マスタ111の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。部材マスタ111は、部材に関する情報を記録しているデータベースである。部材マスタ111は、各項目の情報を対応付けた部材毎のレコードを記録している。部材マスタ111には、部材を識別する品コード(部材識別情報)に対応付けて、部材の品名、部材の分納に関する分類を示す分納分類(分類情報)等の項目毎に、部材に関する各種情報が記録されている。分納分類の項目は、分納の効率化を目的として部材を区分した分類を示す項目であり、床下地、電気設備、合板床パネル、居室界壁部材、床材、断熱材、造作材、収納、和室建具等の分納に関する分類を示す分類情報が記録されている。
図4は、本願記載の出荷支援装置1が備える出荷パターンマスタ112の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。出荷パターンマスタ112は、部材の種類に基づく出荷順序を規定した出荷パターンに関する情報を記録しているデータベースである。出荷パターンとは、部材毎の出荷の順序を示すパターンであり、例えば、1階の外装材が1番目、2階の外装材が2番目、3階の外装材が3番目、1階の内装材が4番目、2階の内装材が5番目、3階の内装材が6番目というように部材の分納に関する分類毎に出荷の順序を規定してパターン化している。出荷パターンマスタ112には、出荷パターンを示す出荷パターン情報に対応付けて、配置位置、分納分類、次数等の各項目について、出荷パターンに関する各情報が出荷パターン毎のレコードとして記録されている。出荷パターン情報の項目は、出荷パターンを識別する情報を記録する項目である。配置位置の項目は、階、外装、内装等の配置位置を示す情報を記録する項目である。次数の項目は、部材の出荷の順序を示す情報を記録する項目である。出荷パターン情報が指定された部材については、出荷パターンマスタ112を参照することにより、出荷パターン情報をキー情報として、配置位置及び分類に基づいて、部材の次数を決定することができる。
部材マスタ111、出荷パターンマスタ112等のデータベースは、記録部11の記録領域の一部を用いて構成してもよく、また、出荷支援装置1から独立した管理用のデータベースサーバコンピュータ(以下、データベースサーバという)等の他のハードウェアを用いて構成し、出荷支援装置1からアクセス可能なようしてもよい。
入力部12は、担当者の入力操作を受け付けるキーボード、マウス、スキャナ等の入力機構及び制御回路を用いたデバイスである。
出力部13は、プリンタ等の出力機構及び制御回路を用いたデバイスである。
表示部14は、モニタ等の表示機構及び制御回路を用いたデバイスである。
通信部15は、通信網NWに接続し、通信網NWを介して他の装置と通信するLANアダプタ、アンテナ及び制御回路等のデバイスである。
以上のように構成されたコンピュータは、記録部11に記録されている出荷支援プログラム110に含まれる各ステップを、制御部10の制御にて実行することにより、出荷支援装置1として動作する。
図5は、本願記載の出荷支援システムにて用いられる設計支援装置2及び計画支援装置3の構成例を示す概略ブロック図である。設計支援装置2は、制御部20、記録部21、入力部22、出力部23、表示部24、通信部25等の各種構成を備えるコンピュータである。記録部21には、建物の設計に用いるCADシステムとして機能するためのアプリケーションプログラム等の各種プログラムが記録されている。設計支援装置2が備える各種ハードウェアの構成は、出荷支援装置1が備える同名の構成と略同様であるので、出荷支援装置1を参照するものとし、その説明を省略する。
計画支援装置3は、制御部30、記録部31、入力部32、出力部33、表示部34、通信部35等の各種構成を備えるコンピュータである。計画支援装置3が備える各種ハードウェアの構成は、出荷支援装置1が備える同名の構成と略同様であるので、出荷支援装置1を参照するものとし、その説明を省略する。
<各装置のソフトウェア処理>
次に、本願記載の出荷支援システムが備える各装置の処理について説明する。図6は、本願記載の出荷支援システムが備える設計支援装置2の図面情報送信処理の一例を示すフローチャートである。図面情報送信処理は、設計支援装置2から出荷支援装置1へ図面情報を送信する処理である。設計部門の担当者は、設計支援装置2を操作し、受注した建物を設計し、設計した建物の図面を示す図面情報を送信する操作を行う。
操作を受けた設計支援装置2の制御部20は、建物の図面を示す図面情報を通信部25から通信網NWを介して出荷支援装置1へ送信する(S101)。ステップS101にて送信する図面情報には、建物を識別する建物識別情報(指図番号)が含まれている。また、図面情報には、建物の建築に要する各部材の品コードが示されている。ステップS101における図面情報は、設計支援装置2から出荷支援装置1へ直接送信してもよく、設計支援装置2からデータベースサーバに記録し、出荷支援装置1がデータベースサーバにアクセスして、図面情報を読み取るようにしてもよい。
以上のようにして、設計支援装置2は、図面情報送信処理を実行する。
図7は、本願記載の出荷支援システムが備える計画支援装置3の受注情報送信処理の一例を示すフローチャートである。受注情報送信処理は、計画支援装置3から出荷支援装置1へ受注情報を送信する処理である。管理部門の担当者は、計画支援装置3を操作し、建物の建築の受注内容、建築現場の状況、建築場所等の諸条件に基づいて、建物の建築の計画を立案する。具体的には、担当者は、計画支援装置3に対し、建築の日程を決定し、採用する出荷パターンを決定し、領域別分納の要否及び領域を決定する入力操作を行う。
担当者による入力部32からの入力を受け付けて、計画支援装置3の制御部30は、建築の日程を決定し(S201)、入力に基づき領域別分納の要否及び領域の区分を決定し(S202)、採用する出荷パターンを決定する(S203)。
ステップS201の建築の日程は、建築の内容、受渡日等の受注内容に応じて決定される。建築の日程には、部材毎の出荷日、入荷日等の出荷に関する日程が含まれている。
ステップS202にて決定される領域とは、建物を建築する敷地を、面積、形状、高度、地域等の諸条件に基づいて区分した敷地領域である。区分された敷地領域に建築される建物は、必要に応じて領域別分納方法により、領域毎に部材の出荷順序が決定される。領域の区分の決定は、建物の面積、形状、高度、地域等の諸条件を勘案して、自動、半自動又は手動で決定される。自動で決定する場合、計画支援装置3は、諸条件に基づいて自動的に決定する。半自動で決定する場合、計画支援装置3は、諸条件に基づいて候補を複数提示し、担当者からの入力に基づいて決定する。手動で決定する場合、計画支援装置3は、入力部32から受け付けた入力内容に基づいて決定する。領域別分納方法の適用の要否は、工場の出荷支援装置1にて決定される。なお、計画支援装置3が、領域及び領域別分納方法の適用の要否の両方を決定するようにしてもよく、また、出荷支援装置1が、領域及び領域別分納方法の適用の要否を決定してもよい等、適宜設計することが可能である。
ステップS203の出荷パターンは、建物の工法、形式、敷地の状況等の諸条件、更に、ステップS202にて決定された領域を勘案して、計画支援装置3により自動又は半自動で決定される。自動で出荷パターンを決定する場合、計画支援装置3は、受注内容に基づく工法、形式、敷地の状況等の諸条件から出荷パターンを自動的に決定する。半自動で出荷パターンを決定する場合、計画支援装置3が、諸条件に基づいて候補となる出荷パターンを表示部34に複数表示する。管理部門の担当者は、候補となる複数の出荷パターンから好ましい出荷パターンを指定する入力を行う。計画支援装置3は、入力部32から出荷パターンの指定を受け付け、受け付けた出荷パターンを採用された出荷パターンとして決定する。
図8は、本願記載の出荷支援システムにて適用される領域の一例を示す概略伏図である。図8は、敷地領域毎に区分された3階建ての建物の1階の概略伏図を示している。図8に例示するように、建物が、領域A、領域B及び領域Cの三領域に区分されている。2階及び3階も1階同様の領域に区分されている。領域別分納方法は、例えば、面積が大きい広大な敷地に建物を建築する場合に適用される。図8に例示する建物では、領域Aに配置される建物の部材を出荷パターンに基づいて出荷し、次に、領域Bに配置される建物の部材を出荷パターンに基づいて出荷し、最後に、領域Cに配置される建物の部材を出荷パターンに基づいて出荷する。例えば、道路に面する手前側の領域と奥側の領域とに建物を区分し、奥側の領域の建物の部材を先に出荷し、手前側の領域の建物の部材を後に出荷することにより、効率的に建築することが可能な分納を実現する。領域別分納は、敷地面積が大きい場合に限らず、形状、高度、地域等の諸条件に基づいて決定される。例えば、敷地の形状としては、面積が狭く変形した狭小地での建築には、一度に大量の部材を搬入できないため、領域別分納が有効である。高低差がある敷地への建築には、同一高度の敷地毎に部材を搬入する領域別分納が有効である。大型のトラックが入り込めない地域には、小型のトラックで多数回搬送する領域別分納が有効である。
図7のフローチャートに戻り、計画支援装置3の制御部30は、建物識別情報(指図番号)、建築の日程を示す日程情報、及び出荷パターンを示す出荷パターン情報を含む受注情報を通信部35から通信網NWを介して出荷支援装置1へ送信する(S204)。ステップS204における受注情報は、計画支援装置3から出荷支援装置1へ直接送信してもよく、計画支援装置3からデータベースサーバに記録し、出荷支援装置1がデータベースサーバにアクセスして、受注情報を読み取るようにしてもよい。
図9は、本願記載の出荷支援システムが備える計画支援装置3から送信される受注情報のデータフォーマットの一例を概念的に示す説明図である。受注情報には、指図番号、邸名、出荷パターン情報等の各種情報が含まれている。指図番号は、建物を識別する建物識別情報である。邸名とは、施主の名前又は名称を示す情報である。出荷パターン情報は、出荷パターンマスタ112に記録されている複数の出荷パターンのうちから一つを特定する情報である。
更に、制御部30は、建物を区分する領域を示した領域情報を通信部35から通信網NWを介して出荷支援装置1へ送信する(S205)。ステップS205における領域情報は、計画支援装置3から出荷支援装置1へ直接送信してもよく、計画支援装置3からデータベースサーバに記録し、出荷支援装置1がデータベースサーバにアクセスして、領域情報を読み取るようにしてもよい。
図10は、本願記載の出荷支援システムが備える計画支援装置3から送信される領域情報のデータフォーマットの一例を概念的に示す説明図である。領域情報には、指図番号、エリア(領域)等の情報が含まれている。エリアとは、区分された領域及び当該領域に関する分納順序を指定する情報である。例えば、建物が、道路に面する手前側の領域と奥側の領域とに区分されたモデルを想定すると、分納順序は、奥側の領域が1番目で、手前側の領域が2番目というように分納順序が指定される。
以上のようにして、計画支援装置3は、受注情報送信処理を実行する。
図11は、本願記載の出荷支援システムが備える出荷支援装置1の出荷支援処理の一例を示すフローチャートである。出荷支援処理は、図面情報、受注情報及び領域情報に基づいて、部材マスタ111及び出荷パターンマスタ112を参照し、部材の次数を決定し、出荷を支援する処理である。出荷支援装置1は、出荷支援プログラム110を実行する制御部10の制御により、出荷支援処理を実行する。
出荷支援装置1の制御部10は、通信部15にて、図面情報を受け付け(S301)、受注情報を受け付け(S302)、更に、領域情報を受け付ける(S303)。ステップS301~S303の受付処理は、設計支援装置2又は計画支援装置3から送信された情報を直接受信するようにしてもよく、データベースサーバに記録されている情報を読み取るようにしてもよい。また、フラッシュメモリ等の記録媒体に記録された情報を読み取るようにしてもよい。
制御部10は、ステップS301にて受け付けた図面情報から、指図番号、建物の建築に必要な部材、部材の分納についての分類、部材の配置位置等の各種情報を読み取る(S304)。ステップS301にて読み取る部材の配置位置としては、部材が配置されている階、領域、建物の内又は外等の情報が図面情報から読み取られる。
制御部10は、指図番号に基づいて、図面情報から読み取った分納に係る分類及び部材の配置位置、受注情報に含まれる出荷パターン、領域情報に含まれるエリア(領域)等の情報を関連付ける(S305)。そして、制御部10は、部材の分類及び部材の配置位置、並びに出荷パターンに基づき、部材マスタ111及び出荷パターンマスタ112を参照して、領域毎の部材の基礎次数を決定する(S306)。基礎次数とは、出荷の順序を示す次数の基準となる情報であり、領域内での部材の出荷順序を示している。ステップS306において、出荷支援装置1の制御部10は、受注情報に示された出荷パターンをキー情報として、出荷パターンマスタ112から、該当するレコードを抽出する。制御部10は、出荷パターンマスタ112から抽出したレコードに示されている配置位置及び次数、並びに部材リストに示されている配置位置に基づいて、部材の基礎次数を決定する。基礎次数は、前述の領域別分納方法により、出荷の順序を示す次数の決定に用いられる。
制御部10は、指図番号と、関連付けた図面情報、受注情報及び領域情報と、基礎次数とに基づいて、部材毎に出荷に関する各種情報を対応付けた部材リストを作成する(S307)。
図12は、本願記載の出荷支援システムが備える出荷支援装置1が作成する部材リストの一例を概念的に示す説明図である。図12は、ステップS307にて作成される部材リストを概念的に示している。部材リストには、指図番号、品コード及び品名に対応付けて、エリア、配置位置、数量及び基礎次数が示されている。図面情報、受注情報及び領域情報に基づいて作成された部材リストには、指図番号並びに品コード及び品名にて、建物に使用される部材がそれぞれ特定されており、部材毎に、エリア、配置位置、数量及び基礎次数が示されている。基礎次数及びエリアとして示された情報に基づいて、前述の領域別分納方法により、出荷の順序を示す次数が決定される。
図11のフローチャートに戻り、出荷支援装置1の制御部10は、領域別分納方法の適用の要否を判定する(S308)。ステップS308における領域分納方法の適用の要否は、建物の面積、形状、高度、地域等の諸条件を勘案して、自動又は手動で判定される。自動で決定する場合、出荷支援装置1は、諸条件に基づいて自動的に決定する。手動で決定する場合、出荷支援装置1は、諸条件を表示部14に表示し、表示された諸条件に基づいて要否を判断した担当者からの入力を、入力部12から受け付け、受け付けた入力内容に基づいて、賞移記別分の方法の適用の要否を決定する。なお、領域別分納方法の適用を必要と判定した場合、出荷支援装置1は、必要に応じて、自動又は手動で、領域を変更するようにしてもよい。必要に応じて領域を変更することにより、現場の状況に応じた柔軟な対応が可能となる。
ステップS308において、領域分納方法の適用が必要であると判定した場合(S308:YES)、制御部10は、領域分納方法の適用に必要な次数対比表を取得する(S309)。ステップS309にて取得される次数対比表は、領域分納方法を適用する場合に、エリア毎の出荷の順序を規定するテーブル形式の情報である。次数対比表の取得は、建物の面積、形状、高度、地域等の諸条件を勘案して、出荷支援装置1が処理毎に決定してもよく、予め記録部11に記録されている次数対比表を読み取るようにしてもよく、担当者による入力を入力部13から受け付けるようにしてもよい。これら例示した方法に限らず、出荷支援装置1は、処理に用いる状態にできるのであれば、様々な方法で次数対比表を取得することが可能である。
図13は、本願記載の出荷支援システムが備える出荷支援装置1にて用いられる次数対比表の一例を概念的に示す概略説明図である。次数対比表は、部材リストに示された指図番号、基礎次数及びエリアと、エリアの優先順位を示す領域順序とを対応付けたテーブルである。エリアを示す情報には、区分された領域及び当該領域に関する分納順序が指定されている。領域順序は、エリアを示す情報に含まれる分納順序に基づいて設定される数値である。分納順序に基づく領域順序は、例えば、建物が、道路に面する手前側の領域と奥側の領域とに区分されたモデルを想定すると、奥側の領域が1番目で、手前側の領域が2番目というように決定される。
ステップ308において、領域分納方法の適用が不要であると判定した場合(S308:NO)、ステップS309の処理は実行されない。
図11のフローチャートに戻り、出荷支援装置1の制御部10は、作成した部材リストの内容、領域情報に含まれるエリア(領域)、次数対比表に示された関係等の情報に基づいて、部材の次数を決定する(S310)。ステップS310では、基礎次数、エリアとして示された情報及び次数対比表に示された関係に基づいて、前述の領域別分納方法により、出荷の順序を示す次数が決定される。より具体的には、領域毎に、出荷パターンを適用して基礎次数を決定し、分納順序に基づき次数対比表に示されている領域順序に並べて、部材の次数が決定される。例えば、道路に面する手前側の領域と奥側の領域とに建物が区分されている場合を仮定する。このように仮定した条件下では、1番目として示されている手前側の領域内の建物について、出荷パターンに基づく基礎次数に従って次数を決定し、2番目として示されている奥側の領域内の建物について、出荷パターンに基づく基礎次数に従って、1番目のエリアに係る次数より後の次数に決定する。例えば、奥側の領域内の建物に係る部材が、出荷パターンに基づいて基礎次数として示された順序で1から10までの次数に決定された場合、手前側の領域内の建物に係る部材は、出荷パターンに基づいて基礎次数として示された順序で、11以降の次数に決定される。なお、次数対比表が取得されていない場合、基礎次数が、そのまま次数となる。また、領域数が1の場合も同様であり、次数は、基礎次数と一致する。
制御部10は、決定した部材の次数に基づいて、出荷する部材を次数毎に示した出荷明細書を作成し(S311)、作成した出荷明細書を記録部11に記録し、また出力部13から出力する(S312)。
図14は、本願記載の出荷支援システムが備える出荷支援装置1が作成する出荷明細書の一例を概念的に示す説明図である。出荷明細書は、出荷の管理に用いる帳票であり、例えば、出荷担当者、配送担当者等の各担当者による検収、配送の管理等の作業に用いられる。出荷明細書は、出荷の次数毎に、出荷すべき部材に関する情報が示されている。図14に例示する出荷明細書には、出荷日及び着荷日、営業所名、出荷指示No(指図番号)、担当、出荷順番(出荷パターン)、邸名、商品名、次数等の情報が示されている。更に、出荷明細書には、部材に関する情報が分類ごとに示されている。図14に例示する出荷明細書には、部材の分類として「外周鉄部位」、「屋根部材」、「金具・ボルト類」等の情報が示されている。図14に例示された出荷明細書に示されている部材に関する情報は、品コード、品名、数量、階(配置位置)等の情報である。
以上のようにして、出荷支援装置1は、出荷支援処理を実行する。
次に、本願記載の出荷支援システムによる出荷処理の具体例について仮想モデルを想定して説明する。図15は、本願記載の出荷支援システムの仮想モデルにおいて、出荷の対象となる部材の一例を示す説明図である。仮想モデルの建物を建築するために、図15に例示する部材A、部材B、・・・、部材Lが必要であると仮定する。
図16A及び図16Bは、本願記載の出荷支援システムの仮想モデルにおいて、予め記録されている出荷パターンの一例を示す説明図である。図16A及び図16Bでは、部材の分類ごとの出荷の順序を出荷パターンとして示している。例えば、図16Aに例示する出荷パターンでは、次数が1となる「1便」では外壁が出荷の対象となり、以下、屋根、内装床、内装壁、そして設備の順に5便に分割して出荷される。また、図16Bに例示する出荷パターンでは、次数が1となる「1便」では外壁が出荷の対象となり、以下、屋根(2階床等)、屋根(外部付帯等)、内装床、内装壁、設備(造作材等)、そして設備の順に7便に分割して出荷される。
図17A及び図17Bは、本願記載の出荷支援システムの仮想モデルにおいて、各部材の出荷順序の一例を示す説明図である。図17Aは、図15に例示した各種部材を、図16Aに例示した出荷パターンに基づいて、出荷の順序を決定した例を示している。図16Aに例示した出荷パターンを適用した場合、1便では、外壁、梁及び2階床に相当する部材A、B及びCが出荷される。図17Bは、図15に例示した各種部材を、図16Bに例示した出荷パターンに基づいて、出荷の順序を決定した例を示している。図16Bに例示した出荷パターンを適用した場合、1便では、外壁及び梁に相当する部材A及びBが出荷される。
以上のように、建物の建築に必要な部材が同じであっても、建築に関する条件に基づいて決定された出荷パターンが異なる場合、異なる順序で各種部材が出荷されることになる。
以上、詳述した如く、本願記載の出荷支援システム等では、部材の分類毎の出荷の順序を示す次数を示した出荷パターンを予め準備する。そして、出荷支援装置1が、建物の工法、形式、敷地等の建築に関する条件に基づいて出荷パターンを決定し、決定した出荷パターンに基づいて部材を出荷する順序を示す次数を決定し、決定した次数に基づいて各部材を出荷させる。これにより、本願記載の出荷支援システム等は、部材を複数回に分けて出荷する分納の次数決定に係る作業負荷を軽減することが可能である等、優れた効果を奏する。
また、本願記載の出荷支援システム等では、建物を建築する敷地を、面積、形状、高度、地域等の諸条件に応じて、建物を敷地領域に区分し、区分した敷地領域毎に次数を決定する。これにより、本願記載の出荷支援システム等は、広大な敷地、狭小地となる敷地等、出荷次数の決定に配慮を要する建物にも柔軟に対応することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形態で実施することが可能である。そのため、かかる実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、本発明は、様々なシステム構成及び装置構成とすることが可能である。例えば、工場にて使用する出荷支援装置1を、複数台の装置で構成し、また、出荷支援装置1、設計支援装置2及び計画支援装置3を1台の装置で構成する等、適宜、設計することが可能である。即ち、前記実施形態として示したシステム構成及び装置構成は無数にある形態の一部を示したものであり、どのような装置を用いてシステムを構成し、どの処理をどの装置が実行するかは適宜設計することが可能である。
1 出荷支援装置
10 制御部
11 記録部
110 出荷支援プログラム
111 部材マスタ
112 出荷パターンマスタ
12 入力部
13 出力部
14 表示部
15 通信部
2 設計支援装置
3 計画支援装置
NW 通信網

Claims (7)

  1. 建物の建築に使用する部材の出荷の順序を示す次数の決定を支援する出荷支援システムであって、
    部材の出荷を支援する出荷支援装置と、
    建物の設計を支援する設計支援装置と、
    建物の建築の計画に用いる計画支援装置と、
    部材を識別する部材識別情報及び部材の分類を示す分類情報を対応付けて記録している部材マスタと、
    出荷パターンを示す出荷パターン情報、分類情報、及び次数を対応付けて記録している出荷パターンマスタと
    を備え、
    前記設計支援装置は、
    建物を識別する建物識別情報を含み、建物の図面を示す図面情報を送る手段を備え、
    前記計画支援装置は、
    建物識別情報に対応付けた出荷パターンを含む受注情報を送る手段を備え、
    前記出荷支援装置は、
    図面情報を受け付ける第1受付手段と、
    受け付けた図面情報から、建物識別情報、建物の建築に必要な部材、部材の分類及び部材の配置位置を読み取る読取手段と、
    受注情報を受け付ける第2受付手段と、
    建物識別情報に基づいて、受け付けた図面情報及び受注情報を関連付け、読み取った部材、部材の分類及び部材の配置位置、並びに受け付けた出荷パターンに基づき、部材マスタ及び出荷パターンマスタを参照して、部材の次数を決定する次数決定手段と
    を備える
    ことを特徴とする出荷支援システム。
  2. 請求項1に記載の出荷支援システムであって、
    前記出荷支援装置は、
    前記次数決定手段による部材の次数の決定として、建物識別情報、部材識別情報、部材の配置位置及び部材の数量に、部材マスタ及び出荷パターンマスタを参照して決定された次数決定の基礎となる基礎次数を対応付けた部材リストを作成し、
    作成した部材リストに基づいて、基礎次数に基づく次数毎の出荷明細を作成する出荷明細作成手段を備える
    ことを特徴とする出荷支援システム。
  3. 請求項2に記載の出荷支援システムであって、
    前記出荷支援装置は、
    建物識別情報に対応付けて、建物を区分する領域を示した領域情報を受け付ける第3受付手段を備え、
    前記次数決定手段は、
    領域情報に基づいて、領域毎に、出荷パターンを適用して決定された基礎次数を、予め設定されている領域順に並べて次数を決定する
    ことを特徴とする出荷支援システム。
  4. 請求項3に記載の出荷支援システムであって、
    前記領域情報が示す領域は、
    面積、形状、高度及び地域のうち少なくともひとつの条件に基づいて敷地を区分した敷地領域毎に建物を区分している
    ことを特徴とする出荷支援システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の出荷支援システムであって、
    前記出荷支援装置は、
    建物の工法、形式及び敷地のうち少なくともひとつの条件に基づいて出荷パターンを決定する手段を備え、
    前記出荷パターンは、
    部材の種類、用途及び配置位置に基づいて、部材の分類毎の出荷の順序を次数として示している
    ことを特徴とする出荷支援システム。
  6. 建物の建築に使用する部材の出荷の順序を示す次数の決定を支援する出荷支援装置であって、
    部材を識別する部材識別情報及び部材の分類を示す分類情報を対応付けて記録している部材マスタにアクセスする手段と、
    出荷パターンを示す出荷パターン情報、分類情報、及び出荷の順序を示す次数を対応付けて記録している出荷パターンマスタにアクセスする手段と、
    建物を識別する建物識別情報を含み、建物の図面を示す図面情報を受け付ける手段と、
    受け付けた図面情報から、建物識別情報、建物の建築に必要な部材、部材の分類及び部材の配置位置を読み取る手段と、
    建物識別情報に対応付けられた出荷パターンを含む受注情報を受け付ける手段と、
    建物識別情報に基づいて、受け付けた図面情報及び受注情報を関連付け、読み取った部材、部材の分類及び部材の配置位置、並びに受け付けた出荷パターンに基づき、部材マスタ及び出荷パターンマスタを参照して、部材の次数を決定する手段と
    を備えることを特徴とする出荷支援装置。
  7. 建物の建築に使用する部材の出荷に用いるコンピュータに、部材の出荷の順序を示す次数の決定を支援させる出荷支援プログラムであって、
    コンピュータに、
    建物を識別する建物識別情報を含み、建物の図面を示す図面情報を受け付ける手順と、
    受け付けた図面情報から、建物識別情報、建物の建築に必要な部材、部材の分類及び部材の配置位置を読み取る手順と、
    建物識別情報に対応付けられた出荷パターンを含む受注情報を受け付ける手順と、
    部材を識別する部材識別情報及び部材の分類を示す分類情報を対応付けて記録している部材マスタ、並びに出荷パターンを示す出荷パターン情報、分類情報、及び出荷の順序を示す次数を対応付けて記録している出荷パターンマスタにアクセスし、建物識別情報に基づいて、受け付けた図面情報及び受注情報を関連付け、読み取った部材、部材の分類及び部材の配置位置、並びに受け付けた出荷パターンに基づき、部材マスタ及び出荷パターンマスタを参照して、部材の次数を決定する手順と
    を実行させることを特徴とする出荷支援プログラム。
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