JP2022166537A - 訪問販売管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】訪問販売において、経験の浅い訪問担当者であっても、訪問先での商品管理を適切に実行できるようにする。【解決手段】顧客Uに対して商品を訪問販売する際の管理システム1であって、販売管理装置10及び報知装置40を備え、これらの少なくともいずれかは、訪問担当者Tからの商品20の判定指示を受け付ける判定指示受付部H010と、判定指示を受け付けた時期に関する情報(以下、判定タイミング情報)を保持する判定タイミング情報保持部P005と、判定対象となる商品20の使用期限情報を保持する使用期限情報保持P010と、判定タイミング情報及び使用期限情報に基づいて、訪問担当者Tに商品20の管理に関する意思決定を支援する情報(以下、意思決定支援情報)を決定する判定部P100を有するようにする。更に、報知装置40は、意思決定支援情報を訪問担当者に伝達する報知部H030を有するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、商品を訪問販売する際に用いられる定期購買管理システムに関する。
従来、医薬品の配置販売では、複数種類の薬品を収容した薬箱を顧客宅に配置する。顧客は、必要な時に薬箱から所望の薬品を取り出して服用する。訪問担当者は、定期的に顧客宅に訪問して、使用された薬品を点検し、その料金を清算すると同時に、新たな薬品を薬箱に補充する。この配置販売をコンピューターで管理することも行われている(以下、特許文献1参照)。
また、訪問担当者は、訪問時に、薬箱に補充する商品(薬品)以外にその場で直接販売する商品(訪問販売商品)も持参する。例えば、栄養ドリンク等については、訪問時に直接販売し、料金をその都度清算する。この概念を訪問販売と定義する。
特開2002-259663号
しかし、消費頻度の高い栄養ドリンクの商品を訪問販売する場合、訪問担当者が顧客宅に頻繁に訪問する必要があり、訪問担当者及び顧客の双方にとって利便性に欠ける場合がある。
更に、配置販売においても、薬品によっては、顧客の使用頻度が高いものがある。このような場合にも、訪問担当者が顧客宅に頻繁に訪問して、薬箱に薬品を補充する必要があり、訪問担当者及び顧客の双方にとって利便性に欠ける場合がある。
本発明は、斯かる実情に鑑みてなされたものであり、訪問先での効率的に商品を販売可能な訪問販売管理システムを提供しようとするものである。
本発明者の鋭意研究によってなされた上記目的を達成する本発明は、訪問先となる顧客に対して商品を販売する際の訪問販売管理システムであって、計算機を備えて構成される運営側管理装置と、計算機を備えて構成され、訪問担当者によって操作される訪問者用管理装置と、を備え、前記訪問者用管理装置は、定期購買契約の対象となる前記商品(以下、定期購買商品)の入力を受け付ける定期購買商品確定部を有し、前記運営側管理装置は、前記定期購買商品確定部によって確定される前記定期購買商品について、訪問当日に訪問販売する際の清算に利用する訪問販売商品清算情報を生成して前記訪問者用管理装置に送信する訪問販売商品清算部と、前記定期購買商品確定部によって確定される前記定期購買商品について、前記定期購買契約を約定させるための定期購買契約最終確認情報を生成して前記訪問者用管理装置に送信する定期購買約定処理部と、を有する、ことを特徴とする訪問販売管理システムである。
上記訪問販売管理システムに関連する本発明では、前記訪問者用管理装置は、顧客が保有するキャッシュレス決済用の決済用本人特定情報を読み取る決済用本人特定情報読み取り処理部と、通信回線を介して、前記顧客と前記決済用本人特定情報を紐づける態様にて、計算機で構成される決済認証ネットワーク装置に前記決済用本人特定情報を送信して、該決済認証ネットワーク装置に前記決済用本人特定情報の登録を促す新規キャッシュレス決済処理部と、を有し、前記運営側管理装置は、前記決済認証ネットワーク装置に前記決済用本人特定情報が登録されることに連動して、前記決済用本人特定情報による前記定期購買契約が約定したことを意味する定期購買契約情報を生成する定期購買契約管理部と、約定した前記定期購買契約情報に基づいて、定期購買時の請求書に相当する定期購買清算情報を生成し、前記決済認証ネットワーク装置に対して前記決済用本人特定情報によるキャッシュレス決済を実行する定期購買清算部と、を有する、ことを特徴とする。
上記訪問販売管理システムに関連する本発明では、前記訪問者用管理装置の前記新規キャッシュレス決済処理部は、前記決済認証ネットワーク装置に対して、前記決済用本人特定情報の登録と同時に、前記訪問販売商品清算情報に基づく前記代金のキャッシュレス決済を実行することを特徴とする。
上記訪問販売管理システムに関連する本発明では、前記定期購買約定処理部が生成する前記定期購買契約最終確認情報は、前記定期購買契約管理部において前記定期購買契約情報を保持する顧客に対して、前記決済認証ネットワーク装置に登録済みとなる前記決済用本人特定情報を用いたキャッシュレス決済を促す情報を含むことを特徴とする。
上記訪問販売管理システムに関連する本発明では、記訪問者用管理装置は、訪問販売の対象となる前記商品(以下、訪問販売商品)の入力を受け付ける訪問販売商品確定部を有し、前記運営側管理装置の前記訪問販売商品清算部が前記訪問販売商品の為に生成する前記訪問販売商品清算情報は、前記定期購買契約管理部において前記定期購買契約情報を保持する顧客に対して、前記決済認証ネットワーク装置に登録済みとなる前記決済用本人特定情報を用いたキャッシュレス決済を促す情報を含むことを特徴とする。
上記訪問販売管理システムに関連する本発明では、記訪問者用管理装置は、顧客宅に配置される商品保管ケースに保管される前記商品に付与される商品情報コードを読み取るスキャン処理部を有し、前記運営側管理装置は、前記スキャン処理部によってスキャンされる前記商品情報コードに基づいて、使用済みとなる前記商品(以下、配置販売商品)のリストとなる配置商品使用済み情報を生成する使用済み配置商品抽出部と、前記配置商品使用済み情報の清算に利用する配置商品清算情報を生成して前記訪問者用管理装置に送信する配置商品清算部と、を有し、前記配置販売商品清算情報は、前記定期購買契約管理部において前記定期購買契約情報を保持する顧客に対して、前記決済認証ネットワーク装置に登録済みとなる前記決済用本人特定情報を用いたキャッシュレス決済を促す情報を含むことを特徴とする。
上記訪問販売管理システムに関連する本発明では、前記訪問者用管理装置は、訪問販売の候補となる前記商品の紹介情報(以下、商品紹介情報)をディスプレイに表示する訪問販売希望商品受付部を有し、前記商品が定期購買対象に含まれる場合、前記ディスプレイに表示される前記商品紹介情報が、訪問販売と定期購買の選択入力を促すようになっていることを特徴とする。
上記訪問販売管理システムに関連する本発明では、前記訪問者用管理装置は、顧客宅に配置される商品保管ケースに付与される顧客コードを読み取るスキャン処理部を有し、前記運営側管理装置の前記定期購買約定処理部は、前記顧客コードを参照することで得られる顧客情報を利用して、前記定期購買契約最終確認情報を生成することを特徴とする。
上記訪問販売管理システムに関連する本発明では、前記訪問者用管理装置は、顧客宅に配置される商品保管ケースに付与される顧客コードを読み取るスキャン処理部を有する情報端末と、前記新規キャッシュレス決済処理部を有する決済用端末を別々に有し、前記運営側管理装置は、前記情報端末で読み取られる前記顧客情報を利用して、前記決済用本人特定情報を登録する際に必要なキャッシュレス決済情報を生成して、前記訪問者用管理装置の前記情報端末に送信するキャッシュレス決済情報生成処理部を有し、前記訪問者用管理装置の前記情報端末は、前記キャッシュレス決済情報を外部に出力する情報出力部を有し、前記訪問者用管理装置の前記決済用端末は、前記通信端末の前記情報出力部によって出力される前記前記キャッシュレス決済情報を受信することで、前記キャッシュレス決済情報を前記新規キャッシュレス決済処理部に提供し、前記決済用端末の前記新規キャッシュレス決済処理部は、前記キャッシュレス決済情報と前記決済用本人特定情報を前記決済認証ネットワーク装置に送信することを特徴とする。
上記訪問販売管理システムに関連する本発明では、前記運営側管理装置は、顧客の前記商品の購入履歴となる購入履歴情報を保持する顧客商品管理部と、前記購入履歴情報を参照して、前記商品の定期購買の推奨レベルを含む意思決定支援情報を生成し、該意思決定支援情報を前記訪問者用管理装置に送信する定期購買推奨判定部と、を有することを特徴とする。
本発明者の鋭意研究によってなされた上記目的を達成する本発明は、訪問先となる顧客に対して商品を販売する際の訪問販売管理システムであって、計算機を備えて構成される運営側管理装置と、計算機を備えて構成され、訪問担当者によって操作される訪問者用管理装置と、を備え、前記訪問者用管理装置は、顧客宅に配置される商品保管ケースに付与される顧客コード、及び、該商品保管ケースに保管される前記商品に付与される商品情報コードを読み取るスキャン処理部と、定期購買契約の対象となる前記商品(以下、定期購買商品)の入力を受け付ける定期購買商品確定部と、を有し、前記運営側管理装置は、前記スキャン処理部によってスキャンされる前記商品情報コードに基づいて、使用済みとなる前記商品(以下、配置販売商品)のリストとなる配置商品使用済み情報を生成する使用済み配置商品抽出部と、前記配置商品使用済み情報の清算に利用する配置商品清算情報を生成して前記訪問者用管理装置に送信する配置商品清算部と、前記定期購買商品確定部によって確定される前記定期購買商品、及び前記顧客コードを参照することで得られる顧客情報を利用して、前記定期購買契約を約定させるための定期購買契約最終確認情報を生成して前記訪問者用管理装置に送信する定期購買約定処理部と、を有することを特徴とする訪問販売管理システムである。
本発明によれば、訪問先において効率的な商品販売を実行できるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施形態に係る訪問販売管理システムの全体構成を示すブロック図である。 同訪問販売管理システムの訪問者用管理装置を示すブロック図である。 同訪問販売管理システムの薬箱の薬箱コード、及び商品の商品情報コードの内部構成を示す図である。 (A)は、同訪問販売管理システムの販売管理装置等のハード構成を示すブロック図であり、(B)は訪問者用管理装置のハード構成を示すブロック図である。 同販売管理装置のプログラムの構成を示すブロック図である。 同販売管理装置における判定部のプログラムの構成を示すブロック図である。 同訪問販売管理システムの定期購買管理装置のプログラムの構成を示すブロック図である。 同訪問販売管理システムの加盟店側キャッシュレス決済管理装置のプログラムの構成を示すブロック図である。 同訪問販売管理システムの訪問者用管理装置のプログラムの構成を示すブロック図である。 (A)は、同訪問販売管理システムを用いる際の、商品製造又は仕入れ手順を示すフローチャートであり、(B)は物流拠点から商品を搬出する手順を示すフローチャートであり、(C)は物流拠点に商品を返却する手順を示すフローチャートであり、(D)は物流拠点から定期購買時に商品を配送する手順を示すフローチャートである。 同訪問販売管理システムを用いる際の、顧客宅での配置販売形態の商品管理手順を示すフローチャートである。 同訪問販売管理システムを用いる際の、顧客宅での訪問配置販売形態の商品管理手順を示すフローチャートである。 同訪問販売管理システムを用いる際の、顧客宅での定期購買形態の商品管理手順を示すフローチャートである。 (A)~(C)は、同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅での配置販売の清算を行う際の画面表示を示す図である。 同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅での配置販売の清算を行う際の画面表示を示す図である。 (A)及び(B)は、同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅での訪問販売の清算を行う際の画面表示を示す図である。 (A)及び(B)は、同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅での訪問販売の清算を行う際の画面表示を示す図である。 同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅での訪問販売の清算を行う際の画面表示を示す図である。 同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅での定期購買予定商品の確認を行う際の画面表示を示す図である。 同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅での定期購買予定商品の契約を行う際の画面表示を示す図である。 同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅で定期購買契約を行う際の画面表示を示す図である。 同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅で定期購買契約を行う際の画面表示を示す図である。 (A)及び(B)は、同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅で定期購買契約を行う際の画面表示を示す図である。 同訪問販売管理システムを用いて、顧客宅で未定期購買の商品を確認するための画面表示を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る訪問販売管理システムついて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、薬品等の配置販売商品を、顧客宅に配置販売する形態と、訪問販売商品を顧客宅で都度販売する訪問販売形態と、顧客宅で定期購買契約を実行して定期購買商品を定期販売する形態を組み合わせる事例を例示するが、本発明はこれに限定されず、他の訪問販売形態にも適用可能である。なお、配置販売商品と訪問販売商品と定期購買商品は、別々の商品となる場合に限られず、同一商品が、配置販売商品と訪問販売商品と定期購買商品を兼ねる場合を含む。
なお、都道府県知事から許可が与えられた配置販売業者は一般医薬品の配置販売を行うことができる。配置販売できる医薬品は、一般用医薬品のうち厚生労働大臣の定める基準に適合する医薬品であり、管理者が薬剤師・登録販売者である場合等に分け、販売できる医薬品のリスク区分(第一類、指定第二類、第二類、第三類)が異なる。
また、本実施形態では、キャッシュレス決済として、物理的媒体となるクレジットカードを利用したクレジットカード決済を利用する場合を例示するが、本発明はこれに限定されず、電子マネー決済であってもよい。クレジットカード決済の場合は、クレジットカードの表示部分や内臓ICチップに、決済を行う際の本人を特定するためのカード情報(決済用本人特定情報)が含まれる。一方で、例えば、カードタイプやスマートフォン等を利用した電子マネーでは、内臓ICチップに決済用本人特定情報が含まれる。更にスマートフォン等を利用したQRコード(登録商標)の決済タイプの電子マネーでは、いわゆるカードのような物理的媒体が存在せず、スマートフォンにインストールされるアプリケーションに含まれる決済用本人特定情報を利用してキャッシュレス決済が実行される。
従って、以降の説明において、クレジットカード決済における「クレジットカード(カード)」及び/または「カード情報」という文言は、電子マネー決済を含む上位概念として、すべて「決済用本人特定情報」に置き換えることが可能である。
<全体構成>
図1に、訪問販売管理システム1の全体構成を示す。訪問販売管理システム1は、商品を販売する販売会社によって運営されており、全体を管理する管理拠点H、各地域に設けられる物流拠点R、商品を製造する製造工場S1,S2、キャッシュレス決済仲介拠点N1と、キャッシュレス決済認証拠点N2、訪問担当者(営業者)T、運搬車B、顧客宅Uが関連する。
管理拠点Hには、計算機を有して構成される販売管理装置10、定期購買管理装置80、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85が備えられる。物流拠点Rには、計算機を有して構成される配送管理装置60と、在庫としての商品20,22が備えられる。製造工場S1,S2には、商品20,22の製造設備の他に、計算機を有して構成されるコード生成装置70と、コード生成装置70によって生成される商品情報コードJH005を商品又は商品パッケージに付与するコード付与装置74が設置される。なお、本実施形態では、商品20は、配置販売・訪問販売・定期購買のいずれにも好適な商品(以下、販売形態において配置販売商品・配置販売商品・定期購買商品と称する場合がある)であり、商品22は、訪問販売又は定期購買に好適な商品(以下、選択される販売形態に応じて配置販売商品又は定期購買商品と称する場合がある)を想定する。
訪問担当者Tは、ここでは営業車によって移動することを想定しており、計算機を有して構成されて訪問者用管理装置40と、営業車によって搬送される商品20,22を備える。顧客宅Uには、商品の保管場所(保管ケース)となる薬箱90が配置される。薬箱90内には、複数種類の薬(商品)20が収容される。この薬箱(商品保管ケース)90には、薬以外にも、ドリンクやスナック菓子等の商品を保管してもよい。なお、ここでは、商品20を自社の製造工場S1で量産する場合を例示するが、商品20を卸業者から仕入れる場合もある。その場合は、コード生成装置70やコード付与装置74を、物流拠点Rや他の商品保管倉庫(流通センター)に設置して、仕入れた商品20に商品情報コードJH005を付与すればよい。
キャッシュレス決済仲介拠点N1には、計算機を有して構成される決済認証管理装置92が備えられる。キャッシュレス決済仲介拠点N1は、本実施形態ではいわゆるカード決済代行会社であるが、電子マネー決済の場合は電子マネー決済代行会社となる。決済認証管理装置92は、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85と、キャッシュレス決済認証拠点N2の決済認証装置95の間のカード決済通信を仲介すると共に、この決済認証で用いた情報を保管する役割を担う。キャッシュレス決済認証拠点N2には、計算機を有して構成される決済認証装置95が備えられる。キャッシュレス決済認証拠点N2は、いわゆる決済センターである。決済認証装置95は、各カード会社の決済サーバと連携して、カードを利用した決済処理を実行する。これらの決済認証管理装置92や決済認証装置95は、様々な形態を取りうるため、これらを総称して決済認証ネットワーク装置と称する場合がある。なお、キャッシュレス決済仲介拠点N1の決済認証管理装置92、キャッシュレス決済認証拠点N2の決済認証装置95は、公知のシステムであるため、ここでは詳細な説明を省略する。
販売管理装置10、定期購買管理装置80、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85、コード生成装置70、訪問者用管理装置40、配送管理装置60は、有線・無線を問わず、各種通信手法によってインターネット等のネットワークNW1を経由して、互いに通信可能となっている。
なお、販売管理装置10や定期購買管理装置80、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85、コード生成装置70、配送管理装置60の設置場所は、管理拠点Hや物流拠点R、製造工場Sに限定されない。例えば、クラウドコンピューティングのように、設置場所を選ばずに計算機を利用することもできる。なお、本発明では、販売管理装置10や定期購買管理装置80、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85、コード生成装置70、配送管理装置60等を総称して、運営側管理装置と称する場合がある。
更に本実施形態で重要な点は、訪問販売管理システム1のシステム構成であって、各ハードウエア(計算機)がどこの拠点に配置されるか否か、各ハードウエア(計算機)がどの機能を担うかについても柔軟に変更できる。つまり、運営側管理装置における販売管理装置10や定期購買管理装置80、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85、コード生成装置70、配送管理装置60等の計算機による機能のグループ化は、説明の便宜上のものであり、これに限定されない。更に近年では、ハードウエアを所有することなく、外部のASP(Application Service Provider)事業者によって提供されるSaaS(Software as a Service)のソフトウエア機能を組み合わせることによって、訪問販売管理システム1を構成することもできる。その点で、上記の各種拠点は、ソフトウエア機能を主として利用・管理するための拠点と考えることもできると同時に、販売管理装置10や定期購買管理装置80、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85、コード生成装置70、配送管理装置60は、各種機能を分かりやすく説明するための便宜上のグループとなる。
訪問者用管理装置40は、図2(A)に示すように、サーバと通信する通信機能、顧客情報を閲覧したり訪問時の情報(訪問者、日時、顧客対応者等)を記録(入力)したりする閲覧・入力機能、コードをディスプレイ等に表示するコード表示機構、入力機能の補助としてバーコードや二次元コードをスキャンする機能、クレジットカード決済の為にクレジットカードをスキャンするコード読み取り機能、商品管理に関する意思決定支援情報を訪問担当者Tに伝達する報知機能、各種書面を印刷する印刷機能等を兼ね備える。図2(A)では、携行可能なハンディースキャナ(兼決済用端末)を想定しており、情報が表示されるディスプレイや、入力キー(タッチパネルの場合も含む)、コードを読み取るためのコード読み取り装置(スキャナ)、クレジットカードをスキャンするためのカード読み取り装置、報知機能となる振動発生装置や発音装置、プリンタ等の機能を併せ持つ。なお、様々な機能が集約されるハンディースキャナの場合、コード表示機能は省略できる。カード読み取り装置は、ICチップに含まれる決済用本人特定情報をスキャンするようにしてもよく、また、QRコード(登録商標)決済の場合は、決済用本人特定情報を含むQRコード(登録商標)をスキャンしてもよい。このハンディースキャナは、情報処理を行う情報端末(計算機)の一種であり、スマートフォンやタブレットPC等の通信端末であってもよい。
例えば図2(B)に示すように、訪問者用管理装置40として、コード読み取り機能・カード読み取り機能を有するハンディースキャナ(兼決済用端末)40Aと、閲覧入力機能やコード表示機能、報知機能を有するスマートフォンやタブレット等の通信端末40Bと、印刷機能を有するプリンタ40Cが別々に分かれていてもよい。この場合、通信端末40Bは、スキャン用のコードをディスプレイに表示し、このコードをハンディースキャナ40Aでスキャンすれば、安全かつ確実に必要な情報の伝送が可能となる。ここで、コード表示機能は、映像(コード)の伝送を通じて情報を外部に出力する情報出力機能の一種となる。また、コード読み取り機能は、映像(コード)の伝送を通じて情報を外部から取り込む情報受信機能の一種となる。
なお、ハンディースキャナ(兼決済用端末)40Aと通信端末40Bを、有線(例えばUSB配線)または短距離無線(例えばBluetooth(登録商標))等の通信回線で接続してもよい。このようにすると、通信端末40B側では通信回線を利用した情報出力機能によって各種情報を出力し、ハンディースキャナ(兼決済用端末)40A側では、通信回線を利用した情報受信機能によって各種情報の受け取ることができる。
更に、図2(B)の変形例となる図2(C)に示すように、コード読み取り機能を有するハンディースキャナ40Aと、カード読み取り機能を有する決済用端末40Dを別々として、ハンディースキャナ40Aと決済用端末40Dを、有線(例えばUSB配線)または短距離無線(例えばBluetooth(登録商標))等の通信回線で接続してもよい。ハンディースキャナ40Aは、通信回線を利用した情報出力機能によって各種情報を決済用端末40Dに出力し、決済用端末40D側では、通信回線を利用した情報受信機能によってハンディースキャナ40Aから各種情報の受け取ることができる。結果として、決済用端末40Dは、ハンディースキャナ40Aを介して、通信端末40Bのディスプレイに表示されるコードに含まれる情報を受信できる。
また例えば図2(D)に示すように、訪問者用管理装置40として、コード読み取り機能を有するハンディースキャナ40Aと、閲覧入力機能や通信回線を利用した情報出力機能、報知機能を有するスマートフォンやタブレット等の通信端末40Bと、印刷機能を有するプリンタ40Cと、通信回線を利用した情報受信機能、カード読み取り機能を有する決済用端末40Dが別々に分かれている態様において、決済用端末40Dと通信端末40Bを、有線(例えばUSB配線)または短距離無線(例えばBluetooth(登録商標))等の通信回線で接続してもよい。通信端末40B側では、通信回線を利用した情報出力機能によって各種情報を出力し、決済用端末40D側では、通信回線を利用した情報受信機能によって、通信端末40Bから各種情報を直接的に受け取ることができる。
以降では、図2(B)の訪問者用管理装置40を採用する場合を前提に説明する。
図1に戻って、コード付与装置74は、例えば、商品情報コードをシールに印刷するラベルプリンタ及びそのラベルを商品20,22に張り付ける自動貼り付け装置等によって構成される。なお、商品パッケージに直接印刷する場合は、コード付与装置74をマーカーによって構成してもよい。
<商品に付される商品情報コード>
図3に示すように、商品20,22に付される商品情報コードJH005は、例えばスキャナやリーダによって読み取り可能なバーコードや二次元コード、ICタグ等となる。この商品情報コードJH005の中には、商品の種類を判定するための商品識別情報、商品名、使用期限、製造時(製造日,製造月等の製造タイミングを意味する情報)、製造場所(製造工場)、同種商品の中でも個々を識別可能とする個体識別情報、販売形態(配置販売、訪問販売、定期購買)を識別する情報等のように、商品20を特定するための情報が含まれる。なお、これらの情報の全部又は一部を、販売管理装置10等のデータベースに保存しておき、商品情報コードJH005から得られる情報(個体識別情報)と照合することで、残りの情報を特定することもできる。
<薬箱に付される薬箱コード>
図3に示すように、薬箱90には、薬箱コードJH006が付与される。この薬箱コードJH006は、例えばスキャナやリーダによって読み取り可能なバーコードや二次元コード、ICタグ等となる。この薬箱コードJH006の中には、薬箱90を判定するための薬箱識別情報、顧客名、配置開始日等のように、薬箱90を特定するための情報が含まれる。なお、これらの情報の全部又は一部(顧客名・配置開始日等)を、販売管理装置10等のデータベースに保存しておき、薬箱コードJH006から得られる情報(薬箱識別情報)と照合することで、残りの情報を特定することもできる。また、この薬箱コードJH006は、実質的には、顧客を識別する為のコード(顧客コード)として用いられる。
<販売管理装置等のハード構成>
次に、販売管理装置10、配送管理装置60、顧客コード生成装置70、定期購買管理装置80、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85のハード構成について図4(A)を参照して説明する。なお、これらの装置のハード構成は共通しているので、同時に説明する。これらの装置は、ネットワークNW1を介して他の計算機と接続する例えばサーバ装置又はパーソナルコンピュータ(PC)であり、CPU130、ROM131、RAM132、記憶手段(記憶装置)133、入力手段134、表示手段135、通信手段136などを有する。
CPU130は、ROM131や記憶装置133等に格納されている各種のソフトウェアプログラム(アプリケーションプログラム)やオペレーティングシステム(OS)等を実行する処理や、プログラムの実行に必要なデータやファイル等をRAM132や記憶装置133等に記憶する処理などを行う。
記憶装置133は、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等を記憶するものであり、例えば、ハードディスク(HDD)等によって実現することができる。入力手段134は例えば、キーボード、ポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネル等によって実現することができる。表示手段135は、例えば入力手段134からの入力に対する応答出力等を表示するものであり、例えば、液晶表示装置等によって実現することができる。なお、アプリケーションプログラムの一つとして、セキュリティーソフト等を有することが好ましい。
ROM131などに記憶されたソフトウェアプログラムがRAM132のワークエリアに読み出されてCPU130によって当該ソフトウェアプログラムが実行されることにより、各種処理を実行する。なお、ソフトウェアプログラムは、DVD-ROMやCD-ROM等のコンピューター読み取り可能な情報記憶媒体に格納されていてもよい。また、記憶装置133内にはデータベースが設けられていてもよい。
通信手段136は、外部の計算機とネットワークNW1を介して通信を行う。
<訪問者用管理装置のハード構成>
次に、訪問者用管理装置40のハード構成について図4(B)を参照して説明する。訪問者用管理装置40の通信端末40Aは、CPU140、ROM141、RAM142、記憶手段(記憶装置)143、入力手段144、報知手段145、通信手段146、表示手段149などを有する。
CPU140は、ROM141や記憶装置143等に格納されている各種のソフトウェアプログラム(アプリケーションプログラム)やオペレーティングシステム(OS)等を実行する処理や、プログラムの実行に必要なデータやファイル等をRAM142や記憶装置143等に記憶する処理などを行う。
記憶装置143は、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等を記憶するものであり、例えば、不揮発性メモリ(ROM,フラッシュメモリ,磁気記憶装置,光ディスク)等によって実現することができる。入力手段144は例えば、テンキー等のキーボード、タッチパネル等によって実現することができる。報知手段145は、操作者(訪問担当者)に対して、各種情報を伝達する役割を担うものであり、この報知は、液晶表示装置、有機EL表示装置やLEDランプ等の光学的な表示手段149を利用してもよい。その他にも、振動モータ等によって操作者の手に振動情報を伝達する振動手段、スピーカやブザー等によって操作者に音情報を伝達する発音手段、印刷された紙等を出力する印刷手段でもよい。表示手段149は、いわゆるディスプレイであり各種情報を表示する。例えば入力手段144からの入力に対する応答出力等を表示してもよい。なお、アプリケーションプログラムの一つとして、セキュリティーソフト等を有することが好ましい。
ROM141などに記憶されたソフトウェアプログラムがRAM142のワークエリアに読み出されてCPU140によって当該ソフトウェアプログラムが実行されることにより、訪問者用管理装置40は、各種処理を実行する。また、記憶装置143内にはデータベースが設けられていてもよい。
訪問者用管理装置40のハンディイスキャナ40Bは、CPU150、ROM151、RAM152、記憶手段(記憶装置)153、入力手段154、通信手段156、コード読み取り手段157、カード読み取り手段158、表示手段159などを有する。
CPU150は、ROM151や記憶装置153等に格納されている各種のソフトウェアプログラム(アプリケーションプログラム)やオペレーティングシステム(OS)等を実行する処理や、プログラムの実行に必要なデータやファイル等をRAM152や記憶装置153等に記憶する処理などを行う。
記憶装置153は、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等を記憶するものであり、例えば、不揮発性メモリ(ROM,フラッシュメモリ,磁気記憶装置,光ディスク)等によって実現することができる。入力手段154は例えば、テンキー等のキーボード、タッチパネル等によって実現することができる。表示手段159はいわゆるディスプレイであり各種情報を表示する。例えば入力手段154からの入力に対する応答出力等を表示してもよい。
ROM151などに記憶されたソフトウェアプログラムがRAM152のワークエリアに読み出されてCPU150によって当該ソフトウェアプログラムが実行されることにより、訪問者用管理装置40は、例えば、キャッシュレス決済処理を実行する。また、記憶装置153内にはデータベースが設けられていてもよい。
コード読み取り手段157は、CPU150で実行される読み取りプログラムと協働して、バーコードリーダや撮像カメラ、ICリーダライタ等によって、バーコード、二次元コード、ICチップ等の情報を読み取る。カード読み取り手段158は、クレジットカードのカード情報(カード番号、有効期限、カード名義等)を読み取る。この読み取りは、カードの磁気ストライプを読み取る場合に限られず、カードに内蔵されるICチップ等を読み取る場合を含む。通信手段156は、外部の計算機とネットワークNW1を介して通信を行う。
<販売管理装置のプログラム構成>
次に、販売管理装置10のプログラム構成について、図5のブロック図を参照して説明する。なお、以下に示す構成は、必ずしも、販売管理装置10に含める必要はなく、場合によっては、訪問者用管理装置40側に設けられていてもよいものである。
(顧客情報管理部)
顧客情報管理部P210は、全ての顧客情報JP210を保持するデータベースとなる。顧客情報JP210には、薬箱識別コード、顧客識別コード、顧客名、住所、電話番号、生年月日、家族構成、引き落とし口座等の清算情報、取引開始日等の情報が含まれる。更に顧客情報JP210は、訪問履歴情報JP212を含む。訪問履歴情報JP212は、訪問担当者Tによる過去の訪問日や訪問時の商品管理作業等に関する情報となる。
(商品情報管理部)
商品情報管理部P215は、取り扱っている全ての商品20,22に関する紹介情報(商品紹介情報JP215)を保持するデータベースとなる。具体的に、商品紹介情報JP215は、商品識別情報、現在の販売価格、内容量、成分、製造メーカ、配置販売の可否フラグ、訪問販売の可否フラグ、定期購買の可否フラグ等を含む。
(顧客商品管理部)
顧客商品管理部P220は、各顧客に対応しており、顧客(薬箱90)に配置される商品20や定期購買している商品22に関する情報(顧客商品管理情報JP220)を保持するデータベースとなる。具体的に、顧客商品管理情報JP220は、配置商品群情報JP222、前回置高情報JP224、訪問完了時置高情報JP225、購入履歴情報JP226、定期購買中商品情報JP228、推奨定期購買商品群情報JP229を含む。
配置商品群情報JP222は、各顧客に対応しており、薬箱90に配置すべき複数種類の商品(薬品)20のリスト(配置候補商品リスト)となる。この配置商品群情報JP222は、訪問担当者や、商品管理担当者によって修正可能となっており、新製品となる商品20を追加したり、旧式の商品20を削除したり、季節ごとに適した商品20を追加・削除したりできる。なお、後述する定期購買中商品情報JP228に含まれることになった商品20は、この配置商品群情報JP222から自動的に除外されることが好ましい。前回置高情報JP224は、各顧客に対応しており、直近に訪問した顧客宅Uの薬箱90に収容されている商品20のリストとなる。訪問完了時置高情報JP225は、訪問時における商品20の回収・交換・新規預け入れ等の一連の作業が完了した段階の薬箱90に配置されている商品20のリストとなる。なお、この訪問完了時置高情報JP225は、訪問者用管理装置40から都度送信される商品20毎の配置商品確定情報JH120(図9参照)を集計することで生成される。次回の訪問時には、この訪問完了時置高情報JP225が前回置高情報JP224に置き換えられる。
定期購買中商品情報JP228は、顧客が実際に定期購買契約中となる商品20,22のリストとなる。推奨定期購買商品群情報JP229は、顧客に定期購買を積極的に提案すべき複数種類の商品(薬品)20,22のリストとなる。この推奨定期購買商品群情報JP229は、訪問担当者Tや、商品管理担当者によって修正可能となっており、新製品となる商品20,22を追加したり、旧式の商品20,22を削除したり、季節ごとに適した商品20,22を追加・削除したりできる。
購入履歴情報JP226は、各顧客に対応しており、配置販売形態・訪問販売形態・定期購買形態による商品20,22別の購入(使用)履歴に関する情報となる。具体的には、商品名、購入日及び購入数を含む。
(使用済み配置商品抽出部)
使用済み配置商品抽出部P225は、訪問担当者Tによる顧客宅Uへの訪問時に、薬箱90に残っている商品20に関する情報(訪問時残商品情報JH118)を参照して、前回の訪問時から今回の訪問時までの間で、顧客によって使用(消費)された商品20に関する情報(配置商品使用済み情報JP227)を生成する。この配置商品使用済み情報JP227は、前回置高情報JP224と訪問時残商品情報JH118の差分を抽出することによって生成される。使用済み配置商品抽出部P225は、配置商品使用済み情報JP227を訪問者用管理装置40に送信して、最終確認(清算依頼)を促すようになっている。なお、使用済み配置商品抽出部P225は、この配置商品使用済み情報JP227と一緒に、現金清算処理と、登録済みカードを利用したキャッシュレス決済処理と、新規カードを利用したキャッシュレス決済処理の選択を促す入力欄も送信する。なお、登録済みカードを利用したキャッシュレス決済処理の選択を促すか否かは、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85の顧客カード認証管理情報JG512(図8)を参照して判定する。
(未置商品抽出部)
未置商品抽出部P230は、各顧客情報JP210の顧客に対応させて、配置商品群情報JP222、前回置高情報JP224、購入履歴情報JP226、訪問時残商品情報JH118、配置商品確定情報JH120等を利用して、未置商品情報JP230を生成する。この未置商品情報JP230は、本来、顧客(薬箱90)に配置すべきであるが、未だ配置されていない商品群に関する情報となり、訪問者用管理装置40によって訪問担当者Tに提案される。例えば、配置商品群情報JP222と配置商品確定情報JH120の差分から未置商品情報JP230を生成することで、配置希望商品の準備漏れに相当する商品20を提案したり、前回の訪問時になんらかの理由で配置できなかった商品20の追加配置を提案したり、季節商品の追加配置を提案したりできる。また、所定期間(例えば、直近1年間)の購入履歴情報JP226と、配置商品確定情報JH120の差分から未置商品情報JP230を生成すると、本来、顧客が使用する可能性の高い商品20の補充漏れを未然に検知できる。この未置商品抽出部P230を、望ましいタイミングで起動させるようにすれば、訪問担当者Tに対して機会損失に関する報知を行うことが可能となる。
(定期購買可能商品抽出部)
定期購買可能商品抽出部P235は、未定期購買商品情報JP236を生成する。この未定期購買商品情報JP236は、定期購買対象となり得る商品20,22であって、未だ薬箱90に配置されていない商品群、および/または、未だ定期購買されていない商品群に関する情報となる。例えば、定期購買可能な全ての商品紹介情報JP215の中から、顧客の配置商品群情報JP222、定期購買中商品情報JP228を除外すればよい。未定期購買商品情報JP236は、訪問者用管理装置40によって訪問担当者Tに提供される。また、未定期購買商品情報JP236には、後述する定期購買推奨判定部P100による判定結果(定期購買の推奨レベル)を含むようにしても良い。本来、顧客の使用頻度が高い商品20,22を定期購買に切り替えることで、補充漏れや販売機会損失を未然に検知できる。この定期購買可能商品抽出部P235を、望ましいタイミングで起動させるようにすれば、訪問担当者Tに対して機会損失に関する報知を行うことが可能となる。
(配置商品清算部)
配置商品清算部P240は、訪問者用管理装置40からの清算依頼情報を受け付けることで、配置商品使用済み情報JP227と価格(薬価)情報JP242から請求金額を算出して、請求処理を行うための配置商品清算情報JP243を生成する。
清算依頼が現金清算の場合、配置商品清算情報JP243は、清算書データや請求書データ、領収書データ等の情報を含む。
清算依頼が登録済みカードを利用したキャッシュレス決済処理の場合、配置商品清算情報JP243は、決済実行ボタンや領収書データ等の情報を含む。なお、訪問者用管理装置40のディスプレイにおいて、決済実行ボタンが選択された場合、配置商品清算部P240は、加盟店側キャッシュレス決済装置85と連携して、キャッシュレス決済を実行する。
清算依頼が新規カードを利用したキャッシュレス決済処理の場合、配置商品清算情報JP243は、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85の当日限定登録済みカード決済情報JG562(キャッシュレス決済情報JG560)がコード変換された決済コードJG570(図8参照)や、領収書データ等の情報を含む。
なお、現金清算時の清算書データは、使用された商品20とその使用金額のリストとなり、訪問時に顧客に提供される。領収書データは、今回の訪問時に顧客から現金受領した金銭又はキャッシュレス決済された金銭の額を示すデータとなり、印刷されて顧客に提供される。請求書データは、今回の訪問時において未清算(売掛)となる金額が明示されるデータとなり、後日、追加清算しなければならない金額を意味し、顧客に提供される。
ちなみに、商品20を顧客宅Uに預ける配置販売形態では、薬箱90に配置される商品20は「販売元が一時的に顧客に預けている状態」となる。即ち、薬箱90内の商品20は、販売元の所有物となっており、顧客がその商品を使用した段階で、売買契約が自動成立し、それを次回の訪問時に事後的に清算する仕組みとなる。一方、配置販売ではない訪問販売の場合は、訪問と同時に商品売買契約が成立する。
(訪問販売商品清算部)
訪問販売商品清算部P233は、訪問販売の清算処理を実行する。訪問者用管理装置40によって選択された商品20,22に基づいて、訪問販売商品確定情報JP233を生成して、訪問者用管理装置40に最終確認を促す。この訪問販売商品確定情報JP233には、各商品22の価格(薬価)情報JP242を参照することで、請求予定金額も表示される。更に、訪問販売商品清算部P233は、この訪問販売商品確定情報JP233と一緒に、現金清算処理と、登録済みカードを利用したキャッシュレス決済処理と、新規カードを利用したキャッシュレス決済処理の選択を促す入力欄も送信する。なお、登録済みカードを利用したキャッシュレス決済処理の選択を促すか否かは、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85の顧客カード認証管理情報JG512を参照して判定する。
訪問販売商品清算部P233は、訪問者用管理装置40から清算依頼情報を受け付けると、訪問販売による請求金額を算出して請求処理を行うための訪問販売商品清算情報JP234を生成する。
清算依頼が現金清算の場合、訪問販売商品清算情報JP234は、清算書データや請求書データ、領収書データ等の情報を含む。
清算依頼が登録済みカードを利用したキャッシュレス決済の場合、訪問販売商品清算情報JP234は、決済実行ボタンや領収書データ等の情報を含む。なお、訪問者用管理装置40のディスプレイにおいて、決済実行ボタンが選択された場合、訪問販売商品清算部P233は、加盟店側キャッシュレス決済装置85と連携して、キャッシュレス決済を実行する。
清算依頼が新規カードを利用したキャッシュレス決済の場合、訪問販売商品清算情報JP234は、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85の当日限定登録済みカード決済情報JG562(キャッシュレス決済情報JG560)がコード変換された決済コードJG570や、領収書データ等の情報を含む。
なお、現金清算時の清算書データは、使用された商品20とその使用金額のリストとなり、訪問時に顧客に提供される。領収書データは、今回の訪問時に顧客から現金受領した金銭又はキャッシュレス決済された金銭の額を示すデータとなり、印刷されて顧客に提供される。請求書データは、今回の訪問時において未清算(売掛)となる金額が明示されるデータとなり、後日、追加清算しなければならない金額を意味し、顧客に提供される。
(在庫管理部)
在庫管理部P250は、物流拠点R単位あるいは全社単位等で、全種類の商品20,22の在庫量や各商品20,22の使用期限に関する情報(在庫管理情報JP250)を最新の状態に更新・保持する。在庫管理部P250は、商品20の持ち出し(搬出)情報や返品情報(この返品情報には、顧客宅Uから回収した商品20に関する情報を含む)、定期購買時に搬送車Bによって配送された商品20,22に関する情報を受け付けて、在庫管理情報JP250を常に最新の状態に更新する。なお、この持ち出し情報や返品情報、定期購買用の配送情報は、販売管理装置10に対して、管理者、訪問担当者、物流担当者等が直接入力してもよいし、訪問者用管理装置40を経由して入力されてもよい。訪問者用管理装置40によって、持ち出し・返品する商品20,22の商品情報コードJH005を読み取ることで、在庫管理部P250に対して持ち出し情報・返品情報が送信される。在庫管理部P250は、これらの情報を受け付けて、在庫管理情報JP250を最新の状態に維持する。
(訪問間隔情報保持部)
訪問間隔情報保持部P020は、個々の顧客に対する訪問間隔を意味する訪問間隔情報JP020を保持する。この訪問間隔情報JP020に含まれる訪問間隔は、訪問担当者Tの手入力によって設定されてもよく、例えば3か月、6か月、9か月等の値となる。一方、訪問間隔情報保持部P020は、訪問履歴情報JP212を参照して、顧客別に訪問間隔を自動算出してもよい。この際、訪問履歴情報JP212における直近の訪問間隔を、訪問間隔情報JP020に保持してもよく、また、過去の複数回の訪問履歴から算出される平均訪問間隔を、訪問間隔情報JP020に保持してもよい。
(購入実績情報保持部)
購入実績情報保持部P030は、個々の顧客宅Uにおける個々の商品20,20の購入実績(購入頻度)を意味する購入実績情報JP030を保持する。購入実績情報保持部P030は、購入履歴情報JP226を参照することで、購入実績情報JP030を生成(算出)する。具体的に購入実績情報JP030には、商品20,20毎の購入(使用)間隔に関する購入間隔情報JP032や、商品20,20毎の購入有無(購入フラグ)に関する購入有無情報JP034や、購入実績レベルに関する情報(例えば、高・中・低)等を含む。例えば、訪問担当者Tが、顧客宅Uに対して3か月毎に訪問する場合を想定する。購入履歴情報JP026を参照して、直近の4回の訪問履歴(即ち、12月の訪問期間)において、特定の商品Aを8個購入した履歴がある場合、購入実績情報保持部P030は、その商品A単品の平均購入間隔として12/8=1.5月を算出し、この1.5月という値を購入間隔情報JP032として保持する。更に、計算を簡素化する場合、購入個数を省略し、特定の商品Aの前々回の購入日(例えば24月前)と、前回の購入日(例えば6月前)の時間間隔(18月)を、直近の購入間隔情報JP032として保持する。また、購入有無情報JP034の場合、購入実績情報保持部P030は、購入履歴情報JP226として、前回の訪問履歴で特定の商品Aの購入履歴がある場合は「有り(フラグON)」、購入履歴がない場合は「無し(フラグOFF)」となるフラグ状情報を算出・保持する。他にも、購入有無情報JP034の場合、直近12月を評価期間とし、この評価期間内に特定の商品Aの購入履歴がある場合は「有り(フラグON)」、購入履歴がない場合は「無し(フラグOFF)」となる情報を算出・保持しても良い。なお、購入実績情報JP030は、購入実績情報保持部P030が算出する場合に限られず、訪問担当者Tの手入力によって設定されても良い。
(定期購買推奨判定部)
定期購買推奨判定部P100は、商品管理に関する意思決定を支援する情報(以下、意思決定支援情報JP100)を決定する。例えば、判定対象となる商品20、22について、訪問間隔情報JP020や購入実績情報JP030を参照して、配置販売商品20や訪問販売商品22の中から、定期購買契約に切り替えることが好ましいレベルを判定し、意思決定支援情報を生成する。意思決定支援情報JP100は、例えば、判定対象商品20,22を、定期購買契約に切り替えるように促す指示内容(配置指示・配置許可)を含む。意思決定支援情報JP100は、更に、報知そのものを行うか否かに関するフラグ情報や、音声・振動・メッセージ等の報知の種類に関する報知種別情報や、音声パターン、振動パターン、メッセージパターン等の報知内容に関するコンテンツ情報等を含む。
<定期購買推奨判定部の詳細機能の説明>
図6を参照して、販売管理装置10の定期購買推奨判定部P100の詳細機能について具体例を挙げながら説明する。
(商品別判定部)
商品別判定部P184は、商品20,22が、定期購買可能か否かの判定に基づいて、意思決定支援情報JP100を決定する。例えば、商品20,22の種類や法規制等によって、定期購買に適していない場合は、定期購買提案の禁止を促すような意思決定支援情報JP100が決定される。一方、商品20,22が、定期購買に適している場合は、定期購買提案を促すような意思決定支援情報JP100が決定される。なお、商品20,22が定期購買に適しているか否かに関する情報は、商品情報管理部P215の商品紹介情報JP215に含めておくか、商品情報コードJH005にフラグ情報として含めておくことができる。
(購入実績基準判定部)
購入実績基準判定部P155は、商品20,22の過去の購入実績を参照して、意思決定支援情報JP100を決定する。例えば、購入頻度が少ない商品20,22の場合、この商品20,22の定期購買の推奨レベルを低く設定するか、または、購買を禁止する意思決定支援情報JP100が決定される。一方、購入頻度が高い商品20,22の場合、この商品20の定期購買の推奨レベルを高く設定する意思決定支援情報JP100が決定される。なお、この購入実績基準判定部P155は、更に訪問間隔情報JP020を参照して、意思決定支援情報JP100を決定することが好ましい。例えば、購入頻度が高い商品20,22であっても、訪問担当者Tの訪問頻度も高い(訪問間隔が短い)場合は、商品20,22の訪問販売が可能であるので、定期購買の推奨レベルを下げることができる。例えば、購入頻度が低い商品20、22であっても、訪問担当者Tの訪問頻度が少ない(訪問間隔が長い)場合は、定期購買の推奨レベルを高くできる。なお、意思決定支援情報JP100には、定期購買の推奨サイクルや推奨個数を含めるようにしてもよい。
<定期購買管理装置のプログラム構成>
次に、定期購買管理装置80のプログラム構成について、図7のブロック図を参照して説明する。なお、以下に示す構成は、必ずしも、定期購買管理装置80に含める必要はなく、場合によっては、販売管理装置10や訪問者用管理装置40側に設けられていてもよいものである。
(定期購買契約準備部)
定期購買契約準備部G490は、訪問者用管理装置40から受信した定期購買商品の契約依頼に基づいて、約定前の段階の定期購買契約準備情報JG490を生成して、訪問者用管理装置40に送信する。定期購買契約準備情報JG490は、定期購買契約を締結する為に必要な情報であり、定期購買契約単位で、契約予定者となる顧客情報JP210、定期購買予定の商品20,22を意味する定期購買予定商品情報JG492、商品20,22の配送予定間隔(例えば20日、60日、毎月第三金曜日等)を意味する配送予定間隔情報JG494、一度にまとめて配送する商品個数を意味する配送予定個数情報JG496を含む。更に、図20に示すように、定期購買契約準備情報JG490には、以下の内容について、購買方法と決済方法の選択を促す入力欄が設けられる。
(1)訪問当日に商品を初回購入する(訪問販売する)か否かに関する意思決定
(2)上記(1)の商品を現金清算するか、キャッシュレス決済するかの意思決定
(3)上記(2)のキャッシュレス決済と定期購買用のキャッシュレス決済で利用するカード(登録済みカード、新規カード)の選択に関する意思決定
なお、上記(3)の意思決定は、登録済みのクレジットカードが存在する場合に限られる。これは、登録済みカード判別情報JG416を定期購買契約準備情報JG490に含めることで、顧客自身が登録済みカードを判別して選択できるようにする。なお、配送予定間隔情報JG494や配送予定個数情報JG496は、訪問者用管理装置40側に入力を促すようにしても良い。
訪問者用管理装置40側では、この定期購買契約準備情報JG490を参照して、契約に関する最終意思決定を入力する。結果、定期購買約定処理部JG480が起動して、約定処理が実行される。なお、上記(1)において、訪問当日に商品を初回購入する場合は、販売管理装置10の訪問販売商品清算部P233も同時に起動して、訪問販売の清算処理も同時並行して実行される。
(定期購買約定処理部)
定期購買約定処理部G480は、定期購買契約最終確認情報JG480を生成して、訪問者用管理装置40側に送信する。
現金による初回商品購入・新規カードによる定期購買契約を選択した場合、図21に示すように、定期購買契約最終確認情報JG480には、現金清算用の清算書、請求書及び領収書の印刷ボタン(これらは同時に起動される訪問販売商品清算部P233からの訪問販売商品清算情報JP234となる)と、新規カードの登録に向けた決済コードJG570、および、契約完了(契約書印刷)ボタンが表示される。この決済コードJG570は、加盟店情報(販売会社情報)、決済金額0円と、認証用顧客識別情報JG514が内在する。決済コードJG570は、ハンディースキャナ40Aでスキャンされる。
新規カードによる初回商品購入・新規カードによる定期購買契約を選択した場合は、図22に示すように、定期購買契約最終確認情報JG480には、初回商品の決済と新規カードの登録を同時に実行する決済コードJG570(定期購買用新規カード決済情報JG564)と、初回商品の領収書印刷ボタン(これは同時に起動される訪問販売商品清算部P233の訪問販売商品清算情報JP234となる)と、契約完了(契約書印刷)ボタンが表示される。この決済コードJG570は、加盟店情報(販売会社情報)、初回用決済金額と、認証用顧客識別情報JG514が内在する。決済コードJG570は、ハンディースキャナ40Aでスキャンされる。
現金による初回商品購入・登録済みカードによる定期購買契約を選択した場合は、図23(A)に示すように、定期購買契約最終確認情報JG480には、現金清算用の清算書、請求書及び領収書の印刷ボタン(これは同時に起動される訪問販売商品清算部P233の訪問販売商品清算情報JP234となる)と、登録済みカードによる契約実行(契約書印刷)ボタンが表示される。これらをクリックすることで、現金販売及び定期購買契約が完了する。
登録済みカードによる初回商品購入・登録済みカードによる定期購買契約を選択した場合は、図23(B)に示すように、定期購買契約最終確認情報JG480には、初回商品のキャッシュレス決済と、登録済みカードによる定期購買契約を同時に実行するボタンが表示される。このボタンをクリックすると、初回販売用の領収書(これは同時に起動される訪問販売商品清算部P233の訪問販売商品清算情報JP234となる)と定期購買の契約書が印刷される。
(定期購買契約管理部)
定期購買契約管理部G400は、定期購買約定処理部G480を経て約定済みとなる定期購買契約情報JG402を保持する。定期購買契約情報JG402は、定期購買契約を管理する為に必要な情報であり、定期購買契約単位で、契約者となる顧客情報JP210、定期購買中の商品20,22を意味する定期購買商品情報JG402、商品20,22の配送間隔(例えば20日、60日、毎月第三金曜日等)を意味する配送間隔情報JG404、一度にまとめて配送する商品個数を意味する配送個数情報JG406、この契約の決済で用いた登録済みカードを特定するための認証用顧客識別情報JG516等を含む。
(定期購買清算部)
定期購買清算部G420は、定期購買契約情報JG402の内容に沿って、請求書に相当する定期購買清算情報JG422を生成し、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85のキャッシュレス決済実行部G580に対して、定期購買に関する清算(キャッシュレス決済)を依頼する。定期購買清算情報JG422には、商品20,22の請求金額が含まれる。請求金額に配送料を含めても良い。依頼を受け付けたキャッシュレス決済実行部G580は、キャッシュレス決済情報生成処理部G560から、当日限定登録済みカード決済情報JG562を受け取って、キャッシュレス決済を実行する。
(商品配送管理部)
商品配送管理部G430は、定期購買清算部G420の定期購買商品清算情報JG423を参照して、清算された商品20,22の配送を指示するための配送指示情報JG432を生成し、物流拠点Rの配送管理装置60に送信する。この結果、物流拠点Rから顧客宅Uに対して、搬送車Bによって、定期購買商品20,22が配送される。
<加盟店側キャッシュレス決済管理装置>
次に、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85のプログラム構成について説明する。
(顧客カード認証情報管理部)
顧客カード認証情報管理部G510は、定期購買契約で用いたクレジットカードに関する情報(顧客カード認証管理情報JG512)を保持する。顧客カード認証管理情報JG512は、クレジットカードの所有者となる顧客情報JG210、クレジットカードを識別する為の認証用顧客識別情報JG514、クレジットカード番号又はその一部情報となる登録済みカード判別情報JG516を含む。認証用顧客識別情報JG514は、顧客が所有するクレジットカードを一義的に特定するための識別情報となる。この認証用顧客識別情報JG514は、カード認証管理装置92と共有される。カード認証管理装置92側では認証用顧客識別情報JG514とカード情報JH165が紐づいて保管される。カード判別情報JG416は、セキュリティーの関係から、カード番号の一部が欠損する形態(例えばカード発行会社とカード番号の下数桁のみ表示され、残りの番号は欠損する態様:********1234)の情報となる。これにより、商品20,22の販売会社側も、顧客のカード番号を勝手に入手することが不可能となり、一方、カード判別情報JG416を顧客に提示すれば、顧客自身が、決済に用いたクレジットカードを特定することが可能となる。なお、同一の顧客情報JG210に対して、複数の顧客カード認証管理情報JG512(複数のクレジットカード)が保持される場合もある。
(キャッシュレス決済情報生成処理部)
キャッシュレス決済情報生成処理部G560は、キャッシュレス決済時にキャッシュレス決済仲介拠点N1の決済認証管理装置92に送信する情報(キャッシュレス決済情報JG560)を生成する。キャッシュレス決済情報JG560は、以下の態様が含まれる。
(第1情報態様)訪問者用管理装置40が、新規カードを利用して当日限りのキャッシュレス決済を行う場合。この場合は、当日限定新規カード決済情報JG561を訪問者用管理装置40に送信する。当日限定新規カード決済情報JG561は、加盟店(販売会社)を識別する情報と、決済金額情報を含む。
(第2情報態様)登録済みカードを利用して、当日限りのキャッシュレス決済を行う場合。この場合は、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85のキャッシュレス決済実行部G580に、当日限定登録済みカード決済情報JG562を提供する。当日限定登録済みカード決済情報JG562は、加盟店(販売会社)を識別する情報と、認証用顧客識別情報JG514と、決済金額情報を含む。
(第3情報態様)訪問者用管理装置40が、新規カードを利用して、定期購買用のカード登録を行う場合。この場合は、定期購買用新規カード決済情報JG564を訪問者用管理装置40に送信する。定期購買用新規カード決済情報JG564は、加盟店(販売会社)を識別する情報と、新規カード用に新たに生成される認証用顧客識別情報JG514と、当日用の決済金額0円となる情報を含む。
(第4情報態様)訪問者用管理装置40が、新規カードを利用して、当日のキャッシュレス決済と、定期購買用のカード登録を行う場合。この場合は、当日及び定期購買用新規カード決済情報JG564を訪問者用管理装置40に送信する。当日及び定期購買用新規カード決済情報JG564は、加盟店(販売会社)を識別する情報と、新規カード用に新たに生成される認証用顧客識別情報JG514と、当日用の決済金額情報を含む。
(第5情報態様)訪問者用管理装置40が、登録済みカードを利用して、当日のキャッシュレス決済と、定期購買契約を行う場合。この場合は、当日のキャッシュレス決済用として、第2態様と同じ当日限定登録済みカード決済情報JG562を、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85のキャッシュレス決済実行部G580に提供する。当日限定登録済みカード決済情報JG562は、加盟店(販売会社)を識別する情報と、認証用顧客識別情報JG514と、当日の決済金額情報を含む。
第1~第5情報態様における決済金額情報は、キャッシュレス決済情報生成処理部G560に情報生成を依頼した他のプログラムから伝達される。
なお、登録済みカードを利用した定期購買の約定処理では、キャッシュレス決済仲介拠点N1の決済認証管理装置92との新たな認証処理は不要となる。もちろん、登録済みカードの有効期限等の再点検のため、約定処理時にキャッシュレス決済仲介拠点N1の決済認証管理装置92と認証してもよい。
(決済コード変換処理部)
決済コード変換処理部G570は、上記キャッシュレス決済情報JG560をバーコードや二次元コード等の画像情報に変換した決済コードJG570を生成する。図2(B)で示すように、訪問者用管理装置40が、キャッシュレス決済情報JG560を受信する通信端末40Bと、キャッシュレス決済を実行するハンディースキャナ40Aに分かれている場合、通信端末40Bに表示される決済コードJG570をハンディースキャナ40Aでスキャンすることで、ハンディースキャナ40Aにキャッシュレス決済情報JG560がミスなく伝達される。なお、通信端末40Bとハンディースキャナ(決済用端末)40Aが、有線又は無線の通信回線で相互接続され、キャッシュレス決済情報JG560をそのまま伝送できる場合は、この決済コード変換処理部G570を省略することもできる。
(キャッシュレス決済実行部)
キャッシュレス決済実行部G580は、顧客カード認証管理情報JG512やキャッシュレス決済情報JG560を参照して、キャッシュレス決済仲介拠点N1の決済認証管理装置92に対して、登録済みカードによる認証(キャッシュレス決済)処理を実行する。
キャッシュレス決済実行部G580は、キャッシュレス決済情報JG560を決済認証管理装置92に送信して認証(キャッシュレス決済)を実行し、決済認証管理装置92から正しく認証(決済)されたか否かの認証結果情報JG580を受信したら、その認証結果を、認証依頼元の機能プログラムに回答する。例えば、回答を受領した定期購買清算部G420では、定期購買商品清算情報JG423を生成する。
<訪問者用管理装置のプログラム構成>
次に、訪問者用管理装置40のプログラム構成について、図9のブロック図を参照して説明する。なお、以下に示す構成は、必ずしも、訪問者用管理装置40に含める必要はなく、場合によっては、販売管理装置10側に設けられていてもよいものである。
(スキャン処理部)
スキャン処理部H105は、商品情報コードJH005や薬箱コードJH006、決済コードJG570を読み取る処理を行う。読み取られたコードに含まれる情報は、各プログラムに転送される。なお、このスキャン処理は、外部から情報を受け取る処理であることから、例えば、通信回線によって情報が伝送される形態の場合は、受信処理部に置き換えることができるものである。
(カード読み取り処理部)
カード読み取り処理部H165は、キャッシュレス決済を行うクレジットカードのカード情報JH165を読み取る処理を行う。読み取られたカード情報は、後述する新規キャッシュレス決済処理部H190のプログラムに転送される。
(顧客入力部)
顧客入力部H110は、訪問担当者Tが訪問する顧客(顧客宅U)に関する情報の入力を受け付ける。具体的には、訪問者用管理装置40によって、顧客宅Uの薬箱90の薬箱コードJH006をスキャンして、その薬箱コードJH006に含まれる情報を受け付けることで顧客を識別する。なお、顧客名や顧客電話番等を手入力することによって顧客を識別しても良い。
(持ち出し返却部)
持ち出し返却部H115は、訪問担当者Tによる物流拠点Rからの商品20を持ち出す行為や、物流拠点Rに対して、一端、薬箱90に配置した商品20を返却する行為を判別する。例えば、商品20を持ち出すのか返却するのかに関する持ち出し返却区分情報JH115(訪問担当者Tによる手入力でもよい)と、その対象となる商品20の商品情報コードJH005をスキャンして得られる商品識別情報を、持ち出し返却部H115が受け付ける。持ち出し返却部H115は、これらの持ち出し・返却に関する情報を、販売管理装置10の在庫管理部P250に送信する。
<配置販売関係のプログラム>
(訪問時残商品受付部)
訪問時残商品受付部H118は、例えば、顧客宅Uにおいて、薬箱90に残っている商品20に関する情報(訪問時残商品情報JH118)を受け付ける。具体的に訪問担当者Tは、顧客宅Uにおいて、薬箱90に残っている全ての商品20の商品情報コードJH005をスキャンすることで、訪問時残商品情報JH118が、訪問時残商品受付部H118に入力される。訪問時残商品受付部H118は、訪問時残商品情報JH118を、販売管理装置10の使用済み配置商品抽出部P225に送信する。
(配置希望商品受付部)
配置希望商品受付部H119は、例えば、顧客宅Uにおいて、訪問担当者Tが、今回の訪問時において、薬箱90に配置しておきたい商品に関する情報(配置希望商品情報JH119)を受け付ける。具体的に訪問担当者Tは、顧客宅Uにおいて、薬箱90に残っていた商品20の中でこのまま薬箱90に残しておくべき商品20と、新規に補充する商品20を組み合わせた商品群(配置希望商品)の情報コードJH005をスキャンすることで、配置希望商品情報JH119を配置希望商品受付部H119に入力する。詳細は後述するが、配置希望商品の情報コードJH005をスキャンする度に、定期購買推奨判定指示受付部H010が起動して、定期購買に切り替える提案を行うべきか否かについて自動的に判定を行う。
(配置商品確定部)
配置商品確定部H120は、例えば、顧客宅Uにおいて、配置希望商品の情報コードJH005をスキャンする度に起動される配置希望商品受付部H119及び定期購買推奨判定指示受付部H010を経て、商品20が薬箱90に配置されることが決定したことに関する情報(配置商品確定情報JH120)を受け付ける。配置商品確定部H120は、この配置商品確定情報JH120を、販売管理装置10の顧客商品管理部P220等に送信する。なお、販売管理装置10の顧客商品管理部P220では、全ての配置商品確定情報JH120を受信した段階(即ち、配置完了指示を訪問者用管理装置40から受信した段階)で、この配置商品確定情報JH120に基づいて訪問完了時置高情報JP225を生成すると同時に、使用済み配置商品抽出部P225では、配置商品使用済み情報JP227が生成される。
(回収商品確定部)
回収商品確定部H050は、例えば、顧客宅Uにおいて、配置希望商品の情報コードJH005をスキャンする度に起動される配置希望商品受付部H119及び定期購買推奨判定指示受付部H010を経て、その商品20を薬箱90に配置しないことが決定したことに関する情報(回収商品確定情報JH050)を受け付ける。回収商品確定部H050は、持ち出し返却部H115と連動することが好ましく、この回収商品確定情報JH050を、倉庫への返却対象商品として、持ち出し返却部H115に送信することも可能である。
(未置商品提示部)
未置商品提示部H130は、販売管理装置10の未置商品抽出部P230で生成される未置商品情報JP230を受け取って、報知手段145(または表示手段149)を利用して当該情報を訪問担当者Tに提示する。訪問担当者Tは、未置商品情報J230を参考にして、薬箱90に必要な商品20を新規配置するか否かを判断する。
(配置商品清算依頼部)
配置商品清算依頼部H140は、販売管理装置10から送信される配置商品使用済み情報JP227を受信してディスプレイに表示する。図14(A)に示すように、配置商品使用済み情報JP227には、決済方法(現金清算かキャッシュレス決済)の選択を促す入力欄が設けられる。なお、登録済みのクレジットカードが存在する場合には、登録済みカード判別情報JG416を配置商品清算情報JP243に含めることで、これを利用したキャッシュレス決済を選択できるようにする。この画面を経由して、訪問担当者Tが清算依頼指示を入力すると、配置商品清算依頼部H140は、販売管理装置10の配置商品清算部P240から配置商品清算情報JP243を受信してディスプレイに表示する。
清算依頼時に、登録済みカード判別情報JG416による決済を選択した場合、図14(B)に示すように、配置商品清算情報JP243に「実行ボタン」が表示される。この実行ボタンをクリックすると、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85のキャッシュレス決済情報生成処理部G560が起動して、当日限定登録済みカード決済情報JG562を生成し、さらに、当日限定登録済みカード決済情報JG562がキャッシュレス決済実行部G580に提供されて、登録済みカードによるキャッシュレス決済が実行される。同時に、訪問者用管理装置40では、領収書が印刷される。
清算依頼時に現金清算を選択した場合、図14(C)に示す配置商品清算情報JP243に含まれる清算書、請求書、領収書等を、印刷手段40Cによって出力し、顧客と現金清算を行う。
清算依頼時に、新規カードによるキャッシュレス決済を選択した場合は、図15に示すように、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85のキャッシュレス決済情報生成処理部 G560が起動して、当日限定登録済みカード決済情報JG562を生成し、これを決済コードJG570に変換して配置商品清算情報JP243に含める。決済コードJG570をスキャン処理部H105でスキャンすると、後述する新規キャッシュレス決済処理部H190が起動して、新規クレジットカードによるキャッシュレス決済を行う。
(置高出力部)
置高出力部H150は、顧客商品管理P220から受信した訪問完了時置高情報JP225を利用して、最新の置高リストを印刷手段40Cによって出力する。この訪問完了時置高情報JP225が印刷された紙は、次回訪問時に利用する証明書として薬箱90内に保管される。
<訪問販売関係のプログラム>
(訪問販売希望商品受付部)
訪問販売希望商品受付部H174は、例えば、顧客宅Uにおいて、訪問担当者Tが、今回の訪問時において、当日に販売したい商品22に関する情報(訪問販売希望商品情報JH174)を受け付ける。具体的に訪問担当者Tは、顧客宅Uにおいて、訪問販売したい商品22の商品群(訪問販売希望商品)の情報コードJH005をスキャンすることで、訪問販売希望商品情報JH174を訪問販売希望商品受付部H174に入力する。この情報コードJH005は、販売管理装置10に送信される。結果、販売管理装置10の商品情報管理部P215が、対応する商品紹介情報JP215を訪問販売希望商品受付部H174に返信することで、ディスプレイに表示させる(図16(A)参照)。この際、ディスプレイには、訪問販売を選択するためのボタン(訪問販売用のカートボタン)が表示される。このボタンを選択すると、対象商品の訪問販売の確定するためのリストに登録される。なお、この商品が、定期購買の対象になっている場合は、定期販売を選択するためのボタン(定期購買用のカートボタン)も同時に表示されるようになっている。更に、顧客商品管理P220が起動し、スキャンされた商品22に関する顧客の購買情報となる顧客商品管理情報JP220もまとめて返信されて、その全部又は一部がディスプレイに表示される。
以上の結果、商品紹介情報JP215が表示されるディスプレイを利用すれば、過去の購買履歴を参考にしながら、この商品22に関する顧客の意思決定(購入する、購入しない、定期購買に切り替える等)を選択的に入力できる。なお、詳細は後述するが、訪問販売希望商品の情報コードJH005をスキャンする度に、定期購買推奨判定指示受付部H010が起動して、定期購買に切り替える提案を行うべきか否かについて自動的に判定を行う。この判定結果となる意思決定支援情報JP100も、その全部又は一部がディスプレイに表示されるので、より一層、高度な意思決定が可能となっている。
(訪問販売商品確定部)
訪問販売商品確定部H176は、例えば、顧客宅Uにおいて、訪問配置希望商品受付部H174を経て、商品22の提案が終了した旨に関する情報の入力を受け付けて、販売管理装置80の訪問販売商品清算部P233に送信する。訪問販売商品清算部P233では、選択された商品20,22のリストとなる訪問販売商品確定情報JP233が生成される。この訪問販売商品確定情報JP233は、訪問者用管理装置40の訪問販売商品清算依頼部H177(後述)に送信される。
(訪問販売商品清算依頼部)
訪問販売商品清算依頼部H177は、訪問販売商品確定情報JP233を受信して、ディスプレイに表示させる(図16(B)参照)。この訪問販売商品確定情報JP233には、現金清算処理と、登録済みカードを利用したキャッシュレス決済処理と、新規カードを利用したキャッシュレス決済処理の選択を促す入力欄が設けられる。訪問担当者Tが清算方法の選択と清算依頼を入力すると、訪問販売商品清算依頼部H177は、これらの清算依頼情報を、訪問販売商品清算部P233に送信する。その後、訪問販売商品清算部P233から受信した訪問販売商品清算情報JP234を利用して清算を行う。
清算依頼時に現金清算を選択した場合、図17(B)に示されるように、訪問担当者Tは、訪問販売商品清算情報JP234に含まれる清算書、請求書、領収書等を、印刷手段40Cによって出力し、顧客と現金清算を行う。
清算依頼時に、新規カードによるキャッシュレス決済を選択した場合は、図18に示されるように、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85のキャッシュレス決済情報生成処理部G560が起動して、当日限定登録済みカード決済情報JG562を生成し、これを決済コードJG570に変換して訪問販売商品清算情報JP234に含める。決済コードJG570をスキャン処理部H105でスキャンすると、後述する新規キャッシュレス決済処理部H190が起動して、新規クレジットカードによるキャッシュレス決済を行うことができる。なお、通信端末40Bとハンディースキャナ(決済用端末)40Aが、有線又は無線の通信回線で相互接続される場合は、通信端末40Bが当日限定登録済みカード決済情報JG562をそのまま出力し、ハンディースキャナ(決済用端末)40A側で受信できるので、決済コードJG570の表示を省略できる。
清算依頼時に、登録済みカードによるキャッシュレス決済を選択した場合は、図17(A)に示されるように、訪問販売商品清算情報JP234に「実行ボタン」が表示される。この実行ボタンをクリックすると、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85のキャッシュレス決済情報生成処理部G560が起動して、当日限定登録済みカード決済情報JG562を生成し、さらに、当日限定登録済みカード決済情報JG562がキャッシュレス決済実行部G580に提供されて、登録済みカードによるキャッシュレス決済が実行される。同時に、訪問者用管理装置40では、領収書が印刷される。
<定期購買契約関係のプログラム>
(定期購買希望商品受付部)
定期購買希望商品受付部H180は、例えば、顧客宅Uにおいて、訪問担当者Tが、今回の訪問時において、定期購買契約を締結したい商品22に関する情報(定期購買希望商品情報JH180)を受け付ける。具体的に訪問担当者Tは、顧客宅Uにおいて、定期購買契約したい商品22の商品群(定期購買希望商品)の情報コードJH005をスキャンすることで、定期購買希望商品情報JH180を定期購買希望商品受付部H180に入力する。スキャン以外にも、これは販売管理装置10から受信する推奨定期購買商品情報JP229をディスプレイに表示させて、その中から商品22を選択しても良い。
(定期購買商品確定部)
定期購買商品確定部H182は、例えば、顧客宅Uにおいて、定期購買希望商品受付部H180を経て、商品22を定期購買することが決定したことに関する意思決定情報(契約依頼)の入力を受け付けてる。意思決定情報(契約依頼)は、定期購買管理装置80の定期購買契約準備部G490に送信される。この操作が契約準備指示となる。その結果、定期購買契約準備部G490では、定期購買契約準備情報JG490が生成される。
(定期購買契約処理部)
定期購買契約処理部H183は、定期購買契約準備部G490から受信した定期購買契約準備情報JG490をディスプレイに表示する。この画面を経由して、訪問担当者Tは、定期購買管理装置80に対して約定依頼を行う。ディスプレイに表示される定期購買契約準備情報JG490には、以下の意思決定の入力を促すようになっている(図20参照)。
(1)訪問当日に商品22を購入するか否か(訪問販売するか否か)に関する意思決定
(2)上記(1)の当日購入商品22を決済方法(現金またはキャッシュレス)に関する意思決定
(3)上記(2)のキャッシュレス決済のカード選択(登録済みカード、新規カード)に関する意思決定
なお、上記(3)の意思決定の入力欄は、今回の顧客に対応する登録済みカード判別情報JG416を保持している場合に限って表示される。つまり、登録済みカード判別情報JG416を、期購買契約準備情報JG490に含めることで、登録済みカードによって今回の定期購買契約を締結可能にする。
上記(1)から(3)の選択の組み合わせにより、最終的には、次の6種類の決済態様が決定される。
(第1決済態様)当日、商品22を現金決済で訪問販売しつつ、その後、同一商品22の定期購買契約を新規カードのキャッシュレス決済にて締結する態様。
(第2決済態様)当日、商品22を現金決済で訪問販売しつつ、その後、同一商品22の定期購買契約を登録済みカードのキャッシュレス決済にて締結する態様。
(第3決済態様)当日、商品22を新規カードのキャッシュレス決済で訪問販売しつつ、同一商品22の定期購買契約を新規カードのキャッシュレス決済にて締結する態様。
(第4決済態様)当日、商品22を登録済みカードのキャッシュレス決済で訪問販売しつつ、同一商品22の定期購買契約を登録済みカードのキャッシュレス決済にて締結する態様。
(第5決済態様)当日は商品22を訪問販売せずに、商品22の定期購買契約のみを新規カードのキャッシュレス決済にて締結する態様。
(第6決済態様)当日は商品22を訪問販売せずに、商品22の定期購買契約のみを登録済みカードのキャッシュレス決済にて締結する態様。
約定依頼を受信した定期購買約定処理部G480は、上記第1~第6決済態様に応じた定期購買契約最終確認情報JG480を生成して、定期購買契約処理部H183に送信する。定期購買契約処理部H183では、この定期購買契約最終確認情報JG480をディスプレイに表示させることで、定期購買契約を約定させる。
第1~第4決済態様の場合、定期購買約定処理に加えて、訪問販売商品清算部P233に対する清算依頼も同時に実行される。
第1、第3、第5決済態様の場合、訪問担当者Tは、ディスプレイに表示される決済コードJG570をスキャン処理部H105でスキャンして、新規キャッシュレス決済処理部H190を起動させる。新規キャッシュレス決済処理部H190によって、新規カードの認証処理(登録処理)が完了すると定期購買契約が約定する。第3決済態様の場合は、当日訪問販売する商品の新規カードによる決済も同時に実行される。
第2、第4、第6決済態様の場合、ディスプレイに表示される登録済みカードを利用した決済または定期購買契約の実行ボタンをクリックして、登録済みカードによる定期購買契約を約定させる。なお、第4決済態様の場合は、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85のキャッシュレス決済実行部G580が起動して、当日訪問販売する商品の登録済みカードによる決済も実行される。
なお、本実施形態では、上記(3)として、定期購買の決済をキャッシュレス決済にする場合を例示しているが、このキャッシュレス決済に加えて又は代えて、コンビニエンスストアや銀行口座振り込み等の「後払い決済」を選択可能にすることもできる。この場合は、カード情報(決済用本人特定情報)の登録処理を省略できる。
(未定期購買商品提示部)
未定期購買商品提示部H186は、販売管理装置10の定期購買可能商品抽出部P235で生成される未定期購買商品情報JP236や、顧客商品管理部P220の推奨定期購買商品情報JP229を受け取って、ディスプレイ(表示手段145A)や報知手段145を利用して当該情報を訪問担当者Tに提示する(図24参照)。訪問担当者Tは、未定期購買商品情報JP236を参考にして、顧客に対して、商品20の定期購買を提案するか否かを判断する。なお、この未定期購買商品情報JP236には、定期購買推奨判定部P100の意思決定支援情報JP100を挿入することができる。
<キャッシュレス決済関係のプログラム>
(新規キャッシュレス決済処理部)
新規キャッシュレス決済処理部H190は、各プログラム機能から依頼を受けて、新たなクレジットカードを利用したキャッシュレス決済を行う。具体的には、カード読み取り処理部H165で得られるカード情報JH165と、加盟店側キャッシュレス決済管理装置85から受信したキャッシュレス決済情報JG560を、キャッシュレス決済仲介拠点N1の決済認証管理装置92に送信する。決済認証管理装置92は、このカード認証で用いた情報(カード情報JH165及びキャッシュレス決済情報JG560)を必要に応じて保管すると同時に、キャッシュレス決済認証拠点N2の決済認証装置95に転送して、このカードを利用した決済処理(認証処理)を実行する。なお、新規キャッシュレス決済処理部H190が、決済認証管理装置92から、キャッシュレス決済が完了した旨の情報を受信したら、その結果を、依頼を受けた元となるプログラム機能に回答する。この回答は、ディスプレイに表示される「決済完了」ボタンを選択することで実行される。
例えば、キャッシュレス決済情報JG560に含まれる情報が、当日限定新規カード決済情報JG561の場合は、当日限りの商品販売代金に関するキャッシュレス決済を行う。キャッシュレス決済情報JG560に含まれる情報が、定期購買用新規カード決済情報JG564の場合は、当日代金は金額0円であって、クレジットカードが利用可能か否かを判定するキャッシュレス決済(いわゆる0円オーソリ)を行うと同時に、キャッシュレス決済仲介拠点N1の決済認証管理装置92に対して、顧客コードJH006に対応する認証用顧客識別情報JG514及びカード情報JH165の登録を行い、将来の定期購買の清算に備える。キャッシュレス決済情報JG560に含まれる情報が、当日及び定期購買用新規カード決済情報JG564の場合は、当日の商品販売代金に関するキャッシュレス決済を行うと同時に、キャッシュレス決済仲介拠点N1の決済認証管理装置92に対して顧客コードJH006に対応する認証用顧客識別情報JG514及びカード情報JH165の登録を行い、将来の定期購買の清算に備える。
(定期購買推奨判定指示受付部)
定期購買推奨判定指示受付部H010は、訪問担当者Tから、商品20,22の判定指示に関する情報(判定指示情報JH010)の入力を受け付ける。具体的には、訪問担当者Tが、配置希望商品受付部H119を起動させて、配置希望商品20の商品情報コードJH005を、訪問者用管理装置40の読み取り手段147でスキャンする度に、定期購買推奨判定指示受付部H010が、この商品20の判定指示を自動的に受け付ける。また、訪問担当者Tが、訪問販売希望商品受付部H174を起動させて、訪問販売希望商品22の商品情報コードJH005を、訪問者用管理装置40の読み取り手段147でスキャンする度に、定期購買推奨判定指示受付部H010が、この商品20の判定指示を自動的に受け付ける。判定指示を定期購買推奨判定指示受付部H010が受け付けると、その情報が販売管理装置10に送信されて、定期購買推奨判定部P100によって、定期購買を提案すべきか否か意思決定支援情報JP100が決定される。
(報知部)
報知部H030は、販売管理装置10の定期購買推奨判定部P100によって決定された意思決定支援情報JP100を受け取って、報知手段145を利用して訪問担当者Tに対して各種報知を実行する。既に述べたように、意思決定支援情報JP100には、例えば、報知そのものを行うか否かに関するフラグ情報や、音声・振動・メッセージ等の報知の種類に関する報知種別情報や、音声パターン、振動パターン、メッセージパターン等の報知コンテンツ情報等を含む。従って、報知部H030は、その意思決定支援情報JP100に合わせて、表示手段(ディスプレイ)149、振動手段(図示省略)、発音手段(図示省略)、印刷手段40C等を適宜制御して報知を行う。なお、報知部H030が、判定対象商品毎に、訪問担当者Tに対して意思決定支援情報JP100の報知を行うと同時に、定期購買希望商品受付部H180が、その対象商品に関する意思決定結果(定期購買決定)の入力を受け付けるようになっている。
<訪問販売管理システムの使用手順>
次に、訪問販売管理システム1の商品管理手順について説明する。
(商品製造・仕入れフロー)
図10(A)は、物流拠点Rに新しい商品20を在庫とするフローを示す。自社製造工場S1,S2では、商品20,22が製造され(S102)、同時に、コード生成装置70によって商品情報コードJH005が生成されて(S104)、コード付与装置74によってパッケージに商品情報コードJH005が付与される(S106)。一方、自社製造工場S1,S2での製造ではなく、外部から商品20,22を仕入れる場合(S108)は、物流拠点R又はその他の場所でコード生成装置70によって商品情報コードJH005が生成されて(S110)、コード付与装置74によってパッケージに商品情報コードJH005が付与される(S112)。製造された商品20,22又は仕入れた商品20,22の全ては、物流拠点R(あるいは倉庫)に配送される(S114)。その際に、配送リストとして、全商品20,22の商品情報コードJH005が、自社製造工場S1,S2のコード生成装置70から、販売管理装置10の在庫管理部P250に伝送される。商品20,22を受け取った物流拠点R(あるいは倉庫)の担当者は、受け取った全商品20,22の検品を経て(S115)、配送管理装置60に検品した商品情報コードJH005を入力すると、その情報が、販売管理装置10の在庫管理部P250に検品完了情報として伝送される(S116)。結果、配送リストに相当する全商品20,22の商品情報コードJH005が、在庫管理情報JP250に登録される(S117)。
(商品搬出フロー)
図10(B)は、物流拠点Rから、訪問担当者Tが商品20,22を持ち出すフローを示す。訪問担当者Tは、訪問者用管理装置40を利用して、持ち出しを希望する商品20,22の商品情報コードJH005をスキャンすることで、持ち出し希望商品データを生成する(S120)。なお、持ち出し希望商品データを生成するためのスキャン作業は、専用媒体となる商品情報コードJH005一覧から希望する商品20,22の商品情報コードJH005をスキャンしたり、訪問担当者Tが営業車にストックしている商品20,22の商品情報コードJH005を利用してスキャンしたりすれば良い。
この持ち出し希望商品データは、配送管理装置60から販売管理装置10の在庫管理部P250に伝送されると同時に、訪問者用管理装置40によってプリントされ、物流拠点Rにおける在庫管理担当者に渡される。在庫管理担当者が、物流拠点Rの商品在庫から必要な商品20,22をピックアップして、訪問担当者Tに渡す(S122)。在庫管理担当者が、ピックアップ完了情報を、配送管理装置60に入力すると、その情報が販売管理装置10の在庫管理部P250に伝送されて在庫管理情報JP250が更新され、その商品20,22が「持ち出し中」として管理される(S126)。その後、訪問担当者Tは、在庫管理担当者から渡された商品20,22を営業車に積載して、顧客宅Uを訪問する。その後、当該商品20,22が顧客宅Uの薬箱90に配置されたり、顧客宅Uで訪問販売されたりすると、在庫管理部P250では「配置中」「訪問販売済み」と管理される。
なお、在庫管理担当者を省略する場合、訪問担当者Tが、物流拠点Rの在庫の中から商品20,22を自らピックアップして、直接、その商品情報コードJH005を訪問者用管理装置40でスキャンすることで、在庫管理情報JPを更新することもできる。
(商品返却フロー)
図10(C)は、物流拠点Rから持ち出したが、訪問担当者Tが、顧客宅Uで薬箱90に配置することなく、或いは、訪問販売されることなく持ち帰った商品20,22(未配置商品/未訪問販売商品)や、薬箱90から回収された商品20(回収商品)を、訪問担当者Tが物流拠点Rに返却するフローを示す。訪問担当者Tは、未配置/未訪問販売又は回収商品20,22を営業車から搬出し(S130)、商品情報コードJH005を訪問者用管理装置40でスキャンする(S132)。その後、訪問担当者Tは、この商品20,22を物流拠点Rに返却する(S134)。訪問者用管理装置40でスキャンされた情報は、持ち出し返却部H115が、販売管理装置10の在庫管理部P250に送信する。結果、在庫管理部P250の在庫管理情報JP250が更新され、「持ち出し中」又は「配置中」の状態から「在庫中」に変更される(S136)。なお、返却時に「使用期限」を徒過している商品は、直接、処分管理部P260によって処理されるようにしても良い。
(定期購買配送フロー)
図10(D)は、物流拠点Rから搬送車Bが、定期購買の商品20,22を配送するフローを示す。在庫管理担当者は、配送管理装置60に提示される定期購買配送データを確認し(S137)、物流拠点Rの商品在庫から配送予定商品20,22を、スキャナで商品コードをスキャンしながらピックアップする(S138)。ドライバーが、これらの商品20,22を搬送車Bに積み込み、顧客宅に配送する。在庫管理担当者によるピックアップ情報は配送管理装置60に入力され、さらに、配送管理装置60から販売管理装置10の在庫管理部P250に転送される。結果、在庫管理部P250の在庫管理情報JP250が「出荷済み」に更新される(S139)。
<配置販売に関するフロー>
(顧客宅Uでの商品管理フロー)
図11は、顧客宅Uにおける訪問担当者Tの商品管理フローを示す。まず、訪問担当者Tが、薬箱90に付される薬箱コードJH006を訪問者用管理装置40でスキャンする(S141)。この情報は、販売管理装置10の顧客情報管理部P210と顧客情報管理部P210に送信されて、顧客情報JP210と顧客商品管理情報JP220に照合される。これにより、顧客宅Uの識別が行われる。
次に、訪問担当者Tは、薬箱90に残っている商品20(訪問時残商品)の商品情報コードJH005を、訪問者用管理装置40でまとめてスキャンする(S142)。これにより、訪問者用管理装置40の訪問時残商品受付部H110が、訪問時残商品情報JH118を生成する。
薬箱90に残っていた全商品20のスキャンが完了したら、訪問担当者Tはその旨を入力する。このスキャン完了指示に連動して、販売管理装置10における使用済み配置商品抽出部P225では、前回置高情報JP224と訪問時残商品情報JH118の差分によって、前回の訪問から今回の訪問までの間に、顧客によって使用された商品20に関するリスト情報(配置商品使用済み情報JP227)が生成される。この配置商品使用済み情報JP227は、図14(A)に示すように、訪問者用管理装置40のディスプレイに表示される(S143)。訪問担当者Tは、薬箱90に保管される置高表と、薬箱90に残存する商品20の差分を目視で確認することで、この配置商品使用済み情報JP227が正しいか否かチェックする。この配置所品使用済み情報JP227には、決済方法の選択を促す入力欄1401が用意されているので、顧客の意思決定に基づいて、訪問担当者Tが決済方法を選択する。選択肢には、登録済みカードを利用したキャッシュレス決済(登録済みカード判別情報JG516も表示される)と、新規カードを用いたキャッシュレス決済と、現金決済が含まれる。
配置商品使用済み情報JP227の確認及び決済方法の選択が終了したら、配置商品清算依頼のボタン1402をクリック(入力)することで、配置商品清算工程S144に進む。配置商品清算工程S144では、配置商品清算依頼部H140が、配置商品清算依頼情報を、販売管理装置10の配置商品清算部P240に送信し、その応答として配置商品清算情報JP243を受信してディスプレイに表示する。登録済みカードを利用したキャッシュレス決済を選択した場合、図14(B)に示すように、配置商品清算情報JP243には最終確認用の実行ボタン1404が表示される。この実行ボタン1404をクリックすると決済が完了し、プリンタ40Cから領収書も同時に印刷出力される。現金清算の場合は、図14(C)に示すように、配置商品清算情報JP243に清算書印刷ボタン1406、請求書印刷ボタン1408,領収書印刷ボタン1410が表示される。これらを適宜クリックすることで、訪問者用管理装置40の配置商品清算依頼部H140によって清算書や請求書、領収書を印刷出力して、顧客から現金によって回収する。新規カードを利用したキャッシュレス決済を選択した場合は、図15に示すように、配置商品清算情報JP243に、加盟店情報(販売会社情報)と決済金額が内在する決済コードJG570(キャッシュレス決済情報JG560)が含まれている。これをディスプレイに表示させてから、ハンディースキャナ40Aでスキャンすることで、加盟店情報(販売会社情報)と決済金額(キャッシュレス決済情報JG560)がハンディースキャナ40Aに転送されて、内部にキャッシュレス決済情報JG560が生成される。その後、ハンディースキャナ40Aのカード読み取り処理部H165によって、顧客のカード情報JH165を読み取り、顧客によってパスワードが入力されることで、新規のキャッシュレス決済処理部H190によって決済が実行される。無事に決済が完了したら、配置商品清算情報JP243の決済完了(領収書印刷)ボタン1501をクリックする。なお、通信端末40Bとハンディースキャナ(決済用端末)40Aが、有線又は無線の通信回線で相互接続される場合は、通信端末40Bが、キャッシュレス決済情報JG560をそのまま出力し、ハンディースキャナ(決済用端末)40A側で受信できるので、決済コードJG570の表示を省略できる。
配置商品清算工程S144が完了すると、訪問担当者Tは、その配置商品清算情報JP243又は配置商品使用済み情報JP227を参照しながら、新たに補充すべき商品20を、営業車からピックアップする。結果、薬箱90に残っていた商品20と、新たに補充すべき商品20の集合となる商品群(配置希望商品)が準備される(S145)。
次に、訪問担当者Tは、配置希望商品20の商品情報コードJH005を、一つずつ、訪問者用管理装置40でスキャンする(S146)。このスキャン動作に連動して、訪問者用管理装置40の定期購買推奨判定指示受付部H010が起動し、販売管理装置10に対してスキャンした商品20の判定を依頼する(S147)。販売管理装置10が判定依頼情報を受け取ると、定期購買推奨判定部P100が起動して、商品20の判定を実行する(S148)。定期購買推奨判定部P100では、判定結果となる意思決定支援情報JP100が生成される。
この意思決定支援情報JP100を訪問者用管理装置40が受信すると、報知部H030が報知手段145を利用して訪問担当者Tに意思決定支援情報JP100を伝達する(S150)。例えば、商品20の定期購買切換え提案指示等が、ディスプレイ表示、振動、アラーム音等によって伝達される。報知を受けた訪問担当者Tは、その商品20について顧客に対して定期購買への切り替え提案を行う。顧客が定期購買を望まない場合は、継続配置の意思決定を訪問者用管理装置40に入力して、薬箱90にそのまま配置する(S152)。一方、顧客が定期購買を希望する場合、配置をキャンセルする意思決定を訪問者用管理装置40に入力して、追って、正式な定期購買提フローに遷移する。ちなみに、配置をキャンセルした商品は、回収商品確定部H050に入力して回収させても良く、また、その場で訪問販売しても良い。
対象商品20の意思決定が完了したら、ステップS154において、未判定となる配置希望商品20が存在するか否かを判断し、残存する場合は、ステップS146に戻って、次の配置希望商品20をスキャンする。一方、ステップS154において、未判定となる配置希望商品20が無くなったら、ステップS156に進み、全ての配置希望商品20のスキャンが完了した旨を、訪問者用管理装置40に入力する。
全ての配置希望商品20のスキャンが完了すると後、販売管理装置10の未置商品抽出部P230が起動して、配置商品群情報JP222と配置商品確定情報JH120の差分を抽出すると同時に、直近1年間の購入履歴情報JP226と配置商品確定情報JH120の差分を抽出して、更に補充すべき商品20の提案リストとなる未置商品情報JP230を生成する。この未置商品情報JP230は、訪問者用管理装置40の未置商品提示部H130によって、ディスプレイに表示される(S160)。この未置商品情報JP230には、今まで配置していない新商品が追加される場合もある。
訪問担当者Tは、ステップS162において、この未置商品情報JP230を参照しながら、新たに補充すべき配置希望商品20の有無を判断し、補充すべき商品20がある場合は、その商品20を準備してから、ステップS146に戻り、その商品情報コードJH005を訪問者用管理装置40でスキャンして、同様の判定を行う。
一方、ステップS162において、新たに補充すべき配置希望商品20が無い場合は、訪問担当者Tは、訪問者用管理装置40に対して配置完了指示を入力する(S164)。これに伴い、配置商品確定部H120では、ステップS152で都度送信された配置商品確定情報JH120を利用して、訪問完了時置高情報JP225を生成する。
最後に、置高表出力工程S166に進む。置高表出力工程S166では、訪問者用管理装置40の置高出力部H150が、顧客商品管理P220から受信した訪問完了時置高情報JP225を利用して、最新の置高リストを印刷出力する。この置高表は、証明書として薬箱90内に保管される。
<訪問販売に関するフロー>
図12は、顧客宅Uにおける訪問担当者Tの訪問販売フローを示す。まず、訪問担当者Tが、薬箱90に付される薬箱コードJH006を訪問者用管理装置40でスキャンする(S241)。この情報は、販売管理装置10の顧客情報管理部P210と顧客情報管理部P210に送信されて、顧客情報JP210と顧客商品管理情報JP220に照合される。これにより、顧客宅Uの識別が行われる。なお、図11の配置販売作業で照合済みの場合、これらのステップは省略される。
次に、訪問担当者Tは、訪問販売目的で持参した商品22(訪問販売希望商品)の商品情報コードJH005を、訪問者用管理装置40でスキャンする(S242)。結果、図16(A)に示すように、訪問者用管理装置40のディスプレイに、この商品22に関する商品紹介情報JP215が表示される。同時に、ディスプレイには、この商品22が、定期購買の対象になっているか否かの表示も含まれるようにする(顧客商品管理情報JP220)。また、顧客の意思決定結果(その場で購入する訪問販売、定期購買による購入、購入しない(キャンセル))のの入力欄が設けられる。
このスキャン動作に連動して、訪問者用管理装置40の定期購買推奨判定指示受付部H010が起動し、販売管理装置10に対してスキャンした商品22の判定を依頼する(S247)。販売管理装置10が判定依頼情報を受け取ると、定期購買推奨判定部P100が起動して、商品22の判定を実行する(S248)。定期購買推奨判定部P100では、判定結果となる意思決定支援情報JP100が生成される。この意思決定支援情報JP100を訪問者用管理装置40が受信すると、報知部H030が訪問担当者Tに意思決定支援情報JP100を伝達する(S250)。例えば、商品22の定期購買切換え提案指示等が、ディスプレイ表示、振動、アラーム音等で伝達される。本実施形態では、ディスプレイに商品紹介情報JP215と一緒に意思決定支援情報JP100が一緒に表示される。報知を受けた訪問担当者Tは、その商品22について、訪問販売提案と同時に、定期購買提案も積極的に行う。
次に、訪問担当者Tは、顧客に対して商品22の試飲等を提供しつつ、商品22の訪問販売又は定期購買の提案結果を、図16(A)のボタン選択によって入力する。なお、本実施形態では、いわゆるショッピングカート形式の入力欄となっており、購入する意思決定となる「訪問販売用カート1602」、定期購買の意思決定となる「定期購買用カート1604」、購入しない意思決定となる「キャンセル1606」の入力欄が設けられている。なお、この商品22が、定期購買の対象になっていない場合は、「訪問販売用カート1602」を非表示にすることが望ましい。
提案商品22の意思決定入力が完了したら、ステップS254において、訪問担当者Tは、未提案となる訪問販売希望商品22が存在するか否かを判断し、存在する場合は、ステップS242に戻って、次の訪問販売希望商品20をスキャンして、同様に訪問販売等の提案を行う。一方、ステップS254において、未提案となる訪問販売希望商品22が無くなったら、ステップS256に進み、全ての訪問販売希望商品22の提案が完了した旨を、訪問者用管理装置40に入力する。
この完了指示に連動して、販売管理装置10における訪問販売商品清算部P233では、最終確認用の訪問販売商品確定情報JP223が生成され、図16(B)に示すように、訪問者用管理装置40のディスプレイに表示される(S260)。訪問担当者Tは、この訪問販売商品確定情報JP223が正しいか否かチェックする。この訪問販売商品確定情報JP223の画面には、決済方法の選択を促す入力欄1610が用意されているので、顧客の意思決定に基づいて、訪問担当者Tが決済方法を選択する。選択肢には、登録済みカードを利用したキャッシュレス決済(登録済みカード判別情報JG516も表示される)と、新規カードを用いたキャッシュレス決済と、現金決済が含まれる。
訪問販売商品確定情報JP223の確認及び決済方法の選択が終了したら、訪問販売商品清算依頼のボタン1612をクリック(入力)することで、訪問販売商品清算工程S264に進む。訪問販売商品清算工程S264では、訪問販売商品清算依頼部H117が、清算依頼を販売管理装置10の訪問販売商品清算部P233に送信し、その応答として訪問販売商品清算情報JP234を受信する。登録済みカードを利用したキャッシュレス決済を選択した場合、図17(A)に示すように、訪問商品清算情報JP234には最終確認用の実行ボタン1702が表示される。この実行ボタン1702をクリックすると決済が完了し、プリンタ40Cから領収書も同時に印刷出力される。現金清算の場合は、図17(B)に示すように、訪問商品清算情報JP234に清算書印刷ボタン1706、請求書印刷ボタン1708,領収書印刷ボタン1710が表示される。これらを適宜クリックすることで、訪問者用管理装置40の訪問販売商品清算依頼部H177により、清算書や請求書、領収書を印刷出力して、顧客から現金によって回収する。新規カードを利用したキャッシュレス決済を選択した場合は、図18に示すように、訪問販売商品清算情報JP234に、加盟店情報(販売会社情報)と決済金額が内在する決済コードJG570(キャッシュレス決済情報JG560)が含まれている。これをディスプレイに表示させてから、ハンディースキャナ40Aでスキャンすることで、加盟店情報(販売会社情報)と決済金額がハンディースキャナ40Aに転送されて、内部にキャッシュレス決済情報JG560が生成される。その後、ハンディースキャナ40Aのカード読み取り処理部H165によって、顧客のカード情報JH165を読み取り、顧客によってパスワードが入力されることで、新規のキャッシュレス決済処理部H190によって決済が実行される。無事に決済が完了したら、訪問販売商品清算情報JP234の決済完了(領収書印刷)ボタン1801をクリックする。
<定期購買に関するフロー>
図13は、顧客宅Uにおける訪問担当者Tの定期購買契約フローを示す。なお、フロー中に訪問者用管理装置40のディスプレイに表示される画面の一部は、訪問販売フローと共通することから、同じ図面を参照する。まず、訪問担当者Tが、薬箱90に付される薬箱コードJH006を訪問者用管理装置40でスキャンする(S340)。この情報は、販売管理装置10の顧客情報管理部P210と顧客情報管理部P210に送信されて、顧客情報JP210と顧客商品管理情報JP220に照合される。これにより、顧客宅Uの識別が行われる。なお、図11の配置販売作業や図12の訪問販売フローで照合済みの場合、これらのステップは省略される。
顧客照合の完了後、販売管理装置10の定期購買可能商品抽出部P233及び顧客商品管理部P220が起動して、未定期購買商品情報JP236や推奨定期購買商品情報JP229が訪問者用管理装置40に送信する。結果、図24のようにディスプレイに表示される(S341)。訪問担当者Tは、この画面から、訪問販売候補となる商品22を定期購買カートに入れることを選択できる。また、商品22を紹介する商品紹介画面(図16(A)参照)に遷移できる。つまり、持参していない商品22からも定期購買が可能となっている。
次に、訪問担当者Tは、定期購買目的(または訪問販売目的)で持参した商品22(定期購買売希望商品)の商品情報コードJH005を、訪問者用管理装置40でスキャンする(S342)。結果、図16(A)に示すように、訪問者用管理装置40のディスプレイに、この商品22に関する商品紹介情報JP215が表示される。同時に、ディスプレイには、この商品22が、定期購買の対象になっているか否かの表示も含まれるようにする(顧客商品管理情報JP220)。また、顧客の意思決定結果(その場で購入する訪問販売、定期購買による購入、購入しない(キャンセル))の入力欄が設けられる。
このスキャン動作に連動して、訪問者用管理装置40の定期購買推奨判定指示受付部H010が起動し、販売管理装置10に対してスキャンした商品22の判定を依頼する(S347)。販売管理装置10が判定依頼情報を受け取ると、定期購買推奨判定部P100が起動して、商品22の判定を実行する(S348)。定期購買推奨判定部P100では、判定結果となる意思決定支援情報JP100が決定される。この意思決定支援情報JP100を訪問者用管理装置40が受信すると、報知部H030が訪問担当者Tに意思決定支援情報を伝達する(S350)。例えば、商品22の定期購買切換え提案指示等が、ディスプレイ表示、振動、アラーム音等で伝達される。本実施形態では、ディスプレイに商品紹介情報JP215と一緒に意思決定支援情報JP100が一緒に表示される。報知を受けた訪問担当者Tは、その商品22について、定期購買提案も積極的に行う。一方で、定期購買不可能な商品(または推奨レベルが低い商品)の場合は、提案を中止する。
次に、訪問担当者Tは、顧客に対して商品22の試飲等を提供しつつ、商品22の定期購買の提案結果を、図16(A)のボタン選択によって入力する。なお、本実施形態では、いわゆるショッピングカート形式の入力欄となっており、購入する意思決定となる「訪問販売用カート1602」、定期購買の意思決定となる「定期購買用カート1604」、購入しない意思決定となる「キャンセル1606」の入力欄が設けられている。
提案商品22の意思決定入力が完了したら、ステップS354において、訪問担当者Tは、未提案となる定期購買販売希望商品22が存在するか否かを判断し、存在する場合は、ステップS342に戻って、次の定期購買希望商品22をスキャンして、同様に定期購買商品の提案を行う。一方、ステップS354において、未提案となる定期購買希望商品22が無くなったら、ステップS356に進み、全ての定期購買希望商品22の提案が完了した旨を、訪問者用管理装置40に入力する。結果、ステップ358に進み、図19に示すように、ディスプレイには定期購買カートに登録された商品22一覧と「契約に進む」ボタン1901が表示される。
「契約に進む」ボタン1901を選択すると、販売管理装置10における定期購買契約準備部G490が起動して、その商品22に対応して、最終確認用の定期購買契約準備情報JG490が生成される。定期購買契約準備情報JG490は、図20に示すように、訪問者用管理装置40のディスプレイに表示される(S360)。訪問担当者Tは、この定期購買契約準備情報JG490が正しいか否かチェックする。この定期購買契約準備情報JG490には、配送先住所、定期購買個数、購買サイクル等の各種入力・変更欄が設けられる。さらに、当日に、同一商品22について訪問販売形態による購入の有無及び決済方法を選択する入力欄2010(これは、図16(B)の訪問販売確認画面に相当する)と、訪問販売及び定期購買用のキャッシュレス決済で利用するカード(登録済みカード、新規カード)の選択欄2012と、訪問販売の清算と定期購買契約を依頼する清算・契約ボタン2014が設けられる。顧客の意思決定に基づいて、訪問担当者Tが各種情報を選択する。
定期購買契約準備情報JG490の各種確認及び決済方法の選択が終了すると、定期購買約定処理工程S364に進む。定期購買約定処理工程S364では、訪問担当者Tが訪問者用管理装置40のディスプレイに定期購買契約最終確認情報JG480が表示される。
現金による初回商品購入・新規カードによる定期購買契約を選択した場合は、図21に示すように、定期購買契約最終確認情報JG480は、清算書印刷ボタン2106、請求書印刷ボタン2108,領収書印刷ボタン2110が表示される。これらのボタンは、訪問商品清算情報JP234の一部となる。これらを適宜クリックすることで、訪問者用管理装置40の訪問販売商品清算依頼部H177が起動して、清算書や請求書、領収書を印刷出力して、顧客から現金によって回収する。更に、期購買契約最終確認情報JG480は、新規カードの登録に向けた決済コードJG570(キャッシュレス決済情報JG560)、および、契約完了(契約書印刷)ボタン2120が表示される。この決済コードJG570(キャッシュレス決済情報JG560)は、加盟店情報(販売会社情報)、決済金額0円と、認証用顧客識別情報JG414が内在する。決済コードJG570をディスプレイに表示させてから、ハンディースキャナ40Aでスキャンすることで、内在する情報がハンディースキャナ40Aに転送されて、内部にキャッシュレス決済情報JG560が生成される。その後、ハンディースキャナ40Aのカード読み取り処理部H165によって、顧客のカード情報JH165を読み取り、顧客によってパスワードが入力されることで、キャッシュレス決済処理部H190によって、カード登録が実行される。無事にカード登録が完了したら、定期購買契約情報JG402の契約完了(契約書印刷)ボタン2120をクリックする。なお、通信端末40Bとハンディースキャナ(決済用端末)40Aが、有線又は無線の通信回線で相互接続される場合は、通信端末40Bが、キャッシュレス決済情報JG560をそのまま出力し、ハンディースキャナ(決済用端末)40A側で受信できるので、決済コードJG570の表示を省略できる。
新規カードによる初回商品購入・新規カードによる定期購買契約を選択した場合、図22に示すように、期購買契約最終確認情報JG480には、初回商品の決済と新規カードの登録を同時に実行する決済コードJG570(キャッシュレス決済情報JG560)と、初回商品の領収書印刷ボタン2210と、契約完了(契約書印刷)ボタン2220が表示される。この決済コードJG570(キャッシュレス決済情報JG560)は、加盟店情報(販売会社情報)、初回訪問販売用決済金額と、認証用顧客識別情報JG414が内在する。決済コードJG570をディスプレイに表示させてから、ハンディースキャナ40Aでスキャンすることで、内在する情報がハンディースキャナ40Aに転送されて、内部にキャッシュレス決済情報JG560が生成される。その後、ハンディースキャナ40Aのカード読み取り処理部H165によって、顧客のカード情報JH165を読み取り、顧客によってパスワードが入力されることで、キャッシュレス決済処理部H190によって、キャッシュレス決済及びカード登録が実行される。無事に完了したら、初回訪問商品販売の領収書印刷ボタン2210をクリックし、さらに、定期購買契約情報JG402の契約完了(契約書印刷)ボタン2220をクリックする。なお、通信端末40Bとハンディースキャナ(決済用端末)40Aが、有線又は無線の通信回線で相互接続される場合は、通信端末40Bが、キャッシュレス決済情報JG560をそのまま出力し、ハンディースキャナ(決済用端末)40A側で受信できるので、決済コードJG570の表示を省略できる。
現金による初回商品購入・登録済みカードによる定期購買契約を選択した場合、図23(A)に示すように、期購買契約最終確認情報JG480には、清算書印刷ボタン2306、請求書印刷ボタン2308,領収書印刷ボタン2310が表示される。これらのボタンは、訪問商品清算情報JP234の一部となる。これらを適宜クリックすることで、訪問者用管理装置40の訪問販売商品清算依頼部H177が起動して、清算書や請求書、領収書を印刷出力して、顧客から現金によって回収する。更に、購買契約最終確認情報JG480には、登録済みカードによる定期購買契約情報JG402の契約実行(契約書印刷)ボタン2320が表示される。これをクリックすることで、定期購買契約が完了する。
登録済みカードによる初回商品購入・登録済みカードによる定期購買契約を選択した場合は、図23(B)に示すように、初回訪問販売商品の決済完了に基づく領収書の印刷ボタン23と、登録済みカードによる定期購買契約情報JG402の契約完了(契約書印刷)ボタンが一つのボタンとして表示される。このボタンをクリックすると、登録済みカードによる初回訪問販売のキャッシュレス決済処理と、登録済みカードによる定期購買約定処理が実行され、初回訪問販売の領収書と、契約書が印刷される。
以上の通り、本実施形態の訪問販売管理システム1によれば、顧客宅Uにおいて、訪問担当者Tが、配置販売処理と、訪問販売処理と、定期購買処理を同時に実行できる。また、特定の商品について定期購買契約を締結する際に、同一商品を、初回商品として訪問販売することも可能となり、効率的な商品販売が可能となる。
また、本訪問販売管理システム1によれば、定期購買契約の際に、キャッシュレス決済用のカードを登録することができる。結果、その後の定期購買時の清算を自動的に処理することが可能となる。更に、この登録済みカード登録を利用して、配置販売や訪問販売のキャッシュレス決済の処理も、短時間で実現可能となる。
また、本訪問販売管理システム1によれば、商品保管ケースとなる薬箱90に付与される顧客コード20をスキャンすることで、顧客情報JP210や商品紹介情報JP215を取得できる。顧客コード20を利用して、定期購買契約における契約者情報や、新規カードを登録する際のキャッシュレス決済情報JG560を、誤りなく確実に自動生成できるので、安全な契約処理を実行できる。
更に、本訪問販売管理システム1によれば、顧客商品管理部P220が、各商品20,22について、配置販売、訪問販売、定期購買形態のいずれによって顧客との取引が進行しているか否を、訪問担当者Tの訪問者用管理装置40に明確に表示することができるので、経験の浅い訪問担当者Tであっても、誤った商品提案を行わないで済む。また、各商品20,22について、購買履歴等を参照して、定期購買に適しているかの意思決定支援情報JP100を生成することができるので、無駄のない商品提案が可能となっている。
なお、本訪問販売管理システム1が取り扱う商品は、医薬品の他に、健康食品、サプリメント、健康飲料、その他食品、飲料、体温計や絆創膏などの医療雑貨、その他雑貨等であってもよい。
なお、上記実施形態では、商品として薬の配置販売を例示したが、本発明はこれに限定されず、書籍、服飾、食品等の各種商品の訪問販売や、保険、清掃、住宅リフォーム等の各種サービスの訪問販売等にも適用できる。更に上記実施形態では、個人の顧客を訪問する場合を例示したが、顧客が、法人等の団体となる場合にも適用できる。
尚、本発明の訪問販売管理システムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 訪問販売管理システム
10 販売管理装置
20,22 商品
40 訪問者用管理装置
70 コード生成装置
74 コード付与装置
80 定期購買管理装置
85 加盟店側キャッシュレス決済管理装置
90 薬箱

Claims (11)

  1. 訪問先となる顧客に対して商品を販売する際の訪問販売管理システムであって、
    計算機を備えて構成される運営側管理装置と、
    計算機を備えて構成され、訪問担当者によって操作される訪問者用管理装置と、を備え、
    前記訪問者用管理装置は、定期購買契約の対象となる前記商品(以下、定期購買商品)の入力を受け付ける定期購買商品確定部を有し、
    前記運営側管理装置は、
    前記定期購買商品確定部によって確定される前記定期購買商品について、訪問当日に訪問販売する際の清算に利用する訪問販売商品清算情報を生成して前記訪問者用管理装置に送信する訪問販売商品清算部と、
    前記定期購買商品確定部によって確定される前記定期購買商品について、前記定期購買契約を約定させるための定期購買契約最終確認情報を生成して前記訪問者用管理装置に送信する定期購買約定処理部と、
    を有する、
    ことを特徴とする訪問販売管理システム。
  2. 前記訪問者用管理装置は、
    顧客が保有するキャッシュレス決済用の決済用本人特定情報を読み取る決済用本人特定情報読み取り処理部と、
    通信回線を介して、前記顧客と前記決済用本人特定情報を紐づける態様にて、計算機で構成される決済認証ネットワーク装置に前記決済用本人特定情報情報を送信して、該決済認証ネットワーク装置に前記決済用本人特定情報の登録を促す新規キャッシュレス決済処理部と、を有し、
    前記運営側管理装置は、
    前記決済認証ネットワーク装置に前記決済用本人特定情報が登録されることに連動して、前記決済用本人特定情報による前記定期購買契約が約定したことを意味する定期購買契約情報を生成する定期購買契約管理部と、
    約定した前記定期購買契約情報に基づいて、定期購買時の請求書に相当する定期購買清算情報を生成し、前記決済認証ネットワーク装置に対して前記決済用本人特定情報によるキャッシュレス決済を実行する定期購買清算部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の訪問販売管理システム。
  3. 前記訪問者用管理装置の前記新規キャッシュレス決済処理部は、前記決済認証ネットワーク装置に対して、前記決済用本人特定情報の登録と同時に、前記訪問販売商品清算情報に基づく前記代金のキャッシュレス決済を実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載の訪問販売管理システム。
  4. 前記定期購買約定処理部が生成する前記定期購買契約最終確認情報は、前記定期購買契約管理部において前記定期購買契約情報を保持する顧客に対して、前記決済認証ネットワーク装置に登録済みとなる前記決済用本人特定情報を用いたキャッシュレス決済を促す情報を含む
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の訪問販売管理システム。
  5. 前記訪問者用管理装置は、訪問販売の対象となる前記商品(以下、訪問販売商品)の入力を受け付ける訪問販売商品確定部を有し、
    前記運営側管理装置の前記訪問販売商品清算部が前記訪問販売商品の為に生成する前記訪問販売商品清算情報は、前記定期購買契約管理部において前記定期購買契約情報を保持する顧客に対して、前記決済認証ネットワーク装置に登録済みとなる前記決済用本人特定情報を用いたキャッシュレス決済を促す情報を含む
    ことを特徴とする請求項2~請求項4のいずれかに記載の訪問販売管理システム。
  6. 前記訪問者用管理装置は、顧客宅に配置される商品保管ケースに保管される前記商品に付与される商品情報コードを読み取るスキャン処理部を有し、
    前記運営側管理装置は、
    前記スキャン処理部によってスキャンされる前記商品情報コードに基づいて、使用済みとなる前記商品(以下、配置販売商品)のリストとなる配置商品使用済み情報を生成する使用済み配置商品抽出部と、
    前記配置商品使用済み情報の清算に利用する配置商品清算情報を生成して前記訪問者用管理装置に送信する配置商品清算部と、を有し、
    前記配置販売商品清算情報は、前記定期購買契約管理部において前記定期購買契約情報を保持する顧客に対して、前記決済認証ネットワーク装置に登録済みとなる前記決済用本人特定情報を用いたキャッシュレス決済を促す情報を含む
    ことを特徴とする請求項2~請求項5のいずれかに記載の訪問販売管理システム。
  7. 前記訪問者用管理装置は、訪問販売の候補となる前記商品の紹介情報(以下、商品紹介情報)をディスプレイに表示する訪問販売希望商品受付部を有し、
    前記商品が定期購買対象に含まれる場合、前記ディスプレイに表示される前記商品紹介情報が、訪問販売と定期購買の選択入力を促すようになっている
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の訪問販売管理システム。
  8. 前記訪問者用管理装置は、顧客宅に配置される商品保管ケースに付与される顧客コードを読み取るスキャン処理部を有し、
    前記運営側管理装置の前記定期購買約定処理部は、前記顧客コードを参照することで得られる顧客情報を利用して、前記定期購買契約最終確認情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の訪問販売管理システム。
  9. 前記訪問者用管理装置は、顧客宅に配置される商品保管ケースに付与される顧客コードを読み取るスキャン処理部を有する情報端末と、前記新規キャッシュレス決済処理部を有する決済用端末を別々に有し、
    前記運営側管理装置は、前記情報端末で読み取られる前記顧客情報を利用して、前記決済用本人特定情報を登録する際に必要なキャッシュレス決済情報を生成して、前記訪問者用管理装置の前記情報端末に送信するキャッシュレス決済情報生成処理部を有し、
    前記訪問者用管理装置の前記情報端末は、前記キャッシュレス決済情報を外部に出力する情報出力部を有し、
    前記訪問者用管理装置の前記決済用端末は、前記情報端末の前記情報出力部によって出力される前記前記キャッシュレス決済情報を受信することで、前記キャッシュレス決済情報を前記新規キャッシュレス決済処理部に提供し、
    前記決済用端末の前記新規キャッシュレス決済処理部は、前記キャッシュレス決済情報と前記決済用本人特定情報を前記決済認証ネットワーク装置に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の訪問販売管理システム。
  10. 前記運営側管理装置は、
    顧客の前記商品の購入履歴となる購入履歴情報を保持する顧客商品管理部と、
    前記購入履歴情報を参照して、前記商品の定期購買の推奨レベルを含む意思決定支援情報を生成し、該意思決定支援情報を前記訪問者用管理装置に送信する定期購買推奨判定部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の訪問販売管理システム。
  11. 訪問先となる顧客に対して商品を販売する際の訪問販売管理システムであって、
    計算機を備えて構成される運営側管理装置と、
    計算機を備えて構成され、訪問担当者によって操作される訪問者用管理装置と、を備え、
    前記訪問者用管理装置は、
    顧客宅に配置される商品保管ケースに付与される顧客コード、及び、該商品保管ケースに保管される前記商品に付与される商品情報コードを読み取るスキャン処理部と、
    定期購買契約の対象となる前記商品(以下、定期購買商品)の入力を受け付ける定期購買商品確定部と、を有し、
    前記運営側管理装置は、
    前記スキャン処理部によってスキャンされる前記商品情報コードに基づいて、使用済みとなる前記商品(以下、配置販売商品)のリストとなる配置商品使用済み情報を生成する使用済み配置商品抽出部と、
    前記配置商品使用済み情報の清算に利用する配置商品清算情報を生成して前記訪問者用管理装置に送信する配置商品清算部と、
    前記定期購買商品確定部によって確定される前記定期購買商品、及び前記顧客コードを参照することで得られる顧客情報を利用して、前記定期購買契約を約定させるための定期購買契約最終確認情報を生成して前記訪問者用管理装置に送信する定期購買約定処理部と、を有する
    ことを特徴とする訪問販売管理システム。
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