JP2022166186A - エアロゾル供給デバイス - Google Patents

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エリザベス バックランド,
Buckland Elizabeth
リチャード ジョン ヘップワース,
John Hepworth Richard
アシュレイ ジョン サイエド,
John Sayed Ashley
ルーク ジェームズ ウォーレン,
James Warren Luke
トーマス アレクサンダー ジョン ウッドマン,
Alexander John Woodman Thomas
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Abstract

【課題】「高温のパフ」として知られる現象を低減又は回避できるエアロゾル供給デバイスを提供する。【解決手段】エアロゾル供給デバイスは長手方向軸線を規定し、第1のコイル124及び第2のコイル126を含む。第1のコイルはヒーター構成要素の第1のセクションを加熱するように構成され、ヒーター構成要素はエアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成されている。第2のコイルはヒーター構成要素の第2のセクションを加熱するように構成される。第1のコイルは長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、第2のコイルは長手方向軸線に沿って第2の長さを有し、第1の長さは第2の長さよりも短い。第1のコイルは長手方向軸線に沿った方向で第2のコイルに隣接している。使用中、エアロゾルはデバイスの流路に沿ってデバイスの近位端に向かって吸引され、第1のコイルは第2のコイルよりもデバイスの近位端の近くに配置される。【選択図】図6

Description

本発明は、エアロゾル供給デバイスに関する。
紙巻きタバコ、葉巻タバコなどの喫煙品は、使用中にタバコを燃やしてタバコの煙を発生させる。燃焼せずに化合物を放出する製品を作成することにより、タバコを燃焼させるこれらの物品に代わるものを提供する試みがなされてきた。そのような製品の例は、材料を加熱するが、燃焼させないことによって化合物を放出する加熱デバイスである。材料は、例えば、ニコチンを含む場合も含まない場合もある、タバコ又は他の非タバコ製品であり得る。
本開示の第1の態様によれば、長手方向軸線を規定するエアロゾル供給デバイスが提供され、このデバイスは、
第1のコイル及び第2のコイルを含み、
第1のコイルは、ヒーター構成要素の第1のセクションを加熱するように構成され、ヒーター構成要素は、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
第2のコイルは、ヒーター構成要素の第2のセクションを加熱するように構成され、
第1のコイルは、長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、第2のコイルは、長手方向軸線に沿って第2の長さを有し、第1の長さは、第2の長さよりも短く、
第1のコイルは、長手方向軸線に沿った方向で第2のコイルに隣接し、
使用中、エアロゾルは、デバイスの流路に沿ってデバイスの近位端に向かって吸引され、第1のコイルは、第2のコイルよりもデバイスの近位端の近くに配置される。
本開示の第2の態様によれば、長手方向軸線を規定するエアロゾル供給デバイスが提供され、このデバイスは、
第1の誘導コイル及び第2の誘導コイルを含み、
第1の誘導コイルは、サセプタ構成体の第1のセクションを加熱するための第1の変化する磁場を生成するように構成され、サセプタ構成体は、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
第2の誘導コイルは、サセプタ構成体の第2のセクションを加熱するための第2の変化する磁場を生成するように構成され、
第1の誘導コイルは、長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、第2の誘導コイルは、長手方向軸線に沿って第2の長さを有し、第1の長さは、第2の長さよりも短く、
第1の誘導コイルは、長手方向軸線に沿った方向で第2の誘導コイルに隣接し、
使用中、エアロゾルは、デバイスの流路に沿ってデバイスの近位端に向かって吸引され、第1の誘導コイルは、第2の誘導コイルよりもデバイスの近位端の近くに配置される。
本開示の第3の態様によれば、長手方向軸線を規定するエアロゾル供給デバイスが提供され、このデバイスは、
第1のコイル及び第2のコイルを含み、
第1のコイルは、ヒーター構成要素の第1のセクションを加熱するように構成され、ヒーター構成要素は、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
第2のコイルは、ヒーター構成要素の第2のセクションを加熱するように構成され、
第1のコイルは、長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、第2のコイルは、長手方向軸線に沿って第2の長さを有し、
第1のコイルは、長手方向軸線に沿った方向で第2のコイルに隣接し、
第2の長さと第1の長さの比は約1.1よりも大きい。
本開示の第4の態様によれば、長手方向軸線を規定するエアロゾル供給デバイスが提供され、このデバイスは、
第1の誘導コイル及び第2の誘導コイルを含み、
第1の誘導コイルは、サセプタ構成体の第1のセクションを加熱するための第1の変化する磁場を生成するように構成され、サセプタ構成体は、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
第2の誘導コイルは、サセプタ構成体の第2のセクションを加熱するための第2の変化する磁場を生成するように構成され、
第1の誘導コイルは、長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、第2の誘導コイルは、長手方向軸線に沿って第2の長さを有し、
第1の誘導コイルは、長手方向軸線に沿った方向で第2の誘導コイルに隣接し、
第2の長さと第1の長さの比は約1.1よりも大きい。
本開示の第5の態様によれば、長手方向軸線を規定するエアロゾル供給デバイスが提供され、このデバイスは、
第1のヒーター構成要素及び第2のヒーター構成要素を含む加熱構成体を含み、
第1のヒーター構成要素は、エアロゾル供給デバイスに受け入れられたエアロゾル生成材料の第1のセクションを加熱することにより、エアロゾルを生成するように構成され、
第2のヒーター構成要素は、エアロゾル生成材料の第2のセクションを加熱することにより、エアロゾルを生成するように構成され、
第1のヒーター構成要素は、長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、第2のヒーター構成要素は、長手方向軸線に沿って第2の長さを有し、
第1のヒーター構成要素は、長手方向軸線に沿った方向で第2のヒーター構成要素に隣接し、
第2の長さと第1の長さの比は、約1.1~約1.5の間である。
本開示の第6の態様によれば、エアロゾル供給デバイスが提供され、このデバイスは、
サセプタを加熱するための変化する磁場を生成するように構成された第1の誘導コイルを含み、サセプタは、長手方向軸線を規定し、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
第1の誘導コイルはらせん状であり、長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、
第1の誘導コイルは、サセプタの周りに第1のターン数を有し、
第1のターン数と第1の長さの比は、約0.2mm-1~約0.5mm-1の間である。
本開示の第7の態様によれば、エアロゾル供給デバイスが提供され、このデバイスは、
第1の誘導コイル及び第2の誘導コイルを含み、
第1の誘導コイルは、サセプタ構成体の第1のセクションを加熱するための第1の変化する磁場を生成するように構成され、サセプタ構成体は、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
第2の誘導コイルは、サセプタ構成体の第2のセクションを加熱するための第2の変化する磁場を生成するように構成され、
第1の誘導コイルは、サセプタによって規定された軸線の周りに第1のターン数を有し、
第2の誘導コイルは軸線の周りに第2のターン数を有し、
第2のターン数と第1のターン数の比は約1.1~約1.8の間である。
本発明のさらなる特徴及び利点は、添付の図面を参照して作成された、例としてのみ与えられた、本発明の好ましい実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。
エアロゾル供給デバイスの例の正面図である。 外側カバーが取り外された、図1のエアロゾル供給デバイスの正面図である。 図1のエアロゾル供給デバイスの断面図である。 図2のエアロゾル供給デバイスの分解図である。 図5Aは、エアロゾル供給デバイス内の加熱アセンブリの断面図であり、図5Bは、図5Aの加熱アセンブリの一部の拡大図である。 絶縁部材の周りに巻かれた第1及び第2の誘導コイルの第1の例を示す図である。 第1の誘導コイルの第1の例を示す図である。 第2の誘導コイルの第1の例を示す図である。 第1及び第2の誘導コイル、サセプタ及び絶縁部材の断面の概略図である。 絶縁部材の周りに巻かれた第1及び第2の誘導コイルの第2の例を示す図である。 第1の誘導コイルの第2の例を示す図である。 第2の誘導コイルの第2の例を示す図である。 リッツ線の断面の概略図である。 誘導コイルの上面図の概略図である。 第1及び第2の誘導コイル、サセプタ及び絶縁部材の断面の別の概略図である。
本明細書で使用される場合、「エアロゾル生成材料」という用語は、加熱時に揮発成分を、典型的にはエアロゾルの形態で提供する材料を含む。エアロゾル生成材料は、任意のタバコ含有材料を含み、例えば、タバコ、タバコ誘導体、膨張タバコ、再生タバコ、又はタバコ代替品のうちの1つ又は複数を含み得る。エアロゾル生成材料には、他の非タバコ製品も含まれる場合があり、製品によっては、ニコチンが含まれる場合と含まれない場合がある。エアロゾル生成材料は、例えば、固体、液体、ゲル、ワックスなどの形態であり得る。エアロゾル生成材料はまた、例えば、材料の組み合わせ又はブレンドであり得る。エアロゾル生成材料は、「喫煙材」としても知られている場合がある。
エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させ、典型的にはエアロゾル生成材料を燃やす又は燃焼させることなく吸入できるエアロゾルを形成する装置が知られている。このような装置は、「エアロゾル生成デバイス」、「エアロゾル供給デバイス」、「非燃焼加熱式デバイス」、「タバコ加熱製品デバイス」又は「タバコ加熱デバイス」などと記載されることもある。同様に、いわゆるeシガレットデバイスもあり、eシガレットデバイスは通常、ニコチンを含む場合も含まない場合もある液体の形態でエアロゾル生成材料を気化させる。エアロゾル生成材料は、装置に挿入することができるロッド、カートリッジ又はカセットなどの形態であるか、又はその一部として提供され得る。エアロゾル生成材料を加熱及び揮発させるためのヒーターは、装置の「恒久的な」部分として提供され得る。
エアロゾル供給デバイスは、加熱用のエアロゾル生成材料を含む物品を受け入れることができる。この文脈における「物品」は、エアロゾル生成材料及び任意選択で使用中の他の成分を揮発させるために加熱されるエアロゾル生成材料を使用中に含むか、又は含有する構成要素である。ユーザは、エアロゾルを生成するために加熱される前に、その物品をエアロゾル供給デバイスに挿入することができ、エアロゾルは、その後、ユーザが吸入する。物品は、例えば、物品を受け入れるサイズのデバイスの加熱室内に配置されるように構成された所定の又は特定のサイズのものであり得る。
本開示の第1の態様は、第1のコイル及び第2のコイルを規定する。第1のコイルは第1の長さを有し、第2のコイルは第2の長さを有し、第1の長さは第2の長さよりも短い。第1のコイルは、デバイスの近位端の近くに配置される。デバイスの近位端は、ユーザがエアロゾルを吸入するためにデバイスを吸引するときに、ユーザの口に最も近い端である。したがって、近位端は、ユーザが吸入するときにエアロゾルが移動する先の端である。
第1及び第2のコイルの両方は、サセプタなどのヒーター構成要素を加熱するように配置される(おそらく異なる時間に)。本明細書でより詳細に論じられるように、サセプタは、変化する磁場によって加熱可能である導電性物体である。第1のコイルは、第1の磁場を生成するように構成された第1の誘導コイルであり得る。第2のコイルは、第2の磁場を生成するように構成された第2の誘導コイルであり得る。第1のコイルは、ヒーター構成要素の第1のセクションを加熱させることができ、第2のコイルは、ヒーター構成要素の第2のセクションを加熱させることができる。エアロゾル生成材料を含む物品は、ヒーター構成要素内に受け入れるか、又はヒーター構成要素の近くに配置するか、又はヒーター構成要素と接触させることができる。加熱されると、ヒーター構成要素はエアロゾル生成材料に熱を伝達し、エアロゾルを放出する。一例では、ヒーター構成要素はレセプタクルを規定し、ヒーター構成要素はエアロゾル生成材料を受け入れる。
前述のように、第1のコイルは第1の誘導コイルであり得、第2のコイルは第2の誘導コイルであり得、ヒーター構成要素はサセプタ(サセプタ構成体としても知られている)であり得る。第1の誘導コイルは、サセプタ構成体の第1のセクションを加熱するための第1の変化する磁場を生成するように構成される。第2の誘導コイルは、サセプタ構成体の第2のセクションを加熱するための第2の変化する磁場を生成するように構成される。
デバイスの近位端に最も近いサセプタの端は、第1のより短いコイルで囲まれている。エアロゾル生成材料がデバイス内に受け入れられると、デバイスの近位端に向かって配置されたエアロゾル生成材料は、第1のより短いコイルの結果として加熱される。
デバイスの近位端の近くに短いコイルを配置することにより、「高温のパフ」として知られる現象を低減又は回避できることが見出された。「高温のパフ」とは、デバイス上のユーザの第1のパフが熱すぎる(つまり、ユーザが吸入するエアロゾルが熱すぎる)場所である。これにより、ユーザに不快感や害を及ぼす可能性があり得る。高温のエアロゾルとより冷たい空気の比が必要以上に高いため、高温のパフを生成する。
より短いコイルをエアロゾル生成材料(最初に加熱される)の遠位端の近くに配置することにより、より少量のエアロゾル生成材料が加熱される。これにより、大量の材料が加熱された場合に生成されるエアロゾルよりも生成されるエアロゾルの量が減少する。このエアロゾルは、デバイス内のある量の周囲/より冷たい空気と混合され、エアロゾルの温度が低下するため、高温のパフが回避/低減される。より長いコイルは、より多くの量のエアロゾル生成材料を加熱してより多くのエアロゾルを生成し、エアロゾルは同じ又は同様の量の周囲/より冷たい空気と混合される。しかし、第1のコイルによって生成されたエアロゾルと比較して、このエアロゾル混合物は、吸入される前に、デバイスをさらに通過し、残りのエアロゾル生成材料をさらに通過する。エアロゾルはさらに移動する必要があるため、許容レベルまでさらに冷却される。高温のパフは、エアロゾル中の水又は水蒸気によって引き起こされ得る。コイルが短いと、放出される水又は水蒸気の量が少なくなる可能性がある。例えば、含水率が15%、長さが約42mm、質量が約260mgのエアロゾル生成材料において、第1の長さが約14mmのコイルによって放出される水の質量は約13mgである。
デバイスにおいて、エアロゾル生成材料の第1の部分は、サセプタの第1のセクションによって加熱され、第1の部分は、サセプタの第2のセクションによって加熱されるエアロゾル生成材料の第2の部分よりも小さい。
第1及び第2の長さは、デバイスの長手方向軸線に平行な方向で測定される。別の例では、第1及び第2の長さは、長手方向軸線、例えば、デバイスへの挿入軸線、又はサセプタの長手方向軸線に平行な方向で測定される。一般に、デバイスの長手方向軸線とサセプタの長手方向軸線は平行である。言い換えれば、サセプタ構成体は、デバイスの長手方向軸線に平行に配置される。
第1及び第2の長さは、エアロゾル生成材料の第1の部分によって生成されたエアロゾルが第1の温度でデバイスを離れ、エアロゾル生成材料の第2の部分によって生成されたエアロゾルが第2の温度でデバイスを離れるように選択され得、第1及び第2の温度は実質的に同じである。
特定の構成体では、第1のコイルと第2のコイルは、互いに独立して作動する。したがって、第1のコイルが動作している間、第2のコイルは非アクティブであり得る。いくつかの例では、第1のコイルと第2のコイルは、特定の時間の長さで同時に動作する。いくつかの例では、デバイスはコントローラを含み、コントローラは2つ以上の加熱モードでデバイスを動作することができる。例えば、第1のモードでは、第1のコイルと第2のコイルは、特定の時間の長さで動作され得、及び/又はエアロゾル生成材料を特定の温度に加熱し得る。第2のモードでは、第1のコイルと第2のコイルは、異なる時間の長さで動作され得、及び/又はエアロゾル生成材料を異なる温度に加熱し得る。
特定の例では、エアロゾル供給デバイスは、サセプタ構成体を含む。他の例では、エアロゾル生成材料を含む物品は、サセプタ構成体を含む。
デバイスは、デバイスの近位端に配置されるマウスピース/開口部をさらに含み得、第1のコイルは、第2のコイルよりもマウスピースの近くに配置される。マウスピースは、デバイスの開口部に取り外し可能に取り付けることができ、又はデバイスの開口部自体がマウスピースを規定することができる。特定の例では、エアロゾル生成材料を含む物品がデバイスに挿入され、加熱されている間、デバイスの開口部から延びる。したがって、エアロゾルは開口部から流出するが、そのように物品内に含まれる。そのような場合でも、開口部は、使用中にユーザの口に接触するかどうかに関係なく、依然としてマウスピースであると言える。
特定の構成体では、第1のコイルの外周は、第2のコイルの外周と実質的に同じ距離だけサセプタから離れて配置される。言い換えれば、コイルは互いに重ならない。そのような構成体は、デバイスの組み立てプロセスを単純化することができる。例えば、2つのコイルを、絶縁部材の周りに巻くことができる。コイルの「外周」又は「外面」への言及は、デバイス及び/又はサセプタ構成体の長手方向軸線に垂直な方向に、サセプタ構成体から最も離れて配置された縁/表面を意味する。同様に、コイルの「内周/表面」への言及は、デバイス及び/又はサセプタ構成体の長手方向軸線に垂直な方向に、サセプタ構成体に最も近く配置された縁/表面を意味する。したがって、第1のコイルと第2のコイルは、実質的に同じ外径を有し得る。
一例では、第1及び/又は第2のコイルの内径は、長さが約10~14mmであり、外径は、長さが約12~16mmである。特定の例では、第1及び第2のコイルの内径は、長さが約12~13mmであり、外径は、長さが約14~15mmである。第1及び第2のコイルの内径は、長さが約12mmであり、外径は、長さが約14.6mmであることが好ましい。らせんコイルの内径は、コイルの中心を通り(断面で見た場合)、その端点がコイルの内周にある任意の直線セグメントである。らせんコイルの外径は、コイルの中心を通り(断面で見た場合)、その端点がコイルの外周にある任意の直線セグメントである。これらの寸法は、コンパクトな外寸を維持しながら、サセプタ構成体の効果的な加熱を提供することができる。
いくつかの例示的なデバイスでは、第1のコイルと第2のコイルは実質的に連続している。言い換えれば、第1のコイルと第2のコイルは互いに直接隣接しており、互いに接触している。そのような構成体は、デバイスの組み立てプロセスを単純化することができる。いくつかの例では、第1のコイルと第2のコイルは互いに直接隣接しているが、互いに接触していない。
いくつかの例では、第2のコイルの長さ寸法の中点は、それが第1のコイルの外側になるように、デバイス/サセプタの長手方向軸線に沿って変位する。
いくつかの例では、長手方向軸線に沿った方向に隣接している第1のコイルと第2のコイルは、第1のコイルと第2のコイルが軸線に沿って整列されていないことを意味し得る。例えば、第1のコイルと第2のコイルは、長手方向軸線に垂直な方向に互いに変位し得る。
第1のコイル及び第2のコイルはらせん状であり得る。例えば、第1のコイル及び第2のコイルはらせん状に巻かれ得る。
第1のコイルは、第1のピッチで(らせん状に)巻かれた第1のワイヤを含み得、第2のコイルは、第2のピッチで(らせん状に)巻かれた第2のワイヤを含み得る。ピッチは、1つの完全な巻線にわたるコイルの長さ(デバイス/サセプタ/コイルの長手方向軸線に沿って測定された)である。
第1のコイル及び第2のコイルは、異なるピッチを有し得る。これにより、サセプタ構成体の加熱効果を特定の目的に合わせて調整することができる。例えば、ピッチが短いほど、より強い磁場を誘導し得る。逆に、ピッチが長いほど、より弱い磁場を誘導し得る。
一例では、第2のピッチは第1のピッチよりも長い。第2のピッチは、この領域で生成されるエアロゾルの温度を下げるのに役立つ。特に、第2のピッチは、第1のピッチよりも約0.5mm未満、又は約0.2mm未満、又はより好ましくは約0.1mm長くすることができる。
一構成体では、第1及び第2のピッチの両方は、約2mm~約4mmの間、又は約2mm~約3mmの間、又は好ましくは約2.5mm~約3mmの間である。例えば、第1のピッチは約2.8mmであり得、第2のピッチは約2.9mmであり得る。これらの特定のピッチは、エアロゾル生成材料の最適な加熱を提供することが見出された。
或いは、第1のコイル及び第2のコイルは、実質的に同じピッチを有し得る。これにより、コイルの製造がより容易で簡単になり得る。一例では、ピッチは、約2mm~約4mmの間であり、又は約3mm~約4mmの間であり得、又は約3mm~約3.5mmの間であり得、又は約2mmよりも大きく若しくは約3mmよりも大きく、並びに/又は約4mm未満及び/若しくは約3.5mm未満であり得る。
(第1のコイルの)第1の長さは、約14mm~約23mmの間、例えば、約14mm~約21mmの間であり得、(第2のコイルの)第2の長さは、約23mm~約30mmの間、例えば、約25mm~約30mmであり得る。より具体的には、第1の長さは約19mm(±2mm)であり得、第2の長さは約25mm(±2mm)であり得る。これらの長さは、高温のパフを低減しながら、サセプタの効果的な加熱を提供するのに特に適していることが見出された。別の例では、第1の長さは約20mm(±1mm)であり得、第2の長さは約27mm(±1mm)であり得る。
第1のコイルは、約250mm~約300mmの間の長さを有する第1のワイヤを含み得、第2のコイルは、約400mm~約450mmの間の長さを有する第2のワイヤを含み得る。言い換えれば、各コイル内のワイヤの長さは、コイルがほどけたときの長さである。例えば、第1のワイヤは、約300mm~約350mmの間、例えば、約310~約320mmの間の長さを有し得る。第2のワイヤは、約350mm~約450mmの間、例えば、約390mm~約410mmの間の長さを有し得る。特定の構成体では、第1のワイヤは約315mmの長さを有し、第2のワイヤは約400mmの長さを有する。これらの長さは、高温のパフを低減しながら、サセプタの効果的な加熱を提供するのに特に適していることが見出された。
第1のコイルは約5~7ターンを有し得、第2のコイルは約8~9ターンを有し得る。言い換えれば、第1のワイヤ及び第2のワイヤは、これくらいに何度も巻かれ得る。ターンとは、軸線を中心に完全に1回転することである。特定の例では、第1のコイルは、約6.75ターンなど、約6~7ターンを有する。第2のコイルは、約8.75ターンを有し得る。これにより、コイルの端を同様の場所で端子(プリント回路基板など)に接続できる。別の例では、第1のコイルは、約5.75ターンなど、約5~6ターンを有する。第2のコイルは、は約8.75ターンを有し得る。
第1のコイルは、連続するターン間のギャップを含み得、各ギャップは、約1.4mm~約1.6mmの間、例えば、約1.5mmの長さを有し得る。第2のコイルは、連続するターン間のギャップを含み得、各ギャップは、約1.4mm~約1.6mmの間、例えば、約1.6mmの長さを有し得る。いくつかの例では、サセプタ構成体の加熱効果は、コイルごとに異なり得る。より一般的には、連続するターン間のギャップは、コイルごとに異なり得る。ギャップ長さは、デバイス/サセプタ/コイルの長手方向軸線に平行な方向で測定される。ギャップとは、コイルのワイヤが存在しない部分である(つまり、連続するターンの間に間隔がある)。
第1のコイルは、約1g~約1.5gの間の質量を有し得、第2のコイルは、約2g~約2.5gの間の質量を有し得る。例えば、第1の質量は約1.5g未満であり得、第2の質量は約2gよりも大きくてもよい。特定の構成体では、第1のコイルは、約1.3g~約1.6gの間、例えば、1.4gの質量を有し、第2のコイルは、約2g~約2.2gの間、例えば、約2.1gの質量を有する。
デバイスは、第1のコイル及び第2のコイルを順次通電/作動させ、第2のコイルの前に第1のコイルを通電/作動させるように構成されたコントローラをさらに含み得る。したがって、使用中、第1のコイルが最初に動作され、第2のコイルが次に動作される。
サセプタ構成体は、サセプタがエアロゾル生成材料を囲むように、エアロゾル生成材料がサセプタ内に受け入れられることを可能にするために、中空及び/又は実質的に管状であり得る。
他の例では、3つのコイル、又は4つのコイルがあり得、デバイスの口端に最も近いコイルは、他の各コイルよりも短い。
別の例では、(第1のコイルの)第1の長さは、約10mm~約21mmの間であり得、(第2のコイルの)第2の長さは、約18mm~約30mmの間であり得る(第1のコイルが、第2のコイルより短い場合)。一例では、第1の長さは約17.9mm(±1mm)であり得、第2の長さは約20mm(±1mm)であり得る。別の例では、第1の長さは約10mm(±1mm)であり得、第2の長さは約21mm(±1mm)であり得る。別の例では、第1の長さは約14mm(±1mm)であり得、第2の長さは約20mm(±1mm)であり得る。
いくつかの例では、各コイルは同じターン数を有し得る。
いくつかの例では、ヒーター構成要素/サセプタは、少なくとも2つの材料の選択的エアロゾル化のために2つの異なる周波数で加熱することができる少なくとも2つの材料を含み得る。例えば、ヒーター構成要素の第1のセクションは、第1の材料を含み得、ヒーター構成要素の第2のセクションは、第2の、異なる材料を含み得る。したがって、エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料を加熱するように構成されたヒーター構成要素を含み得、ヒーター構成要素は、第1の材料及び第2の材料を含み、第1の材料は、第1の周波数を有する第1の磁場によって加熱可能であり、第2の材料は、第2の周波数を有する第2の磁場によって加熱可能であり、第1の周波数は、第2の周波数とは異なる。第1及び第2の磁場は、例えば、単一のコイル又は2つのコイルによって提供され得る。
デバイスは、非燃焼加熱式デバイスとしても知られているタバコ加熱デバイスであることが好ましい。
上で簡単に述べたように、いくつかの例では、コイル(複数可)は、使用中に、少なくとも1つの導電性加熱構成要素/要素(ヒーター構成要素/要素としても知られる)の加熱を引き起こすように構成され、その結果、熱エネルギーは、少なくとも1つの導電性加熱構成要素からエアロゾル生成材料に伝導可能であることにより、エアロゾル生成材料の加熱を引き起こす。
いくつかの例では、コイル(複数可)は、使用中に、少なくとも1つの加熱構成要素/要素を貫通するための変化する磁場を生成するように構成されることにより、少なくとも1つの加熱構成要素の誘導加熱及び/又は磁気ヒステリシス加熱を引き起こす。そのような構成体では、そのヒーター加熱構成要素又は各ヒーター加熱構成要素は「サセプタ」と呼ばれることがある。使用中に、少なくとも1つの導電性加熱構成要素を貫通するための変化する磁場を生成することにより、少なくとも1つの導電性加熱構成要素の誘導加熱を引き起こすように構成されたコイルは、「インダクションコイル」又は「誘導コイル」と呼ばれることがある。
デバイスは、加熱構成要素(複数可)、例えば、導電性加熱構成要素(複数可)を含み得、加熱構成要素(複数可)は、加熱構成要素(複数可)のそのような加熱を可能にするために、コイル(複数可)に対して適切に配置又は配置可能であり得る。加熱構成要素(複数可)は、コイル(複数可)に対して固定位置にあり得る。或いは、少なくとも1つの加熱構成要素、例えば、少なくとも1つの導電性加熱構成要素は、デバイスの加熱ゾーンに挿入するための物品に含まれ得、物品はエアロゾル生成材料も含み、使用後に加熱ゾーンから除去可能である。或いは、デバイス及びそのような物品の両方は、少なくとも1つのそれぞれの加熱構成要素、例えば、少なくとも1つの導電性加熱構成要素を含み得、コイル(複数可)は、物品が加熱ゾーンにあるときに、デバイス及び物品のそれぞれの加熱構成要素(複数可)の加熱を引き起こし得る。
いくつかの例では、コイル(複数可)はらせん状である。いくつかの例では、コイル(複数可)は、エアロゾル生成材料を受け入れるように構成されたデバイスの加熱ゾーンの少なくとも一部を取り囲んでいる。いくつかの例では、コイル(複数可)は、加熱ゾーンの少なくとも一部を取り囲むらせんコイル(複数可)である。加熱ゾーンは、エアロゾル生成材料を受け入れるように形作られたレセプタクルであり得る。
いくつかの例では、デバイスは、加熱ゾーンを少なくとも部分的に取り囲む導電性加熱構成要素を含み、コイル(複数可)は、導電性加熱構成要素の少なくとも一部を囲むらせんコイル(複数可)である。いくつかの例では、導電性加熱構成要素は管状である。いくつかの例では、コイルは誘導コイルである。
本開示の第3の態様は、第1のコイル及び第2のコイルを規定する。第1のコイルは第1の長さを有し、第2のコイルは第2の長さを有し、第2の長さと第1の長さの比は約1.1よりも大きい。したがって、第1の長さは第2の長さよりも短く、第2の長さは第1の長さの少なくとも1.1倍の長さである。したがって、デバイスは、コイルの非対称加熱構成体を有する。この非対称加熱構成体は、抵抗加熱などの他の加熱技術にも適用可能であり、第1及び第2のヒーター抵抗ヒーター構成要素が第1及び第2のコイルを置き換えることができることが理解されよう。
第1のコイルは、第1の誘導コイルであり得、第2のコイルは、第2の誘導コイルであり得、ヒーター構成要素は、サセプタ(サセプタ構成体としても知られている)であり得る。
異なる長さの2つのコイルを有することにより、異なる量のエアロゾル生成材料が各コイルによって加熱される。短いコイルの場合、一般に、大量の材料が加熱された場合に生成されるよりも少量のエアロゾルが生成される。したがって、コイルが長いほど、大量のエアロゾル生成材料が加熱され、より多くのエアロゾルが生成される。したがって、異なる長さのコイルを有することにより、関連するコイルを動作することにより、所望の量のエアロゾルを放出することができる。
上記の構成体では、生成されたエアロゾルは、どのコイルがエアロゾルを放出させるかに関係なく、デバイス内で実質的に同じ量の周囲/より冷たい空気と混合される。周囲の空気は、生成されたエアロゾルの温度を冷却する。どのコイルがデバイスの近位端(口端)の近くに配置されているかに応じて、ユーザが吸入するエアロゾルの温度に影響を与える。
第2の長さと第1の長さの比が約1.1よりも大きい場合、生成されるエアロゾルの量及び温度は、ユーザのニーズに合うように調整できることが見出された。さらに、2つの加熱ゾーンを使用すると、エアロゾル生成材料の加熱方法に関してより柔軟になる。
さらに、より短いコイルは、より速い立ち上げ時間で、サセプタのより短い部分(したがって、エアロゾル生成材料のより短い部分)を加熱する。したがって、セッションでは、様々な感覚特性をよりアクセントのある方法で導入できる。例えば、短いコイルがデバイスの口端(近位端)に配置される場合、ユーザが最初に取るパフは迅速に達成することができる。短いコイルが他の場所に配置される場合、追加の感覚特性をバックグラウンドの感覚特性よりもすばやく導入できる。短いコイルが遠位端にある場合、セッションの終わりに特に顕著な感覚をもたらし、その結果、例えば、他のコイルを介してタバコの下流部分を同時に加熱し続けることによって生成され得るオフノートを克服することができる。
この比は1.2よりも大きくてもよい。特定の構成体では、比は約1.2~約3の間である。ラジオが約3未満の場合、生成されるエアロゾルの量と温度は、ユーザのニーズに合わせてより適切に調整できる。比は、約1.2~約2.2の間、又は約1.2~約1.5の間であることが好ましい。比は約1.3~約1.4の間であることがより好ましい。この比によって、上記の考慮事項の良好なバランスが取れることが見出された。
(第1のコイルの)第1の長さは、約14mm~約23mmの間、例えば、約14mm~約21mmの間であり得る。より具体的には、第1の長さは約19mm(±2mm)であり得る。(第2のコイルの)第2の長さは、約20mm~約30mmの間、又は約25mm~約30mmの間であり得る。より具体的には、第2の長さは、約25mm(±2mm)であり得る。これらの長さは、エアロゾルの所望の量及び温度が生成されることを確実にするために、サセプタの効果的な加熱を提供するのに特に適していることが見出された。別の例では、第1の長さは約20mm(±1mm)であり得、第2の長さは約27mm(±1mm)であり得る。
第1の長さは約20mmであり、第2の長さは約27mmであるため、比は約1.3~約1.4の間であることが好ましい。これらの寸法は、適切な構成を提供することが見出された。
特定の構成体では、使用中、エアロゾルは、デバイスの流路に沿ってデバイスの近位端に向かって吸引され、第1のコイルは、第2のコイルよりもデバイスの近位端の近くに配置される。上記のように、より短いコイルをデバイスの近位端の近くに配置することにより、「高温のパフ」として知られる現象を低減又は回避できることが見出された。
第2の長さと第1の長さの比が約1.1よりも大きい(及び約3未満、例えば、約2.2未満、又は約1.5未満、又は約1.4未満)場合、望ましいエアロゾルの温度と量は、ユーザに害や不快感を与えることなく、両方のコイルで生成できることが見出された。
デバイスは、デバイスの近位端に配置されるマウスピース/開口部をさらに含み得、第1のコイルは、第2のコイルよりもマウスピースの近くに配置される。マウスピースは、デバイスの開口部に取り外し可能に取り付けることができ、又はデバイスの開口部自体がマウスピースを規定することができる。特定の例では、エアロゾル生成材料を含む物品がデバイスに挿入され、加熱されている間、デバイスの開口部から延びる。したがって、エアロゾルは開口部から流出するが、そのように物品内に含まれる。そのような場合でも、開口部は、使用中にユーザの口に接触するかどうかに関係なく、依然としてマウスピースであると言える。
特定の例では、エアロゾル供給デバイスは、サセプタ構成体を含む。他の例では、エアロゾル生成材料を含む物品は、サセプタ構成体を含む。
特定の構成体では、第1のコイルの外周は、第2のコイルの外周と実質的に同じ距離だけサセプタから離れて配置される。言い換えれば、コイルは互いに重ならない。そのような構成体は、デバイスの組み立てプロセスを単純化することができる。例えば、2つのコイルを、絶縁部材の周りに巻くことができる。コイルの「外周」又は「外面」への言及は、デバイス及び/又はサセプタ構成体の長手方向軸線に垂直な方向に、サセプタ構成体から最も離れて配置された縁/表面を意味する。同様に、コイルの「内周/表面」への言及は、デバイス及び/又はサセプタ構成体の長手方向軸線に垂直な方向に、サセプタ構成体に最も近く配置された縁/表面を意味する。したがって、第1のコイルと第2のコイルは、実質的に同じ外径を有し得る。
一例では、第1及び第2のコイルの内径は、長さが約10~14mmであり、外径は、長さが約12~16mmである。特定の例では、第1及び第2のコイルの内径は、長さが約12~13mmであり、外径は、長さが約14~15mmである。第1及び第2のコイルの内径は、長さが約12mmであり、外径は、長さが約14.6mmであることが好ましい。らせんコイルの内径は、コイルの中心を通り(断面で見た場合)、その端点がコイルの内周にある任意の直線セグメントである。らせんコイルの外径は、コイルの中心を通り(断面で見た場合)、その端点がコイルの外周にある任意の直線セグメントである。これらの寸法は、サセプタ構成体の効果的な加熱を提供することができる。
いくつかの例示的なデバイスでは、第1のコイルと第2のコイルは実質的に連続している。言い換えれば、第1のコイルと第2のコイルは互いに直接隣接しており、互いに接触している。そのような構成体は、デバイスの組み立てプロセスを単純化することができる。いくつかの例では、第1のコイルと第2のコイルは互いに直接隣接しているが、互いに接触していない。
いくつかの例では、第2のコイルの長さ寸法の中点は、それが第1のコイルの外側になるように、デバイス/サセプタの長手方向軸線に沿って変位する。
いくつかの例では、長手方向軸線に沿った方向に隣接している第1のコイルと第2のコイルは、第1のコイルと第2のコイルが軸線に沿って整列されていないことを意味し得る。例えば、第1のコイルと第2のコイルは、長手方向軸線に垂直な方向に互いに変位し得る。
第1のコイル及び第2のコイルはらせん状であり得る。例えば、第1のコイル及び第2のコイルはらせん状に巻かれ得る。
第1のコイルは、第1のピッチで(らせん状に)巻かれた第1のワイヤを含み得、第2のコイルは、第2のピッチで(らせん状に)巻かれた第2のワイヤを含み得る。ピッチは、1つの完全な巻線にわたるコイルの長さ(デバイス/サセプタ/コイルの長手方向軸線に沿って測定された)である。
第1のコイル及び第2のコイルは、異なるピッチを有し得る。これにより、サセプタ構成体の加熱効果を特定の目的に合わせて調整することができる。例えば、ピッチが短いほど、より強い磁場を誘導し得る。逆に、ピッチが長いほど、より弱い磁場を誘導し得る。
一例では、第2のピッチは第1のピッチよりも長い。第2のピッチは、この領域で生成されるエアロゾルの温度を下げるのに役立つ。特に、第2のピッチは、第1のピッチよりも約0.5mm未満、又は約0.2mm未満、又はより好ましくは約0.1mm長くすることができる。
一構成体では、第1及び第2のピッチの両方は、約2mm~約4mmの間、又は約2mm~約3mmの間であり、又は好ましくは約2.5mm~約3mmの間である。例えば、第1のピッチは約2.8mmであり得、第2のピッチは約2.9mmであり得る。これらの特定のピッチは、エアロゾル生成材料の最適な加熱を提供することが見出された。
或いは、第1のコイル及び第2のコイルは、実質的に同じピッチを有し得る。これにより、コイルの製造がより容易で簡単になり得る。一例では、ピッチは、約2mm~約3mmの間であり、又は約2.5mm~約3mmの間であり得、又は約2.8mm~約3mmの間であり得、又は、約2.5mmよりも大きく若しくは約2.8mmよりも大きく、及び/又は約3mm未満であり得る。
第1のコイルは、約250mm~約300mmの間の長さを有する第1のワイヤを含み得、第2のコイルは、約400mm~約450mmの間の長さを有する第2のワイヤを含み得る。言い換えれば、各コイル内のワイヤの長さは、コイルがほどけたときの長さである。例えば、第1のワイヤは、約300mm~約350mmの間、例えば、約310~約320mmの間の長さを有し得る。第2のワイヤは、約350mm~約450mmの間、例えば、約390mm~約410mmの間の長さを有し得る。特定の構成体では、第1のワイヤは約315mmの長さを有し、第2のワイヤは約400mmの長さを有する。これらの長さは、高温のパフを低減しながら、サセプタの効果的な加熱を提供するのに特に適していることが見出された。
第1のコイルは約5~7ターンを有し得、第2のコイルは約8~9ターンを有し得る。言い換えれば、第1のワイヤ及び第2のワイヤは、これくらいに何度も巻かれ得る。ターンとは、軸線を中心に完全に1回転することである。特定の例では、第1のコイルは、約6.75ターンなど、約6~7ターンを有する。第2のコイルは、約8.75ターンを有し得る。これにより、コイルの端を同様の場所で端子(プリント回路基板など)に接続できる。別の例では、第1のコイルは、約5.75ターンなど、約5~6ターンを有する。第2のコイルは、約8.75ターンを有し得る。
第1のコイルは、連続するターン間のギャップを含み得、各ギャップは、約1.4mm~約1.6mmの間、例えば、約1.5mmの長さを有し得る。第2のコイルは、連続するターン間のギャップを含み得、各ギャップは、約1.4mm~約1.6mmの間、例えば、約1.6mmの長さを有し得る。いくつかの例では、サセプタ構成体の加熱効果は、コイルごとに異なり得る。より一般的には、連続するターン間のギャップは、コイルごとに異なり得る。ギャップ長さは、デバイス/サセプタの長手方向軸線に平行な方向で測定される。ギャップとは、コイルのワイヤが存在しない部分である(つまり、連続するターンの間に間隔がある)。
第1のコイルは、約1g~約1.5gの間の質量を有し得、第2のコイルは、約2g~約2.5gの間の質量を有し得る。例えば、第1の質量は約1.5g未満であり得、第2の質量は約2gよりも大きくてもよい。特定の構成体では、第1のコイルは、約1.3g~約1.6gの間、例えば、1.4gの質量を有し、第2のコイルは、約2g~約2.2gの間、例えば、約2.1gの質量を有する。
デバイスは、第1のコイル及び第2のコイルを順次通電/作動させ、第2のコイルの前に第1のコイルを通電/作動させるように構成されたコントローラをさらに含み得る。したがって、使用中、第1のコイルが最初に動作され、第2のコイルが、次に動作される。
サセプタ構成体は、サセプタがエアロゾル生成材料を囲むように、エアロゾル生成材料がサセプタ内に受け入れられることを可能にするために、中空及び/又は実質的に管状であり得る。
他の例では、3つのコイル、又は4つのコイルがあり得る。特定の構成体では、デバイスの口端に最も近いコイルは、他の各コイルよりも短い。
別の例では、(第1のコイルの)第1の長さは、約10mm~約21mmの間であり得、(第2のコイルの)第2の長さは、約18mm~約30mmの間であり得る(第1のコイルが、第2のコイルより短い場合)。一例では、第1の長さは約17.9mm(±1mm)であり得、第2の長さは約20mm(±1mm)であり得る。別の例では、第1の長さは約10mm(±1mm)であり得、第2の長さは約21mm(±1mm)であり得る。別の例では、第1の長さは約14mm(±1mm)であり得、第2の長さは約20mm(±1mm)であり得る。
いくつかの例では、ヒーター構成要素/サセプタは、少なくとも2つの材料の選択的エアロゾル化のために2つの異なる周波数で加熱することができる少なくとも2つの材料を含み得る。例えば、ヒーター構成要素の第1のセクションは、第1の材料を含み得、ヒーター構成要素の第2のセクションは、第2の、異なる材料を含み得る。したがって、エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料を加熱するように構成されたヒーター構成要素を含み得、ヒーター構成要素は、第1の材料及び第2の材料を含み、第1の材料は、第1の周波数を有する第1の磁場によって加熱可能であり、第2の材料は、第2の周波数を有する第2の磁場によって加熱可能であり、第1の周波数は、第2の周波数とは異なる。第1及び第2の磁場は、例えば、単一のコイル又は2つのコイルによって提供され得る。
いくつかの例では、各コイルは同じターン数を有し得る。
いくつかの例では、3つのコイル、又は4つのコイルがあり得る。特定の構成体では、デバイスの口端に最も近いコイルは、他の各コイルよりも短い。
第3、第4、又は第5の態様に関連して説明されるデバイス、コイル、又はヒーター構成要素は、説明される他の態様のいずれかに関連して説明される寸法又は特徴のいずれか又はすべてを含み得る。
本開示の第6の態様は、サセプタを貫通及び加熱するための変化する磁場を生成するように構成された第1の誘導コイルを規定する。サセプタは長手方向軸線を規定することができ、第1の誘導コイルは長手方向軸線に沿って第1の長さを有する。或いは、第1の誘導コイルは、長手方向軸線を規定し得る。第1の誘導コイルはらせん状であり、したがって、サセプタの周りにらせん状に巻かれているので、長手方向軸線の周りに第1のターン数を含む。ターンとは、サセプタ/軸線を中心に完全に1回転することである。
ターン数と誘導コイルの長さの比が約0.2mm-1~約0.5mm-1の間である場合、誘導コイルは、誘導コイル内に配置されたサセプタを加熱するのに特に効果的な磁場を生成することが見出された。特定の構成体では、そのような磁場は、例えば、約2秒未満以内にサセプタを約250℃に加熱させることができる。ターン数と誘導コイルの長さの比は、例えば「ターン密度」と呼ばれることがある。ターン密度が約0.2mm-1~約0.5mm-1の誘導コイルによって、効果的且つ迅速な加熱(ターン密度が高い)を保証することと、デバイスが、比較的軽量で製造が比較的安価であることとの良好なバランスが取れる(ターン密度が低い)。さらに、ターン密度が高くなると、誘導コイルを形成するワイヤの抵抗損失が大きくてもよく、誘導コイルの連続するターン間のエアギャップ間隔が狭くなり得る。これらの影響は両方とも、デバイスの外面を高温にする可能性があり、デバイスのユーザにとって不快な場合がある。
いくつかの例では、第1のターン数と第1の長さの比は、約0.2mm-1~約0.4mm-1の間、又は約0.3mm-1~約0.4mm-1の間である。第1のターン数と第1の長さの比は、約0.3mm-1~約0.35mm-1の間、例えば、約0.32mm-1~約0.34mm-1の間であることが好ましい。
特定の例では、第1の誘導コイルは、約15mm~約21mmの間である第1の長さを有し得る。特定の例では、第1の誘導コイルは、約6~約7の間である第1のターン数を有し得る。これらの長さとターン数は、上記の範囲内のターン密度を提供することができる。
第1の長さは約18mm~約21mmの間であり、第1のターン数は約6.5~約7の間であることが好ましい。特定の例では、第1の長さは約20mm(±1mm)であり、第1のターン数は約6.5~約7の間、例えば、約6.75である。このような誘導コイルは、エアロゾル供給デバイスのサセプタを加熱するのに特に適している。
エアロゾル供給デバイスは、単一の誘導コイル(すなわち、第1の誘導コイル)を含み得るか、又は2つ以上の誘導コイルを含み得る。
特定の例では、デバイスは、長手方向軸線に沿って第2の長さ及びサセプタの周りの第2のターン数を有する第2の誘導コイルをさらに含み、第2のターン数と第2の長さの比は約0.2mm-1~約0.5mm-1の間である。いくつかの例では、第2のターン数と第2の長さの比は、約0.2mm-1~約0.4mm-1の間、又は約0.3mm-1~約0.4mm-1の間である。第2のターン数と第2の長さの比は、約0.3mm-1~約0.35mm-1の間、例えば、約0.32mm-1~約0.34mm-1の間であることが好ましい。
したがって、第1及び第2の誘導コイルは、実質的に同じ又は同様のターン密度を含み得る。一例では、第2のターン数と第2の長さの比と第1のターン数と第1の長さの比との間の絶対差は、約0.05mm-1未満、又は約0.01mm-1未満又は約0.005mm-1未満である。別の例では、第2のターン数と第2の長さの比と第1のターン数と第1の長さの比との間のパーセンテージ差は、約15%未満、又は約10%未満、又は約5%未満又は約3%未満又は約1%未満であり得る。したがって、第1及び第2の誘導コイルが実質的に同じターン密度を含む場合、サセプタはその長さに沿ってより均一に加熱することができる。これにより、エアロゾル生成材料が不均一に加熱され、生成されるエアロゾルの量、味、温度に影響を与える可能性がなくなる。
第1の誘導コイルの第1の長さは、第2の誘導コイルの第2の長さと異なっていてもよい。同様に、第1のターン数は第2のターン数とは異なり得る。したがって、第1及び第2の誘導コイルは、異なる長さ及び異なるターン数を有し得るが、第1及び第2の誘導コイルは依然として同じターン密度を有し得る。
特定の例では、第1の長さは、第2の長さより少なくとも5mm大きくてもよい。
特定の例では、第2の誘導コイルは、約25mm~約30mmの間である第2の長さを有し得る。特定の例では、第2の誘導コイルは、約8~約9の間である第2のターン数を有し得る。これらの長さとターン数は、上記の範囲内のターン密度を提供することができる。
第2の長さは約25mm~約28mmの間であり、第2のターン数は約8.5~約9の間であることが好ましい。特定の例では、第2の長さは約26mm(±1mm)であり、第2のターン数は約8.5~約9の間、例えば約8.75である。このような誘導コイルは、エアロゾル供給デバイスのサセプタを加熱するのに非常に適している。
代替例では、第1の誘導コイルは、約15mm~約21mmの間である第1の長さを有し得る。特定の例では、第1の誘導コイルは、約5~約6の間である第1のターン数を有し得る。第1の長さは約17.5mm~約18.5mmの間であり、第1のターン数は約5.5~約6の間であることが好ましい。特定の例では、第1の長さは約17.9mm(±1mm)であり、第1のターン数は約5.5~約6の間、例えば約5.75である。第1のターン数と第1の長さの比は、約0.3mm-1~約0.4mm-1の間である。この比は約0.34mm-1であることがより好ましい。デバイスは、長手方向軸線に沿って第2の長さ及びサセプタの周りの第2のターン数を有する第2の誘導コイルをさらに含み得る。第2の誘導コイルは、約19mm~約24mmの間である第2の長さを有し得る。特定の例では、第2の誘導コイルは、約6~約7の間である第2のターン数を有し得る。第2の長さは約19.5mm~約20.5mmの間であり、第2のターン数は約6.5~約7の間であることが好ましい。特定の例では、第2の長さは約20mm(±1mm)であり、第2のターン数は約6.5~約7の間、例えば約6.75である。第2のターン数と第2の長さの比は、約0.3mm-1~約0.4mm-1の間である。この比は約0.38mm-1であることがより好ましい。したがって、第1の誘導コイルと第2の誘導コイルの比は約0.04mm-1異なる。
特定の構成体では、使用中、エアロゾルは、デバイスの流路に沿ってデバイスの近位端に向かって吸引され、第1の誘導コイルは、第2の誘導コイルよりもデバイスの近位端の近くに配置される。
いくつかの例では、第1及び第2の誘導コイルのいずれか、又は両方が、複数の撚り線を含むリッツ線から形成されている。リッツ線は、例えば、円形又は長方形の断面を有し得る。リッツ線は円形の断面を有することが好ましい。
リッツ線は、交流を流すために使用される複数の撚り線を含むワイヤである。リッツ線は、導体の表皮効果の損失を減らすために使用され、一緒に撚られ又は織り合わされた複数の個別に絶縁されたワイヤを含む。この巻線の結果は、各ストランドが導体の外側にある全長の比を等しくすることである。これは、電流を撚り線間で均等に分配し、ワイヤの抵抗を減らす効果がある。いくつかの例では、リッツ線は、撚り線のいくつかの束を含み、各束の撚り線は、一緒に撚られている。ワイヤの束は、同様の方法で一緒に撚られ/織り合わされる。
いくつかの例では、誘導コイルのリッツ線は、約50~約150本の撚り線を有する。上記のターン密度とこの多くの撚り線を有するリッツ線で形成された誘導コイルは、エアロゾル供給デバイスで使用されるサセプタを加熱するのに特に適していることが見出された。例えば、誘導コイルによって誘導される磁場の強さは、誘導コイルの近くに配置されたサセプタを加熱するのに非常に適している。
別の例では、誘導コイルのリッツ線は、約100~約130の撚り線、又は約110~約120の撚り線を有する。誘導コイルのリッツ線は、約115本の撚り線を有することが好ましい。
リッツ線は、少なくとも4本の撚り線の束を含み得る。リッツ線は5つの束を含むことが好ましい。上で簡単に述べたように、各束は複数の撚り線を含み、各束の撚り線は一緒に撚られている。ワイヤの束は、同様の方法で一緒に撚り/織り合わせすることができる。すべての束の撚り線は、合計してリッツ線の撚り線の総数になる。各束には同じ数の撚り線があり得る。撚り線がリッツ線に束ねられている場合、各ワイヤは束の外側でより等しい時間を費やす可能性がある。
リッツ線内の各撚り線には直径がある。例えば、撚り線は、約0.05mm~約0.2mmの間の直径を有し得る。いくつかの例では、直径は34AWG(0.16mm)~40AWG(0.0799mm)の間であり、AWGは米国ワイヤゲージである。別の例では、撚り線の直径は36AWG(0.127mm)~39AWG(0.0897mm)の間である。別の例では、撚り線の直径は、37AWG(0.113mm)~38AWG(0.101mm)の間である。
撚り線は、約0.1mmなどの38AWG(0.101mm)の直径を有することが好ましい。上記の指定された数の撚り線及びこれらの寸法を有するリッツ線によって、効果的に加熱することと、エアロゾル供給デバイスがコンパクト且つ軽量であることを保証することとの間の良好なバランスが取れることが見出された。
リッツ線の長さは約300mm~約450mmの間であり得る。例えば、第1の誘導コイルの第1のリッツ線は、約300mm~約350mmの間、例えば、約310mm~約320mmの間の長さを有し得る。第2の誘導コイルを形成する第2のリッツ線は、約350mm~約450mmの間、例えば、約390mm~約410mmの間の長さを有し得る。リッツ線の長さは、誘導コイルがほどけたときの長さである。特定の構成体では、第1のリッツ線は約315mmの長さを有し、第2のリッツ線は約400mmの長さを有する。これらの長さは、サセプタの効果的な加熱を提供するのに適していることが見出された。
誘導コイルは、特定のピッチで(らせん状に)巻かれたリッツ線を含み得る。ピッチは、1つの完全な巻線にわたる誘導コイルの長さ(デバイス/サセプタの長手方向軸線に沿って測定された)である。ピッチが短いほど、より強い磁場を誘導し得る。逆に、ピッチが長いほど、より弱い磁場を誘導し得る。
一構成体では、第1の誘導コイルの第1のピッチは約2mm~約3mmの間であり、第2の誘導コイルの第2のピッチは約2mm~約3mmの間である。例えば、第1のピッチ又は第2のピッチは、約2.5mm~約3mmの間であり得る。いくつかの例では、第1のピッチと第2のピッチとの間の差は約0.1mm未満である。例えば、第1のピッチは約2.8mmであり得、第2のピッチは約2.9mmであり得る。例えば、第1のピッチは約2.81mmであり得、第2のピッチは約2.88mmであり得る。
誘導コイルは、連続するターン間のギャップを含み得、各ギャップは、約1.5mm~約1.6mmの間など、約1.4mm~1.6mmの間の長さを有し得る。ギャップは約1.5mm又は1.6mmであることが好ましい。いくつかの例では、連続するターン間のギャップは、誘導コイルごとにわずかに異なる。例えば、第1の誘導コイルの連続するターン間のギャップは、第2の誘導コイルの連続するターン間のギャップと約0.1mm未満だけ異なり得る。例えば、第1の誘導コイルの連続するターン間のギャップは約1.51mmであり得、第2の誘導コイルの連続するターン間のギャップは約1.58mmであり得る。
第1及び第2の誘導コイルは、約1g~約2.5gの間の質量を有し得る。特定の構成体では、第1の誘導コイルは、1.4gなどの約1.3g~1.6gの間の質量を有し、第2の誘導コイルは、2.1gなどの約2g~約2.2gの間の質量を有する。
前述のように、リッツ線は円形の断面を有し得る。リッツ線は、約1mm~約1.5mmの間、又は約1.2mm~約1.4mmの間の直径を有し得る。リッツ線は約1.3mmの直径を有することが好ましい。
いくつかの例では、使用中に、誘導コイルは、サセプタを約240℃~約300℃の間、例えば、約250℃~約280℃の間の温度に加熱するように構成される。
第1及び/又は第2の誘導コイルは、サセプタの外面から約3mm~約4mmの間の距離だけ離れて配置され得る。したがって、誘導コイルの内面とサセプタの外面とは、約3mm~約4mmの距離だけ離れていてもよい。距離は半径方向の距離であってもよい。この範囲内の距離は、効率的な加熱を可能にするために誘導コイルに半径方向に近く且つインダクションコイルの改善された絶縁のために半径方向に離れているサセプタと、絶縁部材との間の良好なバランスを表すことが見出された。
別の例では、第1及び/又は第2の誘導コイルは、約2.5mmを超える距離だけサセプタの外面から離れて配置され得る。
別の例では、第1及び/又は第2の誘導コイルは、サセプタの外面から約3mm~約3.5mmの間の距離だけ離れて配置され得る。さらなる例では、第1及び/又は第2の誘導コイルは、約3mm~約3.25mmの間、例えば、好ましくは約3.25mmの距離だけ、サセプタの外面から離れて配置され得る。別の例では、第1及び/又は第2の誘導コイルは、約3.2mmを超える距離だけサセプタの外面から離れて配置され得る。さらなる例では、第1及び/又は第2の誘導コイルは、サセプタの外面から約3.5mm未満、又は約3.3mm未満の距離だけ離れて配置され得る。これらの距離は、効率的な加熱を可能にするために誘導コイルに半径方向に近く且つインダクションコイルの改善された絶縁のために半径方向に離れているサセプタと、絶縁部材との間のバランスが取られることが見出された。
一例では、第1及び/又は第2の誘導コイルの内径は約10~14mmであり、外径は約12~16mmである。特定の例では、第1及び/又は第2の誘導コイルの内径は約12~13mmであり、外径は約14~15mmである。第1及び/又は第2の誘導コイルの内径は約12mmであり、外径は約14.6mmであることが好ましい。らせん状誘導コイルの内径は、誘導コイルの中心を通り(断面で見た場合)、その端点がコイルの内周にある任意の直線セグメントである。らせん状誘導コイルの外径は、誘導コイルの中心を通り(断面で見た場合)、その端点がコイルの外周にある任意の直線セグメントである。これらの寸法は、コンパクトな外寸を維持しながら、サセプタ構成体の効果的な加熱を提供することができる。
第6の態様に関連して説明されたデバイス、コイル、又はヒーター構成要素は、説明された他の態様のいずれかに関連して説明された寸法又は特徴のいずれか又はすべてを含み得る。
本開示の第7の態様は、サセプタを貫通及び加熱するための変化する磁場を生成するように構成された第1及び第2の誘導コイルを規定する。サセプタは、長手方向軸線などの軸線を規定することができ、第1の誘導コイルは、長手方向軸線の周りに第1のターン数を有し、第2の誘導コイルは、軸線の周りに第2のターン数を有する。したがって、第1及び第2の誘導コイルはらせん状であり得る。ターンとは、サセプタ/軸線を中心に完全に1回転することである。
第2のターン数と第1のターン数の比が約1.1~約1.8の間である場合、誘導コイルは、サセプタ及びエアロゾル生成材料の異なる部分に合わせて調整された加熱プロファイルを提供することが見出された。したがって、この態様では、第2の誘導コイルは、第1の誘導コイルよりも多くのターン数を有する。
一例では、第1の誘導コイルは、第2の誘導コイルの長さよりも短い長さを有するため、第1の誘導コイルは、より少ないターンを有する。誘導コイルの長さは、サセプタによって規定された軸線に沿って測定された長さである。第1の誘導コイルが第2の誘導コイルよりもターンが少なく、長さが短い場合、第1の誘導コイルは、エアロゾル生成材料のよりも小さな領域の高速初期加熱を提供することができる。しかし、第1のターン数が第2のターン数よりもはるかに少ない場合は、各誘導コイルを介して加熱されるエアロゾル生成材料の量が異なりすぎる。これは、ユーザの体験に悪影響を与える可能性があり、例えば、ユーザは、第2の誘導コイルが動作を開始したときに放出されるエアロゾルの温度、量、及び濃度の違いに気付く場合がある。比が約1.1と約1.8の間である場合、これらの考慮事項の良好なバランスが取れる。
或いは、第1の誘導コイルは、より少ないターンを有し得、その結果、第1の誘導コイルによって生成される磁場は、第2の誘導コイルによって生成される磁場よりも弱い。これは、エアロゾル生成材料のタイプ/密度がその長さに沿って一定でない場合に有益であり得る。例えば、異なる温度に加熱されるべき2つのタイプのエアロゾル生成材料があり得る。しかし、第1のターン数が第2のターン数よりもはるかに少ない場合は、各領域の加熱間の遷移が目立ちすぎる可能性がある。比が約1.1~約1.8の間の場合、これらの考慮事項の良好なバランスが取れる。
第1のターン数は、約6~7の間など、約5~約7の間であり得る。特定の例では、第1のターン数は約6.75である。第2のターン数は、約8~約9の間であり得る。特定の例では、第2のターン数は約8.75である。誘導コイルを形成するワイヤは、例えば、円形の断面を有し得る。各誘導コイルのこのターン数の円形断面ワイヤは、サセプタの効果的な加熱を提供することが見出された。これらのターン数の誘導コイルによって、効果的な磁場を提供することと、比較的軽量で安価な誘導コイルを提供することとの間の良好なバランスが取れる。
第1のターン数は、約5~約7の間、例えば、約5~約6の間であり得る。特定の例では、第1のターン数は約5.75である。第2のターン数は、約8~約9の間であり得る。特定の例では、第2のターン数は約8.75である。誘導コイルを形成するワイヤは、例えば、長方形の断面を有し得る。誘導コイルごとにこのターン数の長方形の断面のワイヤが、サセプタの効果的な加熱を提供することが見出された。これらのターン数の誘導コイルによって、効果的な磁場を提供することと、比較的軽量で安価な誘導コイルを提供することとの間の良好なバランスが取れる。
第2のターン数と第1のターン数の比は、約1.1~約1.5の間、又は約1.2~約1.4の間、例えば、約1.2~約1.3の間であることが好ましい。この比は、約1.29~約1.3の間であり得ることがさらにより好ましい。
別の例では、第1のターン数は、約5~約6の間であり得る。特定の例では、第1のターン数は約5.75である。第2のターン数は、約6~約7の間であり得る。特定の例では、第2のターン数は約6.75である。
いくつかの例では、第1の誘導コイルは、サセプタの長手方向軸線に沿った方向で第2の誘導コイルに隣接している。したがって、第1及び第2の誘導コイルは重ならない。
いくつかの例では、第1及び第2の誘導コイルは、実質的に同じ「ターン密度」、すなわち、誘導コイルの単位長さあたりの実質的に同じターン数を有する。第1の誘導コイルは、長手方向軸線に沿って第1の長さ、及び第1のターン密度を有し得、第2の誘導コイルは、長手方向軸線に沿って第2の長さ及び第2のターン密度を有し得る。ターン密度は、ターン数を誘導コイルの長さで割ったものである。
一例では、第1のターン密度と第2のターン密度との間の絶対差は、約0.1mm-1未満、又は約0.05mm-1未満、又は約0.01mm-1未満、又は約0.005mm-1未満である。別の例では、第1のターン密度と第2のターン密度との間のパーセンテージ差は、約15%未満、又は約10%未満、又は約5%未満又は約3%未満又は約1%未満であり得る。したがって、第1及び第2の誘導コイルが同様の、又は実質的に同じターン密度を有するがターン数が異なる場合、サセプタは、加熱されるエアロゾル生成材料の量を制御しながら、その全長に沿ってより均一に加熱することができる。
第1及び第2のターン密度は、約0.2mm-1~約0.5mm-1の間であり得る。いくつかの例では、第1及び第2のターン密度は、約0.2mm-1~約0.4mm-1の間、又は約0.3mm-1~約0.4mm-1の間である。第1及び第2のターン密度は、約0.32mm-1~約0.34mm-1の間など、約0.3mm-1~約0.35mm-1の間であることが好ましい。
特定の例では、第1の誘導コイルは軸線に沿って第1の長さを有し得、第2の誘導コイルは軸線に沿って第2の長さを有し得、第1の長さは、約14mm~約23mmの間、例えば、約14mm~約21mmの間であり、第2の長さは、約23mm~約30mmの間、例えば、約25mm~約30mmの間である。第1の長さは、約18mm~約21mmの間であることが好ましい。特定の例では、第1の長さは約20mm(±1mm)である。特定の例では、第2の誘導コイルは、軸線に沿って約25mm~約30mmの間である第2の長さを有し得る。第2の長さは、約25mm~約28mmの間であることが好ましい。特定の例では、第2の長さは約26mm(±1mm)である。別の例では、第1の長さは約19mm(±2mm)であり、第2の長さは約25mm(±2mm)である。
特定の例では、第1の長さは、第2の長さより少なくとも5mm長くなり得る。
別の例では、(第1のコイルの)第1の長さは、約10mm~約21mmの間であり得、(第2のコイルの)第2の長さは、約18mm~約30mmの間であり得る。一例では、第1の長さは約17.9mm(±1mm)であり得、第2の長さは約20mm(±1mm)であり得る。別の例では、第1の長さは約10mm(±1mm)であり得、第2の長さは約21mm(±1mm)であり得る。別の例では、第1の長さは約14mm(±1mm)であり得、第2の長さは約20mm(±1mm)であり得る。
好ましい構成体では、使用中、エアロゾルは、デバイスの流路に沿ってデバイスの近位端に向かって吸引され、第1の誘導コイルは、第2の誘導コイルよりもデバイスの近位端の近くに配置される。したがって、より少ないターンの誘導コイルをデバイスの口端の近くに配置することができる。これは、より少ないターンの第1の誘導コイルを最初に通電/作動できることを意味し、これにより、ユーザの口の最も近くに配置されたエアロゾル生成材料の高速初期加熱が可能になる。より多くのターンを有する第2の誘導コイルは、後で加熱セッション中に通電することができる。好ましい構成体では、第1の誘導コイルは軸線に沿って第1の長さを有し、第2の誘導コイルは軸線に沿って第2の長さを有し、第1の長さは第2の長さよりも短い。したがって、第1の誘導コイルは、第2の誘導コイルよりも長さが短く、ターンが少ない。そのような構成体では、デバイスの近位端に最も近いサセプタの端は、第1のより短い誘導コイルによって囲まれている。エアロゾル生成材料がデバイス内に受け入れられると、デバイスの近位端に向かって配置されたエアロゾル生成材料は、第1のより短い誘導コイルの結果として加熱される。
エアロゾル生成材料(最初に加熱される)の近位端の近くに配置されたより少ないターンのより短い誘導コイルを有することにより、より少量のエアロゾル生成材料が加熱される。これにより、大量の材料が加熱された場合に生成されるエアロゾルよりも生成されるエアロゾルの量が減少する。このエアロゾルは、デバイス内のある量の周囲/より冷たい空気と混合され、エアロゾルの温度が低下するため、高温のパフが回避/低減される。
いくつかの例では、誘導コイルのリッツ線は、約50~約150本の撚り線を有する。上記のターン密度とこの多くの撚り線を有するリッツ線で形成された誘導コイルは、エアロゾル供給デバイスで使用されるサセプタを加熱するのに特に適していることが見出された。例えば、誘導コイルによって誘導される磁場の強さは、誘導コイルの近くに配置されたサセプタを加熱するのに非常に適している。
別の例では、誘導コイルのリッツ線は、約100~約130の撚り線、又は約110~約120の撚り線を有する。誘導コイルのリッツ線は、約115本の撚り線を有することが好ましい。
リッツ線は、少なくとも4本の撚り線の束を含み得る。リッツ線は5つの束を含むことが好ましい。上で簡単に述べたように、各束は複数の撚り線を含み、各束の撚り線は一緒に撚られている。ワイヤの束は、同様の方法で一緒に撚り/織り合わせすることができる。すべての束の撚り線は、合計してリッツ線の撚り線の総数になる。各束には同じ数の撚り線があり得る。撚り線がリッツ線に束ねられている場合、各ワイヤは束の外側でより等しい時間を費やす可能性がある。
リッツ線内の各撚り線には直径がある。例えば、撚り線は、約0.05mm~約0.2mmの間の直径を有し得る。いくつかの例では、直径は34AWG(0.16mm)~40AWG(0.0799mm)の間であり、AWGは米国ワイヤゲージである。別の例では、撚り線の直径は36AWG(0.127mm)~39AWG(0.0897mm)の間である。別の例では、撚り線の直径は、37AWG(0.113mm)~38AWG(0.101mm)の間である。
撚り線は、約0.1mmなどの38AWG(0.101mm)の直径を有することが好ましい。上記の指定された数の撚り線及びこれらの寸法を有するリッツ線によって、効果的に加熱することと、エアロゾル供給デバイスがコンパクト且つ軽量であることを保証することとの間の良好なバランスが取れることが見出された。
リッツ線の長さは約300mm~約450mmの間であり得る。例えば、第1の誘導コイルの第1のリッツ線は、約300mm~約350mmの間、例えば、約310mm~約320mmの間の長さを有し得る。第2の誘導コイルを形成する第2のリッツ線は、約350mm~約450mmの間、例えば、約390mm~約410mmの間の長さを有し得る。リッツ線の長さは、誘導コイルがほどけたときの長さである。特定の構成体では、第1のリッツ線は約315mmの長さを有し、第2のリッツ線は約400mmの長さを有する。これらの長さは、サセプタの効果的な加熱を提供するのに適していることが見出された。
誘導コイルは、特定のピッチで(らせん状に)巻かれたリッツ線を含み得る。ピッチは、1つの完全な巻線にわたる誘導コイルの長さ(デバイス/サセプタの長手方向軸線に沿って測定された)である。ピッチが短いほど、より強い磁場を誘導し得る。逆に、ピッチが長いほど、より弱い磁場を誘導し得る。
一構成体では、第1の誘導コイルの第1のピッチは約2mm~約3mmの間であり、第2の誘導コイルの第2のピッチは約2mm~約3mmの間である。例えば、第1のピッチ又は第2のピッチは、約2.5mm~約3mmの間であり得る。いくつかの例では、第1のピッチと第2のピッチとの間の差は約0.1mm未満である。例えば、第1のピッチは約2.8mmであり得、第2のピッチは約2.9mmであり得る。例えば、第1のピッチは約2.81mmであり得、第2のピッチは約2.88mmであり得る。
誘導コイルは、連続するターン間のギャップを含み得、各ギャップは、約1.5mm~約1.6mmの間など、約1.4mm~1.6mmの間の長さを有し得る。ギャップは約1.5mm又は1.6mmであることが好ましい。いくつかの例では、連続するターン間のギャップは、誘導コイルごとにわずかに異なる。例えば、第1の誘導コイルの連続するターン間のギャップは、第2の誘導コイルの連続するターン間のギャップと約0.1mm未満だけ異なり得る。例えば、第1の誘導コイルの連続するターン間のギャップは約1.51mmであり得、第2の誘導コイルの連続するターン間のギャップは約1.58mmであり得る。ギャップ長さは、デバイス/サセプタ/誘導コイルの長手方向軸線に平行な方向で測定される。ギャップとは、コイルのワイヤが存在しない部分である(つまり、連続するターンの間に間隔がある)。
第1及び第2の誘導コイルは、約1g~約2.5gの間の質量を有し得る。特定の構成体では、第1の誘導コイルは、1.4gなどの約1.3g~1.6gの間の質量を有し、第2の誘導コイルは、2.1gなどの約2g~約2.2gの間の質量を有する。
前述のように、リッツ線は円形の断面を有し得る。或いは、リッツ線は長方形の断面を有し得る。長方形には、2つの短辺と2つの長辺があり得、長方形の辺の寸法が長方形の断面の面積を規定する。他の例は、4つの実質的に等しい辺を有する一般的に正方形の断面を有し得る。断面積は、約1.5mm~約3mmの間であり得る。好ましい例では、断面積は、約2mm~約3mmの間、又は約2.2mm~約2.6mmの間である。断面積は、約2.4mm~約2.5mmの間であることが好ましい。
2つの短辺と2つの長辺を有する長方形の断面を有する例では、短辺は約0.9mm~約1.4mmの間の寸法を有し得、長辺は約1.9mm~約2.4mmの間の寸法を有し得る。或いは、短辺は、約1mm~約1.2mmの間の寸法を有し得、長辺は、約2.1mm~約2.3mmの間の寸法を有し得る。短辺は約1.1mm(±0.1mm)の寸法を有し、長辺は約2.2mm(±0.1mm)の寸法を有することが好ましい。このような例では、断面積は約2.42mmである。
第1及び/又は第2の誘導コイルは、サセプタの外面から約3mm~約4mmの間の距離だけ離れて配置され得る。したがって、誘導コイルの内面とサセプタの外面とは、約3mm~約4mmの距離だけ離れて配置されてもよい。距離は半径方向の距離であってもよい。この範囲内の距離は、効率的な加熱を可能にするために誘導コイルに半径方向に近く且つインダクションコイルの改善された絶縁のために半径方向に離れているサセプタと、絶縁部材との間の良好なバランスを表すことが見出された。
別の例では、第1及び/又は第2の誘導コイルは、約2.5mmを超える距離だけサセプタの外面から離れて配置され得る。
別の例では、第1及び/又は第2の誘導コイルは、サセプタの外面から約3mm~約3.5mmの間の距離だけ離れて配置され得る。さらなる例では、第1及び/又は第2の誘導コイルは、約3mm~約3.25mmの間、例えば、好ましくは約3.25mmの距離だけ、サセプタの外面から離れて配置され得る。別の例では、第1及び/又は第2の誘導コイルは、約3.2mmを超える距離だけサセプタの外面から離れて配置され得る。さらなる例では、第1及び/又は第2の誘導コイルは、サセプタの外面から約3.5mm未満、又は約3.3mm未満の距離だけ離れて配置され得る。これらの距離は、効率的な加熱を可能にするために誘導コイルに半径方向に近く且つインダクションコイルの改善された絶縁のために半径方向に離れているサセプタと、絶縁部材との間のバランスが取られることが見出された。
特定の例では、エアロゾル供給デバイスはサセプタを含む。他の例では、エアロゾル生成材料を含む物品は、サセプタを含む。
一例では、第1及び/又は第2の誘導コイルの内径は約10~14mmであり、外径は約12~16mmである。特定の例では、第1及び/又は第2の誘導コイルの内径は約12~13mmであり、外径は約14~15mmである。第1及び/又は第2の誘導コイルの内径は約12mmであり、外径は約14.6mmであることが好ましい。らせん状誘導コイルの内径は、誘導コイルの中心を通り(断面で見た場合)、その端点がコイルの内周にある任意の直線セグメントである。らせん状誘導コイルの外径は、誘導コイルの中心を通り(断面で見た場合)、その端点がコイルの外周にある任意の直線セグメントである。これらの寸法は、コンパクトな外寸を維持しながら、サセプタ構成体の効果的な加熱を提供することができる。
サセプタは、サセプタがエアロゾル生成材料を囲むように、エアロゾル生成材料がサセプタ内に受け入れられることを可能にするために、中空及び/又は実質的に管状であり得る。
いくつかの例では、サセプタは、サセプタ上の2つの加熱ゾーン間の熱ブリードを防止するための1つ又は複数の特徴を含む。ゾーンは、誘導コイルに囲まれたサセプタの領域/セクションとして規定される。例えば、デバイスが第1及び第2の誘導コイルを含む場合、サセプタは第1及び第2のゾーンを含む。サセプタは、隣接するゾーン間の熱ブリードを低減するのを助けることができる、各ゾーン間のサセプタを通る穴を含み得る。或いは、サセプタは、サセプタの外面にノッチを含み得る。或いは、サセプタは、隣接するゾーン間の境界でより薄い壁を有し得る。別の例では、サセプタは、隣接するゾーン間の位置で外側に「膨らみ」、サセプタの導電経路を増加させることができる。膨らんだセクションはまた、隣接するゾーンの壁よりも薄い壁を有し得る。
一例では、サセプタの端は、隣接する加熱ゾーンから熱を集めることができる。例えば、端部は、隣接する部分よりも大きな熱質量を有し得る。端部はヒートシンクとして機能する。
第7の態様に関連して説明されたデバイス、コイル、又はヒーター構成要素は、説明された他の態様のいずれかに関連して説明された寸法又は特徴のいずれか又はすべてを含み得る。
図1は、エアロゾル生成媒体/材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイス100の例を示す。大まかに言えば、デバイス100は、エアロゾル生成媒体を含む交換可能な物品110を加熱して、デバイス100のユーザによって吸入されるエアロゾル又は他の吸入可能な媒体を生成するために使用され得る。
デバイス100は、デバイス100の様々な構成要素を囲み、収容するハウジング102(外側カバーの形態の)を含む。デバイス100は、一端に開口部104を有し、そこを通って、加熱アセンブリによる加熱のために物品110を挿入することができる。使用中、物品110は、加熱アセンブリに完全に又は部分的に挿入され得、物品110は、加熱アセンブリのうちの1つ又は複数の構成要素によって加熱され得る。
この実施例のデバイス100は、物品110が所定の位置にないときに開口部104を閉じるために第1の端部材106に対して移動可能な蓋/キャップ108を含む第1の端部材106を含む。図1では、蓋108は開いた構成で示されているが、蓋108は閉じた構成に移動することができる。例えば、ユーザは、蓋108を矢印「A」の方向に摺動させることができる。
デバイス100はまた、押されたときにデバイス100を動作するボタン又はスイッチなどのユーザ動作可能な制御要素112を含み得る。例えば、ユーザは、スイッチ112を動作することによってデバイス100をオンにすることができる。
デバイス100はまた、デバイス100のバッテリーを充電するためのケーブルを受け入れることができるソケット/ポート114などの電気部品を含み得る。例えば、ソケット114は、USB充電ポートなどの充電ポートであり得る。
図2は、外側カバー102が取り外され、物品110が存在しない、図1のデバイス100を示す。デバイス100は、長手方向軸線134を規定する。
図2に示されるように、第1の端部材106は、デバイス100の一端に配置され、第2の端部材116は、デバイス100の反対側の端に配置される。第1及び第2の端部材106、116は一緒になって、デバイス100の端面を少なくとも部分的に規定する。例えば、第2の端部材116の底面は、デバイス100の底面を少なくとも部分的に規定する。外側カバー102の縁はまた、端面の一部を規定し得る。この例では、蓋108はまた、デバイス100の上面の一部を規定する。
開口部104に最も近いデバイスの端は、使用中、ユーザの口に最も近いので、デバイス100の近位端(又は口端)として知られ得る。使用中、ユーザは、物品110を開口部104に挿入し、ユーザ制御112を動作して、エアロゾル生成材料の加熱を開始し、デバイスで生成されたエアロゾルを吸引する。これにより、エアロゾルは、デバイス100の近位端に向かって流路に沿ってデバイス100を通って流れる。
開口部104から最も遠いデバイスの他端は、使用中、他端がユーザの口から最も遠い端であるため、デバイス100の遠位端として知られ得る。ユーザがデバイスで生成されたエアロゾルを吸引すると、エアロゾルはデバイス100の遠位端から離れるように流れる。
デバイス100は、電源118をさらに含む。電源118は、例えば、充電式バッテリー又は非充電式バッテリーなどのバッテリーであり得る。適切なバッテリーの例には、例えば、リチウムバッテリー(リチウムイオンバッテリーなど)、ニッケルバッテリー(ニッケルカドミウムバッテリーなど)、及びアルカリバッテリーが含まれる。バッテリーは、加熱アセンブリに電気的に結合されて、必要なときに電力を供給し、エアロゾル生成材料を加熱するためのコントローラ(図示せず)の制御下にある。この例では、バッテリーは、バッテリー118を所定の位置に保持する中央支持体120に接続されている。
デバイスは、少なくとも1つの電子モジュール122をさらに含む。電子モジュール122は、例えば、プリント回路基板(PCB)を含み得る。PCB122は、プロセッサなどの少なくとも1つのコントローラ、及びメモリを支持することができる。PCB122はまた、デバイス100の様々な電子部品を互いに電気的に接続するための1つ又は複数の電気トラックを含み得る。例えば、バッテリー端子は、電力をデバイス100全体に分配することができるように、PCB122に電気的に接続することができる。ソケット114はまた、電気トラックを介してバッテリーに電気的に結合され得る。
例示的なデバイス100では、加熱アセンブリは誘導加熱アセンブリであり、誘導加熱プロセスを介して物品110のエアロゾル生成材料を加熱するための様々な構成要素を含む。誘導加熱は、電磁誘導によって導電性の物体(サセプタなど)を加熱するプロセスである。誘導加熱アセンブリは、誘導素子、例えば、1つ又は複数の誘導コイル、及び交流電流などの変化する電流を誘導素子に通すためのデバイスを含み得る。誘導素子の電流が変化すると、変化する磁場を生成する。変化する磁場は、誘導素子に対して適切に配置されたサセプタを貫通し、サセプタ内に渦電流を生成する。サセプタは渦電流に対して電気抵抗を有しているため、この抵抗に逆らって渦電流が流れると、ジュール熱によってサセプタが加熱される。サセプタが鉄、ニッケル又はコバルトなどの強磁性材料を含む場合、熱は、サセプタ内の磁気ヒステリシス損失によって、すなわち、変化する磁場との整列の結果としての磁性材料内の磁気双極子の変化する配向によっても生成され得る。誘導加熱では、例えば伝導による加熱と比較して、サセプタ内で熱を生成するため、急速な加熱が可能である。さらに、誘導ヒーターとサセプタの間に物理的な接触が必要でないため、構造と用途の自由度が高まる。
例示的なデバイス100の誘導加熱アセンブリは、サセプタ構成体132(本明細書では「サセプタ」と呼ばれる)、第1の誘導コイル124、及び第2の誘導コイル126を含む。第1及び第2の誘導コイル124、126は、導電性材料から作製されている。この例では、第1及び第2の誘導コイル124、126は、らせん状に巻かれて、らせん状誘導コイル124、126を提供するリッツ線/ケーブルから作製されている。リッツ線は、個別に絶縁され、撚られて単一のワイヤを形成する複数の個別のワイヤを含む。リッツ線は、導体の表皮効果の損失を減らすように設計されている。例示的なデバイス100では、第1及び第2の誘導コイル124、126は、長方形の断面を有する銅リッツ線から作製されている。他の例では、リッツ線は円形などの他の形状の断面を有し得る。
第1の誘導コイル124は、サセプタ132の第1のセクションを加熱するための第1の変化する磁場を生成するように構成され、第2の誘導コイル126は、サセプタ132の第2のセクションを加熱するための第2の変化する磁場を生成するように構成される。この例では、第1の誘導コイル124は、デバイス100の長手方向軸線134に沿った方向で第2の誘導コイル126に隣接している(すなわち、第1及び第2の誘導コイル124、126は重ならないようにする)。サセプタ構成体132は、単一のサセプタ、又は2つ以上の別個のサセプタを含み得る。第1及び第2の誘導コイル124、126の端130は、PCB122に接続することができる。
いくつかの例では、第1及び第2の誘導コイル124、126は、互いに異なる少なくとも1つの特性を有し得ることが理解されるであろう。例えば、第1の誘導コイル124は、第2の誘導コイル126とは異なる少なくとも1つの特性を有し得る。より具体的には、一例では、第1の誘導コイル124は、第2の誘導コイル126とは異なる値のインダクタンスを有し得る。図2では、第1及び第2の誘導コイル124、126は、第1の誘導コイル124が第2の誘導コイル126よりもサセプタ132のより小さな部分に巻かれるように、長さが異なる。したがって、第1の誘導コイル124は、第2の誘導コイル126とは異なるターン数を含み得る(個々のターンの間の間隔が実質的に同じであると仮定する)。さらに別の例では、第1の誘導コイル124は、第2の誘導コイル126とは異なる材料から作製され得る。いくつかの例では、第1及び第2の誘導コイル124、126は実質的に同一であり得る。
この例では、第1の誘導コイル124及び第2の誘導コイル126は反対方向に巻かれている。これは、誘導コイルが異なる時間にアクティブになる場合に役立つことができる。例えば、最初に、第1の誘導コイル124は、物品110の第1のセクション/部分を加熱するように動作し得、その後、第2の誘導コイル126は、物品110の第2のセクション/部分を加熱するように動作し得る。コイルを反対方向に巻くことは、特定のタイプの制御回路と組み合わせて使用した場合に、非アクティブなコイルに誘導される電流を減らすのに役立つ。図2では、第1の誘導コイル124は右側のらせんであり、第2の誘導コイル126は左側のらせんである。しかしながら、別の実施形態では、誘導コイル124、126は、同じ方向に巻かれ得るか、又は第1の誘導コイル124は、左側のらせんであり得、第2の誘導コイル126は、右側のらせんであり得る。
この例のサセプタ132は中空であり、したがってエアロゾル生成材料が受け入れられるレセプタクルを規定する。例えば、物品110は、サセプタ132に挿入することができる。この例では、サセプタ132は管状であり、断面は円形である。
サセプタ132は、1つ又は複数の材料から作製され得る。サセプタ132は、ニッケル又はコバルトのコーティングを有する炭素鋼を含むことが好ましい。
いくつかの例では、サセプタ132は、少なくとも2つの材料の選択的エアロゾル化のために2つの異なる周波数で加熱することができる少なくとも2つの材料を含み得る。例えば、(第1の誘導コイル124によって加熱される)サセプタ132の第1のセクションは、第1の材料を含み得、第2の誘導コイル126によって加熱されるサセプタ132の第2のセクションは、第2の異なる材料を含み得る。別の例では、第1のセクションは、第1及び第2の材料を含み得、第1及び第2の材料は、第1の誘導コイル124の動作に基づいて異なって加熱することができる。第1及び第2の材料は、サセプタ132によって規定される軸線に沿って隣接することができ、又はサセプタ132内に異なる層を形成することができる。同様に、第2のセクションは、第3及び第4の材料を含み得、第3及び第4の材料は、第2の誘導コイル126の動作に基づいて異なって加熱することができる。第3及び第4の材料は、サセプタ132によって規定される軸線に沿って隣接することができ、又はサセプタ132内に異なる層を形成することができる。例えば、第3の材料は第1の材料と同じであり得、第4の材料は第2の材料と同じであり得る。或いは、材料のそれぞれが異なり得る。サセプタは、例えば、炭素鋼又はアルミニウムを含み得る。
図2のデバイス100は、概して管状であり、少なくとも部分的にサセプタ132を囲むことができる絶縁部材128をさらに含む。絶縁部材128は、例えばプラスチックなどの任意の絶縁材料から構成することができる。この特定の例では、絶縁部材は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)から構成されている。絶縁部材128は、サセプタ132で生成された熱からデバイス100の様々な構成要素を絶縁するのを助けることができる。
絶縁部材128はまた、第1及び第2の誘導コイル124、126を完全に又は部分的に支持することができる。例えば、図2に示されるように、第1及び第2の誘導コイル124、126は、絶縁部材128の周りに配置され、絶縁部材128の半径方向外向きの表面と接触している。いくつかの例では、絶縁部材128は、第1及び第2の誘導コイル124、126に当接していない。例えば、絶縁部材128の外面と第1及び第2の誘導コイル124、126の内面との間に小さなギャップがあり得る。
特定の例では、サセプタ132、絶縁部材128、並びに第1及び第2の誘導コイル124、126は、サセプタ132の中心長手方向軸線の周りに同軸である。
図3は、部分断面におけるデバイス100の側面図を示す。この例では、外側カバー102が存在する。第1及び第2の誘導コイル124、126の長方形の断面形状は、より明確に見える。
デバイス100は、サセプタ132の一端を係合してサセプタ132を所定の位置に保持する支持体136をさらに含む。支持体136は、第2の端部材116に接続されている。
デバイスはまた、制御要素112内に関連付けられた第2のプリント回路基板138を含み得る。
デバイス100は、デバイス100の遠位端に向かって配置された、第2の蓋/キャップ140及びばね142をさらに含む。ばね142は、第2の蓋140を開くことを可能にし、サセプタ132へのアクセスを提供する。ユーザは、第2の蓋140を開いて、サセプタ132及び/又は支持体136を洗浄することができる。
デバイス100は、サセプタ132の近位端からデバイスの開口部104に向かって延びる拡張室144をさらに含む。拡張室144内に少なくとも部分的に配置されるのは、デバイス100内に受け入れられたときに物品110に当接して保持するための保持クリップ146である。拡張室144は、端部材106に接続されている。
図4は、図1のデバイス100の分解図であり、外側カバー102は省略されている。
図5Aは、図1のデバイス100の一部の断面を示す。図5Bは、図5Aの領域の拡大図を示す。図5A及び5Bは、サセプタ132内に受け入れられた物品110を示しており、物品110は、物品110の外面がサセプタ132の内面に当接するように寸法が定められている。これにより、加熱が最も効率的になることが保証される。この実施例の物品110は、エアロゾル生成材料110aを含む。エアロゾル生成材料110aは、サセプタ132内に配置される。物品110はまた、フィルタ、包装材料、及び/又は冷却構造などの他の構成要素を含み得る。
図5Bは、サセプタ132の外面が、サセプタ132の長手方向軸線158に垂直な方向で測定して、誘導コイル124、126の内面から距離150だけ離れていることを示す。1つの特定の例では、距離150は、約3mm~4mm、約3mm~3.5mm、又は約3.25mmである。
図5Bはさらに、絶縁部材128の外面が、サセプタ132の長手方向軸線158に垂直な方向で測定して、誘導コイル124、126の内面から距離152だけ離れて配置されることを示す。1つの特定の例では、距離152は約0.05mmである。別の例では、距離152は実質的に0mmであるため、誘導コイル124、126は、絶縁部材128に当接して接触する。
一例では、サセプタ132は、約0.025mm~1mm、又は約0.05mmの壁厚154を有する。
一例では、サセプタ132は、約40mm~60mm、約40mm~45mm、又は約44.5mmの長さを有する。
一例では、絶縁部材128は、約0.25mm~2mm、0.25mm~1mm、又は約0.5mmの壁厚156を有する。
図5Aに示すように、第1の誘導コイル124のリッツ線は、軸線158の周りに約5.75回巻かれ、第2の誘導コイル126のリッツ線は、軸線158の周りに約8.75回巻かれる。リッツ線は、完全なターンが完了する前に、リッツ線のいくつかの端が絶縁部材128の表面から離れるように曲げられているため、整数のターンを形成しない。したがって、第2の誘導コイル126のターン数と第1の誘導コイル124のターン数の比は約1.5である。
図6は、デバイス100の加熱アセンブリを示す。上で簡単に述べたように、加熱アセンブリは、軸線158に沿った方向(これもデバイス100の長手方向軸線134に平行である)に互いに隣接して配置された第1の誘導コイル124及び第2の誘導コイル126を含む。使用中、第1の誘導コイル124は最初に動作される。これにより、サセプタ132の第1のセクション(すなわち、第1の誘導コイル124によって囲まれたサセプタ132のセクション)が加熱され、次に、エアロゾル生成材料の第1の部分が加熱される。後で、第1の誘導コイル124をオフに切り替えることができ、第2の誘導コイル126を動作することができる。これにより、サセプタ132の第2のセクション(すなわち、第2の誘導コイル126によって囲まれたサセプタ132のセクション)が加熱され、次に、エアロゾル生成材料の第2の部分が加熱される。第2の誘導コイル126は、第1の誘導コイル124が動作している間にオンに切り替えることができ、第1の誘導コイル124は、第2の誘導コイル126が動作し続けている間にオフに切り替えることができる。或いは、第1の誘導コイル124は、第2の誘導コイル126がオンに切り替えられる前にオフに切り替えられ得る。コントローラは、各誘導コイルがいつ動作/通電されるかを制御できる。したがって、誘導コイル124、126は、互いに独立して動作させることができる。
特定の例では、両方の誘導コイル124、126は、2つ以上の異なるモードで動作可能である。例えば、コントローラは、誘導コイル124、126を第1のモードで動作させることができ、誘導コイル124、126は、誘導コイル124、126が第2のモードで動作しているときよりも低い温度にサセプタを加熱するように構成される。
示される例では、サセプタ132は単一であるため、第1及び第2のセクションは単一のサセプタ132の一部である。他の例では、第1のセクションと第2のセクションは別々である。例えば、第1のセクションと第2のセクションの間にギャップがあり得る。ギャップは、エアギャップ、又は非導電性材料によって提供されるギャップであり得る。
第1の誘導コイル124の長さ202を第2の誘導コイル126の長さ204よりも短くすることによって、高温のパフを低減又は回避できることが見出された。各誘導コイルの長さは、サセプタ158の軸線に平行な方向で測定され、サセプタ158はまた、デバイス134の軸線に平行である。第1の誘導コイル124によって加熱されるエアロゾル生成材料の量は、第2の誘導コイル126によって加熱されるエアロゾル生成材料の量よりも小さいので、高温のパフを減らすことができる。
第1のより短い誘導コイル124は、第2の誘導コイル126よりもデバイス100の口端(近位端)の近くに配置される。エアロゾル生成材料が加熱されると、エアロゾルが放出される。ユーザが吸入すると、エアロゾルは、矢印206の方向で、デバイス100の口端に向かって吸引される。エアロゾルは、開口部/マウスピース104を介してデバイス100を出て、ユーザによって吸入される。第1の誘導コイル124は、第2の誘導コイル126よりも開口部104の近くに配置される。
この例では、第1及び第2の誘導コイル124、126は隣接しており、実質的に連続している。したがって、点Pで誘導コイル124、126の間にギャップ208は存在しない。しかし、他の例では、ゼロ以外のギャップがあり得る。そのような場合、誘導コイル124、126は、軸線158、134に沿った方向で依然として互いに隣接しているであろう。
この例では、第1の誘導コイル124は、約20mmの長さ202を有し、第2の誘導コイル126は、約27mmの長さ204を有する。第1の誘導コイル124を形成するためにらせん状に巻かれた第1のワイヤは、約285mmの巻かれていないときの長さを有する。第2の誘導コイル126を形成するためにらせん状に巻かれた第2のワイヤは、約420mmの巻かれていないときの長さを有する。第1及び第2のワイヤは長方形の断面で描かれているが、第1及び第2のワイヤは、円形の断面など、異なる形状の断面を有し得る。図10は、第1の誘導コイル224及び第2の誘導コイル226が円形の断面を有する例を示す。
図7は、第1の誘導コイル124の拡大図を示す。図8は、第2の誘導コイル126の拡大図を示す。この例では、第1の誘導コイル124及び第2の誘導コイル126は異なるピッチを有する。第1の誘導コイル124は、第1のピッチ210を有し、第2の誘導コイルは、第2のピッチ212を有する。ピッチは、1つの完全な巻線にわたる誘導コイルの長さ(デバイスの長手方向軸線134に沿って、又はサセプタの長手方向軸線158に沿って、又は誘導コイルの軸線に沿って測定された)である。別の例では、各誘導コイルは実質的に同じピッチを有し得る。
図7は、約5.75ターンの第1の誘導コイル124を示しており、1ターンは、軸線158の周りの1つの完全な回転である。連続する各ターンの間に、ギャップ214がある。この例では、ギャップ214の長さは約0.9mmである。同様に、図8は、約8.75ターンの第2の誘導コイル126を示す。連続する各ターンの間に、ギャップ216がある。この例では、ギャップ216の長さは約1mmである。この例では、第1の誘導コイル124の質量は約1.4gであり、第2の誘導コイル126の質量は約2.1gである。
別の例では、第1の誘導コイル124は約6.75ターンを有する。いくつかの例では、連続するターン間のギャップは、各誘導コイルで同じであり得る。
図9は、別の加熱アセンブリの断面の概略図を表す。加熱アセンブリは、デバイス100で使用することができる。アセンブリは、サセプタ232の長手方向軸線258(これもデバイス100の長手方向軸線134に平行である)に沿った方向に、互いに隣接して配置された第1の誘導コイル224及び第2の誘導コイル226を含む。サセプタ232は、図1~8に関連して記載されたサセプタ132と実質的に同じであり得る。第1及び第2の誘導コイル224、226は、絶縁部材228の周りにらせん状に巻かれ、絶縁部材228は、図1~8に関連して説明された絶縁部材128と実質的に同じであり得る。
第1及び第2の誘導コイル224、226は、図1~8に関連して説明した第1及び第2の誘導コイル124、126と実質的に同じ方法で動作し、動作されることができる。特定の例では、第1の誘導コイル224は、第2の誘導コイル226よりもデバイス100の近位端の近くに配置される。第1の誘導コイル224は、軸線134、258に平行な方向で測定されるように、第2の誘導コイル226よりも短い。
図6の例とは異なり、この加熱構成体では、第1及び第2の誘導コイル224、226は隣接しているが、連続していない。したがって、誘導コイル224、226の間にギャップがある。しかし、他の例では、ギャップがない場合がある。
さらに、図6~8の例とは異なり、第1及び第2のワイヤ(それぞれ第1及び第2の誘導コイル224、226を構成する)は円形の断面を有するが、第1及び第2のワイヤは異なる形状の断面を有するワイヤで置き換えることができる。
さらに、この例では、第1及び第2の誘導コイル224、226のいずれにおいても、連続するターンの間にギャップ302はない。
さらに、この例では、第1及び第2の誘導コイル224、226の両方のピッチは実質的に同じである。例えば、ピッチは約2mm~約4mmの間、又は約3mm~約4mmの間であり得る。
誘導コイル224、226の他の特性及び寸法は、図6~8に関連して説明されたものと同じであっても、又は異なっていてもよい。
図9は、サセプタ232から距離304だけ離れて配置される第1の誘導コイル224の外周を示す。同様に、第2の誘導コイル226の外周は、同じ距離304だけサセプタから離れて配置される。したがって、第1及び第2の誘導コイルは、実質的に同じ外径306を有する。図9はまた、第1及び第2の誘導コイル224、226の内径308を実質的に同じであるものとして示す。
誘導コイル224、226の「外周」は、サセプタ232の外面232aから長手方向軸線258に垂直な方向に最も離れて配置された誘導コイルの縁である。
図6~8では、第1の誘導コイル124の外周もまた、第2の誘導コイル126の外周と実質的に同じ距離だけサセプタ132から離れて配置される。
一例では、第1及び第2の誘導コイル124、224、224、226の内径は、長さが約12mmであり、外径は、長さが約14.6mmである。
図10は、デバイス100で使用するための別の例示的な加熱アセンブリの一部を示す。この例では、誘導コイルを形成する長方形断面のリッツ線が、円形断面のリッツ線を含む誘導コイルに置き換えられている。デバイスの他の機能は実質的に同じである。加熱アセンブリは、軸線200に沿った方向に、互いに隣接して配置された第1の誘導コイル224及び第2の誘導コイル226を含む。他の例では、第1及び第2の誘導コイル224、226を形成するワイヤは、長方形の断面など、異なる形状の断面を有し得る。
軸線200は、例えば、誘導コイル224、226の一方又は両方によって規定され得る。軸線200は、デバイス100)の長手方向軸線134に平行であり、サセプタ158の長手方向軸線に平行である。したがって、各誘導コイル224、226は、軸線200の周りに延びる。或いは、軸線200は、絶縁部材128又はサセプタ132によって規定され得る。
第1及び第2の誘導コイル224、226は、軸線200に沿った方向に、互いに隣接して配置される。誘導コイル224、226は、絶縁部材128の周りにらせん状に延びる。サセプタ132は、管状絶縁部材128内に配置される。
図6に関連して述べたように、使用中、第1の誘導コイル224が最初に動作される。しかしながら、別の例では、第2の誘導コイル226が最初に動作される。
本開示の特定の態様では、第1の誘導コイル224の長さ202は、第2の誘導コイル226の長さ204よりも短い。各誘導コイルの長さは、誘導コイル224、226の軸線200に平行な方向で測定される。いくつかの例では、第1のより短い誘導コイル224は、第2の誘導コイル226よりもデバイス100の口端(近位端)の近くに配置されるが、他の例では、第2のより長い誘導コイル226は、デバイス100の近位端の近くに配置される。
一例では、第1の誘導コイル224は、約15mmの長さ202を有し、第2の誘導コイル226は、約25mmの長さ204を有する。したがって、第2の長さ204と第1の長さ202の比は、約1.7、例えば、約1.67である。別の例では、第1の誘導コイル224は、約15mmの長さ202を有し、第2の誘導コイル226は、約30mmの長さ204を有する。したがって、第2の長さ204と第1の長さ202の比は約2である。別の例では、第1の誘導コイル224は、約20mmの長さ202を有し、第2の誘導コイル226は、約25mmの長さ204を有する。したがって、第2の長さ204と第1の長さ202の比は、約1.2~約1.3の間、例えば、約1.25である。別の例では、第1の誘導コイル224は、約20mmの長さ202を有し、第2の誘導コイル226は、約30mmの長さ204を有する。したがって、第2の長さ204と第1の長さ202の比は約1.5である。別の例では、第1の誘導コイル224は、約14mmの長さ202を有し、第2の誘導コイル226は、約28mmの長さ204を有する。したがって、第2の長さ204と第1の長さ202の比は約2である。別の例では、第1の誘導コイル224は、約15mmの長さ202を有し、第2の誘導コイル226は、約45mmの長さ204を有する。したがって、第2の長さ204と第1の長さ202の比は約3である。
好ましい例では、第1の誘導コイル224は、約20.3mmなどの約19~21mmの間の長さ202を有し、第2の誘導コイル226は、約26.2mmなどの約26mm~約28mmの間の長さ204を有する。したがって、第2の長さ204と第1の長さ202の比は、約1.2~約1.5の間、例えば、約1.3である。
前述のように、いくつかの例では、第1の誘導コイル224は、約20.3mmなどの約20mmの長さ202を有し、第2の誘導コイル226は、約26.6mmなどの約27mmの長さ204を有する。
図10に示すように、第1の誘導コイル224のリッツ線は、軸線200の周りに約6.75回巻かれ、第2の誘導コイル226のリッツ線は、軸線200の周りに約8.75回巻かれる。リッツ線は、完全なターンが完了する前に、リッツ線のいくつかの端が絶縁部材128の表面から離れるように曲げられているため、整数のターンを形成しない。したがって、第2の誘導コイル226のターン数と第1の誘導コイル224のターン数の比は、約1.3である。
第1の誘導コイル224の場合、ターン密度(すなわち、ターン数と第1の長さ202の比)は、約0.33mm-1である。第2の誘導コイル226の場合、ターン密度(すなわち、ターン数と第2の長さ204の比)は、約0.33mm-1である。したがって、第1及び第2の誘導コイル224、226は、実質的に同じターン密度を有し、その結果、サセプタ132及びエアロゾル生成材料110aがより均一に加熱される。
他の例では、第1の誘導コイル224は、約15mm~約21mmの間である第1の長さ202を有し得る。ターン密度は、約0.2mm-1~約0.5mm-1の間であり得るが、約0.25mm-1~約0.35mm-1の間であることが好ましい。第2の誘導コイル226は、約25mm~約30mmの間である第2の長さ204を有し得る。ターン密度は、約0.2mm-1~約0.5mm-1の間であり得るが、約0.25mm-1~約0.35mm-1の間、例えば、約0.3mm-1~約0.35mm-1の間であることが好ましい。これらの範囲内のターン密度は、サセプタ132を加熱するのに特によく適している。いくつかの例では、第1のコイルのターン密度は、第2のコイルのターン密度と約0.05mm-1未満だけ異なる。
これらのターン密度は、長方形の断面など、異なる形状の断面を有するリッツ線にも適用可能であり得る。
一例では、第1の誘導コイル224は、約5ターン~約7ターンを有する。いくつかの例では、第2の誘導コイル226は、約8~10ターンを有する。さらなる例では、誘導コイルは、言及されたものとは異なるターン数を有する。いずれの場合も、第2の誘導コイル126のターン数と第1の誘導コイル124のターン数の比は、約1.1~約1.8の間であることが好ましい。
一例では、第1の誘導コイル224を形成するようにらせん状に巻かれた第1のワイヤは、約315mmの巻かれていないときの長さを有する。第2の誘導コイル226を形成するためにらせん状に巻かれた第2のワイヤは、約400mmの巻かれていないときの長さを有する。別の例では、第1の誘導コイル224を形成するようにらせん状に巻かれた第1のワイヤは、約285mmの巻かれていないときの長さを有する。第2の誘導コイル226を形成するためにらせん状に巻かれた第2のワイヤは、約420mmの巻かれていないときの長さを有する。
各誘導コイル224、226は、複数の撚り線を含むリッツ線から形成されている。例えば、各リッツ線には約50~約150本の撚り線があり得る。この例では、各リッツ線に約75本の撚り線がある。いくつかの例では、撚り線は2つ以上の束にグループ化され、各束は、すべての束の撚り線が合計して撚り線の総数になるように、いくつかの撚り線を含む。この例では、15本の撚り線の5つの束がある。
それぞれの撚り線には直径がある。例えば、直径は、約0.05mm~約0.2mmの間であり得る。いくつかの例では、直径は34AWG(0.16mm)~40AWG(0.0799mm)の間であり、AWGは米国ワイヤゲージである。この例では、各撚り線の直径は38AWG(0.101mm)である。したがって、リッツ線の半径は約1mm~約2mmの間であり得る。この例では、リッツ線の半径は約1.3mm~約1.4mmである。
図10は、連続する巻線/ターン間のギャップを示す。これらのギャップは、例えば、約0.5mm~約2mmの間であり得る。
いくつかの例では、各誘導コイル224、226は同じピッチを有し、ピッチは、1つの完全な巻線にわたる誘導コイルの長さ(誘導コイルの軸線200に沿って、又はサセプタの長手方向軸線158に沿って測定された)である。他の例では、各誘導コイル224、226は異なるピッチを有する。
この例では、第1の誘導コイル224の質量は約1.4gであり、第2の誘導コイル226の質量は約2.1gである。
一例では、第1及び第2の誘導コイル224、224、224、226の内径は、長さが約12mmであり、外径は、長さが約14.6mmである。
特定の例では、第1のより短い誘導コイル224は、第2の誘導コイル226よりもデバイス100の口端(近位端)の近くに配置される。エアロゾル生成材料が加熱されると、エアロゾルが放出される。ユーザが吸入すると、エアロゾルは、矢印206の方向で、デバイス100の口端に向かって吸引される。エアロゾルは、開口部/マウスピース104を介してデバイス100を出て、ユーザによって吸入される。第1の誘導コイル224は、第2の誘導コイル226よりも開口部104の近くに配置される。第1の誘導コイル224の長さ202を第2の誘導コイル226の長さ204よりも短くすることによって、高温のパフを低減又は回避できることが見出された。第1の誘導コイル224によって加熱されるエアロゾル生成材料の量は、第2の誘導コイル226によって加熱されるエアロゾル生成材料の量よりも小さいので、高温のパフを減らすことができる。
この例では、第1及び第2の誘導コイル224、226は隣接しており、ギャップによって離間されている。他の例では、第1及び第2の誘導コイル224、226は実質的に連続している。したがって、誘導コイル224、226の間にギャップはない。
図7及び8の例示的な誘導コイルは、図6及び/又は10に記載されているものと同じ長さ及び/又はパラメータを有し得る。同様に、図6及び/又は10の誘導コイルは、図7及び/又は8の誘導コイルと同じ長さ及び/又はパラメータを有し得る。
図11は、第1の誘導コイル224の拡大図を示す。図12は、第2の誘導コイル226の拡大図を示す。この例では、第1の誘導コイル224及び第2の誘導コイル226は、わずかに異なるピッチを有する。第1の誘導コイル224は、第1のピッチ210を有し、第2の誘導コイルは、第2のピッチ212を有する。この例では、第1のピッチは第2のピッチよりも小さく、より具体的には、第1のピッチ210は約2.81mmであり、第2のピッチ212は約2.88mmである。他の例では、ピッチは各誘導コイルで同じであるか、第2のピッチが第1のピッチよりも小さい。
図11は、約6.75ターンの第1の誘導コイル224を示し、1ターンは、誘導コイル224、226の軸線158又はサセプタ132又は軸線200の周りの1つの完全な回転である。連続する各ターンの間に、ギャップ214がある。この例では、ギャップ214の長さは約1.51mmである。同様に、図12は、約8.75ターンの第2の誘導コイル226を示す。連続する各ターンの間に、ギャップ216がある。この例では、ギャップ216の長さは約1.58mmである。ギャップサイズは、リッツ線のピッチと直径の差に等しくなる。したがって、この例では、リッツ線の直径は約1.3mmである。
この例では、第1の誘導コイル224の質量は約1.4gであり、第2の誘導コイル226の質量は約2.1gである。
図13は、第1及び第2の誘導コイル224、226のいずれかを形成するリッツ線を通る断面の概略図である。示されているように、リッツ線は円形の断面を有する(リッツ線を形成する個々のワイヤは明確にするために示されていない)。リッツ線の直径は218で、約1mm~約1.5mmの間であり得る。この例では、直径は約1.3mmである。
図14は、誘導コイル224、226のいずれかの上面図の概略図である。この例では、誘導コイル224、226は、サセプタ132の長手方向軸線158と同軸に配置される(しかし、サセプタ132は、明確にするために図示されていない)。
図14は、外径222と内径228を備える誘導コイル224、226を示す。外径222は、約12mm~約16mmの間であり得、内径228は、約10mm~約14mmの間であり得る。この特定の例では、内径228は長さが約12.2mmであり、外径222は長さが約14.8mmである。
図15は、加熱アセンブリの断面の別の例示的な概略図である。図15は、距離304だけサセプタ232から離れて配置される誘導コイル224、226の外周/表面を示す。したがって、第1及び第2の誘導コイルは、実質的に同じ外径306を有する。図15はまた、第1及び第2の誘導コイル224、226の内径308を実質的に同じであるものとして示す。
誘導コイル224、226の「外周」は、サセプタ132の外面132aから長手方向軸線158に垂直な方向に最も離れて配置された誘導コイルの縁である。
示されるように、誘導コイル224、226の内面は、サセプタ132の外面132aから距離310だけ離れて配置される。距離は、約3.25mmなど、約3mm~約4mmの間であり得る。
図9の例とは異なり、第1及び第2の誘導コイル224、226の連続するターンの間にギャップ214、216がある。
代替例では、(第1のコイルの)第1の長さは、約14mm~約23mmの間であり得、(第2のコイルの)第2の長さは、約23mm~約28mmの間であり得る。より具体的には、第1の長さは約19mm(±2mm)であり得、第2の長さは約25mm(±2mm)であり得る。この代替例では、第1のコイルは約5~7ターンを有し得、第2のコイルは約4~5ターンを有し得る。例えば、第1のコイルは約6.75ターンを有し得、第2のコイルは約4.75ターンを有し得る。したがって、長いコイルのターン数と短いコイルのターン数の比は約1.42である。第1のコイルでは、ターン数と長さの比は約0.36mm-1である。第2のコイルでは、ターン数と長さの比は約0.2mm-1であり、例えば約0.19mm-1である。
この代替例では、第2のコイルは、その長さ全体にわたって変化するピッチを有し得る。例えば、第2のコイルは、第1のピッチを備える第1のターン数、及び第2のピッチを備える第2のターン数を有し得、第2のピッチは、第1のピッチよりも大きい。特定の例では、第2のコイルは、約2mm~3mmの間のピッチで約3~4ターンを有し、約18mm~22mmの間のピッチで1ターンを有する。特に、第2のコイルは2.81mmのピッチで3.75ターン、20mmのピッチで1ターンを有する。したがって、第2のコイルは合計4.75ターンを有し得る。したがって、第2のコイルはコイルの一端に向かってよりきつく巻かれている。一例では、第2のコイルの第1の部分は、第1の(より小さな)ピッチで第1のターン数を有し、第2のコイルの第2の部分は、第2の(より大きな)ピッチで第2のターン数を有し、第1の部分は、第2の部分よりもデバイスの近位/口端に近い。
上記の実施形態は、本発明の例示的な例として理解されるべきである。本発明のさらなる実施形態が想定される。任意の1つの実施形態に関して記載された任意の特徴は、単独で、又は記載された他の特徴と組み合わせて使用され得、また、他の任意の実施形態の1つ又は複数の特徴、又は他の任意の実施形態の組み合わせと組み合わせて使用され得ることが理解されるべきである。さらに、添付の特許請求の範囲で規定される本発明の範囲から逸脱することなく、上記に記載されていない均等物及び修正を使用することもできる。
条項のリスト
以下の付番条項は、請求項ではなく、本明細書に記載される概念に関する追加の開示をもたらすものである。
条項1
長手方向軸線を規定するエアロゾル供給デバイスであって、前記デバイスは、
第1のコイル及び第2のコイルを備え、
前記第1のコイルは、ヒーター構成要素の第1のセクションを加熱するように構成され、前記ヒーター構成要素は、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
前記第2のコイルは、前記ヒーター構成要素の第2のセクションを加熱するように構成され、
前記第1のコイルは、前記長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、前記第2のコイルは、前記長手方向軸線に沿って第2の長さを有し、前記第1の長さは、前記第2の長さよりも短く、
前記第1のコイルは、前記長手方向軸線に沿った方向で前記第2のコイルに隣接し、
使用中、前記エアロゾルは、前記デバイスの流路に沿って前記デバイスの近位端に向かって吸引され、前記第1のコイルは、前記第2のコイルよりも前記デバイスの前記近位端の近くに配置される、エアロゾル供給デバイス。
条項2
前記ヒーター構成要素はサセプタ構成体であり、前記デバイスは前記サセプタ構成体をさらに備える、条項1に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項3
前記デバイスの前記近位端に配置されるマウスピースをさらに備え、前記第1のコイルは前記第2のコイルよりも前記マウスピースの近くに配置される、条項1又は2に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項4
前記第1のコイルの外周は、前記第2のコイルの外周と実質的に同じ距離だけ前記ヒーター構成要素から離れて配置される、条項1、2又は3に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項5
前記第1のコイルと前記第2のコイルは実質的に連続している、条項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項6
前記第1及び第2のコイルはらせん状である、条項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項7
前記第1のコイルと前記第2のコイルは異なるピッチを有する、条項6に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項8
前記第1のコイルと前記第2のコイルは実質的に同じピッチを有する、条項6に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項9
前記ピッチは約2mm~約4mmの間である、条項8に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項10
前記第1の長さは約14mm~約21mmの間であり、前記第2の長さは約25mm~約30mmの間である、条項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項11
前記第1のコイルは、約250mm~約300mmの間の長さを有する第1のワイヤを備え、前記第2のコイルは、約400mm~約450mmの間の長さを有する第2のワイヤを備える、条項1~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項12
前記第1のコイルは約5~7ターンを有し、前記第2のコイルは約8~9ターンを有する、条項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項13
前記第1のコイルは、連続するターン間のギャップを備え、各ギャップは、約0.9mmの長さを有し、前記第2のコイルは、連続するターン間のギャップを備え、各ギャップは、約1mmの長さを有する、条項1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項14
前記第1のコイルは、約1g~約1.5gの間の質量を有し、前記第2のコイルは、約2g~約2.5gの間の質量を有する、条項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項15
前記第1のコイル及び前記第2のコイルに順次通電し、前記第2のコイルの前に前記第1のコイルに通電するように構成されたコントローラをさらに備える、条項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項16
条項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、
エアロゾル生成材料を含む物品と
を備える、エアロゾル供給システム。
条項17
長手方向軸線を規定するエアロゾル供給デバイスであって、前記デバイスは、
第1のコイル及び第2のコイルを備え、
前記第1のコイルは、ヒーター構成要素の第1のセクションを加熱するように構成され、前記ヒーター構成要素は、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
前記第2のコイルは、前記ヒーター構成要素の第2のセクションを加熱するように構成され、
前記第1のコイルは、前記長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、前記第2のコイルは、前記長手方向軸線に沿って第2の長さを有し、
前記第1のコイルは、前記長手方向軸線に沿った方向で前記第2のコイルに隣接し、
前記第2の長さと前記第1の長さの比は約1.1よりも大きい、エアロゾル供給デバイス。
条項18
前記比は約1.2~約3の間である、条項17に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項19
前記第1の長さは約14mm~約21mmの間である、条項17又は18に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項20
前記第2の長さは約20mm~約30mmの間である、条項17、18又は19に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項21
前記第1の長さは約20mmであり、前記第2の長さは約27mmである、条項17~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項22
使用中、前記エアロゾルは、前記デバイスの流路に沿って前記デバイスの近位端に向かって吸引され、前記第1のコイルは、前記第2のコイルよりも前記デバイスの前記近位端の近くに配置される、条項17~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項23
前記デバイスの前記近位端に配置されるマウスピースをさらに備え、前記第1のコイルは前記第2のコイルよりも前記マウスピースの近くに配置される、条項22に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項24
前記ヒーター構成要素は、サセプタ構成体であり、前記デバイスは、前記サセプタ構成体をさらに備える、条項17~23のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項25
前記第1のコイルの外周は、前記第2のコイルの外周と実質的に同じ距離だけ前記サセプタ構成体から離れて配置される、条項24に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項26
前記第1のコイルと前記第2のコイルは実質的に連続している、条項17~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項27
前記第1及び第2のコイルはらせん状である、条項17~26のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項28
前記第1のコイル及び前記第2のコイルに順次通電し、前記第2のコイルの前に前記第1のコイルに通電するように構成されたコントローラをさらに備える、条項17~27のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項29
長手方向軸線を規定するエアロゾル供給デバイスであって、前記デバイスは、
第1のヒーター構成要素及び第2のヒーター構成要素を含む加熱構成体を備え、
前記第1のヒーター構成要素は、前記エアロゾル供給デバイスに受け入れられたエアロゾル生成材料の第1のセクションを加熱することにより、エアロゾルを生成するように構成され、
前記第2のヒーター構成要素は、前記エアロゾル生成材料の第2のセクションを加熱することにより、エアロゾルを生成するように構成され、
前記第1のヒーター構成要素は、前記長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、前記第2のヒーター構成要素は、前記長手方向軸線に沿って第2の長さを有し、
前記第1のヒーター構成要素は、前記長手方向軸線に沿った方向で前記第2のヒーター構成要素に隣接し、
前記第2の長さと前記第1の長さの比は、約1.1~約1.5の間である、エアロゾル供給デバイス。
条項30
条項17~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、
エアロゾル生成材料を含む物品と
を備える、エアロゾル供給システム。
条項31
サセプタを加熱するための変化する磁場を生成するように構成された第1の誘導コイルを備え、前記サセプタは、長手方向軸線を規定し、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
前記第1の誘導コイルはらせん状であり、前記長手方向軸線に沿って第1の長さを有し、
前記第1の誘導コイルは、前記サセプタの周りに第1のターン数を有し、
前記第1のターン数と前記第1の長さの比は、約0.2mm-1~約0.5mm-1の間である、エアロゾル供給デバイス。
条項32
前記第1のターン数と前記第1の長さの前記比は、約0.3mm-1~約0.35mm-1の間である、条項31に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項33
前記第1の誘導コイルは、約50~約100本の撚り線を備えるリッツ線から形成される、条項31又は32に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項34
前記第1の長さは約15mm~約21mmの間であり、前記第1のターン数は約6~約7の間である、条項31~33のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項35
前記第1の長さは約18mm~約21mmの間であり、前記第1のターン数は約6.5~約7の間である、条項34に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項36
前記長手方向軸線に沿って第2の長さを有し、前記サセプタの周りに第2のターン数を有する第2の誘導コイルをさらに備え、前記第2のターン数と前記第2の長さの比は、約0.2mm-1~約0.5mm-1の間である、条項31~35のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項37
前記第2のターン数と前記第2の長さの前記比は約0.3mm-1~約0.35mm-1の間である、条項36に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項38
前記第2のターン数と前記第2の長さの前記比と前記第1のターン数と前記第1の長さの前記比との間の絶対差は約0.05mm-1未満である、条項36又は37に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項39
前記第2の誘導コイルは、約50~約100本の撚り線を備えるリッツ線から形成される、条項36~38のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項40
前記第2の長さは約25mm~約30mmの間であり、前記第2のターン数は約8~約9の間である、条項36~39のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項41
前記第2の長さは約25mm~約28mmの間であり、前記第2のターン数は約8.5~約9の間である、条項40に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項42
使用中、前記エアロゾルは、前記デバイスの流路に沿って前記デバイスの近位端に向かって吸引され、前記第1の誘導コイルは、前記第2の誘導コイルよりも前記デバイスの前記近位端の近くに配置される、条項36~41のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項43
前記デバイスは前記サセプタを備える、条項36~42のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項44
条項31~43のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、
エアロゾル生成材料を含む物品と
を備える、エアロゾル供給システム。
条項45
第1の誘導コイル及び第2の誘導コイルを備え、
前記第1の誘導コイルは、サセプタ構成体の第1のセクションを加熱するための第1の変化する磁場を生成するように構成され、前記サセプタ構成体は、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
前記第2の誘導コイルは、前記サセプタ構成体の第2のセクションを加熱するための第2の変化する磁場を生成するように構成され、
前記第1の誘導コイルは、前記サセプタによって規定された軸線の周りに第1のターン数を有し、
前記第2の誘導コイルは前記軸線の周りに第2のターン数を有し、
前記第2のターン数と前記第1のターン数の比は約1.1~約1.8の間である、エアロゾル供給デバイス。
条項46
前記比は約1.1~約1.5の間である、条項45に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項47
前記比は約1.2~約1.4の間である、条項46に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項48
前記比は約1.2~約1.3の間である、条項47に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項49
前記第1のターン数は約5~約6の間であり、前記第2のターン数は約8~約9の間である、条項45に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項50
前記第1のターン数は約6~約7の間であり、前記第2のターン数は約8~約9の間である、条項45又は46に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項51
前記第1のターン数は約6.75であり、前記第2のターン数は約8.75である、条項48に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項52
使用中、前記エアロゾルは、前記デバイスの流路に沿って前記デバイスの近位端に向かって吸引され、前記第1の誘導コイルは、前記第2の誘導コイルよりも前記デバイスの前記近位端の近くに配置される、条項45~51のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項53
前記第1の誘導コイルは前記軸線に沿って第1の長さを有し、前記第2の誘導コイルは前記軸線に沿って第2の長さを有し、前記第1の長さは前記第2の長さよりも短い、条項45~52のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項54
前記第1の誘導コイルは前記軸線に沿って第1の長さを有し、前記第2の誘導コイルは前記軸線に沿って第2の長さを有し、前記第1の長さは約14mm~約21mmの間であり、前記第2の長さは約25mm~約30mmの間である、条項45~52のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
条項55
条項45~54のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、
エアロゾル生成材料を含む物品と
を備える、エアロゾル供給システム。

Claims (20)

  1. 長手方向軸線を規定するエアロゾル供給デバイスであって、前記デバイスは、
    第1のコイル及び第2のコイルを備え、
    前記第1のコイルは、ヒーター構成要素の第1のセクションを加熱するように構成され、前記ヒーター構成要素は、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成され、
    前記第2のコイルは、前記ヒーター構成要素の第2のセクションを加熱するように構成され、
    前記第1のコイルは、前記長手方向軸線に沿った方向で前記第2のコイルに隣接し、
    前記第1のコイルと前記第2のコイルは、異なるピッチを有する、エアロゾル供給デバイス。
  2. 前記第1のコイルは第1のピッチを有し、前記第2のコイルは第2のピッチを有し、前記第2のピッチは前記第1のピッチよりも大きい、請求項1に記載のエアロゾル供給デバイス。
  3. 使用中、前記エアロゾルは、前記デバイスの流路に沿って前記デバイスの近位端に向かって吸引され、前記第1のコイルは、前記第2のコイルよりも前記デバイスの前記近位端の近くに配置される、請求項1又は2に記載のエアロゾル供給デバイス。
  4. 前記デバイスの前記近位端に配置される開口部を備え、前記第1のコイルは、前記第2のコイルよりも前記開口部の近くに配置される、請求項3に記載のエアロゾル供給デバイス。
  5. 前記第1のコイルと前記第2のコイルは直接隣接している、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  6. 前記第2のコイルは、その長さ全体にわたって変化するピッチを有する、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  7. 前記第2のコイルは、第1のピッチの第1のターン数と、第2のピッチの第2のターン数を有し、前記第2のピッチは前記第1のピッチよりも大きい、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  8. 前記第2のコイルは、前記第2のコイルの一端に向かってよりきつく巻かれている、請求項6又は7に記載のエアロゾル供給デバイス。
  9. 前記ヒーター構成要素はサセプタ構成体である、請求項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  10. 前記サセプタ構成体は、前記第1のコイルによって加熱されるように構成された、前記ヒーター構成要素の第1のセクションと、前記第2のコイルによって加熱されるように構成された、前記ヒーター構成要素の第2のセクションとを有する、単一のサセプタを備える、請求項9に記載のエアロゾル供給デバイス。
  11. 前記サセプタ構成体は、軸線方向に整列された第1のサセプタ及び第2のサセプタを備え、前記第1のコイルは、前記第1のサセプタを加熱するように構成され、前記第2のコイルは、前記第2のサセプタを加熱するように構成される、請求項9に記載のエアロゾル供給デバイス。
  12. エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾルを生成するように構成されたヒーター構成要素を備える、請求項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  13. 前記ヒーター構成要素はレセプタクルを規定し、前記ヒーター構成要素は、前記エアロゾル生成材料を受け入れるように構成される、請求項12に記載のエアロゾル供給デバイス。
  14. 前記デバイスは、エアロゾル生成材料を含む物品を受け入れるように構成され、前記物品は前記サセプタ構成体を備える、請求項9~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  15. 前記第1のコイルは、前記第2のコイルとは異なるターン数を有する、請求項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  16. 前記第1のコイルと前記第2のコイルは、互いに別体である、請求項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  17. 前記第1のコイルと前記第2のコイルは、別々に動作可能である、請求項1~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  18. 前記第1のコイルと前記第2のコイルは、順次動作する、請求項1~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  19. 前記第1のコイルは、前記長手方向軸線に沿った第1の長さを有し、前記第2のコイルは、前記長手方向軸線に沿った第2の長さを有し、前記第1の長さは前記第2の長さよりも短い、請求項1~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  20. 請求項1~19のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、
    エアロゾル生成材料を含む物品と
    を備える、エアロゾル供給システム。

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