JP2022165349A - 情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外界情報の確度を用いてレーンの進行方向を推定する技術を提供する。【解決手段】情報処理装置は、プログラムコードを含む少なくとも1つのメモリ(102、103)と、プログラムコードを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ(101)とを備える。プロセッサは、車両の周辺領域に関する情報を少なくとも含む外界情報を取得し、外界情報の精度の高さを表す第1確度(A1)を用いて、少なくとも1つのレーンの進行方向を決定するように構成されている。【選択図】図6

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法に関する。
従来より、車両用の自動運転装置又は運転支援装置は、複数のレーンが存在する場合、外界情報に基づいてレーンの進行方向を推定して、車両が進行できるレーンを判定する(例えば、特許文献1を参照)。ここで、「レーンの進行方向」とは、そのレーンに対して予め定められた車両の進行方向である。他の言い方をすれば、「レーンの進行方向」とは、そのレーン上を走行する車両が進むべき方向である。
特許6583697号
外界情報は、例えば、物体(例えば、他車両)に関する情報、及び、レーンを規定する複数の区画線に関する情報を含む。このような外界情報は、車両に搭載されたセンサ(例えば、レーダセンサ及びカメラセンサ等)によって取得される。しかし、外界情報の確度(精度)が低い場合もある。特許文献1に記載の装置は、外界情報の確度を考慮せずに、レーンの進行方向を推定する。従って、レーンの進行方向を誤って推定する可能性がある。
そこで、本開示は、外界情報の確度を用いてレーンの進行方向を推定する技術を提供する。
一以上の実施例において、情報処理装置が提供される。当該情報処理装置は、プログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、前記プログラムコードを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサとを備える。前記プロセッサは、車両の周辺領域に関する情報を少なくとも含む外界情報を取得し、前記外界情報の精度の高さを表す第1確度を用いて、少なくとも1つのレーンの進行方向を決定するように構成されている。前記レーンの前記進行方向は、前記レーンに対して予め定められた車両の進行方向である。
一以上の実施例において、情報処理システムが提供される。情報処理システムは、上記情報処理装置と、少なくとも1つの車両とを備える。前記情報処理装置は、前記少なくとも1つの車両から前記外界情報を受信するように構成されている。
一以上の実施例において、情報処理方法が提供される。当該情報処理方法は、車両の周辺領域に関する情報を少なくとも含む外界情報を取得するステップと、前記外界情報の精度の高さを表す第1確度を用いて、少なくとも1つのレーンの進行方向を決定するステップとを含む。前記レーンの前記進行方向は、前記レーンに対して予め定められた車両の進行方向である。
上記の構成によれば、外界情報の確度を用いることにより、レーンの進行方向を誤って推定する可能性を低減させることができる。上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1における情報処理システムの構成を示した図である。 実施例1における情報処理装置の機能ブロック図である。 複数の車両が道路を走行している状況を示した平面図である。 実施例1における第1テーブルの構成を示した図である。 実施例1における第2テーブルの構成を示した図である。 実施例1において情報処理装置によって実行されるフローチャートである。 実施例2における第1テーブルの構成を示した図である。 実施例2において情報処理装置によって実行されるフローチャートである。 実施例3において情報処理装置によって実行されるフローチャートである。 実施例4における情報処理システムの構成を示した図である。 実施例4において情報処理装置(サーバ)によって実行されるフローチャートである。
以下、添付図面を参照して複数の実施例について説明する。添付図面は、具体的な構成を示しているが、本開示の技術的範囲を限定的に解釈するために用いられるものではない。
以降の説明において、道路は日本の交通法規に従っており、車両は左側通行の道路を走行する。道路は、複数の区画線を含む。複数の区画線によって1つ以上のレーンが規定される。
レーンを規定する区画線は、外側ライン、センターライン、及び、レーン境界線を含む。外側ラインは、道路幅方向の両端(道路幅方向における最も外側)のラインであり、路肩又は歩道との境界を表すラインである。センターラインは、レーンの進行方向を分離するためのラインであり、即ち、対向レーンとの境界を表すラインである。従って、センターラインを挟んで左側のレーンの進行方向と右側のレーンの進行方向とは逆方向である。レーン境界線は、レーンの進行方向が同じ方向である複数のレーンが存在する場合に、それらのレーンの境界を表すラインである。
更に、区画線の種類(線種)は、例えば、実線及び破線を含む。区画線の色(線色)は、白色及び黄色を含む。外側ライン、センターライン及びレーン境界線は、それぞれ、以下のように表現され得る。例えば、外側ラインは、白色の実線である。センターラインは、白色の実線、黄色の実線又は白色の破線である。レーン境界線は、白色の破線である。なお、外側ライン、センターライン及びレーン境界線は、それぞれ、上述した線種及び線色の組み合わせ以外で表現される場合もある。
<実施例1>
(情報処理システムの構成)
図1は、実施例1における情報処理システムの構成を示した図である。情報処理システムは、情報処理装置100と、入出力装置120とを備える。
情報処理装置100は、車両VAに搭載される。本例において、情報処理装置100は、ECUである。ECUは、エレクトロニックコントロールユニットの略称であり、マイクロコンピュータを構成部品として有する電子制御回路である。情報処理装置100は、CPU101、メモリ102、不揮発性メモリ103及びインターフェース104等を含む。
CPU101は、少なくとも1つのプロセッサ及び/又は回路を含む。メモリ102は、例えば、RAMを含む。不揮発性メモリ103は、例えば、フラッシュメモリ及びROMを含む。CPU101は、メモリ102をワークメモリとして用いて、不揮発性メモリ103に格納されているプログラムコード(インストラクション)を実行する。これにより、CPU101は、以降で説明する処理を実行することができる。
入出力装置120は、PC(Personal Computer)、タブレット端末又はスマートフォン等である。入出力装置120は、インターフェース104を介して情報処理装置100に接続することができる。入出力装置120は、不揮発性メモリ103に記憶されている情報の読み出し、不揮発性メモリ103への情報の書き込み、及び、不揮発性メモリ103に記憶されている情報の更新を行うことができる。
車両VAは、外界情報取得装置110を備えている。外界情報取得装置110は、外界情報を取得する装置である。情報処理装置100は、外界情報取得装置110から外界情報を取得する。
外界情報は、車両VAの周辺領域に関する情報を少なくとも含む。外界情報は、例えば、車両VAの周辺領域に存在する物体に関する物体情報、及び、車両VAの周辺領域に存在する区画線に関する区画線情報等を含む。なお、「物体」は、歩行者、四輪車両及び二輪車両等の移動物、並びに、ガードレール及びフェンスなどの静止物を含む。
物体情報は、例えば、車両VAと物体との距離、車両VAに対する物体の移動方向、車両VAに対する物体の方位、車両VAと物体との相対速度、及び、物体の種別(例えば、物体が移動物又は静止物であるかの情報)等を含む。区画線情報は、レーンを規定する複数の区画線の位置、区画線の種類(線種)、及び、区画線の色(線色)等を含む。なお、外界情報は、上述の例に限定されず、レーンの進行方向の推定に用いられる限り、他の情報を含んでもよい。
例えば、外界情報取得装置110は、レーダセンサ、カメラセンサ、及び、通信装置のうちの少なくとも1つ以上を含む。なお、外界情報取得装置110は、上述の例に限定されず、他の装置を含んでもよい。
レーダセンサは、車両VAの周辺領域にビームを放射する。レーダセンサは、ビームの反射波に関する情報に基づいて、物体情報を取得することができる。
カメラセンサは、車両VAの周辺領域を撮影して、画像データを取得する。カメラセンサは、画像データに対して画像認識処理を実行して、物体情報及び区画線情報を取得することができる。
通信装置は、送信部及び受信部を含む。通信装置は、V2X(Vehicle to X)の技術を用いて、車両VAの外部の装置と通信することができる。V2Xは、V2V(Vehicle to Vehicle)、V2I(Vehicle to Infrastructure)、V2P(Vehicle to People)、V2N(Vehicle to Network)を含む。従って、通信装置は、他車両、インフラ設備、人間が携帯する端末及びネットワークの少なくとも1つから、無線通信を介して、外界情報を取得することができる。
(情報処理装置の構成)
図2は、情報処理装置100の機能ブロック図である。情報処理装置100は、機能的な構成要素として、制御部200と、記憶部210とを備える。
制御部200は、第1モジュール201と、第2モジュール202と、第3モジュール203と、第4モジュール204とを含む。これらのモジュール201~204は、CPU101が不揮発性メモリ103に格納されているプログラムコードを実行することにより実現される。
記憶部210は、第1記憶領域211と、第2記憶領域212と、第3記憶領域213とを含む。これらの記憶領域211~213は、メモリ102及び不揮発性メモリ103の一方又は両方により実現される。
第1モジュール201は、外界情報の確度を決定する。以降において、「外界情報の確度」は、「第1確度A1」と称呼される。第1確度A1は、外界情報の精度の高さ(確からしさ)を表す。他の言い方をすれば、第1確度A1は、外界情報の信頼性の高さを表す。従って、第1確度A1が大きいほど、その第1確度A1に対応する外界情報の精度が高い。本例において、第1確度A1は、0~100の範囲の値で決定される。
図3は、複数の車両が道路300を走行している状況を示す。道路300は、5つのレーンLn1~Ln5を含む。5つのレーンLn1~Ln5は、6つの区画線(白線)WL1~WL6によって規定されている。区画線WL4は、センターラインである。矢印で示すように、区画線WL4に対して左側のレーンLn1~Ln3の進行方向は、図面上で「上方向」であり、区画線WL4に対して右側のレーンLn4~Ln5の進行方向は、図面上で「下方向」である。
情報処理装置100を搭載した車両VAが、レーンLn3を走行している。第1他車両V1がレーンLn1を走行し、第2他車両V2がレーンLn2を走行している。更に、第3他車両V3がレーンLn4を走行している。
図3の状況において、第1モジュール201は、外界情報取得装置110から外界情報を取得する。第1モジュール201は、外界情報から第1テーブルを作成する。第1テーブルは、レーンLn1~Ln5のそれぞれの進行方向を推定するために使用される各種情報を含む。第1モジュール201は、当該作成された第1テーブルを第1記憶領域211に格納する。
図4は、第1テーブル400の一例である。第1テーブル400は、構成項目として、レーン401と、物体の移動方向402と、距離(D)403と、第1確度(A1)404とを含む。レーン401は、道路300に含まれる各レーンを一意に識別するための識別子である。第1モジュール201は、外界情報(具体的には、区画線情報)に基づいて区画線WL1~WL6を検出する。第1モジュール201は、隣り合う区画線の間に1つのレーンが存在すると仮定して、複数のレーンを定義する。例えば、第1モジュール201は、区画線WL1と区画線WL2の間にレーンLn1を定義する。第1モジュール201は、このような処理により、区画線WL1~WL6に基づいてレーンLn1~Ln5を定義する。第1モジュール201は、レーンLn1~Ln5のそれぞれに識別子を付与する。本例において、レーン401として、図3において各レーンに対して付与された符号Ln1~Ln5が用いられる。
物体の移動方向402は、各レーンLn1~Ln5上を移動する物体の移動方向を示す。本例において、物体の移動方向402が、レーンLn1~Ln5のそれぞれの進行方向を推定するために使用される。第1モジュール201は、外界情報(具体的には、物体情報)から、他車両V1~V3を物体として検出するとともに、他車両V1~V3のそれぞれの移動方向を検出する。そして、第1モジュール201は、車両(VA及びV1~V3)のそれぞれの位置とレーンLn1~Ln5とを対応づける。例えば、第1モジュール201は、第1他車両V1の位置とレーンLn1とを対応づけて、第1他車両V1がレーンLn1を走行していると判定する。
物体の移動方向402は、車両VAの移動方向を基準として、「順方向」又は「逆方向」の何れかで表現される。順方向は、車両VAの現時点での移動方向と同じ方向を表す。逆方向は、車両VAの現時点での移動方向と反対の方向を表す。
なお、物体の移動方向402は、この例に限定されない。物体の移動方向402は、方位角θによって表現されてもよい。方位角θに関して、方位の北方向が0°として定義される。方位角θは、時計回りに大きくなる。方位の東方向が90°であり、方位の南方向が180°であり、方位の西方向が270°である。
距離Dは、車両VAと物体との間の距離である。第1モジュール201は、外界情報(具体的には、物体情報)から距離Dを取得することができる。距離Dは、第1確度A1の演算に用いられる。
第1モジュール201は、距離Dに基づいて、物体の移動方向402の第1確度A1を演算する。これは、距離Dが大きいほど、外界情報の精度(レーダセンサ及びカメラセンサ等の認識精度)が低いと考えられるためである。これを考慮して、第1モジュール201は、距離Dが大きいほど、第1確度A1を小さくする。
例えば、第1確度A1を、距離Dに依存する関数f(D)=100-10×Dにより定義する。第1モジュール201は、距離Dを関数f(D)に代入することにより、第1確度A1を演算してもよい。
なお、車両VAがレーンLn3を走行しているので、レーンLn3に対応する物体(即ち、車両VA)の移動方向402は正しい。従って、第1モジュール201は、レーンLn3に対応する物体の移動方向402の第1確度A1を「100」に設定する。更に、レーンLn5には物体が存在しない。この場合、レーンLn5に対応する「物体の移動方向402、距離(D)403及び第1確度(A1)404」は、空値(null)に設定される。
なお、第1確度A1の演算方法は、上述の例に限定されない。第1モジュール201は、外界情報取得装置110の特性に基づいて、第1確度A1を演算してもよい。外界情報取得装置110の特性を決定する要素としては、例えば、外界情報取得装置110の内部処理ロジックで決定される変数が用いられてもよい。このような変数の例としては、例えば、カメラセンサの画像から物体を認識するAI(Artificial Intelligence)が出力する物体の存在確率が挙げられる。
第2モジュール202は、第1記憶領域211から第1テーブル400を取得する。第2モジュール202は、第1テーブル400から第2テーブルを作成する。第2テーブルは、レーンLn1~Ln5のそれぞれの進行方向に関する情報を含む。第2モジュール202は、第2テーブルを第2記憶領域212に格納する。
図5は、第2テーブル500の一例である。第2テーブル500は、構成項目として、レーン501と、レーンの進行方向502と、第2確度(A2)503とを含む。レーン501は、第1テーブル400のレーン401と同じである。本例において、レーンの進行方向502は、上述と同様に、「順方向」又は「逆方向」の何れかで表現される。なお、レーンの進行方向502は、この例に限定されない。レーンの進行方向502は、方位角θによって表現されてもよい。第2確度A2は、レーンの進行方向502の精度の高さ(確からしさ)を表す。他の言い方をすれば、第2確度A2は、レーンの進行方向502信頼性の高さを表す。従って、第2確度A2が大きいほど、その第2確度A2に対応するレーンの進行方向の精度が高い。本例において、第2確度A2は、0~100の範囲の値で決定される。
第2モジュール202は、第1テーブル400に基づいて、レーンLn1~Ln5のそれぞれの進行方向502を決定(推定)する。
まず、第2モジュール202は、第1テーブル400の中で最も高い第1確度A1に対応する物体の移動方向402を用いて、レーンの進行方向502を決定する。第1テーブル400において、レーンLn3に対応する物体の移動方向402の第1確度A1が「100(即ち、最大値)」である。このような場合、第2モジュール202は、レーンLn3の進行方向502として、物体の移動方向402をそのまま採用する。即ち、第2モジュール202は、「順方向」をレーンLn3の進行方向502として決定する。このように、第2モジュール202は、第1確度A1が最も高いレーンLn3の進行方向502を決定する。
次に、第2モジュール202は、レーンLn3の進行方向502を基準として、レーンLn3以外のレーンの進行方向502が矛盾しないかを判定する。例えば、第1テーブル400において、レーンLn1に対応する物体の移動方向402は、「逆方向」である。レーンLn1は、レーンLn3よりも左側に存在する。道路300が左側通行の道路であることを考慮すると、レーンLn1に対応する物体の移動方向402は、矛盾している。このような場合、第2モジュール202は、「逆方向」に代えて、「順方向」をレーンLn1の進行方向502として決定する。
一方、レーンLn2に対応する物体の移動方向402及びレーンLn4に対応する物体の移動方向402は、レーンLn3の進行方向502を基準として、矛盾していない。従って、第2モジュール202は、「順方向」をレーンLn2の進行方向502として決定し、「逆方向」をレーンLn4の進行方向502として決定する。
更に、第2モジュール202は、レーンLn5の進行方向502を以下のように決定してもよい。第1テーブル400において、レーンLn5に対応する物体の移動方向402は、空値である。このような場合、第2モジュール202は、レーンLn5の進行方向502として、レーンLn5に最も近いレーンLn4の進行方向502を採用する。即ち、第2モジュール202は、「逆方向」をレーンLn5の進行方向502として決定する。
次に、第2モジュール202は、レーンLn1~Ln5のそれぞれについて、第2確度A2を演算する。第2モジュール202は、第1確度A1に基づいて、第2確度A2を演算する。レーンLn1については、上述のように物体の移動方向402が修正されたので、レーンの進行方向502の精度が低いと考えられる。従って、レーンLn1に対応する第2確度A2は、以下の式で演算されてもよい(A2=100-A1)。従って、第2モジュール202は、レーンLn1に対応する第2確度A2を「60」に設定する。
レーンLn2、Ln3及びLn4については、物体の移動方向402が、修正されることなくレーンの進行方向502として採用される。この場合、第2モジュール202は、第1確度A1をそのまま第2確度A2に設定する。第2モジュール202は、レーンLn2に対応する第2確度A2を「80」に設定し、レーンLn3に対応する第2確度A2を「100」に設定し、レーンLn4に対応する第2確度A2を「70」に設定する。
第1テーブル400において、レーンLn5に対応する第1確度A1は、空値である。このような場合、第2モジュール202は、レーンLn5の第2確度A2として、レーンLn5に最も近いレーンLn4の第1確度A1を採用する。即ち、第2モジュール202は、レーンLn5の第2確度A2を「70」に設定する。
第3モジュール203は、第2テーブル500のレーンの進行方向502に基づいて、走行可能領域を決定(推定)する。走行可能領域は、車両VAが走行(進入)することができる領域を意味する。第3モジュール203は、走行可能領域に関する情報を第3記憶領域213に格納する。
走行可能領域は、レーンの位置情報と、そのレーンの進行方向とによって表現されてもよい。レーンの位置情報は、レーン中心位置の点列で表現されてもよい。点列は、緯度、経度及び高度の組み合わせで表現される。
第3モジュール203は、第2テーブル500に基づいて、車両VAが走行しているレーンLn3の進行方向502と同じ進行方向502を有するレーンを、走行可能領域として決定する。第3モジュール203は、レーンLn1、Ln2及びLn3を走行可能領域として決定する。
第3モジュール203は、第2確度A2に基づいて、走行可能領域を決定してもよい。例えば、第3モジュール203は、第2確度A2が所定の値(例えば、70)以上のレーンを走行可能領域として決定してもよい。この構成において、第3モジュール203は、レーンLn2及びLn3を走行可能領域として決定する。第2確度A2が低いレーンが走行可能領域として扱われないので、車両VAがリスクのあるレーンへ進入するのを防ぐことができる。
第4モジュール204は、現時点にて決定された走行可能領域に関する情報と、第3記憶領域213に記憶されている(過去の)走行可能領域に関する情報とを比較して、第3記憶領域213に記憶されている走行可能領域に関する情報を更新する。
図6は、実施例1における情報処理装置100が実行するルーチンを示したフローチャートである。情報処理装置100は、所定の周期で図6のルーチンを繰り返し実行する。
以降の説明において、制御部200のモジュール201~204が主語として記載されるが、これらのモジュールを実行する主体はCPU101であるので、主語がCPU101に置き換えられてもよい。
第1モジュール201は、外界情報取得装置110から外界情報を取得する(S601)。そして、第1モジュール201は、外界情報に基づいて、上述のように第1テーブル400を作成する(S602)。第1モジュール201は、第1テーブル400を第1記憶領域211に格納する。
次に、第2モジュール202は、第1記憶領域211から第1テーブル400を取得する。そして、第2モジュール202は、第1テーブル400に基づいて、上述のように第2テーブル500を作成する(S603)。第2モジュール202は、第2テーブル500を第2記憶領域212に格納する。
次に、第3モジュール203は、第2記憶領域212から第2テーブル500を取得する。そして、第3モジュール203は、第2テーブル500に基づいて、上述のように走行可能領域を決定する(S604)。第3モジュール203は、走行可能領域に関する情報を第3記憶領域213に格納する。なお、走行可能領域に関する情報が第3記憶領域213に既に存在する場合、第4モジュール204は、現時点にて決定された走行可能領域に関する情報と、第3記憶領域213に記憶されている(過去の)走行可能領域に関する情報とを比較して、第3記憶領域213に記憶されている走行可能領域に関する情報を更新する。
(効果)
上記の構成によれば、情報処理装置100は、外界情報取得装置110から外界情報を取得し、外界情報の精度の高さを表す第1確度A1を用いて、車両VAの周辺領域に存在する少なくとも1つのレーンの進行方向を決定する。情報処理装置100は、第1確度A1の低い外界情報がレーンの進行方向の決定に反映されるのを防ぐことができる。従って、レーンの進行方向を誤って推定する可能性を低減できる。
更に、情報処理装置100は、物体の移動方向402に対して第1確度A1を決定し、物体の移動方向402及び第1確度A1を用いて、レーンの進行方向を決定する。レーン上を走行する物体の移動方向は、レーンの進行方向と一致している可能性が高い。情報処理装置100は、物体の移動方向を用いて、レーンの進行方向を精度良く決定することができる。
更に、情報処理装置100は、第1確度A1を用いて、レーンの進行方向の精度の高さを表す第2確度A2を演算し、第2確度A2を用いて、走行可能領域を決定する。第2確度A2が低いレーンが走行可能領域として扱われないので、車両VAがリスクのあるレーンへ進入するのを防ぐことができる。これにより、高い安全性を確保することができる。
(変形例)
第2モジュール202は、以下のようにレーンの進行方向を決定してもよい。第2モジュール202は、物体の移動方向402の第1確度A1が所定の閾値Ath以下である場合、「逆方向」をレーンの進行方向として決定する。これにより、第1確度A1が低いレーンが走行可能領域として扱われなくなる。車両VAがリスクのあるレーンへ進入するのを防ぐことができる。なお、第2モジュール202は、物体の移動方向402の第1確度A1が所定の閾値Athよりも大きい場合、物体の移動方向402をそのままレーンの進行方向として決定してよい。
図1の構成は、あくまで論理的な構成を示すものであり、物理的な構成に対する制約はない。例えば、情報処理装置100は、外界情報取得装置110内に実装されてもよい。即ち、情報処理装置100は、車載センサ(例えば、レーダセンサ又はカメラセンサ)内に実装されてもよい。
レーンの進行方向502は、「双方向」を含んでもよい。「双方向」と決定されるレーンの例として、1つのレーンにおいて複数の車両がすれ違うレーン(道路)が挙げられる。なお、第1モジュール201は、外界情報に基づいて1つのレーンしか検出できない場合でも、レーン幅に応じて、その1つのレーン内に仮想的に複数のレーンを設定してもよい。
レーンは、2つの区画線に挟まれた範囲に限定されない。レーンは、区画線と立体物(縁石、ガードレール及びフェンス等)とによって挟まれた範囲であってもよい。
第2テーブル500の第2確度(A2)503は省略されてもよい。この場合、第3モジュール203は、車両VAが走行しているレーンLn3の進行方向502と同じ進行方向502を有するレーンを、走行可能領域として決定する。
制御部200は、車両VAの運転操作の一部又は全部を支援する運転支援制御(又は自動運転制御)を実行するモジュールを更に含んでよい。制御部200は、第3記憶領域213から走行可能領域を取得し、走行可能領域に基づいて運転支援制御を実行してもよい。
<実施例2>
図3の状況を用いて、実施例2の構成を説明する。第1モジュール201は、外界情報取得装置110から外界情報を取得する。そして、第1モジュール201は、外界情報から、図7に示す第1テーブル700を作成し、第1テーブル700を第1記憶領域211に格納する。
第1テーブル700は、構成項目として、区画線701と、線種702と、線色703と、第1確度(A1)704とを含む。区画線701は、車両VAが走行している道路300に含まれる区画線を一意に識別するための識別子である。第1モジュール201は、外界情報(具体的には、区画線情報)に基づいて区画線WL1~WL6を検出する。第1モジュール201は、区画線WL1~WL6のそれぞれに識別子を付与する。本例において、区画線701として、図3において各区画線に対して付与された符号WL1~WL6が用いられる。
線種702は、区画線の種類を表す情報であり、本例において、実線又は破線の何れかである。線色703は、区画線の色を表す情報であり、本例において、白又は黄の何れかである。第1確度A1は、「線種702及び線色703の組み合わせ」の精度の高さ(確からしさ)を表す。他の言い方をすれば、第1確度A1は、「線種702及び線色703の組み合わせ」の信頼性の高さを表す。上述と同様に、第1確度A1は、0~100の範囲の値で決定される。第1確度A1は、AIが出力する画像認識処理の評価値であってもよい。
図8は、実施例2における情報処理装置100が実行するルーチンを示したフローチャートである。情報処理装置100は、所定の周期で図8のルーチンを繰り返し実行する。
第1モジュール201は、外界情報取得装置110から外界情報を取得する(S801)。そして、第1モジュール201は、外界情報に基づいて、第1テーブル700を作成する(S802)。第1モジュール201は、第1テーブル700を第1記憶領域211に格納する。
次に、第2モジュール202は、第1記憶領域211から第1テーブル700を取得する。そして、第2モジュール202は、第1テーブル700に基づいて、第2テーブル500を作成する(S803)。第2モジュール202は、第2テーブル500を第2記憶領域212に格納する。
具体的には、第2モジュール202は、第1テーブル700に基づいて、レーンLn1~Ln5を定義する。第2モジュール202は、上述したように、隣り合う区画線の間に1つのレーンが存在すると仮定して、レーンLn1~Ln5を定義する。このような処理により、第2モジュール202は、レーン数LNも取得できる。第2モジュール202は、レーン数LNに応じて、レーンの進行方向を決定する処理を切り替える。本例において、レーン数LNは、以下の(a)~(c)に場合分けされる。
(a)レーン数LN ≧ 3
(b)レーン数LN = 2
(c)レーン数LN = 1
図3の例において、レーン数LNは「5」である。従って、上述の(a)に該当する。この場合、第2モジュール202は、以下のように、レーンLn1~Ln5のそれぞれの進行方向を決定する。第2モジュール202は、外側ラインに相当する区画線WL1及びWL6以外で、線種702が「実線」である区画線を抽出する。第1テーブル700において、区画線WL4の線種702が「実線」である。日本の交通法規において、白色の実線はセンターラインである可能性が高い。これを考慮して、第2モジュール202は、区画線WL4がセンターラインであると判定する。第2モジュール202は、車両VAが走行しているレーンとセンターラインとの関係に基づいて、レーンLn1~Ln5のそれぞれの進行方向を決定する。車両VAがレーンLn3を走行しており、且つ、区画線WL4がセンターラインである。従って、第2モジュール202は、区画線WL4よりも左側にあるレーンLn1~Ln3のそれぞれの進行方向として、「順方向」を決定する。一方、第2モジュール202は、区画線WL4よりも右側にあるレーンLn4~Ln5のそれぞれの進行方向として、「逆方向」を決定する。
なお、上述の(b)のようにレーン数LNが「2」である場合、第2モジュール202は、車両VAが走行しているレーンの進行方向として「順方向」を決定し、車両VAが走行してないレーンの進行方向として「逆方向」を決定する。
上述の(c)のようにレーン数LNが「1」である場合、第2モジュール202は、「順方向」を、レーンの進行方向として決定する。
次に、第3モジュール203は、第2記憶領域212から第2テーブル500を取得する。そして、第3モジュール203は、第2テーブル500に基づいて、上述のように走行可能領域を決定する(S804)。第3モジュール203は、走行可能領域に関する情報を第3記憶領域213に格納する。
(効果)
上記の構成によれば、情報処理装置100は、区画線情報を用いて、レーンの進行方向を決定する。具体的には、情報処理装置100は、線種702、線色703及びレーンの数を用いて、レーンの進行方向を決定する。情報処理装置100は、レーン上に物体(他車両)が存在しない場合でも、レーンの進行方向を決定することができる。更に、情報処理装置100は、交通法規に従って、レーンの進行方向を決定できる。
(変形例)
第2モジュール202は、線種702、線色703、及び、レーンの数の少なくとも1つを用いて、レーンの進行方向を決定してもよい。
第2モジュール202は、線色703に基づいて、センターラインを判定してもよい。日本の交通法規において、黄色の区画線はセンターラインである可能性が高い。これを考慮して、線色703が「黄色」の区画線が1つだけ存在する場合、第2モジュール202は、その区画線がセンターラインであると判定してもよい。そして、第2モジュール202は、車両VAが走行しているレーンとセンターラインとの関係に基づいて、レーンのそれぞれの進行方向を決定する。
線種702及び/又は線色703を用いてセンターラインを判定できない場合、情報処理装置100は、交通法規に従って、レーンの進行方向を決定してもよい。情報処理装置100は、車両VAより左側のレーンの進行方向として「順方向」を決定し、車両VAより右側のレーンの進行方向として「逆方向」を決定してもよい。
第1テーブル700において、線種702及び線色703のそれぞれに対して第1確度A1が決定されてもよい。更に、第1テーブル700において、第1確度(A1)704が省略されてもよい。
<実施例3>
実施例3において、外界情報は、外界情報を取得した時間に関する情報(以下、「時間情報」と称呼する)、及び、天候に関する情報(以下、「天候情報」と称呼する)の少なくとも1つを更に含む。時間情報は、例えば、ヘッドライトのON/OFF情報であってもよい。天候情報は、例えば、ワイパのON/OFF情報であってもよい。
図9は、実施例3における情報処理装置100が実行するルーチンを示したフローチャートである。情報処理装置100は、所定の周期で図9のルーチンを繰り返し実行する。
第1モジュール201は、外界情報取得装置110から外界情報を取得する(S901)。外界情報は、上述のように、時間情報及び天候情報を含む。そして、第1モジュール201は、外界情報に基づいて、第1テーブル400を作成する(S902)。第1モジュール201は、第1テーブル400を第1記憶領域211に格納する。
具体的には、レーダセンサ及びカメラセンサ等の車載センサの精度は、夜間において低下している可能性が高い。従って、ヘッドライトがONになっている場合、第1モジュール201は、第1テーブル400における第1確度(A1)404の値を所定の第1値だけ低下させる。同様に、車載センサの精度は、雨天において低下している可能性が高い。従って、ワイパがONになっている場合、第1モジュール201は、第1テーブル400における第1確度(A1)404の値を所定の第2値だけ低下させる。
次に、第2モジュール202は、第1記憶領域211から第1テーブル400を取得する。そして、第2モジュール202は、第1テーブル400に基づいて、上述のように第2テーブル500を作成する(S903)。第2モジュール202は、第2テーブル500を第2記憶領域212に格納する。
次に、第3モジュール203は、第2記憶領域212から第2テーブル500を取得する。そして、第3モジュール203は、第2テーブル500に基づいて、上述のように走行可能領域を決定する(S904)。第3モジュール203は、走行可能領域に関する情報を第3記憶領域213に格納する。
(効果)
上記の構成によれば、情報処理装置100は、時間情報及び天候情報の少なくとも1つを用いて、第1確度A1を決定する。情報処理装置100は、夜間及び雨天等の条件を第1確度A1に反映させることができる。これにより、最終的に決定されるレーンの進行方向の精度を高めることができる。
(変形例)
本実施例に対して実施例2の構成が適用されてもよい。即ち、情報処理装置100は、線種702、線色703、及び、レーンの数の少なくとも1つを用いて、レーンの進行方向を決定してもよい。情報処理装置100は、時間情報及び天候情報の少なくとも1つを用いて、第1テーブル700の第1確度A1(704)を変更してもよい。
<実施例4>
図10は、実施例4における情報処理システムの全体を示した図である。本実施例において、情報処理装置100は、データセンタにおけるサーバとして実現される。
情報処理装置100は、通信網1001を介して複数の車両VB及びVCと接続される。通信網1001は、例えば、携帯電話網、インターネット網及び近距離無線通信の1つ、或いは、それらの2つ以上の組み合わせである。
複数の車両VB及びVCは、それぞれ、外界情報取得装置110を備える。外界情報取得装置110は、上述のように通信装置を含み、通信装置を介して外界情報を情報処理装置100に送信する。情報処理装置100は、複数の車両VB及びVCから外界情報を受信する。情報処理装置100は、上述のようにレーンの進行方向を決定するとともに、走行可能領域を決定する。情報処理装置100は、走行可能領域に関する情報を複数の車両VB及びVCのそれぞれに送信する。複数の車両VB及びVCは、それぞれ、走行可能領域に関する情報を受信する。複数の車両VB及びVCは、それぞれ、走行可能領域に基づいて運転支援制御を実行してもよい。
図11は、実施例4における情報処理装置100が実行するルーチンを示したフローチャートである。情報処理装置100は、所定の周期で図11のルーチンを繰り返し実行する。
複数の車両VB及びVCのそれぞれが、外界情報取得装置110から外界情報を取得する。複数の車両VB及びVCのそれぞれが、外界情報を通信網1001を介して情報処理装置100に送信する。第1モジュール201は、外界情報を受信する(S1101)。
なお、外界情報は、同じ車両の異なるセンサによって取得された情報、及び/又は、同じセンサによって取得された異なる時刻の情報を含んでもよい。
第1モジュール201は、外界情報に基づいて、第1テーブル400を作成する(S1102)。第1モジュール201は、第1テーブル400を第1記憶領域211に格納する。
次に、第2モジュール202は、第1記憶領域211から第1テーブル400を取得する。そして、第2モジュール202は、第1テーブル400に基づいて、上述のように第2テーブル500を作成する(S1103)。第2モジュール202は、第2テーブル500を第2記憶領域212に格納する。
なお、第2モジュール202は、複数の車両VB及びVCのそれぞれから外界情報を受信した場合、車載センサの取付位置、取付角度及び性能等に基づいて、第1確度A1を演算してもよい。例えば、性能が低い車載センサを有する車両から外界情報を受信した場合、第2モジュール202は、その車両から取得された外界情報の第1確度A1を低下させてもよい。
次に、第3モジュール203は、第2記憶領域212から第2テーブル500を取得する。そして、第3モジュール203は、第2テーブル500に基づいて、上述のように走行可能領域を決定する(S1104)。第3モジュール203は、走行可能領域に関する情報を第3記憶領域213に格納する。
次に、第3モジュール203は、第3記憶領域213から走行可能領域に関する情報を取得する。そして、第3モジュール203は、走行可能領域に関する情報を、複数の車両VB及びVCのそれぞれに送信する(S1105)。走行可能領域に関する情報は、例えば、ナビゲーションシステムの地図又は高精度地図のような、地図形式で送信されてもよい。なお、複数の車両VB及びVCのそれぞれは、受信した走行可能領域に関する情報と、車両自身が取得した外界情報とを統合(融合)させてもよい。
(効果)
上記の構成によれば、情報処理装置100は、複数の車両VB及びVCから外界情報を取得する。情報処理装置100は、多くの車両から広範囲の外界情報を取得できるので、レーンの進行方向及び走行可能領域を精度良く決定することができる。
例えば、車両VBが外界情報を取得できるが、車両VCが外界情報を取得できない状況が生じ得る。このような状況においても、情報処理装置100は、車両VBから取得した外界情報に基づいて走行可能領域を決定し、その走行可能領域に関する情報を車両VCに送信できる。情報処理装置100は、外界情報を取得できない車両VCに対しても走行可能領域に関する情報を提供できる。
(変形例)
サーバとして実施される情報処理装置100は、上記の「実施例1、実施例2及び実施例3」のうちの1つ又はこれらを組み合わせにより実現されてよい。例えば、情報処理装置100は、外界情報に基づいて、第1テーブル700を作成してもよい。情報処理装置100は、時間情報及び天候情報の少なくとも1つを用いて、第1確度A1を決定してもよい。
なお、以上説明した実施例はあくまで一例であり、本開示の技術的思想の範囲は、上述の構成に限定されない。本開示の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本開示の範囲内に含まれる。
上記の実施例1~4及びそれらの変形例は、日本以外の国又は地域の交通法規に従った道路にも適用可能である。例えば、上記の実施例1~4及びそれらの変形例は、右側通行の国又は地域にも適用可能である。
上述した構成は、プログラムコードを記録した非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)により実現されてもよい。情報処理装置100(又はCPU101)が非一時的なコンピュータ可読媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、当該プログラムコードを実行するように構成されてよい。非一時的なコンピュータ可読媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、プログラムコードは、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、情報処理装置100に供給されてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100…情報処理装置、110…外界情報取得装置、120…入出力装置、200…制御部、210…記憶部。

Claims (14)

  1. プログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
    前記プログラムコードを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、
    車両の周辺領域に関する情報を少なくとも含む外界情報を取得し、
    前記外界情報の精度の高さを表す第1確度を用いて、少なくとも1つのレーンの進行方向を決定する
    ように構成され、
    前記レーンの前記進行方向は、前記レーンに対して予め定められた車両の進行方向である、
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記外界情報は、前記レーン上を走行する物体の移動方向を含み、
    前記プロセッサは、
    前記物体の前記移動方向に対して前記第1確度を決定し、
    前記物体の前記移動方向及び前記第1確度を用いて、前記レーンの前記進行方向を決定する
    ように構成された、
    情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記外界情報は、前記レーンを規定する区画線に関する区画線情報を含み、
    前記プロセッサは、前記区画線情報を用いて、前記レーンの前記進行方向を決定するように構成され、
    前記区画線情報は、前記区画線の種類、前記区画線の色、及び、前記区画線により規定される前記レーンの数の少なくとも1つを含む、
    情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記プロセッサは、前記レーンの前記進行方向として、順方向及び逆方向の何れかを決定するように構成され、
    前記順方向は、前記車両の移動方向と同じ方向であり、
    前記逆方向は、前記車両の前記移動方向と反対の方向である、
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記プロセッサは、前記外界情報の前記第1確度が所定の閾値以下である場合、前記逆方向を、前記レーンの前記進行方向として決定するように構成された、
    情報処理装置。
  6. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記外界情報は、前記外界情報を取得した時間に関する時間情報、及び、天候情報の少なくとも1つを含み、
    前記プロセッサは、前記時間情報及び前記天候情報の少なくとも1つを用いて、前記第1確度を決定するように構成された、
    情報処理装置。
  7. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記プロセッサは、前記レーンの前記進行方向を用いて、前記車両が走行することができる領域である走行可能領域を決定するように構成された、
    情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置において、
    前記プロセッサは、
    前記第1確度を用いて、前記レーンの前記進行方向の精度の高さを表す第2確度を演算し、
    前記第2確度を用いて、前記走行可能領域を決定する
    ように構成された、
    情報処理装置。
  9. 請求項7に記載の情報処理装置において、
    前記プロセッサは、前記走行可能領域に関する情報を前記メモリに格納するように構成され、
    前記プロセッサは、
    現時点にて決定された前記走行可能領域と、前記メモリに格納されている前記走行可能領域とを比較し、
    前記メモリに格納されている前記走行可能領域を更新する
    ように構成された、
    情報処理装置。
  10. 請求項1に記載された情報処理装置と、
    少なくとも1つの車両と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記少なくとも1つの車両から前記外界情報を受信するように構成された、
    情報処理システム。
  11. 請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
    前記プロセッサは、
    前記レーンの前記進行方向を用いて、前記車両が走行することができる領域である走行可能領域を決定し、
    前記走行可能領域に関する情報を前記車両に送信する
    ように構成された、
    情報処理システム。
  12. 請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
    前記外界情報は、前記レーン上を走行する物体の移動方向を含み、
    前記プロセッサは、
    前記物体の前記移動方向に対して前記第1確度を決定し、
    前記物体の前記移動方向及び前記第1確度を用いて、前記レーンの前記進行方向を決定する
    ように構成された、
    情報処理システム。
  13. 請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
    前記外界情報は、前記レーンを規定する区画線に関する区画線情報を含み、
    前記プロセッサは、前記区画線情報を用いて、前記レーンの前記進行方向を決定するように構成され、
    前記区画線情報は、前記区画線の種類、前記区画線の色、及び、前記区画線により規定される前記レーンの数の少なくとも1つを含む、
    情報処理システム。
  14. 車両の周辺領域に関する情報を少なくとも含む外界情報を取得するステップと、
    前記外界情報の精度の高さを表す第1確度を用いて、少なくとも1つのレーンの進行方向を決定するステップと、
    を含み、
    前記レーンの前記進行方向は、前記レーンに対して予め定められた車両の進行方向である、
    情報処理方法。
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