JP2022162205A - 電力調整システム - Google Patents

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広幹 小嶋
Hiroki Kojima
雅樹 河野
Masaki Kono
玲二 川嶋
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圭祐 太田
Keisuke Ota
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Abstract

【課題】電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムに送信することの管理システムからの指示がない場合であっても、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムのユーザに認識させる。【解決手段】電力が搬送される電力搬送線路における皮相電力を調整する電力調整システムであって、電力調整システムに関するシステム情報を取得する取得手段と、システム情報から特定される調整の能力について定められた条件を満たす場合に、電力調整システムによる調整が可能な皮相電力に関する情報を、電力搬送線路における皮相電力を管理する管理システムに出力する出力手段と、を備える電力調整システム。【選択図】図7

Description

本開示は、電力調整システムに関する。
特許文献1には、充電監視部は、配電網毎に、当該配電網に接続された電気自動車の充電制御装置から、「位置」、「支払い希望金額」、「希望充電量」、「接続終了予定時刻」を取得し、リスト記憶部に格納することが記載されている。
特許第6287664号公報
電力が搬送される電力搬送線路における皮相電力を調整する機器が電力搬送線路に接続されると、電力搬送線路における皮相電力を管理する管理システムが、接続されている機器から、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を取得することがある。この場合、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムに送信することの管理システムからの指示がなければ、この情報が管理システムに送信されず、管理システムのユーザがこの情報を認識することができなかった。
本開示は、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムに送信することの管理システムからの指示がない場合であっても、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムのユーザに認識させることを目的とする。
本開示の電力調整システムは、電力が搬送される電力搬送線路における皮相電力を調整する電力調整システムであって、前記電力調整システムに関するシステム情報を取得する取得手段と、前記システム情報から特定される前記調整の能力について定められた条件を満たす場合に、前記電力調整システムによる当該調整が可能な皮相電力に関する情報を、前記電力搬送線路における皮相電力を管理する管理システムに出力する出力手段と、を備える電力調整システムである。この場合、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムに送信することの管理システムからの指示がない場合であっても、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムのユーザに認識させることができる。
ここで、電力調整システムは、各々が前記電力搬送線路における皮相電力を調整する複数の機器と、前記複数の機器による前記調整を制御する制御手段と、を有し、前記条件は、前記複数の機器による前記調整の能力について定められ、前記出力手段は、前記条件を満たす場合に、前記複数の機器による前記調整が可能な皮相電力に関する前記情報を前記管理システムに出力してもよい。この場合、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムに送信することの管理システムからの指示がない場合であっても、複数の機器による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理システムのユーザに認識させることができる。
また、前記条件は、前記能力の変化について定められていてもよい。この場合、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムに送信することの管理システムからの指示がない場合であっても、機器の調整の能力が変化したことを管理システムのユーザに認識させることができる。
また、前記変化は、最後に前記条件を満たした際の前記能力からの変化であってもよい。この場合、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムに送信することの管理システムからの指示がない場合であっても、機器の調整の能力が最後に条件を満たした際から変化したことを管理システムのユーザに認識させることができる。
また、前記変化は、前記能力の低下であってもよい。この場合、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムに送信することの管理システムからの指示がない場合であっても、機器の調整の能力が低下したことを管理システムのユーザに認識させることができる。
前記条件は、前記変化の程度について定められていてもよい。この場合、電力搬送線路において調整が可能な皮相電力に関する情報を管理システムに送信することの管理システムからの指示がない場合であっても、機器による調整の能力の変化の程度を、管理システムのユーザに認識させることができる。
また、前記出力手段は、前記条件とは異なる条件であって前記複数の機器について定められた特定条件を満たす場合、当該複数の機器の前記能力について定められた当該条件を満たさない場合であっても前記情報を出力してもよい。この場合、情報の対象である機器に応じて、複数の機器による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理システムのユーザに認識させることができる。
また、前記特定条件は、前記複数の機器の何れかが前記電力搬送線路における皮相電力の調整に用いられることであってもよい。この場合、電線における皮相電力の調整に用いられる機器を含む複数の機器による調整が可能な皮相電力に関する情報を、機器による調整の能力に関わらず、管理システムのユーザに認識させることができる。
また、前記条件は、前記複数の機器の前記能力と複数の電力搬送線路のうちの特定の電力搬送線路との関係について定められていてもよい。この場合、条件の対象である電力搬送線路に応じて、複数の機器による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理システムのユーザに認識させることができる。
また、前記条件は、前記複数の電力搬送線路のうちの第1電力搬送線路と、複数の機器からなる第1機器群の前記能力との関係について定められ、当該複数の電力搬送線路のうちの第2電力搬送線路と、複数の機器からなり当該第1機器群と同一ではない機器群である第2機器群の前記能力との関係について定められていてもよい。この場合、情報の対象である機器に関連付けられた電力搬送線路に応じて、複数の機器による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理システムのユーザに認識させることができる。
本実施形態に係る電力調整システムの一例を示した図である。 制御サーバおよび管理サーバのハードウエアの構成を示した図である。 HPSの機能構成を示した図である。 制御サーバの機能構成を示した図である。 HPS管理テーブルを示した図である。 電線管理テーブルを示した図である。 申告処理の流れを示したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る電力調整システム1の一例を示した図である。
電力調整システム1は、皮相電力を調整するシステムである。
電力調整システム1には、電力系統10と、複数の電力消費施設20と、制御サーバ30と、管理サーバ40とが設けられている。
電力系統10は、電力の需要家に電力を供給するための設備が設けられているシステムである。電力系統10には、発電所11、送電線12、供給側変電所13、供給側配電線14、自動電圧調整器(SVR:Step Voltage Regulator)15、受給側変電所16、受給側配電線17、柱上変圧器18、および需要家側配電線19が設けられている。
発電所11は、発電をする設備である。発電所11としては、例えば、火力発電所、水力発電所、原子力発電所、太陽光発電所、風力発電所、地熱発電所等が挙げられる。
送電線12は、発電所11に生成された電力を構成する電流が流れる線路である。送電線12は、発電所11から供給側変電所13にわたって設けられている。
供給側変電所13は、電圧を変換する設備である。供給側変電所13は、受給側変電所16よりも、電力の供給側に設けられている。本実施形態では、電力における最も供給側に位置する設備は、発電所11である。また、電力における最も受給側に位置する設備は、電力消費施設20である。
供給側変電所13は、送電線12を通じて供給された電圧を変換する。供給側変電所13としては、50万Vの電圧を15.4万Vに変換する変電所、15.4万Vの電圧を6.6万Vに変換する変電所、6.6万Vの電圧を2.2万Vに変換する変電所等が挙げられる。
供給側配電線14は、供給側変電所13に変換された電圧が印加されて生じる電流が流れる線路である。供給側配電線14は、供給側変電所13から受給側変電所16にわたって設けられている。また、供給側配電線14は、受給側配電線17よりも電力の供給側に設けられている。
SVR15は、供給側配電線14に供給される電圧を調整する。より具体的には、SVR15は、供給側配電線14に供給される電圧を検出する。そして、SVR15は、検出した電圧が予め定められた範囲でない場合に、この電圧が予め定められた範囲に収まるように、電圧を調整する。
受給側変電所16は、供給側配電線14を通じて供給された電圧を変換する設備である。受給側変電所16としては、例えば、供給された電圧を6600Vに変換する変電所等が挙げられる。
受給側配電線17は、受給側変電所16に変換された電圧が印加されて生じる電流が流れる線路である。受給側配電線17は、受給側変電所16から柱上変圧器18にわたって設けられている。
柱上変圧器18は、受給側配電線17を通じて供給された電圧を変換する設備である。柱上変圧器18としては、例えば、6600Vの電圧を200Vに変換する変圧器や、6600Vの電圧を100Vに変換する変圧器等が挙げられる。
需要家側配電線19は、柱上変圧器18に変換された電圧が印加されて生じる電流が流れる線路である。電力系統10には、複数の需要家側配電線19が設けられている。より具体的には、需要家側配電線19は、電力消費施設20ごとに設けられている。各需要家側配電線19は、柱上変圧器18から電力消費施設20にわたって設けられている。
以上の通り、電力系統10は、電力消費施設20の外側に設けられている系統であって、生成された電力を電力の需要家に配るための系統である。
なお、送電線12、供給側配電線14、受給側配電線17、および需要家側配電線19は、何れも、電力が搬送される電力搬送線路として捉えられる。また、送電線12、供給側配電線14、受給側配電線17、および需要家側配電線19を特に区別することなく説明する場合、単に「電線」と称することがある。
また、電力系統10には、複数の電線用センサ10Sが設けられている。電線用センサ10Sは、供給側配電線14に接続されている。より具体的には、電線用センサ10Sは、供給側配電線14のうちのSVR15よりも電力の供給側の部分に接続されている。また、電線用センサ10Sは、それぞれ、受給側配電線17の各々に接続されている。言い換えると、電線用センサ10Sは、供給側配電線14および受給側配電線17ごとに設けられている。
電線用センサ10Sは、接続されている電線における皮相電力に関するパラメータを検出する。皮相電力に関するパラメータとは、皮相電力に影響を及ぼすパラメータである。皮相電力に関するパラメータとしては、例えば、皮相電力、無効電力、高調波電圧、電流、力率、予め定められた期間における皮相電力量や無効電力量等が挙げられる。皮相電力に関するパラメータとしての電流には、高調波電流が含まれる。また、高調波電圧や高調波電流は、特定の次数の高調波電圧や高調波電流であってもよい。特定の次数は、何れの次数であってもよいが、例えば、第5次である。また、皮相電力に関するパラメータとしては、例えば、電流の総合高調波歪み率(THD:Total Harmonic Distortion)や電圧のTHD等が挙げられる。ここで、電流のTHDは、下記式(1)から算出される。また、電圧のTHDは、下記式(2)から算出される。
Figure 2022162205000002
上記式(1)において、Iは基本波電流である。また、Iはn次高調波電流である。
上記式(2)において、Vは基本波電圧である。また、Vはn次高調波電圧である。
電線用センサ10Sは、例えば、予め定められた時間ごとに、皮相電力に関する上記のパラメータを検出する。予め定められた時間は、何れの時間であってもよいが、例えば、1時間である。また、電線用センサ10Sは、皮相電力に関するパラメータを検出すると、この検出の結果に基づいて、皮相電力に関する情報を作成する。電線用センサ10Sに作成される皮相電力に関する情報を、以下では、電力情報と称することがある。電力情報としては、電線における皮相電力に関して電線用センサ10Sに検出されたパラメータが示された情報が挙げられる。また、電力情報は、電線において電線用センサ10Sに検出された電流の波形が示された情報であってもよい。電線用センサ10Sは、電力情報を作成すると、作成した電力情報を、この電力情報の対象である電線を識別する電線識別情報とともに、制御サーバ30へ送信する。また、本実施形態では、電力調整システム1に設けられている各電線用センサ10Sが、上記の予め定められた時間ごとに一斉に、電線における皮相電力のパラメータを検出し、検出の結果に基づいて作成した電力情報を制御サーバ30に送信する。そのため、制御サーバ30は、予め定められた時間ごとに、各電線用センサ10Sから一斉に送信された電力情報を取得する。
なお、電力系統10に設けられる発電所11、送電線12、供給側変電所13、受給側変電所16、柱上変圧器18および需要家側配電線19の数は、図示の例に限定されない。電力系統10に設けられる発電所11、送電線12、供給側変電所13、受給側変電所16、柱上変圧器18および需要家側配電線19の数は、図示の例よりも多くてもよいし、図示の例よりも少なくてもよい。また、発電所11、送電線12、供給側変電所13、受給側変電所16、柱上変圧器18および需要家側配電線19のうちの対象の設備の数が図示の例よりも少ないことには、対象の設備が設けられないことも含まれる。一例を挙げると、発電所11に生成された電力が、受給側配電線17を介する一方で、柱上変圧器18および需要家側配電線19を介することなく、電力消費施設20に供給されてもよい。
また、供給側配電線14や受給側配電線17の数は、図示の例に限定されない。電力系統10には、図示した数よりも多くの供給側配電線14や受給側配電線17が設けられてもよい。この場合において、供給側配電線14ごとに電線用センサ10Sが設けられてもよいし、受給側配電線17ごとに電線用センサ10Sが設けられてもよい。
また、電線用センサ10Sが検出するパラメータは、皮相電力に関する一種類のパラメータに限定されない。電線用センサ10Sは、上述したパラメータのうちの複数種類のパラメータを検出してもよい。そして、検出した複数種類の各々のパラメータが示された電力情報を制御サーバ30へ送信してもよい。また、検出の対象になるパラメータの種類ごとに電線用センサ10Sが設けられてもよい。また、電線用センサ10Sは、電力情報を、制御サーバ30のみならず管理サーバ40へ送信してもよい。また、電線用センサ10Sは、電力情報を、制御サーバ30に送信することなく管理サーバ40に送信してもよい。この場合に、管理サーバ40は、電線用センサ10Sから取得した電力情報を制御サーバ30に送信してもよい。
電力消費施設20は、需要家側配電線19を通じて発電所11から供給された電力を受給して消費する施設である。各電力消費施設20には、複数のヒートポンプシステム(HPS:Heat Pump System)21と、負荷22とが設けられている。
機器の一例としてのHPS21は、電力系統10から受給した電力を用いて、温度や湿度を調整する。HPS21による調整の対象としては、電力消費施設20内の空間の温度や湿度が挙げられる。また、HPS21による調整の対象としては、電力消費施設20に設けられている液体の温度が挙げられる。
また、本実施形態のHPS21は、電流を供給することができる。HPS21は、電流を供給することで、このHPS21における皮相電力に関する上記のパラメータを調整する。さらに、HPS21は、電線に電流を供給することができる。HPS21は、電線に電流を供給することで、この電線における皮相電力に関する上記のパラメータを調整する。
電線における皮相電力に関するパラメータのHPS21による調整の手法の一例を説明する。電線に特定の次数の高調波電流が生じている場合において、HPS21が、この特定の次数の高調波電流を打ち消す位相の電流を電線に供給することにより、電線における特定の次数の高調波電流を低減する。
電線における皮相電力に関するパラメータのHPS21による調整の手法の他の一例を説明する。電線に無効電力が生じている場合において、HPS21が電線に電流を供給することにより、電線における無効電力を低減する。また、電線における無効電力の減少に伴い、電線における力率が向上する。
このように、本実施形態では、HPS21を用いて電線における皮相電力に関するパラメータを調整する。また、HPS21は、電線の調整と同様の手法により、HPS21における皮相電力に関するパラメータを調整する。ここで、皮相電力に関するパラメータが変化することに伴い、皮相電力も変化する。そのため、皮相電力に関する上記の各パラメータの調整は、広義には、皮相電力の調整として捉えられる。以下では、調整の対象としての皮相電力に関する各パラメータを、「皮相電力」と総称することがある。
HPS21としては、温度や湿度を調整するシステム等が挙げられる。より具体的には、HPS21としては、例えば、空気調和装置、内部の温度を調和するショーケース、冷蔵機、冷凍機、給湯器等、HVAC(Heating Ventilation and Air Conditioning)システムに用いられる機器が挙げられる。
HPS21は、制御サーバ30から電線における皮相電力の調整の指示をされると、この指示に応じて電線に電流を供給することで、この電線における皮相電力を調整する。
負荷22は、需要家側配電線19を通じて発電所11から供給された電力を受給して消費する。
また、本実施形態では、各電力消費施設20に、HPSセンサ21Sが設けられている。より具体的には、各電力消費施設20において、HPS21ごとにHPSセンサ21Sが設けられている。HPSセンサ21Sは、HPS21から供給されている電力、電力量若しくは所定時間における電力量を検出する。なお、電力、電力量および所定時間における電力量を特に区別することなく説明する場合、単に「電力」と総称することがある。
各HPSセンサ21Sは、予め定められた時間ごとに、HPS21から供給されている電力を検出する。予め定められた時間は、各電線用センサ10Sが電力情報を検出する時間である。言い換えると、本実施形態では、予め定められた時間ごとに、各電線用センサ10Sが電線における皮相電力を一斉に検出するとともに、各HPSセンサ21SがHPS21から供給されている電力を一斉に検出する。また、HPS21から供給されている電力としてHPSセンサ21Sに検出された結果が示された情報を、以下では、供給情報と称することがある。HPSセンサ21Sは、HPS21から供給されている電力の検出の結果に基づき、供給情報を作成すると、作成した供給情報を、この供給情報の対象であるHPS21を識別するHPS識別情報とともに、制御サーバ30へ送信する。これにより、制御サーバ30は、予め定められた時間ごとに、各HPSセンサ21Sから一斉に送信された供給情報、および各電線用センサ10Sから一斉に送信された電力情報を取得する。
なお、図示の例では、需要家側配電線19ごとに一つの電力消費施設20が設けられているが、これに限定されない。需要家側配電線19ごとに、複数の電力消費施設20が設けられても良い。また、電力消費施設20に設けられるHPS21の数や負荷22の数は、図示の例に限定されない。電力消費施設20には、図示した数よりも多くのHPS21や負荷22が設けられてもよい。また、HPS21や負荷22が設けられていない電力消費施設20が設けられてもよい。また、電力消費施設20には、HPS21とは異なる機器が設けられてもよい。
制御サーバ30は、HPS21の動作を制御するサーバ装置である。より具体的には、制御サーバ30は、電線における皮相電力を調整するためのHPS21の動作を制御する。制御サーバ30は、電線における皮相電力の調整を管理サーバ40から指示されると、この指示に基づいて、調整の対象である電線における皮相電力を、HPS21に調整させる。
また、本実施形態では、制御サーバ30は、HPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理サーバ40に送信する。より具体的には、制御サーバ30は、HPS21による調整が可能な電線の皮相電力に関する情報を、この情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、管理サーバ40に送信する。
管理システムの一例としての管理サーバ40は、電線における皮相電力を管理する。より具体的には、管理サーバ40は、制御サーバ30に対して電線における皮相電力の調整を指示し、電線における皮相電力をHPS21に調整させることにより、電線における皮相電力を管理する。
管理サーバ40や制御サーバ30は、例えば、コンピュータにより実現される。管理サーバ40や制御サーバ30は、単一のコンピュータにより構成しても良いし、複数のコンピュータによる分散処理により実現しても良い。また、管理サーバ40や制御サーバ30は、クラウドコンピューティングにより提供される仮想的なハードウエア上にて実現しても良い。なお、以下では、管理サーバ40および制御サーバ30を特に区別することなく説明する場合、単に「サーバ」と称することがある。
本実施形態では、制御サーバ30と、各電線用センサ10S、各HPS21、各HPSセンサ21S、および管理サーバ40とは、ネットワーク(不図示)を介して接続されている。制御サーバ30と、各電線用センサ10S、各HPS21、各HPSセンサ21S、および管理サーバ40とを接続するネットワークは、データの送受信が可能であれば良い。また、データの送受信に用いられる通信回線は、有線であっても無線であっても良いし、電力線通信(PLC:Power Line Communication)であっても良い。また、複数のネットワークや通信回線を介して通信先に接続される構成であっても良い。
また、制御サーバ30や管理サーバ40の数は、図示の例に限定されない。電力調整システム1には、二つ以上の制御サーバ30や二つ以上の管理サーバ40が設けられても良い。また、制御サーバ30は、例えば、電力消費施設20ごとに設けられても良い。
図2は、制御サーバ30および管理サーバ40のハードウエアの構成を示した図である。
サーバには、CPU31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33が設けられている。また、サーバには、ハードディスク装置などにより構成され、情報を記憶する記憶装置35が設けられている。さらに、サーバには、外部との通信を行う通信装置34(通信I/F)が設けられている。
この他、サーバには、キーボード、マウス等の情報の入力に用いられる入力用装置、液晶ディスプレイ等の表示装置が設けられている。
ROM32、記憶装置35は、CPU31により実行されるプログラムを記憶する。CPU31は、ROM32や記憶装置35に記憶されているプログラムを読み出し、RAM33を作業エリアにしてプログラムを実行する。
CPU31により、ROM32や記憶装置35に格納されたプログラムが実行されることで、後述する各機能部が実現される。
ここで、CPU31によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で、サーバへ提供できる。また、CPU31によって実行されるプログラムは、インターネットなどの通信手段を用いて、サーバへ提供しても良い。
図3は、HPS21の機能構成を示した図である。
HPS21には、調整部211と、電力変換装置212と、受電経路213と、アクティブフィルタ(AF:Active Filter)214とが設けられている。
調整部211は、温度や湿度を調整する。調整部211には、受給した電力を用いて動作するモータ(不図示)が設けられている。また、調整部211には、熱交換器(不図示)が設けられており、この熱交換器を通じて、電力消費施設20内の空気や液体が熱交換される。
電力変換装置212は、インバータ(不図示)およびコンバータ(不図示)を有する。電力変換装置212は、電力系統10から受電した電力を、インバータおよびコンバータを用いて、特定の電圧および特定の周波数からなる電力に変換する。特定の電圧および特定の周波数とは、調整部211に設けられているモータの動作に必要な電圧および周波数である。電力変換装置212は、変換した電力を、調整部211に供給する。
受電経路213は、HPS21において電力変換装置212が受ける電力が通る経路である。
AF214は、電力変換装置212の受電経路213に対して、電力変換装置212と電気的に並列して接続されている。AF214は、電力変換装置212の受電経路213に電流を供給することで、この受電経路213における皮相電力を調整する。
また、AF214は、電線に電流を供給することで、この電線における皮相電力を調整する。
なお、HPSセンサ21S(図1参照)によって検出される対象の電力は、AF214から供給されている電力である。
また、図3ではHPS21の機能構成を示したが、電線における皮相電力の調整に用いられる機器は、HPS21に限定されない。
電線における皮相電力の調整に用いられる機器は、電線に電流を供給できる機器であればよい。電線に電流を供給できる機器としては、電力変換装置を有する機器等が挙げられる。より具体的には、電線に電流を供給できる機器としては、インバータおよびコンバータの少なくとも一方が設けられている電力変換装置を有する機器等が挙げられる。また、電力変換装置を有する機器としては、電気自動車や蓄電池等が挙げられる。また、電力変換装置を有する機器としては、太陽光発電システムや風力発電システム等の再生可能エネルギーを生成するシステム等が挙げられる。
図4は、制御サーバ30の機能構成を示した図である。
制御サーバ30には、取得部301と、記憶部302と、必要量算出部303と、可能量算出部304と、申告決定部305と、情報作成部306と、送信部307と、調整制御部308とが設けられている。
取得手段の一例としての取得部301は、制御サーバ30に送信された情報や制御サーバ30に入力された情報を取得する。一例を挙げると、取得部301は、電線用センサ10Sから制御サーバ30に送信された電力情報を取得する。また、取得部301は、HPSセンサ21Sから送信された供給情報を取得する。また、取得部301は、各HPS21のAF214が供給できる電力の容量に関する情報を、各HPS21から取得する。AF214が供給できる電力の容量とは、AF214が供給できる最大の電力である。また、電力の容量に関する情報を、以下では、容量情報と称することがある。容量情報としては、AF214が供給できる電力の容量が示された情報が挙げられる。ここで、容量情報や供給情報は、電力調整システム1に関するシステム情報としても捉えられる。なお、電力調整システム1のユーザが、各HPS21についての容量情報を制御サーバ30に入力することにより、容量情報が取得部301に取得されてもよい。取得部301に取得された情報は、記憶部302に記憶される。
記憶部302は、情報を記憶する。記憶部302に記憶される情報については、後に詳述する。
必要量算出部303は、電線における皮相電力を改善するために電線に供給することが必要な電力を算出する。電線における皮相電力を改善するためにこの電線に供給することが必要な電力を、以下では、調整必要量と称することがある。必要量算出部303は、対象の電線についての最新の電力情報に基づいて、この対象の電線についての調整必要量を算出する。
可能量算出部304は、電線における皮相電力を調整するためにHPS21のAF214が供給できる電力を算出する。電線における皮相電力を調整するためにHPS21のAF214が供給できる電力を、以下では、調整可能量と称することがある。可能量算出部304は、対象のHPS21についての容量情報および供給情報に基づいて、この対象のHPS21についての調整可能量を算出する。
申告決定部305は、HPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を管理サーバ40に申告するか否かを決定する。より具体的には、申告決定部305は、電線における皮相電力のHPS21による調整の能力について定められた条件を満たすか否かに基づいて、HPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を管理サーバ40に申告するか否かを決定する。ここで、HPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、以下では、調整情報と称する。HPS21による調整の能力について定められた条件を満たす場合、申告決定部305は、調整情報を管理サーバ40に申告することを決定する。また、HPS21による調整の能力について定められた条件を満たさない場合、申告決定部305は、調整情報を管理サーバ40に申告しないことを決定する。
情報作成部306は、調整情報を作成する。より具体的には、情報作成部306は、特定のHPS21について可能量算出部304に算出された調整可能量に基づいて、この特定のHPS21についての調整情報を作成する。
出力手段の一例としての送信部307は、情報作成部306に作成された調整情報を管理サーバ40に送信する。
制御手段の一例としての調整制御部308は、電線における皮相電力のHPS21による調整を制御する。調整制御部308は、電線における皮相電力の調整を管理サーバ40から指示されると、対象の電線における皮相電力を調整するためにこの電線に供給する電力を算出する。また、調整制御部308は、算出した電力に基づいて、対象の電線の調整に用いるHPS21を決定するとともに、決定したHPS21から供給させる電力を算出する。また、調整制御部308は、複数のHPS21を対象の電線の調整に用いることを決定した場合、決定したHPS21ごとに、HPS21から供給させる電力を算出する。さらに、調整制御部308は、算出した結果が示された情報を対象のHPS21に送信するとともにこのHPS21に調整を指示することで、電線における皮相電力をHPS21に調整させる。
図5は、HPS管理テーブルを示した図である。HPS管理テーブルは、HPS21を管理するためのテーブルである。HPS管理テーブルは、制御サーバ30の記憶部302に記憶されている。
HPS管理テーブルでは、「HPS」に、HPS識別情報が示されている。「HPS」の「21」とともに付された「A」乃至「L」は、それぞれ、電力調整システム1に設けられている各HPS21のうちの何れであるかを識別するための情報である。
また、HPS管理テーブルでは、「経由電線」に、電線識別情報が示されている。「経由電線」に示された電線識別情報は、電力系統10から「HPS」への電力の供給において経由された受給側配電線17についての電線識別情報である。また、「経由電線」の「17」とともに付された「A」乃至「C」は、それぞれ、電力調整システム1に設けられている各受給側配電線17のうちの何れであるかを識別するための情報である。
電力調整システム1のユーザは、「HPS」ごとに、電線識別情報を「HPS」に関連付けて制御サーバ30に入力する。より具体的には、電線識別情報を、この電線識別情報から特定される受給側配電線17を介して電力の供給を受ける「HPS」に関連付けて制御サーバ30に入力する。取得部301は、制御サーバ30に入力された電線識別情報を取得すると、取得した電線識別情報を、この電線識別情報に関連付けられた「HPS」の「経由電線」に書き込む。
また、HPS管理テーブルでは、「最新可能量」に、「HPS」について可能量算出部304に算出された最新の調整可能量が示されている。また、HPS管理テーブルでは、「前回可能量」に、「HPS」についての「最新可能量」の前回に可能量算出部304に算出された調整可能量が示されている。なお、最新の調整可能量を、以下では、最新可能量と称することがある。また、最新可能量の前回に可能量算出部304に算出された調整可能量を、以下では、前回可能量と称することがある。
可能量算出部304による調整可能量の算出の手法について、一例を説明する。可能量算出部304は、「HPS」から供給されている電力を、「HPS」における電力の容量から減算した値を、調整可能量として算出する。なお、「HPS」から供給されている電力は、「HPS」についての供給情報から特定される値である。また、「HPS」における電力の容量は、「HPS」についての容量情報から特定される値である。
可能量算出部304は、「HPS」について最新の供給情報を取得すると、この「HPS」についての調整可能量を算出する。そして、可能量算出部304は、算出した調整可能量を「HPS」についての「最新可能量」に上書きするとともに、この上書きがされるまで「最新可能量」に示されていた値を「前回可能量」に上書きすることで、「最新可能量」および「前回可能量」を更新する。可能量算出部304は、「HPS」についての供給情報を新たに取得するたびに、この「HPS」の「最新可能量」および「前回可能量」を更新する。また、可能量算出部304は、「HPS」ごとに、「最新可能量」および「前回可能量」を更新する。
また、HPS管理テーブルでは、「調整中」に、電線における皮相電力の調整にHPS21が用いられているか否かを識別するための情報が示されている。「調整中」に示された「〇」は、電線における皮相電力の調整に「HPS」が用いられていることを意味する。また、「調整中」に示された「×」は、電線における皮相電力の調整に「HPS」が用いられていないことを意味する。
調整制御部308は、電線における皮相電力の調整を管理サーバ40から指示されると、この電線の調整に用いることを決定した「HPS」に関連付けられた「調整中」に「〇」を書き込む。また、「HPS」が電線における皮相電力の調整を終了すると、調整制御部308は、この「HPS」に関連付けられた「調整中」に「×」を書き込む。
HPS管理テーブルの内容について、一例を説明する。「21A」から特定される「HPS」には、「経由電線」として「17A」が示され、「最新可能量」として「10」が示され、「前回可能量」として「20」が示され、「調整中」として「×」が示されている。
図6は、電線管理テーブルを示した図である。電線管理テーブルは、電線を管理するためのテーブルである。電線管理テーブルは、制御サーバ30の記憶部302に記憶されている。
電線管理テーブルでは、「電線」に、電線識別情報が示されている。「電線」に示された「14」は、供給側配電線14であることを意味する。また、「電線」に示された「17」は、受給側配電線17であることを意味する。また、「17」とともに付された「A」乃至「C」は、それぞれ、電力調整システム1に設けられている各受給側配電線17のうちの何れであるかを識別するための情報である。
また、電線管理テーブルでは、「電力情報」に、電線用センサ10Sに作成された電力情報が示されている。最新の電力情報が取得部301に取得されると、この電力情報が、対象の「電線」に関連付けられた「電力情報」に上書きされる。
また、電線管理テーブルでは、「基準値」に、「電線」における皮相電力の基準として定められた値が示されている。各「基準値」は、電力調整システム1のユーザによって入力される。
また、電線管理テーブルでは、「最新必要量」に、「電線」について必要量算出部303に算出された最新の調整必要量が示されている。また、電線管理テーブルでは、「前回必要量」に、「電線」についての「最新必要量」の前回に必要量算出部303に算出された調整必要量が示されている。なお、最新の調整必要量を、以下では、最新必要量と称することがある。また、最新必要量の前回に必要量算出部303に算出された調整必要量を、以下では、前回必要量と称することがある。
必要量算出部303による調整必要量の算出の手法について、一例を説明する。必要量算出部303は、電線管理テーブルにおいて、対象の「電線」に関連付けられた「電力情報」から特定されるパラメータと、この対象の「電線」に関連付けられた「基準値」との差が大きいほど、調整必要量を大きく算出する。
必要量算出部303は、「電線」について最新の電力情報を取得すると、この「電線」についての調整必要量を算出する。そして、必要量算出部303は、算出した調整必要量を「電線」についての「最新必要量」に上書きするとともに、この上書きがされるまで「最新必要量」に示されていた値を「前回必要量」に上書きすることで、「最新必要量」および「前回必要量」を更新する。必要量算出部303は、「電線」についての電力情報を新たに取得するたびに、この「電線」の「最新必要量」および「前回必要量」を更新する。また、必要量算出部303は、「電線」ごとに、「最新必要量」および「前回必要量」を更新する。
また、電線管理テーブルでは、「最新合計量」に、電力調整システム1に設けられているHPS21のうちの、「電線」における皮相電力の調整に用いることができる各HPS21についての最新可能量の合計値が示されている。また、電線管理テーブルでは、「前回合計量」に、電力調整システム1に設けられているHPS21のうちの、「電線」における皮相電力の調整に用いることができる各HPS21についての前回可能量の合計値が示されている。ここで、「電線」における皮相電力の調整に用いることができるHPS21とは、この「電線」を経由して電力の供給を受けるHPS21である。言い換えると、「電線」における皮相電力の調整に用いることができるHPS21は、この「電線」の電線識別情報がHPS管理テーブル(図5参照)の「経由電線」に関連付けられている「HPS」である。なお、電線における皮相電力の調整に用いることができる各HPS21についての最新可能量の合計値を、以下では、最新合計量と称することがある。また、電線における皮相電力の調整に用いることができる各HPS21についての前回可能量の合計値を、以下では、前回合計量と称することがある。
「最新合計量」および「前回合計量」における対象のHPS21について、詳細に説明する。
「17A」の電線における皮相電力の調整に用いることができるHPS21は、この「17A」がHPS管理テーブルの「経由電線」に示されている「21A」、「21B」、「21C」、および「21D」のHPS21である。そのため、「17A」の「最新合計量」には、「21A」、「21B」、「21C」、および「21D」のHPS21についての「最新可能量」の合計値である「10+20+20+10=60」が示されている。また、「17A」の「前回合計量」には、「21A」、「21B」、「21C」、および「21D」のHPS21についての「前回可能量」の合計値である「20+20+20+10=70」が示されている。
また、「17B」の電線における皮相電力の調整に用いることができるHPS21は、この「17B」がHPS管理テーブルの「経由電線」に示されている「21E」、「21F」、「21G」、および「21H」のHPS21である。そのため、「17B」の「最新合計量」には、「21E」、「21F」、「21G」、および「21H」のHPS21についての「最新可能量」の合計値である「30+20+30+20=100」が示されている。また、「17B」の「前回合計量」には、「21E」、「21F」、「21G」、および「21H」のHPS21についての「前回可能量」の合計値である「20+10+20+20=70」が示されている。
また、「17C」の電線における皮相電力の調整に用いることができるHPS21は、この「17C」がHPS管理テーブルの「経由電線」に示されている「21I」、「21J」、「21K」、および「21L」のHPS21である。そのため、「17C」の「最新合計量」には、「21I」、「21J」、「21K」、および「21L」のHPS21についての「最新可能量」の合計値である「10+10+10+10=40」が示されている。また、「17C」の「前回合計量」には、「21I」、「21J」、「21K」、および「21L」のHPS21についての「前回可能量」の合計値である「10+10+10+10=40」が示されている。
また、本実施形態では、電力調整システム1に設けられている各HPS21は、何れも、供給側配電線14を介して電力の供給を受ける。そのため、供給側配電線14における皮相電力の調整に用いることができるHPS21は、電力調整システム1に設けられている全てのHPS21である。したがって、「14」の「最新合計量」には、電力調整システム1に設けられている全てのHPS21についての「最新可能量」の合計値である「10+20+20+10+30+20+30+20+10+10+10+10=200」が示されている。また、「14」の「前回合計量」には、電力調整システム1に設けられている全てのHPS21についての「前回可能量」の合計値である「20+20+20+10+20+10+20+20+10+10+10+10=180」が示されている。
制御サーバ30の可能量算出部304は、各HPS21の最新可能量を算出すると、算出した結果に基づいて「電線」についての最新合計量を算出する。そして、可能量算出部304は、算出した最新合計量を「電線」についての「最新合計量」に上書きするとともに、この上書きがされるまで「最新合計量」に示されていた値を「前回可能量」に上書きすることで、「最新合計量」および「前回合計量」を更新する。可能量算出部304は、各HPS21の最新可能量を算出するたびに、「最新合計量」および「前回合計量」を更新する。また、可能量算出部304は、「電線」ごとに、「最新合計量」および「前回合計量」を更新する。
電線管理テーブルの内容について、一例を説明する。「14」から特定される「電線」には、「電力情報」として「P1」が示され、「基準値」として「S1」が示され、「最新必要量」として「180」が示され、「前回必要量」として「200」が示され、「最新合計量」として「200」が示され、「前回合計量」として「180」が示されている。
なお、本実施形態では、上述した通り、制御サーバ30は、予め定められた時間ごとに、各HPSセンサ21Sから一斉に送信された供給情報、および各電線用センサ10Sから一斉に送信された電力情報を取得する。この場合、制御サーバ30は、予め定められた時間ごとに、HPS管理テーブル(図5参照)における各「HPS」の「最新可能量」および「前回可能量」を一斉に更新するとともに、電線管理テーブル(図6参照)における各「電線」の「最新必要量」、「前回必要量」、「最新合計量」、および「前回合計量」を一斉に更新する。
図7は、申告処理の流れを示したフローチャートである。申告処理は、制御サーバ30が調整情報を管理サーバ40に申告する処理である。本実施形態では、電線管理テーブル(図6参照)における各「電線」の「最新必要量」、「前回必要量」、「最新合計量」、および「前回合計量」が更新されるたびに、申告処理が開始される。
申告決定部305は、電線管理テーブルにおいて管理されている「電線」のうちの一の電線を、調整情報を申告するか否かを決定する対象の電線に設定する(以下、「S」と称する)101)。調整情報を申告するか否かを決定する対象として申告決定部305に設定された電線を、以下では、対象電線と称することがある。
申告決定部305は、対象電線における皮相電力のHPS21による調整の能力が関係条件を満たすか否かを判定する(S102)。
関係条件は、対象電線についての調整必要量と、対象電線を調整することができるHPS21の調整可能量との関係が変化したことを管理サーバ40に申告するために定められた条件である。また、本実施形態では、対象電線における皮相電力の改善が可能になることが、関係条件として定められている。より具体的には、対象電線についての前回必要量よりも対象電線についての前回合計量の方が少なく、且つ、対象電線についての最新必要量よりも対象電線についての最新合計量の方が多いことが、関係条件として定められている。
対象電線における皮相電力の調整が必要である場合において、対象電線における皮相電力を改善できるか否かは、対象電線についての調整必要量と、対象電線を調整することができるHPS21の調整可能量との関係によって決まる。そして、この関係が変化したことを管理サーバ40に申告する場合、管理サーバ40のユーザは、この変化を踏まえて、対象電線における皮相電力のHPS21による調整を指示するか否かを決めることができる。そこで、本実施形態では、対象電線についての調整必要量と、対象電線を調整することができるHPS21の調整可能量との関係が変化した場合に、この変化が生じたことを管理サーバ40に申告するために、関係条件が定められている。
申告決定部305は、電線管理テーブル(図6参照)を参照する。そして、対象電線に関連付けられた「前回必要量」と「前回合計量」との比較、および「最新必要量」と「最新合計量」との比較により、関係条件を満たすか否かを判定する。
関係条件を満たさない場合(S102にてNO)、申告決定部305は、HPS21による対象電線の調整の能力が変化条件を満たすか否かを判定する(S103)。
変化条件は、HPS21による対象電線の調整の能力が変化したことを管理サーバ40に申告するために定められた条件である。本実施形態では、変化条件は、対象電線における皮相電力を調整することができるHPS21についての調整可能量の変化について定められている。より具体的には、対象電線についての最新合計量が対象電線についての前回合計量よりも少ないことが、変化条件として定められている。
対象電線を調整することができるHPS21の調整必要量が低下したことを管理サーバ40に申告する場合、管理サーバ40のユーザは、この低下を踏まえて、対象電線における皮相電力のHPS21による調整を指示するか否かを決めることができる。そこで、本実施形態では、対象電線を調整することができるHPS21の調整可能量が低下した場合に、この低下が生じたことを管理サーバ40に申告するために、変化条件が定められている。
申告決定部305は、電線管理テーブルにおいて対象電線に関連付けられた「前回合計量」と「最新合計量」との比較により、変化条件を満たすか否かを判定する。
変化条件を満たさない場合(S103にてNO)、申告決定部305は、HPS21による対象電線の調整の能力が割合条件を満たすか否かを判定する(S104)。
割合条件は、HPS21による対象電線の調整の能力が大きく変化したことを管理サーバ40に申告するために定められた条件である。本実施形態では、割合条件は、対象電線における皮相電力を調整することができるHPS21についての調整必要量の変化について定められている。より具体的には、対象電線についての前回合計量から最新合計量への変化の割合が予め定められた割合以上であることが、割合条件として定められている。予め定められた割合は、何れの値であってもよいが、例えば、0.2である。
対象電線を調整することができるHPS21の調整必要量が大きく変化したことを管理サーバ40に申告する場合、管理サーバ40のユーザは、この変化を踏まえて、対象電線における皮相電力のHPS21による調整を指示するか否かを決めることができる。そこで、本実施形態では、対象電線を調整することができるHPS21の調整可能量が大きく変化した場合に、この変化が生じたことを管理サーバ40に申告するために、変化条件が定められている。
申告決定部305は、電線管理テーブルにおいて対象電線に関連付けられた「前回合計量」と「最新合計量」との比較により、割合条件を満たすか否かを判定する。
割合条件を満たさない場合(S104にてNO)、申告決定部305は、調整条件を満たすか否かを判定する(S105)。
調整条件は、電線における皮相電力の調整に用いられるHPS21についての調整情報を管理サーバ40に申告するために定められた条件である。本実施形態では、対象電線における皮相電力を調整することができるHPS21が、指示があった電線の調整に用いられることが調整条件として定められている。
管理サーバ40が特定の電線の調整を指示した後、この電線の調整に用いられる特定のHPS21に関する情報が管理サーバ40に申告されると、管理サーバ40のユーザは、申告された情報を踏まえて、他の電線の調整も指示するか否かを決めることができる。そこで、本実施形態では、電線の調整に用いられるHPS21についての情報を継続的に管理サーバ40に申告するために、調整条件が定められている。
申告決定部305は、HPS管理テーブル(図5参照)を参照する。そして、対象電線における皮相電力を調整することができる各「HPS」に関連付けられた「調整中」に「〇」が示されているか否かにより、対象電線における皮相電力を調整することができるHPS21が、指示があった電線の調整に用いられるか否かを判定する。対象電線を調整できる各「HPS」に関連付けられた「調整中」の少なくとも一つに「〇」が示されている場合、申告決定部305は、調整条件を満たすと判定する。また、対象電線を調整できる各「HPS」に関連付けられた全ての「調整中」に「×」が示されている場合、申告決定部305は、調整条件を満たさないと判定する。
関係条件を満たす場合(S102にてYES)、変化条件を満たす場合(S103にてYES)、割合条件を満たす場合(S104にてYES)、若しくは調整条件を満たす場合(S105にてYES)、申告決定部305は、調整情報を申告することを決定する。この場合、情報作成部306は、対象電線についての調整情報を作成する(S106)。
送信部307は、情報作成部306に作成された調整情報を、管理サーバ40に送信する(S107)。
調整情報としては、対象電線についての最新合計量が示された情報が挙げられる。調整情報の一例としては、対象電線が供給側配電線14である場合に、供給側配電線14についての最新合計量である「200」(図6参照)を含む「供給側配電線14を「200」調整することが可能」という情報が挙げられる。
また、関係条件を満たすことにより管理サーバ40に申告される調整情報としては、対象電線についての調整必要量と、対象電線を調整することができるHPS21の調整可能量との関係が変化したことが示された情報が挙げられる。この調整情報の一例としては、対象電線が供給側配電線14である場合に、供給側配電線14についての最新必要量である「180」、前回必要量である「200」、最新合計量である「200」、前回合計量である「180」を含む「供給側配電線14の調整必要量は「200」から「180」に変化し、供給側配電線14の調整可能量は「180」から「200」に変化」という情報が挙げられる。また、調整情報の他の一例としては、「供給側配電線14における皮相電力を改善することが可能」という情報が挙げられる。また、調整情報の他の一例としては、「供給側配電線14の調整必要量と、供給側配電線14の調整可能量との関係が変化」という情報が挙げられる。
また、変化条件を満たすことにより管理サーバ40に申告される調整情報としては、対象電線を調整することができるHPS21の調整可能量が変化したことが示された情報が挙げられる。この調整情報の一例としては、対象電線が「「17A」の受給側配電線17である場合に、この受給側配電線17についての最新合計量である「60」および前回合計量である「70」を含む「17A」の受給側配電線17の調整可能量は「70」から「60」に低下」という情報が挙げられる。また、調整情報の他の一例としては、「「17A」の受給側配電線17の調整可能量が低下」という情報が挙げられる。また、調整情報の他の一例としては、「「17A」の受給側配電線17の調整可能量が変化」という情報が挙げられる。
また、割合条件を満たすことにより管理サーバ40に申告される調整情報としては、対象電線を調整することができるHPS21の調整可能量が大きく変化したことが示された情報が挙げられる。この調整情報の一例としては、対象電線が「「17B」の受給側配電線17である場合に、この受給側配電線17についての最新合計量である「100」および前回合計量である「70」を含む「17B」の受給側配電線17の調整可能量は「70」から「100」に変化」という情報が挙げられる。
また、調整情報の他の一例としては、「「17B」の受給側配電線17の調整可能量が20%以上向上」という情報が挙げられる。また、調整情報の他の一例としては、「「17B」の受給側配電線17の調整可能量が大きく向上」という情報が挙げられる。
また、調整情報には、調整情報の対象であるHPS21を識別する情報が含まれてもよい。また、調整情報には、調整情報の対象であるHPS21ごとの最新必要量、前回必要量、最新合計量、前回合計量を示す情報が含まれてもよい。
また、調整情報は、画像であってもよいし、音声であってもよい。
送信部307が調整情報を送信した場合、または、調整条件を満たさない場合(S105にてNO)、申告決定部305は、電線管理テーブル(図6参照)において管理されている全ての電線について、調整情報を申告するか否かを決定したかを判定する(S108)。
電線管理テーブルにおいて管理されている全ての電線について調整情報を申告するか否かが決定されていない場合(S108にてNO)、申告決定部305は、調整情報を申告するか否かが決定されていない一の電線を、新たな対象電線に設定する(S101)。この後、ステップ102以降の処理が繰り返される。
また、電線管理テーブルにおいて管理されている全ての電線について調整情報を申告するか否かが決定された場合(S108にてYES)、申告処理が終了する。
次に、申告処理の具体例について説明する。以下では、HPS管理テーブル(図5参照)および電線管理テーブル(図6参照)に示された内容を対象として、申告処理の具体例を説明する。
申告決定部305は、まず、一の電線として、供給側配電線14を対象電線に設定する(S101)。
ここで、電線管理テーブル(図6参照)において「14」の「電線」に関連付けられた「前回必要量」である「200」よりも、「前回合計量」である「180」の方が少ない。さらに、「14」の「電線」に関連付けられた「最新必要量」である「180」よりも、「最新合計量」である「200」の方が多い。この場合、申告決定部305は、「14」の「電線」のHPS21による調整の能力が関係条件を満たすと判定する(S102にてYES)。
情報作成部306は、供給側配電線14についての調整情報を作成する(S106)。また、送信部307は、作成された調整情報を管理サーバ40に送信する(S107)。
ここで、供給側配電線14についての調整情報を申告するか否かが決定された一方で、「17A」乃至「17C」の受給側配電線17についての調整情報を申告するか否かが決定されていない。この場合、申告決定部305は、全ての電線について調整情報を申告するか否かが決定されていないと判定する(S108にてNO)。
次に、申告決定部305は、「17A」の受給側配電線17を対象電線に設定する(S101)。
ここで、「17A」の「電線」に関連付けられた「前回必要量」である「60」よりも、「前回合計量」である「70」の方が多い。この場合、申告決定部305は、「17A」の「電線」のHPS21による調整の能力が関係条件を満たさないと判定する(S102にてNO)。
また、「17A」の「電線」に関連付けられた「前回合計量」である「70」よりも、「最新合計量」である「60」の方が少ない。この場合、申告決定部305は、「17A」の「電線」のHPS21による調整の能力が変化条件を満たすと判定する(S103にてYES)。
情報作成部306は、「17A」の受給側配電線17についての調整情報を作成する(S106)。また、送信部307は、作成された調整情報を管理サーバ40に送信する(S107)。
ここで、「17B」および「17C」の受給側配電線17についての調整情報を申告するか否かが決定されていない。この場合、申告決定部305は、全ての電線について調整情報を申告するか否かが決定されていないと判定する(S108にてNO)。
次に、申告決定部305は、「17B」の受給側配電線17を対象電線に設定する(S101)。
ここで、「17B」の「電線」に関連付けられた「前回必要量」である「60」よりも、「前回合計量」である「70」の方が多い。この場合、申告決定部305は、「17B」の「電線」のHPS21による調整の能力が関係条件を満たさないと判定する(S102にてNO)。
また、「17B」の「電線」に関連付けられた「前回合計量」である「70」よりも、「最新合計量」である「100」の方が多い。この場合、申告決定部305は、「17B」の「電線」のHPS21による調整の能力が変化条件を満たさないと判定する(S103にてNO)。
また、「17B」の「電線」に関連付けられた「前回合計量」である「70」から「最新合計量」である「100」への変化の割合は、「(100-70)/70≒0.43」であり、予め定められた割合である「0.2」よりも大きい。この場合、申告決定部305は、「17B」の「電線」のHPS21による調整の能力が割合条件を満たすと判定する(S104にてYES)。
情報作成部306は、「17B」の受給側配電線17についての調整情報を作成する(S106)。また、送信部307は、作成された調整情報を管理サーバ40に送信する(S107)。
ここで、「17C」の受給側配電線17についての調整情報を申告するか否かが決定されていない。この場合、申告決定部305は、全ての電線について調整情報を申告するか否かが決定されていないと判定する(S108にてNO)。
次に、申告決定部305は、「17C」の受給側配電線17を対象電線に設定する(S101)。
ここで、「17C」の「電線」に関連付けられた「前回必要量」である「30」よりも、「前回合計量」である「40」の方が多い。この場合、申告決定部305は、「17C」の「電線」のHPS21による調整の能力が関係条件を満たさないと判定する(S102にてNO)。
また、「17C」の「電線」に関連付けられた「最新合計量」である「40」は、「前回合計量」である「40」から変化していない。この場合、申告決定部305は、「17C」の「電線」のHPS21による調整の能力が変化条件を満たさないと判定する(S103にてNO)。
また、「17C」の「電線」に関連付けられた「前回合計量」である「40」から「最新合計量」である「40」への変化の割合は、「0」であり、予め定められた割合である「0.2」よりも小さい。この場合、申告決定部305は、「17C」の「電線」のHPS21による調整の能力が割合条件を満たさないと判定する(S104にてNO)。
また、HPS管理テーブル(図5参照)の「経由電線」に対象電線の電線識別情報である「17C」が示されている「21I」および「21J」の「HPS」に関連付けられた「調整中」には、「〇」が示されている。この場合、申告決定部305は、調整条件を満たすと判定する(S105にてYES)。
情報作成部306は、「17C」の受給側配電線17についての調整情報を作成する(S106)。また、送信部307は、作成された調整情報を管理サーバ40に送信する(S107)。
また、申告決定部305は、電線管理テーブルにおいて管理されている全ての電線について、調整情報を申告するか否かの決定がされていると判定し(S108にてYES)、これにより、申告処理が終了する。
なお、本実施形態では、送信部307は、対象電線ごとに調整情報を別々に管理サーバ40に送信するが、これに限定されない。
全ての電線について調整情報を管理サーバ40に申告するか否かが決定された後、送信部307は、管理サーバ40に申告することが決定された調整情報を、まとめて管理サーバ40に送信してもよい。
以上の通り、本実施形態では、可能量算出部304は、容量情報および供給情報から調整可能量を算出する。また、申告決定部305は、可能量算出部304に算出された調整可能量から、調整情報を管理サーバ40に申告するか否かを決定する。さらに、調整情報を管理サーバ40に申告することが決定された場合、送信部307は、調整情報を管理サーバ40に送信する。言い換えると、本実施形態では、送信部307は、容量情報および供給情報から特定されるHPS21の調整の能力について定められた条件を満たす場合に、調整情報を、管理サーバ40に出力する。ここで、HPS21の調整の能力について定められた条件としては、関係条件、変化条件、割合条件等が挙げられる。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、調整情報が管理サーバ40に送信されるため、調整情報を管理システムのユーザに認識させることができる。
特に、本実施形態では、供給情報から特定されるHPS21の調整の能力について定められた条件は、複数のHPS21による調整の能力について定められている。そして、送信部307は、この条件を満たす場合に、複数のHPS21についての調整情報を管理サーバ40に送信する。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、複数のHPS21についての調整情報が管理サーバ40に送信される。そのため、複数のHPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、条件は、HPS21の調整の能力の変化について定められている。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、HPS21の調整の能力の変化について定められた条件を満たす場合には、調整情報が管理サーバ40に送信される。そのため、HPS21の調整の能力が変化したことを管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、条件は、HPS21の調整の能力の低下である。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、HPS21の調整の能力が低下した場合には、調整情報が管理サーバ40に送信される。そのため、HPS21の調整の能力が低下したことを管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、条件は、HPS21の調整の能力の変化の程度について定められている。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、HPS21の調整の能力の変化の程度について定められた条件を満たす場合には、調整情報が管理サーバ40に送信される。そのため、HPS21の調整の能力の変化の程度を、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、送信部307は、複数のHPS21の調整の能力について定められた条件とは異なる条件であって複数のHPS21について定められた特定条件を満たす場合、複数のHPS21の調整の能力について定められた条件を満たさない場合であっても、調整情報を出力する。特定条件としては、例えば、調整条件が挙げられる。
この場合、調整情報の対象であるHPS21に応じて、複数のHPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
特に、本実施形態では、特定条件は、複数のHPS21の何れかが電線における皮相電力の調整に用いられることである。
この場合、電線における皮相電力の調整に用いられるHPS21を含む複数のHPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、HPS21による調整の能力に関わらず、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、条件は、複数のHPS21の調整の能力と複数の電線のうちの特定の電線との関係について定められている。
この場合、条件の対象である電線に応じて、複数のHPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
特に本実施形態では、条件は、複数の電力搬送線路のうちの第1電力搬送線路と、複数のHPS21からなる第1機器群の能力との関係について定められ、複数の電力搬送線路のうちの第2電力搬送線路と、複数のHPS21からなり第1機器群と同一ではない機器群である第2機器群の能力との関係について定められている。第1電力搬送線路は、例えば、供給側配電線14である。また、第2電力搬送線路は、例えば、「17A」の受給側配電線17である。また、第1機器群は、例えば、「21A」乃至「21L」のHPS21である。また、第2機器群は、例えば、「21A」乃至「21D」のHPS21である。
この場合、調整情報の対象であるHPS21に関連付けられた電線に応じて、複数のHPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
なお、本開示では、対象電線についての前回必要量よりも対象電線についての前回合計量の方が少なく、且つ、対象電線についての最新必要量よりも対象電線についての最新合計量の方が多いことが、関係条件として定められていることを説明したが、これに限定されない。
対象電線についての前回必要量よりも対象電線についての前回合計量の方が少なく、且つ、対象電線についての最新必要量よりも対象電線についての最新合計量の方が少ない場合において、前回必要量と前回合計量との差よりも、最新必要量と最新合計量との差の方が小さいことが、関係条件として定められてもよい。また、対象電線についての前回必要量よりも対象電線についての前回合計量の方が多く、且つ、対象電線についての最新必要量よりも対象電線についての最新合計量の方が多い場合において、前回必要量と前回合計量との差よりも、最新必要量と最新合計量との差の方が大きいことが、関係条件として定められてもよい。
また、本開示では、対象電線についての最新合計量が対象電線についての前回合計量よりも少ないことが、変化条件として定められていることを説明したが、これに限定されない。
対象電線についての最新合計量が対象電線についての前回合計量よりも多いことが、変化条件として定められてもよい。
また、本開示では、変化条件や割合条件は、最新合計量と前回合計量との関係について定められているが、これに限定されない。
対象電線について最後に変化条件や割合条件を満たした際の対象電線を調整することができる各HPS21の調整可能量の合計値と、最新合計量との関係について、変化条件や割合条件が定められてもよい。言い換えると、HPS21の調整の能力について定められた条件は、最後に条件を満たした際のHPS21の能力からの変化について定められてもよい。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、HPS21の調整の能力が最後に条件を満たした際から変化したことを管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本開示では、対象電線における皮相電力を調整することができるHPS21の少なくとも一つが、電線の調整に用いられることが調整条件として定められていることを説明したが、これに限定されない。
対象電線における皮相電力を調整することができる全てのHPS21が、電線の調整に用いられることが調整条件として定められてもよい。また、対象電線における皮相電力を調整することができるHPS21のうちの、予め定められた数以上のHPS21が電線の調整に用いられることが、調整条件として定められてもよい。予め定められた数は、何れの数であってもよいが、例えば、二つである。
また、制御サーバ30は、調整情報の管理サーバ40への申告の指示が管理サーバ40からあった場合には、申告処理とは無関係に、調整情報を作成し、作成した調整情報を管理サーバ40に送信してもよい。
また、本開示では、変化条件や割合条件は、供給側配電線14および受給側配電線17ごとに定められていることを説明したが、これに限定されない。変化条件や割合条件は、特定の電線との関係により定められることなく、電力調整システム1に設けられている全てのHPS21について定められてもよい。
また、関係条件は、電線ごとに定められることなく、単一の電線と、電力調整システム1に設けられている全てのHPS21との関係について定められてもよい。
また、本開示では、関係条件、変化条件、および割合条件は、複数のHPS21について定められていることを説明したが、これに限定されない。
関係条件、変化条件、および割合条件は、HPS21ごとに定められてもよい。そして、一のHPS21について、関係条件、変化条件、および割合条件の何れかを満たす場合に、情報作成部306は、この一のHPS21についての調整情報を作成してもよい。さらに、送信部307は、作成された調整情報を管理サーバ40に送信してもよい。言い換えると、制御サーバ30は、電線における皮相電力のHPS21による調整の能力についての条件を、HPS21ごとに定め、この条件を満たすHPS21のみについての調整情報を作成し、管理サーバ40に送信してもよい。
また、特定条件は、調整条件に限定されない。
対象電線を調整することが可能である複数のHPS21についての調整情報が特定の時間以上管理サーバ40に申告されていないことが特定条件として定められてもよい。特定の時間としては、何れの時間でもよいが、例えば、24時間である。
また、本開示では、容量情報は、HPS21のAF214が供給できる最大の電力が示された情報であることを説明したが、これに限定されない。
容量情報は、HPS21のAF214が供給できる残りの電力が示された情報であってもよい。言い換えると、容量情報は、AF214についての調整可能量が示された情報であってもよい。このように、容量情報は、HPS21における電力の容量に関する情報であれば、何れの情報であってもよい。
また、本開示では、管理サーバ40が、電線における皮相電力の調整を指示することで電線における皮相電力を管理することを説明した。ここで、管理サーバ40は、電線用センサ10Sから電力情報を取得することで電線における皮相電力を管理してもよい。この場合に、電力調整システム1には、制御サーバ30および管理サーバ40とは異なる他のサーバが設けられてもよい。そして、管理サーバ40は、制御サーバ30から取得した調整情報を他のサーバに通知し、また、電線における皮相電力の他のサーバからの指示を制御サーバ30に通知してもよい。このように、調整情報の出力先である管理システムは、電力搬送線路における皮相電力を管理するシステムであれば、何れの態様のシステムであってもよい。
また、本開示では、HPS管理テーブルおよび電線管理テーブルが、制御サーバ30の記憶部302に記憶されていることを説明したが、これに限定されない。
HPS管理テーブルや電線管理テーブルは、制御サーバ30とは異なる他のサーバの記憶手段に記憶されてもよい。この場合に、制御サーバ30は、他のサーバの記憶手段に記憶されている情報に示された内容に基づいて、調整情報を管理サーバ40に申告するか否かを決定してもよい。
また、本開示では、調整情報における対象の電線が、供給側配電線14および受給側配電線17であることを説明したが、これに限定されない。
制御サーバ30は、送電線12や需要家側配電線19についての電力情報を取得することで送電線12や需要家側配電線19を管理するとともに、送電線12や需要家側配電線19を調整情報における対象としてもよい。さらに、制御サーバ30は、管理サーバ40からの指示に基づき、送電線12や需要家側配電線19における皮相電力を調整してもよい。
また、制御サーバ30は、電力消費施設20においてHPS21に電力が搬送される電力搬送線路についての電力情報を取得することでこの電力搬送線路を管理するとともに、この電力搬送線路を調整情報における対象としてもよい。さらに、制御サーバ30は、管理サーバ40からの指示に基づき、電力消費施設20の電力搬送線路における皮相電力を調整してもよい。
また、本開示では、容量、調整必要量、調整可能量等のパラメータが電力である例を説明したが、これに限定されない。各パラメータは、皮相電力に関して上述した何れかのパラメータであればよい。
また、制御サーバ30が、HPS21ごとに、HPS21から供給されている電力や、HPS21が供給できる電力の容量を検出し、この検出の結果から、電線における皮相電力のHPS21による調整の能力を特定してもよい。言い換えると、制御サーバ30が、制御サーバ30とは異なる装置からシステム情報を取得することに限定されず、制御サーバ30が自らシステム情報を作成することでシステム情報を取得してもよい。
また、制御サーバ30が取得するシステム情報は、電線における皮相電力のHPS21による調整の能力が示された情報であってもよい。
ここで、上記にて説明した実施形態は、以下のように捉えることができる。
本実施形態の電力調整システム1の送信部307は、容量情報および供給情報から特定されるHPS21の調整の能力について定められた条件を満たす場合に、調整情報を、管理サーバ40に出力する。ここで、HPS21の調整の能力について定められた条件としては、関係条件、変化条件、割合条件等が挙げられる。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、調整情報が管理サーバ40に送信されるため、調整情報を管理システムのユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、HPS21の調整の能力について定められた条件は、複数のHPS21による調整の能力について定められている。そして、送信部307は、条件を満たす場合に、複数のHPS21についての調整情報を管理サーバ40に送信する。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、複数のHPS21についての調整情報が管理サーバ40に送信される。そのため、複数のHPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、条件は、HPS21の調整の能力の変化について定められている。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、HPS21の調整の能力の変化について定められた条件を満たす場合には、調整情報が管理サーバ40に送信される。そのため、HPS21の調整の能力が変化したことを管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、条件として定められた能力の変化は、最後に条件を満たした際のHPS21の能力からの変化である。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、HPS21の調整の能力が最後に条件を満たした際から変化したことを管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、条件は、HPS21の調整の能力の低下である。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、HPS21の調整の能力が低下した場合には、調整情報が管理サーバ40に送信される。そのため、HPS21の調整の能力が低下したことを管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、条件は、HPS21の調整の能力の変化の程度について定められている。
この場合、調整情報を管理サーバ40に送信することの管理サーバ40からの指示がない場合であっても、HPS21の調整の能力の変化の程度について定められた条件を満たす場合には、調整情報が管理サーバ40に送信される。そのため、HPS21の調整の能力の変化の程度を、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、送信部307は、複数のHPS21の調整の能力について定められた条件とは異なる条件であって複数のHPS21について定められた特定条件を満たす場合、複数のHPS21の調整の能力について定められた条件を満たさない場合であっても、調整情報を出力する。特定条件としては、例えば、調整条件が挙げられる。
この場合、調整情報の対象であるHPS21に応じて、複数のHPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
特に、本実施形態では、特定条件は、複数のHPS21の何れかが電線における皮相電力の調整に用いられることである。
この場合、電線における皮相電力の調整に用いられるHPS21を含む複数のHPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、HPS21による調整の能力に関わらず、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、本実施形態では、条件は、複数のHPS21の調整の能力と複数の電線のうちの特定の電線との関係について定められている。
この場合、条件の対象である電線に応じて、複数のHPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
特に本実施形態では、条件は、複数の電力搬送線路のうちの第1電力搬送線路と、複数のHPS21からなる第1機器群の能力との関係について定められ、複数の電力搬送線路のうちの第2電力搬送線路と、複数のHPS21からなり第1機器群と同一ではない機器群である第2機器群の能力との関係について定められている。第1電力搬送線路は、例えば、供給側配電線14である。また、第2電力搬送線路は、例えば、「17A」の受給側配電線17である。また、第1機器群は、例えば、「21A」乃至「21L」のHPS21である。また、第2機器群は、例えば、「21A」乃至「21D」のHPS21である。
この場合、調整情報の対象であるHPS21に関連付けられた電線に応じて、複数のHPS21による調整が可能な皮相電力に関する情報を、管理サーバ40のユーザに認識させることができる。
また、上記で説明した各構成は、上記の実施形態に限られるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で変更できる。言い換えると、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解される。
上記にて説明した構成に限らず、上記にて説明した各構成の一部を省略したり、上記にて説明した各構成に対して他の機能を付加したりしても良い。
1…電力調整システム、10…電力系統、10S…電線用センサ、11…発電所、14…供給側配電線、16…受給側変電所、17…受給側配電線、19…需要家側配電線、20…電力消費施設、21S…HPSセンサ、21…HPS、30…制御サーバ、40…管理サーバ、214…AF

Claims (10)

  1. 電力が搬送される電力搬送線路における皮相電力を調整する電力調整システムであって、
    前記電力調整システムに関するシステム情報を取得する取得手段と、
    前記システム情報から特定される前記調整の能力について定められた条件を満たす場合に、前記電力調整システムによる当該調整が可能な皮相電力に関する情報を、前記電力搬送線路における皮相電力を管理する管理システムに出力する出力手段と、
    を備える電力調整システム。
  2. 各々が前記電力搬送線路における皮相電力を調整する複数の機器と、
    前記複数の機器による前記調整を制御する制御手段と、を有し、
    前記条件は、前記複数の機器による前記調整の能力について定められ、
    前記出力手段は、前記条件を満たす場合に、前記複数の機器による前記調整が可能な皮相電力に関する前記情報を前記管理システムに出力することを特徴とする請求項1記載の電力調整システム。
  3. 前記条件は、前記能力の変化について定められていることを特徴とする請求項1または2記載の電力調整システム。
  4. 前記変化は、最後に前記条件を満たした際の前記能力からの変化であることを特徴とする請求項3記載の電力調整システム。
  5. 前記変化は、前記能力の低下であることを特徴とする請求項3記載の電力調整システム。
  6. 前記条件は、前記変化の程度について定められていることを特徴とする請求項3記載の電力調整システム。
  7. 前記出力手段は、前記条件とは異なる条件であって前記複数の機器について定められた特定条件を満たす場合、当該複数の機器の前記能力について定められた当該条件を満たさない場合であっても前記情報を出力することを特徴とする請求項2記載の電力調整システム。
  8. 前記特定条件は、前記複数の機器の何れかが前記電力搬送線路における皮相電力の調整に用いられることであることを特徴とする請求項7記載の電力調整システム。
  9. 前記条件は、前記複数の機器の前記能力と複数の電力搬送線路のうちの特定の電力搬送線路との関係について定められていることを特徴とする請求項2記載の電力調整システム。
  10. 前記条件は、前記複数の電力搬送線路のうちの第1電力搬送線路と、複数の機器からなる第1機器群の前記能力との関係について定められ、当該複数の電力搬送線路のうちの第2電力搬送線路と、複数の機器からなり当該第1機器群と同一ではない機器群である第2機器群の前記能力との関係について定められていることを特徴とする請求項9記載の電力調整システム。
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