JP2022160744A - 作業機械 - Google Patents

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大輔 野田
Daisuke Noda
展弘 福尾
Nobuhiro Fukuo
将貴 秋山
Masaki Akiyama
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Abstract

Figure 2022160744000001
【課題】バケットの開口の全体にわたって土砂を万遍なく保持することが可能な作業機械を提供する。
【解決手段】ブーム、アーム32、および、バケット33を駆動させることで、掘削対象内の土砂の掘削から排土対象への排土までの一連の動作を自動で行わせるコントローラを有する。コントローラは、掘削対象内の土砂を掘削させた後に、振るい動作を行わせ、その後、排土対象に排土させるように、ブーム、アーム32、および、バケット33を制御する。振るい動作は、バケット33で土砂を保持した状態から、アーム32を機械本体とは反対側に所定速度以上で所定距離移動させて停止させる動作である。
【選択図】図3B

Description

本発明は、土砂の掘削から排土までの一連の動作を自動で行う作業機械に関する。
特許文献1には、油圧ショベルに、掘削動作、行き旋回動作、放土動作及び戻り旋回動作を繰り返し自動的に行わせる自動運転ショベルが開示されている。そして、掘削動作終了後、行き旋回動作開始前に、バケットの開口部を1回だけバケットダンプ方向に傾斜させることで、バケットに抱え込まれた余分な土石を自然落下させている。
特開2002-115272号公報
ところで、バケットで土砂を掬った際に、バケットの先端側に土砂が偏る場合がある。このような状態でバケット内の余分な土砂を落下させようとすると、必要以上の土砂が落下してしまう。そこで、バケットの開口の全体にわたって土砂を万遍なく保持することが望まれる。
本発明の目的は、バケットの開口の全体にわたって土砂を万遍なく保持することが可能な作業機械を提供することである。
本発明は、機械本体と、上下方向に回動可能に前記機械本体に取り付けられたブームと、上下方向に回動可能に前記ブームに取り付けられたアームと、前記アームに回動可能に取り付けられたバケットと、前記ブーム、前記アーム、および、前記バケットを駆動させることで、掘削対象内の土砂の掘削から排土対象への排土までの一連の動作を自動で行わせるコントローラと、を有し、前記コントローラは、前記掘削対象内の土砂を掘削させた後に、振るい動作を行わせ、その後、前記排土対象に排土させるように、前記ブーム、前記アーム、および、前記バケットを制御し、前記振るい動作は、前記バケットで土砂を保持した状態から、前記アームを前記機械本体とは反対側に所定速度以上で所定距離移動させて停止させる動作であることを特徴とする。
本発明によると、掘削対象内の土砂が掘削された後に、振るい動作が行われ、その後、排土対象に排土される。振るい動作において、アームを所定速度以上で移動させることで、バケット内の土砂はバケットとともにアームの移動方向に移動する。そして、アームが所定距離移動されて停止されると、バケット内の土砂は慣性でバケット内をアームの移動方向に移動して止まる。この土砂の動きにより、バケット内の余分な土砂が振り落とされる場合がある。この場合、振るい動作の後、排土対象に排土するまでに、バケットから土砂がこぼれるのを抑制することができる。また、バケットの先端側に土砂が偏っていた場合には、この土砂の動きにより、土砂の偏りが均される場合がある。この場合、バケットの開口の全体にわたって土砂を万遍なく保持することができる。よって、振るい動作の後、排土対象に排土するまでに、バケットから土砂がこぼれるのを抑制することができる。
作業機械の側面図である。 作業機械の回路図である。 アームおよびバケットの側面図であり、バケットで土砂を保持した状態を示す図である。 アームおよびバケットの側面図であり、バケットの開口面が水平になるようにバケットを回動させながら、アームを機械本体とは反対側に移動させている状態を示す図である。 アームおよびバケットの側面図であり、アームの回動を停止させた状態を示す図である。 自動運転処理のフローチャートである。 変形例におけるアームおよびバケットの側面図であり、バケットで土砂を保持した状態を示す図である。 変形例におけるアームおよびバケットの側面図であり、バケットを抱え込み姿勢にした状態を示す図である。 変形例におけるアームおよびバケットの側面図であり、バケットの開口面が水平になるようにバケットを回動させながら、アームを機械本体とは反対側に移動させている状態を示す図である。 変形例におけるアームおよびバケットの側面図であり、アームの回動を停止させた状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(作業機械の構成)
本発明の実施形態による作業機械は、土砂の掘削から排土までの一連の動作を自動で行うものである。作業機械1の側面図である図1に示すように、作業機械1は、アタッチメント30で作業を行う機械であり、例えば油圧ショベルである。作業機械1は、下部走行体21と上部旋回体22とを有する機械本体24と、アタッチメント30と、シリンダ40と、を有している。
下部走行体21は、作業機械1を走行させる部分であり、例えばクローラを備える。上部旋回体22は、下部走行体21の上部に旋回装置25を介して旋回可能に取り付けられる。上部旋回体22の前部には、キャブ(運転室)23が設けられている。
アタッチメント30は、上下方向に回動可能に上部旋回体22に取り付けられる。アタッチメント30は、ブーム31と、アーム32と、バケット33と、を備える。ブーム31は、上下方向に回動可能(起伏可能)に上部旋回体22に取り付けられる。ブーム31は、その支点であるブームフットピン31a回りに回動する。アーム32は、上下方向に回動可能にブーム31に取り付けられる。バケット33は、前後方向に回動可能にアーム32に取り付けられる。バケット33は、土砂の、掘削、均し、すくい、などの作業を行う部分である。
シリンダ40は、アタッチメント30を油圧で回動させることが可能である。シリンダ40は、油圧式の伸縮シリンダである。シリンダ40は、ブームシリンダ41と、アームシリンダ42と、バケットシリンダ43と、を備える。
ブームシリンダ41は、上部旋回体22に対してブーム31を回動させる。ブームシリンダ41の基端部は、上部旋回体22に回動可能に取り付けられる。ブームシリンダ41の先端部は、ブーム31に回動可能に取り付けられる。
アームシリンダ42は、ブーム31に対してアーム32を回動させる。アームシリンダ42の基端部は、ブーム31に回動可能に取り付けられる。アームシリンダ42の先端部は、アーム32に回動可能に取り付けられる。
バケットシリンダ43は、アーム32に対してバケット33を回動させる。バケットシリンダ43の基端部は、アーム32に回動可能に取り付けられる。バケットシリンダ43の先端部は、バケット33に回動可能に取り付けられたリンク部材34に、回動可能に取り付けられる。
また、作業機械1は、角度センサ52と、傾斜角センサ60と、を有している。
角度センサ52は、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回角度を検出する。角度センサ52は、例えば、エンコーダ、レゾルバ、又は、ジャイロセンサである。本実施形態では、上部旋回体22の前方が下部走行体21の前方と一致するときの上部旋回体22の旋回角度を0°としている。
傾斜角センサ60は、アタッチメント30の姿勢を検出する。傾斜角センサ60は、ブーム傾斜角センサ61と、アーム傾斜角センサ62と、バケット傾斜角センサ63と、を備える。
ブーム傾斜角センサ61は、ブーム31に取り付けられ、ブーム31の姿勢を検出する。ブーム傾斜角センサ61は、水平線に対するブーム31の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、ブーム傾斜角センサ61は、ブームフットピン31a(ブーム基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、ブームシリンダ41のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
アーム傾斜角センサ62は、アーム32に取り付けられ、アーム32の姿勢を検出する。アーム傾斜角センサ62は、水平線に対するアーム32の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、アーム傾斜角センサ62は、アーム連結ピン(アーム基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、アームシリンダ42のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
バケット傾斜角センサ63は、リンク部材34に取り付けられ、バケット33の姿勢を検出する。バケット傾斜角センサ63は、水平線に対するバケット33の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、バケット傾斜角センサ63は、バケット連結ピン(バケット基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、バケットシリンダ43のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
また、作業機械1は、撮像装置55を有している。撮像装置55は、例えばブーム31に取り付けられている。なお、撮像装置55は、作業機械1から離れた場所に設置されていてもよい。本実施形態において、撮像装置55は、カメラであり、少なくともバケット33を撮像する。なお、撮像装置55は、ライダ(LIDAR)、超音波センサ、ミリ波レーダ、ステレオカメラ、距離画像センサ、赤外線センサ等であってもよい。
本実施形態において、掘削対象は土砂ピット70であるが、土砂山や地面に直接置かれた容器などであってもよい。本実施形態において、排土対象はダンプカー(図示せず)であるが、トラックなどであってもよい。
(作業機械の回路構成)
作業機械1の回路図である図2に示すように、作業機械1は、コントローラ11と、記憶装置13と、を有している。
コントローラ11は、作業機械1を自動制御する。コントローラ11は、ブーム31、アーム32、バケット33、および、旋回装置25を駆動させることで、土砂ピット70内の土砂の掘削から、ダンプカーへの排土までの一連の動作を作業機械1に自動で行わせる。つまり、作業機械1は自動運転される。具体的には、コントローラ11は、角度センサ52および傾斜角センサ60の検出値に基づいて、旋回装置25およびアタッチメント30を自動で動作させる。
本実施形態では、コントローラ11は、土砂ピット70内の土砂を掘削した後に、振るい動作を行わせ、その後、上部旋回体22を旋回させて、ダンプカーの荷台の上方にバケット33を位置させるように、ブーム31、アーム32、バケット33、および、旋回装置25を制御する。その後、コントローラ11は、ダンプカーの荷台に排土させた後に、上部旋回体22を旋回させて、土砂ピット70の上方にバケット33を位置させるように、ブーム31、アーム32、バケット33、および、旋回装置25を制御する。
振るい動作は、バケット33で土砂を保持した状態から、バケット33の開口面が水平になるようにバケット33を回動させながら、アーム32を機械本体24とは反対側に所定速度以上で所定距離移動させて停止させる動作である。
アーム32およびバケット33の側面図である図3A~図3Cに示すように、振るい動作は、以下のようにして行われる。まず、図3Aに示すように、バケット33で土砂を保持した状態で、ブーム31、アーム32、および、バケット33が停止される。次に、図3Bに示すように、バケット33の開口面が水平になるようにバケット33を回動させながら、アーム32を機械本体24とは反対側に移動させる(アーム押しをする)。このときのアーム32の移動速度は、所定速度以上である。所定速度は、掘削時のアーム32の速度よりも速い速度である。次に、図3Cに示すように、アーム32が所定距離移動すると、アーム32の回動を停止させる。このとき、バケット33の開口面は水平になる。
アーム32を所定速度以上で移動させることで、バケット33内の土砂はバケット33とともにアーム32の移動方向に移動する。そして、アーム32が所定距離移動されて停止されると、バケット33内の土砂は慣性でバケット33内をアーム32の移動方向に移動して止まる。この土砂の動きにより、バケット33内の余分な土砂が振り落とされる場合がある。この場合、振るい動作の後、ダンプカーの荷台に排土するまでに、バケット33から土砂がこぼれるのを抑制することができる。また、バケット33の先端側に土砂が偏っていた場合には、この土砂の動きにより、土砂の偏りが均される場合がある。この場合、バケット33の開口の全体にわたって土砂を万遍なく保持することができる。よって、振るい動作の後、ダンプカーの荷台に排土するまでに、バケット33から土砂がこぼれるのを抑制することができる。
また、振るい動作において、バケット33の開口面が水平になるようにバケット33が回動されながら、アーム32が機械本体24とは反対側に所定速度以上で所定距離移動されて停止される。振るい動作により、バケット33の開口面を水平にすることで、バケット33の先端側に偏っていた土砂を好適に均すことができる。
ここで、図3Aに示すように、コントローラ11は、バケット33で土砂を掬ったときの、バケット33の開口面Aと水平面Hとの角度θを所定角度以上にする。所定角度θは、例えば40~60°である。これにより、バケット33が保持する土砂の量を抑えることができるので、バケット33からこぼれる土砂の量を抑制することができる。
また、図1に示すように、コントローラ11は、土砂を保持したバケット33を所定高さ以上に上昇させた状態で、振るい動作を行わせる。所定高さは、例えばブームフットピン31aの高さである。土砂ピット70において、地面よりも低い位置で土砂を掬った場合、バケット33は地面よりも低い位置に位置する。この状態で、振るい動作が行われると、モーメントの関係で、機械本体24が不安定になる恐れがある。そこで、土砂を保持したバケット33を所定高さ以上に上昇させることで、その後に機械本体24を安定させた状態で振るい動作を行うことができる。
また、コントローラ11は、振るい動作でアーム32を移動させる所定距離を設定する。アーム32を移動させる所定距離が長いと、機械本体24から見て土砂ピット70よりも奥側にある障害物にバケット33が当たる恐れがある。また、掘削対象が土砂ピット70でなく、地面に置かれた容器などの場合、アーム32を移動させる所定距離が長いと、機械本体24から見て奥側の、掘削対象の側面(障害物)にバケット33が当たる恐れがある。そこで、コントローラ11は、機械本体24とは反対側に位置する障害物にバケット33が当たらない長さに所定距離を設定する。設定された所定距離は、記憶装置13に記憶される。
所定距離の設定は、以下のようにして行う。土砂ピット70の大きさを予めティーチングしておき、バケット33と土砂ピット70の外周との距離から安全な(土砂ピット70からはみ出さない)所定距離を算出する。あるいは、撮像装置55で土砂ピット70を撮像し、バケット33と土砂ピット70の外周との距離を求めて、安全な所定距離を算出する。
アーム32を所定距離移動させても、障害物にバケット33が当たらないようにすることで、振るい動作を安全に行うことができる。
また、コントローラ11は、撮像装置55で撮像されたバケット33の先端側に土砂が所定量以上ない場合に、振るい動作を行わせない。所定量は、振るい動作による均し効果が期待できる量である。よって、バケット33の先端側に土砂が所定量以上ない場合には、均し効果が期待できず、振るい動作を行う必要性が低い。この場合に、振るい動作を行わないことで、次の動作(旋回動作)に早期に移行することができる。
(作業機械の動作)
次に、自動運転処理のフローチャートである図4を参照して、作業機械1の動作を説明する。
まず、コントローラ11は、作業機械1に掘削動作を行わせる(ステップS1)。掘削動作は、土砂ピット70内の土砂を掘削する動作である。このとき、バケット33で土砂を掬ったときの、バケット33の開口面Aと水平面Hとの角度θを所定角度以上にする。これにより、バケット33が保持する土砂の量を抑えることができるので、バケット33からこぼれる土砂の量を抑制することができる。
次に、コントローラ11は、バケット33の高さが所定高さ以上であるか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2において、バケット33の高さが所定高さ以上でないと判定した場合には(S2:NO)、バケット33を所定高さ以上に上昇させる(ステップS3)。土砂を保持したバケット33を所定高さ以上に上昇させることで、その後に機械本体24を安定させた状態で振るい動作を行うことができる。また、その後の旋回動作を安全に行うことができる。
ステップS2において、バケット33の高さが所定高さ以上であると判定した場合(S2:YES)、または、ステップS3の後に、コントローラ11は、バケット33の先端側に土砂が所定量以上あるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4において、バケット33の先端側に土砂が所定量以上あると判定した場合には(S4:YES)、コントローラ11は、所定距離を設定する(ステップS5)。所定距離を、障害物にバケット33が当たらない長さにすることで、振るい動作を安全に行うことができる。
次に、コントローラ11は、作業機械1に振るい動作を行わせる(ステップS6)。振るい動作により、バケット33内の余分な土砂が振り落とされる場合がある。また、バケット33の先端部に土砂が偏っていた場合には、土砂の偏りが均される場合がある。そして、コントローラ11は、ステップS7に進む。
なお、振るい動作においては、バケット33の先端側の土砂の量に応じて、所定速度を増減させてもよい。例えば、バケット33の先端側の土砂の量が所定量よりも多い場合には、所定速度を速くすることで、土砂の偏りを好適に均すことができる。
ステップS4において、バケット33の先端側に土砂が所定量以上ないと判定した場合には(S4:NO)、コントローラ11は、ステップS7に進む。つまり、作業機械1に振るい動作を行わせない。バケット33の先端側に土砂が所定量以上ない場合には、均し効果が期待できず、振るい動作を行う必要性が低い。この場合に、振るい動作を行わないことで、旋回動作に早期に移行することができる。
ステップS7において、コントローラ11は、作業機械1に旋回動作を行わせる(ステップS7)。この旋回動作は、上部旋回体22を旋回させて、ダンプカーの荷台の上方にバケット33を移動させる動作である。次に、コントローラ11は、作業機械1に排土動作を行わせる(ステップS8)。排土動作は、ダンプカーの荷台に排土する動作である。次に、コントローラ11は、作業機械1に旋回動作を行わせる(ステップS9)。この旋回動作は、上部旋回体22を旋回させて、土砂ピット70の上方にバケット33を移動させる動作である。そして、ステップS1に戻る。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る作業機械1によれば、土砂ピット70内の土砂が掘削された後に、振るい動作が行われ、その後、ダンプカーの荷台に排土される。振るい動作において、アーム32を所定速度以上で移動させることで、バケット33内の土砂はバケット33とともにアーム32の移動方向に移動する。そして、アーム32が所定距離移動されて停止されると、バケット33内の土砂は慣性でバケット33内をアーム32の移動方向に移動して止まる。この土砂の動きにより、バケット33内の余分な土砂が振り落とされる場合がある。この場合、振るい動作の後、ダンプカーの荷台に排土するまでに、バケット33から土砂がこぼれるのを抑制することができる。また、バケット33の先端側に土砂が偏っていた場合には、この土砂の動きにより、土砂の偏りが均される場合がある。この場合、バケット33の開口の全体にわたって土砂を万遍なく保持することができる。よって、振るい動作の後、ダンプカーの荷台に排土するまでに、バケット33から土砂がこぼれるのを抑制することができる。
また、振るい動作において、バケット33の開口面が水平になるようにバケット33が回動されながら、アーム32が機械本体24とは反対側に所定速度以上で所定距離移動されて停止される。振るい動作により、バケット33の開口面を水平にすることで、バケット33の先端側に偏っていた土砂を好適に均すことができる。
また、バケット33で土砂を掬ったときの、バケット33の開口面Aと水平面Hとの角度θが所定角度以上にされる。これにより、バケット33が保持する土砂の量を抑えることができるので、バケット33からこぼれる土砂の量を抑制することができる。
また、土砂を保持したバケット33が所定高さ以上に上昇された状態で、振るい動作が行われる。例えば土砂ピット70などにおいて、地面よりも低い位置で土砂を掬った場合、バケット33は地面よりも低い位置に位置する。この状態で、振るい動作が行われると、モーメントの関係で、機械本体24が不安定になる恐れがある。そこで、土砂を保持したバケット33を所定高さ以上に上昇させることで、その後に機械本体24を安定させた状態で振るい動作を行うことができる。
また、機械本体24とは反対側に位置する障害物にバケット33が当たらない長さに、振るい動作の所定距離が設定される。アーム32を移動させる所定距離が長いと、土砂ピット70の側面などの障害物にバケット33が当たる恐れがある。所定距離を、障害物にバケット33が当たらない長さにすることで、振るい動作を安全に行うことができる。
また、バケット33の先端側に土砂が所定量以上ない場合に、振るい動作が行われない。所定量は、振るい動作による均し効果が期待できる量である。よって、バケット33の先端側に土砂が所定量以上ない場合には、均し効果が期待できず、振るい動作を行う必要性が低い。この場合に、振るい動作を行わないことで、次の動作に早期に移行することができる。
(変形例)
なお、アーム32およびバケット33の側面図である図5A~図5Dに示すように、コントローラは、土砂を保持したバケット33を抱え込み姿勢にした後に、振るい動作を行わせてもよい。具体的には、まず、図5Aに示すように、バケット33で土砂を保持した状態で、ブーム31、アーム32、および、バケット33が停止される。次に、図5Bに示すように、バケット33が回動されることで、バケット33が抱え込み姿勢にされる。抱え込み姿勢は、バケット33の開口面が機械本体24とは反対側を向くように開口面を水平面に対して傾斜させた姿勢である。次に、図5Cに示すように、バケット33の開口面が水平になるようにバケット33を回動させながら、アーム32を機械本体24とは反対側に移動させる(アーム押しをする)。次に、図5Dに示すように、アーム32が所定距離移動すると、アーム32の回動を停止させる。このとき、バケット33の開口面は水平になる。
バケット33を抱え込み姿勢にしてから振るい動作を行わせることで、バケット33の先端側の土砂をバケット33の奥側に好適に移動させることができる。これにより、バケット33の先端側に偏っていた土砂を好適に均すことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 作業機械
11 コントローラ
13 記憶装置
21 下部走行体
22 上部旋回体
23 キャブ
24 機械本体
25 旋回装置
30 アタッチメント
31 ブーム
31a ブームフットピン
32 アーム
33 バケット
34 リンク部材
40 シリンダ
41 ブームシリンダ
42 アームシリンダ
43 バケットシリンダ
52 角度センサ
55 撮像装置
60 傾斜角センサ
61 ブーム傾斜角センサ
62 アーム傾斜角センサ
63 バケット傾斜角センサ
70 土砂ピット(掘削対象)

Claims (7)

  1. 機械本体と、
    上下方向に回動可能に前記機械本体に取り付けられたブームと、
    上下方向に回動可能に前記ブームに取り付けられたアームと、
    前記アームに回動可能に取り付けられたバケットと、
    前記ブーム、前記アーム、および、前記バケットを駆動させることで、掘削対象内の土砂の掘削から排土対象への排土までの一連の動作を自動で行わせるコントローラと、
    を有し、
    前記コントローラは、前記掘削対象内の土砂を掘削させた後に、振るい動作を行わせ、その後、前記排土対象に排土させるように、前記ブーム、前記アーム、および、前記バケットを制御し、
    前記振るい動作は、前記バケットで土砂を保持した状態から、前記アームを前記機械本体とは反対側に所定速度以上で所定距離移動させて停止させる動作であることを特徴とする作業機械。
  2. 前記振るい動作は、前記バケットで土砂を保持した状態から、前記バケットの開口面が水平になるように前記バケットを回動させながら、前記アームを前記機械本体とは反対側に前記所定速度以上で前記所定距離移動させて停止させる動作であることを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記コントローラは、土砂を保持した前記バケットを抱え込み姿勢にした後に、前記振るい動作を行わせ、
    前記抱え込み姿勢は、前記バケットの開口面が前記機械本体とは反対側を向くように前記開口面を水平面に対して傾斜させた姿勢であることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機械。
  4. 前記コントローラは、前記バケットで土砂を掬ったときの、前記バケットの開口面と水平面との角度を所定角度以上にすることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の作業機械。
  5. 前記コントローラは、土砂を保持した前記バケットを所定高さ以上に上昇させた状態で、前記振るい動作を行わせることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の作業機械。
  6. 前記コントローラは、前記機械本体とは反対側に位置する障害物に前記バケットが当たらない長さに前記所定距離を設定することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の作業機械。
  7. 前記バケットを撮像する撮像装置を有し、
    前記コントローラは、撮像された前記バケットの先端側に土砂が所定量以上ない場合に、前記振るい動作を行わせないことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の作業機械。
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