JP2022160415A - 透明な顔面シールド及び顔面シールド上の制御ボタンを有するフードを備える個人防護システム - Google Patents

透明な顔面シールド及び顔面シールド上の制御ボタンを有するフードを備える個人防護システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022160415A
JP2022160415A JP2022107638A JP2022107638A JP2022160415A JP 2022160415 A JP2022160415 A JP 2022160415A JP 2022107638 A JP2022107638 A JP 2022107638A JP 2022107638 A JP2022107638 A JP 2022107638A JP 2022160415 A JP2022160415 A JP 2022160415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face shield
helmet
garment
button
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2022107638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7539945B2 (ja
Inventor
ウルマー,ブライアン
Matthew Ulmer Bryan
ヴァンダーワウデ,ブライアン
Brian Vanderwoude
キッドマン,ビュー
Kidman Beau
ゴールデンバーグ,デイヴィッド
S Goldenberg David
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stryker Corp
Original Assignee
Stryker Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stryker Corp filed Critical Stryker Corp
Publication of JP2022160415A publication Critical patent/JP2022160415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7539945B2 publication Critical patent/JP7539945B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D1/00Garments
    • A41D1/002Garments adapted to accommodate electronic equipment
    • A41D1/005Garments adapted to accommodate electronic equipment with embedded cable or connector
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/28Ventilating arrangements
    • A42B3/286Ventilating arrangements with forced flow, e.g. by a fan
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/05Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches protecting only a particular body part
    • A41D13/11Protective face masks, e.g. for surgical use, or for use in foul atmospheres
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/05Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches protecting only a particular body part
    • A41D13/11Protective face masks, e.g. for surgical use, or for use in foul atmospheres
    • A41D13/1107Protective face masks, e.g. for surgical use, or for use in foul atmospheres characterised by their shape
    • A41D13/1153Protective face masks, e.g. for surgical use, or for use in foul atmospheres characterised by their shape with a hood
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/12Surgeons' or patients' gowns or dresses
    • A41D13/1209Surgeons' gowns or dresses
    • A41D13/1218Surgeons' gowns or dresses with head or face protection
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B17/00Protective clothing affording protection against heat or harmful chemical agents or for use at high altitudes
    • A62B17/04Hoods

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Abstract

【課題】ガーメントが取り付けられたヘルメットを備える個人防護システムを提供する。【解決手段】ガーメントが取り付けられたヘルメットは、ファンのような電動アセンブリを備える。電動アセンブリの操作を調整するための少なくとも1つのボタンが、ガーメントの顔面シールドに取り付けられている。ヘルメットは、ボタンに接続されて該ボタンの状態を監視する検出器を備える。ボタンが押されると、検出器は、電動アセンブリの作動を調整する制御装置に信号を送信する。次いで、制御装置は、制御ボタンの押下に基づき、アセンブリが個人防護システムの着衣者によって望まれる状態で作動するように、アセンブリの操作状態を設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、一般的に、個人防護システムに関する。さらに詳細には、本発明の個人防護
システムは、ヘルメット及び取外し可能なフードを備えている。フードは、システムの操
作を制御するように作動されるボタンを有している。
医療及び外科手術中に、医療従事者は、個人防護システムとして知られるアセンブリを
着衣することがある。この種のアセンブリは、ヘルメットを備えている。防護ガーメント
が、少なくとも着衣者の頭を覆うために、ヘルメットを覆って配置される。頭の下にわず
かしか延在しないガーメントは、フードと呼ばれることがある。腰まで又は腰の下まで延
在するガーメントは、ガウン又はトーガと呼ばれている。ガーメントは、その長さに関わ
らず、透明な顔面シールドを備えている。ガーメントを形成する布が医療従事者と周囲環
境との間にバリアをもたらすようになっている。顔面シールドは、医療従事者が手術が行
われている箇所を見ることを可能にするこのバリアの透明部分である。
バリアは、患者及び医療従事者の両方に利得をもたらす。バリアは、手術中に生じ得る
患者からの流体又は固形片に医療従事者が接触する可能性を実質的に排除する。また、医
療従事者は、だれでも、微視的及び近微視的な壊死皮膚細胞、汗の滴、及び唾液を必然的
に放出する。個人防護システムによって設けられるバリアは、手術を行うために露出され
る患者の通常隠蔽されている組織上にこの材料が付着する可能性を実質的に排除する。患
者の内部組織がこの材料に晒される程度を制限する結果として、該材料が組織に感染を引
き起こす可能性を同じように低減させることになる。
もし医療従事者が単に頭を覆ってガーメントを着衣したなら、該従事者の呼吸の必然的
な結果として、二酸化炭素及び水蒸気がガーメント内に不可避的に蓄積されるだろう。誰
であっても、特に手術を行う医療従事者は、二酸化炭素への過剰な露出の悪影響に晒され
ることを望んでいない。もし水蒸気がガーメント内に蓄積されたなら、該水蒸気は、顔面
シールドの内面に凝結することになる。これらの水滴の生成によって、顔面シールドを介
する可視性が低下する可能性がある。
二酸化炭素及び水蒸気が個人防護システムのガーメント内に蓄積されるという望ましく
ない結果を避けるために、ファンが個人防護システムのヘルメットに取り付けられている
。ファンは、新鮮な空気をガーメント内の空間、具体的には、システムの着衣者の頭の周
りの空間内に吸込むようになっている。この空気は、二酸化炭素及び水蒸気を含む空気を
システムの着衣者の頭の周りから強制的に排出させる。このようなシステムの例が、特許
文献1,2に記載されている。これらの文献のいずれも参照することによって、ここに含
まれるものとする。これらの個人防護システムは、いずれも、システムの着衣者の周りに
バリアをもたらし、ガーメント内の二酸化炭素及び水蒸気の望ましくない蓄積を防ぐよう
になっている。
個人防護システムは、少なくとも1つ又はそれ以上の制御ボタン又はスイッチを備えて
いる。少なくとも、殆どの個人防護システムは、システムの着衣者によって押される制御
ボタンを備え、これによって、着衣者は、ファンの速度を制御することが可能になる。こ
れは、望ましいことである。何故なら、着衣者は、通常、ファンがフード内の環境が確実
に快適となるような十分高い速度で作動するように、ファンを設定することを望むからで
ある。同時に、着衣者は、ファンによって生じる騒音が進行中の手術に集中する能力を著
しく妨げるほど高い速度で作動するるようにファンを設定することを望まない。さらに、
補助機器が個人防護システムのヘルメットに取り付けられることがある。この補助機器と
して、外方に向けられる光源が挙げられる。着衣者は、一部の手術中にこの光源が進行中
の手術の領域における組織を照明するために有用であることを経験している。この光源が
有用である1つの理由は、組織の色を観察し、組織の種類及び/又は健康状態を決定する
ことによって、施術者を支援することができることである。個人防護システムのヘルメッ
トに取り付けられることがある他の形式の補助ユニットは、マイクロフォンを備えるユニ
ットである。これらのユニットのいくつかは、無線送受信機である。これらのユニットに
よって、個人防護システムの着衣者は、手術が行われている手術室内外における他の関係
者と通信することが可能になる。これは、有用である。何故なら、個人防護システムを着
用した時、着衣者を覆うフードの存在によって、聞き取りやすくするために大声で話すこ
とが必要な場合があるからである。マイクロフォンを備える代替ユニットとして、増幅器
及び拡声器を備えるユニットが挙げられる。この種のユニットによれば、ユニットの着衣
者は、隣接する環境に対してフードを通して発話することができる。この種のユニットは
、個人防護システムの着衣者が通常の音声によって会話しても、該着衣者の頭の周りに延
在するフードを介して確実に聴き取られることを可能にする他の手段をもたらすことがで
きる。
これらの機器の各々は、典型的には、個人防護システムの着衣者が該機器の操作状態を
制御することができるように、1つ又は複数のボタンを備えている。前述したように、フ
ァンは、該ファンの速度を制御するための少なくとも1つの制御ボタンを備えている。も
しヘルメットが光源を備えているなら、該光源のオン/オフ状態を制御するボタンが設け
られる。もしヘルメットが会話を無線波として伝えるか又は単に増幅して伝えるアセンブ
リを備えているなら、典型的には、このアセンブリのオン/オフ状態を制御するボタンが
設けられる。
また、特許文献3に開示されるように、いくつかの個人防御ユニットのヘルメットは、
冷却モジュールを備えている。これらの文献は、参照することによって、ここに含まれる
ものとする。これらの冷却手段は、典型的には、1つ又は複数のペルチエ式冷却モジュー
ルからなっている。この種のヘルメットは、着用された時、冷却モジュールの放熱部分が
、着衣者の皮膚にもし接触しなくても隣接するように設計されている。モジュールは、作
動されると、着衣者の熱エネルギーを該着衣者から奪うことになる。これによって、着衣
者の体温を着衣者が快適と感じる範囲内に容易に維持することができる。個人防御システ
ムがこれらの1つ又は複数の冷却モジュールを備える時、システムは、典型的には、モジ
ュールが着衣者から熱を奪う速度を着衣者がカスタム設定することを可能にする1つ又は
複数のボタンを備える。
現在の一実施策では、個人防御システムと一体の1つ又は複数のボタンは、システムヘ
ルメットに取り付けられている。いったん個人防御システムを着衣したなら、ボタンは、
ガーメントのフード部分によって覆われることになる。参照することによってここに含ま
れる特許文献4は、制御ボタンがヘルメットの外面に取り付けられた個人防御システムを
開示している。さらに具体的には、これらのボタンは、ヘルメット着衣者の耳の上かつ耳
のいくらか後ろにおいてヘルメットに取り付けられている。着衣者がこれらのボタンの1
つを押すことを望む時、着衣者は、手を無菌領域外の耳の上方の位置に移動させねばなら
ない。(無菌領域は、概して、着衣者の腰と首との間の前部の空間である)。もし着衣者
が光源のような懸垂した機器の近傍に位置していたなら、手をボタンに移動させる時に、
その手が不注意によって光源に接触しないように注意を払わねばならない。この種の接触
が生じた場合、着衣者の手は、仮に手袋を嵌めていても、無菌と見なされない。その結果
、着衣者が再び手袋を着用するので、手術が中断されることになる。
ボタンを押すために手をそのように位置付けねばならないことによって、さらなる悪条
件が生じることになる。何故なら、これらのボタンは、耳に隣接して位置しているので、
ヘルメットの着衣者の視線から外れるからである。これは、ボタンを押すために手を正確
に位置付けるために、着衣者が視覚的な手がかりに頼れないことを意味している。実際、
この種のシステムが用いられる時、外科医によっては、無菌領域外にいる巡回看護婦によ
って制御ボタンを押してもらうこともある。これは、個人防護システムの操作状態を調整
するために適切な手の配置に集中しなければならない外科医を助けることになる。
また、これらの視覚的な手がかりの欠如によって、外科医は、所望する制御ボタンを自
信を持って押すことが困難になることもある。この戸惑が生じる可能性によって、個人防
護システムのヘルメットに取り付けられる傾向にある制御ボタンの数が制限されることに
なる。ボタンの数が制限されると、システムの着衣者にもたらされる制御選択肢の数が制
限される。
参照することによってここに含まれる前述の特許文献2は、ボタンが顎バーの底部分に
取り付けられる個人防護システムを開示している。顎バーは、シェルから下方に延在する
U字状構造を有している。ヘルメットは、典型的には、装着された時、顎バーが顔の両側
の外方及び前方に離間した位置から下方に延在するように、設計されている。顎バーは、
少なくとも半剛性のビームを備えている。このビームは、着衣者の顎の前方及びいくらか
下方に位置している。顎バーの主目的は、顔面シールドを構造的に支持することにある。
さらに具体的には、顎バーは、顔面シールドが個人防護システムを着衣するユーザーの顔
に対して内方にずれるのを防ぐためのヘルメットの構造要素である。多くの個人防護シス
テムは、ガーメントをヘルメットに一時的に保持する固定要素が顔面シールドに取り付け
られるように、設計されている。これらの個人防護システムの多くは、顎バーと一体の固
定要素がガーメントの顔面シールドに取り付けられた相補的な固定要素に係合するように
、設計されている。
制御ボタンが顎バーに取り付けられた時、多くの場合、ボタンは、着衣者の顎の下方に
位置するバーのウエブ部分内に位置する。ボタンを押すことを望む着衣者は、バーに対し
て顔を持ち上げ、ボタンを覆うガーメントの部分を押すことによって、ボタンを押すこと
になる。制御ボタンをこのように位置決めする利点は、ボタンを押すことを望む着衣者が
明らかに無菌領域外にある位置に手を移動させずにすむことにある。さらに、手がこのプ
ロセス中に着衣者の顔の実質的に前にあるので、該手が着衣者の視界内にある。これによ
って、少なくとも部分的に視界に頼って、手を迅速かつ正確に位置決めし、作動のための
目標とするボタンを押すことができる。
比較的アクセスしやすいことを考慮すると、顎バーに取り付けられた制御ボタンを有す
る個人防護システムは、先行するシステムよりも一般的に使いやすい代替例である。にも
かかわらず、一部の外科手術では、著しい量の流体が患者から着衣者に向かって放出され
てしまうことがある。これらの流体は、血液及び他の流体によって汚染された灌注液を含
んでいる。小さい組織粒子が患者から放出されることもある。この材料が放出された時、
システムが意図されるように機能した場合、流体は、システムの着衣者の皮膚又は衣類に
代わってガーメントに付着する。顎バーに取り付けられたボタンを押すことを望む着衣者
は、流体が付着したガーメントの部分を押さねばならないことにある。ガーメントに対す
るこのような親指又は他の指の押込みによっても流体又は他の汚染物がガーメントを浸透
しないことを確実にするには、事実上、従来から市販されている一部のガーメントよりも
透過性の小さい材料からガーメントを作製する必要がある。透過性の劣るこの材料は、従
来から市販されているガーメントよりも呼吸に適していない。この通気性の低下は、時間
の経過と共に、個人防護システムの着衣者に対して不快感をもたらすことがある。さらに
、この材料は、従来技術によるガーメントを形成する材料よりも高価になる。ガーメント
をこの高価な材料から作製することによって、ガーメントのコストが高くなる。
さらに、いくつかの個人防護システムは、ユーザーがバッテリパックをヘルメットに接
続するやいなや、ファンが作動されるように構成されてる。これは、ガーメントがヘルメ
ット及び頭を覆って配置されていなくても生じる。その結果として、ファンによる不必要
な騒音が生じることになる。また、ファンの操作が有用な目的を果たしていなくても、シ
ステムバッテリに貯蔵された電荷の消耗が生じることになる。
米国特許第6,481,019号明細書/国際特許出願公開第2001/052675号パンフレット 米国特許第7,735,156号明細書/国際特許出願公開第2007/011646号パンフレット 米国仮特許出願第62/221,266号明細書(米国特許出願公開第___________号明細書)/国際特許出願第PCT/US2016/052491号パンフレット(国際特許出願公開第2017/053232号パンフレット) 米国特許第6,418,019号明細書/国際特許出願公開第2001/011646号パンフレット
本発明は、新規の有用な個人防護システムに関する。本発明の防護システムは、医療又
は外科状況下において着衣者と周囲環境との間に無菌バリアをもたらすために用いること
ができる形式のものである。本発明の個人防護システムは、システムの操作状態を制御す
るための1つ又は複数のボタンを備えている。このシステムのボタンは、システムの着衣
者によって容易にアクセス可能となるように位置決めされ、かつボタンの押下によって該
ボタン上の材料がシステムによって形成されたバリア内に押し込まれないことが明らかな
場所に配置されている。
本発明の個人防護システムは、ガーメント及びヘルメットを備えている。ガーメントは
、少なくともヘルメット及び少なくともヘルメットの着用者の頭を覆うようになっている
。ヘルメット内に電気的に作動する構成要素が配置されている。典型的には、これらの構
成要素は、少なくともガーメント内の環境を調整するようになっている。ヘルメットは、
透明な顔面シールドを備えている。顔面シールドは、透明なプラスチックから形成されて
いる。
本発明は、顔面シールドに取り付けられた少なくとも1つの制御ボタンをさらに備えて
いる。顔面シールドに配置された1つ又は複数の導電体が、各ボタンから延在している。
これらの導電体は、顔面シールドに取り付けられた接点に向かって延在している。ヘルメ
ットは、顔面シールド接点に対して相補的な接点を備えている。ヘルメット接点は、ヘル
メットに取り付けられた制御装置に電気的に接続されている。
この個人防護システムを用いるユーザーは、最初にヘルメットを被ることによってシス
テムの使用の準備を整える。ガーメントがヘルメットを覆って配置される。ガーメントが
ヘルメットを覆って装着された結果として、顔面シールド接点がヘルメット接点に係合す
る。このようにして、各ボタンが制御装置に接続されることになる。
着衣者は、電気的に作動する構成要素の操作状態を設定することを望んだ時、顔面シー
ルドに取り付けられたボタンの適切な1つを押す。ボタンのこの押下が制御装置によって
検知される。次いで、制御装置は、個人防護システムの操作状態を適切に調整することに
なる。
ボタンは、プラスチックの層シート上に取り付けられている。従って、着衣者は、ボタ
ンを押す時、その動作によってボタンに隣接する材料が顔面シールドによって形成された
バリアの一部内に押し込まれると感じることがない。
本発明のいくつかの態様では、接点は、顔面シールドをヘルメットに保持し、及び/又
は顔面シールドをヘルメットと位置合わせする構成要素と一体化されている。本発明のい
くつかの態様では、相補的な顔面シールド接点及びヘルメット接点は、顔面シールドをヘ
ルメットに物理的に保持するための係合も行う導電性構成要素である。本発明の他の態様
では、顔面シールド接点は、固定機能及び/又は位置合わせ機能を行う顔面シールド特徴
部に延在している。この種の特徴部は、顔面シールドの開口又はノッチとすることができ
る。ヘルメットは、顔面シールドの開口又はノッチに着座する相補的タブを有するように
形成されている。ヘルメット接点は、このタブに隣接して配置されている。その結果、顔
面シールドの開口又はノッチ内へのヘルメットタブの着座の結果として、ヘルメット接点
は、顔面シールドと一体の相補的接点に係合することになる。
本発明のいくつかの態様では、各ボタンは、顔面シールド上に形成された2つの導電体
の幾何学的特徴部からなっている。これらの幾何学的特徴部は、互いに近接して配置され
ている。検出器が、ヘルメットと一体化されている。検出器は、端末構造を横切る信号の
状態の変化を検知することができる。この変化は、幾何学的特徴部を横切る静電容量又は
抵抗のような変数の状態の変化によるものであるとよい。個人防護システムの着衣者は、
親指又はその他の指をこれらの幾何学的な特徴部の近傍に置くことによって、ボタンを作
動させる。この作動は、静電容量又は抵抗のいずれかを変化させ、この変化が検出器によ
って検出される。この状態変化が生じたと検出器が決定したことに応じて、検出器は、端
末構造が付随するボタンが押されたことを示す信号を制御装置に送信することになる。
本発明は、ガーメントがシステムヘルメットを覆って装着された時にのみファンが作動
されるように設計された個人防護システムにも関する。
本発明は、請求項に詳細に指摘されている。本発明の前述の及びさらなる特徴並びに利
得は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を読むことによって理解されるだろう。
本発明の個人保護システムの斜視図である。 本発明の個人防護システムのヘルメットの斜視図である。 ヘルメットの断面図である。 ヘルメットの前部の拡大断面図である。 ヘルメットの電気的に作動する構成要素のブロック図である。 本発明のシステムと一体のガーメントの顔面シールドの内面の斜視図である。 顔面シールド上に配置された導電材料によって顔面シールド上に複数のボタンが形成された顔面シールドの内側の部分の拡大図である。 顔面シールド及び顔面シールドに取り付けられた構成要素の分解図である。 ヘルメットに離脱可能に固定された顔面シールドを示す断面図である。 布シェルが示されない本発明の代替的な個人防護システムの斜視図である。 図8のシステムのヘルメットの斜視図である。 図9のヘルメットと一体の接点を示す図である。 図8のシステムのガーメントの顔面シールドの内面を示す図である。 図11の拡大部分を示す図である。 図8のシステムのフードへの顔面シールドの離脱可能な取付けを示す断面図である。 本発明の代替的な個人防護システムの電気的構成要素のブロック図である。 メモリがガーメントに取り付けられた本発明の個人防護システムの構成要素のいくつかを図式的に示すブロック図である。 ガーメントと一体のメモリに貯蔵されたデータのいくつかを示す図である。 ガーメントメモリ内のデータに応じていかに制御装置がシステムの操作を調整するかを示すフローチャートである。 本発明の個人防護システムにおけるガーメントの電気的に作動する構成要素とヘルメットの構成要素との間の接続を達成する代替的手段を示す図である。 本発明の他の個人防護システムの特徴部を図式的に示すブロック図である。 本発明の代替的な個人防護システムのヘルメットを示す図である。 図19のヘルメットと一体の電気的構成要素のブロック図である。 ヘルメットに隣接する顔面シールドの存在を検出するための代替的センサを示す線図である。
[I.基本システム]
本発明の個人防護システム30は、システムを着衣するユーザーの頭に被せられるヘル
メット32を備えている。システム30は、ガーメント102も備えている。ガーメント
102は、少なくともヘルメット32及びシステムを着衣するユーザーの頭を覆って延在
している。ガーメント102は、ユーザーのガーメントによって覆われた部分の周りに防
護バリアを形成する。図3に示されるように、ヘルメット内にファン94が配置されてい
る。ファン94は、ガーメント102内の環境をシステム30を着衣するユーザーにとっ
て快適な状態に維持するために、ガーメント102内に空気を引き込むようになっている
図2,3に示されるように、ヘルメット32は、ヘッドバンド34を備えている。名前
によって暗示されるように、ヘッドバンド34は、システム30を着衣するユーザーの頭
に装着するように設計されている。シェル36が、ヘッドバンド34の上方に配置され、
該ヘッドバンドに取り付けられている。シェル36は、個人防護システム30を着衣する
ユーザーの頭部に適合するように形作られている。シェル36は、リム38を形成するよ
うに形作られている。リム38は、シェル36の底部である。リム38は、概して、ヘッ
ドバンド34の高さ又はその上方に位置している。リム38は、システム30を着衣する
ユーザーの頭の周りに周方向に延在している。図示されるシェル36は、円弧状に形作ら
れたウエブ40を備えている。ウエブ40は、シェルの一部であり、ヘルメット32を被
ったユーザーの頭の頂部を超えて延在している。シェル36は、ウエブ40がリム38の
互いに向きあった前部分と後部分との間に延在するように、形成されている。シェル36
は、リム38から前方に突出する複数のパイロン42を有するように、さらに形成されて
いる。本発明の図示される態様では、3つのパイロン42が設けられている。1つのパイ
ロン42は、リム38の前面の中心から前方に延在している。残りの2つのパイロン42
は、中心に位置するパイロン42の両側に位置している。
シェル36の多くの部分は、空所を画定するように形成されている。1つの空所は、ウ
エブ40内に形成された中心空所52である。この中心空洞52は、シェルの前部という
よりもむしろ後部の近くに配置されている。シェル36は、ウエブ40がシェル36の頂
部に空所52に通じる開口50を有するように、さらに形成されている。シェル36の第
2の空所は、前方ダクト54である。前方ダクト54は、中心空所52からシェルリム3
8の底縁に形成された放出開口56に延在している。放出開口56は、シェル36のパイ
ロン42直下の部分に位置している。
シェル36のさらなる空所は、後方ダクト58である、後方ダクト58は、シェル36
の後部の中心空所52から後方に延在している。1つ又は複数のノズル62が、シェルの
後部に取り付けられている。ノズル62は、シェルリム38から下方にかつシェル36の
下方に位置するヘッドバンド34の区域の下方に延在している。後方ダクト58は、ノズ
ル62まで延在している。
複数の磁石64が、シェル35に取り付けられている(2つの磁石が図示されている)
。1つの磁石64が、各パイロン42に取り付けられている。各磁石62は、基部65及
びヘッド66を有するように形成されている、ヘッド66は、基部65よりも大きい直径
を有している。図3Aに示されるように、各磁石64は、関連するパイロンに該磁石の基
部がパイロン内に埋設されるように取り付けられている。ヘッド66は、パイロン42の
外面の前方に延在するように、基部の前方に位置している。磁石64は、磁気的及び電気
的に導体の材料から形成されている。本発明の一態様では、磁石64は、ニッケル-銅メ
ッキされたネオジム鉄ボロンから形成されている。
ファン94が、シェルの中心空所52内に配置されている。空所52内に配置されたモ
ータ92が、ファン94を回転させるようになっている。ファン94は、作動した時に開
口50を通して空気を吸込み、該空気をダクト54、58を通して外方に送り出すように
、設計されている。前方ダクト54を通って送り出された空気は、開口56を通して放出
される。後方ダクト58を通って送り出された空気は、1つ又は複数のノズル62を通し
て放出される。
図4は、ヘルメット32の電気的構成要素をブロック図で示している。これらの構成要
素は、3つの磁石64を含んでいる。導電体82(1つに部番が付されている)が、各磁
石64から検出器85に延在している。検出器85は、導電体から検出器に印加される信
号の特性を監視する。具体的には、検出器85は、ガーメント102と一体の(後述の)
ボタン120,134の1つが押された結果として、導電体82を横切る信号の特性がい
つ変化したかを決定する。本発明の一態様では、検出器85は、静電容量の変化の結果と
しての信号の変化を監視する。具体的には、検出器85は、磁石64a,64b間の信号
の特性の変化によって示される静電容量の変化及び磁石64b,64c間の信号の特性の
変化によって示される静電容量の変化を監視する。本発明の一態様では、オランダのEind
hoven のNXP Semiconductorから市販されているタッチ/近接センサ「PCF8883」
が、検出器85として用いられている。
検出器85によって出力された信号は、制御装置88に印加される。制御装置88は、
バッテリ86からモータ92に通電信号を選択的に印加するように構成されている。さら
に具体的には、検出器85によって出力された信号に応じて、制御装置88は、バッテリ
86からモータ92に送られる通電信号の特徴を設定する。これによって、空気ファン9
4は、空気がシステム30を着衣するユーザーによって望まれる割合でガーメントを通っ
て流れる状態が得られるように、作動することになる。
バッテリ86は、多くの場合、個人防護システム30を着衣するユーザーの腰の周りに
装着されることを理解されたい。図示されず、本発明の一部でもないが、ケーブルがバッ
テリ86をヘルメット32に接続している。また、図示されず、本発明の一部でもないが
、回路基板がシェル36内に配置され、検出器85及び制御装置88は、この回路基板に
取り付けられている。
図1に戻ると、ガーメント102は、シェル104を備えることを理解されたい。図1
において、シェル104の外形は、システム30の他の構成要素が見えるように示されて
いる。シェル104は、ウイルスバリアとして機能することができる柔軟布から形成され
ている。本発明のいくつかの態様では、シェル104、さらには、ガーメント102の全
体は、ヘルメット32並びにシステムを着衣するユーザーの頭部及び肩の上方の部分を覆
うことのみを目的として、形作られている。本発明のこれらの態様では、ガーメント10
2は、フードと呼ばれる、本発明の他の態様では、シェル104は、袖を有するように形
成され、少なくとも腰まで延在している。本発明のこれらの態様では、ガーメント102
は、トーガと呼ばれる。図示されないが、ガーメントは、通常、シェルが一般的にヘルメ
ットのウエブ40を覆う箇所にフィルタが配置されるように、形成されている。フィルタ
は、多くの場合、不織布ポリプロピレンである材料から形成されている。
着衣者の頭に適合するように形作られたシェルの部分は、開口106を有するように形
成されている。柔軟な透明の顔面シールド110が、開口106を覆って固定されている
。本発明のいくつかの態様では、顔面シールド110は、ポリカーボネートから形成され
ている。1つのこのようなポリカーボネートは、Sabic によってLEXANの商標の下で市販
されている。顔面シールドは、シート状構造を有し、典型的には、1mm以下の厚みを有
している。顔面シールド110は、その外周が開口106を囲むシェル104の内面に重
なるように、開口に固定されている。図1において、開口は、顔面シールドの底周辺部分
及び右周辺部分の上の破線によって表されている。高粘着ゴム接着剤を用いて、顔面シー
ルド110をシェルに固定するようになっている。
図5,5A,6に示されるように、顔面シールド110は、中心開口114及び2つの
側開口116が顔面シールドの上端の下方に位置するように、形成されている。ガーメン
ト102は、顔面シールド開口114を中心磁石64bと真っ直ぐに並ぶように配置し、
次いで、顔面シールドをヘルメット32のリム38の周りに曲げた時、側開口116の各
々が側磁石64a,64cの1つと真っ直ぐに並ぶように、形成されている。
手で作動可能な2つのボタン120,134が顔面シールド110上に形成されている
。ボタン120,134は、顔面シールドの片側に位置している。ボタン120,134
は、顔面シールド110の内面に形成された導電トレースからなっている。導電トレース
は、黒鉛基又は銀基インクから形成され、1mm以下、さらに好ましくは、0.5mm以
下の厚みを有しているとよい。ボタン120,134は、顔面シールド110がシェル1
04に取り付けられる箇所の内方に位置している。ボタン120は、顔面シールド110
の内面に形成された導電性の円形ディスク122を備えている。ボタン120は、ディス
クを部分的に包囲する導電性のリング126も備えている。リング126は、ディスクの
周りに少なくとも180°延在する円弧を画定している。ディスク122及びリング12
6は、協働して、親指又は他の指がボタン120が形成された顔面シールドの区域に接触
した時、これらの構成要素を横切る信号の変化が生じるように形成されており、この信号
の変化が検出器85によって検知可能になっている。
本発明の前述の態様で述べたように、検出器85は、静電容量の変化を測定する。従っ
て、本発明のこの態様では、検出器85は、ディスク122及びリング126を通る信号
を印加する。検出器85は、この信号の特性の変化を監視する。本発明のこの態様では、
親指又は他の指の存在が、ディスク122とリング126との間の誘電特性を変化させる
。本発明のこれらの態様では、ディスク122は、10mmから20mmの間の直径を有
しているとよい。リング126は、ディスク122の外周から1mmから5mm離間して
いるとよい。リングを形成する導電材料は、1mmから5mmの左右方向の幅を有してい
るとよい。
ボタン134は、ディスク122と同様のディスク136を備えている。リング126
と同様のリング142が、少なくとも部分的にディスク136を包囲している。従って、
ボタン134は、ボタン120と同様に機能する。親指又は他の指がボタン134が形成
された顔面シールド110の区域に置かれると、ディスク136及びリング142を横切
る静電容量の変化が生じる。
また、複数の導電体124,128,144が、顔面シールド110の内面に形成され
ている。導電体124,128,144及び(後述の)リング125,130,146は
、ボタン120,134を形成する同一の導電トレースの一部である。導電体124は、
ディスク122から延在している。この導電体は、顔面シールドの側部に沿って上方に延
在している。顔面シールドの上端において、導電体124は、顔面シールドの中心に向か
って延在している。導電体124は、顔面シールドの内側に形成された導電リング125
で終端している。リング125は、開口116の1つを形成する顔面シールドの部分の周
りに形成されている。リング126,142は、いずれも第2の導電体128に接続され
ている。導電体128は、導電体124の経路と本質的に平行の経路に沿ってシールドの
内面に沿って延在している。導電体128は、顔面シールドの内面に形成されたリング1
30まで延在している。リング130は、開口114を画定する顔面シールドの部分の周
りに延在している。第3の導電体144は、ディスク136から延在している。導電体1
44は、導電体124,128の経路と平行の経路に沿って延在している。導電体144
は、リング130と同じようにリング146で終端している。リング146は、第2の開
口116の周りに配置されている。
また、3つの磁石148a,148b,148cが、顔面シールド110に取り付けら
れている。磁石148a,148b,148cは、磁石64と同一材料から形成されてい
るとよく、かつ同一又は同様の形状を有しているとよい。各磁石148a,148b,1
48cの基部が、開口114又は116の1つに取り付けられている。磁石148は、各
磁石のヘッドが顔面シールドの内面から内方に延在するように、顔面シールド110に取
り付けられている。磁石148aは、リング125の1つと電気的に接触している。磁石
148bは、リング130と電気的に接触している。磁石148cは、リング146と電
気的に接触している。
ユーザーは、最初、ヘルメット32を頭に被ることによって、本発明の個人防護システ
ム30の使用のための準備を行う。必要に応じて、バッテリ86がヘルメットに接続され
る。次いで、ガーメント102がヘルメット32及び少なくともユーザーの頭を覆って配
置される。ここでも、トーガ式態様のガーメント102の場合、このガーメントは、腕を
覆って少なくとも腰まで延びることになる。ガーメントをユーザーに装着するプロセスの
一部として、顔面シールドがシェルのリム36の前部の周りに曲げられる。ガーメント1
10は、ガーメント磁石148a,148b、148cをそれぞれ相補的なヘルメット磁
石64a,64b,64cに対して押圧することによって、ヘルメットに離脱可能に固定
される。
磁石64a,64b,64c及び148a,148b,148cが互いに接触して配置
され、かつこれらが磁性材料から作製されていることによって、互いに当接する各磁石対
間に電気接続が生じる。図7は、1対の磁石、任意選択的に、磁石64c,148cの係
合を示している。これは、ガーメント102がヘルメットに離脱可能に取り付けられた結
果として、ボタン120,134から導電体124,128,144、磁石148,64
、及び導電体82を介して、検出器85に至る電気接続が達成されたことを意味している
従って、ユーザーは、ボタン120,134を押すことによって、システム30の操作
を制御することができる。本発明のこの態様では、ユーザーは、ボタン120に接触する
ことによって、モータ/ファン速度を低下させ、ボタン134に接触することによって、
モータ/ファン速度を増大させることができる。ユーザーは、ファン94の速度を増大さ
せることを望んだ時、指をボタンの1つ、任意選択的に、ボタン120に向かって移動さ
せる。ボタン120のディスク122及びリング126が形成された顔面シールド110
の区域上の指の存在が、ディスク122とリング126との間の誘電率の特性を変化させ
る。これによって、ボタン120の静電容量が変化する。ここでも、検出器85は、ボタ
ン120,134の各々を形成する導電性のディスク及びリングを横切る信号の特性の変
化を連続的に監視している。ボタン120を形成する顔面シールド110の区域に指が置
かれた結果として静電容量が変化した時、このボタンを形成するディスク122及びリン
グ126を横切る信号の特性の変化が生じる。この信号変化が生じたことを検知したこと
に応じて、検出器85は、この信号が生じたことを示す信号を制御装置88に出力する。
制御装置88は、この信号をユーザーがファン94の速度、実際には、モータ92の速度
の増大を望んでいる表示として解釈する。これによって、制御装置88は、モータ、従っ
て、ファン94をより高い回転数で回転させるために、モータ92に印加させる通電信号
の特性を再設定することになる。
本発明のこの態様では、ユーザーは、ボタン134が形成された顔面シールドの区域の
近傍に指を置くことによって、ファン速度を低下させるようになっている。ボタン132
のディスク136及びリング142を横切る静電容量の変化は、検出器85によって、モ
ータ92の速度を低下させるべきという表示として解釈されることになる。
本発明のシステム30を用いるユーザーは、システム状態の設定を望む時、適切なボタ
ン120又は134を形成する顔面シールドの区域を押圧する。ユーザーは、ガーメント
の布部分を押圧する必要がない。換言すれば、システム状態を変化させるために、ガーメ
ントの非多孔性構成要素、すなわち、顔面シールド110に指を置くことになる。ユーザ
ーは、システム状態を変化させるために、ボタンに指を押し込むことによって液体がガー
メントの多孔性部分内に浸透することを心配する必要がない。この心配の排除によって、
ユーザーは、ボタンを押し込む箇所を覆う体の一部に体液が付着している時にボタンを作
動させねばならないという嫌気を同様に排除することができる。
本発明の多くの態様では、信号検出器85が各ボタンを横切る信号を印加する結果とし
て、ボタンを横切って100mW未満の電力消費が生じる。ボタンを横切る電流は、50
mAmp未満である。その結果、ボタンを横切る信号が比較的低電力であることを考える
と、典型的には、ボタン120,134又はボタンに向かって延在する導電体124,1
28,144のいずれかを覆う絶縁層を向ける必要がない。この絶縁層を設ける必要がな
いことによって得られる1つの利得は、この層を設けるためのコストが回避されることで
ある。この絶縁層を設ける必要がないことによる他の利点は、この層が顔面シールドに追
加的な視覚的不連続部を加えることである。顔面シールドは、理想的には、完全に透明で
あるべきであることを理解されたい。顔面シールドと一体の視覚的不連続部を最小限に抑
えることによって、これらの不連続部が個人防護システムを着衣するユーザー又は個人防
護システムを着衣するユーザーを見る他の関係者の注意散漫の程度を最小限に抑えること
ができる。
[II.第1の代替システム]
図8は、本発明の代替システム178を示している。システム178は、ヘルメット1
80及びガーメント236を備えている。ここでも、システム178の他の構成要素が見
えるように、ガーメント236のシェル238は、輪郭線によってのみ示されている。
図9に示されるように、ヘルメット180は、ヘッドバンド182を備えている。シェ
ル184は、ヘッドバンド182によって支持され、ヘッドバンド182の上方に位置し
ている。前述のモータ92及びファン94からなるサブアセンブリが、シェル184内に
配置されている。前方ベローズ186が、シェル184から前方に延在している。前方ベ
ローズ186は、前方ノズル188まで延在している。前方ノズル188は、ヘッドバン
ド182の前部に取り付けられている。後方ベローズ218は、シェル184の後部から
延在している。後方ベローズは、後方ノズル220まで延在している。後方ノズル220
は、ヘッドバンド182の後部に取り付けられている。ヘルメット180を備えるシステ
ムが作動すると、ファンは、空気をガーメントを通してシェル184の頂部内に吸い込む
ことになる。空気は、前方ベローズ186及び後方ベローズ218のそれぞれを通って放
出される。前方ベローズ186を通って流れる空気は、システムを着衣するユーザーの顔
の前に排出される。後方ベローズ218を通って流れる空気は、後方ノズル220を通っ
て排出される。後方ノズル220は、ヘッドバンド182の下方に開くように位置決めさ
れている。後方ノズル220から排出された空気は、システムを着衣するユーザーの首の
後部に対して排出される。
ヘルメット180の前方ノズル188は、ブロック185を備えている。ブロック18
5は、ヘッドバンド182に取り付けられるノズル188の一部であるか又はヘッドバン
ドと一体のヘルメット180の構成要素である。本発明の図示される態様では、ブロック
185は、ヘッドバンド182の一部であるストラップ183に取り付けられている。
また、前方ノズル188は、タブ216を有するように形成されている。タブ216は
、ノズルの前縁から上方に突出している。図10,12に示されるように、ブロック19
0が、前方ノズル188の上面から外方に突出している。ブロック190は、タブ216
の後面から後方に離間している。図10において、ブロックの下のタブ216の基部が断
面で示されており、これによって、ブロック190及びタブの背後の関連する構成要素が
見えている。ブロック190の前面は、3つの長孔192を有するように形成されている
。接点198が、長孔192の各々内に配置されている。各接点198は、導電性の柔軟
な金属帯片の形態にある。接点198は、外方に湾曲している。さらに詳細には、接点は
、ブロック190の前方に延びるように形成されている。典型的には、ヘルメット180
は、ガーメントがヘルメットを覆って配置されていない時、接点がタブ216の後面に当
接するように、形成されている。図示されないが、本発明のいくつかの態様では、フレー
ムからなるプレート及び一連のウエブがブロック190を覆って配置されている。フレー
ムは、接点198を長孔192内に保持するように構成されている。
ヘルメット180は、本発明の第1の実施形態に関して述べた検出器85及び制御装置
88を備えている。図示されないが、本発明のこの態様では、導電体82と同様の導電体
が各接点198を検出器85に接続していることを理解されたい。
ヘルメット180は、ヘッドバンド182の前部から下方に延在する顎バー224を備
えている。顎バー224は、ヘッドバンド182の両側から延在する2つのポスト226
を備えている。ビーム228が、ポスト226の互いに向き合う自由端間に延在している
。顎バー224は、ビーム228がシステム178を着衣するユーザーの顎の下及び顎の
いくらか前方に位置するように、形成されている。ビーム228は、ポスト226の端か
ら外方に湾曲している。2つの磁石234(1つが図示されている)が、顎バー224に
取り付けられている。各磁石234は、顎バー224のビーム228の外端に隣接して位
置している。
顔面シールド240は、ガーメント236のシェル238に形成された(部番が付され
ていない)開口に取り付けられる。顔面シールド240は、図11に示されるように、前
述のシールド110と同じ一般形状を有している。顔面シールド240は、ガーメント2
36のシェル238に形成された開口に取り付けられる。顔面シールド240は、顔面シ
ールドの上端部の下方に矩形状の開口242が位置するように、さらに形成されている。
開口242は、ヘルメット180と一体のタブ216を受け入れるように形作られている
。2つの磁石246が、顔面シールド240の内面から内方に延在するように、顔面シー
ルド240に取り付けられている。本発明のこの態様の構成要素は、ヘルメットタブ21
6が顔面シールド開口242内に着座し、顔面シールド240が顎バー224の周りに曲
げられた時、顔面シールド磁石246の各々が磁石234の相補的な1つに当接しかつ係
止するように、協働して形成されている。
前述のボタン120,134は、顔面シールドの内面に形成されている。部番が付され
ていないが、ディスク122及びリング126がボタン120を形成し、ディスク136
及びリング142がボタン134を形成している。導電体124に類似しており、略同一
の形状を有する導電体252が、ディスク122から延在している。導電体128に類似
しており、略同一の形状を有する導電体254が、リング126,142から延在してい
る。導電体144に類似しており、略同一の形状を有する導電体256が、ディスク13
6から延在している。導電体252,254,256は、以下の点、すなわち、導電体2
52,254,256の各々が開口242の周辺を画定する顔面シールドの部分を覆って
位置する終端部を有する点において、導電体124,128,144と異なっている。図
11Aに示されるように、導電体252の終端部は、開口242の右側の上周辺部分を画
定する顔面シールドの区域を覆って終端している。導電体254は、開口242の中心の
上部分を画定する顔面シールドの区域を覆って終端している。導電体256の終端部は、
開口242の左側の上周辺部分を画定する顔面シールドの区域を覆って終端している。
システムのこの態様を形成する構成要素は、ヘルメットタブが顔面シールド開口242
内に完全に着座した時、導電体252,254,256の各1つの終端部が接点198の
各1つと真っ直ぐに並ぶように、協働して構成されている。
システム178を用いるために、最初、ヘルメット180がユーザーの頭に被せられる
。ガーメント236は、当初、ユーザーの顔の上方に配置される。さらに具体的には、ガ
ーメントは、ガーメントが顔の方に向けられた時にヘルメットと一体のタブ216が顔面
シールドの開口242内に着座するように、位置決めされる。顔面シールドが下方にさら
に向けられ、ブロック190とタブ216との間の空間内に押し込まれると、その結果と
して、各導電体252,254,256の終端部が、ヘルメット180と一体の関連する
接点198に物理的に接触することになる。図12は、1つの導電体、任意選択的に、導
電体254がいかに関連する接点198に当接するかを示している。
いったん顔面シールド240がタブ216を覆って着座したなら、ガーメントシェル2
38が、(システムが覆うことを意図する)ヘルメット180及びユーザーの生体構造の
部分の周りに拡げられる。また、顔面シールド240は、ヘルメットの周りに曲げられる
。さらに具体的には、顔面シールド240は、顔面シールドと一体の磁石246の各1つ
がヘルメット180と一体の相補的磁石236と離脱可能に係合するように曲げられる。
磁石236,246がこのように係合した結果として、顔面シールド240は、ユーザー
の頭の周りに左右方向に湾曲した形状を呈することになる。顔面シールドの形状をこのよ
うに湾曲させることによって、システムを着衣するユーザーの顔面シールド外の視野を増
大させることができる。顔面シールドの下側部分の湾曲は、顔面シールドのこの区域と顎
バー224と一体のビーム228との当接によって制限される。
導電体252,254,256と接点198との係合によって、ボタン120,134
と検出器85との間に電気接続が達成されることを理解されたい。電気的に、システムの
この態様は、システムの第1の態様と同じように機能する。もしユーザーがファン速度を
制御することを望んだなら、ユーザーは、適切なボタン120又は134を押す。この動
作によって生じた静電容量の変化に応じて、検出器85は、適切な信号を制御装置に送信
する。次いで、制御装置88は、ボタンが押されたことに基づいてモータの速度を調整す
ることになる。
本発明のこのシステム178のさらなる利得は、2つの機能、すなわち、ヘルメットに
対する顔面シールドの物理的な固定及び電気的な接続を果たすのに必要な構成要素をもた
らす費用が削減されることにある。また、システム178は、ヘルメット180に対する
顔面シールド240の芯出しを簡素化する。
[II.第2の代替システム]
図13は、顔面シールドに取り付けられた3つの制御ボタン120,134,262,
264と共に本発明の電気的構成要素を示している。図13において、ボタン120,1
34,262,264は、顔面シールドの両側に配置されている。図示されないが、ヘル
メット及び顔面シールド240と一体のそれぞれの接点が、ボタンを検出器85aに接続
している。本発明のこの態様では、ヘルメットは、ファンモータ92に加えて、光源26
6、通信ユニット268、及び冷却ストリップ272を有している。光源266は、通常
、光のビームを顔面シールド240の外に放出するようにヘルメットに取り付けられてい
る。通信ユニット268は、RF送受信機であるとよい。代替的に、通信ユニット268
は、スピーカ付きの増幅器を備えていてもよい。いずれにしても、通信ユニットは、典型
的には、ヘルメット取付け型のマイクロフォン267を備えている。このマイクロフォン
267は、通常、顎バーに取り付けられている。冷却ストリップ272は、通常、個人防
護システムの着衣者の皮膚から熱を逃がすことができる構成要素からなっている。このよ
うな1つのストリップは、米国仮特許出願第62/221,266号に開示されている。
この文献の内容は、参照することによって、ここに含まれるものとする。本発明のこの態
様における制御装置88aは、システムのこれらのサブアセンブリ92,266,268
,272の各々の操作状態を調整するようになっている。
本発明のこの態様では、ボタン120,134,262、264の各1つを用いて、シ
ステムの電動サブアセンブリ92,266,268,272の各1つの操作状態を調整す
るようになっている。任意選択的に、制御装置88aは、ボンタン120が押されたこと
を示す信号を受信した時、ファンモータ92の速度を増大させる。ファンモータ92が最
高速度で回転している時にボタン120が押された時、制御装置88aは、モータ02が
最低速度で回転するようにモータ92に印加される通電信号を再設定する。ボタン134
の押下に基づき、制御装置88aは、光源266をオン/オフ操作する。ボタン262が
押されたかどうかに基づき、制御装置は、通信ユニット268と一体の送受信機又は増幅
器をオン/オフ操作する。ボタン264の押下に基づき、制御装置は、冷却ストリップ2
72の放熱能力を設定するために、該ストリップ272の能動構成要素を横切る電圧レベ
ルを設定する。
このように、本発明のシステムのボタンは、ファンモータ以外の個人防護システムの電
気的能動構成要素を制御するために用いられてもよいことを理解されたい。同様に、本発
明のいくつかの態様では、ヘルメットと一体の電動アセンブリの種類によっては、該アセ
ンブリを制御するために、顔面シールド上に単一のボタンしか設けなくてもよいこともあ
る。
[IV.第3の代替システム]
図14は、ガーメント取付型メモリ292がいかに本発明の個人防護システム290に
設けられるかを示している。図14は、システム290の電気的構成要素を示している。
これらの構成要素は、本発明のこの代替的ヘルメット及びガーメントのみならず、前述の
システム30,178のヘルメット及びガーメントに取り付けられてもよいことを理解さ
れたい。システム290は、(図示されない)ガーメントに固定される前述の顔面シール
ド110を備えている。単一のボタン120が、顔面シールド上に形成されている。
顔面シールド110に、メモリー292も取り付けられている。メモリ292は、シス
テム290の操作を調整するために有用なデータを貯蔵している。図15は、メモリ29
2に貯蔵されたデータの種類を示している。顔面シールドが関連するガーメントの種類を
識別するデータが、領域302に含まれている。領域304は、最小ファン速度を表すデ
ータを含んでいる。フラグ領域306は、いくつかの種類の電気的能動構成素をこの特定
のヘルメットと共に用いることが適切であるかどうかを示すように設定されるフラグを含
んでいる。例えば、いくつかのヘルメットが紫外光を放射する光アセンブリを備えること
が知られている。一方、ガーメントのなかには、紫外光の透過が適切でない顔面シールド
を備えるものがある。この種のガーメントでは、領域内のフラグの1つが、もしヘルメッ
トが紫外線光源を含んでいたなら、このガーメントが該ヘルメットを覆って配置された場
合に光源が作動されるべきではないことを示すように、設定されるとよい。
メモリ292は、使用履歴領域308も備えている。使用履歴領域は、メモリが一体化
されたガーメントがすでに使用されたことがあるかどうかを示すデータを含んでいる。使
用履歴領域308は、単一ビットのフラグ領域であるとよい。ガーメントの製造時に、デ
ータは、メモリ領域の各々に実装される。使用履歴領域308内のデータは、ガーメント
が使用されていないことを示すように、設定されている。
メモリ292は、顔面シールド110の内面に接着によって固定された薄膜メモリラベ
ルであるとよい。図14において、メモリ292を接点、任意選択的に、接点148aに
接続する単一の導電体294が示されている。本発明のいくつかの態様では、メモリと一
体の複数のピンを経てメモリ292に対する読取/書込を行う必要があることを理解され
たい。本発明のこれらの態様では、各メモリピンが接点に接続されることを確実にするた
めに、顔面シールドに十分な数の接点をもたらす必要がある。
システム290のヘルメットは、電気接点として機能する前述の磁石64、検出器85
、及び制御装置88を備えている。システム290は、ファンモータ92のみを有するも
のとして示されている。システム290は、他の電気的能動構成要素を有してもよいこと
を理解されたい。システム290のヘルメットは、メモリインターフェイス312も備え
ている。メモリインターフェイス312は、メモリ292からデータを読み取り、かつメ
モリ292にデータを書き込むように構成されている。メモリインターフェイス312は
、制御装置88に接続されている。制御装置88からの指示に基づき、メモリリーダー8
8がメモリ内のデータを読み取り、これらのデータを制御装置に送信する。また、制御装
置88からの指示に基づき、メモリリーダーがメモリ292にデータを書き込む。データ
の書込は、通常、使用履歴領域308へのフラッグの設定である。
本発明のシステム290は、アラーム314も備えている。アラーム314は、典型的
には、短い可聴破裂音を放出することができる装置である。制御装置88は、アラームを
選択的に作動させるためにアラームに接続されている。
システム290において、メモリ292をヘルメットと一体の相補的な磁石64に接続
する構成要素は、磁石148a,148bである。
本発明のシステム290は、本発明の個人防護システムの他の態様におけるのと同じよ
うに使用のための準備が行われる。ヘルメットが、ユーザーの頭を覆って装着される。ガ
ーメントが、ヘルメット及び頭を覆って装着される。ガーメントが頭を覆って装着された
結果として、ヘルメット及び顔面シールドと一体のそれぞれの接点が、ボタン120と検
出器85との間に電気接続を達成する。これらの接点は、ガーメントと一体メモリ292
とメモリインターフェイス312との間にも電気接続を達成する。
図16は、制御装置88によって実行されるプロセスステップのフローチャートを示し
ている。これらのプロセスステップは、システム290の使用の準備が整えられ、制御装
置88が作動した後に生じる(制御装置の作動ステップは、図示されていない)。ステッ
プ322は、制御装置88によってメモリ292内のデータを最初に読み込むことを示し
ている。明示的に示されていないが、ステップ322の一部として、メモリ292が存在
するかどうかを決定するために、最初、メモリインターフェイス312による尋問信号が
出力される。もしメモリが検出されなかったなら、メモリリーダーは、この事実を示す通
知を制御装置88に送信する。この通知を受信した制御装置88は、アラーム314を作
動させる。アラーム314の作動は、ガーメントがメモリを有していないか又はメモリ2
92がメモリリーダー312に確実に接続されるようにガーメントがヘルメットに装着さ
れる必要があるかのいずれかを示す通知をもたらすことになる。
メモリインターフェイスが、ステップ322においてメモリ292内のデータを十分に
読み取り、これらのデータを制御装置88に送信したなら、ステップ324において、制
御装置によるこれらのデータの解析が行われる。ステップ324において、ガーメントが
ヘルメットと共に用いられるのに適しているかどうかを決定するために、データが評価さ
れる。ステップ324において、ガーメント識別領域302内のデータに基づき、制御装
置88は、ガーメントがヘルメットに適合しているかどうかを決定する。使用履歴領域3
08内のデータに基づき、制御装置88は、ガーメントがすでに使用されたものであるか
どうかを決定する。もしこの評価試験が肯定されたなら、ガーメントは、もはや無菌では
なく、使用に適していないと見なされる。
ステップ326は、ステップ324の評価に基づき、制御装置88がガーメントが使用
に適していないと決定することを示している。ガーメントが使用に適しない理由として、
シェル又はフィルタを形成する材料の性質によって、ファンがガーメント内に十分な空気
を引き込むことができないこと、ガーメントの特徴がヘルメットの特徴と適合しないこと
、又は使用履歴領域内のデータがガーメントがすでに使用されていることを示すことが挙
げられる。理由とは無関係に、もしステップ326の一部として、ガーメントがヘルメッ
トと共に用いられるべきではないと決定されたなら、ステップ330において、制御装置
88は、アラーム314を作動させる。
多くの場合、ステップ326の評価は、ガーメントがヘルメットとの使用に適合するこ
とを示すことが予期される。この場合、制御装置88は、プロセスを進め、ステップ33
2を実行する。
本発明の多くの態様では、制御装置88は、ステップ330が実行された後もステップ
332をさらに実行する。何故なら、本発明のこれらの態様では、システムは、ガーメン
トが使用に適さないという通知のみを与えるように構成されており、該ガーメントの使用
を禁止するものではないからである。代替的に、システム290は、もしガーメントが使
用に適しないなら、システムの操作を許容しないように構成されてもよい。本発明のこれ
らの態様では、制御装置88は、アラームが作動された後、どのようなさらなる操作も行
わない。
ステップ332では、制御装置88及びメモリインターフェイス312は、ガーメント
が使用されると見なされるべきであることを示すデータをガーメントメモリ292に書き
込む。本発明の記載される態様では、ステップ332において、メモリインターフェイス
312は、メモリ292の使用履歴領域内に適切なフラッグを設定することによって、こ
のプロセスを実行する。
ステップ334において、制御装置88は、ヘルメットを特定のガーメントと共に用い
るように設定する。本発明の記載される態様では、ステップ334は、ファンモータの最
低速度の基本信号を最低ファン速度領域304においてに特定された速度に設定すること
によって、このプロセスを実行する。従って、もしガーメントが比較的多孔性のろ過材料
から構成されていたなら、領域304内のデータは、最低ファン速度が比較的低いことを
示すことになる。他のガーメントが、相対的に低多孔性のろ過材料から構成されることが
ある。システムがこのガーメントを用いて機能する場合、最低ファン速度は、より多孔性
のろ過材料から構成されたガーメントがヘルメットに装着される時よりも高速度に設定さ
れることになる。このガーメントに対して、領域304は、この事実を示すデータを含ん
でいる。
本発明のいくつかの態様では、ステップ334の一部として,制御装置88がモータ9
2を作動させる。
本発明のシステム290の1つの利得は、制御装置88及びアラーム314が、もしシ
ステムをヘルメットを覆って装着された特定のガーメントと共に用いることが適していな
かったなら、その通知をもたらすように構成されていることにある。
システム290のさらなる利得は、ガーメントと一体のメモリに基づき、制御装置は、
ガーメントと共に用いられるようにシステムを設定することにある。この制御は、ファン
モータの最低速度の設定を含んでいる。代替的に、もし光源が可変強度の光源を放射する
ことが可能なら、この制御は、光源が透過する顔面シールドの材料特性に基づく放射され
る光の最小、最大、及び/又は目標強度の設定を含むことができる。
[V.代替接点]
本発明は、ボタンから延在する導電体が顔面シールドをヘルメットに離脱可能に保持す
る1つ又は複数の固定特徴部に延在するようになっている個人防護システムに制限される
ものではない。典型的には、制限されるものではないが、導電体は、顔面シールドの以下
の位置、すなわち、顔面シールドがヘルメットに固定された時に顔面シールドと一体の相
補的接点に対して位置決めされる位置まで少なくとも延在していればよい。この設計の特
徴によって、顔面シールドがヘルメットに取外し可能に取り付けられる結果として、1つ
又は複数のボタンとヘルメットと一体の電気的構成要素との間に電気接続が達成されるこ
とが確実になる。
顔面シールド導電体が固定特徴部で終端しない本発明の態様では、相補的ヘルメット接
点は、顔面シールド固定特徴部と係合するヘルメット固定特徴部と一体でなくてもよいし
、又は隣接していなくてもよいことを理解されたい。例えば、顔面シールド導電体が顔面
シールド固定特徴部から離間した位置で終端する場合、ヘルメット接点は、バネ付勢接点
又はポゴピン状接点とすることができる。これらの接点の各々は、顔面シールドが適所に
ある時、該接点の導電ピンが適切な顔面シールド導電体に当接するように位置決めされる
ことになる。
本発明の全ての態様において、必ずしも、顔面シールド固定特徴部は、顔面シールド導
電体のための導電接点としても機能するようになっている必要がない。しかし、顔面シー
ルド導電体のための導電接点として機能する顔面シールド固定特徴部は、多くの場合、本
発明の好ましい構成をなすと考えられる。この目的から、顔面シールド固定特徴部と見な
される例として、相補的なヘルメット固定特徴部を受け入れるための開口を画定する顔面
シールドの区域は、顔面シールド固定特徴部と考えられる。具体的には、図11Aの開口
242を画定する顔面シールド240の区域は、本発明の目的から、顔面シールド固定特
徴部と考えられることを理解されたい。
導電性でもある固定特徴部は、磁石及び顔面シールドの区域を画定する開口に制限され
るものではない。1つの代替的な二重機能固定アセンブリは、面ファスナー式固定アセン
ブリの2つの構成要素からなっており、この場合、このアセンブリの両方の構成要素がい
ずれも導電性である。他の二重機能アセンブリは、2対のコネクタからなる端末構成要素
である。1つのコネクタは、磁石及び接点を備えている。第2のコネクタは、磁場に吸引
される金属及び第2の接点からなっている。これらのコネクタは、磁石に対する固有のラ
ッチング效果によって、接点同士の当接が生じるように構成されている。他の形式の導電
性固定特徴部として、導電スナップが挙げられる。
固定特徴部が磁気吸引に依存する本発明の態様では、ヘルメット及びガーメント顔面シ
ールドの両方が、必ずしも、導電性を有すると共に磁場を放出する固定特徴部である必要
がない。従って、本発明のいくつかの態様では、ヘルメット又は顔面シールドの一方のみ
が、(固定具及び導電体として機能する)導電磁石を備えている。顔面シールド又はヘル
メットの他方は、相補的な固定具かつ導電接点として機能する前述のディスク149を備
えている。
本発明の接点、すなわち、信号を該接点とガーメントに取り付けられたボタン及び/又
はメモリとの間に伝達させる接点は、信号を電子流の物理的伝達によって送信する構成要
素に制限されるものではない。本発明の目的から、ヘルメット接点及びガーメント接点は
、ガーメントに取り付けられた構成要素及びヘルメットに取り付けられた構成要素からの
信号の電磁誘導伝送を容易にする構成要素と考えることもできる。
1つのこのようなアセンブリが、図17に示されている。ここでは、主コイル354が
ヘルメットに取り付けられている。信号が、ヘルメットの一部でもある一定周波数のAC
電圧源352から主コイルに印加される。主コイル354に隣接しているには、再生コイ
ル358である。検出器360が、再生コイルを横切る信号の特性を監視するようになっ
ている。検出器360は、再生コイル358を横切る信号の特定の変化を検知した時、こ
の変化が検出されたことを示す信号を制御装置88に出力するように構成されている。
本発明のこの態様では、二次コイル370は、顔面シールド110上に配置されている
。二次コイル370は、ガーメントがヘルメットに固定された時、二次コイルがヘルメッ
トの主コイル354及び再生コイル358の両方との間で信号を誘導的に交換するように
、位置決めされている。導電体372が、二次コイルの両端をボタンに接続している。図
示されないが、1つの導電体372がボタン120のディスク122に接続されるとよい
ことを理解されたい。第2の導電体が、ボタン120のリング126に接続されることに
なる。
本発明の個人防護システムのこの態様が操作されている時、電圧源352は、AC信号
を主コイル354を横切って印加する。コイル354,358,370の近接によって、
コイル354を横切る信号は、コイル370を横切る信号を誘導する。従って、ボタン1
20を形成するディスク122及びリング126を横切る信号が生じることになる。
ユーザーは、本発明の他の態様におけるボタン作動と同じように、ボタンが形成されて
いる顔面シールドの区域に親指又は他の指を置くことによって、ボタン120を作動させ
る。この指の存在によって、ボタンを形成するディスク122及びリング126を横切る
静電容量が変化する。その結果として、コイル370を横切る信号の特性が変化する。検
出器360は、この変化の検知に応じて、ボタンが押されたことを示す信号を制御装置8
8に送信する。次いで、制御装置88が、ボタン120の作動に基づいて適切な電動アセ
ンブリ、ここでは、ファン92の操作状態を再設定することになる。
接点が誘導信号伝達を可能にするように設計されている本発明の態様では、顔面シール
ドに取り付けられるメモリは、RFIDタグであるとよい。この種のメモリが存在する時
、顔面シールド接点は、顔面シールドに取り付けられたメモリと一体のアンテナである。
ヘルメット接点は、タグアンテナによって誘導信号交換に関するヘルメットと一体のコイ
ルである。
[VI.オン/オフ制御システム]
図16のステップ334に関して前述したように、本発明の個人防護システムは、ガー
メントがヘルメットに取り付けられた後でのみ、制御装置88がモータ92、従って、フ
ァン94の作動を生じさせる信号を出力するように構成されているとよい。これによって
、ヘルメットへのガーメントの配置前に作動するファンを備える個人防護システムに付随
する欠点をなくすことができる。このように排除されるべき1つの欠点は、ファン94が
有用な目的を果たさない時にファン84によって騒音が生じることである。ファン94の
使用が必要でない時に回転するモータ92に付随する第2の欠点は、モータによるバッテ
リ86の電荷の消耗である。
従って、図16に関して述べたプロセスにおいて、システムは、バッテリ86から引き
出される異なる電流による2つの状態で操作されることを理解されたい。当初、システム
が作動される時に、比較的低電流が引き出される。さらに具体的には、この時に引き出さ
れるのは、制御装置88及び関連する入出力構成要素、すなわち、検出器85及びメモリ
インターフェイス312を作動させるのに必要な電流のみである。適切なガーメントがヘ
ルメットを覆って装着された時にのみファンが作動される。システムがこの操作状態に移
行した時により高い電流がバッテリ86から引き出されることを理解されたい。
本発明のシステムの他の態様では、ガーメントがヘルメットに装着された時にのみファ
ン94を作動させるためにモータ92が回転することを確実にするための異なるサブアセ
ンブリが設けられてもよい。本発明のこのような1つの構成では、システムは、制御装置
88が最初に作動した時にファンの作動をもたらす指令信号を出力しないように、構成さ
れている。制御装置は、ボタン120又は134の1つが押されたことを示す信号を検出
器85から受信した時にのみ、ファンを作動させるようになっている。
図18は、本発明の代替システム390の構成要素を示している。システム390は、
図4のシステムの変更例である。システム390は、単一のボタン120が設けられるよ
うに構成されている。第2のボタンに代わって、システム390は、導電体392が顔面
シールド110上に配置されるように構成されている。導電体392が、磁石148b,
148c間に延在している。本発明のこれらの態様では、検出器85は、これらの磁石を
横切る開回路/閉回路の存在を検出するために磁石64b,64cを監視するように構成
されている。従って、本発明のこれらの態様では、検出器85は、磁石64bを横切る信
号を出力することになる。
システム390のヘルメットが最初ユーザーの頭に装着され、かつ作動された時、検出
器85及び制御装置88のみが作動する。開回路が磁石64b,64cを横切って存在し
ているので、検出器85は、これがシステム390の状態であることを示す信号を制御装
置に出力する。従って、制御装置88は、ファンモータ92を通電する制御信号を出力し
ないことになる。
ガーメントがヘルメットに装着されると、ガーメントの顔面シールドと一体の導電体3
92が磁石64b,64c間の接続を閉じることになる。検出器85が、これらの2つの
磁石64b,64c間の回路の閉鎖を検知する。回路状態のこの変化の検出に応じて、検
出器は、システムがこの状態にあることを示す信号を制御装置88に送信する。この信号
が制御装置88によって受信された時にのみ、制御装置88は、ファンモータ92への通
電信号の印加をもたらす指令信号を出力することになる。
本発明のこの態様では、ヘルメットからのガーメントの取外しによって、磁石64b,
64c間の回路が再び開放されることを理解されたい。この回路の再開放の検出に応じて
、検出器は、システムがこの状態にあることを通知する信号を制御装置88に出力する。
制御装置88は、システム390がガーメント離脱状態に戻ったことを示す通知を受信し
たことに応じて、ファンモータ92への通電信号の印加を終了させる。従って、本発明の
システムのこれらの構成のさらなる特徴は、ガーメントがヘルメットから外され、ファン
モータ92の使用がもはや必要とされない時に、ファンが自動的に停止することにある。
ガーメントの存否を検出する他の手段が、図19,20に示されている。図19は、前
述のヘルメット32に基づくヘルメット32aの一部を示している。ヘルメット32aは
、固定具としての磁石を有する代わりに、導電性であると共に磁場に吸引される固定具4
02a,402b,402cを有する点において、ヘルメット32と部分的に異なってい
る。固定具402bに隣接して、センサ404が配置されている。センサ404は、磁場
の存否に基づいて状態が変化する信号を出力する。センサ404は、ホール效果センサと
することができる。本発明のいくつかの態様では、センサ404は、スイッチである。こ
のスイッチの開閉状態は、磁場の存否の関数であることを理解されたい。センサ404は
、シェル36の内側に取り付けられている。これが、図19においてセンサ404が想像
線によって示されている理由である。
センサ404によって出力された信号が、制御装置88に出力される。この信号は、図
20に示されるように、制御装置に直接印加されるとよい。代替的に、信号は、検出器8
5に印加されてもよい。従って、本発明のこのこの態様の検出器は、この信号の受信時に
、ガーメントがヘルメットに取り付けられたことを示す信号を制御装置に出力するように
、構成されている。
本発明のこれらの態様では、ガーメントと一体の相補的な固定要素は、前述の顔面シー
ルド磁石148である。
本発明のこの態様は、本発明の他の態様が使用の準備を行う時に用いたのと同じ基本ス
テップを用いて、使用の準備が行われる。本発明のこの態様によれば、ヘルメットの作動
によって、検出器85及び制御装置88しか作動しない。ガーメントをヘルメット32a
に離脱可能に取り付けるために、ガーメント顔面シールド110と一体の磁石148a,
148b,148cが、それぞれ、ヘルメット32aの固定具402a,402b、40
2cに対して配置される。センサ404に隣接して配置された磁石148aによって生じ
た磁場が、センサの周りに流れる。次いで、センサ404が、この磁場が存在することを
示す信号を出力する。ここで、もしセンサ404がスイッチであるなら、磁場の存在によ
って、スイッチが閉鎖又は開放されることになる。センサが出力するこの信号に応じて、
制御装置88は、モータ92を作動させてファン94を回転させるために、モータ92へ
の通電信号の印加を開始する。
代替的に、ガーメントがヘルメットに装着されたかどうかを示す信号を出力するセンサ
は、図21Aのスイッチ404aであってもよい。このスイッチ404aは、ヘルメット
へのガーメントの装着時又はヘルメットからのガーメントの取外し時に物理的に変位する
ようになっている。本発明のこの態様では、センサ404aは、バネ付勢されたピンを有
するスイッチとすることができる。このスイッチは、ガーメントが顔面シールドに取り付
けられた時にガーメントの一部がピンを変位させる位置において、ヘルメットに装着され
ている。典型的には、スイッチは、ガーメントがヘルメットを覆って装着された時、顔面
シールド又は顔面シールドに取り付けられた構成要素のいずれかがピンに当接し、該ピン
を変位させるように、ヘルメットに取り付けられる。ピンのこの変位によって、スイッチ
の状態が変化する。制御装置は、このスイッチに接続されている。従って、制御装置88
は、スイッチの状態がガーメントがヘルメットを覆って装着されたかどうかに関する指示
として機能することを認識するように、設定されている。このスイッチ状態の情報に基づ
き、制御装置は、ファンモータ92への通電信号の印加を調整することになり。
従って、本発明の前述の態様では、センサ404aのスイッチを押すガーメントの部分
は、センサに隣接するガーメントの存在を示すガーメントマークとして機能することを理
解されたい。図21Aにおいて、これは、顔面シールド110の区域110aによって図
式的に示されている。
本発明の個人防護のいくつかの態様では、ガーメントがヘルメットに装着されたかどう
かを示す情報に基づき、制御装置は、個人防護システムと一体の他の電動アセンブリが作
動されるかどうかを調整する。従って、制御装置は、適切なガーメントがヘルメットの装
着されたかどうかに基づき、光アセンブリ266、通信ユニット268,又は冷却ストリ
ップ272の1つ又は複数の作動を禁止することができる。
[VII.代替的実施形態]
上記の説明は、本発明の特定の態様に向けられている。本発明の種々の実施形態の個々
の特徴部は、本発明の代替的実施形態を構成するように互いに組み合わされてもよいこと
を理解されたい。
同様に、本発明の各実施形態の全ての特徴が、記載された実施形態の各構成に必ずしも
含まれなくてもよいことを理解されたい。例えば、ガーメントに取り付けられたマークが
存在するかどうかをヘルメットのセンサが監視する本発明の態様は、顔面シールドに取り
付けられた制御ボタンを必ずしも備えなくてもよいことを理解されたい。本発明のこれら
の態様では、電動アセンブリを制御するように作動される1つ又は複数の制御部材は、ヘ
ルメットに取り付けられる1つ又は複数のボタン、スイッチ、又は電位差計であってもよ
い。
本発明の特定の特徴部は、ここに記載されたものと異なっていてもよい。
例えば、このシステムの顔面シールドに取り付けられる制御ボタンは、記載されたもの
と異なっていてもよい。例えば、本発明のいくつかの態様では、ボタン及びヘルメットと
一体の相補的構成要素は、親指又は他の指をボタンに置く結果として生じるボタン抵抗の
変化を検出するように設定されてもよい。ボタンが抵抗の変化に鋭敏な本発明の態様では
、ボタンを形成する導電材料を顔面シールドの外面に付着させることが望ましい。本発明
の他の態様では、他の理由から、ボタンの導電性特徴部のみならず顔面シールド導電体自
体も顔面シールドの外面に配置されてもよい。
さらに、本発明のいくつかの態様では、ボタンは、移動する構成要素を備えていてもよ
い。典型的には、この種のボタンは、少なくとも1つの移動する構成要素がボタンを作動
させるためにボタンの他の構成要素に対して物理的に変位するように、設計されている。
この種の1つのボタンは、薄膜式のボタン又はスイッチである。この種のボタンとして、
柔軟薄膜が挙げられる。この薄膜の柔軟性によって、該薄膜に関連するボタンの回路が閉
鎖されることになる。
本発明の全ての態様において、必ずしも、ボタンは、顔面シールドの片側又は両側に隣
接して配置される必要がない。これらのボタンは、顔面シールドの上端及び/又は底の近
くに配置されてもよい。
これらの形態に関わらず、本発明のボタンは、手袋をした指の押下時に作動されるべき
であることを理解されたい。何故なら、医療又は外科環境において、本発明のシステムを
着衣するユーザーは、通常、手に手袋を嵌めるからである。
また、本発明のボタンは、1つ又は複数の剥離式レンズを備えるガーメントに取り付け
られてもよい。剥離式レンズは、顔面シールドの露出した外面に接着によって固定された
透明プラスチックの層である。このレンズが顔面シールドの視野を妨げる材料によって覆
われる場合、このレンズが除去される。これによって、ガーメントを着衣するユーザーは
、少なくとも短時間にわたって、顔面シールドを覆う材料によって妨げられない顔面シー
ルドの視野を有することができる。この除去可能なシールドによって、ボタンが覆われ又
は露出されることになる。
さらに、本発明のいくつかの態様では、ガーメントがヘルメットを覆って装着された時
、ヘルメットと一体の電気接点がボタンと一体の相補的接点と接触するように構成要素を
位置決めすることが望ましい。本発明のこれらの態様では、顔面シールドの電気接点は、
ボタンと一体に形成されている。本発明のこの態様の利得は、ボタンから離間した顔面シ
ールド接点まで延在する導電体を顔面シールドに設ける必要がないことにある。
個人防護システムに取り付けられる代替的ユニットは、ビデオ及び/又はオーディオレ
コーダーである。ボタンは、このシステムを作動させることができる。
また、本発明のいくつかの態様では、顔面シールドは、相補的なヘルメット固定特徴部
に係合する固定特徴部を備えていなくてもよい。
本発明のいくつかの態様では、ボタン及び/又はボタンに延在する顔面シールド導電体
を覆って絶縁層を配置することが望ましいことがある。
ガーメントの存否に基づく信号を出力するセンサが、他の形態をとってもよいことも理
解されたい。図21Bは、光学的認識センサである代替センサ404bを示している。こ
のセンサは、(図21Bにおいて顔面シールド110の一部の上のバー410として示さ
れる)顔面シールド又は顔面シールドに取り付けられた視覚的に感知可能なマーク410
を走査する。このマーク410は、バーコードであってもよいし、又は彩色されたタイル
のパターンであってもよい。適切なマークの存否に基づき、センサは、顔面シールドがヘ
ルメットに取り付けられたかどうかを示す信号を生成する。この信号の状態に基づき、制
御装置88は、個人防護システムと一体の電動アセンブリの1つ又は複数を選択的に作動
させることになる。
本発明のいくつかの態様において前述されたように、NOVRAM又はRFIDタグの
ようなメモリ装置が顔面シールドに取り付けられてもよい。本発明のこれらの態様では、
メモリからデータを読み取るメモリインターフェイスは、取り付けられた顔面シールドの
存否を検出するセンサとして機能する。さらに具体的には、メモリインターフェイスによ
って出力された書込要求の結果として、メモリインターフェイスがデータを受信しない限
り、制御装置は、個人防護システムが顔面シールドがヘルメットに取り付けられていない
状態にあると解釈する。書込要求に応じて、メモリインターフェイスがメモリからデータ
を受信した時、制御装置は、顔面シールドがヘルメットに取り付けられた状態にあるとみ
なすことになる。システムがこの状態にある時にのみ、ヘルメットは、システムの電動構
成要素の1つ又は複数を作動させることになる。
また、本発明の個人防護システムは、概して、医療用又は外科用手術中に医療施術者と
患者との間にバリアをもたらすことが意図されているが、その使用は、そのように制限さ
れるものではない。個人防護がユーザーと周囲環境との間にバリアを設けることが望まし
い他の試みに用いられてもよいことも、本発明の範囲内にある。本発明のシステムを用い
ることが望ましい1つの代替的な試みとして、ユーザーとユーザーが働く環境内の危険材
料との間にバリアをもたらすことが望ましい使用例が挙げられる。
さらに、顔面シールド上にボタン及び導電トレースを形成する導電材料の形態は、導電
トラックに制限されるものではない。本発明のいくつかの態様では、これらの導電性構成
要素は、顔面シールドに塗布された導電インクから形成されてもよい。代替的に、これら
の導電性構成要素は、顔面シールドに塗布される導電層から形成されてもよい。いったん
顔面シールドに塗布されたなら、これらの導電層は、個々の導電性構成要素を形成するた
めに選択的にエッチングされることになる。
さらに、本発明の個人防護システムの独創的な特徴部は、前述のシステムの主要な態様
に関して例示された完全な形態のヘルメット及び頭を覆うガーメントを含まない個人防護
システム内に組み込まれてもよい。例えば、本発明の最小の個人防護システムは、ファン
及びモータが取り付けられる頭頂装着シェルを備えないヘルメットからなっていてもよい
。ガーメントは、このヘルメットに取り付けられる顔面シールドのみからなっているとよ
い。システムのこの態様では、前述のアセンブリは、顔面シールドがヘッドバンドに取り
付けられるかどうかに応じて、ヘッドバンドに取り付けられた電動アセンブリの使用を禁
止又は許容するために用いられるとよい。このヘッドバンドに取り付けられる電動アセン
ブリの例として、光源266、通信ユニット268、及び/又は冷却ストリップ272が
挙げられる。本発明のこれらの態様では、1つ又は複数の電動アセンブリの操作を調整す
るためのボタンは、顔面シールドに取り付けられてもよいし、又は取り付けられなくても
よい。ボタンが顔面シールドに取り付けられた時、これらのボタンは、必要な電気接続を
遮断可能にもたらすために、1つ又は複数の前述のアセンブリを通してヘッドバンドに接
続された制御装置に接続されることになる。このように、本発明の目的から、ヘルメット
は、電動アセンブリが取り付けられる(ユーザーの頭に装着されるように設計された)物
品であると理解されたい。従って、本発明の1つの最小のヘルメットとして、冷却ストリ
ップが取り付けられたヘッドバンドを備えるヘルメットが挙げられる。
従って、添付の請求項の目的は、このような修正及び変更の全てを本発明の真の精神及
び範囲内に包含されるものとして含むことである。
従って、添付の請求項の目的は、このような修正及び変更の全てを本発明の真の精神及
び範囲内に包含されるものとして含むことである。
出願時の特許請求の範囲は以下の通り。
[請求項1]
ユーザーの頭に装着されるように構成されたヘルメット(32,180)と、
前記ヘルメットに取り付けられた電動アセンブリ(92,266,268,272)と、
前記電動アセンブリに接続される少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)であって、前記電動アセンブリの操作の形態を調整するために前記電動アセンブリに接続される、少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)と、
透明な顔面シールド(110,240)を少なくとも備えるガーメント(102,236)であって、前記ガーメントが前記ヘルメットに取り付けられる時に前記顔面シールドが前記ユーザーの顔の前に位置するように位置決めされた前記ヘルメットに離脱可能に取り付けられる、ガーメント(110,236)と、
を備える、個人防護システム(20,178,290)であって、
前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)は、前記ガーメント(102,236)の前記顔面シールド(110,240)に取り付けられており、
導電接点(148,252,254,256,370)が前記顔面シールドに取り付けられ、前記少なくとも1つのボタンに電気的に接続されており、
導電接点(64,192,358)が前記ヘルメットに取り付けられ、前記電動アセンブリ(92,266,268,272)に電気的に接続されており、前記顔面シールド導電接点(148,252,254,256,370)及び前記ヘルメット導電接点は、前記ガーメントが前記ヘルメットに取り付けられた時に互いに係合し、前記少なくとも1つのボタンと前記電動アセンブリ(92,266,268,272)との間に電気接続を達成するように、協働して位置決めされていることを特徴とする、個人防護システム。
[請求項2]
前記ヘルメット及び前記顔面シールドは、相補的な固定特徴部(64,148,216,234,242,246)を備え、前記相補的な固定特徴部は、互いに係合した時、前記顔面シールド(110,240)を前記ヘルメット(32,180)に離脱可能に保持するようになっている、請求項1に記載の個人防護システム。
[請求項3]
前記顔面シールド固定特徴部(148a,148b,146c)の少なくとも1つは、導電性であり、前記少なくとも1つのボタンは、前記固定特徴部(148a,148b,148c)に電気的に接続され、これによって、前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部は、前記顔面シールド導電接点として機能するようになっている、請求項2に記載の個人防護システム。
[請求項4]
前記ヘルメット固定特徴部(64)の少なくとも1つは、導電性であり、前記顔面シールドの前記少なくとも1つの導電性固定特徴部(148)に係合するように配置されており、かつ前記電動アセンブリ(92,266,268,272)に接続されており、これによって、前記固定特徴部(64,148)の係合によって、前記電動アセンブリへの前記少なくとも1つのボタン(120,134)の電気接続が生じるようになっている、請求項3に記載の個人防護システム。
[請求項5]
導電性である前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部(148)は、導電磁石又は磁場に吸引される導電性構成要素であり、
導電性である前記少なくとも1つのヘルメット固定特徴部(64)は、磁場に吸引される導電性構成要素又は磁石である、請求項4に記載の個人防護システム。
[請求項6]
導電性である前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部は、前記ヘルメット(180)の相補的固定特徴部(216)を受け入れるための前記顔面シールド(240)の開口(242)を画定する前記顔面シールドの区域からなっており、前記顔面シールドの前記区域は、前記ヘルメット固定特徴部が前記開口内に配置された時に前記ヘルメット(180)の前記導電接点(192)に係合するように位置決めされた導電部材(252,254,256)を備える、請求項3に記載の個人防護システム。
[請求項7]
前記ヘルメット(32)及び前記顔面シールド(110)の前記相補的固定特徴部は、前記ヘルメットに取り付けられた磁石(64)又は磁場に吸引される構成要素(149)と、前記顔面シールドに取り付けられた磁場に吸引される構成要素(149)又は磁石(148)とから構成されている、請求項2に記載の個人防護システム。
[請求項8]
前記ヘルメット(180)及び前記顔面シールド(240)の前記相補的固定特徴部は、前記ヘルメットに取り付けられたタブ(216)と前記顔面シールドの開口(242)とから構成されており、前記開口は、前記ヘルメットタブを受け入れるように寸法決めされている、請求項2に記載の個人防護システム。
[請求項9]
前記ヘルメットは、前記少なくとも1つのボタン(120,262,264)が接続される検出器(85,85a,360)を備え、前記検出器は、前記少なくとも1つのボタンが作動した時、信号を出力するように構成されている、請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の個人防護システム。
[請求項10]
前記少なくとも1つのボタン(120)は、前記顔面シールド(110,240)上に形成された互いに離間した導電トレース(124,126)から形成され、前記導電トレースは、静電容量を形成するために離間して形成されており、
前記検出器(85,85a)は、前記ボタン(122)を形成する前記導電トレース(124,126)を横切る信号を印加し、前記ボタンを横切る前記信号を監視し、前記ボタンの静電容量の変化に応じて、前記ボタンが作動されたことを示す信号を出力するように、構成されている、請求項9に記載の個人防護システム。
[請求項11]
前記顔面シールド(110,240)上の前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)及び前記導電接点(148,252,254,256)は、互いに離間しており、
導電体(124,128,144,252,254,256)が、前記顔面シールド上に配置され、前記少なくとも1つのボタンから前記導電接点に延在している、請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の個人防護システム。
[請求項12]
前記少なくとも1つのボタンから離間した前記導電体(252,254,256)の区域は、前記顔面シールド(240)の前記導電接点として機能するようになっている、請求項11に記載の個人防護システム。
[請求項13]
前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)は、前記顔面シールド(110,240)の内面に位置している、請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の個人防護システム。
[請求項14]
複数のボタン(120,134,262,264)が前記顔面シールド(110,240)に取り付けられている、請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の個人防護システム。
[請求項15]
前記ヘルメットに取り付けられた前記電動アセンブリは、ファンモータ(92)、光源(216)、通信ユニット(268)、冷却ストリップ(272)、又はビデオ及び/又はオーディオレコーダーである、請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の個人防護システム。
[請求項16]
前記顔面シールド(110)に取り付けられた前記導電接点(370)及び前記ヘルメット(32,180)に取り付けられた前記導電接点(358)は、前記ガーメント(102,236)が前記ヘルメットに取り付けられた時、前記接点間に誘導信号交換が生じるように、協働して構成されている、請求項1,2,7,8,9,10,11,12,13,14,15のいずれか一項に記載の個人防護システム。
[請求項17]
メモリ(292)が前記ガーメント(102,236)に取り付けられ、前記メモリは、前記顔面シールド(110)に取り付けられた接点(148c)に接続されており、
前記ヘルメットは、前記ガーメントが前記ヘルメットを覆って配置された時に前記メモリが接続された前記顔面シールド接点(148a)との間で信号を交換するように配置された接点(64)と、前記ガーメントメモリ(292)からのデータを少なくとも読み取ることを可能にするために、前記接点(64)に接続されたメモリインターフェイスと、を備える、請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の個人防護システム。
[請求項18]
前記ガーメントは、前記ヘルメット(32,180)の一部及び前記ユーザーの頭を覆うシェル(104,238)であって、前記ユーザーと周囲環境との間にバリアを形成する柔軟材料から形成されている、シェル(104,238)と、前記シェルに取り付けられた前記透明な顔面シールド(110,240)とを備える、請求項1ないし請求項17のいずれか一項に記載の個人防護システム。
[請求項19]
請求項1ないし請求項18のいずれか一項に記載の個人防護システムの一部として用いられるヘルメット(32,180)。
[請求項20]
請求項1ないし請求項18のいずれか一項に記載の個人防護システムの一部として用いられるガーメント(102,236)。
[請求項21]
個人防護システム(30,178)の一部として用いられるガーメント(102,236)であって、
前記個人防護システムのヘルメット(32,180)及び前記システムを着衣するユーザーの少なくとも頭を覆って配置されるように構成されたシェル(104,238)であって、前記ユーザーと周囲環境との間にバリアを形成する柔軟材料から形成されている、シェル(104,238)と、
前記シェルに取り付けられた透明な顔面シールド(110,240)であって、前記ガーメントが前記ヘルメットを覆って配置される時に前記ユーザーの顔の前に位置するように、位置決めされる透明な顔面シールド(110,240)と、
を備えるガーメント(102,236)において、
前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)が、前記顔面シールド(110,240)に取り付けられており、
導電接点(148,252,254,256,370)が前記顔面シールド(110)に取り付けられ、前記少なくとも1つのボタンに電気的に接続されており、前記導電接点は、前記ガーメントが前記ヘルメットを覆って配置された時、前記少なくとも1つのボタンと前記ヘルメットとの間に電気接続を達成するために、前記ヘルメットと一体の相補的電気接点に離脱可能に係合するように位置決めされ、かつ構成されていることを特徴とする、ガーメント(102,236)。
[請求項22]
前記顔面シールド(110)は、前記ヘルメットと一体の相補的固定特徴部(64,216,234)に係合するように構成された固定特徴部(148,242,246)を備え、前記固定特徴部(148,242,246)は、係合時に、前記顔面シールド(110,240)を前記ヘルメット(32,180)に離脱可能に保持するようになっている、請求項21に記載のガーメント(102,236)。
[請求項23]
前記顔面シールド固定特徴部の少なくとも1つ(148)は、導電性であり、前記少なくとも1つのボタン(120,134)は、前記固定特徴部(148)に電気的に接続されており、これによって、前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部は、前記顔面シールド導電接点として機能するようになっている、請求項22に記載のガーメント(102,236)。
[請求項24]
導電性である前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部は、導電磁石(148)又は磁場に吸引される導電性構成要素である、請求項23に記載のガーメント(102)。
[請求項25]
導電性である前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部は、前記ヘルメット(218)の相補的固定特徴部(216)を受け入れるための前記顔面シールド(240)の開口(242)を画定する前記顔面シールドの区域からなっており、前記顔面シールドの前記区域は、前記ヘルメット固定特徴部が前記開口内に配置された時に前記ヘルメット(180)の前記導電接点(192)に係合するように位置決めされた導電部材(252,254,256)を備える、請求項22に記載のガーメント(236)。
[請求項26]
前記顔面シールド固定特徴部は、磁石(148,246)又は磁場に吸引される構成要素(149)である、請求項22に記載のガーメント(102,236)。
[請求項27]
前記顔面シールド固定特徴部は、前記顔面シールドの開口(242)であり、前記開口は、前記ヘルメット(180)と一体のタブ(216)を受け入れるように寸法決めされている、請求項22に記載のガーメント(236)。
[請求項28]
前記少なくとも1つのボタン(120)は、前記顔面シールド(110,240)上に形成された互いに離間した導電トレース(124,126)から形成され、前記導電トレースは、静電容量を形成するために離間して形成されている、請求項21ないし請求項27のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
[請求項29]
前記顔面シールド(110,240)上の前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)及び前記導電接点(148,252,254,256)は、互いに離間しており、
導電体(124,128,144,252,254,256)が、前記顔面シールド上に配置され、前記少なくとも1つのボタンから前記導電接点に延在している、請求項21ないし請求項28のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
[請求項30]
前記少なくとも1つのボタン(120,134)から離間した前記導電体(252,254,256)の区域は、前記顔面シールド(240)の前記導電接点として機能するようになっている、請求項29に記載のガーメント(236)。
[請求項31]
前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)は、前記顔面シールド(110,240)の内面に位置している、請求項21ないし請求項30のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
[請求項32]
複数のボタン(120,134,262,264)が、前記顔面シールド(110,240)に取り付けられている、請求項21ないし請求項31のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
[請求項33]
前記電気接点(370)は、前記ヘルメットと一体の前記相補的電気接点に対して誘導的に信号を交換するように構成されている、請求項21,22,26,27,28,29,30,31,又は32のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
[請求項34]
前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)は、前記顔面シールド上に形成された第1の導電トレース(122,136)と、前記顔面シールド上に形成され、前記第1の導電トレースを少なくとも部分的に包囲する第2の導電トレース(126,142)と、からなっている、請求項21ないし請求項33のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
[請求項35]
前記顔面シールド(110)に取り付けられたメモリ(192)と、前記メモリを前記ヘルメットに取り付けられたメモリインターフェイス(312)に接続するために前記メモリに接続された電気接点(149)と、をさらに備える、請求項21ないし請求項34のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
[請求項36]
前記ガーメントは、前記システムの着衣者の肩の下方に延在しないフードである、請求項21ないし請求項35のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
[請求項37]
ユーザーの頭に装着されるように構成されたヘルメット(32,180)と、
前記ヘルメットに取り付けられる電動アセンブリ(92,266,268,272)と、
前記導電アセンブリに接続された少なくとも1つの制御部材(120,134,262,264)であって、前記電動アセンブリの操作の形態を調整するために前記電動アセンブリに接続される、少なくとも1つの制御部材(120,134,262,264)と、
透明な顔面シールド(110,240)を少なくとも備えるガーメント(102,236)であって、前記ガーメントが前記ヘルメットに取り付けられる時に前記顔面シールドが前記ユーザーの顔の前に位置するように位置決めされた前記ヘルメットに離脱可能に取り付けられる、ガーメント(102,236)と、
を備える個人防護システム(290)であって、
前記ガーメントは、マーク(110a,148a,292,410)を備え、
センサ(312,404,404a,404b)が前記ヘルメットに取り付けられており、前記センサは、前記ガーメントマークが前記センサに隣接しているかどうかを監視し、前記センサに隣接する前記ガーメントマークの存否を示すセンサ信号を出力するように、構成されており、
制御装置(88)が、前記電動アセンブリ(92,266,268,272)の作動を選択的に可能にするために前記電動アセンブリに接続されると共に、前記センサ信号を受信するために前記センサに接続されており、前記制御装置は、前記センサ信号が前記ガーメントマークが前記センサに隣接していることを示した時にのみ前記電動アセンブリの作動を可能にするように、構成されていることを特徴とする、個人防護システム。
[請求項38]
前記ガーメントマーク(110a,148a,292,410)は、前記顔面シールド(110,240)に取り付けられている、請求項37に記載の個人防護システム。
[請求項39]
前記センサ(404)は、磁場の存在を監視するように構成されている、請求項37又は38に記載の個人防護システム。
[請求項40]
前記センサは、機械的に変位するスイッチ(404a)であり、
前記ヘルメット及び前記ガーメントは、前記ガーメントが前記ヘルメットに取り付けられた時、前記顔面シールドの区域(110a)が前記スイッチ(404a)の状態を変化させるように前記スイッチ(404a)に当接し、これによって、前記顔面シールドの前記区域が前記マークとして機能するように、協働して構成されている、
請求項37又は38に記載の個人防護システム。
[請求項41]
前記ガーメントマークは、メモリ(292)であり、
前記センサは、前記メモリ内に貯蔵されたデータを読み取ることができる、前記制御装置に接続されたインターフェイス(312)である、
請求項37又は38に記載の個人防護システム。
[請求項42]
前記マークは、前記ガーメント上の光学的に感知可能なマーク(410)であり、
前記センサ(404b)は、前記光学的に感知可能なマーク(410)を読み取ることができる光学読取装置である、
請求項37又は38に記載の個人防護システム。
[請求項43]
前記ヘルメットに取り付けられた前記電動アセンブリは、ファンモータ(92)、光源(216)、通信ユニット(268)、冷却ストリップ(272)、又はビデオ及び/又はオーディオレコーダーである、請求項37ないし請求項42のいずれか一項に記載の個人防護システム。
[請求項44]
前記電動アセンブリに接続される前記制御部材は、ボタン(120,134,262,264)である、請求項37ないし請求項43のいずれか一項に記載の個人防護システム。

Claims (44)

  1. ユーザーの頭に装着されるように構成されたヘルメット(32,180)と、
    前記ヘルメットに取り付けられた電動アセンブリ(92,266,268,272)と

    前記電動アセンブリに接続される少なくとも1つのボタン(120,134,262,
    264)であって、前記電動アセンブリの操作の形態を調整するために前記電動アセンブ
    リに接続される、少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)と、
    透明な顔面シールド(110,240)を少なくとも備えるガーメント(102,23
    6)であって、前記ガーメントが前記ヘルメットに取り付けられる時に前記顔面シールド
    が前記ユーザーの顔の前に位置するように位置決めされた前記ヘルメットに離脱可能に取
    り付けられる、ガーメント(110,236)と、
    を備える、個人防護システム(20,178,290)であって、
    前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)は、前記ガーメント
    (102,236)の前記顔面シールド(110,240)に取り付けられており、
    導電接点(148,252,254,256,370)が前記顔面シールドに取り付け
    られ、前記少なくとも1つのボタンに電気的に接続されており、
    導電接点(64,192,358)が前記ヘルメットに取り付けられ、前記電動アセン
    ブリ(92,266,268,272)に電気的に接続されており、前記顔面シールド導
    電接点(148,252,254,256,370)及び前記ヘルメット導電接点は、前
    記ガーメントが前記ヘルメットに取り付けられた時に互いに係合し、前記少なくとも1つ
    のボタンと前記電動アセンブリ(92,266,268,272)との間に電気接続を達
    成するように、協働して位置決めされていることを特徴とする、個人防護システム。
  2. 前記ヘルメット及び前記顔面シールドは、相補的な固定特徴部(64,148,216
    ,234,242,246)を備え、前記相補的な固定特徴部は、互いに係合した時、前
    記顔面シールド(110,240)を前記ヘルメット(32,180)に離脱可能に保持
    するようになっている、請求項1に記載の個人防護システム。
  3. 前記顔面シールド固定特徴部(148a,148b,146c)の少なくとも1つは、
    導電性であり、前記少なくとも1つのボタンは、前記固定特徴部(148a,148b,
    148c)に電気的に接続され、これによって、前記少なくとも1つの顔面シールド固定
    特徴部は、前記顔面シールド導電接点として機能するようになっている、請求項2に記載
    の個人防護システム。
  4. 前記ヘルメット固定特徴部(64)の少なくとも1つは、導電性であり、前記顔面シー
    ルドの前記少なくとも1つの導電性固定特徴部(148)に係合するように配置されてお
    り、かつ前記電動アセンブリ(92,266,268,272)に接続されており、これ
    によって、前記固定特徴部(64,148)の係合によって、前記電動アセンブリへの前
    記少なくとも1つのボタン(120,134)の電気接続が生じるようになっている、請
    求項3に記載の個人防護システム。
  5. 導電性である前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部(148)は、導電磁石又
    は磁場に吸引される導電性構成要素であり、
    導電性である前記少なくとも1つのヘルメット固定特徴部(64)は、磁場に吸引され
    る導電性構成要素又は磁石である、請求項4に記載の個人防護システム。
  6. 導電性である前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部は、前記ヘルメット(18
    0)の相補的固定特徴部(216)を受け入れるための前記顔面シールド(240)の開
    口(242)を画定する前記顔面シールドの区域からなっており、前記顔面シールドの前
    記区域は、前記ヘルメット固定特徴部が前記開口内に配置された時に前記ヘルメット(1
    80)の前記導電接点(192)に係合するように位置決めされた導電部材(252,2
    54,256)を備える、請求項3に記載の個人防護システム。
  7. 前記ヘルメット(32)及び前記顔面シールド(110)の前記相補的固定特徴部は、
    前記ヘルメットに取り付けられた磁石(64)又は磁場に吸引される構成要素(149)
    と、前記顔面シールドに取り付けられた磁場に吸引される構成要素(149)又は磁石(
    148)とから構成されている、請求項2に記載の個人防護システム。
  8. 前記ヘルメット(180)及び前記顔面シールド(240)の前記相補的固定特徴部は
    、前記ヘルメットに取り付けられたタブ(216)と前記顔面シールドの開口(242)
    とから構成されており、前記開口は、前記ヘルメットタブを受け入れるように寸法決めさ
    れている、請求項2に記載の個人防護システム。
  9. 前記ヘルメットは、前記少なくとも1つのボタン(120,262,264)が接続さ
    れる検出器(85,85a,360)を備え、前記検出器は、前記少なくとも1つのボタ
    ンが作動した時、信号を出力するように構成されている、請求項1ないし請求項8のいず
    れか一項に記載の個人防護システム。
  10. 前記少なくとも1つのボタン(120)は、前記顔面シールド(110,240)上に
    形成された互いに離間した導電トレース(124,126)から形成され、前記導電トレ
    ースは、静電容量を形成するために離間して形成されており、
    前記検出器(85,85a)は、前記ボタン(122)を形成する前記導電トレース(
    124,126)を横切る信号を印加し、前記ボタンを横切る前記信号を監視し、前記ボ
    タンの静電容量の変化に応じて、前記ボタンが作動されたことを示す信号を出力するよう
    に、構成されている、請求項9に記載の個人防護システム。
  11. 前記顔面シールド(110,240)上の前記少なくとも1つのボタン(120,13
    4,262,264)及び前記導電接点(148,252,254,256)は、互いに
    離間しており、
    導電体(124,128,144,252,254,256)が、前記顔面シールド上
    に配置され、前記少なくとも1つのボタンから前記導電接点に延在している、請求項1な
    いし請求項10のいずれか一項に記載の個人防護システム。
  12. 前記少なくとも1つのボタンから離間した前記導電体(252,254,256)の区
    域は、前記顔面シールド(240)の前記導電接点として機能するようになっている、請
    求項11に記載の個人防護システム。
  13. 前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)は、前記顔面シール
    ド(110,240)の内面に位置している、請求項1ないし請求項12のいずれか一項
    に記載の個人防護システム。
  14. 複数のボタン(120,134,262,264)が前記顔面シールド(110,24
    0)に取り付けられている、請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の個人防護
    システム。
  15. 前記ヘルメットに取り付けられた前記電動アセンブリは、ファンモータ(92)、光源
    (216)、通信ユニット(268)、冷却ストリップ(272)、又はビデオ及び/又
    はオーディオレコーダーである、請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の個人
    防護システム。
  16. 前記顔面シールド(110)に取り付けられた前記導電接点(370)及び前記ヘルメ
    ット(32,180)に取り付けられた前記導電接点(358)は、前記ガーメント(1
    02,236)が前記ヘルメットに取り付けられた時、前記接点間に誘導信号交換が生じ
    るように、協働して構成されている、請求項1,2,7,8,9,10,11,12,1
    3,14,15のいずれか一項に記載の個人防護システム。
  17. メモリ(292)が前記ガーメント(102,236)に取り付けられ、前記メモリは
    、前記顔面シールド(110)に取り付けられた接点(148c)に接続されており、
    前記ヘルメットは、前記ガーメントが前記ヘルメットを覆って配置された時に前記メモ
    リが接続された前記顔面シールド接点(148a)との間で信号を交換するように配置さ
    れた接点(64)と、前記ガーメントメモリ(292)からのデータを少なくとも読み取
    ることを可能にするために、前記接点(64)に接続されたメモリインターフェイスと、
    を備える、請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の個人防護システム。
  18. 前記ガーメントは、前記ヘルメット(32,180)の一部及び前記ユーザーの頭を覆
    うシェル(104,238)であって、前記ユーザーと周囲環境との間にバリアを形成す
    る柔軟材料から形成されている、シェル(104,238)と、前記シェルに取り付けら
    れた前記透明な顔面シールド(110,240)とを備える、請求項1ないし請求項17
    のいずれか一項に記載の個人防護システム。
  19. 請求項1ないし請求項18のいずれか一項に記載の個人防護システムの一部として用い
    られるヘルメット(32,180)。
  20. 請求項1ないし請求項18のいずれか一項に記載の個人防護システムの一部として用い
    られるガーメント(102,236)。
  21. 個人防護システム(30,178)の一部として用いられるガーメント(102,23
    6)であって、
    前記個人防護システムのヘルメット(32,180)及び前記システムを着衣するユー
    ザーの少なくとも頭を覆って配置されるように構成されたシェル(104,238)であ
    って、前記ユーザーと周囲環境との間にバリアを形成する柔軟材料から形成されている、
    シェル(104,238)と、
    前記シェルに取り付けられた透明な顔面シールド(110,240)であって、前記ガ
    ーメントが前記ヘルメットを覆って配置される時に前記ユーザーの顔の前に位置するよう
    に、位置決めされる透明な顔面シールド(110,240)と、
    を備えるガーメント(102,236)において、
    前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)が、前記顔面シール
    ド(110,240)に取り付けられており、
    導電接点(148,252,254,256,370)が前記顔面シールド(110)
    に取り付けられ、前記少なくとも1つのボタンに電気的に接続されており、前記導電接点
    は、前記ガーメントが前記ヘルメットを覆って配置された時、前記少なくとも1つのボタ
    ンと前記ヘルメットとの間に電気接続を達成するために、前記ヘルメットと一体の相補的
    電気接点に離脱可能に係合するように位置決めされ、かつ構成されていることを特徴とす
    る、ガーメント(102,236)。
  22. 前記顔面シールド(110)は、前記ヘルメットと一体の相補的固定特徴部(64,2
    16,234)に係合するように構成された固定特徴部(148,242,246)を備
    え、前記固定特徴部(148,242,246)は、係合時に、前記顔面シールド(11
    0,240)を前記ヘルメット(32,180)に離脱可能に保持するようになっている
    、請求項21に記載のガーメント(102,236)。
  23. 前記顔面シールド固定特徴部の少なくとも1つ(148)は、導電性であり、前記少な
    くとも1つのボタン(120,134)は、前記固定特徴部(148)に電気的に接続さ
    れており、これによって、前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部は、前記顔面シ
    ールド導電接点として機能するようになっている、請求項22に記載のガーメント(10
    2,236)。
  24. 導電性である前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部は、導電磁石(148)又
    は磁場に吸引される導電性構成要素である、請求項23に記載のガーメント(102)。
  25. 導電性である前記少なくとも1つの顔面シールド固定特徴部は、前記ヘルメット(21
    8)の相補的固定特徴部(216)を受け入れるための前記顔面シールド(240)の開
    口(242)を画定する前記顔面シールドの区域からなっており、前記顔面シールドの前
    記区域は、前記ヘルメット固定特徴部が前記開口内に配置された時に前記ヘルメット(1
    80)の前記導電接点(192)に係合するように位置決めされた導電部材(252,2
    54,256)を備える、請求項22に記載のガーメント(236)。
  26. 前記顔面シールド固定特徴部は、磁石(148,246)又は磁場に吸引される構成要
    素(149)である、請求項22に記載のガーメント(102,236)。
  27. 前記顔面シールド固定特徴部は、前記顔面シールドの開口(242)であり、前記開口
    は、前記ヘルメット(180)と一体のタブ(216)を受け入れるように寸法決めされ
    ている、請求項22に記載のガーメント(236)。
  28. 前記少なくとも1つのボタン(120)は、前記顔面シールド(110,240)上に
    形成された互いに離間した導電トレース(124,126)から形成され、前記導電トレ
    ースは、静電容量を形成するために離間して形成されている、請求項21ないし請求項2
    7のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
  29. 前記顔面シールド(110,240)上の前記少なくとも1つのボタン(120,13
    4,262,264)及び前記導電接点(148,252,254,256)は、互いに
    離間しており、
    導電体(124,128,144,252,254,256)が、前記顔面シールド上
    に配置され、前記少なくとも1つのボタンから前記導電接点に延在している、請求項21
    ないし請求項28のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
  30. 前記少なくとも1つのボタン(120,134)から離間した前記導電体(252,2
    54,256)の区域は、前記顔面シールド(240)の前記導電接点として機能するよ
    うになっている、請求項29に記載のガーメント(236)。
  31. 前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)は、前記顔面シール
    ド(110,240)の内面に位置している、請求項21ないし請求項30のいずれか一
    項に記載のガーメント(102,236)。
  32. 複数のボタン(120,134,262,264)が、前記顔面シールド(110,2
    40)に取り付けられている、請求項21ないし請求項31のいずれか一項に記載のガー
    メント(102,236)。
  33. 前記電気接点(370)は、前記ヘルメットと一体の前記相補的電気接点に対して誘導
    的に信号を交換するように構成されている、請求項21,22,26,27,28,29
    ,30,31,又は32のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
  34. 前記少なくとも1つのボタン(120,134,262,264)は、前記顔面シール
    ド上に形成された第1の導電トレース(122,136)と、前記顔面シールド上に形成
    され、前記第1の導電トレースを少なくとも部分的に包囲する第2の導電トレース(12
    6,142)と、からなっている、請求項21ないし請求項33のいずれか一項に記載の
    ガーメント(102,236)。
  35. 前記顔面シールド(110)に取り付けられたメモリ(192)と、前記メモリを前記
    ヘルメットに取り付けられたメモリインターフェイス(312)に接続するために前記メ
    モリに接続された電気接点(149)と、をさらに備える、請求項21ないし請求項34
    のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
  36. 前記ガーメントは、前記システムの着衣者の肩の下方に延在しないフードである、請求
    項21ないし請求項35のいずれか一項に記載のガーメント(102,236)。
  37. ユーザーの頭に装着されるように構成されたヘルメット(32,180)と、
    前記ヘルメットに取り付けられる電動アセンブリ(92,266,268,272)と

    前記導電アセンブリに接続された少なくとも1つの制御部材(120,134,262
    ,264)であって、前記電動アセンブリの操作の形態を調整するために前記電動アセン
    ブリに接続される、少なくとも1つの制御部材(120,134,262,264)と、
    透明な顔面シールド(110,240)を少なくとも備えるガーメント(102,23
    6)であって、前記ガーメントが前記ヘルメットに取り付けられる時に前記顔面シールド
    が前記ユーザーの顔の前に位置するように位置決めされた前記ヘルメットに離脱可能に取
    り付けられる、ガーメント(102,236)と、
    を備える個人防護システム(290)であって、
    前記ガーメントは、マーク(110a,148a,292,410)を備え、
    センサ(312,404,404a,404b)が前記ヘルメットに取り付けられてお
    り、前記センサは、前記ガーメントマークが前記センサに隣接しているかどうかを監視し
    、前記センサに隣接する前記ガーメントマークの存否を示すセンサ信号を出力するように
    、構成されており、
    制御装置(88)が、前記電動アセンブリ(92,266,268,272)の作動を
    選択的に可能にするために前記電動アセンブリに接続されると共に、前記センサ信号を受
    信するために前記センサに接続されており、前記制御装置は、前記センサ信号が前記ガー
    メントマークが前記センサに隣接していることを示した時にのみ前記電動アセンブリの作
    動を可能にするように、構成されていることを特徴とする、個人防護システム。
  38. 前記ガーメントマーク(110a,148a,292,410)は、前記顔面シールド
    (110,240)に取り付けられている、請求項37に記載の個人防護システム。
  39. 前記センサ(404)は、磁場の存在を監視するように構成されている、請求項37又
    は38に記載の個人防護システム。
  40. 前記センサは、機械的に変位するスイッチ(404a)であり、
    前記ヘルメット及び前記ガーメントは、前記ガーメントが前記ヘルメットに取り付けら
    れた時、前記顔面シールドの区域(110a)が前記スイッチ(404a)の状態を変化
    させるように前記スイッチ(404a)に当接し、これによって、前記顔面シールドの前
    記区域が前記マークとして機能するように、協働して構成されている、
    請求項37又は38に記載の個人防護システム。
  41. 前記ガーメントマークは、メモリ(292)であり、
    前記センサは、前記メモリ内に貯蔵されたデータを読み取ることがができる、前記制御
    装置に接続されたインターフェイス(312)である、
    請求項37又は38に記載の個人防護システム。
  42. 前記マークは、前記ガーメント上の光学的に感知可能なマーク(410)であり、
    前記センサ(404b)は、前記光学的に感知可能なマーク(410)を読み取ること
    ができる光学読取装置である、
    請求項37又は38に記載の個人防護システム。
  43. 前記ヘルメットに取り付けられた前記電動アセンブリは、ファンモータ(92)、光源
    (216)、通信ユニット(268)、冷却ストリップ(272)、又はビデオ及び/又
    はオーディオレコーダーである、請求項37ないし請求項42のいずれか一項に記載の個
    人防護システム。
  44. 前記電動アセンブリに接続される前記制御部材は、ボタン(120,134,262,
    264)である、請求項37ないし請求項43のいずれか一項に記載の個人防護システム


JP2022107638A 2016-04-18 2022-07-04 外科用ガーメント Active JP7539945B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662324118P 2016-04-18 2016-04-18
US62/324,118 2016-04-18
PCT/US2017/027857 WO2017184479A2 (en) 2016-04-18 2017-04-17 Personal protection system including a hood with a transparent face shield and control buttons on the face shield
JP2019505335A JP7402684B2 (ja) 2016-04-18 2017-04-17 透明な顔面シールド及び顔面シールド上の制御ボタンを有するフードを備える個人防護システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019505335A Division JP7402684B2 (ja) 2016-04-18 2017-04-17 透明な顔面シールド及び顔面シールド上の制御ボタンを有するフードを備える個人防護システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022160415A true JP2022160415A (ja) 2022-10-19
JP7539945B2 JP7539945B2 (ja) 2024-08-26

Family

ID=59297344

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019505335A Active JP7402684B2 (ja) 2016-04-18 2017-04-17 透明な顔面シールド及び顔面シールド上の制御ボタンを有するフードを備える個人防護システム
JP2022107638A Active JP7539945B2 (ja) 2016-04-18 2022-07-04 外科用ガーメント

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019505335A Active JP7402684B2 (ja) 2016-04-18 2017-04-17 透明な顔面シールド及び顔面シールド上の制御ボタンを有するフードを備える個人防護システム

Country Status (11)

Country Link
US (3) US11197507B2 (ja)
EP (3) EP3445197B1 (ja)
JP (2) JP7402684B2 (ja)
CN (2) CN109310175B (ja)
AU (2) AU2017254431B2 (ja)
CA (2) CA3021320C (ja)
DK (1) DK3445197T3 (ja)
ES (1) ES2775440T3 (ja)
PL (1) PL3445197T3 (ja)
PT (1) PT3445197T (ja)
WO (1) WO2017184479A2 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170031525A1 (en) 2010-05-14 2017-02-02 Racing Optics, Inc. Touch screen shield
US9295297B2 (en) 2014-06-17 2016-03-29 Racing Optics, Inc. Adhesive mountable stack of removable layers
WO2017112485A1 (en) * 2015-12-22 2017-06-29 Stryker Corporation Head unit system with connector for peripheral device
CA3021320C (en) 2016-04-18 2022-10-25 Stryker Corporation Personal protection system including a hood with a transparent face shield and control buttons on the face shield
US10384084B2 (en) 2017-10-18 2019-08-20 Stryker Corporation Personal protection system with control member
US20210186341A1 (en) * 2018-05-24 2021-06-24 Drägerwerk AG & Co. KGaA Person sensor and person sensor system
AU2019293245A1 (en) * 2018-06-27 2021-01-28 Stryker Corporation A protective apparel system with a lens assembly
CN113226097B (zh) 2018-10-24 2024-07-26 史赛克公司 具有调节机构的外科头盔组件
US11547169B2 (en) 2019-01-25 2023-01-10 Stryker Corporation Surgical apparel system
US11846788B2 (en) 2019-02-01 2023-12-19 Racing Optics, Inc. Thermoform windshield stack with integrated formable mold
CN110075440A (zh) * 2019-04-28 2019-08-02 无锡市红豆男装有限公司 一种智能急救报警消防服饰
US11364715B2 (en) 2019-05-21 2022-06-21 Racing Optics, Inc. Polymer safety glazing for vehicles
CN110059989B (zh) * 2019-05-24 2023-06-27 中国人民解放军第四军医大学 一种基于多功能三防面罩的综合应急指挥调度系统
USD979145S1 (en) 2019-07-31 2023-02-21 Stryker Corporation Surgical helmet
JP2022543071A (ja) * 2019-07-31 2022-10-07 ストライカー・コーポレイション シールドを有する医療用ガウンを含む個人用防護システム
CN110677766A (zh) * 2019-10-31 2020-01-10 歌尔科技有限公司 无线耳机充电盒及无线耳机
US11648723B2 (en) 2019-12-03 2023-05-16 Racing Optics, Inc. Method and apparatus for reducing non-normal incidence distortion in glazing films
US11548356B2 (en) 2020-03-10 2023-01-10 Racing Optics, Inc. Protective barrier for safety glazing
CN111374390A (zh) * 2020-04-02 2020-07-07 北京思耕科技有限公司 头戴装置、背负装置以及防护服系统
US11871803B2 (en) 2020-04-03 2024-01-16 Lsi Solutions, Inc. Wearable physical shield
JP2021167486A (ja) * 2020-04-08 2021-10-21 勉 松本 「送風機付、顔部及び頭部保護マスク」
KR102396980B1 (ko) * 2020-05-04 2022-05-12 김승업 기능성 복면형 마스크
CN111617400B (zh) * 2020-05-26 2021-06-15 中南大学湘雅医院 一种防疫用防护头罩
CN112019807A (zh) * 2020-08-05 2020-12-01 何学谦 基于无人机的增强现实系统
JP6972271B1 (ja) * 2020-10-09 2021-11-24 キヤノン株式会社 透光部材およびシールド
US11364396B2 (en) * 2020-11-09 2022-06-21 Golden Galaxy Corporation PPE with rotating assembly providing multiple face covers
US11612770B1 (en) * 2020-11-09 2023-03-28 Golden Galaxy Corporation PPE with rotating assembly providing multiple face covers
US20220233894A1 (en) * 2021-01-25 2022-07-28 Greg Teter Wearable air filter system
US11709296B2 (en) 2021-07-27 2023-07-25 Racing Optics, Inc. Low reflectance removable lens stack
CN114403537B (zh) * 2022-01-19 2023-12-08 深圳市俄中博医医疗科技有限公司 一种促进细胞感知和适应氧气变化机制的设备及应用方法
US11933943B2 (en) 2022-06-06 2024-03-19 Laminated Film Llc Stack of sterile peelable lenses with low creep

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4138746A (en) * 1977-03-28 1979-02-13 Bergmann Donald W Face shield protective system and apparatus
CN2040717U (zh) 1988-08-10 1989-07-12 沈永培 具有微风扇和视镜自动清洁装置的头盔
US5315289A (en) * 1991-09-16 1994-05-24 Fuller Terry A Anticipatory interactive protective system
FR2786669B1 (fr) 1998-12-03 2001-02-23 Eric Sitbon Dispositif pour maintenir en contact, regler, fermer ou ajuster des parties de vetement, chaussure ou tout autre accessoire
WO2001011646A2 (en) 1999-08-05 2001-02-15 Ipc-Transtech Display Pte Ltd. Cathodoluminescent flat panel displays with reduced electron scattering and improved luminance uniformity
EP1925222B1 (en) * 2000-01-18 2012-08-22 Stryker Corporation Gown helmet assembly
DE60133811T2 (de) 2000-01-18 2009-06-25 Stryker Corp., Kalamazoo Luftfiltersystem mit einem helm mit zumindest zwei luftauslässen zum verteilen der luft um den kopf des benutzers
SE519223C2 (sv) * 2000-09-18 2003-02-04 Hoernell Internat Ab Förfarande och anordning för konstanthållning av flödet från en fläkt
US6418019B1 (en) 2001-03-19 2002-07-09 Harris Corporation Electronic module including a cooling substrate with fluid dissociation electrodes and related methods
CN1795362B (zh) * 2003-03-28 2012-09-05 艾伦-先锋公司 头部保护器
US6990691B2 (en) * 2003-07-18 2006-01-31 Depuy Products, Inc. Head gear apparatus
US7093302B1 (en) 2003-09-08 2006-08-22 Burns James A Helmet assembly with accessory attachment features
KR100568946B1 (ko) * 2004-11-25 2006-04-10 주식회사 홍진에이치제이씨 헬멧용 실드 결합장치
US7752682B2 (en) 2005-03-24 2010-07-13 Stryker Corporation Personal protection system including a helmet and a hood, the helmet including a ventilation system that blows air on the neck of the wearer
EP1907071B1 (en) 2005-07-14 2012-06-27 Stryker Corporation Medical/surgical personal protection system providing ventilation, illumination and communication
US20070050898A1 (en) * 2005-08-09 2007-03-08 Larson Keith A Surgical protective system and assembly having a head gear assembly supporting a surgical garment and air delivery system
US7937775B2 (en) 2005-08-09 2011-05-10 Microtek Medical, Inc. Surgical protective head gear assembly including high volume air delivery system
US7430767B2 (en) 2005-11-23 2008-10-07 Nagely Scott W Protective helmet with motion restrictor
US20070277294A1 (en) * 2006-05-30 2007-12-06 Green Lawrence J Protective headgear system with filter protector
US7926118B2 (en) 2006-12-27 2011-04-19 Illinois Tool Works Inc. Voice control welding/cutting helmet functions and settings
DE202007002332U1 (de) 2007-02-08 2007-05-24 Aesculap Ag & Co. Kg Medizinischer oder chirurgischer Sterilüberzug
CN101317702A (zh) * 2007-06-08 2008-12-10 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种可避免气密防护服使用时面罩雾化的方法
CN201070034Y (zh) 2007-06-22 2008-06-11 黄昱铮 智能摩托车头盔
US8006194B2 (en) 2007-08-06 2011-08-23 Apple Inc. Associating an object with a relevant data source
US8234722B2 (en) 2007-12-14 2012-08-07 Stryker Corporation Personal protection system with head unit having easy access controls and protective covering having glare avoiding face shield
KR101150796B1 (ko) 2009-07-29 2012-06-13 주식회사 홍진에이치제이씨 헬멧
US8813270B2 (en) 2011-07-26 2014-08-26 Vladimiro Pizzi Helmet with flush aligned shield when closed
JP2016518532A (ja) * 2013-03-14 2016-06-23 ストライカー・コーポレイション システム内に導入された空気を浄化するための紫外線発光体を含む医療用/外科用の個人防護システム
EP2991862B1 (en) 2013-05-02 2020-05-13 Federal-Mogul S.a. A windscreen wiper device
US10709911B2 (en) 2013-09-27 2020-07-14 Zimmer Surgical, Inc. Surgical helmet
US9451802B2 (en) * 2014-08-08 2016-09-27 Fusar Technologies, Inc. Helmet system and methods
CN104720155A (zh) 2015-04-03 2015-06-24 王金成 人工关节手术专用全包围手术衣
CN204580025U (zh) 2015-05-01 2015-08-26 林月妹 一种安全骑行头盔
WO2017053232A1 (en) 2015-09-21 2017-03-30 Stryker Corporation Personal protection system with a cooling strip
CN105394860A (zh) 2015-11-20 2016-03-16 怀宁县明月矿山开发有限责任公司 一种安全穿戴设备
WO2017112485A1 (en) 2015-12-22 2017-06-29 Stryker Corporation Head unit system with connector for peripheral device
CA3021320C (en) 2016-04-18 2022-10-25 Stryker Corporation Personal protection system including a hood with a transparent face shield and control buttons on the face shield

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017184479A8 (en) 2018-03-01
CN113712333A (zh) 2021-11-30
US20200375272A1 (en) 2020-12-03
US11317660B2 (en) 2022-05-03
WO2017184479A3 (en) 2017-11-23
CN109310175B (zh) 2021-09-10
EP3939459A1 (en) 2022-01-19
WO2017184479A2 (en) 2017-10-26
CN109310175A (zh) 2019-02-05
EP3636093B1 (en) 2021-09-08
ES2775440T3 (es) 2020-07-27
US20210392960A1 (en) 2021-12-23
EP3445197A2 (en) 2019-02-27
US11197507B2 (en) 2021-12-14
DK3445197T3 (da) 2020-03-09
EP3445197B1 (en) 2020-01-29
AU2017254431B2 (en) 2023-04-06
AU2017254431A1 (en) 2018-10-11
JP7539945B2 (ja) 2024-08-26
US20220256945A1 (en) 2022-08-18
CA3169576A1 (en) 2017-10-26
CA3021320A1 (en) 2017-10-26
CA3021320C (en) 2022-10-25
JP2019513918A (ja) 2019-05-30
PT3445197T (pt) 2020-03-11
JP7402684B2 (ja) 2023-12-21
AU2023203594A1 (en) 2023-07-06
PL3445197T3 (pl) 2020-06-15
EP3636093A1 (en) 2020-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7539945B2 (ja) 外科用ガーメント
EP3742914B1 (en) Surgical apparel system and method of use
JP7230017B2 (ja) 個人防護システムおよびその周辺装置を制御するための構成要素
JP6747296B2 (ja) 手術用フェイスガード、手術用フレーム及び手術システム
JP2011505985A (ja) 制御ボタンを有するヘルメットと眩しさを回避する表面形状を有する顔面シールドとを備える個人防護システム
JP7338076B2 (ja) 個人保護システムおよび方法
WO2019111471A1 (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びに記録媒体
US20210345706A1 (en) Device for Protection Against Contamination
US20220110381A1 (en) Surgical Apparel System Including A Peripheral Device And Method Of Operating The Peripheral Device
CN212036243U (zh) 具有空气净化功能的防护头盔及防护系统
CN213247042U (zh) 口罩组合式护目屏
US20230320441A1 (en) Face mask securing device
WO2021220210A1 (en) A protective visor

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220711

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240814

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7539945

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150