JP2022159143A - 生体吸収性コイル状繊維 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体吸収性インプラントを提供すること。【解決手段】インプラントは、金属の塞栓コイルと同様のコイル形状を有する生体吸収性コイル状繊維を含む動脈瘤嚢内に配置することができる。インプラントは、動脈瘤が十分に閉塞され、かつインプラントが吸収されるにつれて十分に治癒されることができるように、十分長い吸収速度を有することができる。インプラントは、動脈瘤内に血栓形成を開始するための交差マイクロファイバ、及び/又はコイル形状の伸長を阻止するためのコイル形状の管腔を通って延びる伸縮防止部材を含むことができる。交差マイクロファイバは、コイル巻線間の摩擦嵌合、コイル状繊維への熱接着、及び/又は伸縮防止部材への固定によって、コイル状繊維に取り付けることができる。コイル状繊維、交差マイクロファイバ、及び伸縮防止部材は、動脈瘤の閉塞及び治癒の加速シーケンスを促進するために、異なる吸収速度を有することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、概して、埋め込み可能な医療装置に関し、より具体的には、静脈うっ血を誘発するための生体吸収性インプラントに関する。
動脈瘤は、動脈瘤に治療装置を送達して動脈瘤の嚢を塞栓材料で装填し、かつ/又は動脈瘤の頸部を遮断して動脈瘤への血流を抑制することによって血管内治療することができる。動脈瘤嚢を装填するときに、塞栓材料が、血液凝固を促して、動脈瘤内に血栓腫瘤を作り出す場合がある。実質的に動脈瘤嚢を装填することなく、動脈瘤頸部を治療する場合、動脈瘤頸部への血流を抑制して、動脈瘤内の静脈うっ血を誘発し、動脈瘤内での血栓腫瘤の自然な形成を容易にすることができる。
いくつかの現在の治療では、動脈瘤嚢を装填するため、又は動脈瘤頸部の入口を治療するためのいずれかに、複数の金属ベースの(例えばプラチナ)塞栓コイルが使用される。動脈瘤嚢が塞栓コイルで埋められると、動脈瘤は、典型的にはその中に埋められた金属コイルの形状を取り、動脈瘤を頭蓋内の恒久的体積にする。塞栓コイルを動脈瘤頸部に排他的に配置することにより、動脈瘤嚢内に血栓が自然に形成されることを可能にして、嚢の体積が縮小することを可能にすることができる。しかしながら、そのような配置は、動脈瘤嚢の一部又は全てを充填することなしでは、困難である。場合によっては、動脈瘤嚢が塞栓コイルで埋められる又は頸部が治療されるのいずれかの場合、初期治療の後で動脈瘤内への血流が再開することがあり、その後の治療が必要となって、追加の塞栓コイル又は治療装置が動脈瘤を治療するために配置され、動脈瘤における金属の体積を更に増加させて、場合により動脈瘤嚢を拡張することがある。
本明細書に提示される実施例は、概して、生体吸収性インプラントを動脈瘤嚢内に少なくとも部分的に配置することを含む。インプラントは、金属の塞栓コイルと同様のコイル形状を有する生体吸収性コイル状繊維を含む。インプラントは、動脈瘤が十分に閉塞され、かつインプラントが吸収されるにつれて十分に治癒されることができるように、十分長い吸収速度を有することができる。インプラントは、動脈瘤内に血栓形成を開始するための交差マイクロファイバ、及び/又はコイル形状の伸長を阻止するためのコイル形状の管腔を通って延びる伸縮防止部材を含むことができる。交差マイクロファイバは、コイル巻線間の摩擦嵌合、コイル状繊維への熱接着、及び/又は伸縮防止部材への固定によって、コイル状繊維に取り付けることができる。コイル状繊維、交差マイクロファイバ、及び伸縮防止部材は、動脈瘤の閉塞及び治癒の加速シーケンスを促進するために、異なる吸収速度を有することができる。
例示的な閉塞装置は、コイル状構成の繊維(コイル状繊維)及び交差マイクロファイバを含むことができる。コイル状繊維は、第1の生体吸収性材料組成物を含むことができる。交差マイクロファイバは、コイル状繊維の少なくとも一部分に取り付けることができ、コイル状繊維の外径から半径方向に延びることができ、第2の生体吸収性材料組成物を含むことができる。
交差マイクロファイバの少なくとも一部分は、熱、接着剤、溶剤接着、機械的巻付け、締まりばめ、又は摩擦嵌合のうちの少なくとも1つによって、コイル状繊維に固定することができる。
交差マイクロファイバは、コイル状繊維の全長の約1/2~約1/3の長さを有するコイル状繊維の近位部分にわたってコイル状繊維に取り付けることができる。
閉塞装置は、コイル状繊維のコイル状繊維管腔内に配置された伸縮防止部材を更に含むことができる。伸縮防止部材は、コイル状繊維の遠位端に固定することができ、コイル状繊維の近位端に固定することができる。伸縮防止部材は、第3の生体吸収性材料組成物を含むことができる。
第1の生体吸収性材料組成物は、第2の生体吸収性材料組成物及び第3の生体吸収性材料組成物とは別個であってもよい。第2の生体吸収性組成物は、第1の生体吸収性材料組成物及び第3の生体吸収性材料組成物とは別個であってもよい。第3の生体吸収性組成物は、第1の生体吸収性材料組成物及び第2の生体吸収性材料組成物とは別個であってもよい。
第2の生体吸収性材料組成物は、第1の生体吸収性材料組成物の吸収速度より高い吸収速度を有することができる。
第1及び第2の生体吸収性材料組成物はそれぞれ、ポリエチルベンゼン、ポリジメチルシロキサン、ポリグリコール酸、ポリ-L-乳酸、ポリカプロラクティブ、ポリヒドロキシ酪酸、ポリヒドロキシ吉草酸、ポリジオキサノン、ポリカーボネート、ポリ無水物、ポリカプロラクトン、ポリジオキサノン、ポリブチロラクトン、ポリバレロラクトン、乳酸・グリコール酸共重合体、セルロースアセテートプロピオネート、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される材料をそれぞれ含むことができる。
閉塞装置は、完全に生体吸収性であってもよく、すなわち、生体吸収性材料のみを含むことができる。
コイル状繊維は、約0.001インチ~約0.003インチの繊維直径を有することができる。
コイル状繊維のコイル状構成の外径は、約0.008インチ~約0.018インチであってもよい。
交差マイクロファイバの大部分はそれぞれ、約0.0002インチ~約0.001インチの直径をそれぞれ有することができる。
コイル状繊維の遠位部分は、動脈瘤内に外周配置を形成するように構成することができる。コイル状繊維の近位部分は、外周配置内に内部アレイを形成するように構成することができる。
別の例示的な閉塞装置は、コイル状構成の繊維(コイル状繊維)、伸縮防止部材、及び交差マイクロファイバを含むことができる。伸縮防止部材は、コイル状繊維のコイル状繊維管腔内に配置することができる。交差マイクロファイバは、伸縮防止部材に固定的に取り付けることができる。交差マイクロファイバは、コイル状繊維の外径から半径方向に延びることができる。
交差マイクロファイバは、交差マイクロファイバがコイル状繊維の遠位部分にないように、コイル状繊維の近位部分にわたってコイル状繊維から半径方向に延びることができ、コイル状繊維の近位部分は、コイル状繊維の全長の約1/2~1/3の長さを有し、コイル状繊維の遠位部分は、コイル状繊維の全長の約1/2~約2/3の長さを有する。
コイル状繊維の遠位部分は、動脈瘤内に外周配置を形成するように構成することができる。コイル状繊維の近位部分は、外周配置内に内部アレイを形成するように構成することができる。
閉塞装置は、完全に生体吸収性であってもよく、すなわち、生体吸収性材料のみを含むことができる。
コイル状繊維は、第1の吸収速度を有する第1の生体吸収性材料組成物を含むことができる。交差マイクロファイバは、第2の吸収速度を有する第2の生体吸収性材料を含むことができる。伸縮防止部材は、第3の吸収速度を有する第3の生体吸収性材料組成物を含むことができる。第2の吸収速度は、第1の吸収速度及び第3の吸収速度より高くてもよい。
動脈瘤を治療する例示的な方法は、当業者が理解するように、様々な順序で、かつ追加のステップと一緒に実行される以下のステップを含むことができる。閉塞装置は、動脈瘤に血管内送達することができる。閉塞装置のコイル状繊維の遠位部分は、遠位部分が動脈瘤嚢内に外周配置を形成するように、動脈瘤の嚢内に配置することができる。コイル状繊維の近位部分は、コイル状繊維の外径から延びてコイル状繊維の近位部分に沿って配置された交差マイクロファイバが外周配置によって動脈瘤の頸部を横断するのを阻止されるように、外周配置内に配置することができる。
例示的な方法は、閉塞装置の少なくとも一部分が生体組織に吸収されることを可能にすることを更に含むことができる。
例示的な方法は、コイル状繊維の吸収速度より高い吸収速度で交差マイクロファイバが生体組織に吸収されることを可能にすることを更に含むことができる。
本発明の上記及び更なる態様は、添付の図面と併せて以下の説明を参照して更に考察され、様々な図面において、同様の数字は、同様の構造要素及び特徴を示す。図面は、必ずしも縮尺どおりではなく、代わりに、本発明の原理を例示することに主眼が置かれている。図は、限定としてではなく単なる例解として、本発明のデバイスの1つ又は2つ以上の実装形態を描写している。
本発明の態様による、例示的なインプラントの切り欠き図を示す。 本発明の態様による、別の例示的なインプラントの切り欠き図を示す。 図2Aに示す例示的なインプラントの断面図を示す。 図2Aに示す例示的なインプラントの断面図を示す。 本発明の態様による、別の例示的なインプラントの断面図を示す。 図3Aに示す例示的なインプラントの断面図を示す。 図3Aに示す例示的なインプラントの断面図を示す。 本発明の態様による、動脈瘤内の外周配置の形成を示す。 本発明の態様による、図4Aの外周配置内の内部アレイの形成を示す。 図4Bの内部アレイの拡大図を示す。 本発明の態様による、動脈瘤の治癒及び閉塞並びに例示的なインプラントの吸収を示す一連の図である。 本発明の態様による、動脈瘤の治癒及び閉塞並びに例示的なインプラントの吸収を示す一連の図である。 本発明の態様による、動脈瘤の治癒及び閉塞並びに例示的なインプラントの吸収を示す一連の図である。 本発明の態様による、動脈瘤治療のステップを概説するフローチャートである。
本明細書で使用される場合、任意の数値又は範囲に対する「約」又は「ほぼ」という用語は、構成要素の一部又は集合が本明細書に記載される意図された目的のために機能することを可能にする適切な寸法公差を示す。より具体的には、「約」又は「およそ」は、列挙された値の±20%の値の範囲を指し得、例えば「約90%」は、71%~99%の値の範囲を指し得る。
本明細書で使用されるとき、用語「吸収速度」は、生体吸収性材料及び生体吸収性構造体の比較特性である。より高い吸収速度を有する生体吸収性材料は、2つの生体吸収性材料が等しく吸収されている条件(例えば幾何学形状、周囲環境など)を前提として、比較生体吸収性材料よりも迅速に組織に吸収される。より高い吸収速度を有する生体吸収性構造体は、同等の環境において比較生体吸収性構造体よりも短い期間にわたって構造的一体性を維持する。比較される生体吸収性構造体は、同じ又は別個の材料組成物、及び同じ又は異なる幾何学形状を有することができる。
本明細書で使用されるとき、用語「吸収時間」は、構造体が吸収されている環境にある間に、生体吸収性構造体が構造的一体性を維持する時間の長さを指す。
本明細書で使用されるとき、用語「生体吸収性」は、組織又は体液、特に生体組織に吸収されることができること、及び当業者が理解するような同様の定義を意味する。
本明細書で使用する場合、用語「管状」及び「管」は、広義に解釈されるものとし、直円柱構造、断面が厳密に円形である構造、又はその長さ全体にわたって均一な断面である構造に限定されるものではない。例えば、管状構造又は管状システムは、一般に、実質的な直円柱構造として図示される。しかしながら、管状システムは、本開示の範囲から逸脱することなく、テーパ状又は湾曲した外面を有することができる。
本明細書に提示される実施例は、概して、生体吸収性コイル状繊維を含む生体吸収性インプラントを動脈瘤嚢内に少なくとも部分的に配置することを含む。生体吸収性コイル状繊維は、金属の塞栓コイルと同様のコイル形状を有することができる。コイル形状の潜在的利点は、いくつかの実施例では、当業者が理解するように、塞栓コイルを送達するのに好適な送達システムを使用してコイル状繊維を送達することができることである。インプラントは、動脈瘤嚢内に血栓形成を開始するための交差マイクロファイバを含むことができる。コイル形状の別の潜在的利点は、締まりばめ又は摩擦嵌合によってコイル状繊維の巻線間に交差マイクロファイバを保持することができることである。インプラントは、コイル形状の伸長を阻止するためのコイル形状の管腔を通って延びる伸縮防止部材を含むことができる。交差マイクロファイバは、コイル巻線間の摩擦嵌合、コイル状繊維への熱接着、及び/又は伸縮防止部材への固定によって、コイル状繊維に取り付けることができる。
インプラントは、動脈瘤が十分に閉塞され、かつインプラントが吸収されるにつれて十分に治癒されることができるように、十分長い吸収速度を有することができる。コイル状繊維、交差マイクロファイバ、及び伸縮防止部材は、動脈瘤の閉塞及び治癒の加速シーケンスを促進するために、異なる吸収速度を有することができる。
インプラントに好適な生体吸収性材料としては、ポリエチルベンゼン、ポリジメチルシロキサン、ポリグリコール酸、ポリ-L-乳酸、ポリカプロラクティブ、ポリヒドロキシ酪酸、ポリヒドロキシ吉草酸、ポリジオキサノン、ポリカーボネート、ポリ無水物、ポリカプロラクトン、ポリジオキサノン、ポリブチロラクトン、ポリバレロラクトン、乳酸・グリコール酸共重合体、セルロースアセテートプロピオネート、及びそれらの組み合わせを挙げることができるが、これらに限定されない。インプラントの構成部分の材料組成物は、それぞれの構成部分の所望の吸収速度/時間を達成するように選択することができる。幾何学形状もまた、吸収速度/時間に影響を及ぼすことができ、その結果、同じ材料組成物及び異なる幾何学形状を有する2つの構成部分は、異なる吸収速度/時間で吸収されることができる。例えば、交差マイクロファイバ及びコイル状繊維が同一の材料組成物を有する場合、交差マイクロファイバは、交差マイクロファイバの表面積と体積とのより大きな比に起因して、コイル状繊維と比較して、より短い吸収時間で吸収されることができる。
図1は、例示的なインプラント100の切り欠き図を示す。インプラント100は、コイル状繊維102と、コイル状繊維102のコイル形状の外径D2から半径方向に延びる交差マイクロファイバ104と、を含む。コイル状繊維102は、第1の生体吸収性材料組成物を有することができ、交差マイクロファイバ104は、第1の生体吸収性材料と同じ又は別個の第2の生体吸収性材料組成物を有することができる。第1の生体吸収性材料及び第2の生体吸収性材料は、同じ吸収速度又は異なる吸収速度を有することができる。
好ましくは、交差マイクロファイバ104は、コイル状繊維102よりも短い吸収時間及び高い吸収速度を有する。交差マイクロファイバ104の第2の生体吸収性材料組成物は、コイル状繊維102の第1の生体吸収性材料組成物の吸収速度より高い吸収速度を有することができる。交差マイクロファイバの吸収時間/速度は、動脈瘤嚢内の細胞活動及び/又は代謝活動を促進するように選択することができる。コイル状繊維102の吸収時間/速度は、コイルの構造的一体性を維持するように、例えば、治癒及び閉塞中の動脈瘤からの交差マイクロファイバの移動を阻止するように、かつ/又は動脈瘤閉塞及び治癒中の動脈瘤嚢内への血液の侵入を阻止するように、選択することができる。
交差マイクロファイバ104は、より迅速な細胞応答を促進し、かつ動脈瘤の治癒を加速するための刺激剤である材料を含むことができる。例えば、交差マイクロファイバ104は、ステロイド性抗炎症薬、非ステロイド性抗炎症薬、血管新生薬、又は異物応答若しくは細胞応答をもたらすことができる任意の好適な刺激剤と組み合わせて、生体吸収性材料を含むことができる。交差マイクロファイバ104は、実質的に刺激剤からなることができる。代替的に、交差マイクロファイバ104は、刺激剤を埋め込む、又は刺激剤でコーティングすることができる。交差マイクロファイバ104は、熱、接着剤、溶剤接着、機械的巻付け、締まりばめ、又は摩擦嵌合によって、コイル状繊維102に固定することができる。
コイル状繊維102は、長手方向軸L-Aに沿って延び、コイル形状の近位端116と遠位端114との間の長さLを有する。図示のように、コイル状繊維102は、近位端116及び遠位端114で蓋をされていてもよい。遠位端114は、当業者に理解されるように、裸であってもよく、又は非外傷性キャップを有してもよい。近位端116は、当業者に理解されるように、インプラント送達システム、例えば、金属の塞栓コイル、その変形形態、又はその代替形態を送達するのに好適な送達システムとインターフェース接続するように構成された分離特徴部を含むことができる。
図2Aは、図1に示すインプラント100と同様だが、コイル状繊維102の遠位部分108上に交差マイクロファイバ104がない、別の例示的なインプラント200の切り欠き図を示す。近位部分106は、その長さ全体に沿って分布した交差マイクロファイバ104を含むことができる。近位部分106は、コイル状繊維102の全長Lの約1/2~約1/3の長さを有することができる。それに応じて、遠位部分は、コイル状繊維102の全長Lの約1/2~約2/3の長さを有することができる。
図2B及び図2Cは、図2Aに示す例示的なインプラント200の断面図を示す。交差マイクロファイバ104は、図2Bに示すように、コイル状繊維102のコイル形状の管腔112にわたって延びて、コイル形状を両側で出ることができる。インプラント200は、追加的に又は代替的に、図2Cに示すように、交差マイクロファイバ104の両端がコイル形状の同じ側に出るように、コイルの巻線の周囲に約180°屈曲する交差マイクロファイバ104を含むことができる。インプラント200は、当業者に理解されるように、管腔112にわたって延びる、コイルの巻線の周囲に屈曲する、及びそれらの他の変形形態、又はそれらの代替形態の交差マイクロファイバ104の組み合わせを有することができる。
コイル状繊維102は、約0.001インチ(約25マイクロメートル)~約0.003インチ(約76マイクロメートル)の直径D1を有することができる。コイル状繊維102のコイル状構成の外径D2は、約0.008インチ(約200マイクロメートル)~約0.018インチ(約460マイクロメートル)であってもよい。交差マイクロファイバ104の大部分はそれぞれ、約0.0002インチ(約5マイクロメートル)~約0.001インチ(約25マイクロメートル)の直径D3をそれぞれ有することができる。
図3Aは、コイル状繊維102の管腔112内の伸縮防止部材110を含む別の例示的なインプラント300の断面図を示す。伸縮防止部材110は、長手方向力が加えられると伸長することに抵抗する繊維、管、又は他の構造体を含むことができる。伸縮防止部材110は、コイル状繊維102の遠位端114に固定することができ、コイル状繊維102の近位端116に固定することができる。伸縮防止部材は、第3の生体吸収性材料組成物を含むことができる。第3の生体吸収性材料は、第1の生体吸収性材料と同じ又は別個の吸収速度を有することができる。第3の生体吸収性材料の吸収速度は、第2の生体吸収性材料と同じ又は別個であってもよい。伸縮防止部材110の吸収時間/速度は、コイル状繊維102及び/又は交差マイクロファイバ104の構造的一体性を維持するように、例えば、治癒及び閉塞中の動脈瘤からの交差マイクロファイバの移動を阻止するように、かつ/又は動脈瘤閉塞及び治癒中の動脈瘤嚢内への血液の侵入を阻止するように、選択することができる。
図3B及び図3Cは、図3Aに示す例示的なインプラント300の断面図を示す。交差マイクロファイバ104は、当業者に理解されるように、図3B及び図3Cに示すもの並びにそれらの変形形態を含む複数の構成で伸縮防止部材110の周囲に巻くことができる。インプラント300は、図3Bに示すようなコイル形状の同じ側に出る端部を有する交差マイクロファイバ104、図3Cに示すようなコイル形状の両側に出る端部を有する交差マイクロファイバ、及び/又は互いに任意の角度でコイル形状を出る端部を有する交差マイクロファイバを含むことができる。交差マイクロファイバは、交差マイクロファイバの1つの端部のみがコイル形状の管腔を出るように、伸縮防止部材に取り付けることができる。
図4A~図4Cは、本明細書に開示されるインプラント100、200、300と同様に構成された例示的な閉塞装置による動脈瘤Aの治療を示す。好ましくは、閉塞装置は、図2A~図3Cに示すインプラント200、300と同様にインプラントの遠位部分108上に交差マイクロファイバがない。送達管150は、動脈瘤Aの頸部Nに、かつ/又は動脈瘤Aの嚢内に配置することができ、インプラント200、300は、送達管150を介して動脈瘤嚢内に遠位に移動することができる。
図4Aは、動脈瘤A内の外周配置118の形成を示す。インプラント200、300の遠位部分は、インプラント200、300が送達管150から遠位に移動するにつれて、動脈瘤嚢内に巻かれ、それにより、コイル状繊維102は、動脈瘤Aの壁に、かつ動脈瘤Aの頸部Nにわたって十字交差ネットワークを形成する。動脈瘤Aの頸部Nにわたって十字交差したコイル状繊維102の密度が増加するにつれて、周囲配置118は、動脈瘤頸部Nにわたってバリアを形成して、インプラント200、300の近位部分106が動脈瘤嚢を出るのを阻止する。
追加的に又は代替的に、第1のインプラントを埋め込んで、図4Aに示す外周配置118を形成することができる。当業者に理解されるように、外周配置118は、動脈瘤の頸部Nにわたってバリアを形成することができる。図1に示すようなインプラント100は、コイル状繊維102の長さLに沿って交差マイクロファイバ104を有することができ、図4Bに示すのと同様に、外周に従って、内部アレイ120を形成することができる。
図4Bは、図4Aに示す外周配置118内の内部アレイ120の形成を示す。図4Cは、図4Bの内部アレイの拡大図を示す。内部アレイ120は、そこから半径方向に延びる交差マイクロファイバ104を有するコイル状繊維102を含む。交差マイクロファイバ104は、隣接する血管BV内へと動脈瘤Aの頸部Nを横断するのを外周配置118によって阻止される。
図5A~図5Cは、動脈瘤の治癒及び閉塞並びに例示的な閉塞装置の吸収を示す一連の図である。当業者に理解されるように、閉塞装置は、図4A~図4Cに示すもの及びそれらの変形形態と同様に埋め込むことができる。当業者に理解されるように、閉塞装置は、本明細書に開示されるインプラント100、200、300及びそれらの変形形態と同様に構成することができる。図5A~図5Cの一連の図は、組織に吸収されるにつれてサイズが縮小する閉塞装置100、200、300を示す。閉塞装置100、200、300のサイズが縮小するにつれて、動脈瘤Aの体積もまた、縮小する。交差マイクロファイバ104は、動脈瘤の嚢内の迅速な血栓形成を促進することができる。コイル状繊維102は、動脈瘤Aが治癒する際にインプラント100、200、300の構造的一体性を維持することができる。コイル状繊維102の大部分が吸収される前に、交差マイクロファイバ104の圧倒的大部分は、吸収されることができる。
図6は、動脈瘤治療の方法400のステップを概説するフローチャートである。
ステップ410で、閉塞装置は、動脈瘤に血管内送達することができる。当業者に理解されるように、閉塞装置は、本明細書に開示される閉塞装置及びインプラント100、200、300、それらの変形形態、並びにそれらの代替形態と同様に構成することができる。
ステップ420で、閉塞装置のコイル状繊維の遠位部分は、遠位部分が動脈瘤嚢内に外周配置を形成するように、動脈瘤の嚢内に配置することができる。当業者に理解されるように、コイル状繊維は、本明細書に開示されるコイル状繊維102、それらの変形形態、及びそれらの代替形態と同様に構成することができる。当業者に理解されるように、結果として得られる外周配置は、図4A及び図4Bに示す外周配置118、それらの変形形態、並びにそれらの代替形態と同様に構成することができる。
ステップ430で、コイル状繊維の近位部分106は、コイル状繊維の外径から延びてコイル状繊維の近位部分に沿って配置された交差マイクロファイバが外周配置によって動脈瘤の頸部を横断するのを阻止されるように、外周配置内に配置することができる。当業者に理解されるように、交差マイクロファイバは、本明細書に開示される交差マイクロファイバ104、それらの変形形態、及びそれらの代替形態と同様に構成することができる。
方法400は、閉塞装置の少なくとも一部分が生体組織に吸収されることを可能にすることによって、進むことができる。交差マイクロファイバは、コイル状繊維の吸収速度より高い吸収速度で生体組織に吸収されることができる。
本明細書に含まれる記述は、本発明の実施形態の例であり、本発明の範囲を制限するものではない。本明細書で説明されるように、本発明は、代替的な機械的構造、代替的な幾何学形状、代替的な材料選択、付属的な治療ステップなどを含む、閉塞装置及びインプラント治療法の多くの変形及び修正を企図する。これらの修正及び変形は、本開示の教示に従って当業者には明らかであり、以下の特許請求の範囲の範囲内であることが意図される。
〔実施の態様〕
(1) 閉塞装置であって、
コイル状構成の繊維であって、第1の生体吸収性材料組成物を含む、コイル状繊維と、
前記コイル状繊維の少なくとも一部分に取り付けられ、前記コイル状繊維の外径から半径方向に延び、第2の生体吸収性材料組成物を含む、複数の交差マイクロファイバと、
を備える、
閉塞装置。
(2) 前記複数の交差マイクロファイバの少なくとも一部分が、熱、接着剤、溶剤接着、機械的巻付け、締まりばめ、又は摩擦嵌合のうちの少なくとも1つによって、前記コイル状繊維に固定されている、実施態様1に記載の閉塞装置。
(3) 前記複数の交差マイクロファイバが、前記コイル状繊維の近位部分にわたって前記コイル状繊維に取り付けられており、
前記近位部分が、前記コイル状繊維の全長の約1/2~約1/3の長さを有する、
実施態様1に記載の閉塞装置。
(4) 前記コイル状繊維のコイル状繊維管腔内に配置され、前記コイル状繊維の遠位端に固定され、前記コイル状繊維の近位端に固定され、かつ第3の生体吸収性材料組成物を含む、伸縮防止部材を更に備える、実施態様1に記載の閉塞装置。
(5) 前記第1の生体吸収性材料組成物が、前記第2の生体吸収性材料組成物及び前記第3の生体吸収性材料組成物とは別個であり、
前記第2の生体吸収性組成物が、前記第1の生体吸収性材料組成物及び前記第3の生体吸収性材料組成物とは別個であり、
前記第3の生体吸収性組成物が、前記第1の生体吸収性材料組成物及び前記第2の生体吸収性材料組成物とは別個である、
実施態様4に記載の閉塞装置。
(6) 前記第2の生体吸収性材料組成物が、前記第1の生体吸収性材料組成物の吸収速度より高い吸収速度を有する、実施態様1に記載の閉塞装置。
(7) 前記第1の生体吸収性材料組成物及び前記第2の生体吸収性材料組成物がそれぞれ、ポリエチルベンゼン、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ-L-乳酸(PLA)、ポリカプロラクティブ(polycaprolactive)、ポリヒドロキシ酪酸、ポリヒドロキシ吉草酸、ポリジオキサノン、ポリカーボネート、ポリ無水物、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリジオキサノン(PDO)、ポリブチロラクトン(PBL)、ポリバレロラクトン(PVL)、乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される材料をそれぞれ含む、実施態様1に記載の閉塞装置。
(8) 前記閉塞装置の材料が、生体吸収性材料からなる、実施態様1に記載の閉塞装置。
(9) 前記コイル状繊維102が、約25.4μm(約0.001インチ)~約76.2μm(約0.003インチ)の直径を有する、実施態様1に記載の閉塞装置。
(10) 前記コイル状繊維の前記コイル状構成の前記外径が、約203.2μm(約0.008インチ)~約457.2μm(約0.018インチ)である、実施態様1に記載の閉塞装置。
(11) 前記複数の交差マイクロファイバの大部分がそれぞれ、約5.08μm(約0.0002インチ)~約25.4μm(約0.001インチ)の直径をそれぞれ有する、実施態様1に記載の閉塞装置。
(12) 前記コイル状繊維の遠位部分が、動脈瘤内の外周配置を形成するように構成されており、前記コイル状繊維の近位部分が、前記外周配置内の内部アレイを形成するように構成されている、実施態様1に記載の閉塞装置。
(13) 閉塞装置であって、
コイル状構成の繊維(「コイル状繊維」)と、
前記コイル状繊維のコイル状繊維管腔内に配置された伸縮防止部材と、
前記伸縮防止部材に固定的に取り付けられ、前記コイル状繊維の外径から半径方向に延びる、複数の交差マイクロファイバと、
を備える、
閉塞装置。
(14) 前記複数の交差マイクロファイバが、前記コイル状繊維の近位部分にわたって前記コイル状繊維から半径方向に延び、
前記複数の交差マイクロファイバが、前記コイル状繊維の遠位部分になく、
前記近位部分が、前記コイル状繊維の全長の約1/2~1/3の長さを有する、
実施態様13に記載の閉塞装置。
(15) 前記コイル状繊維の前記遠位部分が、動脈瘤内の外周配置を形成するように構成されており、前記コイル状繊維の前記近位部分が、前記外周配置内の内部アレイを形成するように構成されている、実施態様14に記載の閉塞装置。
(16) 前記閉塞装置の材料が、生体吸収性材料からなる、実施態様13に記載の閉塞装置。
(17) 前記コイル状繊維が、第1の吸収速度を有する第1の生体吸収性材料組成物を含み、
前記複数の交差マイクロファイバが、第2の吸収速度を有する第2の生体吸収性材料を含み、
前記伸縮防止部材が、第3の吸収速度を有する第3の生体吸収性材料組成物を含み、
前記第2の吸収速度が、前記第1の吸収速度及び前記第3の吸収速度より高い、
実施態様13に記載の閉塞装置。
(18) 動脈瘤を治療するための方法であって、
閉塞装置を動脈瘤に血管内送達することと、
前記閉塞装置のコイル状繊維の遠位部分を、前記遠位部分が動脈瘤嚢内に外周配置を形成するように、前記動脈瘤の前記嚢内に配置することと、
前記コイル状繊維の近位部分を、前記コイル状繊維の外径から延びて前記コイル状繊維の前記近位部分に沿って配置された交差マイクロファイバが、前記外周配置によって前記動脈瘤の頸部を横断するのを阻止されるように、前記外周配置内に配置することと、
を含む、
方法。
(19) 前記閉塞装置の少なくとも一部分が生体組織に吸収されることを可能にすること、
を更に含む、
実施態様18に記載の方法。
(20) 前記交差マイクロファイバが、前記コイル状繊維の吸収速度より高い吸収速度で前記生体組織に吸収されることを可能にすること、
を更に含む、
実施態様19に記載の方法。

Claims (17)

  1. 閉塞装置であって、
    コイル状構成の繊維であって、第1の生体吸収性材料組成物を含む、コイル状繊維と、
    前記コイル状繊維の少なくとも一部分に取り付けられ、前記コイル状繊維の外径から半径方向に延び、第2の生体吸収性材料組成物を含む、複数の交差マイクロファイバと、
    を備える、
    閉塞装置。
  2. 前記複数の交差マイクロファイバの少なくとも一部分が、熱、接着剤、溶剤接着、機械的巻付け、締まりばめ、又は摩擦嵌合のうちの少なくとも1つによって、前記コイル状繊維に固定されている、請求項1に記載の閉塞装置。
  3. 前記複数の交差マイクロファイバが、前記コイル状繊維の近位部分にわたって前記コイル状繊維に取り付けられており、
    前記近位部分が、前記コイル状繊維の全長の約1/2~約1/3の長さを有する、
    請求項1に記載の閉塞装置。
  4. 前記コイル状繊維のコイル状繊維管腔内に配置され、前記コイル状繊維の遠位端に固定され、前記コイル状繊維の近位端に固定され、かつ第3の生体吸収性材料組成物を含む、伸縮防止部材を更に備える、請求項1に記載の閉塞装置。
  5. 前記第1の生体吸収性材料組成物が、前記第2の生体吸収性材料組成物及び前記第3の生体吸収性材料組成物とは別個であり、
    前記第2の生体吸収性組成物が、前記第1の生体吸収性材料組成物及び前記第3の生体吸収性材料組成物とは別個であり、
    前記第3の生体吸収性組成物が、前記第1の生体吸収性材料組成物及び前記第2の生体吸収性材料組成物とは別個である、
    請求項4に記載の閉塞装置。
  6. 前記第2の生体吸収性材料組成物が、前記第1の生体吸収性材料組成物の吸収速度より高い吸収速度を有する、請求項1に記載の閉塞装置。
  7. 前記第1の生体吸収性材料組成物及び前記第2の生体吸収性材料組成物がそれぞれ、ポリエチルベンゼン、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ-L-乳酸(PLA)、ポリカプロラクティブ、ポリヒドロキシ酪酸、ポリヒドロキシ吉草酸、ポリジオキサノン、ポリカーボネート、ポリ無水物、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリジオキサノン(PDO)、ポリブチロラクトン(PBL)、ポリバレロラクトン(PVL)、乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される材料をそれぞれ含む、請求項1に記載の閉塞装置。
  8. 前記閉塞装置の材料が、生体吸収性材料からなる、請求項1に記載の閉塞装置。
  9. 前記コイル状繊維102が、約25.4μm(約0.001インチ)~約76.2μm(約0.003インチ)の直径を有する、請求項1に記載の閉塞装置。
  10. 前記コイル状繊維の前記コイル状構成の前記外径が、約203.2μm(約0.008インチ)~約457.2μm(約0.018インチ)である、請求項1に記載の閉塞装置。
  11. 前記複数の交差マイクロファイバの大部分がそれぞれ、約5.08μm(約0.0002インチ)~約25.4μm(約0.001インチ)の直径をそれぞれ有する、請求項1に記載の閉塞装置。
  12. 前記コイル状繊維の遠位部分が、動脈瘤内の外周配置を形成するように構成されており、前記コイル状繊維の近位部分が、前記外周配置内の内部アレイを形成するように構成されている、請求項1に記載の閉塞装置。
  13. 閉塞装置であって、
    コイル状構成の繊維(「コイル状繊維」)と、
    前記コイル状繊維のコイル状繊維管腔内に配置された伸縮防止部材と、
    前記伸縮防止部材に固定的に取り付けられ、前記コイル状繊維の外径から半径方向に延びる、複数の交差マイクロファイバと、
    を備える、
    閉塞装置。
  14. 前記複数の交差マイクロファイバが、前記コイル状繊維の近位部分にわたって前記コイル状繊維から半径方向に延び、
    前記複数の交差マイクロファイバが、前記コイル状繊維の遠位部分になく、
    前記近位部分が、前記コイル状繊維の全長の約1/2~1/3の長さを有する、
    請求項13に記載の閉塞装置。
  15. 前記コイル状繊維の前記遠位部分が、動脈瘤内の外周配置を形成するように構成されており、前記コイル状繊維の前記近位部分が、前記外周配置内の内部アレイを形成するように構成されている、請求項14に記載の閉塞装置。
  16. 前記閉塞装置の材料が、生体吸収性材料からなる、請求項13に記載の閉塞装置。
  17. 前記コイル状繊維が、第1の吸収速度を有する第1の生体吸収性材料組成物を含み、
    前記複数の交差マイクロファイバが、第2の吸収速度を有する第2の生体吸収性材料を含み、
    前記伸縮防止部材が、第3の吸収速度を有する第3の生体吸収性材料組成物を含み、
    前記第2の吸収速度が、前記第1の吸収速度及び前記第3の吸収速度より高い、
    請求項13に記載の閉塞装置。
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