JP2022155916A - アプリケーションプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレーティングシステムに自動機能が搭載されている情報処理装置において、プリンタに画像を印刷させる際の、ユーザの操作の手間を軽減する技術を提供すること。【解決手段】電子デバイス1のOS21は、トリガとアクションとを示す手続きデータが登録されている場合に、トリガを検出したことに応じてアクションを自動的に実行する連結アプリ211を有する。印刷アプリ22は、ユーザ操作に基づいて起動される場合と連結アプリ211によって起動される場合とがある。印刷アプリ22は、ユーザ操作に基づいて起動された場合、CPU11に手動出力処理を実行させ、連結アプリ211によって起動された場合、無線通信の確立に用いられる接続情報を含む入力情報をOS21から取得し、取得した接続情報を用いてプリンタ3との無線通信を確立させ、確立させた無線通信によって印刷ジョブをプリンタ3に自動的に出力する。【選択図】図1

Description

本明細書に開示される技術分野は、プリンタに印刷ジョブを出力するアプリケーションプログラムに関する。
従来、所定の起動条件を満たした場合にアプリケーションプログラムを起動する技術が知られている。例えば特許文献1には、近距離通信が可能な複合機であって、近距離通信が確立した際の通信相手の外部装置の状態に応じて、外部装置のアプリケーションプログラムを起動させる構成が開示されている。
特開2016-181934号公報
近年、複数の機能や操作の一連の手続きを示す手続きデータをオペレーティングシステム(OS)に登録し、登録された手続きデータに従って機能や操作を自動的にOSが実行する自動機能がOSに搭載されている。この自動機能を利用することで、所望のアウトプットを得られるまでのユーザの作業を自動化できるため、ユーザの操作負担を大幅に軽減できる。しかしながら、アプリケーションプログラムを起動した後、例えば印刷ジョブを出力するアプリケーションプログラムであれば印刷対象を選択して印刷指示を入力するといった操作が必要となる。特許文献1に開示されている構成であっても、ユーザが外部装置のアプリケーションプログラムに対して印刷のための操作を行った後、再度近距離通信を確立させる必要がある。そのため、ユーザの操作負担をさらに軽減するには、改善の余地がある。
本明細書は、オペレーティングシステムに自動機能が搭載されている情報処理装置において、プリンタに画像を印刷させる際の、ユーザの操作の手間を軽減する技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされたアプリケーションプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能なアプリケーションプログラムであって、前記情報処理装置のオペレーティングシステムは、自動機能を有し、前記自動機能は、複数の機能や操作の一連の手続きと、前記一連の手続きを起動する条件である起動条件と、を示す手続きデータが、前記オペレーティングシステムに登録されている場合に、前記オペレーティングシステムが、前記起動条件を満たしたことに応じて前記一連の手続きを自動的に実行する機能であり、前記アプリケーションプログラムは、前記情報処理装置のユーザインタフェースを用いたユーザ操作に基づいて起動される場合と、前記オペレーティングシステムが有する前記自動機能に基づいて起動される場合と、があり、さらに前記アプリケーションプログラムは、前記コンピュータに、前記情報処理装置の前記ユーザインタフェースを用いたユーザ操作に基づいて起動された場合に、印刷対象のデータの選択を前記ユーザインタフェースを用いて受け付け、選択された印刷対象のデータに基づく印刷ジョブを出力する手動出力処理を実行させ、さらに前記コンピュータに、前記オペレーティングシステムが有する前記自動機能に基づいて起動された場合に、前記オペレーティングシステムから起動時に入力される入力情報であって、所定の規格の第1無線通信の確立に用いられる接続情報を含む前記入力情報を取得する取得処理を実行させ、前記情報処理装置は、前記第1無線通信を行う第1通信インタフェースを備え、前記オペレーティングシステムは、前記自動機能によって前記アプリケーションプログラムを起動する際、前記接続情報を含む前記入力情報を前記アプリケーションプログラムに渡し、さらに前記コンピュータに、前記オペレーティングシステムが有する前記自動機能に基づいて起動された場合に、前記取得処理にて取得した前記入力情報に含まれる前記接続情報を用いて、特定のプリンタとの間で前記第1無線通信を確立させ、前記第1無線通信によって、印刷ジョブを前記特定のプリンタに出力する自動出力処理を実行させる、ことを特徴としている。
本明細書に開示されるアプリケーションプログラムは、OSが有する自動機能に基づいて起動された場合に、OSから入力情報が入力され、入力情報に含まれる接続情報を用いて第1無線通信によって印刷ジョブをプリンタに自動的に出力する。これにより、登録された手続きデータに含まれる起動条件を満たした際に、印刷ジョブがプリンタに自動的に送信されて印刷されることになり、起動後のアプリケーションプログラムに対してプリンタの接続のための操作や印刷指示のための操作を行う場合と比較して、印刷する際のユーザの手間を軽減できる。
上記アプリケーションプログラムの機能を実現する電子デバイス、アプリケーションプログラムの機能を実現するための制御方法、アプリケーションプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、オペレーティングシステムに自動機能が搭載されている情報処理装置において、プリンタに画像を印刷させる際の、ユーザの操作の手間を軽減する技術が実現される。
実施の形態にかかる電子デバイスの概略構成図である。 手動出力処理の手順を示すフローチャートである。 近距離通信の確立によって起動された場合の印刷アプリによる処理の手順を示すシーケンス図である。 ロック状態での通知の例を示す説明図である。 非ロック状態での通知の例を示す説明図である。 名札作成用の印刷アプリによる処理の手順を示すシーケンス図である。 名札作成手順の例を示す説明図である。
以下、電子デバイスに組み込まれたプログラムを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、スマートフォンやタブレットコンピュータなどの携帯可能な電子デバイスに組み込まれたアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」とする)を開示するものである。
本形態の電子デバイス1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含むコントローラ10を備える。さらに、電子デバイス1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)13と、第1通信インタフェース(以下、「第1通信IF」とする)14と、第2通信インタフェース(以下、「第2通信IF」とする)15と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。電子デバイス1は、情報処理装置の一例である。なお、図1中のコントローラ10は、電子デバイス1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際に電子デバイス1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。CPU11は、コンピュータの一例である。メモリ12は、例えば、ROM、RAM、HDD、フラッシュメモリ、を含み、各種のプログラムやデータを記憶する。
ユーザIF13は、表示機能を備える構成と操作受付機能を備える構成とを含む。ユーザIF13は、例えば、表示機能とタッチ受付機能とを備えるタッチパネルである。ユーザIF13は、音声入力機能を備えるマイクや、音声出力機能を備えるスピーカを含んでも良い。
第1通信IF14および第2通信IF15は、いずれも、各種の外部装置との無線通信を行うためのハードウェアを含む。第1通信IF14は、第1の通信方式による無線通信を行うためのハードウェアを含み、第2通信IF15は、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式による無線通信を行うためのハードウェアを含む。
第1の通信方式は、第2の通信方式よりも、通信可能な距離である通信範囲が広く、通信可能な通信データのデータサイズが大きい通信方式である。第1通信IF14の通信方式は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、あるいはBLE(Bluetooth Low Energyの略)規格による通信方式である。第2通信IF15の通信方式は、例えば、NFC(Near Field Communicationの略)規格、Bluetooth、あるいはBLE規格に従った通信方式である。電子デバイス1は、さらに他の通信方式による通信IFを有していても良い。
電子デバイス1は、さらに、撮影機能を備えるカメラや、電子デバイス1の各種の状態を検出する各種の検出部を備えていても良い。
本形態の電子デバイス1のメモリ12には、図1に示すように、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)21と、各種のアプリと、が組み込まれている。OS21は、複数のタスクを管理して切り換えることにより複数のタスクを並行して処理できるマルチタスクOSであり、例えば、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Windows(登録商標)、macOS(登録商標)、Linux(登録商標)のいずれかである。
本形態の電子デバイス1のOS21には、連結プログラム211が組み込まれている。連結プログラム211は、あらかじめ登録された手続きデータに基づいて、その手続きデータに登録された処理を自動的に実行するプログラムである。連結プログラム211は、自動機能を実現するためのプログラムの一例である。連結プログラム211は、例えば、iOS上で動作可能なSiriShortcutである。
連結プログラム211には、1以上の手続きデータを登録可能であり、各手続きデータには、その手順の実行を開始する条件であるトリガと、実行される手順の内容であるアクションと、が関連付けて記憶される。連結プログラム211は、登録されている手続きデータのトリガの検知を常時行い、トリガを検知すると、そのトリガに対応して記憶されているアクションの実行を開始する。なお、手続きデータのアクションには、複数の機能や操作を所定の順序で順に実行する一連の手続きを登録することができる。トリガは、自動機能の起動条件の一例であり、アクションは、自動機能の手続きの一例である。
連結プログラム211の各手続きデータには、トリガとして、例えば、ユーザIF13への所定の操作の受け付け、電子デバイス1が備える各種の検知部による所定の情報の検知、電子デバイス1に組み込まれている各種のアプリによる所定の情報の出力、の登録が可能である。また、連結プログラム211の各手順のデータには、アクションとして、例えば、ユーザIF13への出力や操作入力の受け付け、所定のアプリの起動や停止、所定のアプリへの所定の情報の出力、の登録が可能である。
なお、本形態の電子デバイス1は、ユーザIF13の表示態様として、ロック状態と非ロック状態とを切り替えるロック機能を備えている。電子デバイス1は、例えば、所定時間以上連続して操作を受け付けなかった場合に、ロック状態となる。ロック状態では、電子デバイス1は、例えば、所定のロック状態用の画面を表示し、ユーザIF13への操作の一部を制限する。
電子デバイス1は、ロック状態では、ロック状態を解除するための解除情報の入力を受け付け、入力を受け付けた情報がメモリ12に記憶している解除情報と一致する場合、ロック状態を解除して非ロック状態となる。非ロック状態となると、電子デバイス1は、ロック状態用の画面を非表示とし、各種の操作を受け付け可能な画面である非ロック状態用の画面を表示する。
ただし、OS21や連結プログラム211は、ロック状態でも、各検知部による検知や登録されている手続きデータのトリガに該当するか否かの判断を行っている。連結プログラム211は、登録されている手続きデータのトリガを検知したと判断した場合には、ロック状態でも、検知したトリガに対応するアクションの実行を自動的に開始する。
電子デバイス1には各種のアプリを組み込み可能であり、本形態の電子デバイス1には、少なくとも印刷アプリ22を含む各種のアプリが組み込まれている。印刷アプリ22は、プリンタに印刷を実行させるための印刷ジョブを生成して、生成した印刷ジョブを、指定された送信先に宛てて送信する機能を備えるプログラムである。印刷ジョブの送信先は、電子デバイス1に直接接続されているプリンタであってもよいし、直接接続されていないプリンタと共用するサーバであってもよい。印刷アプリ22は、アプリケーションプログラムの一例である。印刷アプリ22による動作の詳細については、後述する。
なお、印刷アプリ22は、所定のモデルのプリンタに対応する専用のプログラムであってもよいし、各種のプリンタに対応する汎用のプログラムであってもよい。印刷アプリ22は、A4等の定型サイズの用紙に印刷するプリンタ用のプログラムであってもよいし、ラベル紙への印刷を行ってラベルを作成するプリンタ用のプログラムであってもよいし、いずれも可能なプログラムであってもよい。
本形態のプリンタ3は、印刷ヘッドを含む印刷部31と、所定の規格の通信IF32と、を備え、印刷ジョブの受信と印刷ジョブに基づく印刷とを実行可能な装置である。プリンタ3は、通信IF32と電子デバイス1の第1通信IF14とを介して、電子デバイス1との第1の通信方式による無線通信が可能である。プリンタ3の通信IF32と電子デバイス1の第1通信IF14との無線通信は、第1無線通信の一例である。プリンタ3は、特定のプリンタの一例である。
本形態のプリンタ3は、例えば、ロール状のラベル紙を収容し、ラベル紙への印刷とラベル紙の搬送とを行って、ラベルを作成するいわゆるラベルプリンタである。本形態のプリンタ3は、収容されているラベル紙のラベル幅を検出可能であり、電子デバイス1等からの問い合わせに応じて、収容されているラベル紙のラベル幅を示す情報を返信することができる。ラベル幅は、ラベル紙のうち、プリンタ3による搬送方向に直交する方向のサイズである。なお、プリンタ3は、電子写真方式やインクジェット方式によって普通紙等に印刷する装置であっても良い。
本形態のデバイス4は、通信IF41と、保持情報42と、を備え、近距離通信の機能を備える装置である。デバイス4は、通信IF41と電子デバイス1の第2通信IF15とを介して、電子デバイス1との第2の通信方式による無線通信、すなわち、近距離通信が可能である。デバイス4の通信IF41と電子デバイス1の第2通信IF15との無線通信は、第2無線通信の一例である。デバイス4は、特定のデバイスの一例である。なお、デバイス4は、プリンタ3の一部であってもよい。
デバイス4は、例えば、定期的に検出信号を発信して応答を受け付けることが可能であり、応答を受け付けた場合に、応答を発信した装置との近距離通信を確立することができる。また、本形態の電子デバイス1は、第2通信IF15を介して、デバイス4との近距離通信を確立する機能を有している。つまり、電子デバイス1は、デバイス4から所定の距離範囲内に位置されることで、デバイス4から発信される検出信号を受信した場合、デバイス4に応答信号を送信することができる。
デバイス4は、電子デバイス1との近距離通信を確立した後、電子デバイス1からの要求に応じて、保持情報42を送信することができる。保持情報42には、プリンタ3との接続に用いられるプリンタ情報421が含まれる。プリンタ情報421は、例えば、プリンタ3を特定する情報と、プリンタ3と接続するための接続情報と、を含む。接続情報には、例えば、プリンタ3の備える通信IF32を介する無線通信を確立させるための認証情報が含まれる。
デバイス4の保持情報42には、さらに、印刷対象のデータを示すデータ情報422が含まれても良い。データ情報422は、例えば、印刷対象の画像に含ませる文字列の情報、使用するテンプレートを指定する情報、である。なお、デバイス4が備える保持情報42は、デバイス4のユーザによって、あらかじめデバイス4に記憶される。
続いて、印刷アプリ22による動作の例について、シーケンス図等を参照して説明する。なお、以下の処理および各処理ステップは、基本的に、各プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を示す。CPU11による処理は、電子デバイス1のOS21のAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OS21の記載を省略してプログラムの動作を説明する。
まず、ユーザ操作に基づいて手動で起動された場合の印刷アプリ22の処理である、手動出力処理の手順について、図2のフローチャートを参照して説明する。手動出力処理は、ユーザIF13へのユーザ操作に基づいて、例えば、ユーザによってアプリのアイコンが操作されることで、印刷アプリ22が指定されて起動された場合に、印刷アプリ22に基づいて、電子デバイス1のCPU11にて実行される。
手動出力処理では、CPU11は、あらかじめ備えているトップ画面を表示して(S101)、ユーザの操作を受け付ける。CPU11は、ユーザの操作に基づいて、印刷対象のデータや印刷パラメータの選択を受け付ける(S102)。CPU11は、プリンタが選択されていない場合には、プリンタの選択も受け付ける。そして、CPU11は、印刷実行の指示を受け付けたか否かを判断し(S103)、受け付けていない場合には(S103:NO)、さらにユーザの操作を受け付ける。
印刷実行の指示を受け付けたと判断した場合(S103:YES)、CPU11は、印刷ジョブを生成し(S104)、生成した印刷ジョブを、指定された送信先に送信する(S105)。印刷ジョブの送信先は、電子デバイス1に接続されているプリンタ3であってもよいし、接続されていないプリンタと共用するサーバであってもよい。
本形態の印刷アプリ22は、印刷ジョブを送信した後、印刷ログを記憶する(S106)。印刷ログには、印刷対象のデータを示す情報と、印刷させる装置であるプリンタを示す情報と、印刷を実行した日時を示す情報と、が互いに関連付けて記憶される。印刷ログには、印刷パラメータを示す情報が含まれても良い。また、印刷対象のデータを示す情報には、そのデータの印刷に使用する着色材の色を示す情報が含まれても良い。
さらに、CPU11は、ユーザの操作による印刷アプリ22を終了させる指示を受け付けたか否かを判断する(S107)。終了の指示を受け付けていない場合(S107:NO)、CPU11は、例えば、トップ画面の表示などに戻り、さらにユーザの操作を受け付ける。ユーザの操作によって終了の指示を受け付けたと判断した場合(S107:YES)、CPU11は、印刷アプリ22を終了させる。
本形態の印刷アプリ22は、ユーザの操作とは異なる手順で起動される場合もある。本形態の電子デバイス1には、アクションに印刷アプリ22の起動手順が含まれる1以上の手続きデータが登録されている。印刷アプリ22は、登録された手続きデータのトリガが検出された際に、連結プログラム211によって自動的に起動される。アクションに印刷アプリ22の起動手順が含まれる手続きデータのアクションには、起動した印刷アプリ22に、手続きデータのトリガの情報である起動情報を含む入力情報を渡す手順が含まれる。
なお、手続きデータの登録は、例えば、印刷アプリ22とともに提供される登録ファイルを利用することで、印刷アプリ22のインストールに伴って、自動的にあるいはユーザの選択に基づいて行われる。また、印刷アプリ22とは別のアプリとして手続きデータを登録するための登録アプリが提供されてもよい。その場合、ユーザによる選択に基づいて登録アプリが実行されることで、選択された手続きデータが、電子デバイス1に登録される。
印刷アプリ22は、連結プログラム211の機能によって手続きデータに基づいて起動された場合、連結プログラム211から入力される入力情報を受け取り、受け取った入力情報に基づいて、起動後の処理手順を決定する。例えば、入力情報に含まれる起動情報ごとに、印刷対象のデータを決定する決定手順が異なる。
なお、本形態の印刷アプリ22は、連結プログラム211を介さずに、ユーザの通常の操作に基づいて手動で起動された場合、入力情報を受け取らない。印刷アプリ22は、起動時に入力情報を受け取らなかった場合、前述した手動出力処理を実行する。本形態の印刷アプリ22は、ユーザ操作に基づいて手動で起動された場合、すなわち、起動時に入力情報を受け取らなかった場合と、連結プログラム211によって自動的に起動された場合、すなわち、起動時に入力情報を受け取った場合と、でそれぞれ異なる動作を実行する。
次に、電子デバイス1に登録されている手続きデータに基づいて、連結プログラム211によって自動的に起動された場合の、印刷アプリ22の動作の例について説明する。
本形態の電子デバイス1には、第2通信IF15による近距離通信の確立をトリガに含む手続きデータ(以下、「近接手続きデータ」とする)が登録されているものとする。近接手続きデータは、特定の手続きデータの一例である。本形態の近接手続きデータのトリガは、近距離通信の確立であり、近接手続きデータのアクションには、印刷アプリ22の起動と、近距離通信によって取得した情報を入力情報として印刷アプリ22へ渡す手順と、が含まれる。近距離通信は、例えば、NFC、BLEによる通信であり、前述したように、デバイス4等の近距離通信に対応する装置に電子デバイス1が近接したことで、OS21によって確立される。近接手続きデータのトリガは、具体的には、ユーザによって電子デバイス1が近距離通信を待ち受けている装置に近づけられたこと、である。
近接手続きデータに基づいて、連結プログラム211によって起動された場合の印刷アプリ22の動作について、図3のシーケンス図を参照して説明する。なお、近接手続きデータによる印刷の具体例については、後述する。以下の各処理は、印刷アプリ22等のプログラムに基づいて、電子デバイス1のCPU11にて実行される。なお、図3では、連結プログラム211による処理も、OS21による処理として示している。
本形態では、デバイス4は、近距離通信を待ち受ける状態となっているものとする。電子デバイス1は、ユーザによって、デバイス4に対して所定の距離範囲内に近接されると(S201)、デバイス4との間で自動的に近距離通信を確立する(S202)。
連結プログラム211は、OS21による近距離通信の確立を検出した場合、電子デバイス1に登録されている手続きデータのトリガを満たしたか否かを判断する(S205)。本形態の電子デバイス1には近接手続きデータが登録されていることから、OS21の連結プログラム211は、近接手続きデータのトリガを満たしたと判断し(alt:[トリガ])、近接手続きデータのアクションを開始する。なお、近接手続きデータが登録されていない場合、電子デバイス1は、図3に示す動作を実行しない。
連結プログラム211は、近接手続きデータのアクションとして、近距離通信によって、デバイス4から保持情報42(図1参照)を取得する(S206)。デバイス4は、連結プログラム211の要求に応じて、記憶している保持情報42を送信する。
なお、連結プログラム211は、近接手続きデータのアクションにS206の実行が登録されている場合にS206を実行する。つまり、近接手続きデータのアクションにS206の実行が登録されていない場合には、連結プログラム211は、S206を実行しない。連結プログラム211は、プリンタ情報421やデータ情報422に相当する情報を、例えば、S202の近距離通信の確立時に取得できる情報、電子デバイス1のメモリ12に記憶されている情報、に基づいて取得できても良い。近接手続きデータのアクションには、情報の記憶場所に応じて、情報を取得する処理が登録される。
連結プログラム211は、印刷アプリ22を起動し(S207)、デバイス4などから取得した保持情報42を含む入力情報を、印刷アプリ22に渡す(S208)。これにより、印刷アプリ22が起動され、印刷アプリ22は、連結プログラム211から入力情報を取得する。S208は、取得処理の一例である。S208の後、連結プログラム211は、近接手続きデータのアクションを終了する。
保持情報42にはプリンタ情報421が含まれることから、印刷アプリ22は、起動時に受け取った入力情報からプリンタ情報421を取得できる。印刷アプリ22は、取得したプリンタ情報421を用いて、第1通信IF14を介して、プリンタ3との無線通信の確立を試行する(S211)。S211にて確立される無線通信は、S202にて確立された無線通信よりも、通信範囲が広い無線通信である。
例えば、S202にて確立された近距離通信がNFC通信であれば、S211にて確立される無線通信は、Wi-Fi、Bluetooth、あるいはBLE通信である。また、S202にて確立された近距離通信がBluetooth、あるいはBLE通信であれば、S211にて確立される無線通信は、Wi-Fi通信である。S211にて無線通信を確立させた後は、ユーザは、電子デバイス1をデバイス4から離して、例えば、ユーザIF13に表示される通知を確認することができる。
プリンタ情報421によって、無線通信を確立させる相手であるプリンタ3が特定されるので、ユーザがプリンタ3を選択する手間を省くことができる。デバイス4がプリンタ3に含まれている場合には、印刷ジョブの出力先となるプリンタ3からプリンタ情報421を取得することになり、本形態の構成がさらにシンプルになる。
なお、プリンタ情報421は、OS21がS202にて確立した近距離通信を示していても良い。その場合、印刷アプリ22は、S211にて新たに無線通信を確立するのではなく、確立済みの近距離通信を用いて、プリンタ3との通信を行う。一方、プリンタ情報421が、近距離通信ではなく他の接続方法を示している場合、印刷アプリ22は、デバイス4との近距離通信を切断し、プリンタ情報421に基づいて、プリンタ3との新たな無線通信の確立を試行する。
S211における無線通信の確立に成功したら、印刷アプリ22は、接続相手からデバイス情報を取得する(S212)。デバイス情報は、接続相手の種別を示す情報であり、印刷アプリ22は、取得したデバイス情報を用いて、接続相手がプリンタ3等の印刷機能を備える装置であるか否かを確認することができる。なお、印刷アプリ22は、近距離通信によってデバイス情報を取得しても良い。
印刷アプリ22は、S211での無線通信の確立に失敗した場合、または、S212にて取得したデバイス情報がプリンタを示す情報ではないと判断した場合、S251に進んで自身を終了させる。例えば、ユーザがデバイス4以外の装置に電子デバイス1を近づけることによって近接手続きデータのアクションを開始してしまった場合、プリンタ3以外の装置と接続されてしまう可能性がある。接続先がプリンタでなければ印刷ジョブを実行できないため、接続先がプリンタであるか否かを確認し、プリンタでなければ印刷ジョブを出力しないようにすることで、無駄な通信を回避できる。
プリンタ3との無線通信が確立できた場合(alt:〔プリンタと接続〕)、印刷アプリ22は、連結プログラム211から受け取った入力情報に基づいて、印刷対象を決定するために、さらにデータが必要であるか否かを判断する。
デバイス4に印刷対象を示すデータ情報422(図1参照)があらかじめ設定されており、入力情報にデータ情報422が含まれていれば、印刷アプリ22は、入力情報に含まれるデータ情報422に基づいて、印刷対象のデータを決定できる。あらかじめ印刷対象のデータをデバイス4に用意しておけば、連結プログラム211は、デバイス4との接続という簡単な操作で印刷対象のデータの情報もデバイス4から取得できる。この場合、印刷アプリ22は、印刷対象のデータの情報を連結プログラム211から入力情報として取得できるので、印刷アプリ22の処理はさらにシンプルになる。
なお、データ情報422は、印刷対象そのもののテキストないし画像であってもよいし、印刷対象のデータを記憶するアドレス(URL)を示すデータであってもよい。印刷対象のデータを記憶するアドレスの情報を受け取った場合、印刷アプリ22は、そのアドレスにアクセスして印刷対象のデータを読み出せば良い。
一方、入力情報に印刷対象を示すデータ情報422が含まれていない場合や、追加のデータが必要であると判断した場合(alt:〔データ必要〕)、印刷アプリ22は、追加のデータを取得する。印刷対象のデータは、連結プログラム211から受け取った入力情報、すなわち、S206にて連結プログラム211がデバイス4から取得した情報によって指定されており、印刷アプリ22は、入力情報に基づいて、さらに印刷対象のデータが必要であるか否かを判断できる。
印刷アプリ22は、例えば、プリンタ3にデータを要求し、プリンタ3からデータを取得する(S213)。近距離通信ではない無線通信によってプリンタ3からデータ情報を取得することで、画像データのような比較的大きなデータであっても取得可能になる。
また、印刷アプリ22は、OS21にデータを要求し、OS21からデータを取得しても良い(S214)。OS21からデータを取得する場合、印刷アプリ22が取得するデータは、電子デバイス1のユーザを示す情報等のOS21にあらかじめ登録されているデータであっても良いし、電子デバイス1の位置情報等の印刷アプリ22からの要求に基づいてOS21が取得できるデータであっても良い。
そして、印刷アプリ22は、入力情報に含まれるデータ情報422、および、プリンタ3やOS21から取得した追加のデータを利用して、印刷対象のデータを決定する(S216)。なお、印刷アプリ22は、自身で管理するデータをさらに利用して、印刷対象のデータを決定しても良い。例えば、データ情報422にテンプレートを指定する情報が含まれている場合、印刷アプリ22は、指定されているテンプレートの画像を読み出し、テンプレートの画像と印刷対象の文字等とを合成して印刷対象のデータを決定しても良い。
次に、印刷アプリ22は、電子デバイス1がロック状態であるか否かを、OS21に問い合わせて回答を得る(S221)。ロック状態である場合(alt:〔ロック状態〕)、印刷アプリ22は、通知をユーザIF13に表示させる指示をOS21に渡す(S222)。S222は、ロック状態における通知処理の一例である。印刷アプリ22は、例えば、図4に示すように、プリンタ3での印刷が可能であり、印刷を実行するにはロック状態を解除する必要があることを通知するメッセージを、ユーザIFに表示させる。
OS21は、表示中の通知画面にて何らかの操作を受け付けた場合、ロック状態を解除する解除情報の入力を受け付ける解除画面を、ユーザIF13に表示させ、解除情報を受け付ける(S223)。ユーザは、解除画面にて、ロック状態を解除するための解除情報を入力する(S224)。OS21は、入力された解除情報が適切な解除情報であるか否かを判断し、適切な解除情報ではないと判断した場合、再度解除画面を表示させ、適切な解除情報の入力を受け付けるまでロック状態を維持する。一方、適切な解除情報が入力されたと判断した場合、OS21は、ロック状態を解除して非ロック状態となる。
OS21は、ユーザの操作によって非ロック状態となった場合、非ロック状態となったことを示す情報を印刷アプリ22に渡す。これにより、印刷アプリ22は、次の動作に進む。なお、印刷アプリ22は、S222による通知後、非ロック状態となったことを示す情報を受け取らないまま所定時間が経過した場合、終了しても良い。
S221にてロック状態ではないとの回答を得た場合、または、S222の後、非ロック状態となった情報を受け取った場合、印刷アプリ22は、選択を受け付ける通知をユーザIF13に表示させる(S231)。S231における通知は、S222における通知とは通知内容が異なる。S231は、非ロック状態における通知処理の一例である。印刷アプリ22は、例えば、図5に示すように、印刷対象のデータを示す画像と、印刷する指示を受け付けるボタンと、印刷しない指示を受け付けるボタンと、を含み、ユーザの選択を要求する選択画面を、ユーザIFに表示させる。なお、選択画面には、印刷対象のデータを示す情報は、含まれていなくても良い。
そして、印刷アプリ22は、表示中の選択画面にて、ユーザの選択を受け付ける。S231にて表示させた画面にて選択を受け付ける処理は、受付処理の一例である。印刷アプリ22は、印刷を実行しない選択を受け付けた場合、S251に進んで終了してもよい。
なお、印刷アプリ22は、印刷を行うか否かのユーザの選択を受け付けなくても良い。印刷アプリ22は、例えば、連結プログラム211から起動された場合には、ロック状態であるか否かに関わらず、あるいは、ロックが解除されたことに応じて、自動的に印刷ジョブを生成してプリンタ3に出力するとしても良い。ただし、ユーザの選択を受け付けることで、望まない印刷を回避できる。
また、電子デバイス1がロック状態であるか否かの判断は、行わなくても良い。印刷アプリ22は、ロック状態であっても印刷指示を受け付け可能であっても良い。ただし、ロック状態では、非ロック状態と比較して表示内容に制限があることから、ロック状態と非ロック状態とで内容が異なる通知を行うとすれば、それぞれの状態に適した通知を行うことができる。
ユーザによる印刷実行の選択を受け付けた場合(S232)、印刷アプリ22は、プリンタ3に対して、能力情報を要求し、プリンタ3から印刷に関する能力を示す情報である能力情報を取得する(S235)。能力情報には、例えば、プリンタ3に収容されているラベル紙のラベル幅の情報が含まれる。印刷アプリ22は、取得した能力情報に基づいて、S216にて決定した印刷対象のデータを調整する(S236)。
S236では、印刷アプリ22は、プリンタ3の能力に対して適切なデータとなるように、印刷対象のデータを調整する。例えば、能力情報にラベル幅の情報が含まれる場合、印刷アプリ22は、印刷対象のデータの幅方向のサイズがラベル幅と適合するように、印刷対象のデータを拡大あるいは縮小する。また、例えば、能力情報として、単色での印刷のみが可能であることを示す情報を取得した場合であって、印刷対象のデータがカラー情報を含む多色画像であった場合、印刷アプリ22は、印刷対象のデータからカラー情報を削除して、グレースケール画像のデータとする。プリンタ3の能力に応じて調整した印刷ジョブを出力することで、不適切な印刷物となる可能性を低減できる。
なお、能力情報の取得のタイミングは、印刷実行の指示を受け付けた後に限らず、プリンタ3との無線通信を確立した後であれば良い。能力情報は、例えば、S212にて取得するデバイス情報に含まれていても良い。
さらに、印刷アプリ22は、調整後の印刷対象のデータに基づいて、印刷ジョブを生成し(S237)、生成した印刷ジョブを、プリンタ3に出力する(S238)。S238は、自動出力処理の一例である。プリンタ3は、受信した印刷ジョブに基づいて、印刷部31(図1参照)にて印刷を実行する(S241)。これにより、印刷物が生成される。印刷アプリ22は、印刷ジョブの送信後、自身を終了させる(S251)。印刷アプリ22は、終了の前に、プリンタ3との接続を切断しても良い。
続いて、近接手続きデータを利用した印刷の具体的な適用例について説明する。以下では、近接手続きデータを利用して、電子デバイス1のユーザの名前が記載された名札を作成する例について、図6のシーケンス図と、図7の説明図と、を参照して説明する。なお、以下では、図3に示した手順に対応する手順については、同じ符号を付して、説明を簡略化する。
この適用例では、プリンタ3は、例えば、イベントや会議の受け付けに配置される専用のプリンタである。イベントや会議の主催者は、あらかじめ近接手続きデータを登録するための登録ファイルを用意して、出席希望者に配布する。出席希望者は、配布された登録ファイルを利用して、自身のスマートフォンなどの電子デバイス1に近接手続きデータをインストールし、インストール済みの電子デバイス1を持参する。つまり、図6に示した手順の開始時には、電子デバイス1には、近接手続きデータと印刷アプリ22とが登録されているものとする。なお、この例では、印刷アプリ22は、近接手続きデータによって名札を作成するための専用のアプリであっても良い。また、電子デバイス1のユーザの名前の情報は、電子デバイス1にあらかじめ登録されているものとする。
このプリンタ3は、例えば、少なくともBLE機能を備えるプリンタであるとする。デバイス4は、プリンタ3の一部であり、プリンタ3は、BLEによる近距離通信を待ち受ける状態となっている(S301)。図7(A)に示すように、イベントや会議の出席者が、電子デバイス1を持って受け付けに近づくことで、電子デバイス1とプリンタ3とのBLEによる近距離通信が確立される(S202)。
電子デバイス1には近接手続きデータが登録されているので、連結プログラム211は、印刷アプリ22を起動し(S207)、プリンタ3との近距離通信が確立されたことを示す情報を含む入力情報を印刷アプリ22に渡す(S208)。BLE通信は、ある程度サイズの大きいデータの送信も可能であり、ハンドオーバーの必要はない。確立された近距離通信がNFC通信であれば、印刷アプリ22は、プリンタ3の保持情報42に基づいて、Wi-Fi、Bluetooth、あるいはBLE通信等へのハンドオーバーを行うとよい。
印刷アプリ22は、OS21から印刷対象のデータであるユーザの名前の情報を取得する(S214)。なお、印刷対象のデータは、電子デバイス1のユーザの名前の情報でなくても良い。例えば、近接手続きデータにあらかじめ登録されている情報であっても良いし、電子デバイス1が受信した電子メール等に含まれる情報であっても良い。そして、印刷アプリ22は、取得した情報を所定のテンプレートに配置し、印刷対象のデータを生成する。
印刷アプリ22は、図7(B)に示すように、印刷の選択を受け付ける通知をユーザIF13に表示させ(S231)、ユーザの操作を受け付ける(S232)。印刷アプリ22は、電子デバイス1を持参したユーザが受け付けに立ち寄るだけで、近接手続きデータに基づいて起動され、名札の印刷指示を受け付ける。印刷アプリ22は、印刷対象のデータの修正や追加の指示を受け付けても良い。
ユーザによる印刷実行の指示を受け付けたら、印刷アプリ22は、印刷ジョブを生成し(S237)、生成した印刷ジョブをプリンタ3に出力する(S238)。印刷ジョブを受け取ったプリンタ3は、図7(C)に示すように、印刷を実行する(S241)。これにより、印刷物である名札が作成される。
印刷アプリ22は、印刷ジョブを出力した後、プリンタ3との接続を切断し(S302)、自身を終了させる(S251)。なお、接続を切断する代わりに、印刷アプリ22は、電子デバイス1をプリンタ3から離すよう指示するメッセージを、ユーザIF13に表示させても良い。プリンタ3は、電子デバイス1との通信が切断された後、所定のタイミングで再び待ち受け状態となる。
以上、詳細に説明したように、本明細書に記載の印刷アプリ22は、近接手続きデータに基づいて連結アプリ211によって起動された場合、連結アプリ211から入力情報を受け取り、受け取った入力情報に含まれるプリンタ情報421を用いて、プリンタ3との無線通信を確立させて、印刷ジョブをプリンタ3に自動的に出力する。従って、印刷アプリ22を起動した後にプリンタ3との接続のための操作や印刷指示のための操作を行う場合と比較して、印刷する際のユーザの手間を軽減できる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。従って本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、電子デバイス1に接続されるプリンタ3は、印刷単機能のものに限らず、複合機、複写機、FAX装置、等の通信機能と印刷機能とを有する装置であればよい。
また、本形態では、近接手続きデータによる手順のみを説明したが、電子デバイス1には、さらに他の手続きデータが登録されていても良い。アクションとして印刷アプリ22の起動手順が含まれる手続きデータがさらに有れば、印刷アプリ22は、その手続きデータによる入力情報に基づいて、本形態とは異なる処理を実行しても良い。
また、本形態では、プリンタ3を示すプリンタ情報421は、デバイス4との近距離通信によってOS21が取得し、OS21を介して印刷アプリ22が取得するとしたが、これに限らない。例えば、近接手続きデータにあらかじめ登録されていても良い。
また、本形態では、印刷対象のデータを示すデータ情報422は、デバイス4との近距離通信によってOS21が取得し、OS21を介して印刷アプリ22が取得するとしたが、これに限らない。例えば、近接手続きデータまたは印刷アプリ22にあらかじめ登録されていても良いし、起動された後に印刷アプリ22がデバイス4またはプリンタ3から取得しても良い。
また、例えば、テンプレートの情報は、プリンタ3のデータ情報422に含まれるとしたが、これに限らない。テンプレートの情報は、例えば、印刷アプリ22にあらかじめ登録されていても良いし、ユーザの選択を受け付けても良い。また、テンプレートを使用しなくても良い。また、本形態では、プリンタ3から能力情報を取得して印刷対象のデータを調整するとしたが、しなくても良い。また、本形態では、近距離通信がBLEであればハンドオーバーは不要であるとしたが、ハンドオーバーしても良い。
また、本形態では、印刷アプリ22は、手続きデータに基づいて起動された場合、処理が終了したら自身を終了させるとしたが、終了しなくてもよい。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組合せで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 電子デバイス
3 プリンタ
4 デバイス
11 CPU
13 ユーザIF
14 第1通信IF
15 第2通信IF

Claims (9)

  1. 情報処理装置のコンピュータによって実行可能なアプリケーションプログラムであって、前記情報処理装置のオペレーティングシステムは、自動機能を有し、前記自動機能は、複数の機能や操作の一連の手続きと、前記一連の手続きを起動する条件である起動条件と、を示す手続きデータが、前記オペレーティングシステムに登録されている場合に、前記オペレーティングシステムが、前記起動条件を満たしたことに応じて前記一連の手続きを自動的に実行する機能であり、
    前記アプリケーションプログラムは、前記情報処理装置のユーザインタフェースを用いたユーザ操作に基づいて起動される場合と、前記オペレーティングシステムが有する前記自動機能に基づいて起動される場合と、があり、
    さらに前記アプリケーションプログラムは、
    前記コンピュータに、
    前記情報処理装置の前記ユーザインタフェースを用いたユーザ操作に基づいて起動された場合に、印刷対象のデータの選択を前記ユーザインタフェースを用いて受け付け、選択された印刷対象のデータに基づく印刷ジョブを出力する手動出力処理を実行させ、
    さらに前記コンピュータに、
    前記オペレーティングシステムが有する前記自動機能に基づいて起動された場合に、前記オペレーティングシステムから起動時に入力される入力情報であって、所定の規格の第1無線通信の確立に用いられる接続情報を含む前記入力情報を取得する取得処理を実行させ、前記情報処理装置は、前記第1無線通信を行う第1通信インタフェースを備え、前記オペレーティングシステムは、前記自動機能によって前記アプリケーションプログラムを起動する際、前記接続情報を含む前記入力情報を前記アプリケーションプログラムに渡し、
    さらに前記コンピュータに、
    前記オペレーティングシステムが有する前記自動機能に基づいて起動された場合に、前記取得処理にて取得した前記入力情報に含まれる前記接続情報を用いて、特定のプリンタとの間で前記第1無線通信を確立させ、前記第1無線通信によって、印刷ジョブを前記特定のプリンタに出力する自動出力処理を実行させる、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  2. 請求項1に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記取得処理では、
    前記第1無線通信の確立に用いられる前記接続情報であって、特定のデバイスに記憶される前記接続情報を含む、前記入力情報を取得し、前記情報処理装置は、前記第1無線通信よりも通信範囲が狭い第2無線通信を行う第2通信インタフェースを備え、前記特定のデバイスとの間で前記第2無線通信が確立することによって前記特定のデバイスから前記接続情報を受信し、前記オペレーティングシステムには、前記第2無線通信が確立したことを前記起動条件とする特定の手続きデータが登録され、前記オペレーティングシステムは、前記特定の手続きデータに基づいて、前記第2無線通信が確立したことに応じて前記自動機能によって前記アプリケーションプログラムを起動する際、前記特定のデバイスから受信した前記接続情報を前記アプリケーションプログラムに渡す、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  3. 請求項2に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記特定のプリンタは、前記特定のデバイスでもあり、
    前記情報処理装置は、前記特定のプリンタとの間で前記第2無線通信が確立することによって前記特定のプリンタから前記接続情報を受信し、前記オペレーティングシステムは、前記特定の手続きデータに基づいて、前記第2無線通信が確立したことに応じて前記自動機能によって前記アプリケーションプログラムを起動する際、前記特定のプリンタから受信した前記接続情報を含む前記入力情報を前記アプリケーションプログラムに渡し、
    前記取得処理では、
    前記特定のプリンタから受信された前記接続情報を含む前記入力情報を、前記オペレーティングシステムから渡されることで取得する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  4. 請求項2または請求項3に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記第2無線通信は、NFC(Near Field Communication)規格に従った通信方式による通信である、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  5. 請求項2または請求項3に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記第2無線通信は、BLE(Bluetooth Low Energy)規格に従った通信方式による通信である、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記取得処理では、
    前記接続情報と、印刷対象のデータを示すデータ情報と、を含む前記入力情報を取得し、前記情報処理装置は、前記特定のデバイスとの間で前記第2無線通信が確立することによって前記特定のデバイスから前記接続情報および前記データ情報を受信し、前記オペレーティングシステムは、前記特定の手続きデータに基づいて、前記第2無線通信が確立したことに応じて前記自動機能によって前記アプリケーションプログラムを起動する際、前記特定のデバイスから受信した前記接続情報および前記データ情報を前記アプリケーションプログラムに渡し、
    前記自動出力処理では、
    前記取得処理にて取得した前記入力情報に含まれる前記接続情報を用いて、前記特定のプリンタとの間で前記第1無線通信を確立させ、前記第1無線通信によって、前記取得処理にて取得した前記入力情報に含まれる前記データ情報によって示される前記印刷対象のデータの印刷を行う前記印刷ジョブを、前記特定のプリンタに出力する、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記自動出力処理では、
    前記取得処理にて取得した前記入力情報に含まれる前記接続情報を用いて前記第1無線通信を確立させた後、接続先からデバイス情報を取得し、取得した前記デバイス情報がプリンタを示す場合、前記第1無線通信によって、前記印刷ジョブを前記特定のプリンタに出力し、取得した前記デバイス情報がプリンタを示さない場合、前記印刷ジョブを出力しない、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記オペレーティングシステムが有する前記自動機能に基づいて起動された場合に、前記入力情報に基づく通知を、前記情報処理装置の前記ユーザインタフェースに行わせる通知処理を実行させ、前記情報処理装置の前記ユーザインタフェースの表示態様には、前記ユーザインタフェースによる一部の入力を制限するロック状態と、前記ロック状態ではない非ロック状態とがあり、前記ロック状態での前記通知処理による通知内容は、前記非ロック状態と異なる、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
  9. 請求項8に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記オペレーティングシステムが有する前記自動機能に基づいて起動された場合に、前記取得処理の後、前記自動出力処理の前に、前記通知処理を実行させ、
    前記通知処理では、
    前記通知として、前記入力情報に基づく印刷を行うか否かの選択を要求する通知を行い、
    前記コンピュータに、
    前記通知処理の後、前記入力情報に基づく印刷を行うか否かの選択を受け付ける受付処理を実行させ、前記受付処理にて前記入力情報に基づく印刷を行うことの選択を受け付けたことを条件として、前記自動出力処理を実行させる、
    ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
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