JP2022155540A - 白斑を処置するための方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヤヌスキナーゼ(JAK)を含むある特定のキナーゼを阻害する化合物および類似体を使用して、活動性および安定な非分節型白斑を含む白斑を処置するための方法を提供すること。【解決手段】前記方法は、それを必要とする対象に、1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オン、またはその薬学的に許容できる塩を投与するステップを含む。

Description

本発明は、化合物1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オン、またはその薬学的に許容できる塩を使用して、白斑を処置するための方法を提供する。
プロテインキナーゼは、タンパク質中の特異的残基のリン酸化を触媒する酵素のファミリーであり、チロシンおよびセリン/トレオニンキナーゼに広く分類される。変異、過剰発現、または不適切な調節、異常調節もしくは調節解除、さらには成長因子またはサイトカインの過剰産生または産生不足から生じる不適切なキナーゼ活性は、これらに限定されないが、がん、心臓血管疾患、アレルギー、喘息および他の呼吸器疾患、自己免疫疾患、炎症性疾患、骨疾患、代謝障害、ならびにアルツハイマー病などの神経学的および神経変性障害を含む多くの疾患に関与している。不適切なキナーゼ活性は、前述および関連の疾患に関与する細胞増殖、細胞分化、細胞機能、生存、アポトーシス、および細胞移動性に関連する様々な生物学的細胞応答を引き起こす。
したがって、プロテインキナーゼは、治療介入のための標的として重要な酵素群として浮上している。特に、細胞タンパク質チロシンキナーゼのJAKファミリー(JAK1、JAK2、JAK3、およびJAK3)は、サイトカインシグナル伝達において中心的な役割を果たしている(Kisselevaら、Gene、2002、285、1;Yamaokaら、Genome Biology 2004、5、253))。それらの受容体に結合すると、サイトカインはJAKを活性化させ、次いで、これは、サイトカイン受容体をリン酸化し、それにより、シグナル伝達分子、特に、シグナル伝達兼転写活性化因子(STAT)ファミリーのメンバーのためのドッキング部位を作成して、最終的に、遺伝子発現につながる。多数のサイトカインが、JAKファミリーを活性化させることが公知である。これらのサイトカインには、インターフェロン(IFN)ファミリー(IFN-アルファ、IFN-ベータ、IFN-オメガ、リミチン、IFN-ガンマ、IL-10、IL-19、IL-20、IL-22)、gp130ファミリー(IL-6、IL-11、OSM、LIF、CNTF、NNT-1/BSF-3、G-CSF、CT-1、レプチン、IL-12、IL-23)、ガンマCファミリー(IL-2、IL-7、TSLP、IL-9、IL-15、IL-21、IL-4、IL-13)、IL-3ファミリー(IL-3、IL-5、GM-CSF)、一本鎖ファミリー(EPO、GH、PRL、TPO)、受容体チロシンキナーゼ(EGF、PDGF、CSF-1、HGF)、およびGタンパク質共役受容体(AT1)が含まれる。
白斑は、甲状腺疾患、円形脱毛症、乾癬、炎症性腸疾患、1型糖尿病および悪性貧血を含む自己免疫併存疾患を伴うか、または伴わない後天性脱色素化障害である。全世界での白斑の有病率は、0.5%から2.0%の間の範囲である。Kruger,C.およびK.U.Schallreuter(2012)、Int J Dermatol 51(10):1206 1212。
白斑病因の三大要因は、メラニン形成細胞の損傷を引き起こす酸化ストレスと、メラニン形成細胞の増殖および分化に影響を及ぼす遺伝学、ならびに自己反応性細胞傷害性T細胞と関係する自己免疫であり得るが、白斑の複雑な病態生理は完全には理解されていない。ストレスを受けたメラニン形成細胞は、ナチュラルキラー細胞および近接の樹状細胞を介しての先天免疫の活性化、続いて、適応免疫の活性化を開始させ得る。Picardo,M.ら、(2015)、Nature Reviews Disease Primers 1:15011。メラニン形成細胞の近くに並置でCD8+T細胞が存在することは、白斑の病因がT細胞に媒介されることを示唆しているが、抗体媒介の病因も提案されている。最近の調査は、CD8+T細胞がIFNγを産生し、それが角質細胞からのCXCL9/10/11の放出を活性化させ、今度はそれらが、CXCR3の活性化を介してCD8+T細胞の機能を活性化させるという仮説を提案している。白斑に関係するサイトカインには、IFNγ、IL-2、IL-17、IL-15およびIL-4が含まれる。留意すべきは、IL-2およびIL-15は、白斑の皮膚においてCD49a+/CD8+レジデントメモリーT細胞を活性化させて、それらのT細胞において、メラニン形成細胞アポトーシスを誘導するパーフォリンおよびグランザイムBを誘導することが示唆されている。Cheuk,S.,H.ら、(2017)、Immunity 46(2):287 300。
現在、活動性非分節型白斑を特異的に処置するために承認された処置は存在しない。限定的で無効なこともある現行の処置選択肢には、局所コルチコステロイド、局所ビタミンD3、局所カルシニューリン阻害薬、全身コルチコステロイド(急速進行性活動性病変を処置するため)、光線治療、外科処置(小さく安定している病変を処置するため)およびカモフラージュが含まれる。Ezzedine,K.,V.ら(2015)、The Lancet 386(9988):74 84;Taieb,A.およびM.Picardo(2009)、New Eng J Med、360(2):160 169。
リトレシチニブとしても一般に公知の化合物1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンは、ATP結合部位を不可逆的にブロックすることにより、肝細胞癌(TEC)キナーゼファミリーで発現されるJAK3およびチロシンキナーゼ(ブルトンチロシンキナーゼ[BTK]、骨髄発現キナーゼ[BMX]、誘導性T細胞キナーゼ[ITK]、TEC、休止リンパ球キナーゼ[RLK/TXK])を、他の3種のJAKアイソフォーム、JAK1、JAK2、およびTYK2よりも、さらにはより広いキノームよりも高い選択性で阻害する経口生物学的利用可能な低分子である。1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンは従来、関節リウマチ、円形脱毛症、潰瘍性大腸炎、およびクローン病を有する患者において調査されていた。
米国特許第10,144,738号 米国特許仮出願第62/949995号
Kisselevaら、Gene、2002、285、1 Yamaokaら、Genome Biology 2004、5、253 Kruger,C.およびK.U.Schallreuter(2012)、Int J Dermatol 51(10):1206 1212。 Picardo,M.ら、(2015)、Nature Reviews Disease Primers 1:15011 Cheuk,S.,H.ら、(2017)、Immunity 46(2):287 300。 Ezzedine,K.,V.ら(2015)、The Lancet 386(9988):74 84 Taieb,A.およびM.Picardo(2009)、New Eng J Med、360(2):160 169。 Remington’s Pharmaceutical Sciences、Mack Pub.Co.,New Jersey(1991) Mohammad,T.F.ら(2017)、J Am Acad Dermatol 76(5):879~888。 Clinical Trial Imaging Endpoint Process Standards - Guidance for Industry(2018年4月) van Geel,N.ら、J Am Acad Dermatol 76(3):464~471。 Batchelorら、Br.J.Derm.(2016)、174:386~394
本明細書において、化合物1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンが、活動性および安定な非分節型白斑を含む白斑を処置するために有用であるという発見を開示する。したがって、本明細書において、より低い有害作用発生率で対象において白斑の症状の重症度を低下させる方法を記載する。
第1の態様A1では、本発明は、それを必要とする対象に、治療有効量の1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンまたはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、対象において白斑を処置するための方法を提供する。
本発明の態様A1の実施形態(E)には、次のものが含まれ、その際、その後の参照を容易にするために、実施形態E1は、態様A1と同一である。
E1. それを必要とする対象に、治療有効量の1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンまたはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、対象において白斑を処置するための方法。
E2. 上記治療有効量が、10、30、50、100または200mg QDからなる群から選択される、実施形態E1に記載の方法。
E3. 上記治療有効量を上記対象に、4週間までの導入期間にわたって、または52週間までの処置期間にわたって投与する、実施形態E1からE2のいずれか一つに記載の方法。
E4. 1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンまたはその薬学的に許容できる塩を上記対象に、上記導入期間後に20週間までの維持期間にわたって投与する、実施形態E1からE3のいずれか一つに記載の方法。
E5. 上記白斑が非分節型白斑である、実施形態E1からE4のいずれか一つに記載の方法。
E6. 上記対象が4~50%の体表面積病変を有する、実施形態E1からE4のいずれか一つに記載の方法。
E7. 上記対象が、局所読み取り顔面白斑面積スコアリング指数について、ベースラインから少なくとも約-15%のパーセント変化を達成する、実施形態E1からE6のいずれか一つに記載の方法。
E8. 上記対象が24週目に、F-VASIにおいて、ベースラインから75%の低下を達成する、実施形態E1からE7のいずれか一つに記載の方法。
E9. 上記対象が8週目に、ベースラインから少なくとも4%の低下を達成する、実施形態E1からE8のいずれか一つに記載の方法。
E10. 上記対象が16週目に、ベースラインから少なくとも11%の低下を達成する、実施形態E1からE9のいずれか一つに記載の方法。
E11. 上記対象に、狭帯域紫外線B照射追加治療での同時または後続処置を投与することをさらに含む、実施形態E1からE9のいずれか一つに記載の方法。
E12. 上記狭帯域紫外線B照射追加治療を少なくとも24週間にわたって投与する、実施形態E11のいずれか一つに記載の方法。
E13. 上記対象が、局所顔面白斑面積スコアリング指数について、ベースラインから、24週目に約-17%から約-30%の間、および48週目に約-40%から約-80%の間までのパーセント変化を達成する、実施形態E12のいずれか一つに記載の方法。
E14. 上記対象が、局所顔面白斑面積スコアリング指数について、ベースラインから、24週目に約-17%から約-30%の間、および48週目に約-40%から約-80%の間までのパーセント変化を達成する、実施形態E11からE13のいずれか一つに記載の方法。
E15. 上記対象が、全白斑面積スコアリング指数について、ベースラインから、24週目に約-5%から約-20%の間、および48週目に約-30%から約-58%の間までのパーセント変化を達成する、実施形態E11からE14のいずれか一つに記載の方法。
E16. 上記治療有効量が10mg QDである、実施形態E1からE15のいずれか一つに記載の方法。
E17. 上記治療有効量が30mg QDである、実施形態E1からE15のいずれか一つに記載の方法。
E18. 上記治療有効量が50mg QDである、実施形態E1からE15のいずれか一つに記載の方法。
E19. 上記治療有効量が100mg QDである、実施形態E1からE15のいずれか一つに記載の方法。
E20. 上記治療有効量が200mg QDである、実施形態E1からE15のいずれか一つに記載の方法。
E21. 上記導入期間中の上記治療有効量が50mg QDである、実施形態E1からE15のいずれか一つに記載の方法。
E22. 上記導入期間中の上記治療有効量が100mg QDである、実施形態E1からE15のいずれか一つに記載の方法。
E23. 上記導入期間中の上記治療有効量が200mg QDである、実施形態E1からE15のいずれか一つに記載の方法。
E24 上記維持期間中の上記治療有効量が10mg QDである、実施形態E1からE23のいずれか一つに記載の方法。
E25. 上記維持期間中の上記治療有効量が30mg QDである、実施形態E1からE23のいずれか一つに記載の方法。
E26. 上記維持期間での上記治療有効量が30mg QDである、実施形態E1からE23のいずれか一つに記載の方法。
E27. 上記維持期間中の上記治療有効量が50mg QDである、実施形態E1からE23のいずれか一つに記載の方法。
E28. 上記導入期間中の上記治療有効量が100mgであり、上記導入期間中、上記維持期間中の治療有効量が50mg QDである、実施形態E1からE15のいずれか一つに記載の方法。
E29. 上記導入期間中の上記治療有効量が200mgであり、上記維持期間中の治療有効量が50mg QDである、実施形態E1からE15のいずれか一つに記載の方法。
E30. 1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンが遊離塩基である、実施形態E1からE29のいずれか一つに記載の方法。
E31. 実施形態E1からE30のいずれか一つに記載の白斑の処置のための医薬品を調製するための、化合物1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オン、またはその薬学的に許容できる塩の使用。
E32. 実施形態E1~E30のいずれか一つに記載の白斑を処置する方法において使用するための、化合物1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オン、またはその薬学的に許容できる塩。
対象において白斑を処置するための治療的使用において、リトレシチニブおよび本発明の化合物またはその医薬組成物を経口、非経口、局所、直腸、経粘膜、または腸管で投与することができる。非経口投与には、全身作用をもたらす間接的注射または罹患面への直接的注射が含まれる。局所投与には、局所適用により容易にアクセス可能な皮膚または器官、例えば、眼窩周囲での眼または耳の処置が含まれる。これは、全身作用をもたらす経皮送達も含む。直腸投与には、坐剤の形態が含まれる。好ましい投与経路は、経口および局所である。
本発明で使用される医薬組成物は、当技術分野で周知の方法により、例えば、従来の混合、溶解、造粒、糖剤作製、研和、乳化、カプセル化、封入、凍結乾燥プロセスまたは噴霧乾燥により作製することができる。
本発明により使用するための医薬組成物は、薬学的に使用することができる製剤への活性化合物の加工を促進する添加剤および補助剤を含む1種または複数の薬学的に許容できる担体を使用して、従来の手法で製剤化することができる。適正な製剤は、選択された投与経路に依存する。薬学的に許容できる添加剤および担体は一般的に、当業者に公知であり、したがって、本発明に含まれる。そのような添加剤および担体は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences, Mack Pub.Co., New Jersey (1991)に記載されている。本発明において使用される製剤は、短時間作用性、急速放出性、長時間作用性、および持続放出性であるように設計することができる。したがって、医薬製剤は、制御放出または徐放のために製剤化することもできる。
また、所望の血漿中濃度を急速に達成するために、投与される当初投薬量を上記の上限レベルを超えて増加させることができることは理解されるべきである。他方で、当初投薬量を最適よりも少なくすることができ、1日投薬量を特定の状況に応じて、処置経過中に漸増させることができる。所望の場合には、1日用量を、投与のために複数の用量に、例えば、1日あたり2~4回に分割することもできる。
本発明の実行で使用される化合物は、当技術分野で公知の任意の方法により調製することができる。特に、上記化合物を、それらが開示されている従来技術の参照文献を参照して記載されている手順により調製することができる。
リトレシチニブ、1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンの調製は、それらの内容全体が本明細書に援用される米国特許第10,144,738号に開示されている。リトレシチニブ、1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンの製剤は、それらの内容全体が本明細書に援用される米国特許仮出願第62/949995号に開示されている。
本明細書で使用される場合、本明細書において互換的に使用される「患者」、「個体」または「対象」は、哺乳類、より好ましくは、ヒトである。哺乳類には、これに限定されないが、家畜(例えば、ウシ、ブタ、ウマ、ニワトリなど)、スポーツ用動物、ペット、霊長類、ウマ、イヌ、ネコ、マウスおよびラットも含まれる。
本明細書で使用される場合、「導入期間」は、ある用量が通常治療薬の比較的高い用量で投与され、かつ別の、典型的にはより高い用量が投与される「維持期間」に先行する、典型的には約4~8週間までの当初処置期間である。
「有害作用」(AE)という用語は、JAK阻害薬の投与に一時的に関連する、対象または臨床試験参加者における何らかの有害な医学的出現である。
「QD」または「Q.D.」という用語は、1日あたり1回投与される用量を意味する。
「処置する」または「処置」という用語は、疾患、障害もしくは状態と関連する症状の緩和、またはそれらの症状のさらなる進行もしくは悪化の停止を意味する。対象の疾患および状態に応じて、本明細書で使用される「処置」という用語は、治癒的、姑息的および予防的処置の1つまたは複数を含んでよい。処置は、本発明の医薬製剤を他の治療と組み合わせて投与することを含むこともできる。
「治療上有効」という用語は、典型的には代替の治療と関連する有害な副作用を回避しながら、障害を予防する、またはその重症度を改善する作用物質の能力を示す。「治療上有効」という語句は、「処置、予防、または寛解に有効な」という語句と同等であると理解されるべきであり、両方とも、典型的には代替の治療と関連する有害な副作用を回避しながら、疾患、またはその疼痛もしくは他の症状の重症度、および単独での各作用物質の処置における発生率の頻度を改善するという目標を達成する併用療法において使用するための各作用物質の量を限定することが意図されている。
「薬学的に許容できる」とは、「対象」における使用に適していることを意味する。
次の非限定的実施例は単に、本発明を例示するために示されている。当業者は、例示はされていないが、本教示の一部をなお形成する多数の均等物および変形が存在することを理解するであろう。
(実施例1)
白斑を処置する方法
対象は、本明細書に記載の薬物を1日1回経口摂取し、典型的には、錠剤そのままをおよそ1カップの周囲温度の水と共に、何らの操作も咀嚼もせずに嚥下する。投薬レジームは、100または200mgの導入投薬および50mgの維持投薬、または参加者がリトレシチニブ50mg、30mg、もしくは10mgで処理される24週処置期間を含む。導入期間は、当初治験における4週間の当初処置期間である。維持期間は20週間である。錠剤は、食物と一緒でも、または一緒でなくとも摂取することができる。対象応答を投与後に、一定間隔で評価する。白斑エリアスコアリング指数(VASI)は、nbUVB処置に対する白斑の応答を測定するために当初は開発されたが、それ以来、白斑のための様々な治療を評価するために使用されている認証されている定量スケールである。この研究における白斑の臨床評価には、VASI、顔面VASIの中央読み取りおよび部位評価、医師による静的全般的評価(sIGA)、病変体表面積(BSA)、白斑範囲スコア(VES)、およびダーモスコピー、自己評価VES(SA-VES)、白斑特異的健康関連クオリティオブライフ(VitiQoL)、皮膚疾患ライフクオリティ指数(Dermatology Life Quality Index;DLQL)、病院不安およびうつスケール(HADS)、白斑患者の全般的印象の変化(PGIC-V)、EQ-5D-5L、医療資源の利用率(HCRU)および白斑視認性スコア(VNS)が含まれる。
評価方法
(a)nbUVB光線治療
nbUVB光線治療投与は、nbUVB光線治療を研究中は週に3回ではなく週に2回行うことを除いて、白斑作業部会光線治療推奨に従った。Mohammad,T.F.ら(2017)、J Am Acad Dermatol 76(5):879~888。
(b)顔面白斑エリアスコアリング指数(顔面VASI)中央読み取り
中央読み取り機により部位で撮影された顔面写真に基づき、中央読み取り顔面VASIを評価する。Clinical Trial Imaging Endpoint Process Standards - Guidance for Industry(2018年4月)。
Hamzaviらにより記載された改変方法を用いて、すべて6つの異なる脱色素化レート(0.1、0.25、0.5、0.75、0.9および1)を示す罹患顔面表面積の寄与を含む式を使用して、中央読み取り顔面VASIを計算する。
Hamzavi,I.、eA=πr
罹患全身表面積%(BSA)の計算を下に示す:
罹患顔表面積×4=罹患全身表面積%。
顔面は、額の一番上の毛筋から頬下の下顎の輪郭までの面積と定義される。顔面VASI(中央読み取り)は、罹患顔表面積(0.0から1.0の間の値で表される)を全身表面積の4%であると定義することにより0.000~4.000の範囲となる。
例えば:罹患顔表面積25%(0.25)は、全身表面積1%(0.25×4)を表す。罹患顔表面積15%(0.15)は、全身表面積0.6%(0.15×4)を表す。
脱色素化の程度は、次のパーセンテージ:0、10%、25%、50%、75%、90%、または100%により表される。脱色素化100%では、色素が存在せず;90%では、わずかな色素が存在し;75%では、脱色素化エリアが色素化エリアを上回っており;50%では、脱色素化および色素化エリアが等しく;25%では、色素化エリアが脱色素化エリアを上回っており;10%では、ほんのわずかな脱色素化が存在する。
頭皮、首、眉毛、まつげ、および赤唇は、この計算から除外されるが、全VASI評価は、これらの領域のすべてを含む。
リトレシチニブは、当初臨床研究により示されているとおり、主要エンドポイントについての有効性基準を満たしている。データを、下の表に示す:
Figure 2022155540000001
(c)全白斑エリアスコアリング指数(VASI)
医師が全身VASIスコアを評価する。Hamzaviらにより記載された改変方法を用いて、すべての身体領域(可能な範囲は0~100)からの寄与を含む式を使用して、全身VASIを計算する:
Figure 2022155540000002
全身表面積(BSA)のパーセントはハンド単位により決定される。手のひらと全指の手のひら側の面積を包含する1ハンド単位は全身表面積のおよそ1%であり、各身体領域の白斑病変のベースラインパーセンテージを推定するためのガイドとして使用される。
身体は、6つの別々の相互に排他的な領域に区分される:顔面/首、手、上肢(手は除外)、胴部、下肢(足は除外)、および足。腋窩領域は上肢に含まれる一方で、臀部および鼠径部領域は下肢に含まれる。性器エリアは胴部に含まれる。顔面および首病変をこの研究では測定する。
脱色素化の程度は、次のパーセンテージ:0、10%、25%、50%、75%、90%、または100%により表される。脱色素化100%では、色素が存在せず;90%では、わずかな色素が存在し;75%では、脱色素化エリアが色素化エリアを上回っており;50%では、脱色素化および色素化エリアが等しく;25%では、色素化エリアが脱色素化エリアを上回っており;10%では、ほんのわずかな脱色素化が存在する。
(d)顔面白斑エリアスコアリング指数(顔面VASI)-部位評価
医師が、部位評価顔面VASIを評価する。顔面VASI中央読み取りと同様の式を用いて、顔面VASIの部位評価を計算する。これは、顔面(可能な範囲、0.00~4.00)の寄与を含む。頭皮、首、眉毛、まつげ、および赤唇は、この計算から除外されるが、全VASI評価は、これらの領域のすべてを含む。
顔面VASI=[ディジット単位]×[脱色素化]×0.1
1ディジット(対象の親指)の手のひら側の面積は、全身表面積のおよそ0.1%であり、顔面の白斑病変のベースラインパーセンテージを推定するためのガイドとして使用された。
脱色素化の程度は、次のパーセンテージ:0、10%、25%、50%、75%、90%、または100%により表される。脱色素化100%では、色素が存在せず;90%では、わずかな色素が存在し;75%では、脱色素化エリアが色素化エリアを上回っており;50%では、脱色素化および色素化エリアが等しく;25%では、色素化エリアが脱色素化エリアを上回っており;10%では、ほんのわずかな脱色素化が存在する。
(e)医師による静的全般的評価(sIGA)
医師による静的全般的評価(sIGA)スコア
Figure 2022155540000003
(f)身体表面積(BSA)
身体領域において白斑に罹患している皮膚のハンド単位数を使用して、白斑が身体領域に病変している程度(%)を決定することができる。測定する場合、ハンド単位は、各個体対象の手のひらと、閉鎖位置の全指の手のひら側の面積のサイズを指す。9の法則を使用して、BSAを推定する(頭頚部9%;手を除外した上肢14%;手4%;性器エリアを含む胴部33%;足を除外した下肢36%;足4%)。
(g)白斑範囲スコア(VES)
白斑範囲スコアは、身体の全白斑病変(程度)を表す尺度である。van Geel,N.ら、J Am Acad Dermatol 76(3):464~471。
対象の皮膚病変を表して疾患の全程度を得るために、病変の異なる程度(脱色素化1、5、10、25、50、および75%)を反映する19の別々の身体エリアについての臨床的例示を選択する。VESは、VASIと同様である全面積測定値の合計である。
(h)ダーモスコピー
VESに基づく少なくとも2つの異なる解剖学的領域をスクリーニングで選択する。選択された解剖学的領域において最も広い病変から少なくとも2つのフィールド(おそらく末梢および中央)を検査して、脱色素化病変中の毛髪に存在する白髪が30%未満か否かを決定する。30%未満の白髪を含むフィールドの数を記録する。同じ選択病変を評価する。同じダーモスコピーを研究全体で使用する。
(i)標的病変の評価
1つの単離されていて完了している安定病変(適用可能な場合)を、1日目に安定標的病変と同定する。様々な時点で、病変の写真を得る(個々に提供される写真指示書に従って)。標的病変の脱色素化の程度は、次のパーセンテージ:0、10%、25%、50%、75%、90%、または100%により表される。脱色素化100%では、色素が存在せず;90%では、わずかな色素が存在し;75%では、脱色素化エリアが色素化エリアを上回っており;50%では、脱色素化および色素化エリアが等しく;25%では、色素化エリアが脱色素化エリアを上回っており;10%では、ほんのわずかな脱色素化が存在する。同じ標的病変を評価する。
混合型白斑の症例では、1つの単離分節型白斑病変(適用可能な場合には)を、1日目に分節型標的病変として同定する。様々な時点で、病変の写真を得る(個々に提供される写真指示書に従って)。標的病変の脱色素化の程度は、次のパーセンテージ:0、10%、25%、50%、75%、90%、または100%により表される。脱色素化100%では、色素が存在せず;90%では、わずかな色素が存在し;75%では、脱色素化エリアが色素化エリアを上回っており;50%では、脱色素化および色素化エリアが等しく;25%では、色素化エリアが脱色素化エリアを上回っており;10%では、ほんのわずかな脱色素化が存在する。同じ標的病変を評価する。
活動性白斑病変での標的病変評価は必要とされない。活動性病変、安定病変、および分節型白斑病変(適用可能な場合には)の写真を得る。
(j)患者リポート結果(PRO)尺度
何らかの他の評価の前に、対象がすべての患者リポート結果(PRO)質問表を完了するように、あらゆる努力が行われなければならない。すべてのPROは、スクリーニング訪問およびベースライン訪問のためを除いて、投与されるべき訪問時に、次のとおりの指定の順序で完了されるべきである:SA-VES、VitiQoL、DLQI、PHQ-8、PGIC-V、およびVNS。PROのすべては、紙バージョンとして管理されるVNSを除いて、タブレット上で電子バージョンとして管理される。
(k)自己評価白斑範囲スコア(SA-VES)
自己評価白斑程度スコア(SA-VES)は、疾患範囲についての情報を得るために認証された患者リポートアウトカム測定計器である。
(l)白斑特異的健康関連クオリティオブライフ(VitiQoL)および白斑重症度の患者の全般的印象(PGIS-V)
白斑特異的健康関連クオリティオブライフ計器(VitiQoL)は、白斑対象に関連する概念を測定する信頼可能で認証されている白斑疾患特異的HRQoL計器である。VitiQoLは15項目PRO尺度であり、これは、症状、日々の活動、余暇活動、仕事、人間関係および処置の概念を測定する。返答範囲は、「まったくない」(0とスコアリング)から「時間の大部分」(6とスコアリング)までの範囲であり、0~90の最小および最大スコアが生じ、その際、スコアが高いほど負担が大きいことを表す。最小限に重要な差は、この質問表では未だ確立されていない。
白斑重症度の患者の全般的印象(PGIS-V)は、VitiQoL質問表内の1項目であり、これは、対象が彼らの皮膚状態をその時点で、「皮膚病変なし」から「最も重篤な症例」までの7ポイントリッカート返答でどれほど深刻に考えているかを決定するように対象に尋ねるものである。
(m)皮膚疾患ライフクオリティ指数(DLQI)
DLQIは、対象の健康関連クオリティオブライフ(日々の活動、人間関係、症状および気分、余暇、仕事および学校、ならびに処置)を評定する10項目からなる全般的な皮膚疾患質問表である。DLQIは、幾つかの言語に翻訳されている精神測定的に有効で信頼可能な計器であり、DLQI全スコアは、変化に応答することが示されている。DLQIについて最小限の臨床的に重要な差は、ベースラインからの2~5ポイントの変化と推定されている。
(n)白斑視認性スケール(VNS)
白斑視認性スケールは、患者の観点から処置効果を評価する方法として、処置前と比較して「今」の白斑パッチの視認性を評価する1項目患者完了スケールである。Batchelorら、Br.J.Derm.(2016)、174:386~394。このスケールは、1=さらに視認可能から、5=もはや視認不可能までの範囲の5ポイントのリッカート選択肢を含む。患者は、このスケールを完了し、このスケールで返答を完了するために、彼らの1日目の顔面画像(処置前)を見直し、かつスケールを完了する日に鏡で彼らの顔面を見ることを要求される。

Claims (17)

  1. それを必要とする対象に、治療有効量の1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンまたはその薬学的に許容できる塩を投与することを含む、対象において白斑を処置するための方法。
  2. 前記治療有効量が、10、30、50、100または200mg QDからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オンまたはその薬学的に許容できる塩を前記対象に、導入期間の後に20週間までの維持期間にわたって投与する、請求項1から2のいずれか一項に記載の方法。
  4. 前記対象が4~50%の体表面積病変を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記対象が、局所読み取り顔面白斑面積スコアリング指数についてベースラインから少なくとも約-15%のパーセント変化を達成する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記対象が、F-VASIにおいて24週目にベースラインから75%の減少を達成する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記対象に、狭帯域紫外線B照射追加治療での同時または後続処置を投与することをさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記狭帯域紫外線B照射追加治療を少なくとも24週間投与する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記対象が、局所顔面白斑面積スコアリング指数について、ベースラインから、24週目に約-17%から約-30%の間、および48週目に約-40%から約-80%の間までのパーセント変化を達成する、請求項7に記載の方法。
  10. 前記治療有効量が10mg QDである、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記治療有効量が30mg QDである、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記治療有効量が50mg QDである、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記治療有効量が100mg QDである、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記導入期間中の前記治療有効量が50mg QDである、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記導入期間中の前記治療有効量が100mg QDである、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の白斑の処置のための医薬品を調製するための、化合物1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オン、またはその薬学的に許容できる塩の使用。
  17. 請求項1から15のいずれか一項に記載の白斑を処置する方法において使用するための、化合物1-[(2S,5R)-2-メチル-5-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イルアミノ)-1-ピペリジニル]-2-プロペン-1-オン、またはその薬学的に許容できる塩。
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