JP2022155417A - 検知システム及び空間利用システム - Google Patents

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【課題】本発明は、所定の空間において特定の事象が発生したことを、高い精度で検知することができる検知システム及び検知方法を提供することを目的とする。【解決手段】少なくとも1つのコンピュータ装置を備え、所定の空間から第1の情報を取得する第1情報取得手段と、前記所定の空間から第1の情報とは異なる第2の情報を取得する第2情報取得手段と、取得した第1の情報及び第2の情報が、所定の空間において特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定手段とを備える、検知システム。【選択図】 図4

Description

本発明は、所定の空間において特定の事象が発生したことを検知することができる検知システム及び検知方法に関する。また、本発明は、所定の空間を利用する利用者に特典を付与する空間利用システム及び空間利用方法に関する。
従来から、自動車などの車両をレンタルする、或いは、シェアするためのサービスが提供されている。これらのサービスは、車両を所有しなくても、希望するタイミングで車両を利用することができる、というメリットがある。
これらのカーレンタルやカーシェアリングサービスは、不特定のユーザにより車両が利用されるため、先に利用したユーザが清潔な状態を維持することなく車内を汚したような場合、次のユーザは同じ車両を気持ちよく利用することができなくなる。このような問題を解決するため、例えば、車両の車室内の臭いの強度を取得し、臭いの強度が閾値以上である場合に、車両の清掃を依頼するための情報を出力する情報処理システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、センサを利用して特定の事象が発生したことを検知することができる装置は、特許文献1以外にも存在する。例えば、病人や乳幼児等を看護することを目的として、対象者を撮像した画像データを取得し、対象者の周囲の臭気データを取得し、これらの画像データ、臭気データに基づいて対象者の容態レベルを判別する監視システムが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
このようなシステムが開示されているものの、所定の空間において特定の事象が発生したことを、精度よく検知できない場合があった。
特開2020-189599号公報 特開2013-164684号公報
本発明は、このような課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明の第一の目的は、所定の空間において特定の事象が発生したことを、高い精度で検知することができる検知システム及び検知方法を提供することである。
本発明の第二の目的は、所定の空間を利用する利用者に特典を付与する、新規な空間利用システム及び空間利用方法を提供することである。
本発明の課題は、
[1]少なくとも1つのコンピュータ装置を備え、所定の空間から第1の情報を取得する第1情報取得手段と、前記所定の空間から第1の情報とは異なる第2の情報を取得する第2情報取得手段と、取得した第1の情報及び第2の情報が、所定の空間において特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定手段とを備える、検知システム;
[2]条件判定手段が、取得した第1の情報が所定の第1条件を満たすか否かを判定する第1条件判定手段と、取得した第2の情報が所定の第2条件を満たすか否かを判定する第2条件判定手段とを備え、さらに、条件判定手段が、所定の第1条件を満たすと判定されたか否か、及び、所定の第2条件を満たすと判定されたか否かに応じて、前記所定の条件を満たすか否かを判定する、前記[1]に記載の検知システム;
[3]第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における温度又は二酸化炭素濃度に関する情報であり、特定の事象が、所定の空間内にいる人の居眠り状態、又は、居眠りの予兆である、前記[1]又は[2]に記載の検知システム;
[4]前記所定の空間から第1の情報及び第2の情報とは異なる第3の情報を取得する第3情報取得手段とを備え、条件判定手段が、取得した第1の情報、第2の情報及び第3の情報が、所定の空間において特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定するものであり、第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であり、第3の情報が、所定の空間における二酸化炭素濃度に関する情報であり、特定の事象が、所定の空間内に、忘れ物が存在することである、前記[1]又は[2]に記載の検知システム;
[5]第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であり、特定の事象が、所定の空間内に、人が存在することである、前記[1]又は[2]に記載の検知システム;
[6]前記所定の空間から第1の情報及び第2の情報とは異なる第3の情報を取得する第3情報取得手段とを備え、条件判定手段が、取得した第1の情報、第2の情報及び第3の情報が、所定の空間において特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定するものであり、第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、
第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であり、第3の情報が、所定の空間における臭気に関する情報であり、特定の事象が、所定の空間内に、人以外の動物が存在することである、前記[1]又は[2]に記載の検知システム;
[7]第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であり、特定の事象が、所定の空間内に、熱発者が存在することである、前記[1]又は[2]に記載の検知システム;
[8]第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における臭気に関する情報であり、特定の事象が、人又は動物が所定の空間において嘔吐することである、前記[1]又は[2]に記載の検知システム;
[9]所定の空間において特定の事象が発生したことを示す条件を満たすか否かを判定するための情報として、所定の空間にて発生した音声に関する情報を含む、前記[1]~[8]のいずれかに記載の検知システム;
[10]第1条件判定手段が、撮像した画像から抽出した特徴量に基いて、所定の第1条件を満たすか否かを判定する、前記[3]~[9]のいずれかに記載の検知システム;
[11]前記コンピュータ装置が、他のコンピュータ装置と通信接続が可能なサーバ装置であり、サーバ装置が、条件判定手段により所定の条件を満たすと判定された場合に、特定の事象が発生した旨の情報を、他のコンピュータ装置へ送信する事象情報送信手段とを備え、前記[1]~[10]のいずれかに記載の検知システム。;
[12]少なくとも1つのコンピュータ装置を備える検知システムにおいて実行される検知方法であって、所定の空間から第1の情報を取得する第1情報取得ステップと、前記所定の空間から第1の情報とは異なる第2の情報を取得する第2情報取得ステップと、取得した第1の情報及び第2の情報が、所定の空間において特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定ステップとを有する、検知方法;
[13]少なくとも1つのコンピュータ装置を備え、利用者が所定の空間を利用するための空間利用システムであって、所定の空間に設置された情報取得装置から取得可能な情報のうち、利用者が所定の空間を利用する際に、実際に取得する情報を選択する、又は、所定の空間に設置された情報取得装置から取得可能な情報のうち、コンピュータ装置での演算の対象とする情報を選択する選択手段を備える空間利用システム;
[14]所定の空間を利用する利用者に特典を付与する特定付与手段を備え、特典付与手段が、選択した情報に応じて異なる種類及び/又は異なる量の特典を付与する、前記[13]に記載の空間利用システム;
[15]前記特典が、利用者による所定の空間の利用に関連して活用することができるものである、前記[14]に記載の空間利用システム;
[16]少なくとも1つのコンピュータ装置を備え、利用者が所定の空間を利用するための空間利用システムにおいて実行される空間利用方法であって、所定の空間に設置された情報取得装置から取得可能な情報のうち、利用者が所定の空間を利用する際に、実際に取得する情報を選択する、又は、所定の空間に設置された情報取得装置から取得可能な情報のうち、コンピュータ装置での演算の対象とする情報を選択する選択ステップを有する、空間利用方法。
本発明によれば、所定の空間において特定の事象が発生したことを、高い精度で検知することができる検知システム及び検知方法を提供することができる。本発明によれば、所定の空間を利用する利用者に特典を付与する、新規な空間利用システム及び空間利用方法を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかる検知システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる第1の検知処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる第2の検知処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる特典付与処理のフローチャートを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明をするが、本発明の趣旨に反しない限り、本発明は以下の実施の形態に限定されない。本発明の検知システムは、所定の空間において特定の事象が発生したことを検知できるものであるが、ここで所定の空間は、特に限定されない。本発明の検知システム及び空間利用システムにおいて、所定の空間としては、例えば、移動体、該移動体の周辺、又は、該移動体の内部があげられる。以下、主に、本発明の検知システム及び空間利用システムを、カーシェアリングやカーレンタルサービスに利用する場合を想定して、説明する。
移動体としては、自動車などの車両だけでなく、ドローン、ヘリコプター、飛行船、グライダー、ジェット機などの航空機や、フェリー、貨物船などの船舶、又は、バス、電車などの公共交通機関にて利用される車両等の人が搭乗することのできる乗り物全般があげられる。つまり、移動体とは、車両だけでなく、上記の航空機や船舶も含む概念である。
図1は、本発明の実施の形態にかかる検知システム及び空間利用システムの構成を示すブロック図である。図示するように、検知システムは、サーバ装置1と、車両2に備えられた情報取得装置3と、通信ネットワーク6とから構成されている。サーバ装置1は、通信ネットワーク6を介して、他のコンピュータ装置、つまり、ユーザ端末4又は管理者端末5と通信接続が可能である。サーバ装置1について、後述する。
車両2は、陸上を移動可能な乗り物であれば特に限定されないが、車輪を有するものであることが好ましい。車両2は、例えば、自転車、原動機付自転車、自動二輪車、自動車などだけでなく、ダンプカーやブルドーザーなどの建設用途に用いられる建設車両、フォークリフトなどの荷役運搬に用いられる産業車両、トラクターなどの農業用に用いられる農業車両などの特殊用途に用いられるものも含まれる概念である。
一台の車両2において、情報取得装置3は、少なくとも第1の情報取得装置3a及び第2の情報取得装置3bが備えられているが、第3の情報取得装置3c、第4の情報取得装置3d、第5の情報取得装置3eといったように、3つ以上の情報取得装置を備えていてもよい。情報取得装置3は、複数の同種の装置(つまり、同じ情報を取得可能な装置)を備えていてもよく、異なる複数の種類の装置を備えていてもよい。
情報取得装置3は、情報取得装置3の周囲の情報が取得可能であれば特に限定されない。情報取得装置3により車両2、車両2の周辺又は車両2の内部(車内)に関する情報の取得が可能となる。ここで、車両2に関する情報は、車両2の全体又は一部に関する情報であり、例えば、車両2のタイヤ、エンジンなどの車両を構成する部品や装置又はその近傍に関する情報を含む概念である。車両2の周辺に関する情報は、車両2の外部に関する情報である。
本発明の空間利用システムは、車両2、車両2の周辺又は車両2の内部から情報取得装置3により第1の情報、及び、第1の情報とは異なる第2の情報を取得し、第1の情報及び第2の情報が、特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定するものである。より具体的には、第1の情報が所定の第1条件を満たすか否か、及び、第2の情報が所定の第2条件を満たすか否かに応じて、特定の事象が発生したか否かを判定してもよい。なお、同じ1つの情報取得装置3から第1の情報と第2の情報を取得してもよく、異なる情報取得装置3から第1の情報と第2の情報を取得してもよい。
また、本発明の空間利用システムは、車両2、車両2の周辺又は車両2の内部から情報取得装置3により第1の情報、第2の情報、及び、第3を取得し、第1の情報、第2の情報及び第3の情報が、特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定するものであってもよい。より具体的には、第1の情報が所定の第1条件を満たすか否か、第2の情報が所定の第2条件を満たすか否か、及び、第3の情報が所定の第3条件を満たすか否かに応じて、特定の事象が発生したか否かを判定してもよい。上で述べたのと同様、同じ1つの情報取得装置3から第1の情報、第2の情報、及び第3の情報を取得してもよく、異なる情報取得装置3から第1の情報、第2の情報及び第3の情報を取得してもよい。
本発明の空間利用システムにおいて、特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かの判定の対象となる情報の数は、2以上であれば、特に制限されない。情報取得装置3から取得される複数の情報のそれぞれが、それぞれの情報ごとに設定された条件を満たすか否かに応じて、特定の事象が発生したか否かを判定してもよい。
情報取得装置3としては、例えば、ドライバーモニタリングシステム(DMS)や車載器などがあげられる。DMSにより、運転者が適正な状態であるか否かなどを検知することができる。車載器では、GPS等による位置情報、加速度センサによる加速度情報の取得が可能である。
この他、情報取得装置3としては、例えば、ガスセンサ、アルコールチェッカー、体温センサ、温度センサ等をあげることができる。ガスセンサでは、空気の汚れ、車両2内の二酸化炭素量などを検知することができる。また、アルコールチェッカーでは、ユーザの呼気に含まれるアルコール濃度を検知することができる。温度センサでは、車両2内の温度を測定することができる。
また、情報取得装置3としては、静止画像又は動画像を撮像可能な撮像装置があげられる。車両2の内部の利用前と、利用中又は利用後における画像情報の違いから、或いは、AI等を活用することで、汚れの有無、忘れ物の有無、嘔吐等の行為の有無、幼児等が乗車したまま残されていないか等を検知することができる。撮像装置により取得した画像情報の時間の経過に伴う変化から、人や動物等が動作していることを検知することができる。
撮像装置の取り付け位置は、特に限定されないが、例えば、車両2の天井に取り付け、車両2内の状態を撮像することができる。撮像装置は、天井の中央に配置して、運転席、助手席、後部座席のすべての状態を撮像することもできるし、車両2の天井において、運転席、助手席、後部座席のそれぞれの頭上に複数の撮像装置を配置してもよい。撮像装置としては、例えば、赤外線カメラや360度カメラなどがあげられる。
ところで、ユーザが撮像装置にテープ等を貼って隠してしまった場合、車両2の内部の状態を正確に撮像することができなくなる。例えば、撮像装置において、照度検知ができなくなったことをトリガーとして、撮像装置が隠されたことを検知することが可能である。撮像装置が隠されたことを検知した場合、音声出力や照明による警報にて、注意喚起することができる。
例えば、後述するように、カーシェアリングサービスやレンタルカーサービスにおいて、車両2の利用に応じてユーザにポイントを付与する場合であっても、ユーザが撮像装置にテープを貼る行為が行われた結果、撮像装置が一定時間以上、隠されたことが検知された場合は、そのユーザに付与されるポイントを減少させる、又は、ポイントを付与しない等の措置をとることができる。
さらに、情報取得装置3として、車両2のタイヤ(またはタイヤの近傍)に設置されたタイヤセンサにより、タイヤ内部の空気圧や温度を測定し、取得することも可能である。タイヤセンサから取得される情報をもとに、パンクの有無等を推定することも可能である。また、情報取得装置3として、車両2のエンジン(またはエンジンの近傍)に設置されたエンジンセンサにより、エンジンの回転数や温度を測定し、取得することも可能である。
これらの他、情報取得装置3としては、ドライブレコーダーがあげられる。ドライブレコーダーにより、車両がなんらかの障害物と衝突して急停止するなど、車両に大きな衝撃が加わったときに、その前後の数十秒の期間の車両外部(車両の前方又は後方)の映像と音声を取得することができる。
情報取得装置3としては、上で述べたドライブレコーダーに備えられた音声センサだけでなく、ドライブレコーダーとは別途設置された音声センサも利用できる。音声センサは、車両2内に備えられたマイクから集音した音声を検知する。音声センサにより、車両2内の音声を検知し、解析することができる。音声解析により、車両2内に存在するのが人であるか、動物であるかの判定精度を向上させること、又は、車両2内に存在する物体が、忘れ物であるか、人であるかの判定精度を向上させることができる。また、音声解析により、発話をテキスト化する音声認識も可能である。
また、撮像装置により撮像された画像情報と音声解析の組み合わせにより、車両2内における危険や暴力の有無を推定することができる。さらには、GPSなどの位置センサによる位置情報、加速度センサによる加速度情報と、音声解析との組み合わせにより、事故やヒヤリ・ハットを検知することができる。
車両2は、情報取得装置3として、ここで例示した、DMS、GPS、加速度センサ、ガスセンサ、アルコールチェッカー、体温センサ、温度センサ、撮像装置、タイヤセンサ、ドライブレコーダー及び音声センサの全てを備えていてもよく、いずれか一部のみを備えていてもよい。また、情報取得装置3として、ここで例示した以外のセンサや測定装置を備えていてもよい。
情報取得装置3のそれぞれは無線による通信機能を有しており、この通信機能により情報取得装置3にて取得した情報をサーバ装置1へ送信してもよい。また、情報取得装置3のそれぞれが遠距離による通信機能を有するのではなく、車両2内に備えられた通信装置と情報取得装置3が無線又は有線による近距離の通信を行い、該通信装置を介して、情報取得装置3それぞれにて取得した情報をサーバ装置1へ送信することもできる。
また、情報取得装置3で取得された情報は、車両2に備えられた演算装置にて処理され、特徴量の情報のみをサーバ装置1側へ送信する場合もある。また、前記演算装置にて処理された特徴量情報を元に、さらに、閾値の判断がなされ、良否結果等の情報のみを、サーバ装置1側へ送信する場合も考えられる。これにより、ユーザを特定する情報がサーバ装置1にされないため、ユーザはプライバシーを気にすることなく安心して車両を利用することが可能となる。情報取得装置3で取得された情報、或いは、これらの情報をもとに前記演算装置にて処理された情報は、セキュリティーの観点から暗号化されたうえで、サーバ装置1側へ送信されてもよい。
なお、前記演算装置における各種の判定に必要な閾値についてはクラウド経由又は遠隔通信手段を用いて書き換えることも可能である。
情報取得装置3による情報の取得は、所定の時間ごとに定期的に行うこともできる。また、ユーザによる車両2に対する所定の操作(例えば、ドアのロックを解除する、エンジンを稼働させる等)をトリガーとして、情報取得装置3による情報の取得を実行してもよい。情報取得装置3による情報の取得の頻度とそのタイミングについては、いずれの情報取得装置3においても同じ頻度とタイミングで行うこととしてもよく、情報取得装置3の種類に応じて適宜ことなる頻度とタイミングで行うこととしてもよい。
車両2をカーシェアリングやカーレンタルサービスに利用する際であれば、車両2のユーザによる利用予約されている予約期間と、その予約期間の直前の一定の期間、さらには、その予約期間の直後の一定の期間のみにおいて、情報取得装置3による情報の取得が自動的に行われるように設定することもできる。
本発明の検知システム及び空間利用システムは、少なくとも2以上の情報取得装置3を備えるものであり、その組み合わせも、検知したい事象に応じて適宜設計することができる。
例えば、エンジンが稼働している状態において、DMSにより取得した運転者の画像情報と、ガスセンサにより取得した車両2内の二酸化炭素濃度及び/又は車両2内の温度との組み合わせにより、運転者の居眠り状態や居眠りの予兆を検知することができる。より具体的には、DMSにより取得した運転者の顔画像の情報をもとに、あくびの発生や目を閉じた状態が継続していることを検知し、且つ、ガスセンサにより取得した車両2内の二酸化炭素濃度が閾値以上である場合、及び/又は、車両2内の温度が所定の温度以上である場合に、運転者の居眠り状態、又は、居眠りの予兆を検知することができる。なお、エンジンが稼働しているか否かは、エンジンセンサにより検知することができる(以下、同様である。)。
また、エンジンが稼働していない状態において、車両2内の撮像装置により画像情報と、サーモカメラにより取得した車両2内の熱画像に関する画像情報との組み合わせにより、忘れ物の有無を検知することができる。より具体的には、車両2のエンジンが稼働していない状態において状態で撮像した画像情報が、車両2の利用開始前の初期状態の画像情報と異なっており、初期状態には存在していなかった物体が存在することを検知する。さらに、撮像した画像情報が時間の経過に伴って変化しておらず、物体が動きのない静止状態であることを検知する。そして、車両2内の二酸化炭素濃度が経時的に変化しておらず、且つ、サーモセンサの熱画像により生物の体温を検知しない場合に、忘れ物が発生していることを検知することができる。車両2のエンジンが稼働していない状態において状態で撮像した画像情報から、初期状態には存在していなかった物体が存在することを検知した場合に、音声センサで取得した音声の解析を利用することで、車両2内に残っている物体が、人や動物であるか、又は、忘れ物であるかについての判定精度を向上させることができる。
また、エンジンが稼働していない状態において、撮像装置により取得した車両2内の画像情報と、サーモカメラにより取得した車両2内の熱画像に関する画像情報との組み合わせにより、幼児等の子供の置き去りを検知することができる。より具体的には、撮像装置により取得した車両2内の画像情報が時間の経過とともに変化していることを検知し、サーモセンサの熱画像により生物の体温を検知した場合に、幼児等の子供の置き去りの可能性を検知することができる。
また、撮像装置により取得した車両2内の画像情報と、ガスセンサにより取得した車両2内の臭気と、サーモカメラにより取得した車両2内の熱画像に関する画像情報との組み合わせにより、ペットなどの動物の乗車を検知することができる。より具体的には、撮像装置により取得した車両2内の画像情報が時間の経過に伴って変化しており、物体が動きのある状態であることを検知し、ガスセンサにより取得した臭気の強さが閾値以上(又は閾値より大きい)であり、さらに、サーモセンサの熱画像により生物の体温を検知した場合に、人以外のペットなどの動物が乗車していることを検知することができる。この際に、車両2内に残っている生物が人であるかペットなどの動物であるかについては、音声センサで取得した音声の解析を利用することで、判定精度を向上させることができる。
さらに、撮像装置により取得した車両2内の画像情報と、サーモカメラにより取得した車両2内の熱画像に関する熱画像情報との組み合わせにより、熱発者が乗車していることを検知することができる。より具体的には、撮像装置により取得した車両2内の画像情報により動きがあることを検知し、さらに、サーモセンサの熱画像により検知される生物の体温が所定の体温以上である場合に、熱発者が乗車している可能性を検知することができる。また、撮像装置により取得した画像情報から、AI等により、咳、くしゃみの動作を検知した場合や、咳、くしゃみに伴う飛沫の発生を検知することができれば、車両2に体調不良の人が乗車していることを検知することができる。
さらに、撮像装置により取得した車両2内の画像情報と、ガスセンサにより取得した車両2内の臭気に関する情報との組み合わせにより、人又は動物が嘔吐したことを検知することができる。より具体的には、撮像装置により取得した車両2内の画像情報により、人や動物が乗車していない状態において、車両2のユーザによる利用開始前の初期状態の画像情報と異なることを検知し、ガスセンサにより取得した臭気の強さが閾値以上(又は閾値より大きい)である場合に、嘔吐やその他の汚れが発生していることを検知することができる。また、音声認識により、車両2内で「吐いちゃった」「汚れちゃった」「こぼしちゃった」などの発話を検知した場合は、清掃が必要な状態となったことを、高い精度で検知することができる。
なお、これらの特定の事象が発生したか否かの判定を行う際の判定基準やデータ上の閾値は、多数の実証実験、運用実績を重ね、且つ、ユーザの声を反映させたうえで、検知システム及び空間利用システムを運営し、管理する管理者(又はカーシェアリングやカーレンタルサービスの管理者)が適宜定めることができる。また、これらの実証実験、運用実績、ユーザの声等を教師データとしてAI(人工知能)に機械学習をさせ、AIにより所定の条件を満たすか否かを判定させたり、適切な閾値を特定させることもできる。
図2は、本発明の実施の形態にかかるサーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、制御部11、RAM12、ストレージ部13及び通信インタフェース14を少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部11は、CPUやROMから構成され、ストレージ部13に格納されたプログラムを実行し、サーバ装置1の制御を行う。また、制御部11は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM12は、制御部11のワークエリアである。ストレージ部13は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部11は、プログラム及びデータをRAM12から読み出し、情報取得装置3から受信した情報等をもとに、プログラム実行処理を行う。
通信インタフェース14は無線又は有線により通信ネットワーク3に接続が可能であり、通信ネットワーク6を介して、サーバ装置1とデータを送受信することが可能である。通信インタフェース14を介して受信したデータは、RAM12にロードされ、制御部11により演算処理が行われる。
ユーザ端末4は、車両2を利用しているユーザが操作する端末である。また、管理者端末5は、検知システム及び/又は空間利用システムを運営し、管理する管理者(又はカーシェアリングやカーレンタルサービスを運営、管理する管理者)が操作する端末である。車両2において特定の事象が発生した場合に、サーバ装置1からユーザ端末4及び/又は管理者端末5へ、特定の事象が発生した旨の情報が通知される。ユーザ端末4及び/又は管理者端末5は、表示画面と入力部を有するコンピュータ装置であれば特に限定されないが、例えば、従来型の携帯電話、タブレット型端末、スマートフォン、ノート型のパーソナルコンピュータなどが挙げられる。ユーザ端末4及び/又は管理者端末5は、無線又は有線により通信ネットワーク6に接続が可能であり、通信ネットワーク6を介して、サーバ装置1とデータを送受信することが可能である。
図3は、本発明の実施の形態にかかる第1の検知処理のフローチャートを示す図である。第1の検知処理は、サーバ装置1又は車両2に設けられた演算装置により実行される。サーバ装置1又は演算装置では、情報取得装置3にて取得した情報をもとに、以下の処理を実行する。なお、以下の処理は、所定の時間ごとに定期的に実行される。
まず、DMSにより取得した運転手の顔画像データをもとに、所定の時間内にあくびが発生しているか、及び、目を閉じた状態が継続しているかを判定する(ステップS1)。運転手があくびをしたか、目を閉じた状態が継続しているかの判定は、ディープラーニング等の機械学習により学習したAIを利用することにより行われる。あくびも、目を閉じた状態の継続も、いずれも発生していないと判定された場合(ステップS1にてNo)、車両2において問題が発生していない旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS2)、第1の検知処理は終了する。履歴情報の登録は、車両2を利用しているユーザを識別可能なユーザIDと関連付けて、及び/又は、車両2を識別可能な車両IDと関連付けて、履歴情報が登録される。以下の履歴情報の登録においても、同様である。
一方で、あくび、目を閉じた状態の継続が発生していると判定された場合(ステップS1にてYes)、ガスセンサにより取得された車両2内の二酸化炭素濃度が閾値以上であるか(又は閾値より大きいか)を判定する(ステップS3)。なお、ステップS3では、二酸化炭素濃度に代わって、温度センサにより取得された車両2内の温度が閾値以上であるか(又は閾値より大きいか)を判定することもできる。また、車両2内の二酸化炭素濃度が閾値以上であるか、及び、車両2内の温度が閾値以上であるか、の両方の条件を満たすかについて判定してもよい。
ステップS3にてNoと判定された場合、車両2において問題が発生していない旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS4)、第1の検知処理は終了する。
一方で、ステップS3にてYesと判定された場合、運転者による居眠り状態又は居眠りの予兆が発生しているため、その旨をユーザ端末4及び/又は管理者端末5へ送信する(ステップS5)。そして、車両2において、運転者による居眠り状態又は居眠りの予兆が発生している旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS6)、第1の検知処理は終了する。
図4は、本発明の実施の形態にかかる第2の検知処理のフローチャートを示す図である。第2の検知処理は、サーバ装置1又は車両2に設けられた演算装置により実行される。サーバ装置1又は演算装置では、情報取得装置3にて取得した情報をもとに、以下の処理を実行する。なお、以下の処理は、車両2がユーザにより利用されている間、所定の時間ごとに定期的に実行される。
まず、エンジンセンサにより取得したエンジンの回転数等の情報をもとに、エンジンが稼働しているか否かを判定する(ステップS11)。エンジンが稼働していない場合(ステップS11にてNo)、撮像装置により撮像された画像情報が、車両2の利用開始前の初期状態の画像情報と異なるか否かを判定する(ステップS12)。ここで、初期状態の画像情報とは、ユーザが車両2の利用を開始する前で、車両2に誰も乗車していない状態において撮像された画像情報を指す。例えば、外部から車両2のドアのロックの解除を要求する信号を受信したことをトリガーとして、該信号を受信した直後に車両2の内部を撮像することで、初期状態の画像情報を取得することができる。
なお、ステップS12における撮像装置により撮像された画像情報が、車両2の利用開始前の初期状態の画像情報と異なるか否かの判定には、例えば、背景差分法を用いることができる。例えば、初期状態の画像情報を背景画像とし、撮像装置により撮像された画像との差分の絶対値を算出することで、差分画像を求める方法である。差分画像が得られる場合は、撮像装置により撮像された画像が初期状態の画像と異なるものであることが分かる。背景差分法の他、エッジ検出法を用いることもできる。エッジ検出法により初期状態の画像と、撮像装置により撮像された画像の両方について、輪郭を抽出し、それぞれの画像から抽出された輪郭を比較することで、撮像装置により撮像された画像情報が、車両2の利用開始前の初期状態の画像情報と異なるか否かの判定を行うことができる。
撮像装置により撮像された画像情報が、車両2の利用開始前の初期状態の画像情報と異ならない、つまり同じである、と判定された場合(ステップS12にてNo)、ガスセンサにより取得した臭気の強さが閾値以上であるか(又は閾値より大きいか)否かを判定する(ステップS13)。ガスセンサにより取得した臭気の強さが閾値未満である場合(ステップS13にてNo)、特定の事象は発生しておらず、車両2において問題が発生していない旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS14)、第2の検知処理は終了する。
ガスセンサにより取得した臭気の強さが閾値以上である場合(ステップS13にてYes)、嘔吐等による汚れが発生している可能性があり、車両2内に嘔吐等による汚れがある旨をユーザ端末4及び/又は管理者端末5へ送信する(ステップS15)。そして、車両2において、嘔吐等による汚れが発生している旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS16)、第2の検知処理は終了する。
撮像装置により撮像された画像情報が、車両2の利用開始前の初期状態の画像情報と異なる、と判定された場合(ステップS12にてYes)、撮像装置により撮像された画像情報が、時間の経過とともに変化しているか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17における判定も、ステップS12と同様、背景差分法又はエッジ検出法を用いることができる。
撮像装置により撮像された画像情報が、時間の経過とともに変化していないと判定された場合(ステップS17にてNo)、ガスセンサにより測定された車両2内の二酸化炭素濃度が経時的に変化しているか否かの判定が行われる(ステップS18)。車両2内の二酸化炭素濃度が経時的に変化していない場合(ステップS18にてNo)、サーモカメラより取得した熱画像データにおいて、所定の温度以上に対応するデータが存在するか否かを判定する(ステップS19)。ここで、所定の温度は適宜設定できるが、例えば35℃を設定することができる。人を含む恒温動物の体温は概ね35~43℃であり、このように所定の温度を設定することで、人を含む多くの恒温動物の存在を検知することが可能となる。
サーモカメラより取得した熱画像データにおいて、所定の温度以上に対応するデータが存在しない場合(ステップS19にてNo)、車両2内にユーザの忘れ物が残っている可能性が高く、車両2内にユーザの忘れ物が残っている旨をユーザ端末4及び/又は管理者端末5へ送信する(ステップS20)。そして、車両2において、運転者又は同乗者による忘れ物が残っている旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS21)、第2の検知処理は終了する。
サーモカメラより取得した熱画像データにおいて、所定の温度以上に対応するデータが存在する場合(ステップS19にてYes)、車両2内に幼児等の子供を置き去りにしている可能性は小さいが、何らかのトラブルが発生している可能性があるため、トラブル発生の可能性がある旨をユーザ端末4及び/又は管理者端末5へ送信する(ステップS22)。そして、車両2において、トラブル発生の可能性がある旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS23)、第2の検知処理は終了する。
撮像装置により撮像された画像情報が、時間の経過とともに変化したと判定された場合(ステップS17にてYes)、又は、車両2内の二酸化炭素濃度が経時的に変化している場合(ステップS18にてYes)、車両2内に幼児等の子供又はペットを置き去りにしている可能性があり、子供又はペットの置き去りの可能性がある旨をユーザ端末4及び/又は管理者端末5へ送信する(ステップS24)。そして、車両2において、子供の置き去りの可能性がある旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS25)、第2の検知処理は終了する。なお、ステップS24において、子供又はペットの置き去りの可能性がある旨をユーザ端末4及び/又は管理者端末5へ送信する前に、ガスセンサにより取得した臭気の強さを利用して、置き去りにされたのが、子供であるのか、ペットであるのかを判別してもよい。
次に、ステップS11においてYesと判定された場合について、説明をする。撮像装置により撮像された画像情報が、時間の経過とともに変化しているか否かを判定する(ステップS26)。ステップS26における判定も、ステップS13と同様、背景差分法又はエッジ検出法を用いることができる。撮像装置により撮像された画像情報が、時間の経過とともに変化していないと判定された場合(ステップS26にてNo)、車両2において問題が発生していない旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS27)、第2の検知処理は終了する。
撮像装置により撮像された画像情報が、時間の経過とともに変化していると判定された場合(ステップS26にてYes)、サーモカメラより取得した熱画像データにおいて、所定の温度以上に対応するデータが存在するか否かを判定する(ステップS28)。ステップS28においては、所定の温度として37℃を設定することができる。人以外の多くの恒温動物の体温は37℃以上であり、ステップS28により、車両2において、熱発者又は動物が存在する可能性があるか否かを判定することができる。
熱画像データにおいて、所定の温度以上に対応するデータが存在しない場合(ステップS28にてNo)、車両2内に熱発者や動物の存在が確認できないため、特に問題が発生していない旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS29)、第2の検知処理は終了する。
一方、熱画像データにおいて、所定の温度以上に対応するデータが存在する場合(ステップS28にてYes)、ガスセンサにより取得した臭気の強さが閾値以上であるか(又は閾値より大きいか)否かを判定する(ステップS30)。ガスセンサにより取得した臭気の強さが閾値未満である場合(ステップS30にてNo)、車両2内に熱発者が存在している旨をユーザ端末4及び/又は管理者端末5へ送信する(ステップS31)。そして、車両2において、熱発者が存在している旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS32)、第2の検知処理は終了する。
ガスセンサにより取得した臭気の強さが閾値以上である場合(ステップS30にてYes)、車両2内にペットが乗車している旨をユーザ端末4及び/又は管理者端末5へ送信する(ステップS33)。そして、車両2において、ペットが乗車している旨が、サーバ装置1又は演算装置において履歴情報として登録され(ステップS34)、第2の検知処理は終了する。
なお、本発明の検知システムにおける所定の条件は、検知システムの管理者が決定をし、決定した条件をサーバ装置1において登録しておいてもよいが、ユーザ自らが条件を決め、ユーザ端末4を操作して条件を入力し、入力した条件をサーバ装置1に送信することで、ユーザが定めた条件をサーバ装置1に登録しておくこともできる。
次に、本発明の空間利用システムについて説明をする。本発明の検知システム及び空間利用システムを導入したカーシェアリングサービスやレンタルカーサービスにおいて、ユーザは、車両2の利用予約をすることができる。そして、車両2の利用予約を行う際に、車両2に備えられた複数の情報取得装置3のうち、いずれの情報取得装置3からの情報の取得を許可するのかを選択することができる。或いは、車両2の利用予約を行う際に、車両2に備えられた情報取得装置3から取得した複数の情報のうち、いずれの情報をサーバ装置1における解析の対象(例えば、上述した第1の検知処理や、第2の検知処理における演算の対象)とするかを選択することができる。
多くのユーザにとって、車両2の情報が取得され、活用されることには、心理的な抵抗がある。そのため、車両2の情報を活用することに対するインセンティブをユーザに付与するために、情報取得装置3からの情報の取得又は利用を許可したユーザに、多くのポイントを付与することができる。また、情報取得装置3のうち、例えば、撮像装置など、使用による心理的な抵抗が大きくなりやすいものがある。そこで、情報取得装置3の種類に応じて、ユーザに付与するポイント数を変えたり、或いは、希少性や価値の異なるポイントをユーザに付与することで、そういった情報取得装置3による情報の取得又は利用を促すことができる。
次に、本発明の空間利用システムについて説明をする。図5は、本発明の実施の形態にかかる空間利用システムにおける予約処理のフローチャートを示す図である。カーシェアリングサービス又はレンタルカーの利用を希望するユーザは、ユーザ端末4を操作し、所定のWebサイトへアクセスする。ユーザごとに、ユーザIDとパスワードが登録されており、ユーザは、ユーザ端末4へユーザIDとパスワードを入力することで、Webサイトにログインをする(ステップS41)。
Webサイトへログインし、ユーザが利用日時や予算等の条件を入力すると、条件に合致した予約可能な複数の車両についての情報がWebサーバから送信され、ユーザ端末4にて表示される(ステップS42)。車両の情報としては、例えば、車種、乗車可能人数、費用、車両の外観画像等の情報が含まれる。ユーザは、ユーザ端末4を操作することで、複数の車両の中から、予約をする車両を1つ選択することができる(ステップS43)。次に、車両に備えられた複数の情報取得装置のうち、車両を実際に利用する際にいずれの情報取得装置からの情報の取得又は利用を許可するのかを選択することができる(ステップS44)。なお、「情報の選択」とは、撮像装置により撮像した画像情報、音声センサにより取得した音声情報といった情報を選択するだけでなく、撮像装置、音声装置といった情報取得装置を選択することも含む概念である。
ステップS44にて選択が終了すると、ユーザに付与されるポイントが算定される(ステップS45)。付与されたポイントは、次回以降にユーザがカーシェアリングサービスやレンタルカーサービスを利用するための費用を減額したり、他のユーザよりも優先的に予約するために、使用することができる。ポイントは、選択した情報に応じて異なる種類及び/又は異なる量の特典を付与することができる。ポイントの算定方法は適宜設定することができるが、例えば、利用を許可する情報の数が多くなるほど、付与するポイントを多くすることができる。例えば、選択されうる情報毎にポイントが定められており、選択した情報に応じてポイントが加算される。撮像装置により取得された画像情報など、使用による心理的な抵抗が大きい情報については、他の情報よりも付与するポイントを多くすることができる。また、利用を許可する情報に応じて、異なる種類のポイントを付与することもできる。
次に、確定された予約に関する情報は、サーバ装置2へ登録される(ステップS46)。サーバ装置2では、ユーザIDと関連付けて、車両の利用日時、予約した車両、取得することを許可した情報が記録される。また、サーバ装置2において、さらにステップS45において算定されたポイントが、ユーザIDと関連付けて、加算される。ステップS41~S46の処理により、予約処理は終了する。
なお、ステップS44では、ユーザがユーザ端末4を操作して、いずれの情報取得装置3からの情報の取得又は利用を許可するのかを選択することができることとしたが、サーバ装置1により、自動的に、実際に情報取得装置3にて取得又は利用する情報を選択することもできる。例えば、ユーザの属性や、ユーザが予め登録した情報に応じて、情報取得装置3からの情報の取得又は利用を許可するのかを、サーバ装置1にて自動的に選択することができる。
上で述べた実施の形態では、ユーザが車両2の利用予約をする際に、いずれの情報取得装置3からの情報の取得又は利用を許可するのかを選択することとしたが、ユーザが車両2の利用予約を行う時とは異なる時に、いずれの情報取得装置3からの情報の取得又は利用を許可するのかを選択できるようにしてもよい。例えば、車両2の利用を開始する直前、直後又は利用中に、いずれの情報取得装置3からの情報の取得又は利用を許可するのかを選択できるようにしてもよい。
上に述べた実施の形態では、主にカーシェアリングサービスやレンタルカーサービスに、本発明の検知システム及び空間利用システムを適用することについて述べたが、カーリースサービスにおいても、好ましく利用することができる。カーリースは、カーシェアリング等とは異なって長期で同じユーザが同じ車両を使用するものであるが、この検知システムを利用することで、リース事業者が、車体の劣化状況を把握することができる。リース事業者は、検知システムから得られる情報を利用して、車両の評価を行うことができ、ユーザからの車両返却時に、ユーザへ転売するにあたって適切な転売条件を提示することも可能となる。
また、本発明の検知システム及び空間利用システムは、車両などの移動体内の空間において、特定の事象が発生していることを検知することができる。例えば、一般家庭、学校、病院、オフィス、工場、各種商店、公共交通機関など、あらゆる空間において、利用することができる。
本発明によれば、少なくとも1つのコンピュータ装置を備え、所定の空間から取得した第1の情報及び第2の情報が、特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定しているため、1つのセンサ等から得られる情報をもとに特定の事象が発生したかを判定するよりも、高い精度で判定することができる。
本発明によれば、取得した第1の情報が所定の第1条件を満たすか否か、及び、取得した第2の情報が所定の第2条件を満たすか否かに応じて、前記所定の条件を満たすか否かが判定されるため、所定の空間において、所定の事象が発生したか否かを、より高い精度で判定することができる。
本発明によれば、第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における温度又は二酸化炭素濃度に関する情報であることにより、所定の空間内にいる人の居眠り状態、又は、居眠りの予兆を検知することができる。
本発明によれば、第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であり、第3の情報が、所定の空間における二酸化炭素濃度に関する情報であることにより、所定の空間内に、忘れ物が存在することを検知することができる。
本発明によれば、第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であることにより、所定の空間内に、人が存在することを検知することができる。
本発明によれば、第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であり、第3の情報が、所定の空間における臭気に関する情報であることにより、所定の空間内に、人以外の動物が存在することを検知することができる。
本発明によれば、第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であることにより、所定の空間内に、熱発者が存在することを検知することができる。
本発明によれば、第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、第2の情報が、所定の空間における臭気に関する情報であることにより、人又は動物が所定の空間において嘔吐したことを検知することができる。
本発明によれば、所定の空間において特定の事象が発生したことを示す条件を満たすか否かを判定するための情報として、所定の空間にて発生した音声に関する情報を含むことにより、所定の事象が発生したか否かを、より高い精度で判定することができる。
本発明によれば、第1の情報について、撮像した画像から抽出した特徴量に基いて、所定の第1条件を満たすか否かを判定しているため、所定の空間において、所定の事象が発生したか否かを、より高い精度で判定することができる。
本発明によれば、所定の空間を利用するユーザが操作するユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、所定の条件を満たすと判定された場合に、特定の事象が発生したことをユーザ端末へ送信するため、ユーザに特定の事象が発生したことを通知することができる。また、本発明によれば、検知システムを運営し、管理する管理者端末と、管理者端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備え、所定の条件を満たすと判定された場合に、特定の事象が発生したことを管理者端末へ送信するため、管理者・運営者に特定の事象が発生したことを通知することができる。
本発明によれば、所定の空間に設置された情報取得装置から取得可能な情報のうち、利用者が所定の空間を利用する際に、実際に取得する情報を選択する、又は、所定の空間に設置された情報取得装置から取得可能な情報のうち、コンピュータ装置での演算の対象とする情報を選択することができる。そのため、所定の空間を利用する利用者に応じて、また、同じ利用者であっても所定の空間を利用するごとに、どの情報取得装置を利用して情報を取得するか、或いは、情報取得装置から取得したどの情報を利用するのかを選択することができる。
本発明によれば、所定の空間を利用する利用者に特典を付与する際に、選択した情報に応じて異なる種類及び/又は異なる量の特典を付与することにより、所定の空間における情報のより多くが管理者の利用対象になることや、利用者が利用対象となることを積極的に望まない情報が管理者の利用対象になることに対するインセンティブを、利用者に与えることができる。
本発明によれば、前記特典が、利用者による所定の空間の利用に関連して活用することができるものであることにより、利用者による所定の空間の利用を促すことができる。
1 サーバ装置、 2 車両、 3 情報取得装置、 4 ユーザ端末、
5 管理者端末、 6 通信ネットワーク、 11 制御部、 12 RAM、
13 ストレージ部、 14 通信インタフェース

Claims (16)

  1. 少なくとも1つのコンピュータ装置を備え、
    所定の空間から第1の情報を取得する第1情報取得手段と、
    前記所定の空間から第1の情報とは異なる第2の情報を取得する第2情報取得手段と、
    取得した第1の情報及び第2の情報が、所定の空間において特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定手段と
    を備える、検知システム。
  2. 条件判定手段が、
    取得した第1の情報が所定の第1条件を満たすか否かを判定する第1条件判定手段と、
    取得した第2の情報が所定の第2条件を満たすか否かを判定する第2条件判定手段と
    を備え、
    さらに、条件判定手段が、
    所定の第1条件を満たすと判定されたか否か、及び、所定の第2条件を満たすと判定されたか否かに応じて、前記所定の条件を満たすか否かを判定する、請求項1に記載の検知システム。
  3. 第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、
    第2の情報が、所定の空間における温度及び/又は二酸化炭素濃度に関する情報であり、
    特定の事象が、所定の空間内にいる人の居眠り状態、又は、居眠りの予兆である、請求項1又は2に記載の検知システム。
  4. 前記所定の空間から第1の情報及び第2の情報とは異なる第3の情報を取得する第3情報取得手段と
    を備え、
    条件判定手段が、取得した第1の情報、第2の情報及び第3の情報が、所定の空間において特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定するものであり、
    第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、
    第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であり、
    第3の情報が、所定の空間における二酸化炭素濃度に関する情報であり、
    特定の事象が、所定の空間内に、忘れ物が存在することである、請求項1又は2に記載の検知システム。
  5. 第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、
    第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であり、
    特定の事象が、所定の空間内に、人が存在することである、請求項1又は2に記載の検知システム。
  6. 前記所定の空間から第1の情報及び第2の情報とは異なる第3の情報を取得する第3情報取得手段と
    を備え、
    条件判定手段が、取得した第1の情報、第2の情報及び第3の情報が、所定の空間において特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定するものであり、
    第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、
    第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であり、
    第3の情報が、所定の空間における臭気に関する情報であり、
    特定の事象が、所定の空間内に、人以外の動物が存在することである、請求項1又は2に記載の検知システム。
  7. 第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、
    第2の情報が、所定の空間における熱画像に関する情報であり、
    特定の事象が、所定の空間内に、熱発者が存在することである、請求項1又は2に記載の検知システム。
  8. 第1の情報が、所定の空間を撮像した画像に関する情報であり、
    第2の情報が、所定の空間における臭気に関する情報であり、
    特定の事象が、人又は動物が所定の空間において嘔吐することである、請求項1又は2に記載の検知システム。
  9. 所定の空間において特定の事象が発生したことを示す条件を満たすか否かを判定するための情報として、所定の空間にて発生した音声に関する情報を含む、請求項1~8のいずれかに記載の検知システム。
  10. 第1条件判定手段が、
    撮像した画像から抽出した特徴量に基いて、所定の第1条件を満たすか否かを判定する、請求項3~9のいずれかに記載の検知システム。
  11. 前記コンピュータ装置が、他のコンピュータ装置と通信接続が可能なサーバ装置であり、
    サーバ装置が、
    条件判定手段により所定の条件を満たすと判定された場合に、特定の事象が発生した旨の情報を、他のコンピュータ装置へ送信する事象情報送信手段と
    を備え、
    請求項1~10のいずれかに記載の検知システム。
  12. 少なくとも1つのコンピュータ装置を備える検知システムにおいて実行される検知方法であって、
    所定の空間から第1の情報を取得する第1情報取得ステップと、
    前記所定の空間から第1の情報とは異なる第2の情報を取得する第2情報取得ステップと、
    取得した第1の情報及び第2の情報が、所定の空間において特定の事象が発生したことを示す所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定ステップと
    を有する、検知方法。
  13. 少なくとも1つのコンピュータ装置を備え、利用者が所定の空間を利用するための空間利用システムであって、
    所定の空間に設置された情報取得装置から取得可能な情報のうち、利用者が所定の空間を利用する際に、実際に取得する情報を選択する、又は、所定の空間に設置された情報取得装置から取得可能な情報のうち、コンピュータ装置での演算の対象とする情報を選択する選択手段
    を備える空間利用システム。
  14. 所定の空間を利用する利用者に特典を付与する特定付与手段
    を備え、
    特典付与手段が、選択した情報に応じて異なる種類及び/又は異なる量の特典を付与する、請求項13に記載の空間利用システム。
  15. 前記特典が、利用者による所定の空間の利用に関連して活用することができるものである、請求項14に記載の空間利用システム。
  16. 少なくとも1つのコンピュータ装置を備え、利用者が所定の空間を利用するための空間利用システムにおいて実行される空間利用方法であって、
    所定の空間に設置された情報取得装置から取得可能な情報のうち、利用者が所定の空間を利用する際に、実際に取得する情報を選択する、又は、所定の空間に設置された情報取得装置から取得可能な情報のうち、コンピュータ装置での演算の対象とする情報を選択する選択ステップ
    を有する、空間利用方法。
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