JP2022155117A - crank pulley - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、クランクプーリに関する。 The present invention relates to crank pulleys.
従来、内燃機関が備えるクランクシャフトの先端部には内燃機関が備える補機類をベルト駆動するためのクランクプーリが装着されている。クランクプーリは、円盤状のプーリ本体と、これをクランクシャフトの先端部に固定するセットボルトとを含む。クランクプーリは、その作動に伴って騒音を発することがあり、これを低減するために、プーリ本体にゴム枠や遮音板が設置されたり、プーリ本体の内部に吸音材が充填されたりする(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a crank pulley for belt-driving accessories provided in an internal combustion engine is attached to the tip of a crankshaft provided in the internal combustion engine. The crank pulley includes a disk-shaped pulley body and a set bolt that secures this to the tip of the crankshaft. Crank pulleys sometimes generate noise when they operate. In order to reduce this noise, the pulley body is provided with a rubber frame or sound insulating plate, or the pulley body is filled with sound absorbing material (for example, , see Patent Document 1).
ところで、内燃機関は、シリンダブロック下部に設けられた軸受け部でクランクシャフトのクランクジャーナルを回転可能に支持している。クランクシャフトは、内燃機関内に設けられたシリンダ内でピストンが行う往復運動を回転運動に変換する。その際、クランクジャーナルと軸受け部との衝突が生じ、クランクシャフトが振動することがある。このようなクランクシャフトの振動がクランクプーリに伝搬されると、クランクプーリから異音が発せられることがある。特許文献1に開示されたクランクプーリはプーリ本体に騒音を低減するための工夫が施されているが、クランクシャフトの振動に起因してクランクプーリから発せられる異音を効果的に抑制するものとはなっていない。 By the way, in an internal combustion engine, a bearing provided at the bottom of a cylinder block rotatably supports a crank journal of a crankshaft. A crankshaft converts the reciprocating motion of a piston within a cylinder provided within an internal combustion engine into rotary motion. At that time, a collision occurs between the crank journal and the bearing portion, which may cause the crankshaft to vibrate. When such vibrations of the crankshaft are propagated to the crank pulley, the crank pulley may generate abnormal noise. In the crank pulley disclosed in Patent Document 1, the pulley body is devised to reduce noise. It's not working.
そこで、本明細書開示の発明は、回転するクランクシャフトの振動に起因してクランクプーリから発せられる異音を抑制することを課題とする。 Accordingly, an object of the invention disclosed in this specification is to suppress abnormal noise emitted from a crank pulley due to vibration of a rotating crankshaft.
本明細書開示のクランクシャフトは、プーリ本体と、前記プーリ本体をクランクシャフトの端部に固定するセットボルトと、を含み、前記セットボルトは、内部に設けられた弾性部材と、当該弾性部材に支持されたマス部と、を備えている。 A crankshaft disclosed in this specification includes a pulley body and a set bolt for fixing the pulley body to an end of the crankshaft, the set bolt including an elastic member provided therein and a and a supported mass.
本明細書開示の発明は、回転するクランクシャフトの振動に起因してクランクプーリから発せられる異音を抑制することができる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The invention disclosed in this specification can suppress abnormal noise emitted from a crank pulley due to vibration of a rotating crankshaft.
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されて描かれている場合もある。 BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. However, in the drawings, the dimensions, ratios, etc. of each part may not be illustrated so as to completely match the actual ones. In some drawings, details may be omitted.
(実施形態)
まず、図1及び図2を参照して、実施形態のクランクプーリ10の概略構成について説明する。クランクプーリ10は、プーリ本体11とセットボルト12を備える。クランクプーリ10は、車両に搭載される内燃機関が備えるクランクシャフト20の先端部20aに固定されている。車両は、内燃機関のみで走行する形態であってもよいし、内燃機関と車両走行用のモータの双方、又は、これらを切り替えて走行する形態であってもよい。内燃機関の構成自体は、従来公知の一般的な構成であることから、ここではその詳細な説明は省略する。
(embodiment)
First, a schematic configuration of a
プーリ本体11は、環状のリム部11aとその中心部に配置されたハブ部11bと、リム部11aとハブ部11bとを接続している腕部11cを備えている。ハブ部11bには、ボス部11b1が設けられている。ボス部11b1には、クランクシャフト20の先端部20aが挿し込まれる凹状の挿し込み部11dが設けられている。
The
クランクシャフト20は、クランクジャーナル22を備える。図1や図2では、説明の都合上、一つのクランクジャーナル22のみが描かれているが、クランクシャフト20は、その軸線AXに沿う他の位置にもクランクジャーナルを備えている。クランクシャフト20は、これらのクランクジャーナルが内燃機関のシリンダブロック下部に設けられた軸受け部に支持されることで、内燃機関に回転可能に設置されている。
The
クランクシャフト20の先端部20aには、軸線AXに沿って設けられたボルト孔21が設けられている。クランクプーリ10は、挿し込み部11dに先端部20aが挿し込まれた状態で、セットボルト12がボルト孔21に螺合され、締め込まれることでクランクシャフト20に固定される。
A
ここで、図3及び図4を参照して、セットボルト12について詳細に説明する。セットボルト12は、頭部12aと、軸線AXに沿って頭部12aに連設されている軸部12bを備える。頭部12aは、軸部12bとの境界部分にフランジ部12a1を備えている。軸部12bの外周面には、ねじ部12b1が設けられている。セットボルト12は、頭部12a側の端面から軸線AXに沿って軸部12b側に向かって穿設されたダンピング機構装着孔13を備えている。ダンピング機構装着孔13には、ダンピング機構14が圧入されている。
The
ダンピング機構14は、弾性部材の一例であるゴム部材14aと、マス部14bを含んでいる。ゴム部材14aは、マス部14bの周囲を覆うように設けられ、その外周面がダンピング機構装着孔13の内周面と接するように設けられている。マス部14bは、周囲にゴム部材14aが配置されていることで、ダンピング機構装着孔13内でゴム部材14aに支持されている。弾性を備え、変形可能なゴム部材14aに支持されたマス部14bは、ダンピング機構装着孔13内で変位することができる。このため、マス部14bは、剛体である頭部12a及び軸部12b内で振動することができる。マス部14bは、振動することでクランクシャフト20から伝搬される振動を打ち消すことができる。ゴム部材14aの硬度、マス部14bの重量及びマス部14bの設置位置は、内燃機関の実機での適合実験やシミュレーションによって適宜設定することができる。具体的に、クランクシャフト20に生じる振動の周波数を解析し、ダンピング機構14がこれを打ち消すことができる周波数となるようにこれらのパラメータを設定する。マス部14bの材料は、これらの条件を満たすことができる材料の中から適宜選定することができる。ゴム部材14aもマス部14bを適切に振動させることができる他の材質に変更したり、ばねなどの他の弾性部材でマス部14bを支持したりすることができる。
The
図1及び図2に戻って、クランクプーリ10は、挿し込み部11dにクランクシャフト20の先端部20aを挿し込み、軸部12bにワッシャ15を挿通させたセットボルト12を締め込むことでクランクシャフト20に固定される。これにより、セットボルト12の頭部12a及び軸部12bは、剛体としてクランクシャフト20と一体化される。クランクシャフト20は、内燃機関の稼働に伴って、クランクジャーナル22が内燃機関の軸受け部を打ち、振動が発生することがある。セットボルト12は、クランクシャフト20と一体化されているため、クランクシャフト20と同様に振動するが、マス部14bはクランクシャフト20の振動とは別個に振動する。これにより、クランクシャフト20の振動とマス部14bの振動とが打ち消し合うことができる。この結果、クランクプーリ10から発生られる異音を抑制することができる。
Returning to FIGS. 1 and 2, the
本実施形態のクランクプーリ10によれば、プーリ本体11をクランクシャフト20の先端部20aに固定するセットボルト12にダンピング機構14を設けているので、クランクシャフト20の振動が打ち消される。この結果、クランクシャフト20の振動に起因してクランクプーリ10が発する異音が抑制される。
According to the
通常、車両が備えるウォータポンプ(WP)や空調設備(AC)は、クランクプーリ10に掛け回された駆動ベルトで駆動されるが、昨今、WPやACが電動化され、駆動ベルトが用いられない場合がある。例えば、車両が内燃機関と走行用のモータとを装備したハイブリッド車両である場合、WPやACが電動化され、駆動ベルトが用いられていないことがある。この場合、クランクプーリ10自体を廃止することも考えられる。しかしながら、車両がハイブリッド車両であっても、コスト面を考慮し、内燃機関には何らの手を加えることなく従来の内燃機関のみで走行する車両と共通した仕様のまま搭載されることがある。この場合、クランクプーリ10がそのまま装備されることになる。この結果、ハイブリッド車両においてもクランクシャフト20の振動を打ち消すことができる。
Normally, a water pump (WP) and an air conditioner (AC) provided in a vehicle are driven by a drive belt that is wound around a
上記実施形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。 The above-described embodiments are merely examples for carrying out the present invention, and the present invention is not limited to these, and various modifications of these examples are within the scope of the present invention, and furthermore, It is self-evident from the above description that many other embodiments are possible within the scope.
10 クランクプーリ
11 プーリ本体
11a リム部
11b ハブ部
11b1 ボス部
11c 腕部
11d 挿し込み部
12 セットボルト
12a 頭部
12a1 フランジ部
12b 軸部
12b1 ねじ部
13 ダンピング機構装着孔
14 ダンピング機構
14a ゴム部材
14b マス部
20 クランクシャフト
20a 先端部
21 ボルト孔
22 クランクジャーナル
10
Claims (1)
前記プーリ本体をクランクシャフトの端部に固定するセットボルトと、を含み、
前記セットボルトは、内部に設けられた弾性部材と、当該弾性部材に支持されたマス部と、
を備えたクランクプーリ。
a pulley body;
a set bolt that secures the pulley body to the end of the crankshaft;
The set bolt includes an elastic member provided inside; a mass portion supported by the elastic member;
Crank pulley with
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021058457A JP2022155117A (en) | 2021-03-30 | 2021-03-30 | crank pulley |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021058457A JP2022155117A (en) | 2021-03-30 | 2021-03-30 | crank pulley |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022155117A true JP2022155117A (en) | 2022-10-13 |
Family
ID=83557189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021058457A Pending JP2022155117A (en) | 2021-03-30 | 2021-03-30 | crank pulley |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022155117A (en) |
-
2021
- 2021-03-30 JP JP2021058457A patent/JP2022155117A/en active Pending
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