JP2022154596A - 表示装置及び表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示品位の低下を防止することが可能なPDLCを用いる表示装置及び表示方法を提供することである。【解決手段】本実施形態による表示装置は、第1透明表示装置、第2透明表示装置、駆動部を具備する。第1透明表示装置は、第1透明基板と第2透明基板との間に設けられる第1高分子分散型液晶層と、端部に設けられた第1光源を具備する。第2透明表示装置は、第3透明基板と第4透明基板との間に設けられる第2高分子分散型液晶層と、端部に設けられた第2光源を具備する。駆動部は、画像データに応じて第1高分子分散型液晶層の一部分に電圧を印加し、補正データに応じて第2高分子分散型液晶層の一部分に電圧を印加する。【選択図】図12
Description
本発明の実施形態は、表示装置及び表示方法に関する。
高分子分散型液晶(Polymer Dispersed Liquid Crystal、以下、PDLCと称される)を用いる透明表示装置が提案されている。この透明表示装置では、PDLCに対して部分的に電圧が印加され、PDLCの状態が入射光を散乱する散乱状態と入射光を透過する透過状態とに切り替えられる。透明表示装置では、端部に光源が配置されるエッジライト方式が採用されている。
エッジライト方式の透明表示装置では、光源からの距離に応じて輝度が低下する、又は色ずれが生じることにより、表示品位が低下するという問題があった。
本実施形態の目的は、表示品位の低下を防止することが可能なPDLCを用いる表示装置及び表示方法を提供することである。
本実施形態による表示装置は、複数の画素を備える第1透明表示装置と、第1透明表示装置と重なる第2透明表示装置と、第1透明表示装置と第2透明表示装置とを駆動する駆動部と、を具備する。第1透明表示装置は、第1透明基板と、第2透明基板と、第1透明基板と第2透明基板との間に設けられる第1高分子分散型液晶層と、複数の画素に対応する複数の第1電極と、第1透明基板の端部に設けられた第1光源と、を具備する。第2透明表示装置は、第3透明基板と、第4透明基板と、第3透明基板と第4透明基板との間に設けられる第2高分子分散型液晶層と、複数の画素に対応する複数の第2電極と、第3透明基板の端部に設けられた第2光源と、を具備する。駆動部は、画像データに応じて複数の第1電極のうちの少なくとも1つの電極を用いて第1高分子分散型液晶層の一部分に電圧を印加し、画像データに基づいた補正データに応じて複数の第2電極のうちの少なくとも1つの電極を用いて第2高分子分散型液晶層の一部分に電圧を印加する。第1高分子分散型液晶層の一部分は光散乱部分となり、第2高分子分散型液晶層の一部分は光散乱部分となる。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
実施形態による表示装置は上下に重ねられた2個の透明表示装置DSP(単に表示装置ともいう)からなる。図1は1個の透明表示装置DSPの一例を示す平面図である。
一例では、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zは、互いに直交するが、90度以外の角度で交差してもよい。第1方向X及び第2方向Yは、透明表示装置DSPを構成する基板の主面と平行な方向に相当し、第3方向Zは、透明表示装置DSPの厚さ方向に相当する。本明細書において、第1基板SUB1から第2基板SUB2に向かう方向は「上向き」方向と称され、第2基板SUB2から第1基板SUB1に向かう方向は「下向き」方向と称される。第2基板SUB2は第1基板SUB1の上に配置される。「第1部材の上の第2部材」及び「第1部材の下の第2部材」の説明は、第2部材は第1部材に接する状態と、第1部材から離間している状態のいずれをも意味する。第3方向Zを示す矢印の先端側に透明表示装置DSPを観察する観察位置があるものとし、この観察位置から、第1方向X及び第2方向Yで規定されるX-Y平面に配置された透明表示装置を見ることは平面視と称される。
透明表示装置DSPは、表示パネルPNL、ICチップ1、及び配線基板2を備える。
表示パネルPNLは、第1基板SUB1、第2基板SUB2、液晶層LC、及びシールSEを備える。第1基板SUB1と第2基板SUB2は、X-Y平面と平行な平板状に形成される。第1基板SUB1と第2基板SUB2は、平面視で、重畳するように配置される。第1基板SUB1と第2基板SUB2は、シールSEによって互いに接着される。液晶層LCは、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に配置され、シールSEによって封止される。図1において、液晶層LCとシールSEは、異なる斜線で示される。
図1において拡大され模式的に示されるように、液晶層LCは、ポリマー3と液晶分子4を含む高分子分散型液晶とを備える。一例では、ポリマー3は、液晶性ポリマーである。ポリマー3は、第1方向Xに沿って延出した筋状に形成される。液晶分子4は、ポリマー3の隙間に分散され、その長軸が第1方向Xに沿うように配向される。ポリマー3と液晶分子4の各々は、光学異方性あるいは屈折率異方性を有する。ポリマー3の電界に対する応答性は、液晶分子4の電界に対する応答性より低い。
一例では、ポリマー3の配向方向は、電界の有無にかかわらずほとんど変化しない。一方、液晶分子4の配向方向は、液晶層LCにしきい値以上の高い電圧が印加された状態では、電界に応じて変化する。液晶層LCに電圧が印加されていない状態では、ポリマー3と液晶分子4のそれぞれの光軸は互いに平行であり、液晶層LCに入射された光は、液晶層LC内でほとんど散乱されることなく、液晶層LCを透過する(透明状態)。液晶層LCに電圧が印加された状態では、ポリマー3と液晶分子4のそれぞれの光軸は互いに交差し、液晶層LCに入射された光は、液晶層LC内で散乱される(散乱状態)。
表示パネルPNLは、画像を表示する表示部DAと、表示部DAを囲む額縁状の非表示部NDAを備える。シールSEは、非表示部NDAに配置される。表示部DAは、第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に配列された画素PXを備える。
図1に含まれる回路図に示されるように、各画素PXは、スイッチング素子SW、画素電極PE、共通電極CE、及び液晶層LCを備える。スイッチング素子SWは、例えば薄膜トランジスタ(TFT)によって構成され、走査線Gと信号線Sに電気的に接続される。走査線Gは、第1方向Xに並んだ画素PXの各々におけるスイッチング素子SWと電気的に接続される。信号線Sは、第2方向Yに並んだ画素PXの各々におけるスイッチング素子SWと電気的に接続される。画素電極PEは、スイッチング素子SWと電気的に接続される。画素電極PEの各々は、共通電極CEと対向し、画素電極PEと共通電極CEとの間に生じる電界によって液晶層LC(特に、液晶分子4)を駆動する。容量CSは、例えば、共通電極CEと同電位の電極、及び画素電極PEと同電位の電極の間に形成される。
第1基板SUB1は、第1方向Xに沿って延出した縁部E11、E12と、第2方向Yに沿って延出した縁部E13、E14を有する。第2基板SUB2は、第1方向Xに沿って延出した縁部E21、E22と、第2方向Yに沿って延出した縁部E23、E24を有する。図1に示した例では、平面視で、縁部E12とE22、縁部E13とE23、及び縁部E14とE24は、それぞれ重畳するが、重畳しなくてもよい。縁部E21は、平面視で、縁部E11と表示部DAとの間に位置する。第1基板SUB1は、縁部E11と縁部E21の間に位置する延出部Exを有する。
ICチップ1と配線基板2は、それぞれ延出部Exに接続される。ICチップ1は、例えば、画像表示に必要な信号を出力するディスプレイドライバなどを内蔵している。ディスプレイドライバは、ゲートドライバとソースドライバと共通電極ドライバを含む。複数の信号線Sは、非表示部NDAに引き出され、ソースドライバに接続される。ソースドライバは、信号線Sを介して画像データを画素PXに供給する。複数の走査線Gは、非表示部NDAに引き出され、ゲートドライバに接続される。ゲートドライバは、走査線Gを介してスイッチング素子SWのゲートに駆動信号を供給し、スイッチング素子SWをオン状態とする。共通電極ドライバは共通電極CEに電圧を印加する。配線基板2は、折り曲げ可能なフレキシブルプリント回路基板である。なお、ICチップ1は、配線基板2に接続されていてもよい。ICチップ1及び配線基板2は、表示パネルPNLからの信号を読み出す場合もあるが、主として表示パネルPNLに信号を供給する信号源として機能する。
図2は、図1に示した透明表示装置の表示パネルPNLの一例を示す断面図である。
第1基板SUB1は、第1透明基板10、絶縁膜11、12、容量電極13、スイッチング素子SW、画素電極PE、及び配向膜AL1を備える。図2には示されないが、第1基板SUB1は、各画素PXに接続される走査線Gと信号線Sを備える。第1透明基板10は、主面(下面)10Aと、主面10Aの反対側の主面(上面)10Bを備える。スイッチング素子SWは、主面10Bに形成される。絶縁膜11は、スイッチング素子SWを覆う。容量電極13は、絶縁膜11、12の間に形成される。画素電極PEは、画素PX毎に絶縁膜12の上に形成される。画素電極PEは、容量電極13の開口部OPを介してスイッチング素子SWと電気的に接続される。画素電極PEは、絶縁膜12を挟んで、容量電極13と重畳し、画素PXの容量CSを形成する。配向膜AL1は、画素電極PEを覆う。
第1基板SUB1は、第1透明基板10、絶縁膜11、12、容量電極13、スイッチング素子SW、画素電極PE、及び配向膜AL1を備える。図2には示されないが、第1基板SUB1は、各画素PXに接続される走査線Gと信号線Sを備える。第1透明基板10は、主面(下面)10Aと、主面10Aの反対側の主面(上面)10Bを備える。スイッチング素子SWは、主面10Bに形成される。絶縁膜11は、スイッチング素子SWを覆う。容量電極13は、絶縁膜11、12の間に形成される。画素電極PEは、画素PX毎に絶縁膜12の上に形成される。画素電極PEは、容量電極13の開口部OPを介してスイッチング素子SWと電気的に接続される。画素電極PEは、絶縁膜12を挟んで、容量電極13と重畳し、画素PXの容量CSを形成する。配向膜AL1は、画素電極PEを覆う。
第2基板SUB2は、第2透明基板16、遮光層BM、共通電極CE、及び配向膜AL2を備える。第2透明基板16は、主面(下面)16Aと、主面16Aの反対側の主面(上面)16Bを備える。第2透明基板16の主面16Aは、透明基板10の主面10Bと向かい合う。遮光層BMと共通電極CEは、主面16Aに形成される。遮光層BMは、例えば、スイッチング素子SWの直上、及び図2には示されない走査線Gと信号線Sの直上にそれぞれ配置される。共通電極CEは、複数の画素PXに亘って形成され、遮光層BMを直接覆う。共通電極CEは、容量電極13と電気的に接続され、容量電極13とは同電位である。配向膜AL2は、共通電極CEを覆う。液晶層LCは、主面10Bと主面16Aとの間に配置され、配向膜AL1、AL2に接する。絶縁膜11、12、容量電極13、スイッチング素子SW、画素電極PE、及び配向膜AL1は、主面10Bと液晶層LCとの間に形成される。遮光層BM、共通電極CE、及び配向膜AL2は、主面16Aと液晶層LCとの間に形成される。
第1透明基板10及び第2透明基板16は、ガラス基板やプラスチック基板などの絶縁基板である。主面10A及び10B、主面16A及び16Bは、X-Y平面とほぼ平行な面である。絶縁膜11は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、アクリル樹脂などの透明な絶縁材料によって形成される。一例では、絶縁膜11は、無機絶縁膜及び有機絶縁膜を含んでいる。絶縁膜12は、シリコン窒化物などの無機絶縁膜である。容量電極13、画素電極PE、及び、共通電極CEは、インジウム錫酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)などの透明導電材料によって形成された透明電極である。遮光層BMは、例えば、共通電極CEよりも低抵抗な導電層である。一例では、遮光層BMは、モリブデン、アルミニウム、タングステン、チタン、銀などの不透明な金属材料によって形成されている。配向膜AL1、AL2は、X-Y平面に略平行な配向規制力を有する水平配向膜である。一例では、配向膜AL1、AL2は、第1方向Xに沿って配向処理されている。なお、配向処理とは、ラビング処理であってもよいし、光配向処理であってもよい。
図3は、実施形態による表示装置の一例を示す断面図である。実施形態による表示装置は、厚さ方向Zにおいて重ねられた第1透明表示装置20と第2透明表示装置40を含む。第1透明表示装置20は第2透明表示装置40の上に配置される。第1透明表示装置20と第2透明表示装置40のそれぞれは、図1の透明表示装置DSPからなる。第1透明表示装置20は画像を表示する表示装置として機能する。第2透明表示装置40は、第1透明表示装置20の表示品位の低下を防止する補償光を生成する光源装置として機能する。図3では、説明の便宜上、図1の透明表示装置DSPの構成要素の中の主要な構成要素のみが示される。
第1透明表示装置20は、第1透明基板22、PDLC層24、第2透明基板26、及びカバーガラス28を含む。第1透明基板22、第2透明基板26、及びカバーガラス28は、互いに平行である。第1透明基板22は、第1透明基板10に対応する。PDLC層24は、液晶層LCに対応する。第2透明基板26は、第2透明基板16に対応する。カバーガラス28は、図1、図2には示されないが、第2透明基板26を保護するために第2透明基板26の上に配置される。なお、カバーガラス28は設けられなくてもよい。
第1透明基板22の上側主面に複数のTFT30が形成される。各TFT30は、各画素に対応する。複数のTFT30は、第1透明基板22の上側主面に2次元マトリクス状に配置される。各TFT30は、各スイッチング素子SWに対応する。各TFT30は、図3では図示されない各画素電極PEに接続される。スイッチング素子SW以外の画素PXの構成要素、例えば画素電極PE、容量CSは図3では図示が省略される。第1透明基板22とTFT30の上にPDLC層24が形成される。PDLC層24の上に共通電極32が形成される。共通電極32は、共通電極CEに対応する。
共通電極32の上に第2透明基板26が形成される。
第1透明基板22のY方向の一端に光源34が配置される。光源34は、複数の発光素子を含む。複数の発光素子は、第1方向Xに間隔をおいて配列される。複数の発光素子は、配線基板2に接続される。発光素子は、例えば、発光ダイオードである。発光ダイオードは、赤発光ダイオード、緑発光ダイオード、及び青発光ダイオードを備える。発光ダイオードから出射される光は、第1透明表示装置20の端部に入射され、第1透明基板22、PDLC層24、第2透明基板26内を第2方向Yに沿って伝搬する。
第1透明表示装置20は、フィールドシーケンシャル方式によりカラー画像を表示する。すなわち、第1透明表示装置20は、赤、緑、及び青の色成分画像を順次表示し、3フレームの色成分画像を合成することにより、1フレームのカラー画像を表示する。第1透明表示装置20は、赤成分画像を表示するフレームでは、赤発光ダイオードを発光させ、青成分画像を表示するフレームでは、青発光ダイオードを発光させ、緑成分画像を表示するフレームでは、緑発光ダイオードを発光させる。
第2透明表示装置40は、第1透明基板42、PDLC層44、及び第2透明基板46を含む。第1透明基板42と第2透明基板46は、互いに平行である。第2透明基板46と、第1透明表示装置20の第1透明基板22は、互いに平行である。第1透明基板42は、第1透明基板10に対応する。PDLC層44は、液晶層LCに対応する。第2透明基板46は、第2透明基板16に対応する。
第1透明基板42の上側主面にTFT50が形成される。各TFT50は、各画素に対応する。複数のTFT50は、第1透明基板42の上側主面に2次元マトリクス状に配置される。各TFT50は、各スイッチング素子SWに対応する。各TFT50は、図3では図示されない各画素電極PEに接続される。スイッチング素子SW以外の画素PXの構成要素、例えば画素電極PE、容量CSは図3では図示が省略される。第1透明基板42とTFT50の上にPDLC層44が形成される。PDLC層44の上に共通電極52が形成される。共通電極52は、共通電極CEに対応する。
共通電極52の上に第2透明基板46が形成される。第2透明基板46の上に第1透明表示装置20の第1透明基板22が配置される。
第1透明基板42のY方向の一端に光源54が配置される。光源54が設けられる第1透明基板42の端部は、光源34が設けられる第1透明基板22の端部と同じ側の端部である。光源54は、光源34と同様に、複数の発光素子を含む。複数の発光素子は、第1方向Xに間隔をおいて配列される。複数の発光素子は、配線基板2に接続される。発光素子は、例えば、発光ダイオードである。発光ダイオードは、赤発光ダイオード、緑発光ダイオード、及び青発光ダイオードを備える。発光ダイオードから出射される光は、第2透明表示装置40の端部に入射され、第1透明基板42、PDLC層44、第2透明基板46内を第2方向Yに沿って伝搬する。第2透明表示装置40も、
第2透明表示装置40も、フィールドシーケンシャル方式によりカラー画像を表示可能である。
第2透明表示装置40も、フィールドシーケンシャル方式によりカラー画像を表示可能である。
第1透明表示装置20の表示パネルと、第2透明表示装置40の表示パネルは同じサイズである。TFT30を含む第1透明表示装置20の画素とTFT50を含む第2東京都0の画素は同じ位置となるように、第1透明表示装置20と第2透明表示装置40は重ねられる。
なお、第2透明表示装置40は画像表示用ではなく、第1透明表示装置20の表示品位の低下防止用の光源装置である。防止する表示品位のターゲットが色ずれである場合は、光源54は、光源34と同様に、赤発光ダイオード、緑発光ダイオード、及び青発光ダイオードからなる複数の発光素子を含み、第2透明表示装置40は、第1透明表示装置20による色成分画像の順次表示と同期して、表示品位の低下防止用のカラー画像を色成分毎にフィールドシーケンシャル方式により表示する。
防止する表示品位のターゲットが輝度低下である場合は、光源54は、光源34とは異なり、赤発光ダイオード、緑発光ダイオード、及び青発光ダイオードからなる複数の発光素子ではなく、白色発光ダイオードからなる複数の発光素子を含んでもよい。第2透明表示装置40は、第1透明表示装置20による色成分画像の順次表示と同期して、表示品位の低下防止用の白画像を表示する。
実施形態による表示装置の構成は図3に示されるものに限定されず、種々変形可能である。図4は、実施形態による表示装置の他の例を示す断面図である。図4に示される例は、図3に示される例とは、第2透明表示装置40の光源54の位置が異なる。第1透明表示装置20の光源34は、第1透明基板22のY方向の第1の端に配置される。第2透明表示装置40の光源54は、第1透明基板42のY方向の第2の端に配置される。すなわち、光源54が設けられる第1透明基板42の端部は、光源34が設けられる第1透明基板22の端部とは異なる側の端部である。光源54は、赤発光ダイオード、緑発光ダイオード、及び青発光ダイオードからなる複数の発光素子を備えてもよいし、白色発光ダイオードからなる複数の発光素子を備えてもよい。
図5は、実施形態による表示装置のさらに他の例を示す断面図である。図5に示される例は、図3に示される例とは、第2透明表示装置40の光源54が異なる。第2透明表示装置40は光源54a、54bを備える。光源54a、54bのそれぞれは、赤発光ダイオード、緑発光ダイオード、及び青発光ダイオードからなる複数の発光素子を備えてもよいし、白色発光ダイオードからなる複数の発光素子を備えてもよい。光源54aは、第1透明基板42のY方向の第1の端に配置される。光源54bは、第1透明基板42のY方向の第2の端に配置される。すなわち、光源54a、54bは、第1透明基板42の両端にそれぞれ配置される。第1透明表示装置20の光源34が設けられる第1透明基板22の端部は、光源54a又は光源54bの一方が設けられる第1透明基板42の端部と同じ側の端部である。
実施形態による表示装置の上述の例では、第1透明表示装置20は1つの光源34を備える。第1透明表示装置20は、第1透明基板22のY方向における両端部にそれぞれ2つの光源34を備えてもよい。
図6は、第1透明表示装置20は、第1透明基板22のY方向における両端部にそれぞれ2つの光源34a、34bを備え、第2透明表示装置40は、第1透明基板22の一端部に光源54を備える例を示す。
図7は、第1透明表示装置20は、第1透明基板22のY方向における両端部にそれぞれ2つの光源34a、34bを備え、第2透明表示装置40も、第1透明基板42のY方向における両端部にそれぞれ2つの光源54a、54bを備える例を示す。
次に、表示品位の低下防止について説明する。
先ず、PDLCを用いた透明表示装置の画像表示について説明する。図8は、図3乃至図7に示される第1透明表示装置20の画像表示例を示す断面図である。図8の断面構成は、図3の第1透明表示装置20の断面構成と同じである。図8では、一部のTFT30を含むPDLC層24の画素領域がオン状態であり、他のTFT30を含むPDLC層24の画素領域がオフ状態である。オン状態は、PDLC層24の画素領域の画素電極PEと共通電極CE間に閾値以上の電圧が印加されている状態である。オフ状態は、PDLC層24の画素領域の画素電極PEと共通電極CE間の電位差がほぼ0の状態である。スイッチング素子SWがオン状態とされ、画像データが信号線Sとスイッチング素子SWを介して画素電極PEに供給される。“1”の画像データが供給される画素PXの容量は充電され、画素領域はオン状態となる。“0”の画像データが供給される画素PXの容量は充電されず、画素領域はオフ状態となる。
先ず、PDLCを用いた透明表示装置の画像表示について説明する。図8は、図3乃至図7に示される第1透明表示装置20の画像表示例を示す断面図である。図8の断面構成は、図3の第1透明表示装置20の断面構成と同じである。図8では、一部のTFT30を含むPDLC層24の画素領域がオン状態であり、他のTFT30を含むPDLC層24の画素領域がオフ状態である。オン状態は、PDLC層24の画素領域の画素電極PEと共通電極CE間に閾値以上の電圧が印加されている状態である。オフ状態は、PDLC層24の画素領域の画素電極PEと共通電極CE間の電位差がほぼ0の状態である。スイッチング素子SWがオン状態とされ、画像データが信号線Sとスイッチング素子SWを介して画素電極PEに供給される。“1”の画像データが供給される画素PXの容量は充電され、画素領域はオン状態となる。“0”の画像データが供給される画素PXの容量は充電されず、画素領域はオフ状態となる。
画素領域がオフ状態である場合、ポリマー3の光軸Ax1及び液晶分子4の光軸Ax2は、互いに平行である。光軸Ax1及び光軸Ax2は、いずれも第1方向Xに平行である。ポリマー3及び液晶分子4は、ほぼ同等の屈折率異方性を有している。つまり、ポリマー3及び液晶分子4のそれぞれの常光屈折率は互いにほぼ同等であり、また、ポリマー3及び液晶分子4のそれぞれの異常光屈折率は互いにほぼ同等である。このため、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zを含むあらゆる方向において、ポリマー3と液晶分子4との間にほとんど屈折率差がない。そのため、オフ状態のPDLC層24の画素領域は、光を散乱しない透明状態である。
もしも、全ての画素領域がオフ状態であれば、第1透明表示装置20に入射された光は、第1透明基板22の下側主面と第2透明基板26の上側主面からほとんど漏れ出ることなく、第1透明表示装置20を伝搬する。この場合、第1透明表示装置は、透明状態であり、画像を全く表示しない。
図1に関して説明されたように、ポリマー3の電界に対する応答性は、液晶分子4の電界に対する応答性より低い。一例では、ポリマー3の配向方向は、電界の有無にかかわらずほとんど変化しない。一方、液晶分子4の配向方向は、オン状態では、電界に応じて変化する。すなわち、ポリマー3の光軸Ax1は第1方向Xとほとんど平行であるのに対して、液晶分子4の光軸Ax2は第1方向Xに対して傾斜している。液晶分子4がポジ型液晶性分子である場合には、液晶分子4は、その長軸が電界に沿うように配向する。画素電極PEと共通電極32との間の電界は、第3方向Zに沿って形成される。このため、液晶分子4は、その長軸あるいは光軸Ax2が第3方向Zに沿うように配向する。つまり、光軸Ax1及びAx2は、互いに交差する。したがって、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zを含むあらゆる方向において、ポリマー3と液晶分子4との間に大きな屈折率差が生ずる。オン状態のPDLC層24は散乱領域82、84である。第1透明表示装置20に入射された光は、PDLC層24を伝搬中に散乱領域82、84で散乱する。散乱光の一部は、第2透明基板26とカバーガラス28を介して、Z方向を示す矢印の先端側に位置する観察者に向かう。なお、液晶分子4にネガ型液晶性分子を用いることも可能である。
第1透明表示装置20が、入力された画像データに応じて、PDLC層24を部分的にオン状態とすることにより、部分的な散乱光が表示画像を形成する。具体的には、第1透明表示装置20は、赤成分画像データの入力期間は赤発光ダイオードを発光させ、青成分画像データの入力期間は青発光ダイオードを発光させ、緑成分画像の入力期間は緑発光ダイオードを発光させる。
次に、表示品位の低下について説明する。
第1透明表示装置20のPDLC層24が散乱領域82を含む場合、光源34から見て散乱領域82の先にあるPDLC層24の領域で入射光は減衰する。入射光が減衰すると、入射光の伝搬方向における散乱領域82の次の散乱領域84で散乱する光が減衰し、表示画像の明るさが減衰する。そのため、散乱領域84で画像の輝度が低下し、表示品位が低下する。
第1透明表示装置20のPDLC層24が散乱領域82を含む場合、光源34から見て散乱領域82の先にあるPDLC層24の領域で入射光は減衰する。入射光が減衰すると、入射光の伝搬方向における散乱領域82の次の散乱領域84で散乱する光が減衰し、表示画像の明るさが減衰する。そのため、散乱領域84で画像の輝度が低下し、表示品位が低下する。
また、第1透明表示装置20はフィールドシーケンシャル方式でカラー画像を表示するので、各色成分画像間で散乱領域が異なる。そのため、画像の輝度の低下が色成分毎に異なり、或る領域では或る色成分の輝度が減衰することにより、表示画像の色ずれが生じる。
実施形態では、第1透明表示装置20における散乱領域82、84による入射光の減衰を補償するために、第1透明表示装置20の下に配置された第2透明表示装置40が減衰を補償するための補償光を第1透明表示装置20へ照射する。
図9は、実施形態による表示装置の表示品位の低下を防止する画像表示例を説明する断面図である。図9の表示装置の断面構成は、図3の表示装置の断面構成と同じである。すなわち、第1透明表示装置20の光源34と、第2透明表示装置40の光源54は、Y方向における第1透明基板22、42の同じ端部に位置する。
第1透明表示装置20は、画像データに基づいて、PDLC層24を部分的にオン状態とさせることにより、散乱領域82、84aと透明領域を生じさせ、画像を表示する。第2透明表示装置40は、画像データに基づいて、第1透明表示装置20の散乱領域82、84aのうち、表示品位が低下する領域84aを特定し、領域84aに対応する領域84bをオン状態とさせることにより散乱光を発生させる。この散乱領域84bからの散乱光は、第1透明表示装置20を照射するので、第1透明表示装置20の入射光の減衰を補償する補償光となる。これにより、第1透明表示装置20において、散乱領域の存在による入射光の強度低下、または色ずれの発生を防止することができる。
第2透明表示装置40の光源54が、赤発光ダイオード、緑発光ダイオード、及び青発光ダイオードからなる複数色の発光素子を含む場合、補償のための散乱光は、赤成分、緑成分、及び青成分の散乱光を含む。光源54が補償のための散乱光を、第1透明表示装置20の光源34の画像の色成分光と同期して発光することにより、色ずれの発生を防止できる。
第2透明表示装置40の光源54が、白色発光ダイオードからなる複数の発光素子を含む場合、補償のための散乱光は、白色成分を含む。この場合、入射光の強度低下を防止できる。
図10は、実施形態による表示装置の表示品位の低下を防止する他の画像表示例を説明する断面図である。図10の表示装置の断面構成は、図4の表示装置の断面構成と同じである。すなわち、第1透明表示装置20の光源34と、第2透明表示装置40の光源54は、Y方向における第1透明基板22、42の異なる端部に位置する。図10の第2透明表示装置40の表示品位の低下防止動作は、図9の第2透明表示装置40の低下防止動作と同じである。
図示は省略されるが、図5の表示装置、図6の表示装置、及び図7の表示装置でも、図9及び図10と同様に、表示品位の低下を防止できる。
なお、図9の例では、補償用の光源54が画像表示用の光源34と同じ端部にあるので、画像表示用の光と同様に、補償用の光も、光源54から離れるにつれて減衰する。そのため、光源54から離れるにつれて、補償用の光の発光量を多くする必要がある。しかし、図10の例では、補償用の光源54が画像表示用の光源34と反対の端部にあるので、第1透明表示装置20で光が減衰する領域は、光源34からは遠距離であるが、光源54からは遠距離である。そのため、補償用の光の発光量は少なくて済む。
図5の表示装置では、補償用の光の光源54a、54bがY方向の両端部にあり、各光源54a、54bは第1透明表示装置20のY方向の半分の領域をカバーすればよく、Y方向において均一な補償光を生成することができる。
図11は、実施形態による表示装置の一例を示すブロック図である。第1透明表示装置20のICチップは1aと表記され、第2透明表示装置40のICチップは1bと表記される。ICチップ1aは、ディスプレイドライバ74aと補正プロセッサ72を含む。補正プロセッサ72は、第1透明表示装置20に供給される画像データを受信し、画像データから補正データを計算する。補正プロセッサ72は、画像データをディスプレイドライバ74aに供給し、補正データをICチップ1b内のディスプレイドライバ74bに供給する。補正プロセッサ72は、一度入力した画像データをディスプレイドライバ74aに供給してもよいし、ICチップ1aに供給された画像データを入力することなく、ディスプレイドライバ74aに供給してもよい。
補正プロセッサ72は、第2透明表示装置40のICチップ1b内に設けられてもよい。この場合、画像データは補正プロセッサ72とともにディスプレイドライバ74aに供給され、補正プロセッサ72は、補正データをディスプレイドライバ74bに供給してもよい。さらに、補正プロセッサ72は、ICチップ1a、1b以外のICチップ内に設けられてもよい。この場合も、画像データは補正プロセッサ72とともにディスプレイドライバ74aに供給され、補正プロセッサ72は、補正データをディスプレイドライバ74bに供給してもよい。
ディスプレイドライバ74aは、複数の信号線Sと複数の走査線Gを介して画素PXを駆動し、画素電極PEに画像データに応じた電圧を印加し、PDLC層24を部分的にオン状態とする。ディスプレイドライバ74aは、画素PXの駆動と同期して、光源34を発光させる。具体的には、ディスプレイドライバ74aは、赤、緑、及び青成分の画像データに応じた画素PXの駆動に同期して、赤発光ダイオード、緑発光ダイオード、及び青発光ダイオードをそれぞれ発光させる。
補正プロセッサ72は、ディスプレイドライバ74aとディスプレイドライバ74bを同期させる。ディスプレイドライバ74bは、複数の信号線Sと複数の走査線Gを介して画素PXを駆動し、画素電極PEに補正データに応じた電圧を印加し、PDLC層44を部分的にオン状態とする。ディスプレイドライバ74bは、画素PXの駆動と同期して光源54を発光させる。
光源54が赤発光ダイオード、緑発光ダイオード、及び青発光ダイオードからなる複数の発光素子を含み、補正データが赤成分、緑成分、及び青成分の補正データを含む場合、ディスプレイドライバ74bは、ディスプレイドライバ74aが或る色成分、例えば赤成分の画像データに応じた電圧を画素電極PEに印加する際、同じく赤成分の補正データに応じた電圧を画素電極PEに印加し、光源54の赤発光ダイオードを発光させる。ディスプレイドライバ74bは、他の色成分についても同様に画素の駆動と発光を行う。これにより、第1透明表示装置20は、光源34からみて散乱領域より遠方の領域において表示画像の色ずれが生じることが防止できる。
光源54が白色発光ダイオードからなる複数の発光素子を含み、補正データが白成分の補正データを含む場合、ディスプレイドライバ74bは、ディスプレイドライバ74aが各色成分の画像データに応じた電圧を画素電極PEに印加する際、光源54の白色発光ダイオードを発光させる。これにより、第1透明表示装置20は、光源34からみて散乱領域より遠方の領域において表示画像の輝度が低下することを防止できる。
図12は、実施形態による表示装置の補正プロセッサ72の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
S102で、補正プロセッサ72は、第1透明表示装置20で表示する画像データを外部装置から入力する。
S102で、補正プロセッサ72は、第1透明表示装置20で表示する画像データを外部装置から入力する。
S104で、補正プロセッサ72は、1フレームの画像データの各画素の色相を判定し、補正対象画素を検出する。
補正プロセッサ72は、画素毎に色相が赤(R)、緑(G)、青(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)のいずれであるか否か、または白(W)であるか否かを判定する。補正プロセッサ72は、色相が赤(R)、緑(G)、青(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)、または白(W)である画素を補正対象画素とする。
補正プロセッサ72は、画素毎に色相が赤(R)、緑(G)、青(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)のいずれであるか否か、または白(W)であるか否かを判定する。補正プロセッサ72は、色相が赤(R)、緑(G)、青(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)、または白(W)である画素を補正対象画素とする。
補正プロセッサ72は、或る画素の画素値が以下の条件を満たす、当該画素の色相は白であると判定し、当該画素を補正対象画素とする。
Max(Ri,Gi,Bi)
=Mid(Ri,Gi,Bi)
=Min(Ri,Gi,Bi)
ここで、Ri,Gi,Biは各画素の赤、緑、青成分の画素値を表す。Max(Ri,Gi,Bi)は画素値Ri,Gi,Biの中の最大値、Mid(Ri,Gi,Bi)は画素値Ri,Gi,Biの中の中間の値、換言すれば画素値Ri,Gi,Biの中の2番目に大きい値、Min(Ri,Gi,Bi)は画素値Ri,Gi,Biの中の最小値を表す。
Max(Ri,Gi,Bi)
=Mid(Ri,Gi,Bi)
=Min(Ri,Gi,Bi)
ここで、Ri,Gi,Biは各画素の赤、緑、青成分の画素値を表す。Max(Ri,Gi,Bi)は画素値Ri,Gi,Biの中の最大値、Mid(Ri,Gi,Bi)は画素値Ri,Gi,Biの中の中間の値、換言すれば画素値Ri,Gi,Biの中の2番目に大きい値、Min(Ri,Gi,Bi)は画素値Ri,Gi,Biの中の最小値を表す。
なお、補正プロセッサ72は、色相が白であると判定した画素でも、当該画素のMax(Ri,Gi,Bi)が特定の値以下である場合、その画素を非補正対象画素とする。特定の値は、画素値Ri,Gi,Biが8ビットで表される場合、127である。
例えば、或る画素の画素値Riが180であり、画素値Giが180であり、画素値Biが180である場合、補正プロセッサ72は、その画素を補正対象画素とする。
例えば、或る画素の画素値Riが180であり、画素値Giが180であり、画素値Biが180である場合、補正プロセッサ72は、その画素を補正対象画素とする。
補正プロセッサ72は、或る画素の画素値が以下の条件を満たす場合、当該画素の色相は赤、緑、青、シアン、マゼンタ、及びイエローのいずれかであると判定し、当該画素を補正対象画素とする。
Max(Ri,Gi,Bi)≠Min(Ri,Gi,Bi)、かつ
1≦Max(Ri,Gi,Bi)/Mid(Ri,Gi,Bi)≦1.5
あるいは
Max(Ri,Gi,Bi)≠Min(Ri,Gi,Bi)、かつ
1≦Mid(Ri,Gi,Bi)/Min(Ri,Gi,Bi)≦1.5
なお、補正プロセッサ72は、色相が赤、緑、青、シアン、マゼンタ、及びイエローのいずれかであると判定した画素でも、当該画素のMax(Ri,Gi,Bi)が特定の値以下である場合、その画素を非補正対象画素とする。特定の値は、画素値Ri,Gi,Biが8ビットで表される場合、127である。
例えば、或る画素の画素値Riが255であり、画素値Giが255であり、画素値Biが31である場合、補正プロセッサ72は、その画素を補正対象画素とする。
例えば、或る画素の画素値Riが63であり、画素値Giが63であり、画素値Biが255である場合、補正プロセッサ72は、その画素を補正対象画素とする。
例えば、或る画素の画素値Riが127であり、画素値Giが63であり、画素値Biが127である場合、補正プロセッサ72は、その画素を非補正対象画素とする。
Max(Ri,Gi,Bi)≠Min(Ri,Gi,Bi)、かつ
1≦Max(Ri,Gi,Bi)/Mid(Ri,Gi,Bi)≦1.5
あるいは
Max(Ri,Gi,Bi)≠Min(Ri,Gi,Bi)、かつ
1≦Mid(Ri,Gi,Bi)/Min(Ri,Gi,Bi)≦1.5
なお、補正プロセッサ72は、色相が赤、緑、青、シアン、マゼンタ、及びイエローのいずれかであると判定した画素でも、当該画素のMax(Ri,Gi,Bi)が特定の値以下である場合、その画素を非補正対象画素とする。特定の値は、画素値Ri,Gi,Biが8ビットで表される場合、127である。
例えば、或る画素の画素値Riが255であり、画素値Giが255であり、画素値Biが31である場合、補正プロセッサ72は、その画素を補正対象画素とする。
例えば、或る画素の画素値Riが63であり、画素値Giが63であり、画素値Biが255である場合、補正プロセッサ72は、その画素を補正対象画素とする。
例えば、或る画素の画素値Riが127であり、画素値Giが63であり、画素値Biが127である場合、補正プロセッサ72は、その画素を非補正対象画素とする。
S106で、補正プロセッサ72は、補正対象画素の集合がa×b以上のエリアを構成するか否か判定する。エリアは、X方向の画素数aとY方向の画素数bで定義される。aとbは等しくてもよい。
補正対象画素の集合がa×b以上のエリアを構成しない場合(S106のNO)、S116で、補正プロセッサ72は、画像データを補正データとする。S116の後、S114で、補正プロセッサ72は、画像データを第1透明表示装置20のディスプレイドライバ74aに供給し、補正データを第2透明表示装置40のディスプレイドライバ74bに供給する。
この場合、補正データと画像データが等しいので、表示品位の低下防止処理は行われない。補正対象画素の集合のサイズが小さいので、補償光を照射する効果は小さいと考えられる。補正データを生成しないので、演算処理量が少なくて済み、画像データが入力されてから、画像が表示されるまでの時間が短縮できる。
補正対象画素の集合がa×b以上のエリアを構成する場合(S106のYES)、S108で、補正プロセッサ72は、第1透明表示装置20において、補正対象画素が構成するエリアを原因エリアとし、光源34から見て原因エリアより遠いエリアを補正対象エリアとする。補正対象エリアは、原因エリアと同じサイズである。補正対象エリアは原因エリアに隣接していてもよいし、補正対象エリアと原因エリアとの間に画像が表示されない黒領域が存在していてもよい。原因エリアは、散乱光の強度が一定強度以上である。この原因エリアの散乱光のために、入射光は、原因エリアを通過した後、減衰する。減衰を補償するための補償光を照射するエリアが補正対象エリアである。
図11は、第1透明表示装置20の原因エリア62と補正対象エリア64aの一例を示す。補正対象エリア64aのX方向のサイズは、原因エリア62のX方向のサイズと同じであり、画素数aである。補正対象エリア64aのY方向のサイズは、原因エリア62のY方向のサイズと同じであり、画素数bである。第1透明表示装置20の補正対象エリア64aが決まると、補正対象エリア64aに対応する第2透明表示装置40のエリアが補正対象エリア64bとされる。
S110で、補正プロセッサ72は、第2透明表示装置40の補正対象エリア64bの画像データを演算するための補正係数α、βを計算する。補正係数α、βは、補正対象エリア64b内の全ての画素に対して共通である。
補正係数αは、次のように計算される。
α=b/h
ここで、hは第1透明表示装置20及び第2透明表示装置の表示パネルのY方向の長さである。αは0より大きく、1より小さい。補正係数αは、画像データの一画面のY方向のサイズhに対する原因エリアのY方向のサイズaの比である。
ここで、hは第1透明表示装置20及び第2透明表示装置の表示パネルのY方向の長さである。αは0より大きく、1より小さい。補正係数αは、画像データの一画面のY方向のサイズhに対する原因エリアのY方向のサイズaの比である。
補正係数βは色成分毎に求められる。補正係数βは、補正対象エリア64aの画素値の平均値を特定の値で除算することにより計算される。特定の値は、画素値Ri,Gi,Biが8ビットで表される場合、255(8ビットの最大値)である。画素値は赤、緑、青の3色成分を含むので、補正係数βも赤、緑、青の3色成分の補正係数βR、βG、βBを含む。
β=(βR,βG,βB)
S112で、補正プロセッサ72は、原因エリア62の全画素の画像データに対して補正係数α、βを乗算して、補正対象エリア64bの補正データを求める。補正データは、補正対象エリア64bの画素データを含み、補正対象エリア64b以外の画素データは含まない。あるいは、補正データの補正対象エリア64b以外のエリアの画素データは黒画素データである。
S112で、補正プロセッサ72は、原因エリア62の全画素の画像データに対して補正係数α、βを乗算して、補正対象エリア64bの補正データを求める。補正データは、補正対象エリア64bの画素データを含み、補正対象エリア64b以外の画素データは含まない。あるいは、補正データの補正対象エリア64b以外のエリアの画素データは黒画素データである。
S114で、補正プロセッサ72は、画像データを第1透明表示装置20のディスプレイドライバ74aに供給し、補正データを第2透明表示装置40のディスプレイドライバ74bに供給する。これにより、第1透明表示装置20は、画像データに応じた画像を表示する。第2透明表示装置40は、第1透明表示装置20において表示画像の輝度が低下する可能性がある領域又は色ずれが生じる可能性がある領域に補償光を照射するので、輝度の低下又は色ずれの発生を防止することができる。
いくつかの実例を説明する。
以下の例において、補正係数αは0.4であるとする。画素値Ri,Gi,Biは8ビットで表され、補正係数βを求めるために用いられる特定の値は255であるとする、
図13は、実施形態による表示装置の表示品位の低下防止の一例を説明するための図である。図13は、第1透明表示装置20の原因エリア62が白画像を表示し、補正対象エリア64aも白画像を表示する場合の例を示す。
以下の例において、補正係数αは0.4であるとする。画素値Ri,Gi,Biは8ビットで表され、補正係数βを求めるために用いられる特定の値は255であるとする、
図13は、実施形態による表示装置の表示品位の低下防止の一例を説明するための図である。図13は、第1透明表示装置20の原因エリア62が白画像を表示し、補正対象エリア64aも白画像を表示する場合の例を示す。
白画像の画素値W(Ri,Gi,Bi)はW(255,255,255)である。しかし、光源34からの入射光の強度が補正対象エリア64aで減衰しているので、補正対象エリア64aで画素値W(255,255,255)に応じて画素を駆動しても画素値に応じた輝度は得られない。
補正対象エリア64aの白画像の画素値W(255,255,255)を特定の値255で除算することにより求められる補正係数β(βR,βG,βB)は(1,1,1)である。
原因エリア62の画像データに補正係数αとβを乗算することにより求められる補正データは以下となる。
α×β×W
=(α×βR×255,α×βG×255,α×βB×255)
=(102,102,102)
補正データは原因エリア62の画素値と、表示パネルと原因エリア62のY方向の長さの比に応じた補正係数αと、補正対象エリア64aの画素値に応じた補正係数βに基づいているので、補正データは補正対象エリア64aにおける光量の減衰量を表す。第2透明表示装置40は、補正データに応じた光量の散乱光を補正対象エリア64bで照射する。観察者は、補正対象エリア64aの散乱光と補正対象エリア64bの散乱光とを合わせて観察する。そのため、第1透明表示装置20が原因エリア62で散乱したことにより補正対象エリア64aで低下する入射光の輝度を第2透明表示装置40の補正対象エリア64bの散乱光で補償することができる。
=(α×βR×255,α×βG×255,α×βB×255)
=(102,102,102)
補正データは原因エリア62の画素値と、表示パネルと原因エリア62のY方向の長さの比に応じた補正係数αと、補正対象エリア64aの画素値に応じた補正係数βに基づいているので、補正データは補正対象エリア64aにおける光量の減衰量を表す。第2透明表示装置40は、補正データに応じた光量の散乱光を補正対象エリア64bで照射する。観察者は、補正対象エリア64aの散乱光と補正対象エリア64bの散乱光とを合わせて観察する。そのため、第1透明表示装置20が原因エリア62で散乱したことにより補正対象エリア64aで低下する入射光の輝度を第2透明表示装置40の補正対象エリア64bの散乱光で補償することができる。
なお、図13の斜線の領域は、黒表示領域(画素値が0)を表す。黒表示領域は補正不要である。図13は、原因エリア62に接する領域が黒表示領域である場合、光源34から見て原因エリア62より遠方で黒表示領域以外の領域を補償対象エリア64aとした例を表す。
図14は、実施形態による表示装置の表示品位の低下防止の他の例を説明するための図である。図14は、第1透明表示装置20の原因エリア62が白画像を表示し、補正対象エリア64aは赤画像を表示する場合の例を示す。
図14は、実施形態による表示装置の表示品位の低下防止の他の例を説明するための図である。図14は、第1透明表示装置20の原因エリア62が白画像を表示し、補正対象エリア64aは赤画像を表示する場合の例を示す。
補正対象エリア64aの赤画像の画素値R(255,0,0)を特定の値255で除算することにより求められる補正係数β(βR,βG,βB)は(1,0,0)である。
原因エリア62の画像データに補正係数αとβを乗算することにより求められる補正データは以下となる。
α×β×W
=(α×βR×255,α×βG×255,α×βB×255)
=(102,0,0)
図13と同様に、図14も光源34から見て原因エリア62より遠方で黒表示領域以外の領域を補償対象エリア64aとすることを表す。
=(α×βR×255,α×βG×255,α×βB×255)
=(102,0,0)
図13と同様に、図14も光源34から見て原因エリア62より遠方で黒表示領域以外の領域を補償対象エリア64aとすることを表す。
図15は、実施形態による表示装置の表示品位の低下防止の別の例を説明するための図である。図15は、第1透明表示装置20の原因エリア62がシアン画像C(32,255,255)を表示し、補正対象エリア64aは白画像を表示する場合の例を示す。
補正対象エリア64aの白画像の画素値W(255,255,255)を特定の値255で除算することにより求められる補正係数β(βR,βG,βB)は(1,1,1)である。
原因エリア62の画像データに補正係数αとβを乗算することにより求められる補正データは以下となる。
α×β×C
=(α×βR×32,α×βG×255,α×βB×255)
=(13,102,102)
図13と同様に、図15も光源34から見て原因エリア62より遠方で黒表示領域以外の領域を補償対象エリア64aとすることを表す。
=(α×βR×32,α×βG×255,α×βB×255)
=(13,102,102)
図13と同様に、図15も光源34から見て原因エリア62より遠方で黒表示領域以外の領域を補償対象エリア64aとすることを表す。
図16は、実施形態による表示装置の表示品位の低下防止のさらに他の例を説明するための図である。図16は、第1透明表示装置20の原因エリア62が緑画像を表示し、補正対象エリア64aは赤画像を表示する場合の例を示す。
補正対象エリア64aの赤画像の画素値R(255,0,0)を特定の値255で除算することにより求められる補正係数β(βR,βG,βB)は(1,0,0)である。
原因エリア62の画像データに補正係数αとβを乗算することにより求められる補正データは以下となる。
α×β×G
=(α×βR×0,α×βG×255,α×βB×0)
=(0,0,0)
図13と同様に、図16も光源34から見て原因エリア62より遠方で黒表示領域以外の領域を補償対象エリア64aとすることを表す。
=(α×βR×0,α×βG×255,α×βB×0)
=(0,0,0)
図13と同様に、図16も光源34から見て原因エリア62より遠方で黒表示領域以外の領域を補償対象エリア64aとすることを表す。
図13乃至図16は、図3に示される表示装置についての説明であるが、図4乃至図7に示す表示装置についても、光源34からの光の光量がPDLC層24内の散乱領域による低下を、第2透明表示装置40からの光により補償することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を生成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…ICチップ、2…配線基板、3…ポリマー、4…液晶分子、20…第1透明表示装置、22…第1透明基板、24…PDLC層、26…第2透明基板、30…TFT、34…光源、40…第2透明表示装置、42…第1透明基板、44…PDLC層、46…第2透明基板、50…TFT、54…光源、62…原因エリア、64…補正対象エリア、72…補正プロセッサ、74a,74b…ディスプレイドライバ
Claims (14)
- 複数の画素を備える第1透明表示装置と、前記第1透明表示装置と重なる第2透明表示装置と、前記第1透明表示装置と前記第2透明表示装置とを駆動する駆動部と、を具備し、
前記第1透明表示装置は、
第1透明基板と、
第2透明基板と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に設けられる第1高分子分散型液晶層と、
前記複数の画素に対応する複数の第1電極と、
前記第1透明基板の端部に設けられた第1光源と、を具備し、
前記第2透明表示装置は、
第3透明基板と、
第4透明基板と、
前記第3透明基板と前記第4透明基板との間に設けられる第2高分子分散型液晶層と、
前記複数の画素に対応する複数の第2電極と、
前記第3透明基板の端部に設けられた第2光源と、を具備し、
前記駆動部は、
画像データに応じて前記複数の第1電極のうちの少なくとも1つの電極を用いて前記第1高分子分散型液晶層の一部分に電圧を印加し、
前記画像データに基づいた補正データに応じて前記複数の第2電極のうちの少なくとも1つの電極を用いて前記第2高分子分散型液晶層の一部分に電圧を印加し、
前記第1高分子分散型液晶層の前記一部分は光散乱部分となり、
前記第2高分子分散型液晶層の前記一部分は光散乱部分となる、表示装置。 - 前記第1光源は、前記第1透明基板の第1方向の第1端部に設けられ、
前記第2光源は、前記第3透明基板の前記第1方向の第1端部に設けられる、請求項1記載の表示装置。 - 前記第1光源は、前記第1透明基板の第1方向の第1端部に設けられ、
前記第2光源は、前記第3透明基板の前記第1方向の第2端部に設けられる、請求項1記載の表示装置。 - 前記第1光源は、前記第1透明基板の第1方向の第1端部に設けられ、
前記第2光源は、第1副光源と第2副光源を含み、
前記第1副光源は、前記第3透明基板の前記第1方向の第1端部に設けられ、
前記第2副光源は、前記第3透明基板の前記第1方向の第2端部に設けられる、請求項1記載の表示装置。 - 前記第1光源は、第1副光源と第2副光源を含み、
前記第1副光源は、前記第1透明基板の第1方向の第1端部に設けられ、
前記第2副光源は、前記第1透明基板の前記第1方向の第2端部に設けられ、
前記第2光源は、第3副光源と第4副光源を含み、
前記第3副光源は、前記第3透明基板の前記第1方向の第1端部に設けられ、
前記第4副光源は、前記第3透明基板の前記第1方向の第2端部に設けられる、請求項1記載の表示装置。 - 前記駆動部は、
前記画像データにより表される一画面の画素データに基づいて値が閾値以上である画素を検出し、
検出した画素の集合であり、閾値サイズ以上であるサイズの画素の集合である前記一画面内の第1エリアを検出し、
前記第1エリアのサイズと等しいサイズであり、前記第1光源が配置される前記第1透明基板の端部に対応する前記一画面の端部から見て前記第1エリアより遠方に位置する前記一画面内の第2エリアを検出し、
前記第2エリアの画素データの値は前記第1エリアの画素データに基づいた値であり、前記第2エリア以外の画素データの値は0である補正データを計算する、請求項2乃至請求項5のいずれか一項記載の表示装置。 - 前記駆動部は、前記一画面の前記第1方向のサイズに対する前記第1エリアの前記第1方向のサイズの比と、前記第2エリアの画素データに基づいた係数と、前記第1エリアの画素データと、を乗算して前記補正データを計算する、請求項6記載の表示装置。
- 前記係数は、前記第2エリアの色成分毎の画素データを当該画素データが取り得る最大値で除算した値である、請求項7記載の表示装置。
- 前記第1透明表示装置は、前記画像データに応じたカラー画像をフィールドシーケンシャル方式で表示し、
前記第2光源は、複数の色成分の光を発光可能であり、
前記第2透明表示装置は、前記第1透明表示装置によるフィールドシーケンシャル方式のカラー画像表示に同期して、前記補正データに応じたカラー画像をフィールドシーケンシャル方式で表示する、請求項1乃至請求項8のいずれか一項記載の表示装置。 - 前記第1透明表示装置は、フィールドシーケンシャル方式でカラー画像を表示し、
前記第2光源は、白色成分の光を発光し、
前記第2透明表示装置は、前記第1透明表示装置によるフィールドシーケンシャル方式のカラー画像表示に同期して、前記補正データに応じた白画像を表示する、請求項1乃至請求項8のいずれか一項記載の表示装置。 - 複数の画素を備える第1透明表示装置と、前記第1透明表示装置と重なる第2透明表示装置と、前記第1透明表示装置と前記第2透明表示装置とを駆動する駆動部と、を具備し、
前記第1透明表示装置は、
第1透明基板と、
第2透明基板と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に設けられる第1高分子分散型液晶層と、
前記複数の画素に対応する複数の第1電極と、
前記第1透明基板の端部に設けられた第1光源と、を具備し、
前記第2透明表示装置は、
第3透明基板と、
第4透明基板と、
前記第3透明基板と前記第4透明基板との間に設けられる第2高分子分散型液晶層と、
前記複数の画素に対応する複数の第2電極と、
前記第3透明基板の端部に設けられた第2光源と、を具備し、
前記駆動部は、
画像データに応じて前記複数の第1電極のうちの少なくとも1つの電極を用いて前記第1高分子分散型液晶層の一部分に電圧を印加し、
前記画像データに基づいた補正データに応じて前記複数の第2電極のうちの少なくとも1つの電極を用いて前記第2高分子分散型液晶層の一部分に電圧を印加し、
前記第1高分子分散型液晶層の前記一部分は光散乱部分となり、
前記第2高分子分散型液晶層の前記一部分は光散乱部分となる、表示方法。 - 複数の画素を備える第1表示パネルと、前記第1表示パネルと重なる第2表示パネルと、前記第1表示パネルと前記第2表示パネルとを駆動する駆動部と、を具備し、
前記第1表示パネルは、
第1透明基板と、
第2透明基板と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に設けられる第1高分子分散型液晶層と、
前記複数の画素に対応する複数の第1電極と、
前記第1透明基板の端部に設けられた第1光源と、を具備し、
前記第2表示パネルは、
第3透明基板と、
第4透明基板と、
前記第3透明基板と前記第4透明基板との間に設けられる第2高分子分散型液晶層と、
前記複数の画素に対応する複数の第2電極と、
前記第3透明基板の端部に設けられた第2光源と、を具備し、
前記駆動部は、
画像データに応じて前記複数の第1電極のうちの少なくとも1つの電極を用いて前記第1高分子分散型液晶層の一部分に電圧を印加し、
前記画像データに基づいた補正データに応じて前記複数の第2電極のうちの少なくとも1つの電極を用いて前記第2高分子分散型液晶層の一部分に電圧を印加する表示装置。 - 前記補正データは、前記画像データと前記第1光源が前記第1表示パネルから出射する画像表示との、輝度又は色度の違いを補正するデータである請求項12に記載の表示装置。
- 前記第2表示パネルは、前記画像データと前記第1光源が前記第1表示パネルから出射する画像表示との、輝度又は色度の違いを補正する請求項12又は請求項13に記載の表示装置。
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