JP2022154480A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体が吐出されたシートの加熱ムラを抑制する。【解決手段】シートSを一時的に停止して搬送する搬送部2,3と、シートSに液体を吐出する液体吐出部7と、熱エネルギーを放出してシートSに熱エネルギーを付与する熱エネルギー付与部14と、を備える液体吐出装置であって、熱エネルギー付与部14は、熱エネルギーを放出する位置を変更可能である。【選択図】図9

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
液体を吐出する液体吐出装置として、紙などのシートにインクを吐出して画像を形成するインクジェット式の画像形成装置が知られている。
インクジェット式の画像形成装置は、シートに対するインク吐出方式の違いにより、シリアル型とライン型に大別される。一般的に、ライン型の画像形成装置は、シートの幅とほぼ同じ長さの長尺のインク吐出ヘッドを備え、連続的に搬送されるシートに対してインク吐出ヘッドからインクが吐出されることにより画像が形成される。一方、シリアル型の画像形成装置は、比較的短尺なインク吐出ヘッドを備え、搬送停止中のシートに対してその幅方向に移動するインク吐出ヘッドからインクが吐出されることにより画像が形成される。その後、シートの搬送及び停止が繰り返されながらインクが吐出され、順次画像が形成される。
また、インクジェット式の画像形成装置においては、シートに吐出されたインクの乾燥を促進させるために、赤外線ヒータなどの加熱源を備えるものがある{下記特許文献1(特開2015-80943号公報)参照}。インクが吐出されたシートは、加熱源を通過する際に加熱源によって加熱され、インクの乾燥が促進される。
上記のような加熱源を備える乾燥装置は、ライン型又はシリアル型の方式に関係なく適用が可能である。しかしながら、シリアル型の画像形成装置においては、シートの移動と停止を繰り返す間欠搬送が行われるため、インクの乾燥にムラが生じ、画像品質が低下するという課題がある。すなわち、シートが停止している間は、加熱源によってシートの同じ箇所が長い時間加熱されるのに対し、シートが搬送されている間は、シートに対する加熱時間が短くなるため、シートの部分ごとに加熱時間の違いが生じる。このように、シリアル型の画像形成装置においては、シートの部分ごとに加熱時間の違いが生じるため、これに起因して加熱ムラ(乾燥ムラ)が発生する。
また、このような加熱ムラの課題は、シートを間欠的に搬送する場合に限らず、一時的にシートの搬送速度を低下させる場合など、シートが等速で連続搬送されない場合において広く発生し得る課題である。
上記課題を解決するため、本発明は、シートを一時的に停止又は減速して搬送する搬送部と、前記シートに液体を吐出する液体吐出部と、熱エネルギーを放出又は反射して前記シートに熱エネルギーを付与する熱エネルギー付与部と、を備える液体吐出装置であって、前記熱エネルギー付与部は、熱エネルギーを放出又は反射する位置、熱エネルギーを放出又は反射する方向のうち、少なくとも1つを変更可能であることを特徴とする。
本発明によれば、液体が吐出されたシートの加熱ムラを抑制できる。
乾燥装置を備えるシリアル型インクジェット画像形成装置の構成の一例を示す平面図である。 前記インクジェット画像形成装置の側面図である。 前記インクジェット画像形成装置の基本動作を説明するための側面図である。 前記インクジェット画像形成装置の基本動作を説明するための側面図である。 前記インクジェット画像形成装置の基本動作を説明するための側面図である。 前記インクジェット画像形成装置における課題を説明するための側面図である。 前記インクジェット画像形成装置における課題を説明するための側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の平面図である。 前記第1実施形態に係る画像形成装置の側面図である。 前記第1実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 前記第1実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 前記第1実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 前記第1実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 前記第1実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 前記第1実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための平面図である。 前記第1実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための平面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の側面図である。 前記第2実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 前記第2実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の側面図である。 前記第3実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 前記第3実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の側面図である。 本発明の第5実施形態に係る画像形成装置の側面図である。 前記第5実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 前記第5実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 前記第5実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するための側面図である。 本発明の第6実施形態に係る画像形成装置の側面図である。 本発明の第7実施形態に係る画像形成装置の側面図である。 本発明の第8実施形態に係る画像形成装置の側面図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材及び構成部品などの構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、図1及び図2に基づき、乾燥装置を備えるシリアル型インクジェット画像形成装置の構成の一例について説明する。図1は、インクジェット画像形成装置を上から見た平面図、図2は、インクジェット画像形成装置を横から見た側面図である。
図1及び図2に示すインクジェット画像形成装置1は、記録媒体であるシートSを供給するシート供給部2と、シートSを回収するシート回収部3と、シートSに対して画像を形成する画像形成部4と、画像が形成されたシートSを乾燥させる乾燥部5と、を備えている。
シート供給部2には、ロール状に巻かれたシートSを繰り出して供給する供給ロール6が設けられている。一方、シート回収部3には、シートSを巻き取って回収する回収ロール17が設けられている。供給ロール6と回収ロール17が、共に図2に示す矢印方向に回転することにより、供給ロール6からシートSが繰り出されると共に、回収ロール17によってシートSが巻き取られる。また、シート供給部2及びシート回収部3は、互いに協働してシートSを搬送する搬送部としても機能する。なお、搬送部は、ロール状に巻かれたシートを繰り出しながら搬送するものに限らず、あらかじめ所定のサイズにカットされたシートを搬送ローラ又は搬送ベルトなどにより搬送するものであってもよい。
画像形成部4には、液体のインクを吐出する液体吐出部としてのインク吐出ヘッド7と、インク吐出ヘッド7を搭載するキャリッジ8と、キャリッジ8を移動させる移動装置9などが設けられている。キャリッジ8は、シートSが搬送されるシート搬送方向Xに対して交差する方向であるシート幅方向Yに往復移動可能に構成されている。移動装置9は、キャリッジ8をシート幅方向Yへ案内するガイド部材10と、キャリッジ8をガイド部材10に沿って移動させる無端状の駆動ベルト11と、を備えている。また、インク吐出ヘッド7に対向する位置(インク吐出ヘッド7の下方)には、シートSを加熱するプリントヒータ12が設けられている。プリントヒータ12は、シートSに対してインクが吐出される面とは反対の面側に配置されており、シートSをその反対の面側から加熱するヒータである。また、プリントヒータ12は、シートSを幅方向全体に渡って加熱できるように、シートSの幅方向全長よりも大きく(長く)形成されている(図1参照)。プリントヒータ12としては、セラミック又はニクロム線を用いた電熱ヒータなどが用いられる。
乾燥部5には、シートS上のインクを乾燥させる乾燥装置13が設けられている。乾燥装置13は、シートSのインク付着面(液体付着面)側からシートSを加熱する加熱源としての赤外線ヒータ14と、赤外線ヒータ14から照射された赤外線を反射する反射部材15(図2参照)と、を備える加熱装置である。また、乾燥装置13に対向する位置(乾燥装置13の下方)には、乾燥ヒータ16が設けられている。乾燥ヒータ16は、シートSに対してインク付着面とは反対の面側に配置されており、シートSをその反対の面側から加熱するヒータである。乾燥ヒータ16としては、上記プリントヒータ12と同様、セラミック又はニクロム線を用いた電熱ヒータなどが用いられる。また、乾燥ヒータ16及び赤外線ヒータ14は、シートSを幅方向全体に渡って加熱できるように、シートSの幅方向全長よりも大きく(長く)形成されている(図1参照)。
続いて、図3~図5に基づき、上記インクジェット画像形成装置の基本動作について説明する。
図3に示すように、シートS上の所定領域A1がインク吐出ヘッド7に対向する位置に到達すると、シートSの搬送が一旦停止され、インク吐出ヘッド7からインクが吐出される。このとき、キャリッジ8がガイド部材10に沿って移動することにより、インク吐出ヘッド7がシート幅方向へ移動しながら搬送停止中のシートSに対してインクを吐出する。これにより、シートS上の所定領域A1に画像が形成される。また、インク吐出前からあらかじめシートSがプリントヒータ12によって加熱されることにより、シートSに吐出されたインクの乾燥が促進される。これにより、シートSに着弾したインクのドット径が調整される。
その後、図4に示すように、シートSの搬送が再開され、シートSが所定距離だけ搬送される。これにより、シートS上の新たな領域A2(上記領域A1のシート搬送方向上流側に隣接する領域)が、インク吐出ヘッド7に対向するように配置される。
そして、シートSの搬送を停止し、図5に示すように、シートS上の新たな領域A2に対して、シート幅方向に移動するインク吐出ヘッド7からインクが吐出され、画像が形成される。以降同様に、シートSの搬送と停止が繰り返されながらインクが吐出され、シートS上の各領域に順次画像が形成される。
また、シートS上の各領域は、画像が形成された後、乾燥部5へ搬送されることにより、インクの乾燥処理が行われる。詳しくは、シートSに対して赤外線ヒータ14から照射された赤外線の輻射熱と反射部材15によって反射された赤外線の輻射熱によって、シートSがインク付着面側から加熱される。さらに、シートSを挟んで赤外線ヒータ14とは反対側に配置される乾燥ヒータ16によって、シートSがインク付着面とは反対の面側から加熱される。これにより、シートS上のインクの乾燥が促進される。その後、乾燥部5を通過したシートSは、回収ロール17によって巻き取られて回収される。
ここで、上記インクジェット画像形成装置において生じる課題について説明する。
図6は、シートSに対して画像が形成された先頭の第1領域A1が乾燥部5へ搬送された状態を示す図である。また、この状態において、シートS上には、第1領域A1のほか、そのシート搬送方向上流側の第2領域A2及び第3領域A3にも画像が形成されており、さらに、上流側の第4領域A4においてはインクが吐出されている際中である。なお、ここでいうシートS上の各領域A1~A4は、1回分の搬送距離に相当する領域、言い換えれば、1回のインク吐出ヘッド7の往復移動によって画像が形成される領域のことである。
このとき、第4領域A4に対する画像形成が行われている間は、シートSの搬送が停止しているため、乾燥部5においては、搬送停止中のシートSに対して赤外線ヒータ14から赤外線が照射される。
ここで、赤外線ヒータ14から放射される赤外線は、赤外線ヒータ14の全周に渡って均等に放射されるが、赤外線ヒータ14に対して近い位置ほど効果的に加熱される。このため、乾燥部5に配置される第1領域A1のうち、特に赤外線ヒータ14に対する距離が近いヒータ直下領域に配置される部分hが主に加熱される。
その後、第4領域A4における画像形成が完了し、シートSが所定距離だけ搬送されると、図7に示すように、続いて第2領域A2の乾燥処理が行われる。このとき、先頭の第1領域A1はヒータ直下領域を通過する。従って、第1領域A1のうち、シートSの搬送に伴ってヒータ直下領域を通過する部分iは、上記搬送停止中にヒータ直下位置に配置される部分hに比べて、加熱時間が短くなる。
このように、シートの移動と停止が繰り返し行われるシリアル型のインクジェット画像形成装置においては、シートの部分ごとに加熱時間の差が生じる。すなわち、赤外線ヒータ14によってシートSが効果的に加熱される領域(赤外線ヒータ14の直下領域)が、1回分の搬送によって移動するシートSの長さよりも短い構成においては、乾燥部5に配置される領域の全体を均等に加熱できないため、加熱時間に差が生じる。このため、加熱時間が長くなる部分と、加熱時間が短くなる部分とにおいて、乾燥ムラが発生する。特に、加熱時間が短い部分においては、インクの付着量が多いと、乾燥処理が不十分となる虞がある。そこで、本発明に係る画像形成装置においては、乾燥ムラを抑制するため、次のような対策を講じている。
図8は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の平面図、図9は、その画像形成装置の側面図である。
図8及び図9に示すように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1は、上記図1及び図2に示される画像形成装置と同様、シート供給部2と、シート回収部3と、画像形成部4と、乾燥部5と、を備えるシリアル型インクジェット画像形成装置である。ただし、本実施形態において、乾燥装置13の構成は、上記画像形成装置の構成と異なっている。以下、本実施形態に係る乾燥装置13の構成について、特に異なる部分を中心に説明する。なお、それ以外の部分については、基本的に図1及び図2に示す画像形成装置と同じであるので、その説明を省略する。
図8及び図9に示すように、本実施形態に係る乾燥装置13においては、赤外線ヒータ14が、装置フレームに設けられたガイド部18(図9参照)に沿って案内されることにより、シート搬送方向X及びその反対方向に往復移動可能に構成されている。赤外線ヒータ14を往復移動させるための機構としては、例えば駆動源であるモータの回転運動を直線運動に変換するラックアンドピニオン機構又はベルト機構などを適用可能である。いずれの機構を適用するかは、乾燥装置13内の部品レイアウトなどに応じて適宜選択すればよい。
さらに、本実施形態に係る乾燥装置13においては、反射部材15が、往復移動する赤外線ヒータ14との干渉を回避するために、シート搬送方向X及びその反対方向に大きく形成されている。また、反射部材15は、赤外線ヒータ14と一緒に往復移動可能に構成されていてもよい。
続いて、本実施形態に係る画像形成装置の動作について説明する。
図10は、シートS上の第1領域A1及び第2領域A2において画像形成が完了し、さらに、第3領域A3において画像が形成されている最中の状態を示す図である。また、この状態においては、先頭の第1領域A1が、赤外線ヒータ14のヒータ直下領域に未だ到達していない。このため、赤外線ヒータ14は、点灯せずに、往復移動可能な範囲内のシート搬送方向下流端の初期位置(ホームポジション)に待機している。
その後、第3領域A3に対する画像形成が完了すると、次の画像形成のためにシートSが所定距離だけ搬送される。そして、図11に示すように、次の第4領域A4が画像形成部4に配置されると、第4領域A4に対する画像形成が開始される。また、このとき、先頭の第1領域A1が赤外線ヒータ14のヒータ直下領域に配置されるため、インク吐出ヘッド7の往復移動が開始されると同時に、赤外線ヒータ14の点灯が開始される。また、赤外線ヒータ14の点灯が開始されると同時に、図12に示すように、赤外線ヒータ14が初期位置から図の矢印方向(シート搬送方向とは反対方向)への移動を開始する。そして、赤外線ヒータ14は、第1領域A1上を点灯しながら一定速度で移動し、インク吐出ヘッド7の移動方向が切り換えられるタイミングで赤外線ヒータ14の移動方向も切り換えられる。
その後、図13に示すように、赤外線ヒータ14は、点灯を継続しながら反対方向(シート搬送方向)へ一定速度で移動する。そして、インク吐出ヘッド7の往復移動が完了するタイミングで、赤外線ヒータ14の往復移動も完了し、赤外線ヒータ14が初期位置に戻される。このように、インク吐出ヘッド7の往復移動に伴って赤外線ヒータ14が往復移動することにより、赤外線ヒータ14は第1領域A1上を一定速度で2回通過することになる。
また、インク吐出ヘッド7の往復移動が完了することにより、第4領域A4に対する画像形成が完了する。その後、次の画像形成のために、シートSが所定距離だけ搬送されると、図14に示すように、第1領域A1は、赤外線ヒータ14のヒータ直下領域を通過する。このとき、赤外線ヒータ14は、点灯を継続したまま初期位置に配置されているため、赤外線ヒータ14は、シートSの搬送に伴って相対的に第1領域A1上を通過する。その結果、ヒータ14は、点灯した状態で第1領域A1上を合計3回通過することになる。その後、同様にシートSの間欠搬送と赤外線ヒータ14の往復移動が繰り返し行われることにより、第2領域A2以降の各領域においても、赤外線ヒータ14が点灯した状態で3回通過する。
このように、本実施形態においては、赤外線ヒータ14がシートS上の各領域を通過する回数が、領域ごとに同じとなる。また、赤外線ヒータ14の移動速度とシートSの搬送速度はそれぞれ一定であることから、領域ごとの赤外線の合計照射時間が同じとなる。すなわち、本実施形態においては、シートS上の領域ごとの加熱時間が同じとなるので、各領域を均一に加熱でき、乾燥ムラを抑制できるようになる。
また、本実施形態によれば、赤外線ヒータ14の発熱量(通電デューティ比又は電流量など)を制御しなくても、シートSの加熱量のばらつきを低減できる。すなわち、本実施形態においては、赤外線ヒータ14の発熱量が一定であっても、赤外線ヒータ14を往復移動させることにより、領域ごとの加熱時間を同じにすることができる。このため、加熱時間が長くなる部分において、赤外線ヒータ14の発熱量を低下させたり、反対に、加熱時間が短くなる部分において、赤外線ヒータ14の発熱量を増加させたりしなくてもよい。従って、本実施形態によれば、赤外線ヒータ14の発熱量(熱エネルギー付与量)を常に最大の状態で一定に維持することができ、乾燥性能を向上させることが可能である。また、発熱量の低下に伴って搬送速度を低下させる必要もないので、生産性も向上する。
ただし、本発明は、発熱量の制御を行う構成を除外するものではない。例えば、シートに対するインク付着量が少なく、インクの乾燥に要する熱量が少なくてもよい場合は、赤外線ヒータの往復移動に加え、赤外線ヒータの発熱量を制御し、発熱量を低下させてもよい。この点は、以下に説明する本発明の他の実施形態においても同様である。
また、本実施形態においては、赤外線ヒータ14の往復移動と、インク吐出ヘッド7の往復移動とが、同期して行われるように制御されている。すなわち、図15に示すように、インク吐出ヘッド7がその初期位置から用紙幅方向Yの一方向へ移動を開始すると、これと同時に、赤外線ヒータ14もその初期位置からの移動を開始する。そして、インク吐出ヘッド7の移動方向が切り換えられるタイミングで赤外線ヒータ14の移動方向も切り換えられ、図16に示すように、インク吐出ヘッド7が初期位置に戻るタイミングで、赤外線ヒータ14も初期位置へ戻される。
このように、赤外線ヒータ14とインク吐出ヘッド7のそれぞれの往復移動が同期して行われることにより、例えば、画像形成モード(解像度)が変更された場合に、インク吐出ヘッド7の移動速度が変更されたとしても、これに対応して赤外線ヒータ14の移動速度も自動的に変更される。このため、画像形成モードの変更前と同様に、インク吐出ヘッド7の往復移動が完了するタイミングで赤外線ヒータ14の往復移動も完了できる。すなわち、画像形成モードが変更され、インク吐出ヘッド7の移動速度が変化しても、これに伴ってシートS上の領域ごとのヒータ通過回数が変化することはないので、シートSを均一に加熱でき、乾燥ムラを抑制できる。
また、シートSの1回分の搬送距離が、画像形成モードの切り換えに応じて異なる場合は、その搬送距離に応じて、赤外線ヒータ14の往復移動距離を変更してもよい。例えば、シートSの1回分の搬送距離が短い場合は、これに応じて赤外線ヒータ14の移動距離も短くし、反対に、シートSの1回分の搬送距離が長い場合は、これに応じて赤外線ヒータ14の移動距離も長くする。これにより、画像形成モードの変更に伴ってシートSの1回分の搬送距離が変化しても、シートS上の領域ごとの加熱時間を均一にでき、乾燥ムラの抑制できる。なお、赤外線ヒータ14のシート搬送方向Xへの移動距離及びその反対方向への移動距離は、必ずしもシートSの1回分の搬送距離と一致していなくてもよい。例えば、赤外線ヒータ14の移動距離を、シートSの1回分の搬送距離よりも少し長く設定してもよいし、反対に少し短く設定してもよい。
また、赤外線ヒータ14の移動は、シートSに吐出されるインクの量に応じて制御されてもよい。例えば、シートS上の第1領域A1のうち、シート搬送方向上流側半分のみにインクが付着している場合、下流側半分においてはインクが付着していないため、インクが付着していない部分に対する赤外線照射時間は短くても構わない。従って、赤外線ヒータ14がインク付着領域である上流側半分を通過する際は、赤外線ヒータ14の移動速度を相対的に遅くし、赤外線ヒータ14が非インク付着領域である下流側半分を通過する際は、赤外線ヒータ14の移動力度を相対的に速くしてもよい。このように、シートSに吐出されるインクの量に応じて赤外線ヒータ14の移動(移動速度)を制御することにより、効率良くインクを乾燥させることができる。
続いて、上記本発明の第1実施形態とは異なる他の実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、主に第1実施形態とは異なる部分について説明し、それ以外の部分については基本的に同様の構成であるので適宜説明を省略する。
図17は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の側面図である。
図17に示すように、本発明の第2実施形態においては、赤外線ヒータ14が、装置フレームに設けられたガイド部19に沿って案内されることにより、シートSに対して接近及び離間する方向に往復移動可能に構成されている。言い換えれば、赤外線ヒータ14は、シートSのインク付着面に対して直交又は交差する方向に往復移動可能に構成されている。
図18は、本実施形態において、インクが付着するシートS上の第1領域A1が、赤外線ヒータ14のヒータ直下領域に到達した状態を示す図である。この状態においては、シートSの搬送が一旦停止されており、赤外線ヒータ14は、シートSに対して離れた位置から赤外線を照射している。このため、シートS上の第1領域A1のうち、特にヒータ直下領域に配置される部分hは、赤外線ヒータ14によって相対的に遠い位置から加熱される。
その後、第4領域A4に対する画像形成が完了すると、次の画像形成のために、シートSが所定距離だけ搬送される。このとき、図19に示すように、赤外線ヒータ14は、点灯を継続したまま、シートSに対して接近する。これにより、シートSが所定距離搬送される間、ヒータ直下領域を通過する部分iは、赤外線ヒータ14によって相対的に近い位置から加熱される。
その後、次の第2領域A2が赤外線ヒータ14のヒータ直下領域に到達すると、赤外線ヒータ14がシートSに対して上記近い位置から上記遠い位置へ移動する。以降同様に、赤外線ヒータ14の移動が制御される。
このように、本発明の第2実施形態においては、シートSの搬送が停止しているときと、シートSが搬送されるときにおいて、シートSに対する赤外線ヒータ14の距離を異ならせることにより、シートSの各部分における加熱量のばらつきを低減できる。すなわち、赤外線ヒータ14はシートSに対して近づくほどシートSを効率良く加熱できるので、加熱時間が短くなる部分iに対しては、赤外線ヒータ14を接近させることにより、加熱量を確保できる。一方、加熱時間が長くなる部分hに対しては、赤外線ヒータ14を離間させることにより、過剰な加熱を回避できる。これにより、加熱時間が長くなる部分hと、加熱時間が短くなる部分iにおける加熱量のばらつきを低減でき、乾燥ムラを抑制できるようになる。
また、本実施形態においては、上記第1実施形態とは異なり、赤外線ヒータ14がシート搬送方向Xへ移動しないため、シート搬送方向Xのスペースを確保しなくてもよい。従って、本実施形態に係る構成は、特にシート搬送方向Xのスペースに余裕が無い構成に対して好適である。
図20は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の側面図である。
図20に示すように、本発明の第3実施形態においては、赤外線ヒータ14ではなく、反射部材15が、装置フレームに設けられたガイド部20に沿って案内されることにより、シートSに対して接近及び離間する方向に往復移動可能に構成されている。言い換えれば、反射部材15は、シートSのインク付着面に対して直交又は交差する方向に往復移動可能に構成されている。
図21に示すように、シートSの搬送が停止されているときは、反射部材15が、シートSに対して離れた位置に配置されている。このため、搬送停止中は、反射部材15が、ヒータ直下領域に配置される部分hに対して離れた位置から赤外線を反射する。一方、上記第4領域A4に対する画像形成が完了し、シートSが所定距離搬送されるときは、図22に示すように、反射部材15が、シートSに対して接近した位置へ移動する。このため、搬送中は、反射部材15がが、ヒータ直下領域を通過する部分iに対して接近した位置から赤外線を反射する。
このように、本発明の第3実施形態においては、反射部材15をシートSに対して接近離間させることにより、シートSの各部分における加熱量のばらつきを低減できる。すなわち、反射部材15がシートSに対して近いほどシートSを効率良く加熱できるので、加熱時間が短くなる部分iに対しては、反射部材15を接近させることにより、加熱量を確保できる。一方、加熱時間が長くなる部分hに対しては、反射部材15を離間させることにより過剰に加熱されるのを抑制できる。これにより、加熱時間が長くなる部分hと、加熱時間が短くなる部分iにおける加熱量のばらつきを低減でき、乾燥ムラを抑制できるようになる。
図23は、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の側面図である。
図23に示すように、本発明の第4実施形態においては、赤外線ヒータ14に加え、反射部材15も、装置フレームに設けられたガイド部21に沿って案内されることにより、両方がシートSに対して接近及び離間する方向に往復移動可能に構成されている。
この場合、シートSに対する赤外線ヒータ14の接近及び離間と同時に、反射部材15もシートSに対して接近及び離間させることにより、シートSの加熱量のばらつきをより効果的に低減でき、乾燥ムラをより確実に抑制できる。なお、赤外線ヒータ14と反射部材15を接近及び離間させるタイミングについては、上記実施形態における赤外線ヒータ14及び反射部材15の接近離間タイミングと基本的に同じでよい。また、赤外線ヒータ14の接近離間動作と、反射部材15の接近離間動作は、必ずしも同じタイミングでなくてもよい。
図24は、本発明の第5実施形態に係る画像形成装置の側面図である。
図24に示すように、本発明の第5実施形態においては、反射部材15の向きが変更可能に構成されている。具体的に、反射部材15の向きは、赤外線ヒータ14の直下を向く第1方向(図24中の実線で示される向き)と、その第1方向よりもシート搬送方向下流側を向く第2方向(図24中の二点鎖線で示される向き)とに変更可能に構成されている。反射部材15が第1方向を向いた状態においては、反射部材15によって反射される赤外線光が主に赤外線ヒータ14のヒータ直下領域に集められるため、シートSのうち特にヒータ直下領域に配置される部分が効果的に加熱される。一方、反射部材15が第2方向を向いた状態においては、反射部材15によって反射される赤外線光が赤外線ヒータ14のヒータ直下領域よりもシート搬送方向下流側に集められるため、ヒータ直下領域に配置される部分の加熱が抑えられる。
このように、本発明の第5実施形態においては、反射部材15の向きを変更することにより、ヒータ直下領域に配置される部分の加熱量を調整できる。これにより、シートSの各部分における加熱量のばらつきを低減でき、乾燥ムラを抑制できる。例えば、図25に示すように、画像形成中でシートSの搬送が停止しているときは、ヒータ直下領域に配置される部分hにおける加熱時間が長くなるので、図26に示すように、途中で反射部材15の向きを第1方向から第2方向へ変更する。これにより、搬送停止中(画像形成中)にヒータ直下領域に配置される部分hの加熱を抑制できる。一方、図27に示すように、シートSが搬送されるときは、ヒータ直下領域を通過する部分iの加熱時間が短くなるので、反射部材15の向きを第1方向へ戻す。これにより、ヒータ直下領域を通過する部分iの加熱量を確保できる。従って、本実施形態においても、加熱時間が長くなる部分hと、加熱時間が短くなる部分iにおける加熱量のばらつきを低減でき、乾燥ムラを抑制できるようになる。
図28は、本発明の第6実施形態に係る画像形成装置の側面図である。
図28に示すように、本発明の第6実施形態においては、乾燥装置13として、シートSに温風を吹き付ける温風発生装置30が用いられている。具体的に、温風発生装置30は、加熱源としてのヒータ22と、気流発生部材としてのファン23と、流路形成部材としてのダクト24と、を有している。ヒータ22としては、ニクロム線ヒータ、セラミックヒータ、ハロゲンヒータ、グラファイトヒータ、又はカーボンヒータなどの公知のヒータを用いることができる。また、ダクト24は、シートSに向かって温風を吹き出す送風口24aを有している。
本実施形態においては、温風発生装置30からシートS上のインクに温風を吹き付けることにより、シートS上のインクの乾燥を促進させることができる。しかしながら、このような温風発生装置30を用いた構成においても、シートSの間欠搬送に伴って部分ごとの温風吹き付け時間が異なると、加熱量のばらつきが生じ、乾燥ムラが発生する虞がある。
従って、本実施形態においては、温風発生装置30をシート搬送方向X及びその反対方向に往復移動させることにより、上記実施形態と同様、シートS上の各領域を均一に加熱できるようにしている。温風発生装置30の往復移動は、上記図10~図14に示す赤外線ヒータ14の往復移動と同様に行えばよい。また、このとき、温風発生装置30の往復移動と、インク吐出ヘッド7の往復移動とが、同期して行われるように制御することにより、上記実施形態と同様、画像形成モードの変更に伴ってインク吐出ヘッド7の移動速度が変化しても、シートS上の各領域を均一に加熱できるようになる。
また、シートSの搬送中及び搬送停止中における温風発生装置30の送風量(熱エネルギー付与量)は、一定に維持されていてもよいし、シートSに付着するインクの量などに応じて変更されてもよい。さらに、上記実施形態と同様に、シートSの1回分の搬送距離に応じて、温風発生装置30の往復移動距離を変更してもよいし、シートSに吐出されるインクの量に応じて、温風発生装置30の移動(移動速度)を制御してもよい。
また、図29に示す本発明の第7実施形態のように、温風発生装置30を、シートSに対して接近及び離間する方向に往復移動可能に構成してもよい。すなわち、温風発生装置30の往復移動を、上記図17~図19に示す赤外線ヒータ14と同様に往復移動させることにより、シートS上の各部分を均一に加熱でき、乾燥ムラを抑制できる。
さらに、図30に示す本発明の第8実施形態のように、温風発生装置30の向きを変更可能に構成してもよい。すなわち、温風発生装置30の向きを、上記図24~図27に示す反射部材15と同様に向きを変更することにより、シートS上の各部分を均一に加熱でき、乾燥ムラを抑制できる。
以上のように、本発明によれば、シートに対して熱エネルギーを付与する赤外線ヒータ、反射部材、温風発生装置などの熱エネルギー付与部を移動させてその位置を変更したり、あるいは、熱エネルギー付与部の向きを変更したりすることにより、シートが間欠搬送される構成においても、熱エネルギー付与量(加熱量)のばらつきを低減できるようになる。これにより、シート上のインクの乾燥ムラを抑制でき、画像品質を向上させることができるようになる。なお、熱エネルギー付与部は、熱エネルギーを放出又は反射してシートに対して熱エネルギーを付与するものであれば、赤外線ヒータ、反射部材、温風発生装置以外のものであってもよい。また、熱エネルギー付与部によって付与される熱エネルギーは、赤外線などの電磁波の放出によって生じる熱のほか、温風の吹き付けによって付与される熱、あるいは、通電によって生じる熱などであってもよい。
また、本発明は、搬送を一時的に停止し、シートを間欠的に搬送する装置に限らず、シートを一時的に減速して搬送する装置においても適用可能である。すなわち、シートが基本速度で搬送されている間と、シートが一時的に基本速度よりも遅い速度で搬送されている間とでは、シート上の各部分における熱エネルギー付与時間に差が生じるため、これに起因してインクの乾燥ムラが発生する虞がある。そのため、このようなシート一時的に減速して搬送する装置においても、本発明を適用することにより、熱エネルギー付与量のばらつきを低減でき、インクの乾燥ムラを抑制できるようになる。
例えば、熱エネルギー付与部を、シート搬送方向及びその反対方向に往復移動可能に構成した場合は、シートが基本速度で搬送されている間、熱エネルギー付与部は所定の位置に停止して熱エネルギーを付与し、シートが基本速度よりも遅い速度で搬送されている間は、熱エネルギー付与部がシート搬送方向及びその反対方向に往復移動しながら熱エネルギーを付与すればよい。
また、熱エネルギー付与部を、シートに対して接近及び離間する方向に往復移動可能構成にした場合は、シートが基本速度で搬送されている間、熱エネルギー付与部はシートに接近して熱エネルギーを付与し、シートの搬送が基本速度よりも遅い速度で搬送されている間は、熱エネルギー付与部がシートから離間して熱エネルギーを付与すればよい。
また、熱エネルギー付与部の向きを、シート上の所定部分に向けて熱エネルギーを付与する第1方向と、第1方向とは異なる方向に熱エネルギーを付与する第2方向とに変更可能にした場合は、シートが基本速度で搬送されている間、熱エネルギー付与部が第1方向を向いて熱エネルギーを付与し、シートが基本速度よりも遅い速度で搬送されている間は、熱エネルギー付与部は第2方向を向いて熱エネルギーを付与すればよい。
このように、シートを一時的に減速して搬送する装置においても、上記各実施形態と同様に、熱エネルギー付与部の位置及び向きの少なくとも1つを変更することにより、搬送速度の違いに起因する熱エネルギー付与量のばらつきを低減でき、インクの乾燥ムラを抑制できるようになる。
また、本発明は、シートにインクを吐出して画像を形成するインクジェット式画像形成装置に限らず、インク以外の液体を吐出する液体吐出装置にも適用可能である。例えば、本発明に係る液体吐出装置は、画像形成装置のほか、画像形成前のシートに対してその表面を改質するために処理液を吐出する装置など、画像を形成しない液体吐出装置であってもよい。
また、本発明において、液体が付着するシートは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、液体が付着して固着するもの、又は、液体が付着して浸透するものなどであればよい。具体的に、シートには、用紙のほか、樹脂フィルム、壁紙、電子基板なども含まれる。また、シートの材質としては、紙、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなどが挙げられる。
1 画像形成装置(液体吐出装置)
2 シート供給部(搬送部)
3 シート回収部(搬送部)
4 画像形成部
5 乾燥部
7 インク吐出ヘッド(液体吐出部)
13 乾燥装置(加熱装置)
14 赤外線ヒータ(加熱源、熱エネルギー付与部)
15 反射部材(熱エネルギー付与部)
30 温風発生装置(熱エネルギー付与部)
S シート
X シート搬送方向
Y シート幅方向
特開2015-80943号公報

Claims (11)

  1. シートを一時的に停止又は減速して搬送する搬送部と、
    前記シートに液体を吐出する液体吐出部と、
    熱エネルギーを放出又は反射して前記シートに熱エネルギーを付与する熱エネルギー付与部と、
    を備える液体吐出装置であって、
    前記熱エネルギー付与部は、熱エネルギーを放出又は反射する位置、熱エネルギーを放出又は反射する方向のうち、少なくとも1つを変更可能であることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記熱エネルギー付与部は、シート搬送方向及びその反対方向に往復移動可能である請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記シートが基本速度で搬送されている間は、前記熱エネルギー付与部が所定の位置に停止して熱エネルギーを付与し、
    前記シートの搬送が停止している間又は前記シートが前記基本速度よりも遅い速度で搬送されている間は、前記熱エネルギー付与部がシート搬送方向及びその反対方向に往復移動しながら熱エネルギーを付与する請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記熱エネルギー付与部のシート搬送方向及びその反対方向の往復移動と、前記液体吐出部のシート搬送方向に交差する方向の往復移動とが、同期して行われる請求項2又は3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記熱エネルギー付与部のシート搬送方向への移動距離及びその反対方向への移動距離は、前記シートの搬送距離に応じて変更可能である請求項2から4いずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記熱エネルギー付与部のシート搬送方向及びその反対方向の移動は、前記シートに吐出される液体の量に応じて制御される請求項2から5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記熱エネルギー付与部は、前記シートに対して接近及び離間する方向に往復移動可能である請求項1に記載の液体吐出装置。
  8. 前記シートが基本速度で搬送されている間は、前記熱エネルギー付与部が前記シートに接近して熱エネルギーを付与し、
    前記シートの搬送が停止している間又は前記シートが前記基本速度よりも遅い速度で搬送されている間は、前記熱エネルギー付与部が前記シートから離間して熱エネルギーを付与する請求項7に記載の液体吐出装置。
  9. 前記熱エネルギー付与部は、前記シート上の所定部分に向けて熱エネルギーを付与する第1方向と、前記第1方向とは異なる方向に熱エネルギーを付与する第2方向とに、向きを変更可能である請求項1に記載の液体吐出装置。
  10. 前記シートが基本速度で搬送されている間は、前記熱エネルギー付与部が前記第1方向を向いて熱エネルギーを付与し、
    前記シートの搬送が停止している間又は前記シートが前記基本速度よりも遅い速度で搬送されている間は、前記熱エネルギー付与部が前記第2方向を向いて熱エネルギーを付与する請求項9に記載の液体吐出装置。
  11. 前記熱エネルギー付与部は、熱エネルギーを放出する加熱源と、熱エネルギーを反射する反射部材と、を有し、
    前記加熱源及び前記反射部材の両方の位置が変更可能である請求項1に記載の液体吐出装置。
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