JP2022153108A - 車載用バッテリーの取付構造 - Google Patents
車載用バッテリーの取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022153108A JP2022153108A JP2021056168A JP2021056168A JP2022153108A JP 2022153108 A JP2022153108 A JP 2022153108A JP 2021056168 A JP2021056168 A JP 2021056168A JP 2021056168 A JP2021056168 A JP 2021056168A JP 2022153108 A JP2022153108 A JP 2022153108A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- frame
- vehicle
- frame bar
- exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000779 smoke Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 18
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 16
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 8
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 8
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 abstract 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 9
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 5
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- HBBGRARXTFLTSG-UHFFFAOYSA-N Lithium ion Chemical compound [Li+] HBBGRARXTFLTSG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910001416 lithium ion Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229910052987 metal hydride Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Images
Abstract
【課題】 構造の複雑化や大型化を来すことなくガスを確実に排出する。
【解決手段】 複数の電池が配置された配置空間を有する電池モジュールと、中空断面に形成された複数のフレームバーを有し車体に固定されるバッテリーフレームと、配置空間に連通されバッテリーフレームに接続される排気部を有する排煙ダクトと、電池モジュールを収納しバッテリーフレームに取り付けられる収納ケースと、バッテリーフレームに電池モジュールを取り付けるための取付部材とを備え、バッテリーフレームには連通孔が形成され、電池モジュールが取付部材を介してバッテリーフレームに取り付けられた状態において連通孔を介して排気部とバッテリーフレームの内部空間が連通される。
【選択図】図9
【解決手段】 複数の電池が配置された配置空間を有する電池モジュールと、中空断面に形成された複数のフレームバーを有し車体に固定されるバッテリーフレームと、配置空間に連通されバッテリーフレームに接続される排気部を有する排煙ダクトと、電池モジュールを収納しバッテリーフレームに取り付けられる収納ケースと、バッテリーフレームに電池モジュールを取り付けるための取付部材とを備え、バッテリーフレームには連通孔が形成され、電池モジュールが取付部材を介してバッテリーフレームに取り付けられた状態において連通孔を介して排気部とバッテリーフレームの内部空間が連通される。
【選択図】図9
Description
本発明は、自動車等の車両に搭載される車載用バッテリーの取付構造についての技術分野に関する。
自動車等の各種の車両にはモーターや各種の電装部品に電力を供給するための車載用バッテリーが搭載されている(特許文献1参照)。
近年、電気自動車やハイブリッド電気自動車等の車両が普及されつつあり、これらの電気を動力とした車両においては高い蓄電機能を有する車載用バッテリーが搭載される。
車載用バッテリーには収納ケースと収納ケースに収納された電池モジュールとが設けられ、電池モジュールは、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の複数の電池セル(2次電池)が配列されて構成されている。
特許文献1に記載された車載用バッテリーの取付構造においては、電池モジュールが取付部材を介してフレーム部材に取り付けられた構成にされている。車載用バッテリーにおいては、車両の万が一の衝突による衝撃の付与が発生したり短絡等の異常が発生すると、電池モジュールの駆動には不必要なガスが噴出される可能性がある。そこで、特許文献1に記載された車載用バッテリーの取付構造においては、万が一のガスの噴出に備えてガスを車外に排出するための排出経路が形成され、排出経路が電池モジュールに形成された排気部から取付部材を通ってフレーム部材を通る経路として形成されている。
ところで、上記のようなガスの排出経路が電池モジュールから取付部材を通ってフレーム部材を通る経路にされると、フレーム部材の他に取付部材にも排出経路として機能するダクト構造を設ける必要があり、取付部材の構造において設計の自由度が低くなったり、取付部材の厚みが厚くなり、構造の複雑化や大型化を来すおそれがある。
そこで、本発明は、構造の複雑化や大型化を来すことなくガスを確実に排出することを目的とする。
本発明に係る車載用バッテリーの取付構造は、複数の電池が配置された配置空間を有する電池モジュールと、中空断面に形成された複数のフレームバーを有し車体に固定されるバッテリーフレームと、前記配置空間に連通され前記バッテリーフレームに接続される排気部を有する排煙ダクトと、前記電池モジュールを収納し前記バッテリーフレームに取り付けられる収納ケースと、前記バッテリーフレームに前記電池モジュールを取り付けるための取付部材とを備え、前記バッテリーフレームには連通孔が形成され、前記電池モジュールが前記取付部材を介して前記バッテリーフレームに取り付けられた状態において前記連通孔を介して前記排気部と前記バッテリーフレームの内部空間が連通されるものである。
本発明によれば、バッテリーフレームに形成された連通孔を介して排気部とバッテリーフレームの内部空間が連通されて電池モジュールにおいて発生するガスの排出経路が排気部からバッテリーフレームを通る経路として形成されるため、取付部材に排出経路として機能させるための構造を設ける必要がなく、構造の複雑化や大型化を来すことなくガスを確実に排出することができる。
<車両の概略構成>
先ず、本発明に係る車載用バッテリーが搭載される車両の概略構成について説明する(図1参照)。
先ず、本発明に係る車載用バッテリーが搭載される車両の概略構成について説明する(図1参照)。
車両100は、例えば、燃料(ガソリン)による動力又は電気による動力の少なくとも一方の動力によって走行するハイブリッド車両である。但し、車両100は電気による動力のみによって走行する電動車両であってもよい。
車両100は動力源110とアクセル開度センサー120と速度センサー130と制御部140と車載用バッテリー1を備えている。
動力源110としてはエンジン111(内燃機関)と駆動モーター112(電動モーター)が設けられている。従って、車両100においては、エンジン111と駆動モーター112の双方を動力としたハイブリッド走行モードと、駆動モーター112のみを動力としたモーター走行モードの2種類の走行モードが設定され、走行条件等に応じて2種類の走行モードが切り換えられる。但し、車両100においてはエンジン111のみを動力としたエンジン走行モードの設定が可能にされていてもよい。
アクセル開度センサー120は運転者から要求される車両100の駆動力に相当するアクセル開度、即ち、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量を検出する。アクセル開度センサー120によって検出されたアクセル開度は検出信号として制御部140に出力される。
速度センサー130は車両100の速度を検出する。速度センサー130によって検出された車両100の速度は検出信号として制御部140に出力される。
制御部140は車両100における各部の動作を統括的に制御したり各種の演算処理を行う機能を有している。制御部140は、演算を行うマイクロプロセッサーと、マイクロプロセッサーに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)と、演算結果等の各種のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)と、データの入力又は出力を行うためのインターフェース等を有している。
制御部140はエンジン111を制御するエンジン制御部141と駆動モーター112を制御するモーター制御部142と車両100の走行モードを切り替えるモード切替部143とを備えている。
エンジン制御部141はECU(Engine Control Unit)として動作する部分である。モーター制御部142は、例えば、駆動モーター112による車両100の車輪の駆動動作や駆動モーター112における回生動作等を制御する機能を有している。モード切替部143は車両100の速度や加速度等に基づき、エンジン111と駆動モーター112の双方を動力としたハイブリッド走行モードと駆動モーター112のみを動力としたモーター走行モードの2種類の走行モードを切り替える。
車載用バッテリー1は車両100において使用される電力、例えば、駆動モーター112において使用される電力の他に制御部140や車両100において電力によって動作される各部や車両100に設けられた各種の照明等において使用される電力を貯蔵する電池モジュールを有している。電池モジュールの電池としては、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の2次電池が用いられている。車載用バッテリー1には車両100の外部からの充電により得られる電力(充電電力)の他に、例えば、駆動モーター112から供給される回生電力が貯蔵される。
<車両の構造>
次に、車両100における後部の構造について説明する(図2乃至図5参照)。
次に、車両100における後部の構造について説明する(図2乃至図5参照)。
車両100の後部にはトランクルーム40が形成され、トランクルーム40は図示しないリア扉(トランクリッド)を開くことにより開放される(図2参照)。
トランクルーム40には内装部品41が配置されている(図2及び図3参照)。内装部品41は、例えば、樹脂材料によって形成され、左右両側に位置された側部42、42と側部42、42の後端部における下端部を連結する連結部43とを有している。側部42、42は、ホイールハウスの形状に応じた部分が互いに近づく方向に膨らむ膨出部42a、42aとして設けられている。側部42には、例えば、膨出部42aの後側の部分に略左右に貫通された流動孔42bが形成されている。
トランクルーム40を形成する車体50のサイドパネル51のうち左右両側部における下端側の部分にはフラップ部材44、44が取り付けられている(図2乃至図4参照)。フラップ部材44は車室の空気を車外に放出する所謂エアー抜きを行う部材である。フラップ部材44には複数の羽根部が設けられ、車室の圧力(気圧)が高くなると羽根部が押し上げられて空気の車外への流出が行われる。
車体50におけるリアフロアパネル52の後端部にはサブトランク45が配置されている(図2及び図3参照)。サブトランク45は樹脂材料によって形成され、横長の形状に形成され、上方に開口された収容凹部45aを有している。
内装部品41とサブトランク45の間には左右に離隔してスペースが形成され、このスペースに樹脂材料によって形成されたスペーサー46、46が配置されている。スペーサー46は厚みの薄い扁平な形状に形成され、略左右に貫通された流入孔46aを有している(図3及び図5参照)。スペーサー46の流入孔46aと内装部品41の流動孔42bとは連続して位置され、流動孔42bの外側の開口がフラップ部材44の近傍に位置されている。
リアフロアパネル52にはサブトランク45が配置された部分より前側に配置凹部52aが形成されている。
サブトランクや車載用バッテリー1は荷室ボード47によって上方から覆われる。
<車載用バッテリーの取付構造等>
次に、車載用バッテリー1の取付構造等について説明する(図3、図6、図7及び図8参照)。
次に、車載用バッテリー1の取付構造等について説明する(図3、図6、図7及び図8参照)。
車載用バッテリー1はバッテリーフレーム30に取り付けられて保持されている(図3及び図6参照)。バッテリーフレーム30は強度の高い金属材料によって形成され、左右に延びる第1のフレームバー31、32と前後に延びる第2のフレームバー33、33とを有している。第1のフレームバー31、32と第2のフレームバー33、33は何れも角筒状に形成され、中空断面を有する形状に形成されている。
第1のフレームバー31と第1のフレームバー32は前後に離隔して位置され、左右両端部がそれぞれ被固定部34、34、35、35として設けられている。後側に位置する第1のフレームバー32における左右両側の開口はガス排出口32a、32aとして形成されている。第1のフレームバー32には前面部にガス通過孔32b、32bが左右に離隔して形成されている。
第2のフレームバー33、33は左右に離隔した状態で前後両端部が第1のフレームバー31と第2のフレームバー32に溶接等によって固定されている。第2のフレームバー33はガス通過孔32bを覆う位置において第1のフレームバー32に固定されている。従って、第1のフレームバー32の内部と第2のフレームバー33、33の内部とがガス通過孔32b、32bを介して連通される。
第2のフレームバー33の下面部には連通孔33a、33aが前後に離隔して形成されている(図7参照)。第2のフレームバー33の上面部と下面部にはそれぞれボルト挿通孔33b、33bが前後に離隔した、例えば、4箇所ずつに形成され、ボルト挿通孔33b、33bは連通孔33aの前後方向における両側に位置されている。
バッテリーフレーム30は第1のフレームバー31の被固定部34、34と第1のフレームバー32の被固定部35、35とがそれぞれ第2のフレームバー33、33より側方(外方)に突出されている。
車載用バッテリー1は上方に開口された箱状に形成された収納ケース2と収納ケース2の内部の空間を上方から覆う図示しないカバーと収納ケース2の内外に配置された所要の各部とを有している(図6参照)。
収納ケース2は図示しないボルト等によってバッテリーフレーム30に吊り下げられた状態で取り付けられている。
収納ケース2には、例えば、二つの電池モジュール3、3が収納されている。電池モジュール3はケース部3aの内部の空間である配置空間にニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の複数の2次電池が収納されている。尚、収納ケース2に収納される電池モジュール3の数は任意である。
電池モジュール3におけるケース部3aの上面には前後方向における中央部に排煙ダクト4が取り付けられている。排煙ダクト4は中空状に形成され、左右に延びる流動部5と流動部5の左右両端部からそれぞれ上方に突出された排気部6、6とを有している。排煙ダクト4は、例えば、流動部5における内部の空間が電池モジュール3の配置空間に一部において連通されている。排気部6は上下方向が軸方向にされた略円筒状に形成された筒状部6aと筒状部6aの上端部から外方に張り出されたフランジ部6bとを有している。
電池モジュール3は取付部材7、7を介してバッテリーフレーム30に吊り下げられた状態で取り付けられている。取付部材7は左右方向を向く平板状の取付板部8と取付板部8の前後両端部に連続して設けられたボス部9、9とを有している。尚、取付部材7は電池モジュール3とは別部材として設けられ電池モジュール3をバッテリーフレーム30に取り付けるためのブラケットであってもよく、また、電池モジュール3の一部品としてケース部3aの両側に設けられ内部に配置された2次電池を拘束するためのエンドプレートであってもよい。
取付板部8には電池モジュール3におけるケース部3aの側面部がネジ止め等によって取り付けられている。ボス部9は軸方向が上下方向にされた円筒状に形成され、内面に螺溝9aを有している。
取付部材7は取付板部8に電池モジュール3が取り付けられた状態において、ボルト70、70によってバッテリーフレーム30の第2のフレームバー33に締結される(図7参照)。従って、電池モジュール3は取付部材7を介して第2のフレームバー33に取り付けられる。
取付部材7の第2のフレームバー33に対する締結は、円筒状のカラー71が第2のフレームバー33のボルト挿通孔33b、33bに挿入された状態においてボルト70がカラー71に挿入されボス部9の螺溝9aに螺合されることにより行われる。このとき排煙ダクト4の排気部6に設けられたフランジ部6b上にはゴム等の円環状のクッション72が載置され、排気部6がクッション72を介して第2のフレームバー33の下面部における連通孔33aの周囲の部分に下方から突き当てられる。従って、取付部材7が第2のフレームバー33に締結されると同時に排気部6がクッション72を介して第2のフレームバー33の下面部に突き当てられて排煙ダクト4が第2のフレームバー33に接続され、連通孔33aを介して排気部6とバッテリーフレーム30の内部空間30aが連通される。
このように電池モジュール3は取付部材7がバッテリーフレーム30にボルト70によって上下方向において締結されることにより取付部材7を介してバッテリーフレーム30に取り付けられ、取付部材7のバッテリーフレーム30に対するボルト70の締結時に排気部6がバッテリーフレーム30における連通孔33aの周囲の部分に下方から突き当てられる。
従って、取付部材7がバッテリーフレーム30にボルト70によって締結されるときに排気部6がバッテリーフレーム30に接続されて連通孔33aを介してバッテリーフレーム30の内部空間30aに連通されるため、電池モジュール3の取付部材7を介してのバッテリーフレーム30への取付と排煙ダクト4のバッテリーフレーム30への接続とが同時に行われる。これにより、電池モジュール3のバッテリーフレーム30への取付作業と排煙ダクト4のバッテリーフレーム30への接続作業とを各別に行う必要がなく、車載用バッテリー1の取付構造において作業性の向上を図ることができる。
収納ケース2の内部にはジャンクションボックス10とバッテリーコントロールユニット11とサービスプラグ12が配置されている(図3参照)。ジャンクションボックス10は電池モジュール3、3等を制御する制御機器として機能する。バッテリーコントロールユニット11は車載用バッテリー1の各部を制御する制御装置である。サービスプラグ12は、例えば、車両100の点検整備や車両100に対する衝突時における作業者等の感電を防止するために高電圧回路の遮断又は接続を行う機能を有している。
ジャンクションボックス10とバッテリーコントロールユニット11は、例えば、取付プレート13、13によって第2のフレームバー33、33に取り付けられ、電池モジュール3、3の真上に位置されている。サービスプラグ12は、例えば、収納ケース2の上面に取り付けられている。
また、収納ケース2の内部には図示しない冷却ファンや冷却ダクトも配置され、冷却ファンや冷却ダクトは電池モジュール3、3やバッテリーコントロールユニット11等の各部を冷却する機能を有している。
尚、上記には、筒状部6aとフランジ部6bを有する排気部6の例を示したが、排気部6に代えて排気部6Aが用いられてもよい(図8参照)。排気部6Aはフランジ部6bの上側に筒状の位置決め部6cが設けられている。
排気部6Aが用いられる場合には、取付部材7が第2のフレームバー33に締結されると同時に排気部6Aのフランジ部6bがクッション72を介して第2のフレームバー33の下面部に突き当てられると共に位置決め部6cが第2のフレームバー33の連通孔33aに下方から挿入されて排煙ダクト4が第2のフレームバー33に接続される。従って、位置決め部6cによって排気部6Aの第2のフレームバー33に対する位置決めが行われる。
このように排気部6Aの先端部が位置決め部6cとして設けられ、位置決め部6cが連通孔33aに挿入されることにより、取付部材7がバッテリーフレーム30にボルト70によって締結されて排気部6Aがバッテリーフレーム30に接続されるときに位置決め部6cが連通孔33aに挿入される。従って、車載用バッテリー1の取付構造における良好な作業性を確保した上で排気部6Aをバッテリーフレーム30に確実に接続することができる。
<バッテリーフレームの車体に対する固定状態>
上記のように構成された車載用バッテリー1が取り付けられたバッテリーフレーム30は、第1のフレームバー31と第1のフレームバー32の被固定部34、34、35、35がボルト60、60、・・・によって車体50のリアフロアパネル52に固定される(図3及び図6参照)。
上記のように構成された車載用バッテリー1が取り付けられたバッテリーフレーム30は、第1のフレームバー31と第1のフレームバー32の被固定部34、34、35、35がボルト60、60、・・・によって車体50のリアフロアパネル52に固定される(図3及び図6参照)。
バッテリーフレーム30がリアフロアパネル52に固定された状態においては、車載用バッテリー1がリアフロアパネル52に形成された配置凹部52aに挿入されて位置される。バッテリーフレーム30は第1のフレームバー32がサブトランク45の前端部によって上方から覆われた状態にされ、第1のフレームバー32のガス排出口32a、32aがそれぞれスペーサー46、46における流入孔46a、46aの内側の開口に略一致した状態にされる。
<ガスの排出経路>
以下に、車両100の万が一の衝突等によって電池モジュール3の内部においてガスが発生した場合のガスの排出経路について説明する(図9参照)。
以下に、車両100の万が一の衝突等によって電池モジュール3の内部においてガスが発生した場合のガスの排出経路について説明する(図9参照)。
電池モジュール3の内部においてガスが発生すると、発生したガスは配置空間から排煙ダクト4における流動部5の内部に流動される。流動部5の内部に流動されたガスは、左右両側に位置された排気部6、6から連通孔33a、33aを通って第2のフレームバー33、33の内部に流動され、ガス通過孔32b、32bを通って第1のフレームバー32の内部に流動される。第1のフレームバー32の内部に流動されたガスは、第1のフレームバー32の両端に位置するガス排出口32a、32aからスペーサー46、46の流入孔46a、46aに流動される。流入孔46aに流動されたガスは内装部品41の流動孔42bを通ってフラップ部材44へ向けて流動される。電池モジュール3の内部において発生したガスは流速が速いため流動孔42bからフラップ部材44へ向けて噴出され、フラップ部材44の羽根部が押し上げられて車両100の外部に排出される。
このとき、上記したように、ボルト70がボス部9の螺溝9aに螺合されることによりクッション72を介して排気部6が第2のフレームバー33の下面部に突き当てられているため、ボルト70の締結力によりクッション72が第2のフレームバー33と排気部6のフランジ部6bとの間で変形され、第2のフレームバー33と排気部6の間の高い密着性が確保されている。従って、第2のフレームバー33と排気部6の間に隙間が生じ難くされており、ガスの漏れを防止することができる。
また、内装部品41における流動孔42bの外側の開口とフラップ部材44の間には一定の距離が存在し流動孔42bがフラップ部材44から離隔して位置されているため、流動孔42bに車両100の外部から塵埃や水分が侵入し難く、ガスの排出経路の詰まりを防止することができる。
さらに、フラップ部材44は羽根部が押し上げられてガスや空気が外部に排出される構造であるため、車両100の外部から塵埃や水分がフラップ部材44を介して車両100の内部に侵入し難く、排出経路への塵埃や水分の侵入を効果的に防止することができる。
さらにまた、予め車両100に配置されるバッテリーフレーム30や内装部品41やスペーサー46やフラップ部材44にガスの流動経路が形成されているため、ガスの排出経路を形成するための専用の部材を必要とせず、構造の簡素化及び部品点数の削減を図った上でガスを車両100の外部に確実に排出することができる。
尚、上記には、発生したガスが第1のフレームバー32の内部からスペーサー46の流入孔46aと内装部品41の流動孔42bを通ってフラップ部材44から外部に排出される例を示したが、スペーサー46と内装部品41にそれぞれ流入孔46aと流動孔42bを形成することなくガスを車両100の外部に排出することが可能である。
この場合には、例えば、車体50に排出孔を形成し第1のフレームバー32のガス排出口32aと排出孔をホース等によって接続し、発生したガスをガス排出口32aからホース等を流動させて排出孔から排出する構成にすることが可能である。
また、フラップ部材44、44の近傍まで第1のフレームバー32の両端部を延長し、延長した部分からガスを噴出させてフラップ部材44、44から車両100の外部にガスを排出する構成にすることも可能である。
この場合にも第1のフレームバー32の両端部に車両100の外部から塵埃や水分が侵入し難いため、排出経路への塵埃や水分の侵入を防止することができる。
<まとめ>
以上に記載した通り、車載用バッテリー1の取付構造にあっては、中空断面に形成され車体50に固定されるバッテリーフレーム30と、バッテリーフレーム30に接続される排気部6を有する排煙ダクト4と、バッテリーフレーム30に電池モジュール3を取り付けるための取付部材7とを備え、バッテリーフレーム30に連通孔33aが形成され、電池モジュール3が取付部材7を介してバッテリーフレーム30に取り付けられた状態において連通孔33aを介して排気部6とバッテリーフレーム30の内部空間30aが連通される。
以上に記載した通り、車載用バッテリー1の取付構造にあっては、中空断面に形成され車体50に固定されるバッテリーフレーム30と、バッテリーフレーム30に接続される排気部6を有する排煙ダクト4と、バッテリーフレーム30に電池モジュール3を取り付けるための取付部材7とを備え、バッテリーフレーム30に連通孔33aが形成され、電池モジュール3が取付部材7を介してバッテリーフレーム30に取り付けられた状態において連通孔33aを介して排気部6とバッテリーフレーム30の内部空間30aが連通される。
従って、バッテリーフレーム30に形成された連通孔33aを介して排気部6とバッテリーフレーム30の内部空間30aが連通されて電池モジュール3において発生するガスの排出経路が排気部6からバッテリーフレーム30を通る経路として形成されるため、取付部材7に排出経路として機能させるための構造を設ける必要がなく、構造の複雑化や大型化を来すことなくガスを確実に排出することができる。
また、バッテリーフレーム30の左右両端にそれぞれガス排出口32a、32aが形成されている。
従って、排煙ダクト4を通って排気部6からバッテリーフレーム30の内部空間30aを流動されるガスが左右両側に位置されたガス排出口32a、32aから排出されるため、例えば、万が一の車両100の衝突等によって左右一方のガスの排出経路が閉塞された状態においてもガスを車両100の外部に確実に排出することができる。
<他の構造>
次に、車載用バッテリー1の取付構造における他の構造について説明する(図10乃至図15参照)。
次に、車載用バッテリー1の取付構造における他の構造について説明する(図10乃至図15参照)。
先ず、バッテリーフレーム30の構造について説明する(図10乃至図12参照)。
バッテリーフレーム30は第1のフレームバー31、32と第2のフレームバー33が溶接等によって固定されるが、例えば、第2のフレームバー33の後端が第1のフレームバー32の前面に突き当てられた状態で溶接されることにより固定されてもよい(図10参照)。この場合には、第1のフレームバー32にガス通過孔32bが形成され、第2のフレームバー33には孔を形成する必要がなく、バッテリーフレーム30を製造する際の加工作業が少なくて済み、バッテリーフレーム30の製造時間の短縮化及び作業性の向上を図ることができる。
一方、第1のフレームバー32の前面部に矩形状の挿入孔32cが形成され、第2のフレームバー33の後端部における側面部にガス通過孔33cが形成され、第2のフレームバー33の後端部が挿入孔32cに挿入され第2のフレームバー33の後端が第1のフレームバー32における後面部の内面に突き当てられた状態で溶接されることにより固定されてもよい(図11参照)。
この場合には、例えば、万が一の車両100の衝突等によりバッテリーフレーム30に後方から衝撃が付与されたときにおいても、付与された衝撃が第2のフレームバー33によって受けられるため、第1のフレームバー32が潰れ難くなり、ガスの排出経路を確保してガスを排出することができる。
また、第2のフレームバー33の後端部が挿入孔32cに挿入された状態において、第2のフレームバー33の後端が第1のフレームバー32における後面部の内面に突き当てられていない状態で溶接されることにより固定されてもよい(図12参照)。
この場合には、例えば、万が一の車両100の衝突等によりバッテリーフレーム30に後方から衝撃が付与されたときに、第1のフレームバー32が第2のフレームバー33の後端に突き当てられるまで変形し易くなる。このとき一方の第1のフレームバー32が変形してガスの排出経路が閉塞されても他方の第2のフレームバー33側における排出経路が確保されていることにより、ガスを車両100の外部に確実に排出することができる。
次に、車載用バッテリー1に設けられる各部と電池モジュール3の接続構造について説明する(図13乃至図15参照)。
車載用バッテリー1には、上記したように、電池モジュール3、3の他にジャンクションボックス10やバッテリーコントロールユニット11やサービスプラグ12が配置されている(図13参照)。ジャンクションボックス10とバッテリーコントロールユニット11は取付プレート13、13によって第2のフレームバー33、33に取り付けられ、電池モジュール3、3の真上に位置されている。サービスプラグ12は収納ケース2の上面に取り付けられている。
車載用バッテリー1においては、ジャンクションボックス10とバッテリーコントロールユニット11とサービスプラグ12を電池モジュール3、3と電気的に接続する必要があるが、特に、ジャンクションボックス10とバッテリーコントロールユニット11は電池モジュール3、3の真上に位置されているため、電池モジュール3、3との間の配線作業が困難である。
そこで、車載用バッテリー1においては、端子台14、14を、例えば、収納ケース2の内部における左右両端部に設け、端子台14、14にバスバー15、15、・・・を接続し、端子台14、14を中継してバスバー15、15、16、16、17、17によってジャンクションボックス10とバッテリーコントロールユニット11が電池モジュール3、3に接続されている。
具体的に、ジャンクションボックス10と電池モジュール3、3の接続構造として、下方から上方に延びるバスバー15、15と水平方向に延びるバスバー16、16とが設けられている。バスバー15、15の一端部とバスバー16、16の一端部がそれぞれ端子台14の端子部14a、14aに接続され、バスバー15、15の他端部がそれぞれジャンクションボックス10の上面部に接続され、バスバー16、16の他端部がそれぞれ電池モジュール3、3の上面部に接続されている。従って、ジャンクションボックス10と電池モジュール3、3は端子台14を中継してバスバー15、15とバスバー16、16によって接続されている。
また、バッテリーコントロールユニット11と電池モジュール3、3の接続構造として、水平方向に延びるバスバー17、17が設けられている。バスバー17、17の一端部がそれぞれ端子台14の端子部14a、14aに接続され、バスバー17、17の他端部がそれぞれ電池モジュール3、3の上面部に接続されている。従って、バッテリーコントロールユニット11と電池モジュール3、3は端子台14を中継してバスバー17、17によって接続されている。
収納ケース2の上面に取り付けられたサービスプラグ12には接続線18、18の一端部が接続され、接続線18、18の他端部がそれぞれバスバー17、17が接続された端子台14の端子部14a、14aに接続されている。従って、サービスプラグ12と電池モジュール3、3は端子台14を中継して接続線18、18とバスバー17、17によって接続されている。
上記のように、端子台14を経由して電池モジュール3、3と他の各部とを接続することにより、両者の接続を容易に行うことができ、接続作業における作業性の向上を図ることができる。
1 車載用バッテリー
2 収納ケース
3 電池モジュール
4 排煙ダクト
6 排気部
6A 排気部
6c 位置決め部
7 取付部材
70 ボルト
30 バッテリーフレーム
30a 内部空間
31 第1のフレームバー
32 第1のフレームバー
32a ガス排出口
32c 挿入孔
33 第2のフレームバー
33a 連通孔
2 収納ケース
3 電池モジュール
4 排煙ダクト
6 排気部
6A 排気部
6c 位置決め部
7 取付部材
70 ボルト
30 バッテリーフレーム
30a 内部空間
31 第1のフレームバー
32 第1のフレームバー
32a ガス排出口
32c 挿入孔
33 第2のフレームバー
33a 連通孔
Claims (5)
- 複数の電池が配置された配置空間を有する電池モジュールと、
中空断面に形成された複数のフレームバーを有し車体に固定されるバッテリーフレームと、
前記配置空間に連通され前記バッテリーフレームに接続される排気部を有する排煙ダクトと、
前記電池モジュールを収納し前記バッテリーフレームに取り付けられる収納ケースと、
前記バッテリーフレームに前記電池モジュールを取り付けるための取付部材とを備え、
前記バッテリーフレームには連通孔が形成され、
前記電池モジュールが前記取付部材を介して前記バッテリーフレームに取り付けられた状態において前記連通孔を介して前記排気部と前記バッテリーフレームの内部空間が連通される
車載用バッテリーの取付構造。 - 前記電池モジュールは前記取付部材が前記バッテリーフレームにボルトによって上下方向において締結されることにより前記取付部材を介して前記バッテリーフレームに取り付けられ、
前記排気部が上下に貫通された形状に形成され、
前記連通孔が上下に貫通され、
前記取付部材の前記バッテリーフレームに対する前記ボルトの締結時に前記排気部が前記バッテリーフレームにおける前記連通孔の周囲の部分に突き当てられる
請求項1に記載の車載用バッテリーの取付構造。 - 前記排気部の先端部が位置決め部として設けられ、
前記位置決め部が前記連通孔に挿入される
請求項2に記載の車載用バッテリーの取付構造。 - 前記バッテリーフレームの左右両端にそれぞれガス排出口が形成された
請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車載用バッテリーの取付構造。 - 前記フレームバーとして左右方向に延び挿入孔を有する第1のフレームバーと前後方向に延びる第2のフレームバーとが設けられ、
前記第1のフレームバーの両端部が前記車体に固定され、
前記第2のフレームバーに前記排気部が接続され、
前記第2のフレームバーの前後方向における少なくとも一端部が前記挿入孔に挿入され、
前記第2のフレームバーの前後方向における少なくとも一端が前記第1のフレームバーの内面に突き当てられた状態で前記第1のフレームバーと前記第2のフレームバーが固定された
請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車載用バッテリーの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021056168A JP2022153108A (ja) | 2021-03-29 | 2021-03-29 | 車載用バッテリーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021056168A JP2022153108A (ja) | 2021-03-29 | 2021-03-29 | 車載用バッテリーの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022153108A true JP2022153108A (ja) | 2022-10-12 |
Family
ID=83555958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021056168A Pending JP2022153108A (ja) | 2021-03-29 | 2021-03-29 | 車載用バッテリーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022153108A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116190897A (zh) * | 2023-04-27 | 2023-05-30 | 深圳市博硕科技股份有限公司 | 动力电池用pet和硅胶框封装结构 |
-
2021
- 2021-03-29 JP JP2021056168A patent/JP2022153108A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116190897A (zh) * | 2023-04-27 | 2023-05-30 | 深圳市博硕科技股份有限公司 | 动力电池用pet和硅胶框封装结构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5829706B2 (ja) | 車載用バッテリー | |
JP6118381B2 (ja) | 車載用バッテリー | |
JP5734453B2 (ja) | バッテリの車載構造 | |
JP4390802B2 (ja) | 車載バッテリ冷却構造 | |
EP1590841B1 (en) | Vehicular structure for mounting a battery | |
US8205700B2 (en) | Power storage device | |
EP1951554B1 (en) | Harness routing structure | |
WO2007029838A1 (ja) | 電源装置の車両搭載構造 | |
CN110861479A (zh) | 车辆下部结构 | |
JP6382524B2 (ja) | 車載用バッテリー | |
GB2503392A (en) | Fuel cell vehicle | |
US20120111528A1 (en) | Cooling duct structure for battery unit | |
JP6582025B2 (ja) | バッテリユニット | |
JP2008234870A (ja) | バッテリの車両搭載構造 | |
JP2002231321A (ja) | 車両用電池冷却装置 | |
JP2022153108A (ja) | 車載用バッテリーの取付構造 | |
JP7189711B2 (ja) | 車載用バッテリ | |
US20220009359A1 (en) | Traction battery system for a motor vehicle and motor vehicle having an electric drive | |
US20220305899A1 (en) | In-vehicle battery attachment structure | |
US11710873B2 (en) | Battery pack | |
JP6629515B2 (ja) | 車載用バッテリー | |
JP6525657B2 (ja) | 車載用バッテリー | |
JP2017024574A (ja) | 車両のバッテリパック | |
CN114987229A (zh) | 燃料电池系统的装配构造 | |
JP6997410B2 (ja) | 電池パックの設置構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240209 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20240209 |