JP2022151539A - システム及びシステムの制御方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022151539000001
【課題】複数のテナントそれぞれに係るクラウドプリントサービス間をより好適な態様で連携可能とする。
【解決手段】本発明に係るシステムは、ネットワークを介してクライアント端末120と接続されるCPS170と、ネットワークを介して画像形成装置130と接続されるCPS160とを含む。CPS170は、クライアント端末120から画像形成装置130で実行されるジョブを受信し、CPS160に対して当該ジョブを送信する。CPS160は、CPS170から送信されたジョブを受信し、当該ジョブのジョブコードを発行して、当該ジョブコードをCPS160に送信する。CPS160は、CPS170で発行されたジョブコードを受信し、当該ジョブコードをクライアント端末120に通知する。
【選択図】図7

Description

本開示は、システム及びシステムの制御方法に関する。
近年では、クラウドと称されるネットワークサービスを介して印刷ジョブを投入し、画像形成装置に印刷ジョブを送信する、クラウドプリントサービス(CPS:Cloud Print Service)が普及し始めている。このようなCPSを利用した印刷システムでは、画像形成装置がCPSに対応するテナントに登録されたうえで、当該テナントに所属するユーザに対して当該画像形成装置の使用の許可に係る設定が行われる。
なお、本開示において、テナントとは、ユーザがクラウド上に展開するサービスシステムに相当し、アクセスが当該ユーザに制限される記憶領域を有する。例えば、会社Aで利用されるクラウドプリントサービスの会社Aテナントは、当該会社Aに勤務する社員がユーザとして登録され、会社Aの管理下にある画像形成装置が登録されて利用される。これにより、会社Aのユーザは、当該会社Aの管理下にある画像形成装置に対して社内のクライアント端末から印刷に係る指示を行うことで、当該画像形成装置に印刷を行わせることが可能となる。例えば、特許文献1には、CPSの実現に係る技術の一例が開示されている。
また、CPSが提供する機能の一例として、投入ジョブにジョブコードを発行し、画像形成装置にジョブコードを入力することで当該ジョブを印刷する機能がある。例えば、ユーザがCPSにジョブを投入した際、CPSは当該ジョブを示す一意なジョブコードを発行し、投入したユーザ情報のメールアドレスを送る。ユーザは画像形成装置にて、スマートフォンなどからメールを確認し、ジョブコードを入力することで、当該ジョブを印刷することができる。
また、CPSが提供する機能の他の一例として、CPSに投入されたジョブのリストの提示に係る機能や、当該リストを介して指定されたジョブを対象とした各種指示(例えば、ジョブの削除に係る指示等)の受け付けに係る機能が挙げられる。このような機能が提供されることで、例えば、ユーザは、CPSに対してジョブが投入された後でも、当該ジョブに関する情報(例えば、ジョブの内容等)の確認や、当該ジョブの実行に係る各種設定の変更等を行うことが可能となる。
一方で、働き方の多様化に伴い、社内のクライアント端末に記憶された文書を、所謂シェアオフィス等のような社外のスペースに設置されている画像形成装置を利用して印刷可能とする仕組みの導入が要望されている。このような要望を受けて、例えば、シェアオフィステナントのアカウントを有していなくとも、社内テナントを経由してゲスト印刷を可能とするための仕組みも検討されている。
特開2020-187700号公報
社内テナントを経由して、シェアオフィステナントのアカウントを有さない状態で所謂ゲスト印刷が行われる際には、印刷の依頼元となる社内テナントユーザにジョブコードが送信される。一方で、ジョブコードを発行するシェアオフィステナントは、当該ユーザにジョブコードを通知するための当該ジョブコードの送信先(例えば、メールアドレス情報)を有していない。そのため、社内テナントは当該ジョブ送信時にあわせてジョブコードの送信先となる当該ユーザのメールアドレス情報をシェアオフィステナントへ送付することが一般的な方法として挙げられる。この場合には、シェアオフィステナントは、社内テナントから送信されたジョブを受けて、当該ジョブのジョブコードを発行すると共に、社内テナントから送付された当該メールアドレスにジョブコードを送信することで、ユーザにジョブコードを通知する。
しかしながら、会社テナントで管理するユーザ情報をシェアオフィステナントへ送信することは、脆弱性観点から望ましいとは言い難い。特に、会社テナントとシェアオフィステナントがそれぞれ異なるCPSにより実現される場合には、会社テナント側のCPSにとって領域外であるシェアオフィステナント側のCPSへ脆弱性対策を保証することが困難である。
本発明は上記の問題を鑑み、複数のクラウドプリントサービス間をより好適な態様で連携可能とすることを目的とする。
本発明に係るシステムは、ネットワークを介してクライアント端末と接続される第1のクラウドプリントサービスと、ネットワークを介して画像形成装置と接続される第2のクラウドプリントサービスと、を含むシステムであって、前記第1のクラウドプリントサービスは、前記クライアント端末から、前記画像形成装置で実行されるジョブを受信する第1のジョブ受信手段と、前記第2のクラウドプリントサービスに対して、前記受信したジョブを送信するジョブ送信手段と、前記第2のクラウドプリントサービスで発行されたジョブコードを受信するジョブコード受信手段と、前記受信したジョブコードを前記クライアント端末に対して通知する通知手段と、を有し、前記第2のクラウドプリントサービスは、前記第1のクラウドプリントサービスから送信されたジョブを受信する第2のジョブ受信手段と、前記受信したジョブのジョブコードを発行する発行手段と、前記第1のクラウドプリントサービスに対して、前記発行したジョブコードを送信するジョブコード送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のテナントそれぞれに係るクラウドプリントサービス間をより好適な態様で連携させることが可能となる。
システムのシステム構成の一例を示した図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 情報処理装置の機能構成の一例を示したブロック図である。 テナントの選択に係る指示を受け付ける画面の一例を示した図である。 CPSの連携に伴う印刷に係る処理の一例を示したシーケンス図である。 ジョブの操作に係る画面の一例を示した図である。 印刷ジョブの操作に係る処理の一例を示したシーケンス図である。 システムのシステム構成の他の一例を示した図である。 CPSの連携に伴う印刷に係る処理の他の一例を示したシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<システム構成>
図1を参照して、本実施形態に係るシステムのシステム構成の一例について説明する。図1に示すシステムは、CPS(Cloud Print Service)160、170、及び180を含む。
CPS170は、会社Aの管理下にあるユーザ(例えば、社員等)が利用することが可能なクラウドプリントサービスを模式的に示している。また、クライアント端末120及び画像形成装置130は、会社Aの管理下にあるクライアント端末及び画像形成装置を模式的に示している。換言すると、CPS170、クライアント端末120、及び画像形成装置130のそれぞれは、会社Aのテナントに関連付けられている。
同様に、CPS180、クライアント端末140、及び画像形成装置150のそれぞれは、会社Aのテナントとは異なる会社Bのテナントに関連付けられている。
また、CPS160は、シェアオフィスの管理下にあるクラウドプリントサービスを模式的に示している。また、クライアント端末100及び画像形成装置110は、シェアオフィスの管理下にあるクライアント端末及び画像形成装置を模式的に示している。換言すると、CPS160、クライアント端末100、及び画像形成装置110のそれぞれはシェアオフィスのテナントに関連付けられている。
なお、以降の説明では、便宜上、会社Aのテナントと会社Bのテナントとを総じて「社内テナント」とも称する。また、シェアオフィスのテナントを「シェアオフィステナント」とも称する。シェアオフィステナントは、パブリックテナントの一例に相当し、パブリックテナントの中でも、所定の条件に基づき接続可能な対象(例えば、ユーザやCPS等)が制限されているものが該当する。
具体的には、パブリックテナントは、コンビニエンスストア、図書館、及び駅等の所謂パブリックスペースに設置されている画像形成装置の管理に係るテナントに相当する。また、パブリックテナントに関連付けられた画像形成装置を利用するためのCPSも利用可能であり、当該CPSを便宜上「パブリックプリントサービス」とも称する。これに対して、シェアオフィステナントは、例えば、接続可能なユーザやCPSが、シェアオフィスの管理者による管理に基づき制限され得る。すなわち、シェアオフィステナントに関連付けられたCPSは、上述したパブリックプリントサービスに比べて利用可能なユーザが制限され得る。
また、クライアント端末120、クライアント端末140、クライアント端末100、画像形成装置130、画像形成装置150、及び画像形成装置110については、それぞれが複数台存在してもよい。
例えば、CPS170は、クライアント端末120から印刷ジョブを受信し、当該印刷ジョブを画像形成装置130に送信してもよい。この場合には、画像形成装置130は、CPS170から印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブに基づき印刷を実行する。また、他の一例として、CPS170は、クライアント端末120から受信した印刷ジョブをCPS160に送信してもよい。
上記については、CPS180、クライアント端末140、画像形成装置150、及びCPS160間においても実質的に同様である。
CPS160は、クライアント端末100から印刷ジョブを受信し、当該印刷ジョブを画像形成装置110に送信してもよい。また、CSP160は、CPS170またはCPS180から印刷ジョブを受信し、当該印刷ジョブを画像形成装置110に送信してもよい。画像形成装置110は、CPS160から印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブに基づき印刷を実行する。
上述した各構成要素は所定のネットワークN1を介して相互に通信可能に接続されている。なお、ネットワークN1については、上述した各構成要素間においてデータの送受信が可能であればその種別は特に限定されない。具体的な一例として、インターネット、LAN、WAN、電話回線、専用デジタル回線、ATM等のいずれか、またはこれらの組み合わせが上記ネットワークN1として適用され得る。
なお、本実施形態では、CPS170及び180のそれぞれが社内テナントに対応する役割を担い、CPS160がシェアオフィステナントに対応する役割を担うように、これらが別々のCPSとして実現されている。一方で、図1に示す構成はあくまで一例であり、必ずしも本実施形態に係る印刷システムのシステム構成を限定するものではない。具体的な一例として、CPS170及び180の少なくともいずれかがCPS160の役割を兼任してもよい。また、他の一例として、CPS160がCPS170及び180の少なくともいずれかの役割を兼任してもよい。このように、図1に示す一連のクラウドプリントサービスのうちの2以上のクラウドプリントサービスの機能が、1つのクラウドプリントサービスにより実現されていてもよい。
<ハードウェア構成>
図2を参照して、本開示の一実施形態に係るシステムを構成する情報処理装置200のハードウェア構成の一例について説明する。クライアント端末100、120、140が、本実施形態に係る情報処理装置200に該当する。さらに、CPS160、170、180それぞれを構築するためのデータセンター上に存在するサーバコンピュータも、情報処理装置200に該当する。情報処理装置200は、CPU(Central Processing Unit)201と、RAM(Random Access Memory)203と、ROM(Read Only Memory)202とを含む。また、情報処理装置200は、補助記憶装置204と、ネットワークI/F207とを含む。また、情報処理装置200は、入力装置205と、出力装置206とのうちの少なくともいずれかを含んでもよい。CPU201、RAM202、ROM203、補助記憶装置204、入力装置205、出力装置206、及びネットワークI/F207のそれぞれは、バス208を介して相互に接続される。
CPU201は、情報処理装置200の各種動作を制御する中央演算装置である。例えば、CPU201は、情報処理装置200全体の動作を制御してもよい。
RAM202は、CPU201の主記憶メモリであり、ワークエリア又は各種プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。
ROM203は、CPU201が情報処理装置200の動作を制御するためのプログラム(例えば、BIOS)等を記憶する。
補助記憶装置204は、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や各種アプリケーション等のプログラムや、各種データを記憶する。補助記憶装置204は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や、SDD(Solid State Drive)に代表される不揮発性メモリ等により実現され得る。
ネットワークI/F207は、所定のネットワーク(例えば、LANやインターネット等)に接続され、当該ネットワークを介して外部機器と通信を行うためのインタフェースである。
入力装置205は、ユーザからの指示を受け付けるための装置である。入力装置205は、例えば、マウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル等の操作デバイスにより実現され得る。
出力装置206は、ユーザに対して各種情報を提示するための装置である。出力装置206は、例えば、ディスプレイ等のように、各種表示情報や画面等を表示することでユーザに情報を提示する表示デバイスにより実現され得る。
なお、上述した構成はあくまで一例であり、必ずしも情報処理装置200のハードウェア構成を限定するものではない。具体的な一例として、上述した情報処理装置200の一連の構成要素のうち一部の構成要素(例えば、入力装置205及び出力装置206の少なくともいずれか)が、当該情報処理装置200の外部に外付けされていてもよい。
また、図3を参照して後述する機能構成や図5、図7、及び図9を参照して後述する処理は、所望の情報処理装置200が、ROM203や補助記憶装置204に記憶されたプログラムをRAM202に展開して実行することで実現される。
<機能構成>
図3を参照して、本実施形態に係るシステムを構成する情報処理装置の機能構成の一例について、特に、CPS160、170、及び180それぞれの提供に係る構成に着目して説明する。なお、CPS160、170、及び180それぞれが互いに異なる情報処理装置により提供されてもよいし、複数のCPSが1つの情報処理装置により提供されてもよい。なお、以降の説明では、便宜上、情報処理装置300がCPS160の提供に係る各種処理を実行する場合に着目して説明を行うが、CPS170及び180それぞれを提供する場合においても実質的には同様である。
情報処理装置300は、設定管理部301と、ジョブ管理部302と、通信部303と、認証制御部304と、記憶部305と、UI制御部306とを含む。
設定管理部301は、CPS160の各種機能に関する設定情報を所定の記憶領域(例えば、RAM203、補助記憶装置204等)に記憶させることで保持し、所望の契機で当該記憶領域から当該設定情報を読み出す。当該設定情報には、例えば、テナント情報や、投入された印刷ジョブに関するジョブ情報等が含まれる。
ジョブ管理部302は、他の装置(例えば、クライアント端末100,120、及び140等)からジョブ(例えば、印刷ジョブ等)に関連する情報を取得し、当該情報を所定の記憶領域(例えば、記憶部305等)に記憶させる。また、ジョブ管理部302は、CPS(例えば、CPS170及び180等)からジョブ(例えば、印刷ジョブ等)に関連する情報を取得し、当該情報を所定の記憶領域に記憶させてもよい。
通信部303は、他の装置との間で各種データの送受信を行う。例えば、通信部303は、他の装置から印刷ジョブやジョブの実行要求等を受信してもよい。当該他の装置としては、例えば、クライアント端末100,120、及び140や、画像形成装置110、130、及び150等が挙げられる。また、通信部303は、他のCPSからの各種の処理要求を受信し、処理結果に応じた情報を当該CPSに送信してもよい。
認証制御部304は、ユーザの管理に係る各種処理を実行する。認証制御部304は、テナントの管理者からの指示に応じて追加されたユーザに関する情報を、所定の記憶領域(例えば、後述する記憶部305等)に記憶させてもよい。また、他の一例として、認証制御部304は、外部の認証サービスと連携することでユーザに関する情報の管理を行ってもよい。
記憶部305は、各種データを記憶する。例えば、記憶部305は、ジョブ管理部302や認証制御部304からの要求に応じて、各種データを記憶してもよい。
UI制御部306は、他の装置からの要求に応じて、ユーザからの入力の受け付けや、ユーザへの各種情報の提示を実現するためのUIの出力に係る処理を実行する。当該他の装置の一例としては、クライアント端末100,120、及び140や、画像形成装置110、130、及び150等が挙げられる。具体的な一例として、UI制御部306は、クライアント端末100で動作するブラウザからの要求に応じて、図4及び図6を参照して別途後述する画面を生成し、通信部303を介して当該画面を当該クライアント端末100に送信してもよい。これにより、UI制御部306により生成された上記画面が、上記クライアント端末101で動作するブラウザを介してユーザに提示される。
<処理>
本実施形態に係るシステムの処理の一例について、特に、CPSの連携に伴う印刷に係る処理と、印刷ジョブの操作に係る処理と、のそれぞれに着目して以下に説明する。
まず、図4及び図5を参照して、CPSの連携に伴う印刷に係る処理の一例について、特に会社Aの管理下にあるクライアント端末120に保持された文書を、シェアオフィスに設置された画像形成装置110を利用して印刷する場合に着目して説明する。図4は、印刷を実行するテナントの選択に係る指示をユーザから受け付ける画面の一例を示している。また、図5は、CPSの連携に伴う印刷に係る処理シーケンスの一例について、特に、クライアント端末120、CPS170、CPS160、及び画像形成装置110の処理に着目して示している。
S501において、クライアント端末120及びCPS170は、協働することでユーザの認証に係る処理を実行する。具体的には、クライアント端末120は、ユーザから所定の画面を介してユーザ名やパスワード等の認証に使用する情報の入力を受け付け、当該情報をCPS170に送信する。CPS170の認証制御部304は、クライアント端末120から送信された上記情報に基づき、対象となるユーザの認証に係る処理を実行する。この際に、認証制御部304は、当該ユーザの認証を所定の認証サービスに依頼してもよい。クライアント端末120及びCPS170は、S401においてユーザの認証に失敗すると、改めてS401の処理(ユーザの認証に係る処理)を実行する。
そして、クライアント端末120は、S401においてユーザの認証に成功すると、S502に処理を進める。
S502において、クライアント端末120は、図4に示す画面400をユーザに提示し、当該画面400を介してユーザから印刷を実行するテナントの指定に係る指示を受け付ける。具体的な一例として、クライアント端末120は、CPS170のUI制御部306により生成された画面400の表示に係るデータを当該CPS170から取得することで、当該データに基づきブラウザ等を介して当該画面400をユーザに提示してもよい。
図4に示す画面400では、ラジオボタン401及び402により、印刷を実行するテナントとして、社内テナントとシェアオフィステナントとのいずれかの指定に係る指示が受け付けられる。具体的には、ラジオボタン401が社内テナントに対応しており、当該ラジオボタン401が指定されると、CPS170に印刷ジョブが送信され、当該CPS170から画像形成装置130に当該印刷ジョブが送信されることとなる。また、ラジオボタン402がシェアオフィステナントに対応しており、当該ラジオボタン402が指定されると、CPS170を介してCPS160に印刷ジョブが送信され、当該CPS160から画像形成装置110に当該印刷ジョブが送信されることとなる。
なお、図5に示す例では、図4に示す画面400において、ラジオボタン402が指定されることで、シェアオフィステナントでの印刷が選択されたものとして以降の説明を行うものとする。
S503において、クライアント端末120は、印刷ジョブとS502におけるテナントの選択結果に応じた情報とをCPS170に送信する。S503においてCPS170がクライアント端末120から送信された印刷ジョブを受信する処理が、第1のジョブ受信処理の一例に相当する。
S504において、CPS170は、S503においてクライアント端末120から受信した印刷ジョブをCPS160に送信する。なお、S504において、CPS170は、後述するS507でのジョブコードの送信先となるCPS170を示す情報もCPS160に対して送信する。S504においてCPS170がCPS160にライアント端末120から受信した印刷ジョブを送信する処理が、ジョブ送信処理の一例に相当する。また、S504においてCPS160がCPS170から送信された印刷ジョブを受信する処理が、第2のジョブ受信処理の一例に相当する。
S505において、CPS160は、S504においてCPS160から受信した印刷ジョブを一意に特定するための識別情報(以降では、「ジョブコード」とも称する)を発行する。
S506において、CPS160は、S503においてクライアント端末120から受信した印刷ジョブと、S504において発行したジョブコードと、を関連付けてジョブ情報として所定の記憶領域(例えば、記憶部305)に記憶させる。例えば、以下に示す表Aは、当該記憶領域に記憶されたジョブ情報の一例を示している。
Figure 2022151539000002
表1に示すジョブ情報は、CPS160が保持するジョブごとの情報がリストとして保持される。「ジョブID」は、ジョブ情報に保持されるジョブごとの情報を一意に特定するための識別情報である。「ジョブ名」は、対象となるジョブを示す表示名である。「作成日」は、ジョブが作成された日付を示す情報である。「印刷設定」は、対象となるジョブに適用された印刷に係る設定を示す情報である。「送信元テナント」は、CPS160に対象となるジョブを送信したテナントを示す情報であり、例えば、URL等が適用され得る。「ジョブコード」は、対象となるジョブに対してCPS160が発行したジョブコードを示す情報である。「ジョブファイルパス」は、CPS160に送信されたジョブのデータの格納先を示す情報である。
表Aに示す例では、CPS160が受信したジョブのジョブ名が「fileW.pdf」であり、送信元テナントのURLが「https://companyA」であることがわかる。
S507において、CPS160は、S505において発行したジョブコードをCPS170に送信する。これにより、CPS170の管理するユーザ情報をCPS160へ伝えることなく、印刷の指示を行ったユーザに対して、当該CPS160が発行したジョブコードを伝達することが可能となる。なお、S507においてCPS160が発行したジョブコードをCPS170に送信する処理が、ジョブコード送信処理の一例に相当する。また、S507においてCPS170がCPS160から送信されたジョブコードを受信する処理が、ジョブコード受信処理の一例に相当する。
S508において、CPS170のジョブ管理部302は、CPS160から送信されたジョブコードを、ジョブ情報として所定の記憶領域(例えば、記憶部305)に記憶させる。例えば、以下に示す表2は、CPS170が所定の記憶領域に記憶されたジョブ情報の一例を示している。
Figure 2022151539000003
表2に示すジョブ情報は、CPS170が保持するジョブごとの情報がリストとして保持される。「ジョブID」は、ジョブ情報に保持されるジョブごとの情報を一意に特定するための識別情報である。「ジョブ名」は、対象となるジョブを示す表示名である。「作成日」は、ジョブが作成された日付を示す情報である。「印刷設定」は、対象となるジョブに適用された印刷に係る設定を示す情報である。「送信先テナント」は、CPS170から他のCPSに対象となるジョブを送信した際の送信先を示す情報であり、例えば、URL等が適用され得る。「送信先ジョブコード」は、対象となるジョブに対して送信先のテナントにおいて発行されたジョブコードを示す情報である。
例えば、表BにおいてジョブID「XXX004」に対応付けて管理されているジョブは、表1においてジョブID「YYY001」に対応付けて管理されているジョブに相当する。そのため、当該ジョブは、表1においてCPS170に対応するテナントから送信されたジョブであることが示されており、表2においてCPS160に送信されたジョブであることが示されている。
S509において、CPS170は、S507においてCPS160から受信したジョブコードを、クライアント端末120に送信する。
S510において、画像形成装置110は、ユーザから所望の印刷ジョブに対応するジョブコードの入力を受け付ける。ここで入力されるジョブコードとしては、例えば、S509においてCPS170から通知されたジョブコードが挙げられる。
S511において、画像形成装置110は、S510において入力を受け付けたジョブコードをCPS160に送信して、当該CPS160に印刷ジョブの送信を要求する。
S512において、CPS160のジョブ管理部302は、S511において画像形成装置110から受信したジョブコードに該当するジョブ情報を所定の記憶領域(例えば、記憶部305)から抽出する。そして、CPS160のジョブ管理部302は、抽出した当該ジョブ情報に対応するジョブ(例えば、印刷ジョブ)を画像形成装置110に送信する。例えば、S510において画像形成装置110が入力を受け付けたジョブコードが「XXX-XXXX-XXXX」であり、CPS160に保持されたジョブ情報が表1として示す例であるものとする。この場合には、ジョブIDとして「YYY001」が割り当てられたジョブ情報が、指定されたジョブに対応している。
S513において、画像形成装置110は、S512においてCPS160から受信したジョブに基づき、印刷に係る処理を実行する。
次いで、図6及び図7を参照して、印刷ジョブの操作に係る処理の一例について、特にCPS170からCPS160に送信されたジョブを、送信元のCPS170が関連付けられたテナントから操作する場合に着目して説明する。これは、CPS170からCPS160にジョブが送信された後に、CPS170に当該ジョブがない状態において、CPS170から当該ジョブの操作を実現するための方法である。
例えば、社内テナントからシェアオフィステントへジョブが送信された場合には、当該社内テナントに当該ジョブが存在しない状態となり、社内テナントから当該ジョブに対して各種操作(例えば、印刷設定の変更等)を行うことが困難となる場合がある。また、シェアオフィステナントに関連付けられた画像形成装置を利用してゲスト印刷を行う場合には、ユーザが当該シェアオフィステナントのアカウントを有していない場合、クライアント端末を介して対象となるジョブに対する上記操作を行うことも困難となる。このような状況下では、例えば、上記ジョブに対する各種操作を行うために、ユーザは、シェアオフィステナントに関連付けられた画像形成装置を直接操作しなければならない。そのため、ユーザがシェアオフィステナントに行く前などに、上記ジョブに対する各種操作を行うことが困難なことは、ユーザにとって不便である。図6、7は本課題を解決するための実施例について示している。
図6は、CPS170が関連付けられたテナント(社内テナント)においてユーザに提示される、ジョブの操作に係る画面の一例を示している。また、図7は、印刷ジョブの操作に係る処理の一例について、特に、クライアント端末120、CPS170、及びCPS160の処理に着目して示している。
S701において、クライアント端末120は、ユーザからの指示に応じて、CPS170に対してテナントに関連する各種情報の確認や各種指示の受け付けに係る画面(以下、「テナントページ」とも称する)の提示を要求する。具体的な一例として、クライアント端末120は、ブラウザ等を介してユーザに指定されたテナントのURLにアクセスすることで、CPS170に対して当該テナントのテナントページの提示を要求してもよい。
S702おいて、クライアント端末120及びCPS170は、協働することでユーザの認証に係る処理を実行する。具体的には、CPS170のUI制御部306は、S701におけるクライアント端末120からの要求に応じて、ユーザの認証に係るログイン画面をクライアント端末120に提示させる。クライアント端末120は、ユーザから上記ログイン画面を介してユーザ名やパスワード等の認証に使用する情報の入力を受け付け、当該情報をCPS170に送信する。CPS170の認証制御部304は、クライアント端末120から送信された上記情報に基づき、対象となるユーザの認証に係る処理を実行する。この際に、認証制御部304は、当該ユーザの認証を所定の認証サービスに依頼してもよい。
S703において、CPS170のUI制御部306は、所定の記憶領域(例えば、記憶部305)に記憶されたジョブ情報に基づき、受け付けたジョブのリストを生成する。
S704において、CPS170のUI制御部306は、S703において生成したジョブのリストを表示するための表示情報を生成し、当該表示情報をクライアント端末120に送信する。これにより、クライアント端末120は、CPS170から送信された表示情報に基づき、CPS170が受け付けたジョブのリストをユーザに提示することが可能となる。
例えば、図6に示す画面600は、ジョブのリストの提示に係る画面の一例を示している。
表示領域601は、ジョブのリストが表示される領域である。表示領域601には、CPS170が受け付けたジョブのリストが表示される。この際に、表示領域601への表示対象となるジョブが、ログイン中のユーザのアカウントに紐付けられたジョブ(すなわち、ログイン中のユーザからの指示に基づき受け付けられたジョブ)に制限されてもよい。また、表示領域601には、ジョブごとに表2に例示したようなジョブ情報のうち少なくとも一部の情報が表示されてもよい。例えば、図6に示す画面600では、表2に示したジョブ情報のうち、ジョブ名、作成日、及び送信先テナントの情報がジョブごとに表示されている。
ボタン603は、ジョブの削除に係る指示をユーザから受け付けるためのユーザインタフェースである。表示領域601に表示されたジョブのリストのうち少なくとも一部のジョブが選択された状態でボタン603が押下されると、当該ジョブが削除対象として設定される。
ボタン602は、印刷設定の変更に指示をユーザから受け付けるためのユーザインタフェースである。表示領域601に表示されたジョブのリストのうち少なくとも一部のジョブが選択された状態でボタン602が押下されると、当該ジョブを対象とした印刷に係る設定の変更内容の指定をユーザから受け付けるための画面が表示される。
図6に示す画面610は、画面600において指定されたジョブに対する操作の内容(例えば、設定の変更内容)についてユーザからの指示を受け付けるための画面の一例を示している。
設定領域511は、ユーザから印刷に係る設定の変更内容の指定を受け付けるためのユーザインタフェースである。例えば、図6に示す例では、設定領域511には、印刷に係る設定として、「用紙サイズ」、「向き(用紙の向き)」、「Nup」、及び「片面・両面」それぞれの指定を受け付けるための設定領域が設けられている。より具体的には、図6に示す例では、「用紙サイズ」、「向き」、「Nup」、及び「片面・両面」として、「自動」、「縦」、「1in1」、及び「片面」が指定されている。
ボタン512は、設定領域511を介して指定された設定の適用に係る指示をユーザから受け付けるためのユーザインタフェースである。ボタン512が押下されると、設定領域511に指定された印刷に係る設定の内容が適用される。
ボタン513は、印刷に係る設定の変更のキャンセルに係る指示をユーザから受け付けるためのユーザインタフェースである。ボタン513が押下されると、設定領域511に指定された印刷に係る設定の内容に関わらず、当該設定の内容の変更に係る処理の実行がキャンセルされ、元の設定が維持される。
S705において、クライアント端末120は、画面600及び610を介してユーザから、操作の対象とするジョブの指定と、当該ジョブに対する操作の内容の指定(例えば、ジョブの削除に係る指定や、印刷に係る設定の変更内容に係る指定等)と、を受け付ける。そのうえで、クライアント端末120は、指定されたジョブに関する情報と、指定された当該ジョブに対する操作の内容を示す情報と、をCPS170に送信する。
S706において、CPS170のジョブ管理部302は、S705においてクライアント端末120を介してユーザにより指定されたジョブが、従前にCPS160に送信したジョブが否かを判定する。具体的な一例として、CPS170のジョブ管理部302は、所定の記憶領域に保持されたジョブ情報を参照することで、指定されたジョブが、従前にCPS160に送信したジョブが否かを判定してもよい。CPS170のジョブ管理部302は、指定されたジョブが従前にCPS160に送信したジョブの場合に、当該ジョブに対応するジョブコードと、当該ジョブに対する操作内容を示す情報(以降では、「ジョブ操作命令」とも称する)とをCPS160に送信する。なお、S706の処理は、例えば、画面500のボタン503が押下された場合や、画面510のボタン512が押下された場合に実行される。
S707において、CPS160のジョブ管理部302は、S706においてCPS170から送信されたジョブコードに基づき、対象となるジョブを特定する。そのうえで、CPS160のジョブ管理部302は、特定したジョブに対して、S706においてCPS170から受信したジョブ操作命令に応じた処理(例えば、印刷に係る設定の変更やジョブの削除等)を実行する。
S708において、CPS160は、S707において実行したジョブの操作に係る処理が完了したことをCPS170に通知する。
S709において、CPS170のジョブ管理部302は、S708におけるCPS160からの通知に基づき、所定の記憶領域に保持しているジョブ情報(換言すると、ジョブごとの情報のリスト)を更新する。具体的な一例として、CPS170のジョブ管理部302は、S707においてジョブの削除が行われた場合には、当該ジョブに対応するジョブ情報(例えば、CPS160により発行されたジョブコード)を削除してもよい。
なお、図7に示す例では、S703において所定の記憶領域に記憶されたジョブ情報に基づきジョブのリストが生成され、S704において当該リストを表示するための表示情報がクライアント端末120に送信されている。一方で、ジョブの送信先であるCPS160において既に当該ジョブが削除されているような状況も想定され得る。そのため、CSP170は、ジョブの送信先となるCPS160からジョブ情報を改めて取得し、所定の記憶領域に保持されたジョブ情報を更新してもよい。これにより、ジョブの送信先となるCPS160における当該ジョブの状態に応じて、CPS170に保持された当該ジョブに関するジョブ情報を最新の状態に更新することが可能となる。
また、CPS170において所定の記憶領域(例えば、記憶部305)に記憶されたジョブ情報は、CPS170の管理下にある画像形成装置130を介して閲覧可能であってもよい。この場合には、例えば、CPS160に送信されたジョブについては、ジョブのリストへの提示の対象から除外することで、CPS170に保持されたジョブのリストが提示されてもよい。
また、図7に示す例では、本一連の処理を操作する端末をクライアント端末120から、ブラウザ等を介してユーザに指定されたテナントのURLにアクセスすることで、CPS170に対して当該テナントのテナントページの提示を要求する。一方で、ユーザはシェアオフィスにあるクライアント端末100から当該操作を行うような状況も想定され得る。具体的な一例として、VPN(Virtual Private Network)等の技術を利用することで、クライアント端末100が、CPS170に外部からアクセスするような状況も想定され得る。そのため、図7に示したクライアント端末120の処理は、クライアント端末100によって実施されてもよい。
また、図5で示す例では、S502において、当該画面400を介してユーザから印刷を実行するテナントの指定に係る指示を受け付ける。一方で、ユーザはこの時点で印刷を実行するテナントを決定していないような状況も想定され得る。そのため、S502ではシェアオフィステナントを指定せず、画面600で当該ジョブを選択して、後から印刷を実行するテナントを変更できるようにしてもよい。また、本操作はクライアント端末120から行ってもよいし、クライアント端末100から行ってもよい。
以上のような処理が適用されることで、例えば、社内テナントからシェアオフィステナントに送信されたジョブについても、社内テナントに関連付けられたクライアント端末120を介してジョブの確認や当該ジョブに対する各種操作を行うことが可能となる。このように、本実施形態に係るシステムに依れば、複数のテナント(例えば、社にテナント及びシェアオフィステナント)それぞれに係るCPS間をより好適な態様で連携させることが可能となる。
<変形例>
本実施形態に係るシステムの変形例について以下に説明する。前述した実施形態では、社内テナントとシェアオフィステナントとのそれぞれに対応するCPSが連携する場合に着目して説明した。本変形例では、複数のテナント間のやりとりを他のテナントが仲介する場合の一例について、特に、社内テナントとシェアオフィステナントとのそれぞれに対応するCPSがパブリックテナントに対応するCPSを介して連携する場合に着目して説明する。
(システム構成)
図8は、本変形例に係るシステムのシステム構成の一例を示した図である。図8に示すシステムは、CPS820、821、830、831、及び840を含む。CPS830及び831は、社内テナントに関連付けられたCPSを模式的に示している。また、CPS820及び821は、シェアオフィステナントに関連付けられたCPSを模式的に示している。また、CPS840は、パブリックテナントに関連付けられたCPSを模式的に示している。
クライアント端末800、801、802、及び803は、CPS820、821、830、及び831に対応するテナントの管理下にクライアント端末それぞれを模式的に示している。同様に、画像形成装置810、811、812、及び813は、CPS820、821、830、及び831に対応するテナントの管理下に画像形成装置それぞれを模式的に示している。
CPS830は、クライアント端末802から印刷ジョブを受信し、当該印刷ジョブを画像形成装置812に送信してもよい。この場合には、画像形成装置812は、CPS830から印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブに基づき印刷を実行する。これは、CPS831、クライアント端末803、及び画像形成装置813間においても同様である。
また、CPS820は、クライアント端末800から印刷ジョブを受信し、当該印刷ジョブを画像形成装置810に送信してもよい。この場合には、画像形成装置810は、CPS820から印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブに基づき印刷を実行する。これは、CPS821、クライアント端末801、及び画像形成装置811間においても同様である。
CPS840は、CPS820及び821の少なくともいずれかと、CPS830及び831の少なくともいずれかと、の間における、印刷ジョブや当該印刷ジョブの実行結果の送受信に介在してもよい。
具体的な一例として、CPS830は、クライアント端末802から印刷ジョブを受信し、当該印刷ジョブをCPS840に送信してもよい。これは、CPS831、クライアント端末803、及びCPS840間においても同様である。
CPS820は、CPS840に保持された印刷ジョブを当該CPS840から受信し、当該印刷ジョブを画像形成装置810に送信してもよい。これにより、画像形成装置810において、上記印刷ジョブに基づく印刷に係る処理が実行される。これは、CPS821、CPS840、及び画像形成装置811間においても同様である。
上述した各構成要素は所定のネットワークN1を介して相互に通信可能に接続されている。なお、ネットワークN1については、上述した各構成要素間においてデータの送受信が可能であればその種別は特に限定されない。具体的な一例として、インターネット、LAN、WAN、電話回線、専用デジタル回線、ATM等のいずれか、またはこれらの組み合わせが上記ネットワークN1として適用され得る。
(処理)
図9を参照して、本変形例に係るシステムの処理の一例について、特に、CPSの連携に伴う印刷に係る処理に着目して説明する。
図9に示す例において、S901~S909の処理は、CPS830にジョブを送信し、CPS820の管理下にある画像形成装置810に印刷を実行させる際に利用されるジョブコードが通知されるまでの処理に相当する。S901~S909の処理は、図5に示す例におけるS501~S509の処理と実質的に同様である。図6に示す例では、シェアオフィステナントに関連付けられたCPS160に対してジョブが送信され、当該CPS160がジョブコードの発行を行っていた。これに対して、図9に示す例では、パブリックテナントに関連付けられたCPS840にジョブが送信され、当該CPS840がジョブコードの発行を行う。
S910において、シェアオフィステナントの管理下にある画像形成装置810は、ユーザから所望の印刷ジョブに対応するジョブコードの入力を受け付ける。ここで入力されるジョブコードとしては、例えば、S909においてCPS840から通知されたジョブコードが挙げられる。
S911において、画像形成装置810は、S910において入力を受け付けたジョブコードをCPS820に送信して、当該CPS820に印刷ジョブの送信を要求する。
S912において、CPS820は、S911において画像形成装置810から受信したジョブコードをCPS840に転送し、当該CPS840に印刷ジョブの送信を要求する。
S913において、CPS840のジョブ管理部302は、S812においてCPS820から受信したジョブコードに該当するジョブ情報を所定の記憶領域(例えば、記憶部305)から抽出する。そして、CPS840のジョブ管理部302は、抽出した当該ジョブ情報に対応するジョブ(例えば、印刷ジョブ)をCPS820に送信する。
S914において、CPS820は、S913においてCPS840から受信したジョブを画像形成装置810に転送する。
S5915おいて、画像形成装置810は、S914においてCPS820から受信したジョブに基づき、印刷に係る処理を実行する。
また、本変形例に係るシステムは、前述した実施形態に係るシステムと同様に、CPS間で送受信されたジョブを、当該ジョブの送信元となるテナントに関連付けられたクライアント端末から操作することが可能である。この場合における処理については、図7に示す例と実質的に同様である。具体的には、図7に示す例において、クライアント端末120、CPS170、及びCPS160間における処理シーケンスが、本変形例では、クライアント端末502、CPS830、及びCPS840間に適用されることとなる。
また、図7に示す例では、本一連の処理を操作する端末をクライアント端末802から、ブラウザ等を介してユーザに指定されたテナントのURLにアクセスすることで、CPS830に対して当該テナントのテナントページの提示を要求する。一方で、ユーザはシェアオフィスにあるクライアント端末800から当該操作を行うような状況も想定され得る。そのため、本変形例においても、前述した実施形態と同様に、図7で示す例をクライアント端末800から実施してもよい。
また、図9で示す例では、S902において、当該画面400を介してユーザから印刷を実行するテナントの指定に係る指示を受け付ける。一方で、ユーザはこの時点で印刷を実行するテナントを決定していないような状況も想定され得る。そのため、S902ではシェアオフィステナントを指定せず、画面600で当該ジョブを選択して、後から印刷を実行するテナントを変更できるようにしてもよい。 また、本操作はクライアント端末802から行ってもよいし、クライアント端末800から行ってもよい。
以上により、複数のテナント間のやりとりを他のテナントが仲介するような状況下においても、社内テナントに関連付けられたクライアント端末を介してシェアオフィステナントに送信されたジョブの確認や当該ジョブに対する各種操作を行うことが可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
110 画像形成装置
120 クライアント端末
160、170、180 CPS
300 情報処理装置
302 ジョブ管理部
303 通信部
305 記憶部

Claims (8)

  1. ネットワークを介してクライアント端末と接続される第1のクラウドプリントサービスと、ネットワークを介して画像形成装置と接続される第2のクラウドプリントサービスと、を含むシステムであって、
    前記第1のクラウドプリントサービスは、
    前記クライアント端末から、前記画像形成装置で実行されるジョブを受信する第1のジョブ受信手段と、
    前記第2のクラウドプリントサービスに対して、前記受信したジョブを送信するジョブ送信手段と、
    前記第2のクラウドプリントサービスで発行されたジョブコードを受信するジョブコード受信手段と、
    前記受信したジョブコードを前記クライアント端末に対して通知する通知手段と、
    を有し、
    前記第2のクラウドプリントサービスは、
    前記第1のクラウドプリントサービスから送信されたジョブを受信する第2のジョブ受信手段と、
    前記受信したジョブのジョブコードを発行する発行手段と、
    前記第1のクラウドプリントサービスに対して、前記発行したジョブコードを送信するジョブコード送信手段と、
    を有することを特徴とするシステム。
  2. 前記第1のクラウドプリントサービスは、
    前記受信したジョブコードを保持する保持手段と、
    前記クライアント端末から前記第2のクラウドプリントサービスが保持する前記ジョブに対する指示を受け付けた場合に、当該ジョブに対応する前記ジョブコードと、当該ジョブに対する前記指示を示す情報と、を当該第2のクラウドプリントサービスに送信する第3の送信手段と、
    を有し、
    前記第2のクラウドプリントサービスでは、前記ジョブに対する前記指示を示す情報に基づく処理が行われることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第2のクラウドプリントサービスは、
    発行した前記ジョブコードと、前記第1のクラウドプリントサービスから受信した前記ジョブとを関連づけて管理する管理手段を有し、
    前記管理手段は、前記第1のクラウドプリントサービスから、前記ジョブコードと、前記ジョブに対する指示を示す情報と、を受信した場合に、当該ジョブコードに関連付けられた前記ジョブを対象として、当該指示に応じた処理を制御することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 前記管理手段は、前記ジョブコードと、前記ジョブの削除に係る前記指示に関する情報と、を受信した場合に、当該ジョブコードに関連付けられた前記ジョブの削除に係る処理を制御することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 前記保持手段は、
    前記第3の送信手段により前記第2のクラウドプリントサービスに前記ジョブコードと、前記ジョブの削除に係る前記指示に関する情報と、が送信され、当該第2のクラウドプリントサービスから前記ジョブコードに対応する前記ジョブの削除に係る通知を受信した場合に、保持している当該ジョブコードを削除することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. ネットワークを介してクライアント端末と接続される第1のクラウドプリントサービスを含むシステムであって、
    前記第1のクラウドプリントサービスは、
    前記クライアント端末から、画像形成装置で実行されるジョブを受信するジョブ受信手段と、
    前記画像形成装置と接続される第2のクラウドプリントサービスに対して、前記受信したジョブを送信するジョブ送信手段と、
    前記第2のクラウドプリントサービスで発行された前記ジョブのジョブコードを受信するジョブコード受信手段と、
    前記受信したジョブコードを前記クライアント端末に対して通知する通知手段と、
    を有することを特徴とするシステム。
  7. ネットワークを介してクライアント端末と接続される第1のクラウドプリントサービスと、ネットワークを介して画像形成装置と接続される第2のクラウドプリントサービスと、を含むシステムの制御方法であって、
    前記第1のクラウドプリントサービスが、前記クライアント端末から、前記画像形成装置で実行されるジョブを受信する第1のジョブ受信ステップと、
    前記第1のクラウドプリントサービスが、前記第2のクラウドプリントサービスに対して、前記受信したジョブを送信するジョブ送信ステップと、
    前記第2のクラウドプリントサービスが、前記第1のクラウドプリントサービスから送信されたジョブを受信する第2のジョブ受信ステップと、
    前記第2のクラウドプリントサービスが、前記受信したジョブのジョブコードを発行する発行ステップと、
    前記第2のクラウドプリントサービスが、前記第1のクラウドプリントサービスに対して、前記発行したジョブコードを送信するジョブコード送信ステップと、
    前記第1のクラウドプリントサービスが、前記第2のクラウドプリントサービスで発行されたジョブコードを受信するジョブコード受信ステップと、
    前記第1のクラウドプリントサービスが、前記受信したジョブコードを前記クライアント端末に対して通知する通知ステップと、
    を含むことを特徴とするシステムの制御方法。
  8. ネットワークを介してクライアント端末と接続される第1のクラウドプリントサービスを含むシステムの制御方法であって、
    前記第1のクラウドプリントサービスが、前記クライアント端末から、画像形成装置で実行されるジョブを受信するジョブ受信ステップと、
    前記第1のクラウドプリントサービスが、前記画像形成装置と接続される第2のクラウドプリントサービスに対して、前記受信したジョブを送信するジョブ送信ステップと、
    前記第1のクラウドプリントサービスが、前記第2のクラウドプリントサービスで発行された前記ジョブのジョブコードを受信するジョブコード受信ステップと、
    前記第1のクラウドプリントサービスが、前記受信したジョブコードを前記クライアント端末に対して通知する通知ステップと、
    を含むことを特徴とするシステムの制御方法。
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