JP2022150302A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の目的のために設定された活動に関するファイルが、サービス提供者によって提供されるファイル管理サービスによって管理されている場合であっても、活動の参加者が当該ファイルを確認することができる画面を、当該活動に対応付けられた参加者のアクセス権に応じて提供する情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理システムにおいて、連携サーバ14は、特定の目的毎にユーザによって設定された各活動に対して、その活動の複数の参加者を対応付け、少なくとも1人の参加者がアクセス権を有する、複数のサービス提供者によって提供されるファイル管理サービスの記憶領域を、活動に連携させ、各参加者から活動へのアクセスの要求に応じて、その要求元の参加者がアクセス権を有する連携済みの記憶領域に記憶されている第1ファイルを、要求元の参加者の端末装置に表示させる。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、ネットワークを介して、メッセージの送受信を行うメッセージ処理部を備えたメッセージ送受信支援システムが記載されている。このメッセージ処理部は、コンテンツを管理するリソースからコンテンツを取得して表示するコンテンツビューと、その取得したコンテンツにおいて共有を指示されたコンテンツのリソース情報を特定する共有部と、リソース情報を含めたメッセージを送信する会話ビューと、を備える。
特許文献2には、複数のコミュニケーションツールにてやり取りされている情報の一覧を表示することが記載されている。
本発明の目的は、特定の目的のために設定された活動に関するファイルが、サービス提供者によって提供されるファイル管理サービスによって管理されている場合であっても、活動の参加者が当該ファイルを確認することができる画面を、当該活動に対応付けられた参加者のアクセス権に応じて提供することにある。
請求項1に係る発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、特定の目的毎にユーザによって設定された各活動に対して、その活動の複数の参加者を対応付け、少なくとも1人の参加者がアクセス権を有する、複数のサービス提供者によって提供されるファイル管理サービスの記憶領域を、前記活動に連携させ、各参加者から前記活動へのアクセスの要求に応じて、その要求元の参加者がアクセス権を有する連携済みの記憶領域に記憶されている第1ファイルを、当該要求元の参加者のディスプレイに表示させる、情報処理装置である。
請求項2に係る発明は、前記要求元の参加者がアクセス権を有する記憶領域が、複数のサービス提供者によって提供される複数のファイル管理サービスの記憶領域を含む場合、前記プロセッサは、前記複数のファイル管理サービスの記憶領域に記憶されている複数の第1ファイルを、前記要求元の参加者のディスプレイに一覧表示させる、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に係る発明は、前記プロセッサは、更に、少なくとも1人の参加者がアクセス権を有する、少なくともメッセージをやり取りするメッセージングサービスを、前記活動に連携させ、前記要求元の参加者がアクセス権を有する連携済みのメッセージングサービスに送信された第2ファイルを、前記第1ファイルと共に、前記ディスプレイに一覧表示させる、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に係る発明は、前記プロセッサは、更に、前記要求元の参加者がアクセス権を有する連携済みのメッセージングサービスに送信されたメッセージを、前記第1ファイルと共に、前記ディスプレイに一覧表示させる、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に係る発明は、前記プロセッサは、更に、前記ディスプレイにおいて、連携済みのメッセージングサービスに送信されたメッセージが表示される表示領域に表示されているメッセージに対して、前記要求元の参加者がアクセス権を有する、連携済みの記憶領域とは異なる記憶領域に記憶されている第3ファイルが関連付けられた場合、前記第3ファイルが関連付けられたメッセージに対してアクセス権を有する他の参加者に対して、前記第3ファイルに対するアクセス権を付与する、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に係る発明は、前記プロセッサは、更に、前記要求元の参加者がアクセス権を有する、連携済みの記憶領域とは異なる記憶領域に記憶されている第3ファイルを、前記第1ファイルと区別して前記ディスプレイに一覧表示させる、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項7に係る発明は、前記プロセッサは、前記ディスプレイにおいて、前記第2ファイルが、連携済みのメッセージングサービスに送信されたファイルであることが識別できるように、前記第2ファイルを前記第1ファイルと同じ表示領域に一覧表示する、請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項8に係る発明は、前記プロセッサは、更に、前記要求元の参加者がアクセス権を有していない連携済みの記憶領域に記憶されている第4ファイルの存在を示唆する情報を、前記ディスプレイに表示させる、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項9に係る発明は、前記プロセッサは、更に、前記要求元の参加者の要求に応じて、前記第4ファイルへのアクセス権を前記要求元の参加者に付与する、請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10に係る発明は、コンピュータが、特定の目的毎にユーザによって設定される各活動に対して、その活動の複数の参加者を対応付け、少なくとも1人の参加者がアクセス権を有する、複数のサービス提供者によって提供されるファイル管理サービスの記憶領域を、前記活動に連携させ、各参加者から前記活動へのアクセスの要求に応じて、その要求元の参加者がアクセス権を有する連携済みの記憶領域に記憶されている第1ファイルを、前記要求元の参加者のディスプレイに表示させる、ように動作させるためのプログラムである。
請求項1,10に係る発明によれば、特定の目的のために設定された活動に関するファイルが、サービス提供者によって提供されるファイル管理サービスによって管理されている場合であっても、活動の参加者が当該ファイルを確認することができる画面を、当該活動に対応付けられた参加者のアクセス権に応じて提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、活動の参加者のアクセス権に応じて、複数のファイル管理サービスの記憶領域に記憶されている複数の第1ファイルを参加者に提供することができる。
請求項3に係る発明によれば、メッセージングサービスに送信された第2ファイルを、活動の参加者に提供することができる。
請求項4に係る発明によれば、活動の参加者のアクセス権に応じて、メッセージングサービスに送信されたメッセージを、ファイルと共に参加者に提供することができる。
請求項5に係る発明によれば、メッセージに対して第3ファイルを関連付ける操作によって、第3ファイルに対するアクセス権を他の参加者に付与することができる。
請求項6に係る発明によれば、第1ファイルと第3ファイルとを区別して一緒に参加者に提供することができる。
請求項7に係る発明によれば、第2ファイルがメッセージングサービスに送信されたファイルであることを参加者に認識させることができる。
請求項8に係る発明よれば、第4ファイルの存在自体を、第4ファイルに対するアクセス権を有していない参加者に知らせることができる。
請求項9に係る発明によれば、第4ファイルに対するアクセス権を、そのアクセス権を有していない参加者に付与することができる。
<第1実施形態>
図1を参照して、第1実施形態に係る情報処理システムについて説明する。図1には、第1実施形態に係る情報処理システムの構成の一例が示されている。
図1を参照して、第1実施形態に係る情報処理システムについて説明する。図1には、第1実施形態に係る情報処理システムの構成の一例が示されている。
第1実施形態に係る情報処理システムは、一例として、連携サーバ14と、K個(Kは1以上の整数)のファイル管理サーバと、L個(Lは1以上の整数)のメッセージングサーバと、M個(Mは1以上の整数)の端末装置とを含む。
図1に示す例では、第1実施形態に係る情報処理システムは、ファイル管理サーバ10A,10B,・・・,10Kと、メッセージングサーバ12A,12B,・・・,12Lと、端末装置16A,16B,・・・,16Mとを含む。これらは一例に過ぎず、1又は複数のファイル管理サーバ、1又は複数のメッセージングサーバ、及び、1又は複数の端末装置が、第1実施形態に係る情報処理システムに含まれる。
以下では、ファイル管理サーバ10A,10B,・・・,10Kを区別する必要がない場合には、これらを「ファイル管理サーバ10」と称することとする。メッセージングサーバ12A,12B,・・・,12Lを区別する必要がない場合には、これらを「メッセージングサーバ12」と称することとする。端末装置16A,16B,・・・,16Mを区別する必要がない場合には、これらを「端末装置16」と称することとする。
ファイル管理サーバ10、メッセージングサーバ12、連携サーバ14及び各端末装置16は、他の装置と通信する機能を有する。その通信は、ケーブルを利用する有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。無線通信は、例えば、近距離無線通信やWi-Fi(登録商標)等である。近距離無線通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)やRFID(Radio Frequency Identifier)等である。各装置は、LAN(Local Area Network)やインターネット等の通信経路Nを介して他の装置と通信してもよい。
ファイル管理サーバ10は、ファイルを管理するサービス(以下、「ファイル管理サービス」と称する)を提供する。例えば、ファイル管理サーバ10は、ファイル管理サービスとして、ファイルが記憶される領域である1又は複数のレポジトリを提供する。レポジトリは、記憶領域の一例であり、例えばメモリによって実現される。
レポジトリにアクセスして当該レポジトリを利用する権限であるアクセス権(以下、「第1アクセス権」と称する)が、ユーザに予め与えられる。ユーザは、端末装置16を用いて当該ユーザが第1アクセス権を有するレポジトリにアクセスし、当該レポジトリにファイルを記憶させたり、当該レポジトリからファイルを取得したりする。
例えば、ファイル管理サーバ10にログインするためのユーザのアカウント情報(以下、「第1アカウント情報」と称する)が、ユーザ毎に定められてファイル管理サーバ10に登録される。第1アカウント情報は、例えば、ユーザIDやパスワードやユーザの生体情報等である。ファイル管理サーバ10にログインする場合、ユーザは、端末装置16を用いて自身の第1アカウント情報をファイル管理サーバ10に送信し、ファイル管理サーバ10へのログインを要求する。ファイル管理サーバ10は、ユーザの端末装置16から送信されてきた第1アカウント情報とファイル管理サーバ10に予め登録されている第1アカウント情報とを照合することで、ログインを要求したユーザを認証する。ユーザの端末装置16から送信されてきた第1アカウント情報がファイル管理サーバ10に登録されている場合、ファイル管理サーバ10は、当該ユーザがファイル管理サーバ10にログインすることを許可する。ログインが許可されたユーザは、ファイル管理サーバ10にログインして、当該ユーザ自身が第1アクセス権を有するレポジトリを利用することが許可される。ユーザの端末装置16から送信されてきた第1アカウント情報がファイル管理サーバ10に登録されていない場合、ファイル管理サーバ10は、当該ユーザがファイル管理サーバ10にログインすることを許可しない。この場合、ユーザは、ファイル管理サーバ10にログインしてレポジトリを利用することが許可されない。これとは別の制御として、ファイル管理サーバ10は、当該ユーザがファイル管理サーバ10にログインすることを許可しない場合であっても、当該ユーザがアクセス権を有する新たなレポジトリを作成することを当該ユーザに許可してもよい。また、ファイル管理サーバ10は、ログインの有無に関わらず、ユーザがレポジトリを利用することや作成することを許可してもよい。
ユーザを認証する処理は、ファイル管理サーバ10以外の装置(例えば認証サーバ)によって行われてもよい。この場合、ファイル管理サーバ10は、認証サーバによる認証処理の結果を受けて、その結果に応じて、ファイル管理サーバ10へのユーザのログインを許可し、又は、許可しない。
ファイル管理サーバ10は、第1アカウント情報を用いてファイル管理サーバ10にログインしないユーザ(例えばゲストユーザ等)に対してファイル管理サービスを提供してもよい。
ファイル管理サーバ10毎に、又は、ファイル管理サービス毎に、第1アカウント情報が定められて、各ファイル管理サーバ10に登録される。各ファイル管理サーバ10に登録される第1アカウント情報は同じ情報であってもよいし、異なる情報であってもよい。例えば、ファイル管理サーバ10Aにログインするための第1アカウント情報と、ファイル管理サーバ10Bにログインするための第1アカウント情報は、同じ情報であってもよいし、異なる情報であってもよい。他のファイル管理サーバ10に登録される第1アカウント情報についても同様である。なお、複数のファイル管理サーバ10にて同じ第1アカウント情報が共用されて、ユーザの認証が行われてもよい。
個々のレポジトリ毎に第1アクセス権が設定されてもよいし、複数のレポジトリをまとめて管理し、当該複数のレポジトリ毎に第1アクセス権が設定されてもよい。1つの第1アカウント情報に1つのレポジトリに対する第1アクセス権が設定されてもよいし、1つの第1アカウント情報に複数のレポジトリに対する第1アクセス権が設定されてもよい。また、複数の異なる第1アカウント情報が1つのグループにまとめられ、当該複数の異なる第1アカウント情報(つまり、当該1つのグループ)に、1又は複数のレポジトリに対する第1アクセス権が設定されてもよい。第1アクセス権は、第1アカウント情報をファイル管理サーバ10に登録するときに設定や変更されてもよいし、第1アカウント情報がファイル管理サーバ10に登録された後に設定や変更されてもよい。なお、第1アクセス権が設定されていないレポジトリが作成され、全てのユーザが当該レポジトリにアクセスすることが許可されてもよい。全てのユーザには、ファイル管理サーバ10にログインしたユーザ、及び、ファイル管理サーバ10にログインしていないユーザ(例えばゲストユーザ等)が含まれる。
ユーザは、端末装置16を用いて、連携サーバ14を介さずに、ファイル管理サーバ10にログインしてファイル管理サービスを利用してもよいし、後述するように連携サーバ14を介してファイル管理サービスを利用してもよい。
ファイルの概念の範疇には、画像データ、動画データ、図形データ、音楽データや音声データ等の音データ、テキストデータ等の文書データ、プログラム、及び、これらの中の少なくとも2つの組み合わせが含まれる。ファイルの形式は特に限定されず、ファイル管理サーバ10によって管理されるファイルは、どのような形式を有するファイルであってもよい。もちろん、ファイル管理サーバ10によって管理されるファイルの形式が制限され、特定の形式を有するファイルのみがファイル管理サーバ10によって管理されてもよい。
例えば、ファイル管理サーバ10は、ファイル管理サービスの提供者によって運営される。つまり、ファイル管理サービスの提供者は、ファイル管理サーバ10を運営することでファイル管理サービスを提供する。複数の異なるファイル管理サーバ10が、同じ提供者によって運営されてもよい。例えば、各ファイル管理サーバ10が、それぞれ異なるファイル管理サービスを提供し、複数の異なるファイル管理サービスが、同じ提供者によって提供されてもよい。もちろん、各ファイル管理サーバ10が別々の提供者によって運営され、各ファイル管理サービスが別々の提供者によって提供されてもよい。
メッセージングサーバ12は、複数のユーザの間で少なくともメッセージをやり取りするサービス(以下、「メッセージングサービス」と称する)を提供する。メッセージは、文字、文字以外の記号や符号、画像、動画、図形、音、又は、これらの中の少なくとも2つを含む。例えば、メッセージングサービスは、電子メールの送受信を行うサービス、SNS(Social Networking Service)、グループウェア、電話等の音声通話、オンライン会議を提供するサービス(例えば、音声、画像及び動画等を利用するサービス)、又は、オンラインゲームを提供するサービスである。オンライン会議は、Web会議、リモート会議又はビデオ会議等と称されることがある。
メッセージングサービスを利用する権限であるアクセス権(以下、「第2アクセス権」と称する)が、ユーザに予め与えられる。ユーザは、端末装置16を用いて当該ユーザが第2アクセス権を有するメッセージングサービスに参加して、当該メッセージングサービスを利用する他のユーザとの間でメッセージをやり取りする。例えば、ユーザが、端末装置16を用いてメッセージングサービスにメッセージを送信すると、当該メッセージは、当該メッセージングサービスを利用する他のユーザに送信される。送信されたメッセージは、例えば、端末装置16のディスプレイに表示されたり、音声としてスピーカから発せられたりする。
例えば、メッセージングサーバ12にログインするためのユーザのアカウント情報(以下、「第2アカウント情報」と称する)が、ユーザ毎に定められてメッセージングサーバ12に登録される。第2アカウント情報は、例えば、ユーザIDやパスワードやユーザの生体情報等である。メッセージングサーバ12にログインする場合、ユーザは、端末装置16を用いて自身の第2アカウント情報をメッセージングサーバ12に送信し、メッセージングサーバ12へのログインを要求する。メッセージングサーバ12は、ユーザの端末装置16から送信されてきたアカウント情報とメッセージングサーバ12に予め登録されているアカウント情報とを照合することで、ログインを要求したユーザを認証する。ユーザの端末装置16から送信されてきた第2アカウント情報がメッセージングサーバ12に登録されている場合、メッセージングサーバ12は、当該ユーザがメッセージングサーバ12にログインすることを許可する。ログインが許可されたユーザは、メッセージングサーバ12にログインして、メッセージを送信したり受信したり閲覧したりすることが許可される。ユーザの端末装置16から送信されてきた第2アカウント情報がメッセージングサーバ12に登録されていない場合、メッセージングサーバ12は、当該ユーザがメッセージングサーバ12にログインすることを許可しない。この場合、ユーザは、メッセージングサーバ12にログインしてメッセージをやり取りすることが許可されない。
ユーザを認証する処理は、メッセージングサーバ12以外の装置(例えば認証サーバ)によって行われてもよい。この場合、メッセージングサーバ12は、認証サーバによる認証処理の結果を受けて、その結果に応じて、メッセージングサーバ12へのユーザのログインを許可し、又は、許可しない。
メッセージングサーバ12は、第2アカウント情報を用いてファイル管理サーバ10にログインしないユーザ(例えばゲストユーザ等)に対してメッセージングサービスを提供してもよい。
メッセージングサーバ12毎に、又は、メッセージングサービス毎に、第2アカウント情報が定められて、各メッセージングサーバ12に登録される。各メッセージングサーバ12に登録される第2アカウント情報は同じ情報であってよいし、異なる情報であってもよい。例えば、メッセージングサーバ12Aにログインするための第2アカウント情報と、メッセージングサーバ12Bにログインするための第2アカウント情報は、同じ情報であってもよいし、異なる情報であってもよい。他のメッセージングサーバ12に登録される第2アカウント情報についても同様である。なお、複数のメッセージングサーバ12にて同じ第2アカウント情報が共用されて、ユーザの認証が行われてもよい。なお、第2アカウント情報として第1カウント情報と同じ情報が用いられてもよい。
例えば、複数のユーザによって構成されるグループ(例えば、SNS上のグループ(例えばグループチャット)、メーリングリスト(ML)、グループウェア等)、電子掲示板等のスレッド、トピック、又は、特定の話題に関するメッセージの集まり等が、メッセージングサービスのチャンネルとして定められる。ユーザは、1又は複数のチャンネルに参加し、同じチャンネルに参加している他のユーザとの間でメッセージをやり取りする。例えば、メッセージングサービスにおいて、ユーザや管理者等によってチャンネルが形成され、1又は複数のユーザが当該チャンネルに参加してメッセージをやり取りすることが許可される。
個々のチャンネル毎に第2アクセス権が設定されてもよいし、複数のチャンネルをまとめて管理し、当該複数のチャンネル毎に第2アクセス権が設定されてもよい。1つの第2アカウント情報に1つのチャンネルに対する第2アクセス権が設定されてもよいし、1つの第2アカウント情報に複数のチャンネルに対する第2アクセス権が設定されてもよい。また、複数の異なる第2アカウント情報が1つのグループにまとめられ、当該複数の異なる第2アカウント情報(つまり、当該1つのグループ)に、1又は複数のチャンネルに対する第2アクセス権が設定されてもよい。第2アクセス権は、第2アカウント情報をメッセージングサーバ12に登録するときに設定や変更されてもよいし、第2アカウント情報がメッセージングサーバ12に登録された後に設定や変更されてもよい。
ユーザは、端末装置16を用いて、連携サーバ14を介さずに、メッセージングサーバ12にログインしてメッセージングサービスを利用してもよいし、後述するように連携サーバ14を介してメッセージングサービスを利用してもよい。
例えば、メッセージングサーバ12は、メッセージングサービスの提供者によって運営される。つまり、メッセージングサービスの提供者は、メッセージングサーバ12を運営することでメッセージングサービスを提供する。複数の異なるメッセージングサーバ12が、同じ提供者によって運営されてもよい。例えば、各メッセージングサーバ12が、それぞれ異なるメッセージングサービスを提供し、複数の異なるメッセージングサービスが、同じ提供者によって提供されてもよい。もちろん、各メッセージングサーバ12が別々の提供者によって運営され、各メッセージングサービスが別々の提供者によって提供されてもよい。
連携サーバ14は、特定の目的毎にユーザによって設定された各活動に、1又は複数のファイル管理サービスと1又は複数のメッセージングサービスとに含まれる1又は複数のサービスを連携させる。例えば、連携サーバ14は、活動に、1又は複数のファイル管理サービスを連携させてもよいし、1又は複数のメッセージングサービスを連携させてもよいし、1又は複数のファイル管理サービスと1又は複数のメッセージングサービスを連携させてもよい。
例えば、特定の目的を実現するために複数のユーザが、活動に参加する。以下では、活動に参加するユーザを「参加者」と称することとする。活動は、例えば、仕事としての活動や、スポーツ等の運動としての活動や、趣味としての活動等、様々な活動がある。仕事としての活動として、例えば、仕事上のプロジェクトやタスク等のように、複数の参加者(例えば、従業員や業者や作業者等)が作業や操作や行動等を行うことが挙げられる。特定の目的は、例えば、仕事上の目的(例えばプロジェクトやタスクの目的)や、運動の目的や、趣味の目的等、様々な目的がある。
活動を設定するユーザは、当該活動の参加者であってもよいし、管理者であってもよい。管理者が、当該活動に参加してもよい。
例えば、連携サーバ14にログインするためのユーザのアカウント情報(以下、「第3アカウント情報」と称する)が、ユーザ毎に定められて連携サーバ14に登録される。第3アカウント情報は、例えば、ユーザIDやパスワードやユーザの生体情報等である。連携サーバ14にログインする場合、ユーザは、端末装置16を用いて自身の第3アカウント情報を連携サーバ14に送信し、連携サーバ14へのログインを要求する。連携サーバ14は、ユーザの端末装置16から送信されてきた第3アカウント情報と連携サーバ14に予め登録されている第3アカウント情報とを照合することで、ログインを要求したユーザを認証する。ユーザの端末装置16から送信されてきた第3アカウント情報が連携サーバ14に登録されている場合、連携サーバ14は、当該ユーザが連携サーバ14にログインすることを許可する。ユーザの端末装置16から送信されてきたアカウント情報が連携サーバ14に登録されていない場合、連携サーバ14は、当該ユーザが連携サーバ14にログインすることを許可しない。
ユーザを認証する処理は、連携サーバ14以外の装置(例えば認証サーバ)によって行われてもよい。この場合、連携サーバ14は、認証サーバによる認証処理の結果を受けて、その結果に応じて、連携サーバ14へのユーザのログインを許可し、又は、許可しない。
ファイル管理サーバ10、メッセージングサーバ12及び連携サーバ14に共通するアカウント情報が用いられ、1つのアカウント情報を用いて、ファイル管理サーバ10、メッセージングサーバ12及び連携サーバ14のそれぞれへのログインが許可されてもよい。ファイル管理サーバ10、メッセージングサーバ12及び連携サーバ14の中の少なくとも2つにて共通するアカウント情報が用いられてもよい。
連携サーバ14が、ファイル管理サービスやメッセージングサービスをユーザに提供してもよい。つまり、連携サーバ14は、自装置にレポジトリを形成し、当該レポジトリの利用をユーザに許可してもよい。また、連携サーバ14は、連携サーバ14にログインした複数のユーザの間でのメッセージのやり取りを当該複数のユーザに許可してもよい。連携サーバ14が、ファイル管理サービスを提供する場合、特定の目的のために設定された活動に、ファイル管理サーバ10が提供するファイル管理サービスを連携させなくてもよい。もちろん、連携サーバ14は、ファイル管理サービスを提供すると共に、特定の目的のために設定された活動に、ファイル管理サーバ10が提供するファイル管理を連携させてもよい。連携サーバ14は、メッセージングサービスを提供する場合、特定の目的のために設定された活動に、メッセージングサーバ12が提供するメッセージングサービスを連携させなくてもよい。もちろん、連携サーバ14は、メッセージングサービスを提供すると共に、特定の目的のために設定された活動に、メッセージングサーバ12が提供するメッセージングサービスを連携させてもよい。
端末装置16は、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称する)、タブレットPC、スマートフォン、又は、携帯電話等である。
以下、図2を参照して、連携サーバ14のハードウェアの構成について説明する。図2には、連携サーバ14のハードウェアの構成の一例が示されている。
連携サーバ14は、例えば、通信装置18と、UI20と、メモリ22と、プロセッサ24とを含む。
通信装置18は、通信チップや通信回路等を有する通信インターフェースであり、他の装置に情報を送信する機能、及び、他の装置から情報を受信する機能を有する。通信装置18は、無線通信機能を有してもよいし、有線通信機能を有してもよい。通信装置18は、例えば近距離無線通信を利用することで他の装置と通信してもよいし、通信経路Nを介して他の装置と通信してもよい。
UI20はユーザインターフェースであり、ディスプレイ及び操作装置の中の少なくとも1つを含む。ディスプレイは、液晶ディスプレイ又はELディスプレイ等である。操作装置は、キーボード、マウス、入力キー又は操作パネル等である。UI20は、ディスプレイと操作装置とを兼ね備えたタッチパネル等のUIであってもよい。UI20は、マイクやスピーカを含んでもよい。
メモリ22は、データを記憶する1又は複数の記憶領域を構成する装置である。メモリ22は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、各種のメモリ(例えばRAM、DRAM又はROM等)、その他の記憶装置(例えば光ディスク等)、又は、それらの組み合わせである。1又は複数のメモリ22が連携サーバ14に含まれている。
プロセッサ24は、連携サーバ14の各部の動作を制御するように構成されている。プロセッサ24は、メモリを有してもよい。
プロセッサ24は、特定の目的毎にユーザによって設定された各活動に対して、その活動の複数の参加者を対応付ける。プロセッサ24は、活動毎に、活動と当該活動の各参加者とを紐付けて管理する。例えば、プロセッサ24は、活動毎に、活動を識別するための活動識別情報(例えば、活動の名称やID等)と、当該活動の各参加者の第3アカウント情報と、を紐付けて、これらの情報をメモリ22に記憶させて管理する。なお、プロセッサ24は、更に、活動識別情報に、各参加者の第1アカウント情報や第2アカウント情報を紐付けてもよい。また、ファイル管理サーバ10、メッセージングサーバ12及び連携サーバ14に共通するアカウント情報が、活動識別情報に紐付けられてもよい。
また、プロセッサ24は、各活動に、1又は複数のファイル管理サービスと1又は複数のメッセージングサービスとに含まれる1又は複数のサービスを連携させる。
例えば、プロセッサ24は、少なくとも1人の参加者が第1アクセス権を有する、複数のサービス提供者によって提供されるファイル管理サービスのレポジトリを、活動に連携させる。プロセッサ24は、活動毎に、活動と、当該活動に連携されたファイル管理サービスの1又は複数のレポジトリと、を紐付けて管理する。例えば、プロセッサ24は、活動毎に、活動を識別するための活動識別情報と、当該活動に連携された各レポジトリにアクセスするためのアドレス(例えばURL等)と、を紐付けて、これらの情報をメモリ22に記憶させて管理する。
また、プロセッサ24は、各参加者から活動へのアクセスの要求に応じて、その要求元の参加者が第1アクセス権を有する連携済みのレポジトリに記憶されているファイルを、当該要求元の端末装置16のディスプレイに表示させる。なお、当該ファイルが、第1ファイルの一例である。
要求元の参加者が第1アクセス権を有するレポジトリが、複数のファイル管理サービスのレポジトリを含む場合(つまり、当該要求元の参加者が、当該複数のファイル管理サービスのレポジトリについての第1アクセス権を有する場合)、プロセッサ24は、当該複数のファイル管理サービスのレポジトリに記憶されている複数の第1ファイルを、当該要求元の参加者の端末装置16のディスプレイに一覧表示させる。
例えば、プロセッサ24は、ファイル管理サーバ10にて連携済みレポジトリに対して設定されている要求元の参加者の第1アクセス権を解釈する。プロセッサ24は、当該連携済みのレポジトリに設定されている当該要求元の参加者の第1アクセス権に応じた表示態様で、第1ファイルを当該要求元の参加者の端末装置16のディスプレイに表示させる。第1アクセス権の解釈の方法として様々な方法が挙げられる。例えば、要求元の参加者の第3アカウント情報と当該要求元の参加者の第1アカウント情報とが紐付けられてファイル管理サーバ10にて管理されている場合、プロセッサ24は、当該第3アカウント情報を用いて連携サーバ14にログインした当該要求元の参加者の第1アクセス権の内容を、ファイル管理サーバ10に問い合わせることで、当該要求元の参加者の第1アクセス権の内容を認識する。また、参加者がアクセスを要求した活動を識別するための活動識別情報に、第1アカウント情報や共通のアカウント情報が紐付けられて、活動と参加者とが管理されている場合、プロセッサ24は、当該第1アカウント情報や当該共通のアカウント情報をファイル管理サーバ10に送信して、当該要求元の参加者の第1アクセス権の内容をファイル管理サーバ10に問い合わせることで、当該要求元の参加者の第1アクセス権の内容を認識してもよい。
なお、プロセッサ24は、レポジトリに対する各参加者の第1アクセス権を変更してもよい。その変更に応じて、ファイル管理サーバ10での、各参加者の第1アクセス権が変更されてもよい。第1アクセス権が変更される場合、プロセッサ24は、変更される第1アクセス権を有する参加者や管理者の端末装置16に、当該参加者の第1アクセス権が変更されることを示す情報を送信してもよい。プロセッサ24は、当該参加者や管理者が変更を許可した場合、当該参加者の第1アクセス権を変更し、当該参加者や管理者が変更を許可しない場合、当該参加者の第1アクセス権を変更しなくてもよい。ファイル管理サーバ10での第1アクセス権は変更されず、連携サーバ14を介してレポジトリを利用するときの第1アクセス権のみが変更されてもよい。
また、プロセッサ24は、少なくとも1人の参加者が第2アクセス権を有するメッセージングサービスを、活動に連携させてもよい。例えば、プロセッサ24は、少なくとも1人の参加者が第2アクセス権を有するチャンネルを、活動に連携させる。プロセッサ24は、活動毎に、活動と、当該活動に連携されたメッセージングサービスのチャンネルと、を紐付けて管理する。例えば、プロセッサ24は、活動毎に、活動を識別するための活動識別情報と、当該活動に連携されたメッセージングサービスのチャンネルにアクセスするためのアドレス(例えばURL等)と、を紐付けて、これらの情報をメモリ22に記憶させて管理する。
プロセッサ24は、要求元の参加者が第2アクセス権を有する連携済みのメッセージングサービスに送信されたファイルを、上述した第1ファイルと共に、当該要求元の参加者の端末装置16のディスプレイに一覧表示させてもよい。なお、当該ファイルが、第2ファイルの一例である。例えば、プロセッサ24は、連携済みのチャンネルに送信された第2ファイルを、上述した第1ファイルと共に、ディスプレイに一覧表示させる。
プロセッサ24は、第2ファイルが連携済みのメッセージングサービスに送信されたファイルであることが識別できるように、ディスプレイにおいて、第2ファイルと第1ファイルと同じ表示領域に一覧表示してもよい。
また、プロセッサ24は、要求元の参加者が第2アクセス権を有する連携済みのメッセージングサービスに送信されたメッセージを、上述した第1ファイルと共に、当該要求元の参加者の端末装置16のディスプレイに一覧表示してもよい。
例えば、プロセッサ24は、連携済みのメッセージングサービスのチャンネルを提供するメッセージングサーバ12にアクセスし、当該メッセージングサービスのチャンネルに設定されている要求元の参加者の第2アクセス権を解釈する。プロセッサ24は、当該連携済みのメッセージングサービスのチャンネルに対して設定されている当該要求元の参加者の第2アクセス権に応じた表示態様で、第2ファイルを当該要求元の参加者の端末装置16のディスプレイに表示させる。第2アクセス権の解釈の方法として様々な方法が挙げられる。例えば、要求元の参加者の第3アカウント情報と当該要求元の参加者の第2アカウント情報とが紐付けられてメッセージングサーバ12にて管理されている場合、プロセッサ24は、当該第3アカウント情報を用いて連携サーバ14にログインした当該要求元の参加者の第2アクセス権の内容を、メッセージングサーバ12に問い合わせることで、当該要求元の参加者の第2アクセス権の内容を認識する。また、参加者がアクセスを要求した活動を識別するための活動識別情報に、第2アカウント情報や共通のアカウント情報が紐付けられて、活動と参加者とが管理されている場合、プロセッサ24は、当該第2アカウント情報や当該共通のアカウント情報をファイル管理サーバ10に送信して、当該要求元の参加者の第2アクセス権の内容をメッセージングサーバ12に問い合わせることで、当該要求元の参加者の第2アクセス権の内容を認識してもよい。
なお、プロセッサ24は、メッセージングサービスのチャンネルに対する各参加者の第2アクセス権を変更してもよい。その変更に応じて、メッセージングサーバ12での、各参加者の第2アクセス権が変更されてもよい。第2アクセス権が変更される場合、プロセッサ24は、変更される第2アクセス権を有する参加者や管理者の端末装置16に、当該参加者の第2アクセス権が変更されることを示す情報を送信してもよい。プロセッサ24は、当該参加者や管理者が変更を許可した場合、当該参加者の第2アクセス権を変更し、当該参加者や管理者が変更を許可しない場合、当該参加者の第2アクセス権を変更しなくてもよい。メッセージングサーバ12での第2アクセス権は変更されず、連携サーバ14を介してメッセージサービスを利用するときの第2アクセス権のみが変更されてもよい。
以下、図3を参照して、端末装置16のハードウェアの構成について説明する。図3には、端末装置16のハードウェアの構成の一例が示されている。
端末装置16は、例えば、通信装置26と、UI28と、メモリ30と、プロセッサ32とを含む。
通信装置26は、通信チップや通信回路等を有する通信インターフェースであり、他の装置に情報を送信する機能、及び、他の装置から送信されてきた情報を受信する機能を有する。通信装置26は、無線通信機能を有してもよいし、有線通信機能を有してもよい。通信装置26は、例えば近距離無線通信を利用することで他の装置と通信してもよいし、通信経路Nを介して他の装置と通信してもよい。
UI28はユーザインターフェースであり、ディスプレイ及び操作装置の中の少なくとも1つを含む。ディスプレイは、液晶ディスプレイ又はELディスプレイ等である。操作装置は、キーボード、マウス、入力キー又は操作パネル等である。UI28は、ディスプレイと操作装置とを兼ね備えたタッチパネル等のUIであってもよい。UI28は、マイクやスピーカを含んでもよい。
メモリ30は、データを記憶する1又は複数の記憶領域を構成する装置である。メモリ30は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、各種のメモリ(例えばRAMやDRAMやROM等)、その他の記憶装置(例えば光ディスク等)、又は、それらの組み合わせである。1又は複数のメモリ30が端末装置16に含まれている。
プロセッサ32は、端末装置16の各部の動作を制御するように構成されている。プロセッサ32は、メモリを有してもよい。
以下、図4を参照して、ファイル管理サーバ10に含まれるレポジトリについて説明する。図4には、ファイル管理サーバ10A,10B,・・・,10Kのそれぞれに含まれるレポジトリが示されている。なお、図4には示されていないが、各ファイル管理サーバ10は、例えば、通信装置、UI、メモリ及びプロセッサを含み、当該プロセッサによってファイル管理サービスが提供される。
ファイル管理サーバ10Aは、レポジトリ34Aa,34Ab,・・・,34Akを含む。ファイル管理サーバ10Aに含まれる各レポジトリは、ファイル管理サーバ10Aに含まれるメモリによって実現される。
ファイル管理サーバ10Bは、レポジトリ34Ba,34Bb,・・・,34Bmを含む。ファイル管理サーバ10Bに含まれる各レポジトリは、ファイル管理サーバ10Bに含まれるメモリによって実現される。
ファイル管理サーバ10Kは、レポジトリ34Ka,34Kb,・・・,34Knを含む。ファイル管理サーバ10Kに含まれる各レポジトリは、ファイル管理サーバ10Kに含まれるメモリによって実現される。
上述したように、各レポジトリには第1アクセス権が設定されており、第1アクセス権を有するユーザが、当該第1アクセス権に対応するレポジトリにアクセスして当該レポジトリを利用することが許可される。なお、第1アクセス権が設定されずに全てのユーザのアクセスが許可されるレポジトリや、全てのユーザによるアクセスが許可されるという第1アクセス権が設定されたレポジトリが、ファイル管理サーバ10に形成されてもよい。
以下、第1実施形態について詳しく説明する。以下では、一例として、仕事上のプロジェクトが活動として立ち上げられ、そのプロジェクトが実行される場面を想定して、第1実施形態について説明する。例えば、プロジェクトを管理する管理者や、プロジェクトに参加して作業や操作等を行う参加者が、プロジェクトに関わる。管理者は、参加者としてプロジェクトに参加してもよい。管理者や参加者は、自身の端末装置16を用いて、ファイル管理サーバ10が提供するファイル管理サービスや、メッセージングサーバ12が提供するメッセージングサービスを利用する。また、管理者や参加者は、自身の端末装置16を用いて、連携サーバ14によって活動に連携させられたサービス(例えば、ファイル管理サービスやメッセージングサービス)を利用する。
図5を参照して、プロジェクトの立ち上げ時における設定について説明する。図5には、プロジェクトの設定画面36が示されている。設定画面36上では、プロジェクトの参加者、そのプロジェクトに連携させられるメッセージングサービス、及び、そのプロジェクトに連携させられるファイル管理サービスが設定される。例えば、プロジェクトAAAが立ち上げられ、プロジェクトAAAの参加者、及び、プロジェクトAAAに連携させられるサービス(つまり、ファイル管理サービスとメッセージングサービス)が、設定画面36上にて設定される。
例えば、プロジェクトAAAの管理者が、自身の端末装置16を用いて連携サーバ14にログインし、プロジェクトAAAの登録を連携サーバ14に要求する。連携サーバ14のプロセッサ24は、その要求を受けると、設定画面36を、管理者の端末装置16のディスプレイに表示させる。管理者は、設定画面36上で各設定を行う。
管理者は、設定画面36上で、プロジェクトAAAの各参加者を識別するための情報を入力して、プロジェクトAAAに各参加者を登録する。例えば、管理者は、設定画面36上で、各参加者の第3アカウント情報を入力する。連携サーバ14のプロセッサ24は、入力された各参加者の第3アカウント情報を受け付け、プロジェクトAAAを識別するための活動識別情報に各参加者の第3アカウント情報を紐付ける。これにより、各参加者がプロジェクトAAAに登録される。図5に示す例では、参加者A,B,C,・・・のそれぞれの第3アカウント情報が入力されて、参加者A,B,C,・・・が、プロジェクトAAAに登録されている。このようにして、活動の一例であるプロジェクトAAAに対して、複数の参加者が対応付けられる。
また、管理者は、設定画面36上で、プロジェクトAAAに連携させるメッセージングサービスの各チャンネル、及び、各チャンネルへのリンクを設定する。例えば、管理者は、プロジェクトAAAに連携させるメッセージングサービスのチャンネルにアクセスするためのアドレス(例えばURL等)を入力する。連携サーバ14のプロセッサ24は、入力されたアドレスを受け付け、プロジェクトAAAの活動識別情報に、入力されたアドレスを紐付ける。これにより、メッセージングサービスが、プロジェクトAAAに連携させられる。より具体的には、メッセージングサービスのチャンネルが、プロジェクトAAAに連携させられる。図5に示す例では、電子メールのメーリングリストであるチャンネルMLのアドレス(例えばURL)と、メッセージングサービスαが提供するチャンネルα1(例えば、グループチャット等)にアクセスするためのアドレス(例えばURL)と、メッセージングサービスβが提供するチャンネルβ1(例えば、グループチャット等)にアクセスするためのアドレス(例えばURL)が、設定画面36に入力されている。チャンネルMLのアドレスと、チャンネルα1のアドレスと、チャンネルβ1のアドレスが、プロジェクトAAAに紐付けられる。これにより、チャンネルMLと、チャンネルα1と、チャンネルβ1が、プロジェクトAAAに連携させられる。
なお、電子メール、メッセージングサービスα、及び、メッセージングサービスβのそれぞれは、メッセージングサーバ12A,12B,・・・,12Lのいずれかによって提供される。電子メール、メッセージングサービスα、及び、メッセージングサービスβの中の1又は複数のサービスが、同じメッセージングサーバ12によって提供されてもよいし、各サービスが、異なるメッセージングサーバ12によって提供されてもよい。
また、管理者は、設定画面36上で、プロジェクトAAAに連携させるファイル管理サービスの各レポジトリ、及び、各レポジトリへのリンクを設定する。例えば、管理者は、プロジェクトAAAに連携させるファイル管理サービスのレポジトリにアクセスするためのアドレス(例えばURL等)を入力する。連携サーバ14のプロセッサ24は、入力されたアドレスを受け付け、プロジェクトAAAに活動識別情報に、入力されたアドレスを紐付ける。これにより、ファイル管理サービスが、プロジェクトAAAに連携させられる。より具体的には、ファイル管理サービスのレポジトリが、プロジェクトAAAに連携させられる。図5に示す例では、ファイル管理サービスγによって提供されるレポジトリγ1にアクセスするためのアドレス(例えばURL)と、ファイル管理サービスδによって提供されるレポジトリδ1にアクセスするためのアドレス(例えばURL)と、ファイル管理サービスεによって提供されるレポジトリε1にアクセスするためのアドレス(例えばURL)が、設定画面36に入力されている。レポジトリγ1のアドレスと、レポジトリδ1のアドレスと、レポジトリε1のアドレスが、プロジェクトAAAに紐付けられる。これにより、レポジトリγ1,δ1,ε1が、プロジェクトAAAに連携させられる。
なお、ファイル管理サービスγ,δ,εのそれぞれは、ファイル管理サーバ10A,10B,・・・,10Kのいずれかによって提供される。ファイル管理サービスγ,δ,εの中の1又は複数のサービスが、同じファイル管理サーバ10によって提供されてもよいし、各サービスが、異なるファイル管理サーバ10によって提供されてもよい。
プロジェクトAAAの管理者がリンクを設定せずに、ファイル管理サーバ10において各レポジトリの第1アクセス権を設定する権限を有する者が、各レポジトリへのリンクを設定し、メッセージングサーバ12において各チャンネルの第1アクセス権を設定する権限を有する者が、各チャンネルへのリンクを設定してもよい。
なお、設定画面36にて登録された各参加者(例えば参加者A,B,C,・・・)が、プロジェクトAAAに連携させられる各レポジトリや、プロジェクトAAAに連携させられる各チャンネルに対して、アクセス権を有していてもよいし、アクセス権を有していなくてもよい。
例えば、参加者Aは、チャンネルα1の第2アクセス権を有しているが、参加者Bは、チャンネルα1の第2アクセス権を有していなくてもよい。参加者Aが、チャンネルα1の第2アクセス権を有するユーザとして、メッセージングサービスαを提供するメッセージングサーバ12に登録されているが、参加者Bは、チャンネルα1の第2アクセス権を有するユーザとして、メッセージングサービスαを提供するメッセージングサーバ12に登録されていない場合が考えられる。
また、参加者Aは、レポジトリγ1の第1アクセス権を有しているが、参加者Bは、レポジトリγ1の第1アクセス権を有していなくてもよい。参加者Aが、レポジトリγ1の第1アクセス権を有するユーザとして、ファイル管理サービスγを提供するファイル管理サーバ10に登録されているが、参加者Bは、レポジトリγ1の第1アクセス権を有するユーザとして、ファイル管理サービスγを提供するファイル管理サーバ10に登録されていない場合が考えられる。
以上のように、プロジェクトAAAに各参加者が登録され、プロジェクトAAAに、各レポジトリ及び各チャンネルが連携させられる。プロセッサ24は、プロジェクトAAAの活動識別情報と、プロジェクトAAAの各参加者を識別するための情報(例えば第3アカウント情報)と、プロジェクトAAAに連携済みの各レポジトリのアドレスと、プロジェクトAAAに連携済みの各チャンネルのアドレスとを紐付けて、これらの情報をメモリ22に記憶させて管理する。プロジェクトAAA以外の他のプロジェクトが立ち上げられた場合も同様である。このように、プロセッサ24は、プロジェクト毎に、プロジェクトと、当該プロジェクトの各参加者と、当該プロジェクトに連携済みの各レポジトリと、当該プロジェクトに連携済みの各チャンネルとを紐付けて管理する。
なお、図5に示す例では、複数のチャンネル及び複数のレポジトリが、プロジェクトAAAに連携されているが、これは一例に過ぎない。プロジェクトAAAに連携されるチャンネルの数は1つであってもよいし、プロジェクトAAAに連携されるレポジトリの数は1つであってもよい。また、1又は複数のレポジトリがプロジェクトAAAに連携され、チャンネルはプロジェクトAAAに連携されなくてもよい。同様に、1又は複数のチャンネルがプロジェクトAAAに連携され、レポジトリはプロジェクトAAAに連携されなくてもよい。
以下、参加者が活動へのアクセスを要求した場合の処理について説明する。一例として、プロジェクトAAAの参加者Aが、自身の端末装置16Aを用いてプロジェクトAAAへのアクセスを要求するものとする。
例えば、参加者Aは、自身の端末装置16Aを用いて自身の第3アカウント情報を連携サーバ14に送信し、連携サーバ14へのログイン、及び、プロジェクトAAAへのアクセスを要求する。参加者Aの第3アカウント情報は連携サーバ14に登録されているため、連携サーバ14のプロセッサ24は、参加者Aが連携サーバ14にログインすることを許可する。また、上述したように、参加者AはプロジェクトAAAに紐付けられているため、プロセッサ24は、参加者AがプロジェクトAAAにアクセスすることを許可する。この場合、プロセッサ24は、要求元の参加者Aが第1アクセス権を有するレポジトリであってプロジェクトAAAに連携済みのレポジトリに記憶されている第1ファイルを、参加者Aの端末装置16Aのディスプレイに表示させる。また、プロセッサ24は、参加者Aが第2アクセス権を有し、プロジェクトAAAに連携済みのメッセージングサービスのチャンネルに送信されたメッセージを、第1ファイルと共に、参加者Aの端末装置16Aのディスプレイに表示させる。
図6には、これらの表示の一例が示されている。図6は、画面38が示されている。画面38は、参加者Aの端末装置16Aのディスプレイに表示される画面である。画面38は、表示領域40,42を含む。プロセッサ24は、表示領域40,42をディスプレイに形成する。
表示領域40は、ファイルが表示される領域である。例えば、プロセッサ24は、参加者Aが第1アクセス権を有するレポジトリであってプロジェクトAAAに連携済みのレポジトリに記憶されているファイルを、表示領域40内に一覧表示する。例えば、各ファイルは、タイムライン表記に従って表示される。つまり、各ファイルは、ファイルが作成された日時、ファイルがレポジトリに記憶された日時、又は、ファイルが更新された日時に従って、時系列順に並んで表示される。例えば、その日時に従って、上から下、下から上、左から右、又は、右から左に、各ファイルが並んで表示される。もちろん、時系列順に並ばずに各ファイルが表示されてもよい。例えば、参加者が指定した位置やファイル名に従った位置等にファイルが表示されてもよい。
図6に示す例では、異なるレポジトリに記憶されている複数のファイルが、表示領域40に混在して表示されている。フィルタ機能によって特定のレポジトリに記憶されているファイルのみが表示されてもよいし、第1アクセス権毎にファイルが表示されてもよいし、レポジトリ毎にファイルが表示されてもよい。
プロセッサ24は、表示領域40を上下方向又は左右方向に移動させることで(例えばスクロールさせることで)、表示領域40に収まりきらないファイルを表示領域40内に表示してもよい。
表示領域42は、メッセージが表示される領域である。例えば、プロセッサ24は、参加者Aが第2アクセス権を有するチャンネルであってプロジェクトAAAに連携済みのチャンネルに送信されたメッセージを、表示領域42内に一覧表示する。例えば、各メッセージは、タイムライン表記に従って表示される。つまり、各メッセージは、メッセージがチャンネルに送信された日時に従って並んで表示される。各メッセージが送信されたチャンネルが異なる場合であっても、各メッセージは、メッセージがチャンネルに送信された日時に従って並んで表示される。例えば、その日時に従って、上から下、下から上に、各メッセージが並んで表示される。なお、メッセージを送信した参加者を識別するための情報(例えば、名前や、ニックネームや、IDや、アイコン等の画像等)が、当該メッセージに紐付けられて表示領域42内に表示される。例えば、当該情報が、当該メッセージの近くに表示される。
図6に示す例では、異なるチャンネルに送信された複数のメッセージが、表示領域42に混在して表示されている。フィルタ機能によって特定のチャンネルに送信されたメッセージのみが表示されてもよいし、第2アクセス権毎にメッセージが表示されてもよいし、チャンネル毎にメッセージが表示されてもよい。なお、電話等の音声通話がメッセージングサービスとして利用され、参加者の間で音声がやり取りされた場合、その音声が文字列に変換され、その文字列がメッセージとして表示領域42内に表示されてもよい。
また、表示領域40内にてファイルが参加者によって操作された場合(例えば、ファイルが編集された場合や、ファイルが移動させられた場合等)や、ファイルを表示領域40にアップロードする操作が行われた場合、プロセッサ24は、その操作が行われたことを示すメッセージを表示領域42内に表示してもよい。
プロセッサ24は、表示領域42を上下方向又は左右方向に移動させることで(例えばスクロールさせることで)、表示領域42に収まりきらないメッセージを表示領域42内に表示させてもよい。
参加者A以外の他の参加者(例えば参加者B,C等)がプロジェクトAAAにアクセスした場合も、画面38と同様の画面が、他の参加者の端末装置16のディスプレイに表示される。例えば、参加者Bの端末装置16Bのディスプレイには、参加者Bが第1アクセス権を有するレポジトリであってプロジェクトAAAに連携済みのレポジトリに記憶されているファイル、及び、参加者Bが第2アクセス権を有するチャンネルであってプロジェクトAAAに連携済みのチャンネルに送信されたメッセージが、表示される。参加者Cについても同様である。
また、連携サーバ14自身が、メッセージングサービスを提供してもよい。この場合、画面38には、そのメッセージングサービスにメッセージを送信するための入力欄44が表示される。入力欄44にメッセージが入力されて、送信の指示が与えられると、プロセッサ24は、入力されたメッセージを表示領域42内に表示する。また、プロセッサ24は、入力されたメッセージをプロジェクトAAAにアクセスしている他の参加者宛に送信する。なお、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルに送信されたメッセージに対して、連携サーバ14自身が提供するメッセージングサービスを利用してメッセージが返信された場合、その返信されたメッセージは、返信先のチャンネルに反映されてもよい。
図6に示されている各ファイル及び各メッセージについて詳しく説明する。
ファイルF1,F2は、プロジェクトAAAに連携済みのファイル管理サービスγのレポジトリγ1に記憶されているファイルである。ファイルF3,F4は、プロジェクトAAAに連携済みのファイル管理サービスδのレポジトリδ1に記憶されているファイルである。ファイルF5は、プロジェクトAAAに連携済みのファイル管理サービスεのレポジトリε1に記憶されているファイルである。ファイルF6は、メッセージM5に添付されているファイルである。
参加者Aは、レポジトリγ1,δ1に対する第1アクセス権を有しており、レポジトリε1に対する第1アクセス権を有していない。つまり、参加者Aは、ファイルF1~F4に対する第1アクセス権を有しており、ファイルF5に対する第1アクセス権を有していない。この場合、プロセッサ24は、ファイルF1~F4を表示領域40内に一覧表示し、ファイルF5を表示しない。図6には、説明の便宜上、ファイルF5が示されているが、ファイルF5は画面38に表示されていない。また、ファイルF6は、メッセージM5に添付されているファイルであり、表示領域40内に表示される。例えば、ファイルF1~F4,F6のそれぞれを表す画像(例えばアイコン等)が表示される。ファイルの添付については後で詳しく説明する。
プロセッサ24は、ファイルが記憶されているレポジトリに応じて、ファイルの表示態様を変えてもよい。例えば、プロセッサ24は、ファイルが記憶されているレポジトリに応じて、ファイルの表示色、大きさ、形状及び模様等を変える。図6に示す例では、ファイルF1,F2は、ファイル管理サービスγに対応した色(例えば水色)で表示され、ファイルF3,F4は、ファイル管理サービスδに応じた色(例えば緑色)で表示され、ファイルF6は、メッセージの添付に応じた色(例えば橙色)で表示される。
メッセージM1は、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルML(つまりメーリングリストML)に登録されているユーザ宛に送信されたメッセージである。メッセージM2,M6は、プロジェクトAAAに連携済みのメッセージングサービスαのチャンネルα1に送信されたメッセージである。メッセージM3,M4,M5は、プロジェクトAAAに連携済みのメッセージングサービスβのチャンネルβ1に送信されたメッセージである。メッセージM5には、ファイルF6が添付されている。
参加者Aは、メーリングリストであるチャンネルML、及び、メッセージングサービスβのチャンネルβ1に対する第2アクセス権を有しており、メッセージングサービスαのチャンネルα1に対する第2アクセス権を有していない。つまり、参加者Aは、メッセージM1,M3,M4,M5に対する第2アクセス権を有しており、メッセージM2,M6に対する第2アクセス権を有していない。この場合、プロセッサ24は、メッセージM1,M3,M4,M5を表示領域42内に一覧表示し、メッセージM2,M6を表示しない。図6には、説明の便宜上、メッセージM2,M6が示されているが、メッセージM2,M6は画面38に表示されていない。
プロセッサ24は、メッセージが送信されたチャンネルに応じて、メッセージの表示態様を変えてもよい。例えば、プロセッサ24は、メッセージが送信されたチャンネルに応じて、メッセージの全体や枠の表示色、大きさ、形状、模様、メッセージに含まれる各文字の表示色、大きさ、フォントの種類等を変える。図6に示す例では、メッセージM1の枠や文字は、メーリングリストMに応じた色(例えば紫色)で表示され、メーリングリストM3,M4,M5の枠や文字は、メッセージングサービスβに応じた色(例えば赤色)で表示される。
図6に示すように、プロセッサ24は、参加者AからプロジェクトAAAへのアクセスの要求に応じて、参加者Aが第1アクセス権を有するレポジトリ(例えばレポジトリγ1,δ1)に記憶されているファイル(例えばファイルF1~F4)を、表示領域40内に一覧表示する。例えば、プロセッサ24は、ファイルF1~F4を一緒に表示領域40内に表示する。なお、ファイルF1~F4が、第1ファイルの一例である。
参加者Aが、複数のファイル管理サービスのレポジトリに対して第1アクセス権を有する場合、プロセッサ24は、当該複数のファイル管理サービスのレポジトリに記憶されている複数のファイルを、表示領域40内に一覧表示する。図6に示す例では、参加者Aは、ファイル管理サービスγのレポジトリγ1とファイル管理サービスδのレポジトリδ1に対して第1アクセス権を有しており、プロセッサ24は、レポジトリγ1,δ1にそれぞれ記憶されているファイル(例えばファイルF1~F4)を表示領域40内に一覧表示する。
プロセッサ24は、参加者Aが第2アクセス権を有するメッセージングサービスに送信されたファイルを、第1ファイル(つまり、ファイル管理サービスのレポジトリに記憶されているファイル)と共に、表示領域40内に一覧表示してもよい。図6に示す例では、ファイルF6が添付されているメッセージM5が、参加者Aが第2アクセス権を有するチャンネルβ1に送信されている。この場合、プロセッサ24は、メッセージM5を表示領域42内に表示すると共に、ファイルF6を第1ファイルと共に表示領域40内に表示する。ファイルF6は、第2ファイルの一例である。
プロセッサ24は、メッセージM5に添付されていたファイルF6が、メッセージングサービスに送信されたファイルであることが識別できるように、ファイルF6を表示領域40内に表示する。上述したように、例えば、ファイルF6を、メッセージの添付に応じた色(例えば橙色)で表示する。この色は、メッセージングサービスに応じた色であってもよい。
参加者AによってファイルF6が指定された場合、プロセッサ24は、その指定されたファイルF6が添付されていたメッセージM5を指し示すように表示してもよい。例えば、プロセッサ24は、他のメッセージと区別が可能なように目立つにようにメッセージM5を表示する。具体的には、プロセッサ24は、メッセージM5に装飾を施してもよいし、メッセージM5を拡大して表示してもよいし、メッセージM5を特定の色で表示してもよい。
なお、プロジェクトAAAにメッセージングサービスが連携されていない場合、各メッセージングサービスを介してやり取りされたメッセージは、画面38に表示されない。同様に、プロジェクトAAAにファイル管理サービスが連携されていない場合、各ファイル管理サービスのレポジトリに記憶されているファイルは、画面38に表示されない。
プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリに記憶されているファイルが削除された場合、その削除されたファイルは、表示領域40内に表示されなくなる。また、ファイル管理サービスにおいてファイルに対する第1アクセス権が変更された場合、変更後の第1アクセス権に従って、ファイルが表示領域40内に表示され、又は、ファイルが表示領域40内に表示されなくなる。なお、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリに記憶されているファイルがコピーされて連携サーバ14に送信されて記憶された場合、当該レポジトリに記憶されているファイルが削除されても、コピーされたファイルが連携サーバ14に記憶されている限り、そのファイルは表示領域40内に表示される。ファイルをコピーするか否かは、管理者等によって予め設定される。
同様に、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルに送信されたメッセージが削除された場合、その削除されたメッセージは、表示領域42内に表示されなくなる。また、メッセージングサービスにおいてチャンネルに対する第2アクセス権が変更された場合、変更後の第2アクセス権に従って、メッセージが表示領域42内に表示され、又は、メッセージが表示領域42内に表示されなくなる。なお、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルに送信されたメッセージがコピーされて連携サーバ14に送信されて記憶された場合、当該チャンネルにて当該メッセージが削除されても、コピーされたメッセージが連携サーバ14に記憶されている限り、そのメッセージは表示領域42内に表示される。メッセージをコピーするか否かは、管理者等によって予め設定される。
以下、参加者が活動へのアクセスを要求した場合の処理について更に詳しく説明する。
例えば、参加者Aは、レポジトリγ1,δ1,ε1に対する第1アクセス権を有し、チャンネルML,α1,β1に対する第2アクセス権を有するものとする。したがって、参加者Aは、プロジェクトAAAに連携された全てのレポジトリ及び全てのチャンネルにアクセスすることが許可されている。例えば、プロジェクトAAAの統括者や責任者やリーダーやマネージャー等のように、一定以上の権限を有する参加者が、参加者Aの一例として挙げられる。
また、参加者Bは、レポジトリδ1,ε1に対する第1アクセス権を有し、チャンネルML,α1に対する第2アクセス権を有するものとする。参加者Bは、レポジトリγ1に対する第1アクセス権を有しておらず、チャンネルβ1に対する第2アクセス権を有していない。したがって、参加者Bは、レポジトリδ1,ε1及びチャンネルML,α1にアクセスすることが許可されているが、レポジトリγ1及びチャンネルβ1にアクセスすることは許可されていない。例えば、上述した一定以上の権限を有する参加者以外の参加者(例えば、そのような権限を有していない一般の参加者)が、参加者Bの一例として挙げられる。
例えば、レポジトリγ1は、一定以上の権限を有する参加者(例えば参加者A)専用のレポジトリであり、チャンネルβ1は、一定以上の権限を有する参加者専用のチャンネルである。レポジトリδ1,ε1は、プロジェクトAAAの参加者全員のアクセスが許可されているレポジトリであり、チャンネルML,α1は、プロジェクトAAAの参加者全員のアクセスが許可されているチャンネルである。つまり、一定以上の権限を有する参加者(例えば参加者A)及び一定以上の権限を有しない参加者(例えば参加者B)を含む、参加者全員が、レポジトリδ1,ε1及びチャンネルML,α1にアクセスすることが許可されている。
図7には、参加者AがプロジェクトAAAにアクセスを要求した場合に表示される画面38Aが示されている。画面38Aは、表示領域40A,42A,46Aを含む。
プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリに記憶されているファイルを表示領域40Aに一覧表示する。表示領域40A内に表示されているファイルは、図6に示されている表示領域40内に表示されているファイルと同じである。
プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルに送信されたメッセージを表示領域42Aに一覧表示する。表示領域42A内に表示されているメッセージは、図6に示されている表示領域42内に表示されているメッセージと同じである。
プロセッサ24は、参加者Aがアクセス権を有するレポジトリに記憶されているファイルであって、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリとは異なるレポジトリに記憶されているファイルを、表示領域46Aに一覧表示する。表示領域46Aに表示されるファイルは、第3ファイルの一例である。例えば、表示領域46Aには、参加者Aの個人用のレポジトリに記憶されているファイルである。図7に示すように、プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリに記憶されているファイル(つまり第1ファイル)と、参加者Aがアクセス権を有するレポジトリであってプロジェクトAAAに連携済みのレポジトリとは異なるレポジトリに記憶されているファイル(つまり第3ファイル)とを、区別してディスプレイに一覧表示させる。
例えば、表示領域46Aに表示されるファイルが記憶されているレポジトリのアドレスは、参加者Aによって設定される。図8には、その設定用の画面48が示されている。画面48は、参加者Aの端末装置16Aのディスプレイに表示される。図8に示す例では、ローカルPC、ドライブζ及びシェアηのそれぞれのアドレスが、参加者Aによって入力されている。なお、ローカルPC、ドライブζ及びシェアηは、レポジトリの一例である。ローカルPCは、参加者Aが利用する端末装置16Aであり、ローカルPCのアドレスとして、端末装置16のメモリ22に形成されている記憶領域(例えばフォルダ等)のアドレスが入力される。ドライブζ,ηは、参加者Aが第1アクセス権を有するレポジトリである。
画面48にて設定された各レポジトリに記憶されているファイルが、表示領域46Aに表示される。図7に示す例では、ファイルF10,F11,F12,F13,・・・が、表示領域46Aに表示されている。例えば、ファイルF10,F11は、ローカルPC(つまり端末装置16A)に記憶されているファイルであり、ファイルF12,F13は、ドライブζに記憶されているファイルである。ドライブηに記憶されているファイルは、表示領域46Aに表示しきれておらず、表示領域46Aを上下方向又は左右方向にスクロール等することで、ドライブηに記憶されているファイルが、表示領域46Aに表示される。
なお、プロセッサ24は、参加者Aの表示の切替の指示に従って、表示領域46Aの表示と非表示とを切り替えてもよい。
プロセッサ24は、ファイルが記憶されているファイル管理サービスを識別するための情報を当該ファイルに紐付けて表示してもよい。ファイル管理サービスを識別するための情報は、例えば、ファイル管理サービスを示す文字列、画像又は図形等である。例えば、レポジトリγ1に記憶されているファイルF1,F2には、ファイル管理サービスγを示すバッジ(例えば、γを表す画像)が付けられて表示されている。レポジトリδ1に記憶されているファイルF3,F4には、ファイル管理サービスδを示すバッジ(例えば、δを表す画像)が付けられて表示されている。レポジトリε1に記憶されているファイルF5には、ファイル管理サービスεを示すバッジ(例えば、εを表す画像)が付けられて表示されている。このように、ファイルがどのファイル管理サービスに由来するファイルであるかを示す情報が表示される。
例えば、図7に示すように、異なるレポジトリに記憶されている複数のファイルが混在して表示領域40A内に表示される場合に、プロセッサ24は、ファイルがどのファイル管理サービスに由来するファイルであるのかを示すバッジ等の情報を、各ファイルに付して表示する。また、参加者Aが、バッジ等の情報の表示を指示した場合に、プロセッサ24は、バッジ等の情報を表示してもよい。
プロセッサ24は、ファイルF1,F2が一定以上の権限を有する参加者のみにアクセスが許可されたファイルであることを示す情報を、ファイルF1,F2に紐付けて表示してもよい。その情報は、例えば、文字列、画像又は図形等である。図7に示す例では、バッジ「Mgr」(例えば「Mgr」を表す画像)が、一定以上の権限を有する参加者のみがアクセスすることが許可されていることを表す画像であり、そのバッジ「Mgr」が、ファイルF1,F2に付けて表示されている。
プロセッサ24は、メッセージが送信されたチャンネルのメッセージングサービスを識別するための情報を当該メッセージに紐付けて表示してもよい。メッセージングサービスを識別するための情報は、例えば、メッセージングサービスを示す文字列、画像又は図形等である。例えば、チャンネルMLに送信されたメッセージM1には、メーリングリストを示すバッジ(例えば、Mを表す画像)が付けて表示されている。チャンネルα1に送信されたメッセージM2,M6には、メッセージングサービスαを示すバッジ(例えば、αを表す画像)が付けて表示されている。チャンネルβ1に送信されたメッセージM3,M4,M5には、メッセージングサービスβを示すバッジ(例えば、βを表す画像)が付けて表示されている。このように、メッセージがどのメッセージングサービスに由来するメッセージであるのかを示す情報が表示される。
例えば、図7に示すように、異なるチャンネルに送信された複数のメッセージが混在して表示領域42A内に表示される場合に、プロセッサ24は、メッセージがどのメッセージングサービスに由来するメッセージであるのかを示すバッジ等の情報を、各メッセージに付して表示する。また、参加者Aが、バッジ等の情報の表示を指示した場合に、プロセッサ24は、バッジ等の情報を表示してもよい。
プロセッサ24は、メッセージM3,M4,M5が一定以上の権限を有する参加者のみにアクセスが許可されたメッセージであることを示す情報を、メッセージM3,M4,M5に紐付けて表示してもよい。その情報は、例えば、文字列、画像又は図形等である。図7に示す例では、バッジ「Mgr」が、一定以上の権限を有する参加者のみがアクセスすることが許可されていることを表す画像であり、そのバッジ「Mgr」が、メッセージM3,M4,M5に付けて表示されている。
(表示の切替)
以下、ファイル及びメッセージの表示の切替について説明する。例えば、参加者の有する権限に基づくフィルタ機能によって、ファイル及びメッセージが切り替えられる。
以下、ファイル及びメッセージの表示の切替について説明する。例えば、参加者の有する権限に基づくフィルタ機能によって、ファイル及びメッセージが切り替えられる。
図9には、ファイル用のフィルタ機能を設定するための画面50が示されている。参加者Aが、端末装置16Aを用いて画面50の表示の指示を与えると、プロセッサ24は、画面50を端末装置16Aのディスプレイに表示される。フィルタ機能の種類として、「全て」、「Mgrのみ」及び「一般のみ」等がある。フィルタ機能「全て」は、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリに記憶されている全てのファイルを表示する機能である。フィルタ機能「Mgrのみ」は、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリであって一定以上の権限を有する参加者のみにアクセスが許可されたレポジトリに記憶されているファイルを表示する機能である。フィルタ機能「一般のみ」は、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリであって一定以上の権限を有していない参加者にアクセスが許可されたレポジトリに記憶されているファイルを表示する機能である。参加者Aが、画面50上でフィルタ機能を設定すると、プロセッサ24は、その設定に従って、ファイルを表示する。
図10には、ファイル用のフィルタ機能が実行された後の画面38Aが示されている。ここでは一例として、フィルタ機能「Mgrのみ」が設定されている。この場合、プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリであって一定以上の権限を有する参加者のみにアクセスが許可されたレポジトリ(例えばレポジトリγ1)に記憶されているファイル(例えばファイルF1,F2)のみを、表示領域40A内に表示する。なお、フィルタ機能が実行された場合、ファイル管理サービスγを示すバッジ等の情報は、ファイルF1,F2に付されて表示されてもよいし、表示されなくてもよい。
プロセッサ24は、メッセージに添付されているファイル(例えば、メッセージM5に添付されているファイルF5)を、特定のレポジトリに記憶させてもよい。特定のレポジトリは、例えば参加者によって指定されてもよいし、予め定められてもよい。メッセージに添付されているファイルが特定のレポジトリに記憶された場合、プロセッサ24は、当該特定のレポジトリに対して設定された第1アクセス権に応じて、当該ファイルの表示を切り替えてもよい。
ファイルと同様に、メッセージの表示がフィルタ機能によって切り替えられてもよい。例えば、画面50と同様の画面にて、メッセージ用のフィルタ機能が設定される。図11には、メッセージ用のフィルタ機能が実行された後の画面38Aが示されている。ここでは一例として、フィルタ機能「Mgrのみ」が設定されている。この場合、プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルであって一定以上の権限を有する参加者のみにアクセスが許可されたチャンネル(例えばチャンネルα1)に送信されたメッセージ(例えばメッセージM2,M6)のみを、表示領域42A内に表示する。なお、フィルタ機能が実行された場合、メッセージングサービスαを示すバッジ等の情報は、メッセージM2,M6に付されて表示されてもよいし、表示されなくてもよい。
ファイルのみに対してフィルタ機能が実行されてもよいし、メッセージのみに対してフィルタ機能が実行されてもよいし、ファイル及びメッセージの両方に対してフィルタ機能が実行されてもよい。図11に示す例では、ファイルに対してもフィルタ機能が実行されているが、ファイルに対してフィルタ機能が実行されなくてもよい。なお、ファイルとメッセージとで異なるフィルタ機能が実行されてもよい。例えば、ファイルに対してはフィルタ機能「Mgrのみ」が実行され、メッセージに対してはフィルタ機能「全て」が実行されてもよい。
プロセッサ24は、メッセージを送信した参加者を識別するための情報(例えば、アイコン等の画像や、氏名やニックネームやID等の文字列等)に、当該参加者の権限を示すバッジ等の情報を紐付けて、バッジ等の情報を表示領域42内に表示してもよい。例えば、プロセッサ24は、参加者を表すアイコン等の画像の近くに、当該参加者の権限を示すバッジ等の情報を表示する。別の例として、プロセッサ24は、表示領域42内の特定の領域(例えば、上部や下部の領域)に、参加者の一覧を表示してもよいし、参加者の一覧を表示する画面に遷移するためのボタン等の画像を、特定の領域に表示してもよい。プロセッサ24は、参加者の一覧において、各参加者の権限を示すバッジ等の情報を表示してもよい。
ファイル及びメッセージの表示は、タブによって切り替えられてもよい。図12には、その切替の一例が示されている。
図12に示す例では、ファイル管理サービスδのタブが選択されており、表示領域40Aには、レポジトリδ1に記憶されているファイルF3,F4のみが表示されている。ファイル管理サービスγのタブが選択されると、表示領域40Aには、レポジトリγ1に記憶されているファイルF1,F2のみが表示される。ファイル管理サービスεのタブが選択されると、表示領域40Aには、レポジトリε1に記憶されているファイルF5のみが表示される。
また、図12に示す例では、メッセージングサービスαのタブが選択されており、表示領域42Aには、チャンネルα1に送信されたメッセージM2,M6のみが表示されている。メーリングリストMLのタブが選択されると、表示領域42Aには、チャンネルMLに送信されたメッセージM1のみが表示される。メッセージングサービスβのタブが選択されると、表示領域42Aには、チャンネルβ1に送信されたメッセージM3,M4,M5のみが表示される。
図13には、参加者BがプロジェクトAAAにアクセスを要求した場合に表示される画面38Bが示されている。画面38Bは、表示領域40B,42B,46Bを含む。
プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリに記憶されているファイルを表示領域40Aに一覧表示する。参加者Bは、参加者Aと異なり、一定以上の権限を有する参加者ではなく、一般の参加者である。そのため、プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリであって一定以上の権限を有していない参加者にアクセスが許可されたレポジトリに記憶されているファイル(例えば、ファイルF3,F4,F5)を、表示領域40B内に一覧表示する。プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリであって一定以上の権限を有する参加者のみにアクセスが許可されたレポジトリに記憶されているファイル(例えば、ファイルF1,F2)を、表示領域40B内に表示しない。図13には、説明の便宜上、ファイルF1,F2は破線で示されているが、ファイルF1,F2は、表示領域40B内に表示されない。ファイルF1,F2は、第4ファイルの一例である。
ファイルF6は、メッセージに添付されていたファイルであるため、表示領域40B内に表示されてもよい。なお、後述するように、メッセージM5は、一定以上の権限を有する参加者のみがアクセスすることが許可されているメッセージであるため、メッセージM5に添付されていたファイルF6も、一定以上の権限を有する参加者のみがアクセスすることが許可されたファイルであってもよい。この場合、ファイルF6は、表示領域40B内に表示されない。
プロセッサ24は、第4ファイル(例えばファイルF1,F2)の存在を示唆する情報を表示領域40B内に表示してもよい。
例えば、タイムライン表記に従って各ファイルが表示領域40B内に並んで表示される場合、プロセッサ24は、ファイルF1,F2自体を表示領域40B内に表示せずに、その表示条件に従ってファイルF1,F2が表示されるべき位置にスペースを確保し、そのスペースに他のファイルを表示しない。図13に示す例では、ファイルF1,F2が表示されるべき位置に、他のファイルが表示されない。
別の例として、プロセッサ24は、ファイルF1,F2を表示するが、ファイルF1,F2に対する参加者Bの操作を受け付けなくてもよい。例えば、参加者Bが、ファイルF,1,F2に対してクリック等の開く操作や、ファイルF1,F2を削除する操作や、ファイルF1,F2を移動させる操作等をしても、プロセッサ24は、その操作を受け付けず、ファイルF1,F2を開いたり、削除したり、移動させたりしない。ファイルF1,F2を表示する場合、プロセッサ24は、ファイルF1,F2を他のファイルと区別して表示してもよい。例えば、プロセッサ24は、ファイルF1,F2を表す画像を他のファイルよりも小さくして表示したり、ファイルF1,F2を表す画像を他のファイルを表す画像と異なる色で表示したり、ファイルF1,F2を表す画像を薄く表示したりする。プロセッサ24は、ファイルF1,F2が他のファイルよりも目立たないように表示してもよい。
プロセッサ24は、参加者Bの要求に応じて、第4ファイル(例えばファイルF1,F2)へのアクセス権を参加者Bに付与してもよいし、そのアクセス権を参加者Bに付与することを、プロジェクトAAAの管理者等、アクセス権を付与する権限を有する者に要求してもよい。アクセス権を付与する権限を有する者が、アクセス権を参加者Bに付与することを許可した場合、プロセッサ24は、アクセス権を参加者Bに付与する。アクセス権を付与する権限を有する者が、アクセス権を参加者Bに付与することを許可しない場合、プロセッサ24は、アクセス権を参加者Bに付与しない。アクセス権が参加者Bに付与されると、プロセッサ24は、ファイルF1,F2を表示領域40B内に表示し、ファイルF1,F2に対する参加者Bの操作を受け付け、その操作に従った処理(例えば、ファイルを開く処理、削除する処理、移動させる処理等)を行う。
プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルに送信されたメッセージを表示領域42Bに一覧表示する。参加者Bは、一般の参加者であるため、プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルであって一定以上の権限を有していない参加者にアクセスが許可されたチャンネルに送信されたメッセージ(例えばM1,M2,M6)を、表示領域42B内に一覧表示する。プロセッサ24は、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルであって一定以上の権限を有する参加者のみにアクセスが許可されたチャンネルに送信されたメッセージ(例えば、メッセージM3,M4,M5)を、表示領域42B内に表示しない。図13に示す例では、メッセージM3,M4,M5の内容は表示されておらず、メッセージM3,M4,M5が表示される枠のみが表示されたり、メッセージM3,M4,M5が塗り潰されて表示されたりする。メッセージM3,M4,M5が全く表示されなくてもよい。
プロセッサ24は、参加者Bの要求に応じて、メッセージM3,M4,M5へのアクセス権を参加者Bに付与してもよいし、そのアクセス権を参加者Bに付与することを、プロジェクトAAAの管理者等、アクセス権を付与する権限を有する者に要求してもよい。アクセス権を付与する権限を有する者が、アクセス権を参加者Bに付与することを許可した場合、プロセッサ24は、アクセス権を参加者Bに付与する。アクセス権を付与する権限を有する者が、アクセス権を参加者Bに付与することを許可しない場合、プロセッサ24は、アクセス権を参加者Bに付与しない。アクセス権が参加者Bに付与されると、プロセッサ24は、メッセージM3,M4,M5の内容を表示領域42B内に表示する。
プロセッサ24は、参加者Bがアクセス権を有するレポジトリに記憶されているファイルであって、プロジェクトAAAに連携済みのレポジトリとは異なるレポジトリに記憶されているファイルを、表示領域46Bに一覧表示する。表示領域46Bに表示されるファイルは、第3ファイルの一例である。例えば、表示領域46Bには、参加者Bの個人用のレポジトリに記憶されているファイルである。図8を参照して説明したように、表示領域46Bに表示されるファイルが記憶されているレポジトリが、参加者Bによって設定され、その設定に従って、ファイルが表示領域46B内に表示される。
なお、ファイル毎に第1アクセス権が設定されてもよい。また、メッセージ毎に第2アクセス権が設定されてもよい。
例えば、ファイルF1に対する第1アクセス権が参加者Bに付与されず、参加者Aに付与される。この場合、参加者AはファイルF1にアクセスすることが許可され、参加者Aの画面38Aの表示領域40A内にファイルF1が表示される。参加者BはファイルF1にアクセスすることは許可されず、参加者Bの画面38Bの表示領域40B内にファイルF1は表示されない。他のファイルについても同様である。このように、ファイル毎に個別的に第1アクセス権が設定されてもよい。
例えば、メッセージM1に対する第2アクセス権が参加者Bに付与されず、参加者Aに付与される。この場合、参加者AはメッセージM1にアクセスすることが許可され、参加者Aの画面38Aの表示領域42A内にメッセージM1が表示される。参加者BはメッセージM1にアクセスすることは許可されず、参加者Bの画面38Bの表示領域42B内にメッセージM1は表示されない。他のメッセージについても同様である。このように、メッセージ毎に個別的に第2アクセス権が設定されてもよい。
また、一定以上の権限を有する参加者のみが宛先に含まれるメーリングリストに送信されたメッセージは、一定以上の権限を有する参加者の端末装置16のディスプレイのみに表示されてもよい。例えば、そのようなメッセージは、参加者Aの画面38Aの表示領域42内には表示されるが、参加者Bの画面38Bの表示領域42内には表示されない。
(ファイルに対するアクセス権の付与)
プロジェクトAAAに連携済みのメッセージングサービスに送信されたメッセージが表示される表示領域(例えば表示領域42A,42B)に表示されているメッセージに対して、参加者(例えば参加者A,B)がアクセス権を有するレポジトリに記憶されているファイルであってプロジェクトAAAに連携済みのレポジトリとは異なるレポジトリに記憶されているファイル(つまり第3ファイル)が関連付けられた場合、プロセッサ24は、当該第3ファイルが関連付けられたメッセージに対して第2アクセス権を有する他の参加者に対して、その関連付けられた第3ファイルに対するアクセス権を付与してもよい。この場合、プロセッサ24は、その関連付けられた第3ファイルを、第3ファイルに対するアクセス権が付与された他の参加者の端末装置16のディスプレイに表示させる。例えば、プロセッサ24は、ファイルが表示される表示領域40内に当該第3ファイルを表示する。
プロジェクトAAAに連携済みのメッセージングサービスに送信されたメッセージが表示される表示領域(例えば表示領域42A,42B)に表示されているメッセージに対して、参加者(例えば参加者A,B)がアクセス権を有するレポジトリに記憶されているファイルであってプロジェクトAAAに連携済みのレポジトリとは異なるレポジトリに記憶されているファイル(つまり第3ファイル)が関連付けられた場合、プロセッサ24は、当該第3ファイルが関連付けられたメッセージに対して第2アクセス権を有する他の参加者に対して、その関連付けられた第3ファイルに対するアクセス権を付与してもよい。この場合、プロセッサ24は、その関連付けられた第3ファイルを、第3ファイルに対するアクセス権が付与された他の参加者の端末装置16のディスプレイに表示させる。例えば、プロセッサ24は、ファイルが表示される表示領域40内に当該第3ファイルを表示する。
以下、図14を参照して、他の参加者に対して第3ファイルへのアクセス権を付与する処理について説明する。図14には、参加者Aの端末装置16Aのディスプレイに表示される画面38Aが示されている。ここでは一例として、参加者Aが、第3ファイルをメッセージに関連付ける。
上述したように、表示領域46A内には、参加者Aがアクセス権を有するレポジトリに記憶されているファイルであってプロジェクトAAAに連携済みのレポジトリとは異なるレポジトリに記憶されているファイル(つまり第3ファイル)が表示されている。図14に示す例では、第3ファイルの一例であるファイルF10~F13が、表示領域46A内に表示されている。
例えば、参加者Aが、符号52が指し示すように、表示領域46A内に表示されているファイルF10を、表示領域42A内に表示されているメッセージM2までドラッグ操作し、メッセージM2に対してドロップ操作すると、プロセッサ24は、メッセージM2に対してファイルF10を関連付ける。プロセッサ24は、ファイルF10が関連付けられたメッセージM2に対して第2アクセス権を有する他の参加者に対して、その関連付けられたファイルF10に対するアクセス権を付与する。例えば、参加者BがメッセージM2に対する第2アクセス権を有している場合、プロセッサ24は、参加者Bの画面38Bの表示領域40B内にファイルF10を表示する。このように、メッセージM2に対して第2アクセス権を有する他の参加者(例えば参加者B等)に対してファイルF10が表示され、参加者Aと当該他の参加者との間でファイルF10が共有される。また、プロセッサ24は、ファイルF10をメッセージM2に関連付けた参加者Aの画面38Aの表示領域40A内にもファイルF10を表示する。
以下、図15を参照して、他の参加者に対して第3ファイルへのアクセス権を付与する別の処理について説明する。図15には、画面38Aが示されている。ここでは一例として、参加者Aによって指定された第3ファイルに対するアクセス権が、他の参加者に付与される。
例えば、参加者Aが、表示領域46A内に表示されているファイルF10を指定して権限のメニューを表示する指示を与えると(例えば、右クリックすると)、プロセッサ24は、メニュー54を画面38A内に表示する。メニュー54内には、ファイルF10のアクセス権が付与される他の参加者の権限の一覧が表示される。参加者Aが、メニュー54の中から権限を選択すると、プロセッサ24は、その選択された権限を有する他の参加者に対してファイルF10へのアクセス権を付与し、当該他の参加者に対してファイルF10を表示する。
例えば、権限「全体」が参加者Aによって選択された場合、プロセッサ24は、プロジェクトAAAの全参加者に対してファイルF10へのアクセス権を付与し、全参加者に対してファイルF10を表示する。例えば、参加者Bの画面38Bの表示領域40B内にファイルF10が表示される。参加者B以外の参加者についても同様である。また、符号56が指し示すように、参加者Aの画面38Aの表示領域40A内にもファイルF10が表示される。
権限「Mgr」が参加者Aによって選択された場合、プロセッサ24は、一定以上の権限を有する参加者のみに対してファイルF10へのアクセス権を付与し、一定以上の権限を有する参加者のみに対してファイルF10を表示する。例えば、参加者Bは、一定以上の権限を有する参加者ではないため、画面38Bの表示領域40B内にはファイルF10は表示されない。
また、参加者Aの指示に従って、ファイルF10に対するアクセス権が他の参加者に付与された場合、プロセッサ24は、その旨を示すメッセージを、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルに送信されたメッセージが表示される表示領域(例えば、表示領域42A,42B)内に表示してもよい。図15に示す例では、「参加者Aさんがファイルをアップロードしました。」という内容のメッセージ58が、表示領域42A内に表示されている。メッセージ58は、他の参加者の表示領域42にも表示される。メッセージ58は、ファイルF10に対するアクセス権が付与された他の参加者に対して表示され、ファイルF10に対するアクセス権が付与されていない参加者に対して表示されなくてもよい。
以下、図16を参照して、他の参加者に対して第3ファイルへのアクセス権を付与する更に別の処理について説明する。図16には、画面38Aが示されている。ここでは一例として、参加者Aによって指定された第3ファイルに対するアクセス権が、他の参加者に付与される。
例えば、参加者Aが、表示領域40Aに対して権限に基づくフィルタ機能の実行を指示すると、プロセッサ24は、フィルタ機能にて設定された権限に従って、ファイルを表示領域40A内に表示する。その状態で、参加者Aが、表示領域46A内に表示されているファイルを表示領域40Aにドラッグアンドドロップすると、プロセッサ24は、フィルタ機能にて設定された権限を有する他の参加者に対して当該ファイルに対するアクセス権を付与する。
例えば、参加者Aが、フィルタ機能にて権限「Mgr」を選択した場合、プロセッサ24は、その権限を有する参加者のみにアクセスが許可されたファイルのみを表示領域40A内に表示する。このとき表示領域40Aは、権限「Mgr」を有する参加者のみにアクセスが許可されたファイルのみが表示される状態である。参加者Aが、符号60が指し示すように、この状態の表示領域40A内にファイルF10をドラッグアンドドロップすると、プロセッサ24は、権限「Mgr」を有する他の参加者に対してファイルF10に対するアクセス権を付与する。つまり、プロセッサ24は、当該他の参加者の画面38の表示領域40内にファイルF10を表示する。
更に別の例として、参加者Aが、プロジェクトAAAに連携済みのメッセージングサービスのチャンネルに対して、表示領域46A内に表示されているファイルを投稿したり、電子メールにファイルを添付して送信したりした場合、プロセッサ24は、当該チャンネルに対して第2アクセス権を有する他の参加者に対して当該ファイルに対するアクセス権を付与してもよい。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る情報処理システムは、第1実施形態に係る情報処理システムと同じ構成を有し、第2実施形態に係るファイル管理サーバ10、メッセージングサーバ12、連携サーバ14及び端末装置16のそれぞれは、第1実施形態に係るファイル管理サーバ10、メッセージングサーバ12、連携サーバ14及び端末装置16と同じ構成を有する。
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る情報処理システムは、第1実施形態に係る情報処理システムと同じ構成を有し、第2実施形態に係るファイル管理サーバ10、メッセージングサーバ12、連携サーバ14及び端末装置16のそれぞれは、第1実施形態に係るファイル管理サーバ10、メッセージングサーバ12、連携サーバ14及び端末装置16と同じ構成を有する。
第2実施形態では、表示領域42内に表示されているメッセージが参加者によって操作されると、プロセッサ24は、その操作に応じて、その操作されたメッセージに関連するファイル(以下、「関連ファイル」と称する)を示すように、そのファイルを表示領域40内に表示する。
それとは逆に、表示領域40内に表示されているファイルが参加者によって操作されると、プロセッサ24は、その操作に応じて、その操作されたファイルに関連するメッセージ(以下、「関連メッセージ」と称する)を示すように、そのメッセージを表示領域42内に表示する。
第2実施形態において、表示領域40は第2表示領域の一例であり、表示領域42は第1表示領域の一例である。
(関連ファイルを表示する処理)
以下、メッセージに対する操作に応じて関連ファイルを表示する処理について詳しく説明する。
以下、メッセージに対する操作に応じて関連ファイルを表示する処理について詳しく説明する。
関連ファイルとは、例えば、操作されたメッセージに添付されたファイル、操作されたメッセージが示す操作対象のファイル、操作されたメッセージに関連する特定のメッセージに添付されたファイル、又は、特定のメッセージが示す操作対象のファイル等である。
特定のメッセージとは、例えば、操作されたメッセージの返信先のメッセージ、操作されたメッセージの返信元のメッセージ、又は、操作されたメッセージと同一の話題に関するメッセージ等である。例えば、共通の特定の単語や共通のハッシュタグを含む複数のメッセージが同一の話題に関するメッセージであると判定してもよいし、同一のメッセージングサービスを用いてやり取りされている複数のメッセージが同一の話題に関するメッセージであると判定してもよいし、同一のチャンネルを用いてやり取りされている複数のメッセージが同一の話題に関するメッセージであると判定してもよい。また、特開2018-60508号公報等に記載されている公知技術を用いて、操作されたメッセージと同一の話題に関するメッセージを特定してもよい。
図17を参照して、具体例について説明する。図17には、画面38が示されている。画面38は、上述した第1実施形態に係る画面38(図6参照)と同様に、活動に連携済みのレポジトリに記憶されているファイルが表示される表示領域40と、活動に連携済みのチャンネルに送信されたメッセージが表示される表示領域42とを含む。第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、活動は、一例として、プロジェクトAAAである。
例えば、参加者が、クリックやタップや音声等によって、表示領域42内に表示されているメッセージM3を選択した場合、プロセッサ24は、その選択されたメッセージM3の関連ファイルを示すように関連ファイルを表示領域40内に表示する。
例えば、ファイルF2,F5,F6が関連ファイルの一例である。プロセッサ24は、ファイルF2,F5,F6がメッセージM3の関連ファイルであることが識別されるように、ファイルF2,F5,F6を表示領域40内に表示する。例えば、プロセッサ24は、ファイルF2,F5,F6以外の他のファイルと区別が可能なように目立つようにファイルF2,F5,F6を表示領域40内に表示する。具体的には、プロセッサ24は、ファイルF2,F5,F6をハイライト表示してもよいし、ファイルF2,F5,F6に装飾を施してもよいし、ファイルF2,F5,F6を拡大して表示してもよいし、ファイルF2,F5,F6を特定の色で表示してもよい。
表示領域40は、スクロール等のように移動が可能な領域であり、表示領域40のスクロールに応じて、ファイルが表示領域40内に表示されたり、表示領域40内に表示されなくなったりしてもよい。
同様に、表示領域42は、スクロール等のように移動が可能な領域であり、表示領域42のスクロールに応じて、メッセージが表示領域42内に表示されたり、表示領域42内に表示されなくなったりしてもよい。
例えば図18に示すように、表示領域40にスクロールバー70が表示され、表示領域42にスクロールバー72が表示される。スクロールバー70は、表示領域40を上下方向にスクロールさせる機能を有する。スクロールバー72は、表示領域42を上下方向にスクロールさせる機能を有する。参加者は、スクロールバー70を操作することで表示領域40を上下方向にスクロールさせて、表示領域40外のファイルを表示領域40内に表示させ、又は、表示領域40内のファイルを表示領域40外に移動させて表示領域40内に表示させない。同様に、参加者は、スクロールバー72を操作することで表示領域42を上下方向にスクロールさせて、表示領域42外のメッセージを表示領域40内に表示させ、又は、表示領域42内のメッセージを表示領域42外に移動させて表示領域42内に表示させない。なお、表示領域40,42は、上下方向及び左右方向にスクロールされてもよいし、左右方向のみにスクロールされてもよい。
図18に示す例では、表示領域40内にファイルF30~F36が表示されており、メッセージM3の関連ファイルであるファイルF2,F5,F6は、表示領域40内に表示されていない。つまり、ファイルF2,F5,F6は表示領域40内に収まりきらず、表示領域40外に配置されている。この状態で、参加者が、表示領域42内に表示されているメッセージM3を選択すると、プロセッサ24は、メッセージM3の関連ファイルであるファイルF2,F5,F6が表示領域40内に表示されるように、表示領域40をスクロールさせる。つまり、プロセッサ24は、表示領域40外にあるファイルF2,F5,F6が表示領域40内に表示されるように、表示領域40をスクロールさせる。
図19には、スクロール後の表示領域40が示されている。スクロール後の表示領域40内には、メッセージM3の関連ファイルであるファイルF2,F5,F6が表示されている。このように表示領域40をスクロールさせることで、選択されたメッセージM3の関連ファイルであるファイルF2,F5,F6が表示領域40内に表示される。図17を参照して説明したように、プロセッサ24は、ファイルF2,F5,F6以外の他のファイルと区別が可能なように目立つようにファイルF2,F5,F6を表示領域40内に表示する。
なお、表示領域40をスクロールさせても、関連ファイルであるファイルF2,F5,F6が、一緒に表示領域40内に収まらない場合(つまり、ファイルF2,F5,F6が一緒に表示領域40内に表示されない場合)、プロセッサ24は、表示領域40内におけるファイルF2,F5,F6のそれぞれの位置を変えることで、ファイルF2,F5,F6を一緒に表示領域40内に表示してもよい。メッセージM3の選択が解除された場合、プロセッサ24は、ファイルF2,F5,F6の位置を元の位置に戻してもよい。
別の例として、図18に示す状態で、メッセージM3が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、表示領域40をスクロールさせずに、メッセージM3の関連ファイルであるファイルF2,F5,F6の表示領域40内での位置を変えて、ファイルF2,F5,F6を一緒に表示領域40内に表示してもよい。
プロセッサ24は、選択されたメッセージの関連ファイルの中の少なくとも特定の関連ファイルを表示領域40内に表示してよい。
特定の関連ファイルは、例えば、選択されたメッセージとの関連度が最も高いファイル、タイムライン表記でファイルが表示される場合において関連ファイルの中で最も古いファイルや最も新しいファイル、又は、タイムライン表記でファイルとメッセージが表示される場合において選択されたメッセージと時系列上の位置が同じファイル等である。関連度が最も高いファイルとは、例えば、選択されたメッセージに添付されているファイル、又は、選択されたメッセージにファイルを指定する文字列がある場合における当該ファイル等である。例えば、選択されたメッセージの関連ファイルの数が閾値以上である場合に、プロセッサ24は、関連ファイルの中の少なくとも特定の関連ファイルを表示領域40内に表示する。
なお、プロセッサ24は、選択されたメッセージとファイルとの関連度に応じて、関連ファイルのハイライト表示の明るさ、関連ファイルの装飾、関連ファイルの大きさ、又は、関連ファイルの色を変えてもよい。例えば、選択されたメッセージに添付されたファイルの関連度が1番高く、選択されたメッセージが示す操作対象のファイルの関連度が2番目に高く、選択されたメッセージに関連する特定のメッセージに添付されたファイルの関連度が3番目に高く、特定のメッセージが示す操作対象のファイルの関連度が4番目に高い。もちろん、この関連度は一例に過ぎず、管理者等によって関連度が設定されてもよい。
図20に示すように、プロセッサ24は、ファイルが配置されている全体の領域を縮小して表す画像74を、表示領域40内に表示してもよい。表示領域40は、その全体の領域の一部の領域である。参加者が、画像74に表されている全体の領域の中の位置を指定すると、プロセッサ24は、その指定された位置に表示領域40をスクロールさせる。なお、画像74は、参加者が表示の指示を与えたときに表示されてもよいし、参加者の表示の指示の有無に関わらず表示されてもよい。
また、関連ファイルが表示領域40内に収まりきらず、表示領域40外に配置されている場合において、参加者が、次の関連ファイルを表示する指示を与えた場合(例えば、参加者が「→」ボタン又は「←」ボタン等を押した場合)、プロセッサ24は、その指示に従って、選択中の関連ファイルの次の関連ファイルを表示領域40内に表示してもよい。
プロセッサ24は、関連ファイル以外のファイルを表示領域40内に表示しなくてもよい。例えば、メッセージM3が参加者によって選択された場合、図21に示すように、プロセッサ24は、メッセージM3の関連ファイルであるファイルF2,F5,F6を表示領域40内に表示し、ファイルF2,F5,F6以外のファイルを表示領域40内に表示しない。プロセッサ24は、関連ファイルの数が閾値以上となる場合に、関連ファイル以外のファイルを表示領域40内に表示せず(図21参照)、関連ファイルの数が閾値未満となる場合に、関連ファイル以外のファイルを表示領域40内に表示してもよい(図17,19参照)。
関連ファイル以外のファイルが表示領域40内に表示されない場合において、参加者が、関連ファイル以外のファイルの表示の指示を与えた場合、プロセッサ24は、関連ファイル以外のファイルを表示領域40内に表示する。例えば、関連ファイル以外のファイルの表示の指示を与えるボタンが画面38に表示され、参加者が、当該ボタンを押した場合、プロセッサ24は、関連ファイル以外のファイルを表示領域40内に表示する。
(関連メッセージを表示する処理)
以下、ファイルに対する操作に応じて関連メッセージを表示する処理について詳しく説明する。
以下、ファイルに対する操作に応じて関連メッセージを表示する処理について詳しく説明する。
関連メッセージとは、例えば、操作されたファイルが添付されていたメッセージ、操作されたファイルに関するコンテキストメッセージ、操作されたファイルが添付されていたメッセージの前後のメッセージ(例えば、1つ前に送信されたメッセージや1つ後に送信されたメッセージ)、操作されたファイルに関するコンテキストメッセージの前後のメッセージ(例えば、1つ前に送信されたメッセージや1つ後に送信されたメッセージ)、選択されたファイルに関連する特定のファイルが添付されていたメッセージ、又は、選択されたファイルに関連する特定のファイルに関するコンテキストメッセージである。
特定のファイルとは、例えば、操作されたファイルの更新版のファイル、又は、参加者によってグルーピングされたファイルである。参加者が、操作されたファイルを含む複数のファイルをグルーピングした場合、そのグルーピングされたファイルが、特定のファイルである。例えば、参加者が、表示領域40内においてファイルの位置を変更することができる場合において、参加者によってファイルがグルーピングされた場合、そのグルーピングされたファイルが、特定のファイルである。
ファイルに関するコンテキストメッセージとは、当該ファイルの状況や、当該ファイルに対する操作の内容等を示すメッセージである。図15に示されているメッセージ58が、ファイルに関するコンテキストメッセージの一例である。つまり、参加者の指示に従って、当該参加者の個人用のレポジトリに記憶されているファイルが表示領域40にドラッグアンドドロップされて、当該ファイルに対するアクセス権が他の参加者に付与された場合、メッセージ58が、表示領域42内に表示される。このメッセージ58は、アップロードというファイルに対する操作内容を示しており、当該ファイルに関するコンテキストメッセージであるといえる。例えば、表示領域40内に表示されている当該ファイルが参加者によって選択された場合、当該コンテキストメッセージが関連メッセージとして表示領域42内に表示される。
プロセッサ24は、各参加者の操作の履歴を記録し、その履歴を示す情報(以下、「履歴情報」と称する)を、メモリ22等のメモリに記憶させてもよい。履歴情報は、例えば、誰が、何に対して、いつ、どのようなことを行ったのかを示す情報である。例えば、プロセッサ24は、操作を行った参加者を識別するための情報と、その操作の対象(例えばファイルやメッセージ等)を識別するための情報と、その操作が行われた日時を示す情報と、その操作の内容を示す情報とを紐付けて、これらの情報をメモリ22等のメモリに記憶させて管理する。履歴情報を用いて、ファイルやメッセージが検索されてもよい。例えば、参加者等のユーザによって、履歴情報に含まれる情報が指定されて、ファイルやメッセージの検索の指示が与えられると、プロセッサ24は、その指定された条件に合致するファイルやメッセージを検索し、その検索の結果を出力する。例えば、検索の結果が、端末装置16のディスプレイに表示される。
図22を参照して、具体例について説明する。図22には、画面38が示されている。画面38は、上述した第1実施形態に係る画面38(図6参照)と同様に、活動に連携済みのレポジトリに記憶されているファイルが表示される表示領域40と、活動に連携済みのチャンネルに送信されたメッセージが表示される表示領域42とを含む。活動は、一例として、プロジェクトAAAである。
例えば、参加者が、クリックやタップや音声等によって、表示領域40内に表示されているファイルF5を選択した場合、プロセッサ24は、その選択されたファイルF5の関連メッセージを示すように関連メッセージを表示領域42内に表示する。
例えば、メッセージM3,M4,M5が関連メッセージの一例である。プロセッサ24は、メッセージM3,M4,M5がファイルF5の関連メッセージであることが識別されるように、メッセージM3,M4,M5を表示領域42内に表示する。例えば、プロセッサ24は、メッセージM3,M4,M5以外の他のメッセージと区別が可能なように目立つようにメッセージM3,M4,M5を表示領域42内に表示する。具体的には、プロセッサ24は、メッセージM3,M4,M5をハイライト表示してもよいし、メッセージM3,M4,M5に装飾を施してもよいし、メッセージM3,M4,M5を拡大して表示してもよいし、メッセージM3,M4,M5を特定の色で表示してもよい。
また、図18を参照して説明したように、表示領域40,42はスクロールされてもよい。例えば、図23に示すように、表示領域40にスクロールバー70が表示され、表示領域42にスクロールバー72が表示される。
図23に示す例では、表示領域42内にメッセージM10~M15が表示されており、ファイルF5の関連メッセージであるメッセージM3,M4,M5は、表示領域42内に表示されていない。つまり、メッセージM3,M4,M5は表示領域42内に収まりきらず、表示領域42外に配置されている。この状態で、参加者が、表示領域40内に表示されているファイルF5を選択すると、プロセッサ24は、ファイルF5の関連メッセージであるメッセージM3,M4,M5が表示領域42内に表示されるように、表示領域42をスクロールさせる。つまり、プロセッサ24は、表示領域42外にあるメッセージM3,M4,M5が表示領域42内に表示されるように、表示領域42をスクロールさせる。
図24には、スクロール後の表示領域42が示されている。スクロール後の表示領域42内には、ファイルF5の関連メッセージであるメッセージM3,M4,M5が表示されている。このように表示領域42をスクロールさせることで、選択されたファイルF5の関連メッセージであるメッセージM3,M4,M5が表示領域42内に表示される。図22を参照して説明したように、プロセッサ24は、メッセージM3,M4,M5以外の他のメッセージと区別が可能なように目立つようにメッセージM3,M4,M5を表示領域42内に表示する。
なお、表示領域42をスクロールさせても、関連メッセージであるメッセージM3,M4,M5が、一緒に表示領域42内に収まらない場合(つまり、メッセージM3,M4,M5が一緒に表示領域42内に表示されない場合)、プロセッサ24は、表示領域42内におけるメッセージM3,M4,M5のそれぞれの位置を変えることで、メッセージM3,M4,M5を一緒に表示領域42内に表示してもよい。ファイルF5の選択が解除された場合、プロセッサ24は、メッセージM3,M4,M5の位置を元の位置に戻してもよい。
別の例として、図23に示す状態で、ファイルF5が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、表示領域42をスクロールさせずに、ファイルF5の関連メッセージであるメッセージM3,M4,M5の表示領域42内での位置を変えて、メッセージM3,M4,M5を一緒に表示領域42内に表示してもよい。
プロセッサ24は、選択されたファイルの関連メッセージの中の少なくとも特定の関連メッセージを表示領域42内に表示してもよい。
特定の関連メッセージは、例えば、選択されたファイルとの関連度が最も高いメッセージ、関連メッセージの中で最も古いメッセージや最も新しいメッセージ、又は、選択されたファイルと時系列上の位置が同じメッセージ等である。関連度が最も高いメッセージとは、例えば、選択されたファイルが添付されていたメッセージである。例えば、選択されたファイルの関連メッセージの数が閾値以上である場合に、プロセッサ24は、関連メッセージの中の少なくとも特定の関連メッセージを表示領域42内に表示する。
なお、プロセッサ24は、選択されたファイルとメッセージとの関連度に応じて、関連メッセージのハイライト表示の明るさ、関連メッセージの装飾、関連メッセージの大きさ、又は、関連メッセージの色を変えてもよい。
プロセッサ24は、関連メッセージ以外のメッセージを表示領域42内に表示しなくてもよい。例えば図17や図18に示す例において、ファイルF5が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF5の関連メッセージであるメッセージM3,M4,M5を表示領域42内に表示し、メッセージM3,M4,M5以外のメッセージを表示領域42内に表示しない。プロセッサ24は、関連メッセージの数が閾値以上となる場合に、関連メッセージ以外のメッセージを表示領域42内に表示せず、関連メッセージの数が閾値未満となる場合、関連メッセージ以外のメッセージを表示領域42内に表示してもよい。
関連メッセージ以外のメッセージが表示領域42内に表示されない場合において、参加者が、関連メッセージ以外のメッセージの表示の指示を与えた場合、プロセッサ24は、関連メッセージ以外のメッセージを表示領域42内に表示する。例えば、関連メッセージ以外のメッセージの表示の指示を与えるボタンが画面38に表示され、参加者が、当該ボタンを押した場合、プロセッサ24は、関連メッセージ以外のメッセージを表示領域42内に表示する。
ファイル及びメッセージの表示は、タブによって切り替えられてもよい。図25及び図26には、その切替の一例が示されている。図25及び図26には、画面38が示されている。
図25及び図26に示す例では、プロセッサ24は、メッセージ表示のタブが参加者によって選択された場合、図25に示すように、表示領域40,42のうちメッセージ用の表示領域42のみを画面38に形成し、ファイル表示のタブが参加者によって選択された場合、図26に示すように、表示領域40,42のうちファイル用の表示領域40のみを画面38に形成する。
つまり、メッセージ表示のタブが参加者によって選択された場合、図25に示すように、プロセッサ24は、表示領域40,42のうち表示領域42のみを画面38に形成し、メッセージを表示領域42内に表示することで、ファイル及びメッセージのうちメッセージのみを画面38に表示する。
ファイル表示のタブが参加者によって選択された場合、図26に示すように、プロセッサ24は、表示領域40,42のうち表示領域40のみを画面38に形成することで、ファイル及びメッセージのうちファイルのみを画面38に表示する。
図25に示されている画面38において、メッセージM3が参加者によって選択され、更に、ファイル表示のタブが参加者によって選択されると、プロセッサ24は、表示領域を表示領域42から表示領域40に切り替え、メッセージM3の関連ファイルであるファイルF2,F5,F6を表示領域40内に表示する。ファイルF2,F5,F6が表示領域40外に配置されている場合において、メッセージM3が参加者によって選択され、更に、ファイル表示のタブが参加者によって選択されると、プロセッサ24は、表示領域を表示領域42から表示領域40に切り替え、表示領域40をファイルF2,F5,F6の位置までスクロールさせて、ファイルF2,F5,F6を表示領域40内に表示する。
図26に示されている画面38において、ファイルF5が参加者によって選択され、更に、メッセージ表示のタブが参加者によって選択されると、プロセッサ24は、表示領域を表示領域40から表示領域42に切り替え、ファイルF5の関連メッセージであるメッセージM3,M4,M5を表示領域42内に表示する。メッセージM3,M4,M5が表示領域42外に配置されている場合において、ファイルF5が参加者によって選択され、更に、メッセージ表示のタブが参加者によって選択されると、プロセッサ24は、表示領域を表示領域40から表示領域42に切り替え、表示領域42をメッセージM3,M4,M5の位置までスクロールさせて、メッセージM3,M4,M5を表示領域42内に表示する。
なお、表示領域40,42がそれぞれ別々の画面(例えば別々のウィンドウ等)として、端末装置16のディスプレイに表示されてもよい。この場合も、プロセッサ24は、タブと同様に、スクロール等を利用して、関連ファイル又は関連メッセージを表示する。
図18等に示すように、表示領域40,42がスクロール等によって移動が可能な領域である場合、プロセッサ24は、表示領域40又は表示領域42のいずれか一方の表示領域の移動に追従して、他方の表示領域をさせてもよい。例えば、プロセッサ24は、表示領域40又は表示領域42のいずれか一方の表示領域が参加者によってスクロールされた場合、そのスクロールに追従して、他方の表示領域をスクロールさせる。
例えば、表示領域40が参加者によってスクロールされて、表示領域40内に表示されるファイルが別のファイルに変わった場合、プロセッサ24は、スクロール後の表示領域40内に表示されているファイルの関連メッセージが表示領域42内に表示されるように表示領域42をスクロールさせる。
同様に、表示領域42が参加者によってスクロールされて、表示領域42内に表示されるメッセージが別のメッセージに変わった場合、プロセッサ24は、スクロール後の表示領域42内に表示されているメッセージの関連ファイルが表示領域40内に表示されるように表示領域40をスクロールさせる。
(更新されたファイルが選択された場合の処理)
表示領域40内に表示されているファイルが更新され、その更新されたファイルが選択された場合、プロセッサ24は、その更新されたファイルの関連メッセージを表示領域42内に表示してもよい。この場合の関連メッセージは、更新される前のファイルが添付されていたメッセージを含んでもよい。
表示領域40内に表示されているファイルが更新され、その更新されたファイルが選択された場合、プロセッサ24は、その更新されたファイルの関連メッセージを表示領域42内に表示してもよい。この場合の関連メッセージは、更新される前のファイルが添付されていたメッセージを含んでもよい。
図27を参照して、更新されたファイルが選択された場合の処理について詳しく説明する。図27には、ファイルが模式的に示されている。
例えば、ファイルF1はメッセージM1に添付され、ファイルF2はメッセージM2に添付され、ファイルF3はメッセージM3に添付されており、メッセージM1,M2,M3が、プロジェクトAAAに連携済みのチャンネルに送信されており、プロセッサ24は、メッセージM1,M2,M3を表示領域42内に一覧表示する。また、プロセッサ24は、各メッセージに添付されているファイルを表示領域40内に一覧表示する。これにより、ファイルF1,F2,F3が表示領域40内に一覧表示される。
また、ファイルF2は、ファイルF1の更新版のファイルである。つまり、ファイルF1に対して編集等の操作が施されることで、ファイルF2が作成されている。また、ファイルF3は、ファイルF2の更新版のファイルである。つまり、ファイルF2に対して編集等の操作が施されることで、ファイルF3が作成されている。編集等の操作は、連携サーバ14を介して画面38上で行われてもよいし、連携サーバ14を介さずに行われてもよい。
以下、各ファイルが選択された場合の具体的な処理について説明する。
(1.ファイルF1が選択された場合)
例えば、表示領域40内に表示されているファイルF1が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF1が添付されていたメッセージM1を他のメッセージ(例えばメッセージM2,M3)と区別して表示領域42内に表示する。例えば、プロセッサ24は、メッセージM1,M2,M3の中でメッセージM1のみを表示領域42内に表示してもよいし、メッセージM1,M2,M3を表示領域42内に一覧表示しつつ、メッセージM1が目立つように表示してもよい。
例えば、表示領域40内に表示されているファイルF1が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF1が添付されていたメッセージM1を他のメッセージ(例えばメッセージM2,M3)と区別して表示領域42内に表示する。例えば、プロセッサ24は、メッセージM1,M2,M3の中でメッセージM1のみを表示領域42内に表示してもよいし、メッセージM1,M2,M3を表示領域42内に一覧表示しつつ、メッセージM1が目立つように表示してもよい。
別の例として、ファイルF1が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF1が添付されていたメッセージM1と、ファイルF1の更新版のファイルF2が添付されていたメッセージM2を、他のメッセージと区別して表示領域42内に表示する。例えば、プロセッサ24は、メッセージM1,M2,M3の中でメッセージM1,M2のみを表示領域42内に表示してもよいし、メッセージM1,M2,M3を表示領域42内に一覧表示しつつ、メッセージM1,M2が目立つように表示してもよい。
更に別の例として、ファイルF1が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF1が添付されていたメッセージM1と、ファイルF1に派生して作成された全てのファイル(例えば、更新版のファイルであるファイルF2,F3)のそれぞれが添付されていたメッセージ(例えば、メッセージM2,M3)を、表示領域42内に表示する。
更に別の例として、ファイルF1が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF1が添付されていたメッセージM1とメッセージM1の前後のメッセージとを他のメッセージと区別して表示領域42内に表示してもよい。
(2.ファイルF2が選択された場合)
例えば、表示領域40内に表示されているファイルF2が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF2が添付されていたメッセージM2を他のメッセージ(例えばメッセージM1,M3)と区別して表示領域42内に表示する。例えば、プロセッサ24は、メッセージM1,M2,M3の中でメッセージM2のみを表示領域42内に表示してもよいし、メッセージM1,M2,M3を表示領域42内に一覧表示しつつ、メッセージM2が目立つように表示してもよい。
例えば、表示領域40内に表示されているファイルF2が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF2が添付されていたメッセージM2を他のメッセージ(例えばメッセージM1,M3)と区別して表示領域42内に表示する。例えば、プロセッサ24は、メッセージM1,M2,M3の中でメッセージM2のみを表示領域42内に表示してもよいし、メッセージM1,M2,M3を表示領域42内に一覧表示しつつ、メッセージM2が目立つように表示してもよい。
別の例として、ファイルF2が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF2が添付されていたメッセージM2と、ファイルF2の作成の基になったファイルF1が添付されていたメッセージM1(つまり、更新される前のファイルF1が添付されたメッセージM1)を、他のメッセージと区別して表示領域42内に表示する。例えば、プロセッサ24は、メッセージM1,M2,M3の中でメッセージM1,M2のみを表示領域42内に表示してもよいし、メッセージM1,M2,M3を表示領域42内に一覧表示しつつ、メッセージM1,M2が目立つように表示してもよい。
更に別の例として、ファイルF2が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF2が添付されていたメッセージM2と、ファイルF2の作成の基になったファイルF1が添付されていたメッセージM1と、ファイルF1に派生して作成されたファイルF3が添付されていたメッセージM3を、表示領域42内に表示する。
(3.ファイルF3が選択された場合)
例えば、表示領域40内に表示されているファイルF3が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF3が添付されていたメッセージM3を他のメッセージ(例えばメッセージM1,M2)と区別して表示領域42内に表示する。例えば、プロセッサ24は、メッセージM1,M2,M3の中でメッセージM3のみを表示領域42内に表示してもよいし、メッセージM1,M2,M3を表示領域42内に一覧表示しつつ、メッセージM3が目立つように表示してもよい。
例えば、表示領域40内に表示されているファイルF3が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF3が添付されていたメッセージM3を他のメッセージ(例えばメッセージM1,M2)と区別して表示領域42内に表示する。例えば、プロセッサ24は、メッセージM1,M2,M3の中でメッセージM3のみを表示領域42内に表示してもよいし、メッセージM1,M2,M3を表示領域42内に一覧表示しつつ、メッセージM3が目立つように表示してもよい。
別の例として、ファイルF3が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF3が添付されていたメッセージM2と、ファイルF3の作成の基になったファイルF2が添付されていたメッセージM2を、他のメッセージと区別して表示領域42内に表示する。例えば、プロセッサ24は、メッセージM1,M2,M3の中でメッセージM2,M3のみを表示領域42内に表示してもよいし、メッセージM1,M2,M3を表示領域42内に一覧表示しつつ、メッセージM2,M3が目立つように表示してもよい。
更に別の例として、ファイルF3が参加者によって選択された場合、プロセッサ24は、ファイルF3が添付されていたメッセージM3と、ファイルF3の作成の基になった全てのファイル(例えば、ファイルF1,F2)のそれぞれが添付されていたメッセージ(例えば、メッセージM1,M2)を、表示領域42内に表示する。
(関連ファイル以外のファイルを表示しない処理)
以下、図28及び図29を参照して、関連ファイル以外のファイルを表示領域40内に表示しない処理の一例について説明する。図28及び図29には、表示領域40の一例が示されている。図29に示すように、表示領域40内には、ファイルF1~F9が表示されている。ここでは一例として、各ファイルは、タイムライン表記ではなく(つまり時系列順ではなく)、参加者が指定した任意の位置や名称順の位置等に表示されている。
以下、図28及び図29を参照して、関連ファイル以外のファイルを表示領域40内に表示しない処理の一例について説明する。図28及び図29には、表示領域40の一例が示されている。図29に示すように、表示領域40内には、ファイルF1~F9が表示されている。ここでは一例として、各ファイルは、タイムライン表記ではなく(つまり時系列順ではなく)、参加者が指定した任意の位置や名称順の位置等に表示されている。
例えば、プロセッサ24は、図28中の破線で示すように、表示領域40を複数の個別領域に区分けする。図28に示す例では、表示領域40は、上下に複数の個別領域に分けられている。
例えば、ファイルF1,F4,F7は、参加者によって選択されたメッセージの関連ファイルである。当該メッセージが参加者によって選択されると、プロセッサ24は、ファイルF1~F9の中でファイルF1,F4,F7のみを表示領域40内に表示し、ファイルF1,F4,F7以外のファイルは表示領域40内に表示しない。このとき、プロセッサ24は、表示領域40内においてファイルF1,F4,F7以外のファイルが表示されていた個別領域を削除し、関連ファイルであるファイルF1,F4,F7が表示されている個別領域を接続する。より詳しく説明すると、ファイルF5,F6は関連ファイルではないため、ファイルF5,F6は表示されない。ファイルF5,F6が表示されていた個別領域が削除され、ファイルF4が表示されている個別領域とファイルF7が表示されている個別領域とが接続される。これにより、関連ファイルであるファイルF1,F4,F7のそれぞれがより近い位置に表示される。
上記の連携サーバ14及び端末装置16の各部の機能は、一例としてハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。例えば、各装置のプロセッサが、各装置のメモリに記憶されているプログラムを読み出して実行することで、各装置の機能が実現される。プログラムは、CD又はDVD等の記録媒体を経由して、又は、ネットワーク等の通信経路を経由して、メモリに記憶される。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
10 ファイル管理サーバ、12 メッセージングサーバ、14 連携サーバ、16 端末装置。
Claims (10)
- プロセッサを有し、
前記プロセッサは、
特定の目的毎にユーザによって設定された各活動に対して、その活動の複数の参加者を対応付け、
少なくとも1人の参加者がアクセス権を有する、複数のサービス提供者によって提供されるファイル管理サービスの記憶領域を、前記活動に連携させ、
各参加者から前記活動へのアクセスの要求に応じて、その要求元の参加者がアクセス権を有する連携済みの記憶領域に記憶されている第1ファイルを、当該要求元の参加者のディスプレイに表示させる、
情報処理装置。 - 前記要求元の参加者がアクセス権を有する記憶領域が、複数のサービス提供者によって提供される複数のファイル管理サービスの記憶領域を含む場合、
前記プロセッサは、
前記複数のファイル管理サービスの記憶領域に記憶されている複数の第1ファイルを、前記要求元の参加者のディスプレイに一覧表示させる、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、更に、
少なくとも1人の参加者がアクセス権を有する、少なくともメッセージをやり取りするメッセージングサービスを、前記活動に連携させ、
前記要求元の参加者がアクセス権を有する連携済みのメッセージングサービスに送信された第2ファイルを、前記第1ファイルと共に、前記ディスプレイに一覧表示させる、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、更に、
前記要求元の参加者がアクセス権を有する連携済みのメッセージングサービスに送信されたメッセージを、前記第1ファイルと共に、前記ディスプレイに一覧表示させる、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、更に、
前記ディスプレイにおいて、連携済みのメッセージングサービスに送信されたメッセージが表示される表示領域に表示されているメッセージに対して、前記要求元の参加者がアクセス権を有する、連携済みの記憶領域とは異なる記憶領域に記憶されている第3ファイルが関連付けられた場合、前記第3ファイルが関連付けられたメッセージに対してアクセス権を有する他の参加者に対して、前記第3ファイルに対するアクセス権を付与する、
請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、更に、
前記要求元の参加者がアクセス権を有する、連携済みの記憶領域とは異なる記憶領域に記憶されている第3ファイルを、前記第1ファイルと区別して前記ディスプレイに一覧表示させる、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、
前記ディスプレイにおいて、前記第2ファイルが、連携済みのメッセージングサービスに送信されたファイルであることが識別できるように、前記第2ファイルを前記第1ファイルと同じ表示領域に一覧表示する、
請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、更に、
前記要求元の参加者がアクセス権を有していない連携済みの記憶領域に記憶されている第4ファイルの存在を示唆する情報を、前記ディスプレイに表示させる、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、更に、
前記要求元の参加者の要求に応じて、前記第4ファイルへのアクセス権を前記要求元の参加者に付与する、
請求項8に記載の情報処理装置。 - コンピュータが、
特定の目的毎にユーザによって設定される各活動に対して、その活動の複数の参加者を対応付け、
少なくとも1人の参加者がアクセス権を有する、複数のサービス提供者によって提供されるファイル管理サービスの記憶領域を、前記活動に連携させ、
各参加者から前記活動へのアクセスの要求に応じて、その要求元の参加者がアクセス権を有する連携済みの記憶領域に記憶されている第1ファイルを、前記要求元の参加者のディスプレイに表示させる、
ように動作させるためのプログラム。
Priority Applications (4)
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