JP2022145539A - 基板処理装置、及び基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022145539000001
【課題】パーティクルの含有量が少ない処理液を処理ユニットに供給できる基板処理装置及び基板処理方法を提供する。
【解決手段】基板処理装置100は、処理ユニットと、貯留部31と、処理液配管32と、ポンプ34と、フィルター35と、第1流量部36と、第1返送管51と、第1調整バルブ52と、第2返送管41と、分岐供給管16と、第2流量部42と、制御部とを備える。第1流量部36は、処理液配管32に配置され、処理液配管32を流れる処理液の流量又は圧力を測定する。第1調整バルブ52は、第1返送管51に配置され、第1返送管51を流れる処理液の流量を調整する。制御部は、第1流量部36で測定された処理液の流量又は圧力に基づいて、第1調整バルブ52の開度を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板処理装置、及び基板処理方法に関する。
半導体装置又は液晶表示装置等の製造工程では、半導体ウエハ又は液晶表示装置用ガラス基板等の基板を処理する基板処理装置が用いられる。基板を一枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置が開示されている。このような基板処理装置は、処理ユニットと、処理ユニットに対して供給される処理液を貯留する処理液タンクと、処理液タンク内の処理液を循環させる循環配管と、処理液タンク内の処理液を循環配管に送るポンプと、循環配管を流れる処理液を濾過するフィルターとを備える(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2013-175552号公報 特開2007-266211号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の基板処理装置では、処理液中の複数のパーティクルがフィルターによって充分に除去されていないことがあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、パーティクルの含有量が少ない処理液を処理ユニットに供給できる基板処理装置及び基板処理方法を提供することにある。
本発明に係る基板処理装置は、処理ユニットと、貯留部と、処理液配管と、ポンプと、フィルターと、第1流量部と、第1返送管と、第1調整バルブと、第2返送管と、分岐供給管と、第2流量部と、制御部とを備える。前記処理ユニットは、基板を処理液で処理する。前記貯留部は、前記処理液を貯留する。前記処理液配管は、前記貯留部に接続され、前記処理液が流れる。前記ポンプは、前記処理液配管に配置され、前記貯留部から前記処理ユニットに前記処理液を供給する。前記フィルターは、前記処理液配管に配置され、前記処理液中のパーティクルを捕捉する。前記第1流量部は、前記処理液配管に配置され、前記処理液配管を流れる前記処理液の流量又は圧力を測定する。前記第1返送管は、前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部へ前記処理液を返送する。前記第1調整バルブは、前記第1返送管に配置され、前記第1返送管を流れる前記処理液の流量を調整する。前記第2返送管は、前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部に前記処理液を返送する。前記分岐供給管は、前記第2返送管から分岐し、前記処理ユニットへ前記処理液を供給する。前記第2流量部は、前記第2返送管を流れる前記処理液の流量を測定する。前記制御部は、前記第1流量部で測定された前記処理液の前記流量又は前記圧力に基づいて、前記第1調整バルブの開度を制御する。
本発明に係る基板処理装置は、処理ユニットと、貯留部と、処理液配管と、ポンプと、フィルターと、第1流量計と、第1返送管と、第1調整バルブと、第2返送管と、分岐供給管と、第2流量計と、制御部とを備える。前記処理ユニットは、基板を処理液で処理する。前記貯留部は、前記処理液を貯留する。前記処理液配管は、前記貯留部に接続され、前記処理液が流れる。前記ポンプは、前記処理液配管に配置され、前記貯留部から前記処理ユニットに前記処理液を供給する。前記フィルターは、前記処理液配管に配置され、前記処理液中のパーティクルを捕捉する。前記第1流量計は、前記処理液配管に配置され、前記処理液配管を流れる前記処理液の流量を測定する。前記第1返送管は、前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部へ前記処理液を返送する。前記第1調整バルブは、前記第1返送管に配置され、前記第1返送管を流れる前記処理液の流量を調整する。前記第2返送管は、前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部に前記処理液を返送する。前記分岐供給管は、前記第2返送管から分岐し、前記処理ユニットへ前記処理液を供給する。前記第2流量計は、前記第2返送管に配置され、前記分岐供給管より上流側に位置し、前記分岐供給管を流れる前記処理液の流量を測定する。前記制御部は、前記第1流量計で測定された前記処理液の流量に基づいて、前記第1調整バルブの開度を制御する。
ある実施形態において、前記第2流量部は、前記第2返送管に配置され、前記分岐供給管より下流側に位置し、前記第2返送管を流れる前記処理液の圧力を測定する。
ある実施形態において、前記制御部は、前記処理液配管を流れる前記処理液の流量が所定流量になるように、前記第1調整バルブの開度を制御する。
ある実施形態において、前記基板処理装置は、前記処理液配管に配置された温調器を更に備える。前記温調器は、前記処理液配管を流れる前記処理液の温度を調整する。
ある実施形態において、前記基板処理装置は、前記第2返送管に配置され、前記第2返送管を流れる前記処理液の流量を調整する第2調整バルブを更に備える。前記制御部は、前記第1調整バルブの開度及び前記第2調整バルブの開度を制御する。
ある実施形態において、前記基板処理装置は、前記処理液配管に配置され、前記処理液配管を流れる前記処理液の温度を測定する温度計を更に備え、前記制御部は、前記温度計で測定された前記処理液の温度に基づいて、前記第2調整バルブの開度を制御する。
ある実施形態において、前記処理ユニットは、前記分岐供給管の下流端に配置されたノズルと、前記分岐供給管からの前記ノズルに対する前記処理液の供給と供給停止とを切替える切替部と、前記分岐供給管から分岐し、前記第2調整バルブより下流側で前記第2返送管に接続される第3返送管とを有する。
本発明に係る基板処理方法は、基板を処理液で処理する処理ユニットと、前記処理液を貯留する貯留部と、前記貯留部に接続され、前記処理液が流れる処理液配管と、前記処理液配管に配置されるポンプと、前記処理液配管に配置されるフィルターと、前記処理液配管に配置される第1流量部と、前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部へ前記処理液を返送する第1返送管と、前記第1返送管に配置され、前記第1返送管を流れる前記処理液の流量を調整する第1調整バルブと、前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部に前記処理液を返送する第2返送管と、前記第2返送管から分岐し、前記処理ユニットへ前記処理液を供給する分岐供給管と、前記第2返送管に配置される第2流量部とを備える基板処理装置の基板処理方法である。前記基板処理方法は、前記貯留部から前記処理液配管に前記処理液を供給する工程と、前記処理液中のパーティクルを捕捉する工程と、前記処理液配管を流れる前記処理液の流量又は圧力を測定する工程と、前記第2返送管を流れる前記処理液の流量又は圧力を測定する工程と、前記第1流量部で測定された前記処理液の流量又は圧力に基づいて、前記第1調整バルブの開度を制御する工程とを含む。
本発明に係る基板処理装置、及び基板処理方法よれば、パーティクルの含有量が少ない処理液を処理ユニットに供給できる。
本発明の実施形態1に係る基板処理装置の模式図である。 実施形態1に係る基板処理装置が備える処理タワーの模式図である。 実施形態1に係る基板処理装置を示すブロック図である。 実施形態1に係る基板処理装置の模式図である。 実施形態1の基板処理装置が備える制御部による処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る基板処理装置が備える処理タワーの模式図である。 本発明の実施形態3に係る基板処理装置が備える処理タワーの模式図である。 本発明の実施形態4に係る基板処理装置の模式図である。 実施形態4に係る基板処理装置が備える処理タワーの模式図である。 実施形態4に係る基板処理装置を示すブロック図である。
以下、図面(図1~図10)を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されない。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。また、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
本発明に係る基板処理装置及び基板処理方法が処理の対象とする「基板」には、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、及び光磁気ディスク用基板等の各種基板を適用可能である。以下では主として、円板状の半導体ウエハを処理の対象とする基板処理装置及び基板処理方法を例に本実施形態を説明するが、本発明に係る基板処理装置及び基板処理方法は、上記した半導体ウエハ以外の各種基板に対しても同様に適用可能である。また、基板の形状についても、円板状に限定されず、本発明に係る基板処理装置及び基板処理方法は、各種形状の基板に対して適用可能である。
また、本実施形態において、「処理液」は、エッチング液と、リンス液と、SC1と、SC2とを含む。エッチング液は、基板Wをエッチングする。エッチング液は、例えば、フッ硝酸(フッ酸(HF)と硝酸(HNO3)との混合液)、フッ酸、バファードフッ酸(BHF)、フッ化アンモニウム、HFEG(フッ酸とエチレングリコールとの混合液)、硫酸(H2SO4)又は、燐酸(H3PO4)である。リンス液は、基板Wをリンスする。具体的には、リンス液は、基板W上に残存するエッチング液を洗い流すために使用される。リンス液は、例えば、脱イオン水、炭酸水、電解イオン水、水素水、オゾン水、希釈濃度(例えば、10ppm~100ppm程度)の塩酸水、又は、有機溶剤である。有機溶剤は、例えばIPA(イソプロピルアルコール)又は硫酸である。SC1とSC2との各々は、基板Wを洗浄する。SC1は、例えば、NH4OHとH22とを含む混合液である。処理液は、特に限定されないが、以下、実施形態1~3では、処理液がIPAである場合について説明する。
[実施形態1]
以下、図1~図5を参照して本発明の実施形態1を説明する。まず、図1及び図2を参照して実施形態1の基板処理装置100を説明する。図1は、実施形態1の基板処理装置100の模式図である。詳しくは、図1は、基板処理装置100の模式的な断面図である。基板処理装置100は、基板Wを処理する。より具体的には、基板処理装置100は、枚葉式の装置である。
図1に示すように、基板処理装置100は、複数の処理タワー10と、複数の分岐供給管16と、複数の外循環配管41と、流体キャビネット30と、プラットフォーム20とを備える。複数の外循環配管41の各々は、「第2返送管」の一例である。
流体キャビネット30は、処理液タンク31を含む。処理液タンク31は、「貯留部」の一例である。処理液タンク31は、処理液を貯留する。
複数の外循環配管41の各々は、流体キャビネット30から供給された処理液を処理液タンク31へ返送する。複数の外循環配管41の各々は、処理液が流れる流通路を有する管状部材である。具体的には、複数の外循環配管41の各々の上流端は、流体キャビネット30に連結されている。複数の外循環配管41の各々の下流端は、処理液タンク31に接続されている。
具体的には、複数の外循環配管41は、例えば、第1外循環配管41Aと、第2外循環配管41Bと、第3外循環配管41Cとを含む。換言すれば、実施形態1に係る基板処理装置100では、3本の外循環配管41を備える。
複数の処理タワー10は、例えば、第1処理タワー10Aと、第2処理タワー10Bと、第3処理タワー10Cとを含む。換言すれば、実施形態1に係る基板処理装置100では、3個の処理タワー10を備える。複数の処理タワー10は、互いに同様の構成を有する。
複数の分岐供給管16は、例えば、第1分岐供給管16Aと、第2分岐供給管16Bと、第3分岐供給管16Cとを含む。第1分岐供給管16Aは、第1外循環配管41Aから分岐し、第1処理タワー10Aに処理液を供給する。第2分岐供給管16Bは、第2外循環配管41Bから分岐し、第2処理タワー10Bに処理液を供給する。第3分岐供給管16Cは、第3外循環配管41Cから分岐し、第3処理タワー10Cに処理液を供給する。
続けて図2を参照して、第1処理タワー10Aについて説明する。図2は、実施形態1の基板処理装置100が備える処理タワー10の模式図である。詳しくは、図2は、処理タワー10の模式的な断面図である。図2に示すように、第1処理タワー10Aは、複数の処理ユニット11を備える。
複数の処理ユニット11の各々は、処理液を基板Wに供給して、基板Wを処理する。複数の処理ユニット11の各々は、基板Wを一枚ずつ処理する枚葉式の処理ユニット11である。
具体的には、第1処理タワー10Aは、上下に積層された複数の処理ユニット11を含む。複数の処理ユニット11は、例えば、第1処理ユニット11Aと、第2処理ユニット11Bと、第3処理ユニット11Cとを含む。換言すれば、実施形態1に係る処理ユニット11は、3個の処理ユニット11を備える。
第1分岐供給管16Aは、例えば、第1供給管16AAと、第2供給管16ABと、第3供給管16ACとを含む。第1分岐供給管16Aの各々は、処理液が流れる流通路を有する管状部材である。
第1供給管16AAは、第1外循環配管41Aから第1処理ユニット11Aに処理液を供給する。第2供給管16ABは、第1外循環配管41Aから第2処理ユニット11Bに処理液を供給する。第3供給管16ACは、第1外循環配管41Aから第3処理ユニット11Cに処理液を供給する。複数の処理ユニット11は、互いに同様の構成を有する。以下、第1処理ユニット11Aについて説明する。
第1処理ユニット11Aは、チャンバー12と、スピンチャック13と、ノズル14と、開閉バルブ15とを備える。チャンバー12は略箱形状を有する。チャンバー12は、基板W、スピンチャック13及びノズル14を収容する。スピンチャック13は、基板Wを水平な姿勢で保持しながら、基板Wの中央部を通る鉛直な回転軸線の周りに回転させる。
ノズル14は、第1供給管16AAの下流端に接続されている。ノズル14は、基板Wの上方に配置されている。その結果、ノズル14は、基板Wの上方から、基板Wに向けて処理液を吐出する。
開閉バルブ15は、第1供給管16AAを開閉する。つまり、開閉バルブ15は、第1外循環配管41Aからのノズル14に対する処理液の供給と供給停止とを切り替える。開閉バルブ15は、例えば、電力で開閉が制御されるモータニードルバルブである。
続けて流体キャビネット30について詳細に説明する。具体的には、流体キャビネット30は、処理液配管32と、第1返送管51とを更に含む。
処理液配管32は、処理液タンク31に接続される。具体的には、処理液配管32の上流端は、処理液タンク31に接続されている。処理液配管32は、処理液が流れる流通路を有する管状部材である。なお、処理液の流通方向に対して垂直な面における処理液配管32の流通路の断面積は、合計断面積より大きい。合計断面積は、第1外循環配管41Aの流通路の断面積と、第2外循環配管41Bの流通路の断面積と、第3外循環配管41Cの流通路の断面積とを合計した面積を示す。
流体キャビネット30は、ポンプ34と、フィルター35と、第1流量計36と、ヒータ37とを更に含む。第1流量計36は、「第1流量部」の一例である。ヒータ37は、「温調器」の一例である。第1流量計36とポンプ34とヒータ37とフィルター35とは、この順番に処理液配管32の上流から下流に向かって、処理液配管32に配置される。
第1流量計36は、処理液配管32を流れる処理液の流量を測定する。「流量」は、例えば、単位時間当たりに単位面積を通過する処理液の流量を示す。
ポンプ34は、処理液タンク31から処理液配管32に処理液を供給する。ポンプ34は、例えばベローズポンプである。ポンプ34の材料は、例えば合成樹脂である。例えば、ポンプ34内を高温のIPA(処理液)が流れると、ベローズポンプ等を構成する合成樹脂が溶出し、複数のパーティクルが発生することがある。よって、複数のパーティクルが含有されたIPA(処理液)が流れることがある。
ヒータ37は、処理液配管32を流れる処理液の温度を調整する。具体的には、ヒータ37は、処理液配管32を流れる処理液を加熱する。
フィルター35は、処理液中の複数のパーティクルを捕捉する。具体的には、フィルター35は、複数の孔が形成されている。複数の孔の各々は、処理液の流通方向に貫通する。詳細には、処理液が、フィルター35の上流側から下流側に向かって流れ、複数の孔を通過する。フィルター35の上流側を流れる処理液に含まれる複数のパーティクルは、複数の孔を通過する際に、複数の孔を区画する壁面によって吸着される。その結果、処理液中から複数のパーティクルが除去される。
フィルター35は、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)親水膜をろ過膜として含む。PTFE親水膜は、PTFE製の基材の表面を親水化した膜である。フィルター35として用いるPTFE親水膜のポア径は、例えば、7nm(所定径)よりも小さい。例えば、7nm(所定径)以上のパーティクルがポア径を通過不可になり、フィルター35の捕捉能力に応じて7nm(所定径)未満のパーティクルは壁面に吸着されて、処理液中から複数のパーティクルが除去される。なお、フィルター35の捕捉能力は、例えば、フィルター35を通過する処理液の種類(例えばIPAに対する合成樹脂の溶解度等)、フィルター35を通過する処理液の流量(パーティクルに作用する流速)、又は、フィルター35を通過する処理液の温度によって変動する。
処理液配管32の下流端は、複数の外循環配管41に接続されている。その結果、複数の外循環配管41の各々には、パーティクルが除去され、加熱された処理液が流れる。換言すれば、複数の処理タワー10に、パーティクルが除去され、加熱された処理液を供給する。
流体キャビネット30は、第1返送管51と、第1調整バルブ52とを更に含む。第1返送管51は、処理液タンク31から供給された処理液を処理液タンク31へ返送する。具体的には、第1返送管51の上流端は、処理液配管32の下流端に接続されている。第1返送管51の下流端は、処理液タンク31に接続されている。第1返送管51は、処理液が流れる流通路を有する管状部材である。なお、処理液の流通方向に対して垂直な面における第1返送管51の流通路の断面積は、合計断面積より大きい。合計断面積は、第1外循環配管41Aの流通路の断面積と、第2外循環配管41Bの流通路の断面積と、第3外循環配管41Cの流通路の断面積とを合計した面積を示す。
詳細には、第1返送管51の流通路の断面積は、複数の外循環配管41の各々の流通路の断面積より大きい。また、第1返送管51には、複数の外循環配管41と異なり、処理タワー10が接続されていない。また、第1返送管51は、複数の外循環配管41と異なり、流体キャビネット30内に配置される。
第1調整バルブ52は、第1返送管51に配置される。第1調整バルブ52は、第1返送管51を流れる処理液の流量を調整する。第1調整バルブ52は、開度を調節して、第1返送管51を流れる処理液の流量を調整する。第1調整バルブ52は、例えば、空気圧で開度が制御されるリリーフバルブである。空気圧で開度を制御できるため、制御部等は、第1調整バルブ52を応答性よく制御できる。
再び図1に示すように、流体キャビネット30は、複数の外循環流量計42を更に含む。複数の外循環流量計42の各々は、「第2流量部」の一例である。複数の外循環流量計42は、例えば、第1外循環流量計42Aと、第2外循環流量計42Bと、第3外循環流量計42Cとを含む。
第1外循環流量計42Aは、第1外循環配管41Aに配置されている。具体的には、第1外循環流量計42Aは、第1分岐供給管16Aより上流側に配置されている。第1外循環流量計42Aは、第1外循環配管41Aを流れる処理液の流量を測定する。
第2外循環流量計42Bは、第2外循環配管41Bに配置されている。具体的には、第2外循環流量計42Bは、第2分岐供給管16Bより上流側に配置されている。第2外循環流量計42Bは、第2外循環配管41Bを流れる処理液の流量を測定する。
第3外循環流量計42Cは、第3外循環配管41Cに配置されている。具体的には、第3外循環流量計42Cは、第3分岐供給管16Cより上流側に配置されている。第3外循環流量計42Cは、第3外循環配管41Cを流れる処理液の流量を測定する。
また、基板処理装置100は、複数の外循環調整バルブ43を更に含む。複数の外循環調整バルブ43の各々は、「第2調整バルブ」の一例である。複数の外循環調整バルブ43は、プラットフォーム20に配置されている。換言すれば、複数の外循環調整バルブ43は、流体キャビネット30外に配置されている。複数の外循環調整バルブ43は、例えば、第1外循環調整バルブ43Aと、第2外循環調整バルブ43Bと、第3外循環調整バルブ43Cとを含む。
第1外循環調整バルブ43Aは、第1外循環配管41Aに配置されている。具体的には、第1外循環調整バルブ43Aは、第1分岐供給管16Aより下流側に配置されている。第1外循環調整バルブ43Aは、第1外循環配管41Aを流れる処理液の流量を調整する。第1外循環調整バルブ43Aは、開度を調節して、第1外循環配管41Aを流れる処理液の流量を調整する。第1外循環調整バルブ43Aは、例えば、空気圧で開度が制御されるリリーフバルブである。
第2外循環調整バルブ43Bは、第2外循環配管41Bに配置されている。具体的には、第2外循環調整バルブ43Bは、第2分岐供給管16Bより下流側に配置されている。第2外循環調整バルブ43Bは、第2外循環配管41Bを流れる処理液の流量を調整する。第2外循環調整バルブ43Bは、開度を調節して、第2外循環配管41Bを流れる処理液の流量を調整する。第2外循環調整バルブ43Bは、例えば、空気圧で開度が制御されるリリーフバルブである。
第3外循環調整バルブ43Cは、第3外循環配管41Cに配置されている。具体的には、第3外循環調整バルブ43Cは、第3分岐供給管16Cより下流側に配置されている。第3外循環調整バルブ43Cは、第3外循環配管41Cを流れる処理液の流量を調整する。第3外循環調整バルブ43Cは、開度を調節して、第3外循環配管41Cを流れる処理液の流量を調整する。第3外循環調整バルブ43Cは、例えば、空気圧で開度が制御されるリリーフバルブである。
続いて図3を参照して、制御装置60について説明する。図3は、基板処理装置100を示すブロック図である。図3に示すように、制御装置60は、基板処理装置100の各部の動作を制御する。具体的には、制御装置60は、制御部61と、記憶部62とを含む。
制御部61は、プロセッサーを有する。制御部61は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、又は、MPU(Micro Processing Unit)を有する。或いは、制御部61は、汎用演算機を有してもよい。
記憶部62は、データ及びコンピュータプログラムを記憶する。データは、レシピデータを含む。レシピデータは、複数のレシピを示す情報を含む。複数のレシピの各々は、基板Wの処理内容及び処理手順を規定する。
記憶部62は、主記憶装置を有する。主記憶装置は、例えば、半導体メモリである。記憶部62は、補助記憶装置を更に有してもよい。補助記憶装置は、例えば、半導体メモリ及びハードディスクドライブの少なくも一方を含む。記憶部62はリムーバブルメディアを含んでいてもよい。
制御部61は、記憶部62に記憶されているコンピュータプログラム及びデータに基づいて、基板処理装置100の各部の動作を制御する。例えば、制御装置60は、第1調整バルブ52と、第1外循環調整バルブ43Aと、第2外循環調整バルブ43Bと、第3外循環調整バルブ43Cとを制御する。また、制御装置60は、第1流量計36と、第1外循環流量計42Aと、第2外循環流量計42Bと、第3外循環流量計42Cとの各々から測定結果を取得する。
ここで、図1及び図3を参照して、基板処理装置100が基板Wを処理する「第1状態」について説明する。「第1状態」は、第1処理タワー10Aと第2処理タワー10Bと第3処理タワー10Cとの全てで、基板Wを処理する状態を示す。
具体的には、制御部61は、第1外循環配管41Aに流量RAの処理液が流れるように、第1外循環流量計42Aで測定された処理液の流量に基づいて第1外循環調整バルブ43Aを制御する。また、第2外循環配管41Bに流量RBの処理液が流れるように、第2外循環流量計42Bで測定された処理液の流量に基づいて第2外循環調整バルブ43Bを制御する。更に、第3外循環配管41Cに流量RCの処理液が流れるように、第3外循環流量計42Cで測定された処理液の流量に基づいて第3外循環調整バルブ43Cを制御する。
また、制御部61は、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるように、第1流量計36で測定された処理液の流量に基づいて第1調整バルブ52を制御する。所定流量RTは、任意の流量であり、例えばフィルター35の捕捉能力に応じて予め設定されている。その結果、所定流量RTの処理液が、ヒータ37とフィルター35とをこの順番に通過する。そして、第1返送管51に流量RDの処理液が流れる。流量RDの処理液は、所定流量RTの処理液から、流量RAの処理液と流量RBの処理液と流量RCの処理液とが除かれた流量の処理液である。
続けて図4を参照して、基板処理装置100が基板Wを処理する「第2状態」について説明する。図4は、実施形態1に係る基板処理装置の模式図である。なお、図4は、基板処理装置100が「第2状態」を実行している状態を示す図である。また、開いているバルブを白色で示し、閉じているバルブを黒色で示している。「第2状態」は、第1処理タワー10Aと第2処理タワー10Bと第3処理タワー10Cとの内のいずれかの処理タワー10でメンテナンスする状態を示す。「第2状態」では、例えば、第1処理タワー10Aと第2処理タワー10Bとで、基板Wを処理し、第3処理タワー10Cをメンテナンスする。なお、複数の処理タワー10を同時にメンテナンスしてもよい。
具体的には、メンテナンス作業者等は、第3処理タワー10Cに含まれる全ての開閉バルブ15を閉じる。そして、制御部61は、第1外循環配管41Aに流量RAの処理液が流れるように、第1外循環流量計42Aで測定された処理液の流量に基づいて第1外循環調整バルブ43Aを制御する。また、第2外循環配管41Bに流量RBの処理液が流れるように、第2外循環流量計42Bで測定された処理液の流量に基づいて第2外循環調整バルブ43Bを制御する。更に、第3外循環配管41Cに処理液が流れないように、第3外循環流量計42Cで測定された処理液の流量に基づいて第3外循環調整バルブ43Cを制御する。
また、制御部61は、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるように、第1流量計36で測定された処理液の流量に基づいて第1調整バルブ52を制御する。その結果、所定流量RTの処理液が、ヒータ37とフィルター35とをこの順番に通過する。そして、第1返送管51に流量(RD+RC)の処理液が流れる。流量(RD+RC)の処理液は、所定流量RTの処理液から、流量RAの処理液と流量RBの処理液とが除かれた流量の処理液である。
以上、図1から図4に示すように、本発明の実施形態1について説明した。実施形態1によれば、制御部61は、第1流量計36で測定された処理液の流量に基づいて、第1調整バルブ52を制御する。その結果、処理液配管32を流れる処理液の流量が調整されるため、フィルター35は、処理液中の複数のパーティクルを、効率よく捕捉できる。よって、パーティクルの含有量が少ない処理液を処理タワー10に供給できる。
また、制御部61は、処理液配管32を流れる処理液の流量が所定流量RTになるように、第1調整バルブ52の開度を制御する。その結果、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるため、フィルター35は、所定の捕捉能力を発揮する。よって、パーティクルの含有量が、より少ない処理液を処理タワー10に供給できる。
そして、制御部61は、第1調整バルブ52の開度及び外循環調整バルブ43の開度を制御する。その結果、「第1状態」でも「第2状態」でも、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるため、フィルター35は、所定の捕捉能力を発揮する。よって、第3処理タワー10Cをメンテナンスしつつ、パーティクルの含有量が、より少ない処理液を第1処理タワー10Aと第2処理タワー10Bとに供給できる。
更に、ヒータ37は、処理液配管32を流れる処理液の温度を調整する。その結果、「第1状態」でも「第2状態」でも、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるため、ヒータ37は、処理液の温度を一定温度に調整できる。よって、一定温度の処理液を処理タワー10に供給できる。
続いて図5を参照して、実施形態1の基板処理方法を説明する。実施形態1の基板処理方法は、図1~図4を参照して説明した基板処理装置100によって実行される。図5は、実施形態1の基板処理装置100が備える制御部61による処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、制御部61は、第1外循環配管41Aに流量RAの処理液が流れるように、第1外循環流量計42Aで測定された処理液の流量に基づいて第1外循環調整バルブ43Aを制御する。また、第2外循環配管41Bに流量RBの処理液が流れるように、第2外循環流量計42Bで測定された処理液の流量に基づいて第2外循環調整バルブ43Bを制御する。更に、第3外循環配管41Cに流量RCの処理液が流れるように、第3外循環流量計42Cで測定された処理液の流量に基づいて第3外循環調整バルブ43Cを制御する。また、制御部61は、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるように、第1流量計36で測定された処理液の流量に基づいて第1調整バルブ52を制御する(ステップS101)。
制御部61は、第1流量計36で測定された処理液の流量が所定流量RTであるか否かを判定する(ステップS102)。第1流量計36で測定された処理液の流量が所定流量RTであると制御部61判定した場合(ステップS102のYes)、ステップS102に戻る。
一方、第1流量計36で測定された処理液の流量が所定流量RTでないと制御部61が判定した場合(ステップS102のNo)、制御部61は、第1流量計36で測定された処理液の流量が所定流量RTとなるように、第1調整バルブ52を制御する(ステップS103)。処理が終了すると、ステップS102に戻る。
[実施形態2]
図6を参照して本発明の実施形態2について説明する。図6は、実施形態2に係る基板処理装置100の模式図である。なお、図6は、基板処理装置100が「第3状態」を実行している状態を示す図である。「第3状態」は、第1処理タワー10Aと第2処理タワー10Bと第3処理タワー10Cとの全てで、基板Wを処理し、少なくとも1個の処理ユニット11をメンテナンスする状態を示す。但し、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と同じ事項についての説明は割愛する。
「第3状態」では、例えば、第1処理タワー10Aと第2処理タワー10Bと第3処理タワー10Cとの全てで、基板Wを処理し、第1処理タワー10Aの内の1個の処理ユニット11Aをメンテナンスする。具体的には、メンテナンス作業者等は、第1供給管16AAに配置された開閉バルブ15を閉じる。そして、制御部61は、第1外循環配管41Aに流量(RA-Ra)の処理液が流れるように、第1外循環流量計42Aで測定された処理液の流量に基づいて第1外循環調整バルブ43Aを制御する。また、第2外循環配管41Bに流量RBの処理液が流れるように、第2外循環流量計42Bで測定された処理液の流量に基づいて第2外循環調整バルブ43Bを制御する。更に、第3外循環配管41Cに流量RCの処理液が流れるように、第3外循環流量計42Cで測定された処理液の流量に基づいて第3外循環調整バルブ43Cを制御する。
また、制御部61は、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるように、第1流量計36で測定された処理液の流量に基づいて第1調整バルブ52を制御する。その結果、所定流量RTの処理液が、ヒータ37とフィルター35とをこの順番に通過する。そして、第1返送管51に流量(RD+Ra)の処理液が流れる。流量(RD+Ra)の処理液は、所定流量RTの処理液から、流量(RA-Ra)の処理液と流量RBの処理液と流量RCの処理液とが除かれた流量の処理液である。
以上、図6に示すように、本発明の実施形態2について説明した。実施形態2によれば、制御部61は、第1流量計36で測定された処理液の流量に基づいて、第1調整バルブ52を制御する。その結果、「第1状態」でも「第3状態」でも、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるため、フィルター35は、所定の捕捉能力を発揮する。よって、処理ユニット11をメンテナンスしつつ、パーティクルの含有量が、より少ない処理液を他の処理ユニット11に供給できる。
[実施形態3]
図7を参照して本発明の実施形態3について説明する。図7は、実施形態3に係る基板処理装置100の模式図である。なお、図7は、基板処理装置100が「第3状態」を実行している状態を示す図である。但し、実施形態2と異なる事項を説明し、実施形態2と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態3は、第3返送管18を備える点で実施形態2と異なる。
図7に示すように、複数の処理ユニット11の各々は、開閉バルブ19と、第3返送管18とを有する。開閉バルブ19は、「切替部」の一例である。開閉バルブ19は、分岐供給管16からのノズル14に対する処理液の供給と供給停止とを切替える。開閉バルブ19は、例えば、電力で開閉が制御されるモータニードルバルブである。
第3返送管18は、分岐供給管16Aから分岐する。第3返送管18は、外循環調整バルブ43より下流側で外循環配管41に接続される。第3返送管18は、処理液が流れる流通路を有する管状部材である。開閉バルブ19が閉じたときに、第3返送管18に処理液が流れる。その結果、加熱された処理液を第3返送管18に循環させることにより、ノズル14の温度を維持することができる。
具体的には、メンテナンス作業者等は、第1供給管16AAに接続されたノズル14の開閉バルブ19を閉じる。そして、制御部61は、第1外循環配管41Aに流量(RA-Raa)の処理液が流れるように、第1外循環流量計42Aで測定された処理液の流量に基づいて第1外循環調整バルブ43Aを制御する。また、第2外循環配管41Bに流量RBの処理液が流れるように、第2外循環流量計42Bで測定された処理液の流量に基づいて第2外循環調整バルブ43Bを制御する。更に、第3外循環配管41Cに流量RCの処理液が流れるように、第3外循環流量計42Cで測定された処理液の流量に基づいて第3外循環調整バルブ43Cを制御する。
また、制御部61は、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるように、第1流量計36で測定された処理液の流量に基づいて第1調整バルブ52を制御する。その結果、所定流量RTの処理液が、ヒータ37とフィルター35とをこの順番に通過する。そして、第1返送管51に流量(RD+Raa)の処理液が流れる。流量(RD+Raa)の処理液は、所定流量RTの処理液から、流量(RA-Raa)の処理液と流量RBの処理液と流量RCの処理液とが除かれた流量の処理液である。
以上、図7に示すように、本発明の実施形態3について説明した。実施形態3によれば、制御部61は、第1流量計36で測定された処理液の流量に基づいて、第1調整バルブ52を制御する。「第1状態」でも「第3状態」でも、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるため、フィルター35は、所定の捕捉能力を発揮する。よって、処理ユニット11をメンテナンスしつつ、パーティクルの含有量が、より少ない処理液を他の処理ユニット11に供給できる。
[実施形態4]
図8及び図9を参照して本発明の実施形態4について説明する。図8は、実施形態4に係る基板処理装置1100の模式図である。図9は、実施形態4の基板処理装置1100が備える処理タワー1010の模式図である。但し、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と同じ事項についての説明は割愛する。
実施形態4では、処理液が硫酸である場合について説明する。図8及び図9に示すように、処理液タンク31は、処理液を貯留する。処理液は、例えば硫酸を含む。硫酸の粘度は、低温では高く、高温では低くなる。高粘度の液体は、流量計で精度よく測定することが困難となる可能性がある。
実施形態4は、複数の外循環流量計42に代えて、複数の外循環圧力計1042を備える点で実施形態1と異なる。具体的には、プラットフォーム20は、複数の外循環圧力計1042を更に含む。複数の外循環圧力計1042の各々は、「第2流量部」の一例である。複数の外循環圧力計1042は、例えば、第1外循環圧力計1042Aと、第2外循環圧力計1042Bと、第3外循環圧力計1042Cとを含む。
第1外循環圧力計1042Aは、第1外循環配管41Aに配置されている。具体的には、第1外循環圧力計1042Aは、第1分岐供給管16Aより下流側に配置されている。第1外循環圧力計1042Aは、第1外循環調整バルブ43Aより上流側に配置されている。第1外循環圧力計1042Aは、第1外循環配管41Aを流れる処理液の圧力を測定する。
第2外循環圧力計1042Bは、第2外循環配管41Bに配置されている。具体的には、第2外循環圧力計1042Bは、第2分岐供給管16Bより下流側に配置されている。第2外循環圧力計1042Bは、第2外循環調整バルブ43Bより上流側に配置されている。第2外循環圧力計1042Bは、第2外循環配管41Bを流れる処理液の圧力を測定する。
第3外循環圧力計1042Cは、第3外循環配管41Cに配置されている。具体的には、第3外循環圧力計1042Cは、第3分岐供給管16Cより下流側に配置されている。第3外循環圧力計1042Cは、第3外循環調整バルブ43Cより上流側に配置されている。第3外循環圧力計1042Cは、第3外循環配管41Cを流れる処理液の圧力を測定する。
流体キャビネット1030は、ポンプ34と、フィルター35と、第1流量計36と、ヒータ37と、温度計1038とを更に含む。第1流量計36とポンプ34とヒータ37と温度計1038とフィルター35とは、この順番に処理液配管32の上流から下流に向かって、処理液配管32に配置される。
温度計1038は、処理液配管32を流れる処理液の温度を測定する。
続いて図10を参照して、制御装置1060について説明する。図4は、基板処理装置1100を示すブロック図である。図4に示すように、制御装置1060は、制御部61と、記憶部1062とを含む。
記憶部1062は、データ及びコンピュータプログラムを記憶する。データは、処理液配管32を流れる処理液の温度と、配管を流れる処理液の圧力と、配管を流れる処理液の流量との関係を示す第1データを含む。なお、データは、ポンプ34の回転数と配管を流れる処理液の流量との関係を把握してくことにより、処理液配管32を流れる処理液の温度と、配管を流れる処理液の圧力と、ポンプ34の回転数との関係を示す第2データであってもよい。
制御部61は、記憶部1062に記憶されているコンピュータプログラム及びデータに基づいて、基板処理装置100の各部の動作を制御する。例えば、制御装置1060は、第1流量計36と、第1外循環圧力計1042Aと、第2外循環圧力計1042Bと、第3外循環圧力計1042Cと、温度計1038との各々から測定結果を取得する。制御装置1060は、第1データに基づいて、第1調整バルブ52と、第1外循環調整バルブ43Aと、第2外循環調整バルブ43Bと、第3外循環調整バルブ43Cと、ポンプ34とを制御する。具体的には、制御装置1060は、第1調整バルブ52と、第1外循環調整バルブ43Aと、第2外循環調整バルブ43Bと、第3外循環調整バルブ43Cと、ポンプ34とをフィードバック制御する。
以上、図8から図10に示すように、本発明の実施形態4について説明した。実施形態4によれば、制御部61は、第1流量計36で測定された処理液の流量に基づいて、第1調整バルブ52を制御する。その結果、処理液配管32を流れる処理液の流量が調整されるため、フィルター35は、処理液中の複数のパーティクルを、効率よく捕捉できる。よって、パーティクルの含有量が少ない処理液を処理タワー10に供給できる。
また、実施形態4は、複数の外循環圧力計1042を備えるため、処理液が、高粘度の硫酸である場合でも、処理液配管32を流れる処理液の流量を精度よく調整できる。よって、パーティクルの含有量が少ない処理液を処理タワー10に供給できる。
以上、図面(図1~図10)を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
(1)例えば、「第2状態」では、第1処理タワー10Aと第2処理タワー10Bとで、基板Wを処理し、第3処理タワー10Cをメンテナンスしたが、特に限定されない。「第2状態」では、第1処理タワー10Aと第2処理タワー10Bと第3処理タワー10Cとで、メンテナンスとして、基板Wを処理する準備を実行してもよい。
具体的には、全ての開閉バルブ15を閉じる。そして、制御部61は、第1外循環配管41Aに処理液が流れないように、第1外循環流量計42Aで測定された処理液の流量に基づいて第1外循環調整バルブ43Aを制御する。また、第2外循環配管41Bに処理液が流れないように、第2外循環流量計42Bで測定された処理液の流量に基づいて第2外循環調整バルブ43Bを制御する。更に、第3外循環配管41Cに処理液が流れないように、第3外循環流量計42Cで測定された処理液の流量に基づいて第3外循環調整バルブ43Cを制御する。
また、制御部61は、処理液配管32に所定流量RTの処理液が流れるように、第1流量計36で測定された処理液の流量に基づいて第1調整バルブ52を制御する。その結果、所定流量RTの処理液が、ヒータ37とフィルター35とをこの順番に通過する。そして、第1返送管51に流量(RD+RA+RB+RC)の処理液が流れる。
(2)例えば、第1返送管51の下流端は、処理液タンク31に接続されたが、特に限定されない。第1返送管51の下流端は、外循環配管41の下流端に接続されてもよい。
(3)例えば、第1流量計36とポンプ34とヒータ37とフィルター35とは、この順番に処理液配管32の上流から下流に向かって、処理液配管32に配置されるが、特に限定されない。第1流量計36は、処理液配管32の任意の位置に配置されてもよい。
(4)例えば、外循環調整バルブ43は、分岐供給管16より下流側で外循環配管41に配置されたが、特に限定されない。外循環流量計42は、分岐供給管16より上流側で外循環配管41に配置されてもよい。
(5)例えば、メンテナンス作業者が、開閉バルブ15と開閉バルブ19とを操作したが、特に限定されない。制御装置60が、開閉バルブ15と開閉バルブ19とを制御してもよい。
(6)例えば、流体キャビネット30は、第1流量計36を含んだが、特に限定されない。流体キャビネット30は、第1流量計36の代わりに、第1圧力計を含んでもよい。
本発明は、基板を処理する分野に有用である。
16 :分岐供給管
31 :処理液タンク(貯留部)
32 :処理液配管
34 :ポンプ
35 :フィルター
36 :第1流量計
41 :外循環配管(第2返送管)
42 :外循環流量計(第2流量計)
51 :第1返送管
52 :第1調整バルブ
100 :基板処理装置

Claims (9)

  1. 基板を処理液で処理する処理ユニットと、
    前記処理液を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に接続され、前記処理液が流れる処理液配管と、
    前記処理液配管に配置され、前記貯留部から前記処理液配管に前記処理液を供給するポンプと、
    前記処理液配管に配置され、前記処理液中のパーティクルを捕捉するフィルターと、
    前記処理液配管に配置され、前記処理液配管を流れる前記処理液の流量又は圧力を測定する第1流量部と、
    前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部へ前記処理液を返送する第1返送管と、
    前記第1返送管に配置され、前記第1返送管を流れる前記処理液の流量を調整する第1調整バルブと、
    前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部に前記処理液を返送する第2返送管と、
    前記第2返送管から分岐し、前記処理ユニットへ前記処理液を供給する分岐供給管と、
    前記第2返送管を流れる前記処理液の流量又は圧力を測定する第2流量部と、
    前記第1流量部で測定された前記処理液の前記流量又は前記圧力に基づいて、前記第1調整バルブの開度を制御する制御部と
    を備える、基板処理装置。
  2. 基板を処理液で処理する処理ユニットと、
    前記処理液を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に接続され、前記処理液が流れる処理液配管と、
    前記処理液配管に配置され、前記貯留部から前記処理液配管に前記処理液を供給するポンプと、
    前記処理液配管に配置され、前記処理液中のパーティクルを捕捉するフィルターと、
    前記処理液配管に配置され、前記処理液配管を流れる前記処理液の流量を測定する第1流量計と、
    前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部へ前記処理液を返送する第1返送管と、
    前記第1返送管に配置され、前記第1返送管を流れる前記処理液の流量を調整する第1調整バルブと、
    前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部に前記処理液を返送する第2返送管と、
    前記第2返送管から分岐し、前記処理ユニットへ前記処理液を供給する分岐供給管と、
    前記第2返送管に配置され、前記分岐供給管より上流側に位置し、前記分岐供給管を流れる前記処理液の流量を測定する第2流量計と、
    前記第1流量計で測定された前記処理液の流量に基づいて、前記第1調整バルブの開度を制御する制御部と
    を備える、基板処理装置。
  3. 前記第2流量部は、前記第2返送管に配置され、前記分岐供給管より下流側に位置し、前記第2返送管を流れる前記処理液の圧力を測定する、請求項1に記載の基板処理装置。
  4. 前記制御部は、前記処理液配管を流れる前記処理液の流量が所定流量になるように、前記第1調整バルブの開度を制御する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  5. 前記処理液配管に配置された温調器を更に備え、
    前記温調器は、前記処理液配管を流れる前記処理液の温度を調整する、請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記第2返送管に配置され、前記第2返送管を流れる前記処理液の流量を調整する第2調整バルブを更に備え、
    前記制御部は、前記第1調整バルブの開度及び前記第2調整バルブの開度を制御する、請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記処理液配管に配置され、前記処理液配管を流れる前記処理液の温度を測定する温度計を更に備え、
    前記制御部は、前記温度計で測定された前記処理液の温度に基づいて、前記第2調整バルブの開度を制御する、請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記処理ユニットは、
    前記分岐供給管の下流端に配置されたノズルと、
    前記分岐供給管からの前記ノズルに対する前記処理液の供給と供給停止とを切替える切替部と、
    前記分岐供給管から分岐し、前記第2調整バルブより下流側で前記第2返送管に接続される第3返送管と
    を有する、請求項6又は請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 基板を処理液で処理する処理ユニットと、
    前記処理液を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に接続され、前記処理液が流れる処理液配管と、
    前記処理液配管に配置されるポンプと、
    前記処理液配管に配置されるフィルターと、
    前記処理液配管に配置される第1流量部と、
    前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部へ前記処理液を返送する第1返送管と、
    前記第1返送管に配置され、前記第1返送管を流れる前記処理液の流量を調整する第1調整バルブと、
    前記処理液配管の下流端に接続され、前記貯留部に前記処理液を返送する第2返送管と、
    前記第2返送管から分岐し、前記処理ユニットへ前記処理液を供給する分岐供給管と、
    前記第2返送管に配置される第2流量部と
    を備える基板処理装置の基板処理方法であって、
    前記貯留部から前記処理液配管に前記処理液を供給する工程と、
    前記処理液中のパーティクルを捕捉する工程と、
    前記処理液配管を流れる前記処理液の流量又は圧力を測定する工程と、
    前記第2返送管を流れる前記処理液の流量又は圧力を測定する工程と、
    前記第1流量部で測定された前記処理液の前記流量又は前記圧力に基づいて、前記第1調整バルブの開度を制御する工程と
    を含む、基板処理方法。
JP2022024167A 2021-03-19 2022-02-18 基板処理装置、及び基板処理方法 Pending JP2022145539A (ja)

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